JP2011055279A - Communication apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、通信装置に関する。 The present invention relates to a communication device.
近年、ノートパソコンは携帯性を向上させるために小型化が進んでいる。また、ノートパソコンは、無線LAN(Local Area Network)などへ接続し無線通信を行うための通信回路やアンテナモジュールを備えている機種も増えてきている。このようなアンテナモジュールは、無線通信の電波の送受信を安定させるために、ノートパソコンにおける液晶ディスプレイ側筐体内に配されていることが多い。アンテナモジュールを液晶ディスプレイ側筐体に配することで、液晶ディスプレイ側筐体を本体側筐体(キーボードやCPUなどを備えた筐体)に対して開いた状態にした時に、アンテナモジュールをできるだけ高い位置に配置することができるため、電波の送受信を安定させることができる(例えば特許文献1参照)。 In recent years, notebook computers have been downsized in order to improve portability. In addition, notebook computers are increasingly equipped with communication circuits and antenna modules for connecting to a wireless LAN (Local Area Network) or the like to perform wireless communication. Such an antenna module is often arranged in a liquid crystal display side housing in a notebook personal computer in order to stabilize transmission and reception of radio waves for wireless communication. By placing the antenna module on the liquid crystal display side housing, the antenna module is as high as possible when the liquid crystal display side housing is opened with respect to the main body side housing (housing with a keyboard, CPU, etc.). Since it can arrange | position to a position, transmission / reception of an electromagnetic wave can be stabilized (for example, refer patent document 1).
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、到来する電波の方向によっては高い受信感度が得にくいという問題がある。すなわち、ノートパソコンに搭載されるアンテナモジュールは、電波の受信感度を極力向上することと、ノートパソコンの大型化を防ぐこととを目的とするために、図13に示す位置に配置されることが多い。図13は、従来のノートパソコンの斜視図であり、アンテナモジュール124は、液晶ディスプレイ104が搭載された第2の本体102の上部に配置されている。図13に示す構成では、アンテナモジュール124は、図13に示すようにノートパソコンを通常使用する状態にしたときに、略水平姿勢となるため、矢印C1に示す方向に伝搬する電波は良好に受信できるが、矢印C2及びC3に示す方向に伝搬する電波は受信が困難である。
However, the configuration disclosed in Patent Document 1 has a problem that it is difficult to obtain high reception sensitivity depending on the direction of incoming radio waves. That is, the antenna module mounted on the notebook personal computer may be disposed at the position shown in FIG. 13 in order to improve the radio wave reception sensitivity as much as possible and to prevent the notebook personal computer from becoming large. Many. FIG. 13 is a perspective view of a conventional notebook computer, and the
受信感度を上げるために、アンテナモジュールの数を多くしたり、アンテナモジュールに実装されているアンテナを大型化したりする方法があるが、いずれも装置を大型化してしまうという問題がある。 In order to increase the reception sensitivity, there are methods of increasing the number of antenna modules or increasing the size of the antenna mounted on the antenna module. However, there are problems that both increase the size of the device.
本発明の目的は、装置を大型化せずに、電波の受信感度を向上することができる通信装置を提供することである。 The objective of this invention is providing the communication apparatus which can improve the receiving sensitivity of an electromagnetic wave, without enlarging an apparatus.
本発明の通信装置は、筐体と、前記筐体に保持され、映像を表示可能な表示面を有するディスプレイパネルと、前記筐体に保持され、無線信号を送受信可能な送受信面を有するアンテナモジュールとを備え、前記アンテナモジュールは、前記表示面に平行な面を構成する外辺の内、相隣り合う二辺に対して、傾斜した姿勢で前記筐体に配置しているものである。 The communication device of the present invention includes a housing, a display panel that is held by the housing and has a display surface capable of displaying an image, and an antenna module that is held by the housing and has a transmission / reception surface capable of transmitting and receiving radio signals. And the antenna module is disposed in the housing in an inclined posture with respect to two adjacent sides constituting a plane parallel to the display surface.
本発明によれば、装置を大型化せずに、電波の受信感度を向上することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the receiving sensitivity of an electromagnetic wave can be improved, without enlarging an apparatus.
本発明の通信装置は、筐体と、前記筐体に保持され、映像を表示可能な表示面を有するディスプレイパネルと、前記筐体に保持され、無線信号を送受信可能な送受信面を有するアンテナモジュールとを備え、前記アンテナモジュールは、前記表示面に平行な面を構成する外辺の内、相隣り合う二辺に対して、傾斜した姿勢で前記筐体に配置しているものである。 The communication device of the present invention includes a housing, a display panel that is held by the housing and has a display surface capable of displaying an image, and an antenna module that is held by the housing and has a transmission / reception surface capable of transmitting and receiving radio signals. And the antenna module is disposed in the housing in an inclined posture with respect to two adjacent sides constituting a plane parallel to the display surface.
本発明の通信装置は、上記構成を基本として以下のような態様をとることができる。 The communication apparatus of the present invention can take the following aspects based on the above-described configuration.
本発明の通信装置において、前記アンテナモジュールは、送受信する電波の周波数帯域が異なる複数のアンテナモジュールを含む構成とすることができる。 In the communication apparatus of the present invention, the antenna module can include a plurality of antenna modules having different frequency bands of radio waves to be transmitted and received.
本発明の通信装置において、前記アンテナモジュールは、送受信する電波の周波数帯域が同じ複数のアンテナモジュールを含む構成とすることができる。 In the communication device of the present invention, the antenna module may include a plurality of antenna modules having the same frequency band of radio waves to be transmitted and received.
本発明の通信装置において、前記筐体は、少なくとも前記アンテナモジュールの配置位置の近傍を絶縁性材料で形成した構成とすることができる。このような構成とすることにより、アンテナモジュールにおける電波の受信感度を向上することができる。さらに、筐体における不導体材料以外の部分を金属で形成することにより、筐体を耐衝撃性を確保することができる。 In the communication device of the present invention, the casing may be configured to be formed of an insulating material at least in the vicinity of the arrangement position of the antenna module. With such a configuration, it is possible to improve radio wave reception sensitivity in the antenna module. Furthermore, by forming the portion of the casing other than the non-conductive material with metal, it is possible to ensure the shock resistance of the casing.
本発明の通信装置において、アンテナモジュールは、少なくとも一部が前記ディスプレイパネルに重畳している構成とすることができる。このような構成とすることにより、筐体を小型化することができ、通信装置を小型化することができる。また、筐体のサイズを維持する場合は、ディスプレイパネルの有効表示エリアのサイズを拡大することができる。 In the communication device of the present invention, the antenna module can be configured such that at least a part thereof is superimposed on the display panel. With such a configuration, the housing can be reduced in size, and the communication device can be reduced in size. Moreover, when maintaining the size of the housing, the size of the effective display area of the display panel can be increased.
本発明の通信装置において、アンテナモジュールは、前記筐体の端部近傍に配されている構成とすることができる。このような構成とすることにより、アンテナモジュールにおける電波の受信感度を向上することができる。 In the communication device of the present invention, the antenna module may be arranged near the end of the casing. With such a configuration, it is possible to improve radio wave reception sensitivity in the antenna module.
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態にかかる通信装置の一例であるノートパソコンの斜視図である。図1に示すように、ノートパソコンは、情報処理回路が実装された電気回路基板やハードディスクドライブなどを内蔵した第1の本体1と、液晶ディスプレイ4を備えた第2の本体2とを備えている。第1の本体1と第2の本体2とは、ヒンジ部3によって互いに回動自在に支持されている。第2の本体2を、図1に示す位置(第1の状態)から矢印Aに示す方向へ回動させることで、液晶ディスプレイ4とキーボード5とが近接対向した第2の状態へ移行させることができる。また、第2の状態において第2の本体2と対向する第1の本体1の面を「上側」と規定すると、第1の本体1の上面1aには、各種文字の入力操作が可能なキーボード5と、液晶ディスプレイ4に表示されるポインタを所望の位置へ移動する操作が可能なポインティングデバイス6とを備えている。なお、キーボード5やハードディスクドライブなどから入出力された情報信号は、情報処理回路(図示は省略)で所定の処理を施し、例えば液晶ディスプレイ4で表示する表示信号などに変換される。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a perspective view of a notebook personal computer which is an example of a communication apparatus according to the present embodiment. As shown in FIG. 1, the notebook computer includes a first main body 1 including an electric circuit board on which an information processing circuit is mounted, a hard disk drive, and the like, and a second
図2は、第2の本体2の分解斜視図である。図3は、アンテナモジュールが保持された第2の筐体の底部33a側を見た平面図である。図4は、図3におけるZ−Z部の断面図である。なお、図4は、アンテナモジュール24(後述)を通る線分で破断したときの断面図であるが、アンテナモジュール25(後述)を通る線分で破断したときの断面形状は図4と同等であるため、アンテナモジュール25を通る線分で破断した断面図は省略する。また、図4は、アンテナモジュール24と第1の筐体21との位置関係を明確に図示するために、第1の筐体22も図示した。
FIG. 2 is an exploded perspective view of the second
第2の本体2は、図2に示すように、第1の筐体21、液晶パネル22、第2の筐体33、アンテナモジュール24、およびアンテナモジュール25を備えている。なお、実際の第2の本体2は、図2に示す構成の他、液晶パネル22に通電を行う配線などを備えているが、図示を明瞭にするために描画を省略した。
As shown in FIG. 2, the second
第1の筐体21は、樹脂や金属で形成することができ、第2の本体2を薄型化あるいは小型化するために肉厚は数ミリ程度に薄く形成されている。第1の筐体21は、枠部21a、開口部21b、ヒンジカバー21gを備えている。枠部21aは、開口部21bを形成するものであり、第2の本体2が組み立てられた状態において第2の筐体23に対向する面を「裏面」と定義し、その裏面の裏側(図1に示すようにノートパソコンが第1の状態となっている時に操作者に対向する面)を「表面」と定義する。開口部21bは、液晶パネル22に表示される画像を第2の本体2の外部から目視可能に形成されたものである。ヒンジカバー21gは、ヒンジ機構を覆う部分であり、ヒンジ機構を介して第1の本体1と結合している。なお、第1の筐体21は、全体を樹脂等の絶縁性材質で形成する場合はアンテナモジュール24及び25が電気的にシールドされないため問題はないが、全体を金属で形成する場合はアンテナモジュール24及び25が電気的にシールドされてしまう可能性がある。第1の筐体21を金属で形成する場合は、底部23aにおけるアンテナ保持部33fの近傍のみを絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)で形成することが好ましい。このような構成とすることにより、アンテナモジュール24及び25における送受信面24c及び25cが電気的にシールドされなくなるため、アンテナモジュール24及び25の送受信特性を向上することができる。
The
液晶パネル22は、液晶を内在した2枚のガラス板や、2枚のガラス板間に通電を行う電気回路基板などを備え、外部から入力される電気信号に基づき画像を表示することができる。表示面22aは、画像が映し出される面である。液晶パネル22は、図1に示す液晶ディスプレイ4に相当する。
The
第2の筐体33は、樹脂や金属で形成することができ、本実施の形態では耐衝撃性を向上するためにマグネシウムで形成されている。第2の筐体33は、第2の本体2を薄型化あるいは軽量化するために肉厚は数ミリ程度に薄く形成されている。第2の筐体33は、底部33a、第1の側部33b、第2の側部33c、第3の側部33d、第4の側部33eを備えている。底部33aは、液晶パネル22の背面(表示面22aの裏面)に対向配置される。第1の側部33b、第2の側部33c、第3の側部33d、第4の側部33eは、底部33aを囲むように、底部33aの外周縁に立設されている。第2の側部33cは、一対のヒンジ部3(図1参照)を結ぶ線分に略平行でかつ最も近い側部である。第1の側部33bは、第2の側部33cに略平行でかつ第2の側部33cに対向する位置に形成された側部である。第3の側部33dと第4の側部33eとは、互いに対向し、それぞれ両端が第1の側部33bと第2の側部33cとに結合している。図4に示すように、第2の筐体33は、アンテナモジュール24を保持可能なアンテナ保持部33fを備えている。アンテナ保持部33fは、底部33aに対する傾斜角θ11が90度未満となるよう傾斜して形成されている。底部33aは、主に金属で形成されているが、図4においてハッチングを変えて図示しているように、アンテナ保持部33fの近傍のみ絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)で形成することが好ましい。このような構成とすることにより、アンテナモジュール24における送受信面24cが電気的にシールドされなくなるため、アンテナモジュール24の送受信特性を向上することができる。詳しい説明や図示は省略するが、アンテナモジュール25側も同様の構成とすることが好ましい。
The
なお、本実施の形態における第1の本体2では、底部33aは表示部22aと平行な構成としているため、アンテナ保持部33fの傾斜角θ11は表示部22aに対しても同一の傾斜角である。詳しい説明は省略するが、第1の側部33bと第4の側部33eとの交点近傍にも、アンテナ保持部33fと同様の構成を備え、第1の側部33bの中心と第2の側部33cの中心とを結び第2の筐体33に対して直交する面に関してアンテナモジュール24と対称にアンテナモジュール25を保持可能である。
In the first
アンテナモジュール24は、長手方向の略中央部がアンテナ保持部33fに支持され、長手方向の両端がそれぞれ底部33aと第1の側部33bとに支持されている。したがって、アンテナモジュール24は、底部33aに対して傾斜した姿勢で第2の筐体33に保持されている。詳しい説明は省略するが、第1の側部33bと第4の側部33eとの交点近傍にも、アンテナ保持部33fと同様の構成を備え、アンテナモジュール25を保持可能である。第1の側部33bと第4の側部33eとの交点近傍に備えるアンテナ保持部は、アンテナモジュール25を、アンテナモジュール24の傾斜方向と同一方向及び同一角度傾斜させた姿勢で保持可能である。
The
アンテナモジュール24及び25は、樹脂製の基板24a及び25aの片面または両面に、電波を送受信可能なアンテナ回路(不図示)が実装されている。本実施の形態では一例として、アンテナモジュール24及び25の片面である送受信面24c及び25cに、アンテナ回路(不図示)を実装した。なお、本実施の形態では、2つのアンテナモジュール24及び25を備えているが、両者は接続可能なネットワークが異なるのみで基本的な構成は同様であるため、本明細書では主にアンテナモジュール24に基づき説明する。2つのアンテナモジュール24及び25は、例えばそれぞれ異なる周波数帯域の電波を送受信可能である。例えば、アンテナモジュール24は無線LANの電波を送受信可能とし、アンテナモジュール25は無線WAN(Wide Area Network)の電波を送受信可能とすることができる。送受信可能な電波の種類は、上記に限らず、例えばブルートゥース規格に準拠した電波やWiMAX規格に準拠した電波であってもよい。
In the
なお、アンテナモジュール24及び25の配置場所近傍、特に送受信面24c及び25cが対向する箇所に導電性材質を適用すると、送受信する電波がシールドされる可能性がある。したがって、図4における第2の筐体33の送受信面24c近傍のハッチングを変えているように、絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)を適用することが好ましい。
Note that if a conductive material is applied in the vicinity of the place where the
第2の本体2を組み立てる際は、図3において、まず、液晶パネル22を第1の筐体21の枠部21aの裏面に接着剤等で接着固定する。この時、表示面22aの有効表示エリアの全てまたは一部が、第1の筐体21の開口部21bで規定されるように配置する。すなわち、表示面22aに表示される画像を、開口部21bを通して外部から目視可能となるように、液晶パネル22を第1の筐体21に配置する。
When assembling the second
次に、アンテナモジュール24を、第2の筐体33に形成されたアンテナ保持部33f(図4参照)に保持する。具体的には、アンテナモジュール24は、基板24aの一方の面(送受信面24cの裏面)がアンテナ保持部33fに当接し、基板24aの他方の面(送受信面24c)側の角部24dが第1の側部33bに当接し、角部24eが底部33aに当接することにより、第2の筐体33に保持される。本実施の形態では、角部24dは全域に亘って第1の側部33bに当接し、角部24eは全域に亘って底部33aに当接している。したがって、第2の筐体33を正面から見たときのアンテナモジュール24の姿勢は、図3に示すようになる。
Next, the
ここで、アンテナ保持部33fにおけるアンテナモジュール24に当接する面は、図4に示すように、第2の筐体33の底部33aに対して傾斜するように形成されている。したがって、アンテナ保持部33fに保持されるアンテナモジュール24は、図3に示すように、基板24aの長手方向が第2の筐体33における第1の側部33bと平行で、その送受信面24cが底部33aに対して傾斜した姿勢(すなわち、第2の本体2の厚み方向にのみ傾斜した姿勢)で、第2の筐体33に保持される。よって、アンテナモジュール24は、図4に示すように矢印B11及びB12に示す方向に伝搬する電波を効率よく受信することができる。同様に、アンテナモジュール25も、その送受信面25cが第2の筐体33の底部33aに対して傾斜した姿勢で、第2の筐体33に保持される。なお、本実施の形態では、アンテナ保持部33fの傾斜角(アンテナモジュール24及び25の底部33aに対する傾斜角も同様)θ11は、約45度とした。
Here, the surface of the
このような構成とすることにより、ユーザーは、電波発信源(アクセスポイントや基地局等)に対するノートパソコンの位置や向きを強く意識することなく、第1の本体1に対する第2の本体2を開くといった通常の使用状態で無線通信を行うことができるため、ノートパソコンの配置の自由度がさらに向上する。すなわち、ノートパソコンは、図1に示す第1の状態のとき、第1の本体1に対する第2の本体2の回動角度を90度よりも大きくした姿勢(例えば100〜120度程度)で使用されることが多い。第1の本体1に対する第2の本体2の回動角度を90度よりも大きくした場合、送受信面24c及び25cは、図4に示す矢印B11に示す方向に対して直交する姿勢に近づく。したがって、図4に示す矢印B11に示す方向に伝搬する電波を効率よく受信することができる。
With this configuration, the user opens the second
また、送受信面24c及び25cは、第2の本体2における厚み方向に対して傾斜配置した構成であるため、送受信面を垂直配置した構成に比べると、第2の本体2の厚みを同一に構成すると、送受信面24c及び25cの面積を拡大することができ、送受信できる電波の周波数帯域を拡大させることができる。逆に、垂直配置の送受信面と同一面積の送受信面24c及び25cを備えるアンテナモジュール24及び25を適用する場合には、第2の本体2の厚みを薄くすることができる。
In addition, since the transmission / reception surfaces 24c and 25c are inclined with respect to the thickness direction of the second
なお、アンテナ保持部33fの傾斜角(送受信面24cと底部33aとの傾斜角、および送受信面25cと底部33aとの傾斜角も同様)θ11は、45度としたが、これは一例である。例えば、第1の本体1に対する第2の本体2の回動角度を120度とした姿勢で使用されることが多い場合は、傾斜角θ11を30度とすることにより、送受信面24a及び25aが図4に示す矢印B11に示す方向に対して直交する姿勢にさらに近づくため、受信感度向上の観点から好ましい。また、傾斜角θ11は、底部33aと表示面22aとが平行となっていることを前提としている。底部33aと表示面22aとが平行でない場合は、アンテナモジュール24及び25が図4に示す矢印B11に示す方向に対して直交する姿勢に近づくよう、アンテナ保持部33fの傾斜角を調整することが好ましい。
Note that the inclination angle of the
次に、第1の筐体21と第2の筐体33とを、枠部21aの裏面と第2の筐体33の底部33aとが対向する姿勢で、係合させる。第1の筐体21と第2の筐体33との係合方法は、いずれか一方に設けられた爪部と他方に設けられた凹部とを係合させる爪係合や、接着剤による接着係合など様々な方法がある。
Next, the
本実施の形態によれば、アンテナモジュール24及び25を、送受信面24c及び25cが底部33a及び表示面22aに対して傾斜した姿勢(表示面22aと底部33aとが平行となる場合)で配置したことにより、図4における矢印B11及びB12に示すように受信可能な電波の範囲を広げることができる。
According to the present embodiment, the
すなわち、本実施の形態では、アンテナモジュール24を、送受信面24cが底部33a及び表示面22aに対して傾斜した姿勢で配置したことにより、矢印B11に示す方向、矢印B12に示す方向、およびそれらの間の電波の受信感度を高めることができる。アンテナモジュール25も同様である。したがって、ユーザーは、電波発信源(アクセスポイントや基地局等)に対するノートパソコンの位置や向きを強く意識することなく無線通信を行うことができるため、ノートパソコンの配置の自由度が向上する。
That is, in the present embodiment, the
また、アンテナモジュール24の角部24dが第1の側部32bに接するように傾斜して配置したことにより、図3に示すように、アンテナモジュール24及び25と液晶パネル22とが重ならない配置とすることができる。したがって、第2の本体2のサイズを大型化せずに、液晶パネル22の有効表示エリアのサイズを大きくすることができる。
Further, as shown in FIG. 3, the
また、図4に示すように、液晶パネル22の下部にアンテナモジュール24及び25の一部(角部24e側)を潜り込ませて配置することができるので、液晶パネル22を第1の側部33bに極力近づけて配置することができ、第2の本体2の厚さを大きくせずに液晶パネル22の有効表示エリアのサイズを大型化することができる。
Further, as shown in FIG. 4, a part of the
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2にかかる情報処理装置における第2の本体2の分解斜視図である。図6は、アンテナモジュールが保持された第2の筐体の底面23a側を見た平面図である。図7は、第2の筐体における第1の側部と第3の側部との交点近傍の要部平面図である。なお、実施の形態2にかかる情報処理装置は、図1に示すノートパソコンを一例としているため、図1を参照したノートパソコンの説明は省略する。
(Embodiment 2)
FIG. 5 is an exploded perspective view of the second
実施の形態2にかかる情報処理装置と、実施の形態1にかかる情報処理装置との構成上の違いは、アンテナモジュール24及び25の配置である。以下、実施の形態2にかかる情報処理装置の構成について説明する。
The difference in configuration between the information processing apparatus according to the second embodiment and the information processing apparatus according to the first embodiment is the arrangement of the
図5に示すように、第2の本体2は、第1の筐体21、液晶パネル22、第2の筐体23、アンテナモジュール24、およびアンテナモジュール25を備えている。なお、実際の第2の本体2は、図5に示す構成の他、液晶パネル22に通電を行う配線などを備えているが、図示を明瞭にするために描画を省略した。また、図5において、図2に示す構成と同様の構成については、同一符号を付与して詳細な説明は省略する。
As shown in FIG. 5, the second
第2の筐体23は、樹脂や金属で形成することができ、本実施の形態では耐衝撃性を向上するためにマグネシウムで形成されている。第2の筐体23は、第2の本体2を薄型化あるいは軽量化するために肉厚は数ミリ程度に薄く形成されている。第2の筐体23は、底部23a、第1の側部23b、第2の側部23c、第3の側部23d、第4の側部23eを備えている。底部23aは、液晶パネル22の背面(表示面22aの裏面)に対向配置される。第1の側部23b、第2の側部23c、第3の側部23d、第4の側部23eは、底部23aを囲むように、底部23aの外周縁に立設されている。第2の側部23cは、一対のヒンジ部3(図1参照)を結ぶ線分に略平行でかつ最も近い側部である。第1の側部23bは、第2の側部23cに略平行でかつ第2の側部23cに対向する位置に形成された側部である。第3の側部23dと第4の側部23eとは、互いに対向し、それぞれ両端が第1の側部23bと第2の側部23cとに結合している。底部23aは、主に金属で形成されているが、アンテナ保持部23fの近傍のみ絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)で形成することが好ましい。このような構成とすることにより、アンテナモジュール24における送受信面24cが電気的にシールドされなくなるため、アンテナモジュール24の送受信特性を向上することができる。詳しい説明や図示は省略するが、アンテナモジュール25側も同様の構成とすることが好ましい。
The
図7に示すように、第2の筐体23は、アンテナモジュール24を保持可能なアンテナ保持部23fを備えている。アンテナモジュール24は、長手方向の略中央部がアンテナ保持部23fに支持され、長手方向の両端がそれぞれ底部23aと第1の側部23bとに支持されている。したがって、アンテナ保持部23fは、アンテナモジュール24を、図6及び図7に示すように第1の側部23bと第3の側部23dとの交点近傍において、例えば第1の側部23b及び第2の側部23dに対して傾斜した姿勢で保持可能である。
As shown in FIG. 7, the
なお、第1の側部23bと第3の側部23dに適用される材質は金属でも適用可能であるが、金属で形成するとアンテナモジュール24及び25が電気的にシールドされるため、図7に示しているアンテナモジュール24の近傍には、絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)で形成することが好ましい。アンテナモジュール25の近傍も同様に構成することが好ましい。
In addition, although the material applied to the
また、詳しい説明は省略するが、第1の側部23bと第4の側部23eとの交点近傍にも、アンテナ保持部23fと同様の構成を備え、第1の側部23bの中心と第2の側部23cの中心とを結び第2の筐体23に対して直交する面に関してアンテナモジュール24と対称にアンテナモジュール25を保持可能である。
Although not described in detail, a configuration similar to that of the
アンテナモジュール24及び25は、樹脂製の基板24a及び25aの片面または両面に、電波を送受信可能なアンテナ回路(不図示)が実装されている。本実施の形態では一例として、アンテナモジュール24及び25の片面である送受信面24c及び25cに、アンテナ回路(不図示)を実装した。図7に示すように、アンテナ基板24aは、ケーブル24bが接続されている。アンテナモジュール24で受信した受信信号は、ケーブル24bを介して、第1の本体1または第2の本体2に内蔵された電気回路基板(不図示)へ送られる。また、第1の本体1または第2の本体2に内蔵された電気回路基板(不図示)から送られる送信信号は、ケーブル24bを介してアンテナモジュール24へ送られる。なお、本実施の形態では、2つのアンテナモジュール24及び25を備えているが、両者は接続可能なネットワークが異なるのみで基本的な構成は同様であるため、本明細書では主にアンテナモジュール24に基づき説明する。2つのアンテナモジュール24及び25は、例えばそれぞれ異なる周波数帯域の電波を送受信可能である。例えば、アンテナモジュール24は無線LANの電波を送受信可能とし、アンテナモジュール25は無線WAN(Wide Area Network)の電波を送受信可能とすることができる。送受信可能な電波の種類は、上記に限らず、例えばブルートゥース規格に準拠した電波やWiMAX規格に準拠した電波であってもよい。
In the
なお、第2の筐体23において、アンテナモジュール24及び25の配置場所近傍、特に送受信面24c及び25cが対向する箇所に導電性材質を適用すると、送受信する電波がシールドされる可能性がある。したがって、前述したように、第2の筐体23において、アンテナモジュール24及び25の送受信面24c及び25cが対向する箇所は、絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)を適用することが好ましい。
In the
第2の本体2を組み立てる際は、まず、液晶パネル22を第1の筐体21の枠部21aの裏面に接着剤等で接着固定する。この時、表示面22aの有効表示エリアの全てまたは一部が、第1の筐体21の開口部21bで規定するように配置する。すなわち、表示面22aに表示される画像を、開口部21bを通して外部から目視可能となるように、液晶パネル22を第1の筐体21に配置する。
When assembling the second
次に、アンテナモジュール24を、第2の筐体23に形成されたアンテナ保持部23f、23g,23hに保持する。具体的には、アンテナモジュール24は、基板24aの一方の面がアンテナ保持部23fに当接し、基板24aの他方の面(送受信面24c)がアンテナ保持部23g及び23hに当接することにより挟持される。ここで、アンテナ保持部23f〜23hにおけるアンテナモジュール24に当接する面は、第2の筐体23の底部23aに対して垂直となるように形成されている(液晶パネル22の表示面22aと第2の筐体23の底部23aとが平行となる場合)。したがって、アンテナ保持部23f〜23hに保持されるアンテナモジュール24は、その送受信面24cが底部23aに対して垂直となる姿勢で、第2の筐体23に保持される。同様に、アンテナモジュール25を、第2の筐体23における第1の側部23bと第4の側部23eとの交点近傍に形成されたアンテナ保持部に保持する。アンテナモジュール25も、その送受信面25cが第2の筐体23の底部23aに対して垂直となる姿勢で、第2の筐体23に第1の側部23bの中心と第2の側部23cの中心とを結び第2の筐体23に対して直交する面に関してアンテナモジュール24と対称に保持される。なお、上述した「垂直」とは、底部23aと送受信面24c及び25cとの角度が90度であることに限定されず、例えばアンテナモジュール24とアンテナ保持部23f〜23hとの機械的なガタツキや、アンテナ保持部23f〜23hの加工精度のバラツキによって、底部23aと送受信面24c及び25cとの角度が90度よりも大きい場合または90度未満となる場合を含むものとする。例えば、底部23aと送受信面24c及び25cとの角度が80〜100度となる場合を「垂直」に含むこととすることができる。
Next, the
アンテナモジュール24及び25は、図6に示すように例えば第1の側部23bに対して傾斜した姿勢で、第2の筐体23に保持される。なお、アンテナモジュール24の第1の側部23bに対する傾斜角θ1、およびアンテナモジュール25の第1の側部23bに対する傾斜角θ2は、本実施の形態ではそれぞれ45度とした。傾斜角θ1及びθ2をそれぞれ45度とすることにより、第1の側部23bに対して略直交する方向(図6における矢印B1またはB3に示す方向)に伝搬する電波の受信感度、および第3の側部23dに対して略直交する方向(図6における矢印B2またはB4に示す方向)に伝搬する電波の受信感度をそれぞれ略均等とすることができ、矢印B1〜B4に示す方向に伝搬する電波を良好に受信することができる。なお、傾斜角θ1及びθ2を45度としたことは一例である。また、傾斜角θ1及びθ2の値である「45度」は、例えばアンテナモジュール24とアンテナ保持部23f〜23hとの機械的なガタツキや、アンテナ保持部23f〜23hの加工精度のバラツキによって、45度前後となる場合を含むものとする。
As shown in FIG. 6, the
次に、第1の筐体21と第2の筐体23とを、枠部21aの裏面と第2の筐体23の底部23aとが対向する姿勢で、係合させる。第1の筐体21と第2の筐体23との係合方法は、いずれか一方に設けられた爪部と他方に設けられた凹部とを係合させる爪係合や、接着剤による接着係合など様々な方法がある。
Next, the
上記のように構成されたノートパソコンにおいて、アンテナモジュール24は、図6及び図7に示すように第1の側部23bに対して傾斜しかつ送受信面24cが底部23a及び表示面22aに対して略垂直となる姿勢で配置されているため、矢印B1に示すように第1の側部23bに対して略直交する方向に伝搬する電波、矢印B2に示すように第3の側部23dに対して略直交する方向に伝搬する電波、および矢印B1とB2との間に伝搬する電波(例えば第1の側部23bと第3の側部23dとの交点およびその近傍を通る電波)を受信することができる。
In the laptop computer configured as described above, the
また、アンテナモジュール25は、図6及び図7に示すように第1の側部23bと第3の側部23d及び第4の側部23eとに対して傾斜し、かつ送受信面25cが底部23a及び表示面22aに対して略垂直となる姿勢で配置されているため、矢印B3に示すように第1の側部23bに対して略直交する方向に伝搬する電波、矢印B4に示すように第4の側部23eに対して略直交する方向に伝搬する電波、および矢印B3とB4との間に伝搬する電波(例えば第1の側部23bと第4の側部23eとの交点およびその近傍を通る電波)を受信することができる。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
また、送受信面24c及び25cは、第1の側部23bと第3の側部23d及び第4の側部23eとに対して傾斜配置した構成であるため、受信面24c及び25cの長手方向を拡大することができ、送受信できる電波の周波数帯域を拡大させることができる。
Further, since the transmission / reception surfaces 24c and 25c are inclined with respect to the
本実施の形態によれば、アンテナモジュール24及び25を第2の筐体23の例えば第1の側部23bに対して傾斜しかつ送受信面24cが底部23a及び表示面22aに対して略垂直となる姿勢(表示面22aと底部23aとが平行となる場合)で配置したことにより、図6における矢印B1〜B4に示すように受信可能な電波の範囲を広げることができる。
According to the present embodiment, the
すなわち、アンテナモジュール24が、基板24aが第1の側部23bに対して平行でかつ送受信面24cが第1の側部23bに対して平行となる姿勢で配置されている場合(例えば図13参照)は、矢印B1に示す方向に伝搬する電波の受信感度は高いが、矢印B2に示す方向に伝搬する電波の受信感度は低い。本実施の形態では、アンテナモジュール24を、第1の側部23bに対して傾斜しかつ送受信面24cが底部23a及び表示面22aに対して垂直となる姿勢で配置したことにより、矢印B1に示す方向、矢印B2に示す方向、およびそれらの間の電波の受信感度を高めることができる。同様に、アンテナモジュール25を、第1の側部23bに対して傾斜しかつ送受信面25cが底部23a及び表示面22aに対して垂直となる姿勢で配置したことにより、矢印B3に示す方向、矢印B4に示す方向、およびそれらの間の電波の受信感度を高めることができる。したがって、ユーザーは、電波発信源(アクセスポイントや基地局等)に対するノートパソコンの位置や向きを強く意識することなく無線通信を行うことができるため、ノートパソコンの配置の自由度が向上する。
That is, the
また、本実施の形態によれば、アンテナモジュールの枚数を増加したり、アンテナモジュールのサイズを大型化したりせずに、電波の受信感度を向上することができる。 Further, according to the present embodiment, it is possible to improve the radio wave reception sensitivity without increasing the number of antenna modules or increasing the size of the antenna module.
なお、本実施の形態では、アンテナモジュール24とアンテナモジュール25とは、各々異なる周波数帯域の電波を送受信可能としたが、同じ周波数帯域の電波を送受信可能としてもよい。このような構成とすることにより、一つの周波数帯域の電波の送受信範囲を拡大することができる。すなわち、一つの周波数帯域の電波について図6における矢印B1〜B4に示す方向の電波を送受信することができる。
In the present embodiment, the
また、図6に示す構成では、アンテナモジュール24及び25と液晶パネル22(図中の破線)とが第2の筐体23の厚さ方向に重ならないように配置したが、図8及び図9に示すように、アンテナモジュール24及び25と液晶パネル22(図中の破線)とが第2の筐体23の厚さ方向に重なるように配置してもよい。図8は、本実施の形態にかかる第2の筐体23の変形例を説明する、第2の筐体23における底面23a側を見た平面図である。図9は、図8におけるZ−Z部の端面図である。この変形例におけるアンテナモジュール24及び25は、図9に示すように(図9ではアンテナモジュール25のみ図示)液晶パネル22の厚さ方向に並べて配置し、少なくとも一部が液晶パネル22に重なる配置とした。このような構成とすることにより、第2の本体2のサイズは維持したまま、第1の筐体21の枠部21aの面積を縮小し、開口部21bの面積を拡大することができる。よって、液晶パネル22の有効表示エリアの面積を拡大することができる。あるいは、液晶パネル22の有効表示エリアの面積を維持したまま、第2の本体2を表示面22aに対向する位置から見たときの枠部21aの面積を縮小し、第1の筐体21を小型化し、第2の本体2を小型化することができる。
In the configuration shown in FIG. 6, the
なお、底部23aは、主に金属で形成されているが、図9においてハッチングを変えて表示しているように、アンテナ保持部23fの近傍のみ絶縁性材質(例えば、硬質プラスティック等)で形成することが好ましい。このような構成とすることにより、アンテナモジュール25における送受信面25cが電気的にシールドされなくなるため、アンテナモジュール25の送受信特性を向上することができる。詳しい説明や図示は省略するが、アンテナモジュール24側も同様の構成とすることが好ましい。
Although the bottom 23a is mainly formed of metal, as shown in FIG. 9 with changing hatching, only the vicinity of the
また、図6に示す構成では、アンテナモジュール24を第1の側部23bと第3の側部23dとの交点近傍に配置し、アンテナモジュール25を第1の側部23bと第4の側部23eとの交点近傍に配置したが、図10に示すように他の位置に配置してもよい。図10において、アンテナモジュール26とアンテナモジュール27は、第1の側部23bの近傍でかつ第1の側部23bの長手方向の略中央に配置した例である。アンテナモジュール28は、第2の側部23cと第3の側部23dとの交点近傍に配置した例である。アンテナモジュール29は、第2の側部23cと第4の側部23eとの交点近傍に配置した例である。なお、アンテナモジュール26及び27は、図10に示すように、少なくとも一部が液晶パネル22と重なってしまうため、第2の本体2の厚さ方向における位置関係は、例えば図9に示す配置と同様にする。すなわち、アンテナモジュール26及び27と液晶パネル22とを、第2の本体2の厚さ方向に重ねて配置する。これにより、アンテナモジュール26及び27と液晶パネル22とが互いに干渉することを防ぐことができる。
In the configuration shown in FIG. 6, the
また、本実施の形態では、第2の筐体23は、マグネシウム等の金属で形成するとしたが、少なくともアンテナモジュール24及び25の近傍のみ樹脂等の不導体で形成することが好ましい。図11は、第2の筐体の変形例を説明する、第2の筐体43における底面43aから見た平面図である。図11に示す第2の筐体43は、形状は前述の第2の筐体23と同様であるが、樹脂で形成された不導体部43gと、マグネシウムで形成された金属部43hとを接合して形成されている点が前述の第2の筐体23と異なる。不導体部43gは、第2の筐体43における少なくともアンテナモジュール24及び25に重なる部分に配されている。このような構成とすることにより、金属部43hにおいて第2の筐体43の強度を確保しながら、不導体部43gにおいてアンテナモジュール24及び25における電波の送受信感度を向上することができる。なお、不導体部43gは、底部43aの一部、第1の側部43b、第3の側部43dの一部、および第4の側部43eの一部である。また、金属部43hは、底部43aの一部、第2の側部43c、第3の側部43dの一部、および第4の側部43eの一部である。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態では、アンテナモジュール24及び25は、第2の筐体23の底部23aまたは液晶パネル22の表示面22aに対して垂直となる姿勢で第2の筐体23に保持されている構成としたが、液晶パネル22の表示面22aに対して垂直となる姿勢で第2の筐体23に保持されている構成とする方が好ましい。すなわち、アンテナモジュール24及び25を表示面22aに対して垂直となる姿勢とすることで、ユーザーにおいては、ノートパソコンを図1に示す第1の状態にして使用しているとき表示面22aの角度を把握しやすいため、アンテナモジュール24及び25の姿勢を把握しやすい。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態では、アンテナモジュール24及び25を、その送受信面24c及び25cが第2の筐体23の底部23a及び表示面22aに対して垂直となる姿勢(表示面22aと底部23aとが平行となる場合)で、第2の筐体23に配置する構成としたが、送受信面24c及び25cが底部23aに対して傾斜した姿勢(すなわち、第2の本体2における液晶パネル22の表示面22aに平行で、表示面22aの外郭を構成する相隣り合う2辺と、第2の本体2の厚み方向とに傾斜した姿勢)で、第2の筐体23に配置する構成とすることができる。図12は、アンテナモジュール24の他の配置例を示す要部斜視図である。図12に示すアンテナモジュール24は、その送受信面24cが第2の筐体23の底部23aに対して傾斜した姿勢で、第2の筐体23に保持されている。アンテナモジュール24は、長手方向の略中央における裏面(送受信面24cの裏面)がアンテナ保持部23iに当接し、送受信面24cの長手方向の両端の角部24dがそれぞれ第1の側部23bと第3の側部23dに当接することで、第2の筐体23に保持されている(両端の角部24dのうち、第3の側部23dに当接可能な角部は図示省略)。アンテナ保持部23iは、底部23aに対して傾斜させて形成されている。アンテナ保持部23iの傾斜角は約45度である。したがって、アンテナ保持部23iに保持されたアンテナモジュール24は、送受信面24cと底部23aとの角度が約45度となる姿勢で、第2の筐体23に保持されている。なお、図示は省略するが、アンテナモジュール25も同様に、底部23aに対して約45度の傾斜角で傾斜した姿勢で、第2の筐体23に保持されている。
In the present embodiment, the
本実施の形態では、図12に示したように、アンテナモジュール25の送受信面25cを、第2の筐体23の厚み方向(図12では、第1の側部23bと第3の側部23dとが結合する辺23j)に対しても傾斜させた構成(図示は省略したが、アンテナモジュール24も同一の構成)であるため、辺23jに対応する位置に存在する液晶パネル22の角部を送受信面25cに重畳して配置(すなわち、液晶パネル22の角部に下部に、アンテナモジュール25及び24の一部を潜り込ませて配置)することも可能である。この構成を採用すると、送受信面25cに重畳させた領域だけ広い有効表示領域を備える液晶パネル22の適用することができ、または一対のヒンジ部3におけるヒンジ軸に対して平行な方向及び垂直な方向の長さを短くすることができるため第2の本体2を小型化することもできる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 12, the transmitting / receiving
また、第2の筐体23の厚み方向にアンテナモジュール24及び25を傾斜させることで、アンテナモジュールを直交方向に配置した構成に比べると、第2の筐体23の厚みをさらに薄く構成することができ、第2の本体2をさらに小型化することができる。なお、第2の筐体23の厚みをアンテナモジュールを直交方向に配置した場合と同一にすると、アンテナモジュール24及び25の送受信面24c及び25cの短手方向の長さを広げることが可能で、アンテナモジュール24及び25が送受信する周波数帯域を拡大させることもできる。
Further, by tilting the
さらに、このような構成とすることにより、ユーザーは、電波発信源(アクセスポイントや基地局等)に対するノートパソコンの位置や向きを強く意識することなく無線通信を行うことができるため、ノートパソコンの配置の自由度がさらに向上する。すなわち、ノートパソコンは、図1に示す第1の状態のとき、第1の筐体1に対する第2の筐体2の回動角度を90度よりも大きくした姿勢(例えば100〜120度程度)で使用されることが多い。第1の筐体1に対する第2の筐体2の回動角度を90度よりも大きくした場合、アンテナモジュール24及び25は、図6に示す矢印B1〜B4に示す方向に対して直交する姿勢に近づく。したがって、図6に示す矢印B1〜B4に示す方向に伝搬する電波を効率よく受信することができる。なお、送受信面24cと底部23aとの傾斜角、および送受信面25cと底部23aとの傾斜角は、それぞれ45度としたが、これは一例である。例えば、第1の筐体1に対する第2の筐体2の回動角度を120度とした姿勢で使用されることが多い場合は、送受信面24c及び25cと底部23aとの傾斜角を30度とすることにより、送受信面24a及び25aが図6に示す矢印B1〜B4に示す方向に対して直交する姿勢にさらに近づくため、受信感度向上の観点から好ましい。また、上記の送受信面24c及び25cと底部23aとの傾斜角は、底部23aと表示面22aとが平行となっていることを前提としている。底部23aと表示面22aとが平行でない場合は、アンテナモジュール24及び25が図6に示す矢印B1〜B4に示す方向に対して直交する姿勢に近づくよう、送受信面24c及び25cと表示面22aとの傾斜角を調整することが好ましい。
Further, with this configuration, the user can perform wireless communication without being strongly aware of the position and orientation of the notebook computer with respect to the radio wave source (access point, base station, etc.). The degree of freedom of arrangement is further improved. That is, in the first state shown in FIG. 1, the notebook personal computer has a posture in which the rotation angle of the
また、本実施の形態では、通信装置の一例としてノートパソコンを挙げたが、少なくともアンテナモジュールを内蔵した機器であれば、ノートパソコンに限らない。通信装置の例としては、ノートパソコンの他、液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置などのディスプレイ装置、携帯型ゲーム機、携帯電話端末、携帯型医療機器などがある。 In this embodiment, a notebook computer is used as an example of a communication device. However, the present invention is not limited to a notebook computer as long as it is a device having at least an antenna module. Examples of the communication device include a notebook computer, a display device such as a liquid crystal display device and a plasma display device, a portable game machine, a mobile phone terminal, and a portable medical device.
また、本実施の形態における液晶ディスプレイ4、液晶パネル22は、本発明のディスプレイパネルの一例である。本実施の形態における表示面22aは、本発明の表示面の一例である。本実施の形態におけるアンテナモジュール24、25、26、27、28、29は、本発明のアンテナモジュールの一例である。本実施の形態における送受信面24c、25cは、本発明の送受信面の一例である。
Further, the liquid crystal display 4 and the
本発明の通信装置は、アンテナモジュールを内蔵した機器に有用である。 The communication device of the present invention is useful for a device incorporating an antenna module.
21 第1の筐体
22 液晶パネル
23、33 第2の筐体
24、25 アンテナモジュール
21
Claims (6)
前記筐体に保持され、映像を表示可能な表示面を有するディスプレイパネルと、
前記筐体に保持され、無線信号を送受信可能な送受信面を有するアンテナモジュールとを備え、
前記送受信面は、前記表示面に平行な面を構成する外辺の内、相隣り合う二辺に対して、傾斜した姿勢で前記筐体に配置している、通信装置。 A housing,
A display panel that is held by the housing and has a display surface capable of displaying an image;
An antenna module having a transmission / reception surface that is held in the housing and capable of transmitting and receiving radio signals;
The communication device, wherein the transmission / reception surface is arranged in the housing in an inclined posture with respect to two adjacent sides that constitute a surface parallel to the display surface.
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