JP2011053265A - 回折型集光フィルムおよび面光源装置 - Google Patents

回折型集光フィルムおよび面光源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶ディスプレイに用いられる面光源装置の正面輝度を向上する回折型集光フィルムを提供する。
【解決手段】2つの頂部を有する格子パターンからなる回折格子を備えた回折型集光フィルム1を提供する。回折型集光フィルム1の備える格子パターン2は、法線と角αをなす第一の面と、法線と角βをなす第二の面と、前記第二の面と角δをなして第二の頂部を形成する、前記第二の面が角γだけ傾いた第三の面と、を備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回折型集光フィルム、および、回折型集光フィルムを用いた面光源装置に関するものである。
非自発光デバイスである液晶ディスプレイでは、一般的に、外部光の供給源としてバックライトを利用するバックライト方式が採用されている。バックライト方式の液晶ディスプレイでは、光学素子パターンが形成された光学部品を用いて斜め方向から入射した光を垂直方向に曲げて出射させる技術が知られている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、波動光学に基づく回折現象を利用した光学素子パターンを有する回折型集光フィルムによって、光の反射、透過方向を制御している。
特開2006-058844号公報
しかしながら、携帯電話などの液晶ディスプレイでは、高精細化や動画再生に対応するため、より一層の高輝度特性や低消費電力化、軽量化が求められている。また、バックライト方式では、集光フィルムの上面または下面に拡散フィルムを配置する場合があるが、このような構成では液晶ディスプレイの正面輝度が低下してしまうため、より高い正面輝度が得られる回折型集光フィルムが要求される。
そこで、本発明では、より高い正面輝度を得ることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の回折型集光フィルムは、より高い正面輝度を得ることが可能な技術を提供する。
例えば、本発明の回折型集光フィルムの一方の面に備えられる回折格子は、格子パターンが一方向に連続してなり、前記格子パターンは、前記回折型集光フィルムの他方の面の法線と角αをなす第一の面と、前記法線と角βをなし、前記第一の面と、前記一方の面側の先端の辺である第一の頂部を形成する第二の面と、前記第二の面と角δをなし、第二の頂部を形成する第三の面と、を備え、前記角βは、前記角αよりも小さく、前記第三の面は、前記第二の面を、前記角δが格子パターンの内角となる方向へ角γだけ傾けた面であることを特徴とする回折型集光フィルム。
以上のように、本発明に係る回折型集光フィルムによれば、より高い正面輝度を得ることが可能な技術を提供することができる。
一般的な面光源装置200の構造を説明するための概略説明図。 (a)一般的なプリズムシート204aの有するプリズムパターン304aのX方向断面を、Y方向へ見た場合の概略図、図2(b)一般的な格子パターン304bのX方向断面を、Y方向へ見た場合の概略図。 光の入射角および出射角を説明するための説明図。 回折型集光フィルム1のX方向断面図。 格子パターン4を備える回折集光フィルムのX方向断面図。 図6(a)拡散フィルムを用いない構成の面光源装置61の概略説明図、図6(b)拡散フィルム105を用いた構成の面光源装置62の概略説明図、図6(c)回折型集光フィルム1よりも背面側に拡散フィルム105備えた構成の面光源装置63の概略説明図。 携帯電話などの小型液晶ディスプレイに用いられる面光源装置64の概略説明図。 ロール金型80の概略図。 ロール金型80に切削される反転パターン9の断面図。 ロール金型80に対する切削加工の説明図。 反転パターン9の転写成形加工の説明図。 (a)回折型集光フィルム1のX方向断面写真、(b)回折型集光フィルム204bのX方向断面写真。 回折型集光フィルム204b、および、回折型集光フィルム1の出射光について、所定の位置における輝度値を示すグラフ。
まず、本発明の理解のため、バックライト方式の液晶ディスプレイの代表的な構造について、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、一般的な面光源装置200は、光を反射する反射板202と、側面に設けられる光源としてのバックライト210からの光を均一な面発光に変えるための導光板(ライトガイド)203と、導光板203から入射する光の向きを、上面の法線方向へと曲げるための光学素子パターンが形成された光学部品204と、光を散乱、拡散させて均一化させるための拡散フィルム205とが背面側からこの順で積層されてなる。面光源装置200の上面に液晶層および基板等からなる液晶パネル206が配置され液晶ディスプレイとして構成される。以下、バックライトの長手方向に沿った方向をY方向、光学素子パターン列が並ぶ方向をX方向と称する。
光学部品204には、例えば、図2(a)に示すプリズムパターン304aを備えたプリズムシート204aや、図2(b)に示す格子パターン304bを備えた回折型集光フィルム204bが使用される。
図2(a)は、一般的なプリズムシート204aの有するプリズムパターン304aのX方向断面を示す図である。
プリズムシート204aは、導光板203に対向する連続した複数のプリズムパターン304aを備えるプリズム面を有している。プリズム面は、三角柱状をしたプリズムパターン304aが一方向に連続して配列されたものであり、一般的なプリズムパターン304aでは、頂部の角度θが63〜90°、ピッチdが20〜50μm程度である。
導光板から出射される光の光学素子パターンへの入射光6の入射角θi(図3参照)は、その設計に依存するが、一般的には60°程度であることが多い。そこで、プリズムシートは、この光を効率よく出射角θoが0°の方向、つまり上面の法線方向に曲げる必要がある。そのため、プリズムシートパターンでは、空気層との界面反射であるフレネル反射が小さく、多くの光が0°の方向に進むよう設計される。また、導光板からの出射光7が角度分布を持つ場合には、θiが多少変動しても法線方向への輝度が減少しないよう、プリズムシートに光曲げ特性を持たせることで、光曲げ角が一定であるよりも正面方向への輝度を高くできる。さらに、光源であるバックライト210からの光は白色光であるので、波長による分散を小さくして液晶表示のむらやにじみがないようにしなくてはならない。このとき、プリズムシート204aでは、スネルの法則に基づいて幾何光学的に出射光を曲げている。このような、幾何光学的に光を曲げる方法では、プリズムパターン304aの凹凸の高さが大きいため、シートの膜厚が厚くなり薄型化が難しい。
一方、図2(b)に示す波動光学に基づく回折・干渉現象を利用して光を偏向および集光する回折型集光フィルム204bでは、導光板203に対向する面に、プリズムシートよりも頂部の角度θが小さく、かつ、微細な格子パターン304bからなる回折格子面を備えている。
ここで、一般的な回折型集光フィルムの構造について、図3を参照しながら説明する。また、図12(b)に、このような回折型集光フィルム204bのX方向断面の写真を示す。
格子パターン304bは、フィルムの光出射面(上面)150の法線nに対して、角αをなす斜面110と、角βをなす斜面120と、からなる三角柱形状のパターンであり、これらが一方向に連続することで、X方向断面が鋸歯状の回折格子面を形成している。
斜面120と法線nのなす角βは、斜面110と法線nのなす角αよりも小さくに形成され、導光板から出射される入射光6が入射する。
なお、一般的な格子パターン304bでは、頂部の角度θが40〜50°、ピッチdは1〜10μm程度である。なお、厚さが一般的なプリズムシート204aに比べて薄いため、装置の薄型化が容易であり、また、入射角変化に対して出射角変化が小さく高い集光性と正面輝度が得られるという利点がある。加えて、回折型集光フィルムを含むホログラム光学素子では、多数の格子パターンを通過した回折光の多重干渉により出射光を制御しているので、一部の格子パターンが欠損したり、異物が存在したりしても出射光への影響が少なく、取り扱いや加工が従来のプリズムシートより容易になる。
しかしながら、液晶ディスプレイのさらなる進化に伴い、より集光等の光制御機能を付加したり、白色光(赤・緑・青の3原色を含む光)の分光や拡散を抑えて効率良く光を曲げさせたりすることが可能な回折型集光フィルムが望まれている。
このような事情に鑑み、本発明に係る回折型集光フィルム1は、斜め方向から入射した白色光の分光や拡散を抑えるとともに、その光をより効率良く出射させるものである。
以下、本発明の実施形態に基づいて、図面を参照しながら具体的に説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る回折型集光フィルム1を、その格子パターン2に対してX方向に切断した場合の断面図である。
回折格子が形成される回折型集光フィルム1の光入射面16には、光出射面(上面)15の法線nに対して角αをなす斜面11と、法線nに対して角αよりも小さな角βをなし、斜面11と回折格子の背面側先端の辺となる頂部13を形成する斜面12aと、斜面12と角δをなして頂部14を形成する斜面12bと、を備える四角柱状の格子パターン2を備えている。このような格子パターン2は、その頂部13が略平行となるように一方向に連続して配列され、X方向断面が鋸歯状の回折格子を形成している。なお、斜面12bは、斜面12aを前記角δが格子パターン2の内角となる方向へ、角γだけ傾けた面である。
ここで、斜面11と斜面12aのなす角(αとβの合計角)は60°以下であり、αは9〜17°、βは43〜51°の範囲内にあることが好適である。
また、角γは10°〜30°の範囲内にあることが望ましい。具体的には、角度γが10°以上の場合は正面輝度の向上効果が高まり、角度γが30°以下であれば良好な転写金型の加工性およびフィルム成形時の離型性が得られるため、フィルム成形性が容易となる点で好適である。
さらに、頂部14の位置は、図4における格子パターン2の高さhの0.75〜0.9倍であることが望ましい。ここで格子パターン2の高さhとは、回折格子の先端の辺である頂部13から、その根元部分(光入射面16)までのX方向の距離を示す。頂部14の位置が格子パターン2の高さhの0.75〜0.9倍の範囲であれば、転写金型の加工性およびフィルム成形時の離型性が得られ、フィルム成形性が容易となる。
また、格子パターン2のピッチdは、1〜10μmの範囲であることが望ましい。ここで、格子パターン2のピッチdとは、隣接する頂部13間の距離を表す。ピッチdが10μmを超えると回折格子としての集光効果が得られず正面輝度が低くなり、ピッチdが1μm未満になると分光作用が強まって出射光が虹色になる。
なお、ピッチdは厳密に一定値である必要はないが、ピッチdの標準偏差が平均値の4%を超えてばらつくと、回折効率が低下し、そのばらつきがむらとして観察者に視認されるようになってしまう。従って、ピッチdの標準偏差は平均値の4%を超えないことが望ましい。
さらに、図5に示すように、斜面12aおよび斜面12bの形成する頂部13が面取りされ、曲線的に接続されるような格子パターン4により回折格子を構成とすることも可能である。
本発明に係る回折型集光フィルム1の構造について説明した。回折型集光フィルム1によれば、バックライトの光を効率的に正面方向へと導くことが可能であるため、バッテリの消費量を抑えながら、高い正面輝度を得る事ができる。従って、これを用いることで、正面方向の輝度が高く分光による色づきの小さい面光源装置が得られる。
そこで、回折型集光フィルム1を面光源装置に用いた場合の例について、図6(a)〜図6(c)および図7を参照しながら説明する。
図6(a)は、拡散フィルムを用いない構成の面光源装置61の概略説明図である。
面光源装置61は、光を反射する反射板102と、側面に設けられるバックライト10からの光を均一な面発光に変えるための導光板(ライトガイド)103と、回折型集光フィルム1とが、背面側からこの順で積層されてなる。このような面光源装置61では、装置の厚さが抑制されると共に、高い正面輝度が得られる。
図6(b)は、拡散フィルム105を用いた構成の面光源装置62の概略説明図である。
面光源装置62は、反射板102と、側面にバックライト10を備える導光板103と、回折型集光フィルム1と、拡散フィルム105とが、背面側からこの順で積層されてなる。このような面光源装置61では、拡散フィルム105が光を散乱、拡散させて均一化し、人の目で認識される僅かな色分散を抑制するため、白色度の高い光を出射することが可能である。
なお、拡散フィルム105は、図6(c)に示すように、回折型集光フィルム1よりも背面側に備えるような構成としても良い。
面光源装置63は、反射板102と、側面にバックライト10を備える導光板103と、拡散フィルム105と、回折型集光フィルム1と、液晶パネル106とが、背面側からこの順で積層されてなる。このように拡散フィルム105を配置した場合でも、本発明に係る回折型集光フィルム1の正面方向の輝度の高さからすれば、十分な正面輝度を得ることが可能である。
図7は、携帯電話などの小型液晶ディスプレイに用いられる面光源装置64の概略説明図である。面光源装置64では、拡散フィルム105に代えて、ホログラム拡散体107が備えられている。
面光源装置64は、反射板102と、側面にバックライト10を備える導光板103と、ホログラム拡散体107と、回折型集光フィルム1とが、背面側からこの順で積層されてなる。なお、導光板103とホログラム拡散体107とは、一体に形成されている。
このような構成によれば、バックライト10からの光は導光板103の光出射面に形成されたホログラム拡散体14から出射されて、回折型集光フィルム1に入射する。回折型集光フィルム1は高効率に光を回折し、液晶パネル106に対して均一な輝度の分布光束を伝達することができる。
次に、回折型集光フィルム1を製造する際の実施例について説明する。
本実施例では、回折型集光フィルム1の製造方法として、転写原版である金型を製作して転写し、フィルム上に光学素子パターンを成形する方法を用いた。フィルム状の光学部品は生産効率の高いロール金型を用いて、一般的なロール・ツー・ロール方式での連続転写成形により製造した。
以下、図4に示すαが36°、βが10.3°、γが20°の格子パターンが連続し、ピッチdが5μm、高さhが5.5μmの回折格子を有する回折型集光フィルム1を製造した際の方法について記載する。
まず、図9に示すような回折格子の反転パターン9を備えるロール金型80を作成した。
図8に、ロール金型80の概略図を示す。ロール金型80の反転パターン9は、金型表面に回折格子の反転形状を切削加工することで形成される。
具体的には、まず、ロール金型80の表面に厚さ100μmの無電界Ni-Pめっき処理を施す。その後、図10で示すように、めっき面を単結晶のダイヤモンドバイト99を用いて円周方向に沿って切削する。
なお、ダイヤモンドバイトによる切削時に、図9に示す反転パターン9の、X方向断面が鋸歯状の先端をX軸方向に塑性流動するよう調整することで、角γが20°の頂部91を備えた反転パターン9が成形される。このような反転パターン9の頂部91の転写により、回折型集光フィルム1の頂部14が形成される。
次に、ロール金型80を基材フィルムに転写し、回折型集光フィルム1を成形する。
図11は、転写成形装置90による基材フィルム92への転写成形処理の説明図である。
転写成形装置90は、紫外線硬化樹脂を供給する塗工用ダイ34と、任意の反転パターンを備えるロール金型80と、紫外線硬化樹脂を硬化させるための紫外線照射機構31と、支持ロール35と、押しロール32と、剥離ロール33と、を備えている。
ロール状に巻かれた基材フィルム92は、一旦展開して回折格子の転写成形を受け、その後再び図示しない巻取り機構でロール状に巻き取られる。
展開された基材フィルム92は支持ロール35により搬送され、一方の表面に塗工用ダイ34によって紫外線硬化樹脂が塗布される。これにより、基材フィルム92の一方の表面には、紫外線硬化樹脂層93が形成される。
次に、基材フィルム92上に形成された紫外線硬化樹脂層93が、押しロール32によってロール金型80に押圧される。この際、基材フィルム92は、紫外線硬化樹脂が反転パターン9に押し込まれるとともに、紫外線硬化樹脂層93の逆の面から紫外線照射機構31により紫外線の照射を受ける。これにより、未硬化の紫外線硬化樹脂が硬化し、反転パターン9が紫外線硬化樹脂層93に転写され、回折格子が形成される。
その後、剥離ロール33により紫外線硬化樹脂層93はロール金型80から剥離され、回折型集光フィルム1が得られる。
図12(a)に、上記実施例で得られた回折型集光フィルム1の断面写真を示す。
図12(a)に示すように、本発明に係る回折型集光フィルム1は、斜面11と、斜面11と背面側の先端となる辺である頂部13を形成する斜面12aと、斜面12aと頂部14を形成する斜面12bと、を備える格子パターンが形成されている。
さらに、図12(a)に示す本発明に係る回折型集光フィルム1と、図12(b)に示す従来の回折型集光フィルム204bと、を用いてそれぞれ面光源装置を構成し、面光源装置から出射される光強度の角度依存性を測定した。なお、面光源装置は、導光板からの入射光6の入射角θiが、光出射面の法線nに対して約65°となる際に、正面輝度が最大となるよう調整した。図13に、その結果を示す。
図13は、従来の回折型集光フィルム204b、および、本発明に係る回折型集光フィルム1の出射光について、所定の位置における輝度値を示すグラフである。なお、横軸に示す出射光の輝度値は輝度測定機を用いて計測し、法線n方向を0°、X方向のバックライト10が配置される方向をマイナス、その反対側の方向をプラスの値で表した。また、縦軸に示す輝度は、所定の基準値に対する相対値で示した。
その結果、図13に示すように、回折型集光フィルム1の輝度値を表す曲線Aは、従来の回折型集光フィルム204bの輝度値を表す曲線Bと比較して、0°に近づく程高く、離れる程低い。従って、回折型集光フィルム1は、従来の製品に比べて高い正面輝度を備えていることがわかる。
以上、回折型集光フィルム1、および、当該フィルムを用いて面光源装置を作製した場合の一実施例について説明した。結果、従来の回折型集光フィルムを用いた場合に比べて高い正面輝度が得られて、本発明の有効性が確認された。
さらに、本発明は、上記のような実施形態には制限されない。上記の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、本発明に係る回折型集光フィルムを用いた面光源装置の構造は、上記実施形態に記載されるものに限定されず、どのような部材をどのような順で組み合わせても構わない。
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
1:回折型集光フィルム、2,4:格子パターン、6:入射光、7:出射光、9:反転パターン、10:バックライト、102,202:反射板、103,203:導光板、105:拡散フィルム、106,206:液晶パネル、107:ホログラム拡散体

Claims (6)

  1. 一方の面に回折格子を備える回折型集光フィルムであって、
    前記回折格子は、格子パターンが一方向に連続してなり、
    前記格子パターンは、
    前記回折型集光フィルムの他方の面の法線と角αをなす第一の面と、
    前記法線と角βをなし、前記第一の面と、前記一方の面側の先端の辺である第一の頂部を形成する第二の面と、
    前記第二の面と角δをなし、当該第二の面と第二の頂部を形成する第三の面と、を備え、
    前記角βは、前記角αよりも小さく、
    前記第三の面は、前記第二の面を、前記角δが格子パターンの内角となる方向へ角γだけ傾けた面であること
    を特徴とする回折型集光フィルム。
  2. 請求項1に記載の回折型集光フィルムであって、
    前記角γは、10〜30°であること
    を特徴とする回折型集光フィルム。
  3. 請求項1または2に記載の回折型集光フィルムであって、
    前記第二の頂部の位置は、前記回折格子の高さの0.75〜0.9倍であること
    を特徴とする回折型集光フィルム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の回折型集光フィルムであって、
    隣接する前記第一の頂部間の距離が、1〜10μmであること
    を特徴とする回折型集光フィルム。
  5. 一方の面に回折格子を備える回折型集光フィルムであって、
    前記回折格子を備えた面は、その表面が、第一の面と第二の面とを有する三角柱状パターンの繰り返しにより形成されており、
    前記第二の面は、前記回折型集光フィルムの面の法線方向となす角が、頂部付近の領域よりも根元付近の領域のほうが小さいことを特徴とする回折型集光フィルム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の回折型集光フィルムと、
    前記回折型集光フィルムの前記格子パターンを有する面側に設けられた光源と、
    前記回折型集光フィルムの前記他方の面側に設けられ、光を拡散させる拡散手段と、
    を用いた面光源装置。
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