JP2011066607A - 中継装置 - Google Patents

中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011066607A
JP2011066607A JP2009214487A JP2009214487A JP2011066607A JP 2011066607 A JP2011066607 A JP 2011066607A JP 2009214487 A JP2009214487 A JP 2009214487A JP 2009214487 A JP2009214487 A JP 2009214487A JP 2011066607 A JP2011066607 A JP 2011066607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
mac address
distribution processing
unit
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009214487A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayumi Numakura
歩 沼倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009214487A priority Critical patent/JP2011066607A/ja
Publication of JP2011066607A publication Critical patent/JP2011066607A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】フォワーディングエンジンの交換が容易に可能な中継装置を得ること。
【解決手段】受信したフレームに対して転送処理を試み、転送ができた場合には当該フレームの送信元MACアドレスを書き換えるフォワーディングエンジン部30と、フォワーディングエンジン部30でフレームを転送ができなかった場合に、当該フレームに対して転送処理を行い、当該フレームの送信元MACアドレスを書き換える通信プロセッサ部60と、受信フレームから送信元MACアドレスを抽出し、当該フレームの送信先を決定する振分処理部20、40と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、フォワーディングエンジンを備えた中継装置に関する。
従来、ルータ等のパケット中継装置は、ギガビットイーサネット(登録商標)インタフェースなどの通信機能を内蔵した通信プロセッサを備える。ルータは、入力された全てのパケットをプロセッサ上のソフトウェア処理によってフォワーディング処理を行う。
近年、ルータ等のパケット中継装置には、安価で高いスループットを実現することを目的として、パケット転送を高速におこなう専用のハードウェアであるフォワーディングエンジンが搭載されつつある。フォワーディングエンジンは、端末装置から受信したパケットについて、フレームのあて先IPアドレス等のフロー情報をキーとして、フローテーブルを検索する。フローテーブルにキーにマッチするエントリが存在する場合、エントリの情報に従いフレームを書き換え、WANへ送信する。フローテーブルにキーにマッチするエントリが存在しない場合、プロセッサにフレームを送信する。プロセッサは、ソフトウェア処理によりパケットの転送処理を行い、フレームを書き換えた後、フォワーディングエンジンに送信する。フォワーディングエンジンは、受信したパケットをWANへ送信する。この際、プロセッサは、生成したフローテーブルのエントリを、フォワーディングエンジン内のフローテーブルに設定する。以降、同じフロー情報を持つパケットについては、フォワーディングエンジンが、フローテーブルの情報に基づいてLANとWAN間で高速に転送処理する。このように、フォワーディングエンジンを使用してプロセッサに通知するパケットをフィルタリングする技術が、下記特許文献1において開示されている。
特開2006−345366号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、フォワーディングエンジンを適用するためにはプロセッサとのパケット送受信のためのインタフェース機能がプロセッサバス上に必要であり、このインタフェース機能は、適用するフォワーディングエンジンで決められた固有の実装を行う必要がある。例えば、フォワーディングエンジンを別のフォワーディングエンジンに変更した場合、交換前のフォワーディングエンジンに対応するインタフェース機能は不要となり、交換後のフォワーディングエンジンに対応する新たなインタフェース機能の実装を必要とする。そのため、パケット中継装置の性能向上や機能向上などを目的としてフォワーディングエンジンを交換する場合、フォワーディングエンジンとプロセッサ間のプロセッサバス上でパケットを送受信するためのインタフェースを新たに実装する必要がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、新たにインタフェースを実装することなくフォワーディングエンジンの交換が可能な中継装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、2つのネットワークと接続し、ネットワーク間で送受信されるフレームを中継する中継装置であって、受信したフレームに対して転送処理を試み、転送ができた場合には当該フレームの送信元MACアドレスを書き換えるフォワーディングエンジン手段と、前記フォワーディングエンジン手段でフレームを転送できなかった場合に、当該フレームに対して転送処理を行い、当該フレームの送信元MACアドレスを書き換える通信プロセッサ手段と、一方のネットワーク、前記フォワーディングエンジン手段、または前記通信プロセッサ手段からフレームを受信し、受信フレームから送信元MACアドレスを抽出し、当該フレームの送信先を決定する第一の振分処理手段と、他方のネットワーク、前記フォワーディングエンジン手段、または前記通信プロセッサ手段からフレームを受信し、受信フレームから送信元MACアドレスを抽出し、当該フレームの送信先を決定する第二の振分処理手段と、を備え、前記第一の振分処理手段は、前記一方のネットワークからフレームを受信した場合は、当該フレームの送信元MACアドレスを抽出して前記第二の振分処理手段に通知し、また、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信し、前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信した場合は、前記第二の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較し、一致した場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信し、一致しない場合は当該フレームを前記一方のネットワークへ送信し、前記通信プロセッサ手段からフレームを受信した場合は、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信し、前記第二の振分処理手段は、前記他方のネットワークからフレームを受信した場合は、当該フレームの送信元MACアドレスを抽出して前記第一の振分処理手段に通知し、また、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信し、前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信した場合は、前記第一の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較し、一致した場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信し、一致しない場合は当該フレームを前記他方のネットワークへ送信し、前記通信プロセッサ手段からフレームを受信した場合は、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、フォワーディングエンジンとプロセッサ間で新たにインタフェースを実装することなく、フォワーディングエンジンを交換することができる、という効果を奏する。さらに、装置の開発コストを抑え、開発期間を短縮することができる、という効果を奏する。
図1は、通信プロセッサを搭載したルータの構成例を示す図である。 図2は、フォワーディングエンジンを搭載したルータの構成例を示す図である。 図3は、本実施の形態にかかるルータの構成例を示す図である。 図4は、フレームの構成例を示す図である。 図5は、フローテーブルの構成例を示す図である。 図6は、フレームの流れを示す図である。 図7は、振分処理部の振り分け処理を示す図である。 図8は、振分処理部の振り分け処理を示す図である。 図9は、振分処理部の振り分け処理を示す図である。 図10は、振分処理部の振り分け処理を示す図である。
以下に、本発明にかかる中継装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
最初に、フレームのフォワーディング処理について簡単に説明する。ここでは、中継装置が中継する対象を、データを表すパケットではなく送信単位のフレームとして説明する。ただし、本実施の形態で使用する「フレーム中継」と、一般的にルータ(中継装置)に関して使用される「パケット中継」とは同義である。
図1は、通信プロセッサを搭載したルータの構成例を示す図である。ルータ300は、LAN(Local Area Network)200を介して端末装置100と接続し、また、WAN(Wide Area Network)400と接続する。ルータ300は、網インタフェース部310と、通信プロセッサ部320と、網インタフェース部330と、を備える。通信プロセッサ部320は、LANインタフェース部321と、IP(Internet Protocol)ルーティング部322と、フローテーブル部323と、WANインタフェース部324と、を備える。
端末装置100から送信されたフレーム(パケット)は、LAN200、網インタフェース部310、LANインタフェース部321を経由してIPルーティング部322に入力される。IPルーティング部322は、入力された全てのフレームについてソフトウェア処理によりフォワーディング処理を行う。この際、フローテーブル部323を検索する。その後、WANインタフェース部324、網インタフェース部330を経由してWAN400へ出力する。
図2は、フォワーディングエンジンを搭載したルータの構成例を示す図である。ルータ300’は、LAN200を介して端末装置100と接続し、また、WAN400と接続する。ルータ300’は、網インタフェース部310と、通信プロセッサ部320’と、網インタフェース部330と、フォワーディングエンジン部340と、プロセッサバス350と、を備える。通信プロセッサ部320’は、LANインタフェース部321’と、IPルーティング部322’と、フローテーブル部323’と、WANインタフェース部324’と、を備える。フォワーディングエンジン部340は、LANインタフェース部341と、制御部342と、フローテーブル部343と、WANインタフェース部344と、プロセッサ間インタフェース部345と、プロセッサ間インタフェース346と、を備える。
ルータ300’は、LAN200に接続する網インタフェース部310と、WAN400に接続する網インタフェース部330との間に、フォワーディングエンジン部340を配置する。フォワーディングエンジン部340は、プロセッサバス350とのインタフェースであるプロセッサ間インタフェース部345、346を介して通信プロセッサ部320’において対応するLANインタフェース部321’、WANインタフェース部324’と接続する。
端末装置100から送信されたフレーム(パケット)は、LAN200、網インタフェース部310を介して、フォワーディングエンジン部340のLANインタフェース部341に入力される。フォワーディングエンジン部340では、制御部342が、フレームのあて先IPアドレス、送信元IPアドレス、プロトコル、あて先ポート番号、送信元ポート番号で識別されるフロー情報をキーとして、フローテーブル部343を検索する。フローテーブル部343にキーにマッチするエントリが存在する場合、制御部342は、エントリの情報に従いフレームを書き換えて、WANインタフェース部344、網インタフェース部330を介してWAN400へフレームを送信する。
フローテーブル部343にキーにマッチするエントリが存在しない場合、制御部342はプロセッサ間インタフェース部345、を介して通信プロセッサ部320’にフレームを送信する。通信プロセッサ部320’では、IPルーティング部322’が、ソフトウェア処理によりフレームの転送処理を行い、フレームを書き換えた後、WANインタフェース部324’を介してフォワーディングエンジン部340へフレームを送信する。フォワーディングエンジン部340は、受信したフレームをWANインタフェース部344、網インタフェース部330を介してWAN400へ送信する。この際、通信プロセッサ部320’は、ソフトウェア処理で生成したフローテーブル部323’のエントリを、プロセッサバス350を介して、フォワーディングエンジン部340内のフローテーブル部343に設定する。以降、同じフロー情報を持つフレームは、フォワーディングエンジン部340において、制御部342が、フローテーブル部343の情報でLAN200とWAN400間で高速に転送処理を実行する。
このように、フォワーディングエンジン部340は、自身が備えるフローテーブル部343にマッチするエントリが存在しない場合、通信プロセッサ部320’との間でフレームの送受信を行う。そのため、プロセッサバス350を介して通信プロセッサ部320’との間で不エームの送受信を行うためのインタフェース(プロセッサ間インタフェース部345、346)を必要とする。この場合、フォワーディングエンジン部340を交換すると、フォワーディングエンジン部340が備えるインタフェース(プロセッサ間インタフェース部345、346)も交換することになる。以下に、フォワーディングエンジン部において、通信プロセッサ部との間でフレームの送受信を行うためのインタフェースを必要としない中継装置(ルータ)について説明する。
図3は、本実施の形態にかかるルータの構成例を示す図である。ルータ3は、LAN2を介して端末装置1に接続し、また、WAN4と接続する。ルータ3は、網インタフェース部10と、振分処理部20と、フォワーディングエンジン部30と、振分処理部40と、網インタフェース部50と、通信プロセッサ部60と、プロセッサバス70と、を備える。
網インタフェース部10は、LAN2との間でフレームの送受信を行うインタフェースである。振分処理部20は、LAN2側からフレームを受信した場合は、送信元MACアドレスを抽出して振分処理部40へ通知し、フレームをフォワーディングエンジン部30へ送信し、また、フォワーディングエンジン部30側からフレームを受信した場合は、フレームの送信元MACアドレスと通知を受けた送信元MACアドレスとの比較結果に基づいてフレームの送信先を決定する。フォワーディングエンジン部30は、受信したフレームの送信元MACアドレスと一致するエントリがあった場合は、書き換えてフレームを送信する。一致するエントリが無かった場合は、何もせずにフレームを送信する。振分処理部40は、WAN4側からフレームを受信した場合は、送信元MACアドレスを抽出して振分処理部20へ通知し、フレームをフォワーディングエンジン部30へ送信し、また、フォワーディングエンジン部30側からフレームを受信した場合は、フレームの送信元MACアドレスと通知を受けた送信元MACアドレスとの比較結果に基づいてフレームの送信先を決定する。網インタフェース部50は、WAN4との間でフレームの送受信を行うインタフェースである。通信プロセッサ部60は、フレームを受信した場合は、ソフトウェア処理によりフレームの転送処理を行い、フレームを書き換える。プロセッサバス70は、振分処理部20、40と通信プロセッサ部60との間でフレームの送受信に使用するバスである。
フォワーディングエンジン部30は、LANインタフェース部31と、制御部32と、フローテーブル部33と、WANインタフェース部34と、を備える。LANインタフェース部31は、振分処理部20との間でフレームの送受信を行うインタフェースである。制御部32は、入力したフレームの送信元MACアドレスとフローテーブル部33に登録されているMACアドレスとを確認し、エントリが一致した場合に書き換えを行う。フローテーブル部33は、フレームに含まれるあて先IPアドレス、送信元IPアドレス等の情報を記録するためのテーブルである。WANインタフェース部34は、振分処理部40との間でフレームの送受信を行うインタフェースである。
通信プロセッサ部60は、LANインタフェース部61と、IPルーティング部62と、フローテーブル部63と、WANインタフェース部64と、を備える。LANインタフェース部61は、プロセッサバス70を介して振分処理部40との間でフレームの送受信を行うインタフェースである。IPルーティング部62は、入力したフレームに対してソフトウェア処理によりフレームの転送処理を行う。フローテーブル部63は、フレームに含まれるあて先IPアドレス、送信元IPアドレス等の情報を記録するためのテーブルである。WANインタフェース部64は、プロセッサバス70を介して振分処理部20との間でフレームの送受信を行うインタフェースである。
ルータ3は、LAN2に接続する網インタフェース部10と、WAN4に接続する網インタフェース部50との間に、振分処理部20、40を介してフォワーディングエンジン部30を配置する。振分処理部20、40は、プロセッサバス70を介して通信プロセッサ部60の対応するLANインタフェース部61、WANインタフェース部64と接続する。
つづいて、ルータ3におけるフレームの転送処理について説明する。ここでは、端末装置1からWAN4へフレーム(パケット)を送信する場合を想定する。まず、端末装置1がフレームを送信すると、フレームは、LAN2、網インタフェース部10を介して振分処理部20に入力される。図4は、端末装置1が送信したフレームの構成例を示す図である。ここで、振分処理部20は、受信したフレームから送信元MACアドレスを抽出し、後段の振分処理部40へ送信元MACアドレスの情報を通知する。その後、振分処理部20は、フレームをフォワーディングエンジン部30に送信する。
フォワーディングエンジン部30は、従来と同様に、制御部32がフローテーブル部33の検索処理を行い、エントリがヒットした場合、フレームを書き換えて振分処理部40へ送信する。エントリがヒットしなかった場合、何もせずそのままフレームを振分処理部40へ送信する。図5は、本実施の形態におけるフローテーブル部33の構成例を示す図である。フローテーブル部33は、LAN→WAN、WAN→LANのそれぞれについて、フローIDテーブルと、フレーム変換情報テーブルを備える。フォワーディング処理における一般的なものであり、フローIDテーブルにおけるフローIDと、フレーム変換情報におけるフローIDが対応している。
つぎに、フレームを受信した振分処理部40は、フレームの送信元MACアドレスを抽出し、振分処理部20から通知を受けた送信元MACアドレスと比較する。比較した結果、不一致の場合、受信したフレームを、網インタフェース部50へ送信する。送信元MACアドレスが一致していた場合、フレームのあて先MACアドレスを抽出し、あらかじめ設定された振分処理部40が接続する通信プロセッサ部60のポート(LANインタフェース部61)のMACアドレス、または、ブロードキャストアドレス、または、マルチキャストアドレスに一致している場合は、通信プロセッサ部60と接続されたポートに送信する。一致していないと判断した場合、当該フレームを廃棄する。
通信プロセッサ部60における処理は、フォワーディングエンジン部30とのインタフェースがプロセッサバス70を経由しない以外は従来と同様である。通信プロセッサ部60では、IPルーティング部62が受信したフレームのルーティング処理を実行し、WANインタフェース部64を介して振分処理部20へ送信する。通信プロセッサ部60からフレームを受信した振分処理部20は、無条件にフォワーディングエンジン部30へフレームを送信する。
当該フレームを受信したフォワーディングエンジン部30は、前記同様の処理を行うが、通信プロセッサ部60におけるルーティング処理によりパケットヘッダが更新されているためミスヒットとなり、そのまま振分処理部40へ送信する。振分処理部40では、前記同様の処理を行うが、通信プロセッサ部60におけるルーティング処理によりフレームの送信元MACアドレスが更新されているため、振分処理部20から通知を受けた送信元MACアドレスと一致しないことから、そのまま網インタフェース部50側へ送信し、網インタフェース部50がWAN4へ送信する。
図6は、上記処理においてフレームが通過する経路を示す図である。ルータ3では、フォワーディングエンジン部30においてエントリが一致した場合のフレームの流れは、網インタフェース部10→振分処理部20→フォワーディングエンジン部30→振分処理部40→網インタフェース部50、を経由してWAN4へ出力する。一方、フォワーディングエンジン部30においてエントリが一致しなかった場合のフレームの流れは、網インタフェース部10→振分処理部20→フォワーディングエンジン部30→振分処理部40→通信プロセッサ部60→振分処理部20→フォワーディングエンジン部30→振分処理部40→網インタフェース部50、を経由してWAN4へ出力する。なお、フレームをWAN4から端末装置1側へ送信する場合は、図6に示す流れと反対の流れとなる。
図7は、振分処理部40における振り分け処理を示すフローチャートである。まず、フレームの入力ポートを確認する(ステップS1)。WAN4からのフレームである場合(ステップS1:WAN)、送信元MACアドレスを抽出して振分処理部20に通知する(ステップS2)。その後、フレームをフォワーディングエンジン部30へ送信する(ステップS3)。つぎに、通信プロセッサ部60からのフレームである場合(ステップS1:通信プロセッサ部)、フレームをフォワーディングエンジン部30へ送信する(ステップS3)。つぎに、フォワーディングエンジン部30からのフレームである場合(ステップS1:フォワーディングエンジン部)、フレームの送信元MACアドレスと、振分処理部20から通知を受けたMACアドレスとが一致するかどうか確認する(ステップS4)。一致しない場合(ステップS4:No)、フレームをWAN4側へ送信する(ステップS5)。なお、通信プロセッサ部60においてルーティング処理を行い、フレームの送信元MACアドレスが更新された場合も、一致しない場合に該当する(ステップS4:No)。そのため、フレームをWAN4側へ送信する(ステップS5)。
一致する場合(ステップS4:Yes)、つぎに、あて先MACアドレスが自MACアドレスかどうかを確認する(ステップS6)。自MACアドレスの場合(ステップS6:Yes)、フレームを通信プロセッサ部60へ送信する(ステップS7)。自MACアドレスでない場合(ステップS6:No)、つぎに、あて先MACアドレスがブロードキャストアドレスかどうかを確認する(ステップS8)。ブロードキャストアドレスの場合(ステップS8:Yes)、フレームを通信プロセッサ部60へ送信する(ステップS7)。ブロードキャストアドレスでない場合(ステップS8:No)、つぎに、あて先MACアドレスがマルチキャストアドレスかどうかを確認する(ステップS9)。マルチキャストアドレスの場合(ステップS9:Yes)、フレームを通信プロセッサ部60へ送信する(ステップS7)。マルチキャストアドレスでない場合(ステップS9:No)、フレームを廃棄する(ステップS10)。
図8は、振分処理部20における振り分け処理を示すフローチャートである。フレームの流れが反対になる点を除けば振分処理部40の処理と同等である。まず、フレームの入力ポートを確認する(ステップS11)。LAN2からのフレームである場合(ステップS11:LAN)、送信元MACアドレスを抽出して振分処理部40に通知する(ステップS12)。その後、フレームをフォワーディングエンジン部30へ送信する(ステップS13)。つぎに、通信プロセッサ部60からのフレームである場合(ステップS11:通信プロセッサ部)、フレームをフォワーディングエンジン部30へ送信する(ステップS13)。つぎに、フォワーディングエンジン部30からのフレームである場合(ステップS11:フォワーディングエンジン部)、フレームの送信元MACアドレスと、振分処理部40から通知を受けたMACアドレスとが一致するかどうか確認する(ステップS14)。一致しない場合(ステップS14:No)、フレームをLAN2側へ送信する(ステップS15)。なお、通信プロセッサ部60においてルーティング処理を行い、フレームの送信元MACアドレスが更新された場合も、一致しない場合に該当する(ステップS14:No)。そのため、フレームをLAN2側へ送信する(ステップS15)。
一致する場合(ステップS14:Yes)、つぎに、あて先MACアドレスが自MACアドレスかどうかを確認する(ステップS16)。自MACアドレスの場合(ステップS16:Yes)、フレームを通信プロセッサ部60へ送信する(ステップS17)。自MACアドレスでない場合(ステップS16:No)、つぎに、あて先MACアドレスがブロードキャストアドレスかどうかを確認する(ステップS18)。ブロードキャストアドレスの場合(ステップS18:Yes)、フレームを通信プロセッサ部60へ送信する(ステップS17)。ブロードキャストアドレスでない場合(ステップS18:No)、つぎに、あて先MACアドレスがマルチキャストアドレスかどうかを確認する(ステップS19)。マルチキャストアドレスの場合(ステップS19:Yes)、フレームを通信プロセッサ部60へ送信する(ステップS17)。マルチキャストアドレスでない場合(ステップS19:No)、フレームを廃棄する(ステップS20)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、フォワーディングエンジンを備える中継装置において、フォワーディングエンジンにおいて入力したフレームとフローテーブルのエントリが一致しなかった場合は、該当フレームを、フォワーディングエンジンの後段の振分処理部から通信プロセッサへ送信することとした。これにより、フォワーディングエンジンは、通信プロセッサとのインタフェースを備える必要がないため、通信プロセッサとのインタフェースを廃棄することなく、性能向上や機能向上のためにフォワーディングエンジンを容易に交換することができる。
なお、ルータ3において、IPv6(Internet Protocol version 6)のブリッジ機能を備えることも可能である。図9は、振分処理部40における振り分け処理を示すフローチャートである。ルータ3の構成は図3と同様である。
図7に示す処理では、振分処理部40が、フレームの送信元MACアドレスを抽出し、振分処理部20から通知された送信元MACアドレスと一致しているかどうかで通信プロセッサ部60へ送信するかWAN4へ送信するかを判断していた。しかし、一般のブロードバンドルータで実現されているIPv6ブリッジ機能を実現しようとした場合、送信元MACアドレスは更新されないため機能が実現できない可能性がある。このような問題を回避するため、振分処理部40にIPv6パケット識別機能を追加する。
具体的には、フレームの送信元MACアドレスと、振分処理部20から通知を受けたMACアドレスとが一致するかどうか確認し(ステップS4)、一致する場合(ステップS4:Yes)、つぎに、IPv6ブリッジ機能がONかOFFか確認する(ステップS21)。ONの場合(ステップS21:ON)、つぎに、イーサタイプがIPv6かどうかを確認する(ステップS22)。IPv6の場合(ステップS22:Yes)、フレームをWAN4へ送信する(ステップS5)。IPv6でない場合(ステップS22:No)、つぎに、あて先MACアドレスが自MACアドレスかどうかを確認する(ステップS6)。以降の処理は図7と同様である。ステップS21において、OFFの場合(ステップS21:OFF)、つぎに、あて先MACアドレスが自MACアドレスかどうかを確認する(ステップS6)。以降の処理は図7と同様である。
このように、IPv6についての判断処理を追加することにより、さらに、IPv6ブリッジ機能を実現することも可能である。
また、ルータ3において、PPPoE(Point−to− over Ethernet(登録商標))のブリッジ機能を備えることも可能である。図10は、振分処理部40における振り分け処理を示すフローチャートである。ルータ3の構成は図3と同様である。
図7に示す処理では、振分処理部40が、フレームの送信元MACアドレスを抽出し、振分処理部20から通知された送信元MACアドレスと一致しているかどうかで通信プロセッサ部60へ送信するかWAN4へ送信するかを判断していた。しかし、一般のブロードバンドルータで実現されているPPPoEブリッジ機能を実現しようとした場合、送信元MACアドレスは更新されないため機能が実現できない可能性がある。このような問題を回避するため、振分処理部40にPPPoEパケット識別機能を追加する。
具体的には、フレームの送信元MACアドレスと、振分処理部20から通知を受けたMACアドレスとが一致するかどうか確認し(ステップS4)、一致する場合(ステップS4:Yes)、つぎに、PPPoEブリッジ機能がONかOFFか確認する(ステップS31)。ONの場合(ステップS31:ON)、つぎに、イーサタイプがPPPoEかどうかを確認する(ステップS32)。PPPoEの場合(ステップS32:Yes)、フレームをWAN4へ送信する(ステップS5)。PPPoEでない場合(ステップS32:No)、つぎに、あて先MACアドレスが自MACアドレスかどうかを確認する(ステップS6)。以降の処理は図7と同様である。ステップS31において、OFFの場合(ステップS31:OFF)、つぎに、あて先MACアドレスが自MACアドレスかどうかを確認する(ステップS6)。以降の処理は図7と同様である。
このように、PPPoEについての判断処理を追加することにより、さらに、PPPoEブリッジ機能を実現することも可能である。
以上のように、本発明にかかる中継装置は、ネットワーク間でフレームを中継する装置に有用であり、特に、フォワーディングエンジンを備える中継装置に適している。
1 端末装置
2 LAN
3 ルータ
4 WAN
10 網インタフェース部
20 振分処理部
30 フォワーディングエンジン部
31 LANインタフェース部
32 制御部
33 フローテーブル部
34 WANインタフェース部
40 振分処理部
50 網インタフェース部
60 通信プロセッサ部
61 LANインタフェース部
62 IPルーティング部
63 フローテーブル部
64 WANインタフェース部
70 プロセッサバス

Claims (6)

  1. 2つのネットワークと接続し、ネットワーク間で送受信されるフレームを中継する中継装置であって、
    受信したフレームに対して転送処理を試み、転送ができた場合には当該フレームの送信元MACアドレスを書き換えるフォワーディングエンジン手段と、
    前記フォワーディングエンジン手段でフレームを転送できなかった場合に、当該フレームに対して転送処理を行い、当該フレームの送信元MACアドレスを書き換える通信プロセッサ手段と、
    一方のネットワーク、前記フォワーディングエンジン手段、または前記通信プロセッサ手段からフレームを受信し、受信フレームから送信元MACアドレスを抽出し、当該フレームの送信先を決定する第一の振分処理手段と、
    他方のネットワーク、前記フォワーディングエンジン手段、または前記通信プロセッサ手段からフレームを受信し、受信フレームから送信元MACアドレスを抽出し、当該フレームの送信先を決定する第二の振分処理手段と、
    を備え、
    前記第一の振分処理手段は、
    前記一方のネットワークからフレームを受信した場合は、当該フレームの送信元MACアドレスを抽出して前記第二の振分処理手段に通知し、また、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信し、
    前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信した場合は、前記第二の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較し、一致した場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信し、一致しない場合は当該フレームを前記一方のネットワークへ送信し、
    前記通信プロセッサ手段からフレームを受信した場合は、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信し、
    前記第二の振分処理手段は、
    前記他方のネットワークからフレームを受信した場合は、当該フレームの送信元MACアドレスを抽出して前記第一の振分処理手段に通知し、また、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信し、
    前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信した場合は、前記第一の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較し、一致した場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信し、一致しない場合は当該フレームを前記他方のネットワークへ送信し、
    前記通信プロセッサ手段からフレームを受信した場合は、当該フレームを前記フォワーディングエンジン手段に送信する、
    ことを特徴とする中継装置。
  2. 前記第一の振分処理手段は、
    前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信し、前記第二の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較した結果一致し、さらに、IPv6ブリッジ機能がONのとき、受信フレームのイーサタイプがIPv6の場合は当該フレームを前記一方のネットワークへ送信し、イーサタイプがIPv6でない場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信し、
    前記第二の振分処理手段は、
    前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信し、前記第一の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較した結果一致し、さらに、IPv6ブリッジ機能がONのとき、受信フレームのイーサタイプがIPv6の場合は当該フレームを前記他方のネットワークへ送信し、イーサタイプがIPv6でない場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記第一の振分処理手段は、
    前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信し、前記第二の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較した結果一致し、さらに、PPPoEブリッジ機能がONのとき、受信フレームのイーサタイプがPPPoEの場合は当該フレームを前記一方のネットワークへ送信し、イーサタイプがPPPoEでない場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信し、
    前記第二の振分処理手段は、
    前記フォワーディングエンジン手段からフレームを受信し、前記第一の振分処理手段から通知を受けた送信元MACアドレスと受信フレームから抽出した送信元MACアドレスとを比較した結果一致し、さらに、PPPoEブリッジ機能がONのとき、受信フレームのイーサタイプがPPPoEの場合は当該フレームを前記他方のネットワークへ送信し、イーサタイプがPPPoEでない場合は当該フレームを前記通信プロセッサ手段へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記第一の振分処理手段および前記第二の振分処理手段が受信フレームを前記通信プロセッサ手段に送信する前に、
    さらに、当該フレームのあて先MACアドレスが自装置MACアドレスかどうかを確認し、自装置MACアドレスでない場合は、当該フレームを廃棄する、
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の中継装置。
  5. 前記第一の振分処理手段および前記第二の振分処理手段が受信フレームを前記通信プロセッサ手段に送信する前に、
    さらに、当該フレームのあて先MACアドレスがブロードキャストアドレスかどうかを確認し、ブロードキャストアドレスでない場合は、当該フレームを廃棄する、
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の中継装置。
  6. 前記第一の振分処理手段および前記第二の振分処理手段が受信フレームを前記通信プロセッサ手段に送信する前に、
    さらに、当該フレームのあて先MACアドレスがマルチキャストアドレスかどうかを確認し、マルチキャストアドレスでない場合は、当該フレームを廃棄する、
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の中継装置。
JP2009214487A 2009-09-16 2009-09-16 中継装置 Pending JP2011066607A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214487A JP2011066607A (ja) 2009-09-16 2009-09-16 中継装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214487A JP2011066607A (ja) 2009-09-16 2009-09-16 中継装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011066607A true JP2011066607A (ja) 2011-03-31

Family

ID=43952387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009214487A Pending JP2011066607A (ja) 2009-09-16 2009-09-16 中継装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011066607A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109523202A (zh) * 2017-09-19 2019-03-26 北京小度信息科技有限公司 订单处理方法、装置、设备及计算机可读存储介质
KR102386435B1 (ko) * 2020-11-12 2022-04-15 주식회사 랩피스 모바일 디바이스 카운팅 시스템 및 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109523202A (zh) * 2017-09-19 2019-03-26 北京小度信息科技有限公司 订单处理方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN109523202B (zh) * 2017-09-19 2022-08-09 北京星选科技有限公司 订单处理方法、装置、设备及计算机可读存储介质
KR102386435B1 (ko) * 2020-11-12 2022-04-15 주식회사 랩피스 모바일 디바이스 카운팅 시스템 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9954779B2 (en) Method, apparatus, and system for supporting flexible lookup keys in software-defined networks
US8320384B2 (en) Packet forwarding apparatus suitable for real time packets
US9560177B2 (en) Network system and network flow tracing method
JP5382451B2 (ja) フロントエンドシステム、フロントエンド処理方法
JP4457058B2 (ja) フィルタリングを備えるパケット転送装置
TWI322606B (en) Tunneling device, channel tunnel distribution method using the same and program
US10530692B2 (en) Software FIB ARP FEC encoding
WO2016000513A1 (zh) 更新业务流报文的处理方式的方法及装置
KR20150079910A (ko) 소프트웨어-정의된 네트워크 오버레이
EP3080957A1 (en) Establishing a data transfer connection
KR20080048972A (ko) 비-macsec 노드들을 통해 macsec 패킷들을터널링하기 위한 방법 및 시스템
JP2006319973A (ja) プロトコル汎用の傍受用ネットワーク装置
JP5858141B2 (ja) 制御装置、通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP2014504812A (ja) マッピングサーバ装置、ネットワークシステム、パケット転送方法およびプログラム
US10587508B2 (en) Ethernet frame transmission method in software defined networks (SDN)
US20160006684A1 (en) Communication system, control apparatus, communication method, and program
JP5534033B2 (ja) 通信システム、ノード、パケット転送方法およびプログラム
EP2916497A1 (en) Communication system, path information exchange device, communication node, transfer method for path information and program
JP2011066607A (ja) 中継装置
JP2021197562A (ja) 通信装置及び通信方法
EP3477897A1 (en) Methods and apparatuses for routing data packets in a network topology
JP4615435B2 (ja) ネットワーク中継装置
JP7119170B2 (ja) Bierv6パケット転送方法、デバイス、およびシステム
JP2006340119A (ja) ネットワーク装置
US20170104606A1 (en) Home gateway ds-lite multicast method and device