JP2011055368A - リモコン送信機を備えた電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リモコン送信機の動きに応じた動作内容を電子装置の表示画面上に動作バーとして表示することで、リモコン送信機の動きに応じた動作内容を、ユーザが直感的かつ容易に把握できるようにする。
【解決手段】リモコン送信機30は、送信機本体の動き方向に対応させた動作制御信号を生成して液晶テレビ装置1に送信し、液晶テレビ装置1は、リモコン受信部24を介して専用キーの操作信号を受信すると、現在の動作内容を動作バーとしてその動作内容の表記と共に液晶パネル16の画面に表示するとともに、表示された動作バー上の現在の動作状態に対応する位置にポインタを表示し、リモコン受信部24を介して送信機本体の動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って前記動作バーまたは動作バー上のポインタを移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リモコン送信機を備えた電子装置に関する。
一般に、テレビジョン受信装置やDVDレコーダ等の電子装置は、リモコン送信機によって遠隔操作できるようになっている。
リモコン送信機には、電源キーやテンキーをはじめ、機器本体の各種動作を制御するための種々の機能キーが設けられており、ユーザは、これらのキーを操作して、機器本体の動作制御を行っている。
しかし、近年では、電子装置に多くの機能が搭載されており、それに伴ってリモコン送信機に設けられるキーの数も増加する傾向にある。そのため、ユーザは、電子装置を制御する場合、リモコン送信機に設けられている多くのキーの中から、所望の動作を行うキーを選択して操作する必要があり、そのキーの選択操作が煩わしかったり、また、間違ったキーを操作してやり直すといった操作ミスも発生しやすくなっている。このような操作ミスは、日常的に良く使用する操作し慣れたキー(例えば、テレビジョン受信装置では音量のアップ・ダウンやチャンネルのアップ・ダウン等のキー)であっても、操作ミスが発生しやすい状況である。
そこで、このような操作ミスを無くし、少しでもユーザの使い勝手の向上を図るべく、キー操作ではなく、リモコン送信機自体を振ることによって、これらのキー機能を実現するようにしたものが従来から提案されている(例えば、特許文献1〜3等参照)。
特許文献1には、リモコン本体を上下・左右に振ることで、チャンネルや音量のアップ・ダウン等の操作を軽快かつ直感的に行うことができる放送受信装置及びリモコン装置が開示されている。具体的には、リモコン本体を例えば上方向に振るとチャンネルアップ方向の変更が行われ、OSD回路によりチャンネルアップのアイコンが画面表示されるようになっている。このアイコンは、具体的には上向きの矢印である。
特許文献2には、発光部から各種光信号を発光出力する遠隔操作装置を備えた電子機器において、前記光信号を受光して受光量の変化を検出する受光検出部を備えており、テレビ放送信号を受信してモニタ画面上に表示している状態において、前記遠隔操作装置を左右方向または上下方向の一方向に振ることにより前記受光検出部で検出される受光量の変化に基づいて受信チャンネルのアップ・ダウンを切り換えるとともに、遠隔操作装置を前記一方向とは異なる他方向に振ることにより前記受光検出部で検出される受光量の変化に基づいて音量のアップ・ダウンを制御する構成の電子機器が開示されている。
特許文献3には、傾斜センサ及び加速度センサを備え、リモコン装置の筐体の移動を検出すると、制御部は、傾斜センサ及び加速度センサによって検出された筐体の移動内容に応じた動作指示信号を生成し、信号送信部からこの動作指示信号に応じた光信号波を送信するリモコン装置が開示されている。具体的には、リモコン装置の操作子を押し下げした状態で、筐体を時計回りに傾けると音量を増加する動作指示信号を送信し、筐体を右方向に移動するとチャンネルの順送りを指示する動作指示信号を送信するようになっている。
特開2004−13003号公報 特開2007−104567号公報 特開2003−111171号公報
上記特許文献1に記載のものは、リモコン本体を上方向に振るとチャンネルアップ方向の変更が行われ、OSD回路によりチャンネルアップのアイコン(上向きの矢印)が画面表示されるようになっている。従って、ユーザは、この画面表示されたアイコンを目視により確認することで、リモコン本体の上方向の振り操作がチャンネルアップ操作であることを確認することができる。しかし、画面に表示されるのは上向きの矢印のみであり、現在どのチャンネルまでアップしているのか、後何回振れば所望のチャンネルまでアップできるのか、といったことが直感的に分かりにくい表示となっている。
また、上記特許文献2に記載のものは、遠隔操作装置を左右方向または上下方向の一方向に振ることにより受信チャンネルのアップ・ダウンを切り換えるとともに、遠隔操作装置を前記一方向とは異なる他方向に振ることにより音量のアップ・ダウンを制御する構成となっている。しかし、ユーザは、遠隔操作装置を振る方向が電子機器のどのような動作に対応しているのかを目視によって確認することができないので、遠隔操作装置の操作方向とそのときの電子機器の動作内容とを覚えておかなければ操作することができず、ユーザにとっては逆に操作しにくいものとなっている。
また、上記特許文献3に記載のものは、リモコン装置を振ったり傾けたりすることで、所望の動作指示信号を送信できるようになっている。しかし、ユーザは、その操作がどのような動作指示信号に対応した操作であるのかを目視によって確認することができないので、リモコン装置の操作方向とそのときの動作指示信号の内容とを覚えておかなければ操作することができず、ユーザにとっては逆に操作しにくいものとなっている。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、リモコン送信機の動きに応じた動作内容を電子装置の表示画面上に動作バーとして表示することで、リモコン送信機の動きに応じた動作内容を、ユーザが直感的かつ容易に把握できるようにしたリモコン送信機を備えた電子装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明はリモコン送信機を備えた電子装置であって、前記リモコン送信機は、送信機本体の動きに応じて装置本体に対する動作制御信号を生成する動作制御信号生成モードに移行させるための専用キーを備えており、前記専用キーの操作による前記動作制御信号生成モード時、前記送信機本体の動き方向を検出する方向検出手段と、前記方向検出手段によって検出された動き方向に対応させた動作制御信号を生成する動作制御信号生成手段と、前記動作制御信号生成手段により生成された動作制御信号を前記装置本体に対して送信する送信手段とを備え、前記電子装置は、表示手段と、前記装置本体の現在の動作内容を動作バーとしてその動作内容の表記と共に前記表示手段に表示する表示制御手段と、前記送信手段からの送信信号を受信する受信手段とを備え、前記表示制御手段は、前記受信手段により前記専用キーの操作信号を受信すると前記表示手段に前記動作バーを表示するとともに、表示された前記動作バー上の現在の動作状態に対応する位置にポインタを表示し、前記受信手段により前記装置本体の動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って前記動作バー上のポインタを移動させることを特徴としている。
本発明によれば、電子装置の表示制御手段は、受信手段により専用キーの操作信号を受信すると、装置本体の現在の動作内容を動作バーとしてその動作内容の表記と共に表示手段に表示するとともに、表示された動作バー上の現在の動作状態に対応する位置にポインタを表示する。そして、受信手段により送信機本体の動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って動作バー上のポインタを移動させる構成となっている。
具体的には、例えば動作バーが音量のアップ・ダウンを示す棒状の動作バーである場合、この動作バー上に所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されている。また、ポインタは、現在の音量が15である場合には、15の数値が表記されている動作バー上に位置している。そして、この状態でユーザが、送信機本体を例えば音量をダウンさせる方向に移動させると、ポインタが動作バー上を例えば左方向に動くことによって、14の数値が表記されている動作バー上に移動する。これにより、ユーザは、送信機本体を移動させたことによるポインタの動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
また、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置によれば、前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の一次元方向の動きを検出し、前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第1の方向への動きを検出すると、前記第1の方向に対応した第1の動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第2の方向への動きを検出すると、前記第2の方向に対応した第2の動作制御信号を生成し、前記表示制御手段は、前記受信手段により前記第1の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを前記動作バー上の対応する第1の方向に移動し、前記受信手段により前記第2の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを前記動作バー上の対応する第2の方向に移動するように構成してもよい。すなわち、本発明では、動作バーは表示画面上で位置固定とし、その動作バー上をポインタが移動する構成としている。
本発明によれば、方向検出手段は、専用キーが操作されたときの送信機本体の位置を原点として、送信機本体の例えば横方向(一次元方向)の動きを検出する。動作制御信号生成手段は、方向検出手段から例えば左方向(第1の方向)への動きを検出すると、左方向に対応した第1の動作制御信号を生成し、方向検出手段から右方向(第2の方向)への動きを検出すると、右方向に対応した第2の動作制御信号を生成する。表示制御手段は、受信手段により第1の動作制御信号を受信すると、ポインタを動作バー上の対応する左方向(第1の方向)に移動し、受信手段により第2の動作制御信号を受信すると、ポインタを動作バー上の対応する右方向(第2の方向)に移動する。
具体的には、例えば動作バーが音量のアップ・ダウンを示す横方向に配置された棒状の動作バーである場合、この動作バー上に所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されている。また、ポインタは、現在の音量が15である場合には、15の数値が表記されている動作バー上に位置している。そして、この状態でユーザが、送信機本体を例えば左方向に移動させると、ポインタが動作バー上を左方向に動くことによって、14の数値が表記されている動作バー上に移動する。一方、ユーザが送信機本体を右方向に移動させると、ポインタが動作バー上を右方向に動くことによって、16の数値が表記されている動作バー上に移動する。これにより、ユーザは、送信機本体を左または右に移動させたことによるポインタの動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
また、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置によれば、前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の一次元方向の動きを検出し、前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第1の方向への動きを検出すると、前記第1の方向に対応した第1の動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第2の方向への動きを検出すると、前記第2の方向に対応した第2の動作制御信号を生成し、前記表示制御手段は、前記受信手段により前記第1の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記動作バーを対応する第1の方向に移動し、前記受信手段により前記第2の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記動作バーを対応する第2の方向に移動するように構成してもよい。すなわち、本発明では、ポインタは表示画面上で位置固定とし、動作バー側をポインタの位置に合わせるように移動させる構成としている。
本発明によれば、方向検出手段は、専用キーが操作されたときの送信機本体の位置を原点として、送信機本体の横方向(一次元方向)の動きを検出する。動作制御信号生成手段は、方向検出手段から例えば左方向(第1の方向)への動きを検出すると、左方向に対応した第1の動作制御信号を生成し、方向検出手段から右方向(第2の方向)への動きを検出すると、右方向に対応した第2の動作制御信号を生成する。表示制御手段は、受信手段により第1の動作制御信号を受信すると、ポインタを表示画面上で位置固定して、動作バーを右方向に移動し、受信手段により第2の動作制御信号を受信すると、ポインタを表示画面上で位置固定して、動作バーを左方向に移動する。
具体的には、例えば動作バーが音量のアップ・ダウンを示す横方向に配置された棒状の動作バーである場合、この動作バー上に所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されている。また、ポインタは、現在の音量が15である場合には、15の数値が表記されている動作バー上に位置している。そして、この状態でユーザが、送信機本体を例えば左方向に移動させると、ポインタは表示画面上で位置固定され、動作バー側が逆方向である右方向に動くことによって、ポインタのところに、音量14の数値が位置するまで動作バーが移動する。一方、ユーザが送信機本体を右方向に移動させると、ポインタは表示画面上で位置固定され、動作バー側が逆方向である左方向に動くことによって、ポインタのところに、音量16の数値が位置するまで動作バーが移動する。これにより、ユーザは、送信機本体を左または右に移動させたことによるポインタの動き(この場合には動作バーの動き)を目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
また、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置によれば、前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の左右方向と上下方向の2つの動きを個別に検出し、前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から左方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から右方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号を生成し、また、前記方向検出手段から上方向への動きを検出すると、前記上方向に対応した上動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から下方向への動きを検出すると、前記下方向に対応した下動作制御信号を生成し、前記表示制御手段は、前記受信手段により前記専用キーの操作信号を受信すると前記表示手段に横方向と縦方向に直交する2つの動作バーを表示するとともに、その交点に前記ポインタを表示し、前記受信手段により前記左動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記縦方向動作バーを左方向に移動し、前記受信手段により前記右動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記縦方向動作バーを右方向に移動し、前記受信手段により前記上動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記横方向動作バーを上方向に移動し、前記受信手段により前記下動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記横方向動作バーを下方向に移動することにより、前記横方向動作バー及び縦方向動作バーが常に前記ポインタで交差しながら2方向にそれぞれ移動することを特徴としている。
本発明によれば、方向検出手段は、専用キーが操作されたときの送信機本体の位置を原点として、送信機本体の左右方向と上下方向の2つの動きを個別に検出する。動作制御信号生成手段は、方向検出手段から左方向への動きを検出すると、左方向に対応した左動作制御信号を生成し、方向検出手段から右方向への動きを検出すると、右方向に対応した右動作制御信号を生成し、方向検出手段から上方向への動きを検出すると、上方向に対応した上動作制御信号を生成し、方向検出手段から下方向への動きを検出すると、下方向に対応した下動作制御信号を生成する。表示制御手段は、受信手段により専用キーの操作信号を受信すると、表示手段に横方向と縦方向に直交する2つの動作バーを表示するとともに、その交点にポインタを表示する。そして、受信手段により左動作制御信号を受信すると、ポインタと共に縦方向動作バーを左方向に移動し、受信手段により右動作制御信号を受信すると、ポインタと共に縦方向動作バーを右方向に移動し、受信手段により上動作制御信号を受信すると、ポインタと共に横方向動作バーを上方向に移動し、受信手段により下動作制御信号を受信すると、ポインタと共に横方向動作バーを下方向に移動する。すなわち、横方向動作バー及び縦方向動作バーが常にポインタで交差しながら2方向にそれぞれ移動する構成としている。
具体的には、例えば横方向動作バーが音量のアップ・ダウンを示す棒状の動作バーであり、縦方向動作バーがチャンネルのアップ・ダウンを示す棒状の動作バーである場合、横方向動作バー上に所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されており、縦方向動作バー上に所定の間隔で各チャンネルが数値で表記(例えば1チャンネルから12チャンネルまでの数値で表記)されている。また、電子装置の現在の音量が15であり、現在のチャンネルが6チャンネルである場合、縦方向動作バーと横方向動作バーとは、この音量15の位置とチャンネル6の位置とで交差するように配置されており、ポインタは、この2つの動作バーの交点上に位置している。そして、この状態でユーザが、送信機本体を例えば左方向に移動させると、ポインタが縦方向動作バーと共に横方向動作バー上を左方向に動くことによって、ポインタと縦方向動作バーとが14の数値が表記されている横方向動作バー上に移動する。一方、ユーザが、送信機本体を右方向に移動させると、ポインタが縦方向動作バーと共に横方向動作バー上を右方向に動くことによって、ポインタと縦方向動作バーとが16の数値が表記されている横方向動作バー上に移動する。また、送信機本体を例えば上方向に移動させると、ポインタが横方向動作バーと共に縦方向動作バー上を上方向に動くことによって、ポインタと横方向動作バーとがチャンネル7の数値が表記されている縦方向動作バー上に移動する。一方、ユーザが、送信機本体を下方向に移動させると、ポインタが横方向動作バーと共に縦方向動作バー上を下方向に動くことによって、ポインタと横方向動作バーとがチャンネル5の数値が表記されている縦方向動作バー上に移動する。これにより、ユーザは、送信機本体を左右方向または上下方向に移動させたことによるポインタの動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのか、また、現在のチャンネル表示が何チャンネルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
また、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置によれば、前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の左右方向と上下方向の2つの動きを個別に検出し、前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から左方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から右方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号を生成し、また、前記方向検出手段から上方向への動きを検出すると、前記上方向に対応した上動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から下方向への動きを検出すると、前記下方向に対応した下動作制御信号を生成し、前記表示制御手段は、前記受信手段により前記専用キーの操作信号を受信すると前記表示手段に横方向と縦方向に直交する2つの動作バーを表示するとともに、その交点に前記ポインタを表示し、前記受信手段により前記左動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記横方向動作バーを右方向に移動し、前記受信手段により前記右動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記横方向動作バーを左方向に移動し、前記受信手段により前記上動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記縦方向動作バーを下方向に移動し、前記受信手段により前記下動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記縦方向動作バーを上方向に移動することにより、前記横方向動作バー及び縦方向動作バーが常に前記ポインタで交差しながら2方向にそれぞれ移動することを特徴としている。
本発明によれば、方向検出手段は、専用キーが操作されたときの送信機本体の位置を原点として、送信機本体の左右方向と上下方向の2つの動きを個別に検出する。動作制御信号生成手段は、方向検出手段から左方向への動きを検出すると、左方向に対応した左動作制御信号を生成し、方向検出手段から右方向への動きを検出すると、右方向に対応した右動作制御信号を生成し、方向検出手段から上方向への動きを検出すると、上方向に対応した上動作制御信号を生成し、方向検出手段から下方向への動きを検出すると、下方向に対応した下動作制御信号を生成する。表示制御手段は、受信手段により専用キーの操作信号を受信すると表示手段に横方向と縦方向に直交する2つの動作バーを表示するとともに、その交点にポインタを表示する。そして、受信手段により左動作制御信号を受信すると、ポインタを位置固定して横方向動作バーを右方向に移動し、受信手段により右動作制御信号を受信すると、ポインタを位置固定して横方向動作バーを左方向に移動し、受信手段により上動作制御信号を受信すると、ポインタを位置固定して縦方向動作バーを下方向に移動し、受信手段により下動作制御信号を受信すると、ポインタを位置固定して縦方向動作バーを上方向に移動する。すなわち、横方向動作バー及び縦方向動作バーが常にポインタで交差しながら2方向にそれぞれ移動する構成としている。
具体的には、例えば横方向動作バーが音量のアップ・ダウンを示す棒状の動作バーであり、縦方向動作バーがチャンネルのアップ・ダウンを示す棒状の動作バーである場合、横方向動作バー上に所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されており、縦方向動作バー上に所定の間隔で各チャンネルが数値で表記(例えば1チャンネルから12チャンネルまでの数値で表記)されている。また、電子装置の現在の音量が15であり、現在のチャンネルが6チャンネルである場合、縦方向動作バーと横方向動作バーとは、この音量15の位置とチャンネル6の位置で交差するように配置されており、ポインタは、この2つの動作バーの交点上に位置している。そして、この状態でユーザが、送信機本体を例えば左方向に移動させると、ポインタは表示画面上で位置固定され、横方向動作バー側を逆方向である右方向に動かすことによって、ポインタのところに、音量14と表記された数値が位置するまで横方向動作バーが移動する。一方、ユーザが送信機本体を右方向に移動させると、ポインタは表示画面上で位置固定され、横方向動作バー側を逆方向である左方向に動かすことによって、ポインタのところに、音量16と表記された数値が位置するまで横方向動作バーが移動する。また、送信機本体を例えば上方向に移動させると、ポインタは表示画面上で位置固定され、縦方向動作バー側を逆方向である下方向に動かすことによって、ポインタのところに、チャンネル7と表記された数値が位置するまで縦方向動作バーが移動する。一方、ユーザが送信機本体を下方向に移動させると、ポインタは表示画面上で位置固定され、縦方向動作バー側を逆方向である上方向に動かすことによって、ポインタのところに、チャンネル5と表記された数値が位置するまで縦方向動作バーが移動する。これにより、ユーザは、送信機本体を左右方向または上下方向に移動させたことによるポインタの動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのか、また、現在のチャンネル表示が何チャンネルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
また、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置によれば、前記方向検出手段はさらに斜め方向の動きを検出し、前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から左斜め上方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号と前記上方向に対応した上動作制御信号とを生成する一方、前記方向検出手段から右斜め下方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号と前記下方向に対応した下動作制御信号とを生成し、また、前記方向検出手段から左斜め下方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号と前記下方向に対応した下動作制御信号とを生成する一方、前記方向検出手段から右斜め上方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号と前記上方向に対応した上動作制御信号を生成することを特徴としている。
本発明によれば、方向検出手段は、左右方向と上下方向とに加え、さらに斜め方向の動きも検出可能となっている。そして、動作制御信号生成手段は、方向検出手段から左斜め上方向への動きを検出すると、左方向に対応した左動作制御信号と上方向に対応した上動作制御信号とを生成し、方向検出手段から右斜め下方向への動きを検出すると、右方向に対応した右動作制御信号と下方向に対応した下動作制御信号とを生成し、方向検出手段から左斜め下方向への動きを検出すると、左方向に対応した左動作制御信号と下方向に対応した下動作制御信号とを生成し、方向検出手段から右斜め上方向への動きを検出すると、右方向に対応した右動作制御信号と上方向に対応した上動作制御信号とを生成する。
具体的には、例えば横方向動作バーが音量のアップ・ダウンを示す棒状の動作バーであり、縦方向動作バーがチャンネルのアップ・ダウンを示す棒状の動作バーである場合、横方向動作バー上に所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されており、縦方向動作バー上に所定の間隔で各チャンネルが数値で表記(例えば1チャンネルから12チャンネルまでの数値で表記)されている。また、電子装置の現在の音量が15であり、現在のチャンネルが6チャンネルである場合、縦方向動作バーと横方向動作バーとは、この音量15の位置とチャンネル6の位置で交差するように配置されており、ポインタは、この2つの動作バーの交点上に位置している。
そして、この状態でユーザが、送信機本体を例えば左斜め上方向に移動させると、縦方向動作バーが横方向動作バー上を左方向に動くことによって、縦方向動作バーが、音量14の数値が表記されている横方向動作バー上に移動し、さらに、横方向動作バーが縦方向動作バー上を上方向に動くことによって、横方向動作バーが、チャンネル7の数値が表記されている縦方向動作バー上に移動する。すなわち、送信機本体を左斜め上方向に移動させることによって、音量を15から14に、チャンネルを6から7に同時に切り換えることが可能となる。この場合、ポインタは常に交差部上に位置している。
同様に、ユーザが、送信機本体を例えば右斜め下方向に移動させると、縦方向動作バーが横方向動作バー上を右方向に動くことによって、縦方向動作バーが、音量16の数値が表記されている横方向動作バー上に移動し、さらに、横方向動作バーが縦方向動作バー上を下方向に動くことによって、横方向動作バーが、チャンネル5の数値が表記されている縦方向動作バー上に移動する。すなわち、送信機本体を右斜め下方向に移動させることによって、音量を15から16に、チャンネルを6から5に同時に切り換えることが可能となる。この場合、ポインタは常に交差部上に位置している。
同様に、ユーザが、送信機本体を例えば右斜め上方向に移動させると、縦方向動作バーが横方向動作バー上を右方向に動くことによって、縦方向動作バーが、音量14の数値が表記されている横方向動作バー上に移動し、さらに、横方向動作バーが縦方向動作バー上を上方向に動くことによって、横方向動作バーが、チャンネル7の数値が表記されている縦方向動作バー上に移動する。すなわち、送信機本体を右斜め上方向に移動させることによって、音量を15から16に、チャンネルを6から7に同時に切り換えることが可能となる。この場合、ポインタは常に交差部上に位置している。
同様に、ユーザが、送信機本体を例えば左斜め下方向に移動させると、縦方向動作バーが横方向動作バー上を左方向に動くことによって、縦方向動作バーが、音量14の数値が表記されている横方向動作バー上に移動し、さらに、横方向動作バーが縦方向動作バー上を下方向に動くことによって、横方向動作バーが、チャンネル5の数値が表記されている縦方向動作バー上に移動する。すなわち、送信機本体を左斜め下方向に移動させることによって、音量を15から14に、チャンネルを6から5に同時に切り換えることが可能となる。この場合、ポインタは常に交差部上に位置している。
なお、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置において、前記方向検出手段として、角度センサまたはジャイロセンサなどを用いることが可能である。
本発明によれば、表示制御手段は、受信手段により専用キーの操作信号を受信すると、装置本体の現在の動作内容を動作バーとしてその動作内容の表記と共に表示手段に表示するとともに、表示された動作バー上の現在の動作状態に対応する位置にポインタを表示し、受信手段により送信機本体の動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って動作バー上のポインタを移動させる構成としている。すなわち、ユーザは、送信機本体を移動させたことによるポインタと動作バーとの動きを目視により確認できるので、例えば現在の音量が全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのか、また、現在のチャンネル表示が何チャンネルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)かつ容易に把握することができる。これにより、ユーザによるリモコン送信機の操作性を向上させることができる。
本発明のリモコン送信機を備えた電子装置の一実施形態であるテレビジョン受信装置の機能ブロック図である。 リモコン送信機の外観図である。 リモコン送信機の機能ブロック図である。 信号生成用テーブルの一例を示す説明図である。 実施例1に係るリモコン送信機の処理動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る液晶テレビ装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る動作バーとポインタの画面表示例を示す説明図である。 実施例2に係る動作バーとポインタの画面表示例を示す説明図である。 実施例3に係るリモコン送信機の処理動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る液晶テレビ装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る動作バーとポインタの画面表示例を示す説明図である。 実施例4に係る動作バーとポインタの画面表示例を示す説明図である。 実施例5に係るリモコン送信機の処理動作を示すフローチャートである。 実施例5に係る液晶テレビ装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施例5に係る動作バーとポインタの画面表示例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のリモコン送信機を備えた電子装置の一実施形態であるテレビジョン受信装置の機能ブロック図であり、ここでは液晶テレビ装置に適用した場合につい説明する。ただし、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態の液晶テレビ装置1は、大別すると、チューナ10、映像信号処理部12、OSD処理部14、液晶パネル16、音声信号処理部18、スピーカ20、マイコン22、リモコン送信機30からのリモコン信号(動作制御信号)を受信するリモコン受信部24、液晶パネル16の背面から光を照射するバックライト26、バックライト26に電圧を供給して駆動するインバータ回路28、マイコン22による制御時に各種時間を計測するタイマー回路29を含んで構成されている。
上記構成において、チューナ10は、マイコン22の制御により、アンテナ10aを介してテレビジョン放送信号を受信し、所定の信号増幅処理等を行いつつテレビジョン放送信号から中間周波信号としての映像信号を抽出し、映像信号処理部12へ出力する。
映像信号処理部12は、入力された映像信号をその信号レベルに応じてデジタル信号化するとともに、映像信号から抽出した輝度信号と色差信号とに基づいてマトリクス変換処理を行い、画像データとしてのRGB(レッド、グリーン、ブルー)信号を生成する。そして、このRGB信号に対して液晶パネル16の画素数(横縦比、m:n)に合わせたスケーリング処理を行い、液晶パネル16に表示する1画面分の画像データを生成する。このように生成された画像データを液晶パネル16に出力することにより、液晶パネル16に画像データに基づく画像が表示される。
OSD処理部14は、映像信号処理部12から入力される画像データにオンスクリーンディスプレイ信号(OSD信号)を重畳することにより、映像に所定の静止画像を重ねて表示したり、所定の静止画像を差し替えて表示する等の処理を行うことができる。より具体的には、OSD処理部14に文字情報等のデ−タがマイコン22から入力されると、この文字情報等のデ−タに基づいて静止画像を生成して画像データに重畳して、OSD信号の重畳された画像データを液晶パネル16に出力する。マイコン22から文字情報等のデ−タ入力がないときは、映像信号処理部12から入力された画像データをそのまま液晶パネル16に出力する。
液晶パネル16は、各画素を駆動するパネル駆動回路を備えており、OSD処理部14から入力される画像データに従って液晶パネル16の各表示セルを駆動して、画面に映像を表示する。
インバータ回路28は、図示しない電源回路から直流電圧が供給され、この電源回路から供給された直流電圧を高圧の交流電圧に変換し、駆動信号としての当該交流電圧をバックライト26に供給する。なお、電源回路は、外部の商用電源等から電源電圧(交流)の供給を受けて必要に応じて電圧を交流から直流へと変換し、この供給された電源電圧をマイコン22やインバータ回路28等の各回路へ供給する。
バックライト26は、放電灯としての複数の蛍光管を有し、液晶パネル16を背面から照射する光源の役割を果たす。つまり、バックライト26は、インバータ回路28から供給される高電圧で点灯され、液晶パネル16の背後から光を照射する。本実施形態では、バックライトとして冷陰極蛍光管を用いている。
マイコン22は、液晶テレビ装置1を構成する各部と電気的に接続されており、マイコン22内部の構成部品としてのCPUが、同じくマイコン22内の構成部品であるROMやRAMなどに書き込まれた各プログラムに従って、液晶テレビ装置1全体を制御する。CPUやROMやRAMについては図示を省略している。
具体的には、マイコン22は、CPUの制御により、リモコン受信部24から電圧信号を入力して対応するキー操作を検知するとリモコン送信機30からのリモコン信号を受け付け、受け付けたリモコン信号に対応した制御を行う。
また、マイコン22は、映像信号処理部12に対しては映像信号処理を指示する制御信号を出力し、音声信号処理部18に対しては音声信号処理及び音声信号出力レベルを指示する制御信号を出力し、OSD処理部14に対しては画像データに文字または図形を重畳して表示するOSD信号の生成と画像データへの重畳とを指示する制御信号を出力し、インバータ回路28に対してはバックライト26の点灯または消灯するための制御信号を出力している。
図2は、リモコン送信機30の外観構成を示している。
リモコン送信機30は、略直方体形状の送信機本体30Aを備え、液晶テレビ装置1の各種動作を指示するためにユーザに押下操作される操作ボタンとして、電源ボタン31、数字ボタン32、メニューボタン33、データボタン34、音量アップ・ダウンボタン35、チャンネルアップ・ダウンボタン36、カーソルボタン37a〜37d、決定ボタン38、及び本発明の特徴である専用ボタン39等を備えている。また、これらの操作ボタンの操作に応じて動作制御信号である赤外線コード信号を送出するリモコン送信部の一部を構成する投光部40を備えている。
電源ボタン31は、液晶テレビ装置1の電源をオン・オフするためのボタンである。数字ボタン32は、数値を選択するためのボタンであり、テレビ放送の番組の選局等に利用される。メニューボタン33は、液晶テレビ装置1の各種設定を行うための設定メニュー画面を液晶パネル16に表示するためのボタンである。
データボタン34は、データ放送によるデータコンテンツを選択するためのデータ放送メニュー画面(例えば視聴可能なデータコンテンツの一覧等から成る画面)を液晶パネル16に表示するためのボタンである。カーソルボタン37a〜37dは、設定メニュー画面やデータ放送メニュー画面上に表示されるカーソルを移動させて項目を選択するためのボタンであり、決定ボタン38は、カーソルボタン37a〜37dによる項目の選択を決定するためのボタンである。
専用ボタン39は、リモコン送信機30を、送信機本体30Aの動きに応じて液晶テレビ装置1に対する動作制御信号を生成する動作制御信号生成モードに移行させるためのボタンである。
リモコン送信機30は、これらの操作ボタンの操作に応じて、その操作に対応付けられた動作制御信号(赤外線コード信号)を投光部40から送出する。マイコン22は、リモコン送信機30の各操作ボタンに対応した動作制御信号を受けて、液晶テレビ装置1の動作を制御する。
図3は、上記構成のリモコン送信機30の機能ブロック図である。
リモコン送信機30の送信機本体30A内には、方向検出部41、動作制御信号生成部42、制御部43、各ボタン操作によるキー信号を入力するキー入力部44、投光部40を含むリモコン送信部45が収容されている。
方向検出部41は、送信機本体30Aの動き方向及び動く角度を検出するものであり、角度センサやジャイロセンサ等によって構成されている。なお、送信機本体30Aの動き方向及び動く角度を検出する手法については、これらの角度センサやジャイロセンサ等を用いて従来周知の手法によって検出可能であり、例えば上記した特許文献3に記載のリモコン装置の検出手法を用いることも可能であるので、ここではその検出手法についての説明を省略する。なお、方向検出部1とし角度センサを用いる場合には、左右方向用の角度センサと上下方向用の角度センサの2つの角度センサを用いればよい。
動作制御信号生成部42は、方向検出部41によって検出された送信機本体30Aの動き方向に対応させた動作制御信号を生成する。すなわち、動作制御信号生成部42には信号生成用テーブルが格納されており、この信号生成用テーブルは、送信機本体30Aの移動方向と、各方向の移動が行われた場合に液晶テレビ装置1に送信すべき動作制御信号の内容とが予め対応付けられている。例えば、図4に示す信号生成用テーブルの例では、動き方向の項目と動作制御信号の項目とが対応付けられており、左方向の動きに対して音量ダウン、右方向の動きに対して音量アップ、上方向の動きに対してチャンネルアップ、下方向の動きに対してチャンネルダウンの動作制御信号がそれぞれ対応付けられている。ただし、信号生成用テーブルは任意に作成可能であり、このような音量アップ・ダウンやチャンネルアップ・ダウンに限定されるものではない。
制御部43は、各ボタン操作によるキー信号を液晶テレビ装置1に対応した動作制御信号に変換してリモコン送信部45から送信するとともに、動作制御信号生成部43で生成された動作制御信号をリモコン送信部45から送信する。また、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたことを示す操作信号が入力されると、送信機本体30Aの動きに応じた動作制御信号を生成する動作制御信号生成モードに移行する。すなわち、専用ボタン39が押し下げされると、専用ボタン39が押し下げされたことを示す操作信号をリモコン送信部45から液晶テレビ装置1に送信するとともに、専用ボタン39が押し下げされている間だけ、動作制御信号生成部42及び方向検出部41を起動する。すなわち、専用ボタン39が押し下げされている間だけ、方向検出部41によって検出された動き方向に対応させて動作制御信号を生成し、リモコン送信部45から液晶テレビ装置1に送信する。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、リモコン受信部24を介してリモコン送信機30から専用キー39の操作信号を受信すると、液晶パネル16に動作バーを表示するとともに、表示された動作バー上の現在の動作状態に対応する位置にポインタを表示する。そして、リモコン受信部24を介してリモコン送信機30の動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って動作バーまたは動作バー上のポインタを移動させる制御を行うようになっている。すなわち、マイコン22は、OSD処理部14を介して、液晶テレビ装置1の現在の動作内容を動作バーとしてその動作内容の表記と共に液晶パネル16に表示する表示制御手段として機能する。
次に、リモコン送信機30の専用ボタン39が押し下げされたことによる動作制御信号生成モード時のリモコン送信機30の処理動作及び液晶テレビ装置1の処理動作について具体的に実施例を示して説明する。
<実施例1>
本実施例1は、液晶パネル16の画面に横方向に延びた1つの動作バーを表示し、送信機本体30Aの動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って動作バー上のポインタを移動させる実施例である。本実施例1では、動作制御信号として、音量のアップ・ダウンを指示する信号を例に挙げて説明する。
以下、図5及び図6に示すフローチャート及び図7に示す画面表示例を参照して、本実施例1に係る動作制御信号生成モード時のリモコン送信機30の処理動作及び液晶テレビ装置1の処理動作を説明する。ただし、図5はリモコン送信機30の処理動作を示すフローチャート、図6は液晶テレビ装置1の処理動作を示すフローチャートである。
リモコン送信機30の制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたか否かを常に監視している(ステップS101)。そして、ユーザがリモコン送信機30の専用ボタン39を押し下げることによって、その操作信号がキー入力部44を介して制御部43に入力されると(ステップS101でYesと判断されると)、制御部43は、その操作信号をリモコン送信部45から液晶テレビ装置1に送信するとともに(ステップS102)、リモコン送信機30を、送信機本体30Aの動きに応じた動作制御信号(音量のアップ・ダウン信号)を生成する動作制御信号生成モードに移行する(ステップS103)。すなわち、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされている間だけ、動作制御信号生成部42及び方向検出部41を起動して、送信機本体30Aの動き検出を有効とする。また、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたときの送信機本体30Aの姿勢を原点位置として記憶する。通常、専用ボタン39が押し下げされたときの送信機本体30Aの姿勢は、リモコン送信機30のリモコン送信部45が液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向いた状態となっている。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、リモコン受信部24を介して専用ボタン39の操作信号を受信したか否かを常に監視している(ステップS501)。そして、専用ボタン39の操作信号を受信すると(ステップS501でYesと判断されると)、液晶パネル16に音量アップ・ダウンの動作バーを表示するとともに、表示された動作バー上の現在の動作状態(音量レベル)に対応する位置にポインタを表示する(ステップS502)。
図7(a)は、このときの液晶パネル16の表示画面例を示している。この例では、画面の下に、音量のアップ・ダウンを示す横棒状の動作バー50が表示されている。この動作バー50上には、所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されており、この例では画面左側が最小音量0、画面右側が最大音量30となっている。また、現在の音量の動作内容を示すポインタ51は、現在の音量が15である場合には、15の数値が表記されている動作バー50上の位置に表記されている。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS104でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば左方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS105)、その動き方向を判別する(ステップS106)。その結果、送信機本体30Aが左方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS107)。そして、送信機本体30Aが左方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS107でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して左方向の移動に対応した音量ダウンを指示する動作制御信号を生成する(ステップS108)。すなわち、この動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量ダウンボタン35bを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、この生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS109)。この後、送信機本体30Aの左方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS110)、移動が停止していなければステップS107に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、左方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量ダウンを指示する動作制御信号を生成し、制御部43は、生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS110でYesと判断されると)、ステップS104に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS115)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS116)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図7(a)に示すように動作バー50を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS503)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS505)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS503でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ51を移動させる。すなわち、この場合には、動作制御信号が音量ダウンを指示する信号であるので、ポインタ51を動作バー50上で左方向に移動させる。その結果、図7(b)に示すように、ポインタ51が、動作バー50上の数値14と表記されている位置に移動することになる。この後、図示は省略するが、音量ダウンを指示する動作制御信号を受信するたびに、動作バー50上のポインタ51が、音量14から音量13へ、音量13から音量12へと、順次左方向に移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS104でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から右方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS105)、その動き方向を判別する(ステップS106)。その結果、送信機本体30Aが右方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS111)。そして、送信機本体30Aが右方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS111でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して右方向の移動に対応した音量アップを指示する動作制御信号を生成する(ステップS112)。すなわち、この動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量アップボタン35aを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、この生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS113)。この後、送信機本体30Aの右方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS114)、移動が停止していなければステップS111に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、右方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量アップを指示する動作制御信号を生成し、制御部43は、生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS114でYesと判断されると)、ステップS104に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS115)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS116)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図7(a)に示すように動作バー50を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS503)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS505)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS503でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ51を移動させる。すなわち、この場合には、動作制御信号が音量アップを指示する信号であるので、ポインタ51を動作バー50上で右方向に移動させる。その結果、図7(c)に示すように、ポインタ51が、動作バー50上の数値16と表記されている位置に移動することになる。この後、図示は省略するが、音量アップを指示する動作制御信号を受信するたびに、動作バー50上のポインタ51が、音量16から音量17へ、音量17から音量18へと、順次右方向に移動することになる。
なお、液晶テレビ装置1のマイコン22は、上記のように動作バーの表示処理を行っている場合において、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げが解除されたことを示す解除信号を受信すると(ステップS505でYesと判断されると)、動作レバーの表示を終了する(ステップS506)。
このように、本実施例1によれば、ユーザは、送信機本体30Aを左または右に移動させたことによるポインタ51の動きを動作バー50上で目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バー50の全長に対するポインタ51の位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
<実施例2>
上記実施例1では、送信機本体30Aの動きに応じて動作バー50上のポインタ51を移動させているが、本実施例2では、送信機本体30Aの動きに応じてポインタ51は位置固定とし、動作バー50側を移動させる実施例である。
すなわち、この場合のリモコン送信機30での処理動作は上記実施例1と全く同じであるので、ここではリモコン送信機30の処理動作の説明は省略する。また、液晶テレビ装置1の処理動作についても、そのほとんどは上記実施例1で説明した処理動作と同じであり、違うところは図6のステップS504の処理である。すなわち、本実施例2では、ステップS504に対応する処理が、動作制御信号に従って動作バーを移動する処理となる。
以下、図6に示した実施例1での液晶テレビ装置1の処理動作を用いて、本実施例2での液晶テレビ装置1の処理動作を説明する。また、図8は、本実施例2に係る液晶パネル16の画面表示例である。
すなわち、液晶テレビ装置1のマイコン22は、リモコン受信部24を介して専用ボタン39の操作信号を受信したか否かを常に監視している(ステップS501)。そして、専用ボタン39の操作信号を受信すると(ステップS501でYesと判断されると)、液晶パネル16に音量アップ・ダウンの動作バーを表示するとともに、表示された動作バー上の現在の動作状態(音量レベル)に対応する位置にポインタを表示する(ステップS502)。
図8(a)は、このときの液晶パネル16の表示画面例を示している。この例では、画面の下に、音量のアップ・ダウンを示す横棒状の動作バー50が表示されている。この動作バー50上には、所定の間隔で音量が数値で表記(例えば1から30までの数値で表記)されており、この例では画面左側が最小音量0、画面右側が最大音量30となっている。また、現在の音量の動作内容を示すポインタ51は、現在の音量が15である場合には、15の数値が表記されている動作バー50上の位置に表記されている。ただし、本実施例2では、ポインタ51の位置は左右方向の画面中央部で位置固定となっている。
マイコン22は、図8(a)に示すように動作バー50を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS503)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS505)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS503でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ51を移動させる(ステップS504)。すなわち、動作制御信号が音量ダウンを指示する信号である場合には、ポインタ51を中央部で位置固定とし、動作バー50を右方向に移動させる(ステップS504に対応)。その結果、図8(b)に示すように、ポインタ51のところに、音量14と表記された数値が位置するまで動作バー50を右方向に移動することになる。この後、図示は省略するが、音量ダウンを指示する動作制御信号を受信するたびに、中央部で位置固定されたポインタ51のところに、動作バー50の音量13が位置し、次に音量12が位置するように、動作バー51を順次右方向に移動することになる。
一方、図8(a)に示すように動作バー50を液晶パネル16の画面に表示した状態で、動作制御信号が音量アップを指示する信号を受信した場合(ステップS503でYesと判断された場合)には、マイコン22は、ポインタ51を中央部で位置固定とし、動作バー50を左方向に移動させる。その結果、図8(c)に示すように、ポインタ51のところに、音量16と表記された数値が位置するまで動作バー50を左方向に移動することになる。この後、図示は省略するが、音量アップを指示する動作制御信号を受信するたびに、中央部で位置固定されたポインタ51のところに、動作バー50の音量17が位置し、次に音量18が位置するように、動作バー51を順次左方向に移動することになる。
このように、本実施例2によれば、ユーザは、送信機本体30Aを左または右に移動させたことによるポインタ51に対する動作バー50の動きを液晶パネル16の画面上で目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、動作バー50の全長に対するポインタ51の位置(すなわち、ポインタ51の位置に対する動作バー50の左右の長さ)によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
<実施例3>
本実施例3は、液晶パネル16の画面に横方向に延びた1つの動作バーと、この動作バーに直交する縦方向に延びた他の一つの動作バーとを表示し、送信機本体30Aの動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って動作バー上のポインタを移動させる実施例である。本実施例3では、動作制御信号として、音量のアップ・ダウンを指示する制御信号と、チャンネルのアップ・ダウンを指示する制御信号の2つの信号を例に挙げて説明する。
以下、図9及び図10に示すフローチャート及び図11に示す画面表示例を参照して、本実施例3に係る動作制御信号生成モード時のリモコン送信機30の処理動作及び液晶テレビ装置1の処理動作を説明する。ただし、図9はリモコン送信機30の処理動作を示すフローチャート、図10は液晶テレビ装置1の処理動作を示すフローチャートである。
リモコン送信機30の制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたか否かを常に監視している(ステップS201)。そして、ユーザがリモコン送信機30の専用ボタン39を押し下げることによって、その操作信号がキー入力部44を介して制御部43に入力されると(ステップS201でYesと判断されると)、制御部43は、その操作信号をリモコン送信部45から液晶テレビ装置1に送信するとともに(ステップS202)、リモコン送信機30を、送信機本体30Aの動きに応じた動作制御信号を生成する動作制御信号生成モードに移行する(ステップS203)。すなわち、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされている間だけ、動作制御信号生成部42及び方向検出部41を起動して、送信機本体30Aの動き検出を有効とする。また、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたときの送信機本体30Aの姿勢を原点位置として記憶する。通常、専用ボタン39が押し下げされたときの送信機本体30Aの姿勢は、リモコン送信機30のリモコン送信部45が液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向いた状態となっている。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、リモコン受信部24を介して専用ボタン39の操作信号を受信したか否かを常に監視している(ステップS601)。そして、専用ボタン39の操作信号を受信すると(ステップS601でYesと判断されると)、液晶パネル16に動作バーを表示する(ステップS602)。すなわち、本実施例3では、音量アップ・ダウンを示す横方向動作バーと、チャンネルアップ・ダウンを示す縦方向動作バーとを、音量及びチャンネルが現在の状態を示す位置で交差するように配置して表示するとともに、その交差部にポインタを表示する。
図11(a)は、このときの液晶パネル16の表示画面例を示している。この例では、音量のアップ・ダウンを示す棒状の横方向動作バー52と、チャンネルアップ・ダウンを示す縦方向動作バー53とが、音量及びチャンネルが現在の状態を示す位置で交差するように配置して表示されるとともに、その交差部にポインタ54が表示されている。横方向動作バー52には、所定の間隔で音量が数値で表記(例えば0から30までの数値で表記)されており、この例では画面左側が最小音量0、画面右側が最大音量30となっている。また、縦方向動作バー53には、所定の間隔でチャンネルが数値で表示(例えば1から12までの数値で表記)されており、この例では画面上側が12チャンネル、画面下側が1チャンネルとなっている。この例では、現在の音量が15、現在の受信チャンネルが6チャンネルとなっている。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS204でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば左方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS205)、その動き方向を判別する(ステップS206)。その結果、送信機本体30Aが左方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS207)。そして、送信機本体30Aが左方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS207でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して左方向の移動に対応した音量ダウンを指示する動作制御信号を生成する(ステップS208)。すなわち、この動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量ダウンボタン35bを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、この生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS209)。この後、送信機本体30Aの左方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS210)、移動が停止していなければステップS207に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、左方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量ダウンを指示する動作制御信号を生成し、制御部43は、生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS210でYesと判断されると)、ステップS204に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS223)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS224)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図11(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS603)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS605)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS603でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ54とともに一方の動作バーを移動させる(ステップS604)。すなわち、この場合には、動作制御信号が音量ダウンを指示する信号であるので、ポインタ54を縦方向動作バー53と共に横方向動作バー52に沿って左方向に移動させる。その結果、図11(b)に示すように、ポインタ54及び縦方向動作バー53の現在受信チャンネルを示すチャンネル6の数値部分が、横方向動作バー52の音量14の数値が表記されている位置に移動することになる。この後、図示は省略するが、音量ダウンを指示する動作制御信号を受信するたびに、ポインタ54及び縦方向動作バー53が、横方向動作バー52の音量14から音量13へ、音量13から音量12へと、順次左方向に移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS204でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば右方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS205)、その動き方向を判別する(ステップS206)。その結果、送信機本体30Aが右方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS211)。そして、送信機本体30Aが左方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS211でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して右方向の移動に対応した音量アップを指示する動作制御信号を生成する(ステップS212)。すなわち、この動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量アップボタン35aを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、この生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS213)。この後、送信機本体30Aの右方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS214)、移動が停止していなければステップS211に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、右方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量アップを指示する動作制御信号を生成し、制御部43は、生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS214でYesと判断されると)、ステップS204に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS223)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS224)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図11(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS603)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS605)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS603でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ54とともに一方の動作バーを移動させる。すなわち、この場合には、動作制御信号が音量アップを指示する信号であるので、ポインタ54を縦方向動作バー53と共に横方向動作バー52に沿って右方向に移動させる。その結果、図11(c)に示すように、ポインタ54及び縦方向動作バー53が、横方向動作バー52の音量14の数値が表記されている位置に移動することになる。この後、図示は省略するが、音量アップを指示する動作制御信号を受信するたびに、ポインタ54及び縦方向動作バー53が、横方向動作バー52の音量16から音量17へ、音量17から音量18へと、順次右方向に移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS204でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば上方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS205)、その動き方向を判別する(ステップS206)。その結果、送信機本体30Aが上方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS215)。そして、送信機本体30Aが上方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS215でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して上方向の移動に対応したチャンネルアップを指示する動作制御信号を生成する(ステップS216)。すなわち、この動作制御信号は、リモコン送信機30Aのチャンネルアップ36aを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、この生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS217)。この後、送信機本体30Aの上方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS218)、移動が停止していなければステップS215に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、上方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびにチャンネルアップを指示する動作制御信号を生成し、制御部43は、生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS218でYesと判断されると)、ステップS204に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS223)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS224)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図11(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS603)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS605)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS603でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ54とともに一方の動作バーを移動させる(ステップS604)。すなわち、この場合には、動作制御信号がチャンネルアップを指示する信号であるので、ポインタ54を横方向動作バー52と共に縦方向動作バー53に沿って上方向に移動させる。その結果、図11(d)に示すように、ポインタ54及び横方向動作バー52の現在音量を示す音量15の数値部分が、縦方向動作バー53のチャンネル7の数値が表記されている位置に移動することになる。この後、図示は省略するが、チャンネルアップを指示する動作制御信号を受信するたびに、ポインタ54及び横方向動作バー52が、縦方向動作バー53のチャンネル7からチャンネル8へ、チャンネル8からチャンネル9へと、順次上方向に移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS204でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば下方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS205)、その動き方向を判別する(ステップS206)。その結果、送信機本体30Aが下方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS219)。そして、送信機本体30Aが下方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS219でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して下方向の移動に対応したチャンネルダウンを指示する動作制御信号を生成する(ステップS220)。すなわち、この動作制御信号は、リモコン送信機30Aのチャンネルダウン36bを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、この生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS221)。この後、送信機本体30Aの下方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS222)、移動が停止していなければステップS219に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、下方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが角度2度移動するたびにチャンネルダウンを指示する動作制御信号を生成し、制御部43は、生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS222でYesと判断されると)、ステップS204に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS223)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS224)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図11(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS603)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS605)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS603でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ54とともに一方の動作バーを移動させる(ステップS604)。すなわち、この場合には、動作制御信号がチャンネルダウンを指示する信号であるので、ポインタ54を横方向動作バー52と共に縦方向動作バー53に沿って下方向に移動させる。その結果、図11(e)に示すように、ポインタ54及び横方向動作バー52の現在音量を示す音量15の数値部分が、縦方向動作バー53のチャンネル5の数値が表記されている位置に移動することになる。この後、図示は省略するが、チャンネルダウンを指示する動作制御信号を受信するたびに、ポインタ54及び横方向動作バー52が、縦方向動作バー53のチャンネル5からチャンネル4へ、チャンネル4からチャンネル3へと、順次下方向に移動することになる。
なお、液晶テレビ装置1のマイコン22は、上記のように動作バーの表示処理を行っている場合において、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げが解除されたことを示す解除信号を受信すると(ステップS605でYesと判断されると)、動作レバーの表示を終了する(ステップS606)。
このように、本実施例3によれば、ユーザは、送信機本体30Aを左右方向または上下方向に移動させたことによるポインタ54と各動作バー52,53との動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのか、また、現在の受信チャンネルが何チャンネルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、各動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
<実施例4>
上記実施例3では、送信機本体30Aの動きに応じて主にポインタ54と他方の動作バーとを移動させているが、本実施例4では、送信機本体30Aの動きに応じてポインタ54は位置固定とし、各動作バー52,53側を移動させる実施例である。
すなわち、この場合のリモコン送信機30での処理動作は上記実施例3と全く同じであるので、ここではリモコン送信機30の処理動作の説明は省略する。また、液晶テレビ装置1の処理動作についても、そのほとんどは上記実施例3で説明した処理動作と同じであり、違うところは図10のステップS604の処理だけである。すなわち、本実施例4では、ステップS604に対応する処理が、動作制御信号に従って各動作バーを移動する処理となる。
以下、図10に示した実施例3での液晶テレビ装置1の処理動作を用いて、本実施例4の液晶テレビ装置1の処理動作を説明する。また、図12は、本実施例4に係る液晶パネル16の画面表示例である。
すなわち、液晶テレビ装置1のマイコン22は、リモコン受信部24を介して専用ボタン39の操作信号を受信したか否かを常に監視している(ステップS601)。そして、専用ボタン39の操作信号を受信すると(ステップS601でYesと判断されると)、液晶パネル16に動作バーを表示する(ステップS602)。すなわち、本実施例4では、音量アップ・ダウンを示す横方向動作バーと、チャンネルアップ・ダウンを示す縦方向動作バーとを、音量及びチャンネルが現在の状態を示す位置で交差するように配置して表示するとともに、その交差部にポインタを表示する。
図12(a)は、このときの液晶パネル16の表示画面例を示している。この例では、音量のアップ・ダウンを示す棒状の横方向動作バー52と、チャンネルアップ・ダウンを示す縦方向動作バー53とが、音量及びチャンネルが現在の状態を示す位置で交差するように配置して表示されるとともに、その交差部にポインタ54が表示されている。横方向動作バー52には、所定の間隔で音量が数値で表記(例えば0から30までの数値で表記)されており、この例では画面左側が最小音量0、画面右側が最大音量30となっている。また、縦方向動作バー53には、所定の間隔でチャンネルが数値で表示(例えば1から12までの数値で表記)されており、この例では画面上側が12チャンネル、画面下側が1チャンネルとなっている。また、この例では、現在の音量が15、現在の受信チャンネルが6チャンネルとなっている。ただし、本実施例4では、ポインタ54の位置は画面中央部で位置固定となっている。
マイコン22は、図12(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS603)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS605)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS603でYesと判断されると)、その動作制御信号に従ってポインタ54を画面中央部で位置固定とし、対応する動作バーを移動させる(ステップS604)。すなわち、動作制御信号が音量ダウンを指示する信号である場合には、横方向動作バーを右方向に移動させる。その結果、図12(b)に示すように、ポインタ54のところに、音量14と表記された数値部分が位置するまで横方向動作バー52が右方向に移動される。この後、図示は省略するが、音量ダウンを指示する動作制御信号を受信するたびに、横方向動作バー52が、音量14から音量13へ、音量13から音量12へとポインタ54部分に位置するように、横方向動作バー52が順次右方向に移動することになる。
一方、図12(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、音量アップを指示する動作制御信号を受信した場合(ステップS603でYesと判断された場合)には、マイコン22は、ポインタ54を中央部で位置固定とし、横方向動作バー52を左方向に移動させる。その結果、図12(c)に示すように、ポインタ54のところに、音量16と表記された数値部分が位置するまで横方向動作バー52が右方向に移動される。この後、図示は省略するが、音量アップを指示する動作制御信号を受信するたびに、横方向動作バー52が、音量16から音量17へ、音量17から音量18へとポインタ54部分に位置するように、横方向動作バー52が順次左方向に移動することになる。
一方、図12(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、チャンネルダウンを指示する動作制御信号を受信した場合(ステップS603でYesと判断された場合)には、マイコン22は、ポインタ54を中央部で位置固定とし、縦方向動作バー53を上方向に移動させる。その結果、図12(d)に示すように、ポインタ54のところに、チャンネル5と表記された数値部分が位置するまで縦方向動作バー53が上方向に移動される。この後、図示は省略するが、チャンネルダウンを指示する動作制御信号を受信するたびに、縦方向動作バー53が、チャンネル5からチャンネル4へ、チャンネル4からチャンネル3へとポインタ54部分に位置するように、縦方向動作バー53が順次上方向に移動することになる。
一方、図12(a)に示すように各動作バー52,53を液晶パネル16の画面に表示した状態で、チャンネルアップを指示する動作制御信号を受信した場合(ステップS603でYesと判断された場合)には、マイコン22は、ポインタ54を中央部で位置固定とし、縦方向動作バー53を下方向に移動させる。その結果、図12(e)に示すように、ポインタ54のところに、チャンネル7と表記された数値部分が位置するまで縦方向動作バー53が下方向に移動される。この後、図示は省略するが、チャンネルアップを指示する動作制御信号を受信するたびに、縦方向動作バー53が、チャンネル7からチャンネル8へ、チャンネル8からチャンネル9へとポインタ54部分に位置するように、縦方向動作バー53が順次下方向に移動することになる。
このように、本実施例4によれば、ユーザは、送信機本体30Aを左右方向または上下方向に移動させたことによるポインタ54と各動作バー52,53との動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのか、また、現在の受信チャンネルが何チャンネルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、各動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
<実施例5>
本実施例5は、送信機本体30Aの斜め方向の動きに対応させて、各動作バーとポインタとを画面上で移動させる実施例である。すなわち、上記実施例3では、送信機本体30Aの動きとして左右方向と上下方向の4方向であったが、本実施例5では、これに斜め方向の動きを加えることで、左右方向と上下方向の切り換えを同時に行えるようにしたものである。なお、本実施例5では、送信機本体30Aを左右方向及び上下方向に移動させた場合の処理動作の説明は省略し、斜め方向に移動させた場合の処理動作について説明する。
以下、図13及び図14に示すフローチャート及び図15に示す画面表示例を参照して、本実施例5に係る動作制御信号生成モード時のリモコン送信機30の処理動作及び液晶テレビ装置1の処理動作を説明する。ただし、図13はリモコン送信機30の処理動作を示すフローチャート、図14は液晶テレビ装置1の処理動作を示すフローチャートである。
リモコン送信機30の制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたか否かを常に監視している(ステップS301)。そして、ユーザがリモコン送信機30の専用ボタン39を押し下げることによって、その操作信号がキー入力部44を介して制御部43に入力されると(ステップS301でYesと判断されると)、制御部43は、その操作信号をリモコン送信部45から液晶テレビ装置1に送信するとともに(ステップS302)、リモコン送信機30を、送信機本体30Aの動きに応じた動作制御信号を生成する動作制御信号生成モードに移行する(ステップS303)。すなわち、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされている間だけ、動作制御信号生成部42及び方向検出部41を起動して、送信機本体30Aの動き検出を有効とする。また、制御部43は、専用ボタン39が押し下げされたときの送信機本体30Aの姿勢を原点位置として記憶する。通常、専用ボタン39が押し下げされたときの送信機本体30Aの姿勢は、リモコン送信機30のリモコン送信部45が液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向いた状態となっている。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、リモコン受信部24を介して専用ボタン39の操作信号を受信したか否かを常に監視している(ステップS701)。そして、専用ボタン39の操作信号を受信すると(ステップS701でYesと判断されると)、液晶パネル16に動作バーを表示する(ステップS702)。すなわち、本実施例5では、音量アップ・ダウンを示す横方向動作バーと、チャンネルアップ・ダウンを示す縦方向動作バーとを、音量及びチャンネルが現在の状態を示す位置で交差するように配置して表示するとともに、その交差部にポインタを表示する。
図15(a)は、このときの液晶パネル16の表示画面例を示している。この例では、音量のアップ・ダウンを示す棒状の横方向動作バー55と、チャンネルアップ・ダウンを示す縦方向動作バー56とが、音量及びチャンネルが現在の状態を示す位置で交差するように配置して表示されるとともに、その交差部にポインタ57が表示されている。横方向動作バー55には、所定の間隔で音量が数値で表記(例えば0から30までの数値で表記)されており、この例では画面左側が最小音量0、画面右側が最大音量30となっている。また、縦方向動作バー56には、所定の間隔でチャンネルが数値で表示(例えば1から12までの数値で表記)されており、この例では画面上側が12チャンネル、画面下側が1チャンネルとなっている。この例では、現在の音量が15、現在の受信チャンネルが6チャンネルとなっている。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS304でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば左斜め上方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS305)、その動き方向を判別する(ステップS306)。その結果、送信機本体30Aが左斜め上方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS307)。そして、送信機本体30Aが左斜め上方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS307でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して左方向の移動に対応した音量ダウンを指示する動作制御信号と、上方向の移動に対応したチャンネルアップを指示する動作制御信号とを生成する(ステップS308)。すなわち、音量ダウンを指示する動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量ダウンボタン35bを操作したときに生成される動作制御信号と同じであり、チャンネルアップを指示する動作制御信号はチャンネルアップボタン36aを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、これらの生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS309)。この後、送信機本体30Aの左斜め上方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS310)、移動が停止していなければステップS307に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、左斜め上方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量ダウンを指示する動作制御信号とチャンネルアップを指示する動作制御信号とを生成し、制御部43は、これら生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS310でYesと判断されると)、ステップS304に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS323)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS324)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図15(a)に示すように各動作バー55,56を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS703)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS705)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS703でYesと判断されると)、その動作制御信号に従って動作バーを移動させる(ステップS704)。すなわち、この場合には、音量ダウンを指示する動作制御信号とチャンネルアップを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、マイコン22は、まず音量ダウンを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を縦方向動作バー56と共に横方向動作バー55に沿って左方向に移動させる。次に、マイコン22は、チャンネルアップを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を横方向動作バー55と共に縦方向動作バー56に沿って上方向に移動させる。その結果、図15(b)に示すように、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量14の位置と縦方向動作バー56のチャンネル7の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。この後、送信機本体30Aが引き続いて左斜め上方向に2度移動すると、リモコン送信機30から再び音量ダウンを指示する動作制御信号とチャンネルアップを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図示は省略しているが、受信した音量ダウンを指示する動作制御信号に基づいて縦方向動作バー56を左方向にさらに1目盛り移動させ、受信したチャンネルアップを指示する動作制御信号に基づいて横方向動作バー55を上方向にさらに1目盛り移動させることになる。すなわち、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量13の位置と縦方向動作バー56のチャンネル8の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。マイコン22は、送信機本体30Aが引き続いて左斜め上方向に2度移動するたびに上記の処理を行うことになる。すなわち、両動作バーの交差部であるポインタ57に着目すると、ポインタ57が液晶パネル16の画面上を中央部から左斜め上方向に向かって順次移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS304でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば右斜め下方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS305)、その動き方向を判別する(ステップS306)。その結果、送信機本体30Aが右斜め下方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS311)。そして、送信機本体30Aが右斜め下方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS311でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して右方向の移動に対応した音量アップを指示する動作制御信号と、下方向の移動に対応したチャンネルダウンを指示する動作制御信号とを生成する(ステップS312)。すなわち、音量アップを指示する動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量アップボタン35aを操作したときに生成される動作制御信号と同じであり、チャンネルダウンを指示する動作制御信号はチャンネルダウンボタン36bを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、これらの生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS313)。この後、送信機本体30Aの右左斜め下方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS314)、移動が停止していなければステップS311に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、右斜め下方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量アップを指示する動作制御信号とチャンネルダウンを指示する動作制御信号とを生成し、制御部43は、これら生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS314でYesと判断されると)、ステップS304に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS323)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS324)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図15(a)に示すように各動作バー55,56を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS703)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS705)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS703でYesと判断されると)、その動作制御信号に従って動作バーを移動させる(ステップS704)。すなわち、この場合には、音量アップを指示する動作制御信号とチャンネルダウンを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、マイコン22は、まず音量アップを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を縦方向動作バー56と共に横方向動作バー55に沿って右方向に移動させる。次に、マイコン22は、チャンネルダウンを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を横方向動作バー55と共に縦方向動作バー56に沿って下方向に移動させる。その結果、図15(c)に示すように、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量16の位置と縦方向動作バー56のチャンネル5の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。この後、送信機本体30Aが引き続いて右斜め下方向に2度移動すると、リモコン送信機30から再び音量アップを指示する動作制御信号とチャンネルダウンを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図示は省略しているが、受信した音量アップを指示する動作制御信号に基づいて縦方向動作バー56を右方向にさらに1目盛り移動させ、受信したチャンネルダウンを指示する動作制御信号に基づいて横方向動作バー55を下方向にさらに1目盛り移動させることになる。すなわち、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量17の位置と縦方向動作バー56のチャンネル4の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。マイコン22は、送信機本体30Aが引き続いて右斜め下方向に2度移動するたびに上記の処理を行うことになる。すなわち、両動作バーの交差部であるポインタ57に着目すると、ポインタ57が液晶パネル16の画面上を中央部から右斜め下方向に向かって順次移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS304でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば右斜め上方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS305)、その動き方向を判別する(ステップS306)。その結果、送信機本体30Aが右斜め上方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS315)。そして、送信機本体30Aが右斜め上方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS315でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して右方向の移動に対応した音量アップを指示する動作制御信号と、上方向の移動に対応したチャンネルアップを指示する動作制御信号とを生成する(ステップS316)。すなわち、音量アップを指示する動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量アップボタン35aを操作したときに生成される動作制御信号と同じであり、チャンネルアップを指示する動作制御信号はチャンネルアップボタン36aを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、これらの生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS317)。この後、送信機本体30Aの右左斜め上方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS318)、移動が停止していなければステップS315に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、右斜め上方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量アップを指示する動作制御信号とチャンネルアップを指示する動作制御信号とを生成し、制御部43は、これら生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS318でYesと判断されると)、ステップS304に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS323)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS324)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図15(a)に示すように各動作バー55,56を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS703)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS705)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS703でYesと判断されると)、その動作制御信号に従って動作バーを移動させる(ステップS704)。すなわち、この場合には、音量アップを指示する動作制御信号とチャンネルアップを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、マイコン22は、まず音量アップを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を縦方向動作バー56と共に横方向動作バー55に沿って右方向に移動させる。次に、マイコン22は、チャンネルアップを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を横方向動作バー55と共に縦方向動作バー56に沿って上方向に移動させる。その結果、図15(d)に示すように、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量16の位置と縦方向動作バー56のチャンネル7の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。この後、送信機本体30Aが引き続いて右斜め上方向に2度移動すると、リモコン送信機30から再び音量アップを指示する動作制御信号とチャンネルアップを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図示は省略しているが、受信した音量アップを指示する動作制御信号に基づいて縦方向動作バー56を右方向にさらに1目盛り移動させ、受信したチャンネルアップを指示する動作制御信号に基づいて縦方向動作バー56を上方向にさらに1目盛り移動させることになる。すなわち、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量17の位置と縦方向動作バー56のチャンネル8の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。マイコン22は、送信機本体30Aが引き続いて右斜め上方向に2度移動するたびに上記の処理を行うことになる。すなわち、両動作バーの交差部であるポインタ57に着目すると、ポインタ57が液晶パネル16の画面上を中央部から右斜め上方向に向かって順次移動することになる。
一方、リモコン送信機30が動作制御信号生成モードに移行した状態(ステップS304でNoと判断された状態)で、ユーザが送信機本体30Aを前記原点位置から例えば左斜め下方向に移動させると、方向検出部41がこの送信機本体30Aの動きを検出し(ステップS305)、その動き方向を判別する(ステップS306)。その結果、送信機本体30Aが左斜め下方向に移動したと判別すると、次に、その移動角度が予め設定されている一定角度(例えば2度等)移動したか否かを判断する(ステップS319)。そして、送信機本体30Aが左斜め下方向に一定角度移動したと判断すると(ステップS319でYesと判断されると)、これを受けて動作制御信号生成部42は、信号生成用テーブルを参照して左方向の移動に対応した音量ダウンを指示する動作制御信号と、下方向の移動に対応したチャンネルダウンを指示する動作制御信号とを生成する(ステップS320)。すなわち、音量ダウンを指示する動作制御信号は、リモコン送信機30Aの音量ダウンボタン35bを操作したときに生成される動作制御信号と同じであり、チャンネルダウンを指示する動作制御信号はチャンネルダウンボタン36bを操作したときに生成される動作制御信号と同じである。制御部43は、これらの生成された動作制御信号をリモコン送信部45を介して液晶テレビ装置1のリモコン受信部24に向けて送信する(ステップS321)。この後、送信機本体30Aの左左斜め下方向への移動が停止したか否かを判断し(ステップS322)、移動が停止していなければステップS319に戻って、送信機本体30Aの移動処理を継続する。すなわち、左斜め下方向への移動が継続して行われると、動作制御信号生成部42では、送信機本体30Aが2度移動するたびに音量ダウンを指示する動作制御信号とチャンネルダウンを指示する動作制御信号とを生成し、制御部43は、これら生成された動作制御信号をその都度液晶テレビ装置1側に送信することになる。一方、送信機本体30Aの移動が停止すると(ステップS322でYesと判断されると)、ステップS304に戻って専用ボタン39の押し下げが解除されたか否かを判断し、解除されている場合には、解除信号を液晶テレビ装置1に送信して(ステップS323)、動作制御信号生成モードを終了する(ステップS324)。
一方、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図15(a)に示すように各動作バー55,56を液晶パネル16の画面に表示した状態で、リモコン送信機30から動作制御信号が送信されてきたか否か(ステップS703)、及び、リモコン送信機30から専用ボタン39の押し下げ解除信号が送信されてきたか否か(ステップS705)を監視する。そして、動作制御信号が送信されてくると(ステップS703でYesと判断されると)、その動作制御信号に従って動作バーを移動させる(ステップS704)。すなわち、この場合には、音量ダウンを指示する動作制御信号とチャンネルダウンを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、マイコン22は、まず音量ダウンを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を縦方向動作バー56と共に横方向動作バー55に沿って左方向に移動させる。次に、マイコン22は、チャンネルダウンを指示する動作制御信号に基づいて、ポインタ57を横方向動作バー55と共に縦方向動作バー56に沿って下方向に移動させる。その結果、図15(e)に示すように、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量14の位置と縦方向動作バー56のチャンネル5の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。この後、送信機本体30Aが引き続いて左斜め下方向に2度移動すると、リモコン送信機30から再び音量ダウンを指示する動作制御信号とチャンネルダウンを指示する動作制御信号とが送信されてくるので、液晶テレビ装置1のマイコン22は、図示は省略しているが、受信した音量ダウンを指示する動作制御信号に基づいて縦方向動作バー56を左方向にさらに1目盛り移動させ、受信したチャンネルダウンを指示する動作制御信号に基づいて横方向動作バー55を下方向にさらに1目盛り移動させることになる。すなわち、横方向動作バー55と縦方向動作バー56とは、横方向動作バーの音量13の位置と縦方向動作バー56のチャンネル4の位置とが交差し、この交差部にポインタ57が移動することになる。マイコン22は、送信機本体30Aが引き続いて左斜め下方向に2度移動するたびに上記の処理を行うことになる。すなわち、両動作バーの交差部であるポインタ57に着目すると、ポインタ57が液晶パネル16の画面上を中央部から左斜め下方向に向かって順次移動することになる。
なお、上記実施例5では、動作バーとポインタの表示に際し、横方向動作バー55を上下に移動させ、縦方向動作バー56を左右方向に移動させることで、ポインタ57が斜め方向に移動していくように構成しているが、このような表示形態ではてぐ、ポインタ57の表示は画面中央部で位置固定とし、このポインタ57を中心として横方向動作バー55を左右方向に移動させ、縦方向動作バー56を縦方向に移動させることで、音量アップ・ダウンやチャンネルアップ・ダウンの切り換え表示を行うようにしてもよい。
このように、本実施例5によれば、送信機本体30Aを斜め方向に移動させることにより、音量のアップ・ダウンとチャンネルのアップ・ダウンの2つの動作を同時に切り換えることが可能となる。また、本実施例5によれば、ユーザは、送信機本体30Aを斜め方向に移動させたことによるポインタ57と各動作バー55,56との動きを目視により確認できるので、現在の音量が、0(すなわちミュート)から30(すなわち最大)までの全音量レベルの中のどの程度の音量レベルであるのか、また、現在の受信チャンネルが何チャンネルであるのかを、単なる数値の確認だけでなく、各動作バーの全長に対するポインタの位置によって直感的に(イメージ的に)把握することが可能となる。
なお、上記各実施例では、送信機本体30Aを原点位置から一方向に移動させた場合について個別に説明しているが、例えば上記実施例1の場合、送信機本体30Aの専用ボタン39を押した状態で例えば左方向に移動させた後、そのまま右方向に移動させると、ポインタの動作もこれに伴って左方向に移動した後、右方向に移動することになる。すなわち、専用ボタン39を押した状態で送信機本体30Aを左右に移動させることによって、音量のアップ・ダウンが可能である。このことは、他の実施例2〜5についても同様である。
また、上記実施形態では、リモコン送信機を備えた電子装置としてテレビジョン受信装置(特に、液晶テレビ装置)を例に挙げて説明しているが、このようなテレビジョン受信装置に限定されるものではなく、例えはDVDレコーダや、BLレコーダ、ビデオテープレコーダ等のAV機器に本発明を適用することが可能である。これらのAV機器の場合には、音量のアップ・ダウンやチャンネルのアップ・ダウンだけでなく、例えば早送りや巻き戻しの操作に本発明を適用することが可能である。
1 液晶テレビ装置
10 チューナ
10a アンテナ
12 映像信号処理部
14 OSD処理部
16 液晶パネル
18 音声信号処理部
20 スピーカ
22 マイコン
24 モコン受信部
26 バックライト
28 インバータ回路
29 タイマー回路
30 リモコン送信機
30A 送信機本体
31 電源ボタン
32 数字ボタン
33 メニューボタン
34 データボタン
35 音量アップ・ダウンボタン
36 チャンネルアップ・ダウンボタン
37a〜37d カーソルボタン
38 決定ボタン
39 専用ボタン
40 投光部
41 方向検出部
42 動作制御信号生成部
43 制御部
44 キー入力部
45 リモコン送信部
50 動作バー
51,54,57 ポインタ
52,55 横方向動作バー
53,56 縦方向動作バー

Claims (7)

  1. リモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記リモコン送信機は、送信機本体の動きに応じて装置本体に対する動作制御信号を生成する動作制御信号生成モードに移行させるための専用キーを備えており、
    前記専用キーの操作による前記動作制御信号生成モード時、
    前記送信機本体の動き方向を検出する方向検出手段と、
    前記方向検出手段によって検出された動き方向に対応させた動作制御信号を生成する動作制御信号生成手段と、
    前記動作制御信号生成手段により生成された動作制御信号を前記装置本体に対して送信する送信手段とを備え、
    前記電子装置は、
    表示手段と、
    前記装置本体の現在の動作内容を動作バーとしてその動作内容の表記と共に前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記送信手段からの送信信号を受信する受信手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記受信手段により前記専用キーの操作信号を受信すると前記表示手段に前記動作バーを表示するとともに、表示された前記動作バー上の現在の動作状態に対応する位置にポインタを表示し、前記受信手段により前記送信機本体の動き方向に対応した動作制御信号を受信すると、その動作制御信号に従って前記動作バー上のポインタを移動させることを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。
  2. 請求項1に記載のリモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の一次元方向の動きを検出し、
    前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第1の方向への動きを検出すると、前記第1の方向に対応した第1の動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第2の方向への動きを検出すると、前記第2の方向に対応した第2の動作制御信号を生成し、
    前記表示制御手段は、前記受信手段により前記第1の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを前記動作バー上の対応する第1の方向に移動し、前記受信手段により前記第2の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを前記動作バー上の対応する第2の方向に移動することを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。
  3. 請求項1に記載のリモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の一次元方向の動きを検出し、
    前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第1の方向への動きを検出すると、前記第1の方向に対応した第1の動作制御信号を生成する一方、前記方向検出手段から前記一次元方向に沿った第2の方向への動きを検出すると、前記第2の方向に対応した第2の動作制御信号を生成し、
    前記表示制御手段は、前記受信手段により前記第1の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記動作バーを対応する第1の方向に移動し、前記受信手段により前記第2の動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記動作バーを対応する第2の方向に移動することを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。
  4. 請求項1に記載のリモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の左右方向と上下方向の2つの動きを個別に検出し、
    前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から左方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号を生成し、前記方向検出手段から右方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号を生成し、前記方向検出手段から上方向への動きを検出すると、前記上方向に対応した上動作制御信号を生成し、前記方向検出手段から下方向への動きを検出すると、前記下方向に対応した下動作制御信号を生成し、
    前記表示制御手段は、前記受信手段により前記専用キーの操作信号を受信すると前記表示手段に横方向と縦方向に直交する2つの動作バーを表示するとともに、その交点に前記ポインタを表示し、前記受信手段により前記左動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記縦方向動作バーを左方向に移動し、前記受信手段により前記右動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記縦方向動作バーを右方向に移動し、前記受信手段により前記上動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記横方向動作バーを上方向に移動し、前記受信手段により前記下動作制御信号を受信すると、前記ポインタと共に前記横方向動作バーを下方向に移動することにより、前記横方向動作バー及び縦方向動作バーが常に前記ポインタで交差しながら2方向にそれぞれ移動することを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。
  5. 請求項1に記載のリモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記方向検出手段は、前記専用キーが操作されたときの前記送信機本体の位置を原点として、前記送信機本体の左右方向と上下方向の2つの動きを個別に検出し、
    前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から左方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号を生成し、前記方向検出手段から右方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号を生成し、前記方向検出手段から上方向への動きを検出すると、前記上方向に対応した上動作制御信号を生成し、前記方向検出手段から下方向への動きを検出すると、前記下方向に対応した下動作制御信号を生成し、
    前記表示制御手段は、前記受信手段により前記専用キーの操作信号を受信すると前記表示手段に横方向と縦方向に直交する2つの動作バーを表示するとともに、その交点に前記ポインタを表示し、前記受信手段により前記左動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記横方向動作バーを右方向に移動し、前記受信手段により前記右動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記横方向動作バーを左方向に移動し、前記受信手段により前記上動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記縦方向動作バーを下方向に移動し、前記受信手段により前記下動作制御信号を受信すると、前記ポインタを位置固定して前記縦方向動作バーを上方向に移動することにより、前記横方向動作バー及び縦方向動作バーが常に前記ポインタで交差しながら2方向にそれぞれ移動することを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のリモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記方向検出手段はさらに斜め方向の動きを検出し、
    前記動作制御信号生成手段は、前記方向検出手段から左斜め上方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号と前記上方向に対応した上動作制御信号とを生成し、前記方向検出手段から右斜め下方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号と前記下方向に対応した下方向動作信号とを生成し、前記方向検出手段から左斜め下方向への動きを検出すると、前記左方向に対応した左動作制御信号と前記下方向に対応した下動作制御信号とを生成し、前記方向検出手段から右斜め上方向への動きを検出すると、前記右方向に対応した右動作制御信号と前記上方向に対応した上動作制御信号を生成することを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリモコン送信機を備えた電子装置であって、
    前記方向検出手段が角度センサまたはジャイロセンサであることを特徴とするリモコン送信機を備えた電子装置。

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