JP2011040883A - 緊急通信装置及び緊急通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で、緊急通報を含む種々の目的で通信相手と対話することができるようにする。
【解決手段】操作者によって複数のボタンの何れかが押下されると、生体情報取得部36によって、操作者の指紋情報を取得する。照合部40によって、取得された指紋情報と、生体情報登録部38に記憶された、押下されたボタンに対応する指紋情報とを照合して、操作者の認証を行う。操作者が認証されたとき、制御部50によって、通信相手登録部48に記憶された、押下されたボタンに対応する通信相手との通信を確立するように、通信部52を制御する。通信部52によって、操作者が通信相手と対話できるように、マイク44によって入力された操作者の音声を通信相手へ送信し、かつ、通信相手から音声を受信する通信を行い、受信した音声をスピーカ42から出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、緊急通信装置及び緊急通信システムに係り、特に、登録された通信相手と緊急時に通信を行うための緊急通信装置及び緊急通信システムに関する。
従来より、要介護者宅などに設置された通信端末に緊急通報ボタンを設け、通報者によって該ボタンが操作されると緊急通報が発せられる緊急通報システムが知られている(特許文献1)。この緊急通報は、予め登録されている緊急通報センターのオペレータ又は自動応答装置につながる。オペレータ又は自動応答装置は、救急車の手配等が必要な本当の緊急通報であるか、それとも、緊急性の低い相談を求める通報や誤操作による通報といった緊急通報に直接関係しないものか否かを判別し、本当の緊急通報に直接関係しない通話要求であると判別された場合には、通報者の通信端末を要介護者の話し相手宅その他の相談者サイトに接続する処理が行われている。
また、被看視者が所持する携帯無線型緊急通報端末に対して、所定の周期で安否確認の打診メッセージを配信する緊急通報受信センター装置が知られている(特許文献2)。この携帯無線型緊急通報端末では、緊急時に緊急通報及びそのGPS測位システムによる位置情報を送信する一方、平常時は上記打診メッセージを受信して表示し、確認ボタン操作により応答メッセージを送信している。また、緊急通報受信センターは、その応答メッセージの受信により安否確認を行っている。
特開2002−252725号公報 特開2003−233890号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、オペレータ又は自動応答装置を介して、接続されるため、接続するための操作に手間がかかってしまう、という問題がある。
また、上記特許文献2に記載の技術では、緊急通報のみが可能であって、他の目的では連絡をとることができない、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、簡単な操作で、緊急通報を含む種々の目的で通信相手と通信することができる緊急通信装置及び緊急通信システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る緊急通信装置は、操作者によって操作される複数のボタンと、前記ボタンを操作できる特定の操作者を前記ボタンに対応して登録する登録手段と、前記登録手段に登録された操作者であるか否かを判別するための個人情報を記憶する記憶手段と、前記ボタンを操作する操作者の個人情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された個人情報と、前記記憶手段に記憶された個人情報とを照合して、前記登録手段によって登録された操作者が対応する前記ボタンを操作したことの認証を行う照合手段と、前記ボタンの操作によって通信可能となる特定の通信相手を前記ボタンに対応して登録する通信相手登録手段と、前記通信相手登録手段に登録された通信相手についての通信情報を記憶する通信相手記憶手段と、前記照合手段によって認証されたとき、前記通信相手記憶手段に記憶された通信情報に基づいて、前記通信相手登録手段に登録された通信相手との通信を確立するように制御する通信制御手段とを含んで構成されている。
本発明に係る緊急通信装置によれば、操作者によってボタンが操作されると、取得手段によって、操作者の生体情報又は画像情報等の個人情報を取得する。また、照合手段によって、取得手段によって取得された個人情報と、記憶手段に記憶された、操作者によって操作されたボタンに対応する個人情報とを照合して、操作者の認証を行う。
そして、照合手段によって操作者が認証されたとき、通信相手記憶手段に記憶された、操作者によって操作されたボタンに対応する通信相手との通信を確立するように、通信制御手段を制御する。
このように、複数のボタンを備え、操作されたボタンに対応して予め登録された通信相手との通信を確立することにより、簡単な操作で、緊急通報を含む種々の目的に応じた通信相手と通信することができる。
本発明の複数のボタンは、緊急呼び出しを行うための緊急ボタン、連絡を行うための連絡ボタン、親しい人との対話を行うための対話ボタン、及び商品の注文依頼を行うための買い物ボタンの少なくとも1つを含むことができる。このように種々の目的に応じた通信相手と通信することができる。
本発明に係る記憶手段は、操作者の生体情報又は操作者を表わす画像情報を記憶し、取得手段は、操作者の生体情報又は操作者を表わす画像情報を取得することができる。これによって、個人情報である指紋、声紋、虹彩、静脈等の生体情報や画像情報を用いて操作者を特定することができる。
本発明に係る緊急通信装置は、操作者の音声が入力される音声入力部によって入力された音声を通信相手へ送信し、かつ、通信相手から音声を受信する通信を行い、受信した音声を音声出力部に出力する通信手段を更に含むことができる。これによって、操作者が通信相手と対話する通信ができる。
本発明に係る緊急通信装置は、携帯可能であって、自装置の位置情報を取得する位置情報取得手段を更に含み、通信手段は、位置情報取得手段によって取得された位置情報を更に通信相手へ送信することができる。これによって、携帯された緊急通信装置の位置を通信相手へ知らせることができる。
本発明に係る通信手段は、通信相手を表わす画像を受信し、通信手段によって受信した画像を表示する表示手段を更に含むことができる。これによって、通信相手を見ながら対話することができる。
本発明に係る取得手段は、操作者を撮像して画像情報を取得し、通信手段は、取得手段によって取得された画像情報を更に通信相手へ送信することができる。これによって、操作者の様子を、通信相手へ知らせることができる。
本発明に係る緊急通信システムは、上記の緊急通信装置と、ネットワークを介して緊急通信装置と通信可能に接続された情報端末とを含んで構成されている。
以上説明したように、本発明の緊急通信装置及び緊急通信システムによれば、複数のボタンを備え、操作されたボタンに対応して予め登録された通信相手との通信を確立し、操作者が通信相手と対話等できるように通信することにより、簡単な操作で、緊急通報を含む種々の目的に応じた通信相手と通信することができる、という効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る緊急通信システムの構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る緊急通信装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る緊急通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る緊急通信装置における通信相手登録処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る緊急通信装置における通信確立処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る緊急通信装置の構成を示す概略図である。 表示部に表示された遠隔ゲームの画面のイメージ図である。 表示部に表示された遠隔ゲームの画面のイメージ図である。 表示部に表示された遠隔ゲームの画面のイメージ図である。 小型USBカメラを取り付けた様子を示すイメージ図である。 表示部に表示された、小型USBカメラから送信された画像のイメージ図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る緊急通信システム10は、要介護者宅に設けられた固定端末12と、無線LANにより固定端末12と接続される緊急通信装置14と、掛かり付けの病院に設けられた病院内情報端末16と、要介護者が利用する介護施設に設けられた介護施設内情報端末18と、要介護者の家族宅に設けられた家族宅内情報端末20と、要介護者の友人宅に設けられた友人宅内情報端末22と、要介護者が利用するスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設けられた店舗内情報端末24と、システム管理会社に設けられ、かつ、各情報端末の通信を仲介するためのサーバ26とを備えている。固定端末12、病院内情報端末16、介護施設内情報端末18、家族宅内情報端末20、友人宅内情報端末22、店舗内情報端末24、サーバ26は、インターネット28によって相互に接続されている。各情報端末として、例えばパソコンが用いられる。
緊急通信装置14は、要介護者宅内で使用され、例えば、要介護者宅の一又は複数の部屋の壁に掛けられて設置されている。緊急通信装置14は、図2に示すように、表示画面が表示される表示部30と、要介護者等の操作者によって操作(図2に示す緊急通信装置14の例では押下)される複数のボタン32A〜32Eとが設けられている。
複数のボタン32A〜32Eは、各種の通信目的に対応して設けられ、例えば、緊急呼び出しを行うための緊急ボタン、家族等との連絡を行うための連絡ボタン、親しい友人との対話を行うための対話ボタン、商品の注文依頼を行うための買い物ボタン、及び介護施設との連絡を行うための介護ボタンとして用いることができる。これらのボタン32A〜32Eは、容易に区別できるように、異なる形状で色分けされている。各ボタン32A〜32Eは、ランプを備え、夜間にはボタン部分を光らせておく。
表示部30は、タッチパネルで構成され、タッチパネル上に表示されたソフトキーが操作されることにより、数字や文字が入力される。また、緊急通信装置14は、電源プラグに加えて太陽電池及び充電池を搭載し、太陽電池から直接又は充電池から、各部に電源を供給できる。そのため、壁から外して机の上や枕元に置いておくこともできる。
緊急通信装置14を、ハードウエアとソフトウエアとに基づいて定まる機能実現手段毎に分割した機能ブロックで説明すると、図3に示すように、緊急通信装置14は、複数のボタン32A〜32Eが押下されたか否かを検知するためのボタン検知部34と、複数のボタン32A〜32Eの各々を押下した指の指紋を読み取る指紋読取装置(図示省略)から操作者の生体情報としての指紋情報を取得する生体情報取得部36と、ボタン32A〜32Eの各々を操作できる特定の操作者を登録する操作者登録装置(図示省略)によって予め登録された操作者の指紋情報が記憶された生体情報登録部38と、押下が検知されたボタンについて取得された指紋情報、及び予め登録された指紋情報を照合して、ボタンを押下した操作者の認証を行う照合部40とを備えている。
また、緊急通信装置14は、さらに、音声を出力するスピーカ42と、操作者の音声が入力されるマイク44と、操作者を撮像するためのカメラ46と、ボタン32A〜32Eの各々について、押下によって通信可能となる特定の通信相手を登録できると共に、予め登録された通信相手の通信情報を記憶しておく通信相手登録部48と、照合部40によって認証成功した場合に、押下されたボタンに対応する通信相手と通信を確立するように後述する通信部52を制御する制御部50と、操作者が通信相手と対話できるように通信を行う通信部52とを備えている。
ボタン検知部34は、複数のボタン32A〜32Eの何れかが押下されると、何れのボタンが押下されたかを検知する。
生体情報取得部36は、複数のボタン32A〜32Eの各々を押下した指の指紋を読み取るように設けられた指紋読取装置から、そのボタンを押下した操作者の指紋情報を取得する。なお、指紋読取装置は、各ボタンを押下した指の指紋を撮像するように各々のボタン内に設けられた撮像装置(CCD等)によって構成されている。
生体情報登録部38には、複数のボタン32A〜32Eの各々について、予め登録された操作者の指紋情報が記憶されている。例えば、複数のボタン32A〜32Eの各々について、操作者として、要介護者本人の指紋情報や、家族又は友人の指紋情報が記憶されている。また、複数のボタン32A〜32Eの各々について、一人又は複数人の指紋情報が記憶されている。なお、操作者の登録は、各ボタン内に設けられた撮像装置を操作者登録装置として機能させ、登録する操作者の指紋を撮像してその指紋を記憶させることによって行う。
照合部40は、ボタン検知部34によってボタンの押下が検知されると、生体情報取得部36によって取得された、ボタンを押下した指の指紋情報を取得すると共に、生体情報登録部38から押下されたボタンに対応して登録された指紋情報を取得する。照合部40は、これらの指紋情報を照合し、ボタンを押下した操作者が、予め登録された操作者であるか否かを認証する。
通信相手登録部48には、複数のボタン32A〜32Eの各々について、予め登録された通信情報として、通信相手の識別情報が記憶されている。例えば、緊急ボタンに対して、病院内情報端末16の識別情報(例えば、ユーザID)が記憶され、連絡ボタンに対して、家族宅内情報端末20の識別情報が記憶されている。また、対話ボタンに対して、友人宅内情報端末22の識別情報が記憶され、買い物ボタンに対して、予め提携した店舗の店舗内情報端末24の識別情報が記憶され、介護ボタンに対して、介護施設内情報端末18の識別情報が記憶されている。なお、予め登録されている通信相手が上記のように限定されるものではなく、例えば、緊急ボタンに対して、介護施設内情報端末18の識別情報や、緊急通信装置14が介護施設の部屋に設置されている場合における施設内の介護センターの情報端末の識別情報、家族宅内情報端末20の識別情報などが予め登録されていてもよい。また、連絡ボタンに対して、病院内情報端末16の識別情報や、介護施設内情報端末18の識別情報、施設内の介護センターの情報端末の識別情報などが予め登録されていてもよい。また、対話ボタンに対して、施設内の友人部屋の情報端末の識別情報が予め登録されていてもよい。また、買い物ボタンに対して、宅配業者の情報端末の識別情報が予め登録されていてもよい。すなわち、各ボタンについて、特定の操作者や特定の通信相手を自由に登録できるようになっている。
制御部50は、照合部40による認証が成功した場合、通信相手登録部48から、押下されたボタンに対応する通信相手の識別情報を取得し、取得した通信相手の識別情報に基づいて、当該通信相手との通信を確立するように、通信部52を制御する。一方、制御部50は、照合部40による認証が失敗した場合、警告メッセージを表示部30に表示させる。
通信部52は、制御部50による制御に応じて、通信相手の識別情報を無線通信で固定端末12へ送信し、インターネット28を介して、サーバ26へ送る。通信部52は、サーバ26の仲介処理により、当該通信相手との通信を確立する。なお、サーバ26は、通信相手の識別情報と、通信相手のIPアドレスとの対応を管理しており、受信した通信相手の識別情報に基づいて、対応する通信相手のIPアドレスの情報端末との接続を仲介する。
通信部52は、マイク44で入力された操作者の音声と、カメラ46で撮像された操作者を表わす画像を、固定端末12及びインターネット28を介して通信相手へ送信する。また、通信部52は、通信相手から受信した音声情報を、スピーカ42へ出力して、スピーカ42から音声を出力させ、通信相手から受信した画像情報を表示部30に出力して、表示部30に画像を表示させる。これによって、操作者と通信相手との間で、音声と画像とを用いた対話を行なうことができる。
なお、病院内情報端末16、介護施設内情報端末18、家族宅内情報端末20、友人宅内情報端末22、及び店舗内情報端末24の各々においても、緊急通信装置14と同様に、スピーカ、マイク、カメラ、表示部が設けられている。
また、制御部50は、通信相手の識別情報を登録する際に、通信相手の登録処理をナビゲートする画面を表示部30に表示させると共に、ソフトキーを表示部30に表示させて、複数のボタン32A〜32Eに対する通信相手の識別情報の入力操作を操作者に行なわせる。また、制御部50は、入力された通信相手の識別情報を、通信相手登録部48に記憶させる。
次に、第1の実施の形態に係る緊急通信システム10の作用について説明する。
まず、操作者が、緊急通信装置14に対して、表示部30のタッチパネルにより、通信相手の登録要求を入力すると、緊急通信装置14において、図4に示す通信相手登録処理ルーチンが実行される。
ステップ100において、通信相手を登録するボタンを選択させるためのボタン選択要求メッセージを、表示部30に表示させる。そして、ステップ102で、ボタン32A〜32Eの何れかが押下されたか否かを判定し、ボタン32A〜32Eの何れかが押下されたことが検知されると、ステップ104へ進む。
ステップ104では、押下されたボタンに応じた通信相手の識別情報を登録させるための通信相手登録要求メッセージを表示部30に表示させると共に、表示部30にソフトキーを表示させる。次のステップ106では、表示部30に表示されたソフトキーによって、通信相手の識別情報が入力されたか否かを判定し、通信相手の識別情報が入力されると、ステップ108へ進む。
ステップ108では、上記ステップ106で入力された通信相手の識別情報を、押下されたボタンに対応した通信相手の識別情報として、通信相手登録部48に登録して、通信相手登録処理ルーチンを終了する。なお、ボタン32A〜32Eに対応させる操作者の指紋情報を登録する生体情報登録処理ルーチンも同様に実行されるが、押下されたボタンに応じた操作者の指紋情報は、ボタン内の撮像装置によって自動的に取得される。
また、緊急通信装置14は、平常時、省電力状態(スタンバイ状態)に遷移している。操作者によってボタン32A〜32Eの何れかが押下されると、緊急通信装置14が起動され、図5に示す通信確立処理ルーチンが実行される。なお、緊急通信装置14には、ROM化したOSが常駐しているので、即座に起動する。
まず、ステップ120において、ボタンを押下した指の指紋情報を読み取った指紋読取装置から指紋情報を取得して、ステップ122へ進む。
ステップ122では、ボタン検知部34によって、押下されたボタンを、ボタン32A〜32Eの何れかであるかを特定し、ステップ124において、生体情報登録部38から、上記ステップ122で特定された、押下されたボタンに対して登録された指紋情報を取得する。
そして、ステップ126において、上記ステップ120で取得した指紋情報と、上記ステップ124で取得した指紋情報とを照合して、ボタンを押下した操作者について認証を行う。次のステップ128では、上記ステップ126において認証が成功したか否かを判定し、認証が成功した場合には、ステップ130において、上記ステップ122で特定された、押下されたボタンに対応して登録された通信相手の識別情報に基づいて、登録された通信相手との通信を確立するように通信部52を制御して、通信確立処理ルーチンを終了する。一方、上記ステップ128で、認証が失敗した場合には、ステップ132において、エラーを警告するための警告メッセージを表示部30に表示させて、通信確立処理ルーチンを終了する。
上記の通信確立処理ルーチンによって、予め登録された通信相手との通信が確立された場合には、操作者は、音声及び画像によって対話を行う。例えば、緊急ボタンが押下された場合には、通信相手として登録された病院内情報端末16との通信が確立され、医療関係者(医師、看護師、介護士)の緊急呼び出しが行われ、音声及び画像によって、医師による視診や非接触遠隔測定による診断を行うための対話が行われる。あるいは、緊急時の遠隔治療(例えば、呼吸循環系の補助(鎮咳剤)による治療)を行うための対話が行われる。
また、連絡ボタンが押下された場合には、通信相手として登録された家族宅内情報端末20との通信が確立され、音声及び画像によって、家族との対話が行われる。また、対話ボタンが押下された場合には、通信相手として登録された友人宅内情報端末22との通信が確立され、音声及び画像によって、友人との対話が行われる。なお、対話ボタンに対して複数の通信相手が登録されている場合には、多分岐通信が行われ、音声及び画像によって、複数の友人との対話が同時に行われる。
また、買い物ボタンが押下された場合には、通信相手として登録された店舗内情報端末24との通信が確立され、音声及び画像を用いた対話により、日常生活用品や食料品の注文依頼が行われる。
また、介護ボタンが押下された場合には、通信相手として登録された介護施設内情報端末18との通信が確立され、特定の介護者との連絡が可能となり、音声及び画像を用いた対話により、介護保険による公的補助要求等が行われる。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る緊急通信システム10によれば、複数のボタンを備え、押下されたボタンに対応して予め登録された通信相手との通信を確立し、予め登録された特定の操作者だけが特定の通信相手と対話できるように通信することにより、簡単な操作で、緊急通報を含む種々の目的に応じた通信相手と対話することができる。また、音声情報と画像情報を用いて、通信相手を見ながら対話することができる。一方、緊急ボタンや買い物ボタンを未登録の他人等が誤って押下しても通信が確立されず、要介護者の判断力が低下している場合に、緊急ボタンとして登録したボタンの操作者を同居の家族に限って登録しておけば、要介護者が緊急ボタンを押下しても通信が確立されないので、誤操作による医療関係者等の負担を軽減することができる。
なお、上記の実施の形態では、緊急通信装置14の操作者の操作入力によって、通信相手の識別情報を登録する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、他の情報端末から、遠隔で、通信相手の識別情報の登録を代行するようにしてもよい。また、緊急通信装置の操作者が通信相手と対話しているときに、通信相手が登録処理を誘導することにより、操作入力を支援するようにしてもよい。
また、買い物ボタンを押下したときに、対話によって買い物の注文依頼を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、表示部に表示される商品を選択することにより、注文依頼を行うようにしてもよい。例えば、表示部に、複数の商品が回転するように順番に表示され、正面に現れた商品を操作者が選択することにより、注文依頼を行うようにしてもよい。
また、緊急ボタンが押下された場合には、アラーム音を出力して、登録した隣人等に緊急通報するようにしてもよい。
また、個人情報として、生体情報の一つである指紋情報を用いて認証を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、個人情報として、操作者を撮像した撮像画像や、他の生体情報である声紋情報、虹彩情報、又は静脈情報等を用いてもよい。例えば、撮像画像を用いて認証を行う場合には、各ボタンに対応して操作者の撮像画像を生体情報登録部に予め登録しておき、ボタンが押下されたときに、押下されたボタンに対応する撮像画像を生体情報登録部から取得して、カメラによって撮像された操作者を表わす撮像画像と照合するようにすればよい。
また、緊急通信装置14に表示部30を設けた場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、表示部を設けなくてもよい。この場合には、音声のみにより対話を行うようにすればよい。更に、表示部を設けなくても、カメラによって撮像された画像は送信されるように構成してもよく、カメラを設けなくても、操作者の氏名等の情報は送信されるように構成してもよい。
また、緊急通信装置14に、同程度の大きさの物理的な押ボタンを複数設けた場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、一部のボタンを大きくして緊急ボタンの登録に適するようにしたり、表示部30のタッチパネル上に表示された複数の表示ボタンが、操作者によってタッチ操作されるように構成してもよい。
また、一定期間、いずれのボタンも押下されない場合には、予め登録された通信相手に、自動的に通報するようにしてもよい。また、緊急通信装置14を無線LAN等で人工呼吸器に接続し、人工呼吸器の使用をトリガーとして、緊急ボタンに対応して予め登録された通信相手へ自動的に通報するようにしてもよい。
また、緊急通信装置14や他の情報端末が、インターネットを介して接続されている場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、緊急通信装置14や他の情報端末が、公衆電話通信網の電話回線によって接続されて、対話が行われるようにしてもよい。なお、電話回線の場合には、各ボタンに対応して通信相手の電話番号が登録される。
また、緊急通信装置14から他の情報端末へ通信を確立する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、情報端末側から、緊急通信装置14へ接続して、操作者を呼び出すようにしてもよい。また、緊急通信装置14から他の緊急通信装置へ通信を確立するようにしてもよい。なお、固定端末12や他の情報端末は、緊急通信装置14と同じものであってもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、緊急通信装置が携帯型として構成されている点が、第1の実施の形態と主に異なっている。
図6に示すように、第2の実施の形態に係る緊急通信装置214は、ショルダーバッグ型で携帯可能に構成されている。緊急通信装置214の通信部52は、基地局(図示省略)と無線通信を行うことにより、基地局を介してインターネット28に接続される。
緊急通信装置214は、GPSを搭載し、GPSにより取得される位置情報を、通信相手に送信する。これによって、通信相手の情報端末において、緊急通信装置214を携帯している操作者が存在する位置を特定することができ、特定された位置に基づいて、操作者の元へ出向くことができる。
なお、第2の実施の形態に係る緊急通信システムの他の構成及び作用は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略するが、屋外に持ち出されることを想定した緊急通信装置214では、太陽電池の搭載が特に有効なものとなる。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については説明を省略する。
第3の実施の形態では、あるボタンが押下されると、多人数参加型の遠隔ゲームを起動している点が、第1の実施の形態と主に異なっている。
第3の実施の形態に係る緊急通信システムでは、サーバ26において、インターネット28を介して接続された複数の情報端末からゲーム上の仮想物体に働きかける遠隔ゲームのアプリケーションを実行する。
緊急通信装置14に、複数のボタン32A〜32Eと共に、遠隔ゲームに対応するゲームボタンを設けるか、特定のボタンをゲームボタンとして登録し、ゲームボタンが押下されると、サーバ26上の遠隔ゲームに対応するURLアドレスにアクセスし、遠隔ゲームに操作者が参加できるように、サーバ26と通信を行う。
緊急通信装置14では、カメラ46によって撮像された操作者を表わす画像をサーバ26に送信する。サーバ26では、送信された画像から、動き情報を検出し、検出された動き情報に基づいて、遠隔ゲーム上の仮想物体を動かす。サーバ26は、仮想物体を表わすゲーム画面を緊急通信装置14に送信し、緊急通信装置14の表示部30に、ゲーム画面が表示される。このとき、カメラ46によって撮像された操作者を表わす画像も表示部30に表示される。
サーバ26は、他の情報端末からもアクセスされている場合、他の情報端末から送信された操作者を表わす画像から、動き情報をさらに検出し、検出された動き情報に基づいて、遠隔ゲーム上の仮想物体を動かす。サーバ26は、他の情報端末から送信された操作者を表わす画像を、緊急通信装置14や各情報端末に送信し、緊急通信装置14の表示部30や、各情報端末の表示部に、ゲーム画面及び他の情報端末の操作者を表わす画像が表示される。
例えば、図7に示すように、インターネット28を介してサーバ26に接続されている情報端末の操作者の動きを各々検出して、この動きベクトルの和を基に、仮想物体としての立体図形を動かすゲームが行われる。あるいは、図8に示すように、インターネット28を介してサーバ26に接続されている情報端末の操作者の走る動きや腕を振る動きを検出して、各操作者の動きに応じて、各情報端末に対する仮想物体としてのランナーをランニングさせて、ランニング競争を行うゲームが行われる。更に、図9に示すように、情報端末の操作者の手を叩く動きや叩いた音を検出して、この動きや音の大きさに応じて、操作者に舞い落ちる桜吹雪の量が変化するゲームが行われる。これによって、操作者の適度な運動を促進して健康を維持できるようにしたり、リハビリテーションに活用したりすることができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については説明を省略する。
第4の実施の形態では、あるボタンが、外界の共通認識体験を遠隔で行う機能に対応している点が、第1の実施の形態と主に異なっている。
第4の実施の形態に係る緊急通信システムでは、図10に示すような、外界にいる家族に取り付けられた小型USBカメラが、無線通信によって、インターネット28に接続され、マイク(図示省略)に入力された音声と撮像された画像とが、小型USBカメラから送信される。小型USBカメラは、視線と同様の高さに取り付けられ、家族の視線がとらえる風景と同様の画像が、小型USBカメラによって撮像される。なお、小型USBカメラには、前庭動眼球反射と小型加速度センサによるブレ防止機能及び視線調整機能を設けることが好ましい。
緊急通信装置14に、複数のボタン32A〜32Eと共に、外界共通認識体験システムに対応する体験ボタンを設けるか、特定のボタンを体験ボタンとして登録し、体験ボタンが押下されると、サーバ26の仲介により、外界にいる家族に取り付けられた小型USBカメラに接続される。
図11に示すように、緊急通信装置14の表示部30には、小型USBカメラから送信された画像が表示されると共に、スピーカ42から、小型USBカメラから送信された音声が出力される。
操作者は、マイク44から音声を入力することにより、音声情報が小型USBカメラに送信され、小型USBカメラのスピーカ(図示省略)から音声が出力される。これによって、遠隔からの行動指示が可能となる。
以上説明したように、第4の実施の形態に係る緊急通信システムによれば、緊急通信装置14によって、遠隔から外界の共通認識体験を行うことができ、緊急通信装置14の操作者が、例えば、買い物や旅行などを擬似体験することができる。
なお、上記の実施の形態において、表示部を、天井パネルディスプレイで構成し、肢体不自由な人が、ベッドに横たわりながら外界の共通認識体験を行うことができるように構成してもよい。また、目が不自由な人が操作者である場合には、通信相手が操作者の指示通りのペース等で代わりに本を音読することにより、操作者が読書を擬似体験できるように用いてもよい。
10 緊急通信システム
12 固定端末
14、214 緊急通信装置
16 病院内情報端末
18 介護施設内情報端末
20 家族宅内情報端末
22 友人宅内情報端末
24 店舗内情報端末
26 サーバ
28 インターネット
30 表示部
32A〜32E ボタン
34 ボタン検知部
36 生体情報取得部
38 生体情報登録部
40 照合部
42 スピーカ
44 マイク
46 カメラ
48 通信相手登録部
50 制御部
52 通信部

Claims (8)

  1. 操作者によって操作される複数のボタンと、
    前記ボタンを操作できる特定の操作者を前記ボタンに対応して登録する登録手段と、
    前記登録手段に登録された操作者であるか否かを判別するための個人情報を記憶する記憶手段と、
    前記ボタンを操作する操作者の個人情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された個人情報と、前記記憶手段に記憶された個人情報とを照合して、前記登録手段によって登録された操作者が対応する前記ボタンを操作したことの認証を行う照合手段と、
    前記ボタンの操作によって通信可能となる特定の通信相手を前記ボタンに対応して登録する通信相手登録手段と、
    前記通信相手登録手段に登録された通信相手についての通信情報を記憶する通信相手記憶手段と、
    前記照合手段によって認証されたとき、前記通信相手記憶手段に記憶された通信情報に基づいて、前記通信相手登録手段に登録された通信相手との通信を確立するように制御する通信制御手段と、
    を含む緊急通信装置。
  2. 前記複数のボタンは、緊急呼び出しを行うための緊急ボタン、連絡を行うための連絡ボタン、親しい人との対話を行うための対話ボタン、及び商品の注文依頼を行うための買い物ボタンの少なくとも1つを含む請求項1記載の緊急通信装置。
  3. 前記記憶手段は、操作者の生体情報又は操作者を表わす画像情報を記憶し、
    前記取得手段は、操作者の生体情報又は操作者を表わす画像情報を取得する請求項1又は2記載の緊急通信装置。
  4. 操作者の音声が入力される音声入力部によって入力された音声を通信相手へ送信し、かつ、通信相手から音声を受信する通信を行い、受信した音声を音声出力部に出力する通信手段を更に含む請求項1〜請求項3の何れか1項記載の緊急通信装置。
  5. 前記緊急通信装置は、携帯可能であって、
    自装置の位置情報を取得する位置情報取得手段を更に含み、
    前記通信手段は、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報を更に通信相手へ送信する請求項4記載の緊急通信装置。
  6. 前記通信手段は、通信相手を表わす画像を受信し、
    前記通信手段によって受信した画像を表示する表示手段を更に含む請求項4又は5記載の緊急通信装置。
  7. 前記取得手段は、操作者を表わす画像情報を取得し、
    前記通信手段は、前記取得手段によって取得された画像情報を更に通信相手へ送信する請求項4〜請求項6の何れか1項記載の緊急通信装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項記載の緊急通信装置と、
    ネットワークを介して前記緊急通信装置と通信可能に接続された情報端末と、
    を含む緊急通信システム。
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