JP2011039960A - 情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷時に情報処理装置とプリンタの性能に応じて処理負荷を分散し、印刷データの変倍時のラスタライズを高速に行えるようにする。
【解決手段】 データ形式選択部14は、PC速度計測部13から取得した印刷データの変倍とラスタライズの速度値と、GDI10から取得したプリンタ2側の印刷データの変倍とラスタライズの速度値とに基づいて、印刷データを変倍してラスタライズしたときの処理速度が最も速くなるように、GDI10から受け取ったビットマップデータ,アウトラインデータ,フォントデータの中から印刷データのデータ形式を選択し、印刷データの変倍とラスタライズを、それぞれ自装置とプリンタ2のいずれで行わせるかを選択する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、パーソナルコンピュータを含む情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
PCがプリンタに印刷させる場合、例えば、PCのOSがウィンドウズ(Windows:登録商標)の場合、その文字印字の処理は、RAWスプールで行うWindowsプリンティングシナリオと、EMFスプールで行うWindowsプリンティングシナリオの2種類がある。
図6は、RAWスプールによるウィンドウズプリンティングシナリオの説明図である。
このRAWスプールによるプリンティングシナリオでは、PC30は、図示を省略した、ディスプレイと、キーボード,マウス等の入力部等を備え、そのソフトウェア構成は、ウィンドウズ(Windows:登録商標)等のOS(Operating System)上に、アプリケーション31,グラフィックス・デバイス・インタフェース(Graphics Device Interface:GDI)32,プリンタドライバ33,スプーラ35,プリンタプロセッサ37及びポートモニタ38等を備えている。
また、プリンタドライバ33は、図示を省略したユーザインタフェース(User Interface:UI)部と、グラフィックス部34を備えている。
ユーザが、アプリケーション31に対して描画データの印刷指示をすると、アプリケーション31が、プリンタドライバ33のUI部にDEVMODEを送る。
UI部は、DEVMODEを受け取ると、まず、印刷設定画面を、図示を省略したディスプレイに表示する。
そして、UI部は、ユーザにより、図示を省略した入力部から印刷設定が入力されると、アプリケーション31に印刷設定内容のDEVMODEを渡す。
アプリケーション31は、文書作成プログラムを含むアプリケーション(例えば、MS−Word:登録商標)であり、UI部からDEVMODEを受け取ると、GDI32を経由して、DEVMODEと描画内容(描画データ)をプリンタドライバ33のグラフィックス部34に渡す。
GDI32は、アプリケーション31からDEVMODE(印刷設定の入った構造体)とGDIコール及び描画データを受け取ると、プリンタドライバ33のグラフィックス(Graphics)部34の能力に応じてDDIコールに変換し、プリンタドライバ33のグラフィックス部34に渡す。
グラフィックス部34は、GDI32から受け取ったDEVMODEを参照して、アプリケーション31によって印刷指示された文書の描画データから印刷設定や印刷レイアウトを反映した印刷データ(又は中間データ)を作成し、その作成した印刷データ(又は中間データ)をスプーラ35に渡す。
スプーラ35は、グラフィックス部34から受け取った印刷データ(又は中間データ)をスプールファイル36として保持し、プリンタプロセッサ37で所定の画像処理が施された後に受け取り、ポートモニタ38に渡し、ポートモニタ38は、PC30の接続されているポートの監視を行って、そのポートに接続されているプリンタ50に印刷データ(又は中間データ)を送る。
そして、プリンタ50は印刷データ(又は中間データ)を印刷する。
一方、EMFスプールで行うWindowsプリンティングシナリオでは、図7に示すように、GDI32から印刷設定内容と描画データがスプーラ35へ送られてスプールファイル36として一旦保持された後、プリンタプロセッサ37で所定の画像処理が施された後、スプーラ35,GDI32を介してプリンタドライバ33のグラフィクス部34へ送られる。
そして、グラフィクス部34で印刷データが作成された後は、スプールファイルとして保持されることなく、スプーラ35,ポートモニタ38を介してプリンタ50へ送られて印刷される。
上記プリンタドライバ33がGDI32から取得できる主な描画データには、図8に示すように、ビットマップ(Bitmap)データ,アウトライン(Outline)データ,フォント(Font)データがある。
また、印刷時に描画データを変倍してラスタライズ(ビットマップ化)する処理には、ラスタライザ法,プリンタプロセッサ法,ビットマップ法,アウトライン法などがある。
ラスタライザ法は、図9に示すように、プリンタ50にラスタライザ51が搭載されている場合、PC30から印刷データとしてフォントデータと変倍情報を受け取り、ラスタライザ51で変倍とラスタライズを行う。また、PC30のプリンタドライバ33にラスタライザが搭載されている場合は、PC30側で変倍とラスタライズを行う。
このラスタライザ法のメリットは、文字を綺麗に印刷できることであり、一方のデメリットは、PC30又はプリンタ50の少なくとも一方にラスタライザが必要であることである。
次に、プリントプロセッサ法は、図10に示すように、プリンタプロセッサ37のEMFデータ変倍部39で、スプールファイルのEMFデータを変倍してラスタライズする。図中では、0.5倍に変倍した場合のデータの流れを示している。
このプリントプロセッサ法のメリットは、文字を綺麗に印刷できることであり、一方のデメリットは、RAWスプール時には変倍ができないことである。
次に、ビットマップ法は、図11に示すように、PC30のプリンタドライバ33のグラフィックス部34に設けたビットマップ変倍部40が、GDI32からビットマップデータと変倍情報を受け取り、ビットマップデータを変倍する。
このビットマップ法のメリットは、小さな文字を綺麗に変倍することができることであり、一方のデメリットは、大きな文字は文字の輪郭にギザギザが目立って綺麗に変倍できないことである。
次に、アウトライン法は、図12に示すように、PC30のプリンタドライバ33のグラフィックス部34にアウトラインデータ変倍部41とアウトライン−ビットマップデータ変換部42を設け、アウトラインデータ変倍部41が、GDI32からアウトラインデータと変倍情報を受け取るとアウトラインデータを変倍し、その後、アウトライン−ビットマップデータ変換部42でアウトラインデータからビットマップデータに変換(ラスタライズ)を行う。
このアウトライン法のメリットは、大きな文字を綺麗に変倍することできることであり、一方のデメリットは、小さな文字は潰れる可能性があり、綺麗に変倍できないことがあることである。
さらに、ラスタライズについては、上述の各法の他に、GDIに実際と異なる解像度を設定し、変倍後のビットマップデータを取得する情報処理装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
また、PCでグラフィックコマンドのラスタライズをする際に負荷分散する情報処理装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、上述した従来のGDIに実際と異なる解像度を設定し、変倍後のビットマップデータを取得する情報処理装置では、印刷速度が遅くなる。
また、PCでグラフィックコマンドのラスタライズをする際に負荷分散する情報処理装置では、情報処理装置のドライバにラスタライザが搭載されていなければ実施できない。
そして、従来のいずれの情報処理装置でも、高スペックの情報処理装置が低スペックのプリンタで印刷する際にプリンタ側で描画データをラスタライズしてしまって印刷速度が遅くなったり、低スペックの情報処理装置が高スペックのプリンタで印刷する際に情報処理装置側でラスタライズしてしまって印刷速度が遅くなるという問題があった。
図13は、従来の各ラスタライズ方式の問題点を一覧で示す図である。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、印刷時に情報処理装置とプリンタの性能に応じて処理負荷を分散し、印刷データの変倍時のラスタライズを高速に行えるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、印刷データを変倍する変倍手段と、印刷データをラスタライズするラスタライズ手段と、上記変倍手段の変倍と、上記ラスタライズ手段のラスタライズの性能情報とを測定する測定手段と、印刷させるプリンタにおける印刷データの変倍と、印刷データのラスタライズの性能情報とを取得する取得手段と、上記測定手段によって測定した性能情報と上記取得手段によって取得した性能情報とに基づいて、印刷データを変倍してラスタライズしたときの処理速度が最も速くなるように、印刷データのデータ形式を選択し、印刷データの変倍とラスタライズを、それぞれ自装置とプリンタのいずれで行わせるかを選択する制御手段を備えた情報処理装置を提供する。
また、上記ラスタライズの性能情報を、フォントデータ又はアウトラインフォントデータのデータ形式の印刷データをラスタライズしたときの速度値にするとよい。
さらに、上記変倍手段を、ビットマップフォントデータ,アウトラインフォントデータ,又はフォントデータのデータ形式の印刷データを変倍する手段にするとよい。
また、コンピュータに、上述の情報処理装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラムを提供する。
さらに、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
この発明による情報処理装置は、印刷時に情報処理装置とプリンタの性能に応じて処理負荷を分散し、印刷データの変倍時のラスタライズを高速に行えるようにすることができる。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータに、印刷時に情報処理装置とプリンタの性能に応じて処理負荷を分散し、印刷データの変倍時のラスタライズを高速に行えるようにするための機能を実現させることができる。
さらに、この発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに上記プログラムを容易に導入することができる。
この発明の情報処理装置の実施例であるPCとプリンタの機能構成を示すブロック図である。 図1に示すPCにおける性能付きデータ選択処理のフローチャート図である。 プリンタ側の速度値の一例を示す図である。 PC側の速度値の一例を示す図である。 ヒンティングを用いた場合と用いなかった場合のラスタライズ結果の一例を示す図である。
RAWスプールによるウィンドウズプリンティングシナリオの説明図である。 EMFスプールによるウィンドウズプリンティングシナリオの説明図である。 グラフィクス部がGDIから取得できる主なデータの説明図である。 従来のプリンタ又はPCのプリンタドライバにラスタライザを搭載して変倍とラスタライズを行うラスタライザ法の説明図である。 従来のPCのプリンタプロセッサで変倍とラスタライズを行うプリントプロセッサ法の説明図である。
従来のPCのプリンタドライバでビットマップデータを変倍するビットマップ法の説明図である。 従来のPCのプリンタドライバでアウトラインデータの変倍とラスタライズを行うアウトライン法の説明図である。 従来の各ラスタライズ方式の問題点を一覧で示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1は、この発明の情報処理装置の実施例であるPC1とプリンタ2の機能構成を示すブロック図である。この図では、印刷時にデータの形式を選択して変倍及びラスタライズする処理に係る各機能部のみを示しており、その他の部分については図示と説明を省略している。
このPC1は、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現される図示を省略した制御部が、書き換え可能なROMに格納されたこの発明に係るプログラムを、読み書き可能なRAMを作業領域として実行することにより、GDI10,プリンタドライバ11の各機能を実現している。また、この発明に係るプログラムを、CD,DVDを含む記録媒体に記録し、図示を省略した読取装置によってPC1内にインストールしたり、同じく図示を省略したネットワーク上の他のPCからこの発明に係るプログラムをダウンロードしてインストールしたりすることも可能である。
GDI10は、図6,図7で示した機能の他、印刷データをビットマップデータ,アウトラインデータ,フォントデータの各データ形式でデータ形式選択部14へ出力すると共に、その変倍情報を送る。また、予めROMに格納されているプリンタ2の性能として印刷データの変倍とラスタライズの速度値を読み出して取得し、あるいは、プリンタ2に直接問い合わせて上記速度値を取得し、データ形式選択部14へ送る。すなわち、印刷させるプリンタにおける印刷データの変倍と、印刷データのラスタライズの性能情報とを取得する取得手段の機能に相当する。
PC速度計測部13は、PC1の性能として印刷データの変倍とラスタライズの速度値を計測する。すなわち、変倍手段の変倍と、ラスタライズ手段のラスタライズの性能情報とを測定する測定手段の機能に相当する。
なお、この実施例のPC1は、印刷データをラスタライズするラスタライズ手段を備えていない場合を示しており、この場合、PC速度計測部13は、PC1側のラスタライズの性能情報は測定しないが、PC1がラスタライズ手段を備えている場合は、そのラスタライズ手段のラスタライズの性能情報を測定する。
データ形式選択部14は、GDI10から、変倍情報を取得し、適切な形式のデータがビットマップデータかアウトラインデータかフォントデータかを選択し、適切な形式のデータを取得する。
すなわち、測定手段によって測定した性能情報と取得手段によって取得した性能情報とに基づいて、印刷データを変倍してラスタライズしたときの処理速度が最も速くなるように、印刷データのデータ形式を選択し、印刷データの変倍とラスタライズを、それぞれ自装置とプリンタのいずれで行わせるかを選択する制御手段の機能に相当する。
ビットマップデータ変倍部15は、データ形式選択部14からビットマップデータと変倍情報を受け取り、その変倍情報に基づいてビットマップデータを変倍して変倍後のビットマップデータを作成する。
アウトラインデータ変倍部16は、データ形式選択部14からアウトラインデータと変倍情報を受け取り、その変倍情報に基づいてアウトラインデータを変倍して変倍後のアウトラインデータを作成する。
一方、プリンタ2は、図示を省略したビットマップデータを用紙に印刷する機能部と、アウトライン−ビットマップデータ変換部20とラスタライザ21を備えている。
アウトライン−ビットマップデータ変換部20は、PC1のアウトラインデータ変倍部16から受け取った変倍後のアウトラインデータをビットマップ化し、変倍後のビットマップデータを作成する。このビットマップ化ではフォントのヒンティング情報を用いずに行う。
ラスタライザ21は、PC1のデータ形式選択部14からフォントデータと変倍情報を受け取り、その変倍情報に基づいてフォントデータを変倍し、その変倍後のフォントデータをラスタライズし、変倍後のビットマップデータを作成する。このラスタライズ(ビットマップ化)では、文字コード,文字サイズ,文字データを用いる。また、フォントのヒンティング情報も用いる。なお、ビットマップデータを持つ大きさのフォントが指定された場合には、そのビットマップデータを用いたりすることもできる。
上記ビットマップデータ変倍部15,上記アウトラインデータ変倍部16が、PC1側の印刷データを変倍する変倍手段の機能に相当し、上記ラスタライザ21が、プリンタ2側の印刷データを変倍する変倍手段の機能に相当する。
また、上記アウトライン−ビットマップデータ変換部20,上記ラスタライザ21が、プリンタ2側の印刷データをラスタライズするラスタライズ手段の機能に相当する。
次に、このPC1における性能付きデータ選択処理について説明する。
図2は、図1に示すPC1における性能付きデータ選択処理のフローチャート図である。
PC1のデータ形式選択部14は、ステップ(図中「S」で示す)1で、PC1とプリンタ2の性能情報を取得する性能情報取得処理を実行する。この性能情報取得処理では、PC速度計測部13で計測されたPC1の変倍処理とラスタライズ処理のそれぞれの速度性能を示す速度値を取得し、GDI10からプリンタ2の変倍処理とラスタライズ処理のそれぞれの速度性能を示す速度値を取得する。
上記速度値として、例えば、PC速度計測部13から、アウトラインデータの変倍速度を示す「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」と、ビットマップデータの変倍速度を示す「PCのビットマップ(データ)変倍速度値」とを取得し、GDI10から、プリンタ2のアウトラインデータのラスタライズ速度を示す「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」と、プリンタ2のフォントデータのラスタライズ速度を示す「プリンタのフォント(データ)ラスタライズ速度値」とを取得する。
ステップ2で、「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」<「プリンタのフォント(データ)ラスタライズ速度値」か否かを判断する。
ステップ2の判断で「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」<「プリンタのフォント(データ)ラスタライズ速度値」なら、ステップ6で、GDI10から受け取ったビットマップデータ,アウトラインデータ,フォントデータの中から、データ形式としてフォントデータを選択し、フォントデータと共に変倍情報をプリンタ2へ送って、この処理を終了する。この場合、プリンタ2で、ラスタライズ21が変倍情報に基づいてフォントデータを変倍してビットマップ化し、変倍後のビットマップデータに基づいて印刷する。
一方、ステップ2の判断で、「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」<「プリンタのフォント(データ)ラスタライズ速度値」でなければ、ステップ3で、「PCのビットマップ(データ)変倍速度値」<「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」か否かを判断する。
ステップ3の判断で、「PCのビットマップ(データ)変倍速度値」<「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」でなければ、ステップ5で、GDI10から受け取ったビットマップデータ,アウトラインデータ,フォントデータの中から、データ形式としてビットマップデータを選択し、ビットマップデータと共に変倍情報をビットマップデータ変倍部15へ送り、ビットマップデータ変倍部15は、変倍情報に基づいてビットマップデータを変倍し、変倍後のビットマップデータをプリンタ2へ送って、この処理を終了する。この場合、プリンタ2で、変倍後のビットマップデータに基づいて印刷する。
一方、ステップ3の判断で、「PCのビットマップ(データ)変倍速度値」<「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」なら、ステップ4で、GDI10から受け取ったビットマップデータ,アウトラインデータ,フォントデータの中から、データ形式としてアウトラインデータを選択し、アウトラインデータと共に変倍情報をアウトラインデータ変倍部16へ送り、アウトラインデータ変倍部16は、変倍情報に基づいてアウトラインデータを変倍し、変倍後のアウトラインをプリンタ2へ送って、この処理を終了する。この場合、プリンタ2で、アウトライン−ビットマップデータ変換部20が変倍後のアウトラインデータをビットマップ化し、変倍後のビットマップデータに基づいて印刷する。
次に、上記データ形式の選択例を具体的な速度値を用いて説明する。
図3はプリンタ2側の速度値の一例を示す図であり、図4はPC1側の速度値の一例を示す図である。
図3,図4に示す各速度値に基づいて、(PCのアウトラインデータ変倍速度値)=50,(プリンタのアウトラインデータラスタライズ速度値)=150,(プリンタのフォントデータラスタライズ速度値)=300の場合、上記ステップ2での判断は、「PCのアウトライン(データ)変倍速度値」+「プリンタのアウトライン(データ)ラスタライズ速度値」=200<「プリンタのフォント(データ)ラスタライズ速度値」=300となり、上記ステップ6でフォントデータが選択されて、プリンタ2で変倍とラスタライズが行われる。この場合、プリンタ2側の処理能力の方が変倍とラスタライズを高速に行えると判断したためである。
このようにして、印刷データの変倍時のラスタライズを高速に行い、印刷までの速度も早めることができる。
次に、上記アウトライン−ビットマップデータ変換部20におけるビットマップ化では、例えば、文字「目」の横線の間隔が等間隔にならない等の問題が発生する。
図5の(a)と(b)は、アルファベットの大文字A〜Iと、小文字a〜iについて横線の間隔が等間隔にならない例を示している。
そこで、上記アウトライン−ビットマップデータ変換部20におけるビットマップ化において、「ヒンティング」を用いることにより、変換後の結果が、横線の間隔が等間隔になるようにすれば印字品質を向上させることができる。
ヒンティングについては、公知なので詳しい説明を省略するが、「○○と××の幅を同じにする」という情報を持っていて、アウトラインデータをビットマップデータに変換する際に、その情報に基づいて文字の横線の間隔を等間隔にしている。なお、このヒンティングを用いて文字をラスタライズするにはライセンス契約が必要である。
図5の(c)と(d)は、アルファベットの大文字A〜Iと、小文字a〜iについて、それぞれヒンティング用いてラスタライズした結果、横線の間隔が等間隔になっている例を示している。
この実施例によれば、GDIから取得できる文字データのうち、ビットマップデータ、アウトラインデータ、フォントデータの3つのデータのラスタライズを、PC側とプリンタ側の適切な側で行うことにより、高速に文字の変倍時のラスタライズをすることができる。したがって、印刷速度をあげることができる。
なお、上述の実施例では、PC側にビットマップデータの変倍手段とアウトラインデータの変倍手段を備え、プリンタ側にアウトラインデータとフォントデータのラスタライザを備えた場合について説明したが、それらの各手段がPC側とプリンタ側のいずれかに設けられていたり、両者に設けられている場合でも、上述と同様にして、PC側とプリンタ側の速度値に基づいて変倍とラスタライズを高速に行えるように、データ形式の選択と変倍又はラスタライズをPC側とプリンタ側の何れで行うかを選択することができる。
この発明による情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、デスクトップパソコン,ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。
1,30:PC 2,50:プリンタ 10,32:GDI 11,33:プリンタドライバ 12,34:グラフィックス部 13:PC速度計測部 14:データ形式選択部 15,40:ビットマップデータ変倍部 16,41:アウトラインデータ変倍部 20,42:アウトライン−ビットマップデータ変換部 21,51:ラスタライザ 31:アプリケーション 35:スプーラ 36:スプールファイル 37:プリンタプロセッサ 38:ポートモニタ 39:EMFデータ変倍部
特開2007−025971号公報 特開2007−87392号公報

Claims (5)

  1. 印刷データを変倍する変倍手段と、
    印刷データをラスタライズするラスタライズ手段と、
    前記変倍手段の変倍と、前記ラスタライズ手段のラスタライズの性能情報とを測定する測定手段と、
    印刷させるプリンタにおける印刷データの変倍と、印刷データのラスタライズの性能情報とを取得する取得手段と、
    前記測定手段によって測定した性能情報と前記取得手段によって取得した性能情報とに基づいて、印刷データを変倍してラスタライズしたときの処理速度が最も速くなるように、印刷データのデータ形式を選択し、印刷データの変倍とラスタライズを、それぞれ自装置とプリンタのいずれで行わせるかを選択する制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ラスタライズの性能情報は、フォントデータ又はアウトラインフォントデータのデータ形式の印刷データをラスタライズしたときの速度値であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記変倍手段は、ビットマップフォントデータ,アウトラインフォントデータ,又はフォントデータのデータ形式の印刷データを変倍する手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. コンピュータに、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラム。
  5. 請求項4記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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