JP2011066913A - 端末装置、ネットワークシステム、及びサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】
セルラーネットワークと無線LANとの双方に接続可能な携帯電話機等の端末装置において、現存の環境を利用して設備改良コストの増大を抑制しながら、端末装置の消費電力の増加も抑制することができる端末装置等を提供する。
【解決手段】
セルラーネットワーク100と、インターネット網200に接続された無線LANと、両者に接続可能な携帯電話機500とを含むネットワークシステムにおいて、管理装置251は、基地局ごとに、対応するセルが無線LANへのアクセス可能性を有するか否かを管理しており、データ配信装置230は、セルラーネットワーク100を介して、無線LANへのアクセス可能性を有するセル内に存在するとしてロケーションサーバ310に登録された端末装置に対して、データ配信がある旨のメッセージを送信し、当該メッセージを受信した端末装置は、無線LANへの接続を試みる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端末装置、ネットワークシステム、管理装置、及びデータ配信装置に関し、特に、セルラーネットワーク及び無線ローカルエリアネットワーク(LAN)の双方に接続することが可能な端末装置、当該端末装置が接続可能なネットワークシステム、及びサーバに関する。
近年、携帯電話機のようにセルラーネットワークに接続可能な端末装置からインターネットに接続することが広く行われている。セルラーネットワークを介するデータ通信ではデータ伝送速度が問題となっていたが、第2世代の携帯電話(PDC)やPHS(パーソナル・ハンディホーン・システム)におけるデータ受信速度が128kbps程度であったのに対し、例えばcdma2000 1xEV−DO等の第3世代携帯電話システムにおいては、下り3.1Mbpsの最大伝送速度が実現されるに至っている。
しかしながら、例えば動画像を放送する場合にように、大容量のデータを配信する場合には、現状では、より伝送速度の速い無線LANを利用することが好ましいと思われる。このような状況に鑑み、セルラーネットワークと無線LANとの双方に接続可能な端末装置が考案されている(特許文献1参照)。
セルラーネットワークと無線LANとの双方に接続可能な端末装置の場合、常に両方に接続可能な状態とするには、通常の携帯電話機にて行われている待ち受け受信に加えて、無線LANのインタフェース部にも常時電源供給しておく必要があるため、電力消費が増大し、端末装置の待ち受け可能時間の短縮を招来する。上記特許文献1の技術では、無線LANのアクセスポイント近傍で、端末から送信されているセルラーネットワークへの電波の状態を検出し、端末装置から無線LANへのアクセスが可能となったことが検出された場合に、セルラーネットワークの基地局を経由してその旨端末装置に通知する構成とし、端末装置の消費電力増大を抑制している。
特開2004−23768号公報
しかしながら、上記従来技術の構成では、無線LANのアクセスポイント近傍にセルラーネットワークへの電波を受信する受信装置を備える必要があり、現存するアクセスポイントをそのまま利用することはできない。近年、アクセスポイントは爆発的に増加しており、もし各々のアクセスポイント近傍に受信装置を備えるとすると膨大な設備改良コストが発生し、現実的ではないという問題点があった。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであって、セルラーネットワークと無線LANとの双方に接続可能な携帯電話機等の端末装置において、現存の環境を利用して設備改良コストの増大を抑制しながら、端末装置の消費電力の増加も抑制することができる端末装置、ネットワークシステム、及びサーバを提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る端末装置は、セルラーネットワーク及び
無線ローカルエリアネットワークの双方に接続可能な端末装置において、前記セルラーネットワークから、ハンドオフ対象となる基地局に対応するセルが無線LANへのアクセス可能性を有するか否かを示す情報を受信するアクセス可能性情報受信手段と、無線LANへのアクセス可能性を有するセルにハンドオフした後、所定領域に自機を登録するメッセージを送信するメッセージ送信手段とを備えることを特徴としている。
この構成では、無線LANへのアクセス可能性を有する端末装置が、所定領域への自機の登録によりセルラーネットワーク側で管理されることとなり、端末装置情報を検索した結果、無線LANへのアクセス可能性を有する端末に対し、セルラーネットワークを介してメッセージを報知することが可能となる。なお、「所定領域」は、サーバへの登録であってもよいし、例えばHLR(ホーム・ロケーション・レジスタ)など、必ずしも「サーバ」と称されない領域への登録も考えられる。
即ち、上記従来技術のように、アクセスポイントの改良を行う必要がない。また、当該メッセージを受信した端末装置が、無線LANインタフェース部への電源供給をオン状態とし、無線LANへのアクセスを試行する構成とすれば、端末装置の消費電力の増大も抑制することができる。
前記自機を登録するメッセージは、SIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)に基づくサーバへの登録メッセージである構成とすることができるが、プロトコルは特に限定されず、サーバ側の処理内容により、HTTP、SMTP等のプロトコルを利用することも可能である。なお、SIPメッセージは、例えばSIPサーバへ送信するREGISTERメッセージ、又はプレゼンスサーバへ送信するNOTIFYメッセージである構成とすることができる。
なお、前記メッセージ送信手段は、無線LANへのアクセス可能性を有するセル内に存在する間、前記メッセージを定期的に送信する構成とすることができる。一方で一定時間メッセージの送信の無い端末について前記所定領域(SIPサーバ等)から登録を削除するようにすれば、SIPのREGISTERメッセージやNOTIFYメッセージ、前記メッセージの一例としてのセルラーネットワークを経由した携帯メールの送信、その他を利用して、無線LANへの接続可能性を有する端末装置の管理を行うことができる。
本発明に係るネットワークシステムは、セルラーネットワークと、インターネットに接続された無線ローカルエリアネットワークと、両者に接続可能な端末装置とを含むネットワークシステムにおいて、前記セルラーネットワークでは、基地局ごとに、対応するセルが無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するか否かを管理しており、無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するセル内に存在するとして登録された端末装置に対して、セルラーネットワークを介して所定のメッセージを送信し、当該所定のメッセージを受信した端末装置は、無線ローカルエリアネットワークに接続を試みることを特徴としている。
無線LANへのアクセス可能性を有するか否かは、例えば、基地局に対応するセルと、無線ローカルエリアネットワークのアクセス可能領域との間で、オーバーラップする領域があるか否かで管理される構成とすることができる。もっとも無線LANへのアクセス可能性を基地局ごとに管理する方法は、これに限定される趣旨ではない。
前記所定のメッセージは、無線ローカルエリアネットワークを利用して受信されることが好ましい大容量データが配信される旨を示すメッセージであるとし、当該メッセージを受信し、無線ローカルエリアネットワークに接続した端末装置は、前記大容量データを無線ローカルエリアネットワークを経由して受信する構成とすることができる。この構成で
は、大容量のデータを効率的に配信することができる。なお、前記所定のメッセージは、前記セルラーネットワークにおけるページングメッセージとして送信される構成とすれば、既存の設備の有効利用に好適である。
本発明に係る管理装置は、セルラーネットワークの基地局の情報を管理する管理装置において、基地局ごとに、基地局に対応するセルと、無線ローカルエリアネットワークのアクセス可能領域との間で、オーバーラップする領域があるか否かを管理することを特徴としている。
また、本発明に係るデータ配信装置は、データを配信するデータ配信装置において、データを配信するに際して、無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有する領域に存在するとして登録された端末装置を検索する検索手段と、検索された端末装置に対して、データを配信する旨を示すメッセージをセルラーネットワークを介して送信する配信メッセージ送信手段と、端末装置から応答があった場合に、当該端末装置に無線ローカルエリアネットワーク経由でデータを配信するデータ配信手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る端末装置等によると、既存の設備の有効利用、大容量データの効率的な配信、端末装置の消費電力の増大抑制といった効果が奏される。
ネットワークシステムの全体構成の一例を示す図である。 携帯電話機500の構成の一例を示す機能ブロック図である。 隣接基地局リストメッセージの内容の一部を例示したものである。 隣接基地局リストを含むシステム・オーバーヘッド・メッセージを受信した携帯電話機500におけるCPU600の処理内容の一例を示すフローチャートである。 SIPサーバ300及びロケーションサーバ310について説明するための図である。 大容量データを配信する場合のデータ配信装置230の処理内容を示すフローチャートである。 大容量データが配信される旨を示すページングメッセージを受信した携帯電話機500等の端末装置における処理内容について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、本発明の適用対象である端末装置の一例として携帯電話機を用いる場合を例として、図面を参照しながら説明する。
(1)ネットワークシステム(データ配信システム)の全体構成
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成の一例を示す図である。本実施の形態のネットワークシステムでは、各々の端末装置に対して、例えば動画像等の大容量のデータが配信される場合があり、そのような場合にはデータ配信システムを構成する。
同図1において、符号100はセルラーネットワーク、符号200はインターネット網を表しており、両者はゲートウェイ250等を介して相互に接続されている。本実施の形態では、セルラーネットワーク100及び無線LANの双方に接続することが可能な携帯電話機500を端末装置として用いている。携帯電話機500と接続されるセルラーネットワーク100として、本実施の形態ではcdma2000 1x仕様に従うものを想定
して説明するが、これに限定される趣旨ではない。
携帯電話機500は、通常はセルラーネットワーク100の基地局110、111等との間で電波の送受信を行っており、回線交換(CS)による通信やパケット交換(PS)による通信が行われる。パケット交換(PS)により携帯電話機500からインターネット網200に接続する場合にゲートウェイ250を介して接続される。なお携帯電話機500は、セルラーネットワーク100との間では、特に音声通話やデータ伝送が行われていない場合でも、基地局110等からの制御信号の待ち受け受信を行っている。
インターネット網200には、ルータ210を介して無線LANのアクセスポイント220が設けられており、本実施の形態の携帯電話機500は、アクセスポイント220を介して、無線LAN経由でインターネット網200に接続可能な構成を備えている。即ち、携帯電話機500は、IEEE802.11等の無線LAN規格に従う無線LANインタフェース部を備えている。もっとも無線LANインタフェース部を常に通電状態とすることは、無駄な電力消費を招来するため、本実施の形態では無線LANにアクセスを試みる場合のみ通電状態とすることで、消費電力の低減を図っている。
SIPサーバ300は、プロキシ・サーバ、リダイレクト・サーバ、及び登録サーバの三つの機能から構成されており、携帯電話機500等の各端末装置からセルラーネットワーク100を介して送信されるSIPメッセージを受信して、ロケーションサーバ310への各端末装置の登録を行う。本実施の形態では、SIPサーバ300の三つの機能を同一のホストで実装する形態としているが、これらの機能は異なるホストに実装することもできる。ロケーションサーバ310への登録は登録サーバの機能によるものであり、ロケーションサーバ310に登録された各端末装置の情報は、プロキシ・サーバの機能やリダイレクト・サーバ機能から利用することができる。携帯電話機500からのSIPメッセージをセルラーネットワーク100を介して送信することは、携帯電話機500の無線LANインタフェース部への通電時間を短縮し、消費電力を低減する利点がある。
管理装置251では、セルラーネットワーク100の基地局の情報を管理している。本実施の形態では、基地局ごとに、当該基地局に対応するセルと無線LANのアクセス可能領域との間にオーバーラップしている領域が存在するか否かを示す情報を保持している。この情報を本明細書では、無線LANへのアクセス可能性情報という。当該アクセス可能性情報はシステム・オーバーヘッド・メッセージとして端末装置に送信される隣接基地局リスト(ネイバーリスト)メッセージに含まれる。同図では管理装置251はゲートウェイ250に接続されているが、管理装置251の設置位置は任意である。セルラーネットワーク100が携帯電話専用のネットワークである場合には、管理装置251はセルラーネットワーク100内に配置することが一般的と思われる。携帯電話のコアネットワークがIP網の場合(無線IP電話の場合)、管理装置251をインターネット網200上に配置することもある。
インターネット網200には、データ配信装置230が接続されている。このデータ配信装置230は、例えば動画像などの大容量のデータを配信する際、セルラーネットワーク100を経由して携帯電話機500等の端末装置にメッセージを送信する一方、無線LANにアクセスした端末装置に対して無線LAN経由でデータを配信する。
(2)携帯電話機500の構成
次に、本発明の携帯電話機500の構成について説明する。図2は、本実施の形態の携帯電話機500の構成の一例を示す機能ブロック図である。携帯電話機500は、CPU600、アンテナ610、送受信部620、表示制御部630、表示部631、音声処理部640、マイク641、スピーカ642、無線LANインタフェース部(WLANIF
)650を備えている。CPU600はタイマ601を利用して計時処理を行うことができる。
CPU600は携帯電話機500全体の制御を行う。回線交換(CS)を経由する通話の際にはマイク641から入力された音声が音声処理部640にてAD変換され、送受信部620において通信方式に合致した処理がなされてアンテナ610から出力される。アンテナ610を介して基地局110から電波を受信した場合には、送受信部620、音声処理部640を介してスピーカ642から音声が出力されたり、セルラーネットワーク100のパケット交換(PS)経由で受信したデータが送受信部620を介してCPU600へと入力される。受信データはCPU600上で動作するアプリケーションによる処理を受けて、表示制御部630を介して表示部631に表示等される。
本実施の形態の携帯電話機500は、無線LANインタフェース部650を介して無線LANのアクセスポイント220と接続可能な構成を有しており、無線LANインタフェース部650への電源投入、及び無線LANへの接続、無線LANを経由するデータ伝送等もCPU600により制御される。
(3)CPU600の処理内容
本実施の形態のセルラーネットワーク100においては、基地局110等の側から携帯電話機500に送信されるシステム・オーバーヘッド・メッセージに含まれる隣接基地局リスト(ネイバーリスト)メッセージに、各々の基地局を特定する情報に加えて、各々の基地局に対応するセルの領域と、無線LANのアクセスポイントからのアクセス可能領域(以下、単に「アクセス可能領域」ともいう。)との間で、オーバーラップしている領域が存在するか否かを保持するフラグ(以下、「WLAN領域フラグ」という。)を含めている。図3は、本実施の形態において、基地局側から携帯電話機に対して報知される隣接基地局リストメッセージの内容の一部を例示したものである。
前記したように、本実施の形態の携帯電話システムはcdma2000 1xに準拠したものであり、システム内の全てのセルがGPS信号などの基準信号に対して全て同期が取れている。同図3の例では、基地局Aから基地局Dまでの四つの基地局について、各基地局を識別するためにそれぞれ割り当てられている拡散コード(PN)の、前記基準信号からのオフセット値(9ビット)が保持されており、携帯電話機500側では、前記と同一種類の拡散コードを用いてそれぞれのオフセット値に同期を取ることで、それぞれの基地局にチップ同期を確立することが可能となる。
同図の例では、上記四つの基地局について、それぞれWLAN領域フラグ(同図の例ではフィールド名「WLAN Include」としているが、フィールド名はこれに限定されない。)として1ビットずつ保持している。これは、本実施の形態において、各セルにおける無線LANへのアクセス可能性を判断するために参照されるアクセス可能性情報である。例えばWLAN領域フラグが0の場合、当該基地局に対応するセルとアクセス可能領域とがオーバーラップしていること、即ち、当該セル内に存在する携帯電話機500が無線LANへのアクセス可能性があることを示し、WLAN領域フラグが1の場合、セルとアクセス可能領域とがオーバーラップしていないこと、即ち、当該セル内に存在する携帯電話機500が無線LANへのアクセス可能性が無いことを示すように設定することができる。
このWLAN領域フラグは、例えば携帯電話機500等から無線LANへのアクセス情報を取得するなどにより、ある程度まで自動設定とすることも不可能ではないが、アクセスポイントの設置についての情報を得て、定期的に設定更新するようにしてもよい。この情報は本実施の形態では管理装置251で管理することができ、設定されたフラグの値は
セルラーネットワーク100の側で参照可能に管理される。
以下、本実施の形態のネットワークシステムにおける各部の処理内容について、フローチャート等を参照しながら説明する。まず、前記した隣接基地局リストを含むシステム・オーバーヘッド・メッセージを受信した携帯電話機500におけるCPU600の処理内容について説明する。図4は、処理内容の一例を示すフローチャートである。
携帯電話機500が隣接基地局リストメッセージ(図中、「NLMSG」と表示している。)を受信した場合(S101:YES)、当該メッセージに含まれる無線LANへのアクセス可能性情報(WLAN領域フラグの値)を抽出する(S102)。隣接基地局リストメッセージを含むシステム・オーバーヘッド・メッセージは、例えば基地局側から端末側へページングチャネル(PCH)を用いて送信される。
ハンドオフ処理(S103)の後、ハンドオフ先の基地局に対応するセル内で無線LANへのアクセス可能性が有りと判定された場合(S104:YES)、携帯電話機500の側からセルラーネットワーク100を経由して定期的にSIPレジストレーションを行うようにする(S105)。例えば、携帯電話機500が他の基地局(例えば基地局111)から基地局110にハンドオフする際、アクセス可能性情報を参照し、基地局110に対応するセルが無線LANのアクセス可能領域とオーバーラップする場合、ハンドオフ後に、タイマ601を用いて定期的にSIPメッセージの送信を行う。なお、セルラーネットワーク100を介してSIPメッセージを送信する場合、上りのアクセスチャネル(R−ACH)を利用することができる。
ここで、本実施の形態のSIPレジストレーションについて簡単に説明する。図5は、SIPサーバ300及びロケーションサーバ310について説明するための図である。SIPサーバ300は、インターネット200を介してREGISTERメッセージによる登録要求を受信したり、他の機器の要求に応じて登録された情報を送信等する送受信部301、受信したIPパケットをロケーションサーバ310に中継し、端末情報をロケーションサーバ310に登録する登録サーバ302を含んでいる。
一方、ロケーションサーバ310は、登録情報が格納される位置登録部311、位置登録部311に登録された情報を管理(追加、削除等)する位置登録管理部312に加え、タイマ313を備えている。本実施の形態では、タイマ313により、登録後一定時間が経過した登録情報を自動的に削除するように構成している。従って、上記ステップS104にて定期的にSIPレジストレーションを行っている端末は情報が位置登録部311に格納され続けることになるが、当該端末が無線LANへのアクセス可能性のない領域へとハンドオフした場合、位置登録部311に格納された情報は自動的に削除されることになる。即ち、ロケーションサーバ310にアクセスすることにより、無線LANへのアクセス可能性を有する端末を検索することができる。
なお、タイマ313のタイマ値は、例えばシステム・オーバーヘッド・メッセージに含めて携帯電話機500等に報知することができる。例えばタイマ313に設定されたタイマ値が3分であった場合、報知を受けた携帯電話機500側のタイマ601のタイマ値を例えば2分55秒に設定して定期的にSIPメッセージの送信を行う。ロケーションサーバ310の側では、3分以内に再度SIPレジストレーションのあった端末は登録を継続するが、3分以内にSIPレジストレーションのない端末は登録を削除する。
なお、本実施の形態でのSIPレジストレーションではSIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)のREGISTERメッセージを用いる。もっともNOTIFYメッセージによってプレゼンスサーバ(不図示)にプレゼンス情報を送信する手法によっ
ても、同趣旨の端末装置管理を実現することは可能である。
次に、動画像等の大容量データが配信される場合における、データ配信装置230、携帯電話機500等における処理内容について、フローチャートを参照して説明する。
図6は、動画像など、無線LANを経由して配信することが好ましい大容量データを送信する場合のデータ配信装置230の処理内容を示すフローチャートである。データ配信装置230では、大容量のデータを送信する機会が発生した場合(S201:YES)、SIPサーバ300にアクセスし、ロケーションサーバ310に登録された端末情報を取得する(S202)。
登録された端末装置は、無線LANへのアクセス可能性を有するとして登録された端末装置であるから、当該端末装置に対して、大容量データの配信を通知するメッセージを送信するようにセルラーネットワーク100に要求を出す(S203)。このメッセージは、ページングメッセージとして下りのページングチャネル(F−PCH)を用いてセルラーネットワーク100から携帯電話機500等の各端末装置に送信することができる。
ここで、上記ページングメッセージを受信した携帯電話機500等の端末装置における処理内容について説明する。図7は、このような場合、携帯電話機500のCPU600の処理内容について説明するためのフローチャートである。
大容量データの配信を示すページングメッセージ(図中「ページMSG」と表示している。)を受信した場合(S301:YES)、自機の端末IDがページングメッセージに含まれているか否かの照合を行う(S302)。その結果、自機の端末IDが存在する場合(S303:YES)、無線LANインタフェース部650への電源供給をオン状態とし(S304)、無線LANへのアクセスを試行する(S305)。
無線LANへのアクセスに成功した場合(S306:YES)、無線LAN経由でデータ配信装置230に対して、自機の端末IDを含むメッセージ(例えばACK)を送信する(S307)。このメッセージはセルラーネットワーク100を経由して送信するようにしてもよいが、最終的には、無線LANのアクセスポイント経由のコネクションを確立する必要がある(S307)。
ここで、図6へと戻り、当該メッセージを受信し、無線LAN経由のコネクションを確立したデータ配信装置230側では(S204:YES)、当該端末に対して無線LAN経由で大容量データを配信する(S205)。このような処理を経て、携帯電話機500等の端末装置側では、無線LAN経由で大容量データを受信することができる(図7・S308)。
なお、携帯電話機500側で無線LANへのアクセスができなかった場合(S306:NO)、アクセス不可時の処理を実行する(S309)。具体的には、無線LANインタフェース部への通電停止、セルラーネットワークを介するデータ配信装置230へのメッセージの送信、再通知の要求などが考えられるが、ここでの処理内容の設定は任意である。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例によって限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することもできる。
(1)上記実施の形態では、無線LANへのアクセス可能性を有する端末装置をSIPサーバへの登録で管理し、データ配信装置230では、SIPサーバへの登録情報を参照することで、アクセス可能性を有する端末装置を検索する構成としたが、SIPサーバやプレゼンスサーバへの登録だけでなく、例えばHLR(ホームロケーションレジスタ)を利用するような構成も可能である。
(2)上記実施の形態では、端末を登録するメッセージとしてSIPメッセージを用いたが、サーバに自機を登録する方法はSIPメッセージに限定されず、例えばHTTP等の他のプロトコルを用いることもできるし、メッセージの他の例としてセルラーネットワークを経由した携帯メールの送受信を行うことも可能である。もっとも、メッセージを受信したサーバ側の処理内容はプロトコルによって異なり、電子メールを用いる場合には、メール本文若しくはメールヘッダから端末の情報を抽出する処理などが実施される場合が生じる。
(3)上記実施の形態では、SIPサーバ300をインターネット網200に接続したが、セルラーネットワーク100に接続する構成も可能である。
(4)上記実施の携帯では、端末装置の一例として携帯電話機を用いた場合について説明したが、セルラーネットワークと無線LANとの双方に接続することが可能な端末装置であれば、本発明を適用することは可能である。
本発明は、例えばセルラーネットワークと無線LANとの双方に接続することが可能な端末装置、ネットワークシステム、及びサーバ等に適用することができる。
100 セルラーネットワーク
110、111 基地局
200 インターネット網
210 ルータ
220 無線LANアクセスポイント
250 ゲートウェイ
251 管理装置
300 SIPサーバ
301 送受信部
302 登録サーバ
310 ロケーションサーバ
311 位置登録部
312 位置登録管理部
313 タイマ
500 携帯電話機
600 CPU
601 タイマ
610 アンテナ
620 送受信部
630 表示制御部
631 表示部
640 音声処理部
641 マイク
642 スピーカ
650 無線LANインタフェース部(WLANIF)

Claims (12)

  1. セルラーネットワーク及び無線ローカルエリアネットワークの双方に接続可能な端末装置において、
    前記セルラーネットワークから、ハンドオフ対象となる基地局に対応するセルが無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するか否かを示す情報を受信するアクセス可能性情報受信手段と、
    無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するセルにハンドオフした後、自機を登録するメッセージを送信するメッセージ送信手段とを備え、
    前記メッセージ送信手段は、
    無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するセル内に存在する間、前記セルラーネットワーク経由で受信した情報に基づいて設定された周期により、前記メッセージを定期的に送信することを特徴とする端末装置。
  2. 前記自機を登録するメッセージは、
    SIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)に基づくサーバへの登録メッセージであることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記SIPメッセージは、SIPサーバへ送信するREGISTERメッセージ、又はプレゼンスサーバへ送信するNOTIFYメッセージであることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記メッセージ送信手段は、
    前記メッセージを、セルラーネットワークを経由して送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 前記セルラーネットワークから通知される所定のメッセージを受信した場合に、無線ローカルエリアネットワークに接続を試みることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記所定のメッセージを受信した場合に、無線ローカルエリアネットワークに接続するインタフェース部への電源をオン状態とすることを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. セルラーネットワークと、インターネットに接続された無線ローカルエリアネットワークと、両者に接続可能な端末装置とを含むネットワークシステムにおいて、
    前記セルラーネットワークでは、基地局ごとに、対応するセルが無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するか否かを管理しており、
    無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するセル内に存在するとして登録された端末装置に対して、セルラーネットワークを介して所定のメッセージを送信し、
    前記端末装置が自機を登録するメッセージを送信する周期を設定するための情報を前記端末装置に送信し、
    当該所定のメッセージを受信した端末装置は、無線ローカルエリアネットワークに接続を試みることを特徴とするネットワークシステム。
  8. 無線ローカルエリアネットワークへのアクセス可能性を有するか否かは、基地局に対応するセルと、無線ローカルエリアネットワークのアクセス可能領域との間で、オーバーラップする領域があるか否かで管理されることを特徴とする請求項7に記載のネットワークシステム。
  9. 前記所定のメッセージは、大容量データが配信される旨を示すメッセージであることを特徴とする請求項7又は8に記載のネットワークシステム。
  10. 無線ローカルエリアネットワークに接続した端末装置は、前記大容量データを、無線ローカルエリアネットワークを経由して受信することを特徴とする請求項9に記載のネットワークシステム。
  11. 前記所定のメッセージは、前記セルラーネットワークにおけるページングメッセージとして送信されることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載のネットワークシステム。
  12. 端末装置の無線ローカルエリアネットワークに関する登録情報を登録する登録部と、
    前記登録部の登録情報を削除する削除部と、
    前記削除部による削除を行う周期を指示するタイマと、
    前記端末装置に対して、該端末装置が前記無線ローカルエリアネットワークに関する登録情報を送信する周期に関する、前記タイマが指示する周期に基づく情報をセルラーネットワークを介して送信する送信部と、を備えるサーバ。
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