JP2011056198A - 除細動電極 - Google Patents

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Abstract

【課題】心臓あるいは心臓周辺に留置した場合であっても心臓の鼓動に与える負荷を低減させた除細動電極を提供する。
【解決手段】心臓に電気エネルギーを印加する除細動電極2であって、当接面7aを有する絶縁部材7と、当接面上に複数設けられた固定部15で絶縁部材に固定される導電性の線状電極9と、線状電極に設けられ、2つの固定部間の長さが2つの固定部間の当接面に沿う長さより長くなるように形成され、2つの固定部間において絶縁部材に対して相対移動可能とされた電極側余長部10と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、生体の心臓の細動を除去するために用いられる除細動電極に関する。
一般に、心臓の不整脈は、心臓の電気生理学的特性の異常によって心房又は心室に発生するものである。不整脈の一種である頻脈は、急速な鼓動を特徴とするものであり、細動となる場合がある。細動が生じている間には、心臓がまとまりのない不規則な収縮を行い、結果として心臓の血液圧送能力を失うことになる。心房は心臓の血液圧送にあまり寄与しないため、一般に、心房の細動は生命を脅かすものではない。しかし、心室の細動の場合には、心臓による血液の流れが即座に停止し、全身への血液の供給不足により死に至る可能性が高くなる。
上記の心室の細動を除去するためには、高エネルギーのショックを心臓に加え、個々の組織区域の無秩序な収縮を鎮めるとともに、心筋において細胞に組織的に広がる活動電位を再構築し、心臓組織の同期的な収縮を回復させる手段が用いられる。
この回復を行うものが植込み型除細動器(ICD:Implantable Cardioverter Defibrillator)であり、右心室側に設置されたRV−Def電極と左胸皮下に設置されたICD本体との間で、高エネルギーショックを行うことが多い。このショックを与える時には、20〜40ジュール(J)の高いエネルギーを必要とする。
特許文献1には、植込み型除細動器に用いられる電極部分(除細動電極)の構造が開示されている。電極部分は、電気的に絶縁性で弾性を有し平らに形成された裏打ち素子と、この裏打ち素子の一方の面において、一方の面の中央部を挟むように一対設けられた網状体素子とを有している。網状体素子が設けられていない裏打ち素子の中央部は無網状体領域となっている。
そして、無網状体領域を裏打ち素子の弾性力に抗してヒンジのように折り曲げ、一対の網状体素子を重ね合わせるように畳んでおいてから電極部分をカニューレ等により体内に導入する。電極部分がカニューレから押し出されると、裏打ち素子の弾性力により折り曲げられた裏打ち素子が平らになる。この平らになった状態の電極部分を、心臓の心室等に植設する。
特許第2744879号公報
しかしながら、上記特許文献1の電極部分は、カニューレから押し出されたときに確実に平らになるように、一般的に、弾性力が一定以上大きいことが好ましい。ただし、電極部分の弾性力が大きいと、心臓に植設したときに心臓の膨張/収縮の動きである鼓動に影響を与える恐れがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、心臓あるいは心臓周辺に留置した場合であっても心臓の鼓動に与える負荷を低減させた除細動電極を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の除細動電極は、心臓に電気エネルギーを印加する除細動電極であって、当接面を有する絶縁部材と、前記当接面上に複数設けられた固定部で前記絶縁部材に固定される導電性の線状電極と、前記線状電極に設けられ、2つの前記固定部間の長さが前記2つの固定部間の前記当接面に沿う長さより長くなるように形成され、前記2つの固定部間において前記絶縁部材に対して相対移動可能とされた電極側余長部と、を備えることを特徴としている。
また、上記の除細動電極において、前記線状電極として交点を有するように交差する第一の線状電極と第二の線状電極とを有し、前記交点には、互いを相対移動不能に接続する接続部を備えることがより好ましい。
また、上記の除細動電極において、前記線状電極として第一の線状電極と第二の線状電極とを有し、前記第一の線状電極と前記第二の線状電極とが互いに編まれていることがより好ましい。
また、上記の除細動電極において、前記絶縁部材の周縁部には、前記絶縁部材を挟むように少なくとも一対の弾性部材が設けられていることがより好ましい。
本発明の除細動電極によれば、心臓あるいは心臓周辺に留置した場合であっても心臓の鼓動に与える負荷を低減させることができる。
本発明の第1実施形態の除細動電極を備えた除細動システムのブロック図である。 同除細動システムの除細動電極の底面図である。 図2中の切断線A1−A1の断面図である。 図2中のB部の拡大図である。 図4中の切断線A2−A2の断面図である。 図4中の切断線A3−A3の断面図である。 同除細動システムを患者の心臓に取り付けた状態を示す説明図である。 図8中の切断線A4−A4の断面図である。 (a)は同工程を示す線状電極の直線状部分が縮むように変形する様子を説明する図であり、(b)は同工程を示す線状電極の直線状部分が伸びるように変形する様子を説明する図である。 同除細動システムの電圧波形作成回路が発生する電圧波形を説明する図である。 (a)及び(b)は、いずれも同除細動システムの除細動電極を心臓に配置する向きを説明する図である。 同除細動システムの除細動電極を心臓に配置する向きと除細動に要する電気エネルギーとの関係を説明する図である。 同除細動システムの除細動電極の線状電極の直線状部分の構成の変形例を示す底面図である。 同除細動システムの除細動電極の線状電極の直線状部分の構成の変形例を示す底面図である。 図14中の切断線A5−A5の断面図である。 同除細動システムの除細動電極の線状電極の直線状部分の構成の変形例を示す底面図である。 本発明の第2実施形態の除細動電極の底面図である。 図17中の切断線A6−A6の断面図である。 本発明の第3実施形態の除細動電極の底面図である。 図19中の切断線A7−A7の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る除細動電極の第1実施形態を、図1から図16を参照しながら説明する。なお、以下の図においては、説明の便宜のため、図の一部を省略して描いている。
この除細動電極は、除細動システムの一部として用いられ、患者の心臓に取り付けられた状態で体内に留置される。そして、除細動システムが心臓の細動を検出したときに、除細動電極により心臓に所定の電気エネルギーを印加させることで、細動を除去するものである。
図1に示すように、除細動システム1は、本実施形態の一対の除細動電極2と、先端側が一対の除細動電極2にそれぞれ接続されたリード3と、リード3の基端側に接続された除細動器4とを備えている。
続いて、除細動電極2について詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、除細動電極2は、心臓に当接させる当接面7aを一方の面に有し、平面状の基準面T1に沿ってシート状に形成された絶縁部材7と、絶縁部材7に設けられた絶縁側余長部8と、絶縁部材7の当接面7aに露出するように設けられ、導電性を有する材料で形成された線状電極9と、線状電極9に設けられた電極側余長部10とを備えている。
絶縁部材7は、平坦かつ略小判型に形成されていて、その材料としては生体適合性に優れ、かつ、弾性、可撓性、及び絶縁性を有するシリコーンが用いられている。絶縁部材7の厚さは、例えば、最大値が0.5mm程度となるように設定されている。
絶縁側余長部8は、図3に示すように、絶縁部材7における点P1と点P2との間の長さL1が、2点P1、P2間の基準面T1に沿う長さL2より長くなるように形成された部分である。本実施形態では、絶縁側余長部8は絶縁部材7の全幅にわたり設けられていて、絶縁部材7は側面視で全体として波型に形成されている。
図2及び図3に示すように、絶縁部材7において、当接面7a側に突出した部分以外の部分には、絶縁部材7の厚さ方向に貫通する孔部11が形成されている。孔部11の内径は、例えば5mm以下に設定されている。孔部11は、絶縁部材7の強度が一定の値以上となる範囲において、絶縁部材7に可能な限り多く形成されることが好ましい。
絶縁部材7において当接面7a側に突出した部分には、前述の線状電極9が設けられている。
絶縁部材7の周縁部には、絶縁部材7を挟むように2対、すなわち合計4つの弾性部材12が設けられている。
弾性部材12は略円弧状に形成され、両端部が絶縁部材7にそれぞれ接続されている。弾性部材12は、絶縁部材7と同じ材料で形成されているのが好ましく、絶縁部材7と一体に成形されていても良い。弾性部材12の前述の円弧に直交する断面は、外径が1〜2mm程度の円形とされ、弾性部材12の円弧の径は5mm程度に設定されている。
線状電極9は、絶縁部材7の当接面7a上で蛇行するように配置されていて、絶縁部材7の長手方向に沿って略直線状に形成された直線状部分9aと、略円弧状に形成されて絶縁部材7中に埋め込まれて周囲から絶縁され、直線状部分9aの端部同士を接続する円弧状部分9bとを有する。
直線状部分9aは、絶縁部材7の当接面7a側に突出した部分上で露出するように、一定の間隔おきに配置されている。
図4に示すように、線状電極9の直線状部分9aは、並んで蛇行する4本の撚り線14を有して構成されている。なお、図示はしないが、円弧状部分9bも、4本の撚り線14により構成されている。
図4及び図5に示すように、直線状部分9aは、当接面7a上に複数設けられた固定部15で絶縁部材7に固定されている。
固定部15は、底面視で、絶縁部材7の長手方向に平行となる仮想直線C1上にほぼ等間隔ごとに設けられている。
前述の電極側余長部10は、直線状部分9aにおいて、隣り合う2つの固定部15間の直線状部分9aの長さL3が、その2つの固定部15間の当接面7aに沿う長さL4、すなわちその2つの固定部15を直線状に結ぶ長さより長くなるように形成された部分である。電極側余長部10のうちで、仮想直線C1の延在方向に直交する方向の一方に形成された第一の余長部10aと、前記直交する方向の他方に形成された第二の余長部10bとは、仮想直線C1に対してほぼ対称の形状となるように、それぞれが略V字状に形成されている。
本実施形態では、電極側余長部10は直線状部分9aの全長にわたり設けられていて、第一の余長部10aと第二の余長部10bとを交互に接続することにより、直線状部分9aは全体として波型に形成されている。
隣り合う2つの固定部15間に設けられた第一の余長部10aと第二の余長部10bは、絶縁部材7に固定されておらず、絶縁部材7に対して相対移動可能となっている。
図6に示すように、撚り線14は、外径約0.0254mmの素線16を7本拠り合わせた補助撚り線17をさらに7本拠り合わせることにより形成されている。
素線16の材料としては、生体適合性に優れた白金系材料(好ましくは、白金イリジウム合金)が用いられる。
このように、撚り線14は素線16を合計で49本拠って形成されていているが、その外径は0.27mm程度であり、強靭な屈曲耐久性を有する。
再び図1に戻って説明を続ける。
リード3は、略平行に配置された2本のリード線20と、これら2本のリード線20を一本に束ねるポリウレタン製のチューブ21とを有している。リード線20は、例えばMP35N合金による線材がコイル状に巻かれて形成されている。このため、リード3の引張り強度と繰返し曲げ強度が高められている。
リード3の各リード線20の先端側は、図2に示すように、絶縁部材7の当接面7aである一方の面とは反対側の他方の面7bにおいて溶接や機械的なカシメ接続等により強固に固定されているとともに、線状電極9に電気的に接続されていている。この他方の面7bは、リード線20と線状電極9との接続部を含めて全面が絶縁部材に覆われている。
このように構成されたリード3は、患者の体内に長期間留置することができる。
なお、リード3は、除細動電極2と除細動器4との間を周囲との電気的な絶縁を保って電気エネルギー及び信号を伝達できるものであれば、特に限定されるものではない。
また、リード3の基端側の部分と除細動器4とは、不図示の公知のIS1コネクタ又はDF1コネクタで、ネジ締結により強固に固定されている。
図1に示すように、除細動器4は、金属製のケーシング22と、ケーシング22内に収容された電圧波形発生部23及び制御部24とを備えて構成されている。
電圧波形発生部23は、電池等の電源25と、電源25から供給される電気エネルギーを蓄積するコンデンサ26と、コンデンサ26に蓄積された電気エネルギーから所望の電圧波形を発生させる電圧波形作成回路27とを有している。コンデンサ26は、電源25及び電圧波形作成回路27と電気的に接続されている。
また、制御部24は、一対の除細動電極2を心臓に取り付けたときに除細動電極2間の電位差から心電波形を求める心電波形検出回路28と、得られた心電波形にもとづいて心臓の細動の有無を検出する細動検出回路29とを有している。電圧波形作成回路27、心電波形検出回路28、及び細動検出回路29は、公知の構成を適宜採用することができる。
細動検出回路29は、電圧波形作成回路27及び心電波形検出回路28と電気的に接続されている。さらに、電圧波形作成回路27と心電波形検出回路28は、IS1コネクタ又はDF1コネクタでリード3の基端側の部分と接続されている。
次に、以上のように構成された除細動システム1を用いて患者の心臓に生じた細動を除去する工程について説明する。
まず、術者は、除細動電極2をロール状に巻いて筒状の形状とし、この除細動電極2を患者の胸腔に連通するように取り付けられた不図示のトロッカーを経由して、体外から胸腔内に侵入させる。一般的にトロッカーの内径は15から20mm程度であり、厚さが薄く形成された除細動電極2はロール状に巻かれることにより、外径を15mm以下に抑えることができる。線状電極9は複数の撚り線14で構成されているため、ロール状に巻かれても、塑性変形したり、傷がついたりすることが抑えられる。
除細動電極2はトロッカーから押し出されると、絶縁部材7の弾性力により、再び略小判型に展開される。術者は、不図示の胸腔鏡等を用いて、胸腔内を観察しながら図7に示すように、一方の除細動電極2を患者Hの心臓H1の不図示の右室側の心嚢膜H2上に配置する。このとき、心臓H1の不図示の心房から心室に向かう方向Dと除細動電極2の直線状部分9aとが略平行になるように配置する。
そして、不図示の縫合器や持針器等を用いて、この除細動電極2の弾性部材12の中央部を縫合糸Sで心嚢膜H2に固定する。
この縫合糸Sで固定するに際して、図7及び図8に示すように、絶縁部材7を挟むように設けられた対になる弾性部材12が互いに離間する方向に伸びて略三角形状になるように引っ張る。そして、弾性部材12における絶縁部材7から離間した部分を縫合糸Sで、心筋H3を貫通することなく、心嚢膜H2に固定する。このため、心臓H1は、除細動電極2の有無によらず心嚢膜H2内を拘束されずに自由に動くことができ、不整脈を発生する危険性を防止することができる。
なお、上記の縫合糸Sを切断することにより、除細動電極2は心臓H1から取り外し可能である。
さらに、他方の除細動電極2を心臓H1の不図示の左室側の心嚢膜H2上に一方の除細動電極2と対向するように配置し、上記と同様に、他方の除細動電極2の弾性部材12を縫合糸Sで心嚢膜H2に固定する。
そして、不除細動器4を患者Hの左胸の皮下に植え込む。
このとき、心臓H1の鼓動に合わせて、心嚢膜H2に固定された除細動電極2の絶縁部材7及び線状電極9が変形する。
絶縁部材7の絶縁側余長部8は、絶縁部材7を基準面T1に沿って引っ張ったときに、図3に示す絶縁側余長部8の曲げ角度θ1が大きくなるように伸び、絶縁部材7を基準面T1に沿って縮めたときに曲げ角度θ1が小さくなるように縮む。
また、線状電極9の直線状部分9aは、図9(a)に示すように、除細動電極2が仮想直線C1方向に縮むと、絶縁部材7に設けられた固定部15の間隔が短くなる。このとき絶縁部材7に固定部15で固定された直線状部分9aも仮想直線C1方向に縮むが、第一の余長部10aと第二の余長部10bとが絶縁部材7に対して相対移動可能となっているので、これら余長部10a、10bは中間部での曲げ角度θ2、θ3を小さくしながら絶縁部材7による拘束を受けることなく変形する。
一方で、図9(b)に示すように、除細動電極2が仮想直線C1方向に伸びると、絶縁部材7に設けられた固定部15の間隔が長くなる。このとき直線状部分9aも仮想直線C1方向に伸びるが、これら余長部10a、10bは中間部での曲げ角度θ2、θ3を大きくしながら絶縁部材7による拘束を受けることなく変形する。
患者Hに留置された除細動システム1は、心電波形検出回路28で求めた心電波形にもとづいて細動検出回路29で心臓H1の細動を検出しながら、細動が発生するまで待機する。
細動検出回路29は、心臓H1の細動を検出すると、電圧波形作成回路27に心臓H1が細動状態になったことを知らせる信号を送る。すると、電圧波形作成回路27は、電源25からコンデンサ26に電気エネルギーをチャージ(蓄積)する。そして、チャージが終了すると、電圧波形作成回路27は、リード3及び除細動電極2を通して患者Hの心臓H1に、図10に示すような、途中で電位差の極性が反転するバイフェージック波形(二相性波形)の電圧波形Wを印加する。
除細動電極を心嚢膜H2上に固定したときには、電極を患者Hの体外に設置した場合に比べて、電気エネルギーを小さくしても細動を除去できることが知られている。本実施形態では、前述の電圧波形Wによる電気エネルギーは、数J〜十数Jとなるのが一般的である。このため、本実施形態では、患者Hの負担を低減させることができる。
続いて、細動検出回路29は、心臓H1の細動が確実に除去できたか否かを検出し、除去できていないと判断したときは、印加する電圧波形の電位差を高めて、再び上記のコンデンサ26のチャージと電圧波形の印加を行う。
また、細動検出回路29は心臓H1の細動が除去できたと判断したときは、上記の細動が発生するまで待機する。
以上説明したように、本実施形態の除細動電極2によれば、絶縁部材7の2点P1、P2間に形成された絶縁側余長部8を基準面T1に沿って引っ張ったときに、絶縁側余長部8の曲げ角度θ1が大きくなり絶縁側余長部8が当接面7aに沿うように変形することで絶縁部材7が伸びる。また、この絶縁側余長部8を基準面T1に沿って縮めたときには、絶縁側余長部8の曲げ角度θ1が小さくなり絶縁側余長部8がより湾曲することで絶縁部材7が縮む。
このように、絶縁部材7は、何らかの部材が基準面T1に沿って伸縮することなく、絶縁側余長部8の曲げ角度θ1が変化することで当接面7aに沿って変形するので、絶縁部材7を基準面T1に沿って変形させるのに要する力が小さくなる。このため、除細動電極2を心臓H1に留置した場合であっても心臓H1の鼓動に対応して容易に変形し、心臓H1に与える負荷を低減させることができる。
また、絶縁部材7を当接面7aに沿って仮想直線C1方向に引っ張ったときには、隣り合う2つの固定部15間に設けられた線状電極9の電極側余長部10は仮想直線C1方向に伸びる。このとき、電極側余長部10は絶縁部材7に対して相対移動可能とされているので、絶縁部材7による拘束を受けることなく、余長部10a、10bの曲げ角度θ2、θ3が大きくなることで仮想直線C1方向に伸びる。
一方で、絶縁部材7を当接面7aに沿って仮想直線C1方向に縮めたときには、隣り合う2つの固定部15間に設けられた線状電極9の電極側余長部10は仮想直線C1方向に縮む。このとき、電極側余長部10は、絶縁部材7による拘束を受けることなく、余長部10a、10bの曲げ角度θ2、θ3が小さくなることで仮想直線C1方向に縮む。
このように、線状電極9は、何らかの部材が仮想直線C1方向に伸縮することなく、余長部10a、10bの曲げ角度θ2、θ3が変化することで仮想直線C1方向に伸縮するので、線状電極9を仮想直線C1方向に変形させるのに要する力が小さくなる。このため、除細動電極2を心臓H1に留置した場合であっても、心臓の鼓動に与える負荷を低減させることができる。
また、線状電極9は、絶縁部材7において当接面7a側に突出した部分に設けられているので、絶縁部材7の当接面7aが心臓H1に当接するように除細動電極2を心臓H1に留置した場合に、線状電極9を心臓H1に確実に接触させることが可能となる。
そして、絶縁部材7には、絶縁部材7の厚さ方向に貫通する孔部11が形成されているので、絶縁部材7を基準面T1に沿ってより容易に伸長させ、心臓H1の鼓動を妨げて不整脈を誘発する危険性を低下させることができる。
絶縁部材7の周縁部には、絶縁部材7を挟むように2対の弾性部材12が設けられている。そして、絶縁部材12を挟むように設けられた対になる弾性部材12を伸ばした状態で弾性部材12における絶縁部材7から離間した部分を心臓H1に取り付けることで、弾性部材12の弾性力により絶縁部材7が心嚢膜H2から浮き上がることなく、絶縁部材7が心嚢膜H2に密着した状態で固定することができる。
また、線状電極9の直線状部分9aは一定の間隔おきに配置されているので、除細動電極2により印加される電気エネルギーの密度もほぼ均一化される。このため、ほぼ均一の密度の電気エネルギーを心臓H1に印加することができる。
また、心嚢膜H2に除細動電極2の弾性部材12が固定され、弾性部材12は絶縁部材7に設けられている。このため、心臓H1が鼓動したときに、弾性部材12、絶縁部材7の順で変形が生じ、線状電極9が変形することが抑えられる。したがって、線状電極9が変形により断線することを防止し、除細動電極2の耐久性を向上させることができる。
線状電極9は、49本の素線16を拠った撚り線14を4本並べることにより構成されているので、線状電極9が断線することを防止して除細動器4から供給される電気エネルギーを心臓H1に確実に印加することができる。
以上のように、線状電極9は、繰り返しの引っ張り強度と曲げ強度が非常に高いものになっており、平均的なヒトの約10年分の心拍数に相当する繰り返し耐久性(繰り返し曲げ回数で約4億回相当)を有している。
なお、本実施形態において、図11(a)に示すように、心房から心室に向かう方向Dと除細動電極2の直線状部分9aとが略平行になるように配置した。このとき、方向Dと直線状部分9aとのなす角度は0°となる。図11(b)は、このなす角度θ4が90°の場合を示している。
ここで、図12に、なす角度θ4を0°から90°まで変えたときの、除細動に要する電気エネルギーの関係を示す。図に示すように、なす角度θ4が0°及び90°のときに、心筋細胞内に電流が流入しやすくなり、除細動に要する電気エネルギーが低下する。このように、なす角度θ4が0°又は90°となるように除細動電極2を心臓H1に固定することで、除細動に要する電気エネルギーを低減させることができる。
また、本実施形態では、線状電極9の直線状部分9aを並んで蛇行する4本の撚り線14で構成し、この直線状部分9aを、絶縁部材7の長手方向に平行となる仮想直線C1上にほぼ等間隔ごとに設けられた固定部15で絶縁部材7に固定した。
この線状電極9の直線状部分9aの構成を、以下の3つの変形例に示すように変更しても良い。
例えば、図13に示す線状電極31のように、直線状部分31aの一部の固定部15を仮想直線C1上に設けないように構成しても良い。このように、固定部15を設ける部分に特に制限はなく、隣り合う2つの固定部15間の直線状部分の長さが、その2つの固定部15間の当接面7aに沿う長さより長くなるように形成された電極側余長部32a〜32cが設けられていれば良い。
また、図14及び図15に示すように、4本の撚り線14を2本ずつの組にして、並んで蛇行する2本の撚り線14による第一の線状電極35と第二の線状電極36とが、互いに編まれるように配置して、直線状部分37を構成しても良い。なお、以下に示す図では、説明の便宜のために、撚り線及び線状電極のいくつかにハッチングを付して示している。
本変形例では、第一の線状電極35と第二の線状電極36の交点には、互いを相対移動不能に接続する接続部38が備えられ、接続部38は絶縁部材7に埋設されて固定部となっている。接続部38は、線状電極35、36をレーザー等を用いて互いに溶接接合すること等により形成され、絶縁部材7の長手方向に平行となる仮想直線C2上にほぼ等間隔ごとに設けられている。
第一の線状電極35において、隣り合う2つの接続部38の間には、略V字状の電極側余長部39a、39bが設けられている。電極側余長部39a、39bは、電極側余長部39a、電極側余長部39b、電極側余長部39a、‥、の順で接続され、底面視で仮想直線C2に対して電極側余長部39aと電極側余長部39bは反対側に位置するように配置されている。
同様に、第二の線状電極36において、隣り合う2つの接続部38の間には、略V字状の電極側余長部40a、40bが設けられている。電極側余長部40a、40bは、電極側余長部40a、電極側余長部40b、電極側余長部40a、‥、の順で接続され、底面視で仮想直線C2に対して電極側余長部40aと電極側余長部40bは反対側に位置するように配置されている。
これら、電極側余長部39a、39b、40a、40bは絶縁部材7に対して相対移動可能となっている。
このように構成された本変形例によれば、除細動電極を心臓に留置した場合であっても心臓H1の鼓動に与える負荷を低減させることができる。そして、直線状部分37が心嚢膜H2に接触する面積を増加させ、電気エネルギーを心臓H1に確実に印加することが可能となる。
また、接続部38を備えることで、第一の線状電極35と第二の線状電極36とが交点において擦れ合い、摩耗するのを防止することができる。
また、上記変形例において、図16に示すように、第一の線状電極35の電極側余長部39a、39bに代えて略U字状の電極側余長部41を設け、第二の線状電極36の電極側余長部40a、40bに代えて略U字状の電極側余長部42を設けても良い。本変形例では、底面視において、電極側余長部41と電極側余長部42とは、仮想直線C2に対して反対側に位置するように配置されている。
すなわち、電極側余長部は、線状電極に設けられ、2つの固定部間の長さが2つの固定部間の当接面に沿う長さより長くなるように形成され、2つの固定部間において絶縁部材に対して相対移動可能とされた部分であれば良く、その形状に制限はない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図17及び図18に示すように、本実施形態の除細動システム51は、上記実施形態の除細動システム1の除細動電極2に代えて、除細動電極52を備えている。
そして、除細動電極52は、心臓H1に当接させる当接面57aを一方の面に有し、所定の基準面T2に沿ってシート状に形成された絶縁部材57と、絶縁部材57に設けられた絶縁側余長部58と、絶縁部材57の当接面57aに露出するように設けられ、導電性を有する材料で形成された電極ユニット59とを備えている。
絶縁部材57は、略矩形状に形成されていて、当接面57a側が凹形となるように湾曲した形状に形成されている。絶縁部材57は、絶縁部材7と同様の材料で形成されている。
絶縁部材57には、当接面57a側に突出した尾根部62a、62bが設けられている。
尾根部62aは、底面視において、絶縁部材57の一辺に平行となるとともに、所定の間隔をおいて互いに平行となるように4つ設けられている。また、尾根部62bは、尾根部62aと直交するとともに、所定の間隔をおいて互いに平行となるように5つ設けられている。これら尾根部62a、62bは、全体として格子状になるように形成されている。
また、絶縁部材57において、尾根部62a、62b以外の、絶縁部材57の当接面57aとは反対側の他方の面57b側に凹んだ部分には、絶縁部材57の厚さ方向に貫通する長孔状の孔部63が複数形成されている。
電極ユニット59は、尾根部62aの当接面57a側に突出した部分に配置された電極集合体64と、尾根部62bの当接面57a側に突出した部分に配置された電極集合体65と、略円弧状に形成されて絶縁部材57中に埋め込まれて周囲から絶縁され、電極集合体64の端部同士を接続する電極接続部66とを有している。
電極集合体64は、第一の線状電極67と第二の線状電極68とを互いに編むことにより形成されている。同様に、電極集合体65は、第一の線状電極69と第二の線状電極70とを互いに編むことにより形成されている。
なお、本実施形態では、線状電極67、68、69、70は、それぞれ1本の撚り線14で構成されている。
電極集合体64と電極集合体65との交点には、互いを固定して電気的に接続する電極固定部73が備えられている。電極固定部73は、電極集合体64、65をレーザー等を用いて互いに溶接接合すること等により形成されている。この電極固定部73は、絶縁部材57には固定されず、絶縁部材57に対して相対的に移動可能となっている。
本実施形態では、絶縁部材57中に埋め込まれた電極接続部66の端部66aが固定部を構成していて、両端部が電極接続部66の端部66aに接続された線状電極67、68、69、70が電極側余長部を構成している。
なお、隣り合う電極集合体64の間隔、及び隣り合う電極集合体65の間隔は、2.5〜20mm程度となることが好ましい。
このように構成された本実施形態の除細動電極52によれば、心臓H1に留置した場合であっても心臓H1の鼓動に与える負荷を低減させることができる。
さらに、絶縁部材57は、当接面57a側が凹形となるように形成されているので、心臓H1の形状により適合し、除細動電極52が心臓H1に与える負荷をより低減させることができる。
また、絶縁部材57を、尾根部62aに平行な方向と尾根部62bに平行な方向に、容易に伸縮させることができる。
また、第一の線状電極67と第二の線状電極68が互いに編まれているので、簡単な構成で、第一の線状電極67と第二の線状電極68とを一体にすることができる。
そして、電極集合体64又は電極集合体65のいずれかが、心臓H1の心房から心室に向かう方向Dに対して略平行となるように除細動電極52を心臓H1に固定することで、除細動に要する電気エネルギーをより低減させることができる。
なお、本実施形態においては、電極固定部73は絶縁部材57に固定されないものとしたが、電極固定部73を絶縁部材57中に埋設する等して、電極固定部73を絶縁部材57に固定するように構成しても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図19及び図20に示すように、本実施形態の除細動システム81は、上記実施形態の除細動システム1の除細動電極2に代えて、除細動電極82を備えている。
そして、除細動電極82は、心臓H1に当接させる当接面87aを一方の面に有し、平坦状の基準面T3に沿ってシート状に形成された絶縁部材87と、絶縁部材87に設けられた絶縁側余長部88と、絶縁部材87の当接面87aに露出するように設けられ、導電性を有する材料で形成された電極ユニット89とを備えている。
絶縁部材87は、平坦かつ略矩形状に形成されていて、絶縁部材7と同様の材料で形成されている。
絶縁側余長部88は、絶縁部材87の当接面87aとは反対側の他方の面87b側に四角錐状に突出する部分であり、底面視で電極ユニット89に干渉しない位置に形成されている。
電極ユニット89は、絶縁部材87の一辺に平行となるように配置された3本の電極集合体90と、電極集合体90に直交するように配置された3本の電極集合体91と、略円弧状に形成されて絶縁部材87中に埋め込まれて周囲から絶縁され、電極集合体90の端部同士を接続する電極接続部92とを有している。
3本の電極集合体90と3本の電極集合体91は、それぞれが所定の間隔をおいて互いに平行となるように配置され、電極集合体90、91は、全体として格子状になるように配置されている。
各電極集合体90は、3本の線状電極95、96、97を互いに編むことにより形成されている。同様に、各電極集合体91は、3本の線状電極98、99、100を互いに編むことにより形成されている。
なお、本実施形態では、線状電極95〜100は、それぞれ1本の撚り線14で構成されている。
電極集合体90と電極集合体91との交点には、互いを固定して電気的に接続する電極固定部101が備えられている。電極固定部101は、電極集合体90、91をレーザー等を用いて互いに溶接接合すること等により形成されている。この電極固定部101は、絶縁部材87には固定されず、絶縁部材87に対して相対的に移動可能となっている。
電極接続部101は、電極集合体90と電極接続部92との接続部にも備えられている。
本実施形態では、絶縁部材87中に埋め込まれた電極接続部92の端部92aが固定部を構成していて、両端部が電極接続部92の端部92aに接続された線状電極95〜97が電極側余長部を構成している。
このように構成された本実施形態の除細動電極82によれば、心臓H1に留置した場合であっても心臓H1の鼓動に与える負荷を低減させることができる。
なお、本実施形態では、電極集合体90、91は3本の線状電極を編んで構成したが、電極集合体を構成する線状電極の数に制限はなく、電極集合体を4本以上の線状電極を編んで構成しても良い。
以上、本発明の第1実施形態及び第3実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更等も含まれる。
例えば、上記第1実施形態から第3実施形態では、線状電極を絶縁部材に固定するのに、縫合、接着、金属部材による把持(クリップやカシメ)等の手段を用いても良い。
また、弾性部材12は絶縁部材を挟むように一対設けられていれば、この一対の弾性部材12を用いて、除細動電極を張った状態で心臓H1に固定することができる。このため、弾性部材12は絶縁部材に少なくとも一対設けられていれば良い。
また、上記第1実施形態から第3実施形態では、絶縁側余長部は絶縁部材の少なくとも1カ所に設けられていれば良く、電極側余長部は線状電極の少なくとも1カ所に設けられていれば良い。絶縁側余長部又は電極側余長部が少なくとも1カ所に設けられていれば、その部分が基準面に沿って伸縮することで心臓H1の鼓動に与える負荷を低減させることができるからである。
また、上記第1実施形態から第3実施形態では、絶縁部材に絶縁側余長部が設けられていなくても良い。線状電極に電極側余長部が設けられていれば、心臓H1の負荷が低減するからである。
また、上記第2実施形態及び第3実施形態では、所定の間隔をおいて互いに平行に配置される電極集合体の数に制限は無く、幾つでも良い。
2、52、82 除細動電極
7、57、87 絶縁部材
7a、57a、87a 当接面
9、31、95〜100 線状電極
10、32a、32b、32c、39a、39b、40a、40b 電極側余長部
11、63 孔部
12 弾性部材
15 固定部
35、67、69 第一の線状電極
36、68、70 第二の線状電極
38 接続部
H1 心臓

Claims (4)

  1. 心臓に電気エネルギーを印加する除細動電極であって、
    当接面を有する絶縁部材と、
    前記当接面上に複数設けられた固定部で前記絶縁部材に固定される導電性の線状電極と、
    前記線状電極に設けられ、2つの前記固定部間の長さが前記2つの固定部間の前記当接面に沿う長さより長くなるように形成され、前記2つの固定部間において前記絶縁部材に対して相対移動可能とされた電極側余長部と、
    を備えることを特徴とする除細動電極。
  2. 前記線状電極として交点を有するように交差する第一の線状電極と第二の線状電極とを有し、
    前記交点には、互いを相対移動不能に接続する接続部を備えることを特徴とする請求項1に記載の除細動電極。
  3. 前記線状電極として第一の線状電極と第二の線状電極とを有し、
    前記第一の線状電極と前記第二の線状電極とが互いに編まれていることを特徴とする請求項1に記載の除細動電極。
  4. 前記絶縁部材の周縁部には、前記絶縁部材を挟むように少なくとも一対の弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の除細動電極。
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