JP2011066570A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な高周波特性を維持しつつ、増幅器の使用周波数帯域切換えが可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】結合係数k1を有し、互いに並列に接続されるコイルL11及びコイルL12と、コイルL11及びコイルL12に直列に接続されるコイルL13と、コイルL11に並列に接続されるコンデンサC11と、コイルL12に並列に接続されるコンデンサC12と、コイルL11の一端と、コンデンサC11の一端とに接続される入力端子p1と、コイルL12の一端と、コンデンサC12の一端とに接続される入力端子n1と、入力端子p1と、入力端子n1とにそれぞれ逆位相の入力信号を供給する入力信号供給部200とから構成されることを特徴とする半導体集積回路。
【選択図】 図2

Description

本発明は、増幅器の周波数帯域を切り替える半導体集積回路に関する。
近年携帯端末のような無線通信システムにおいては、GSM、GPS、WCDMAなどのあらゆる通信システムに対応するために、送受信システムの広帯域化、マルチバンド化が盛んに行われている。
使用周波数帯域が数百MHzと、さほど帯域が広くない無線通信システムにおいて入出力が広帯域な特性を持つと、帯域内・帯域外妨害波などによる相互変調により所望帯域内に歪み成分を発生させることがある。
そのため狭帯域なシステムでは帯域をしぼって使用すること、つまり周波数帯域を切り替えて使用することが歪み特性、雑音特性などの劣化を抑制できるという観点からも望ましい。
無線通信システムは共振回路から構成される。共振回路は、インダクタ及びコンデンサから構成され、その共振周波数は1/{2π√(LC)}で表される。ここでLはインダクタのインダクタ値(誘導係数)、Cはコンデンサの静電容量値である。このインダクタ値もしくは静電容量値を変えることにより、共振周波数を変化させることができる。つまり、周波数帯域を切り替えることができる。
この共振周波数を変化させる手法として、一般的には、抵抗などの受動素子を用いて周波数チューニングする手法が多く用いられている。
特に高周波においては、増幅器の負荷としてインダクタやコンデンサを使用し、帯域に応じて静電容量値を切り替える手法1、インダクタ値を切り替える手法2や、インダクタの結合係数を利用してインダクタ値を替える手法3などが用いられる。
しかし、手法1は、静電容量値を切り替えるため、広い可変周波数範囲をとりたい場合には大きな容量値が必要となり、低周波において高いQ値を得るのが困難であるという課題がある。ここで、Q値とは、インダクタの寄生抵抗をR、コイルのインダクタンスをL、コンデンサの静電容量をCとしたときに、Q=1/R√(L/C)であらわされ、Q値が高いほど周波数特性が急峻となり周波数選択性が高いことを意味する。
また、手法2はスイッチを利用してインダクタの値自体を切り替えるため、適用システム数に対応するインダクタ数が必要となり面積が大きくなる。また、更に広い可変周波数範囲をとりたい場合は大きなインダクタが必要となり寄生抵抗も大きくなりQ値の劣化にもつながるという課題がある。
更に、手法3は、同相モード・差動モードの切り替えによりそのインダクタ値が結合係数kに応じて(1−k)L〜(1+k)Lまで変化するため、その値に応じて周波数範囲を変化させることができるが、Q値が(1/R)√{(1−k)L/C}と低くなる同相モード時の方が共振周波数は高くなる。特に高周波においては低周波に比べて良好な特性を得るのが元々困難な上、低雑音増幅器(LNA)、電力増幅器(PA)、電圧制御発振器(VCO)などのアナログ回路ブロックにおいては負荷や縮退抵抗の替わりに使用するインダクタのQ値が利得特性や最大出力電力、発振振幅などに大きな影響を与えるため、極力高いQ値を持つ素子を使用したいが、手法3では高周波側になるとQ値が劣化してしまい所望の利得、雑音特性を確保できないという課題がある。
特許第3959371号
本発明は、良好な高周波特性を維持しつつ、増幅器の使用周波数帯域切換えが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体集積回路は、第1の結合係数を有し、互いに並列に接続される第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに直列に接続される第3のコイルと、前記第1のコイルの一端と前記第3のコイルの一端に対し並列に接続される第1のコンデンサと、前記第2のコイルの一端と前記第3のコイルの一端に対し並列に接続される第2のコンデンサと、前記第1のコイルの一端と、前記第1のコンデンサの一端とに接続される第1の入力端子と、前記第2のコイルの一端と、前記第2のコンデンサの一端とに接続される第2の入力端子と、前記第1の入力端子と、前記第2の入力端子とにそれぞれ逆位相の入力信号を供給する入力信号供給部を具備することを特徴とする。
本発明によれば、良好な高周波特性を維持しつつ、増幅器の使用周波数帯域切換えが可能な半導体集積回路を提供することができる。
本発明の半導体集積回路のシステムブロック図である。 本発明の実施例1の回路図である。 本発明の実施例2の回路図である。 本発明の実施例3の回路図である。 本発明の実施例4の回路図である。 本発明の実施例5の回路図である。 本発明の実施例6の回路図である。 本発明の実施例7の回路図である。 本発明の実施例8の回路図である。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る半導体集積回路のシステムブロック図である。本発明の半導体集積回路は、データを送受信するアンテナ10、データの送信及び受信を切り替えるT/Rスイッチ部11、LNA12(低雑音増幅器:Low Noise Amplifier)、PA13(Power Amplifier:電力増幅器:)、MIX14(Mixer:ミキサ)、VCO15(Voltage Controlled Amplifier:電圧制御増幅器)及びLPF16(Low Path Filter:低域フィルタ)から構成され、このうち、特にLNA12及びPA13に特徴を有する。
図2は、図1におけるLNA12(又はPA13)に含まれる、本発明の実施例1に係る半導体集積回路の共振回路部100を示したものである。図2(a)の共振回路部100は、結合係数k1を持ち、互いに並列に接続されるインダクタンスLのコイルL11及びインダクタンスLのコイルL12と、コイルL11及びコイルL12に直列に接続されるインダクタンスLのコイルL13と、コイルL11に並列に接続される静電容量CのコンデンサC11と、コイルL12に並列に接続される静電容量CのコンデンサC12とから構成される。
そして、入力端子p1がコイルL11の一端及びコンデンサC11の一端に接続され、入力端子n1がコイルL12の一端及びコンデンサC12の一端に接続され、入力端子p1及び入力端子n1には、入力信号供給部200から信号が供給される。
ここでコイルL11及びコイルL12は、逆位相の信号が流れると磁束が強め合う向きに巻かれているものとする。
入力信号供給部200は、入力端子p1と入力端子n1に互いに逆位相の信号を供給すると、コイルL11及びコイルL12で構成されるインダクタには、それぞれ互いに逆相の信号が流れ、磁束を強めあう方向に磁力が働くため、コイルL11、コイルL12及びコイルL13から構成されるインダクタのインダクタンスは、コイルL11とコイルL12の結合係数をkとすると、L=L(1+k)となる。また、L12に流れる信号は逆相信号のため、L13の影響は見えなくなる。したがって、共振周波数は、f=1/R{(2π√(L×C))、Q値はQ=(1/R)√(L/C)となり、Q値を劣化させずに、共振回路部100を低周波で共振させることが可能となる。なお、Rは各インダクタの寄生抵抗である(以降同様)。
図2(b)の共振回路部100は、入力端子n1に供給される信号の位相以外は、図2(a)と同様である。図2(b)では、入力信号供給部200から入力端子n1と入力端子p1とに、互いに同位相の信号が供給される。入力端子p1とn1に互いに同位相の信号が供給されると、コイルL11及びコイルL12で構成されるインダクタには、それぞれ同相信号が流れ、磁束を打ち消す方向に磁力が働くため、コイルL11、コイルL12から構成されるインダクタのインダクタンスは、コイル11とコイル12の結合係数kとすると、L(1−k)となる。また、L21に流れる信号は同相信号のため、コイルL11、コイルL12、コイルL13により構成されるインダクタのインダクタンスは、L=2L+L(1−k)となり、共振周波数はf=1/{2π√(L)}、Q値はQ=(1/R)√(L/C)となり、十分なアイソレーションを確保しつつ所望の周波数に周波数を変更することができ、更に、高周波動作モードにおけるQ値を改善できるため、良好な利得特性、雑音特性を得ることができる。具体的には、同位相モードにより劣化したコイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22のQ値を、コイルL13/L23で補償することで高周波モード時にも高いQ値を保つことができ、良好な利得特性、雑音特性を得ることができる。
図3は、本発明の実施例2に係る半導体集積回路の共振回路部100を示したものである。図3(a)の共振回路部100は、結合係数k1を持ち、互いに並列に接続されるインダクタンスLのコイルL11及びインダクタンスLのコイルL12と、同様に、結合係数k1を持ち、互いに並列に接続されるインダクタンスLのコイルL21及びインダクタンスLのコイルL22と、コイルL11及びコイルL12に直列に接続されるインダクタンスLのコイルL13と、コイルL21及びコイルL22に直列に接続されるインダクタンスLのコイルL23と、コイルL11に並列に接続される静電容量CのコンデンサC11及び、コイルL12に並列に接続される静電容量CのコンデンサC12と、コイルL21に並列に接続される静電容量CのコンデンサC21及び、コイルL22に並列に接続される静電容量CのコンデンサC22とから構成される。
ここで、コイルL13とコイルL23との結合係数はkとする。
また、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22、コイルL13及びコイルL23は、それぞれ逆位相の信号が流れると磁束が強め合う向きに巻かれているものとする。
そして、入力端子p1がコイルL11の一端及びコンデンサC11の一端に接続され、入力端子n1がコイルL12の一端及びコンデンサC12の一端に接続され、入力端子p2がコイルL21の一端及びコンデンサC21の一端に接続され、入力端子n2がコイルL22の一端及びコンデンサC22の一端に接続され、入力端子p1、n1、p2、n2には、入力信号供給部200から信号が供給される。
入力端子p1と入力端子n1に互いに逆位相の信号が供給されると、コイルL11及びコイルL12で構成されるインダクタにはそれぞれ互いに逆相信号が流れ、磁束を強めあう方向に磁力が働くため、コイルL11、コイルL12及びコイルL13から構成されるインダクタのインダクタンスは、コイルL11とコイルL12の結合係数をkとすると、L=L(1+k)となる。コイルL21及びコイルL22についても同様に、コイルL21とコイルL22の結合係数をkとすると、L=L(1+k)となる。
また、L12とL22に流れる信号は逆相信号のため、L13とL23の影響は見えなくなる。したがって、共振周波数は、f=1/R{(2π√(L×C))、Q値はQ=(1/R)√(L/C)となり、Q値を劣化させずに、共振回路部100を低周波で共振させることが可能となる。
図3(b)の共振回路部100は、入力端子n1及びp2に供給される信号の位相以外は、図3(a)と同様である。図3(b)では、入力端子p1と入力端子n1に、及び入力端子p2と入力端子n2に、互いに同位相の信号が供給される。また、入力端子p1及び入力端子n1に入力される信号の位相と、入力端子p2及び入力端子n2に入力される信号の位相とは、互いに逆位相である。
入力端子p1及びn1、p2及びn2に、それぞれ同位相の信号が供給されると、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22には、それぞれ互いに同位相の信号が流れ、磁束を打ち消す方向に磁力が働くため、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22から構成されるインダクタのインダクタンスは、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22の結合係数をそれぞれkとすると、それぞれL(1−k)となる。
また、コイルL13とコイルL23に流れる信号は逆位相の信号が流れるので、コイルL13とコイルL23には磁束を強め合う方向に磁力が働くため、コイルL13とコイルL23とで構成されるインダクタのインダクタンスは、コイルL13とコイルL23の結合係数をkとすると、L(1+k)となる。
以上より、コイルL11、コイルL12及びコイルL13から構成されるインダクタのインダクタンスは、L=2L(1+k)+L(1-k)となり、共振周波数はf=1/{2π√(LC)}、Q値はQ=(1/R)√(L/C)となり、Q値を劣化させずに共振回路部100を高周波で共振させることが可能となる。
ここで、結合係数kを持つコイルL13及びコイルL23がない場合は、同インダクタンスはL´=L(1−k)となり、本実施例におけるQ値の方が、√(L/L´)倍高くなることが分かる。つまり、Q値を劣化させずに共振回路部100を高周波で共振させることが可能となる。
図4は、本発明の実施例3に係る半導体集積回路を示したものである。本実施例は、実施例2の共振回路部100と、コイルL11、コイルL12及び、コイルL21、コイルL22にそれぞれ流れる信号を、選択的に同位相/逆位相に切り替えるスイッチM21〜M26から構成される入力信号供給部200とで構成されたカスコード構成の差動増幅回路である。
上記の共振回路部100を低周波で共振させたい場合は、M21及びM23、M24及びM26をON(H)、M22及びM25をOFF(L)にして逆相の信号を共振器に供給する。
インダクタンスL、共振周波数fL、Q値については、実施例2と同様に、L=L(1+k)、f=1/{2π√(LC)}、Q=(1/R)√(L/C)となる。
また上記の共振回路部100を高周波で共振させたい場合、M21及びM22、M24及びM25をON(H)、M23及びM26をOFF(L)にして同相の信号を共振器に供給する。
インダクタンスL、共振周波数fH、Q値については、実施例2と同様に、L=2L(1+k)+L(1-k)、f=1/{2π√(LC)}、Q=(1/R)√(L/C)となる。
以上により、実施例2の効果に加え、各コイルに流れる信号を、選択的に同位相/逆位相に切り替えること可能になる。
図5は本発明の実施例4の回路を示したものである。本実施例の回路は、実施例3の入力信号供給部200に、コイルL31に並列に可変容量コンデンサC31を、コイルL32に並列に可変容量コンデンサC32を更に設けることで、入力信号供給部200にLC共振回路を構成している。
この可変容量コンデンサC31及び可変容量コンデンサC32の容量を変えることで、実施例1乃至3の効果に加え、高周波動作モードや低周波動作モードに適宜変更することができるという効果が得られる。なお、LC共振回路のインピーダンスは所望の動作周波数において十分に高くなるように構成する。
図6は本発明の実施例5の回路を示したものである。本実施例の回路は、実施例2の共振回路100を2つ備え、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びL22に流れる信号を選択的に同位相/逆位相に切り替えるスイッチMN21〜MN26、MP21〜MP26から構成される入力信号供給部200を備えた相補型のカスコード接続のゲート接地型差動増幅回路である。共振回路部100は実施例3と同様な制御を行うものとし、スイッチMN21〜MN26の制御信号に対してスイッチMP21〜MP26の制御信号はその反転信号で制御する。出力信号VOUT_P1とVOUT_P2は同位相の信号であるため電流加算して出力する。
図7は本発明の実施例6の回路を示したものである。本実施例の回路は、実施例2と同様の共振回路部100を備え、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22に流れる信号を選択的に同位相/逆位相に切り替えるスイッチM21〜M26から構成される入力信号供給部200を備え、M11及びM12はソース接地型増幅器、M31及びM32はゲート接地型増幅器として動作する増幅回路である。ソース接地回路とゲート接地回路はそれぞれ反転増幅、非反転増幅であるためM11及びM12、M31及びM32のトランスコンダクタンスGmを揃えることで共振回路部100には同じ振幅で逆位相の信号が流れる。またM31及びM32のDC電流源としてI1及びI2を付加している。
上記の共振器回路部100を低周波で共振させたい場合、M21/M22、M24/M25をON(H)、M23/M26をOFF(L)にして逆相の信号を共振器に供給する。コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22で構成されるインダクタにはそれぞれ逆相信号が流れ、磁束を強め合う方向に働くため低周波で共振する。
また上記の共振回路部100を高周波で共振させたい場合、M21/M23、M24/M26をON(H)、M22/M25をOFF(L)にして同相の信号を共振器に供給する。L11/L12及びL13/L14で構成されるインダクタにはそれぞれ同相信号が流れ、磁束を打ち消す方向に働くため高周波で共振する。
図8の回路は、本発明の実施例7の回路を示したものである。実施例2と同様の共振回路部100を備え、コイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22に流れる信号を選択的に同位相/逆位相に切り替えるスイッチM21〜M26を備え、M11/M12はドレイン接地型増幅回路として動作する増幅回路である。上記のLC共振器は実施例1と同様な制御を行うものとし、主にバッファ回路として使用する。
図9の回路は本発明の実施例8の回路を示したものである。実施例2と同様の共振回路部100を備え、入力信号供給部200は、コイルL11/L12およびL13/L14に流れる信号を選択的に同位相/逆位相に切り替える電流源I2/I3およびバッファ素子M21〜M24を備え、I1がM11/M12に電流を供給する電流源として動作する。
M21〜24のゲートに入力された電圧信号はそれぞれのトランジスタのドレインに反転信号として現れるため、電流源I2及びI3を選択的にON/OFFすることによりM22及びM23、M21及びM24のゲートに入力される信号がM11及びM12のドレインにおける電圧信号を同位相/逆位相に切り替えることができる。これにより実施例2と同様に出力信号の周波数を変化させることができる。
(その他の実施例)
実施例1乃至7のコンデンサC11及びコンデンサC12、コンデンサC21及びコンデンサC22を可変容量のコンデンサにしてもよい。これにより、周波数を変更することができ、同位相モードにより劣化したコイルL11及びコイルL12、コイルL21及びコイルL22のQ値を、コイルL13及びコイルL23、可変容量コンデンサC11及び可変容量コンデンサC12、可変容量コンデンサC21及び可変容量コンデンサC22で補償することで、広い可変周波数範囲を確保しつつ周波数帯を微調整できる上、高周波モード時にも高いQ値を保つことができ、良好な利得特性、雑音特性を得ることができる。
なお、上述した各実施例において、L11/L12及びL13/L14で構成されるインダクタを同位相で使用する場合、出力信号を足し合わせることで片側出力よりも信号レベルを大きくすることは可能である。
また、上記共振回路部100を含む増幅器はFET以外にもバイポーラでも構成することが可能であり、また極性を逆にしたPMOSにおいても実現可能である。
10 アンテナ
11 T/Rスイッチ部
12 LNA
13 PA
14 MIX
15 VCO
16 LPF
100 共振回路部
200 入力信号供給部
L11、L12、L13、L21、L22、L23、L31、L32 コイル
C11、C12、C13、C21、C22、C23 コンデンサ
C31、C32 可変容量コンデンサ
M11、M12、M21〜M26、MN21〜MN26、MP21〜MP26 スイッチ

Claims (5)

  1. 第1の結合係数を有し、互いに並列に接続される第1のコイル及び第2のコイルと、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルに直列に接続される第3のコイルと、
    前記第1のコイルの一端と前記第3のコイルの一端に対し並列に接続される第1のコンデンサと、
    前記第2のコイルの一端と前記第3のコイルの一端に対し並列に接続される第2のコンデンサと、
    前記第1のコイルの一端と、前記第1のコンデンサの一端とに接続される第1の入力端子と、
    前記第2のコイルの一端と、前記第2のコンデンサの一端とに接続される第2の入力端子と、
    前記第1の入力端子と、前記第2の入力端子とにそれぞれ逆位相の入力信号を供給する入力信号供給部と
    から構成されることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記入力信号供給部は、前記第1の入力端子と、前記第2の入力端子とにそれぞれ同位相の入力信号を供給することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記第1の結合係数を有し、互いに並列に接続される第4のコイル及び第5のコイルと、
    前記第4のコイル及び前記第5のコイルに直列に接続され、前記第3のコイルと第2の結合係数を有する第6のコイルと、
    前記第4のコイルの一端と前記第6のコイルの一端に対し並列に接続される第3のコンデンサと、
    前記第5のコイルの一端と前記第6のコイルの一端に対し並列に接続される第4のコンデンサと、
    前記第4のコイルの一端と、前記第3のコンデンサの一端とに接続される第3の入力端子と、
    前記第5のコイルの一端と、前記第4のコンデンサの一端とに接続される第4の入力端子と、
    前記第1の入力端子と前記第2の入力端子とにそれぞれ逆位相の入力信号を供給し、前記第3の入力端子と前記第4の入力端子とにそれぞれ逆位相の入力信号を供給する入力信号供給部と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記入力信号供給部は、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子とに、それぞれ同位相の入力信号を供給し、
    前記入力信号供給部は、前記第3の入力端子と前記第4の入力端子とに、それぞれ同位相の入力信号を供給し、
    前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子と、前記第3の入力端子及び前記第4の入力端子との入力信号は、それぞれ逆位相であることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記入力信号供給部は、前記第1乃至第4の入力端子に入力する入力信号を、選択的に、同位相もしくは逆位相に切り替えるスイッチから構成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
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