JP2011060982A - 多チャネル光送信光源 - Google Patents

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Shigeru Kanazawa
慈 金澤
Toshio Ito
敏夫 伊藤
Akira Oki
明 大木
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Abstract

【課題】光出力を補償し、小型、高速、低消費電力、低コストの多チャネル光送信光源を提供する。
【解決手段】4チャネル分の面発光レーザが集積されたVCSELアレイ12と、4チャネル分のミラー15とミラー15各々から導かれた光を各々増幅する4チャネル分のSOA13とSOA13各々から出力された光を合波する合波器16とを集積した合波器集積SOAアレイ14とを有し、ミラー15周囲の合波器集積SOAアレイ14表面に、VCSELアレイ12への高周波配線17を4チャネル分設け、VCSELアレイ12の面発光レーザ各々からの光がミラー15に各々入射するように、VCSELアレイ12を高周波配線17にフリップチップ実装した。
【選択図】図1

Description

本発明は、大容量光通信網の構成要素である多チャネル用光送信器内の多チャネル光送信光源に関する。
多チャネル送信用光源の従来例として、4チャネル光送信器の構成を図6に示す。従来、多チャネル送信用光源としては、図6に示すように、レーザアレイではなく、チャネル数分(ここでは4つ)の単チャネル光送信器61と、1つの光合波器62とで構成された多チャネル光送信器が一般的であった。しかし、この構成ではサイズが大きくなる問題があった。
そこで、小型化が可能であるレーザアレイと光合波器までを集積したデバイスが必要となってくる。このような光源としては、半導体基板上に電界吸収型変調器とレーザ、合波器をモノリシック集積する技術を使った方法が既に提案されている(非特許文献1)。この提案の構造では、前述の図6のような構成に対して、圧倒的に小型化が可能となる。しかし、この方法でも、チップサイズとしては大きい、集積する部品数が多くなるため歩留まり低下が著しい等の問題があった。
Radhakrishnan Nagarajan, "Large-Scale Photonic Integrated Circuits", IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS, VOL. 11, NO. 1, JANUARY/FEBRUARY 2005, pp. 50-65
小型かつ高速変調可能なデバイスとして、面発光レーザ(以下、VCSEL)、若しくは、VCSELアレイが挙げられる。これらのデバイスは、通常の端面出射型レーザに比べて、しきい値電流が低いため、低消費電力を実現することが可能である。しかしながら、VCSELの課題として光出力が弱いことが挙げられる。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、光出力を補償し、小型、高速、低消費電力、低コストの多チャネル光送信光源を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る多チャネル光送信光源は、
チャネル数分の面発光レーザと、
前記チャネル数分のミラーと前記ミラー各々から導かれた光を各々増幅する前記チャネル数分の半導体光増幅器とを集積した基板と、
前記半導体光増幅器各々から出力された光を合波する合波器とを有し、
前記面発光レーザ各々からの光が前記ミラーに各々入射するように、前記面発光レーザを前記基板表面に各々フリップチップ実装したことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る多チャネル光送信光源は、
チャネル数分の面発光レーザが集積された面発光レーザアレイと、
前記チャネル数分のミラーと前記ミラー各々から導かれた光を各々増幅する前記チャネル数分の半導体光増幅器とを集積した基板と、
前記半導体光増幅器各々から出力された光を合波する合波器とを有し、
前記面発光レーザ各々からの光が前記ミラーに各々入射するように、前記面発光レーザアレイを前記基板表面にフリップチップ実装したことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る多チャネル光送信光源は、
上記第1又は第2の発明に記載の多チャネル光送信光源において、
前記基板に前記合波器を集積したことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る多チャネル光送信光源は、
上記第1〜第3のいずれか1つの発明に記載の多チャネル光送信光源において、
前記ミラー周囲の前記基板表面に、前記面発光レーザ又は前記面発光レーザアレイへの信号配線を前記チャネル数分設け、前記面発光レーザ又は前記面発光レーザアレイを前記信号配線にフリップチップ実装したことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る多チャネル光送信光源は、
上記第1〜第4のいずれか1つの発明に記載の多チャネル光送信光源において、
前記面発光レーザのp側電極及びn側電極を、当該面発光レーザの成長面側に設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る多チャネル光送信光源は、
上記第1〜第5のいずれか1つの発明に記載の多チャネル光送信光源において、
当該多チャネル光送信光源の半導体材料を、Siからなる半導体、又は、Al、Ga、In、As、P、Sbの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体としたことを特徴とする。
本発明によれば、低消費電力で小型かつ高速変調可能な面発光レーザ又は面発光レーザアレイと、光パワーを増幅する半導体光増幅器が集積された基板とを有し、この基板上に面発光レーザ又は面発光レーザアレイをフリップチップ実装して組み合わせたので、光出力を補償すると共に、多チャネル光送信光源の小型化、高速化、低消費電力化、低コスト化を実現することができる。又、レーザ部分(面発光レーザ又は面発光レーザアレイ)と半導体光増幅器部分は、プロセスでは切り離して作製するため、従来の技術に比べて、製造の歩留まりを向上させることができる。
本発明に係る多チャネル光送信光源の実施形態の一例を示す構成図であり、(a)は、その側面図、(b)は、面発光レーザアレイを除いた部分の上面図である。 図1(a)に示した面発光レーザアレイ部分の断面図である。 図1に示した多チャネル光送信光源の光パワーを測定する測定系を示す構成図である。 図1に示した多チャネル光送信光源のアイパターンを測定する測定系を示す構成図である。 本発明に係る多チャネル光送信光源の実施形態の他の一例を示す構成図であり、(a)は、その側面図、(b)は、面発光レーザを除いた部分の上面図である。 従来の多チャネル光送信器の構成例を示す図である。
以下に、本発明に係る多チャネル光送信光源の具体的な実施形態を説明する。なお、以下の実施例は、本発明に係る多チャネル光送信光源の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行い得る。
(実施例1)
図1は、本発明に係る多チャネル光送信光源の実施形態の一例を示す構成図であり、図1(a)は、その側面図、図1(b)は、面発光レーザアレイを除いた部分の上面図である。又、図2は、面発光レーザアレイの断面図であり、フリップチップ実装に対応した面発光レーザアレイの1チャネル分の断面図となる。
本実施例では、多チャネル光送信光源の一例として、4チャネルの光送信光源を示しており、4つの面発光レーザ(以降、VCSELと呼ぶ。)が集積された4チャネルのVCSELアレイ12と、半導体光増幅器(以降、SOAと呼ぶ。)、合波器、光導波構造等が集積された4チャネルの合波器集積SOAアレイ14とを有する構成となっている。なお、ここでは、4チャネルのVCSELアレイ12を1つ用いているが、この代わりに、4つのVCSELを用いてもよい。
VCSELアレイ12は、図2に示すように、例えば、InP基板15上に、下部多層膜反射鏡21a、n型コンタクト層24、活性層23、p型コンタクト層22、上部多層膜反射鏡21bを、順次成長させたものであり、n型コンタクト層24の上面とp型コンタクト層22の上面には、後述する高周波配線17と接続される電極パッド26が形成されている。このように、VCSELアレイ12は、InP基板25上に形成されたものを用いており、各チャネルのp、n両電極(電極パッド26)とも成長面側に設け、成長面側から電極をとれる構造となっている。このVCSELアレイ12では、成長面に垂直な方向に光が出力される(図2の一点鎖線参照)。
合波器集積SOAアレイ14も、InP等の半導体基板に形成されたものである。具体的には、図1(b)に示すように、合波器集積SOAアレイ14には、光の出射方向に向かって、順に、45度ミラー15、SOA13、合波器16、出力光導波路18が集積されている。45度ミラー15及びSOA13は、4チャネル分形成されており、各SOA13の入力側に接続された光導波路は、対応する45度ミラー15と各々接続されている。又、合波器16及び出力光導波路18は、各々1つであり、各SOA13の出力側に接続された光導波路は、1つの合波器16の入力側に全て接続されて、この合波器16の出力側に出力光導波路18が接続されている。
従って、ミラー15各々に導かれた光はSOA13で各々増幅され、SOA13各々から出力された光は、合波器16で合波されて、出力光導波路18から出力されることになる。なお、本実施例では、合波器16としてマルチモード干渉型合波器(以下、MMIカプラ)を使用している。又、図1(b)においては、参考のため、VCSELアレイ12の位置を点線で示している。
VCSELアレイ12及び合波器集積SOAアレイ14は、本実施例では、別のプロセスで製造している。このように、VCSELアレイ12の製造プロセスと合波器集積SOAアレイ14の製造プロセスを切り離しているため、従来の技術に比べて、製造の歩留まりを高くすることができる。
又、VCSELアレイ12、合波器集積SOAアレイ14を構成する半導体材料は、Siからなる半導体、又は、Al、Ga、In、As、P、Sbの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体である。なお、VCSELアレイ12、合波器集積SOAアレイ14の絶縁部として、ルテニウム、鉄ドープしたInPを用いることができる。
そして、ミラー15の周囲の合波器集積SOAアレイ14表面には、VCSELアレイ12に高周波信号を供給するための高周波配線17(信号配線)がパターンニングにより4チャンネル分形成されている。これらの高周波配線17によって、金バンプ11を介して、上述した電極パッド26と接続されて、VCSELアレイ12が合波器集積SOAアレイ14表面にフリップチップ実装される。この際、VCSELアレイ12内のVCSEL各々からの光がミラー15に各々入射するように、VCSELアレイ12をフリップチップ実装している。
このフリップチップ実装により、VCSELアレイ12と合波器集積SOAアレイ14とを組み合わせて、VCSELアレイ集積SOAアレイ10を構成している。又、このフリップチップ実装により、一括で信号配線の接続をすることが可能となり、実装時間低減による低コスト化が図れ、更に、ワイヤ実装が不要となるため、高周波特性改善が可能となる。
なお、本実施例では、チャネル間隔を250μm、波長は1295nm、1300nm、1305nm、1310nmとした。
1.動作原理
本実施例で、どのようにして高速電気信号を光信号に変換し、各チャネルの光を一本の光導波路に合波するかを説明する。まず、高周波信号は、合波器集積SOAアレイ14上にある高周波配線17を通って、VCSEL12に供給される。VCSELアレイ12から出力された高速変調された光信号は、45度ミラー15を介して、合波器集積SOAアレイ14の光導波路に結合する。その後、SOA13で光パワーが増幅される。そして、合波器(MMIカプラ)16で4チャネル分の光が合波されて、1つの出力光導波路18から出力される(図1(a)の一点鎖線参照)。
2.組み立て工程
VCSELアレイ12と合波器集積SOAアレイ14とを組み立てて、VCSELアレイ集積SOAアレイ10を実際に作製するための手順を示す。まず、VCSELアレイ12の金属パッド26上に、ボールボンダでそれぞれ金バンプ11を形成する。このとき、バンプ径は60μmとした。次に、フリップチップ実装装置で、金バンプ11が合波器集積SOAアレイ14の高周波配線17と接続するように、VCSELアレイ12を実装する。以上で、VCSELアレイ集積SOAアレイ10が完成する。
3.VCSELアレイ集積SOAアレイの特性
VCSELアレイ集積SOAアレイ10の光パワー特性を測定するための実験系を図3に示す。VCSELアレイ集積SOAアレイ10には、電源となるDC電源32が接続されており、又、VCSELアレイ集積SOAアレイ10の出力光導波路18には、光パワーメータ33が接続されている。まず、1チャネルだけ動作させたときの光パワーを測定した。測定時において、VCSELアレイ12のバイアス電流は6mA、SOA13のバイアス電流は200mA、温度は25度の一定とした。このとき、光パワーは+11dBmであった。通常のVCSELアレイの光出力は0dBm前後であり、又、100GE(ギガビット・イーサネット(登録商標))の10km伝送時に必要な光パワーは合波器出力で+7dBmであるため、SOA13の光増幅によって、VCSEL単体では達成できなかった10km伝送時の光パワーに十分な光が得られることが示せた。
次に、図4に示す実験系を使って、VCSELアレイ集積SOAアレイ10のアイパターンの測定を行った。VCSELアレイ集積SOAアレイ10には、高周波信号を供給するパルスパターンジェネレータ45が接続されており、又、VCSELアレイ集積SOAアレイ10の出力光導波路18には、光ファイバ42を介して、光分光器43、フォトディテクタ44及び光サンプリングオシロスコープ46が接続されている。測定時において、光ファイバ42は10km、SOA13のバイアス電流は200mA、パルスパターンジェネレータ45からはバイアス電流6mA、振幅電流3mApp、データレート27.7Gbps、Non Return to ZERO(以下、NRZと略す。)とし、疑似ランダム信号(以下PRBS)は[231−1]を使って、VCSELアレイ12を駆動した。このとき、光サンプリングオシロスコープ46で観測された消光比は5dBであった。
又、図4に示す実験系において、光サンプリングオシロスコープ46をエラーディテクタに変え、光ファイバ42と光分光器43の間に可変光減衰器を入れて、符号誤り率特性(以下、BER特性)を測定した。このとき、各チャネルでのエラーフリー動作を確認することができた。又、最小受光感度は−6dBmであった。
以上の測定結果より、小型、高速、低コストの多チャネル光送信光源が実現できたことが明らかとなった。
(実施例2)
図5は、本発明に係る多チャネル光送信光源の実施形態の他の一例を示す構成図であり、図5(a)は、その側面図、図5(b)は、面発光レーザを除いた部分の上面図である。
本実施例でも、多チャネル光送信光源の一例として、4チャネルの光送信光源を示しているが、4つのVCSEL52と、SOA、光導波構造等が集積された4チャネルのSOAアレイ54とを有する構成となっている。なお、ここでは、4つのVCSEL52を用いているが、この代わりに、実施例1で示した4チャネルのVCSELアレイ12を1つ用いてもよい。
VCSEL52は、実施例1で示した4チャネルのVCSELアレイ12のようにアレイ化したものではないが、その構造は、図2に示した構造と同等のものでよい。従って、ここでは、VCSEL52の構成については、その説明を省略する。
SOAアレイ54は、InP等の半導体基板に形成されたものである。具体的には、図5(b)に示すように、SOAアレイ54には、光の出射方向に向かって、順に、45度ミラー55、SOA53が集積されている。45度ミラー55及びSOA53は、4チャネル分形成されており、各SOA53の入力側に接続された光導波路は、対応する45度ミラー55と各々接続されている。なお、図5(b)においては、参考のため、各VCSEL52の位置を点線で示している。
一方、SOAアレイ54とは独立して、SOAアレイ54の出力端側(各SOA53の出力端側)には、マイクロレンズアレイ58が設けられており、更に、4チャネル分の光を1つに合波するため、複数の合波器56が設けられている。本実施例において、合波器56は誘電体ミラーであり、2つ1組の誘電体ミラーで、2つの光の透過、反射を行うことにより、2つの光の合波を行っている。従って、4つの光を合波するため、合計3組(合計6個)の誘電体ミラーが配置されて、最終的に、1つの光として出力されている。
従って、ミラー55各々に導かれた光はSOA53で各々増幅され、SOA53各々から出力された光は、マイクロレンズアレイ58を通った後、6個の合波器56で合波されて、最終的に1つの光として出力されることになる。
VCSEL52及びSOAアレイ54は、本実施例でも、別のプロセスで製造しているため、従来の技術に比べて、製造の歩留まりを高くすることができる。
又、VCSEL52、SOAアレイ54を構成する半導体材料は、Siからなる半導体、又は、Al、Ga、In、As、P、Sbの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体である。なお、VCSEL52、SOAアレイ54の絶縁部として、ルテニウム、鉄ドープしたInPを用いることができる。
そして、ミラー55の周囲のSOAアレイ54表面には、本実施例でも、VCSEL52に高周波信号を供給するための高周波配線57(信号配線)がパターンニングにより4チャンネル分形成されている。これらの高周波配線57によって、金バンプ51を介して、VCSEL52の電極パッド(図2中の符号26参照)と接続されて、VCSEL52がSOAアレイ54表面に各々フリップチップ実装される。この際、VCSEL52各々からの光がミラー55に各々入射するように、VCSEL52をフリップチップ実装している。
このフリップチップ実装により、VCSEL52とSOAアレイ54とを組み合わせて、VCSELアレイ集積SOAアレイ50を構成している。又、このフリップチップ実装により、一括で信号配線の接続をすることが可能となり、実装時間低減による低コスト化が図れ、更に、ワイヤ実装が不要となるため、高周波特性改善が可能となる。
なお、本実施例では、チャネル間隔を500μm、波長は1295nm、1300nm、1305nm、1310nmとした。
1.動作原理
本実施例で、どのようにして高速電気信号を光信号に変換し、各チャネルの光を一本に合波するかを説明する。まず、高周波信号は、SOAアレイ54上にある高周波配線57を通って、VCSEL52に供給される。VCSEL52から出た光信号は、45度ミラー55を介して、光導波路に結合し、SOA53で光パワーが増幅される。そして、マイクロレンズアレイ58を通った後、誘電体ミラー56で透過、反射されて、4チャネルの光が合波される(図5中の一点鎖線参照)。
2.組み立て工程
VCSEL52、SOAアレイ54、マイクロレンズアレイ58、誘電体ミラー56とを組み立てて、VCSELアレイ集積SOAアレイ50を実際に作製するための手順を、前述の図2も参照して説明する。なお、図2は、フリップチップ実装に対応したVCSELアレイの断面図であるが、これは、アレイ化していない本実施例におけるVCSELでも同じ構造となる。まず、VCSEL52の金属パッド(図2中では金属パッド26)に、ボールボンダでそれぞれ金バンプ51を形成する。このとき、バンプ径は60μmとした。次に、フリップチップ実装装置で、金バンプ51がSOAアレイ54の高周波配線57と接続するように、VCSEL52を1個ずつ実装する。
そして、VCSEL52を光らせた状態で、マイクロレンズアレイ58をコリメート光になる位置に固定する。固定した後、図5(b)中、上から3番目のVCSEL52を光らせて、直線に出るようにした光線に対して、上から3番目の誘電体ミラー56を45度の角度で固定し、光線上に光パワーメータのディテクタをおく。次に、1番下(上から4番目)のVCSEL52を光らせて、光パワーメータが最大の値になる位置で、上から4番目の誘電体ミラー56を固定する。同様の手順で、1番上と2番目の光路上にある誘電体ミラー56を固定する。以上で、VCSEL集積SOAアレイ50が完成する。
3.VCSEL集積SOAアレイの特性
VCSEL集積SOAアレイ50の光パワー特性を測定するため、図3に示した実験系を用いた。まず、1チャネルだけ動作させたときの光パワーを測定した。測定時において、VCSEL52のバイアス電流は6mA、SOA53のバイアス電流は200mA、温度は25度一定とした。このとき、光パワーは+15dBmであった。通常のVCSELの光出力は0dBm前後であり、100GE(ギガビット・イーサネット(登録商標))の10km伝送時に必要な光パワーは合波器出力で+7dBmであるため、SOA53の光増幅によって、VCSEL単体では達成できなかった10km伝送時の光パワーに十分な光が得られることが示せた。
次に、図4に示した実験系を使って、VCSEL集積SOAアレイ50のアイパターンの測定を行った。測定時において、光ファイバ42は10km、SOA53のバイアス電流は200mA、パルスパターンジェネレータ45からはバイアス電流6mA、振幅電流3mApp、データレート27.7Gbps、NRZとし、PRBSは[231−1]を使って、VCSEL52を駆動した。このとき、サンプリングオシロスコープ46で観測された消光比は5dBであった。
又、図4に示す実験系において、光サンプリングオシロスコープ46をエラーディテクタに変え、光ファイバ42と光分光器43の間に可変光減衰器を入れて、BER特性を測定した。このとき、各チャネルでのエラーフリー動作を確認することができた。又、最小受光感度は−6dBmであった。
以上の測定結果より、小型、高速、低コストの多チャネル光送信光源が実現できたことが明らかとなった。
本発明は、多チャネル用光送信器用の多チャネル光送信光源として好適なものである。
11 金バンプ
12 VCSELアレイ
13 SOA
14 合波器集積SOAアレイ
15 45度ミラー
16 合波器
17 高周波配線
51 金バンプ
52 VCSEL
53 SOA
54 SOAアレイ
55 45度ミラー
56 合波器
57 高周波配線
58 マイクロレンズアレイ

Claims (6)

  1. チャネル数分の面発光レーザと、
    前記チャネル数分のミラーと前記ミラー各々から導かれた光を各々増幅する前記チャネル数分の半導体光増幅器とを集積した基板と、
    前記半導体光増幅器各々から出力された光を合波する合波器とを有し、
    前記面発光レーザ各々からの光が前記ミラーに各々入射するように、前記面発光レーザを前記基板表面に各々フリップチップ実装したことを特徴とする多チャネル光送信光源。
  2. チャネル数分の面発光レーザが集積された面発光レーザアレイと、
    前記チャネル数分のミラーと前記ミラー各々から導かれた光を各々増幅する前記チャネル数分の半導体光増幅器とを集積した基板と、
    前記半導体光増幅器各々から出力された光を合波する合波器とを有し、
    前記面発光レーザ各々からの光が前記ミラーに各々入射するように、前記面発光レーザアレイを前記基板表面にフリップチップ実装したことを特徴とする多チャネル光送信光源。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の多チャネル光送信光源において、
    前記基板に前記合波器を集積したことを特徴とする多チャネル光送信光源。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の多チャネル光送信光源において、
    前記ミラー周囲の前記基板表面に、前記面発光レーザ又は前記面発光レーザアレイへの信号配線を前記チャネル数分設け、前記面発光レーザ又は前記面発光レーザアレイを前記信号配線にフリップチップ実装したことを特徴とする多チャネル光送信光源。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の多チャネル光送信光源において、
    前記面発光レーザのp側電極及びn側電極を、当該面発光レーザの成長面側に設けたことを特徴とする多チャネル光送信光源。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の多チャネル光送信光源において、
    当該多チャネル光送信光源の半導体材料を、Siからなる半導体、又は、Al、Ga、In、As、P、Sbの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体としたことを特徴とする多チャネル光送信光源。
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