JP2011039731A - 仮想空間利用型機器制御システム、現実空間制御システム、及び仮想空間利用型機器制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
仮想空間利用型機器制御システム1は、現実空間に配置された現実機器61、62に対応する仮想機器71、72を仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置するものであって、仮想機器71、72に対する制御が行われた場合に当該制御の内容を特定する制御データを出力する仮想空間制御システム10と、この仮想空間制御システム10から出力された制御データに基づいて、現実機器61、62を制御する現実空間制御システム20とを備える。
【選択図】図1
Description
このことにより、現実空間に配置するハードウェアを極力簡易化しつつ、現実機器に対する高度で複雑な制御を行うことが可能となる。
また、ソフトウエア主体の制御システムは機能の変更や組替えが簡単であるため、現実機器の追加や変更にも容易に対応することが可能となる。
特に、ソフトウエア主体の制御システムによって現実機器の連携制御を行うことができるので、現実機器におけるハードウェア的なインターフェースや機構の相違を吸収することができ、従来のハードウェア主体の制御システムでは困難であった様々な機器の連携制御を比較的容易に実現することが可能となる。
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、仮想空間制御システムと現実空間制御システムの通信を、HTTP通信とXML−RPC通信で行う形態である。
実施の形態1に係る仮想空間利用型制御(以下「本制御」)の概要について説明する。本制御は、各種の制御対象機器を制御することを目的とする。制御対象機器の具体的な種類や構成は、特記する場合を除いて任意であり、建物の内部に配置された機器(例えば、屋内照明機器、空調機器、防犯若しくは防火設備、又はエレベータやエスカレータ等の建築付帯機械機器、テレビや冷蔵庫等の家電、あるいはコンピュータ)、建物の外部に配置された機器(例えば、屋外照明機器)、あるいは建物と直接的な関連性を持たない機器(例えば、携帯電話、携帯用ゲーム機、自動車)を含む。以下では、建物の内部に配置された空調機器と照明機器を制御する場合について説明する。
1)現実空間に配置されている制御対象機器(以下「現実機器」)に対応する仮想的な制御対象機器(以下「仮想機器」)を、仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置するステップ。
2)現実機器と仮想機器が相互に連動して動作することを可能にするステップ。
3)仮想機器を仮想空間におけるメッセージ(チャットシステム)によって制御するステップ。
4)仮想機器を相互に連携させるステップ。
ここで、仮想空間とは、コンピュータにて生成された仮想的な空間であり、代表的には、インターネット上に形成された電子的な3次元仮想空間(メタバース)である。この3次元仮想空間では、利用者が、直接的に又はアバター(利用者の仮想的な分身)を用いて間接的に、仮想機器を制御することができる。また、制御された仮想機器に連携して、他の仮想機器が制御される。このような3次元仮想空間を用いた場合には、仮想機器の場所(3次元的な位置)を利用者が容易に把握することができるので、仮想機器をツリー構造等の2次元構造で表示した場合に比べて、仮想機器を利用者が容易に特定して操作することが可能となる。ただし、仮想空間は、必ずしも3次元仮想空間には限定されず、例えば、2次元仮想空間を用いてもよい。また、2次元仮想空間を用いる場合において、3次元仮想空間に表現した場合と比べて欠落している次元(例えば高さ)を利用者の操作に応じて切替可能とすることで、2次元仮想空間において3次元の位置を把握するができるようにしてもよい。このような切替例としては、Google Map(登録商標)による表示縮尺の切替を挙げることができる。
現実機器に対応する仮想機器を仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置するとは、仮想空間内において利用者が仮想機器を「知覚できる状態にする」処理を意味しており、代表的には、現実空間における現実機器の位置及び外観を仮想空間に再現することであり、現実機器と同一の外観を持った仮想機器を、現実機器と同一の位置(例えば、現実建物に対する現実機器の相対的な位置や、複数の現実機器の相互間の位置)で仮想空間に表示することである。つまり、現実機器を含んだ現実空間をそのまま仮想的に反映させた仮想空間を生成することである。
実施の形態1に係る仮想空間利用型機器制御システム(以下「本システム」)の構成について説明する。図1は、本システムの電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。この図1に示すように、本システム1は、仮想空間制御システム10に対して、現実空間制御システム20をネットワーク30を介して通信可能に接続すると共に、利用者端末40をネットワーク50を介して通信可能に接続して構成されている。現実空間制御システム20には、現実建物60の内部に配置された現実機器61、62と現実センサ63、64が接続されている。
仮想空間制御システム10は、現実空間に配置された現実機器61、62に対応する仮想機器71、72を仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置する仮想空間制御手段である。この仮想空間制御システム10は、例えば、スペースサーバ11、複数のシミュレータ12、アセットサーバ13、XML−RPCサーバ14、HTTPサーバ15、及び仮想空間データベース16(以下、データベースを「DB」と称する)を備え、これら各部を図示しない通信機構を介して相互に通信可能に接続して構成されている。
現実空間制御システム20は、仮想空間制御システム10から出力された制御データに基づいて、現実機器61、62を制御する現実空間制御手段である。この現実空間制御システム20は、例えば、XML−RPCサーバ21、HTTPサーバ22、Webサーバ23、複数のドライバ24、25、及び現実空間DB26を備え、これら各部を図示しない通信機構を介して相互に通信可能に接続して構成されている。この現実空間制御システム20は、例えば、現実建物60の中央監視室に設置される。
利用者端末40は、利用者が、仮想空間制御システム10にログインし、仮想機器71、72を制御することで現実機器61、62を制御する装置である。この利用者端末40は、例えば、公知のパーソナルコンピュータと同様に構成することができるので、その構成についての詳細な説明は省略するが、少なくとも、仮想空間制御システム10との間において各種操作や表示を行うための機能(以下「Viewer」)41と、操作内容を入力する入力装置(例えばマウス及びキーボード)42と、仮想空間及び当該仮想空間の内部に表現されたオブジェクトを表示する表示装置(例えば液晶モニタ)43を備える。
ネットワーク30、50としては、インターネットや次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)の他、仮想空間制御システム10に対して、現実空間制御システム20や利用者端末40を通信可能に接続可能な任意のネットワークを用いることができる。なお、図1では、便宜上、仮想空間制御システム10と現実空間制御システム20を接続するネットワーク30と、仮想空間制御システム10と利用者端末40を接続するネットワーク50を別々のものとして図示しているが、共通のネットワークを用いてもよい(図3において同じ)。
現実機器61、62の具体的な種類や構成は上述の通り任意であるが、ここでは、現実機器61は現実建物60の内部に配置された空調機器であり、この空調機器をドライバ24からの制御情報によってON/OFF切替及び温度変更することで、現実建物60の内部の空調を行うことができる。また、現実機器62は現実建物60の内部に配置された照明機器であり、この照明機器をドライバ25からの制御情報によってON/OFF切替及び照度変更することで、現実建物60の内部の照明を行うことができる。
現実センサ63、64は、現実空間における各種の状態を検知して出力するものであり、その具体的な種類や構成は、現実機器61、62の種類や構成に応じて任意に決定することができる。ここでは、現実センサ63は、現実機器61によって空調された現実建物60の内部の温度を検知して出力する温度センサであり、現実センサ64は、現実機器62によって照明された現実建物60の内部の照度を検知して出力する照度センサであるものとする。
仮想空間は、上述のように、コンピュータ(ここでは、仮想空間制御システム10)にて生成された仮想的な空間である。この仮想空間は、仮想オブジェクトと共に、利用者端末40の表示装置43に表示されることにより、利用者に認識される。
仮想機器71、72は、仮想空間制御システム10にて生成された仮想的な機器である。仮想機器71は、現実機器61に対応するものとして表現されており、仮想機器72は、現実機器62に対応するものとして表現されている。すなわち、仮想空間には、現実機器61、62が配置された現実建物60も仮想的に表現されており、この現実建物60に対する現実機器61、62の相対的な位置が、仮想空間に仮想的に表現された仮想建物70に対する仮想機器71、72の相対的な位置として再現されており、現実機器61、62の相互間の相対的な位置が、仮想機器71、72の相互間の相対的な位置として再現されている。また、仮想機器71は現実機器61とほぼ同一の外観を備え、仮想機器72は現実機器62とほぼ同一の外観を備える。
仮想コントローラ73、74は、仮想空間制御システム10にて生成された仮想的なコントローラである。ここでは、仮想コントローラ73は、仮想機器71を操作するためのコントローラ(リモコン)として表現されており、仮想機器71のON/OFFを操作するためのON/OFFボタン、仮想機器71の温度を変更するための温度変更ボタン、及び現実センサ63にて検知された温度を表示する温度表示部を備える。仮想コントローラ74は、仮想機器72を操作するためのコントローラ(リモコン)として表現されており、仮想機器72のON/OFFを操作するためのON/OFFボタン、仮想機器72の照度を変更するための照度変更ボタン、及び現実センサ64にて検知された照度を表示する照度表示部を備える。
連携エージェント75は、仮想空間制御システム10にて生成された仮想的な連携制御手段である。ここでは、連携エージェント75は、仮想機器71、72を相互に連携するためのオブジェクトであり、仮想空間における仮想機器71、72の近傍位置において、任意の形状で配置されている。この連携エージェント75は、他の仮想オブジェクトと同様に構成することができ、利用者に認識可能に生成することもできるが、必ずしも認識可能とする必要はなく、例えば、透過オブジェクトとして構成することができる。
アバター76は、仮想空間制御システム10にて生成された仮想的なキャラクターである。ここでは、アバター76は、仮想機器71、72を制御する主体としての利用者を仮想的に表現したものである。なお、図1及び後述する図3においては、アバター76を人形で示しているが、犬、ネコ、石、箱、車、ロボット等の任意の外観で表現することができる。このアバター76は、他の仮想オブジェクトに対して、仮想空間制御システム10における取扱いに関しては厳密には異なるものであるが、後述するチャットによるメッセージを行う点に関しては共通する。
次に、このように構成された本システム1において行われる仮想空間利用型機器制御処理(以下「本処理」)について説明する。図2は、本処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。ここでは、本処理に先だって、仮想空間と仮想オブジェクトが公知の方法で生成されており、現実空間DB26には利用者等によって任意の方法で対応情報が格納されているものとする。なお、以下の処理では、最初に仮想機器71を制御し、この仮想機器71に連動して仮想機器72を制御するものとするが、この順番は逆であってもよく(この場合には、以下の説明中、仮想機器71を仮想機器72、仮想コントローラ73を仮想コントローラ74、「温度」を「照度」等と読み替えればよい)、あるいは、仮想機器71、72を同時に制御してもよい。
このように、本実施の形態1によれば、仮想機器71、72に対する制御を行うことで現実機器61、62を制御することが可能となるので、各現実機器61、62の制御を現実空間ではなく仮想空間においてソフトウエア主体の制御システムで実行可能とすることで、現実空間におけるハードウェアへの依存度を低減し、簡易な構成でより高度な機器制御機能を実現することができる。
このことにより、現実空間に配置するハードウェアを極力簡易化しつつ、現実機器61、62に対する高度で複雑な制御を行うことが可能となる。
また、ソフトウエア主体の制御システムは機能の変更や組替えが簡単であるため、現実機器61、62の追加や変更にも容易に対応することが可能となる。
特に、ソフトウエア主体の制御システムによって現実機器61、62の連携制御を行うことができるので、現実機器61、62におけるハードウェア的なインターフェースや機構の相違を吸収することができ、従来のハードウェア主体の制御システムでは困難であった様々な機器の連携制御を比較的容易に実現することが可能となる。
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、仮想空間制御システム10と現実空間制御システムの通信を、SLMSで行う形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
実施の形態2に係る仮想空間利用型機器制御システム(以下「本システム」)の構成について説明する。図3は、本システムの電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。この図3に示すように、本システム1は、図1とほぼ同様に構成されているが、現実空間制御システム20においては、XML−RPCサーバ21及びWebサーバ23に代えて、空間連動サーバ27とWebサーバ28が配置されている。また、仮想空間には、ロボット77が配置されている。
空間連動サーバ27は、利用者端末40のViewer41と同様に、仮想空間制御システム10との間においてSLMSによる通信を行うサーバである。Webサーバ28は、現実空間DB26に対する対応情報の登録を行うサーバである。
ロボット(又はボット(BOT))77は、仮想空間制御システム10にて生成された仮想的なエージェントであり、仮想機器71、72又は仮想コントローラ73と空間連動サーバ27との間の通信を中継する。このロボット77は、上述したアバタ−66と同様に構成することができ、利用者に認識可能に生成することもできるが、必ずしも認識可能とする必要はなく、例えば、不可視のアバタ−として構成することができ、あるいは、単なるプログラムとして生成される。ただし、このロボット77は、人によって操作されるものではなく、プログラムによって操作されるものである点において、アバター76と異なる。
次に、このように構成された本システムにおいて行われる仮想空間利用型機器制御処理(以下「本処理」)について説明する。図4は、本処理のフローチャートである。ただし、特記する処理を除く、SB1〜SB5は図2のSA1〜SA5とそれぞれ同じであり、SB8〜SB16は図2のSA6〜SA14にそれぞれ同じであるため、その説明を省略する。
このように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができ、さらに、後述の実施例3で実証したように、実施の形態1の場合よりも現実機器61、62の応答速度を向上させることができる。
次に、本願発明者による実装実験の結果について説明する。この実験では、実施の形態1で説明したシステム構成を採用し、現実機器として1台の照明器具のみを用意し、この照明器具を仮想空間を介して制御できることを実証した。照明器具は、無線LAN(IEEE 802.11b)内蔵のLEDテーブルライトであり、TCP/IPプロトコルに対応し、PORT番号80に対してGET或いはPOST命令でデータを送信すると、LEDライトが動作するものである。照明器具に対して送信するデータは、URL文字コードで、RGB色空間と色の変わる速度を秒単位で指定する仕様とした。
本制御を用いると、制御信号が物理的に長距離のネットワークを経由してから現実機器に到達することになるため、現実機器を操作する上での反応速度が懸念材料になる。これを検証するために、本願発明者は、照明器具の遠隔操作を想定した応答速度計測実験を行った。
(1)照明器具(上記実施例1の照明器具に同じ)
CPU:SH2/SH7084、80MHz
メモリ:32Mバイト
OS:MES(Micro Embedded System)2.4
ネットワーク:USB無線LANアダプタ
(2)ドライバ
CPU:Pentium(登録商標)3、800MHz
メモリ:256Mバイト
OS:Vine Linux 3.2
(3)現実空間DB
MySQL 4.0
(4)Webサーバ
Apache2.0 + Perl 5.8
(5)仮想空間(SL内に設定した土地区画)
Private SIM(TAKENAKA RDI)
設置場所: 米国
さらに、本願発明者は、上記の応答速度評価1の応答時間の短縮を目的として、二種類の通信方式を実装して実験を行った。一つ目の通信方式(以下「通信方式A」)は、実施の形態1で説明したシステム構成による通信方式であり、HTTP通信及びXML−RPC通信を組み合わせた方式である。2つ目の通信方式(以下「通信方式B」)は、実施の形態2で説明したシステム構成による通信方式であり、SLMSによる方式である。通信方式A、Bは、同じ機材と回線で実装した。
以上、実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、本実施の形態で自動的に行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を手動で行っても良く、逆に、手動で行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を公知技術または上述した思想に基づいて自動化しても良い。また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、現実空間制御システム20を構成する各サーバは、実際には一つのサーバ装置内にプログラムによって生成することが可能である。あるいは、図1におけるWebサーバ23の機能をHTTPサーバ22に包含することで当該Webサーバ23を省略したり、図3におけるWebサーバ28の機能をHTTPサーバ22に包含することで当該Webサーバ28を省略してもよい。この他、前記文書中や図面中で示した処理手順、または、制御手順については、特記する場合を除いて任意に変更できる。
現実センサによる検出結果を利用する方法としては、上記説明した方法以外にも各種の方法を採用することができる。例えば、仮想空間には、仮想オブジェクトとしての仮想センサを配置し、利用者が仮想空間の仮想機器を操作して温度や照度を変更した場合、当該変更後の温度や照度を仮想センサで検出し、当該検出結果を上記と同様のメッセージによって現実空間制御システムに送信し、現実センサにて検出される現実空間の温度や照度が、仮想センサで検出されたものと同じ温度や照度になるように、Webサーバ及びドライバを介して現実機器を制御してもよい。
上記説明では、仮想機器を制御することで現実機器を制御しているが、現実機器を制御することで仮想機器を制御してもよい。このような制御は、上記説明した制御とほぼ逆の手順にて行うことができ、例えば、利用者が現実機器を制御した場合には、この現実機器の現実機器IDと制御内容を現実機器から現実空間制御システムに送信し、現実機器IDに対応する仮想機器IDと制御内容を現実空間制御システムから仮想空間制御システムに送信し、仮想空間制御システムでは、仮想機器IDにて特定される仮想機器に対して、制御内容を含んだメッセージを出力することで仮想機器を制御する。
実施の形態2で説明した仮想機器等の登録処理(具体的には、図4のSB6、SB7に関する処理)は、仮想空間利用型機器制御処理の起動前に事前に実行するようにしてもよい。その他、仮想空間利用型機器制御処理における各処理は、その処理機能が維持できる限りにおいて、上記説明とは異なる順序で実行することができる。
10 仮想空間制御システム
11 スペースサーバ
12 シミュレータ
13 アセットサーバ
14 XML−RPCサーバ
15 HTTPサーバ
16 仮想空間データベース
20 現実空間制御システム
21 XML−RPCサーバ
22 HTTPサーバ
23、28 Webサーバ
24、25 ドライバ
26 現実空間DB
27 空間連動サーバ
30、50 ネットワーク
40 利用者端末
41 Viewer
42 入力装置
43 表示装置
60 現実建物
61、62 現実機器
63、64 現実センサ
70 仮想建物
71、72 仮想機器
73、74 仮想コントローラ
75 連携エージェント
76 アバター
Claims (5)
- 現実空間に配置された現実機器に対応する仮想機器を仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置するものであって、前記仮想機器に対する制御が行われた場合に当該制御の内容を特定する制御データを出力する仮想空間制御手段と、
前記仮想空間制御手段から出力された制御データに基づいて、前記現実機器を制御する現実空間制御手段と、
を備える仮想空間利用型機器制御システム。 - 前記仮想空間制御手段は、前記仮想空間の内部における前記仮想機器から所定範囲以内の位置において仮想的に発話された内容に基づいて、当該仮想機器に対する制御を行うと共に、前記制御データの出力を行う、
請求項1に記載の仮想空間利用型機器制御システム。 - 前記仮想空間制御手段は、前記仮想機器に対する制御が行われた場合に、当該制御の内容に基づいて、当該仮想機器と連携制御すべき他の仮想機器の連携制御内容を特定し、当該特定した連携制御内容に基づいて当該他の仮想機器を制御する、
請求項1又は2に記載の仮想空間利用型機器制御システム。 - 現実空間に配置された現実機器に対応する仮想機器を仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置する仮想空間制御手段であって、前記仮想機器に対する制御が行われた場合に当該制御の内容を特定する制御データを出力する仮想空間制御手段に対して、通信可能に接続された現実空間制御システムであって、
前記仮想空間制御手段から出力された制御データに基づいて、前記現実機器を制御する現実空間制御手段、
を備える現実空間制御システム。 - コンピュータを、
現実空間に配置された現実機器に対応する仮想機器を仮想空間の内部において利用者が認識可能となるように配置するものであって、前記仮想機器に対する制御が行われた場合に当該制御の内容を特定する制御データを出力する仮想空間制御手段と、
前記仮想空間制御手段から出力された制御データに基づいて、前記現実機器を制御する現実空間制御手段と、
して機能させる仮想空間利用型機器制御プログラム。
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