JP2011055882A - 穿刺部の監視装置及びそれを備えた血液浄化装置 - Google Patents

穿刺部の監視装置及びそれを備えた血液浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】穿刺針の抜け又は可撓性チューブの穿刺針からの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該穿刺針の抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる穿刺部の監視装置及びそれを備えた血液浄化装置を提供する。
【解決手段】静脈側穿刺針b近傍の可撓性チューブに固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第1検知手段7と、該第1検知手段7の近傍に固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第2検知手段8と、第1検知手段7及び第2検知手段8からの出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜が相対的に変化したことを検知する監視手段9とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するための穿刺部の監視装置及びそれを備えた血液浄化装置に関するものである。
一般に、血液浄化療法、例えば血液透析治療においては、患者の血液を体外循環させるべく可撓性チューブから成る血液回路が使用されている。この血液回路は、患者から血液を採取する動脈側穿刺針が先端に取り付けられた動脈側血液回路と、患者に血液を戻す静脈側穿刺針が先端に取り付けられた静脈側血液回路とから主に成り、これら動脈側血液回路と静脈側血液回路との間にダイアライザを介在させ、体外循環する血液の浄化を行っている。
ところで、透析治療中において、患者に穿刺した動脈側穿刺針が何らかの原因で抜けたり或いは動脈側血液回路を成す可撓性チューブから離断した際には、当該動脈側穿刺針から空気を吸い込みダイアライザにおけるエアロックを生じさせたり、或いは静脈側穿刺針が何らかの原因で抜けたり或いは静脈側血液回路を成す可撓性チューブから離断した際には、動脈側側穿刺針から導入された患者の血液が患者の体内に戻らず流出してしまうという不具合があるため、かかる穿刺針の患者からの抜けや血液回路からの離断を検出すべく、従来より種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1にて開示されているように、箔状電極を合成樹脂テープと不織布テープ及び粘着材層にて挟持させた構成とし、当該粘着材層により穿刺針が穿刺された患者の腕に粘着させる漏液検知装置が提案されている。これにより、穿刺針が患者から抜けて血液や薬剤等が漏れる漏液が生じた場合、漏れた液体により箔状電極が短絡して当該漏液を検知することができるのである。
実開平5−79468号公報
しかしながら、上記従来の穿刺部の監視装置(漏液検知装置)においては、穿刺針から血液等の液体が漏れたことを検知するものであり、穿刺針の抜けや可撓性チューブの穿刺針からの離断を直接検知することはできず、患者からの穿刺針の抜け等による既述の如き悪影響を確実に回避できるものではなかった。即ち、上記従来のものは、穿刺針が患者から抜けて始めて検知できるものであるため、僅かながらでも漏液が生じてしまうのは回避できないのである。
特に、患者の体内に血液又は薬剤等を投入する穿刺針(血液回路の静脈側穿刺針など)においては、抜けた穿刺針の流路抵抗が生じたままとなるため、患者から抜けた穿刺針や穿刺針から離断した可撓性チューブの先端が飛び回って血液や薬剤等が周囲に飛散してしまい、漏液検知装置の上に必ずしも滴下しない不具合が考えられる。従って、穿刺針の抜け等を高精度に検知できないという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、穿刺針の抜け又は可撓性チューブの穿刺針からの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該穿刺針の抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる穿刺部の監視装置及びそれを備えた血液浄化装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するための穿刺部の監視装置において、前記穿刺針近傍の可撓性チューブに固定され、その固定部位の動き又は状態を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第1検知手段と、該第1検知手段の近傍に固定され、その固定部位の動き又は状態を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第2検知手段と、前記第1検知手段及び第2検知手段からの出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された動き又は状態が相対的に変化したことを検知する監視手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の穿刺部の監視装置において、前記可撓性チューブは、患者の血液を浄化すべく体外循環させるための血液回路であって、患者の血液を導出し得る動脈側血液回路及び浄化された当該血液を当該患者の体内に導入する静脈側血液回路を構成するものとされるとともに、前記穿刺針は、当該動脈側血液回路先端に取り付けられた動脈側穿刺針、又は静脈側血液回路先端に取り付けられた静脈側穿刺針から成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の穿刺部の監視装置において、前記第1検知手段は、前記動脈側血液回路又は静脈側血液回路に固定されるとともに、前記第2検知手段は、当該第1検知手段の近傍における患者の穿刺部位に固定されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の穿刺部の監視装置において、前記第1検知手段は、前記動脈側血液回路又は静脈側血液回路の何れか一方に固定されるとともに、前記第2検知手段は、当該動脈側血液回路又は動脈側血液回路の他方に固定されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の穿刺部の監視装置において、前記第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の傾斜をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、前記監視手段は、当該傾斜に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された傾斜が相対的に変化したことを検知することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の穿刺部の監視装置において、前記第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の加速度をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、前記監視手段は、当該加速度に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された加速度が相対的に変化したことを検知することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6に記載の穿刺部の監視装置を備えたことを特徴とする血液浄化装置である。
請求項1の発明によれば、第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された動き又は状態が相対的に変化したことを監視手段にて検知することによって、穿刺針の抜け又は可撓性チューブの穿刺針からの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該穿刺針の抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる。
請求項2の発明によれば、可撓性チューブは、患者の血液を浄化すべく体外循環させるための血液回路であって、患者の血液を導出し得る動脈側血液回路及び浄化された当該血液を当該患者の体内に導入する静脈側血液回路を構成するものとされるとともに、穿刺針は、当該動脈側血液回路先端に取り付けられた動脈側穿刺針、又は静脈側血液回路先端に取り付けられた静脈側穿刺針から成るので、動脈側穿刺針及び静脈側穿刺針の何れに対しても、患者からの抜けや動脈側血液回路又は静脈側血液回路からの離断を早期に検知すべく監視することができる。
請求項3の発明によれば、第1検知手段は、動脈側血液回路又は静脈側血液回路に固定されるとともに、第2検知手段は、当該第1検知手段の近傍における患者の穿刺部位に固定されるので、動脈側穿刺針及び静脈側穿刺針の相対的な穿刺位置関係が何れであっても、当該動脈側穿刺針又は静脈側穿刺針の患者からの抜けや動脈側血液回路又は静脈側血液回路からの離断を早期且つ精度よく検知すべく監視することができる。
請求項4の発明によれば、第1検知手段は、動脈側血液回路又は静脈側血液回路の何れか一方に固定されるとともに、第2検知手段は、当該動脈側血液回路又は動脈側血液回路の他方に固定されるので、患者側に第1検知手段及び第2検知手段を固定させる必要がなく、穿刺部の監視装置の取り付け作業をよりスムーズに行わせることができる。
請求項5の発明によれば、第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の傾斜をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、監視手段は、当該傾斜に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された傾斜が相対的に変化したことを検知するので、動脈側穿刺針又は静脈側穿刺針の患者からの抜けや可撓性チューブからの離断をより精度よく検知することができる。
請求項6の発明によれば、第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の加速度をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、監視手段は、当該加速度に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された加速度が相対的に変化したことを検知するので、動脈側穿刺針又は静脈側穿刺針の患者からの抜けや可撓性チューブからの離断を瞬時に検知することができる。
請求項7の発明によれば、請求項1〜6に記載の穿刺部の監視装置を備えた血液浄化装置であるので、当該請求項1〜6の発明の効果を有した血液浄化装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る穿刺部の監視装置及びそれを備えた血液浄化装置を示す全体模式図 同穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段の固定部位を示す模式図 同穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段からの出力信号(初期状態)を示すグラフ 同穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段からの出力信号(体動時)を示すグラフ 同穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段からの出力信号(静脈側穿刺針が患者から抜けた状態又は静脈側血液回路から離断した状態)を示すグラフ 本発明の他の実施形態に係る穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段の固定部位を示す模式図 本発明の更に他の実施形態に係る穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段の固定部位を示す模式図 本発明の第2の実施形態に係る穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段の固定部位を示す模式図 本発明の第3の実施形態に係る穿刺部の監視装置における第1検知手段及び第2検知手段の固定部位を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る穿刺部の監視装置は、患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するためのものであり、血液浄化治療を施すための血液浄化装置(更に具体的には、血液透析治療を施すための血液透析装置)に適用されたものである。
適用される血液浄化装置において、図1に示すように、可撓性チューブは、患者の血液を浄化すべく体外循環させるための血液回路1であって、患者の血液を導出し得る動脈側血液回路1a及びダイアライザ3(血液浄化器)にて浄化された当該血液を当該患者の体内に導入する静脈側血液回路1bを構成するものとされるとともに、穿刺針は、当該動脈側血液回路1a先端にコネクタcを介して取り付けられた動脈側穿刺針a、及び静脈側血液回路1b先端にコネクタdを介して取り付けられた静脈側穿刺針bから成るものとされる。
更に、動脈側血液回路1aには、途中にしごき型の血液ポンプ2が配設されている一方、静脈側血液回路1bには、途中に静脈側ドリップチャンバ4(エアトラップチャンバ)が接続されている。そして、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bを患者に穿刺した状態で、血液ポンプ2を駆動させると、患者の血液は、動脈側血液回路1aを通ってダイアライザ3に至った後、該ダイアライザ3によって血液浄化が施され、静脈側ドリップチャンバ4で除泡がなされつつ静脈側血液回路1bを通って患者の体内に戻る。即ち、患者の血液を血液回路の動脈側血液回路1aの先端から静脈側血液回路1bの先端まで体外循環させつつダイアライザ3にて浄化するのである。
尚、静脈側ドリップチャンバ4には、その上部(空気層側)から延設ラインL3が延設されており、圧力検知手段Pと接続されている。これにより、当該静脈側ドリップチャンバ4の空気層側の圧力を検知することができ、当該圧力に基づいて治療中(血液の体外循環中)の静脈圧を検出することができる。然るに、本実施形態においては、静脈側血液回路1bのみにドリップチャンバ(エアトラップチャンバ)が接続されているが、動脈側血液回路1aにも当該ドリップチャンバ(エアトラップチャンバ)を接続するようにしてもよい。
ダイアライザ3は、その筐体部に、血液導入口3a(血液導入ポート)、血液導出口3b(血液導出ポート)、透析液導入口3c(透析液導入ポート)及び透析液導出口3d(透析液導出ポート)が形成されており、このうち血液導入口3aには動脈側血液回路1aの基端が、血液導出口3bには静脈側血液回路1bの基端がそれぞれ接続されている。また、透析液導入口3c及び透析液導出口3dは、透析装置本体5から延設された透析液導入ラインL1及び透析液排出ラインL2とそれぞれ接続されている。
ダイアライザ3内には、複数の中空糸(不図示)が収容されており、この中空糸が血液を浄化するための血液浄化膜を構成している。而して、ダイアライザ3内には、血液浄化膜を介して患者の血液が流れる血液流路及び透析液が流れる透析液流路が形成されている。そして、血液浄化膜を構成する中空糸には、その外周面と内周面とを貫通した微小な孔(ポア)が多数形成されて中空糸膜を形成しており、該膜を介して血液中の不純物等が透析液内に透過し得るよう構成されている。
複式ポンプ6は、透析装置本体5内で透析液導入ラインL1及び透析液排出ラインL2に跨って配設されているとともに、当該透析装置本体5には、ダイアライザ3中を流れる患者の血液から水分を除去するための除水ポンプ12が配設されている。更に、透析液導入ラインL1の一端がダイアライザ3(透析液導入口3c)に接続されるとともに、他端が所定濃度の透析液を調製する透析液供給装置(不図示)に接続されている。また、透析液排出ラインL2の一端は、ダイアライザ3(透析液導出口3d)に接続されるとともに、他端が図示しない排液手段と接続されており、透析液供給装置から供給された透析液が透析液導入ラインL1を通ってダイアライザ3に至った後、透析液排出ラインL2を通って排液手段に送られるようになっている。
ここで、本実施形態においては、静脈側穿刺針b近傍の静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)(即ち、静脈側血液回路1bの先端側)に固定され、その固定部位の傾斜(状態)を検知して出力信号を出力可能とされた第1検知手段7と、該第1検知手段7の近傍に固定され、その固定部位の傾斜(状態)を検知して出力信号を出力可能とされた第2検知手段8と、第1検知手段7及び第2検知手段8と電気的に接続されて、それらからの出力信号を入力し得る監視手段9とを具備している。
特に、本実施形態においては、第1検知手段7は、図2に示すように、静脈側血液回路1b先端側(コネクタd近傍)に固定されるとともに、第2検知手段8は、当該第1検知手段7の近傍における患者の穿刺部位B(穿刺される皮膚)に固定される。尚、図1中符号Aは、穿刺部位Bにおける血管を示しており、当該血管Aは、例えば外科手術等により得られたシャント等から成るものとされる。
第1検知手段7及び第2検知手段8は、共に加速度センサから成るものとされ、検出値を処理して主に傾斜(状態)を検知するよう構成されている。かかる加速度センサとは、加速度の測定を目的とした慣性センサをいい、例えば加速度を測定して適切な信号処理を行うことによって傾きや動き、振動や衝撃といった種々情報を得ることができるものである。加速度センサには、例えば静電容量検出方式(センサ素子の可動部と固定部との間の容量変化を検出するもの)、ピエゾ抵抗方式(センサ素子の可動部と固定部とを繋ぐバネ部分に配置したピエゾ抵抗素子により加速度によってバネ部分に発生した歪みを検出するもの)、熱検知方式(ヒータにより筐体内に熱気流を発生させ加速度による対流の変化を熱抵抗等で検出するもの)等が挙げられる。
監視手段9は、第1検知手段7及び第2検知手段8からの出力信号を経時的に(例えば、血液浄化治療中においてリアルタイムに)入力して監視可能とされ、当該第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜(状態)が相対的に変化したことを検知するためのものである。例えば、第1検知手段7で検知された水平面からの傾斜角度と、第2検知手段8で検知された水平面からの傾斜角度との差又は比をリアルタイムに演算にて求めることにより、これら傾斜の相対的な変化を求めることができる。尚、監視手段9は、透析装置本体5外部に別個配設しても、或いは当該透析装置本体5内部に配設してもよい。
より具体的には、体動(患者が穿刺部位Bを動かした状態)がなく、且つ、静脈側穿刺針bの穿刺が良好に維持(静脈側穿刺針bの抜け又は静脈側血液回路1bの静脈側穿刺針bからの離断がない状態が維持)されている場合、図3(a)に示すように、第2検知手段8から、X軸方向の出力(α)、Y軸方向の出力(β)及びZ軸方向の出力(γ)の出力信号が得られ、これら出力信号に基づいて当該第2検知手段8の傾斜が検知されるとともに、同様に、同図(b)に示すように、第1検知手段7から、X軸方向の出力(α)、Y軸方向の出力(β)及びZ軸方向の出力(γ)の出力信号が得られ、これら出力信号に基づいて当該第1検知手段7の傾斜が検知される。
そして、体動があり、且つ、静脈側穿刺針bの穿刺が良好に維持されている場合は、図4(a)(b)に示すように、第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜が変化(同図において、Z軸方向の出力(γ)が変化)するが、体動に伴う第1検知手段7と第2検知手段8との動きは略同一となるので、それら経時的な傾斜の変化は相対的には生じない(それら出力値から求められる傾斜において差又は比が一定とされる)。
一方、静脈側穿刺針bの抜け又は静脈側血液回路1bの静脈側穿刺針bからの離断があった場合は、図5(a)(b)に示すように、第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜が相対的に変化(同図(a)において第2検知手段8の出力値に変化がなく、且つ、同図(b)において第1検知手段7の出力値であるX軸方向の出力(α)及びZ軸方向の出力(γ)が変化)し、それら出力値から求められる傾斜において差又は比に変化が生じる。
即ち、静脈側穿刺針bの抜け又は静脈側血液回路1bの静脈側穿刺針bからの離断があると、第2検知手段8に対して第1検知手段7が相対的に移動し、互いの傾斜(状態)に相対的な変化が生じるので、その相対的な変化を監視手段9が検知することによって静脈側穿刺針bの抜け等を検出することができるのである。本実施形態によれば、第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜(加速度センサの出力値)が相対的に変化したことを監視手段9にて検知することによって、静脈側穿刺針bの抜け又は静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)の静脈側穿刺針bからの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該静脈側穿刺針bの抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる。
また、本実施形態においては、静脈側穿刺針bの抜けや離断を検知して監視することができるものとされているが、これに代えて、図6に示すように、第1検知手段7を動脈側穿刺針a近傍の動脈側血液回路1a(可撓性チューブ)(即ち、動脈側血液回路1aの先端側)に固定し、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能としたものであってもよい。即ち、第1検知手段7は、動脈側穿刺針a近傍の可撓性チューブ(動脈側血液回路1a先端側)に固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成るものとされるとともに、第2検知手段8は、該第1検知手段7の近傍における患者の穿刺部位B(穿刺される皮膚)に固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成るものとされる。
この場合、上記実施形態と同様、監視手段9は、第1検知手段7及び第2検知手段8からの出力信号を経時的に(例えば、血液浄化治療中においてリアルタイムに)入力して監視可能とされ、当該第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜(状態)が相対的に変化したことを検知することにより、動脈側穿刺針aの抜け又は動脈側血液回路1a(可撓性チューブ)の動脈側穿刺針aからの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該動脈側穿刺針aの抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる。
然るに、適用対象とされる可撓性チューブは、患者の血液を浄化すべく体外循環させるための血液回路1であって、患者の血液を導出し得る動脈側血液回路1a及び浄化された当該血液を当該患者の体内に導入する静脈側血液回路1bを構成するものとされるとともに、適用対象とされる穿刺針は、当該動脈側血液回路1a先端に取り付けられた動脈側穿刺針a、又は静脈側血液回路1b先端に取り付けられた静脈側穿刺針bから成るので、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bの何れに対しても、患者からの抜けや動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bからの離断を早期に検知すべく監視することができる。
更に、第1検知手段7は、動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bに固定されるとともに、第2検知手段8は、当該第1検知手段7の近傍における患者の穿刺部位Bに固定されるので、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bの相対的な穿刺位置関係が何れであっても、当該動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bの患者からの抜けや動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bからの離断を早期且つ精度よく検知すべく監視することができる。
また更に、他の実施形態として、図7に示すように、第1検知手段7aを静脈側穿刺針b近傍の静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)(即ち、静脈側血液回路1bの先端側)に固定するとともに、第1検知手段7bを動脈側穿刺針a近傍の動脈側血液回路1a(可撓性チューブ)(即ち、動脈側血液回路1aの先端側)に固定し、それら固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能としたものであってもよい。
即ち、第1検知手段7a、7bをそれぞれ動脈側穿刺針a近傍の可撓性チューブ(動脈側血液回路1a先端側及び静脈側血液回路1b先端側)に固定し、それらの固定部位の傾斜(状態)を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成るものとされるとともに、第2検知手段8は、該第1検知手段7a及び7bの近傍における患者の穿刺部位B(穿刺される皮膚)に固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成るものとされる。
この場合、上記実施形態及び他の実施形態と同様、監視手段9は、第1検知手段7a、7b及び第2検知手段8からの出力信号を経時的に(例えば、血液浄化治療中においてリアルタイムに)入力して監視可能とされ、当該第1検知手段7a、7b及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜(状態)が相対的に変化したことを検知することにより、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bの抜け又は動脈側血液回路1a、静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)の動脈側穿刺針a、静脈側穿刺針bからの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該動脈側穿刺針a、静脈側穿刺針bの抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる。
而して、上記実施形態によれば、動脈側穿刺針aと静脈側穿刺針bの何れの抜け等も検知することができるとともに、第2検知手段8を第1検知手段7a、7bの両方の近傍に固定させることにより共用させることができ、それぞれの近傍に第2検知手段を固定させるものに比べ、コストを低減させることができるとともに取り扱い等を簡素化させて監視装置の設置時の作業性を向上させることができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る穿刺部の監視装置は、第1の実施形態と同様、患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するためのものであり、血液浄化治療を施すための血液浄化装置(更に具体的には、血液透析治療を施すための血液透析装置)に適用されたものである(図1参照)。
ここで、本実施形態に係る監視装置は、第1検知手段7は、動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bの何れか一方(具体的には、静脈側血液回路1b)に固定された加速度センサから成るとともに、第2検知手段8は、当該動脈側血液回路1a又は動脈側血液回路1bの他方(具体的には、動脈側血液回路1a)に固定された加速度センサから成るものとされる。即ち、第2検知手段8は、第1検知手段7の近傍に固定され、その固定部位の傾斜(状態)を検知して出力信号を出力可能とされるものである点で第1の実施形態と同様であるが、その固定部位が動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bの先端近傍であって第1検知手段7とは相違する側に固定される点で上記実施形態とは構成上異なる。尚、第1検知手段7を動脈側血液回路1a先端、第2検知手段8を静脈側血液回路1b先端に固定するようにしてもよい。
この場合、上記実施形態と同様、監視手段9は、第1検知手段7及び第2検知手段8からの出力信号を経時的に(例えば、血液浄化治療中においてリアルタイムに)入力して監視可能とされ、当該第1検知手段7及び第2検知手段8でそれぞれ検知された傾斜(状態)が相対的に変化したことを検知することにより、動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bの抜け又は動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)の動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bからの離断を早期に検知すべく監視することができ、当該動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bの抜けや離断による悪影響を最小限なものとすることができる。
特に、本実施形態によれば、第1検知手段7は、動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bの何れか一方に固定されるとともに、第2検知手段8は、当該動脈側血液回路1a又は動脈側血液回路1bの他方に固定されるので、患者側(患者の皮膚における穿刺部位B)に第1検知手段7及び第2検知手段8を固定させる必要がなく、穿刺部の監視装置の取り付け作業をよりスムーズに行わせることができる。
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係る穿刺部の監視装置は、第1、2の実施形態と同様、患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するためのものであり、血液浄化治療を施すための血液浄化装置(更に具体的には、血液透析治療を施すための血液透析装置)に適用されたものである(図1参照)。
然るに、本実施形態における穿刺針eは、図9に示すように、可撓性チューブL(動脈側血液回路及び静脈側血液回路と接続されたY字状チューブ)の先端に接続された所謂シングルニードルと称されるもので、1本の穿刺針から成るものである。尚、図中符号fは、可撓性チューブL先端に穿刺針eを取り付けるためのコネクタを示しており、上記実施形態におけるコネクタc、dに相当するものである。
ここで、本実施形態においては、穿刺針e近傍の可撓性チューブLに固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた第1検知手段10と、該第1検知手段10の近傍に固定され、その固定部位の傾斜を検知して出力信号を出力可能とされた第2検知手段11と、第1検知手段10及び第2検知手段11と電気的に接続さて、それらからの出力信号を入力し得る監視手段9とを具備している。
特に、本実施形態においては、第1検知手段10は、図9に示すように、可撓性チューブL先端側(コネクタf近傍)に固定されるとともに、第2検知手段11は、当該第1検知手段10の近傍における患者の穿刺部位B(穿刺される皮膚)に固定される。監視手段9は、第1、2実施形態と同様、第1検知手段10及び第2検知手段11からの出力信号を経時的に(例えば、血液浄化治療中においてリアルタイムに)入力して監視可能とされ、当該第1検知手段10及び第2検知手段11でそれぞれ検知された傾斜(状態)が相対的に変化したことを検知するためのものである。
即ち、穿刺針eの抜け又は可撓性チューブLの穿刺針eからの離断があると、第2検知手段11に対して第1検知手段10が相対的に移動し、互いの傾斜に相対的な変化が生じるので、その相対的な変化を監視手段9が検知することによって穿刺針eの抜け等を検出することができるのである。本実施形態によれば、単一の穿刺針を有した血液回路(血液浄化装置)に適用することができる。
上記第1〜3の実施形態において、第1検知手段及び第2検知手段により、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bの抜け又は動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)の動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bからの離断を検知した場合、これを報知する報知手段を具備するのが好ましい。かかる報知手段による報知で、血液浄化治療中における抜針等の異常事態を周囲の医療従事者に素早く把握させることができ、その後の処置をスムーズに行わせることができる。
更に、第1検知手段及び第2検知手段により、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bの抜け又は動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1b(可撓性チューブ)の動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bからの離断を検知した場合、上記報知手段による報知に加え、血液ポンプ2の駆動を強制的に停止させるよう構成するのが好ましい。これにより、血液浄化治療中における抜針等の異常事態を周囲の医療従事者等に素早く把握させることができ、その後の処置をスムーズに行わせることができるとともに、報知と共に血液ポンプ2の駆動を強制的に停止させるので、抜針等の異常事態が生じた際に直ちに血液の体外循環を停止させ、安全性を向上させることができる。
上記1〜3の実施形態によれば、第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の傾斜をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、監視手段は、当該傾斜に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された傾斜が相対的に変化したことを検知するので、動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bの患者からの抜けや可撓性チューブからの離断をより精度よく検知することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の加速度(動き)をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、監視手段は、当該加速度(動き)に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された加速度(動き)が相対的に変化したことを検知するよう構成してもよい。
即ち、加速度センサから成る第1検知手段及び第2検知手段にて、それぞれ加速度を検知し、これら加速度をパラメータとして処理して穿刺針の抜け等を検出するようにしてもよいのである。この場合、動脈側穿刺針a又は静脈側穿刺針bの患者からの抜けや可撓性チューブ(動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1b)からの離断を瞬時に検知することができる。
また、本実施形態においては、血液浄化治療に用いられる血液浄化装置(特に血液透析治療に用いられる血液透析装置)に適用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するための穿刺部の監視装置であれば、例えば輸血装置や点滴装置等に適用することができる。
穿刺針近傍の可撓性チューブに固定され、その固定部位の動き又は状態を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第1検知手段と、第1検知手段の近傍に固定され、その固定部位の動き又は状態を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第2検知手段と、第1検知手段及び第2検知手段からの出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された動き又は状態が相対的に変化したことを検知する監視手段とを備えた穿刺部の監視装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 血液回路
1a 動脈側血液回路
1b 静脈側血液回路
2 血液ポンプ
3 ダイアライザ(血液浄化器)
4 静脈側ドリップチャンバ
5 透析装置本体
6 複式ポンプ
7 第1検知手段
7a、7b 第1検知手段
8 第2検知手段
9 監視手段
10 第1検知手段
11 第2検知手段
12 除水ポンプ
A 血管
B 穿刺部位
a 動脈側穿刺針
b 静脈側穿刺針
e 穿刺針

Claims (7)

  1. 患者の体内に液体を導入又は患者の体内から血液を導出し得る可撓性チューブの先端に取り付けられて患者の穿刺部位に穿刺可能な穿刺針の当該穿刺部位からの離脱を検知するための穿刺部の監視装置において、
    前記穿刺針近傍の可撓性チューブに固定され、その固定部位の動き又は状態を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第1検知手段と、
    該第1検知手段の近傍に固定され、その固定部位の動き又は状態を検知して出力信号を出力可能とされた加速度センサから成る第2検知手段と、
    前記第1検知手段及び第2検知手段からの出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された動き又は状態が相対的に変化したことを検知する監視手段と、
    を備えたことを特徴とする穿刺部の監視装置。
  2. 前記可撓性チューブは、患者の血液を浄化すべく体外循環させるための血液回路であって、患者の血液を導出し得る動脈側血液回路及び浄化された当該血液を当該患者の体内に導入する静脈側血液回路を構成するものとされるとともに、前記穿刺針は、当該動脈側血液回路先端に取り付けられた動脈側穿刺針、又は静脈側血液回路先端に取り付けられた静脈側穿刺針から成ることを特徴とする請求項1記載の穿刺部の監視装置。
  3. 前記第1検知手段は、前記動脈側血液回路又は静脈側血液回路に固定されるとともに、前記第2検知手段は、当該第1検知手段の近傍における患者の穿刺部位に固定されることを特徴とする請求項2記載の穿刺部の監視装置。
  4. 前記第1検知手段は、前記動脈側血液回路又は静脈側血液回路の何れか一方に固定されるとともに、前記第2検知手段は、当該動脈側血液回路又は動脈側血液回路の他方に固定されることを特徴とする請求項2記載の穿刺部の監視装置。
  5. 前記第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の傾斜をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、前記監視手段は、当該傾斜に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された傾斜が相対的に変化したことを検知することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の穿刺部の監視装置。
  6. 前記第1検知手段及び第2検知手段は、固定部位の加速度をそれぞれ検知して出力信号として出力可能とされるとともに、前記監視手段は、当該加速度に基づく出力信号を経時的に入力して監視可能とされ、当該第1検知手段及び第2検知手段でそれぞれ検知された加速度が相対的に変化したことを検知することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の穿刺部の監視装置。
  7. 請求項1〜6に記載の穿刺部の監視装置を備えたことを特徴とする血液浄化装置。
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