JP2011065150A - 一心双方向光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】一心双方向光モジュールにおいて、光学フィルタの傾斜した取付面等をジョイントホルダ(Jホルダ)に形成する際に当該Jホルダに設けられる溝から、モジュール内部へ異物が進入することを防ぐ。
【解決手段】一心双方向光モジュール1は、Jホルダ4の一端部に送信用光デバイス2が取付けられ、他端部に光ファイバ保持部品5が取付けられ、更に側面部に受信用光デバイス3が取付けられ、送信用光デバイス2の送信光を透過させて光ファイバ保持部品5の光ファイバに導光すると共に光ファイバからの受信光を反射させて受信用光デバイス3に導光する光学フィルタ6を備える。Jホルダ4の光ファイバ保持部品5の取付部端面と受信用光デバイス3の取付部側面とが連通するように角部から傾斜する光学フィルタ6の取付面4bにかけて導光路を形成する溝4gが設けられ、更に溝4gを塞ぐためのカバー部材8を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、一本の光ファイバで信号光を送受信する一心双方向光モジュールに関する。
近年、光アクセス系を中心に、1本の光ファイバで上りと下りの信号を送受信する一心双方向光モジュールの需要が急速に拡大しつつあり、上記光モジュールとして種々のものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示の一心双方向光モジュールは、図9(A)の外観図に示すように、送信用光デバイス101と受信用光デバイス102と光ファイバ保持部品103とを、ジョイントホルダ104に固定して成るもので、図9(B)の部分断面図に示すように、ジョイントホルダ104に形成された傾斜したフィルタ取付面105に光学フィルタ106が取付けられている。光学フィルタ106は、送信用光デバイス101から光ファイバ保持部品103のフェルール107内の光ファイバへの信号光と、上記光ファイバから受信用光デバイス102への信号光と、を波長合分波するものである。
なお、ジョイントホルダ104は、ステンレス材料の円筒状の部材をカットソーやエンドミルを用いた切削加工により、傾斜したフィルタ取付面105を形成することで作製される。
特開2004−354752号公報
しかしながら、図9の一心双方向光モジュール100では、ジョイントホルダ104のフィルタ取付面105と、フェルール107の光ファイバから受信用光デバイス102への導光路(反射光路)を形成する際、図10に示すように、光ファイバ保持部品固定面108と受信用光デバイス固定面109とに上記カットソーやエンドミルの切代に相当する溝110が設けられてしまう。溝110は、前述の図9(A)に示すように、ジョイントホルダ104への受信用光デバイス102の固定後も受信用光デバイス109における隙間111として残り、モジュール内部への異物の進入の要因となる恐れがある。図示は省略するが、溝110は、光ファイバ保持部品固定面108においても同様に隙間として露出する恐れがある。
なお、一心双方向光モジュールとして、図9,10に示したようなもの(ダイプレクサ型)の他に、図11に示すような、1つの送信用光デバイス201と、2つの受信用光デバイス202,203と、光ファイバ保持部品204とを、ジョイントホルダ205に固定して成るトライプレクサ型のものが考えられている。図示は省略するが、このトライプレクサ型の一心双方向光モジュール200においては、図9のものと同様な光学フィルタが2つ用いられており、図12(A),(B)に示すように、これら光学フィルタ用の傾斜した取付面206,207がジョイントホルダ205に形成されている。
そして、これら光学フィルタ用の取付面206,207と、光ファイバ保持部品7の光ファイバから各受信用光デバイス202,203への導光路を形成する際に、光ファイバ保持部品固定面208と受信用光デバイス固定面209,210とに前述と同様に溝211が設けられてしまう。この溝211が各部品の固定後も隙間として残りモジュール内部への異物の進入の要因となるという課題が、トライプレクサ型の光モジュール200にもある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、1本の光ファイバで上りと下りの信号を送受信する一心双方向光モジュールであって、信号光を波長合分波する光学フィルタの傾斜した取付面と光ファイバからの導光路をジョイントホルダに形成する際に当該ジョイントホルダに設けられる溝から、光モジュール内部へ異物が進入することを防ぐようにしたものを提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一心双方向光モジュールは、ジョイントホルダと、該ジョイントホルダに取り付けられた光ファイバを保持する光ファイバ保持部品と、光ファイバに光結合する第1及び第2の光デバイスと、を有するものであって、第1の光デバイスは第1の波長に係り、第2の光デバイスは第2の波長に係り、第1の光デバイスと光ファイバの光軸は実質一致して第1の光軸をなし、第2の光デバイスの光軸は第1の光軸と実質垂直な第2の光軸を有し、ジョイントホルダが、第1及び第2の波長の光の一方を透過し他方を反射する第1の光学フィルタを搭載すると共に第1の光軸と第2の光軸のそれぞれに対し実質45°の角度を有する第1の斜面を備え、該斜面の端部はジョイントホルダの表面に露出しており、さらに、第1の斜面の端部を覆うカバー部品を備えることを特徴とする。
また、第1の斜面が、ファイバ保持部品または第1の光デバイスを搭載する面から第2の光デバイスを搭載する面に向けて形成され、カバー部品が、ジョイントホルダの表面に形成された凹部に該表面から突出しないよう嵌め込まれ、ファイバ保持部品または第1の光デバイスに係る第1の光軸に対する調芯、及び、第2の光デバイスに係る第2の光軸に対する調芯の際に、カバー部品が干渉するのを防ぐようにするとよい。上記凹部は、例えば、ジョイントホルダのファイバ保持部品または第1の光デバイスを搭載する面から第2の光デバイスを搭載する面に渡って連続して形成されるものである。
さらに、第3の波長に係る第3の光デバイスと、第1及び第2の波長を透過し第3の波長を反射する第2の光学フィルタと、を備え、第3の光デバイスに係る第3の光軸が、第2の光軸に実質平行で且つ第1の光軸に実質垂直であり、第2の光学フィルタが、ジョイントホルダにおける第3の光軸と第1の光軸の交点に設けられた、第1の光軸及び第3の光軸それぞれと実質45°の角度を有する第2の斜面に搭載され、該第2の斜面の端部はジョイントホルダの第3の光デバイスを搭載する面に露出しており、カバー部品は第2の斜面の端部も覆うようにしてもよい。
この場合、カバー部品が、ジョイントホルダの第2の光デバイスを搭載する面、ファイバ保持部品または第1の光デバイスを搭載する面、及び第3の光デバイスを搭載する面に渡って形成された凹部に嵌め込まれており、ファイバ保持部品または第1の光デバイスに係る第1の光軸に対する調芯、第2の光デバイスに係る第2の光軸に対する調芯、及び、第3の光デバイスに係る第3の光軸に対する調芯の際に、カバー部品が干渉するのを防ぐようにするとよい。
また、第1の光デバイスが送信用光デバイスであり、第2の光デバイス及び第3の光デバイスの一方が送信用光デバイスであり他方が受信用光デバイスであり、ジョイントホルダが、第2の光学フィルタと光ファイバとの間、または、第1の光学フィルタと第2の光学フィルタとの間に集光レンズを搭載し、該集光レンズから送信用光デバイスそれぞれまでの光学長は実質等しくなるようにするとよい。
本発明によれば、光学フィルタの取付面及び光ファイバからの導光路をジョイントホルダに形成する際に当該ジョイントホルダに設けられる溝をカバー部品で覆うようにしたので、上記溝が露出せず、当該溝を介した光モジュール内部への異物の進入を防ぐことができる。
本発明に係る一心双方向光モジュールについて説明する図である。 図1の一心双方向光モジュールのジョイントホルダについて説明する図である。 本発明に係る他の一心双方向光モジュールについて説明する図である。 図3の一心双方向光モジュールのジョイントホルダについて説明する図である。 本発明に係るさらに別の一心双方向光モジュールについて説明する部分斜視図である。 図5の一心双方向光モジュールの部分断面図である。 本発明に係るさらに別の一心双方向光モジュールについて説明する部分斜視図である。 図7の一心双方向光モジュールの部分断面図である。 従来の一心双方向光モジュールの一例について説明する図である。 図9の一心双方向光モジュールのジョイントホルダについて説明する図である。 従来の一心双方向光モジュールの他の例について説明する図である。 図11の一心双方向光モジュールのジョイントホルダについて説明する図である。
図1及び図2を用いて、本発明による一心双方向光モジュール(以下、光送受信モジュールという)の一例について説明する。図1(A)は本光送受信モジュールの斜視図、図1(B)はその部分断面図である。また、図2(A)は図1のジョイントホルダとカバー部品(隙間防止部品)の斜視図であり、図2(B)はカバー部品が取付けられた状態のジョイントホルダの斜視図である。
本実施形態の光送受信モジュールは、1本の光ファイバで光信号を送受信するダイプレクサ(Diplexer)タイプのものであり、図1(A)の参照符号1で例示するように、送信用光デバイス2、受信用光デバイス3、ジョイントホルダ4、光ファイバ保持部品5等を有する。
第1の光デバイスとしての送信用光デバイス2及び第2の光デバイスとしての受信用光デバイス3は、図1(B)に示すように、一端に複数のリードピン2a,3aが取付けられ他端に図示しない光学窓が固定された同軸型のパッケージ2b,3bを有し、さらに、該パッケージ2b,3b内に半導体発光素子(LD:Laser Diode)や半導体受光素子(PD:Photo Diode)等の光電変換素子を有する。
送信用光デバイス2は、パッケージ2b内のLDから第1の波長の信号光を出射する。この信号光は、上記光学窓を透過し、ジョイントホルダ4に取付けられた第1の光学フィルタ6を透過し、光ファイバ保持部品5のフェルール5a内の光ファイバを介して、外部に伝達される。LDは、リードピン2aと電気的に接続されており、外部から当該リードピン2aを介して電気的な送信信号を受ける。
受信用光デバイス3は、フェルール5a内の光ファイバから入射され、光学フィルタ6で反射され、ジョイントホルダ4に取付けられたカットフィルタ7と光学窓とを透過した信号光を、パッケージ3b内のPDで受光する。PDにより受光され電気信号に変換された信号は、リードピン3aを介して外部へ送出される。なお、PDが受光する光ファイバを伝播してきた信号光は、送信用光デバイス2から出力された信号光と異なる波長(第2の波長)を有している。
光ファイバ保持部品5は、光ファイバケーブルの端部に取付けられたフェルール5aを保持するもので、フェルール5aは、その端面に、信号光伝送用の光ファイバの端面が露出している。
上述のような送信用光デバイス2、受信用光デバイス3、及び光ファイバ保持部品5が取付けられるジョイントホルダ4には、以下の光学フィルタ6及びカットフィルタ7も取付けられる。
第1の光学フィルタ6は、光の波長に基づいて選択的に透過または反射を行う波長選択フィルタであり、送信用光デバイス2から出射された第1の波長の信号光を透過して光ファイバ保持部品5に保持される光ファイバに導光すると共に、フェルール5aの光ファイバの一端からの送信用光デバイス2からの第1の波長とは異なる第2の波長を有する信号光を反射し受信用光デバイス3に導光する。
また、カットフィルタ7は、特定の波長の光を透過し、他の波長の光を遮断するもので、少なくとも送信用光デバイス2からの第1の波長を有する信号光等が受信用光デバイス3に入射することを防止する。
これらが取付けられるジョイントホルダ4は、例えば、ステンレス材料の円柱状部材を略円筒状に加工して成る。このジョイントホルダ4の中心軸部分には、送信用光デバイスのための光路となる光路孔4aが形成されており、この光路孔4aを斜めに横切るように、光学フィルタ6が固定される光学フィルタ固定面(第1の斜面)4bが形成されている。また、カットフィルタ7が固定されるカットフィルタ固定孔4cも形成されている。
さらに、ジョイントホルダ4は、送信用光デバイス2が軸方向に位置合わせされて固定される固定孔4dを一端部に、光ファイバ保持部品5が面方向に位置合わせされて固定される部品固定面(取付部側面)4fを他端部に、受信用光デバイス3が面方向に位置合わせされて固定されるデバイス固定面(取付部端面)4eを側面部に有する。
固定孔4dの内部形状は送信用光デバイス2のパッケージ2bに対応したものとなっており、固定孔4d内で送信用光デバイス2を動かして位置合わせした後に、固定孔4dの側壁4gと送信用光デバイス2のパッケージ2bの側面とがYAG溶接される。
デバイス固定面4eは、図2(A)に示すように、後述の凹所4hの部分を除いて平坦な面に形成されており、当該平面上で受信用光デバイス3を動かして位置合わせした後に、当該平面と受信用光デバイス3のパッケージ3bの端部3cとがYAG溶接される。
部品固定面4fは、凹所4hの部分を除いて平坦な面に形成されており、当該固定面4f上で光ファイバ保持部品5を動かして位置合わせした後に、当該固定面4fと当該保持部品5の下部5bとがYAG溶接される。
なお、これらデバイス固定面4eと部品固定面4fは連続している。
上述のような位置合わせ、すなわち調芯を行うことにより、光ファイバ保持部品の光軸と送信用光デバイス2の光軸が一致する。本明細書では、この光軸を第1の光軸といい、また、第1の光軸と垂直に位置合わせされた受信用光デバイス3の光軸を第2の光軸という。
このようなジョイントホルダ4には、上記第1の光軸と第2の光軸のそれぞれに対し実質45°の角度を有する光学フィルタ固定面4bと、光ファイバ保持部品5の光ファイバから受信用光デバイス3への導光路とを形成する溝4gが設けられている。この溝4gは、デバイス固定面4eと部品固定面4fとが連通するように角部から傾斜する光学フィルタ固定面4bにかけて設けられており、デバイス固定面4e及び部品固定面4fにその光学フィルタ固定面4bの端部が露出している。
光送受信モジュール1では、この溝4gの開口部分(あるいは固定面4bの端部)を覆うようにコの字型のカバー部品(隙間防止部品)8がジョイントホルダ4に取付けられる。カバー部品8は、例えば、金属板を加工して成るコの字型の部材であり、ジョイントホルダ4へ取付けられたときに光路を遮ることがないよう当該光路に当たる部分に導光孔8a,8bを有する。
また、ジョイントホルダ4には、図2(B)に示すように、このカバー部品8を取付けたときにカバー部品8がデバイス固定面4eや部品固定面4fから突出して受信用光デバイス3や光ファイバ保持部品5の位置合わせ・固定を阻害し光軸に作用することのないように、すなわち、カバー部品8が干渉することがないように、凹所4hが設けられている。
以上のように、光送受信モジュール1では、光ファイバ保持部品5の光ファイバから受信用光デバイス3への屈曲された導光路を形成するためにジョイントホルダ4に溝4gが設けられており、この溝4gを、導光孔8a、8bを有するカバー部品8で覆って塞ぐようにしたので、上記溝4gが隙間となって残ることがなく、当該溝4gを介した光モジュール内部への異物の進入を防ぐことができる。
このようなカバー部品8のジョイントホルダ4への固定は、例えば、溶接や樹脂接着材を用いて行うことができる。また、カバー部品8の両脚部間の幅W(図2(A)参照)を、ジョイントホルダ4のカバー部品8の取付け部分の幅より狭くし、カバー部品8を嵌め込み式で取付けるようにし、カバー部品8の復元力に基づく弾性力により当該部品8をジョイントホルダ4に固定するようにしてもよい。
なお、カバー部品8の光ファイバ保持部品5側の導光孔8bには、フェルール5aが挿入される。導光孔8bにフェルール5aを挿入した状態で、光ファイバ保持部品5の位置合わせは行われるので、導光孔8bはフェルール5aより一回り大きく形成されている。
続いて、図3及び図4を用いて、本発明による光送受信モジュールの他の例について説明する。図3(A)は本光送受信モジュールの斜視図、図3(B)はその部分断面図である。また、図4(A)は図3のジョイントホルダとカバー部品の斜視図であり、図4(B)はカバー部品が取付けられた状態のジョイントホルダの斜視図である。
本実施形態の光送受信モジュールは、信号光を送受信するトリプレクサ(Triplexer)タイプの光送受信モジュールであり、1本の光ファイバでデジタル信号光を送受信することに加えて、更に例えばアナログ変調信号(CATVの映像信号等)といった別の信号光を受信できるものである。
本光送受信モジュールは、図3(A)の参照符号10で例示するように、第1の波長の信号光を送信する送信用光デバイス11、第2の波長の信号光を受信する第1の受信用光デバイス12、第3の波長の信号光を受信する第3の光デバイスとしての第2の受信用光デバイス13、ジョイントホルダ14、光ファイバ保持部品15等を有する。例えば、この光送受信モジュール10が出力する光信号は、第1の波長のデジタル変調信号であり、この光送受信モジュール10に入力される光信号は、第2の波長のデジタル変調信号及び第3の波長のアナログ変調信号である。
送信用光デバイス11の基本的な形状及び構成は、図1及び図2の実施形態における送信用光デバイス2のものと同様であり、第1及び第2の受信用光デバイス12,13の基本的な形状及び構成もまた前述の実施形態における受信用光デバイス3のものと同様であり、相違点は以下の通りである。
送信用光デバイス11のパッケージ2b内のLDから出射された第1の波長の信号光は、図3(B)に示すように、パッケージ2bの光学窓を透過し、ジョイントホルダ14に取付けられた後述の第1の光学フィルタ16及び第2の光学フィルタ17を透過し、光ファイバ保持部品15のフェルール5a内の光ファイバを介して、外部に伝達される。
第1の受信用光デバイス12のパッケージ3b内のPDは、フェルール5a内の光ファイバから入射され、第2の光学フィルタ17を透過し第1の光学フィルタ16で反射され、第1のカットフィルタ18と光学窓(図示せず)とを透過した信号光を受光する。
第2の受信用光デバイス13のパッケージ3b内のPDは、フェルール5a内の光ファイバから入射され第2の光学フィルタ17で反射され第2のカットフィルタ19と光学窓(図示せず)とを透過した信号光を受光する。なお、第2の受信用光デバイス13のPDとしては、例えば、アナログ受信PINフォトダイオードを用いることができる。
光ファイバ保持部品15の形状及び構成は、図1及び図2の実施形態における光ファイバ保持部品5と同様である。
ジョイントホルダ14には、上述のような送信用光デバイス11、第1の受信用光デバイス12、第2の受信用光デバイス13及び光ファイバ保持部品15が取付けられ、また、以下の第1及び第2の光学フィルタ16,17並びに第1及び第2のカットフィルタ18,19も取付けられる。
第1及び第2の光学フィルタ16,17は、光の波長に基づいて選択的に透過または反射を行う波長選択フィルタである。第1及び第2の光学フィルタ16,17は、送信用光デバイス2から出射された第1の波長の信号光を透過して、また、光ファイバ保持部品15に保持される光ファイバに導光する。フェルール5aの光ファイバの一端からの信号光のうち、第2の光学フィルタ17を透過した第2の波長の信号光は、第1の光学フィルタ16により、第1の受信用光デバイス12に導光される。第2の光学フィルタ17は、第3の波長の信号光を反射し、第1及び第2の波長の信号光を透過する。この第2の光学フィルタ17により、フェルール5aの光ファイバの一端から入力される信号光のうち第3の波長の信号光は、第2の受信用光デバイス13に導光される。
また、第1及び第2のカットフィルタ18,19は、特定の波長の光を透過し、他の波長の光を遮断するものであり、それぞれ、第2及び第3の波長を透過し、第1〜3の波長のうち、上記透過する波長以外の波長の信号光を遮断する。この第1及び第2のカットフィルタ18,19により、所望の波長以外の信号光が、第1及び第2の受信用光デバイス12,13に入射することを防止できる。
これらが取付けられるジョイントホルダ14は、例えば、ステンレス材料の円柱状部材を略円筒状に加工して成る。このジョイントホルダ14の中心軸部分には、送信用光デバイスのための光路となる光路孔14aが形成されており、この光路孔14aを斜めに横切るように、第1及び第2の光学フィルタ16,17がそれぞれ固定される第1及び第2の光学フィルタ固定面14b,14cが形成されている。また、第1及び第2のカットフィルタ18,19が固定されるカットフィルタ固定孔14d,14eも形成されている。
さらに、ジョイントホルダ14は、図1及び図2の実施形態の固定孔4dと同様な、固定孔14fを一端部に、部品固定面4fと同様な部品固定面14gを他端部に有する。また、図1及び図2の実施形態のデバイス固定面4eと同様な、第1及び第2のデバイス固定面14h,14iを両側面部に有する。
なお、第1のデバイス固定面14hと部品固定面4gとは連続しており、また、第2の
デバイス固定面14iと部品固定面4gとも連続している。
このジョイントホルダ38に対して位置合わせ、すなわち調芯を行うことにより、図1及び図2の例と同様に、光ファイバ保持部品の光軸と送信用光デバイス11の光軸が第1の光軸で一致し、第1の受信用光デバイス12の光軸が第1の光軸と実質垂直な第2の光軸となり、第2の受信用光デバイス13の光軸が第1の光軸に実質垂直で且つ第2の光軸と実質平行な第3の光軸となる。
このようなジョイントホルダ4には、第1及び第2の溝14j,14kが設けられている。第1の溝14jは、上記第1の光軸と第2の光軸のそれぞれに対し実質45°の角度を有する第1の光学フィルタ固定面14b、光ファイバ保持部品の光ファイバから第1の受信用光デバイス12への導光路とを形成するものであり、第2の溝14kは、上記第1の光軸と第3の光軸のそれぞれに対し実質45°の角度を有する第2の光学フィルタ固定面14cと、光ファイバから第1の受信用光デバイス12への導光路とを形成するものである。また、第1の溝14jは、第1のデバイス固定面14hと部品固定面14gとが連通するように角部から傾斜する第1の光学フィルタ固定面14bにかけて設けられており、第2の溝14kは、第2のデバイス固定面14iと部品固定面14gとが連通するように角部から傾斜する第2の光学フィルタ固定面14cにかけて設けられている。これら第1及び第2の溝14j,14kは、第1及び第2のデバイス固定面14h,14i並びに部品固定面14gに開口している。
光送受信モジュール10では、これら第1及び第2の溝14j,14kの開口部分を覆うようにコの字型のカバー部品20がジョイントホルダ14に取付けられる。カバー部品20は、図1及び図2の実施の形態のカバー部品8と同様な部材であり、ジョイントホルダ14へ取付けられたときに光路を遮ることがないよう当該光路に当たる部分に導光孔20a,20b,20cを有する。
また、ジョイントホルダ14には、図4(B)に示すように、このカバー部品20を取付けたときに第1及び第2の受信用光デバイス12,13や光ファイバ保持部品15の位置合わせ・固定が邪魔されることのないように、凹所14mが設けられている。
以上のように、光送受信モジュール10では、光学フィルタの固定面14b,14cと、光ファイバ保持部品15の光ファイバから受信用光デバイス12,13への導光路とを形成するためにジョイントホルダ14に溝14j,14kが設けられており、これら溝14j,14kを、導光孔20a,20b,20cを有するカバー部品20で覆って塞ぐようにしたので、上記溝14j,14kが隙間となって露出することがないので、当該溝14j、14kを介した光モジュール内部への異物の進入を防ぐことができる。
図5及び図6は、本発明による光送受信モジュールのさらに他の例を説明する図で、図5は光デバイスが取り付けられる前の様子を示す部分斜視図、図6は同部分断面図であり、図6では光ファイバ保持部品の図示を省略している。なお、図1及び図2と同様の部分については同じ参照符号を付すことによりその説明を省略する。
図5及び図6の例は、図1及び図2の光送受信モジュール1と同様に、ジョイントホルダ4’は、光ファイバ保持部品5が面方向に位置合わせされて固定される部品固定面4fを一端部に、送信用光デバイスが軸方向に位置合わせされて固定される固定孔4dを他端部に、受信用光デバイスが面方向に位置合わせされて固定されるデバイス固定面4eを側面部に有する。
本例でも、カットソーを用いて光学フィルタ固定面4bとして斜面を加工するため、ジョイントホルダ4’の部品固定面4f及びデバイス固定面4eの切代が生じてしまう。この切代は受信用光デバイスをデバイス固定面4eに、あるいは光ファイバ保持部品5を部品固定面4fに取り付けたとしても隙間として残ってしまう。そこで、この隙間を覆うためにカバー部品8’をジョイントホルダ4’に取り付ける。
カバー部品8’を、受信用光デバイス、光ファイバ保持部品5の光学調芯が阻害されないよう、部品固定面4f及びデバイス固定面4eにそれぞれ形成された凹所4h’に埋め込むようにしてジョイントホルダ4’に装着することは図1及び図2の例と同様である。ただし、図1及び図2の例とは異なり、カバー部品8’をL字型とし、樹脂(接着剤)で固定するようになっており、そのため、デバイス固定面4と反対側の面には凹所4h’は形成されていない。カバー部品8’は単に隙間を覆い、カットフィルタ7の搭載部等に対してゴミ、埃の進入を阻止するためだけの部品であり、強度特性が求められていない。したがって、樹脂による接着でその目的を達することができ、溶接等の煩雑な工程を経ることを要しない。
なお、本発明について、図3及び図4を用いて、1つの送信用光デバイスと2つの受信用光デバイスとをジョイントホルダに組み付ける例で説明したが、2つの送信用光デバイスと1つの受信用光デバイスとを組み付ける構成としてもよい。この場合、光フィルタと光ファイバとの間に集光レンズを設け、送信系については、後述するように、送信用光デバイス内に搭載されている集光レンズと併せて、収束2レンズ系とするとよい。
この構成について、図7及び図8を用いて説明する。図7は光デバイスが取り付けられる前のジョイントホルダの様子を示す部分斜視図、図8は同部分断面図であり、図6では光ファイバ保持部品の一部の図示を省略している。なお、図3及び図4と同様の部分については同じ参照符号を付すことによりその説明を省略する。
図7及び図8の例では、ジョイントホルダ14’が、光ファイバ保持部品5が軸方向に位置合わせされて固定される固定孔14f’を一端部に、第1の光デバイスとしての第1の送信用光デバイスが面方向に位置合わせされて固定される第1のデバイス固定面14g’を他端部に有する。さらに、第2の光デバイスとしての第2の送信用光デバイス及び第3の光デバイスとしての受信用光デバイスのために、同様な固定面である第2及び第3のデバイス固定面14h’,14i’をそれぞれ側面部に有する。
また、ジョイントホルダ14’内には、光の波長に基づいて選択的に透過または反射を行う波長選択フィルタである第1及び第2の光学フィルタ16’,17’と、特定の波長の光のみ透過するカットフィルタ18’とが設けられ、光ファイバ保持部品15に保持される光ファイバと第2の光学フィルタ17’との間に集光レンズ21’が設けられている。
本例において、各信号光は以下のように導光される。第1の送信用光デバイスから出射された第1の波長の信号光は、第1及び第2の光学フィルタ16’,17’を透過して、集光レンズ21’により集光され、光ファイバ保持部品15の光ファイバに導光される。また、第2の送信用光デバイスから出射された第2の波長の信号光は第1の光学フィルタ16’に反射され、第2の光学フィルタ17’を透過して、集光レンズ21’により集光され、光ファイバに導光される。また、光ファイバからの第3の波長の信号光は、集光レンズ21’を透過し、第2の光学フィルタ17’により反射され、カットフィルタ18’を透過し、受信用光デバイスに導光される。
この例においても、カットソーを用いて第1及び第2の光学フィルタ固定面14b’,14c’を加工するため、ジョイントホルダ14’の第1〜第3のデバイス固定面14g’,14h’,14i’の切代が生じてしまう。この切代が隙間として残らないようカバー部品20’がジョイントホルダ4’に取り付けられる。これにより、エンドミルで加工されるカットフィルタ固定孔14d’に対してのゴミ、埃の進入を阻止することができる。
図7及び図8の例では、光ファイバとこれに隣接する集光レンズ21’とで第一の収束光学系が構成され、送信用光デバイス内に搭載されている発光素子と同集光レンズとで第二の収束光学系が構成され、さらに、第1の収束光学系の焦点の一方はファイバ端面に同他方は送信用光デバイスの出射端面近傍に設定され、第二の収束光学系の焦点の一方は光発光素子の光出射端面に同他方は送信用光デバイス出射端面近傍であって、第一の収束光学系の他方の焦点と実質同一箇所に設定されている。したがって、二つの送信用光デバイスから集光レンズ21’までの距離は、方や第1の光学フィルタ16’を通過して他方はフィルタ16’にて反射されるという相違はあるものの略等しく設定されている。
複数の送信用光デバイスを一のファイバに対して光結合させる場合において、単一のレンズでこれを行おうとする場合には次の課題が存在する。すなわち、まず、一の送信用光デバイスについて光学調芯を行い、当該送信用光デバイスと光ファイバ保持部品をそれぞれジョイントホルダに組み付ける。この際、光ファイバ保持部品が例えば有意のチルト角をもってジョイントホルダに組み付けられた場合には、この傾いた光ファイバ保持部品に対して別の送信用光デバイスを光学的に結合させるのは容易では無い。光ファイバ保持部品の僅かの角度ズレが、別の送信用光デバイスについての調芯尤度では補正しきれないズレを生じてしまう場合がある。
一方、2レンズ系を用いた場合においても同様の課題が残る。2レンズ系は発光素子と光ファイバ端との間に2つのレンズを介在させ、発光素子からの発散光を第1のレンズで実質的にコリメート光(平行光)に変換し、第2のレンズでこのコリメート光を光ファイバ端に収束させるのが一般的である。2つのレンズ間の光をコリメート光とする故にレンズ間距離を自在に設定できる利点がある。本例のように光ファイバ保持部品と送信用光デバイスとの間に複数の光学フィルタを介在させる場合には、これら光学フィルタを2つのレンズの間に設置することで、光学長の増大に対応することができる。
半面、かかるコリメート2レンズ系では、複数の送信用光デバイスの光軸の整合性について厳密性が要請される。すなわち、レンズの光軸に対して発光素子あるいは光ファイバの光軸が一致していない場合(レンズ光軸上にこれらの光軸が無い場合)、発光素子からの光はチルトして第1レンズに入射し、このチルト特性は第2のレンズにも同様に作用する。すなわち、レンズ光軸に対してチルトしたコリメート光が2つのレンズ間を伝播する。そして、第2レンズを出射する光の焦点はレンズ光軸上からオフセットしてしまい、チルト量によっては光ファイバ保持部品による補償量(物理的移動量)を越えてしまう場合がある。
一方、本例で採用するところの収束2レンズ系では、2つのレンズそれぞれについて収束光学系の形態を採る。発光素子を出射した光は、第1のレンズ(送信用光デバイス内に搭載されている)により収束され、送信用光デバイス端面近傍で収束する。他方、ファイバ端と第2のレンズ(集光レンズ21’)でも第2の収束光学系を形成し、この第2の収束光学系の他方の焦点は、第1の収束光学系の焦点に略一致する様に設定されている。
これにより、送信用光デバイスをジョイントホルダ14’に組み付ける際に送信用光デバイスがその光軸(第1レンズの光軸)に対してチルトしたとしても、焦点の移動量は小さい値に収まる。この移動した焦点を光源として第2収束光学系が展開されるが、光源の移動量が小さいため、他方の焦点(ファイバ端)における補償量が小さい値に収まる。すなわち、複数の送信用光/受信用光デバイスを一の光ファイバに対して光学結合する場合であっても、十分な光学調芯尤度を確保することができる。
なお、本例では、受光用光デバイスについても、2レンズ収束光学系の形態を採用しているが採用しなくてもよい。また、受光用光デバイス内において受光素子を当該受光用光デバイスが備える収束レンズの焦点に位置させることも要しない。受光素子の光入射面はファイバコアに比較して大きい径を有することが一般的である(ファイバコアは〜10μm、PDの受光面は30〜50μm)。したがって、受光面を受光用光デバイス内レンズの焦点に位置させずとも十分な受光量を確保することが可能である。むしろ、敢えて焦点からオフセットさせることで、受光量についてのダイナミックレンジを確保することができる。
また、本発明は、上述の例に限られず、3以上の送信/受信用光デバイスを備える構成にも適用できる。ただし、3以上の送信用光デバイスを備える場合、2つの送信用光デバイスを備える場合と同様に、光ファイバ保持部品の光ファイバと、ジョイントホルダ内の集光レンズとで、収束光学系を形成し、各送信用光デバイスにおいてもそれぞれ収束光学系を形成し、両者の光学系の一方の焦点を実質共有する体系とするとよい。これにより、3以上の送信用光デバイスをジョイントホルダに組み付ける工程においても、十分な光学調芯精度を確保することができる。
1,10…光送受信モジュール、2,11…送信用光デバイス、3…受信用光デバイス、4,4’…ジョイントホルダ、4g…溝、4h…凹所、5…光ファイバ保持部品、6…光学フィルタ、8,8’,20…カバー部品、12…第1の受信用光デバイス、13…第2の受信用光デバイス、14,14’…ジョイントホルダ、14j…第1の溝、14k…第2の溝、14m…凹所、15…光ファイバ保持部品、16,16’…第1の光学フィルタ、17,17’…第2の光学フィルタ。

Claims (7)

  1. ジョイントホルダと、該ジョイントホルダに取り付けられた光ファイバを保持する光ファイバ保持部品と、前記光ファイバに光結合する第1及び第2の光デバイスと、を有する一心双方向光モジュールであって、
    前記第1の光デバイスは第1の波長に係り、前記第2の光デバイスは第2の波長に係り、前記第1の光デバイスと前記光ファイバの光軸は実質一致して第1の光軸をなし、前記第2の光デバイスの光軸は前記第1の光軸と実質垂直な第2の光軸を有し、
    前記ジョイントホルダは、前記第1及び第2の波長の光の一方を透過し他方を反射する第1の光学フィルタを搭載すると共に前記第1の光軸と前記第2の光軸のそれぞれに対し実質45°の角度を有する第1の斜面を備え、該斜面の端部は当該ジョイントホルダの表面に露出しており、
    さらに、前記第1の斜面の端部を覆うカバー部品を備えることを特徴とする一心双方向光モジュール。
  2. 前記第1の斜面は、前記ファイバ保持部品または前記第1の光デバイスを搭載する面から前記第2の光デバイスを搭載する面に向けて形成されており、
    前記カバー部品は、前記ジョイントホルダの表面に形成された凹部に該表面から突出しないよう嵌め込まれており、前記ファイバ保持部品または前記第1の光デバイスに係る第1の光軸に対する調芯、及び、前記第2の光デバイスに係る第2の光軸に対する調芯の際に、前記カバー部品が干渉するのを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の一心双方向光モジュール。
  3. 前記凹部は、前記ジョイントホルダの前記ファイバ保持部品または前記第1の光デバイスを搭載する面から前記第2の光デバイスを搭載する面に渡って連続して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の一心双方向光モジュール。
  4. さらに、第3の波長に係る第3の光デバイスと、前記第1及び第2の波長を透過し前記第3の波長を反射する第2の光学フィルタと、を備え、
    前記第3の光デバイスに係る第3の光軸は、前記第2の光軸に実質平行で且つ前記第1の光軸に実質垂直であり、
    前記第2の光学フィルタは、前記ジョイントホルダにおける前記第3の光軸と前記第1の光軸の交点に設けられた、前記第1の光軸及び前記第3の光軸それぞれと実質45°の角度を有する第2の斜面に搭載され、
    該第2の斜面の端部は前記ジョイントホルダの前記第3の光デバイスを搭載する面に露出しており、
    前記カバー部品は前記第2の斜面の端部も覆っていることを特徴とする請求項1に記載の一心双方向光モジュール。
  5. 前記カバー部品は、前記ジョイントホルダの前記第2の光デバイスを搭載する面、前記ファイバ保持部品または前記第1の光デバイスを搭載する面、及び前記第3の光デバイスを搭載する面に渡って連続的に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の一心双方向光モジュール。
  6. 前記カバー部品は、前記ジョイントホルダの前記第2の光デバイスを搭載する面、前記ファイバ保持部品または前記第1の光デバイスを搭載する面、及び前記第3の光デバイスを搭載する面に渡って形成された凹部に嵌め込まれており、前記ファイバ保持部品または前記第1の光デバイスに係る第1の光軸に対する調芯、前記第2の光デバイスに係る第2の光軸に対する調芯、及び、前記第3の光デバイスに係る第3の光軸に対する調芯の際に、前記カバー部品が干渉するのを防ぐことを特徴とする請求項5に記載の一心双方向光モジュール。
  7. 前記第1の光デバイスが送信用光デバイスであり、前記第2の光デバイス及び前記第3の光デバイスの一方が送信用光デバイスであり他方が受信用光デバイスであり、
    前記ジョイントホルダは、前記第2の光学フィルタと前記光ファイバとの間、または、前記第1の光学フィルタと前記第2の光学フィルタとの間に集光レンズを搭載し、該集光レンズから前記送信用光デバイスそれぞれまでの光学長は実質等しいことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一に記載の一心双方向光モジュール。
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