JP2011056098A - パーマネント施術方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パーマネントの施術の際に、パーマネントウェーブ用剤の臭いの拡散を抑制することができるパーマネント施術方法を提供する。
【解決手段】
施術者は、プレシャンプー工程S1、被施術者の頭髪をロッドに巻き付けるワインディング工程S2を実施し、キャップを被施術者の頭部に被せるキャップ装着工程S3を実施する。次に施術者は、被施術者の頭髪にキャップを被せたまま、頭髪に第1剤を塗布する第1剤塗布工程S4を実施し、キャップ取り外し工程S5、テストカール工程S6、頭髪を水洗する水洗工程S7を実施する。さらに施術者は、キャップを再度被施術者の頭部に装着するキャップ再装着工程S8を実施した後、被施術者の頭髪にキャップを被せたまま、頭髪に第2剤を塗布する第2剤塗布工程S9を実施する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、頭髪にパーマネントウェーブを施すパーマネント施術方法に関する。
頭髪にパーマネントウェーブを施すパーマネント施術は、一般的に次のような手順で行われる。すなわち、まず被施術者の頭髪をロッドに巻き付け(ワインディング)、その頭髪に対して還元剤を含むパーマネント用液剤(第1剤)を塗布する。そして、キャップで頭髪を覆い、その状態で所定時間放置する。これにより、頭髪内部のタンパク結合が切断される。次に、酸化剤を含むパーマネント用液剤(第2剤)を頭髪に塗布する。その結果、頭髪内部のタンパク結合が再形成され、頭髪にパーマネントウェーブが施されることになる。
上記のとおり、パーマネント施術においてはパーマネント用液剤を被施術者の頭髪に塗布する作業が行われる。従来、この作業を効率的に行うための工夫が種々提案されている。例えば、特許文献1には、複数のパーマ液吐出ノズルを備えたパーマ液供給装置が開示されている。このパーマ液供給装置によれば、複数のパーマ液吐出ノズルから同時にパーマネント用液剤を吐出することにより、頭髪の全域にわたって均等にパーマネント用液剤を塗布することができる。
また、特許文献2には、パーマネント用液剤を霧状にして頭髪に噴霧するパーマネント施術方法が開示されている。このパーマネント施術方法によれば、被施術者の頭髪に対して適量のパーマネント用液剤を容易に塗布することができるため、パーマネント用液剤塗布作業の効率化を図ることができる。
特開平10−108720号公報 特開2009−119158号公報
ところで、パーマネント用液剤には不快臭を有するものがある。特に、例えばスピエラ(登録商標)等のようなメルカプト基を有する還元剤は、特有の臭気を有しているため、パーマネント施術中において施術者及び被施術者の双方に不快感を与えるという問題がある。このような不快臭を有するパーマネント用液剤を利用する場合、上記従来のパーマ液供給装置又はパーマネント施術方法によって塗布作業を短時間で行うことができたとしても、その不快臭を抑制することは困難である。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができるパーマネント施術方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のパーマネント施術方法は、頭髪をキャップで覆う工程と、前記キャップ内に還元剤を含む第1剤を注入し、ロッドに巻き付けられた頭髪に前記第1剤を塗布する第1剤塗布工程と、前記キャップ内に酸化剤を含む第2剤を注入し、ロッドに巻き付けられた頭髪に前記第2剤を塗布する第2剤塗布工程とを有する。
この態様において、前記キャップには開閉自在な開口部が少なくとも1つ設けられており、前記第1剤塗布工程は、前記開口部を介して前記キャップ内に第1剤を注入し、当該第1剤を頭髪に塗布する工程と、前記第1剤が頭髪に塗布された後に前記開口部を閉じる工程とを含んでいることが好ましい。
また、上記態様において、前記第2剤塗布工程では、前記開口部を介して前記キャップ内に第2剤を注入し、当該第2剤を頭髪に塗布することが好ましい。
また、上記態様において、前記キャップには前記開口部が複数設けられ、前記第1剤塗布工程では、前記第1剤を収容する第1剤容器に設けられたノズルを前記開口部に挿入し、当該ノズルから前記第1剤を注出することにより、前記第1剤を頭髪に塗布することが好ましい。
また、上記態様において、前記キャップにはファスナにより開閉可能な前記開口部が設けられ、前記第1剤塗布工程では、前記ファスナを開放した状態で前記第1剤を収容する第1剤容器から前記開口部を介して前記第1剤を注出することにより、前記第1剤を頭髪に塗布することが好ましい。
また、上記態様において、前記キャップには手袋状に窪んだ手袋部が設けられており、前記第1剤塗布工程では、頭髪を前記キャップで覆った状態で、前記第1剤を収容する第1剤容器を前記手袋部に挿入された施術者の手で前記キャップ内において保持し、前記第1剤容器から前記第1剤を注出することにより、前記第1剤を頭髪に塗布することが好ましい。
本発明に係るパーマネント施術方法よれば、パーマネントの施術の際に、パーマネントウェーブ用剤の臭いの拡散を抑制することができる。
実施の形態1に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す平面図。 実施の形態1に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す側面図。 実施の形態1に係るパーマネント施術方法に使用するアプリケータの構成を示す外観図。 実施の形態1に係るパーマネント施術方法の手順を示すフローチャート。 実施の形態2に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す側面図。 実施の形態2に係るパーマネント施術方法の手順を示すフローチャート。 実施の形態3に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す側面図。 実施の形態3に係るパーマネント施術方法の手順を示すフローチャート。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1は、頭髪をロッドに巻き付け、ロッドに巻き付けられた頭髪を複数の穴が設けられたキャップで覆った後に、前記穴にアプリケータのノズルを挿入することでキャップ内に還元剤を含む第1剤を注入し、さらにその後に前記穴にアプリケータのノズルを挿入することでキャップ内に酸化剤を含む第2剤を注入するパーマネント施術方法である。
まず、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するキャップについて説明する。図1は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す平面図であり、図2は、その側面図である。キャップ101は、半透明のナイロン製であり、人の頭部を覆うことが可能な程度の大きさの袋状をなしている。また、キャップ101の開口102に沿って環状のゴムが取り付けられており、これによって開口102は伸縮自在となっている。開口102を押し広げた状態で被施術者の頭部にキャップ101を被せ、開口102をゴムの力で収縮させることで、被施術者の頭部にキャップ101を装着することができる。かかるキャップ101の全体には、抗菌及び抗臭加工が施されている。
キャップ101には、10個の穴103a,103b,103cが設けられている。これらの穴103a,103b,103cについてさらに詳しく説明する。キャップ101の左右方向の中央部には、4つの穴103aが設けられている。これらの4つの穴103aは等間隔に前後方向に並んでいる。また、キャップ101の右側には、3つの穴103bが設けられており、キャップ101の左側には、3つの穴103cが設けられている。なお、本明細書において、「右側」とは被施術者がキャップを装着したときにおける被施術者から見た右側をいい、「左側」とは前記被施術者から見た左側をいう。また「前側」とは被施術者がキャップを装着したときにおける被施術者から見た前側をいい、「後側」とは被施術者がキャップを装着したときにおける被施術者から見た後側をいう。
3つの穴103bは、キャップ101が被施術者の頭部に装着されたときに、被施術者の右耳の上方から後方へと至る円弧状に配置されている。同様に3つの穴103cは、キャップ101が被施術者の頭部に装着されたときに、被施術者の左耳の上方から後方へと至る円弧状に配置されている。また、穴103a,103b,103cのそれぞれの直径は約2〜3mmであり、後述するアプリケータ111のノズル113c(図3参照)を挿入可能な大きさとされている。これらの10個の穴103a,103b,103cは、パーマネントウェーブの施術において一般的に行われるブロッキングのブロックに対応している。すなわち、ブロッキングでは、左右方向中央に4つのセンターブロックと、左右それぞれに3つずつのサイドブロックとが作られるが、4つの穴103aは4つのセンターブロックに各別に対応しており、3つの穴103bは右側の3つのサイドブロックに各別に対応しており、3つの穴103cは左側の3つのサイドブロックに各別に対応している。これにより、後述するように各ブロックに対して対応する穴103a,103b,103cから第1剤及び第2剤を注入し各ブロックに第1剤及び第2剤を塗布することができるので、頭髪の一部にアプリケータ111のノズル113c(図3参照)の先端を近づけることができずに液剤の塗りむらが生じることが防止され、結果として頭髪全体に第1剤及び第2剤を十分に塗布することができる。
10個の穴103a,103b,103cのそれぞれの近傍には、穴103a,103b,103cを塞ぐためのカバー部材104が設けられている。カバー部材104はキャップ101の本体よりも厚みが大きく硬いナイロン製であり、穴103a,103b,103cよりも大きい四角形をなしている。カバー部材104の一辺はキャップ101の本体に固着されている。これにより、施術者はカバー部材104のキャップ101の本体に固着されている一辺の反対の辺を持ち上げることでそのカバー部材104に対応する穴を露出させることができ、アプリケータ111のノズル113cをこの穴に挿入することができる。また、液剤の注入が終了し、アプリケータ111のノズル113cが穴から離された後は、カバー部材104が平坦な状態に自然に復帰し、概ね穴が塞がれた状態となる。この状態では、キャップ101の本体とカバー部材104との隙間が十分に狭く、キャップ101の内部の臭いは穴103a,103b,103cから殆んど漏れ出ない。また、カバー部材104のそれぞれにも抗菌及び抗臭加工が施されている。
次に、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するアプリケータについて説明する。本明細書においてアプリケータとは、パーマネント施術に用いる液剤(第1剤又は第2剤)を収容し、収容した液剤を注出するノズルを有する容器をいう。図3は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するアプリケータの構成を示す外観図である。アプリケータ111は、容器本体112と、ノズル部113とを備えている。容器本体112は、概ね円柱状をなしており、その側面に内容物の量を計測するための目盛112aが刻印されている。かかる容器本体112は、半透明のプラスチック製であり、その内容物を外部から目視可能となっている。また、容器本体112の上端からは、容器本体112の円柱に対して直径が若干小さい延長部分が設けられており、その延長部分の外周には雄ネジが形成されている(図示せず)。この雄ネジの部分がノズル部113に設けられた雌ネジ部分と螺合して、容器本体112にノズル部113が装着される。
ノズル部113は、不透明のプラスチック製であり、上記の容器本体112の円柱形状と概ね同一の直径を有する半球形状の基部113aと、基部113aの頂点から突設されたテーパ部113bとを有している。基部113aの内周面には雌ネジが形成されており、上述したように容器本体112の雄ネジ部分と螺合可能である。また、テーパ部113bは、ノズル部113が容器本体112に装着された状態において容器本体112の軸心方向から所定角度傾斜した方向に突出しており、その先端に向かうにしたがって細くなるようにテーパ状をなしている。かかるノズル部113は厚さが概ね均一なプラスチックにより構成されている。またテーパ部113bの先端には、ノズル部113の内部空間につながる開口が設けられている。さらにテーパ部113bの先端には、金属製のノズル113cが接続されている。ノズル113cは、外径が約2〜3mmの細長いパイプ状をなしており、ノズル113cの貫通孔がテーパ部113bの前記開口を通じてノズル部113の内部空間に続いている。このような構成により、ノズル113cの貫通孔から液剤が注出可能である。また、テーパ部113bの基端からノズル113cの先端までの長さは約100mmとされている。
本実施の形態に係るパーマネント施術方法においては、上記のようなアプリケータ111が2つ使用され、一方のアプリケータ111には還元剤を含む第1剤が収容され、他方のアプリケータ111には酸化剤を含む第2剤が収容される。具体的には、第1剤としては、例えばスピエラ(登録商標)が使用され、第2剤としては例えばブロム酸タイプのものが使用される。
次に、本実施の形態に係るパーマネント施術方法について具体的に説明する。図4は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法の手順を示すフローチャートである。まず、施術者はシャンプーにより被施術者の頭髪を洗浄するプレシャンプー工程を実施する(ステップS1)。このプレシャンプー工程により、被施術者の頭髪に付着した汚れ、頭髪用化粧品等が除去される。次に、施術者は、被施術者の頭髪をロッドに巻き付けるワインディング工程を実施する(ステップS2)。このワインディング工程においては、施術者は被施術者の頭髪をセンター4、両サイド3の計10のブロックに区分けするブロッキングを行い、各ブロックにおいて頭髪を根元からロッドに巻き付ける。このようなワインディングにより、ロッドに巻き付けられた頭髪のケラチン分子には巻き付け張力に応じた応力が生じる。
次に施術者は、頭髪にロッドを巻き付けた被施術者の頭部全体を覆うようにキャップ101を被施術者の頭部に被せるキャップ装着工程を実施する(ステップS3)。このキャップ装着工程では、施術者は、各穴103a,103b,103cが被施術者の頭髪の対応する各ブロックに位置するようにキャップ101を被施術者の頭部に被せる。
次に施術者は、被施術者の頭髪に第1剤を塗布する第1剤塗布工程を実施する(ステップS4)。この第1剤塗布工程では、施術者は第1剤が収容されたアプリケータ111を使用し、キャップ101のカバー部材104を持ち上げて穴103a,103b,103cを露出させた状態で、そのアプリケータ111のノズル113cを穴103a,103b,103cに挿入し、第1剤をアプリケータ111から注出することで、各ブロックに対して満遍なく第1剤を塗布する。ノズル113cが穴103a,103b,103cから抜き出された後は、カバー部材104が自然に平坦な状態に復帰し、穴103a,103b,103cが閉塞される。その後施術者は、第1剤が頭髪に塗布された状態のまま室温環境下(15〜30℃)で10〜20分程度放置する。このように第1剤が頭髪に塗布された後の時間経過に伴って、頭髪のケラチン分子のシスチン結合が切断され、頭髪内部のケラチン分子が相対的に移動再配置される。
次に施術者は、キャップ101を被施術者の頭部から取り外すキャップ取り外し工程を実施し(ステップS5)、さらに頭髪におけるウェーブのかかり具合を確認するテストカール工程を実施する(ステップS6)。その後、施術者は、ロッドに巻き付けられた状態のままの被施術者の頭髪を水洗する水洗工程を実施する(ステップS7)。この水洗工程により、頭髪から第1剤が除去される。また施術者は、水洗工程により付着した水分をタオルドライにより除去する。
次に施術者は、再度キャップ101を被施術者の頭部に装着するキャップ再装着工程を実施する(ステップS8)。このキャップ再装着工程においても、施術者は、各穴103a,103b,103cが被施術者の頭髪の対応する各ブロックに位置するようにキャップ101を被施術者の頭部に被せる。
その後施術者は、被施術者の頭髪に第2剤を塗布する第2剤塗布工程を実施する(ステップS9)。この第2剤塗布工程では、施術者は第2剤が収容されたアプリケータ111を使用し、キャップ101のカバー部材104を持ち上げて穴103a,103b,103cを露出させた状態で、そのアプリケータ111のノズル113cを穴103a,103b,103cに挿入し、第2剤をアプリケータ111から注出することで、各ブロックに対して満遍なく第2剤を塗布する。第1剤塗布工程と同様に、ノズル113cが103a,103b,103cから抜き出された後は、カバー部材104が自然に平坦な状態に復帰し、穴103a,103b,103cが閉塞される。さらに施術者は、第2剤が頭髪に塗布された状態のまま室温環境下(15〜30℃)で10〜20分程度放置する。このように第2剤が頭髪に塗布された後の時間経過に伴って、切断された頭髪のケラチン分子のシスチン結合が再結合され、ロッドに巻き付けられることによって形成された頭髪のウェーブが固定される。
放置時間が経過した後には、施術者はキャップ101を被施術者の頭部から再度取り外すキャップ再取り外し工程(ステップS10)、頭髪からロッドを取り外すロッドオフ工程(ステップS11)、及びロッドが取り外された頭髪を水洗し、トリートメント処理を行うプレーンリンス工程(ステップS12)を順次実施する。これにより、被施術者の頭髪から第2剤が除去され、パーマネント施術が終了する。
本実施の形態に係るパーマネント施術方法によれば、上記のように被施術者の頭部にキャップ101を被せた状態で、第1剤及び第2剤を被施術者の頭髪に塗布するため、第1剤及び第2剤の不快臭が被施術者の周囲に拡散せず、パーマネント施術中において施術者及び被施術者に不快感を与えることを防止できる。
また、本実施の形態においては、キャップ101の全体に亘って複数の穴103a,103b,103cが設けられているので、被施術者の頭部にキャップ101を装着した状態で、これらの穴103a,103b,103cに容易にアプリケータ111のノズル113cを挿入し、被施術者の頭髪全体に第1剤及び第2剤を塗布することができる。
また、本実施の形態においては、キャップ101に設けられた穴103a,103b,103cの位置をブロッキングにより作成されるブロックの位置に対応させているので、ブロック毎にロッドに巻き付けられる頭髪の毛束のそれぞれに第1剤及び第2剤を塗布することができる。ブロックは頭髪全体に作成されることから、結果として頭髪全体に第1剤及び第2剤を塗布することが可能となる。
また、本実施の形態においては、穴103a,103b,103cを閉塞するためのカバー部材104が設けられたキャップ101が使用されるため、アプリケータ111のノズル113cを挿入するときにだけ穴103a,103b,103cが開放され、それ以外のときにはこれらの穴103a,103b,103cは閉塞される。したがって、頭髪に塗布された第1剤及び第2剤の不快臭が拡散することがより一層効果的に抑制される。また、穴103a,103b,103cは大きさが十分に小さいため、開放されていても頭髪に塗布された第1剤及び第2剤の不快臭の拡散は十分に抑えられる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、頭髪をロッドに巻き付け、ロッドに巻き付けられた頭髪をファスナーにより開閉自在な穴が設けられたキャップで覆った後に、前記穴を開放してキャップ内に還元剤を含む第1剤を注入し、その後前記穴を閉塞し、さらにその後に前記穴を開放してキャップ内に酸化剤を含む第2剤を注入し、その後前記穴を閉塞するパーマネント施術方法である。
まず、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するキャップについて説明する。図5は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す側面図である。キャップ201は、半透明のナイロン製であり、人の頭部を覆うことが可能な程度の大きさの袋状をなしている。また、キャップ201の開口202は全周にわたって袋状に形成され、その内部を紐203が通されている。紐203の両端は開口202に袋状の部分に設けられた穴から外部へ延出しており、その延出長さを調整することにより開口202の大きさを調節可能である。開口部202を広げた状態で被施術者の頭部にキャップ201を被せ、紐203を延出させて被施術者の頭部の大きさに合うように開口202を小さくすることで、被施術者の頭部にキャップ201を装着することができる。かかるキャップ201の全体には、抗菌及び抗臭加工が施されている。
キャップ201には、5個の穴203a,203b,203cが設けられている。それぞれの穴203a,203b,203cは直線状をなしており、ファスナが各別に取り付けられている。このファスナは合成樹脂(ナイロン)製であり、雄型と雌型を有し、それらを指で挟むことにより閉じることができ、反対側に引き離すように引っ張ることにより開放することができるものである。これらのファスナにより、穴203a,203b,203cは開閉自在となっている。穴203aは、キャップ201の左右方向中央部を前後方向の大部分にわたって延設されている。穴203bは、キャップ201の左右前側部分のそれぞれに1つずつ設けられている。穴203cは、キャップ201の左右後側部分のそれぞれに1つずつ設けられている。かかる穴203b,203cのそれぞれは、穴203aの近傍位置から開口202の近傍位置に至るまで上下方向に延びている。これにより、穴203a,203b,203cを介してアプリケータ111から第1剤及び第2剤を頭髪全体に塗布することが可能である。また、第1剤及び第2剤を塗布した後は、それぞれの穴203a,203b,203cに設けられたファスナを閉じることにより、キャップ201を密閉することができ、外部に第1剤及び第2剤の不快臭が拡散することを防止できる。
なお、本実施の形態に係るパーマネント施術方法においては、実施の形態1で説明したアプリケータ111を使用するので、アプリケータ111の構成についてはその説明を省略する。
次に、本実施の形態に係るパーマネント施術方法について具体的に説明する。図6は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法の手順を示すフローチャートである。プレシャンプー工程(S201)、ワインディング工程(S202)については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
ワインディング工程を実施した後、施術者は、頭髪にロッドを巻き付けた被施術者の頭部全体を覆うようにキャップ201を被施術者の頭部に被せるキャップ装着工程を実施する(ステップS203)。このキャップ装着工程では、施術者は、穴203aが頭部の左右方向中央部に位置し、穴203bが頭部の左右前側部分に位置し、穴203cが頭部の左右後側部分に位置するようにキャップ201を被施術者の頭部に被せる。
次に施術者は、被施術者の頭髪に第1剤を塗布する第1剤塗布工程を実施する(ステップS204)。この第1剤塗布工程では、施術者は第1剤が収容されたアプリケータ111を使用し、キャップ201の穴203a,203b,203cのファスナを開いた状態で、そのアプリケータ111のノズル113cを穴203a,203b,203cに挿入し、第1剤をアプリケータ111から注出することで、頭髪全体に満遍なく第1剤を塗布する。ノズル113cが穴203a,203b,203cから抜き出された後は、施術者は各穴203a,203b,203cに設けられたファスナを閉じる。これにより穴203a,203b,203cが閉塞される。その後施術者は、第1剤が頭髪に塗布された状態のまま室温環境下(15〜30℃)で10〜20分程度放置する。これにより、頭髪のケラチン分子のシスチン結合が切断され、頭髪内部のケラチン分子が相対的に移動再配置される。
放置時間が経過した後には、施術者はキャップ201を被施術者の頭部から取り外すキャップ取り外し工程を実施する(ステップS205)。その後のテストカール工程(ステップS206)、水洗工程(ステップS207)については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
次に施術者は、再度キャップ201を被施術者の頭部に装着するキャップ再装着工程を実施する(ステップS208)。このキャップ再装着工程においても、施術者は、穴203aが頭部の左右方向中央部に位置し、穴203bが頭部の左右前側部分に位置し、穴203cが頭部の左右後側部分に位置するようにキャップ201を被施術者の頭部に被せる。
その後施術者は、被施術者の頭髪に第2剤を塗布する第2剤塗布工程を実施する(ステップS209)。この第2剤塗布工程では、施術者は第2剤が収容されたアプリケータ111を使用し、キャップ201の穴203a,203b,203cのファスナを開いた状態で、そのアプリケータ111のノズル113cを穴203a,203b,203cに挿入し、第2剤をアプリケータ111から注出することで、頭髪全体に満遍なく第1剤を塗布する。ノズル113cが穴203a,203b,203cから抜き出された後は、施術者は各穴203a,203b,203cに設けられたファスナを閉じる。これにより穴203a,203b,203cが閉塞される。さらに施術者は、第2剤が頭髪に塗布された状態のまま室温環境下(15〜30℃)で10〜20分程度放置する。これにより、切断された頭髪のケラチン分子のシスチン結合が再結合され、ロッドに巻き付けられることによって形成された頭髪のウェーブが固定される。
放置時間が経過した後には、施術者はキャップ201を被施術者の頭部から再度取り外すキャップ再取り外し工程を実施する(ステップS210)。その後のロッドオフ工程(ステップS211)、プレーンリンス工程(ステップS212)については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態に係るパーマネント施術方法によれば、上記のように被施術者の頭部にキャップ201を被せた状態で、第1剤及び第2剤を被施術者の頭髪に塗布するため、第1剤及び第2剤の不快臭が被施術者の周囲に拡散せず、パーマネント施術中において施術者及び被施術者に不快感を与えることを防止できる。
また、本実施の形態においては、キャップ201の前後左右方向の全体にわたって、頭頂部から概ね放射状に穴203a,203b,203cを設けたため、第1剤及び第2剤の塗布作業が容易となり、被施術者の頭髪全体に第1剤及び第2剤を塗布することができる。
また、本実施の形態においては、キャップ201の穴203a,203b,203cのそれぞれにファスナを設け、穴203a,203b,203cを密封可能としたため、頭髪に塗布された第1剤及び第2剤の不快臭が拡散することを確実に防止することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、頭髪をロッドに巻き付け、ロッドに巻き付けられた頭髪を内側に手袋が設けられたキャップで覆った後に、キャップ内において還元剤を含む第1剤を頭髪に塗布し、その後キャップに設けられた手袋に施術者が手を入れてテストカールを実施し、さらにその後にキャップ内において酸化剤を含む第2剤を頭髪に塗布するパーマネント施術方法である。
まず、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するキャップについて説明する。図7は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法に使用するキャップの構成を示す側面図である。キャップ301は、半透明のナイロン製であり、平面視において直径が約50cmの袋状をなしている。また、キャップ301の開口302は全周にわたって袋状に形成され、その内部を環状のゴムが通されている。これによって開口302は伸縮自在となっている。開口302を押し広げた状態で被施術者の頭部にキャップ301を被せ、開口302をゴムの力で収縮させることで、被施術者の頭部にキャップ301を装着することができる。かかるキャップ301の全体には、抗菌及び抗臭加工が施されている。
キャップ301の両側部及び後部のそれぞれにおいて、キャップ301は内側に手袋状に窪んでおり、それぞれが手袋部303b,303cとなっている。キャップ301の右側部分に設けられた手袋部(図示せず)は右手用の手袋形状をなしており、キャップ301の左側部分に設けられた手袋部303bは左手用の手袋形状をなしている。キャップ301の後側部分に設けられた手袋部303cは右手用の手袋形状をなしている。また、キャップ301は通常の人の頭部よりも十分に大きなサイズとされており、被施術者がキャップ301を装着した状態で、さらにその内側にアプリケータ111を入れることができる。施術者はこの状態でキャップ301の右側部分に設けられた手袋部又はキャップ301の後側部分に設けられた手袋部303cに右手を挿入し、キャップ301の左側部分に設けられた手袋部303bに左手を挿入することで、キャップ301の内部のアプリケータ111を把持することができ、被施術者がキャップ301を装着したまま、被施術者の頭髪に第1剤又は第2剤を塗布することが可能である。また、施術者はテストカールを実施するときにも、被施術者がキャップ301を装着した状態でキャップ301の右側部分に設けられた手袋部又は手袋部303cに右手を、手袋部303bに左手をそれぞれ挿入し、第1剤が付着している頭髪に直接手を触れることなく、テストカールを行うことができる。
次に、本実施の形態に係るパーマネント施術方法について具体的に説明する。図8は、本実施の形態に係るパーマネント施術方法の手順を示すフローチャートである。プレシャンプー工程(S301)、ワインディング工程(S302)については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
ワインディング工程を実施した後、施術者は、頭髪にロッドを巻き付けた被施術者の頭部全体を覆うようにキャップ301を被施術者の頭部に被せるキャップ装着工程を実施する(ステップS303)。このキャップ装着工程では、施術者は、キャップ301の右側部分に設けられた手袋部が被施術者の頭部の右側に位置し、手袋部303bが被施術者の頭部の左側に位置し、手袋部303cが被施術者の頭部の後側に位置するようにキャップ301を被施術者の頭部に被せる。
次に施術者は、被施術者の頭髪に第1剤を塗布する第1剤塗布工程を実施する(ステップS304)。この第1剤塗布工程では、施術者は第1剤が収容されたアプリケータ111を使用し、キャップ301の開口302を押し広げた状態でキャップ301の内側に当該アプリケータ111を入れ、手袋部303b,303cに両手を挿入してアプリケータ111を把持し、第1剤をアプリケータ111から注出して、頭髪全体に満遍なく第1剤を塗布する。したがって、第1剤を塗布しているときには、開口302が被施術者の頭部に密着しており、キャップ301には開口部分が存在しないので、第1剤の不快臭がキャップ301の外に洩れ出すことがない。また、施術者は手袋部303b,303cに手を挿入して第1剤の塗布作業を行うので、被施術者の頭髪を直接手で触れる必要がなく、施術者の手に第1剤が付着することが防止される。第1剤の頭髪への塗布が終了すると、アプリケータ111を開口302からキャップ301の外へ出す。アプリケータ111が外に出された後は、再度開口302が頭部と密着するので、このときにも第1剤の不快臭がキャップ301の外に洩れ出すことがない。その後施術者は、第1剤が頭髪に塗布された状態のまま室温環境下(15〜30℃)で10〜20分程度放置する。これにより、頭髪のケラチン分子のシスチン結合が切断され、頭髪内部のケラチン分子が相対的に移動再配置される。
放置時間が経過した後には、施術者はキャップ301が被施術者の頭部に装着されたまま、テストカール工程(ステップS305)を実施する。このテストカール工程においても、施術者は手を手袋部303b,303cに挿入し、被施術者の頭髪へのウェーブの付き具合及び頭髪の膨潤軟化の程度を確認するテストカールを行う。次に、施術者はキャップ301を被施術者の頭部から取り外すキャップ取り外し工程を実施し(ステップS306)、水洗工程を実施する(ステップS307)。なお、水洗工程については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
次に施術者は、再度キャップ301を被施術者の頭部に装着するキャップ再装着工程を実施する(ステップS308)。このキャップ再装着工程においても、施術者は、右側部分の手袋部が被施術者の頭部の右側に位置し、手袋部303bが被施術者の頭部の左側に位置し、手袋部303cが被施術者の頭部の後側に位置するようにキャップ301を被施術者の頭部に被せる。
その後施術者は、被施術者の頭髪に第2剤を塗布する第2剤塗布工程を実施する(ステップS309)。この第2剤塗布工程では、施術者は第2剤が収容されたアプリケータ111を使用し、キャップ301の開口302を押し広げた状態でキャップ301の内側に当該アプリケータ111を入れ、手袋部303b,303cに両手を挿入してアプリケータ111を把持し、第2剤をアプリケータ111から注出して、頭髪全体に満遍なく第2剤を塗布する。このようにすることにより、第1剤塗布工程と同様に、第2剤の不快臭がキャップ301の外に洩れ出すことがなく、施術者の手に第2剤が付着することが防止される。第2剤の頭髪への塗布が終了すると、アプリケータ111を開口302からキャップ301の外へ出す。アプリケータ111が外に出された後は、再度開口302が頭部と密着するので、このときにも第2剤の不快臭がキャップ301の外に洩れ出すことがない。さらに施術者は、第2剤が頭髪に塗布された状態のまま室温環境下(15〜30℃)で10〜20分程度放置する。これにより、切断された頭髪のケラチン分子のシスチン結合が再結合され、ロッドに巻き付けられることによって形成された頭髪のウェーブが固定される。
放置時間が経過した後には、施術者は被施術者の頭部にキャップ301が装着された状態でロッドオフ工程を実施する(ステップS310)。この工程では、施術者は手袋部303b,303cに手を挿入した状態で、頭髪からロッドを取り外す作業を行う。取り外したロッドは開口302を押し広げることで1つずつキャップ301の外に出される。このように、ロッドオフ工程においてもキャップ301を被施術者の頭部に装着したままであるので、第2剤の不快臭がキャップ301の外側に漏れ出ることがなく、施術者の手に第2剤が付着することが防止できる。
次に、施術者はキャップ301を被施術者の頭部から再度取り外すキャップ再取り外し工程を実施し(ステップS311)、プレーンリンス工程を実施する(ステップS312)。プレーンリンス工程については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態に係るパーマネント施術方法によれば、上記のように被施術者の頭部にキャップ301を被せた状態で、第1剤塗布工程、テストカール工程、第2剤塗布工程、及びロッドオフ工程を実施するため、これらの工程において第1剤及び第2剤の不快臭が被施術者の周囲に拡散せず、パーマネント施術中において施術者及び被施術者に不快感を与えることを防止できる。
また、本実施の形態においては、キャップ301の右側部分に図示しない手袋部を、左側部分に手袋部303bを、後側部分に手袋部303cを設け、これらの手袋部303b,303cに施術者の手を挿入して、キャップ301を装着したままの状態で第1剤塗布工程、テストカール工程、第2剤塗布工程、及びロッドオフ工程を実施するため、施術者が直接被施術者の頭髪に触れずに上記工程の作業を行うことができ、第1剤及び第2剤が施術者の手に付着することを防止することができる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態1においては、10個の穴103a,103b,103cを設けたキャップ101を使用するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。キャップの穴の数には制限がないが、少なくともアプリケータによって頭髪全体に満遍なく第1剤及び第2剤を塗布することができるように、キャップの全体に均一に分布するよう、複数の穴が設けられていることが好ましい。
また、上記の実施の形態1においては、10個の穴103a,103b,103cのそれぞれに、カバー部材104が設けられたキャップ101を使用するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。キャップにカバー部材104を設けない構成とし、これを使用してパーマネント施術を行ってもよいが、この場合は第1剤及び第2剤が少しではあるが被施術者の周囲に拡散することとなる。また、10個の穴103a,103b,103cをブロックに対応させた場合について述べたが、穴をブロックとは無関係に設けてもよい。
また、上記の実施の形態1においては、カバー部材104を硬いナイロン製とし、カバー部材104を持ち上げて第1剤又は第2剤の塗布作業を行った後に、カバー部材104が平坦な状態に自然に復帰する構成のキャップ101を使用するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。カバー部材の先端付近に面ファスナのフック部を取り付け、キャップの前記カバー部材の先端部分に対応する位置に面ファスナのループ部を取り付けて、穴にアプリケータ111のノズル113cを挿入しないときにはカバー部材のフック部を前記ループ部に係合させることで穴を閉塞する構成とし、これを使用してパーマネント施術を行ってもよい。
また、上記実施の形態1〜3においては、全体に抗菌及び抗臭加工を施したキャップ101,201,301を使用するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。キャップに抗菌及び抗臭加工の何れか一方を施していてもよいし、何れも施していなくてもよい。また、キャップの一部にのみ抗菌及び抗臭加工を施していてもよい。この場合、十分な抗菌及び抗臭効果を得るために、キャップ101,201,301のうち、少なくとも被施術者の頭部に接触する開口102,202,302の付近には抗菌及び抗臭加工を施しておくことが望ましい。
また、上記の実施の形態2においては、5個の穴203a,203b,203cが設けられたキャップ201を使用するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。穴の数は制限されず、1つの穴が設けられていてもよいし、5以外の複数の穴が設けられていてもよい。また、穴203a,203b,203cに設けられているファスナを、金属製のものとしてもよい。
また、上記の実施の形態3においては、3つの手袋部303b,303cが設けられたキャップ301を使用するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。手袋部の数は制限されず、1つの手袋部が設けられていてもよいし、3以外の複数の手袋部が設けられていてもよい。また、手袋部303b,303cに加え、ノズルを挿入する穴又はファスナで開閉可能な直線状の穴が設けられていてもよい。ファスナで開閉可能な直線状の穴が設けられている場合には、当該穴を通じてキャップの内外にアプリケータ111及びロッドを出し入れすることができる。
また、上記の実施の形態3においては、キャップ301を被施術者の頭部に装着していない状態でワインディング工程を実施するパーマネント施術方法について述べたが、これに限定されるものではない。ワインディング工程の前にキャップ301を被施術者の頭部に装着し、キャップ301を被施術者の頭部に装着した状態で、被施術者の頭髪に第1剤を塗布し、ロッドをキャップ301の内部に入れてワインディング工程を実施し、再度被施術者の頭髪に第1剤を塗布する第1剤塗布工程を実施してもよい。この場合は、ワインディング工程の前に第1剤を被施術者の頭髪に塗布することができ、第1剤を頭髪全体に均一に塗布することが容易に実現でき、しかもワインディングの際に不快臭が被施術者の周囲に拡散したり、施術者の手に第1剤が付着することを防止することができる。
本発明のパーマネント施術方法は、美容院、理髪店等において使用されるパーマネント施術方法等として有用である。
101 キャップ
102 開口
103a,103b,103c 穴
104 カバー部材
111 アプリケータ
112 容器本体
112a 目盛
113 ノズル部
113a 基部
113b テーパ部
113c ノズル
201 キャップ
202 開口
203 紐
203a,203b,203c 穴
301 キャップ
302 開口
303b,303c 手袋部

Claims (6)

  1. 頭髪をキャップで覆う工程と、
    前記キャップ内に還元剤を含む第1剤を注入し、ロッドに巻き付けられた頭髪に前記第1剤を塗布する第1剤塗布工程と、
    前記キャップ内に酸化剤を含む第2剤を注入し、ロッドに巻き付けられた頭髪に前記第2剤を塗布する第2剤塗布工程と
    を有する、パーマネント施術方法。
  2. 前記キャップには開閉自在な開口部が少なくとも1つ設けられており、
    前記第1剤塗布工程は、前記開口部を介して前記キャップ内に第1剤を注入し、当該第1剤を頭髪に塗布する工程と、前記第1剤が頭髪に塗布された後に前記開口部を閉じる工程とを含んでいる、
    請求項1に記載のパーマネント施術方法。
  3. 前記第2剤塗布工程では、前記開口部を介して前記キャップ内に第2剤を注入し、当該第2剤を頭髪に塗布する、
    請求項2に記載のパーマネント施術方法。
  4. 前記キャップには前記開口部が複数設けられ、
    前記第1剤塗布工程では、前記第1剤を収容する第1剤容器に設けられたノズルを前記開口部に挿入し、当該ノズルから前記第1剤を注出することにより、前記第1剤を頭髪に塗布する、
    請求項2又は3に記載のパーマネント施術方法。
  5. 前記キャップにはファスナにより開閉可能な前記開口部が設けられ、
    前記第1剤塗布工程では、前記ファスナを開放した状態で前記第1剤を収容する第1剤容器から前記開口部を介して前記第1剤を注出することにより、前記第1剤を頭髪に塗布する、
    請求項2又は3に記載のパーマネント施術方法。
  6. 前記キャップには手袋状に窪んだ手袋部が設けられており、
    前記第1剤塗布工程では、頭髪を前記キャップで覆った状態で、前記第1剤を収容する第1剤容器を前記手袋部に挿入された施術者の手で前記キャップ内において保持し、前記第1剤容器から前記第1剤を注出することにより、前記第1剤を頭髪に塗布する、
    請求項1に記載のパーマネント施術方法。
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JP2016000298A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 向井 孝 パーマネントウェーブ施術装置
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