JP2011056526A - Press device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プレス装置に関する。 The present invention relates to a press apparatus.
従来、パイプ・板等の素材にプレス成形を施して、素材を略V字形状に変形させるプレス装置は公知である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、上記プレス装置は、素材(パイプ)110を支持するダイス120、及びダイス120に向けて移動(下降)可能に支持されるポンチ130を備え、パイプ110を支持しているダイス120に向けてポンチ130を下降することにより、パイプ110を、略V字形状に形成されるダイス120の成形面とポンチ130の成形面とで挟んでプレスして略V字形状に変形させる。
なお、ポンチ130は、パイプ110のプレス時における下降している状態にて、ポンチ130の成形面とダイス120の成形面との距離に、プレス成形対象となるパイプ110の厚み寸法の倍の長さになる部分が発生したとき、下降を停止する。そして、このようにポンチ130が下降を停止したときのポンチ130の位置が、ポンチの下死点となる。
2. Description of the Related Art Conventionally, a press apparatus that performs press molding on a material such as a pipe or a plate and deforms the material into a substantially V shape is known.
As shown in FIGS. 6A and 6B, the pressing device includes a
The
しかし、同一種類のパイプであっても、一般的に製造誤差があるので、厚み寸法がパイプ毎に僅かに異なっている。これにより、各パイプのプレス時にて、ポンチ130が下死点に到達したとき、ポンチ130の成形面とダイス120の成形面との距離について、すべての部分がプレス成形対象となるパイプの厚み寸法の倍の長さにならず、ポンチ130の成形面・当該パイプ・ダイス120の成形面間に隙間が発生することがある。
However, even for the same type of pipe, there is generally a manufacturing error, so the thickness dimension is slightly different for each pipe. As a result, when the
例えば、略V字形状に傾斜するダイス120の成形面及びポンチ130の成形面の水平面に対する傾斜角を60°とし、パイプの狙った厚み寸法を「t」とし、製造誤差を「α」とする。
そして、図6及び図7に示すように、厚み寸法「t」のパイプ110にプレス成形を施す場合に、ポンチ130が下死点に到達したとき、ポンチ130の成形面とダイス120の成形面との距離がすべての部分でパイプ110の厚み寸法の倍の長さの「2t」になるように、ポンチ130の成形面およびダイス120の成形面の形状を設定する。
つまり、ポンチ130が下死点に到達したとき、ポンチ130の成形面・パイプ110・ダイス120の成形面間には隙間が発生せず、ポンチ130の成形面・パイプ110・ダイス120の成形面が順に密接した状態になり、これにより、パイプ110が略全体的に、ポンチ130の成形面及びダイス120の成形面によって、隙間無く挟まれて厚み方向内方にプレスされる(厚み方向に圧縮力が付加される)ように、ポンチ130の成形面およびダイス120の成形面の形状を設定する(図7、及び図6(b)の太線矢印参照)。
For example, the angle of inclination of the molding surface of the
As shown in FIGS. 6 and 7, when press forming is performed on the
That is, when the
このように形成されるポンチ130及びダイス120を用いて、図8(a)に示すように、厚み寸法が「t+α」である大パイプ140にプレス成形を施す場合には、ポンチ130左部の成形面とダイス120との距離、及びポンチ130右部の成形面とダイス120の成形面との距離が、それぞれ大パイプ140の厚み寸法の倍の「2(t+α)」となるときに、ポンチ130が下死点に到達して、下降を停止する。
このとき、ポンチ130左部の成形面・大パイプ140の左部・ダイス120の成形面間には隙間が発生しないので、大パイプ140の左部は、ポンチ130左部の成形面及びダイス120の成形面によって、上記圧縮力が付加される。
また、ポンチ130右部の成形面・大パイプ140の右部・ダイス120の成形面間についても隙間が発生しないので、大パイプ140の右部は、ポンチ130右部の成形面及びダイス120の成形面によって、上記圧縮力が付加される。
これに対し、ポンチ130中央部の成形面・大パイプ140の中央部・ダイス120の成形面間については、大パイプ140の中央部の内側に寸法「2α」の隙間が発生する。
詳細に説明すると、大パイプ140をプレスするとき、ポンチ130の下死点の位置は、パイプ110をプレスするときに比べて「4α」だけ高くなる(図7(b)及び図8(a)参照)。これにより、ポンチ130中央部の成形面とダイス120の成形面との距離が、「2t+4α」になり、大パイプ140の厚み寸法の倍の長さの「2(t+α)」よりも「2α」だけ大きくなり、大パイプ140の中央部の内側に寸法「2α」の隙間が発生する。従って、大パイプ140の中央部は、ポンチ130中央部の成形面及びダイス120の成形面によって、上記圧縮力が付加されない。
このように、大パイプ140の厚み寸法が平均値よりも大きい場合、大パイプ140のプレス時にて、ポンチ130が下死点に到達したとき、大パイプ140の左部及び右部は、上記圧縮力が付加される。これに対し、大パイプ140の中央部は、上記圧縮力が付加されない。
When press forming the
At this time, there is no gap between the left molding surface of the
Further, since there is no gap between the forming surface of the right part of the
On the other hand, a gap with a dimension “2α” is generated inside the central portion of the
More specifically, when the
Thus, when the thickness dimension of the
また、図8(b)に示すように、厚み寸法が「t−α」である小パイプ150にプレス成形を施す場合、小パイプ150のプレス時にて、ポンチ130が下死点に到達したとき、ポンチ130中央部の成形面・小パイプ150の中央部・ダイス120の成形面間には隙間が発生しない。これにより、小パイプ150の中央部は、ポンチ130中央部の成形面及びダイス120の成形面によって、上記圧縮力が付加される。
これに対し、ポンチ130左部/右部の成形面・小パイプ150の左部/右部・ダイス120の成形面間については、小パイプ150の左部/右部の内側に隙間「α」がそれぞれ発生する。これにより、小パイプ150の左部/右部は、ポンチ130左部/右部の成形面及びダイス120の成形面によって、上記圧縮力が付加されない。
Further, as shown in FIG. 8B, when the
On the other hand, between the left / right molding surface of the
以上のように、同一種類のパイプであっても、製造誤差によってパイプ毎に厚み寸法が僅かに異なり、これによりパイプのプレス時にて、ポンチ130が下死点に到達したとき、上記隙間が発生して、上記圧縮力が付加されない部分が発生することがある。
そして、プレス時にて、ポンチ130が下死点に到達したときに、パイプに上記圧縮力が付加されない部分があるとき、プレス成形後のパイプ(製品)のスプリングバック量が増加するので、製品の精度のバラツキが大きくなるという問題が発生する。
As described above, even for the same type of pipe, the thickness dimension varies slightly from pipe to pipe due to manufacturing errors, and this causes the gap when the
When the
なお、特許文献1には、ポンチが中央部、左部、及び右部に分割されており、ポンチ中央部がポンチ左部及びポンチ右部に対し上下に可動である工具が記載されている。
そこで、特許文献1に記載の工具のポンチを用いて、以下のようにして上記隙間の発生を抑える構成が考えられる。
まず、作業者等が、プレス成形対象となるパイプの製造誤差に応じて、ポンチ中央部をポンチ左部及びポンチ右部に対して適宜上下動させる。そして、このようにポンチ中央部を適宜上下動させた状態のポンチを用いてパイプにプレス成形を施し、これにより上記隙間の発生を抑制する。
例えば、図8(a)に示すポンチ130の場合、ポンチ130中央部をポンチ130左部及びポンチ130右部に対して「α」だけ下方移動させて、この状態のポンチ130を下死点まで下降させ、これにより大パイプ140の中央部の内側に寸法「α」の隙間が発生しないようにする。
Patent Document 1 describes a tool in which a punch is divided into a central part, a left part, and a right part, and the central part of the punch is movable up and down with respect to the left and right punch parts.
Therefore, a configuration that suppresses the generation of the gap as described below using the punch of the tool described in Patent Document 1 is conceivable.
First, an operator or the like appropriately moves the punch center part up and down with respect to the punch left part and the punch right part according to the manufacturing error of the pipe to be press formed. Then, the pipe is press-molded by using the punch in a state where the punch central portion is appropriately moved up and down as described above, thereby suppressing the generation of the gap.
For example, in the case of the
しかし、パイプ毎に、製造誤差を考慮して、ポンチ中央部の上下動量を調整する必要があるので、煩雑な作業を要する。従って、上記したパイプの製造誤差に応じてポンチ中央部を上下動させる構成を採用することは現実的には困難である。 However, since it is necessary to adjust the vertical movement amount of the central portion of the punch in consideration of a manufacturing error for each pipe, complicated work is required. Therefore, it is practically difficult to adopt a configuration in which the punch central portion is moved up and down in accordance with the manufacturing error of the pipe.
本発明は、プレス成形を施した素材の精度のバラツキを抑えることが可能なプレス装置を提供する。 The present invention provides a press apparatus capable of suppressing variations in accuracy of a material subjected to press molding.
請求項1に記載のプレス装置は、素材を支持するダイス、及び前記ダイスに向けて移動可能に支持されるポンチを備え、前記素材を支持している前記ダイスに向けて前記ポンチを移動することにより、前記素材を前記ダイスと前記ポンチとで挟んでプレスしてV字形状又はU字形状に変形させるプレス装置であって、前記ポンチは、前記素材の一部分をプレスする第一ポンチ、及び前記素材における前記一部分とは異なる部分をプレスする第二ポンチを有し、前記第一ポンチ及び第二ポンチは、一体的に移動し、前記ポンチは、前記素材を前記ダイスとで挟んでプレスする際、前記ポンチの下死点に到達した状態にて、前記素材を介して加えられる押圧力によって圧縮され、前記第一ポンチの圧縮量が、前記第二ポンチの圧縮量よりも大きい。 The press apparatus according to claim 1, comprising a die that supports a material, and a punch that is movably supported toward the die, and moves the punch toward the die that supports the material. Thus, the press is sandwiched between the die and the punch and pressed into a V shape or a U shape. The punch is a first punch that presses a part of the material, and the punch A second punch that presses a portion of the material that is different from the portion, the first punch and the second punch move together, and the punch presses the material between the dies. In a state where the punch reaches the bottom dead center, it is compressed by a pressing force applied through the material, and the compression amount of the first punch is larger than the compression amount of the second punch.
請求項2に記載のプレス装置においては、前記素材はパイプ形状の部材であり、前記第一ポンチは、前記第二ポンチよりも移動方向に突出して配置され、前記ポンチが前記素材を支持している前記ダイスに向けて移動する場合に、前記第二ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法の倍の長さになる位置に到達するまでに、前記第二ポンチと一体的に移動する前記第一ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法の倍の長さになる位置に到達して、前記素材を介して加えられる当該移動に抗する押圧力によって圧縮される。
In the press apparatus according to
請求項3に記載のプレス装置においては、前記素材は板形状の部材であり、前記第一ポンチは、前記第二ポンチよりも移動方向に突出して配置され、前記ポンチが前記素材を支持している前記ダイスに向けて移動する場合に、前記第二ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法と同じ長さになる位置に到達するまでに、前記第二ポンチと一体的に移動する前記第一ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法と同じ長さになる位置に到達して、前記素材を介して加えられる当該移動に抗する押圧力によって圧縮される。
In the press apparatus according to
請求項4に記載のプレス装置においては、前記第一ポンチは、前記第二ポンチよりもヤング率の低い材料、もしくは、圧縮量の大きい材料で構成される。 According to a fourth aspect of the present invention, the first punch is made of a material having a Young's modulus lower than that of the second punch or a material having a large compression amount.
請求項5に記載のプレス装置においては、前記ダイスの前記ポンチに対向する面には、V字形状又はU字形状に凹むダイス成形面が形成され、前記第二ポンチは、前記第一ポンチを間に挟んで対向配置される第三ポンチ及び第四ポンチに分割されており、前記第一ポンチ、第三ポンチ、及び第四ポンチには、全体として前記ダイス成形面に応じたV字形状又はU字形状に連なる成形面がそれぞれ形成され、前記第一ポンチの成形面は、前記第三ポンチの成形面及び前記第四ポンチの成形面よりも移動方向に突出して配置される。
In the press device according to
本発明によれば、プレス成形を施した素材の精度のバラツキを抑えることが可能である。 According to the present invention, it is possible to suppress variations in accuracy of a press-formed material.
以下に、本発明に係るプレス装置の実施の一形態であるプレス装置1について説明する。 Below, the press apparatus 1 which is one Embodiment of the press apparatus which concerns on this invention is demonstrated.
プレス装置1は、鉄を主成分とするパイプにプレス成形を施して、パイプを略V字形状(又は略U字形状)に変形させ、パイプから略V字形状のトーションビームを製造する。 The press apparatus 1 press-forms a pipe containing iron as a main component, deforms the pipe into a substantially V shape (or a substantially U shape), and manufactures a substantially V-shaped torsion beam from the pipe.
トーションビームは、自動車のサスペンション形式の一つであるトーションビーム式サスペンションの構成部材であり、左車輪を回転可能に支持する左トレーリングアームと、右車輪を回転可能に支持する右トレーリングアームと、を連結する部材であり、車体の過度の揺れ等を抑制する。 The torsion beam is a component of a torsion beam type suspension that is one of the suspension types of automobiles, and includes a left trailing arm that rotatably supports the left wheel and a right trailing arm that rotatably supports the right wheel. This is a connecting member that suppresses excessive shaking of the vehicle body.
図1及び図2に示すように、プレス装置1は、ポンチ11、応力分散ブロック12、フレーム13・14、及びパッド15・16を含む可動部10、並びに固定部として構成されるダイス20を備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the pressing device 1 includes a
プレス装置1は、可動部10のポンチ11とダイス20とでパイプAを挟んでプレスする。なお、パイプAの厚み寸法をTとする。
パイプAは、プレス装置1によるプレス成形の対象となるパイプであり、厚み寸法「T=t」(狙った厚み寸法)のパイプ2のみならず、製造誤差のあるパイプ(後述する、パイプ4・5)も含まれる。
The pressing device 1 presses the pipe A with the punch 11 of the
The pipe A is a pipe to be subjected to press molding by the press device 1 and includes not only the
可動部10は、上下動可能に支持されている。可動部10は、油圧シリンダ(不図示)に接続されており、油圧シリンダが伸長されると下降し、油圧シリンダが縮小されると上昇する。
可動部10のポンチ11は、中央に位置する第一ポンチ17、第一ポンチ17の左方に位置する第二ポンチ18、及び第一ポンチ17の右方に位置する第三ポンチ19、を有し、ポンチ17・18・19は油圧シリンダの伸縮動作により一体的に上下動する。
ポンチ17・18・19の下方には、ダイス20が固定配置されている。
The
The punch 11 of the
A die 20 is fixedly disposed below the
ダイス20は、パイプAを下方から支持する部材であり、鋼を主成分としている。
ダイス20の上端には、略V字形状に下方に向けて凹んでおり、トーションビームの外周面に応じた形状に形成され、かつ、パイプAを載置可能なダイス成形面20aが形成されている。
The
A
そして、図1及び図2に示すように、パイプAの一例であるパイプ2(厚み寸法「T=t」)が、ダイス20に支持された(ダイス成形面20a上に載置された)状態で、ポンチ11(ポンチ17・18・19)が油圧シリンダの伸長動作でダイス20(ダイス成形面20a)に向けて下降されることにより、ダイス成形面20a上のパイプ2が、ダイス成形面20aとポンチ17・18・19とに挟まれてプレスされ、略V字形状に変形される(押し潰される)。その結果、パイプ2からトーションビーム3が製造される(図3(a)及び図3(b)参照)。
As shown in FIGS. 1 and 2, the pipe 2 (thickness dimension “T = t”), which is an example of the pipe A, is supported by the die 20 (mounted on the
ポンチ17・18・19とダイス20とでパイプAを挟んでプレスする際、第一ポンチ17は所定の場合に撓んで圧縮されるが、第二ポンチ18・第三ポンチ19は、第一ポンチ17よりも圧縮量が小さく、殆ど圧縮されない(変形しない)。
When pressing the pipe A between the
第一ポンチ17はTi−6Al−4V等のチタン合金、又は鋼を主成分としており、第二ポンチ18及び第三ポンチ19は鋼を主成分としており、第一ポンチ17の方が第二ポンチ18・第三ポンチ19よりもヤング率の低い材料、もしくは、圧縮量の大きい材料で構成されている。これにより、第一ポンチ17の方が第二ポンチ18・第三ポンチ19よりも圧縮されやすい。
The
第一ポンチ17は、第二ポンチ18と第三ポンチ19との間に位置しており、パイプAの軸方向に沿う中央部をプレスする。
第二ポンチ18は、第一ポンチ17の左方に位置しており、パイプAの中央部よりも左側の部分をプレスする。
第三ポンチ19は、第一ポンチ17の右方に位置しており、パイプAの中央部よりも右側の部分をプレスする。
The
The
The
ポンチ17・18・19の下端には、プレス時にパイプAの外周面に接触する成形面17a・18a・19aがそれぞれ形成されている。成形面17a・18a・19aは全体で、下方に向けて突出する略V字形状に形成されており、トーションビームの内周面に応じた形状に形成されている。
詳細には、図1に示すように、中央に位置する第一ポンチ17の第一成型面17aが所定の範囲で左右に延在しており、第一ポンチ17の左方に位置する第二ポンチ18の第二成型面18aが左上方に傾斜しており、第一ポンチ17の右方に位置する第三ポンチ19の第三成型面19aが右上方に傾斜している。なお、第一成型面17aは成形面18a・19aの下端に比べて下方に突出しており、第一成型面17aと成形面18a・19aとが連なる箇所(第一成型面17aと成形面18a・19aとの境界部分)には段差がそれぞれ形成されている。
また、成形面17a・18a・19aは、前後方向(紙面奥行方向)にパイプAの軸方向の長さに応じた所定の長さを有する。
Specifically, as shown in FIG. 1, the
Further, the
そして、ポンチ17・18・19(成形面17a・18a・19a)と、ダイス20(ダイス成形面20a)と、でパイプAを挟んでプレスする。このとき、第一ポンチ17は、所定の場合にパイプAから受ける押圧力で圧縮される程度の剛性を有する。
Then, the pipe A is sandwiched between the
以下では、ポンチ17・18・19の剛性について説明する。
Hereinafter, the rigidity of the
パイプAのプレス時、第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離(最短距離)がパイプAの厚み寸法「T」の倍の長さ「2T」となる位置に下降するまでは(第一ポンチ17の下降位置が、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離(最短距離)がパイプAの厚み寸法「T」の倍の長さ「2T」よりも大きくなる位置にあるときは)、パイプAを介して加えられる当該下降に抗する押圧力によっては圧縮されず、変形せずにそれぞれ下降していく。
このとき、パイプAは、第一ポンチ17から加えられる押圧力で内側に潰されていく。
When the pipe A is pressed, the
At this time, the pipe A is crushed inward by the pressing force applied from the
これに対し、第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる位置に到達した状態から、さらに油圧シリンダに押されて下降しようとすると、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる状態を保持しつつ、パイプAを介して加えられる当該下降に抗する押圧力によって移動方向(プレス方向)に圧縮される。
このとき、パイプAは、第一ポンチ17で押された箇所とこの押された箇所に対向する箇所とが密接して重なり合った状態になり、第一ポンチ17から押圧力を加えられてもこの状態から殆ど変形しない。
On the other hand, when the
At this time, the pipe A is in a state where the portion pushed by the
このように、第一ポンチ17は、パイプAをプレスしている際、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2T」よりも大きい位置にあるときは、パイプAから受ける押圧力で圧縮されない(撓まない)が、第一ポンチ17が、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる位置からさらに下降しようとしたときには圧縮される程度の剛性を有する。
従って、パイプAのプレス時で、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる位置に到達したときに、第一ポンチ17がパイプAを介して受ける押圧力で圧縮されることによって、ポンチ11の下降(油圧シリンダの伸長動作)が継続される。
Thus, when the
Accordingly, when the pipe A is pressed, the
これに対し、第二ポンチ18・第三ポンチ19は、第一ポンチ17よりも剛性が高く、変形しにくい性質を有し、パイプAのプレス時、パイプAを介して加えられる第二ポンチ18・第三ポンチ19の下降に抗する押圧力によっては、殆ど圧縮されず(撓まず)、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる位置に到達したときも、殆ど圧縮されない。
なお、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる位置に到達したとき、パイプAは、第二ポンチ18・第三ポンチ19で押された箇所とこの押された箇所に対向する箇所とが密接して重なり合った状態になり、この状態で第二ポンチ18・第三ポンチ19から押圧力を加えられても殆ど変形しない。
従って、パイプAのプレス時で、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2T」になる位置に到達したときに、第二ポンチ18・第三ポンチ19が圧縮されないことによって、ポンチ11の下降(油圧シリンダの伸長動作)が停止されて、このときのポンチ11の位置が、ポンチ11の下死点となる。
On the other hand, the
When the distance between the
Accordingly, when the pipe A is pressed, when the distance between the
また、図1に示すように、第一ポンチ17の下端(第一成形面17a)は、第二ポンチ18の下端(第二成型面18a)及び第三ポンチ19の下端(第三成型面19a)よりも下方に突出して配置されている。そして、第一成形面17aの第二成型面18a・第三成型面19aに対する突出量は、パイプAの製造誤差(厚み寸法の公差)に応じて設定されている。これにより、パイプAをプレスする際、ポンチ11がダイス20に向けて下降している状態にて、パイプAの製造誤差に関係なく、第一成形面17aは、第二成型面18a・第三成型面19aよりも先に、ダイス成形面20aとの距離が、パイプAの厚み寸法Tの倍の長さ「2T」になる位置に到達するように構成されている。
Moreover, as shown in FIG. 1, the lower end (
以下では、厚み寸法「T=t」(狙った厚み寸法)のパイプ2、厚み寸法「T=t+α」(製造誤差「+α」)のパイプ4、及び厚み寸法「T=t−α」(製造誤差「−α」)のパイプ5、をそれぞれプレスするときの手順について説明する。
なお、略V字形状に傾斜する第二成型面18a・第三成型面19a及びダイス成形面20aの水平面に対する傾斜角を60°とする(図4(a)参照)。
In the following, the
In addition, the inclination angle with respect to the horizontal surface of the
厚み寸法「t」のパイプ2をプレスする場合、上記したように(1)まず、ポンチ11がパイプAを押し潰しながら下降していくと、第一成形面17aが、第二成型面18a・第三成型面19aよりも先に、ダイス成形面20aとの距離が「2t」になる位置に到達する。
(2)さらにポンチ11が下降していくと、第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2t」になる状態(パイプ2の外周面に密接した状態)を保持しつつ、パイプ2を介して加えられる当該下降に抗する押圧力によってプレス方向に圧縮(弾性変形)されていく。第二成型面18a・第三成型面19aは、この間においても下降を続ける。
(3)そして、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2t」になる位置に到達して、ポンチ11の下降が停止される(ポンチ11が下死点に到達する)。このとき、上記(2)に示すように第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2t」になる状態を保持しつつ圧縮されることから、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離も「2t」の状態にある(図4(a)参照)。
これにより、ポンチ11が下死点に到達した状態のとき、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、パイプ2と、ダイス成形面20aと、がそれぞれ順に隙間無く密接した状態になる。
従って、ポンチ11が下死点に到達した状態にて、パイプ2は、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19a及びダイス成形面20aによって、隙間無く挟まれて厚み方向内方にプレスされた状態になる(厚み方向に圧縮力が付加された状態になる)(図4(a)、及び図2の太線矢印参照)。
When pressing the
(2) When the punch 11 further descends, the
(3) Then, when the distance between the
Thereby, when the punch 11 has reached the bottom dead center, the
Accordingly, with the punch 11 reaching the bottom dead center, the
また、厚み寸法「t+α」の大パイプ4をプレスする場合、上記手順の(1)及び(2)にて、第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2(t+α)」になる状態を保持しつつ、大パイプ4を介して加えられる押圧力で圧縮されていく。
また、上記(3)にて、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2(t+α)」になる位置が、ポンチ11の下死点になり、パイプ2をプレスするときに比べて下死点の位置が「2α」だけ高くなる。そして、前述のように第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2(t+α)」になる状態を保持しつつ圧縮されることから、ポンチ11が下死点に到達したとき、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離も「2(t+α)」の状態にある(図4(b)参照)。
これにより、ポンチ11が下死点に到達した状態にて、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、大パイプ4と、ダイス成形面20aとが順に密接した状態になる。
従って、大パイプ4は、ポンチ11が下死点に到達した状態にて、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19a及びダイス成形面20aによって、厚み方向に圧縮力が付加される。
なお、第一ポンチ17の圧縮量について、厚み寸法「t+α」の大パイプ4をプレスするときの方が、厚み寸法「t」のパイプ2をプレスするときに比べて、「2α」だけ小さくなる。
When the large pipe 4 having a thickness dimension “t + α” is pressed, the distance between the
In (3) above, the position where the distance between the
Thereby, in a state where the punch 11 has reached the bottom dead center, the
Accordingly, the large pipe 4 is compressed in the thickness direction by the
The compression amount of the
また、厚み寸法「t−α」の小パイプ5をプレスする場合、パイプ2をプレスするときに比べて、第一ポンチ17の圧縮量が「2α」だけ大きくなると共に、下死点の位置が「2α」だけ低くなる(つまり、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2(t−α)」になる位置が下死点になる)。
また、上記(1)及び(2)にて、第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が「2(t−α)」になる状態を保持しつつ圧縮されていく。これにより上記(3)にて、ポンチ11が下死点に到達した状態とき、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、ダイス成形面20aとの距離がそれぞれ同じ長さ「2(t−α)」の状態にある(図4(c)参照)。これによると、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、小パイプ5と、ダイス成形面20aとが順に密接した状態になる。
従って、小パイプ5は、ポンチ11が下死点に到達した状態にて、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19a及びダイス成形面20aによって、厚み方向に圧縮力が付加される。
When the
Further, in the above (1) and (2), the
Therefore, the
以上のように、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5毎に製造誤差等によって厚み寸法が異なっていても、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5のプレス時にて、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5の厚み寸法Tの倍の長さになる状態を保持しつつ第一ポンチ17が圧縮されることによって、第一ポンチ17の圧縮量がパイプ2/大パイプ4/小パイプ5毎に調整されて、ポンチ11が下死点に到達したとき、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、ダイス成形面20aと、の距離がパイプ2/大パイプ4/小パイプ5の厚み寸法Tの倍の長さにそれぞれなる。これにより、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5と、ダイス成形面20aと、の間にそれぞれ隙間が発生することが抑制されるので、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5に対してそれぞれ厚み方向に圧縮力が満遍なく付加される。
従って、上記手順(1)〜(3)に示すプレス成形後のパイプ2/大パイプ4/小パイプ5のスプリングバック量を低減することができ、プレス成形を施したパイプ2/大パイプ4/小パイプ5(パイプ2/大パイプ4/小パイプ5からそれぞれ製造される各トーションビーム)の精度のバラツキを抑えることが可能である。
As described above, even if the
Accordingly, it is possible to reduce the amount of spring back of the
また、第一ポンチ17の圧縮量の調整は、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5のプレス時にて、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5を介して加えられるポンチ11の下降に抗する押圧力によって行われ、つまりポンチ11を下死点まで下降すれば自動的に行われ、作業者等がパイプ2/大パイプ4/小パイプ5の製造誤差に応じて適宜行う必要がない。従って、煩雑な作業が不要であり、製造誤差によって厚み寸法の異なるパイプ2/大パイプ4/小パイプ5に対して、円滑にプレス成形作業を行うことが可能である。
Further, the adjustment of the compression amount of the
また、前述のように、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5のプレス時にて、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5と、ダイス成形面20aと、の間にそれぞれ隙間が発生することを抑制でき、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5に対して厚み方向に圧縮力を満遍なく付加できるので、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5からそれぞれ製造される各トーションビームについて、内周面間に隙間が発生することを抑制でき、対向する内周面同士を密接させることができる。従って、各トーションビームの使用時に各トーションビームからノイズが発生することを抑制でき、さらに各トーションビームの剛性(ロール剛性)のバラツキを抑制できる。
As described above, when the
図1及び図2に示すように、第一ポンチ17は、上下方向に所定の長さを有する板状の部材であり、下端に第一成形面17aが形成されており、上端が応力分散ブロック12に固定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
応力分散ブロック12は、例えば鋼を主成分としており、第一ポンチ17によるパイプAのプレス時に発生する圧縮応力を分散し、これにより大きな応力が可動部10の局所に集中することを避け、可動部10の破損を防止している。
応力分散ブロック12は、フレーム13・14に固定されている。
The
The
フレーム13・14は、ポンチ17・18・19を支持する部材であり、左右に所定間隔を開けて配置されており、第一ポンチ17の上部側左方にフレーム13が配置されており、第一ポンチ17の上部側右方にフレーム14が配置されている。
フレーム13の下端には第二ポンチ18が固定されており、フレーム14の下端には第三ポンチ19が固定されている。
フレーム13・第二ポンチ18と、フレーム14・第三ポンチ19と、の間には、第一ポンチ17が上下方向に延在している。
このように、フレーム13とフレーム14との間を分断して、フレーム13とフレーム14との間に第一ポンチ17を配置し、第一ポンチ17の上下方向の長さを確保する。これにより、第一ポンチ17でパイプAをプレスする際に、第一ポンチ17を上下方向に必要な寸法だけ圧縮させることができるように構成する。
また、上述のように、ポンチ17・18・19の材料をそれぞれ適宜選択して、第一ポンチ17の材料を第二ポンチ18・第三ポンチ19の材料よりもヤング率の低いもの(例えばチタン合金)で構成する。これにより、ポンチ17・18・19の材料を同じもの(鋼)で構成するときに比べて、第一ポンチ17の上下方向の長さを短くしても、第一ポンチ17でパイプAをプレスする際に、第一ポンチ17を充分に圧縮させることができる。従って、プレス装置1(可動部10)を小型化できる。
The
A
A
In this manner, the
Further, as described above, the materials of the
第二ポンチ18及び第三ポンチ19は、正面視逆L字状の屈曲形状に形成される部材であり、第一ポンチ17を中心にして対称に配置されている。第二ポンチ18・第三ポンチ19は、上端がフレーム13・14にそれぞれ固定されており、下端に第二成型面18a・第三成型面19aがそれぞれ形成されている。
The
第二ポンチ18・第三ポンチ19における、フレーム13・14に固定されている部分の下面には、パッド15・16がそれぞれ固定されている。パッド15・16は、下方に突出しており、弾力性を有し、ポンチ17・18・19とダイス20とでパイプAを挟んでプレスする際、ダイス20の上端にそれぞれ当接して衝撃を吸収する。
なお、本実施形態では、可動部10を油圧シリンダで上下動し、ダイス20を所定位置に固定して、パイプAを油圧シリンダによる油圧プレスで押し潰す構成としたが、該構成に代えて、可動部10をモータ等で上下動し、パイプAをモータ等によるメカプレスで押し潰す構成としてもよい。また、油圧シリンダに代えてモータ等を用いるとき、ダイス20は、弾性部材(皿バネ等)や、油圧シリンダ等の支持部材で上下動可能に支持される。
可動部10をモータ等で移動するように構成すると、可動部10(ポンチ11)の下死点が定位置(モータ等を一定量駆動した位置)となる。
そして、パイプAのプレス時、モータ等の駆動力でポンチ11が下降していく際、ポンチ11及びダイス20がパイプAを挟んだ状態で下降していき、同時に、支持部材が、下降するダイス20を介して加えられる押圧力で下方に圧縮されていく。
In the present embodiment, the
If the
When the punch 11 is lowered by the driving force of the motor or the like when the pipe A is pressed, the punch 11 and the die 20 are lowered while sandwiching the pipe A, and at the same time, the support member is lowered. Compressed downward by the pressing force applied through the
また、本実施形態では、パイプAをプレスしたが、パイプAに代えて鉄を主成分とする板形状の部材にプレス成形を施して、板形状の部材を略V字形状(又は略U字形状)に変形させて(曲げて)、板形状の部材から略V字形状のトーションビームを製造するように構成してもよい。
なお、プレス装置1を用いて、厚み寸法「2t」の板形状の部材6をプレスする場合は、上記手順(1)及び(2)において、ポンチ11が下降していく際に、第一ポンチ17は、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が板形状の部材6と同一の厚み寸法「2t」になる状態を保持しつつ、パイプ2を介して加えられる当該下降に抗する押圧力によってプレス方向に圧縮されていく。
そして、上記(3)にて、第二成型面18a・第三成型面19aとダイス成形面20aとの距離が「2t」になる位置が、ポンチ11の下死点になる。
このように、ポンチ11の下降時に第一ポンチ17が圧縮されることによって、ポンチ11が下死点に到達した状態のとき、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、ダイス成形面20aとの距離がそれぞれ同じ長さ「2t」になる(図5(a)及び図5(b)参照)。これにより板形状の部材6に対して、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19a及びダイス成形面20aによって、厚み方向に圧縮力が満遍なく付加される。
Further, in this embodiment, the pipe A is pressed, but instead of the pipe A, a plate-shaped member containing iron as a main component is subjected to press molding, and the plate-shaped member is formed into a substantially V-shaped (or substantially U-shaped). (Shape) may be deformed (bent) to produce a substantially V-shaped torsion beam from a plate-shaped member.
When the plate-shaped member 6 having a thickness dimension “2t” is pressed using the pressing device 1, the first punch is moved when the punch 11 is lowered in the procedures (1) and (2). 17 resists the descent applied through the
In (3) above, the bottom dead center of the punch 11 is the position where the distance between the
Thus, when the punch 11 is compressed when the punch 11 is lowered, when the punch 11 reaches the bottom dead center, the
プレス装置1を用いて、製造誤差により厚み寸法が異なる各板形状の部材をプレスする場合についても、パイプ2/大パイプ4/小パイプ5をプレスする場合と同様に、第一成型面17aとダイス成形面20aとの距離が各板形状の部材の厚み寸法と同じ長さになる状態を保持しつつ第一ポンチ17が圧縮されることによって、第一ポンチ17の圧縮量が板形状の部材毎に調整されて、ポンチ11が下死点に到達したとき、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、ダイス成形面20aと、の距離が各板形状の部材の厚み寸法とそれぞれ同じ長さになる。これにより、第一成形面17a・第二成型面18a・第三成型面19aと、各板形状の部材と、ダイス成形面20aと、の間にそれぞれ隙間が発生することが抑制されるので、各板形状の部材に対して厚み方向に圧縮力が満遍なく付加される。
従って、プレス成形後の各板形状の部材(各トーションビーム)のスプリングバック量を低減することができ、各トーションビームの精度のバラツキを抑えることが可能である。
As in the case of pressing the
Therefore, the amount of spring back of each plate-shaped member (each torsion beam) after press molding can be reduced, and variations in accuracy of each torsion beam can be suppressed.
また、第一ポンチ17の圧縮量の調整は、各板形状の部材のプレス時にて、各板形状の部材を介して加えられるポンチ11の下降に抗する押圧力によって行われ、つまりポンチ11が下死点まで下降すれば自動的に行われ、作業者等が各パイプの製造誤差に応じて適宜調整する必要がない。従って、煩雑な作業が不要であり、製造誤差によって厚み寸法の異なる各板形状の部材に対して、円滑にプレス成形作業を行うことが可能である。
The compression amount of the
1 プレス装置
2・4・5 パイプ
3 トーションビーム
6 板形状の部材
11 ポンチ
17 第一ポンチ
17a 第一成形面
18 第二ポンチ
18a 第二成形面
19 第三ポンチ
19a 第三成形面
20 ダイス
20a ダイス成形面
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
前記ポンチは、前記素材の一部分をプレスする第一ポンチ、及び前記素材における前記一部分とは異なる部分をプレスする第二ポンチを有し、
前記第一ポンチ及び第二ポンチは、一体的に移動し、
前記ポンチは、前記素材を前記ダイスとで挟んでプレスする際、前記ポンチの下死点に到達した状態にて、前記素材を介して加えられる押圧力によって圧縮され、
前記第一ポンチの圧縮量が、前記第二ポンチの圧縮量よりも大きい、
プレス装置。 A die for supporting a material, and a punch supported to be movable toward the die, and moving the punch toward the die supporting the material, thereby moving the material to the die and the punch. A pressing device that is pressed between and deformed into a V shape or a U shape,
The punch has a first punch for pressing a part of the material and a second punch for pressing a part of the material different from the part,
The first punch and the second punch move together,
The punch is compressed by a pressing force applied through the material in a state where the punch has reached the bottom dead center when the material is sandwiched between the dies and pressed.
The compression amount of the first punch is larger than the compression amount of the second punch,
Press device.
前記第一ポンチは、前記第二ポンチよりも移動方向に突出して配置され、
前記ポンチが前記素材を支持している前記ダイスに向けて移動する場合に、前記第二ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法の倍の長さになる位置に到達するまでに、前記第二ポンチと一体的に移動する前記第一ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法の倍の長さになる位置に到達して、前記素材を介して加えられる当該移動に抗する押圧力によって圧縮される、
請求項1に記載のプレス装置。 The material is a pipe-shaped member,
The first punch is disposed so as to protrude in the movement direction from the second punch,
When the punch moves toward the die supporting the material, the second punch reaches the position that is twice the thickness dimension of the material with respect to the die. The first punch that moves integrally with the second punch reaches a position that is twice the thickness of the material relative to the die, and presses against the movement applied through the material. Compressed by pressure,
The press apparatus according to claim 1.
前記第一ポンチは、前記第二ポンチよりも移動方向に突出して配置され、
前記ポンチが前記素材を支持している前記ダイスに向けて移動する場合に、前記第二ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法と同じ長さになる位置に到達するまでに、前記第二ポンチと一体的に移動する前記第一ポンチが前記ダイスに対して前記素材の厚み寸法と同じ長さになる位置に到達して、前記素材を介して加えられる当該移動に抗する押圧力によって圧縮される、
請求項1に記載のプレス装置。 The material is a plate-shaped member,
The first punch is disposed so as to protrude in the movement direction from the second punch,
When the punch moves toward the die supporting the material, the second punch reaches the position where the second punch reaches the same length as the thickness dimension of the material. When the first punch that moves integrally with the two punches reaches a position that is the same length as the thickness dimension of the material with respect to the die, a pressing force that resists the movement applied through the material Compressed,
The press apparatus according to claim 1.
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプレス装置。 The first punch is composed of a material having a lower Young's modulus than the second punch, or a material having a large compression amount.
The press apparatus as described in any one of Claims 1-3.
前記第二ポンチは、前記第一ポンチを間に挟んで対向配置される第三ポンチ及び第四ポンチを有し、
前記第一ポンチ、第三ポンチ、及び第四ポンチには、全体として前記ダイス成形面に応じたV字形状又はU字形状に連なる成形面がそれぞれ形成され、
前記第一ポンチの成形面は、前記第三ポンチの成形面及び前記第四ポンチの成形面よりも移動方向に突出して配置される、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプレス装置。 On the surface of the die facing the punch, a die forming surface recessed in a V shape or U shape is formed,
The second punch has a third punch and a fourth punch arranged to face each other with the first punch interposed therebetween,
The first punch, the third punch, and the fourth punch are each formed with a molding surface that is continuous with the V-shape or U-shape according to the die molding surface, respectively.
The molding surface of the first punch is disposed so as to protrude in the moving direction from the molding surface of the third punch and the molding surface of the fourth punch.
The press apparatus as described in any one of Claims 1-4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009207089A JP2011056526A (en) | 2009-09-08 | 2009-09-08 | Press device |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014213351A (en) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 東京瓦斯株式会社 | Tubing compression apparatus, and tubing compression method |
JP2016022479A (en) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社ワイテック | Torsion beam molding die |
-
2009
- 2009-09-08 JP JP2009207089A patent/JP2011056526A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014213351A (en) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 東京瓦斯株式会社 | Tubing compression apparatus, and tubing compression method |
JP2016022479A (en) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社ワイテック | Torsion beam molding die |
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