JP2011045839A - 汚泥処理装置及び汚泥処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原液中のフロックの凝集状態を撮影して、凝集剤の添加量及び凝集剤撹拌機の回転数を調整する汚泥処理装置及び汚泥処理方法を提供する。
【解決手段】 凝集フロックを撮像する撮像部11と、凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、電気信号から画像を2値化し、2値画像を生成する変換部12と、2値画像に表示された凝集フロック面積を算出する算出部13と、凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較する比較部14と、比較結果に応じて、凝集剤供給ポンプ29及び凝集剤撹拌機21の回転数を制御する制御部15と、比較結果に応じて、警報を発する出力部16とを備え、算出部13は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の凝集フロック面積を算出し、複数回分の凝集フロック面積の平均値である凝集フロック平均面積を算出し、凝集フロック平均面積に基づいて凝集フロック基準面積を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上水汚泥、下水汚泥及び産業排水汚泥等の原液中に含まれるフロックの凝集状態を撮影して、凝集剤添加率及び撹拌機の回転数を制御する汚泥処理装置及び汚泥処理方法に関する。
水処理プロセスより発生する汚泥の凝集処理は汚泥を効率良く処理するための前段プロセスであり、汚泥に凝集剤を添加して脱水に適した凝集を行う工程である。この凝集処理工程による汚泥の凝集状態が良好であると、脱水後の汚泥の含水率の低減を図ることができる。このため、汚泥の凝集状態を計測し、適量の凝集剤を添加して極力良好な凝集状態を実現することが脱水処理においては重要である。
従来、上水汚泥、下水汚泥及び産業排水汚泥等のように懸濁物質を含有する原液は、凝集剤を添加して懸濁物質のフロックを形成させることで、脱水汚泥の含水率の低減を図っている。原液中の懸濁物質の凝集状態を制御するために、凝集混和槽中の懸濁物質の凝集状態すなわち懸濁物質を凝集させたフロック(凝集フロック)を撮影し、撮影画像を2値化して得られたフロックの割合によって懸濁物質の凝集状態を解析し、凝集剤の添加率を制御する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。ここで、汚泥原液は汚泥の種類によって、原液に添加する凝集剤の添加率の増減に対する、凝集フロックの総面積及び脱水機で脱水処理した脱水ケーキのケーキ水分との関係に関する挙動が異なる。当該従来の凝集剤添加率の制御方法では、図6に示すような特性を示す汚泥原液に対する凝集剤添加率の制御が可能となる。すなわち、凝集剤添加率に対する制御の前提として、凝集フロック単一の大きさは凝集剤の添加量と比例し、凝集フロックが大きい程、撮像画像の間隙部が増大する。そのため、1画像内の凝集フロックの総面積は凝集剤の添加量と反比例する。この傾向は、特に撮影画像の輝度信号を基に2値化する場合に顕著になる。また、ケーキ水分は凝集剤添加率に一概に比例することはなく、最適な凝集剤添加率で凝集フロックを生成させると、脱水後のケーキ水分も下がる。したがって、当該従来の凝集剤添加率の制御の一例を示すと、図6に示すように凝集剤添加率が0.6%付近においてケーキ水分が最も下がるので、このときの凝集剤添加率0.6%を基準の凝集剤添加率としたとき、ア)運転中に測定したフロックの面積が5500以上であれば、現在の凝集剤添加率は基準の凝集剤添加率よりも左にあると考えられ、凝集剤添加率を増加させることで、最適な凝集剤添加率である基準の凝集剤添加率に近づけるよう制御できる。また、イ)運転中に測定したフロック面積が5500以下であれば、現在の凝集剤添加率は基準の凝集剤添加率よりも右にあると考えられ、凝集剤添加率を減少させることで、最適な凝集剤添加率である基準の凝集剤添加率に近づけるよう制御できる。
しかしながら、汚泥原液の種類によっては、凝集フロックの総面積及び脱水機で脱水処理した脱水ケーキのケーキ水分との関係に関して図5に示すような挙動を取るものもある。すなわち、1画像内の凝集フロックの総面積は凝集剤の添加量と反比例しない汚泥原液である。
このような汚泥原液に対しては、従来の凝集剤添加率の制御方法を用いても、凝集剤添加率の制御は不可能である。すなわち、図5に示すように、凝集剤の添加率0.6%付近がケーキ水分が最も下がるので、このときの凝集剤添加率を基準の凝集剤添加率として、運転中に測定したフロックの面積が5600である場合、基準の凝集剤添加率に近づけるには凝集剤添加率を増加させるか減少させるかの判断ができないため、凝集剤添加率の制御ができないという問題がある。
特許第4238983号公報
上記問題点を鑑み、本発明は、原液中の凝集フロックの凝集状態を高精度に測定し、凝集剤の添加量及び凝集混和槽の撹拌強度を制御及び異常運転を防止する汚泥処理装置及び汚泥処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一様態は、原液供給ポンプが供給する原液及び凝集剤供給ポンプが供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽と、凝集混和槽で原液及び凝集剤を撹拌する撹拌機と、凝集混和槽で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む原液が原液供給管を通して供給される脱水機とを有する汚泥処理装置に関する。すなわち、本発明の様態に係る汚泥処理装置は、(イ)原液供給管を通過する凝集フロックを撮像する撮像部と、(ロ)撮像部が撮像した凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、電気信号から画像を2値化し、2値画像を生成する変換部と、(ハ)変換部が生成した2値画像に表示された凝集フロックの総面積である凝集フロック面積を算出する算出部と、(ニ)脱水機の運転開始後に算出した凝集フロック面積である凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較する比較部と、(ホ)比較部による比較結果に応じて、凝集剤供給ポンプ及び撹拌機の回転数を制御する制御部と、(ヘ)比較部による比較結果に応じて、警報を発する出力部とを備え、記算出部は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の凝集フロック面積を算出し、複数回分の凝集フロック面積の平均値である凝集フロック平均面積を算出し、凝集フロック平均面積に基づいて凝集フロック基準面積を算出することを要旨とする。
本発明の別の様態は、原液供給ポンプが供給する原液及び凝集剤供給ポンプが供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽と、凝集混和槽で原液及び凝集剤を撹拌する撹拌機と、凝集混和槽で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む原液が原液供給管を通して供給される脱水機とを有する汚泥処理装置に関する。すなわち、本発明の別の様態に係る汚泥処理装置は、(イ)原液供給管を通過する凝集フロックを撮像する撮像部と、(ロ)撮像部が撮像した凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、電気信号から画像を2値化し、2値画像を生成する変換部と、(ハ)変換部が生成した2値画像に表示された凝集フロックの面積である凝集フロック面積及び凝集フロックの数を算出し、凝集フロック面積を画像に表示された凝集フロックの数で除した単フロック面積を算出する算出部と、(ニ)脱水機の運転開始後に算出した単フロック面積である単フロック測定面積と単フロック基準面積とを比較する比較部と、(ホ)比較部による比較結果に応じて、凝集剤供給ポンプ及び撹拌機の回転数を制御する制御部と、(へ)比較部による比較結果に応じて、警報を発する出力部とを備え、算出部は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の単フロック面積を算出し、複数回分の単フロック面積の平均値である単フロック平均面積を算出し、単フロック平均面積に基づいて単フロック基準面積を算出することを要旨とする。
本発明のさらに別の様態は、原液供給ポンプが供給する原液及び凝集剤供給ポンプが供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽と、凝集混和槽で原液及び凝集剤を撹拌する凝集剤撹拌機と、凝集混和槽で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む原液が原液供給管を通して供給される脱水機とを有する汚泥処理装置を制御する汚泥処理方法に関する。すなわち、本発明のさらに別の様態に係る汚泥処理方法は、(イ)撮像部が、原液供給管を通過する凝集フロックを撮像するステップと、(ロ)変換部が、撮像部が撮像した凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、電気信号から画像を2値化し、2値画像を生成するステップと、(ハ)算出部が、変換部が生成した2値画像に表示された凝集フロックの総面積である凝集フロック面積を算出するステップと、(ニ)比較部が、脱水機の運転開始後に算出した凝集フロック面積である凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較するステップと、(ホ)制御部が、比較部による比較結果に応じて、凝集剤供給ポンプ及び凝集剤撹拌機の回転数を制御するステップと、(ヘ)出力部が、比較部による比較結果に応じて、警報を発するステップとを含み、算出部が算出するステップは、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の凝集フロック面積を算出し、複数回分の凝集フロック面積の平均値である凝集フロック平均面積を算出し、凝集フロック平均面積に基づいて凝集フロック基準面積を算出することを要旨とする。
本発明によれば、原液中の凝集フロックの凝集状態を高精度に測定し、凝集剤の添加量及び凝集混和槽の撹拌強度を制御及び異常運転を防止する汚泥処理装置及び汚泥処理方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る汚泥所装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る原液の特性を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る従来の原液の特性を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥処理方法のフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥処理方法のフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥処理方法のフローチャート図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの構成の異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(実施の形態)
<汚泥処理装置の機能構成>
本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置は、図1に示すように、凝集フロックを撮像する撮像部11と、撮像部11が撮像した凝集フロックの画像の特定の色、あるいは輝度信号を電気信号に変換し、電気信号から画像を2値化し、2値画像を生成する変換部12と、変換部12が生成した2値画像に表示された凝集フロックの総面積である凝集フロック面積を算出する算出部13と、図2及び図3に示す脱水機35の運転開始後に算出した凝集フロック面積である凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較する比較部14と、比較部14による比較結果に応じて、図2及び図3に示す凝集剤供給ポンプ29及び凝集混和槽25が有する凝集剤撹拌機21の回転数を制御する制御部15と、比較部14による比較結果に応じて、警報を発する出力部16とを備える。
撮像部11は、図2及び図3に示す検視窓34を通して検視装置45の内部を撮像し、画像として出力する。検視装置45は、脱水機35に連結した原液供給管33に配設され、検視窓34を備える。撮像部11は、図2乃至4に示すテレビカメラ31、CCDカメラ等を採用可能である。
変換部12は、撮像部11が撮像した凝集フロックの画像を2値化し、2値画像を生成する。
算出部13は、変換部12が2値化したデータから、「凝集フロック面積」及び「凝集フロック測定面積」を算出する。ここで、「凝集フロック面積」とは、撮像部11が撮像した凝集フロックの画像を変換部12が2値化し、生成した2値画像における凝集フロックの総面積である。また、「凝集フロック測定面積」とは、脱水機35の運転開始後に測定する凝集フロック面積である。
また算出部13は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の凝集フロック面積を算出し、複数回分における凝集フロック面積の平均値である「凝集フロック平均面積」を算出し、「凝集フロック平均面積」に基づいて「凝集フロック基準面積」を算出する。
比較部14は、「凝集フロック測定面積」及び「凝集フロック基準面積」を比較する。ここで、「凝集フロック基準面積」とは、「初期凝集剤添加率」及び「初期凝集剤添加率」を前後数段階に増減を変化させた凝集剤添加率のそれぞれにおいて算出した複数の凝集フロック平均面積の中の最小値である。
例えば、「初期凝集剤添加率」を含め、「初期凝集剤添加率」の前後0.1%、0.2%及び0.3%だけ増減させた全7段階において、それぞれの段階における凝集フロック平均面積を算出部13が算出する。凝集剤添加率の各段階において平均する際のサンプル数は、原液の種類やユーザによる経験、算出速度に応じて適宜決定される。サンプルとなる凝集フロックの画像は、凝集剤添加率の各段階において、撮像部11が30〜60秒の間隔で測定する。算出結果として7つの凝集フロック平均面積が得られる。得られた凝集フロック平均面積の中で最も値の小さいものを「凝集フロック基準面積」と定義する。
また、算出部13が基準凝集剤添加率近傍における第1の凝集剤添加率の値を予め試験的に算出している場合には、算出部13は基準凝集剤添加率近傍の値における第1の凝集剤添加率に対する凝集フロック平均面積と、予め設定した第1の凝集財添加率とは異なる第2の凝集剤添加率における凝集フロック平均面積とを比較して、大きさが小さい方の凝集フロック平均面積に対する凝集剤添加率を決定する。さらに、算出部13は、決定した凝集剤添加率の値から凝集剤添加率近傍における複数の凝集剤添加率に対する凝集フロック平均面積をそれぞれ算出及び比較し、凝集フロック平均面積が最小となる凝集財添加率を決定する。このような過程を凝集フロック平均面積が最小値として収束するまで繰り返し、収束した凝集フロック平均面積の値を凝集フロック基準面積とすることもできる。
なお、「基準凝集剤添加率」とは、「凝集フロック基準面積」が算出された際の凝集剤添加率である。また、「初期凝集剤添加率」とは、一定の条件下で定められた任意の凝集剤添加率であり、過去に汚泥処理装置100を運転して得られ、蓄積された経験値に基づいて決定する。
制御部15は、比較部14による「凝集フロック測定面積」と「凝集フロック基準面積」との比較結果に基づいて、図2及び図3に示す凝集剤供給ポンプ29による凝集剤の添加量を制御する。また、制御部15は、凝集混和層25の凝集剤撹拌機21の回転数を制御する。
詳しくは、図5を参照して説明する。図5に示すように、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100が処理する原液について、原液に添加する凝集剤の添加率の増加に伴い凝集フロック面積は減少し、特定の凝集剤添加率を超えた段階で、凝集剤添加率の増加に伴い凝集フロック面積は増大する。また、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100が処理する原液について、原液に添加する凝集剤の添加率の増加に伴い脱水機35で処理した脱水ケーキのケーキ水分は減少し、特定の凝集剤添加率を超えた段階で、凝集剤添加率の増加に伴いケーキ水分は増大する。なお、凝集フロック面積が最小の値を取る際に対応する凝集剤添加率と、ケーキ水分が最小の値を取る際に対応する凝集剤添加率とはほぼ同一の値である。
図5に示す特性を示す原液を処理する際に、制御部15は、比較部14による比較結果として、凝集フロック測定面積>凝集フロック基準面積であり、且つ、次式で示される凝集フロック基準面積に対する凝集フロック測定面積の誤差率が「予め定めた特定の値」(以下において、「誤差規定値」という。)を超える際に、凝集剤の添加量を増加させ凝集剤添加率が増加するように凝集剤供給ポンプ29を制御する。すなわち、この際に制御部15は、凝集剤添加率が「予め設定した値」だけ増加するように凝集剤供給ポンプ29の回転数を増加させる。また、凝集フロック測定面積<凝集フロック基準面積の際、制御部15は、凝集剤供給ポンプ29の回転数を維持して、引き続き凝集剤添加率を維持する。なお、誤差率は算出部13が算出する。
凝集フロック基準面積に対する凝集フロック測定面積の誤差率={(凝集フロック測定面積−凝集フロック基準面積)/凝集フロック基準面積}×100
また、誤差率が誤差規定値以下の場合は、制御部15は凝集剤供給ポンプ29の回転数を維持して、引き続き凝集剤添加率を維持する。ここで、「予め設定した値」とは、凝集フロック測定面積が凝集フロック基準面積に近づく際の調整幅であり、それまでの経験値により、0.1%と設定することも可能であり、0.05%と設定することも可能である。
さらに、誤差率が誤差規定値以下の場合は、制御部15は凝集剤撹拌機21の回転数を維持し、凝集フロック測定面積が凝集フロック基準面積よりも小さく、且つ誤差率が誤差規定値よりも大きい場合は、制御部15は凝集剤撹拌機21の回転数を増加させることもできる。凝集フロック測定面積が凝集フロック基準面積よりも大きく、且つ誤差率が誤差規定値よりも大きい場合は、制御部15は凝集剤撹拌機21の回転数を減少させることもできる。
ここで、「誤差規定値」とは、凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積との差分に関する値である。また、実際の機器等における精度によって生じる誤差として無視できる程度の大きさの値であり、基準凝集添加率の決定に対して現実的に影響を及ぼさない程度の微小な値である。
なお、凝集フロック測定面積が凝集フロック基準面積より小さい場合は、制御部15は凝集剤供給ポンプ29の回転数を維持して、引き続き凝集剤添加率を維持する。
つづいて、凝集剤供給ポンプ29の回転数を変更し凝集剤添加率を調整した後、算出部13が新たに算出した第2の凝集フロック測定面積の、凝集フロック基準面積に対する誤差率が規定値よりも大きく、且つ、当初凝集剤添加率を調整した際に既に算出している第1の凝集フロック測定面積が第2の凝集フロック測定面積よりも大きい場合は、制御部15が凝集剤供給ポンプ29の回転数を上げることで凝集剤添加率を予め設定した値だけ増加させる。また、誤差率が誤差規定値以下の場合は、制御部15が凝集剤供給ポンプ29の回転数を維持して凝集剤添加率を維持する。さらに、算出部13が新たに算出した第2の凝集フロック測定面積の、凝集フロック基準面積に対する誤差率が規定値よりも大きく、且つ、当初凝集剤添加率を調整した際に既に算出している第1の凝集フロック測定面積が第2の凝集フロック測定面積以下の場合は、制御部15が凝集剤供給ポンプ29の回転数を下げることで凝集剤添加率を予め設定した値だけ減少させる。
出力部16は一定の条件下において、汚泥処理装置100に異常が発生した際に、汚泥処理装置100のユーザに対し、異常状態の情報を提供する。ここで、「一定の条件」とは、凝集フロック基準面積及び凝集フロック測定面積の差が異常値に達した場合でも可能であり、あるいは凝集フロック基準面積に対する凝集フロック測定面積の誤差率と誤差規定値との差が異常値に達した場合である。ここで、「異常値」とは、汚泥処理装置100の処理の中で、汚泥処理装置100本来の仕様において、取り扱いに熟練したユーザが明らかに異常な状態が発生したと判断可能な際の各種値を指す。
出力方法及び出力形式は汚泥処理装置100のユーザに注意喚起を呼びかけるものが適する。例えば、映像信号を出力して表示部に画像及び文字を表示することも可能であり、音声信号を出力して音声を出力することも可能である。
記憶装置17は、算出部13が算出する凝集フロック測定面積、凝集フロック基準面積、基準凝集剤添加率、誤差率及び誤差規定値、比較部14が比較した比較結果等を格納し、必要に応じて制御部15等に供給する。
本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100の図1に示す記憶装置17には、撮像部11、変換部12、算出部13、比較部14、制御部15及び出力部16の管理を支援するプログラムが記憶されるとともに、ユーザの指示に基づいて図示しないユーザインタフェース手段が入力した凝集剤の添加量、凝集混和槽25における凝集剤撹拌機21の撹拌強度等が記憶される。また、撮像部11が撮像し出力した凝集フロックの画像、その画像を変換部12が2値化したデータも記憶される。さらに、撮像部11、変換部12、算出部13、比較部14、制御部15及び出力部16等によるデータ演算処理の管理に関するプログラムが汚泥処理装置100の図示しない中央演算処理装置に読み込まれ実行されることによって、撮像部11、変換部12、算出部13、比較部14、制御部15及び出力部16等が汚泥処理装置100に実装される。
<汚泥処理装置の機器構成>
本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100の機器構成は、図2及び図3に示すように、懸濁物質を含有する原液を貯留し、撹拌機26を配設した汚泥貯留槽22と、圧入管24から密閉状の凝集混和槽25の槽底に一定量の原液を圧入する原液供給ポンプ23と、撹拌機26を配設し、凝集剤が貯留している高分子溶解槽27と、高分子溶解槽27から圧入管24の原液に0.3〜1.0%の範囲で可変容量の凝集剤を添加する凝集剤供給ポンプ29と、原液供給ポンプ23が供給する原液及び凝集剤供給ポンプ29が供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽25と、撹拌機モータ30に連結し、凝集混和槽25で原液及び凝集剤を撹拌する凝集剤撹拌機21と、凝集混和槽25で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む原液が原液供給管33を通して供給される脱水機35とを備える。なお、凝集混和槽25に配設される凝集剤撹拌機21は、原液と凝集剤を通常40rpmの速度で撹拌し、段階的に3〜5rpmの増速と減速が可能である。
また、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100は、凝集混和槽25の凝集剤が添加された原液を凝集剤撹拌機21が撹拌することで原液中に含まれる懸濁物質の凝集フロックを形成させ、脱水機35が原液供給管33より供給される原液から形成された凝集フロックを分離して排出する。また、汚泥処理装置100は、凝集フロックを含む原液をタンク圧で脱水機35に供給する原液供給管33と、検視装置45とを備える。
さらに、図4に示すように、検視装置45が有する検視窓34を通して検視装置1の内部を撮像し、画像として出力する撮像テレビカメラ31と、画像を2値化して凝集フロック面積等を算出する演算装置44と、凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較し、比較結果に応じた制御信号を出力し制御信号の特性に応じて、凝集剤供給ポンプ29、凝集剤撹拌機21及び異常信号装置43を制御するシーケンサー比例制御装置42とを備える。
凝集混和槽25には形成した凝集フロックを含む原液を脱水機35のスクリュープレス32に供給する原液供給管33が連結している。なお、本発明の実施の形態では、脱水機35にスクリュープレス32を使用しているが、周知の脱水機、例えば遠心脱水機、ベルト式脱水機等でも使用可能である。原液供給ポンプ23による凝集混和槽25への圧入圧を利用して、凝集混和槽25のタンク圧で原液をスクリュープレス32に圧入し、凝集した懸濁物質である凝集フロックが脈動により壊れないようにしている。原液供給管33には凝集フロックの状況を撮像する可能にする検視窓34が設けられている。検視窓34は、図2に示すように円形でも図3に示すように多角形でも可能である。原液供給管33に配設された検視窓34から10〜40cm離れた位置にテレビカメラ31が配置される。図1に示す撮像部11に該当するテレビカメラ31は、原液供給管33を通過する凝集フロックを15〜30秒間に1回撮影し、その輝度信号をデジタル信号に変換する。電気信号の輝度情報はコントローラ37に送信され、、コントローラ37が凝集フロックの画像を演算装置44に伝送する。テレビカメラ31から伝送される凝集フロック群の画像輝度情報は、図4に示す演算装置44の画像ボード38に記憶される。この画像情報は2値化回路39より輝度レベルに応じて2値化される。
2値化された凝集フロック群の画像情報は演算回路40に入力されて、凝集フロック測定面積及び凝集フロック基準面積等が算出される。演算装置44から信号変換機41に送信された凝集フロックの面積情報は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、シーケンサー比例制御装置42に送信される。シーケンサー比例制御装置42は、予め入力された原液中の懸濁物質量の変動と濃度の変動に対する凝集剤添加率の関係情報を基に、凝集フロックの各種面積を比較、比較結果に基づいて、凝集剤撹拌機21の回転数、凝集剤供給ポンプ29及び異常信号装置43を制御する。
凝集フロック測定面積が過大であった場合は、凝集剤の添加率を増加させて、あるいは凝集剤撹拌機21の回転数を減少させることで、シーケンサー比例制御装置42は凝集フロック測定面積を凝集フロック基準面積に近づける。また、凝集フロック測定面積が微小であった場合は、凝集剤の添加率を減少させて、あるいは凝集剤撹拌機21の回転数を増加させることで、シーケンサー比例制御装置42は凝集フロック測定面積を凝集フロック基準面積に近づける。
<汚泥処理装置による凝集フロック制御方法>
つぎに、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置が、凝集フロックの大きさを制御する方法について、図7及び図8のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS101において、ユーザの指示に基づき、図1に示す記憶装置17は、図示しないインターフェース部が入力した初期設定値を記憶する。本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100が凝集フロックの大きさを制御する際に使用する初期設定値は、初期原液流量Qs0、初期原液濃度D0、初期凝集剤添加率Rp0、最大凝集剤添加率Rpmax、最小凝集剤添加率Rpmin、初期撹拌回転数AR0、最大撹拌回転数ARmax、最小撹拌回転数ARmin等である。ステップS102において、脱水機35は、汚泥処理のため運転を開始する。ステップS103において、図1に示す撮像部11(図2及び3に示すテレビカメラ31)が、原液供給管33を通過する原液に含まれる凝集フロックを検視窓34を通して撮像し、撮像画像を変換部12が2値化し、算出部13が凝集フロック基準面積FA0及び基準凝集剤添加率を算出する。
(ロ)ステップS104において、算出部13は、凝集フロック測定面積FA1を算出する。ステップS105において、算出部13が算出した凝集フロック測定面積FA1の凝集フロック基準面積FA0に対する誤差率と誤差規定値αとを、比較部14が比較する。FA1の誤差率がα以下の場合、ステップS106において、制御部15は、凝集剤添加率を維持するよう図2及び3に示す凝集剤供給ポンプ29を制御し、汚泥処理装置100の運転を継続する。FA1の誤差率がαよりも大きい場合、ステップS107において、制御部15は、凝集剤添加率が増加するよう凝集剤供給ポンプ29を制御する。続いてステップS108において、算出部13は、凝集フロック測定面積FA2を算出する。
(ハ)ステップS109において、算出部13が算出した凝集フロック測定面積FA2の凝集フロック基準面積FA0に対する誤差率と誤差規定値αとを、比較部14が比較する。FA2の誤差率がα以下の場合、ステップS110において、制御部15は、凝集剤添加率を維持するよう図2及び3に示す凝集剤供給ポンプ29を制御し、汚泥処理装置100の運転を継続する。FA2の誤差率がαよりも大きい場合、ステップS111において、比較部14は、ステップS104で算出した凝集フロック測定面積FA1とステップS108で算出した凝集フロック測定面積FA2とを比較する。FA2がFA1以下の場合、ステップS112において、制御部15は、凝集剤添加率が増加するよう凝集剤供給ポンプ29を制御する。
(ニ)つづいて、図8に示すステップS113において、ステップS112で増加した後の凝集剤添加率Rpと、図1に示す記憶装置17が記憶する最大凝集剤添加率Rpmaxとを、比較部14は比較する。RpがRpmaxよりも小さい場合、ステップS114において、凝集フロック測定面積を算出しFA2として図7のステップS109に移行する。ステップS113においてRpがRpmax以上の場合、ステップS115において、図1に示す制御部15は、凝集剤撹拌機21の回転数を減少させるよう指示を出す。ステップS116において、比較部14は、凝集剤撹拌機21の回転数である撹拌回転数ARと、最大撹拌回転数ARmax及び最小撹拌回転数ARminとを比較する。ARがARmin以下またはARmax以上であるとき、ステップS117において、出力部16は、このときの撹拌回転数ARが異常値であるとして警報を出力し、図7に示すステップS109に移行する。なお、警報は音声及び映像等でも良く、それらの組み合わせでも良い。
(ホ)ステップS116において、ARがARminより大きく、ARmaxより小さい場合、ステップS118において、制御部15は、撹拌機回転数を予め設定した任意の回転数に変更するよう図2及び3に示す撹拌機モータ30を制御する。ステップS119において、算出部13は、凝集フロック測定面積FA4を算出する。ステップS120において、算出部13が算出した凝集フロック測定面積FA4の凝集フロック基準面積FA0に対する誤差率と誤差規定値αとを、比較部14が比較する。FA0に対するFA4の誤差率が−αよりも小さい場合、ステップS121において、制御部15は凝集剤撹拌機21の回転数を増加させるよう指示を出し、ステップS116に移行する。FA0に対するFA4の誤差率がαよりも大きい場合、ステップS115に移行する。FA0に対するFA4の誤差率の大きさがα以下の場合、ステップS122において、図1に示す制御部15は、撹拌機回転数を維持するよう図2及び3に示す撹拌機モータ30を制御し、汚泥処理装置100の運転を継続する。その後ステップS104に移行する。
(ヘ)図7に示すステップS111において、FA2がFA1よりも大きい場合、ステップS122において、図1に示す制御部15は、凝集剤添加率が減少するよう図2及び図3に示す凝集剤供給ポンプ29を制御する。つづいて、ステップS123において、比較部14は、このときの凝集剤添加率Rpと記憶装置17が記憶する最小凝集剤添加率Rpminとを比較する。RpがRpmin以下であればステップS103に移行し、撮像部11、変換部12及び算出部13は、再度凝集フロック基準面積FA0及び基準凝集剤添加率を算出する。RpがRpminより大きい場合、ステップS124において、算出部13は凝集フロック測定面積FA3を算出する。ステップS125において、算出部13が算出した凝集フロック測定面積FA3の凝集フロック基準面積FA0に対する誤差率と誤差規定値αとを、比較部14が比較する。
(ト)FA3の誤差率がα以下の場合、ステップS126において、制御部15は、凝集剤添加率を維持するよう図2及び3に示す凝集剤供給ポンプ29を制御し、汚泥処理装置100の運転を継続する。FA3の誤差率がαよりも大きい場合、ステップS127において、比較部14は、ステップS108で算出した凝集フロック測定面積FA2とステップS124で算出した凝集フロック測定面積FA3とを比較する。FA3がFA2以下の場合、ステップS122において、制御部15は、凝集剤添加率が減少するよう凝集剤供給ポンプ29を制御する。FA3がFA2より大きい場合、ステップS128において、出力部16は、このときの凝集フロック測定面積FA3が異常値であるとして警報を出力する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置は、脱水前の汚泥を含む原液に含まれる凝集フロックを測定するため、精度の測定が可能である。また、原液を強制的に検視装置45内へ吸引するため、常時最新の凝集フロックの状態を撮像可能である。さらに、原液は検視装置45内で短時間静置するため、原液内に散在する凝集フロックは挙動が安定した状態となり、凝集フロック同士の重なりの少ない環境で精度の高い解析が可能である。凝集剤添加率の変化に伴う凝集フロックの面積の差において、視覚観察では判断できない場合も、画像解析によって高精度に面積の差異を算出できるため、汚泥処理の熟練した経験のないユーザでも、汚泥処理装置による汚泥処理操作が可能となる。
また、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置は、凝集剤添加率の増加に伴って凝集フロック基準面積が一意に決定しない挙動を示す原液に対しても、簡易に目的の凝集フロック基準面積を決定することが可能となる。さらに、凝集フロック測定面積の誤差率、凝集剤添加率、凝集剤撹拌機の回転数等の取り得る値を、熟練ユーザの経験値等で制限を設けることで、汚泥処理装置は異常警報を出力し、ユーザへ視覚的、聴覚的に注意喚起を促すことができるため、人為的な事故等を防止することが可能となる。
つぎに、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置が、凝集フロックの大きさを制御する際に異常を検知する方法について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS201において、ユーザの指示に基づき、図1に示す記憶装置17は、図示しないインターフェース部が入力した初期設定値を記憶する。本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置100が凝集フロックの大きさを制御する際に使用する初期設定値は、初期原液流量Qs0、初期原液濃度D0、初期凝集剤添加率Rp0、最大凝集剤添加率Rpmax、最小凝集剤添加率Rpmin、初期撹拌回転数AR0、最大撹拌回転数ARmax、最小撹拌回転数ARmin等である。
(ロ)ステップS202において、脱水機35は、汚泥処理のため運転を開始する。ステップS203において、図1に示す撮像部11(図2及び3に示すテレビカメラ31)が、原液供給管33を通過する原液に含まれる凝集フロックを検視窓34を通して撮像し、撮像画像を変換部12が2値化し、算出部13が凝集フロック基準面積FA0及び基準凝集剤添加率を算出する。
(ハ)ステップS204において、算出部13は、凝集フロック測定面積FA1を算出する。ステップS205において、算出部13が算出した凝集フロック測定面積FA1とβ倍した凝集フロック基準面積FA0とを、比較部14が比較する。FA1の大きさがβ×FA0以下の場合、ステップS204において、算出部13は、再度FA1を算出する。FA1の大きさがβ×FA0よりも大きい場合、ステップS206において、出力部16は、警報を出力する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る汚泥処理装置は、凝集フロック基準面積と凝集フロック測定面積との差の取り得る値を、熟練ユーザの経験値等で制限を設けることで、汚泥処理装置は異常警報を出力し、ユーザへ視覚的、聴覚的に注意喚起を促すことができるため、人為的な事故等を防止することが可能となる。
(実施の形態の変形例)
本発明の実施の形態の変形例に係る汚泥処理装置は、原液供給管33を通過する凝集フロックを撮像する撮像部11と、撮像部11が撮像した凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、電気信号から画像を2値化し、2値画像を生成する変換部12と、変換部が生成した2値画像に表示された凝集フロックの面積である凝集フロック面積及び凝集フロックの数を算出し、凝集フロック面積を画像に表示された凝集フロックの数で除した単フロック面積を算出する算出部13と、脱水機33の運転開始後に算出した単フロック面積である単フロック測定面積と単フロック基準面積とを比較する比較部14と、比較部14による比較結果に応じて、凝集剤供給ポンプ29及び凝集剤撹拌機21の回転数を制御する制御部15と、比較部14による比較結果に応じて、警報を発する出力部16とを備える。
算出部13は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の単フロック面積を算出し、複数回分の単フロック面積の平均値である単フロック平均面積を算出し、単フロック平均面積に基づいて単フロック基準面積を算出する。単フロック基準面積は、算出部13が、予め設定した異なる複数の凝集剤添加率それぞれに対して算出した複数の単フロック平均面積のうち最小の値である。
また、算出部13が基準凝集剤添加率近傍における第3の凝集剤添加率の値を予め試験的に算出している場合には、算出部13は基準凝集剤添加率近傍の値における第3の凝集剤添加率に対する単フロック平均面積と、予め設定した第3の凝集財添加率とは異なる第4の凝集剤添加率における単フロック平均面積とを比較して、大きさが小さい方の単フロック平均面積に対する凝集剤添加率を決定する。さらに、算出部13は、決定した凝集剤添加率の値から凝集剤添加率近傍における複数の凝集剤添加率に対する単フロック平均面積をそれぞれ算出及び比較し、単フロック平均面積が最小となる凝集財添加率を決定する。このような過程を単フロック平均面積が最小値として収束するまで繰り返し、収束した単フロック平均面積の値を単フロック基準面積とすることもできる。
単フロック面積と凝集剤添加率及び撹拌強度との関係は、凝集フロック面積とそれらの関係に類似するため、汚泥処理装置100は凝集フロック面積に基づいた制御と同様の制御が可能となる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
100…汚泥処理装置
11…撮像部
12…変換部
13…算出部
14…比較部
15…制御部
16…出力部
17…記憶装置

Claims (12)

  1. 原液供給ポンプが供給する原液及び凝集剤供給ポンプが供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽と、前記凝集混和槽で前記原液及び凝集剤を撹拌する凝集剤撹拌機と、前記凝集混和槽で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む前記原液が原液供給管を通して供給される脱水機とを有する汚泥処理装置であって、
    前記原液供給管を通過する前記凝集フロックを撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、前記電気信号から前記画像を2値化し、2値画像を生成する変換部と、
    前記変換部が生成した前記2値画像に表示された前記凝集フロックの総面積である凝集フロック面積を算出する算出部と、
    前記脱水機の運転開始後に算出した前記凝集フロック面積である凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果に応じて、前記凝集剤供給ポンプ及び前記凝集剤撹拌機の回転数を制御する制御部と、
    前記比較部による比較結果に応じて、警報を発する出力部とを備え、
    前記算出部は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の凝集フロック面積を算出し、前記複数回分の凝集フロック面積の平均値である凝集フロック平均面積を算出し、前記凝集フロック平均面積に基づいて前記凝集フロック基準面積を算出することを特徴とする汚泥処理装置。
  2. 前記凝集フロック基準面積は、
    前記算出部が、予め設定した異なる複数の前記凝集剤添加率それぞれに対して算出した複数の前記凝集フロック平均面積のうち最小の値であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥処理装置。
  3. 前記凝集フロック基準面積は、
    前記算出部が、予め設定した異なる2つの前記凝集剤添加率それぞれに対して算出した2つの前記凝集フロック平均面積のうち最小の値であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥処理装置。
  4. 前記算出部は、前記凝集フロック基準面積に対する前記凝集フロック測定面積の誤差率を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の汚泥処理装置。
  5. 前記凝集フロック測定面積が前記凝集フロック基準面積よりも小さい場合、あるいは前記誤差率が予め設定した特定の値である誤差規定値以下の場合は、前記制御部が前記凝集剤供給ポンプの回転数を維持して前記凝集剤添加率を維持し、
    前記凝集フロック測定面積が前記凝集フロック基準面積よりも大きく、且つ前記誤差率が前記誤差規定値よりも大きい場合は、前記制御部が前記凝集剤供給ポンプの回転数を上げることで前記凝集剤添加率を予め設定した値だけ増加させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の汚泥処理装置。
  6. 前記制御部が前記凝集剤添加率を増加させた後、
    前記誤差率が前記誤差規定値よりも大きく、且つ、既に算出している第1の凝集フロック測定面積が新たに算出した第2の凝集フロック測定面積よりも大きい場合は、前記制御部が、前記凝集剤供給ポンプの前記回転数を上げることで前記凝集剤添加率を予め設定した値だけ増加させ、
    前記誤差率が誤差規定値以下の場合は、前記制御部が、前記凝集剤供給ポンプの回転数を維持して前記凝集剤添加率を維持し、
    前記誤差率が前記誤差規定値よりも大きく、且つ、第1の凝集フロック測定面積が第2の凝集フロック測定面積以下の場合は、前記制御部が、前記凝集剤供給ポンプの前記回転数を下げることで前記凝集剤添加率を予め設定した値だけ減少させる
    ることを特徴とする請求項5に記載の汚泥処理装置。
  7. 前記誤差率が予め設定した特定の値である誤差規定値以下の場合は、前記制御部が前記凝集剤撹拌機の回転数を維持し、
    前記凝集フロック測定面積が前記凝集フロック基準面積よりも小さく、且つ前記誤差率が前記誤差規定値よりも大きい場合は、前記制御部が前記凝集剤撹拌機の回転数を減少させ、
    前記凝集フロック測定面積が前記凝集フロック基準面積よりも大きく、且つ前記誤差率が前記誤差規定値よりも大きい場合は、前記制御部が前記凝集剤撹拌機の回転数を増加させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の汚泥処理装置。
  8. 前記出力部は、前記凝集剤撹拌機の前記回転数が予め設定した最大回転数以上及び最小回転数以下になった場合、警報を発することを特徴とする請求項1に記載の汚泥処理装置。
  9. 原液供給ポンプが供給する原液及び凝集剤供給ポンプが供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽と、前記凝集混和槽で前記原液及び凝集剤を撹拌する凝集剤撹拌機と、前記凝集混和槽で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む前記原液が原液供給管を通して供給される脱水機とを有する汚泥処理装置であって、
    前記原液供給管を通過する前記凝集フロックを撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、前記電気信号から前記画像を2値化し、2値画像を生成する変換部と、
    前記変換部が生成した前記2値画像に表示された前記凝集フロックの面積である凝集フロック面積及び凝集フロックの数を算出し、前記凝集フロック面積を前記画像に表示された前記凝集フロックの数で除した単フロック面積を算出する算出部と、
    前記脱水機の運転開始後に算出した前記単フロック面積である単フロック測定面積と単フロック基準面積とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果に応じて、前記凝集剤供給ポンプ及び前記凝集剤撹拌機の回転数を制御する制御部と、
    前記比較部による比較結果に応じて、警報を発する出力部とを備え、
    前記算出部は、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の単フロック面積を算出し、前記複数回分の単フロック面積の平均値である単フロック平均面積を算出し、前記単フロック平均面積に基づいて前記単フロック基準面積を算出することを特徴とする汚泥処理装置。
  10. 前記単フロック基準面積は、
    前記算出部が、予め設定した異なる複数の前記凝集剤添加率それぞれに対して算出した複数の前記単フロック平均面積のうち最小の値であることを特徴とする請求項9に記載の汚泥処理装置。
  11. 前記単フロック基準面積は、
    前記算出部が、予め設定した異なる2つの前記凝集剤添加率それぞれに対して算出した2つの前記単フロック平均面積のうち最小の値であることを特徴とする請求項9に記載の汚泥処理装置。
  12. 原液供給ポンプが供給する原液及び凝集剤供給ポンプが供給する凝集剤を貯槽する密閉状の凝集混和槽と、前記凝集混和槽で前記原液及び凝集剤を撹拌する凝集剤撹拌機と、前記凝集混和槽で形成した懸濁物質である凝集フロックを含む前記原液が原液供給管を通して供給される脱水機とを有する汚泥処理装置を制御する汚泥処理方法であって、
    撮像部が、前記原液供給管を通過する前記凝集フロックを撮像するステップと、
    変換部が、前記撮像部が撮像した前記凝集フロックの画像の輝度信号を電気信号に変換し、前記電気信号から前記画像を2値化し、2値画像を生成するステップと、
    算出部が、前記変換部が生成した前記2値画像に表示された前記凝集フロックの総面積である凝集フロック面積を算出するステップと、
    比較部が、前記脱水機の運転開始後に算出した前記凝集フロック面積である凝集フロック測定面積と凝集フロック基準面積とを比較するステップと、
    制御部が、前記比較部による比較結果に応じて、前記凝集剤供給ポンプ及び前記凝集剤撹拌機の回転数を制御するステップと、
    出力部が、前記比較部による比較結果に応じて、警報を発するステップとを含み、
    前記算出部が算出するステップは、予め同一の凝集剤添加率において複数回分の凝集フロック面積を算出し、前記複数回分の凝集フロック面積の平均値である凝集フロック平均面積を算出し、前記凝集フロック平均面積に基づいて前記凝集フロック基準面積を算出することを特徴とする汚泥処理方法。
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