JP2011057298A - 媒体判別装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体のメディアウェイト設定を正しく設定する。
【解決手段】媒体を搬送する第1のローラ対11と、前記第1のローラ対11を回転させる第1の駆動部21と、前記媒体搬送方向における前記第1のローラ対の下流に配設される第2のローラ対12と、前記第2のローラ対12を回転させる第2の駆動部22と、前記第1のローラ対11と前記第2のローラ対12との間の媒体搬送経路に向けて配設され、前記媒体までの距離を測定する距離測定部23と、制御部20とを備え、前記制御部20は、前記第1のローラ対11および前記第2のローラ対12で搬送される媒体をたわませ、前記距離測定部23により測定される該媒体までの距離が、所定の距離になったときの前記第1の駆動部21へ供給している電流値から前記媒体の種類を判別する。
【選択図】図1
【解決手段】媒体を搬送する第1のローラ対11と、前記第1のローラ対11を回転させる第1の駆動部21と、前記媒体搬送方向における前記第1のローラ対の下流に配設される第2のローラ対12と、前記第2のローラ対12を回転させる第2の駆動部22と、前記第1のローラ対11と前記第2のローラ対12との間の媒体搬送経路に向けて配設され、前記媒体までの距離を測定する距離測定部23と、制御部20とを備え、前記制御部20は、前記第1のローラ対11および前記第2のローラ対12で搬送される媒体をたわませ、前記距離測定部23により測定される該媒体までの距離が、所定の距離になったときの前記第1の駆動部21へ供給している電流値から前記媒体の種類を判別する。
【選択図】図1
Description
本発明は、媒体の重さを判別する媒体判別装置およびその媒体判別装置を備えた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、操作者等の操作により操作パネルから使用する記録媒体の重さ(例えば、連量や坪量等のメディアウェイト)を設定するようにし、使用する記録媒体の種類と設定が異なる場合、その都度設定を変更するようにしていた。
また、使用する記録媒体の厚さを測定し、その測定結果に基づいて記録媒体の重さの設定(以下、「メディアウェイト設定」という。)を自動的に変更するようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
このような画像形成装置は、印刷指示された画像データの生成処理、記録媒体の搬送制御、生成した画像データに基づいて感光ドラムに静電潜像を形成する露光制御、静電潜像が形成された感光ドラムにトナーを供給してトナー像を現像する現像制御、感光ドラムに現像されたトナー像を記録媒体へ転写する転写制御、記録媒体に転写されたトナーを熱と圧力で定着させる定着制御を行い記録媒体に印刷を行うようにしているが、転写制御における転写ローラへの印加電圧や定着制御における加熱温度は設定されたメディアウェイトに基づいて最適な値を決定するようにしている。
しかしながら、上述した従来の技術においては、メディアウェイト設定を、測定した記録媒体の厚さに基づいて自動的に設定するようにしているため、例えば非常に厚い記録媒体でも密度が低い(1枚の記録媒体の厚さに対して重さが軽い)記録媒体の場合、本来「普通紙」と設定すべき場合でも「厚い紙」と設定されてしまう等、メディアウェイト設定が正しく設定されない場合があり、このような場合、最適な転写制御や定着制御が行われず良好な転写結果や定着結果が得られないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、記録媒体のメディアウェイト設定を正しく設定することを目的とする。
そのため、本発明は、媒体を搬送する第1のローラ対と、前記第1のローラ対を回転させる第1の駆動部と、前記媒体搬送方向における前記第1のローラ対の下流に配設される第2のローラ対と、前記第2のローラ対を回転させる第2の駆動部と、前記第1の駆動部および前記第2の駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、前記第1のローラ対と前記第2のローラ対との間の媒体搬送経路に向けて配設され、前記媒体までの距離を測定する距離測定部と、前記駆動制御部および前記距離測定部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記駆動制御部により前記第1の駆動部および前記第2の駆動部へ供給する電流を増加させ、前記第1のローラ対の回転速度を前記第2のローラ対の回転速度より速くするとともに前記第1のローラ対の駆動力を強めて前記第1のローラ対および前記第2のローラ対で搬送される媒体をたわませ、前記距離測定部により測定される該媒体までの距離が、所定の距離になったときの前記第1の駆動部へ供給している電流値から前記媒体の種類を判別することを特徴とする。
このようにした本発明は、記録媒体のメディアウェイト設定を正しく設定することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による媒体判別装置および画像形成装置の実施例を説明する。
図2は第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図である。
第1の実施例では、画像形成装置をブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色の現像剤であるトナーを重ね合わせて印刷することで、カラー画像を得るカラー電子写真プリンタとして説明する。なお、本発明に直接関係しない構成の説明は便宜上省略してある。
図2において、画像形成装置1は、画像を担持するための感光ドラム5K、5Y、5M、5C(以下、「感光ドラム5」という。また、「K」はブラック、「Y」はイエロー、「M」はマゼンダ、「C」はシアンを表している。以下同じ。)、感光ドラム5を帯電させるための帯電器2K、2Y、2M、2C(以下、「帯電器2」という。)、感光ドラム5に静電潜像を書き込むための露光器3K、3Y、3M、3C(以下、「露光器3」という。)、感光ドラム5上の静電潜像をマイナス帯電した現像剤としてのトナーにて可視化するための現像器4K、4Y、4M、4C(以下、「現像器4」という。)を、それぞれブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色について備えている。
また、転写ローラ6K、6Y、6M、6C(以下、「転写ローラ6」という。)は、無端のベルト状の転写ベルト7内に配置されており、転写ベルト7を挟んでそれぞれの感光ドラム5に押し当てられている。そのそれぞれの転写ローラ6は、図示しない転写電源に接続されている。
転写ベルト7は、ドライブローラ8とアイドルローラ9とにより、張架されており、それぞれの感光ドラム5と転写ベルト7とが接する面が平坦になるように配置され、それぞれの感光ドラム5に現像されたトナー像を記録媒体に転写する。
記録媒体17は、支持プレート部材18上に載置され、支持プレート部材18はスプリング19により押し上げられることにより、記録媒体17の端部をホッピングローラ14に押し当てるようにしている。このホッピングローラ14を図示しないモータ等の駆動装置により回転させることにより、記録媒体17を1枚ずつ分離して搬送することができるようになっている。
図中の破線は、記録媒体17の媒体搬送経路であり、その搬送路に沿って記録媒体17を搬送するための第1の搬送ローラ11、ならびに第2の搬送ローラ12、および搬送される記録媒体17を検知するための書き出しセンサ15が配置され、また第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に記録媒体17のたわみを検出するためのたわみ検出センサ23が配置されている。
さらに、記録媒体17に転写されたトナー像を定着させるための定着器10、トナー像が定着された記録媒体17を排紙するための排出ローラ13、定着器10と排出ローラ13との間には記録媒体17が排紙されたことを検知するための排紙センサ16が、転写ベルト7より媒体搬送方向における下流側に配置されている。
このように画像形成装置1は、帯電器2、露光器3、現像器4、感光ドラム5、転写ローラ6、転写ベルト7、ドライブローラ8、定着器10、第1の搬送ローラ11、第2の搬送ローラ12、排出ローラ13、ホッピングローラ14、書き出しセンサ15、排出センサ16、たわみ検出センサ23等で構成され、図示しないメモリ等の記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により、画像形成装置1全体の動作が制御される。なお、この制御部は、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Randam Access Memory)等の記憶部、入出力ポート、およびタイマ等によって構成されている。
また、可動ローラである、感光ドラム5、ドライブローラ8、定着器10、第1の搬送ローラ11、第2の搬送ローラ12、排出ローラ13、ホッピングローラ14は、モータ等により構成される図示しない駆動装置に接続され、その駆動装置は制御部に接続されて制御部により制御される。
図1は第1の実施例における媒体判別装置の構成を示す概略側面図である。
図1において、媒体判別装置100は、第1のローラ対である第1の搬送ローラ11と第2のローラ対である第2の搬送ローラ12とで印刷媒体を搬送する媒体搬送経路が形成され、その媒体搬送経路は、印刷媒体を搬送する方向に湾曲した内側の搬送ガイド24aおよび外側の搬送ガイド24bにより、第1の搬送ローラ11から送り出された印刷媒体を第2の搬送ローラ12へ案内するように形成されている。また、この搬送ガイド24aと搬送ガイド24bとの間には所定の空間が形成されるように配置されている。
本実施例では、第2の搬送ローラ12で印刷媒体が搬送される方向は、第1の搬送ローラ11で印刷媒体が搬送される方向と略直交する方向であり、搬送ガイド24aおよび搬送ガイド24bは、第1の搬送ローラ11で搬送された印刷媒体の搬送方向を90度転換して第2の搬送ローラ12へ案内するように湾曲部が形成されている。
また、搬送ガイド24aおよび搬送ガイド24bは、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との略中央部で、その間隔が最も大きくなるように湾曲部が形成されて空間が保持されている。したがって、この空間により、第1の搬送ローラ11および第2の搬送ローラ12により搬送される印刷媒体がたわむことができるようになっている。
第1の搬送ローラ11および第2の搬送ローラ12は、それぞれ第1の駆動部であるDCモータ21および第2の駆動部であるDCモータ22で駆動され、そのDCモータ21とDCモータ22の回転速度の違いにより、搬送する印刷媒体にたわみを形成する。つまり、所定の速度差をもって、DCモータ21はDCモータ22より早く回転するように制御され、搬送する印刷媒体にたわみを形成する。
このDCモータ21およびDCモータ22は、装置の動作を制御する制御部20に接続されており、制御部20の指示により動作し、記録媒体にたわみを形成する。つまり、制御部20は、DCモータ21およびDCモータ22へ供給する電流量等を制御する駆動制御部としての速度調節機能および駆動力調節機能も有しており、DCモータ21およびDCモータ22の回転速度を制御し、またDCモータ21およびDCモータ22の駆動力を制御することができるようになっている。
なお、DCモータの回転数を検知する方法としては、例えば搬送ローラを回転させるDCモータの回転軸にもうひとつのDCモータを接続し、そのDCモータの起電力から回転数を検知する方法やフォトリフレクタを利用して一回転ごとのに信号を検知する方法などがある。
また、記録媒体にたわみが形成されたことを検知するために、光学センサを用いた媒体との距離を測定する距離測定部としてのたわみ検出センサ23が第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間の媒体搬送経路に向けて配設されている。このたわみ検出センサ23は、発光部としてのレーザー発光部23aおよび受光部としてのCCD(Charge Coupled Device)センサ23bで構成され、制御部20により制御される。
ここで、たわみ検出センサ23を図3の第1の実施例におけるたわみ検出センサの構成を示す説明図に基づいて説明する。
図3において、レーザー発光部23aは、搬送ガイド24aおよび搬送ガイド24bで形成される媒体搬送経路を通過する印刷媒体17(17a,17b)に光を所定の角度で照射し、CCDセンサ23bは、その印刷媒体17(17a,17b)で反射された光を受光するように印刷媒体17の媒体搬送経路の近傍に配置されている。なお、図3では説明の都合上、湾曲している内側の搬送ガイド24aおよび外側の搬送ガイド24bを直線状に図示している。
CCDセンサ23bは、複数の受光素子231bが所定の間隔を保持して配列されて構成され、印刷媒体17で反射された光を受光する受光素子231bの位置を検知し、基準となるCCDセンサ23bの端部から受光を検知した受光素子231bまでの距離に基づいてたわみ検出センサ23から印刷媒体17(17a,17b)までの距離を測定することができるようになっている。
図3に示す印刷媒体17aは、搬送ガイド24aに接触して搬送される状態を示しており、距離L3は、たわみ検出センサ23から印刷媒体17aまでの距離であり、距離L1は、基準となるCCDセンサ23bの端部から印刷媒体17aで反射された光の受光を検知した受光素子231bまでの距離を示している。
なお、図1に示す第2の搬送ローラ12の回転速度を第1の搬送ローラ11の回転速度より速くすることにより、搬送される印刷媒体のたわみを取り、その印刷媒体を搬送ガイド24aに接触させることができるようになっている。
一方、印刷媒体17bは、搬送ガイド24bに接触して搬送される状態を示しており、距離L4は、たわみ検出センサ23から印刷媒体17bまでの距離であり、距離L2は、基準となるCCDセンサ23bの端部から印刷媒体17bで反射された光の受光を検知した受光素子231bまでの距離を示している。
なお、図1に示す第1の搬送ローラ11の回転速度を第2の搬送ローラ12の回転速度より速くすることにより、搬送される印刷媒体にたわみを形成し、その印刷媒体を搬送ガイド24bに接触させることができるようになっている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置の動作を図2に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図示しないメモリ等の記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により、画像形成装置1全体の動作が制御される。
制御部は、例えば画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータ等の上位装置からの印刷指示に従い、印刷指示された画像データの生成処理、記録媒体17の搬送制御、帯電制御、露光制御、現像制御、転写制御、定着制御を行い、その結果として記録媒体17に印刷を行う。
以下、画像形成装置1が行う動作を順に説明する。
制御部は、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータ等の上位装置からの印刷指示を受信すると定着器10の制御を開始し、定着器10を使用可能な温度に加熱制御する。
定着器10が使用可能な温度になると制御部は、駆動装置を制御して感光ドラム5を回転させ、その線速度が印刷時の記録媒体17の搬送速度になるまで加速する。
それと同時に制御部は、駆動装置を制御してドライブローラ8の回転を開始し、ドライブローラ8により転写ベルト7を回転させ、転写ベルト7の線速度が印刷時の記録媒体17の搬送速度になるまで加速する。
また、感光ドラム5が回転を開始したタイミングで制御部は、帯電器2を制御して感光ドラム5にマイナスの電圧を印加することで感光ドラム5上を、例えばマイナス600Vに帯電させる。
このマイナス600Vに帯電された感光ドラム5の部分が回転により現像器4の現像エリアを通過するタイミングで制御部は、現像器4を現像可能状態に制御する。例えば、現像ローラを用いた現像接触方式の場合、マイナスに帯電したトナーが付着した現像ローラにマイナス200Vの電圧を印加することにより現像可能な状態となる。
感光ドラム5のマイナス600Vに帯電された部分が、回転により転写ベルト7との転写ニップ部に到達した時点で印刷プロセスは印刷可能な状態になる。
次に、制御部は、ホッピングローラ14を駆動装置により回転させ、支持プレート部材18上に載置された記録媒体17を1枚ずつ分離して搬送する。
分離された記録媒体17は、制御部が駆動装置を制御することにより、第1の搬送ローラ11を経て第2の搬送ローラ12へと搬送され、第2の搬送ローラ12と転写ベルト7との間に配置された書き出しセンサ15により、記録媒体17の先端が書き出しセンサ15の位置を通過するタイミングが検知され、制御部へ通知される。
制御部は、上位装置から受信した印刷指示により、記録媒体17に印刷すべき画像を、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンのそれぞれの色に分解し、さらに露光器3で静電潜像として感光ドラム5に書き込むことができる画像データへ変換する。
記録媒体17は、書き出しセンサ15を通過後、転写ベルト7上に搬送されるが、このとき制御部は、書き出しセンサ15が記録媒体17の先端を検知したタイミングと、書き出しセンサ15とそれぞれの色の転写ニップ部までの距離と、感光ドラム5上の露光器3による露光位置から転写位置までの距離と、記録媒体17の搬送速度とにより、印刷すべき画像が記録媒体17の所望の位置に転写されるタイミングで露光器3を制御して静電潜像を感光ドラム5に書き込む。
露光器3は、例えばLED(Light Emitting Diode)ヘッド等を用い、トナー画像を形成する感光ドラム5の部分に対し、例えば600dpi(dots per inch)ピッチのスポット光を照射することにより、マイナス600Vに帯電されている感光ドラム5表面を約マイナス50Vの電位とし、静電潜像を形成する。
露光器3により静電潜像が書き込まれた感光ドラム5表面は、回転動作により現像器4の位置に移動し、そこで露光されて表面電位の絶対値が小さくなった部分に、現像器4により現像剤であるマイナス帯電したトナーが、クーロン力により付着することで可視像であるトナー像が現像される。
現像されたトナー像が付着する感光ドラム5表面は、回転動作により転写ニップ部に運ばれる。転写ローラ6には、記録媒体17が転写ニップ部に存在する間は印刷のための転写電圧が印加されており、例えば1500〜3000Vのトナーと逆極性であるプラス電圧が印加される。なお、この転写電圧は、メディアウェイト設定に基づいて最適な値が決定される。
感光ドラム5上のトナーは、転写ニップ部において転写ローラ6に印加されたプラスの電圧により、クーロン力を受けて記録媒体17上に転写される。
なお、これらの動作はブラック、イエロー、マゼンダ、シアンのそれぞれの色について順次行う。
このように現像されたトナー像が転写された記録媒体17は定着器10に搬送され、その記録媒体17に転写されたトナーは、定着器10の熱と圧力により溶解、定着させられる。なお、定着器10の加熱温度は、メディアウェイト設定に基づいて最適な値が決定される。
定着器10を通過した記録媒体17は、排出センサ16によりその後端の通過が検知され、排出ローラ13により画像形成装置1外へ排出されるタイミングで制御部は、各ローラの回転動作、帯電器2、現像器4、および図示しない転写電源等の動作を止めて印刷動作を終了する。
また、排出センサ16により記録媒体17の通過タイミングに異常を検知した場合、制御部は画像形成装置1の動作を停止するなどの処置を行う。なお、通過タイミングの異常の検知は、書き出しセンサ15による記録媒体17の有無検出動作によっても同様に行われる。
ここで、電子写真プリンタおよび記録媒体のメディアウェイトについて説明する。
上述した説明の通り、電子写真プリンタは、転写電圧を用いて記録媒体にトナー像を転写し、加熱と圧力を用いてトナー像を記録媒体に定着させて印刷を行う。そのため、記録媒体の電荷の移動のし易さと熱特性は、記録媒体上への画像形成、つまり印刷において、重要な要因となる。
例えば、メディアウェイトの低い薄い記録媒体の場合、転写電圧を上げすぎるとトナー転写時に帯電しているトナーの転写ローラによるクーロン力が大きすぎて反発して飛び散ってしまい、トナー像が乱れる。一方、メディアウェイトの高い厚い記録媒体の場合、低い転写電圧を付与してもトナーのクーロン力が足りず、トナー像が十分に再現できない。
また、定着器10において、メディアウェイトの低い薄い記録媒体に高温を付与すると、記録媒体上のトナーが溶解しすぎてしまい定着器10と記録媒体の分離が失敗し、搬送不良が発生してしまう場合がある。一方、メディアウェイトの高い厚い記録媒体に低温を付与してもトナーが十分に溶解せず記録媒体に定着できない可能性がある。
これらのことからメディアウェイトに対応した転写制御における電圧や定着制御における加熱等の各種設定を確実に行うことが安定した高品質の印刷に必要であることが分かる。
次に、媒体判別装置の動作を図4の第1の実施例における印刷媒体のたわみを検出するタイミングチャートに基づいて図中T1〜T7で表すタイミングにしたがって図1および図2を参照しながら説明する。なお、図4(a)は記録媒体を普通紙とした場合のタイミングチャートであり、図4(b)は記録媒体を普通紙より厚い厚紙、図4(c)は記録媒体を普通紙より薄い薄紙とした場合のタイムングチャートである。
T1:制御部20は、図示しない駆動装置を駆動制御してホッピングローラ14を回転させ、またDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を回転させて記録媒体17をホッピングローラ14により1枚ずつ分離、搬送する。分離、搬送された記録媒体17は、第1の搬送ローラ11まで搬送されるとその第1の搬送ローラ11対により挟持されて第2の搬送ローラ12まで搬送される。
T2:記録媒体17が第2の搬送ローラ12まで搬送されると制御部20は、DCモータ22を駆動制御して第2の搬送ローラ12を回転させるとともにDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を減速させる。
ここで、制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流より大きくして第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度を第1の搬送ローラ11での搬送速度より速くするとともにトルクを与え、第2の搬送ローラ12で記録媒体17を搬送する力を大きくする。なお、記録媒体17の搬送速度を変化させないようにするため、DCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くする。このため、DCモータ21へ供給する電流はDCモータ22へ供給する電流より小さくする。
このようにDCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くするのは、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間で記録媒体17をたわまない状態にしてたわみ検出センサ23と記録媒体17との間の距離を図3に示す距離L3とし、この状態でのDCモータ21およびDCモータ22へ供給する電流値を初期電流値とするためである。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を開始するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光を開始する。レーザー発光部23aから発せられた光は、図3に示すように第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17に照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
たわみ検出センサ23は、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置から図3に示す距離L1を測定し、その距離L1が最も短くなることを検知する。
たわみ検出センサ23で距離L1が最も短くなることを検知すると制御部20は、そのときのDCモータ21へ供給している電流値Iaを初期電流値Isとして記憶部に記憶させる。
T3:たわみ検出センサ23で距離L1(すなわち、図3に示す印刷媒体17aまでの距離L3)が最も短くなることを検知すると制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流と同じにする。このとき、第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度と第1の搬送ローラ11での搬送速度は、所定の搬送速度であり、同じ搬送速度である。
次に、制御部20は、DCモータ21へ供給する電流を徐々に大きくし、回転数とトルクを徐々に上げてDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速くする。このようにして、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17にたわみを生成し、たわみ検出センサ23と記録媒体17との間の距離を図3に示す距離L4とする。なお、DCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速くしたとき、その後のDCモータ21の回転速度は一定に保持してトルクだけを上げるようにする。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を継続するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光も継続している。レーザー発光部23aから発せられた光は、図3に示すように第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17に照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
たわみ検出センサ23は、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置から図3に示す距離L2を測定し、その距離L2が最も長くなることを検知する。
T4:たわみ検出センサ23で距離L2(すなわち、図3に示す印刷媒体17bまでの距離L4)が最も長くなることを検知すると制御部20は、その距離L2を保つためにDCモータ21の回転数をDCモータ22の回転数と同じにし、DCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度と同じになるように減速する。
T5:制御部20は、距離L2を保ちつつ、DCモータ21の回転数がDCモータ22の回転数と同じになったとき、DCモータ21へ供給している電流値Iaを終期電流値Ieとして記憶部に記憶させる。
T6:印刷媒体17の後端が第1の搬送ローラ11を通過すると制御部20は、DCモータ21への電流の供給を停止して第1の搬送ローラ11を停止させる。
T7:印刷媒体17の後端が第2の搬送ローラ12を通過すると制御部20は、DCモータ22への電流の供給を停止して第2の搬送ローラ12を停止させる。
制御部20は、記憶部に記憶した終期電流値Ieと初期電流値Isとの差を算出して印刷媒体17をたわませるに必要な負荷電流値ΔI(負荷電流値ΔI=終期電流値Ie−初期電流値Is)を算出する。
この負荷電流値ΔIは、図4(b)に示すように記録媒体を普通紙より厚い厚紙とした場合は図4(a)に示す普通紙の場合より大きくなり、一方図4(c)に示すように記録媒体を普通紙より薄い薄紙とした場合は、図4(a)に示す普通紙の場合より小さくなる。
制御部20は、算出した負荷電流値ΔIから記録媒体17のメディアウェイトを導出し、メディアウェイト設定を行う。負荷電流値ΔIと記録媒体17のメディアウェイトとの対応を表1に例示する。
例えば、表1に示す環境4において、Lightは0(A)≦負荷電流値ΔI<0.5(A)、M.Lightは0.5(A)≦負荷電流値ΔI<0.7(A)、Mediumは0.7(A)≦負荷電流値ΔI<0.9(A)、Heavyは0.9(A)≦負荷電流値ΔI<1.1(A)、U.Heavyは1.1(A)≦負荷電流値ΔI<1.4(A)のように環境毎に負荷電流値ΔIからメディアウェイトを導出するための閾値が制御部20内の記憶部に予め記憶されている。なお、電流値の単位はA(アンペア)である。
また、これらの環境およびメディアウェイトに適した転写電圧設定値や定着温度設定値を、制御部20内の記憶部に予め記憶してある。例えば、記録媒体17のメディアウェイト「Medium」を基準とした場合、印刷する記録媒体17のメディアウェイトが「Light」と判別された場合は、低い転写電圧と定着温度が設定される。一方、印刷する記録媒体17のメディアウェイトが「U.Heavy」と判別された場合は、高い転写電圧と定着温度が設定される。
なお、「M.Light」等の中間のメディアウェイトが設定されると環境に影響され、「Medium」と同じ転写電圧、および「Medium」よりも低く「Light」よりも高い定着温度が設定される。これらの転写電圧や定着温度は、電子写真プリンタの特性により大きく影響されるため、電子写真プリンタ毎に適宜決定するとよい。
このようにして制御部20は、給紙した記録媒体をたわませるのに必要な負荷電流値からメディアウェイトを導出することにより正確なメディアウェイト設定が可能になり、そのメディアウェイト設定に基づいてその記録媒体に最適な転写電圧設定値や定着温度設定値を決定することができる。
次に、この媒体判別装置の動作を図5の第1の実施例におけるたわみ検出処理を示すフローチャートに基づいて図中Sで表すステップにしたがって図1および図2を参照しながら説明する。
S1a:制御部20は、図示しない駆動装置を駆動制御してホッピングローラ14を回転させ、またDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を回転させて記録媒体17をホッピングローラ14により1枚ずつ分離、搬送する。分離、搬送された記録媒体17は、第1の搬送ローラ11まで搬送されるとその第1の搬送ローラ11対により挟持されて第2の搬送ローラ12まで搬送される。
S2a:記録媒体17が第2の搬送ローラ12まで搬送されると制御部20は、DCモータ22を駆動制御して第2の搬送ローラ12を回転させるとともにDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を減速させる。
ここで、制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流より大きくして第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度を第1の搬送ローラ11での搬送速度より速くするとともにトルクを与え、第2の搬送ローラ12で記録媒体17を搬送する力を大きくする。なお、記録媒体17の搬送速度を変化させないようにするため、DCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くする。このため、DCモータ21へ供給する電流はDCモータ22へ供給する電流より小さくする。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を開始するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光を開始する。レーザー発光部23aから発せられた光は、図3に示すように第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17に照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
S3a:制御部20は、たわみ検出センサ23により、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置に基づいて図3に示す距離L1を測定し、その距離L1が最も短くなることを検知するまで待機する。
S4a:たわみ検出センサ23で距離L1が最も短くなることを検知すると制御部20は、そのときのDCモータ21へ供給している電流値Iaを初期電流値Isとして記憶部に記憶させる。
S5a:たわみ検出センサ23で距離L1が最も短くなることを検知すると制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流と同じにして搬送速度を減速する。このとき、第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度と第1の搬送ローラ11での搬送速度は、所定の搬送速度であり、同じ搬送速度である。
次に、制御部20は、DCモータ21へ供給する電流を徐々に大きくし、回転数とトルクを徐々に上げてDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速くする。このようにして、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17にたわみを生成し、たわみ検出センサ23と記録媒体17との間の距離を図3に示す距離L4とする。なお、DCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速くしたとき、その後のDCモータ21の回転速度は一定に保持してトルクだけを上げるようにする。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を継続するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光も継続している。レーザー発光部23aから発せられた光は、図3に示すように第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17に照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
S6a:制御部20は、たわみ検出センサ23により、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置に基づいて図3に示す距離L2を測定し、その距離L2が最も長くなることを検知するまで待機する。
S7a:たわみ検出センサ23で距離L2が最も長くなることを検知すると制御部20は、その距離L2を保つためにDCモータ21の回転数をDCモータ22の回転数と同じにし、DCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度と同じになるように減速する。
S8a:制御部20は、距離L2を保ちつつ、DCモータ21の回転数がDCモータ22の回転数と同じになったとき、DCモータ21へ供給している電流値Iaを終期電流値Ieとして記憶部に記憶させる。
S9a:印刷媒体17の後端が第1の搬送ローラ11を通過すると制御部20は、DCモータ21への電流の供給を停止して第1の搬送ローラ11を停止させる。
S10a:印刷媒体17の後端が第2の搬送ローラ12を通過すると制御部20は、DCモータ22への電流の供給を停止して第2の搬送ローラ12を停止させる。
S11a:制御部20は、記憶部に記憶した終期電流値Ieと初期電流値Isとの差を算出して印刷媒体17をたわませるに必要な負荷電流値ΔI(負荷電流値ΔI=終期電流値Ie−初期電流値Is)を算出する。
S12a:制御部20は、算出した負荷電流値ΔIから記録媒体17のメディアウェイトを導出し、メディアウェイト設定を行う。なお、負荷電流値ΔIから記録媒体17のメディアウェイトを導出する方法は、上述した負荷電流値ΔIと記録媒体17のメディアウェイトとの対応に基づいて導出するものとする。
本実施例では、記録媒体17の搬送を停止させずに記憶媒体17のメディアウェイトを判別する構成としたが、記録媒体17の搬送を停止させて記憶媒体17のメディアウェイトを判別する構成としてもよい。その変形例を以下に説明する。
図4のT3において、制御部20は、DCモータ21およびDCモータ22への電流の供給を停止して第2の搬送ローラ12の回転を停止させる回転停止手段により、第2の搬送ローラ12の回転を完全に停止させる。
次に、制御部20は、DCモータ21へ電流を供給する。このとき、DCモータ21へ供給する電流は、停止状態から徐々に増加させていく。なお、制御部20は、DCモータ21の回転速度が一定になるように制御し、DCモータ21のトルクを増加させる制御とする。このようにして記録媒体17にたわみを形成させる。
図4のT4において、たわみ検出センサ23で距離L2が最も長くなることを検知すると制御部20は、そのときのDCモータ21へ供給している電流値Iaから記録媒体17のメディアウェイトを判別することができる。
本変形例の制御方法では、記録媒体の平均搬送速度を低下させてしまう一方、各DCモータを簡易的に制御できる点で第1の実施例の制御方法より優れている。
以上説明したように、第1の実施例では、給紙した記録媒体をたわませるのに必要な負荷電流値からメディアウェイトを導出するようにしたことにより、正確な記録媒体のメディアウェイト設定が可能になるという効果が得られる。
また、導出したメディアウェイトに基づいてその記録媒体に最適な転写電圧設定値や定着温度設定値を決定することができるという効果が得られる。
さらに、ユーザの操作によるメディアウェイト設定が不要になり、ユーザの利便性が向上するという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、媒体判別装置の構成が第1の実施例と異なるものである。その媒体判別装置の構成を図6の第2の実施例における媒体判別装置の構成を示す概略側面図に基づいて説明する。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6において、媒体判別装置100は、第1のローラ対である第1の搬送ローラ11と第2のローラ対である第2の搬送ローラ12とで印刷媒体を搬送する媒体搬送経路が形成され、その媒体搬送経路は、印刷媒体の搬送方向に湾曲した内側の搬送ガイド24aおよび外側の搬送ガイド24cならびに搬送ガイド24dにより、第1の搬送ローラ11から送り出された印刷媒体を第2の搬送ローラ12へ案内するように形成されている。この搬送ガイド24aと搬送ガイド24cならびに搬送ガイド24dとの間には所定の空間が形成されるように配置されている。
本実施例では、第2の搬送ローラ12で印刷媒体が搬送される方向は、第1の搬送ローラ11で印刷媒体が搬送される方向と直交する方向であり、搬送ガイド24aおよび搬送ガイド24cならびに搬送ガイド24dは、第1の搬送ローラ11で搬送された印刷媒体の搬送方向を90度転換して第2の搬送ローラ12へ案内するように形成されている。
また、搬送ガイド24aと搬送ガイド24cならびに搬送ガイド24dとは、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との略中央部で、その間隔が最も大きくなるように湾曲部が形成されて空間が保持されている。したがって、この空間により、第1の搬送ローラ11および第2の搬送ローラ12により搬送される印刷媒体がたわむことができるようになっている。
さらに、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との略中央部の壁面を形成する搬送ガイド24cならびに搬送ガイド24d側に、たわんだ印刷媒体の凸部が当接する押圧板25が移動可能に配置され、その押圧板25はフレーム27に取り付けられた弾性部材としてのバネ26で搬送ガイド24a側(媒体搬送経路側)に付勢されている。
したがって、たわんだ印刷媒体の押圧力により押圧板25は、湾曲した媒体搬送経路の外側である搬送ガイド24cならびに搬送ガイド24d側に移動するようになっている。
また、記録媒体にたわみが形成されたことを検知するために、光学センサを用いた押圧板25との距離を測定して押圧板25の移動距離を測定する押圧板移動距離測定部としてのたわみ検出センサ23が第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間の湾曲した媒体搬送経路の外側に配設されている。このたわみ検出センサ23は、発光部としてのレーザー発光部23aおよび受光部としてのCCDセンサ23bで構成され、制御部20により制御される。
ここで、たわみ検出センサ23を図7の第2の実施例におけるたわみ検出センサの構成を示す説明図に基づいて説明する。
図7において、レーザー発光部23aは、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との略中央部に配置された押圧板25に光を所定の角度で照射し、CCDセンサ23bは、その押圧板25で反射された光を受光するように印刷媒体17の媒体搬送経路の近傍に配置されている。なお、図7では説明の都合上、湾曲している内側の搬送ガイド24aおよび外側の搬送ガイド24c、dを直線状に記載している。
CCDセンサ23bは、複数の受光素子231bが所定の間隔を保持して配列されて構成され、押圧板25で反射された光を受光する受光素子231bの位置を検知し、基準となるCCDセンサ23bの端部から受光を検知した受光素子231bまでの距離に基づいてたわみ検出センサ23から押圧板25までの距離を測定することができるようになっている。
図7に示す押圧板25aは、搬送される印刷媒体17が当接していない状態を示しており、距離L8は、たわみ検出センサ23から押圧板25aまでの距離であり、距離L6は、基準となるCCDセンサ23bの端部から押圧板25aで反射された光の受光を検知した受光素子231bまでの距離を示している。
一方、押圧板25bは、たわんだ印刷媒体17が当接した状態を示しており、距離L7は、たわみ検出センサ23から押圧板25bまでの距離であり、距離L5は、基準となるCCDセンサ23bの端部から押圧板25bで反射された光の受光を検知した受光素子231bまでの距離を示している。
なお、図6に示す第1の搬送ローラ11の回転速度を第2の搬送ローラ12の回転速度より速くすることにより、搬送される印刷媒体にたわみを形成し、そのたわんだ印刷媒体を押圧板25に当接させることができる。
上述した構成の作用について説明する。なお、画像形成装置の動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
媒体判別装置の動作を図8の第2の実施例における印刷媒体のたわみを検出するタイミングチャートに基づいて図中T21〜T25で表すタイミングにしたがって図6および図2を参照しながら説明する。
T21:制御部20は、図示しない駆動装置を駆動制御してホッピングローラ14を回転させ、またDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を回転させて記録媒体17をホッピングローラ14により1枚ずつ分離、搬送する。分離、搬送された記録媒体17は、第1の搬送ローラ11まで搬送されるとその第1の搬送ローラ11対により挟持されて第2の搬送ローラ12まで搬送される。
T22:記録媒体17が第2の搬送ローラ12まで搬送されると制御部20は、DCモータ22を駆動制御して第2の搬送ローラ12を回転させるとともにDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を減速させる。
ここで、制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流より大きくして第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度を第1の搬送ローラ11での搬送速度より速くするとともにトルクを与え、第2の搬送ローラ12で記録媒体17を搬送する力を大きくする。なお、記録媒体17の搬送速度を変化させないようにするため、DCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くする。このため、DCモータ21へ供給する電流はDCモータ22へ供給する電流より小さくする。
このようにDCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くするのは、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間で記録媒体17をたわまない状態にしてたわみ検出センサ23と押圧板25との間の距離を図7に示す距離L8(押圧板25の基準となる位置)にするためである。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を開始するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光を開始する。レーザー発光部23aから発せられた光は、図7に示すように押圧板25aに照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
たわみ検出センサ23は、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置から図7に示す距離L6を測定し、その距離L6が最も長くなることを検知する。
たわみ検出センサ23で距離L6が最も長くなることを検知すると制御部20は、そのときの距離L6を記憶部に記憶させる。このとき、制御部20は、測定された距離L6の最大値を除く5個の値を平均した値を記憶部に記憶させるものとする。
T23:たわみ検出センサ23で距離L6(すなわち、図7に示す押圧板25aまでの距離L8)が最も長くなることを検知すると制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流と同じにする。このとき、第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度と第1の搬送ローラ11での搬送速度は、所定の搬送速度であり、同じ搬送速度である。
次に、制御部20は、DCモータ21へ供給する電流を大きくし、回転数とトルクを上げてDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速い所定の回転速度にする。このようにして、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17にたわみを生成し、たわみ検出センサ23と、たわんだ記録媒体17で押圧された押圧板25bとの間の距離を図7に示す距離L7とする。なお、DCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速い所定の回転速度にしたとき、その後のDCモータ21の回転速度は一定に保持してトルクだけを上げるようにする。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を継続するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光も継続している。レーザー発光部23aから発せられた光は、図7に示すようにたわんだ記録媒体17で押圧された押圧板25bに照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
たわみ検出センサ23は、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置から図7に示す距離L5を測定し、その距離L5が最も短くなることを検知する。
T24:たわみ検出センサ23で距離L5(すなわち、図7に示す押圧板25bまでの距離L7)が最も短くなることを検知すると制御部20は、そのときの距離L5を記憶部に記憶させる。このとき、制御部20は、測定された距離L5の最小値を除く5個の値を平均した値を記憶部に記憶させるものとする。
また、印刷媒体17の後端が第1の搬送ローラ11を通過すると制御部20は、DCモータ21への電流の供給を停止して第1の搬送ローラ11を停止させる。
T25:印刷媒体17の後端が第2の搬送ローラ12を通過すると制御部20は、DCモータ22への電流の供給を停止して第2の搬送ローラ12を停止させる。
制御部20は、記憶部に記憶した距離L6と距離L5との差を算出してたわんだ印刷媒体17により押圧板25が移動した距離ΔL(押圧板移動距離ΔL=距離L6−距離L5)を算出する。
この押圧板移動距離ΔLは、記録媒体を普通紙より厚い厚紙とした場合、押圧板25を押圧する力が強くなるため普通紙の場合より大きくなり、一方、記録媒体を普通紙より薄い薄紙とした場合、押圧板25を押圧する力が弱くなるため普通紙の場合より小さくなる。
制御部20は、算出した押圧板移動距離ΔLから記録媒体17のメディアウェイトを導出し、メディアウェイト設定を行う。押圧板移動距離ΔLと記録媒体17のメディアウェイトとの対応を表2に例示する。
例えば、表2に示す環境4において、Lightは0(mm)≦押圧板移動距離ΔL<4(mm)、M.Lightは4(mm)≦押圧板移動距離ΔL<6(mm)、Mediumは6(mm)≦押圧板移動距離ΔL<7(mm)、Heavyは7(mm)≦押圧板移動距離ΔL<9(mm)、U.Heavyは9(mm)≦押圧板移動距離ΔL<11(mm)のように環境毎に押圧板移動距離ΔLからメディアウェイトを導出するための閾値が制御部20内の記憶部に予め記憶されている。なお、距離の単位はmm(ミリメートル)である。
また、これらの環境およびメディアウェイトに適した転写電圧設定値や定着温度設定値を、制御部20内の記憶部に予め記憶してある。例えば、記録媒体17のメディアウェイト「Medium」を基準とした場合、印刷する記録媒体17のメディアウェイトが「Light」と判別された場合は、低い転写電圧と定着温度が設定される。一方、印刷する記録媒体17のメディアウェイトが「U.Heavy」と判別された場合は、高い転写電圧と定着温度が設定される。
なお、「M.Light」等の中間のメディアウェイトが設定されると環境に影響され、「Medium」と同じ転写電圧、および「Medium」よりも低く「Light」よりも高い定着温度が設定される。これらの転写電圧や定着温度は、電子写真プリンタの特性により大きく影響されるため、電子写真プリンタ毎に適宜決定するとよい。
このようにして制御部20は、給紙した記録媒体をたわませ、その記録媒体により押圧された押圧板の移動距離からメディアウェイトを導出し、導出したメディアウェイトに基づいてその記録媒体に最適な転写電圧設定値や定着温度設定値を決定することができる。本実施例では、たわませた記録媒体が直接作用する押圧板25の移動距離からメディアウェイトを導出するため、より高い精度でメディアウェイトを導出することができる。
次に、この媒体判別装置の動作を図9の第2の実施例におけるたわみ検出処理を示すフローチャートに基づいて図中Sで表すステップにしたがって図2および図6を参照しながら説明する。
S1b:図5におけるS1aと同様の処理なので説明を省略する。
S2b:記録媒体17が第2の搬送ローラ12まで搬送されると制御部20は、DCモータ22を駆動制御して第2の搬送ローラ12を回転させるとともにDCモータ21を駆動制御して第1の搬送ローラ11を減速させる。
ここで、制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流より大きくして第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度を第1の搬送ローラ11での搬送速度より速くするとともにトルクを与え、第2の搬送ローラ12で記録媒体17を搬送する力を大きくする。なお、記録媒体17の搬送速度を変化させないようにするため、DCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くする。このため、DCモータ21へ供給する電流はDCモータ22へ供給する電流より小さくする。
このようにDCモータ22のトルクをDCモータ21のトルクより大きくし、またDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より遅くするのは、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間で記録媒体17をたわまない状態にしてたわみ検出センサ23と押圧板25aとの間の距離を図7に示す距離L8(押圧板25の基準となる位置)にするためである。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を開始するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光を開始する。レーザー発光部23aから発せられた光は、図7に示すように押圧板25aに照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
S3b:制御部20は、たわみ検出センサ23により、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置から図7に示す距離L6を測定し、その距離L6が最も長くなることを検知するまで待機する。
S4b:たわみ検出センサ23で距離L6が最も長くなることを検知すると制御部20は、そのときの距離L6を記憶部に記憶させる。このとき、制御部20は、測定された距離L6の最大値を除く5個の値を平均した値を記憶部に記憶させるものとする。
S5b:たわみ検出センサ23で距離L6が最も長くなることを検知すると制御部20の駆動制御により、DCモータ22へ供給する電流をDCモータ21へ供給する電流と同じにする。このとき、第2の搬送ローラ12での記録媒体17の搬送速度と第1の搬送ローラ11での搬送速度は、所定の搬送速度であり、同じ搬送速度である。
次に、制御部20は、DCモータ21へ供給する電流を大きくし、回転数とトルクを上げてDCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速くする。このようにして、第1の搬送ローラ11と第2の搬送ローラ12との間に搬送された記録媒体17にたわみを生成し、たわみ検出センサ23と、たわんだ記録媒体17で押圧された押圧板25bとの間の距離を図7に示す距離L7とする。なお、DCモータ21の回転速度をDCモータ22の回転速度より速くしたとき、その後のDCモータ21の回転速度は一定に保持してトルクだけを上げるようにする。
また、制御部20は、たわみ検出センサ23のレーザー発光部23aの発光を継続するとともにCCDセンサ23bでその反射光の受光も継続している。レーザー発光部23aから発せられた光は、図7に示すようにたわんだ記録媒体17で押圧された押圧板25bに照射され、その反射光がCCDセンサ23bの受光素子231bで受光される。
S6b:制御部20は、たわみ検出センサ23により、反射光を受光した受光素子231bが配置されている位置から図7に示す距離L5を測定し、その距離L5が最も短くなることを検知するまで待機する。
S7b:たわみ検出センサ23で距離L5が最も短くなることを検知すると制御部20は、そのときの距離L5を記憶部に記憶させる。このとき、制御部20は、測定された距離L5の最小値を除く5個の値を平均した値を記憶部に記憶させるものとする。
S8b:また、印刷媒体17の後端が第1の搬送ローラ11を通過すると制御部20は、DCモータ21への電流の供給を停止して第1の搬送ローラ11を停止させる。
S9b:印刷媒体17の後端が第2の搬送ローラ12を通過すると制御部20は、DCモータ22への電流の供給を停止して第2の搬送ローラ12を停止させる。
S10b:制御部20は、記憶部に記憶した距離L6と距離L5との差を算出してたわんだ印刷媒体17により押圧板25が移動した距離ΔL(押圧板移動距離ΔL=距離L6−距離L5)を算出する。
この押圧板移動距離ΔLは、記録媒体を普通紙より厚い厚紙とした場合、押圧板25を押圧する力が強くなるため普通紙の場合より大きくなり、一方、記録媒体を普通紙より薄い薄紙とした場合、押圧板25を押圧する力が弱くなるため普通紙の場合より小さくなる。
S11b:制御部20は、算出した押圧板移動距離ΔLから記録媒体17のメディアウェイトを導出し、メディアウェイト設定を行う。なお、押圧板移動距離ΔLから記録媒体17のメディアウェイトを導出する方法は、上述した押圧板移動距離ΔLと記録媒体17のメディアウェイトとの対応に基づいて導出するものとする。
本実施例では、記録媒体17の搬送を停止させずに記憶媒体17のメディアウェイトを判別する構成としたが、記録媒体17の搬送を停止させて記憶媒体17のメディアウェイトを判別する構成としてもよいのは第1の実施例と同様である。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、給紙した記録媒体をたわませ、その記録媒体により押圧された押圧板の移動距離からメディアウェイトを導出するようにしたことにより、より精度の高いメディアウェイト設定が可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置を電子写真プリンタとして説明したが、それに限られることなく、直接転写プリンタとしてもよく、また電子写真方式を採用しているファクシミリ、複写機、複合機(MFP)等としてもよい。
1 画像形成装置
2 帯電器
3 露光器
4 現像器
5 感光ドラム
6 転写ローラ
7 転写ベルト
10 定着器
11 第1の搬送ローラ
12 第2の搬送ローラ
20 制御部
21、22 DCモータ
23 たわみ検出センサ
24a〜24d 搬送ガイド
100 媒体判別装置
2 帯電器
3 露光器
4 現像器
5 感光ドラム
6 転写ローラ
7 転写ベルト
10 定着器
11 第1の搬送ローラ
12 第2の搬送ローラ
20 制御部
21、22 DCモータ
23 たわみ検出センサ
24a〜24d 搬送ガイド
100 媒体判別装置
Claims (8)
- 媒体を搬送する第1のローラ対と、
前記第1のローラ対を回転させる第1の駆動部と、
前記媒体搬送方向における前記第1のローラ対の下流に配設される第2のローラ対と、
前記第2のローラ対を回転させる第2の駆動部と、
前記第1の駆動部および前記第2の駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、
前記第1のローラ対と前記第2のローラ対との間の媒体搬送経路に向けて配設され、前記媒体までの距離を測定する距離測定部と、
前記駆動制御部および前記距離測定部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記駆動制御部により前記第1の駆動部および前記第2の駆動部へ供給する電流を増加させ、前記第1のローラ対の回転速度を前記第2のローラ対の回転速度より速くするとともに前記第1のローラ対の駆動力を強めて前記第1のローラ対および前記第2のローラ対で搬送される媒体をたわませ、
前記距離測定部により測定される該媒体までの距離が、所定の距離になったときの前記第1の駆動部へ供給している電流値から前記媒体の種類を判別することを特徴とする媒体判別装置。 - 請求項1の媒体判別装置において、
前記第1の駆動部へ供給する電流値に対応させて前記媒体の種類を予め記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記第1の駆動部へ供給している電流値に基づいて前記記憶部から前記媒体の種類を導出することを特徴とする媒体判別装置。 - 請求項1または請求項2の媒体判別装置において、
前記距離測定部により測定される該媒体までの距離が所定の距離になったとき、
前記制御部は、前記第2のローラ対の回転速度を前記第1のローラ対の回転速度と同速度にすることを特徴とする媒体判別装置。 - 媒体を搬送する第1のローラ対と、
前記第1のローラ対を回転させる第1の駆動部と、
前記媒体搬送方向における前記第1のローラ対の下流に配設される第2のローラ対と、
前記第2のローラ対を回転させる第2の駆動部と、
前記第1の駆動部および前記第2の駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、
前記第1のローラ対と前記第2のローラ対との間の媒体搬送経路の壁面に配設され、前記媒体搬送路方向へ付勢された移動可能な押圧板と、
前記押圧板の移動距離を測定する押圧板移動距離測定部と、
前記駆動制御部および前記押圧板移動距離測定部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記駆動制御部により前記第1の駆動部および前記第2の駆動部へ供給する電流を増加させ、前記第1のローラ対の回転速度を前記第2のローラ対の回転速度より速くするとともに前記第1のローラ対の駆動力を強めて前記第1のローラ対および前記第2のローラ対で搬送される媒体をたわませ、
前記押圧板移動距離測定部により該媒体が当接して前記押圧板が移動する距離を測定し、前記押圧板の移動距離から前記媒体の種類を判別することを特徴とする媒体判別装置。 - 請求項4の媒体判別装置において、
前記押圧板の移動距離に対応させて前記媒体の種類を予め記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記押圧板の移動距離に基づいて前記記憶部から前記媒体の種類を導出することを特徴とする媒体判別装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項の媒体判別装置において、
前記制御部は、
前記第1のローラ対および前記第2のローラ対で媒体を搬送しているときに、
前記駆動制御部により前記第1の駆動部および前記第2の駆動部へ供給する電流を増加させて前記第1のローラ対および前記第2のローラ対で搬送される媒体をたわませることを特徴とする媒体判別装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項の媒体判別装置において、
前記媒体搬送経路は、前記媒体の搬送方向に湾曲した複数の搬送ガイドで形成され、内側の前記搬送ガイドと外側の前記搬送ガイドとの間に前記媒体をたわませる空間を形成したことを特徴とする媒体判別装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項の媒体判別装置を備え、
前記媒体判別装置が判別した媒体の種類に基づいて印刷制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009205372A JP2011057298A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 媒体判別装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009205372A JP2011057298A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 媒体判別装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011057298A true JP2011057298A (ja) | 2011-03-24 |
Family
ID=43945428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009205372A Pending JP2011057298A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 媒体判別装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011057298A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014241521A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 株式会社東芝 | 画像読取装置及び消去装置 |
-
2009
- 2009-09-04 JP JP2009205372A patent/JP2011057298A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014241521A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 株式会社東芝 | 画像読取装置及び消去装置 |
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