JP2011054049A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】表示面上に表示されているオブジェクトの中から所望のオブジェクトを選択するための情報をユーザが容易に入力する。
【解決手段】情報処理装置100Aは、表示面上における方向を示す方向情報の入力を受け付けた情報入力装置から方向情報を受信する受信部141Aと、受信部141Aによって受信された方向情報に基づいて、各オブジェクト位置情報の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択する注目オブジェクト選択部132Aと、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面上における位置にフォーカスを表示させ、注目オブジェクト選択部132Aによって選択された新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面上における位置にフォーカスを移動させるフォーカス位置制御部133Aと、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムに関する。
近年、ユーザからの情報の入力を受け付ける情報入力装置と情報入力装置から受信した当該情報に従った処理を実行する情報処理装置とによって構成される情報処理システムが多く存在する。情報処理装置は、例えば、自装置の備える表示面上に、テキストボックスや、ボタン、リンクなどのオブジェクトが貼り付けられた画面(Webページなど)を表示させる。ユーザは、表示されたオブジェクトの中から所望のオブジェクトを選択するために、情報入力装置に対して所望のオブジェクトを選択するための情報の入力を行う。情報処理装置は、例えば、情報入力装置から受信した所望のオブジェクトを選択するための情報に従ってユーザによっていずれのオブジェクトが選択されたかを判断する。ユーザが所望のオブジェクトを選択するための情報を情報入力装置に入力するための技術には様々なものがある。
例えば、ユーザが所望のオブジェクトを選択するために、カーソルが当てられているオブジェクトを所望のオブジェクトであると判断する技術がある。この技術では、例えば、ユーザは、方向とその方向への距離とを、情報入力装置に備えられたタッチパネル上において指などの操作体を移動させる方向とその方向への距離によって指定することが可能である。また、例えば、ユーザは、方向とその方向への距離とを、情報入力装置に備えられたマウスを移動させる方向とその方向への距離によって指定することも可能である。情報処理装置は、例えば、ユーザによって情報入力装置に入力される方向と距離とに応じて表示面上においてカーソルを移動させ、カーソルが当てられているオブジェクトを所望のオブジェクトであると判断して、その所望のオブジェクトにフォーカスを表示する。
また、ユーザが所望のオブジェクトを選択するために、ユーザが5wayキーなどを使用して情報入力装置に方向を入力する技術がある。この技術では、例えば、ユーザは、5wayキーなどを使用して左右上下のいずれかの方向を情報入力装置に入力する必要がある。情報処理装置は、現在フォーカスが当てられている位置と情報入力装置から送信された左右上下のいずれかの方向とに基づいて、新たなオブジェクトにフォーカスを移動させる。
その他にも、例えば、ユーザが情報入力装置に設けられた十字キーの上下左右方向のいずれかを押下すると、ユーザが押下した方向に情報処理装置がカーソルを移動させる技術について開示されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、マウスを操作することに不慣れなユーザも容易にカーソルを移動させることが可能になる。
特開2001−209495号公報
しかしながら、カーソルが当てられているオブジェクトを所望のオブジェクトであると判断する技術では、ユーザは、表示面上に表示されるカーソルを見ながらそのカーソルを所望のオブジェクト上に移動させる必要がある。そのために、情報入力装置に対して入力すべき方向と距離とを調整するのが困難な場合があるという問題があった。タッチパネルが小さく、表示面が大きい場合などのように、ユーザが情報入力装置に対して入力する距離に比較して情報処理装置が表示するカーソルの移動量が圧倒的に大きい場合などには、その調整が特に困難である。
また、5wayキーなどを使用して情報入力装置に方向を入力する技術では、ユーザは、現在フォーカスが当てられているオブジェクトを基準とした所望のオブジェクトの方向が左右上下のいずれの方向に相当するのかについて判断するのが困難な場合があるという問題があった。Webページに貼り付けられるオブジェクトのように、オブジェクトのレイアウト設計に関する自由度が高い場合などには、その判断が特に困難である。また、ユーザが判断を行ってから上下左右のいずれかの方向を入力したとしても、実際にはその判断に誤りがあり、所望のオブジェクトにフォーカスが移動しない場合がある。そのために、ユーザによる操作に負荷が掛かる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、表示面上に表示されているオブジェクトの中から所望のオブジェクトを選択するための情報をユーザが容易に入力することが可能な、新規かつ改良された技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、表示面を有するとともに表示面に情報を表示することが可能である表示部と、複数のオブジェクトの表示面上における各位置を示す各オブジェクト位置情報を記憶するとともに各オブジェクト位置情報のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報を記憶する記憶部と、各オブジェクト位置情報によって示される表示面上における各位置に各オブジェクトを表示させるオブジェクト表示制御部と、表示面上における方向を示す方向情報の入力を受け付けた情報入力装置から方向情報を受信する受信部と、受信部によって受信された方向情報に基づいて、各オブジェクト位置情報の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択する注目オブジェクト選択部と、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面上における位置にフォーカスを表示させ、注目オブジェクト選択部によって選択された新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面上における位置にフォーカスを移動させるフォーカス位置制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
注目オブジェクト選択部は、受信部によって受信された方向情報と記憶部によって記憶されている各オブジェクト位置情報とに基づいて、新たなオブジェクト位置情報を選択することとしてもよい。
注目オブジェクト選択部は、記憶部によって記憶されている各オブジェクト位置情報の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置を基準として受信部によって受信された方向情報が示す方向に進んだ位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。
注目オブジェクト選択部は、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置を基準として受信部によって受信された方向情報が示す方向に進んだ位置を示すものである注目候補位置情報が複数存在する場合に、複数の注目候補位置情報の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置から最も近い位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。
受信部は、方向への速さの入力をさらに受け付ける情報入力装置から速さをさらに受信し、注目オブジェクト選択部は、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置を基準として受信部によって受信された方向情報が示す方向に進んだ位置を示すものである注目候補位置情報が複数存在する場合に、複数の注目候補位置情報の中から、注目情報に対応付けられているオブジェクト位置情報が示す位置から速さに比例する大きさだけ離れた位置に最も近い位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。
情報処理装置は、新たな注目オブジェクト位置情報を指定するための情報によって記憶部によって記憶されている注目情報を更新する注目情報更新部をさらに備えることとしてもよい。
受信部は、フォーカスを継続して移動させる旨を示すフォーカス継続移動指示の入力をさらに受け付ける情報入力装置から方向情報を受信した後にフォーカス継続移動指示をさらに受信し、注目オブジェクト選択部は、受信部によってフォーカス継続移動指示が受信されるたびに、複数の注目候補位置情報の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置から最も近い位置を示すものから遠い位置を示すものに向けて順に新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。
受信部は、方向への速さの入力をさらに受け付けた情報入力装置から速さをさらに受信し、注目オブジェクト選択部は、受信部によって受信された速さが閾値よりも小さい場合には、新たな注目オブジェクト位置情報を選択しないこととしてもよい。
フォーカス位置制御部は、フォーカスを移動させるに際して、移動している段階のフォーカスを表示面に表示させることとしてもよい。
フォーカス位置制御部は、移動している段階のフォーカスを表示面に表示させるに際して、フォーカスの移動速度を徐々に遅くすることとしてもよい。
フォーカス位置制御部は、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面上における位置に表示されるオブジェクトの大きさと、新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面上における位置に表示されるオブジェクトの大きさとに応じて、フォーカスの大きさを徐々に拡大または縮小することとしてもよい。
情報処理装置は、処理実行部をさらに備え、受信部は、処理を実行する旨を示す処理要求の入力をさらに受け付けた情報入力装置から処理要求をさらに受信し、処理実行部は、受信部によって処理要求が受信されると、新たな注目オブジェクト位置情報に応じた処理を実行することとしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、表示面上に表示されているオブジェクトの中から所望のオブジェクトを選択するための情報をユーザが容易に入力することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略を説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階について説明するための図である。 同実施形態に係る情報入力装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 同実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例(カーソル移動前)を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例(カーソル移動後)を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略を説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例を示す図である。 同実施形態に係る情報入力装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 同実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1実施形態
1−1. 情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例
1−2. 情報処理装置が有する機能の概略
1−3. 情報処理システムの構成
1−4. 情報処理装置の機能構成
1−5. 情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例
1−6. 情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階
1−7. 情報入力装置の機能構成
1−8. 情報処理装置のハードウェア構成
1−9. 情報入力装置のハードウェア構成
1−10.情報処理装置の動作の流れ
1−11.変形例
2.第2実施形態
2−1. 情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例(カーソル移動前)
2−2. 情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例(カーソル移動後)
2−3. 情報処理装置が有する機能の概略
2−4. 情報処理システムの構成
2−5. 情報処理装置の機能構成
2−6. 情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例
2−7. 情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階
2−8. 情報入力装置の機能構成
2−9. 情報処理装置のハードウェア構成
2−10.情報入力装置のハードウェア構成
2−11.情報処理装置の動作の流れ
2−12.変形例
3.まとめ
<1.第1実施形態>
[1−1. 情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例]
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例を示す図である。図1を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面について説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が備える表示面111Aは、例えば、情報処理装置が備える表示部110Aに備えられている。表示面111A上における各位置には、オブジェクト111a〜111iが表示されている。図1には、表示面111Aにオブジェクトが9つ配置されている場合について示されているが、表示面111Aに配置されるオブジェクトの数は特に限定されるものではない。また、各オブジェクトが配置される表示面111A上における各位置についても特に限定されるものではない。また、図1には、個人情報などのデータを登録するための登録画面が表示面111Aに表示される場合について示されているが、表示面111Aに表示される画面の種類は、オブジェクトが配置されるものであれば特に限定されるものではない。
図1には、オブジェクトの例として、文字列の入力を行うためのテキストボックスによって構成されるオブジェクト111a〜111c、111fや、文字列の選択を行うためのプルダウンメニューによって構成されるオブジェクト111d、111e、遷移先のページに遷移するためのオブジェクト111g、所定の処理を実行するためのオブジェクト111h、111iが示されている。しかしながら、表示面111Aに表示されるオブジェクトは、ユーザが視覚的に把握できるものであれば特に限定されるものではない。
図1に示すように、ユーザに注目させるためのフォーカス112は、オブジェクト111aの位置に表示される。図1には、フォーカス112は、他のオブジェクト111b〜111iの色とは異なる色によってオブジェクト111aの全体を塗りつぶすものであるとして示されている。しかしながら、フォーカス112は、ユーザにオブジェクト111aを注目させるために強調されるものであればどのように表示されるものであってもよい。例えば、オブジェクト111aの外側を囲うように表示されるものであってもよい。
フォーカス112は、ユーザの操作により、オブジェクト111a〜111iのいずれかの位置に移動させることが可能である。本実施形態に係る情報処理装置は、オブジェクト111a〜111iの中から所望のオブジェクトを選択するための情報をユーザが容易に入力することを可能とする。
[1−2. 情報処理装置が有する機能の概略]
図2は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略を説明するための図である。図2を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略について説明する。
情報処理装置は、表示面111A上における方向を示す方向情報の入力を受け付けた情報入力装置から方向情報を受信する機能を有している。情報入力装置は、ユーザから表示面111A上における方向を示す方向情報の入力を受け付ける機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、情報入力装置としては、例えば、タッチパネルを備えるリモコンや、マウス、ジョイスティックなどを使用することが可能である。
情報入力装置としてタッチパネルを備えるリモコンを使用する場合には、例えば、ユーザが指やペンなどの操作体をタッチパネルに接触させながら移動させる操作(ドラッグ操作)によって移動させた方向を示す方向情報を情報入力装置に入力することが可能である。同様に、情報入力装置としてマウスを使用する場合には、例えば、ユーザがマウスをクリックしたまま移動させる操作(ドラッグ操作)によって移動させた方向を示す方向情報を情報入力装置に入力することが可能である。情報入力装置としてジョイスティックを使用する場合には、例えば、ユーザがジョイスティックを傾けた方向を示す方向情報を情報入力装置に入力することが可能である。
図2に示すように、オブジェクト111a〜111iの各位置をA1(X1,Y1)〜A9(X9,Y9)とする。図2に示した例では、各オブジェクト111a〜111iの中央を各オブジェクト111a〜111iの各位置A1(X1,Y1)〜A9(X9,Y9)としているが、各オブジェクト111a〜111iの各位置は、各オブジェクト111a〜111iの中央に限定されるものではなく、例えば、各オブジェクト111a〜111iの左上であるとしてもよい。
ユーザが方向を示す方向情報を情報入力装置に入力すると、情報入力装置は、方向情報の入力を受け付け、情報処理装置は、情報入力装置から方向情報を受信する。情報処理装置は、受信した方向情報が示す方向に基づいて、オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜A9(X9,Y9)の中から新たに注目すべきオブジェクト位置情報が示す位置にフォーカス112を移動させる。
例えば、フォーカス112がA1(X1,Y1)に存在する場合に、ユーザがA1(X1,Y1)を基準としてA3(X3,Y3)の方向を示す方向情報を情報入力装置に入力した場合を想定する。その場合には、情報処理装置は、フォーカス112をA3(X3,Y3)に移動させる。フォーカス112の移動元から移動先までの軌跡は、変位Kとして示されている。A1(X1,Y1)を基準としてA3(X3,Y3)の方向とは、ベクトル(X3−X1,Y3−Y1)が示す方向と同じ方向のことである。
また、例えば、フォーカス112がA1(X1,Y1)に存在する場合に、ユーザがA1(X1,Y1)を基準としてA2(X2,Y2)の方向を示す方向情報を情報入力装置に入力した場合を想定する。その場合には、情報処理装置は、フォーカス112をA2(X2,Y2)に移動させる。フォーカス112の移動元から移動先までの軌跡は、変位M1として示されている。A1(X1,Y1)を基準としてA2(X2,Y2)の方向とは、ベクトル(X2−X1,Y2−Y1)が示す方向と同じ方向である。
さらに、情報処理装置がフォーカス112をA2(X2,Y2)に移動させた後、情報入力装置がフォーカス112を継続して移動させる旨を示すフォーカス継続移動指示の入力をユーザからさらに受け付ける場合も想定される。その場合には、情報処理装置は、情報入力装置から方向情報を受信した後にフォーカス継続移動指示をさらに受信する。情報処理装置は、情報入力装置から方向情報を受信した後にフォーカス継続移動指示をさらに受信した場合には、フォーカス112をA4(X4,Y4)にさらに移動させることとしてもよい。フォーカス112の移動元から移動先までの軌跡は、変位M2として示されている。フォーカス継続移動指示は、様々な手法によって情報入力装置に入力される。
情報入力装置としてタッチパネルを備えるリモコンを使用する場合には、フォーカス継続移動指示は、例えば、ユーザがドラッグ操作後に操作体をタッチパネルから離さずに所定時間以上接触させ続ける操作(長押し操作)によって情報入力装置に入力される。情報入力装置としてマウスを使用する場合には、フォーカス継続移動指示は、例えば、ユーザがマウスのドラッグ操作後にマウスのボタンを押下したまま所定時間以上押下し続ける操作(長押し操作)によって情報入力装置に入力される。情報入力装置としてジョイスティックを使用する場合には、フォーカス継続移動指示は、例えば、ユーザがジョイスティックを傾ける操作の後にジョイスティックを傾けたまま所定時間以上傾け続ける操作(長押し操作)によって情報入力装置に入力される。
また、情報入力装置が方向を示す方向情報の入力を受け付けるとともに、その方向への速さの入力をさらに受け付ける場合も想定される。その場合には、情報処理装置は、情報入力装置が入力を受け付けた速さに応じてフォーカス112の移動先を決定することとしてもよい。例えば、フォーカス112がA1(X1,Y1)に存在する場合に、ユーザがA1(X1,Y1)を基準としてA2(X2,Y2)の方向を示す方向情報とともにその方向への速さとして閾値よりも大きい値を情報入力装置に入力した場合を想定する。その場合には、情報処理装置は、フォーカス112をA4(X4,Y4)に移動させる。フォーカス112の移動元から移動先までの軌跡は、変位Lとして示されている。速さは、様々な手法によって情報入力装置に入力される。
情報入力装置としてタッチパネルを備えるリモコンを使用する場合には、速さは、例えば、ユーザがドラッグ操作時に操作体をタッチパネルに接触させながら移動させる速さによって情報入力装置に入力される。情報入力装置としてマウスを使用する場合には、速さは、例えば、ユーザがマウスのドラッグ操作時にマウスのボタンを押下したまま移動させる速さによって情報入力装置に入力される。情報入力装置としてジョイスティックを使用する場合には、速さは、例えば、ユーザがジョイスティックを傾ける速さによって情報入力装置に入力される。
[1−3. 情報処理システムの構成]
図3は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システムが有する機能の概略を説明するための図である。図3を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略について説明する。
図3に示すように、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10Aは、情報処理装置100Aと、情報入力装置200Aと、を有するものである。情報処理装置100Aは、上記したように、少なくとも、表示面111Aを有しており、表示面111Aに情報を表示することが可能である表示部を備えるものである。したがって、情報処理装置100Aは、このような表示部を有するものであれば特に限定されるものではないが、情報処理装置100Aとしては、例えば、PC(Personal Computer)や、テレビなどを使用することが可能である。
情報入力装置200Aは、上記したように、少なくとも、表示面111A上における方向を示す方向情報の入力を受け付け、受け付けた方向情報を情報処理装置100Aに有線または無線によって送信する機能を有するものである。したがって、情報入力装置200Aは、このような機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、情報入力装置200Aとしては、例えば、上記したように、タッチパネルを備えるリモコンや、マウス、ジョイスティックなどを使用することが可能である。
[1−4. 情報処理装置の機能構成]
図4は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。図4を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の機能構成について説明する。
図4に示すように、情報処理装置100Aは、表示部110Aと、記憶部120Aと、制御部130Aと、通信部140Aとを備えるものである。
表示部110Aは、例えば、表示装置などによって構成されるものであり、表示面111Aを有するとともに表示面111Aに情報を表示させることが可能である。表示面111Aに表示させるための情報は、例えば、制御部130Aから出力される。また、表示部110Aは、情報処理装置100Aの外部に存在することとしてもよい。
記憶部120Aは、例えば、RAM(Random Access Memory)などによって構成されるものであり、プログラムや、制御部130Aがプログラムを実行するに際して使用するデータなどを記憶する機能を有するものである。制御部130Aがプログラムを実行するに際して使用するデータとしては、例えば、複数のオブジェクト111a〜111iの表示面111A上における各位置を示す各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)や、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報などがある。各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)や、注目情報については、さらに図5を参照して後述する。
通信部140Aは、受信部141A、送信部142Aなどを備えるものであり、例えば、通信装置などによって構成されるものである。受信部141Aは、表示面111A上における方向を示す方向情報を情報入力装置200Aから受信する機能を有するものである。送信部142Aは、情報入力装置200Aに各種情報を送信する機能を有するものである。
制御部130Aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などによって構成されるものであり、オブジェクト表示制御部131A、注目オブジェクト選択部132A、フォーカス位置制御部133Aなどを備えるものである。制御部130Aが有する機能は、例えば、CPUが不揮発性メモリによって記憶されるプログラムをRAMに展開し、RAMに展開したプログラムを実行することによって実現される。制御部130Aは、受信部141Aによって受信された送信情報に、方向情報、フォーカス継続移動指示、処理要求などのいずれかを識別するための情報が含まれているか否かを判断する。そして、制御部130Aは、いずれかを識別するための情報が含まれていると判断した場合には、送信情報から当該識別情報を取得して、取得した当該識別情報によって識別される情報に応じた制御を行う。
オブジェクト表示制御部131Aは、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)によって示される表示面111A上における各位置に各オブジェクト111a〜111iを表示させる機能を有するものである。
注目オブジェクト選択部132Aは、受信部141Aによって情報入力装置200Aから受信された方向情報に基づいて、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択する機能を有する。
フォーカス位置制御部133Aは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面111A上における位置にフォーカス112を表示させる機能を有するものである。また、フォーカス位置制御部133Aは、注目オブジェクト選択部132Aによって選択された新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面111A上における位置にフォーカス112を移動させる機能を有するものである。
注目オブジェクト選択部132Aは、受信部141Aによって受信された方向情報と記憶部120Aによって記憶されている各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)とに基づいて、新たなオブジェクト位置情報を選択することとしてもよい。
注目オブジェクト選択部132Aは、記憶部120Aによって記憶されている各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置を基準として受信部141Aによって受信された方向情報が示す方向に進んだ位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。例えば、注目情報によってオブジェクト位置情報(X1,Y1)が指定されている場合には、オブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置が基準となる。そして、受信部141Aによって受信された方向情報が(X3−X1,Y3−Y1)である場合には、オブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置を基準として(X3−X1,Y3−Y1)が示す方向に進んだ位置を示すオブジェクト位置情報(X3,Y3)が新たな注目オブジェクト位置情報として選択される。
注目オブジェクト選択部132Aは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置を基準として受信部141Aによって受信された方向情報が示す方向に進んだ位置を示すものである注目候補位置情報が複数存在する場合に、複数の注目候補位置情報の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置から最も近い位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。例えば、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置を基準として(X2−X1,Y2−Y1)が示す方向に進んだ位置を示すものである注目候補位置情報には、(X2,Y2)と(X4,Y4)との2つがある。注目オブジェクト選択部132Aは、この2つの中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置から最も近い位置を示す(X2,Y2)を新たな注目オブジェクト位置情報として選択する。
受信部141Aは、情報入力装置200Aから方向への速さをさらに受信することも可能である。その場合には、注目オブジェクト選択部132Aは、注目候補位置情報が複数存在する場合に、複数の注目候補位置情報の中から、注目情報に対応付けられているオブジェクト位置情報が示す位置から速さに比例する大きさだけ離れた位置に最も近い位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。例えば、上記したように、注目候補位置情報として、(X2,Y2)と(X4,Y4)との2つがある場合を想定する。注目オブジェクト選択部132Aは、この2つの中から、注目情報に対応付けられているオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置から速さに比例する大きさだけ離れた位置に最も近い位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報として選択する。注目オブジェクト選択部132Aは、例えば、速さが比較的小さい場合には、(X2,Y2)を新たな注目オブジェクト位置情報として選択し、速さが比較的大きい場合には、(X4,Y4)を新たな注目オブジェクト位置情報として選択する。なお、速さとしては様々なものが想定されるが、その例については上記した通りである。
制御部130Aは、注目情報更新部134Aをさらに備えることとしてもよい。その場合には、注目情報更新部134Aは、新たな注目オブジェクト位置情報を指定するための情報によって記憶部120Aによって記憶されている注目情報を更新する。これによって、制御部130Aは、更新後の注目情報を使用して再度同様の処理を行うことが可能となる。
また、受信部141Aが、方向情報を受信した後に、フォーカス112を継続して移動させる旨を示すフォーカス継続移動指示を情報入力装置200Aからさらに受信することも想定される。その場合には、注目オブジェクト選択部132Aは、受信部141Aによってフォーカス継続移動指示が受信されるたびに、複数の注目候補位置情報の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報が示す位置から最も近い位置を示すものから遠い位置を示すものに向けて順に新たな注目オブジェクト位置情報として選択することとしてもよい。例えば、上記したように、注目候補位置情報として、(X2,Y2)と(X4,Y4)との2つがある場合を想定する。注目オブジェクト選択部132Aは、この2つの中から、注目情報に対応付けられているオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置から最も近い位置を示すもの(X2,Y2)から遠い位置を示すもの(X4,Y4)に向けて順に新たな注目オブジェクト位置情報として選択する。なお、フォーカス継続移動指示としては様々なものが想定されるが、その例については上記した通りである。
注目オブジェクト選択部132Aは、受信部141Aによって受信された速さが閾値よりも小さい場合には、新たな注目オブジェクト位置情報を選択しないこととしてもよい。これによって、例えば、ユーザが情報入力装置200Aに入力した速さが閾値より小さい場合には、ユーザがフォーカス112の移動を意図していない場合などであると想定されるので、フォーカス112を移動させないこととすることが可能である。閾値としては、例えば、記憶部120Aによって記憶されているものを使用することが可能である。
制御部130Aは、処理実行部135Aをさらに備えることとしてもよい。受信部141Aは、処理を実行する旨を示す処理要求を情報入力装置200Aからさらに受信する場合も想定される。その場合には、処理実行部135Aは、受信部141Aによって処理要求が受信されると、新たな注目オブジェクト位置情報に応じた処理を実行する。新たな注目オブジェクト位置情報に応じた処理としては、例えば、新たな注目オブジェクト位置情報として(X1,Y1)が選択された場合には、(X1,Y1)が示す位置に表示されるオブジェクト111aであるテキストボックスに文字列を入力させる処理が想定される。また、例えば、新たな注目オブジェクト位置情報として(X1,Y1)が選択された場合には、(X9,Y9)が示す位置に表示されるオブジェクト111iに対応する処理としてデータ登録が実行される。
情報入力装置としてタッチパネルを備えるリモコンを使用する場合には、例えば、ユーザが指やペンなどの操作体をタッチパネルにタッチさせる操作(タップ操作)によって処理要求を情報入力装置に入力することが可能である。同様に、情報入力装置としてマウスを使用する場合には、例えば、ユーザがマウスをクリックする操作(クリック操作)によって処理要求を情報入力装置に入力することが可能である。情報入力装置としてジョイスティックを使用する場合には、例えば、ユーザがジョイスティックに設けられたボタンを押下する操作によって処理要求を情報入力装置に入力することが可能である。
[1−5. 情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例]
図5は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例を示す図である。図5を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報について説明する。
図5に示すように、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置100Aの記憶部120Aには、オブジェクト識別情報121と、オブジェクト位置情報122とが対応付けられて記憶されている。その他に、記憶部120Aは、注目情報123を記憶している。
オブジェクト識別情報121は、オブジェクト111a〜111iを表示するために使用されるオブジェクトデータのそれぞれを識別するためのものである。例えば、オブジェクト111aを表示するために使用されるオブジェクトデータは、テキストボックスを表示するための画像データなどによって構成され、オブジェクト111gを表示するために使用されるオブジェクトデータは、文字コードなどによって構成される。オブジェクトデータは、例えば、記憶部120Aによって記憶されているものである。
オブジェクト位置情報122は、表示面111Aにおいてオブジェクト111a〜111iのそれぞれが表示される位置を示す位置情報である。オブジェクト位置情報122は、固定された値であることとしてもよいし、変更可能な値であることとしてもよい。例えば、オブジェクト111a〜111iが表示面111Aに表示されるウィンドウ内に貼り付けられており、制御部130Aが、ユーザによる操作に従ってウィンドウを移動させた場合などには、ウィンドウの移動量に応じてオブジェクト位置情報122も変更することとしてもよい。
注目情報123は、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である。図5には、注目情報123に(X1,Y1)を指定するための情報が設定されている場合について示されている。注目情報123としては、例えば、オブジェクト位置情報122が記憶されている記憶部120Aにおける場所を示すアドレスなどを使用することが可能である。
[1−6. 情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階]
図6は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階について説明するための図である。図6を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階について説明する。
図6に示すように、フォーカス位置制御部133Aは、フォーカス112を移動させるに際して、移動している段階のフォーカス112を表示面111Aに表示させることとしてもよい。これによって、ユーザは、フォーカス112が移動元から移動先まで移動する段階を視覚的に把握することが可能となる。図6には、フォーカス112がオブジェクト111aからオブジェクト111bまで移動する段階について示されている。
フォーカス位置制御部133Aは、移動している段階のフォーカス112を表示面111Aに表示させるに際して、フォーカス112の移動速度を徐々に遅くすることとしてもよい。図6には、時刻t、t+Δt、t+2Δt、t+3Δt、t+4Δt、t+5Δtにおいて表示面111Aに表示されるフォーカス112の位置について示されている。これによって、ユーザは、フォーカス112の移動先の位置をより自然に把握することが可能となる。
フォーカス位置制御部133Aは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面111A上における位置に表示されるオブジェクトの大きさと、新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面111A上における位置に表示されるオブジェクトの大きさとに応じて、フォーカス112の大きさを徐々に拡大または縮小することとしてもよい。
図6には、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)によって示される表示面111A上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111aであり、新たな注目オブジェクト位置情報(X2,Y2)によって示される表示面111A上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111bである場合について示されている。この場合には、オブジェクト111aのほうがオブジェクト111bよりも大きいので、フォーカス位置制御部133Aは、例えば、図6に示すように、フォーカス112の大きさを徐々に縮小することとすればよい。
また、例えば、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X2,Y2)によって示される表示面111A上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111bであり、新たな注目オブジェクト位置情報(X4,Y4)によって示される表示面111A上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111dである場合について考える。この場合には、オブジェクト111bのほうがオブジェクト111dよりも小さいので、フォーカス位置制御部133Aは、例えば、フォーカス112の大きさを徐々に拡大することとすればよい。
フォーカス位置制御部133Aは、移動している段階のフォーカス112を表示面111Aに表示させるに際して、フォーカス112の透過率を徐々に低下させて上昇させることとしてもよい。図6には、時刻がt、t+Δt、t+2Δtと変化するにつれて、フォーカス112の透過率が低下され、時刻がt+3Δt、t+4Δt、t+5Δtと変化するにつれて、フォーカス112の透過率が上昇される段階について示されている。これによって、ユーザは、フォーカス112が移動する段階をより自然に把握することが可能となる。透過率をαとした場合、例えば、フォーカス112が表示される位置における画素値は、例えば、(背景の画素値)×(1−α)+(フォーカス112の画素値)×αによって算出することが可能である。
[1−7. 情報入力装置の機能構成]
図7は、本発明の第1実施形態に係る情報入力装置の機能構成を示す図である。図7を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報入力装置の機能構成について説明する。
図7に示すように、情報入力装置200Aは、少なくとも、通信部240Aと、入力部250Aとを備えるものである。また、情報入力装置200Aは、必要に応じて、表示部210A、記憶部220A、制御部230Aなどを備えるものである。
入力部250Aは、表示面111A上における方向を示す方向情報の入力を受け付ける機能を有するものである。また、入力部250Aは、その方向への速さの入力をさらに受け付ける機能を有することとしてもよい。さらに、入力部250Aは、フォーカス継続移動指示の入力をさらに受け付ける機能を有することとしてもよい。また、入力部250Aは、処理要求の入力をさらに受け付ける機能を有することとしてもよい。入力部250Aは、上記したように、例えば、タッチパネルや、マウス、ジョイスティックなどによって構成され、表示面111A上における方向を示す方向情報の入力を受け付ける機能を有するものであれば、どのような入力装置であってもよい。
通信部240Aは、受信部241A、送信部242Aなどを備えるものであり、例えば、通信装置などによって構成されるものである。受信部241Aは、各種情報を情報処理装置100Aから受信する機能を有するものである。送信部242Aは、情報処理装置100Aに各種情報を送信する機能を有するものであり、例えば、入力部250Aによって入力が受け付けられた方向情報を送信する機能を有するものである。また、通信部240Aは、入力部250Aによって入力が受け付けられた速さ、フォーカス継続移動指示、処理要求などを情報処理装置100Aに送信する機能をさらに有することとしてもよい。
表示部210Aは、例えば、表示装置などによって構成されるものであり、表示面(不図示)を有するとともに表示面(不図示)に情報を表示させることが可能である。入力部250Aがタッチパネルによって構成される場合には、例えば、タッチパネル上における位置を示す位置情報と表示面(不図示)上における位置を示す位置情報とが対応付けられてなる対応情報が記憶部220Aによって記憶されていることとしてもよい。その場合には、入力制御部231Aは、対応情報を参照することによって、タッチパネル上における位置を示す位置情報と表示面(不図示)上における位置を示す位置情報との対応付けを把握することが可能である。表示面(不図示)に表示させるための情報は、例えば、制御部230Aから出力される。また、表示部210Aは、情報入力装置200Aの外部に存在することとしてもよい。
記憶部220Aは、例えば、RAMなどによって構成されるものであり、プログラムや、制御部230Aがプログラムを実行するに際して使用するデータなどを記憶する機能を有するものである。
制御部230Aは、例えば、CPUなどによって構成されるものであり、入力制御部231A、送信情報生成部232A、受信制御部233A、送信制御部234Aなどを備えるものである。制御部230Aが有する機能は、例えば、CPUが不揮発性メモリによって記憶されるプログラムをRAMに展開し、RAMに展開したプログラムを実行することによって実現される。
入力制御部231Aは、入力部250Aによって入力が受け付けられた各種情報を入力部250Aから取得する機能を有するものである。入力制御部231Aによって取得された各種情報は、例えば、送信情報生成部232Aに出力される。
送信情報生成部232Aは、入力制御部231Aによって取得された各種情報を判断して、情報処理装置100Aに送信すべき送信情報を生成する機能を有するものである。送信情報生成部232Aは、例えば、入力制御部231Aによって取得された情報に方向情報が含まれると判断した場合には、方向情報を識別するための情報と方向情報とを含む送信情報を生成する。送信情報生成部232Aは、例えば、入力制御部231Aによって取得された情報に速さがさらに含まれていると判断した場合には、送信情報に速さをさらに含めることとしてもよい。
送信情報生成部232Aは、例えば、入力制御部231Aによって取得された情報にフォーカス継続移動指示が含まれると判断した場合には、フォーカス継続移動指示を識別するための情報を含む送信情報を生成する。送信情報生成部232Aは、例えば、入力制御部231Aによって取得された情報に処理要求が含まれると判断した場合には、処理要求を識別するための情報を含む送信情報を生成する。
受信制御部233Aは、受信部241Aによって受信された各種情報を取得する機能を有するものである。受信制御部233Aによって取得された各種情報は、制御部230Aによって判断され、判断の結果に応じた制御が制御部230Aによって行われる。
送信制御部234Aは、送信情報生成部232Aによって生成された送信情報を有線または無線によって情報処理装置100Aに送信する機能を有するものである。
[1−8. 情報処理装置のハードウェア構成]
図8は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。図8を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図8に示すように、情報処理装置100Aは、例えば、表示装置810A、RAM820A、CPU830A、通信装置840A、不揮発性メモリ860Aなどを主に備えるものである。しかし、情報処理装置100Aが備えるハードウェアはこれらに限定されるものではなく、適宜、他のハードウェアを代用してもよいし、他のハードウェアを追加することとしてもよい。
表示装置810Aは、表示面を有し、表示面に情報を表示することが可能である。表示装置810Aは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ装置など、情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。表示装置810Aは、例えば、情報処理装置100Aが行った各種処理により得られた結果をテキストまたはイメージで出力する。
RAM820Aは、CPU830Aによって実行されるプログラムや、そのプログラムが実行される際に使用されるデータなどを一次記憶するものである。
CPU830Aは、演算処理装置および制御装置として機能し、RAM820A、不揮発性メモリ860Aに記録された各種プログラムにしたがって、情報処理装置100A内の動作全般またはその一部を制御するものである。
通信装置840Aは、情報入力装置200Aと通信を行う機能を有するものである。通信装置840Aは、CPU830Aからの指示により、有線または無線によって情報入力装置200Aからの信号を受信することが可能であり、有線または無線によって情報入力装置200Aに信号を送信することが可能である。
不揮発性メモリ860Aは、データ記憶用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイスなどにより構成される。不揮発性メモリ860Aは、例えば、CPU830Aが実行するプログラムや各種データを記憶する。
以上、本発明の各実施形態に係る情報処理装置100Aの機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記した各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。したがって、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
[1−9. 情報入力装置のハードウェア構成]
図9は、本発明の第1実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成を示す図である。図9を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成について説明する。
図9に示すように、情報入力装置200Aは、例えば、表示装置910A、RAM920A、CPU930A、通信装置940A、タッチパネル950A、不揮発性メモリ960Aなどを主に備えるものである。しかし、情報入力装置200Aが備えるハードウェアはこれらに限定されるものではなく、適宜、他のハードウェアを代用してもよいし、他のハードウェアを追加することとしてもよい。例えば、情報入力装置200Aは、ユーザの必要に応じて表示装置910Aを備えることとすればよい。また、タッチパネル950Aの代わりに、ユーザから位置情報の入力を受け付けることが可能な他の装置を使用することが可能であり、例えば、マウスやジョイスティックなどを使用することが可能である。
表示装置910Aは、表示面を有し、表示面に情報を表示することが可能である。表示装置910Aは、例えば、LCD、有機ELディスプレイ装置など、情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。表示装置910Aは、例えば、情報入力装置200Aが行った各種処理により得られた結果をテキストまたはイメージで出力する。
RAM920Aは、CPU930Aによって実行されるプログラムや、そのプログラムが実行される際に使用されるデータなどを一次記憶するものである。
CPU930Aは、演算処理装置および制御装置として機能し、RAM920A、不揮発性メモリ960Aに記録された各種プログラムにしたがって、情報入力装置200A内の動作全般またはその一部を制御するものである。
通信装置940Aは、情報処理装置100Aと通信を行う機能を有するものである。通信装置940Aは、CPU930Aからの指示により、有線または無線によって情報処理装置100Aからの信号を受信することが可能であり、有線または無線によって情報処理装置100Aに信号を送信することが可能である。
タッチパネル950Aは、接触面を有しており、操作体(ユーザの指やペンなど)が接触した接触面上における位置を示す位置情報をCPU930Aに情報信号として出力する。ユーザは、タッチパネル950Aに対して操作体を接触させることにより、情報入力装置200Aに対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。タッチパネル950Aとしては、操作体が接触した接触面上における位置を検出できるものであればどのようなものを使用してもよい。
不揮発性メモリ960Aは、データ記憶用の装置であり、例えば、HDDなどの磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイスなどにより構成される。不揮発性メモリ960Aは、例えば、CPU930Aが実行するプログラムや各種データを記憶する。
以上、本発明の各実施形態に係る情報入力装置200Aの機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記した各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。したがって、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
[1−10.情報処理装置の動作の流れ]
図10は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。図10を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の動作の流れについて説明する。なお、ここでは、方向および速さ、フォーカス継続移動指示、処理要求が、ドラッグ操作、長押し操作、タップ操作によってそれぞれ情報入力装置200Aに入力される例について説明する。
図10に示すように、情報処理装置100Aは、ユーザによる操作の判定を開始し、ユーザによってドラッグがなされたか否かを判断する(ステップS101)。情報処理装置100Aは、ユーザによってドラッグがなされていないと判断した場合には(ステップS101で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Aは、ユーザによってドラッグがなされたと判断した場合には(ステップS101で「Yes」)、フォーカス112が当てられているオブジェクトを基準としてドラッグの方向にオブジェクトがあるか否かを判断する(ステップS102)。
情報処理装置100Aは、フォーカス112が当てられているオブジェクトを基準としてドラッグの方向にオブジェクトがないと判断した場合には(ステップS102で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Aは、フォーカス112が当てられているオブジェクトを基準としてドラッグの方向にオブジェクトがあると判断した場合には(ステップS102で「Yes」)、候補となるオブジェクトが複数あるか否かを判断する(ステップS103)。
情報処理装置100Aは、候補となるオブジェクトが1つであると判断した場合には(ステップS103で「No」)、候補となるオブジェクトを選択して(ステップS104)、ステップS106に進む。情報処理装置100Aは、候補となるオブジェクトが複数であると判断した場合には(ステップS103で「Yes」)、ドラッグの速さと比例する距離にあるオブジェクトを選択して(ステップS105)、ステップS106に進む。情報処理装置100Aは、選択したオブジェクトにフォーカス112を移動させ(ステップS106)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。
また、情報処理装置100Aは、ユーザによる操作の判定を開始すると、ユーザによって長押しがなされたか否かを判断する(ステップS107)。情報処理装置100Aは、ユーザによって長押しがなされていないと判断した場合には(ステップS107で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Aは、ユーザによって長押しがなされたと判断した場合には(ステップS107で「Yes」)、ドラッグ開始時にフォーカス112が当てられていたオブジェクトを基準としてドラッグの方向にオブジェクトがあるか否かを判断する(ステップS108)。
情報処理装置100Aは、ドラッグ開始時にフォーカス112が当てられていたオブジェクトを基準としてドラッグの方向にオブジェクトがないと判断した場合には(ステップS108で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Aは、ドラッグ開始時にフォーカス112が当てられていたオブジェクトを基準としてドラッグの方向にオブジェクトがあると判断した場合には(ステップS108で「Yes」)、ドラッグの方向のオブジェクトにフォーカス112を移動させ(ステップS109)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。
また、情報処理装置100Aは、ユーザによる操作の判定を開始すると、ユーザによってタップがなされたか否かを判断する(ステップS110)。情報処理装置100Aは、ユーザによってタップがなされていないと判断した場合には(ステップS110で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Aは、ユーザによってタップがなされたと判断した場合には(ステップS110で「Yes」)、選択対象をフォーカス112が当てられているオブジェクトに確定し(ステップS111)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。
[1−11.変形例]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態では、注目オブジェクト選択部132Aは、記憶部120Aによって記憶されている各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置を基準として受信部141Aによって受信された方向情報(X3−X1,Y3−Y1)が示す方向に進んだ位置を示すものを新たな注目オブジェクト位置情報(X3,Y3)として選択することとした。しかしながら、注目オブジェクト選択部132Aは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置を基準として受信部141Aによって受信された方向情報(X3−X1,Y3−Y1)が示す方向に進んだ位置を示さないものを、新たな注目オブジェクト位置情報として選択することも可能である。
例えば、注目オブジェクト選択部132Aは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)が示す位置を基準として受信部141Aによって受信された方向情報(X3−X1,Y3−Y1)が示す方向に進んだ位置を示すものからの距離が所定値未満であるオブジェクト位置情報が存在するか否かを判断することとしてもよい。注目オブジェクト選択部132Aは、その距離が所定値未満であるオブジェクト位置情報が存在すると判断した場合には、そのオブジェクト位置情報を新たな注目オブジェクト位置情報として選択することも可能である。所定値としては、例えば、記憶部120Aによって記憶されているものを使用することが可能である。
<2.第2実施形態>
[2−1. 情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例(カーソル移動前)]
図11は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面(カーソル移動前)の例を示す図である。図11を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面(カーソル移動前)について説明する。
図11に示すように、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面111Bは、例えば、情報処理装置が備える表示部110Bに備えられている。表示面111B上における各位置には、オブジェクト111a〜111iが表示されている。図11には、表示面111Bにオブジェクトが9つ配置されている場合について示されているが、表示面111Bに配置されるオブジェクトの数は特に限定されるものではない。また、各オブジェクトが配置される表示面111B上における各位置についても特に限定されるものではない。また、図11には、個人情報などのデータを登録するための登録画面が表示面111Bに表示される場合について示されているが、表示面111Bに表示される画面の種類は、オブジェクトが配置されるものであれば特に限定されるものではない。
図11には、オブジェクトの例として、文字列の入力を行うためのテキストボックスによって構成されるオブジェクト111a〜111c、111fや、文字列の選択を行うためのプルダウンメニューによって構成されるオブジェクト111d、111e、遷移先のページに遷移するためのオブジェクト111g、所定の処理を実行するためのオブジェクト111h、111iが示されている。しかしながら、表示面111Bに表示されるオブジェクトは、ユーザが視覚的に把握できるものであれば特に限定されるものではない。
図11に示すように、ユーザに注目させるためのフォーカス112は、オブジェクト111aの位置に表示される。図11には、フォーカス112は、他のオブジェクト111b〜111iの色とは異なる色によってオブジェクト111aの全体を塗りつぶすものであるとして示されている。しかしながら、フォーカス112は、ユーザにオブジェクト111aを注目させるために強調されるものであればどのように表示されるものであってもよい。例えば、オブジェクト111aの外側を囲うように表示されるものであってもよい。
フォーカス112は、ユーザの操作により、オブジェクト111a〜111iのいずれかの位置に移動させることが可能である。カーソル113は、ユーザの操作により、表示面111B上を移動させることが可能である。本実施形態に係る情報処理装置は、オブジェクト111a〜111iの中から所望のオブジェクトを選択するための情報をユーザが容易に入力することを可能とする。
[2−2. 情報処理装置が備える表示面に表示される画面の例(カーソル移動後)]
図12は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面(カーソル移動後)の例を示す図である。図12を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が備える表示面に表示される画面(カーソル移動後)について説明する。
図12に示すように、カーソル113は、ユーザの操作により、例えば、オブジェクト111bの近くまで移動させることが可能である。情報処理装置は、カーソル113がオブジェクト111bの近くまで移動されたと判断すると、フォーカス112をオブジェクト111bの位置に移動させることが可能である。本実施形態では、この仕組みについて詳細に説明する。
[2−3. 情報処理装置が有する機能の概略]
図13は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略を説明するための図である。図13を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略について説明する。
情報処理装置は、表示面111B上におけるベクトルの入力を受け付けた情報入力装置から方向情報を受信する機能を有している。情報入力装置は、ユーザから表示面111B上におけるベクトルの入力を受け付ける機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、情報入力装置としては、例えば、タッチパネルを備えるリモコンや、マウス、ジョイスティックなどを使用することが可能である。
情報入力装置としてタッチパネルを備えるリモコンを使用する場合には、例えば、ユーザが指やペンなどの操作体をタッチパネルに接触させながら移動させる操作(ドラッグ操作)によって移動させた方向と距離とを示すベクトルを情報入力装置に入力することが可能である。同様に、情報入力装置としてマウスを使用する場合には、例えば、ユーザがマウスを移動させる操作(カーソル移動操作)によってマウスを移動させた方向と距離とを示すベクトルを情報入力装置に入力することが可能である。情報入力装置としてジョイスティックを使用する場合には、例えば、ユーザがジョイスティックを傾けた方向とジョイスティックを傾ける操作によって移動された距離を示すベクトルを情報入力装置に入力することが可能である。
図13に示すように、オブジェクト111a〜111iの各位置をA1(X1,Y1)〜A9(X9,Y9)とする。図13に示した例では、各オブジェクト111a〜111iの中央を各オブジェクト111a〜111iの各位置A1(X1,Y1)〜A9(X9,Y9)としているが、各オブジェクト111a〜111iの各位置は、各オブジェクト111a〜111iの中央に限定されるものではなく、例えば、各オブジェクト111a〜111iの左上であるとしてもよい。
ユーザがベクトルを情報入力装置に入力すると、情報入力装置は、ベクトルの入力を受け付け、情報処理装置は、情報入力装置からベクトルを受信する。情報処理装置は、受信したベクトルが示す方向と距離とに基づいて、オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜A9(X9,Y9)の中から新たに注目すべきオブジェクト位置情報が示す位置にフォーカス112を移動させる。
例えば、カーソル113が、A1(X1,Y1)の属する領域R1内の位置C1(x1,y1)に存在する場合には、フォーカス112は、A1(X1,Y1)に存在する。ここで、ユーザが、C1(x1,y1)からA2(X2,Y2)の属する領域R2内の位置C2(x2,y2)までの方向と距離とを示すベクトルを情報入力装置に入力した場合を想定する。その場合には、情報処理装置は、カーソル113をC2(x2,y2)に移動させるとともにフォーカス112をA2(X2,Y2)に移動させる。
A1(X1,Y1)の属する領域R1は、A1(X1,Y1)からの距離が他のオブジェクト位置A2(X2,Y2)〜A9(X9,Y9)からの距離よりも小さい位置の集合である。同様に、A2(X2,Y2)の属する領域R2は、A1(X2,Y2)からの距離が他のオブジェクト位置A1(X1,Y1)、A3(X3,Y3)〜A9(X9,Y9)からの距離よりも小さい位置の集合である。他の領域R3〜R9(不図示)についても同様に定義される。
[2−4. 情報処理システムの構成]
図14は、本発明の第2実施形態に係る情報処理システムが有する機能の概略を説明するための図である。図14を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置が有する機能の概略について説明する。
図14に示すように、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム10Bは、情報処理装置100Bと、情報入力装置200Bと、を有するものである。情報処理装置100Bは、上記したように、少なくとも、表示面111Bを有しており、表示面111Bに情報を表示することが可能である表示部を備えるものである。したがって、情報処理装置100Bは、このような表示部を有するものであれば特に限定されるものではないが、情報処理装置100Bとしては、例えば、PCや、テレビなどを使用することが可能である。
情報入力装置200Bは、上記したように、少なくとも、表示面111B上におけるベクトルの入力を受け付け、受け付けたベクトルを情報処理装置100Bに有線または無線によって送信する機能を有するものである。したがって、情報入力装置200Bは、このような機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、情報入力装置200Bとしては、例えば、上記したように、タッチパネルを備えるリモコンや、マウス、ジョイスティックなどを使用することが可能である。
[2−5. 情報処理装置の機能構成]
図15は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。図15を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成について説明する。
図15に示すように、情報処理装置100Bは、表示部110Bと、記憶部120Bと、制御部130Bと、通信部140Bとを備えるものである。
表示部110Bは、例えば、表示装置などによって構成されるものであり、表示面111Bを有するとともに表示面111Bに情報を表示させることが可能である。表示面111Bに表示させるための情報は、例えば、制御部130Bから出力される。また、表示部110Bは、情報処理装置100Bの外部に存在することとしてもよい。
記憶部120Bは、例えば、RAMなどによって構成されるものであり、プログラムや、制御部130Bがプログラムを実行するに際して使用するデータなどを記憶する機能を有するものである。制御部130Bがプログラムを実行するに際して使用するデータとしては、例えば、複数のオブジェクト111a〜111iの表示面111B上における各位置を示す各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)や、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報などがある。さらに、制御部130Bがプログラムを実行するに際して使用するデータとしては、例えば、カーソル位置情報などがある。各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)や、注目情報、カーソル位置情報については、さらに図16を参照して後述する。
通信部140Bは、受信部141B、送信部142Bなどを備えるものであり、例えば、通信装置などによって構成されるものである。受信部141Bは、表示面111B上における方向と距離とを示すベクトルを情報入力装置200Bから受信する機能を有するものである。送信部142Bは、情報入力装置200Bに各種情報を送信する機能を有するものである。
制御部130Bは、例えば、CPUなどによって構成されるものであり、オブジェクト表示制御部131B、注目オブジェクト選択部132B、フォーカス位置制御部133B、カーソル位置決定部136B、カーソル表示制御部137Bなどを備えるものである。制御部130Bが有する機能は、例えば、CPUが不揮発性メモリによって記憶されるプログラムをRAMに展開し、RAMに展開したプログラムを実行することによって実現される。制御部130Bは、受信部141Bによって受信された送信情報に、ベクトル、処理要求などのいずれかを識別するための情報が含まれているか否かを判断する。そして、制御部130Bは、いずれかを識別するための情報が含まれていると判断した場合には、送信情報から当該識別情報を取得して、取得した当該識別情報によって識別される情報に応じた制御を行う。
オブジェクト表示制御部131Bは、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)によって示される表示面111B上における各位置に各オブジェクト111a〜111iを表示させる機能を有するものである。
カーソル位置決定部136Bは、受信部141Bによって受信されたベクトルに基づいて新たなカーソル位置情報を決定する機能を有するものである。カーソル位置決定部136Bは、受信部141Bによって受信されたベクトルが示す方向に受信部141Bによって受信されたベクトルが示す距離だけカーソル113を移動させた位置を示す位置情報を新たなカーソル位置情報として決定する。上記した例では、カーソル位置決定部136Bは、C2(x2,y2)を新たなカーソル位置情報として決定する。
カーソル表示制御部137Bは、記憶部120Bによって記憶されているカーソル位置情報が示す表示面111B上における位置にカーソル113を表示させる機能を有するものである。また、カーソル表示制御部137Bは、カーソル位置決定部136Bによって決定された新たなカーソル位置情報が示す表示面111B上における位置にカーソル113を移動させる機能を有するものである。上記した例では、カーソル表示制御部137Bは、カーソル113をC1(x1,y1)からC2(x2,y2)に移動させる。
注目オブジェクト選択部132Bは、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から新たなカーソル位置情報が示す位置と最も近い位置を示すものを新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報として選択する機能を有する。上記した例では、注目オブジェクト選択部132Bは、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から新たなカーソル位置情報(x2,y2)が示す位置と最も近い位置を示すもの(X2,Y2)を選択する。
フォーカス位置制御部133Bは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面111B上における位置にフォーカス112を表示させる機能を有するものである。また、フォーカス位置制御部133Bは、注目オブジェクト選択部132Bによって選択された新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面111B上における位置にフォーカス112を移動させる機能を有するものである。
カーソル位置決定部136Bは、例えば、記憶部120Bによって記憶されているカーソル位置情報と受信部141Aによって受信されたベクトルとに基づいて新たなカーソル位置情報を決定することとしてもよい。
カーソル位置決定部136Bは、記憶部120Bによって記憶されているカーソル位置情報に受信部141Aによって受信されたベクトルを加算することによって新たなカーソル位置情報を決定することとしてもよい。上記した例では、カーソル位置決定部136Bは、記憶部120Bによって記憶されているカーソル位置情報が(x1,y1)である場合に、受信部141Aによってベクトル(x2−x1,y2−y1)が受信されると、C1(x1,y1)にベクトル(x2−x1,y2−y1)を加算することによって新たなカーソル位置情報(x2,y2)を決定する。
注目オブジェクト選択部132Bは、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から新たなカーソル位置情報が示す位置と最も近い位置を示すオブジェクト位置情報を取得する。その場合に、注目オブジェクト選択部132Bは、取得したオブジェクト位置情報と新たなカーソル位置情報が示す位置との距離が閾値よりも大きい場合には、取得したオブジェクト位置情報を新たな注目オブジェクト位置情報としないこととしてもよい。
例えば、注目オブジェクト選択部132Bは、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)の中から新たなカーソル位置情報(x2,y2)が示す位置と最も近い位置を示すオブジェクト位置情報として(X2,Y2)を取得したとする。その場合に、注目オブジェクト選択部132Bは、(X2,Y2)が示す位置と(x2,y2)が示す位置との距離が閾値よりも大きい場合には、(X2,Y2)を新たな注目オブジェクト位置情報としないこととしてもよい。これによって、例えば、カーソル位置からオブジェクト位置までが遠い場合には、ユーザがフォーカス112の移動を意図していない場合などであると想定されるので、フォーカス112を移動させないこととすることが可能である。閾値としては、例えば、記憶部120Bによって記憶されているものを使用することが可能である。
制御部130Bは、注目情報更新部134Bをさらに備えることとしてもよい。その場合には、注目情報更新部134Bは、新たな注目オブジェクト位置情報を指定するための情報によって記憶部120Bによって記憶されている注目情報を更新する。これによって、制御部130Bは、更新後の注目情報を使用して再度同様の処理を行うことが可能となる。
制御部130Bは、カーソル位置情報更新部138Bをさらに備えることとしてもよい。その場合には、カーソル位置情報更新部138Bは、カーソル位置決定部136Bによって決定された新たなカーソル位置情報によって記憶部120Bによって記憶されているカーソル位置情報を更新する。これによって、制御部130Bは、更新後のカーソル位置情報を使用して再度同様の処理を行うことが可能となる。
制御部130Bは、処理実行部135Bをさらに備えることとしてもよい。受信部141Bは、処理を実行する旨を示す処理要求を情報入力装置200Bからさらに受信する場合も想定される。その場合には、処理実行部135Bは、受信部141Bによって処理要求が受信されると、新たな注目オブジェクト位置情報に応じた処理を実行する。新たな注目オブジェクト位置情報に応じた処理としては、例えば、新たな注目オブジェクト位置情報として(X1,Y1)が選択された場合には、(X1,Y1)が示す位置に表示されるオブジェクト111aであるテキストボックスに文字列を入力させる処理が想定される。また、例えば、新たな注目オブジェクト位置情報として(X1,Y1)が選択された場合には、(X9,Y9)が示す位置に表示されるオブジェクト111iに対応する処理としてデータ登録が実行される。
情報入力装置としてタッチパネルを備えるリモコンを使用する場合には、例えば、ユーザが指やペンなどの操作体をタッチパネルにタッチさせる操作(タップ操作)によって処理要求を情報入力装置に入力することが可能である。同様に、情報入力装置としてマウスを使用する場合には、例えば、ユーザがマウスをクリックする操作(クリック操作)によって処理要求を情報入力装置に入力することが可能である。情報入力装置としてジョイスティックを使用する場合には、例えば、ユーザがジョイスティックに設けられたボタンを押下する操作によって処理要求を情報入力装置に入力することが可能である。
[2−6. 情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例]
図16は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報の例を示す図である。図16を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の記憶部によって記憶される各種情報について説明する。
図16に示すように、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置100Bの記憶部120Bには、オブジェクト識別情報121と、オブジェクト位置情報122とが対応付けられて記憶されている。その他に、記憶部120Bは、注目情報123、カーソル位置情報124などを記憶している。
オブジェクト識別情報121は、オブジェクト111a〜111iを表示するために使用されるオブジェクトデータのそれぞれを識別するためのものである。例えば、オブジェクト111aを表示するために使用されるオブジェクトデータは、テキストボックスを表示するための画像データなどによって構成され、オブジェクト111gを表示するために使用されるオブジェクトデータは、文字コードなどによって構成される。オブジェクトデータは、例えば、記憶部120Bによって記憶されているものである。
オブジェクト位置情報122は、表示面111Bにおいてオブジェクト111a〜111iのそれぞれが表示される位置を示す位置情報である。オブジェクト位置情報122は、固定された値であることとしてもよいし、変更可能な値であることとしてもよい。例えば、オブジェクト111a〜111iが表示面111Bに表示されるウィンドウ内に貼り付けられており、制御部130Bが、ユーザによる操作に従ってウィンドウを移動させた場合などには、ウィンドウの移動量に応じてオブジェクト位置情報122も変更することとしてもよい。
注目情報123は、各オブジェクト位置情報(X1,Y1)〜(X9,Y9)のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である。図16には、注目情報123に(X1,Y1)を指定するための情報が設定されている場合について示されている。注目情報123としては、例えば、オブジェクト位置情報122が記憶されている記憶部120Bにおける場所を示すアドレスなどを使用することが可能である。
カーソル位置情報124は、表示面111Bにおいてカーソル113が表示される位置を示す位置情報である。カーソル位置情報124は、情報入力装置から送信されるベクトルに応じて情報処理装置によって更新される。
[2−7. 情報処理装置の表示面に表示されるフォーカスが移動する段階]
図6に示したように、フォーカス位置制御部133Bは、フォーカス112を移動させるに際して、移動している段階のフォーカス112を表示面111Bに表示させることとしてもよい。これによって、ユーザは、フォーカス112が移動元から移動先まで移動する段階を視覚的に把握することが可能となる。図6には、フォーカス112がオブジェクト111aからオブジェクト111bまで移動する段階について示されている。
フォーカス位置制御部133Bは、移動している段階のフォーカス112を表示面111Bに表示させるに際して、フォーカス112の移動速度を徐々に遅くすることとしてもよい。図6には、時刻t、t+Δt、t+2Δt、t+3Δt、t+4Δt、t+5Δtにおいて表示面111Bに表示されるフォーカス112の位置について示されている。これによって、ユーザは、フォーカス112の移動先の位置をより自然に把握することが可能となる。
フォーカス位置制御部133Bは、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報によって示される表示面111B上における位置に表示されるオブジェクトの大きさと、新たな注目オブジェクト位置情報によって示される表示面111B上における位置に表示されるオブジェクトの大きさとに応じて、フォーカス112の大きさを徐々に拡大または縮小することとしてもよい。
図6には、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X1,Y1)によって示される表示面111B上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111aであり、新たな注目オブジェクト位置情報(X2,Y2)によって示される表示面111B上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111bである場合について示されている。この場合には、オブジェクト111aのほうがオブジェクト111bよりも大きいので、フォーカス位置制御部133Bは、例えば、図6に示すように、フォーカス112の大きさを徐々に縮小することとすればよい。
また、例えば、注目情報によって指定されるオブジェクト位置情報(X2,Y2)によって示される表示面111B上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111bであり、新たな注目オブジェクト位置情報(X4,Y4)によって示される表示面111B上における位置に表示されるオブジェクトがオブジェクト111dである場合について考える。この場合には、オブジェクト111bのほうがオブジェクト111dよりも小さいので、フォーカス位置制御部133Bは、例えば、フォーカス112の大きさを徐々に拡大することとすればよい。
フォーカス位置制御部133Bは、移動している段階のフォーカス112を表示面111Bに表示させるに際して、フォーカス112の透過率を徐々に低下させて上昇させることとしてもよい。図6には、時刻がt、t+Δt、t+2Δtと変化するにつれて、フォーカス112の透過率が低下され、時刻がt+3Δt、t+4Δt、t+5Δtと変化するにつれて、フォーカス112の透過率が上昇される段階について示されている。これによって、ユーザは、フォーカス112が移動する段階をより自然に把握することが可能となる。透過率をαとした場合、例えば、フォーカス112が表示される位置における画素値は、例えば、(背景の画素値)×(1−α)+(フォーカス112の画素値)×αによって算出することが可能である。
[2−8. 情報入力装置の機能構成]
図17は、本発明の第2実施形態に係る情報入力装置の機能構成を示す図である。図17を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報入力装置の機能構成について説明する。
図17に示すように、情報入力装置200Bは、少なくとも、通信部240Bと、入力部250Bとを備えるものである。また、情報入力装置200Bは、必要に応じて、表示部210B、記憶部220B、制御部230Bなどを備えるものである。
入力部250Bは、表示面111B上におけるベクトルの入力を受け付ける機能を有するものである。また、入力部250Bは、処理要求の入力をさらに受け付ける機能を有することとしてもよい。入力部250Bは、上記したように、例えば、タッチパネルや、マウス、ジョイスティックなどによって構成され、表示面111B上におけるベクトルの入力を受け付ける機能を有するものであれば、どのような入力装置であってもよい。
通信部240Bは、受信部241B、送信部242Bなどを備えるものであり、例えば、通信装置などによって構成されるものである。受信部241Bは、各種情報を情報処理装置100Bから受信する機能を有するものである。送信部242Bは、情報処理装置100Bに各種情報を送信する機能を有するものであり、例えば、入力部250Bによって入力が受け付けられた方向情報を送信する機能を有するものである。また、通信部240Bは、入力部250Bによって入力が受け付けられた処理要求などを情報処理装置100Bに送信する機能をさらに有することとしてもよい。
表示部210Bは、例えば、表示装置などによって構成されるものであり、表示面(不図示)を有するとともに表示面(不図示)に情報を表示させることが可能である。入力部250Bがタッチパネルによって構成される場合には、例えば、タッチパネル上における位置を示す位置情報と表示面(不図示)上における位置を示す位置情報とが対応付けられてなる対応情報が記憶部220Bによって記憶されていることとしてもよい。その場合には、入力制御部231Bは、対応情報を参照することによって、タッチパネル上における位置を示す位置情報と表示面(不図示)上における位置を示す位置情報との対応付けを把握することが可能である。表示面(不図示)に表示させるための情報は、例えば、制御部230Bから出力される。また、表示部210Bは、情報入力装置200Bの外部に存在することとしてもよい。
記憶部220Bは、例えば、RAMなどによって構成されるものであり、プログラムや、制御部230Bがプログラムを実行するに際して使用するデータなどを記憶する機能を有するものである。
制御部230Bは、例えば、CPUなどによって構成されるものであり、入力制御部231B、送信情報生成部232B、受信制御部233B、送信制御部234Bなどを備えるものである。制御部230Bが有する機能は、例えば、CPUが不揮発性メモリによって記憶されるプログラムをRAMに展開し、RAMに展開したプログラムを実行することによって実現される。
入力制御部231Bは、入力部250Bによって入力が受け付けられた各種情報を入力部250Bから取得する機能を有するものである。入力制御部231Bによって取得された各種情報は、例えば、送信情報生成部232Bに出力される。
送信情報生成部232Bは、入力制御部231Bによって取得された各種情報を判断して、情報処理装置100Bに送信すべき送信情報を生成する機能を有するものである。送信情報生成部232Bは、例えば、入力制御部231Bによって取得された情報にベクトルが含まれると判断した場合には、ベクトルを識別するための情報とベクトルとを含む送信情報を生成する。送信情報生成部232Bは、例えば、入力制御部231Bによって取得された情報に処理要求が含まれると判断した場合には、処理要求を識別するための情報を含む送信情報を生成する。
受信制御部233Bは、受信部241Bによって受信された各種情報を取得する機能を有するものである。受信制御部233Bによって取得された各種情報は、制御部230Bによって判断され、判断の結果に応じた制御が制御部230Bによって行われる。
送信制御部234Bは、送信情報生成部232Bによって生成された送信情報を有線または無線によって情報処理装置100Bに送信する機能を有するものである。
[2−9. 情報処理装置のハードウェア構成]
図18は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。図18を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図18に示すように、情報処理装置100Bは、例えば、表示装置810B、RAM820B、CPU830B、通信装置840B、不揮発性メモリ860Bなどを主に備えるものである。しかし、情報処理装置100Bが備えるハードウェアはこれらに限定されるものではなく、適宜、他のハードウェアを代用してもよいし、他のハードウェアを追加することとしてもよい。
表示装置810Bは、表示面を有し、表示面に情報を表示することが可能である。表示装置810Bは、例えば、LCD、有機ELディスプレイ装置など、情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。表示装置810Bは、例えば、情報処理装置100Bが行った各種処理により得られた結果をテキストまたはイメージで出力する。
RAM820Bは、CPU830Bによって実行されるプログラムや、そのプログラムが実行される際に使用されるデータなどを一次記憶するものである。
CPU830Bは、演算処理装置および制御装置として機能し、RAM820B、不揮発性メモリ860Bに記録された各種プログラムにしたがって、情報処理装置100B内の動作全般またはその一部を制御するものである。
通信装置840Bは、情報入力装置200Bと通信を行う機能を有するものである。通信装置840Bは、CPU830Bからの指示により、有線または無線によって情報入力装置200Bからの信号を受信することが可能であり、有線または無線によって情報入力装置200Bに信号を送信することが可能である。
不揮発性メモリ860Bは、データ記憶用の装置であり、例えば、HDDなどの磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイスなどにより構成される。不揮発性メモリ860Bは、例えば、CPU830Bが実行するプログラムや各種データを記憶する。
以上、本発明の各実施形態に係る情報処理装置100Bの機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記した各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。したがって、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
[2−10.情報入力装置のハードウェア構成]
図19は、本発明の第2実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成を示す図である。図19を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成について説明する。
図19に示すように、情報入力装置200Bは、例えば、表示装置910B、RAM920B、CPU930B、通信装置940B、タッチパネル950B、不揮発性メモリ960Bなどを主に備えるものである。しかし、情報入力装置200Bが備えるハードウェアはこれらに限定されるものではなく、適宜、他のハードウェアを代用してもよいし、他のハードウェアを追加することとしてもよい。例えば、情報入力装置200Bは、ユーザの必要に応じて表示装置910Bを備えることとすればよい。また、タッチパネル950Bの代わりに、ユーザから位置情報の入力を受け付けることが可能な他の装置を使用することが可能であり、例えば、マウスやジョイスティックなどを使用することが可能である。
表示装置910Bは、表示面を有し、表示面に情報を表示することが可能である。表示装置910Bは、例えば、LCD、有機ELディスプレイ装置など、情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。表示装置910Bは、例えば、情報入力装置200Bが行った各種処理により得られた結果をテキストまたはイメージで出力する。
RAM920Bは、CPU930Bによって実行されるプログラムや、そのプログラムが実行される際に使用されるデータなどを一次記憶するものである。
CPU930Bは、演算処理装置および制御装置として機能し、RAM920B、不揮発性メモリ960Bに記録された各種プログラムにしたがって、情報入力装置200B内の動作全般またはその一部を制御するものである。
通信装置940Bは、情報処理装置100Bと通信を行う機能を有するものである。通信装置940Bは、CPU930Bからの指示により、有線または無線によって情報処理装置100Bからの信号を受信することが可能であり、有線または無線によって情報処理装置100Bに信号を送信することが可能である。
タッチパネル950Bは、接触面を有しており、操作体(ユーザの指やペンなど)が接触した接触面上における位置を示す位置情報をCPU930Bに情報信号として出力する。ユーザは、タッチパネル950Bに対して操作体を接触させることにより、情報入力装置200Bに対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。タッチパネル950Bとしては、操作体が接触した接触面上における位置を検出できるものであればどのようなものを使用してもよい。
不揮発性メモリ960Bは、データ記憶用の装置であり、例えば、HDDなどの磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイスなどにより構成される。不揮発性メモリ960Bは、例えば、CPU930Bが実行するプログラムや各種データを記憶する。
以上、本発明の各実施形態に係る情報入力装置200Bの機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記した各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。したがって、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
[2−11.情報処理装置の動作の流れ]
図20は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。図20を参照して(適宜他の図も参照)、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の動作の流れについて説明する。なお、ここでは、ベクトル、処理要求が、ドラッグ操作、タップ操作によってそれぞれ情報入力装置200Bに入力される例について説明する。
図20に示すように、情報処理装置100Bは、ユーザによる操作の判定を開始し、ユーザによってドラッグがなされたか否かを判断する(ステップS201)。情報処理装置100Bは、ユーザによってドラッグがなされていないと判断した場合には(ステップS201で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Bは、ユーザによってドラッグがなされたと判断した場合には(ステップS201で「Yes」)、ドラッグにより移動されたカーソル113から最も近いオブジェクトが変わったか否かを判断する(ステップS202)。
情報処理装置100Bは、ドラッグにより移動されたカーソル113から最も近いオブジェクトが変わっていないと判断した場合には(ステップS202で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Bは、ドラッグにより移動されたカーソル113から最も近いオブジェクトが変わったと判断した場合には(ステップS202で「Yes」)、ドラッグにより移動されたカーソル113から最も近いオブジェクトにフォーカス112を移動させ(ステップS203)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。
また、情報処理装置100Bは、ユーザによる操作の判定を開始すると、ユーザによってタップがなされたか否かを判断する(ステップS204)。情報処理装置100Bは、ユーザによってタップがなされていないと判断した場合には(ステップS204で「No」)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。情報処理装置100Bは、ユーザによってタップがなされたと判断した場合には(ステップS204で「Yes」)、選択対象をフォーカス112が当てられているオブジェクトに確定し(ステップS205)、ユーザによる操作の判定をさらに行う。
[2−12.変形例]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<3.まとめ>
第1実施形態および第2実施形態によれば、情報処理装置100Aは、表示面111A上に表示されているオブジェクトの中から所望のオブジェクトを選択するための情報をユーザが容易に入力することが可能となる。
また、ユーザは、表示面111A上に表示されるカーソルを見ながらそのカーソルを所望のオブジェクト上に移動させる必要がなくなる。そのために、情報入力装置200Aに対して入力すべき方向と距離とを調整するのが困難であるという問題が解消される。
さらに、ユーザは、現在フォーカス112が当てられているオブジェクトを基準とした所望のオブジェクトの方向が左右上下のいずれの方向に相当するのかについて判断するのが困難な場合があるという問題が解消される。また、ユーザが判断した方向に誤りが生じる可能性を低減することができ、所望のオブジェクトにフォーカス112が移動しない可能性を低減することができる。これにより、ユーザによる操作に対して掛かる負荷を低減することが可能である。
10A、10B 情報処理システム
100A、100B 情報処理装置
110A、110B 表示部
111A、111B 表示面
111a〜111i オブジェクト
112 フォーカス
113 カーソル
120A、120B 記憶部
122 オブジェクト位置情報
123 注目情報
124 カーソル位置情報
130A、130B 制御部
131A、131B オブジェクト表示制御部
132A、132B 注目オブジェクト選択部
133A、133B フォーカス位置制御部
134A、134B 注目情報更新部
135A、135B 処理実行部
136B カーソル位置決定部
137B カーソル表示制御部
138B カーソル位置情報更新部
140A、140B 通信部
141A、1401 受信部
142A、142B 送信部
200A、200B 情報入力装置
210A、210B 表示部
220A、220B 記憶部
230A、230B 制御部
231A、231B 入力制御部
232A、232B 送信情報生成部
233A、233B 受信制御部
234A、234B 送信制御部
240A、240B 通信部
241A、241B 受信部
242A、242B 送信部
250A、250B 入力部

Claims (15)

  1. 表示面を有するとともに前記表示面に情報を表示することが可能である表示部と、
    複数のオブジェクトの前記表示面上における各位置を示す各オブジェクト位置情報を記憶するとともに前記各オブジェクト位置情報のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報を記憶する記憶部と、
    前記各オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における各位置に各オブジェクトを表示させるオブジェクト表示制御部と、
    前記表示面上における方向を示す方向情報の入力を受け付けた情報入力装置から前記方向情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記方向情報に基づいて、前記各オブジェクト位置情報の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択する注目オブジェクト選択部と、
    前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置にフォーカスを表示させ、前記注目オブジェクト選択部によって選択された前記新たな注目オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置に前記フォーカスを移動させるフォーカス位置制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記注目オブジェクト選択部は、
    前記受信部によって受信された前記方向情報と前記記憶部によって記憶されている前記各オブジェクト位置情報とに基づいて、前記新たなオブジェクト位置情報を選択する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記注目オブジェクト選択部は、
    前記記憶部によって記憶されている前記各オブジェクト位置情報の中から、前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報が示す位置を基準として前記受信部によって受信された前記方向情報が示す前記方向に進んだ位置を示すものを前記新たな注目オブジェクト位置情報として選択する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記注目オブジェクト選択部は、
    前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報が示す位置を基準として前記受信部によって受信された前記方向情報が示す前記方向に進んだ位置を示すものである注目候補位置情報が複数存在する場合に、複数の前記注目候補位置情報の中から、前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報が示す位置から最も近い位置を示すものを前記新たな注目オブジェクト位置情報として選択する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記受信部は、
    前記方向への速さの入力をさらに受け付ける前記情報入力装置から前記速さをさらに受信し、
    前記注目オブジェクト選択部は、
    前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報が示す位置を基準として前記受信部によって受信された前記方向情報が示す前記方向に進んだ位置を示すものである注目候補位置情報が複数存在する場合に、複数の前記注目候補位置情報の中から、前記注目情報に対応付けられている前記オブジェクト位置情報が示す位置から前記速さに比例する大きさだけ離れた位置に最も近い位置を示すものを前記新たな注目オブジェクト位置情報として選択する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記新たな注目オブジェクト位置情報を指定するための情報によって前記記憶部によって記憶されている前記注目情報を更新する注目情報更新部をさらに備える、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記受信部は、
    前記フォーカスを継続して移動させる旨を示すフォーカス継続移動指示の入力をさらに受け付ける前記情報入力装置から前記方向情報を受信した後に前記フォーカス継続移動指示をさらに受信し、
    前記注目オブジェクト選択部は、
    前記受信部によって前記フォーカス継続移動指示が受信されるたびに、前記複数の注目候補位置情報の中から、前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報が示す位置から最も近い位置を示すものから遠い位置を示すものに向けて順に前記新たな注目オブジェクト位置情報として選択する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記受信部は、
    前記方向への速さの入力をさらに受け付けた前記情報入力装置から前記速さをさらに受信し、
    前記注目オブジェクト選択部は、
    前記受信部によって受信された前記速さが閾値よりも小さい場合には、前記新たな注目オブジェクト位置情報を選択しない、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  9. 前記フォーカス位置制御部は、
    前記フォーカスを移動させるに際して、移動している段階の前記フォーカスを前記表示面に表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記フォーカス位置制御部は、
    移動している段階の前記フォーカスを前記表示面に表示させるに際して、前記フォーカスの移動速度を徐々に遅くする、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記フォーカス位置制御部は、
    前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置に表示される前記オブジェクトの大きさと、前記新たな注目オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置に表示される前記オブジェクトの大きさとに応じて、前記フォーカスの大きさを徐々に拡大または縮小する、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 処理実行部をさらに備え、
    前記受信部は、
    処理を実行する旨を示す処理要求の入力をさらに受け付けた前記情報入力装置から前記処理要求をさらに受信し、
    前記処理実行部は、
    前記受信部によって前記処理要求が受信されると、前記新たな注目オブジェクト位置情報に応じた処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 表示面を有するとともに前記表示面に情報を表示することが可能である表示部と、複数のオブジェクトの前記表示面上における各位置を示す各オブジェクト位置情報を記憶するとともに前記各オブジェクト位置情報のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報を記憶する記憶部と、オブジェクト表示制御部と、受信部と、注目オブジェクト選択部と、フォーカス位置制御部と、を備える、情報処理装置の前記オブジェクト表示制御部により、前記各オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における各位置に各オブジェクトを表示させるステップと、
    前記受信部により、前記表示面上における方向を示す方向情報の入力を受け付けた情報入力装置から前記方向情報を受信するステップと、
    前記注目オブジェクト選択部により、前記受信部によって受信された前記方向情報に基づいて、前記各オブジェクト位置情報の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択するステップと、
    前記フォーカス位置制御部により、前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置にフォーカスを表示させ、前記注目オブジェクト選択部によって選択された前記新たな注目オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置に前記フォーカスを移動させるステップと、
    を含む、情報処理方法。
  14. コンピュータを、
    表示面を有するとともに前記表示面に情報を表示することが可能である表示部と、
    複数のオブジェクトの前記表示面上における各位置を示す各オブジェクト位置情報を記憶するとともに前記各オブジェクト位置情報のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報を記憶する記憶部と、
    前記各オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における各位置に各オブジェクトを表示させるオブジェクト表示制御部と、
    前記表示面上における方向を示す方向情報の入力を受け付けた情報入力装置から前記方向情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記方向情報に基づいて、前記各オブジェクト位置情報の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択する注目オブジェクト選択部と、
    前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置にフォーカスを表示させ、前記注目オブジェクト選択部によって選択された前記新たな注目オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置に前記フォーカスを移動させるフォーカス位置制御部と、
    を備える、情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  15. 表示面上における方向を示す方向情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部によって入力が受け付けられた前記方向情報を送信する送信部と、
    を備える、情報入力装置と、
    前記表示面を有するとともに前記表示面に情報を表示することが可能である表示部と、
    複数のオブジェクトの前記表示面上における各位置を示す各オブジェクト位置情報を記憶するとともに前記各オブジェクト位置情報のうちの少なくともいずれか1つを指定するための情報である注目情報を記憶する記憶部と、
    前記各オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における各位置に各オブジェクトを表示させるオブジェクト表示制御部と、
    前記情報入力装置から前記方向情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記方向情報に基づいて、前記各オブジェクト位置情報の中から新たに注目すべきオブジェクトの位置を示す新たな注目オブジェクト位置情報を選択する注目オブジェクト選択部と、
    前記注目情報によって指定される前記オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置にフォーカスを表示させ、前記注目オブジェクト選択部によって選択された前記新たな注目オブジェクト位置情報によって示される前記表示面上における位置に前記フォーカスを移動させるフォーカス位置制御部と、
    を備える、情報処理装置と、
    を有する、情報処理システム。

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