JP2011059789A - ハイブリッドモデルシミュレーション装置および方法 - Google Patents

ハイブリッドモデルシミュレーション装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を考慮して精度の高いシミュレーションを行う。
【解決手段】方程式と、方程式の属性を表す方程式分類名と、変数の別称を表す変数別名と、変数別名間の接続関係を表す変数別名依存関係と、変数別名依存関係が属する状態変数名と、状態変数名の値を表す状態名と、状態名間の関係を表す状態遷移条件を含むハイブリッドモデル構造データ102から変数を変数別名に置換して別名方程式104、変数別名依存関係に基づいて依存関係方程式108、状態変数名と状態名に基づいて依存関係方程式が有効となる状態変数名および状態名を含む遷移情報110をそれぞれ生成し、別名方程式104、依存関係方程式108および遷移情報110を組み合わせてハイブリッドモデル振舞いデータ112を生成し、ハイブリッドモデルを生成してシミュレーションを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータを用いて機械やプラント等の挙動のシミュレーションを行うハイブリッドモデルシミュレーション装置および方法に関する。
現在、コンピュータを用いて機械やプラント等の挙動のシミュレーションを行う際に、ハイブリッドモデリングと呼ばれる手法が使われている。ハイブリッドモデルを用いたシミュレーションは「ハイブリッドシミュレーション」と呼ばれている。このようなシミュレーション挙動をするシステムを「ハイブリッドシステム」と呼ぶこともある。
シミュレーションの目的で作成されるハイブリッドモデルは、概念的には常微分方程式や代数方程式を連立させた連立方程式によって表現される連続系モデルと、イベント発生に伴う状態遷移を表現するための状態遷移モデルとを組み合わせたモデルである。ハイブリッドモデルによれば、連続系モデルで表現される状態が外部からのイベントなどにより瞬時に切り替わるシステムを表現することができる。
ハイブリッドモデルを記述するための言語として、米国ゼロックス社(商標)のパロアルト研究所にて創作されたHCC(Hybrid Concurrent Constraint Programming)と呼ばれる言語がある。このHCCは発展途上にあり、現在も米国NASAのエイムズ研究所において研究が進められている。HCCは制約処理プログラミング(コンストレイントプログラミング)と呼ばれる技術の一種であり、連続系モデルを表現する常微分方程式や代数方程式を制約として扱い、これら方程式をそのまま順不同で記述することができる。このような制約記述に、状態遷移を制御する記述を付加してHCC言語のハイブリッドモデルは完成される。HCCによれば、方程式をそのまま制約として羅列する(プログラミングする)ことができ、複雑なモデルを記述可能である。
このように、ハイブリッドモデルの技術を用いれば、系の特性を常微分方程式などでモデル表現し、初期状態から時間の推移に従ってどのような挙動を示すかをシミュレーションすることができる。また、微分方程式などで表現可能な対象や現象を的確にモデル化できるハブリッドモデルの技術の応用例として、ソフトウエアにより機構が制御されるメカトロニクス機器の機構シミュレーションがある。かかる機構シミュレーションによれば、機構の実機が存在しない状況においても、当該機構を制御する制御ソフトウエアのプロトタイピング、テスト、あるいはデバッグなどが行えるようになる。
しかし、ハイブリッドモデルを扱うことのできる公知のプログラム言語は、必ずしもメカトロニクス機器等の機構シミュレーションに応用することを目的に開発されたものではない。したがって、制御ソフトウエアが機構に送信するアクチュエータへの動作コマンドなどをシミュレータの外部から制御信号として受け取るような構成とする場合、外部関数などを個別に定義する必要がある上、プログラミングにおいてかなりの工夫を必要とする。すなわち、ハイブリッドモデル記述言語を利用した場合は言語の習得が必要となるため、一般ユーザにとっては言語を習得しなくても比較的簡単にモデルを構築できる機能が求められていた。
このような要求に対する技術として、状態遷移図形式または状態遷移表形式の入力データに基づいてHCC言語で記述されたハイブリッドモデルを容易に作成できるハイブリッドモデル作成装置が知られている(特許文献1参照)。
特許第3866595号公報
しかしながら、上記従来技術においては、装置を構成する物体の状態に着目し、状態を表す運動方程式と状態遷移条件を含む状態遷移図に基づいてハイブリッドモデルを作成するに留まり、各物体の質量、長さ、物性など静的な条件はモデル作成において考慮されていない。この結果、モデル作成の対象によってはシミュレーションの精度が低くなる場合があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、シミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を考慮しつつ、複雑な機構系を簡便かつ正確にモデル化し、精度の高いシミュレーションを行えるハイブリッドモデルシミュレーション装置および方法を提供することを目的とする。
本発明に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置は、複数の演算子、変数、および関数の組み合わせからなりシミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を定義する方程式、この方程式の属性を表す方程式分類名、前記変数の別称を表す変数別名、この変数別名間の接続関係を表す変数別名依存関係、この変数別名依存関係が属する状態変数名、この状態変数名の値を表す状態名、および前記状態名の間の関係を表す状態遷移条件を含むハイブリッドモデル構造データと、このハイブリッドモデル構造データに含まれる前記方程式の前記変数を前記変数別名に置換して別名方程式を生成する方程式置換部と、前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記変数別名依存関係に基づいて依存関係方程式を生成する依存関係方程式生成部と、前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記状態遷移条件に基づいて状態遷移の前後における前記状態名および前記状態遷移の発生条件を含む遷移情報を生成する遷移情報生成部と、前記別名方程式、前記依存関係方程式および前記遷移情報を組み合わせてハイブリッドモデル振舞いデータを生成するハイブリッドモデル振舞いデータ合成部と、前記ハイブリッドモデル振舞いデータから制約処理プログラミング言語で記述されたハイブリッドモデルを生成するハイブリッドモデル生成部と、前記生成されたハイブリッドモデルを用いて前記シミュレーションを実行するシミュレーション部と、を具備することを特徴とする。
本発明に係るハイブリッドモデルシミュレーション方法は、複数の演算子、変数、および関数の組み合わせからなりシミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を定義する方程式、この方程式の属性を表す方程式分類名、前記変数の別称を表す変数別名、この変数別名間の接続関係を表す変数別名依存関係、この変数別名依存関係が属する状態変数名、この状態変数名の値を表す状態名、および前記状態名の間の関係を表す状態遷移条件を含むハイブリッドモデル構造データから前記変数を前記変数別名に置換して別名方程式を生成する方程式置換ステップと、前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記変数別名依存関係に基づいて依存関係方程式を生成する依存関係方程式生成ステップと、前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記状態遷移条件に基づいて状態遷移の前後における前記状態名および前記状態遷移の発生条件を含む遷移情報を生成する遷移情報生成ステップと、前記別名方程式、前記依存関係方程式および前記遷移情報を組み合わせてハイブリッドモデル振舞いデータを生成するハイブリッドモデル振舞いデータ合成ステップと、前記ハイブリッドモデル振舞いデータから制約処理プログラミング言語で記述されたハイブリッドモデルを生成するハイブリッドモデル生成ステップと、前記生成されたハイブリッドモデルを用いて前記シミュレーションを実行するシミュレーションステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を考慮しつつ、複雑な機構系を簡便かつ正確にモデル化し、精度の高いシミュレーションを行えるハイブリッドモデルシミュレーション装置および方法が提供される。
本発明の実施形態1に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置の全体構成例を示すブロック図。 図1に示すハイブリッドモデルシミュレーション装置に適用されるコンピュータの構成例を示す図 図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部が出力するハイブリッドモデル構造データ編集画面の具体例を示す図。 図1に示すハイブリッドモデル振舞いデータ合成部が出力するハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面の具体例を示す図。 図3に示すハイブリッドモデル構造データの文書形式の具体例を示す図。 図3に示すハイブリッドモデル振舞いの文書形式の具体例を示す図。 本発明の実施形態1に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す方程式置換部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す依存関係方程式生成部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示すハイブリッドモデル振舞いデータ合成部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部が出力する第2のハイブリッドモデル構造データ編集画面の具体例を示す図。 図1に示すハイブリッドモデル振舞いデータ合成部が出力する第2のハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面の具体例を示す図。 図11に示すハイブリッドモデル構造データの文書形式の具体例を示す図。 図12に示すハイブリッドモデル振舞いの文書形式の具体例を示す図。 本発明の実施形態3に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置の全体構成例を示すブロック図。 図15に示すハイブリッドモデル構造データ復元部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部が出力する第3のハイブリッドモデル構造データ編集画面の具体例を示す図。 図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部が出力する第4のハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面の具体例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の一実施形態に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1の全体構成例を示す図である。以下、同図に示す各部の機能を説明する。
ハリブリッドモデル構造データ編集部101は、ユーザからの入力に基づいてブロック形式の構造図を作成する編集画面を表示すると共に、この編集画面において構造図内に定義された複数の演算子、変数、および関数の組み合わせからなりシミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を定義する方程式(例えば運動方程式など)、方程式の属性を表す方程式分類名、変数の別称を表す変数別名、変数別名間の接続関係を表す変数別名依存関係、変数別名依存関係が属する状態変数名、状態変数名の値を表す状態名、および状態名間の関係を表す状態遷移条件からハイブリッドモデル構造データ102を作成する。尚、本実施形態では、シミュレーションの対象を機械やプラント等の有体物としているが、構成要素を方程式によって構造的に定義できるのであれば無体物(例えば気象、株式市場など)にも応用可能である。また、依存関係を変数別名同士で定義するが、変数別名は必須の要件ではなく、元の変数同士で定義することも可能である。しかし、物理法則を記述する方程式には慣用的に使われる変数名があり(例えば、加速度はa、速度はv、質量はm等)、方程式は慣用的に使用される変数名で記述された方が、どの物理現象に関わる式なのかを変数名から知ることができる。一方、コンポーネント間の関係を示す場合、依存関係は、システム全体(全てのコンポーネント)に対して固有の変数名を用いなければならない。そのため、慣用的な変数名とは別の名前を固有の変数名として割り当て、それを介して依存関係を定義することで構造データ内部の現象を直感的に理解することを可能としている。
方程式置換部103は、ハイブリッドモデル構造データ102に含まれる方程式の変数を変数別名に置換して別名方程式104を生成する。
置換履歴保存部105は、方程式置換部103における方程式から別名方程式104へ置換する際の置換履歴106を保存する。
依存関係方程式生成部107は、ハイブリッドモデル構造データ102に含まれる変数別名依存関係に基づいて依存関係方程式108を生成する。
遷移情報生成部109は、ハイブリッドモデル構造データ102に含まれる前記状態遷移条件に基づいて状態遷移の前後における前記状態名および前記状態遷移の発生条件を含む遷移情報110を生成する。
ハイブリッドモデル振舞いデータ合成部111は、別名方程式104、置換履歴106、依存関係方程式108および遷移情報110からハイブリッドモデル振舞いデータ112を合成する。
ハイブリッドモデル生成部113は、ハイブリッドモデル振舞いデータ112からHCC言語などの制約処理プログラミング言語で記述されたハイブリッドモデルを生成する。
シミュレーション部114は、ハイブリッドモデル生成部113において生成されたハイブリッドモデルを用いて所望のシミュレーションを実行する。
図2は、図1に示すハイブリッドモデルシミュレーション装置1に適用されるコンピュータの構成例を示す図である。ここでは、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、入出力インターフェース214、システムバス215、入力装置216、表示装置217、補助記憶装置218および通信装置219から構成されている。
CPU211は、ROM212やRAM213に格納されたプログラムやデータを用いて各種の演算処理を実行する処理装置である。ROM212は、コンピュータを機能させるための基本プログラムや環境ファイルなどを記憶する読み取り専用の記憶装置である。RAM213は、CPU211が実行するプログラムおよび各プログラムの実行に必要なデータを記憶する記憶装置であり、高速な読み出しと書き込みが可能である。入出力インターフェース214は、各種のハードウェアとシステムバス215との接続を仲介する装置およびプログラムである。システムバス215は、CPU211、ROM212、RAM213および入出力インターフェース214で共有される情報伝達路である。
また、入出力インターフェース214には、入力装置216、表示装置217、補助記憶装置218、および通信装置219などのハードウェアが接続されている。入力装置216は、ユーザからの入力を処理する装置であり、例えばキーボードやマウスなどである。表示装置217は、ユーザに対して演算結果や作成画面などを表示する装置であり、例えばCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。補助記憶装置218は、プログラムやデータを蓄積する大容量の記憶装置であり、例えばハードディスク装置などである。
図3は、図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部101が出力するハイブリッドモデル構造データ編集画面の具体例を示す図である。ここでは、ハイブリッドモデル構造データ102がブロック図形式で表現されている。ハイブリッドモデル構造データ102は、ハイブリッドモデルの恒等式である方程式301を複数まとめた方程式グループを作成し、その名称を付加した方程式分類名302、方程式グループ間のインターフェースとなる変数別名303、変数別名303間の依存関係を示す変数別名依存関係304、変数別名依存関係304が成立する条件を記述する状態名305、状態変数名306、状態遷移条件307、方程式301内の変数と変数別名303との接続関係を示すリンク308からなる。これらの各情報は、画面内のボタンの押下によってブロック状の編集領域が表示され、この編集領域にキーボードやマウスを用いてユーザが入力することによって定義される。同図においては、方程式分類名302としてcomponent1およびcomponent2の2つがあり、component1の方程式301として
a0 = a1 + a2
a3 = a0
がある。また、component2の方程式301として
c0 = c1
がある。また、component1の変数別名303としてb0、b2があり、方程式301内の変数a1とb0、a2とb1、a3とb2がリンク308で接続されている。
また、component2は変数別名303としてd0とd1があり、c0とd0、c1とd1がリンク308でそれぞれ接続されている。b0とd0は変数別名依存関係304で接続されており、その接続が成立する条件は状態変数名306であるmodeの状態名305がOFFになったときである。状態は大括弧で表示し、mode=[OFF]と表記する。
また、状態遷移条件307としては、
[ON] -> [OFF] : b0 = 10
[OFF] -> [ON] : b0 = 1
がある。コロン記号の左辺は状態の遷移を示し、右辺はその遷移が発生する条件を示す。また、状態遷移表記内の右矢印の左辺は遷移前の状態、右は遷移後の状態を指す。例えば[ON]−>[OFF]:b0=10という表記は、状態ONから状態OFFへb0=10という条件が成立したときに遷移するという意味である。
図4は、図1に示すハイブリッドモデル振舞いデータ合成部111が出力するハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面の具体例を示す図である。ここでは、ハイブリッドモデル振舞いデータ112が状態遷移図形式で表現されており、別名方程式104、状態名305、状態遷移条件307、依存関係方程式108、および置換履歴106が含まれている。ここでは別名方程式104として
a0 = b0 + b1
b2 = a0
d0 = d1
がある。また、状態名305としてONとOFFがあり、OFF状態には依存関係方程式108としてb0=d0がある。状態遷移条件307としてb0=10およびb0=1がある。
図5は、図3に示すハイブリッドモデル構造データ102の文書形式の具体例を示す図である。この文書はXML形式で記述され、<HybridStr>がルートタグであり、その下に複数の<category>タグ、一つの<relation>タグ、一つの<transtrigger>タグが記述されている。
<category>タグは<aliases>タグと<eqns>タグを持ち、それぞれ<alias>タグ、<eqn>タグを持つ。<alias>タグはその属性としてvar1およびvar2を持ち、var1の値が内部変数の名称を指し、var2の値が変数別名303を指す。<eqn>タグ以下には方程式301が記述されている。<component>タグのname属性として方程式分類名302であるcomponent1およびcomponent2が記述され、component1のname属性を持つ<category>タグ内の<alias>タグにはvar1属性の値として方程式301内の変数が、var2属性の値として変数別名303が記述されており、リンク308を表している。
<eqn>タグ内の方程式301としてはa0=a1+a2およびa3=a0が記述されている。同様に、component2のname属性を持つ<category>タグ内の一方の<alias>タグにはvar1属性としてc0がvar2属性としてd0が、他方の<alias>タグにはvar1属性としてc1がvar2属性としてd1がある。また、<eqn>タグのデータとしてc0=c1がある。
変数別名依存関係304は、<relations>タグ内の<rel>タグで記述され、その属性としてtype、modevar、modeを持つ。mode=[OFF]の場合type=“eq”、modevar=“mode”、mode=“OFF”と表記する。また、この依存関係が接続されている変数名は<rel>タグ以下の<var>タグに記述されている。ここでは変数別名303であるb0とd0に接続されているため、<var>b0</var><var>d0</var>と記述されている。
状態遷移条件307は、<transtrigger>タグで記述され、複数の<trans>タグを持つ。<trans>タグにはfrom属性、to属性、cond属性があり、[ON]−>[OFF]:b0=10の場合<trans from=“ON” to=“OFF” cond=“b0=10”/>と記述し、[OFF]−>[ON]:b0=1の場合は、<trans from=“OFF” to=“ON” cond=“b0=1”/>と記述されている。
図6は、図3に示すハイブリッドモデル振舞い112の文書形式の具体例を示す図である。ここでは、ハイブリッドモデル振舞いデータ112のルートタグは<HybridFsm>であり、それ以下に一つの<global>タグ、複数の<states>タグ、一つの<transtrigger>タグ、複数の<rel>タグをもつ。
別名方程式104は、<global>タグで記述されており、このタグ以下の<eqn>タグ内には方程式301が記述されている。また、それぞれの方程式301にはcategory属性があり、対応する方程式分類名302が入力されている。方程式301として記述されたa0=b1+b2およびb2=a0の方程式分類名302はcomponent1であるため、category=“component1”と記述されている。また、d0=d1の方程式分類名302はcomponent2であるため、category=“component2”と記述されている。
また、依存関係方程式108は、<states>タグで記述されている。<states>タグ以下には複数の<state>タグがあり、name属性をそれぞれ持つ。<states>タグのname属性は状態変数名306を表し、<state>タグのname属性は状態名305を表す。ここでは、name属性として“mode”を持つ一つの<states>タグがあり、その下にname属性として“ON”と“OFF”を持つ<state>タグがある。<state>タグの下には一つの<eqns>タグがあり、その下に複数の<eqn>タグがある。ここでは、状態名305がOFFのときに成立するb0=d0が依存関係方程式108として記述されている。
状態遷移条件307は、<transtrigger>タグで記述され、複数の<trans>タグを持つ。<trans>タグにはfrom属性、to属性、cond属性があり、[ON]−>[OFF]:b0=10の場合<trans from=“ON” to=“OFF” cond=“b0=10”/>と記述し、[OFF]−>[ON]:b0=1の場合は、<trans from=“OFF” to=“ON” cond=“b0=1”/>と記述されている。
置換履歴106は、複数の<rel>タグで記述され、このタグ内には方程式301内の変数を表す<var>タグとそのリンク先である<alias>タグがある。
図7は、本発明の実施形態1に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1における処理の具体例を示すフローチャートである。尚、S702〜S704の処理は各部において独立して行われるため、下記の順序に限定されない。
S701において、ハイブリッドモデル構造データ編集部101は、ハイブリッドモデル構造データ102を作成する。
S702において、方程式置換部103は、ハイブリッドモデル構造データ102内の方程式301を別名方程式104に変換する。この処理に連動して、置換履歴保存部105は、方程式置換部103より置換履歴106を取得して記憶装置に保存する。
S703において、依存関係方程式生成部107は、ハイブリッドモデル構造データ102内の変数別名依存関係304より依存関係方程式108を生成し、記憶装置に保存する。
S704において、遷移情報生成部109は、ハイブリッドモデル構造データ102より遷移情報110を生成し、記憶装置に保存する。
S705において、ハイブリッドモデル振舞いデータ合成部111は、記憶装置に保存されている別名方程式104、依存関係方程式108、置換履歴106および遷移情報110を取得し、これらの情報を所定の規則に基づいて組合せることによってハイブリッドモデル振舞いデータ112を合成する。
S706において、ハイブリッドモデル生成部113は、ハイブリッドモデル振舞いデータ112よりHCC言語のハイブリッドモデルを作成する。
S707において、シミュレーション部114は、ハイブリッドモデルを用いてシミュレーションを実行する。
図8は、図1に示す方程式置換部103における処理の具体例を示すフローチャートであり、図7のS702の詳細を示す。ここでは、図5のハイブリッドモデル構造データ102が読込まれ、図6のハイブリッドモデル振舞いデータ112を構成する<gloval>タグ内のデータが生成される場合を例に説明する。
S801では、ハイブリッドモデル構造データ102を読込む。ここでは、図5のドキュメントを読み込み、<eqn>タグ内のデータを抽出する。すなわち、
a0 = a1 + a2
a3 = a0
c0 = c1
が生成される。
S802では、コンポーネント毎に方程式301および変数別名303を取得する。ここでは、<alias>タグを読み込みvar1属性とvar2属性の対応関係を読込む。
S803では、方程式301内の変数を対応関係に従って変数別名303によって置換する。置換後の方程式301は、
a0 = b0 + b1
b2 = a0
d0 = d1
である。
S804では、<eqn>タグの親にあるcategoryタグのname属性を読み込み方程式と方程式分類名302との対応関係を求める。すなわち、
a0 = b0 + b2 component1
b2 = a0 component1
d0 = d1 component2
である。
以上より、
<global>
<eqn category=“component1”>a0=b1+b2</eqn>
<eqn category=“component1”>b2=a0</eqn>
<eqn category=“component2”>d0=d1</eqn>
</global>
が生成され、各コンポーネントの別名方程式104となる。
図9は、図1に示す依存関係方程式生成部107における処理の具体例を示すフローチャートであり、図7のS703の詳細を示す。ここでは、図5のハイブリッドモデル構造データ102が読込まれ、図6のハイブリッドモデル振舞いデータ112を構成する<states>タグ内のデータが生成される場合を例に説明する。
S901では、状態遷移条件307および状態名305に含まれる全ての状態名を抽出する。ここでは、図5に示すドキュメントを読み込み<transtrigger>タグの下にある<trans>タグを読込む。<trans>タグ内にあるfrom属性とto属性には状態名305が入力されているので、全ての状態名305を抽出する。ここではONとOFFが該当する状態名である。
S902では、状態が属する状態変数を推定する。ここでは、ON、OFFという状態名が属する状態変数を得る。まず<rel>タグ内のmode属性とmodevar属性を読込むと、OFFという状態名がmodeという状態変数名に属していることが分かる。また、ON、OFFの状態名は<trans>タグから同一の状態名であることが分かるため、状態変数名modeにはONとOFFの2つの状態名があることが分かる。尚、S902ではユーザに入力を促し、必要によって入力されていない状態名を追加することも可能である。
また、状態名の一部が重複している場合、例えば、
<rel type=“eq” modevar=“mode1” mode=“OFF”>
<rel type=“eq” modevar=“mode2” mode=“ON”>
<trans from=“T1” to=“OFF” cond=“b0=b1”/>
<trans from=“T2” to=“OFF” cond=“b0=b1”/>
<trans from=“K1” to=“ON” cond=“b0=1”/>
<trans from=“K1” to=“K2” cond=“b0=1”/>
<trans from=“K2” to=“OFF” cond=“b0=1”/>
の場合は、以下の手順で状態の推定を行う。まず<rel>タグ内のmode属性とmodevar属性を読込むと、OFFという状態名がmode1に、ONという状態名がmode2に属していることが分かる。次に、<trans>タグのfrom属性とto属性に含まれるすべての状態名を取り出す。ここで取り出される状態名は、{T1、T2、K1、K2、ON、OFF}である。次に取り出された状態名に対し、from属性に含まれる状態名をto属性に含まれる状態名に置換する。一回の置換により、{OFF、OFF、ON、K2、OFF、ON、OFF}が得られる。この置換をfrom属性に含まれる状態名が無くなるまで繰り返す。すると、{OFF、OFF、ON、OFF、OFF、ON、OFF}となる。次に同一の状態名を削除し、{ON、OFF}を得る。状態の候補は、ここで得られた状態名が、mode1、mode2に重複して含まれる場合である。従って、(1)状態名{ON、OFF}がどちらもmode1、mode2に含まれる、(2)状態名ONのみがmode1、mode2に含まれる、(3)状態名OFFのみがmode1、mode2に含まれる、の3種類の候補が得られる。このときそれぞれの、状態名の組み合わせは、
(1)mode1={T1、T2、K1、K2、ON、OFF}、mode2={T1、T2、K1、K2、ON、OFF}、
(2)mode1={T1、T2、K1、K2、ON、OFF}、mode2={ON}、
(3)mode1={T1、T2、OFF}、mode2={K1、K2、ON、OFF}、となる。以上のステップで複数の候補が得られた場合は、表示装置217に候補を全て表示する。ユーザは入力装置216から入力された1つの候補を選択する。以上のステップで状態空間の推定が完了する。
S903では、推定される状態に属する変数別名依存関係の有無に応じた状態変数情報を出力する。この処理は推定される全ての状態について行われる。
(1)推定される状態に属する変数別名依存関係があるときは、変数別名依存関係を解析して状態変数名の間の関係式を抽出または生成し、この関係式を含む状態変数情報を出力する。ここでは、変数別名依存関係が記述される<relations>タグ以下の<rel>の下にある<var>タグよりb0とd0の変数別名依存関係が読込まれる。変数別名依存関係に関係式(以下、「変数別名関係式」という。)が含まれておらず、変数名が2つだけの場合であるので、b0=d0という等式が生成され、<var>タグの上位タグにあたる<rel>タグのmodevar属性で表される状態変数名の値(状態名)はOFFであるため、OFF状態の関係式はb0=d0であることが分かる。このステップで生成されるXMLドキュメントは、図5の場合は、
<state name=“OFF”>
<eqns><eqn>b0=d0</eqn></eqns>
</state>である。
尚、例えばa0、a1、a2の3変数が変数別名依存関係で関連付けがあり、変数別名関係式が記述されていない場合には、a0=a1=a2が生成される。変数の数が増える場合も同様である。
(2)推定される状態に属する変数別名依存関係がないときは、変数別名関係式を含まない空の状態変数情報を出力する。ここでは、状態変数名305であるONに該当する変数別名依存関係がないので、<eqns>タグ内に関係式を含まないXMLドキュメント
<state name=“ON”>
<eqns></eqns>
</state>
を生成する。
S904では、状態変数情報を付加し、依存関係方程式108を生成する。ここでは、S903で生成されたドキュメント片を<states>タグ内に入れ、name属性に状態名がOFFまたはONである状態変数(mode)を追加することによって、以下のようなドキュメントが生成される。
<states name=“mode”>
<state name=“ON”><eqns></eqns></state>
<state name=“OFF”>
<eqns><eqn>b0=d0</eqn></eqns>
</state>
</states>
これが依存関係方程式108となる。
また、遷移情報生成部109は図5の<transtrigger>タグを読み込み、タグ以下を遷移情報110として保存する。また、置換履歴保存部105は図5の<alias>タグを読込むことで、
<rel><var>a1</var><alias>b0</alias></rel>
<rel><var>a2</var><alias>b1</alias></rel>
<rel><var>a3</var><alias>b2</alias></rel>
<rel><var>c0</var><alias>d0</alias></rel>
<rel><var>c1</var><alias>d1</alias></rel>
のデータを作成し、これが置換履歴106となる。
図10は、図1に示すハイブリッドモデル振舞いデータ合成部111における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1001では、方程式置換部103において生成された別名方程式104を読込む。
S1002では、置換履歴保存部105に記憶されている置換履歴106を読込む。
S1003では、依存関係方程式生成部107において生成された依存関係方程式108を読込む。
S1004では、遷移情報生成部109において生成された遷移情報110を読込む。
S1005では、各コンポーネントの別名方程式104、依存関係方程式108、置換履歴106および遷移情報110から状態遷移を定義するハイブリッドモデル振舞いデータを所定の規則に基づいて合成する。具体的には、別名方程式104、置換履歴106、依存関係方程式108、遷移情報110として保存されたXMLデータを<HybridFsm>タグ以下に追加して合成する。
S1006では、生成されたハイブリッドモデル振舞いデータ112を保存する。
このように、本実施形態に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1によれば、シミュレーションの対象物の構成要素の構造を考慮しつつ、複雑な機構系を簡便かつ正確にモデル化できるため、精度の高いシミュレーションを行える。また、特別な言語スキルを習得していなくともブロック形式の構造図を用いてモデル作成を行えるため、そのモデルの時間的な動きを簡単に確認することができるようになり、モデル作成時間を削減することが可能である。更に、外部との連携などに関わる処理を記述するプログラムを直接モデル記述の一部に含めることを可能にし、シミュレーションの適用範囲を拡大することを目的とする。
<実施形態2>
図11は、図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部101が出力する第2のハイブリッドモデル構造データ編集画面の具体例を示す図である。同図において、ハイブリッドモデル構造データ102は、ハイブリッドモデルの恒等式である方程式301を複数まとめて方程式グループを作成し、その名称を付加した方程式分類名302、方程式グループ間のインターフェースとなる変数別名303、変数別名303間の依存関係を示す変数別名依存関係304、変数別名依存関係304が成立する条件を記述する状態名305、状態変数名306、状態遷移条件307、方程式301内の変数と変数別名303との接続関係を示すリンク308からなる。ここでは、2つの方程式分類名component1およびcomponent2があり、component1の方程式301として
a0 = a1 + a2
a3 = a0
がある。また、component2の方程式301として
c0 = c1
がある。
また、component1の変数別名303としてb0,b2があり、方程式301内の変数a1とb0、a2とb1、a3とb2がリンク308で接続されている。また、component2は変数別名303としてd0,d1がありc0とd0、c1とd1がリンク308で接続されている。
また、b0、b2、d0は変数別名関係式1101と接続されており、その接続が成立する条件は状態変数名306(mode)がOFFになったときである。状態は大括弧で表示し、mode=[OFF]と表記する。このように、本実施形態に係るハイブリッドモデル構造データ102においては実施形態1の場合と異なり、変数別名依存関係304が変数別名関係式1101によっても記述されている。
状態遷移条件307としては、
[ON] -> [OFF] : b0 = 10
[OFF] -> [ON] : b0 = 1
がある。コロン記号の左辺は状態の遷移を示し、右辺はその遷移が発生する条件を示す。また、状態遷移表記内の右矢印の左辺は遷移前の状態、右は遷移後の状態を指す。例えば[ON]−>[OFF]:b0=10という表記は、b0=10という条件が成立したときに状態名がONからOFFへ遷移するという意味である。
図12は、図1に示すハイブリッドモデル振舞いデータ合成部111が出力する第2のハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面の具体例を示す図である。同図において、ハイブリッドモデル振舞いデータ112は、別名方程式104、状態名305、状態遷移条件307、依存関係方程式108、および置換履歴106からなる。ここでは別名方程式104として
a0 = b0 + b1
b2 = a0
d0 = d1
がある。また、状態名305としてONとOFFがあり、OFF状態には依存関係方程式108としてd0=b0+b2がある。状態遷移条件307としてb0=10およびb0=1がある。
図13は、図11に示すハイブリッドモデル構造データ102の文書形式の具体例を示す図である。同図のように、変数が2つ以上あり、<cond>タグがある場合は、<cond>タグ内に含まれる関係式がOFF状態の関係式となる。ここでは、d0=b0+b2という式が生成される。この場合、上述した図9のS903では、
<state name=“OFF”>
<eqns><eqn>d0=b0+b2</eqn></eqns>
</state>
というXMLドキュメントが生成される。図14は、図12に示すハイブリッドモデル振舞いの文書形式の具体例を示す図である。
このように、本実施形態に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1によれば、変数別名依存関係304が関係式によっても記述されることにより、各コンポーネント同士の依存関係が複雑な場合にも対処することが可能となる。
<実施形態3>
図15は、本発明の実施形態3に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1の全体構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、本実施形態に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1は実施形態1と異なり、ハイブリッドモデル振舞いデータ編集部115およびハイブリッドモデル構造データ復元部116を更に具備している。尚、図1において付された符号と共通する符号は同一の対象を表すため説明を省略し、以下では異なる箇所について詳細に説明する。
ハイブリッドモデル振舞いデータ編集部115は、ハイブリッドモデル振舞いデータ112を表す状態遷移図を編集する第2の編集画面(図示省略する)を表示すると共に、この第2の編集画面において編集された状態遷移図に基づいてハイブリッドモデル振舞いデータを編集する。第2の編集画面は、例えば、上述したハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面に編集機能を加えた画面とし、ユーザからの入力に基づいて編集可能とすると好適である。
ハイブリッドモデル構造データ復元部116は、ハイブリッドモデル振舞いデータ112内に保存された置換履歴106に基づいてハイブリッドモデル振舞いデータ112の変換を行い、ハイブリッドモデル構造データ102を復元する。
図16は、図15に示すハイブリッドモデル構造データ復元部116における処理の具体例を示すフローチャートである。ここでは、図6のハイブリッドモデル振舞いデータ112を読込み、図5のハイブリッドモデル構造データ102へ復元する場合を例に説明する。
S1601では、ハイブリッドモデル振舞いデータを読込む。ここでは、図6のデータを読み込み、<global>タグ以下の<eqn>タグ内のcategory属性が重複しないように読込む。ここではcomponent1とcomponent2の2種類のcategoryが読込まれる。
S1602では、新規のXMLファイルを生成し、先頭タグ情報を書込む。ここでは、生成したXMLファイルの先頭のタグに<HybridStr>タグを生成する。
S1603では、別名方程式104を表すタグを抽出し、属性情報に基づいてXMLファイルに各コンポーネントを表すタグを書込む。ここでは、<HybridStr>タグの下に<category>タグを先ほど読込んだcategoryの種類分だけ生成する。ここでは2つの<category>タグを生成し、そのname属性にcompnent1とcomponent2をセットする。
S1604では、置換履歴106を表すタグを抽出する。ここでは、図6の<rel>タグを読み込み、その下の<var>タグと<alias>タグ内部のデータを読込むことで、変数間の置換履歴106を記憶領域(図示省略する)に保存する。ここではa1とb0、a2とb1、a3とb2、c0とd0、c1とd1の対応があることがわかる。
S1605では、置換履歴情報に基づいて別名方程式を置換し、元の方程式へ戻す。ここでは、図6の<global>タグの下の<eqn>タグ内部のデータを読み込み、変数間の置換履歴に従って、文字列を生成する。ここでは、a0=a1+a2、a3=a0、c0=c1という文字列が生成される。この際、この文字列が対応しているcategory名は置換前の文字列に対応するcategory名であることも記憶しておく。
S1606では、各コンポーネントのタグ内に方程式を表すタグを生成し、置換された方程式を書込む。ここでは、<HybridStr>タグ下の<category>タグの下に<eqns>タグを生成し、更にその下に<eqn>タグを生成し、その内部データとして、<category>タグのname属性が一致する文字列(component1はa0=a1+a2、a3=a0、component2はc0=c1)をセットする。
S1607では、置換履歴情報に基づいて変数別名を表すタグを作成し、各コンポーネントのタグ内に書込む。ここでは、<category>タグの下に<aliases>タグを生成し、更にその下に<alias>タグを生成し、先ほどの対応関係(a1とb0、a2とb1、a3とb2、c0とd0、c1とd1)に従って、var1属性とvar2属性をセットする。
S1608では、依存関係方程式108を表すタグを抽出し、依存関係方程式108を取得する。ここでは、図6の<HybeidFsm>タグ以下の<states>タグ内の<eqns>タグ内の<eqn>タグにデータがセットされているものを取り出す。ここではb0=d0が取り出され、そのときの<state>タグ内のname属性(ここではOFF)、<states>タグ内のname属性(ここではmode)も、管理する。
S1609では、抽出された依存関係方程式108の構文解析を行い、構文が適正か否かを判定する。ここでは、文字列b0=d0を構文解析し、一つの等号記号と二つの変数名が左辺と右辺にそれぞれ一つずつあるか否かを判定する。このステップにおいて、条件を満たすと判定された場合、<HybridStr>タグの下に<relations>タグを生成し、更に<rel>タグを生成する(S1610)。そのtype属性にeqを、modebar属性にS1608において保存したmode、mode属性にもS1608において保存したOFFを追加する。更に、<rel>タグの下に二つの変数名の左辺、右辺の順番に<var>タグとその内部データとして変数名を生成する。ここでは<var>b0</var>、<var>d0</var>が生成される。一方、構文解析が条件を満たしていないと判定された場合は、図13のように<cond>タグを生成し(S1611)、構文解析対象である式(図13の場合はd0=b0+b2が対応)を保存する。
S1612では、遷移情報110を表すタグを抽出し、XMLファイルに状態遷移条件307を表すタグへ書込む。ここでは、図6の<HybridFsm>タグ以下の<transtriger>タグ内のデータをすべて読み込み、<HybridStr>タグ内に複製を作ることによって、ハイブリッドモデル振舞いデータ112からハイブリッドモデル構造データ102を復元する。
このように、本実施形態に係るハイブリッドモデルシミュレーション装置1によれば、ハイブリッドモデル振舞いデータ112を作成した場合に、このデータ内に置換履歴106が保存されるため、この置換履歴106に基づいて自動的にハイブリッドモデル構造データ102への復元が可能となり、より簡単にハイブリッドモデルを生成することができる。例えば、ハイブリッドモデル振舞いデータ編集部115においてハイブリッドモデル振舞いデータ112の編集がなされた場合、この編集データをハイブリッドモデル構造データ102へ復元することで、ハイブリッドモデル構造データ編集部101において再編集および検証が可能であるため、精度の高いハイブリッドモデルを効率的に生成し、シミュレーションを行うことができる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。以下、上記実施形態の変形例について説明する。
<変形例1>
上記実施形態では、XML形式でデータを記述したが、階層構造のテキストを記述できるフォーマットであれば他の形式を用いてもよい。例えば、下記のXMLドキュメント
<state name=“OFF”>
<eqns><eqn>b0=d0</eqn></eqns>
</state>
のタグの代わりに、"+"文字で階層の深さを記述し、
state[name="OFF"]
+eqns
++eqn(b0=d0)
と記述することもできる。
同様に、"+"文字の代わりにタブ文字を利用して、
state[name="OFF"]
[タブ文字]eqns
[タブ文字][タブ文字]eqn(b0=d0)
と記述することもできる。
また、XMLと似たテキストフォーマットであるJSONを用いた場合には、
{
"name":"OFF",
{
"eqn":"b0=d0"
}
}
と記述される。"{"は"state"タグを表し、2段目の"{"は"eqns"を表すものとする。
このように、フォーマットを変えた場合には、文字数が削減できるため、より小さいサイズでの記述も可能となるため、任意に設計変更可能である
<変形例2>
図17は、図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部101が出力する第3のハイブリッドモデル構造データ編集画面の具体例を示す図である。ここでは、状態変数306が2つあり、状態名305の一部が重複している場合のハイブリッドモデル構造データ102が図形で表現されている。このように、状態変数306が複数ある場合であっても、ハイブリッドモデル構造データ102の作成は上述した手順で行えるため、コンポーネント同士が複雑な関係を有する場合であっても対応可能である。
<変形例3>
図18は、図1に示すハイブリッドモデル構造データ編集部101が出力する第4のハイブリッドモデル振舞いデータ表示画面の具体例を示す図である。ここでは、状態変数306であるmodeに対して状態名305がONとOFFがある場合に、それぞれの状態名305ごとに異なる接続先を持ったハイブリッドモデル構造データ102が図形で表現されている。このように、図形表現を用いることによって、状態名305と接続関係の対応が明確になり、より直感的な入力を行うことができる。
1…ハイブリッドモデルシミュレーション装置
101…ハリブリッドモデル構造データ編集部
102…ハイブリッドモデル構造データ
103…方程式置換部
104…別名方程式
105…置換履歴保存部
106…置換履歴
107…依存関係方程式生成部
108…依存関係方程式
109…遷移情報生成部
110…遷移情報
111…ハイブリッドモデル振舞いデータ合成部
112…ハイブリッドモデル振舞いデータ
113…ハイブリッドモデル生成部
114…シミュレーション部
115…ハイブリッドモデル振舞いデータ編集部
116…ハイブリッドモデル構造データ復元部
211…CPU
212…ROM
213…RAM
214…入出力インターフェース
215…システムバス
216…入力装置
217…表示装置
218…補助記憶装置
219…通信装置
301…方程式
302…方程式分類名
303…変数別名
304…変数別名依存関係
305…状態名
306…状態変数名
307…状態遷移条件
308…リンク
1101…変数別名関係式

Claims (5)

  1. 複数の演算子、変数、および関数の組み合わせからなりシミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を定義する方程式、この方程式の属性を表す方程式分類名、前記変数の別称を表す変数別名、この変数別名間の接続関係を表す変数別名依存関係、この変数別名依存関係が属する状態変数名、この状態変数名の値を表す状態名、および前記状態名の間の関係を表す状態遷移条件を含むハイブリッドモデル構造データと、
    このハイブリッドモデル構造データに含まれる前記方程式の前記変数を前記変数別名に置換して別名方程式を生成する方程式置換部と、
    前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記変数別名依存関係に基づいて依存関係方程式を生成する依存関係方程式生成部と、
    前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記状態遷移条件に基づいて状態遷移の前後における前記状態名および前記状態遷移の発生条件を含む遷移情報を生成する遷移情報生成部と、
    前記別名方程式、前記依存関係方程式および前記遷移情報を組み合わせてハイブリッドモデル振舞いデータを生成するハイブリッドモデル振舞いデータ合成部と、
    前記ハイブリッドモデル振舞いデータから制約処理プログラミング言語で記述されたハイブリッドモデルを生成するハイブリッドモデル生成部と、
    前記生成されたハイブリッドモデルを用いて前記シミュレーションを実行するシミュレーション部と、
    を具備することを特徴とするハイブリッドモデルシミュレーション装置。
  2. 前記方程式置換部における前記方程式から前記別名方程式への置換履歴および前記変数から前記変数別名への置換履歴が前記ハイブリッドモデル振舞いデータ内に保存されており、かつ、前記保存された置換履歴に基づいて前記ハイブリッドモデル振舞いデータの変換を行い、前記ハイブリッドモデル構造データに復元するハイブリッドモデル構造データ復元部を更に具備することを特徴とする請求項1記載のハイブリッドモデルシミュレーション装置。
  3. ユーザからの入力に基づいてブロック形式の構造図を作成する編集画面を表示すると共に、この編集画面において作成された構造図に含まれる前記方程式、前記方程式分類名、前記変数別名、前記変数別名依存関係、前記状態変数名、前記状態名および状態遷移条件に基づいて前記ハイブリッドモデル構造データを生成するハイブリッドモデル構造データ編集部を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載のハイブリッドモデルシミュレーション装置。
  4. 前記ハイブリッドモデル振舞いデータを表す状態遷移図を編集する第2の編集画面を表示すると共に、この第2の編集画面において編集された前記状態遷移図に基づいて前記ハイブリッドモデル振舞いデータを編集するハイブリッドモデル振舞いデータ編集部を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のハイブリッドモデルシミュレーション装置。
  5. 複数の演算子、変数、および関数の組み合わせからなりシミュレーションの対象となる物体の構成要素の構造を定義する方程式、この方程式の属性を表す方程式分類名、前記変数の別称を表す変数別名、この変数別名間の接続関係を表す変数別名依存関係、この変数別名依存関係が属する状態変数名、この状態変数名の値を表す状態名、および前記状態名の間の関係を表す状態遷移条件を含むハイブリッドモデル構造データから前記変数を前記変数別名に置換して別名方程式を生成する方程式置換ステップと、
    前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記変数別名依存関係に基づいて依存関係方程式を生成する依存関係方程式生成ステップと、
    前記ハイブリッドモデル構造データに含まれる前記状態遷移条件に基づいて状態遷移の前後における前記状態名および前記状態遷移の発生条件を含む遷移情報を生成する遷移情報生成ステップと、
    前記別名方程式、前記依存関係方程式および前記遷移情報を組み合わせてハイブリッドモデル振舞いデータを生成するハイブリッドモデル振舞いデータ合成ステップと、
    前記ハイブリッドモデル振舞いデータから制約処理プログラミング言語で記述されたハイブリッドモデルを生成するハイブリッドモデル生成ステップと、
    前記生成されたハイブリッドモデルを用いて前記シミュレーションを実行するシミュレーションステップと、
    を有することを特徴とするハイブリッドモデルシミュレーション方法。
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