JP2011041054A - パケット転送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークを流れるパケットを転送するパケット転送装置であって、受信されたパケットを転送するパケット転送部と、パケットの転送に際してアプリケーション層がやり取りする情報から、アプリケーションが予定しているその後のパケット転送予定量を把握し、パケット転送予定量に基づいて、パケット転送部の転送性能を調整することにより、パケット転送装置の消費電力を抑制する電力抑制部と、を備える、パケット転送装置。
【選択図】図1
Description
受信されたパケットを転送するパケット転送部と、
前記パケットの転送に際してアプリケーション層がやり取りする情報から、アプリケーションが予定しているその後のパケット転送予定量を把握し、前記パケット転送予定量に基づいて、前記パケット転送部の転送性能を調整することにより、前記パケット転送装置の消費電力を抑制する電力抑制部と、
を備える、パケット転送装置。
前記電力抑制部は、
前記パケット転送部の転送性能を、デフォルトの設定として、前記パケット転送部の最大の転送性能である最大転送性能より低い転送性能である省電力転送性能に設定することにより、前記パケット転送装置の消費電力を抑制するパケット転送装置。
前記アプリケーション層がやり取りする情報は、SIPメッセージである、パケット転送装置。SIPメッセージを利用することにより、適切にパケット転送予定量を把握することができる。
前記アプリケーション層がやり取りする情報は、SIPメッセージのうち、メディア属性の値である、パケット転送装置。
前記アプリケーション層がやり取りする情報は、SIPメッセージのうち、bandwidthの値である、パケット転送装置。SIPメッセージのうち、メディア属性の値やbandwidthの値を用いると、適切にパケット転送予定量を把握することができる。
前記電力抑制部は、
前記パケット転送部に供給する供給電力、および前記パケット転送部のクロック周波数のうち少なくともいずれか一方を制御することにより、前記パケット転送部の転送性能を調整する、パケット転送装置。この構成によれば、容易にパケット転送部の転送性能を調整することができる。
前記電力抑制部は、
前記アプリケーション層がやり取りする情報に基づいて、前記転送性能を定められない場合には、前記パケット転送部の前記転送性能を最大に設定する、パケット転送装置。この構成によれば、パケット転送予定量が把握できない場合には転送性能が最大に設定されるため、パケットロスを抑制することができる。
前記電力抑制部は、
前記パケット転送部の転送性能を、デフォルトの設定として、前記パケット転送部の定格の転送性能に設定し、
前記パケット転送予定量に基づいて調整された転送性能は、前記定格の転送性能よりも低い、パケット転送装置。
A.実施例:
A−1.システムおよび装置の構成:
A−2.SIPによる音声通信のためのセッションの確立:
A−3.INVITEメッセージ:
A−4.パケットのフォーマット:
A−5.ルータの動作:
A−6.コンフィグレーション:
B.変形例:
A−1.システムおよび装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としてのルータを含むIPネットワークの概略構成を示す説明図である。図1において、クライアント150−11〜150−n2、およびクライアント151は、それぞれ、IPネットワーク120とルータ100を介してTCP/IPを用いた通信を行うことができる。また、クライアント150−11〜150−n2、およびクライアント151はそれぞれ、TCPやUDPなどのトランスポートプロトコルを利用してHTTP(HyperText Transfer Protocol)通信やSIPを使用したセッションの確立を行うことができる。IPネットワーク120には、ルータが含まれる。
本実施例のルータ100の動作の説明に先立って、SIPによる音声通信のためのセッションの確立の概要を、図6に基づいて説明する。図6は、クライアント間でSIPによる音声通信のためのセッションを確立する際の各クライアントとルータ間のメッセージの流れを示すシーケンス図である。図6では、クライアント150−11とクライアント151との間でのメッセージのやり取りを例示している。本実施例では、クライアント150−11とクライアント151間の通信を例に挙げて説明するが、ルータ100に直接接続された、クライアント150−mi間の通信でも同様である。また、IPネットワークに接続されるクライアントが複数台存在する場合も同様である。
上述のとおり、ルータ100は、INVITEメッセージの詳細を参照して、当該音声通信の利用する帯域を求める。そこで、INVITEメッセージの詳細について、図7、8に基づいて説明する。SIPメッセージはヘッダとボディから構成され、ボディにはセッション情報の詳細が記述される。
行303:“Max−Forwards:” 以降には、該SIPメッセージが経由できるプロクシサーバまたはゲートウエイの数が記述される。図7の場合では70である。
行304:“To:”以降には、宛先のURIが記述される。
行305:“From:”以降には、送信元のURIが記述される。
行306:“Call−ID:”以降には、セッションを一意に識別するため割り振られるIDであるCall−IDが記述される。
行307:“CSeq:”以降には、メッセージの順序を示すシーケンス番号が記述される。
行308:“Contact:”以降には、今後のリクエストの送信先が記述される。
行309:“Content−Type:”以降には、SIPメッセージのボディ部に格納される情報のタイプが記述される。図7では、SDPが指定されている。
行310:“Content−Length:”以降には、ヘッド部とボディ部を含めたSIPメッセージの長さが記述される。
行402:“o”には、スペース区切りで、ユーザ名、セッション識別子、バージョン番号、ネットワーク種別、アドレス種別、アドレスが記述される。
行403:“s”には、任意のセッション名が記述される。
行404:“c”には、スペース区切りで、ネットワーク種別、アドレス種別、アドレスが記述される。
行405:“t”には、セッションの開始と終了時刻が記述される。不定の場合は“0”が記述される。
行406:“m”には、スペース区切りで、メディア種別、ポート番号、トランスポートプロトコル、メディアフォーマットリストが記述される。
行407:“a”には、メディア属性が記述される。図8に示すa=rtpmap:の場合には、RTP(Real−time Transport Protocol)パケットの属性が指定される。a=rtpmap:に続いて、ペイロードタイプ、符号化方式名/クロック速度が指定される。図8の例では、PCMU/8000となっているため、ITU−Tで規定されるG.711のコーデックを使用する。このコーデックは64kbpsの帯域を利用して、音声をデジタル化する。
本実施例のルータ100において送受信されるパケットのフォーマットについて、図9、10、11に基づいて説明する。図9は、ルータにおいて送受信されるパケットのフォーマット図である。このパケットフォーマットは、リンクレイヤでのあて先などが格納されるイーサネットヘッダ部510、IPパケットなどが格納されるペイロード550を含む。ペイロード550には、ネットワークレイヤのあて先などが格納されるIPヘッダ部520およびセッション情報やアプリケーションデータが格納されるデータ530が含まれる。
クライアント間でSIPによる音声通信のためのセッションを確立する際の、INVITEメッセージの送信(図6:シーケンス201)を例に挙げて、本実施例のルータ100のパケット転送処理および転送性能制御について、説明する。
まず、クライアント150−11が、クライアント151と音声通信を開始するために、クライアント151に対しSIPのメッセージの1つであるINVITEメッセージを送信する(図6:シーケンス201)。
図13は、本実施例のルータにおける転送性能の制御の手順を示すフローチャートである。上述のとおり、パケット転送部101が受信したパケット(INVITEメッセージを含む)を制御部104に送信すると(ステップS202)、制御部104のCPU1101(図5)はパケットを受信する(S102)。そして、受信したパケットに含まれるSIPメッセージに基づいて、パケット転送部の転送性能を決定する(ステップS104)。
最後にルータ100のコンフィグレーションについて説明する。ルータ100の管理者は、管理端末180(図1)からルータ100の設定を行う。図16は、本実施例のルータの機能を有効にするために管理端末に入力されるコマンドの一例を示すコマンド図である。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
101…パケット転送部
102、103…回線収容部
104…制御部
120…IPネットワーク
150、150−mi…クライアント
160−1、170−mi…回線
180…管理端末
710…内部ヘッダ付加回路
720…バッファ
730…パケット読出回路
800…内部ヘッダ
801…入力回線収容部番号
802…入力回線番号
803…出力回線番号
1010…検索エンジン
1011…テーブル検索駆動部
1012…ルーティングテーブル
1014…性能制御回路
1020…転送エンジン
1021…パケット読出回路
1022…パケットメモリ
1023…パケット読出回路
1024…ヘッダ書込回路
1025…性能制御回路
1101…CPU
1102…主記憶装置
1200…セッション帯域管理テーブル
1300…帯域データベース
Claims (8)
- ネットワークを流れるパケットを転送するパケット転送装置であって、
受信されたパケットを転送するパケット転送部と、
前記パケットの転送に際してアプリケーション層がやり取りする情報から、アプリケーションが予定しているその後のパケット転送予定量を把握し、前記パケット転送予定量に基づいて、前記パケット転送部の転送性能を調整することにより、前記パケット転送装置の消費電力を抑制する電力抑制部と、
を備える、パケット転送装置。 - 請求項1に記載のパケット転送装置であって、
前記電力抑制部は、
前記パケット転送部の転送性能を、デフォルトの設定として、前記パケット転送部の最大の転送性能である最大転送性能より低い転送性能である省電力転送性能に設定することにより、前記パケット転送装置の消費電力を抑制するパケット転送装置。 - 請求項1または2に記載のパケット転送装置であって、
前記アプリケーション層がやり取りする情報は、SIPメッセージである、パケット転送装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一つに記載のパケット転送装置であって、
前記アプリケーション層がやり取りする情報は、SIPメッセージのうち、メディア属性の値である、パケット転送装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一つに記載のパケット転送装置であって、
前記アプリケーション層がやり取りする情報は、SIPメッセージのうち、bandwidthの値である、パケット転送装置。 - 請求項1ないし5のいずれか一つに記載のパケット転送装置であって、
前記電力抑制部は、
前記パケット転送部に供給する供給電力、および前記パケット転送部のクロック周波数のうち少なくともいずれか一方を制御することにより、前記パケット転送部の転送性能を調整する、パケット転送装置。 - 請求項1ないし6のいずれか一つに記載のパケット転送装置であって、
前記電力抑制部は、
前記アプリケーション層がやり取りする情報に基づいて、前記転送性能を定められない場合には、前記パケット転送部の前記転送性能を最大に設定する、パケット転送装置。 - 請求項1に記載のパケット転送装置であって、
前記電力抑制部は、
前記パケット転送部の転送性能を、デフォルトの設定として、前記パケット転送部の定格の転送性能に設定し、
前記パケット転送予定量に基づいて調整された転送性能は、前記定格の転送性能よりも低い、パケット転送装置。
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