JP2011063549A - アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤 - Google Patents

アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2011063549A
JP2011063549A JP2009216281A JP2009216281A JP2011063549A JP 2011063549 A JP2011063549 A JP 2011063549A JP 2009216281 A JP2009216281 A JP 2009216281A JP 2009216281 A JP2009216281 A JP 2009216281A JP 2011063549 A JP2011063549 A JP 2011063549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituent
optionally substituted
general formula
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009216281A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hirabayashi
敦 平林
Shinichi Banba
伸一 番場
Takeo Wakita
健夫 脇田
Kei Yoshida
圭 吉田
Toshifumi Nakao
俊史 中尾
Michikazu Nomura
路一 野村
Hidenori Daido
英則 大同
Tomomi Satozawa
智美 里澤
Yusuke Takahashi
祐介 高橋
Nobuyuki Kawahara
信行 河原
Junji Maki
准司 槇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Agro Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Agro Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Agro Inc filed Critical Mitsui Chemicals Agro Inc
Priority to JP2009216281A priority Critical patent/JP2011063549A/ja
Publication of JP2011063549A publication Critical patent/JP2011063549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】高い殺虫効果を有するアミド誘導体と該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)
Figure 2011063549

{Aは、炭素原子、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を示し、Kは、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員または6員の芳香族環を形成するのに必要な原子群を示し、Zは−C(=G)Q、−C(=G)G(式中、G、Gは酸素原子などを示し、Q、Rは置換フェニル基、置換複素環基、アルキル基、ハロアルキル基などを示す。)などを示し、Xはハロゲン原子、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、ハロアルキルスルホニル基などを示し、nは0〜3の整数を示し、Gは酸素原子などを示し、Qは置換フェニル基、置換ピリジル基などを示し、R、Rは水素原子、アルキル基等を示す。}で表されるアミド誘導体およびこれを有効成分として含有する有害生物防除剤である。
【選択図】なし

Description

本発明は、アミド誘導体および該アミド誘導体を有効成分として含有する有害生物防除剤に関するものである。
国際公開第2005/21488号パンフレットおよび国際公開第2005/73165号パンフレットには、有害生物防除剤として種々のアミド誘導体が記載されている。
国際公開第2005/21488号パンフレット 国際公開第2005/73165号パンフレット
本発明の目的は、高い有害生物防除効果を有するアミド誘導体と該アミド誘導体を含有する有害生物防除を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(1)で表される化合物(アミド誘導体)は、文献未記載の新規な化合物であり、顕著に優れた有害生物防除効果を有することを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
<1> 下記一般式(1)
Figure 2011063549
{一般式(1)中、Aは、炭素原子、酸素原子、窒素原子、酸化された窒素原子、または硫黄原子を示す。
Kは、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員または6員の芳香族環(ここでいう5員または6員の芳香族環とはベンゼン、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラン、チオフェン、トリアゾールを示す)に由来する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す。
Zは、水素原子、−C(=G)−Q、または−C(=G)−Gを示す。
(式中、G、Gはそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を示し、Q、Rはそれぞれ独立に、水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いベンジル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、一般式 −E−U−Tで表される基、または、一般式 −E−Tで表される基を示す(式中、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C3−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、Tは水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、あるいは、置換基を有していても良い複素環基を示し、
Uは−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)(=O)−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−O−C(=O)−、−N(T)−、−C(=O)−N(T)−、または−N(T)−C(=O)− (Tは水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルコキシカルボニル基、あるいはC1−C6ハロアルコキシカルボニル基を示す。)を示す。
また、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C3−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、Tは、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基を示す)。
尚、Q、R、T、Tにおいて、置換基を有していても良いベンジル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
また、Q、R、T、Tにおいて、複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、フリル基、テトラヒドロフリル基、チエニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロピラニル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す)。
Xは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C9シクロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C9ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基,置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いアリールカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いアリールカルボニルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、置換基を有していても良いカルバモイル基、シアノ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルアミノ基、置換基を有していても良いフェニル基、または、置換基を有していても良い複素環基を示し、Xが複数ある場合、それぞれのXは互いに同一または異なっていても良い。
但し、Xにおいて以下の(1)〜(5)の場合の各置換基の組合せで表される化合物が除かれることが好ましい。尚、nが2以上の時2以上のXは互いに同一または異なっていてもよい。
(1)Kと、Aと、Aが結合する2個の炭素原子とが、6員環の芳香族環(ここでいう6員環の芳香族環とはベンゼン、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジンを示す)に由来する環状連結基を形成し、かつZが、水素原子または−C(=G)−Gであって、Xが水素原子、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルスルフィニル基、C1−C4ハロアルキルスルフィニル基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4ハロアルキルスルホニル基、シアノ基、アミノ基、またはC1−C4アルキル基で置換されていてもよいアミノ基の場合、
(2)Kと、Aと、Aが結合する2個の炭素原子とが、6員環の芳香族環(ここでいう6員環の芳香族環とはベンゼン、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジンを示す)に由来する環状連結基を形成し、かつZが、−C(=G)−Qであって、Xが水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル基、またはトリフルオロメチル基の場合、
(3)Kと、Aと、Aが結合する2個の炭素原子とが、5員環の芳香族化された複素環(ここでいう5員環の芳香族化された複素環とはピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、トリアゾールを示す)に由来する環状連結基を形成し、Xが水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、またはC1−C6ハロアルキル基の場合、
(4)Aが炭素原子であって、XがAに結合し、かつ、Xがカルバモイル基、または置換基を有していても良いカルバモイル基の場合、
(5)Xがシアノ基の場合。
尚、Xにおける置換基を有していても良いフェニル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、R、T、Tにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。
また、Xにおける複素環基は、Q、R、T、Tにおける複素環基と同義である。
nは、0から4の整数を示す。
は酸素原子または硫黄原子を示す。
は置換基を有しいても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、または、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基を示す。
ここで、Qにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基の置換基は、
ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いフェニル基、または置換基を有していても良い複素環基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
(置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、R、T、Tにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。また、複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である。)
更に、Qにおける複素環基は、ピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。
、Rはそれぞれ独立に、水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、ニトロソ基、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C2−C6アルケニルオキシカルボニル基、C2−C6アルキニルオキシカルボニル基、置換基を有していても良いフェノキシカルボニル基、C1−C6アルキルアミノカルボニル基、C1−C6ハロアルキルアミノカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いベンゾイル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、置換基を有していても良いベンジルオキシカルボニル基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、置換基を有していても良いベンゼンスルホニル基、置換基を有していても良いベンジルスルホニル基、C1−C4アルコキシC1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルコキシC1−C4アルキル基、または、一般式 C(=O)C(=O)Rで表される基を示す(式中、Rは、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、またはC1−C6ハロアルコキシ基を示す)。
尚、R、Rにおいて、置換基を有していても良いフェノキシカルボニル基、置換基を有していても良いベンゾイル基、置換基を有していても良いベンジルオキシカルボニル基、置換基を有していても良いベンゼンスルホニル基、置換基を有していても良いベンジルスルホニル基の置換基は、
、R、T、Tにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。}で表されるアミド誘導体。
<2> 一般式(1)におけるQが下記一般式(2)又は下記一般式(3)で表される前記<1>に記載のアミド誘導体。
Figure 2011063549
(式中、Y、Yはそれぞれ独立に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルスルフィニル基、C1−C4ハロアルキルスルフィニル基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4ハロアルキルスルホニル基、またはシアノ基を示し、Yは、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、またはC1−C6ハロアルキルスルホニル基を示し、Y、Yはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−C4アルキル基を示す)
Figure 2011063549
(式中、Y、Yはそれぞれ独立に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルスルフィニル基、C1−C4ハロアルキルスルフィニル基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4ハロアルキルスルホニル基、またはシアノ基を示し、Yは、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、またはC1−C6ハロアルキルスルホニル基を示し、Yは、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−C4アルキル基を示す)
<3> 一般式(1)におけるXが、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基,C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、ペンタフルオロサルファニル基、C1−C6アルキル基で置換されてもよいアルキル基、及びC1−C6ハロアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる置換基である前記<2>に記載のアミド誘導体。
<4> 前記<1>から<3>の何れか1項に記載のアミド誘導体の少なくとも1種を有効成分として含有する有害生物防除剤。
本発明によれば、高い有害生物防除効果を有するアミド誘導体と該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤を提供することができる。
本発明の一般式(1)から一般式(3)の一般式において使用される文言は、その定義においてそれぞれ以下に説明されるような意味を有する。
「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示す。
「Ca−Cb(a、bは1以上の整数を表す)」との表記は、炭素原子数がa〜b個であることを意味する。例えば、「C1−C3」とは炭素原子数が1〜3個であることを意味し、「C2−C6」とは炭素原子数が2〜6個であることを意味し、「C1−C4」とは炭素原子数が1〜4個であることを意味する。
「n−」とは、ノルマルを意味し、「i−」はイソを意味し、「s−」はセカンダリーを意味し、「t−」はターシャリーを意味する。
「C1−C6アルキル基」とは、直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を意味し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、ネオペンチル、4−メチル−2−ペンチル、n−ヘキシル、3−メチル−n−ペンチルなどを示す。
「C1−C6ハロアルキル基」とは、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を意味し、例えば、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピル、ヘプタフルオロ−i−プロピル、2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2−ヨードエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,2,2−トリブロモエチル、1,3−ジフルオロ−2−プロピル、1,3−ジクロロ−2−プロピル、1−クロロ−3−フルオロ−2−プロピル、1,1,1−トリフルオロ−2−プロピル、2,3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル、4,4,4−トリフルオロ−n−ブチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−クロロ−2−プロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ブロモ−2−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−クロロ−n−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ブロモ−n−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−ブロモ−2−プロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−n−プロピル、3−フルオロ−n−プロピル、3−クロロ−n−プロピル、3−ブロモ−n−プロピル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチル、ノナフルオロ−n−ブチル、ノナフルオロ−2−ブチル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチル、3−クロロ−n−ペンチル、4−ブロモ−2−ペンチルなどを示す。
「C2−C6アルケニル基」とは、炭素鎖の中に二重結合を有する炭素原子数2〜6個のアルケニル基を意味し、例えば、ビニル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニルなどを示す。
「C2−C6ハロアルケニル基」とは、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜6個のアルケニル基を意味し、例えば、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル、3,3−ジクロロ−2−プロペニル、3,3−ジブロモ−2−プロペニル、2,3−ジブロモ−2−プロペニル、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル、3,4,4−トリブロモ−3−ブテニルなどを示す。
「C2−C6アルキニル基」とは、炭素鎖の中に三重結合を有する炭素原子数2〜6個のアルキニル基を意味し、例えば、プロパルギル、1−ブチン−3−イル、1−ブチン−3−メチル−3−イルなどを示す。
「C2−C6ハロアルキニル基」とは、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された炭素鎖の中に三重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜6個のアルキニル基を意味し、例えば、フルオロエチニル、クロロエチニル、ブロモエチニル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロピニル、3,3,3−トリクロロ−1−プロピニル、3,3,3−トリブロモ−1−プロピニル、4,4,4−トリフルオロ−1−ブチニル、4,4,4−トリフルオロ−1−ブチニル、4,4,4−トリブロモ−1−ブチニルなどを示す。
「C3−C9シクロアルキル基」とは、環状構造を有する炭素原子数3〜9個のシクロアルキル基を意味し、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、2−メチルシクロペンチル、3−メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシルなどを示す。
「C3−C9ハロシクロアルキル基」とは、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された環状構造を有する炭素原子数3〜9個のシクロアルキル基を意味し、例えば、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチル、2−クロロシクロヘキシル、4−クロロシクロヘキシルなどを示す。
「C1−C4アルキレン基」とは、直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルキレン基を意味し、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、ジメチルメチレン、イソブチレンなどを示す。
「C1−C4ハロアルキレン基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルキレン基を意味し、例えば、クロロメチレン、クロロエチレン、ジクロロメチレン、ジフルオロメチレンなどを示す。
「C2−C4アルケニレン基」とは、炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4個のアルケニレン基を示し、「C2−C4ハロアルケニレン基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4個のアルケニレン基を示す。
「C3−C4アルキニレン基」とは、炭素鎖の中に三重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数3〜4個のアルキニレン基を示し、「C3−C4ハロアルキニレン基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された炭素鎖の中に三重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数3〜4個のアルキニレン基を示す。
「C1−C6アルキルカルボニル基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルキルカルボニル基を意味し、例えば、アセチル、プロピオニル、i−プロピルカルボニル、シクロプロピルカルボニル、n−ブチルカルボニル、s−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、n−ペンチルカルボニル、2−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、シクロペンチルカルボニルなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルカルボニル基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルキルカルボニル基を意味し、例えば、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロピオニル、2−クロロプロピオニル,2,2,2−トリフルオロプロピオニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルカルボニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルカルボニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルカルボニル、3−フルオロ−n−プロピルカルボニル、1−クロロシクロプロピルカルボニル、2−ブロモシクロプロピルカルボニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルカルボニル、ノナフルオロ−n−ブチルカルボニル、ノナフルオロ−2−ブチルカルボニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルカルボニル、3−クロロ−n−ペンチルカルボニル、4−ブロモ−2−ペンチルカルボニル、4−クロロブチルカルボニル、2−ヨード−n−プロピルカルボニルなどを示す。
「C1−C6アルコキシカルボニル基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルコキシ基を有するアルコキシカルボニル基を意味し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、シクロプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−ペンチルオキシカルボニル、2−ペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニルなどを示す。
「C1−C6ハロアルコキシカルボニル基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基を有するアルコキシカルボニル基を意味し、例えば、トリフルオロメトキシカルボニル、ペンタフルオロエトキシカルボニル、2−クロロエトキシカルボニル,2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、ヘプタフルオロ−n−プロポキシカルボニル、ヘプタフルオロ−i−プロポキシカルボニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシカルボニル、3−フルオロ−n−プロポキシカルボニル、1−クロロシクロプロポキシカルボニル、2−ブロモシクロプロポキシカルボニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブトキシカルボニル、ノナフルオロ−n−ブトキシカルボニル、ノナフルオロ−2−ブトキシカルボニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルオキシカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルオキシカルボニル、3−クロロ−n−ペンチルオキシカルボニル、4−ブロモ−2−ペンチルオキシカルボニル、4−クロロブチルオキシカルボニル、2−ヨード−n−プロピルオキシカルボニルなどを示す。
「C1−C6アルコキシ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i−プロピルオキシ、シクロプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、シクロヘキシルオキシなどを示す。
「C1−C6ハロアルコキシ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルコキシ基を意味し、例えば、トリフルオロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2−クロロエトキシ,2,2,2−トリフルオロエトキシ、ヘプタフルオロ−n−プロポキシ、ヘプタフルオロ−i−プロポキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ、3−フルオロ−n−プロポキシ、1−クロロシクロプロポキシ、2−ブロモシクロプロポキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブトキシ、ノナフルオロ−n−ブトキシ、ノナフルオロ−2−ブトキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルオキシ、3−クロロ−n−ペンチルオキシ、4−ブロモ−2−ペンチルオキシ、4−クロロブチルオキシ、2−ヨード−n−プロピルオキシなどを示す。
「C1−C6アルキルチオ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルチオ基を意味し、例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、i−プロピルチオ、シクロプロピルチオ、n−ブチルチオ、s−ブチルチオ、i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、n−ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、n−ヘキシルチオ、シクロヘキシルチオなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルチオ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルチオ基を意味し、例えば、トリフルオロメチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、2−クロロエチルチオ,2,2,2−トリフルオロエチルチオ、ヘプタフルオロ−n−プロピルチオ、ヘプタフルオロ−i−プロピルチオ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルチオ、3−フルオロ−n−プロピルチオ、1−クロロシクロプロピルチオ、2−ブロモシクロプロピルチオ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルチオ、ノナフルオロ−n−ブチルチオ、ノナフルオロ−2−ブチルチオ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルチオ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルチオ、3−クロロ−n−ペンチルチオ、4−ブロモ−2−ペンチルチオ、4−クロロブチルチオ、2−ヨード−n−プロピルチオなどを示す。
「C1−C6アルキルスルフィニル基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルフィニル基を意味し、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−プロピルスルフィニル、i−プロピルスルフィニル、シクロプロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、s−ブチルスルフィニル、i−ブチルスルフィニル、t−ブチルスルフィニル、n−ペンチルスルフィニル、i−ペンチルスルフィニル、n−ヘキシルスルフィニル、シクロヘキシルスルフィニルなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルスルフィニル基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルフィニル基を意味し、例えば、トリフルオロメチルスルフィニル、ペンタフルオロエチルスルフィニル、2−クロロエチルスルフィニル,2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルスルフィニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルスルフィニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルスルフィニル、3−フルオロ−n−プロピルスルフィニル、1−クロロシクロプロピルスルフィニル、2−ブロモシクロプロピルスルフィニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルスルフィニル、ノナフルオロ−n−ブチルスルフィニル、ノナフルオロ−2−ブチルスルフィニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルスルフィニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルスルフィニル、3−クロロ−n−ペンチルスルフィニル、4−ブロモ−2−ペンチルスルフィニル、4−クロロブチルスルフィニル、2−ヨード−n−プロピルスルフィニルなどを示す。
「C1−C6アルキルスルホニル基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニル基を意味し、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、i−プロピルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、s−ブチルスルホニル、i−ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニル、n−ペンチルスルホニル、i−ペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、シクロヘキシルスルホニルなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルスルホニル基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニル基を意味し、例えば、トリフルオロメチルスルホニル、ペンタフルオロエチルスルホニル、2−クロロエチルスルホニル,2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルスルホニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルスルホニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルスルホニル、3−フルオロ−n−プロピルスルホニル、1−クロロシクロプロピルスルホニル、2−ブロモシクロプロピルスルホニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルスルホニル、ノナフルオロ−n−ブチルスルホニル、ノナフルオロ−2−ブチルスルホニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルスルホニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルスルホニル、3−クロロ−n−ペンチルスルホニル、4−ブロモ−2−ペンチルスルホニル、4−クロロブチルスルホニル、2−ヨード−n−プロピルスルホニルなどを示す。
「C1−C6アルキルカルボニルオキシ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルキルカルボニルオキシ基を意味し、例えば、アセトキシ、プロピオニルオキシ、n−プロピルカルボニルオキシ、i−プロピルカルボニルオキシ、シクロプロピルカルボニルオキシ、n−ブチルカルボニルオキシ、s−ブチルカルボニルオキシ、i−ブチルカルボニルオキシ、t−ブチルカルボニルオキシ、n−ペンチルカルボニルオキシ、i−ペンチルカルボニルオキシ、n−ヘキシルカルボニルオキシ、シクロヘキシルカルボニルオキシなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のハロアルキル基を有するアルキルカルボニルオキシ基を意味し、例えば、トリフルオロアセトキシ、ペンタフルオロプロピオニルオキシ、2−クロロプロピオニルオキシ,2,2,2−トリフルオロプロピオニルオキシ、ヘプタフルオロ−n−プロピルカルボニルオキシ、ヘプタフルオロ−i−プロピルカルボニルオキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルカルボニルオキシ、3−フルオロ−n−プロピルカルボニルオキシ、1−クロロシクロプロピルカルボニルオキシ、2−ブロモシクロプロピルカルボニルオキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルカルボニルオキシ、ノナフルオロ−n−ブチルカルボニルオキシ、ノナフルオロ−2−ブチルカルボニルオキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルカルボニルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルカルボニルオキシ、3−クロロ−n−ペンチルカルボニルオキシ、4−ブロモ−2−ペンチルカルボニルオキシ、4−クロロブチルカルボニルオキシ、2−ヨード−n−プロピルカルボニルオキシなどを示す。
「C1−C6アルキルスルホニルオキシ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニルオキシ基を意味し、例えば、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、n−プロパンスルホニルオキシ、i−プロパンスルホニルオキシ、シクロプロパンスルホニルオキシ、n−ブタンスルホニルオキシ、s−ブタンスルホニルオキシ、i−ブタンスルホニルオキシ、t−ブタンスルホニルオキシ、n−ペンタンスルホニルオキシ、i−ペンタンスルホニルオキシ、n−ヘキサンスルホニルオキシ、シクロヘキサンスルホニルオキシなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基」とは、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニルオキシ基を意味し、例えば、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロプロパンスルホニルオキシ、2−クロロプロパンスルホニルオキシ,2,2,2−トリフルオロプロパンスルホニルオキシ、ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホニルオキシ、ヘプタフルオロ−i−プロパンスルホニルオキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパンスルホニルオキシ、3−フルオロ−n−プロパンスルホニルオキシ、1−クロロシクロプロパンスルホニルオキシ、2−ブロモシクロプロパンスルホニルオキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブタンスルホニルオキシ、ノナフルオロ−n−ブタンスルホニルオキシ、ノナフルオロ−2−ブタンスルホニルオキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンタンスルホニルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンタンスルホニルオキシ、3−クロロ−n−ペンタンスルホニルオキシ、4−ブロモ−2−ペンタンスルホニルオキシ、4−クロロブタンスルホニルオキシ、2−ヨード−n−プロパンスルホニルオキシなどを示す。
「C1−C6アルキルカルボニルアミノ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルキルカルボニルアミノ基を意味し、例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、n−プロピルカルボニルアミノ、i−プロピルカルボニルアミノ、シクロプロピルカルボニルアミノ、n−ブチルカルボニルアミノ、s−ブチルカルボニルアミノ、i−ブチルカルボニルアミノ、t−ブチルカルボニルアミノ、n−ペンチルカルボニルアミノ、i−ペンチルカルボニルアミノ、n−ヘキシルカルボニルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のハロアルキル基を有するアルキルカルボニルアミノ基を意味し、例えば、トリフルオロアセチルアミノ、ペンタフルオロプロピオニルアミノ、2−クロロプロピオニルアミノ、2,2,2−トリフルオロプロピオニルアミノ、ヘプタフルオロ−n−プロピルカルボニルアミノ、ヘプタフルオロ−i−プロピルカルボニルアミノ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルカルボニルアミノ、3−フルオロ−n−プロピルカルボニルアミノ、1−クロロシクロプロピルカルボニルアミノ、2−ブロモシクロプロピルカルボニルアミノ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルカルボニルアミノ、ノナフルオロ−n−ブチルカルボニルアミノ、ノナフルオロ−2−ブチルカルボニルアミノ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルカルボニルアミノ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルカルボニルアミノ、3−クロロ−n−ペンチルカルボニルアミノ、4−ブロモ−2−ペンチルカルボニルアミノ、4−クロロブチルカルボニルアミノ、2−ヨード−n−プロピルカルボニルアミノなどを示す。
「C1−C6アルコキシカルボニルアミノ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルコキシカルボニルアミノ基を意味し、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−プロピルオキシカルボニルアミノ、i−プロピルオキシカルボニルアミノ、シクロプロピルオキシカルボニルアミノ、n−ブチルオキシカルボニルアミノ、s−ブチルオキシカルボニルアミノ、i−ブチルオキシカルボニルアミノ、t−ブチルオキシカルボニルアミノ、n−ペンチルオキシカルボニルアミノ、i−ペンチルオキシカルボニルアミノ、n−ヘキシルオキシカルボニルアミノ、シクロヘキシルオキシカルボニルアミノなどを示す。
「C1−C6ハロアルコキシカルボニルアミノ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のハロアルキル基を有するアルコキシカルボニルアミノ基を意味し、例えば、トリフルオロメチルオキシカルボニルアミノ、ペンタフルオロエトキシカルボニルアミノ、2−クロロエトキシカルボニルアミノ、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルアミノ、ヘプタフルオロ−n−プロピルオキシカルボニルアミノ、ヘプタフルオロ−i−プロピルオキシカルボニルアミノ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシカルボニルアミノ、3−フルオロ−n−プロピルオキシカルボニルアミノ、1−クロロシクロプロピルオキシカルボニルアミノ、2−ブロモシクロプロピルオキシカルボニルアミノ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルオキシカルボニルアミノ、ノナフルオロ−n−ブチルオキシカルボニルアミノ、ノナフルオロ−2−ブチルオキシカルボニルアミノ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルオキシカルボニルアミノ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルオキシカルボニルアミノ、3−クロロ−n−ペンチルオキシカルボニルアミノ、4−ブロモ−2−ペンチルオキシカルボニルアミノ、4−クロロブチルオキシカルボニルアミノ、2−ヨード−n−プロピルオキシカルボニルアミノなどを示す。
「C1−C6アルコキシカルボニルオキシ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルコキシカルボニルオキシ基を意味し、例えば、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、n−プロピルオキシカルボニルオキシ、i−プロピルオキシカルボニルオキシ、シクロプロピルオキシカルボニルオキシ、n−ブチルオキシカルボニルオキシ、s−ブチルオキシカルボニルオキシ、i−ブチルオキシカルボニルオキシ、t−ブチルオキシカルボニルオキシ、n−ペンチルオキシカルボニルオキシ、i−ペンチルオキシカルボニルオキシ、n−ヘキシルオキシカルボニルオキシ、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシなどを示す。
「C1−C6ハロアルコキシカルボニルオキシ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のハロアルキル基を有するアルコキシカルボニルオキシ基を意味し、例えば、トリフルオロメチルオキシカルボニルオキシ、ペンタフルオロエトキシカルボニルオキシ、2−クロロエトキシカルボニルオキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルオキシ、ヘプタフルオロ−n−プロピルオキシカルボニルオキシ、ヘプタフルオロ−i−プロピルオキシカルボニルオキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシカルボニルオキシ、3−フルオロ−n−プロピルオキシカルボニルオキシ、1−クロロシクロプロピルオキシカルボニルオキシ、2−ブロモシクロプロピルオキシカルボニルオキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルオキシカルボニルオキシ、ノナフルオロ−n−ブチルオキシカルボニルオキシ、ノナフルオロ−2−ブチルオキシカルボニルオキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルオキシカルボニルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルオキシカルボニルオキシ、3−クロロ−n−ペンチルオキシカルボニルオキシ、4−ブロモ−2−ペンチルオキシカルボニルオキシ、4−クロロブチルオキシカルボニルオキシ、2−ヨード−n−プロピルオキシカルボニルオキシなどを示す。
「アリールカルボニルアミノ基」とは、芳香族炭化水素の環を有するカルボニルアミノ基を意味し、例えば、フェニルカルボニルアミノ基、ナフチルカルボニルアミノ基などを示す。
「C1−C6アルキルアミノ基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルアミノ基を意味し、例えば、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、n−プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、シクロプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、s−ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、シクロヘキシルアミノなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルアミノ基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルアミノ基を意味し、例えば、トリフルオロメチルアミノ、ジトリフルオロメチルアミノ、ペンタフルオロエチルアミノ、ジペンタフルオロエチルアミノ、2−クロロエチルアミノ,2,2,2−トリフルオロエチルアミノ、ヘプタフルオロ−n−プロピルアミノ、ヘプタフルオロ−i−プロピルアミノ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルアミノ、3−フルオロ−n−プロピルアミノ、1−クロロシクロプロピルアミノ、2−ブロモシクロプロピルアミノ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルアミノ、ノナフルオロ−n−ブチルアミノ、ノナフルオロ−2−ブチルアミノ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルアミノ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルアミノ、3−クロロ−n−ペンチルアミノ、4−ブロモ−2−ペンチルアミノ、4−クロロブチルアミノ、2−ヨード−n−プロピルアミノなどを示す。
「置換基を有していても良いC1−C6アルキル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基」、
「置換基を有していても良いC3−C9シクロアルキル基」、
「置換基を有していても良いC3−C9ハロシクロアルキル基」、
「置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基」、
「置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基」、
「置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基」、
「置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルコキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルチオ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルチオ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルフィニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルフィニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニルオキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニルオキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニルアミノ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニルアミノ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニルアミノ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニルオキシ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニルオキシ基」、
「置換基を有していても良いアリールカルボニルアミノ基」、
「置換基を有していても良いカルバモイル基」、
「置換基を有していても良いC1−C6アルキルアミノ基」、
「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルアミノ基」、
「置換基を有していても良いフェノキシカルボニル基」、
「置換基を有していても良いベンゾイル基」、
「置換基を有していても良いベンジルオキシカルボニル基」、
「置換基を有していても良いベンゼンスルホニル基」、
「置換基を有していても良いベンジルスルホニル基」、
における置換基とは、それぞれ
ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良い複素環基、置換基を有していても良いベンジル基、置換基を有していても良いフェニルカルボニル基、及び置換基を有していても良いフェニルアミノ基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
「置換基を有していても良いフェニル基」、「置換基を有していても良いベンジル基」、「置換基を有していても良いフェニルカルボニル基」および「置換基を有していても良いフェニルアミノ基」における置換基とは、
ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
「C2−C6アルケニルオキシカルボニル基」とは、炭素鎖の中に二重結合を有する炭素原子数2〜6個のアルケニルオキシカルボニル基を意味し、例えば、ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、2−ブテニルオキシカルボニル、3−ブテニルオキシカルボニルなどを示す。
「C2−C6アルキニルオキシカルボニル基」とは、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜6個のアルケニルオキシカルボニル基を意味し、例えば、3,3−ジフルオロ−2−プロペニルオキシカルボニル、3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシカルボニル、3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシカルボニル、2,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシカルボニル、4,4−ジフルオロ−3−ブテニルオキシカルボニル、3,4,4−トリブロモ−3−ブテニルオキシカルボニルなどを示す。
「C2−C6アルキルアミノカルボニル基」とは、直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルキルアミノカルボニル基を意味し、例えば、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、i−プロピルアミノカルボニル、シクロプロピルアミノカルボニル、n−ブチルアミノカルボニル、s−ブチルアミノカルボニル、t−ブチルアミノカルボニル、n−ペンチルアミノカルボニル、2−ペンチルアミノカルボニル、ネオペンチルアミノカルボニル、シクロペンチルアミノカルボニルなどを示す。
「C1−C6ハロアルキルアミノカルボニル基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を有するアルキルアミノカルボニル基を意味し、例えば、トリフルオロメチルアミノカルボニル、ジトリフルオロメチルアミノカルボニル、ペンタフルオロエチルアミノカルボニル、2−クロロエチルアミノカルボニル,2,2,2−トリフルオロエチルカルボニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルアミノカルボニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルアミノカルボニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルアミノカルボニル、3−フルオロ−n−プロピルアミノカルボニル、1−クロロシクロプロピルアミノカルボニル、2−ブロモシクロプロピルアミノカルボニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルアミノカルボニル、ノナフルオロ−n−ブチルアミノカルボニル、ノナフルオロ−2−ブチルアミノカルボニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルアミノカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルアミノカルボニル、3−クロロ−n−ペンチルアミノカルボニル、4−ブロモ−2−ペンチルアミノカルボニル、4−クロロブチルアミノカルボニル、2−ヨード−n−プロピルアミノカルボニルなどを示す。
「C1−C4アルコキシC1−C4アルキル基」とは、直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルコキシ基で置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルキル基を意味し、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、n−プロピルオキシメチル、イソプロピルオキシメチル、n−ブチルオキシメチル、i−ブチルオキシメチル、s−ブチルオキシメチル、t−ブチルオキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、n−プロピルオキシエチル、イソプロピルオキシエチル、n−ブチルオキシエチル、i−ブチルオキシエチル、s−ブチルオキシエチル、t−ブチルオキシエチル、メトキシ−n−プロピル、エトキシ−n−プロピル、n−プロピルオキシ−n−プロピル、イソプロピルオキシ−n−プロピル、n−ブチルオキシ−n−プロピル、i−ブチルオキシ−n−プロピル、s−ブチルオキシ−n−プロピル、t−ブチルオキシ−n−プロピルなどを示す。
「C1−C4ハロアルコキシC1−C4アルキル基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のハロアルコキシ基で置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルキル基を意味し、例えば、トリフルオロメトキシメチル、ペンタフルオロエトキシメチル、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシメチル、ヘプタフルオロ−n−プロピルオキシメチル、ヘプタフルオロ−i−プロピルオキシメチル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルオキシメチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシメチル、2,2,2−トリフルオロエトキシメチル、2−クロロエトキシメチル,3−フルオロ−n−プロピルオキシメチル、トリフルオロメトキシエチル、ペンタフルオロエトキシエチル、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピルオキシエチル、ヘプタフルオロ−i−プロピルオキシエチル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルオキシエチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシエチル、2,2,2−トリフルオロエトキシエチル、2−クロロエトキシエチル,3−フルオロ−n−プロピルオキシエチル、トリフルオロメトキシn−プロピル、ペンタフルオロエトキシn−プロピル、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシn−プロピル、ヘプタフルオロ−n−プロピルオキシn−プロピル、ヘプタフルオロ−i−プロピルオキシn−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルオキシn−プロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシ−n−プロピル、2,2,2−トリフルオロエトキシ−n−プロピル、2−クロロエトキシ−n−プロピル,3−フルオロ−n−プロピルオキシ−n−プロピルなどを示す。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、その構造式中に、1個または複数個の不斉炭素原子または不斉中心を含む場合があり、2種以上の光学異性体が存在する場合もあるが、本発明は各々の光学異性体及びそれらが任意の割合で含まれる混合物をも全て包含するものである。また、本発明の一般式(1)で表される化合物は、その構造式中に、炭素−炭素二重結合に由来する2種以上の幾何異性体が存在する場合もあるが、本発明は各々の幾何異性体及びそれらが任意の割合で含まれる混合物をも全て包含するものである。
本発明の一般式(1)などの一般式で表される化合物中の置換基または原子として好ましい置換基または原子は以下のとおりである。
、G、Gとして好ましくは、共に酸素原子である。
Kと、Aと、Aが結合する2個の炭素原子とが形成する5員または6員の芳香族環として好ましいものは、ベンゼン環、ピリジン環、ピリジン−N−オキシド、チアゾール環、ピロール環である。
Xとして好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3ハロアルコキシ基、カルバモイル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C3アルキルカルボニル基、C1−C3ハロアルキルカルボニル基、C1−C3アルキルカルボニルオキシ基、C1−C3ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C3アルコキシカルボニル基、C1−C3ハロアルコキシカルボニル基、アリールカルボニルアミノ基、C1−C3アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C3ハロアルコキシカルボニルアミノ基、C1−C3アルコキシカルボニルオキシ基、C1−C3ハロアルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノ基であり、より好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、C1−C3ハロアルコキシ基、カルバモイル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C3アルキルカルボニル基、C1−C3ハロアルキルカルボニル基、C1−C3アルキルカルボニルオキシ基、C1−C3ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C3アルコキシカルボニル基、C1−C3ハロアルコキシカルボニル基、アリールカルボニルアミノ基、C1−C3アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C3ハロアルコキシカルボニルアミノ基、C1−C3アルコキシカルボニルオキシ基、C1−C3ハロアルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノ基であり、さらに好ましくは、水素原子、フッ素原子、カルバモイル基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基である。
nとして好ましくは、0、1、2であり、さらに好ましくは、0もしくは1である。尚、nはXが水素原子以外の置換基の場合の置換数を表す。
として好ましくは、水素原子、フェニル基、もしくは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、または、
ピリジル基、もしくは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有するピリジル基である。
としてさらに好ましくは、フェニル基、もしくは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、トリフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、シアノ基、ニトロ基から選択される1から3個の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、または、ピリジル基、もしくは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、トリフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、シアノ基、ニトロ基から選択される1から2個の同一または異なっていても良い置換基を有するピリジル基である。
として好ましくは、置換されていても良いフェニル基または置換されていても良い複素環基であり、さらに好ましくは、一般式(2)もしくは一般式(3)で表される置換フェニル基もしくは置換ピリジル基である。
Figure 2011063549
Figure 2011063549
一般式(2)または一般式(3)における置換基としては以下の置換基が好ましい。
、Yとして好ましくは、それぞれ、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、2−ブチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、トリフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、シアノ基である。
また、Y、Yとして、それぞれ、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、2−ブチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、トリフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、シアノ基である。
また、Y、Y、Yとして好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、メチル基であり、さらに好ましくは、水素原子である。
、Yとして好ましくは、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル基、ヘプタフルオロ−i−プロピル基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−クロロ−2−プロピル基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ブロモ−2−プロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−クロロ−n−プロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ブロモ−n−プロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−ブロモ−2−プロピル基、ノナフルオロ−n−ブチル基、ノナフルオロ−2−ブチル基、ノナフルオロ−i−ブチル基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−i−プロピルオキシ基、ヘプタフルオロ−n−プロピルオキシ基、ヘプタフルオロ−i−プロピルオキシ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルオキシ基、ノナフルオロ−2−ブチルオキシ基、トリフルオロメチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、ヘプタフルオロ−n−プロピルチオ基、ヘプタフルオロ−i−プロピルチオ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルチオ基、ノナフルオロ−n−ブチルチオ基、ノナフルオロ−2−ブチルチオ基、トリフルオロメチルスルフィニル基、ペンタフルオロエチルスルフィニル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルスルフィニル基、ヘプタフルオロ−n−プロピルスルフィニル基、ヘプタフルオロ−i−プロピルスルフィニル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルスルフィニル基、ノナフルオロ−n−ブチルスルフィニル基、ノナフルオロ−2−ブチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、ペンタフルオロエチルスルホニル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルスルホニル基、ヘプタフルオロ−n−プロピルスルホニル基、ヘプタフルオロ−i−プロピルスルホニル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルスルホニル基、ノナフルオロ−n−ブチルスルホニル基、ノナフルオロ−2−ブチルスルホニル基であり、さらに好ましくは、ヘプタフルオロ−i−プロピル基、ノナフルオロ−2−ブチル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルオキシ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルチオ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルスルフィニル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−n−プロピルスルホニル基である。
、Rとして好ましくは、水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4ハロアルキルカルボニル基、置換されていても良いC2−C4不飽和アルキル基、置換されていても良いC1−C4アルコキシカルボニル基、置換されたC1−C4アルキル基またはC(=O)C(=O)R(式中Rは置換されていても良いアルキル基または置換されていても良いC1−C4アルコキシ基を示す)であり、より好ましくは水素原子、C1−C4アルキル基、さらに好ましくは、水素原子、メチル基、エチル基である。
として好ましくは、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、−E−Z−R(式中、EはC1−C4アルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4アルキニレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C3−C4ハロアルキニレン基を示し、Rは水素原子、C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6ハロアルキニル基を示し、Zは−O−、−S−、−SO−、−SO−を示す。)、−E−R(式中、EはC1−C4アルキル基、C2−C4アルケニル基、C3−C4アルキニル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4ハロアルキニル基を示し、RはC3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、フェニル基、あるいは同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4ハロアルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基から選択される1以上の置換基を有する置換フェニル基、ピリジル基、あるいはハロゲン原子、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基から選択される1以上の置換基を有する置換ピリジル基であることを示す。)であり、よりR3として好ましくは、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、−E−Z−R(式中、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基を示し、RはC1−C6アルキル基を示し、Zは−O−、−S−、−SO−、−SO−を示す。)、−E−R(式中、EはC1−C4アルキル基を示し、RはC3−C9シクロアルキル基、シアノ基、同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基から選択される1以上の置換基を有する置換フェニル基、ピリジル基、ハロゲン原子、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基から選択される1以上の置換基を有する置換ピリジル基、チエニル基、テトラヒドロフリル基であることを示す。)である。
本発明において、一般式(1)で表される化合物としては、KとAとAが結合する2個の炭素原子で形成される芳香族環がベンゼン環、ピリジン環、ピリジン−N−オキシド、チアゾール環、ピロール環であって、
Xが水素原子、ハロゲン原子、カルバモイル基、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C3ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C3アルコキシカルボニル基、C1−C3ハロアルコキシカルボニル基、アリールカルボニルアミノ基、C1−C3アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C3ハロアルコキシカルボニルアミノ基またはアルキルアミノ基であって、
、Rがそれぞれ独立して、水素原子またはC1−C6アルキル基であって、
が一般式(2)または一般式(3)で表される置換基であって、
Zが水素原子、−C(=G)−Q、または−C(=G)−G−Qであって、
、GおよびGが酸素原子であって、
Q1がC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、または置換基を有していてもよい複素環基であることが好ましい。
一般式(1)で表される化合物は、例えば、以下に記載する製造方法1〜10の方法で製造することができる。本発明のアミド誘導体の製造方法は以下に示す製造方法に限定されるものではない。
<製造方法1>
Figure 2011063549
(式中、A、K、G、R、R、X、n、Q、Zは一般式(1)におけるA、K、G、R、R、X、n、Q、Zと同じものを示し、Lは脱離能を有する官能基を表し、例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ基などである)
[1−(i): 一般式(5)+ 一般式(6) → 一般式(7)]
一般式(5)で表されるニトロ基、脱離基を有する5員または6員環の芳香環誘導体と一般式(6)で表される芳香族アミン誘導体を溶媒中もしくは無溶媒で反応させることにより、一般式(7)で表されるニトロ基を有する5員または6員環の芳香環カルボン酸アミド誘導体を製造することができる。本工程では塩基を用いることもできる。
溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどの鎖状または環状エーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリルなどのニトリル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどの不活性溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。
また、塩基としては、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属類、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩類、リン酸一水素二カリウム、リン酸三ナトリウムなどのリン酸塩類、水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのアルカリ金属アルコラート類などを示すことができる。これらの塩基は、一般式(5)で表される化合物に対して0.01〜5倍モル当量の範囲で適宜選択して使用すれば良い。
反応温度は、−20℃〜使用する溶媒の還流温度、反応時間は、数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すれば良い。
一般式(5)で表される化合物の中で、5員または6員環の芳香環カルボン酸ハライド誘導体は5員または6員環の芳香環カルボン酸から、ハロゲン化剤を使用する常法により、容易に製造することができる。ハロゲン化剤としては、例えば、塩化チオニル、臭化チオニル、オキシ塩化リン、オキザリルクロリド、三塩化リンなどのハロゲン化剤を示すことができる。
一方、ハロゲン化剤を使用せずに5員または6員環の芳香環カルボン酸と一般式(6)で表される化合物から一般式(7)で表される化合物を製造することが可能であり、その方法としては、例えば、Chem.Ber.p.788(1970)に記載の方法に従うことにより、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなどの添加剤を適宜使用し、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドを使用する縮合剤を用いる方法を示すことができる。この場合に使用される他の縮合剤としては、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾールなどを示すことができる。
また、一般式(7)で表される化合物を製造する他の方法としては、クロロギ酸エステル類を用いた混合酸無水物法を示すこともでき、J.Am.Chem.Soc.p.5012(1967)に記載の方法に従うことにより、一般式(7)で表される化合物を製造することが可能である。この場合使用されるクロロギ酸エステル類としてはクロロギ酸イソブチル、クロロギ酸イソプロピルなどを示すことができ、クロロギ酸エステル類の他には、塩化ジエチルアセチル、塩化トリメチルアセチルなどを示すことができる。
縮合剤を用いる方法、混合酸無水物法共に、前記文献記載の溶媒、反応温度、反応時間に限定されることは無く、適宜反応の進行を著しく阻害しない不活性溶媒を使用すればよく、反応温度、反応時間についても、反応の進行に応じて、適宜選択すれば良い。
[1−(ii): 一般式(7) → 一般式(8)]
一般式(7)で表されるニトロ基を有する5員または6員環の芳香環カルボン酸アミド誘導体は、還元反応により、一般式(8)で表されるアミノ基を有する5員または6員環の芳香環カルボン酸アミド誘導体に導くことができる。還元反応としては水素添加反応を用いる方法と金属または金属化合物(例えば、塩化第一スズ(無水物)、鉄粉、亜鉛粉など)を用いる方法を例示することできる。
前者の方法は適当な溶媒中、触媒存在下、常圧下もしくは加圧下にて、水素雰囲気下で反応を行うことができる。触媒としては、パラジウム−カーボンなどのパラジウム触媒、ラネーニッケルなどのニッケル触媒、コバルト触媒、ルテニウム触媒、ロジウム触媒、白金触媒などが例示でき、溶媒としては、水、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの鎖状または環状エーテル類、酢酸エチルなどのエステル類を示すことができる。圧力は、0.1〜10MPa、反応温度は、−20℃〜使用する溶媒の還流温度、反応時間は、数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すれば良く、一般式(8)の化合物を効率よく製造することができる。
後者の方法としては、“Organic Syntheses”Coll.Vol.III P.453に記載の条件により、金属化合物として塩化第一スズ(無水物)を使用する方法を例示することができる。
[1−(iii): 一般式(8)+ 一般式(9) → 一般式(10)]
一般式(8)で表されるアミノ基を有する5員または6員環の芳香環カルボン酸アミド誘導体と一般式(9)で表される化合物を溶媒中で反応させることにより、一般式(10)で表される本発明化合物を製造することができる。本工程では塩基を用いることもできる。
溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどの鎖状または環状エーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリルなどのニトリル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどの不活性溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。
また、塩基としては、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属類、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩類、リン酸一水素二カリウム、リン酸三ナトリウムなどのリン酸塩類、水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのアルカリ金属アルコラート類などを示すことができる。これらの塩基は、一般式(8)で表される化合物に対して0.01〜5倍モル当量の範囲で適宜選択して使用すれば良い。反応温度は、−20℃〜使用する溶媒の還流温度、反応時間は、数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すれば良い。また、1−(i)に記載した縮合剤を用いる方法、混合酸無水物法を用いても製造することが可能である。
[1−(iv): 一般式(10)+ 一般式(11) → 一般式(1)]
一般式(10)で表される化合物と、一般式(11)で表される脱離基を有する化合物を溶媒中もしくは無溶媒で反応させることにより、一般式(1)で表される本発明化合物を製造することができる。一般式(11)で表される化合物としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化n−プロピル、クロロメチル メチルエーテルなどの置換アルキルハライド類、塩化アセチル、塩化クロロアセチル、塩化ベンゾイルなどのカルボン酸ハライド類、プロパルギルブロミドなどの不飽和アルキルハライド類、クロロギ酸メチル、クロロギ酸2−クロロエチル、クロロギ酸フェニル、クロロギ酸ベンジルなどのクロロギ酸エステル類、塩化N,N‐ジメチルカルバモイルなどのカルバミン酸ハライド類、メタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、トシル酸クロリドなどのスルホン酸ハライド類、クロログリオキシル酸メチル、クロログリオキシル酸エチルなどのクロログリオキシル酸エステル類、クロロトリメチルシランまたはtert−ブチルクロロジメチルシランなどを例示することができる。また、本工程では適当な塩基もしくは溶媒を用いることが可能であり、その塩基もしくは溶媒としては、1−(i)に例示したものを用いることができる。反応温度、反応時間などについても、1−(i)の例示に従うことができる。
また、別法として一般式(11)で表される化合物の代わりに、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸などのアルキル化剤を一般式(10)で表される化合物に反応させることによっても、一般式(1)で表される化合物を製造することが可能である。
<製造方法2>
Figure 2011063549
(式中、A、K、G、R、R、X、n、Q、Zは一般式(1)におけるA、K、G、R、R、X、n、Q、Zと同じものを示し、Lはハロゲン原子、ヒドロキシ基などの脱離能を有する官能基を示し、Halはハロゲン原子を示す。)
[2−(i): 一般式(12)+ 一般式(9) → 一般式(13)]
一般式(12)で表されるアミノ基を有するカルボン酸類を出発原料として、1−(iii)に記載の条件に従い、一般式(9)で表される化合物と反応させることにより、一般式(13)で表されるカルボン酸類を製造することができる。
[2−(ii): 一般式(13) → 一般式(14)]
一般式(13)で表される化合物を塩化チオニル、オキザリルクロリド、ホスゲン、オキシ塩化リン、五塩化リン、三塩化リン、臭化チオニル、三臭化リン、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリドなどと反応させるという公知の常法により、一般式(14)で表される化合物を製造することができる。
[2−(iii): 一般式(14)+ 一般式(6) → 一般式(1)]
一般式(14)で表される化合物と一般式(6)で表される化合物とを、1−(i)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
[2−(iv): 一般式(13)+ 一般式(6) → 一般式(1)]
一般式(13)で表される化合物を、1−(i)に記載の縮合剤を用いる条件、もしくは混合酸無水物法を用いる条件に従い、一般式(6)で表される化合物と反応させることにより、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
<製造方法3>
Figure 2011063549
(式中、A、K、R、R、X、n、Q、Zは一般式(1)におけるA、K、R、R、X、n、Q、Zと同じものを示し、Lはハロゲン原子、ヒドロキシ基などの脱離能を有する官能基を表す。)
[3−(i): 一般式(15) → 一般式(16)]
Synthesis p.463(1993)やSynthesis p.829(1984)などに記載の公知の条件に従い、一般式(15)で表される化合物とローソン試薬とを反応させることにより、一般式(16)で表される化合物を製造することができる。溶媒、反応温度などの条件は、文献記載のものに限定されることはない。
[3−(ii): 一般式(16)+ 一般式(9) → 一般式(17)]
一般式(16)で表される化合物と一般式(9)で表される化合物とを、1−(iii)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(17)で表される化合物を製造することができる。
<製造方法4>
Figure 2011063549
(式中、EはQまたはGを示し、A、K、R、R、R、X、n、Q、Qは一般式(1)におけるA、K、R、R、R、X、n、Q、Qと同じものを示す。)
一般式(18)で表される化合物から、3−(i)に記載の条件に従って、一般式(19)及び一般式(20)で表される化合物を製造することができる。溶媒、反応温度などの条件は、文献記載のものに限定されることはない。これら2つの化合物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの公知の分離精製技術により、分離精製することが可能である。
<製造方法5>
Figure 2011063549
(式中、A、K、G、R、R、X、n、Q、Zは一般式(1)におけるA、K、G、R、R、X、n、Q、Zと同じものを示し、Lはハロゲン原子、ヒドロキシ基などの脱離能を有する官能基を表す。)
[5−(i):一般式(21) → 一般式(22)]
一般式(22)で表される化合物は、一般式(21)で表される化合物をジアゾ化し、ジアゾニウム塩と金属塩を反応させることで合成することができる。
ジアゾ化と、ジアゾニウム塩と金属塩を反応させる両反応で使用する溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えば塩酸、臭化水素酸水、ヨウ化水素酸水、硫酸水、トリフルオロ酢酸等の酸性溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどの鎖状または環状エーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリルなどのニトリル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどの不活性溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。ジアゾ化剤としては、例えば亜硝酸ナトリウム、硫酸水素ニトロシル、亜硝酸アルキル等のジアゾ化剤を例示することができ、これらの使用量は一般式(21)で表される化合物に対して、0.5〜50当量から適宜選択して行えば良い。ジアゾ化の反応温度は−50℃〜反応溶媒の還流温度下で行うことができ、反応時間は反応規模、反応温度等に応じて、数分〜48時間の範囲で適宜選択すればよい。
ジアゾニウム塩が生成した後に加える金属塩としては、塩化第一銅、塩化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化カリウム等の金属ハロゲン化物を使用することができ、その使用量は一般式(21)で表される化合物に対して、0.5〜50当量から適宜選択して行えば良い。反応温度は−50℃〜反応溶媒の還流温度下で行うことができ、反応時間は反応規模、反応温度等に応じて、数分〜48時間の範囲で適宜選択すればよい。
また、ジアゾ化剤と金属塩と溶媒を同時に入れて反応させることも可能である。
[5−(ii):一般式(22) → 一般式(23)]
一般式(22)で表される化合物を塩化チオニル、オキザリルクロリド、ホスゲン、オキシ塩化リン、五塩化リン、三塩化リン、臭化チオニル、三臭化リン、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリドなどと反応させるという公知の常法により、一般式(23)で表される化合物を製造することができる。
[5−(iii):一般式(23) + 一般式(6) → 一般式(24)
一般式(23)で表される化合物と一般式(6)で表される化合物とを、1−(i)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(24)で表される化合物を製造することができる。
[5−(iv): 一般式(24) → 一般式(25)]
例えば、J.Org.Chem.p.280(1958)に記載の条件に従うことにより、アミノ化剤を使用してアミノ化反応を行い、一般式(25)で表される化合物を製造することが可能であるが、反応溶媒などの条件は文献記載のものに限定されることは無く、適宜反応の進行を著しく阻害しない不活性溶媒を使用すればよく、反応温度、反応時間についても、反応の進行に応じて、適宜選択すれば良い。また、アミノ化剤としては、アンモニアのほかに、メチルアミン、エチルアミン、ヒドロキシルアミン、O−メチルヒドロキシルアミンなどを示すこともできる。
[5−(v): 一般式(25)+ 一般式(9) → 一般式(1)]
一般式(25)で表される化合物と一般式(9)で表される化合物とを、1−(iii)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
<製造方法6>
Figure 2011063549
(式中、A、K、X、n、G、R、Qは一般式(1)におけるA、K、X、n、G、R、Qと同じものを示し、Mはニトロ基またはハロゲン原子を示す。)
一般式(26)で表される化合物を溶媒中、塩基を用いて、反応剤と反応させて、一般式(27)で表される化合物を製造することができる。
溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであればよく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ジメチルホルミアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、水などの溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。
塩基としては、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属類、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩類、リン酸一水素カリウム、リン酸三ナトリウムなどのリン酸塩類、水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド類、n−ブチルリチウムなどの有機リチウム類、エチルマグネシウムブロミドなどのグリニャール試薬類などを示すことができる。
これらの塩基は、一般式(26)で表される化合物に対して0.01から5倍モル当量の範囲で適宜選択、または溶媒として使用すればよい。
反応剤としては、例えば、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化n−プロピル、クロロメチル メチルエーテルなどの置換アルキルハライド類、塩化アセチル、塩化クロロアセチル、塩化ベンゾイルなどのカルボン酸ハライド類、プロパルギルブロミドなどの不飽和アルキルハライド類、クロロギ酸メチル、クロロギ酸2−クロロエチル、クロロギ酸フェニル、クロロギ酸ベンジルなどのクロロギ酸エステル類、塩化N,N‐ジメチルカルバモイルなどのカルバミン酸ハライド類、メタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、トシル酸クロリドなどのスルホン酸ハライド類、クロログリオキシル酸メチル、クロログリオキシル酸エチルなどのクロログリオキシル酸エステル類、クロロトリメチルシランまたはtert−ブチルクロロジメチルシランなどを例示することができる。
これらの反応剤は、一般式(26)で表される化合物に対して1から5倍モル当量の範囲で適宜選択、または溶媒として使用すればよい。
反応温度は−80℃から使用する溶媒の還流温度、反応時間は数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すればよい。
<製造方法7>
Figure 2011063549
(式中、A、K、X、n、G、R、R、Qは一般式(1)におけるA、K、X、n、G、R、R、Qと同じものを示す。)
[7−(i): 一般式(8) → 一般式(28)]
一般式(8)で表される化合物を溶媒中、アルデヒド類またはケトン類と反応させ、触媒を添加し、水素雰囲気下で反応させることにより、一般式(28)で表される化合物を製造することができる。
溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであればよく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ジメチルホルミアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノールなどのアルコール類、水などの溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。
触媒としてはパラジウム−カーボン、水酸化パラジウム−カーボンなどのパラジウム触媒類、ラネーニッケルなどのニッケル触媒類、コバルト触媒類、プラチナ触媒類、ルテニウム触媒類、ロジウム触媒類などを示すことができる。
アルデヒド類としては、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、トリフルオロアセトアルデヒド、ジフルオロアセトアルデヒド、フルオロアセトアルデヒド、クロロアセトアルデヒド、ジクロロアセトアルデヒド、トリクロロアセトアルデヒド、ブロモアセトアルデヒドなどのアルデヒド類を示すことができる。
ケトン類としては、例えば、アセトン、パーフルオロアセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類を示すことができる。
反応圧力は1気圧から100気圧の範囲でそれぞれ適宜選択すればよい。
反応温度は−20℃から使用する溶媒の還流温度、反応時間は、数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すればよい。
[7−(ii): 一般式(8) → 一般式(28)(別法1)]
一般式(22)で表される化合物を溶媒中で、アルデヒド類またはケトン類と反応させて、還元剤を処理することにより、一般式(28)で表される化合物を製造することができる。
溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであればよく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ジメチルホルミアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノールなどのアルコール類、水などの溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。
還元剤としては、例えば、ソディウムボロハイドライド、ソディウムシアノボロハイドライド、ソディウムトリアセテートボロハイドライドなどのボロハイドライド類(水素化ホウ素化合物)などを示すことができる。
アルデヒド類としては、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、トリフルオロアセトアルデヒド、ジフルオロアセトアルデヒド、フルオロアセトアルデヒド、クロロアセトアルデヒド、ジクロロアセトアルデヒド、トリクロロアセトアルデヒド、ブロモアセトアルデヒドなどのアルデヒド類を示すことができる。
ケトン類としては、例えば、アセトン、パーフルオロアセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類を示すことができる。
反応温度は−20℃から使用する溶媒の還流温度、反応時間は、数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すればよい。
[7−(iii): 一般式(8) → 一般式(28)(別法2)]
一般式(8)で表される化合物を溶媒中、または無溶媒でホルミル化剤と反応させ、添加剤を処理することにより、一般式(28)において、Rがメチル基である化合物を製造することができる。
溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであればよく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ジメチルホルミアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノールなどのアルコール類、水などの溶媒を示すことができ、これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用することができる。
ホルミル化剤としては、例えば、ホルムアルデヒド、ギ酸、フルオロギ酸、ホルミル(2,2−ジメチルプロピオン酸)などのギ酸無水物類、ギ酸フェニルなどのギ酸エステル類、ペンタフルオロベンズアルデヒド、オキサゾールなどを示すことができる。
添加剤としては、例えば、硫酸などの無機酸、ギ酸などの有機酸、ソジウムボロハイドライド、ソジウムシアノボロハイドライドなどのボロハイドライド類、ボロン酸、水素化リチウムアルミニウムなどを示すことができる。
反応温度は−20℃から使用する溶媒の還流温度、反応時間は、数分から96時間の範囲でそれぞれ適宜選択すればよい。
<製造方法8>
Figure 2011063549
(式中、A、K、G、R、R、X、n、Q、Qは一般式(1)におけるA、K、G、R、R、X、n、Q、Qと同じものを示し、Halはハロゲン原子を示す。)
[8−(i): 一般式(8)+ 一般式(29) → 一般式(30)]
Tetrahedron Lett. p.3789(1999)などに記載の公知の条件に従い、一般式(8)で表される化合物と一般式(29)で表される化合物とを反応させることにより、一般式(30)で表される化合物を製造することができる。溶媒、反応温度などの条件は、文献記載のものに限定されることはない。
[8−(ii): 一般式(30)+ 一般式(11) → 一般式(31)]
一般式(30)で表される化合物と一般式(11)で表される化合物とを、1−(iv)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(31)で表される化合物を製造することができる。
<製造方法9>
Figure 2011063549
(式中、A、K、G、R、R、X、n、Q、Qは一般式(1)におけるA、K、G、R、R、X、n、Q、Qと同じものを示し、Halはハロゲン原子を示す。)
[9−(i): 一般式(32) → 一般式(33)]
一般式(32)で表される化合物を、2−(ii)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(33)で表される化合物を製造することができる。
[9−(ii): 一般式(33)+ 一般式(6) → 一般式(34)]
一般式(33)で表される化合物と一般式(6)で表される化合物とを、1−(i)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(34)で表される化合物を製造することができる。
[9−(iii): 一般式(32)+ 一般式(6) → 一般式(34)]
一般式(32)で表される化合物を、1−(i)に記載の縮合剤を用いる条件、もしくは混合酸無水物法を用いる条件に従い、一般式(6)で表される化合物と反応させることにより、一般式(34)で表される化合物を製造することができる。
<製造方法10>
Figure 2011063549
(式中、A、K、G、R、R、X、n、Q、Zは一般式(1)におけるA、K、G、R、R、X、n、Q、Zと同じものを示す。)
一般式(35)で表される化合物を、1−(iv)に記載の条件に従い反応させることにより、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
また、Journal of Chemical Society Chemical Communications p.270(1988)などに記載の公知の条件に従い、一般式(35)で表される化合物とニトロニウムテトラフルオロボラートを反応させることにより、一般式(1)中RあるいはRがニトロソ基である化合物を、Synthesis−Stuttgart p.745(1988)などに記載の公知の条件に従い、一般式(35)で表される化合物と硝酸アンモニウムを反応させることにより、一般式(1)中RあるいはRがニトロ基である化合物を製造することができる。溶媒、反応温度などの条件は、文献記載のものに限定されることはない。
また、Heterocycles p.159(1988)などに記載の公知の条件に従い、一般式(35)で表される化合物とN‐クロロこはく酸イミドあるいはN‐ブロモこはく酸イミドを反応させることにより、一般式(1)中RあるいはRが塩素原子あるいは臭素原子である化合物を製造することができる。
前記に示した全ての製造方法において、目的物は、反応終了後、反応系から常法に従って単離すれば良いが、必要に応じて、再結晶、カラムクロマトグラフィー、蒸留などの操作を行い精製することができる。また、反応系から目的物を単離せずに次の反応工程に供することも可能である。
以下、第1表から第5表に本発明の一般式(1)で表される化合物(アミド誘導体)の代表的な化合物を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、表中、「n−」はノルマルを、「Me」はメチル基を、「Et」はエチル基を、「n−Pr」はノルマルプロピル基を、「i−Pr」はイソプロピル基を、「n−Bu」はノルマルブチル基を、「i−Bu」はイソブチル基を、「s−Bu」はセカンダリーブチル基を、「t−Bu」はターシャリーブチル基を、「H」は水素原子を、「O」は酸素原子を、「S」は硫黄原子を、「C」は炭素原子を、「N」は窒素原子を、「F」はフッ素原子を、「Cl」は塩素原子を、「Br」は臭素原子を、「I」はヨウ素原子を、「CF」はトリフルオロメチル基を、「MeS」はメチルチオ基を、「MeSO」はメチルスルフィニル基を、「MeSO」はメチルスルホニル基を、「MeO」はメトキシ基を、「NH」はアミノ基を、「MeNH」はメチルアミノ基を、「MeN」はジメチルアミノ基を、「OH」はヒドロキシ基を、「Bn」はベンジル基をそれぞれ表すものである。
また、nは、Xが水素原子以外の場合の置換数を意味するものとする。
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
第6表に本発明の一般式(1)で表されるアミド誘導体の物性値の一例を示す。ここに示したH−NMRのシフト値は、特に記載がない場合、テトラメチルシランを内部基準物質として使用した値であり、「J」は結合定数を示している。
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
Figure 2011063549
本発明化合物を有効成分として含有する有害生物防除剤は、農園芸作物及び樹木等を加害する各種農業害虫、家屋等の人間の生活環境で悪影響を与える衛生害虫、倉庫に貯蔵された穀物等を加害する貯穀害虫、建築物等の木材を加害する木材食害虫等としての昆虫類、及び同様の場面で発生、加害するダニ類、甲殻類、軟体動物、線虫類の何れの有害生物も低濃度で有効に防除できる。
本発明化合物を用いて防除しうる昆虫類、ダニ類、甲殻類、軟体動物及び線虫類には具体的に、例えば、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana faciata)、リンゴモンハマキ(Archips breviplicanus)、リンゴコシンクイガ(Grapholita inopinata)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、チャハマキ(Choristoneura magnanima)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、クワヒメハマキ(Olethreutes mori)、リンゴハマキホソガ(Caloptilia zachrysa)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、ナシホソガ(Spulerrina astaurota)、マメヒメサヤムシガ(Matsumuraeses phaseoli)、トビハマキ(Pandemis heparana)、ナシチビガ(Bucculatrix pyrivorella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella malinella)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)、ヤマノイモコガ(Acrolepiopsis suzukiella)、コナガ(Plutella xylostella)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、イモキバガ(Helcystogramma triannulella)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、モモシンクイガ(Carposina sasakii)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、チャマダラメイガ(Ephestia elutella)、モモノゴマダラノメイガ(Conogethes punctiferalis)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、シロイチモジマダラメイガ(Etiella zinckenella)、クワノメイガ(Glyphodes pyloalis)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、アズキノメイガ(Ostrinia scapulalis)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)、アゲハチョウ(Papilio xuthus)、ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)、ソイビーンルーパー(Pseudoplusia includens)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)、マイマイガ(Lymantria dispar)、ヒメシロモンドクガ(Orgyia thyellina)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、クワゴマダラヒトリ(Lemyra imparilis)、アケビコノハ(Adris tyrannus)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、ミツモンキンウワバ(Ctenoplusia agnata)、コドリンガ(Cydla pomonella)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、コットンボールワーム(Helicoverpa zea)、タバコバッドワーム(Heliothis virescens)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、アワヨトウ(Mythimna separata)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、サザンアーミーワーム(Spodoptera eridania)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、フォールアーミーワーム(Spodoptera frugiperda)、コットンリーフワーム(Spodoptera littoralis)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、グレープベリーモス(Endopiza viteana)、トマトホーンワーム(Manduca quinquemaculata)、タバコホーンワーム(Manduca sexta)等の鱗翅目昆虫、
フタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、ミドリナガヨコバイ(Balclutha saltuella)、フタテンオオヨコバイ(Epiacanthus stramineus)、ポテトリーフホッパー(Empoasca fabae)、カキノヒメヨコバイ(Empoasca nipponica)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、マメノミドリヒメヨコバイ(Empoasca sakaii)、ヒメフタテンヨコバイ(Macrosteles striifrons)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cinctinceps)、コットンフリーホッパー(Psuedatomoscelis seriatus)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatella)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ナシキジラミ(Psylla pyrisuga)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ブドウコナジラミ(Aleurolobus taonabae)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、オオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)、イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、ナスコナカイガラムシ(Phenacoccus solani)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidia duplex)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kuraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ナシマルカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ティースケール(Fiorinia theae)、チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ウメシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis prunicola)、マサキナガカイガラムシ(Unaspis euonymi)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、トコジラミ(Cimex lectularius)、ブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)、ナガメ(Eurydema rugosum)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、イチモンジカメムシ(Piezodorus hybneri)、チャバネアオカメムシ(Plautia crossota)、イネクロカメムシ(Scotinophora lurida)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、アカヒメヘリカメムシ(Rhopalus msculatus)、カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、アカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、クロトビカスミカメ(Halticus insularis)、ターニッシュドプラントバグ(Lygus lineolaris)、ナガムギカスミカメ(Stenodema sibiricum)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、イネホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)等の半翅目昆虫、
ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、コアオハナムグリ(Gametis jucunda)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、マメコガネ(Popillia japonica)、コロラドポテトビートル(Lepinotarsa decemlineata)、メキシカンビートビートル(Epilachna varivestis)、マルクビクシコメツキ(Melanotus fortnumi)、カンシャクシコメツキ(Melanotus tamsuyensis)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、ヒラタキクイムシ(Lyctusbrunneus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、ナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、ヒメヒラタケシキスイ(Epuraea domina)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、キボシカミキリ(Psacothea hilaris)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata)、ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera)、ノーザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、ナスナガスネトビハムシ(Psylliodes angusticollis)、モモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、イネミズゾウムシ(Lissohoptrus oryzophilus)、キンケクチブトゾウムシ(Otiorhynchus sulcatus)、グラナリーウィービル(Sitophilus granarius)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus vestitus)、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等の鞘翅目昆虫、
ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、キイロハナアザミウマ(Thrips flavus)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)、等の総翅目昆虫、
ダイズサヤタマバエ(Asphondylia yushimai)、ムギアカタマバエ(Sitodiplosis mosellana)、ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、ネギハモグリバエ(Liriomyza chinensis)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antique)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)、アップルマゴット(Rhagoletis pomonella)、ヘシアンフライ(Mayetiola destructor)、イエバエ(Musca domestica)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)、ヒツジシラミバエ(Melophagus ovinus)、ウシバエ(Hypoderma bovis)、キスジウシバエ(Hypoderma lineatum)、ヒツジバエ(Oestrus ovis)、ツェツェバエ(Glossina palpalis, Glossina morsitans)、キアシオオブユ(Prosimulium yezoensis)、ウシアブ(Tabanus trigonus)、オオチョウバエ(Telmatoscopus albipunctatus)、トクナガヌカカ(Leptoconops nipponensis)、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopicutus)、シナハマダラカ(Anopheles hyracanus sinesis)等の双翅目昆虫、
クリハバチ(Apethymus kuri)、カブラハバチ(Athalia rosae)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)、グンタイアリ(Eciton burchelli, Eciton schmitti)、クロオオアリ(Camponotus japonicus)、オオスズメバチ(Vespa mandarina)、ブルドックアント(Myrmecia spp.)、ファイヤーアント類(Solenopsis spp.)、ファラオアント(Monomorium pharaonis)等の膜翅目昆虫、
エンマコオロギ(Teleogryllus emma)、ケラ(Gryllotalpa orientalis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)等の直翅目昆虫、
トゲナシシロトビムシ(Onychiurus folsomi)、シベリアシロトビムシ(Onychiurus sibiricus)、キボシマルトビムシ(Bourletiella hortensis)等の粘管目昆虫、
クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta Americana)、等の網翅目昆虫、
イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)等のシロアリ目昆虫、
ネコノミ(Ctenocephalidae felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ニワトリノミ(Echidnophaga gallinacea)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等の等翅目昆虫、
ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)、ウシハジラミ(Bovicola bovis)等のハジラミ目昆虫、
ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)等のシラミ目昆虫、
シクラメンホコリダニ(Phytonemus pallidus)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、スジブトホコリダニ(Tarsonemus bilobatus)等のホコリダニ類、
ハクサイダニ(Penthaleus erythrocephalus)、ムギダニ(Penthaleus major)等のハシリダニ類、
イネハダニ(Oligonychus shinkajii)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、クワオオハダニ(Panonychus mori)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)等のハダニ類、
チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、チューリップサビダニ(Aceria tulipae)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、シトラスラストマイト(Phyllocoptruta oleivora)等のフシダニ類、
ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ類、
ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等のハチダニ類、
オウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、キチマダニ(Haemophysalis flava)、ツリガネチマダニ(Haemophysalis campanulata)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツェマダニ(Ixodes persulcatus)、オオマダニ(Amblyomma spp.)、アミメマダニ(Dermacentor spp.)等のマダニ類、
イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、ネコツメダニ(Cheyletiella blakei)等のツメダニ類、
イヌニキビダニ(Demodex canis)、ネコニキビダニ(Demodex cati)などのニキビダニ類、
ヒツジキュウセンダニ(Psoroptes ovis)等のキュウセンダニ類、
センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)、ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、ニワトリヒゼンダニ(Knemidocoptes spp.)等のヒゼンダニ類、
オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等の甲殻類、
スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)、アフリカマイマイ(Achatina fulica)、ナメクジ(Meghimatium bilineatum)、チャコウラナメクジ(Limax Valentiana)、ウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)、ミスジマイマイ(Euhadra peliomphala)等の腹足類、
ミナミネグサレセンチュウ(Prathylenchus coffeae)、キタネグサレセンチュウ(Prathylenchus penetrans)、クルミネグサレセンチュウ(Prathylenchus vulnus)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等の線虫類、
等が挙げられるが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤は、水田作物、畑作物、果樹、野菜、その他の作物及び花卉等に被害を与える前記有害作物に対して顕著な防除効果を有するものであるので、有害生物の発生が予測される時期に合わせて、有害生物の発生前または発生が確認された時点で、水田、畑、果樹、野菜、その他の作物、花卉等の水田水、茎葉または土壌に処理することにより本発明の有害生物防除剤としての効果が得られるものである。
本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤は、収穫物の保存中に発生する貯穀害虫等に対して顕著な防除効果を有するものである。すなわち、本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤を収穫物、あるいは収穫物の保存場所に、吹き付け、塗沫、塗布、浸漬、粉衣、薫蒸・薫煙または加圧注入等の収穫後(post harvest)処理を行えばよい。
また本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤は、植物種子に適用することにより、播種後の植物に発生する害虫による被害を予防することが出来る。すなわち、本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤をそのまま、又は水等で適宜希釈し、若しくは懸濁させた形で害虫防除に有効な量を、植物種子に対し吹き付け、塗沫、浸漬または粉衣などの処理をすることにより、本発明化合物を植物種子に接触させればよい。
植物種子とは、幼植物が発芽するための栄養分を蓄え農業上繁殖に用いられるものをいう。例えば、トウモロコシ、大豆、小豆、綿、稲、サトウダイコン、小麦、大麦、ヒマワリ、トマト、キュウリ、ナス、ホウレンソウ、サヤエンドウ、カボチャ、サトウキビ、タバコ、ピーマンおよびセイヨウアブラナなどの種子やサトイモ、バレイショ、カンショ、コンニャクなどの種芋、食用ゆり、チューリップなどの球根やラッキョウなどの種球などが挙げられる。
本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤は、双翅目害虫(アカイエカ、チカイエカ、ユスリカ、イエバエ、チョウバエ、ウシアブ等)、網翅目害虫(チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ等)等の衛生害虫に対して顕著な防除効果を有するものである。
本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤は、シロアリ、ヒラタキクイムシ、ナガシンクイムシ、シバンムシ、カミキリムシ等の木材食害虫に対して顕著な防除効果を有するものであり、土壌あるいは建築物等の木材に処理することにより、前記木材食害虫を防除することができる。
本発明化合物を有効成分とする有害生物防除剤は、ネコノミ、イヌノミ、フタトゲチマダニ、糸状虫科(Filariidae)線虫類等の、家畜及び愛玩動物としての哺乳動物及び鳥類の外部又は内部寄生虫を防除することができる。
本発明化合物は種々の有害生物に対して防除効果を示し、有用作物を保護する効果と共に、低薬量で殺虫剤又は殺ダニ剤として優れた防除効果を示すため、環境への負荷低減に大きく貢献する効果がある。さらに、本発明化合物は、他の農園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、生物農薬等と混合使用することによっても優れた防除効果を奏するものである。
本発明化合物を使用するにあたっては、通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、消泡剤、防腐剤および分解防止剤等を添加して、液剤(soluble concentrate)、乳剤(emulsifiable concentrate)、水和剤(wettable powder)、水溶剤(water soluble powder)、顆粒水和剤(water dispersible granule)、顆粒水溶剤(water soluble granule)、懸濁剤(suspension concentrate)、乳濁剤(concentrated emulsion)、サスポエマルジョン(suspoemulsion)、マイクロエマルジョン(microemulsion)、粉剤(dustable powder)、粒剤(granule)錠剤(tablet)および乳化性ゲル剤(emulsifiable gel)等任意の剤型の製剤にて実用に供することができる。また、省力化および安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を、水溶性カプセルおよび水溶性フィルムの袋等の水溶性包装体に封入して供することもできる。
本発明で使用できる不活性担体としては固体または液体のいずれであっても良く、固体の不活性担体になりうる材料としては、例えば、ダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ殻粉、ふすま、繊維素粉末、植物エキス抽出後の残渣、粉砕合成樹脂などの合成重合体、粘土類(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土など)、タルク類(例えばタルク、ピロフィライドなど)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカーボン〔含水微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成分として含むものもある。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼成珪藻土、レンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機鉱物性粉末、硫安、燐安、硝安、尿素、塩安などの化学肥料、堆肥などを挙げることができ、これらは単独でもしくは二種以上の混合物の形で使用される。
液体の不活性担体になりうる材料としては、それ自体溶媒能を有するものの他、溶媒能を有さずとも補助剤の助けにより有効成分化合物を分散させうることとなるものから選択され、例えば代表例として次に上げる担体を例示できるが、これらは単独でもしくは2種以上の混合物の形で使用され、例えば水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコールなど)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノンなど)、エーテル類(例えばジエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなど)、脂肪族炭化水素類(例えばケロシン、鉱油など)、芳香族炭化水素類(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンなど)、エステル類(例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルなど)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)、ニトリル類(例えばアセトニトリルなど)を挙げることができる。
これら固体および液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル(モノまたはジ)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸(モノまたはジ)エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物およびアルキルグリコシド等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸または燐酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキルフェニルエーテル硫酸または燐酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸または燐酸エステル塩、ポリカルボン酸塩(例えば、ポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩およびマレイン酸とオレフィンとの共重合物等)およびポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩およびアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤、アミノ酸型およびベタイン型等の両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤ならびにフッ素系界面活性剤が挙げられる。
これら界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の製剤100重量部に対し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
各種害虫を防除するためにそのまま、または水などで適宜希釈し、もしくは懸濁させた形で病害防除に有効な量を当該害虫の発生が予測される作物もしくは発生が好ましくない場所に適用して使用すればよい。その使用量は種々の因子、例えば目的、対象害虫、作物の生育状況、害虫の発生傾向、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場所、施用時期などにより変動するが、一般に有効成分0.0001〜5000ppm、好ましくは0.01〜1000ppmの濃度で使用するのが好ましい。また、10aあたりの施用量は、一般に有効成分で1〜300gである。
本発明の化合物の有効成分量は、通常粉剤では0.1〜20重量%、乳剤では5〜50重量%、水和剤では3〜90重量%、粒剤では0.1〜20重量%およびフロアブル製剤では5〜90重量%、顆粒水和剤では3〜90重量%である。一方それぞれの剤型における担体の量は、通常粉剤では60〜99.9重量%、乳剤では40〜95重量%、水和剤では10〜90重量%、粒剤では80〜99.9重量%、およびフロアブル製剤では10〜95重量%、顆粒水和剤では10〜90重量%である。また、補助剤の量は、通常粉剤では0.1〜20重量%、乳剤では1〜20重量%、水和剤では0.1〜20重量%、粒剤では0.1〜20重量%およびフロアブル製剤では0.1〜20重量%、顆粒水和剤では0.1〜20重量%である。
また、本発明化合物を農薬として使用する場合には、必要に応じて製剤時又は散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤等と混合施用してもよい。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書に参照により取り込まれる。
次の実施例により本発明の代表的な実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、特記しない限り「%」および「部」は質量基準である。
[実施例1−1]
メチル 4−ヨード−3−ニトロベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
アセトニトリル50mLにメチル 4−アミノ−3−ニトロベンゾエイト 5.02g(25.6mmol)を加え、氷冷下、亜硝酸t−ブチル 4.63g(44.9mmol)を、発熱・発泡に注意しながら小分けして加えた。この溶液にヨウ化銅(I) 6.58g(25.9mmol)、ヨウ素 5.60g(29.4mmol)を加え、60℃で3時間攪拌した。飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え反応をクエンチした後、酢酸エチルで有機相を分取し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=8:1→5:1)で精製することにより、目的物6.27g(20.4mmol,収率80%)を黄色結晶として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ3.97 (3H, s), 7.89 (1H, dd, J =2.0, 8.3 Hz), 8.16 (1H, d, J =8.3 Hz), 8.46 (1H, d, J =2.0 Hz).
[実施例1−2]
4−ヨード−3−ニトロベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
メタノール130mL、水40mLに、実施例1−1で得られたメチル 4−ヨード−3−ニトロベンゾエイト6.10g(19.9mmol)を加え、室温で攪拌しながら水酸化リチウム 0.30g(7.5mmol)を分割装入した。室温で2時間、60℃で1時間攪拌した。メタノールを減圧留去した後、4.0mol/L塩酸水溶液を加え、結晶を析出させた。結晶を濾過し、水、ヘキサンで洗浄し、乾燥させることにより、目的物5.56g(19.0mmol,収率95%)を黄色結晶として得た。
1H NMR(DMSO−d6, ppm) δ7.85 (1H, dd, J =2.4, 7.9 Hz), 8.25 (1H, d, J =7.9 Hz), 8.32 (1H, d, J =2.4 Hz), 13.7 (1H, brs).
[実施例1−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヨード−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
トルエン 40mLに、実施例1−2で得られた4−ヨード−3−ニトロベンゾイックアシッド5.23g(17.8mmol)、DMFを触媒量加え、塩化チオニル 4.57g(38.4mmol)をゆっくりと滴下した。滴下後70℃で3時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、トルエンを加えて再度減圧下で濃縮することにより、酸クロリドを得た。この酸クロリドを、2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン 4.68g(16.2mmol)、ピリジン 4.10g(51.8mmol)をテトラヒドロフラン 20mLに溶解した溶液に加え、60℃で2時間、80℃で30分撹拌した。酢酸エチルで希釈し、水相が酸性になるまで1.0mol/L塩酸水溶液で有機相を洗浄した。さらに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で有機相を洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=5:1→4:1)で精製することにより、目的物8.67g(15.4mmol,収率95%)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.32 (6H, s), 7.37 (2H, s), 7.58 (1H, s), 7.80 (1H, dd, J=2.0, 8.3 Hz), 8.22 (1H, d, J=8.3 Hz), 8.37 (1H, d, J =2.0 Hz).
[実施例1−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−ヨードベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
エタノール 20mLに実施例1−3で得られたN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヨード−3−ニトロベンズアミド 3.57g(6.33mmol)、塩化スズ 4.11g(21.7mmol)、12mol/L塩酸(35%) 4.69g(46.2mmol)を加え、70℃で3時間撹拌した。4.0mol/L水酸化ナトリウム水溶液をゆっくりと加え反応液のpHを塩基性とし、酢酸エチルと水を加えた。沈殿物をセライト濾過した後、有機相を分取した。飽和食塩水で有機相を洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=5:1→4:1→3:1)で精製することにより、目的物2.88g(5.39mmol,収率85%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.32 (6H, s), 4.33 (2H, brs), 6.92 (1H, dd, J =2.0, 7.8 Hz), 7.30−7.35 (4H, m), 7.77 (1H, d, J=7.8 Hz).
[実施例1−5]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−シアノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
DMF 5.0mLに実施例1−4で得られたN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル 3−アミノ−4−ヨードベンズアミドを 1.57g(2.94mmol)、シアン化銅(I) 1.1g(12.4mmol)加え、140℃で2時間攪拌した。反応溶液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注いで反応をクエンチした後、酢酸エチルで有機相を分取し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=4:1→3:1)で精製することにより、目的物1.08g(2.49mmol,収率85%)を茶色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.33 (6H, s), 4.66 (2H, brs), 7.16 (1H, dd, J =1.5, 8.3 Hz), 7.34 (1H, d, J =1.5 Hz), 7.36 (2H, s), 7.40 (1H, s), 7.53 (1H, d, J=8.3 Hz).
[実施例1−6]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−シアノベンズアミド(化合物番号3−650)の製造法
Figure 2011063549
テトラヒドロフラン 10mLに実施例1−5で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−シアノベンズアミドを0.16g(0.37mmol)、ピリジン 0.08g(1.01mmol)を溶解させ、そこにベンゾイルクロリド 0.062g(0.44mmol)を加え、室温で4時間、60℃で2時間、70℃で2時間撹拌した。酢酸エチルで希釈し、水相が酸性になるまで1.0mol/L塩酸水溶液で有機相を洗浄した。さらに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で有機相を洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=3:1→2:1)で精製することにより、目的物0.19g(0.36mmol,収率97%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.37 (6H, s), 7.37 (2H, s), 7.55−7.68 (4H, m), 7.80 (1H, d, J =8.3 Hz), 7.87 (1H, dd, J =2.0, 8.3 Hz), 7.94−7.97 (2H, m), 8.58 (1H, s), 9.17 (1H, d, J =1.8 Hz).
同様の方法により、化合物番号3−652、3−655、3−656、3−658、3−664、3−665を合成した。
[実施例1−7]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−シアノ−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−5に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例1−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヨード−3−ニトロベンズアミド 4.59g(8.14mmol)を用いて、目的物3.01g(6.50mmol,収率80%)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.17 (6H, s), 7.39 (2H, s), 7.82 (1H, s), 8.11 (1H, d, J=8.3 Hz), 8.41 (1H, dd, J =1.5, 8.3 Hz), 8.87 (1H, d, J =1.5 Hz).
[実施例1−8]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−カルバモイルベンズアミドの製造法(化合物番号1−211)
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例1−7で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−シアノ−3−ニトロベンズアミドを2.0g(4.32mmol)用い、目的物1.98g(4.39mmol,収率quant.)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.34 (6H, s), 5.88 (4H, brs), 7.08 (1H, dd, J =2.0, 8.3 Hz), 7.24 (1H, d, J =2.0 Hz), 7.36 (2H, s), 7.40 (1H, s), 7.48 (1H, d, J=8.3 Hz).
[実施例1−9]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−カルバモイルベンズアミドの製造法(化合物番号3−538)
Figure 2011063549
実施例1−4に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例1−8で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−カルバモイルベンズアミドを0.69g(1.53mmol)用い、目的物0.61g(1.10mmol,収率72%)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(DMSO−d6, ppm) δ2.30 (6H, s), 7.45 (2H, s), 7.57−7.65 (3H, m), 7.75 (1H, dd, J =1.5, 8.3 Hz), 7.95−8.05 (4H, m), 8.58 (1H, brs), 9.26 (1H, d, J =2.0 Hz), 10.1 (1H, s), 13.0 (1H, s).
[実施例2−1]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−ヨードベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
濃硫酸4.33gに、実施例1−4で得られたN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−ヨードベンズアミド 0.78g(1.46mmol)を加え溶解させた後、50℃で攪拌しながら37%HCHO水溶液 4.0mL(47.8mmol)を20分かけて滴下し反応を完結させた。反応溶液を冷水に注ぎ、ゆっくりと4.0N水酸化ナトリウム水溶液を加えpHを塩基性とした。酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=4:1→3:1)で精製することにより、目的物0.54g(0.99mmol,収率68%)を無色アモルファス固体として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.34 (6H, s), 2.97 (3H, s), 4.44 (1H, brs), 6.89 (1H, dd, J =2.0, 8.3Hz), 7.09 (1H, d, J =2.0 Hz), 7.35 (2H, s), 7.40 (1H, s), 7.78 (1H, d, J =8.3 Hz).
[実施例2−2]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−シアノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−5に記載の製造法と同様にして合成した。実施例2−1で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−ヨードベンズアミドを0.41g(0.75mmol)使用し、目的物0.26g(0.58mmol、収率78%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.35 (6H, s), 3.01(3/2H, s), 3.02 (3/2H, s), 4.87−4.88 (1H, brs), 7.10 (1H, dd, J =1.5, 8.3 Hz), 7.23 (1H, s), 7.37 (2H, s), 7.42 (1H, s), 7.52 (1H, d, J=8.3 Hz).
[実施例2−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−[N'−ベンゾイル−N'−(メチル)]アミノ−4−シアノベンズアミド(化合物番号3−694)の製造法
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の方法と同様にして合成した。実施例2−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−シアノベンズアミドを0.10g(0.22mmol)使用し、目的物0.024g(0.04mmol、収率20%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.24 (6H, s), 3.52 (3H, s), 7.23−7.47 (8H, m), 7.76−8.04 (3H, m).
同様の方法により、化合物番号3−700を合成した。
[実施例3−1]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−4−ヨード−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
窒素雰囲気下、2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチルアニリン0.62g(1.52mmol)をdry−THF 5.0mLに溶解させ、−78℃で攪拌した。そこに1.0mol/Lのリチウムジイソプロピルアミド0.90mL(1.80mmol)を反応溶液にゆっくりと滴下した。30分攪拌した後、dry−THF 5 mLに3−ニトロ−4−ヨードベンゾイルクロリド溶解させた溶液をゆっくりと滴下した。滴下後、−78℃で30分、室温で30分攪拌した。反応溶液に4.0mol/L塩酸水溶液を加え反応をクエンチした後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=50:1→6:1)で精製することにより、目的物0.30 g(0.47mmol,収率68%)を茶色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ7.52−7.81 (2H, m), 7.89 (1H, s), 8.00 (1H, s), 8.25 (1H, d, J=8.3 Hz), 8.38 (1H, d, J =2.0 Hz).
[実施例3−2]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−アミノ−4−ヨードベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−4に記載の方法と同様にして合成した。実施例3−1で合成したN−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを0.30g(0.47mmol)使用し、目的物0.24g(0.39mmol、収率83%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ4.35 (2H, s), 6.92 (1H, dd, J=2.0, 8.3 Hz), 7.29 (1H, d, J =2.0 Hz), 7.60 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=8.3 Hz), 7.86 (1H, s), 7.97 (1H, s).
[実施例3−3]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−アミノ−4−シアノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−5に記載の方法と同様にして合成した。実施例3−2で合成したN−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−アミノ−4−ヨードベンズアミドを0.35g(0.58mmol)使用し、目的物0.18g(0.36mmol、収率62%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ4.68 (2H, brs), 7.17 (1H, d, J =9.3 Hz), 7.31 (1H, s), 7.57 (1H, d, J =9.3 Hz), 7.64 (1H, s), 7.87 (1H, s), 7.98 (1H, s).
[実施例3−4]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−[N'−ベンゾイルアミノ]−4−シアノベンズアミドの製造法(化合物番号3−672)
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の方法と同様にして合成した。実施例3−3で合成したN−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−アミノ−4−シアノベンズアミドを0.070g(0.14mmol)使用し、目的物0.04g(0.07mmol、収率50%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ7.55−7.68 (3H, m), 7.80−7.99 (6H, m), 8.58 (1H, s), 8.61 (1H, s), 9.12 (1H, d, J =1.5 Hz).
同様の方法に従い、化合物番号3−673、3−674、3−675を合成した。
[実施例4−1]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−ヨードベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例2−1に記載の方法と同様にして合成した。実施例3−2で合成したN−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−アミノ−4−ヨードベンズアミドを0.40g(0.66mmol)を用いて、目的物0.36g(0.58mmol、収率88%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.97 (3H, s), 4.46 (1H, brs), 6.89 (1H, dd, J =2.0, 8.3 Hz), 7.07 (1H, d), 7.65 (1H, s), 7.80 (1H, d, J =8.3 Hz), 7.86 (1H, s), 7.97 (1H, s).
[実施例4−2]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−シアノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−5に記載の方法と同様にして合成した。実施例4−1で合成したN−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−ヨードベンズアミドを0.35g(0.56mmol)を用いて、目的物0.25g(0.36mmol、収率86%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ3.01 (3/2H, s), 3.03 (3/2H, s), 4.89 (1/2H, s), 4.90 (1/2H, s), 7.80 (1H, dd, J =1.5, 8.3 Hz), 7.21−7.22 (1H, m), 7.54 (1H, d, J =8.3 Hz), 7.67 (1H, s), 7.88 (1H, s), 7.99 (1H, s).
[実施例4−3]
N−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−[N'−4−シアノベンゾイル−N'−(メチル)アミノ]−4−シアノベンズアミドの製造法(化合物番号3−717)
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の方法と同様にして合成した。実施例4−2で合成したN−(2−クロロ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチル)フェニル−3−(N'−メチル)アミノ−4−シアノベンズアミドを0.08g(0.15mmol)使用し、目的物0.019g(0.029mmol、収率19%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ3.81 (3H, brs), 7.52−7.84 (8H, brm), 7.89 (1H, s), 8.00 (1H, s).
同様の方法により、化合物番号3−718、3−719を合成した。
[実施例5−1]
メチル 3−ニトロ−4−チオシアネートベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
アセトニトリル 50mLにメチル 4−アミノ−3−ニトロベンゾエイト 9.24g(47.1mmol)を加え、氷冷下、亜硝酸t−ブチル 9.26g(89.8mmol)を、発熱・発泡に注意しながら小分けして加えた。この溶液に水 10mLに溶解させたチオシアン酸カリウム 10.0g(25.9mmol)を20分かけてゆっくりと滴下した後、60℃で2時間攪拌した。飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え反応をクエンチした後、酢酸エチルで有機相を分取し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=8:1→7:1→6:1)で精製することにより、目的物3.25g(13.6mmol,収率29%)を黄色結晶として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ4.02 (3H, d, J =2.0 Hz), 8.15 (1H, dd, J =2.0 ,8.8 Hz), 8.41 (1H, d, J =8.8 Hz), 9.02 (1H, s).
[実施例5−2]
3−ニトロ−4−メチルチオベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
メタノール 20mLに実施例5−1で合成したメチル 3−ニトロ−4−チオシアネートベンゾエイト 2.0g(8.40mmol)、を溶解させ、そこにゆっくりとヨウ化メチル13.5g(94.8mmol)を加えた。その後、水2mLに溶解させた水酸化カリウム1.90g(33.9mmol)を加え室温で2時間攪拌した。反応が進行したことをTLCで確認した後、水酸化リチウム 0.35g(8.39mmol)、水 5.0mLを加え、70℃で1時間攪拌した。4.0mol/L塩酸水溶液をゆっくりと加え結晶を析出させた。得られた結晶を水で洗浄し、乾燥させることにより目的物1.44g(6.75mmol,収率80%)を茶色結晶として得た。
1H NMR(DMSO−d6, ppm) δ2.49 (3H, s), 7.60 (1H, d, J =8.7 Hz), 8.08 (1H, dd, J =1.6, 8.7 Hz), 8.54 (1H, d, J =1.6 Hz).COOHの水素原子は未観測。
[実施例5−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−メチルチオ−3−ニトロ−ベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例5−2で合成した3−ニトロ−4−メチルチオベンゾイックアシッド 1.40g(6.57mmol)と2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン 1.69g(5.84mmol)を用いて、目的物2.27g(4.69mmol,収率80%)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.34 (6H, s), 2.58 (3H, s), 7.37 (2H, s), 7.54 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.58 (1H, s), 8.19 (1H, d, J=2.0 Hz), 8.79 (1H, d, J =2.0, 8.8 Hz).
[実施例5−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−メチルチオベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
製造法1−4に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例5−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−メチルチオ−3−ニトロベンズアミド 0.51g(1.05mmol)を用いて、目的物0.47 g(1.03mmol,収率98%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.33 (6H, s), 2.45 (3H, s), 4.35 (2H, brs), 7.19−7.39 (6H, m).
[実施例5−5]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−メチルチオベンズアミド(化合物番号3−198)の製造法
Figure 2011063549
製造法1−6に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例5−4に記載のN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−メチルチオベンズアミド0.18g(0.40mmol)を用いて、目的物0.35g(0.63mmol,収率90%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.36 (6H, s), 2.53 (3H, s), 7.35 (2H, s), 7.53−7.65 (4H, m), 7.8 (1H, dd, J =2.0, 8.3Hz), 7.95−7.97 (2H, m), 8.02 (1H, s), 9.00 (1H, d, J =2.0 Hz), 9.05 (1H, s).
同様の方法を用いて、化合物番号3−199を合成した。
[実施例5−6]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−メチルスルフィニルベンズアミドの製造法(化合物番号3−265)
Figure 2011063549
ジクロロメタン10mLに実施例5−5に記載のN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−メチルチオベンズアミド 0.13g(0.23mmol)を加え、室温で攪拌しながらm−クロロ過安息香酸 0.056g(0.23mmol)を装入し、室温で2時間攪拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて過酸化物を完全に分解した後、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた結晶をIPE(イソプロピルエーテル)で洗浄することにより、目的物0.097g(0.17mmol,収率73%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.37 (6H, s), 3.00 (3H, s), 7.37 (2H, s), 7.44 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.51−7.62 (3H, m), 7.82 (1H, dd, J=1.5, 7.8 Hz), 7.97 (1H, s), 8.04−8.06 (2H, m), 9.35 (1H, d, J =1.5 Hz), 11.8 (1H, s).
同様の方法を用いて、化合物番号3−266を合成した。
[実施例5−7]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−メチルスルホニルベンズアミドの製造法(化合物番号3−332)
Figure 2011063549
実施例5−5に記載のN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−N'−(ベンゾイル)アミノ−4−メチルチオベンズアミド 0.13g(0.23mmol)、過ヨウ酸ナトリウム0.14g(0.65mmol)をジクロロメタン5.0mL、アセトニトリル5.0mL、水6.0mLの混合溶媒に加え、攪拌しながら塩化ルテニウム(III)5.0mgを加え、室温で3時間攪拌した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加えて反応をクエンチした後、酢酸エチルで有機相を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=5:1→4:1→3:1)で精製することにより、目的物0.13g(収率92%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.38 (6H, s), 3.15 (3H, s), 7.38 (2H, s), 7.55−7.65 (3H, m), 7.94 (1H, dd, J =1.5, 8.3 Hz), 8.00−8.05 (3H, m), 8.13 (1H, dd, J =8.3, 8.3 Hz), 9.27 (1H, d, J =1.5 Hz), 10.7 (1H, s).
同様の方法を用いて、化合物番号3−333を合成した。
[実施例6−1]
メチル 3−ジメチルアミノ−5−ニトロベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
DMF30mLに3−アミノ−5−ニトロベンゾイックアシッド4.25g(22.9mmol)、炭酸水素ナトリウム4.00g(47.5mmol)を加え、室温で攪拌しながらヨウ化メチル 5.00g(35.2mmol)を滴下し、室温で5時間攪拌した。溶液を濃縮し、酢酸エチルと水を加え有機相を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することによりメチル 3−アミノ−5−ニトロベンゾエイトを4.88g得た。次に得られたメチル 3−アミノ−5−ニトロベンゾエイト2.44 g(13.3mmol)をDMF30mLに溶解させ、0℃に冷却し、60%の水素化ナトリウム0.92g(23.0mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。その後、反応溶液を0℃に冷却し、DMF5mLに溶解させたヨウ化メチル4.00g(28.2mmol)をゆっくりと加え、室温で6時間攪拌した。反応溶液に水をゆっくりと加えクエンチした後、酢酸エチルを加え有機相を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=7:1)で精製することにより、目的物0.73g(3.26mmol,収率28%)を得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) 3.10(6H, s), 3.96(3H, s), 7.63−7.65(2H, m), 8.14(1H, t, J=1.4 Hz).
[実施例6−2]
3−ジメチルアミノ−5−ニトロベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
実施例6−1で合成したメチル 3−ジメチルアミノ−5−ニトロベンゾエイト 1.0g(4.46mmol)をメタノール6mLに溶解させ、室温で攪拌しながら、4mol/L水酸化ナトリウム水溶液1.0mLをゆっくりと滴下装入し、70℃で3時間撹拌した。溶液を濃縮したのち、2mol/L塩酸水溶液でpHを1にした。酢酸エチルを加え有機相を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=3:1→0:1)で精製することにより、目的物を0.41g(1.95mmol,収率44%)を無色固体として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 3.12(6H, s), 7.67−7.70(2H, m), 8.20(1H, t, J=1.9 Hz). COOHの水素原子は未観測。
[実施例6−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ジメチルアミノ−5−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例6−2で得られた3−ジメチルアミノ−5−ニトロベンゾイックアシッド0.78g(3.7mmol)、2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン 1.00g(3.46mmol)を用い、目的物を1.50g(3.12mmol,収率84%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.36(6H, s), 3.14(6H, s), 7.37(2H, s), 7.43(1H, s), 7.57(1H, s), 7.63(1H, s), 7.91(1H,s).
[実施例6−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ベンゾイルアミノ−5−ジメチルアミノベンズアミドの製造法(化合物番号3−808)
Figure 2011063549
製造法1−4に記載の製造法と同様にして、実施例6−3で得られたN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ジメチルアミノ−5−ニトロベンズアミド0.50g(1.04mmol)のニトロ基を還元し、得られたN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−5−ジメチルアミノベンズアミド0.23g(0.51mmol)を製造法1−6に記載の製造法と同様にしてベンゾイル化した。目的物を0.16g(0.28mmol,収率57%)で得た。
1H NMR(DMSO−d6, ppm) δ 2.30(6H, s), 2.99(6H, s), 7.08(1H, s), 7.44(2H, s), 7.48(1H, s), 7.54−7.62(3H, m), 7.72(1H, s), 7.99(2H, dd, J=1.5, 8.3 Hz), 9.87(1H, s), 10.2(1H, s).
[実施例7−1]
メチル 4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシ−3−ニトロベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
テトラヒドロフラン110mLとDMF20mLの混合溶液にメチル 4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエイト15.0g(76.2mmol)を溶解させ、炭酸カリウム3.16g(22.9mmol)を溶解させた水20mLを反応溶液に加えた。その溶液にパーフルオロプロペン(24.9g)を吹き込み、50℃で6時間攪拌した。得られた反応溶液に水と酢酸エチルを加え、有機相を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=4:1)で精製することにより、目的物を18.1g(52.1mmol,収率68%)を薄黄色油状物質として得た。
1H NMR (CDCl3, ppm) δ 3.99 (3H, s), 5.13 (1H, brddd, J =43.9, 12.2, 5.9 Hz), 7.59 (1H, d, J=8.8 Hz), 8.32 (1H, dd, J =8.8, 2.0 Hz), 8.63 (1H, d, J =2.0 Hz).
[実施例7−2]
4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシ−3−ニトロベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−2に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例7−1で合成したメチル 4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシ−3−ニトロベンゾエイト10.1g(29.0mmol)を用い、目的物を7.61g(22.8mmol,収率79%)を無色固体として得た。.
1H NMR (CDCl3, ppm) δ 5.13 (1H, brddd, J =43.5, 11.5, 5.9 Hz), 7.64 (1H, dd, J=8.6, 1.3 Hz), 8.38 (1H, dd, J=8.6, 2.0 Hz), 8.70 (1H, d, J=2.0 Hz), COOHの水素原子は未観測。
[実施例7−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシ−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例7−2で合成した4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシ−3−ニトロベンゾイックアシッド9.15g(27.5mmol)と2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン 2.40g(8.30mmol)を用い、目的物3.20g(5.76mmol,収率69%)を固体として得た。
1H NMR (CDCl3, ppm) δ 2.35 (6H, s), 5.33−5.37 (1H, m), 7.36 (2H, s), 7.63 (1H, d, J =8.3 Hz), 8.44 (1H, dd, J =8.3, 2.0 Hz), 8.84 (1H, d, J =2.0 Hz), 9.97 (1H, s)..
[実施例7−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−4に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例7−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−(1',1',2',3’,3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシ−3−ニトロベンズアミドを3.20g(5.30mmol)用い、目的物2.86g(4.98mmol,収率94%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, ppm) δ 2.33 (6H, s), 4.03 (2H, brs), 5.01−5.16 (1H, m), 7.19 (1H, dd, J =8.3, 2.0 Hz), 7.27−7.35 (4H, m), 7.39 (1H, d, J=2.0 Hz).
[実施例7−5]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−[N'−2−クロロピリジン−3−イルカルボニルアミノ]−4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシベンズアミドの製造法(化合物番号3−165)
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例7−4で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−(1',1',2',3',3',3'−ヘキサフルオロ)プロポキシベンズアミド0.21g(0.37mmol)用い、目的物0.26g(0.35mmol,収率95%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR (CDCl3, ppm) δ 2.37 (6H, s), 5.05−5.17 (1H, m), 7.37 (2H, s), 7.45 (1H, dd, J =7.3, 4.4 Hz), 7.52 (1H, d, J =8.3 Hz), 7.59 (1H, s), 7.87 (1H, dd, J =8.3, 2.0 Hz), 8.17 (1H, dd, J =7.8, 2.0 Hz), 8.55 (1H, s), 8.57 (1H, dd, J =4.4, 2.0 Hz), 9.17 (1H, d, J =2.0 Hz).
[実施例8−1]
メチル 4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
アセトン80mLに4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾイックアシッド5.00g(27.3mmol)、ジメチル硫酸4.00g(31.6mmol)、炭酸水素ナトリウム4.00g(47.5mmol)を加え、6時間還流した。固体を濾過し、濾液を濃縮し、カシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=7:1)で精製することにより、目的物を2.60g(13.2mmol,収率48%)得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 3.95(3H, s), 7.25(1H, d, J=8.7 Hz), 8.24(1H, dd, J=2.4, 8.7 Hz), 8.82(1H, d, J=2.4 Hz), 10.9(1H, brs)
[実施例8−2]
メチル 4−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
実施例8−1で合成したメチル 4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエイト2.80(14.2mmol)、炭酸カリウム2.50g(18.1mmol)をアセトン25mLに加えて、ベンジルブロマイド2.40g(14.0mmol)を滴下装入し、70℃で6時間撹拌を続けた。酢酸エチルと水を反応溶液に加え有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=4:1)で精製することにより、目的物2.74g(9.55mmol,収率67%)を得た。
[実施例8−3]
4−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−2に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例14−2で得られたメチル 4−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾエイト2.70g(9.41mmol)を用い、目的物2.45g(8.97mmol,収率95%)を薄茶色固体として得た。
[実施例8−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ベンジルオキシ−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例8−3で合成した4−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾイックアシッド2.30g(8.42mmol)と2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン2.10g(7.27mmol)を用いて、目的物を4.05g(7.44mmol,収率88%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.37(6H, s), 5.36(2H, s), 7.24−7.52(9H, m), 8.12(1H, dd, J=1.9, 8.8 Hz), 8.42(1H, d, J=1.9 Hz).
[実施例8−5]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヒドロキシ−3−アミノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例8−4で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ベンジルオキシ−3−ニトロベンズアミド 2.00g(3.68mmol)、10%Pd−C 0.30gをメタノール20mLに加えて、水素雰囲気下、常圧常温で3時間撹拌した。触媒を濾去した後、濾液を減圧下で濃縮した。酢酸エチルと無水硫酸マグネシウムを加えて、その濾液を減圧下で濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=3:1→1:0)で精製することにより、目的物1.56g(3.68mmol, 100%)を褐色油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.33(6H, s), 3.86(2H, brs), 6.79(1H, d, J=7.8 Hz), 7.20(1H, d, J=7.8 Hz), 7.27(1H, d, J=7.8 Hz), 7.34(3H, s).
[実施例8−6]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ベンゾイルアミノ−4−ベンゾイルオキシベンズアミドの製造法(化合物番号3−468)
Figure 2011063549
テトラヒドロフラン 3mLに実施例8−5で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヒドロキシ−3−アミノベンズアミド 0.30g(0.71mmol)、トリエチルアミン0.20g(2.0mmol)を溶解させ、そこにベンゾイルクロリド0.25g(1.8mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。得られた溶液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=2:1)で精製することにより、目的物を0.36g(0.57mmol,収率40%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.39(6H, s), 7.37(2H, s), 7.43−7.80(10H, m), 7.91(1H, dd, J=2.0, 8.8 Hz), 8.24−8.28(3H, m), 9.04(1H, s).
[実施例8−7]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ベンゾイルアミノ−4−ヒドロキシベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例6−2に記載の方法と同様にして合成した。原料として実施例8−6で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ベンゾイルアミノ−4−ベンゾイルオキシベンズアミド1.00g(1.58mmol)を用いて、目的物を0.80g(1.52mmol,収率95%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.35(6H, s), 7.09(1H, d, J=8.8 Hz), 7.34(2H, s), 7.54−7.75(5H, m), 7.95(1H, brs), 7.97(2H, d, J=7.3 Hz), 8.68(1H, s), 9.11(1H, brs).
[実施例8−8]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−アセチルオキシ−3−ベンゾイルアミノベンズアミドの製造法(化合物番号3−445)
Figure 2011063549
テトラヒドロフラン5mLに、実施例8−7で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−ベンゾイルアミノ−4−ヒドロキシベンズアミド0.12g(0.23mmol)とトリエチルアミン0.05g(0.50mmol)を溶解させ、そこにアセチルクロライド0.03g(0.38mmol)を加え室温で2時間攪拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=2:1)で精製することにより、目的物0.07g(1.75mmol,収率54%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.16(3H, s), 2.36(6H, s), 7.36(2H, s), 7.37−7.40(2H, m), 7.59(2H, t, J=8.3 Hz), 7.65(1H, s), 7.74(1H, t, J=7.3 Hz), 7.84(1H, dd, J=1.4, 8.3 Hz), 8.23(2H, dd, J=1.4, 8.3 Hz), 8.86(1H, s).
[実施例8−9]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
テトラヒドロフラン3mLに実施例8−5で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−ヒドロキシベンズアミド0.15g(0.35mmol)、ピリジン0.05g(0.63mmol)を溶解させ、そこにクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル0.08g(0.38mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。得られた溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=2:1)で精製することにより、目的物0.20g(0.33mmol,収率95%)を無色油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.34(6H, s), 4.86(2H, s), 6.99(1H, d, J=7.8 Hz), 7.23−7.65(6H, m), 8.32(1H, brs).
[実施例8−10]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−アセチルオキシ−3−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンズアミド(化合物番号4−78)の製造法
Figure 2011063549
テトラヒドロフラン3mLに実施例8−9で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)−4−ヒドロキシベンズアミド0.10g(0.17mmol)、トリエチルアミン 0.04g(0.39mmol)を溶解させ、そこにアセチルクロリド0.02g(0.25mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。得られた溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−hexane:EtOAc=2:1)で精製することにより、目的物0.05g(0.078mmol,収率45%)を無色油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.34(6H, s), 2.45(3H, s), 4.86(2H, s), 6.98−7.74(6H, m), 8.62(1H, brs).
[実施例8−11]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例8−9に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例8−5で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヒドロキシ−3−アミノベンズアミド0.20g(0.47mmol)を用い、目的物を0.18g(0.35mmol,収率75%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 1.34(6H, d, J=6.6Hz), 2.33(6H, s), 5.02−5.08(1H, m), 6.89(1H, s), 7.03(1H, d, J=8.8 Hz), 7.35(2H, s), 7.39(1H, s), 7.59(1H, d, J=6.8 Hz), 7.92(1H, s), 8.56(1H, brs).
[実施例8−12]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−アセチルオキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法(化合物番号4−77)
Figure 2011063549
実施例8−8に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例8−11で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ベンズアミド0.15g(0.29mmol)を用いて、目的物を0.065g(0.12mmol,収率41%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 1.34(6H, d, J=6.6 Hz), 2.35(6H, s), 2.44(3H, s), 5.01−5.07(1H, m), 6.75(1H, s), 7.29(1H, d, J=8.8 Hz), 7.35(2H, s), 7.48(1H, s), 7.70(1H, dd, J=2.0, 8.8 Hz), 8.72(1H, s).
[実施例9−1]
3,5−ビス(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
トルエン15mLに3,5−ジアミノベンゾイックアシッド3.00g(19.7mmol)を加え、攪拌しながら3mol/L水酸化ナトリウム水溶液を20mL加えた。室温で激しく攪拌しながら、ベンジルオキシカルボニルクロライド6.70g(39.3mmol)を滴下し、滴下後5時間攪拌した。2mol/L塩酸水溶液を30mL加え、析出した固体を濾過し、乾燥することにより、目的物を5.95g(14.2mmol,収率72%)無色固体として得た。
[実施例9−2]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ビス(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンズアミド(化合物番号4−352)の製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。3,5−ビス(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンゾイックアシッド4.08g(9.72mmol)と2,6−ジメチル−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)アニリン 2.50g(8.65mmol)を原料として用い、目的物を4.30g(6.22mmol,収率64%)無色結晶として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.31(6H, s), 5.20(4H, s), 6.92(2H, s), 7.34−7.40(12H, m), 7.50(1H, brs), 7.69(2H, s), 7.80(1H, s).
同様の方法を用いて、化合物番号4−353を合成した。
[実施例9−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ジアミノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549

実施例8−5に記載の製造法と同様にして合成した。実施例8−2で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ビス(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンズアミド1.00g(1.48mmol)を用い、目的物0.47g(1.15mmol,収率 95%)を薄茶色結晶として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.33(6H, s), 3.76(4H, brs), 6.19(1H, d, J=2.0 Hz), 6.60(2H, d, J=2.0 Hz), 7.34(1H, brs), 7.52(2H, s).
[実施例9−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ビス(ベンゾイルアミノ)ベンズアミド(化合物番号3−515)及び、N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−5−ベンゾイルアミノベンズアミドの製造法(化合物番号3−785)の製造法
Figure 2011063549
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の製造法と同様にして合成した。実施例9−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ジアミノベンズアミド 0.33g(0.81mmol)を原料として用い、N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ビス(ベンゾイルアミノ)ベンズアミド(化合物番号3−515)を0.20g(0.32mmol,収率40%)得た。また、N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−5−ベンゾイルアミノベンズアミド(化合物番号3−785)を0.20g(0.39mmol,収率48%)得た。
化合物番号3−515:1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.38(6H, s), 7.33(2H, s), 7.48−7.60(6H, m), 8.03−8.05(4H, m), 8.20(2H, s), 8.66(1H, s), 9.70(1H, s), 10.3(2H, s).
化合物番号3−808:1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.34(6H, s), 3.97(2H, brs), 7.01(1H, s), 7.35−7.76(8H, m), 7.86(2H, d, J=7.3 Hz), 7.92(1H, brs).
同様の方法を用いて、化合物番号3−514、3−784を合成した。
[実施例9−5]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ビス(イソプロポキシカルボニルアミノ)ベンズアミド(化合物番号4−271)
Figure 2011063549
実施例8−9に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例9−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ジアミノベンズアミド0.40g(0.95mmol)用い、目的物を0.18g(0.30mmol,収率32%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 1.31(12H, d, J=5.9 Hz), 2.34(6H, s), 4.87−5.05(2H, m), 6.72(2H, s), 7.34(2H, s), 7.55(1H, brs), 7.70(2H, m), 7.79(1H, brs).
[実施例10−1]
メチル 5−ベンゾイルアミノ−3−[(2−プロピルオキシ)カルボニルアミノ]ベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の製造法と同様にして合成した。原料としてメチル 5−アミノ−3−[(2−プロピルオキシ)カルボニルアミノ]ベンゾエイト5.00g(30.1mmol)を用い、目的物を4.40g(17.5mmol,収率58%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 1.29(6H, d, J=6.3 Hz), 3.82(2H, brs), 3.86(3H, s), 5.00(1H, octet, J=6.3Hz), 6.58(1H, brs), 7.04(1H, s), 7.19(1H, s), 7.26(1H, brs).
[実施例10−2]
5−ベンゾイルアミノ−3−[(2−プロピルオキシ)カルボニルアミノ]ベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
メタノール5mLに実施例10−1で合成したメチル 5−ベンゾイルアミノ−3−[(2−プロピルオキシ)カルボニルアミノ]ベンゾエイト 0.20g(0.56mmol)と水1mLに水酸化ナトリウム0.20g(5.0mmol)を溶解させた溶液を加え、70℃で5時間攪拌した。メタノールを濃縮した後、2mol/L塩酸水溶液で溶液を酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒(n−hexane:EtOAc=9:1)で洗浄し目的物0.10g(0.29mmol,収率53%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 1.29(6H, d, J=5.4 Hz), 4.98−5.04(1H, m), 7.18(1H, brs), 7.44−7.54(3H, m), 7.82(1H, s), 7.88,(2H, d, J=7.3 Hz), 8.03(1H, s), 8.29(2H, d, J=5.4 Hz). COOHの水素原子は未観測。
[実施例10−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−5−ベンゾイルアミノ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法(化合物番号4−230)
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例10−2で合成した5−ベンゾイルアミノ−3−[(2−プロピルオキシ)カルボニルアミノ]ベンゾイック アシッド0.35g(1.02mmol)と2,4−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン0.25g(0.87mmol)を用い、目的物を0.28g(0.47mmol,収率47%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 1.32(6H, d, J=6.4 Hz), 2.35(6H, s), 4.99−5.06(1H, m), 6.84(1H, s), 7.35(2H, s), 7.40−7.54(2H, m), 7.59(1H, t, J=7.3 Hz), 7.66(1H, s), 7.80(1H, s), 7.86(2H, d, J=7.3 Hz), 8.05(2H, s), 8.11(1H, s).
同様の方法を用いて、化合物番号4−231を合成した。
[実施例11−1]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−メトキシカルボニル−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の方法と同様にして合成した。原料として4−メトキシカルボニル−3−ニトロベンゾイックアシッド0.50g(2.20mmol)と2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン0.60g(2.08mmol)を用いて、目的物0.40g(0.81mmol,収率37%)を無色結晶として得た
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.36(6H, s), 3.98(3H, s), 7.39(2H, s), 7.46(1H, brs), 7.91(1H, d, J=8.1 Hz), 8.24(1H, dd, J=1.7 8.1 Hz), 8.45(1H, d, J=1.7 Hz).
[実施例11−2]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−メトキシカルボニルベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例8−5に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例11−1で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−メトキシカルボニル−3−ニトロベンズアミド 0.30g(0.60mmol)を用い、目的物2.80g(0.60mmol,収率100%)を得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.34(6H, s), 3.92(3H, s), 5.93(2H, brs), 7.05(1H, dd, J=1.7, 8.3 Hz), 7.24−7.28(1H, m), 7.36(3H, brs), 7.99(1H, d, J=8.3 Hz).
[実施例11−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−4−メトキシカルボニル−3−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法(化合物番号4−154)
Figure 2011063549
実施例8−9に記載の合成法と同様にして合成した。原料として実施例11−2で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−4−メトキシカルボニルベンズアミド 0.15g(0.32mmol)を用い、目的物を0.20g(0.31mmol,収率95%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.37(6H, s), 4.01(3H, s), 4.87(2H, s), 7.23(1H, s), 7.37(2H, s), 7.55(1H, s), 7.71(1H, dd, J=1.7, 8.3 Hz), 8.20(1H, d, J=8.3 Hz), 8.99(1H, s).
[実施例12−1]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−5−メトキシカルボニル−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法に従って合成した。原料として5−メトキシカルボニル−3−ニトロベンゾイック アシッド1.00g(4.4mmol)、2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン1.00g(3.46mmol)を用いて、目的物1.15g(2.32mmol,収率37%)を無色結晶として得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.36(6H, s), 4.05(3H, s), 7.30(2H, s), 7.60(1H, brs), 8.88(1H, t, J=2.0 Hz), 8.98(1H, t, J=2.0 Hz), 9.06(1H, t, J=2.0 Hz).
[実施例12−2]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−5−メトキシカルボニルベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例8−5に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例12−1で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル 5−メトキシカルボニル−3−ニトロベンズアミド 1.00g(2.02mmol)を用い、目的物を0.70g(1.50mmol,収率74%)で得た。.
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.34(6H, s), 3.94(3H, s), 4.02(2H, brs), 7.36(2H, s), 7.47−7.48(2H, m), 7.53(1H, t, J=1.2 Hz), 7.85(1H, s).
[実施例12−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−5−メトキシカルボニル−3−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法(化合物番号4−192)
Figure 2011063549
実施例8−9に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例12−2で合成しN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3−アミノ−5−メトキシカルボニルベンズアミド0.20g(0.43mmol)を用い、目的物を0.19g(0.30mmol,収率68%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ2.35(6H, s), 3.98(3H, s), 4.87(2H, s), 7.25−7.30(1H, m), 7.36(2H, s), 7.55(1H, s), 8.30(2H, d, J = 1.2 Hz), 8.36(1H, s)
[実施例13−1]
3,5−ビス(2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
実施例8−9に記載の製造法と同様にして合成した。原料として3,5−ジアミノベンゾイックアシッド1.00g(6.58mmol)を用い、目的物を0.68g(1.35mmol,収率21%)で得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 4.85(4H, s), 7.05(2H, brs), 7.82(2H, d, J=1.9 Hz), 8.10(1H, brs). COOHの水素原子は未観測。
[実施例13−2]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−3,5−ビス(2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンズアミドの製造法(化合物番号4−311)
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例13−1で合成した3,5−ビス(2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ)ベンゾイックアシッド0.20g(0.40mmol)、2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン0.12g(0.42mmol)を用いて、目的物を0.10g(0.17mmol,収率42%)得た。
1H NMR(CDCl3, ppm) δ 2.35(6H, s), 4.85(4H, s), 7.15(2H, brs), 7.36(2H, s), 7.54(1H, brs), 7.78(2H, s), 7.92(1H, brs).
同様の手法を用いて、化合物番号4−312を合成した。
[実施例14−1]
ベンジル 2−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾエイトの製造法
Figure 2011063549

実施例8−2に記載の製造法と同様にして合成した。原料として3−ニトロサリチル酸3.66g(20mmol)を用いて、目的物5.98g(16.4mmol,収率82%)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR(DMSO−d-6,ppm) δ5.12 (2H, s), 5.33 (2H, s), 7.23 (1H, d, J=7.8Hz), 7.30−7.39 (10H, m), 7.88 (1H, dd, J =1.7,7.8Hz), 8.04 (1H, dd, J =1.7,7.8Hz).
[実施例14−2]
2−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾイックアシッドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−2に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例14−1で得られたベンジル 2−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾエイト5.0g(13.8mmol)を用い、目的物3.41g(12.4mmol,収率90%)を白色固体として得た。
1H NMR(DMSO−d-6, ppm) δ5.11 (2H, s), 7.34−7.47 (6H, m), 8.05−8.11 (2H, m).
[実施例14−3]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−2−ベンジルオキシ−3−ニトロベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−3に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例14−2で合成した2−ベンジルオキシ−3−ニトロベンゾイックアシッド2.00g(7.32mmol)と2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピルアニリン2.01g(6.95mmol)を用いて、目的物を2.38g(4.37mmol,収率63%)で得た。
1H NMR(CDCl3、ppm) δ2.19 (6H, s), 5.23 (2H, s), 7.29−7.37 (7H, m), 7.44 (1H, t, J =7.8Hz), 8.05 (1H, dd, J =2.0,7.8Hz), 8.45 (1H, dd, J =2.0,7.8Hz), 8.83 (1H, s).
[実施例14−4]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−2−ベンジルオキシ−3−アミノベンズアミドの製造法
Figure 2011063549
実施例1−4に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例14−3で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−2−ベンジルオキシ−3−ニトロベンズアミド 1.07g(1.97mmol)を用いて、目的物0.58g(1.12mmol, 57%)を淡黄色油状物質として得た。
[実施例14−5]
N−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−2−ベンジルオキシ−3−(ベンゾイルアミノ)ベンズアミドの製造法(化合物番号3−24)
Figure 2011063549
実施例1−6に記載の製造法と同様にして合成した。原料として実施例14−4で合成したN−(2,6−ジメチル−4−ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル−2−ベンジルオキシ−3−アミノベンズアミド 0.29g(0.56mmol)を用いて、目的物0.25g(1.12mmol, 72%)を無色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d6,ppm) δ2.32(6H,s), 5.08(2H,s), 7.23−7.29(2H,m), 7.30−7.38(2H,m), 7.43(2H,s), 7.45−7.61(6H,m), 7.87−7.92(3H,m), 9.76(1H,s), 10.1(1H,s).
次に、本発明の一般式(1)で表される化合物(アミド誘導体)を有効成分として含有する製剤例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、製剤例中、部とあるのは重量部を示す。
[製剤例1]
一般式(1)で表される本発明化合物20部、ソルポール355S(東邦化学工業製、界面活性剤)10部、キシレン70部、以上を均一に攪拌混合して乳剤を得た。
[製剤例2]
一般式(1)で表される本発明化合物10部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部、ホワイトカーボン5部、珪藻土82部、以上を均一に攪拌混合して水和剤を得た。
[製剤例3]
一般式(1)で表される本発明化合物0.3部、ホワイトカーボン0.3部を均一に混合し、クレー99.2部、ドリレスA(三共製)0.2部を加えて、均一に粉砕混合し、粉剤を得た。
[製剤例4]
一般式(1)で表される本発明化合物2部、ホワイトカーボン2部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ベントナイト94部、以上を均一に粉砕混合後、水を加えて混練し、造粒乾燥して粒剤を得た。
[製剤例5]
一般式(1)で表される本発明化合物20部およびポリビニルアルコールの20%水溶液5部を十分攪拌混合した後、キサンタンガムの0.8%水溶液75部を加えて、再び攪拌混合してフロアブル剤を得た。
さらに、本発明の一般式(1)で表される化合物が優れた有害生物防除効果を有することを明確にするために、以下に試験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[試験例1] ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)に対する殺虫試験
試験化合物を所定濃度に希釈した薬液にキャベツ葉片を30秒間浸漬し風乾後、7cmのポリエチレンカップに入れハスモンヨトウ2齢幼虫を放虫した。25℃恒温室にて放置し、6日後に生死虫数を調査した。1区5匹2連制で行った。
その結果、1000ppmにおいて、化合物番号1−211、3−165、3−198、3−199、3−265、3−266、3−332、3−333、3−514、3−650、3−652、3−655、3−656、3−658、3−664、3−665、3−672、3−673、3−674、3−675、3−694、3−700、3−717、3−718、3−719、3−785、3−808、4−78、4−154、4−230、4−231、4−271、4−311、4−312、4−352、4−353が70%以上の死虫率を示した。
[試験例2] コナガ(Plutella xylostella)に対する殺虫試験
試験化合物を所定濃度に希釈した薬液にキャベツ葉片を30秒間浸漬し風乾後、7cmのポリエチレンカップに入れコナガ2齢幼虫を放虫した。25℃恒温室にて放置し、6日後に生死虫数を調査した。1区5匹2連制で行った。
その結果、1000ppmにおいて、化合物番号1−211、3−165、3−198、3−199、3−265、3−266、3−332、3−333、3−445、3−514、3−515、3−650、3−652、3−655、3−656、3−658、3−664、3−665、3−672、3−673、3−674、3−675、3−694、3−700、3−717、3−718、3−719、3−785、3−808、4−78、4−154、4−230、4−231、4−271、4−311が70%以上の死虫率を示した。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)
    Figure 2011063549

    {一般式(1)中、
    Aは、炭素原子、酸素原子、窒素原子、酸化された窒素原子、または硫黄原子を示す。
    Kは、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員または6員の芳香族環(ここでいう5員または6員の芳香族環とはベンゼン、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラン、チオフェン、トリアゾールを示す)に由来する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す。
    Zは、水素原子、−C(=G)−Q、または−C(=G)−Gを示す。
    (式中、
    、Gはそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を示し、
    、Rはそれぞれ独立に、
    水素原子、
    C1−C6アルキル基、
    C1−C6ハロアルキル基、
    C2−C6アルケニル基、
    C2−C6ハロアルケニル基、
    C2−C6アルキニル基、
    C2−C6ハロアルキニル基、
    C3−C9シクロアルキル基、
    C3−C9ハロシクロアルキル基
    置換基を有していても良いベンジル基、
    置換基を有していても良いフェニル基、
    置換基を有していても良いナフチル基、
    置換基を有していても良い複素環基、
    一般式 −E−U−Tで表される基、
    または、一般式 −E−Tで表される基を示す
    (式中、
    はC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C3−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、
    は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、あるいは、置換基を有していても良い複素環基を示し、Uは−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)(=O)−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−O−C(=O)−、−N(T)−、−C(=O)−N(T)−、または−N(T)−C(=O)− (Tは水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルコキシカルボニル基、あるいはC1−C6ハロアルコキシカルボニル基を示す。)を示す。
    また、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C3−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、
    は、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基を示す)。
    尚、Q、R、T、Tにおいて、置換基を有していても良いベンジル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
    また、Q、R、T、Tにおいて、複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、フリル基、テトラヒドロフリル基、チエニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロピラニル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す)。
    Xは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C9シクロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C9ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基,置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いアリールカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いアリールカルボニルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、置換基を有していても良いカルバモイル基、シアノ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルアミノ基、置換基を有していても良いフェニル基、または、置換基を有していても良い複素環基を示し、Xが複数ある場合、それぞれのXは互いに同一または異なっていても良い。
    尚、Xにおける置換基を有していても良いフェニル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、R、T、Tにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。
    また、Xにおける複素環基は、Q、R、T、Tにおける複素環基と同義である。
    nは、0から4の整数を示す。
    は酸素原子または硫黄原子を示す。
    は置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、または、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基を示す。
    ここで、Qにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基の置換基は、
    ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いフェニル基、または置換基を有していても良い複素環基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
    (置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、R、T、Tにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。また、複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である。)
    更に、Qにおける複素環基は、ピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。
    、Rはそれぞれ独立に、
    水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、ニトロソ基、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、
    C1−C6アルキル基、
    C1−C6ハロアルキル基、
    C1−C6アルキルカルボニル基、
    C1−C6ハロアルキルカルボニル基、
    C2−C6アルケニル基、
    C2−C6ハロアルケニル基、
    C2−C6アルキニル基、
    C2−C6ハロアルキニル基、
    C1−C6アルコキシカルボニル基、
    C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、
    C2−C6アルケニルオキシカルボニル基、
    C2−C6アルキニルオキシカルボニル基、
    置換基を有していても良いフェノキシカルボニル基、
    C1−C6アルキルアミノカルボニル基、
    C1−C6ハロアルキルアミノカルボニル基、
    C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、
    C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、
    置換基を有していても良いベンゾイル基、
    C1−C6アルコキシ基、
    C1−C6ハロアルコキシ基、
    置換基を有していても良いベンジルオキシカルボニル基、
    C1−C6アルキルチオ基、
    C1−C6ハロアルキルチオ基、
    C1−C6アルキルスルフィニル基、
    C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、
    C1−C6アルキルスルホニル基、
    C1−C6ハロアルキルスルホニル基、
    置換基を有していても良いベンゼンスルホニル基、
    置換基を有していても良いベンジルスルホニル基、
    C1−C4アルコキシC1−C4アルキル基、
    C1−C4ハロアルコキシC1−C4アルキル基、
    または、一般式 C(=O)C(=O)Rで表される基を示す
    (式中、Rは、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、またはC1−C6ハロアルコキシ基を示す)。
    尚、R、Rにおいて、置換基を有していても良いフェノキシカルボニル基、置換基を有していても良いベンゾイル基、置換基を有していても良いベンジルオキシカルボニル基、置換基を有していても良いベンゼンスルホニル基、置換基を有していても良いベンジルスルホニル基の置換基は、
    、R、T、Tにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び、置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。}で表されるアミド誘導体。
  2. 一般式(1)におけるQが下記一般式(2)又は下記一般式(3)で表される請求項1に記載のアミド誘導体。
    Figure 2011063549

    (式中、Y、Yはそれぞれ独立に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルスルフィニル基、C1−C4ハロアルキルスルフィニル基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4ハロアルキルスルホニル基、またはシアノ基を示し、
    は、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、またはC1−C6ハロアルキルスルホニル基を示し、
    、Yはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−C4アルキル基を示す)
    Figure 2011063549

    (式中、Y、Yはそれぞれ独立に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルスルフィニル基、C1−C4ハロアルキルスルフィニル基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4ハロアルキルスルホニル基、またはシアノ基を示し、
    は、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、またはC1−C6ハロアルキルスルホニル基を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−C4アルキル基を示す)
  3. 一般式(1)におけるXが、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C9シクロアルキル基、C3−C9ハロシクロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基,C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルキルカルボニル基、C1−C6ハロアルキルカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルカルボニルアミノ基、C1−C6ハロアルキルカルボニルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、ペンタフルオロサルファニル基、C1−C6アルキル基で置換されてもよいアルキル基、及びC1−C6ハロアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる置換基である請求項2に記載のアミド誘導体。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のアミド誘導体の少なくとも1種を有効成分として含有する有害生物防除剤。
JP2009216281A 2009-09-17 2009-09-17 アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤 Pending JP2011063549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216281A JP2011063549A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216281A JP2011063549A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011063549A true JP2011063549A (ja) 2011-03-31

Family

ID=43950179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009216281A Pending JP2011063549A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011063549A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103288771A (zh) * 2012-02-29 2013-09-11 中国中化股份有限公司 异噻唑类化合物及其作为杀菌剂的用途
WO2015072463A1 (ja) 2013-11-12 2015-05-21 日本農薬株式会社 アミド化合物又はその塩類及び該化合物を含有する農園芸用殺虫殺菌剤並びにその使用方法
JP2015536328A (ja) * 2012-10-31 2015-12-21 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 殺虫性化合物
WO2019214588A1 (zh) 2018-05-11 2019-11-14 沈阳化工大学 一种苯甲酰胺类化合物及其应用
CN115611767A (zh) * 2021-07-12 2023-01-17 沈阳化工大学 一种酰胺类化合物及其用途
CN115925576A (zh) * 2021-12-22 2023-04-07 浙江宇龙药业有限公司 一种含七氟异丙基的双酰胺类化合物及其制备方法和应用

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103288771A (zh) * 2012-02-29 2013-09-11 中国中化股份有限公司 异噻唑类化合物及其作为杀菌剂的用途
JP2015536328A (ja) * 2012-10-31 2015-12-21 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 殺虫性化合物
US10513489B2 (en) 2012-10-31 2019-12-24 Syngenta Participations Ag Insecticidal compounds
WO2015072463A1 (ja) 2013-11-12 2015-05-21 日本農薬株式会社 アミド化合物又はその塩類及び該化合物を含有する農園芸用殺虫殺菌剤並びにその使用方法
KR20160086828A (ko) 2013-11-12 2016-07-20 니혼노야쿠가부시키가이샤 아미드화합물 또는 그의 염류 및 그 화합물을 함유하는 농원예용 살충살균제 및 그 사용방법
US9888686B2 (en) 2013-11-12 2018-02-13 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Amide compound or salt thereof, agricultural and horticultural insecticide and microbicide comprising the compound, and method for using the insecticide and microbicide
US10123537B2 (en) 2013-11-12 2018-11-13 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Amide compound or salt thereof, agricultural and horticultural insecticide and microbicide comprising the compound, and method for using the insecticide and microbicide
WO2019214588A1 (zh) 2018-05-11 2019-11-14 沈阳化工大学 一种苯甲酰胺类化合物及其应用
US11407711B2 (en) 2018-05-11 2022-08-09 Metisa Biotechnology Co., Ltd. Benzamide compound and use thereof
CN115611767A (zh) * 2021-07-12 2023-01-17 沈阳化工大学 一种酰胺类化合物及其用途
CN115925576A (zh) * 2021-12-22 2023-04-07 浙江宇龙药业有限公司 一种含七氟异丙基的双酰胺类化合物及其制备方法和应用
CN115925576B (zh) * 2021-12-22 2023-08-08 浙江宇龙药业有限公司 一种含七氟异丙基的双酰胺类化合物及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647895B2 (ja) アミド誘導体、該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤およびその使用方法
JP5406192B2 (ja) アミド誘導体の製造方法
JP5648083B2 (ja) アニリン誘導体
US20110201687A1 (en) Amide derivative, pest control agent containing the amide derivative, and use of the amide derivative
JP2011157296A (ja) 有害生物防除組成物
EP1538138A1 (en) Substituted benzanilide compound and pest control agent
JP2011157295A (ja) 植物種子用虫害防除組成物および虫害の予防方法
JP2011063549A (ja) アミド誘導体、および該アミド誘導体を含有する有害生物防除剤
JP2010138079A (ja) アミド誘導体および殺虫剤
WO2014119684A1 (ja) 有害生物防除剤として使用される複素環化合物又はその塩