JP2011036399A - 乳房撮影システム - Google Patents

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慎太郎 村岡
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Abstract

【課題】プレ撮影により得られるX線画像の解析精度の向上を図る。
【解決手段】乳房撮影システムは、X線を照射するX線源と、照射されたX線に応じて電気信号を生成する変換素子が2次元状に配置され、当該変換素子により生成された電気信号を画像信号として読み取るX線検出器と、本撮影時と本撮影に先立って行われるプレ撮影時の前記X線検出器による画像信号の読取条件を決定する制御部と、を備え、前記制御部は、プレ撮影時の画像信号の読取ゲインを、本撮影時よりも大きい読取ゲインに決定する(ステップP1)。
【選択図】図5

Description

本発明は、乳房撮影システムに関する。
乳房撮影を行う撮影装置にフィルムやCRプレートを内蔵するカセッテを用いる場合、一般的にカセッテの後方(X線が入射する面と反対側)にAEC(Automatic Exposure Control;自動露出制御装置)が設けられている。AECによって照射するX線量を調整し、X線量過多による被写体の被曝量増加や、X線量不足によるX線画像の画質低下を防止する。
しかし、撮影にX線検出器としてFPD(Flat Panel Detector)を用いる場合、カセッテと違いX線が透過しないため、リアルタイムにX線照射量を検知するAECセンサを、FPDの他に別途設けることができない。そのため、X線照射量の制御をリアルタイムに行うことができない。
これに対し、本撮影の前にプレ撮影を行って、プレ撮影により得られたX線画像を解析しX線照射量を調整する方法が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特表昭63−500625号公報 特許第3711160号
被写体となる乳房は乳腺の領域が最もX線が透過しにくいため、この乳腺領域の信号値の解析が行われ、本撮影時のX線照射量が調整される。しかしながら、患者の被曝量を抑えるためにも、プレ撮影時のX線照射量は本撮影時よりも非常に少量のX線照射量に設定される。X線照射量が小さいため、プレ撮影によって得られるX線画像は全体的に低信号値であり、信号(濃度)分解能が低く、被写体によっては解析が困難になる場合がある。
プレ撮影によるX線画像の解析精度を上げるため、プレ撮影時のX線照射量を増やすことが考えられるが、プレ撮影による患者の被曝量増加は避けたい。
また、上記特許文献2によれば、プレ撮影により得られたX線画像を、本撮影により得られたX線画像に加算して合成し、信号値が大きいX線画像を得るようにしている。この方法の場合、プレ撮影時のX線画像の信号値が小さいと、合成したX線画像は信号成分の増加分よりノイズ成分の増加分が大きく、S/Nが劣化しムラが生じやすくなるという問題がある。
本発明の課題は、プレ撮影により得られるX線画像の解析精度の向上を図ることである。
請求項1に記載の発明によれば、
X線を照射するX線源と、
照射されたX線に応じて電気信号を生成する変換素子が2次元状に配置され、当該変換素子により生成された電気信号を画像信号として読み取るX線検出器と、
本撮影時と本撮影に先立って行われるプレ撮影時の前記X線検出器による画像信号の読取条件を決定する制御部と、を備え、
前記制御部は、プレ撮影時の画像信号の読取ゲインを、本撮影時よりも大きい読取ゲインに決定する乳房撮影システムが提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
前記X線源と前記X線検出器間に設けられる被写体台を備え、
プレ撮影時は前記X線検出器を前記被写体台に密着させ、本撮影時は前記X線検出器と前記被写体台を離間させる請求項1に記載の乳房撮影システムが提供される。
本発明によれば、プレ撮影により得られたX線画像の濃度分解能を上げ、X線画像の解析精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る乳房撮影システムを示す図である。 位相コントラスト撮影により得られるエッジの強調効果を説明する図である。 X線検出器の画像信号の読取に係る回路構成の一部を示す図である。 コントローラの機能的構成を示す図である。 X線撮影時の乳房撮影装置及びコントローラの処理の流れを示すフローチャートである。 X線画像の信号値のヒストグラムである。 X線画像に含まれる各領域を示す図である。 (a)小さい読取ゲインにより読み取られたX線画像例である。(b)(a)のX線画像中に示す矩形領域内の信号値のヒストグラムである。 (a)大きい読取ゲインにより読み取られたX線画像例である。(b)(a)のX線画像中に示す矩形領域内の信号値のヒストグラムである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る乳房撮影システムを示す。
乳房撮影システムは、乳房を対象としてX線撮影を行い、乳房を被写体とするX線画像を生成する。
図1に示すように、乳房撮影システムは、X線撮影を行う乳房撮影装置1と、X線撮影に係る制御及び得られたX線画像の処理を行うコントローラ3と、を備えて構成されている。
乳房撮影装置1は、撮影部11、本体部12を備えている。撮影部11は回転軸を介して本体部12に設けられた支柱13に取り付けられ、支柱13の長さ方向に沿って昇降可能であるとともに、回転軸を中心に回転可能である。撮影部11はアーム20とアーム20の下部に設けられた支軸17とからなり、アーム20にX線源14、圧迫板15、被写体台16を備えている。支軸17には支軸17に設けられたホルダ19にX線検出器18が取り付けられている。
乳房撮影装置1は、密着撮影と位相コントラスト撮影の何れも可能である。
密着撮影は、被写体とX線検出器18を密着させた状態で撮影する方法である。密着撮影時、X線検出器18は被写体台16のすぐ下に密着するように配置される。
位相コントラスト撮影は、被写体とX線検出器18間を離間させる拡大撮影の1種である。位相コントラスト撮影によれば、X線源14から照射するX線の焦点径を所定の大きさとし、X線源14と被写体間の距離R1(m)、被写体とX線検出器18間の距離R2(m)を所定の距離とすることにより、X線画像において被写体のエッジが強調される効果を得ることができる。エッジの強調効果は、図2に示すように、X線が被写体を透過する際に被写体の辺縁付近でX線が屈折し、被写体の辺縁内側のX線密度が疎になり、被写体の辺縁外側は被写体を透過しないX線と重なってX線密度が密となることによる。
位相コントラスト撮影における撮影条件は、種々提案されている。例えば、特開2001−91479号公報にも記載されているように、焦点径D(μm)が30〜500μm程度の小焦点のX線管を用い、距離R1をR1≧(D−7)/200とすることができる。位相コントラスト撮影時、X線検出器18は被写体台16と所定距離だけ離間するように配置される。詳細な撮影条件は、乳房撮影装置1で実際に使用できる焦点径や乳房撮影装置1の大きさ、所望の拡大率(R1+R2)/R1等から適宜決定すればよい。
X線源14はX線管によりX線を発生して照射する。X線源14は焦点径が異なる少なくとも2つの焦点を持つX線管を備え、X線の照射条件の設定に従って異なる焦点径の焦点を切り替えて使用する。
焦点径が異なる焦点とは、例えば密着撮影用の焦点、密着撮影用よりも小さい焦点径を持つ位相コントラスト撮影用の焦点である。密着撮影用の焦点は一般に300μm程度の焦点径のものが用いられ、位相コントラスト撮影用の焦点は一般に100μm程度の小さい焦点径のものが用いられる。焦点径は、スリット法や点線源法のように規格化された測定方法によって求められる。規格としてはJISのZ4102、Z4704、IEC60336等が挙げられ、何れの規格によって測定してもよい。
X線源14の照射口付近には、図示しないコリメータが設けられている。コリメータには、X線の照射野を調整する絞りが開閉自在に設けられている。
また、X線源14は複数種類のフィルタを備え、撮影毎にフィルタを交換して用いることができる。
圧迫板15は、被写体である乳房を上部から圧迫して位置を固定する。乳房の圧迫により、乳腺構造を広げ病変を見やすくするとともに、患者の被曝量を低減し、体動によるボケの発生を最小限に抑えることができる。圧迫板15は、アーム20の長さ方向に昇降自在に設けられ、高さ位置を調整することができる。
被写体台16は、被写体である乳房を下部から保持する。被写体の乳房の位置に合わせてアーム20を昇降することにより、被写体台16の高さ位置を調整することができる。また、アーム20を回転することにより、被写体台16を回転させて、撮影方向を調整することができる。
X線検出器18は、照射されたX線に応じて電気信号を生成する変換素子が2次元状に配置され、当該変換素子により生成された電気信号を画像信号として読み取り、出力する。ホルダ19は支軸17の長さ方向に沿って昇降自在に支軸17に設けられるので、ホルダ19を昇降することにより、X線検出器18の高さ位置を調整することができる。X線検出器18の位置が密着撮影位置に設定された場合、ホルダ19は支軸17の上方向に移動され、X線検出器18と被写体台16とが密着する位置に設置される。また、位相コントラスト撮影位置に設定された場合、ホルダ19は支軸17の下方向に移動され、X線検出器18と被写体台16間が所定の距離となる位置に設置される。
X線検出器18としてはFPDを用いることができる。FPDには、アモルファスセレンにより検出されたX線を直接的に電気信号に変換する直接変換型、シンチレータによって検出されたX線を光電変換素子により電気信号に変換する間接変換型があるが、何れを用いてもよい。
直接変換型は、アモルファスセレンの熱蒸着により、100〜1000(μm)の膜圧のセレン膜がガラス上に形成されている。2次元上に配置された薄膜トランジスタ(TFT)のアレイ上にアモルファスセレン膜と電極が蒸着される。アモルファスセレン膜がX線を吸収するとき、電子正孔対の形で物質内に電圧が遊離され、電極間の電圧信号がTFTにより読み取られる。
間接変換型は、光電変換素子がTFTとともに2次元状に配置されて各画素を構成する。光電変換素子が配置されたプレート上には、CsIやGdS等のシンチレータプレートが配置される。X線検出器18に入射したX線はシンチレータプレートに吸収され、シンチレータプレートが発光する。この発光した光により、各光電変換素子に電荷が蓄積され、蓄積された電荷は電気信号として読み出される。
X線検出器18は、X線画像の読取条件の設定に従って、画像信号を読み取る際の読取ゲインを変更することができる。
図3は画像信号の読み取りに係る回路構成の一部を示す図である。当該回路構成は間接変換型の一例である。X線検出器18のシンチレータの下部に設けられた基板上には、図3に示すように、複数の走査線L1と複数の信号線L2とが互いに交差するように配設されている。当該走査線L1及び信号線L2によって区画された各小領域には、それぞれTFT54と光電変換素子53が設けられている。
各行の光電変換素子53は、走査線L1と平行に各行に設けられたバイアス線L3に接続されている。各行のバイアス線L3は1本の結線L4に結束され、結線L4は電源52に接続されている。電源52はバイアス線L3、結線L4を介して光電変換素子53に逆バイアス電圧を印加することができる。
TFT54のソースは光電変換素子53に、ゲートは走査線L1に接続され、ドレインは信号線L2に接続されている。走査線L1は図示しない走査駆動回路に接続され、当該走査駆動回路により走査線L1に信号読み出し用の電圧が印加されると、TFT54のゲートが開く。当該電圧の印加が停止されると、TFT54のゲートが閉じる。
オペアンプ55、コンデンサC1、C2、スイッチB1、B2は信号線L2に接続され、電気信号の増幅回路を構成する。オペアンプ55と各コンデンサC1、C2は並列に接続され、オペアンプ55はコンデンサC1、C2に蓄積された電荷量に応じた電圧値を出力する。スイッチB1はコンデンサC2に電荷を蓄積するか否かを切り替え、スイッチB2は各コンデンサC1、C2に蓄積した電荷をリセットするか否かを切り替える。コンデンサC1、C2は容量がそれぞれ0.5pF、2.0pFであり、スイッチB1のON/OFFにより電荷を蓄積するコンデンサを、コンデンサC1のみとするか、或いはコンデンサC1及びC2とするかを切り替えることにより、読取ゲインを変更することができる。
CDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)56は、X線の照射前にオペアンプ55から出力される電圧値Vinと、X線の照射後にオペアンプ55から出力される電圧値Vfiの差Vfi−Vinを示す電気信号を出力する。
A/D変換器57は、CDS56から入力される電気信号をデジタル変換し、画像信号として制御手段51に出力する。
制御手段51は、画像信号の読み取りに係る各部を制御する。例えば、制御手段51は電源52による逆バイアス電圧の印加や走査駆動回路による信号読み出し用の電圧の印加、スイッチB1、B2のON/OFF等を制御する。制御手段51は、A/D変換器57から入力される画像信号を、図示しない通信手段を介して本体部12に出力する。制御手段51としては、例えばマイクロコンピュータや専用の制御回路を用いることができる。
上記回路構成による画像信号の読み取りの流れを説明する。
X線の照射前にオペレータによりリセットの指示がされると、制御手段51の制御によってスイッチB1、B2がONされ、走査線L1に信号読み出し用の電圧が印加されてTFT54のゲートが開かれる。これにより、信号線L2やバイアス線L3、光電変換素子53、コンデンサC1、C2等に蓄積されている電荷が放電され、初期状態にリセットされる。不要な電荷が取り除かれると、制御手段51の制御によって信号読み出し用の電圧の印加が停止され、TFT54のゲートが閉じられる。その後、スイッチB1、B2がOFFされ、CDS56にはオペアンプ55から出力される電圧値Vinが保持される。
X線源14からX線が照射されると、X線の照射を受けてシンチレータから生じた光(電磁波)が光電変換素子53に入射する。光電変換素子53には、入射した光量に応じた電荷が蓄積される。ここで、読取ゲインを上げる設定がされている場合、制御手段51によりスイッチB1がOFFされ、読取ゲインを下げる設定がされている場合はスイッチB1がONされる。X線の照射が終了すると、制御手段51の制御により信号読み出し用の電圧が走査線L1上に印加される。これにより、TFT54のゲートが開かれ、光電変換素子53に蓄積された電荷はTFT54を介して信号線L2に出力される。電荷は信号線L2を介してコンデンサC1、C2に蓄積される。
コンデンサC1、C2に電荷が蓄積されると、制御手段51により信号読み出し用の電圧の印加が停止され、TFT54のゲートが閉じられる。CDS56にはこのときオペアンプ55から出力される電圧値Vfiが保持され、初期状態の電圧値Vinとの差Vfi−Vinを示す電気信号がA/D変換器57に出力される。電圧差Vfi−Vinの電気信号はA/D変換器57によってデジタル変換され、画像信号として制御手段51に出力される。その後、次のX線照射に備えて上述した初期状態へのリセットが行われる。
なお、本実施形態では、2つのコンデンサC1、C2によって大小2つの読取ゲインに変更可能な例を示したが、コンデンサとそのスイッチを複数備え、変更できる読取ゲインを拡張してもよい。
本体部12は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ、操作部、表示部、I/Fを備え、X線撮影に係る各部の駆動を制御する。例えば、本体部12は、ユーザの操作に従って、アーム20や支軸27、圧迫板15、ホルダ19の移動制御、アーム20の回転制御を行う。また、本体部12はコントローラ3から入力される制御情報に従って、X線源14のX線の照射条件を設定し、X線検出器23によるX線画像の読取条件を設定する。また、X線検出器23により生成されたX線画像をコントローラ3に送信する。
図4は、コントローラ3の機能的構成を示す図である。
図4に示すように、コントローラ3は、制御部31、操作部32、表示部33、I/F34、記憶部35、通信部36を備えている。
制御部31は、CPU、RAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部35に記憶されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。処理において、制御部31は演算を行い、コントローラ3の各部を集中制御する。例えば、制御部31はプレ撮影時及び本撮影時のX線の照射条件、X線画像のX線画像の読取条件を決定する。本撮影時のX線の照射条件を決定するにあたり、制御部31はプレ撮影によって得られたX線画像を解析する。また、制御部31は本撮影によって得られたX線画像に画像処理を施す。
操作部32は、キーボードやマウス、或いはタッチパネルを備え、これらの操作に応じた操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、ディスプレイ上に操作画面やX線撮影により得られたX線画像を表示する。
I/F34は、乳房撮影装置1の本体部12に接続されたインターフェイスである。制御部31によって決定されたX線の照射条件やX線画像の読取条件は、制御情報としてI/F34を介して乳房撮影装置1の本体部12に出力される。また、乳房撮影装置1により生成されたX線画像は、I/F34を介してコントローラ3に入力される。
記憶部35は、制御部31により実行されるプログラムやプログラムの実行に必要なデータ、制御部31による処理結果のデータを記憶する。また、記憶部35は乳房撮影装置1から入力されたX線画像を記憶する。記憶部35としては、例えばハードディスクを用いることができる。
通信部36は、通信用のインターフェイスを備え、ネットワーク上の外部装置と通信する。例えば、通信部36は本撮影によって得られたX線画像をサーバに送信する。
図5は、上記乳房撮影システムにおいてX線撮影を行うときの乳房撮影装置1、コントローラ3の処理の流れを示すフローチャートである。
撮影技師や医師の操作により、撮影方向や照射野が設定され、圧迫板15や被写体台16の位置が指示されると、当該操作に従って乳房撮影装置1の本体部12は撮影部11を回転させて撮影方向を調整し、アーム20や圧迫板15の高さ位置を調整する。また、本体部12はX線源14に設けられたコリメータを制御し、照射野を調整する(ステップS1)。次に、本体部12はプレ撮影のため、X線検出器18を密着撮影位置に移動させる(ステップS2)。
一方、コントローラ3の制御部31は、プレ撮影時のX線の照射条件の1つとして、本撮影時よりも焦点径が大きい焦点を使用することを決定する。例えば、密着撮影用と位相コントラスト撮影用の焦点があるのであれば、密着撮影用の焦点を用いるように決定すればよい。さらに使用できる焦点が複数ある場合は、そのうち最大焦点径の焦点を選択してもよい。また、制御部31はプレ撮影時のX線画像の読取条件の1つとして、本撮影時よりも読取ゲインを上げることを決定する(ステップP1)。一般にプレ撮影は本撮影時の1/4〜1/100程度と非常に少ないX線照射量により撮影が行われることから、プレ撮影時の読取ゲインは本撮影時に比較して4〜100倍上げることが好ましい。決定されたX線の照射条件及びX線画像の読取条件は、I/F34を介して乳房撮影装置1に送信される。
X線の照射条件としては、他に撮影時間、管電流、管電圧、使用するフィルタ等が上げられるが、これらの条件は使用すると決定された大きい焦点径の焦点の特性に応じて決定される。上述のように、プレ撮影時のX線照射量は本撮影に比して非常に少量であることを考慮し、撮影時間は本撮影より短く決定される。また、管電流は、本撮影よりも大きい値が決定される。
また、X線画像の読取条件としては、前述の読取ゲインの他に、画像信号の読み取りを行う行数、列数、画素サイズ、画像信号に割り当てるビット数等が挙げられる。プレ撮影を密着撮影とする場合、行数や列数は本撮影時より小さく決定される。
乳房撮影装置1では、コントローラ3の決定に従い、本体部12の制御により、プレ撮影時のX線の照射条件及びX線画像の読取条件が設定される(ステップS3)。設定により、X線源14は使用する焦点を本撮影時より大きい焦点径の焦点に切り替える。
次いで、X線検出器18はリセットを行って、前回のX線撮影によって残存する不要な電荷を取り除き、初期状態に戻す(ステップS4)。その後、X線画像の読取条件の設定に従って、X線検出器18はスイッチB1をOFFし、読取ゲインを上げる。
このようにして撮影準備が整うと、乳房撮影装置1はプレ撮影を行う(ステップS5)。プレ撮影では、上記焦点の切り替えにより、X線源14は本撮影時より大きい焦点径の焦点を使用してX線を照射する。X線を照射後、X線検出器18は本撮影時より大きい読取ゲインにより画像信号の読取を行う(ステップS6)。本体部12は、X線検出器18によって読み取られた画像信号を取得し、プレ撮影により得られたX線画像としてコントローラ3に送信する(ステップS7)。X線画像の送信後、次に行われる本撮影の準備のため、本体部12の制御により、X線検出器18が位相コントラスト撮影位置に移動される(ステップS8)。
コントローラ3の制御部31は、乳房撮影装置1からプレ撮影により得られたX線画像が入力されると、当該X線画像を解析する(ステップP2)。本撮影時のX線の照射条件を決定するためである。
本撮影時のX線の照射条件は、被写体である乳房の中でも乳腺の領域の信号値を基準に決定される。乳腺はX線が透過しにくい組織であるとともに診察上重要な組織でもあり、当該乳腺を視認しやすいX線画像が求められるからである。従って、下記手順(1)〜(3)に従って解析が行われ、X線画像に含まれる乳腺領域が求められる。
(1)乳房領域の認識処理
制御部31は、X線画像に含まれる乳房の領域を認識する。認識の方法としては、特開2001−238868に開示された方法等、公知の方法を適用可能である。
まず、X線画像の各画素の信号値についてヒストグラムを作成する。図6は、作成されたヒストグラムの例を示す図である。次に、作成されたヒストグラムについて、乳房領域と乳房を透過せずに直接X線が照射された直接X線領域とを分離する閾値となる信号値を判別分析により求める。求めた閾値によりX線画像を乳房領域と直接X線領域とに分離することができる。図6に示すように、ヒストグラムにおいて閾値より低信号値側が乳房領域、高信号値側が直接X線領域である。
或いは、X線画像に対し、図7に示すようにx方向にPrewitt等の微分フィルタ処理を施し、乳頭g6から胸壁g5に向かってフィルタ処理後の信号値が所定の範囲内となる最初の画素を探索し、スキンライン候補点として抽出する。このスキンライン候補点の抽出をy方向に順次行い、抽出された各スキンライン候補点を結びスキンラインg1を得る。そして、スキンラインg1と胸壁g5間の領域を乳房領域g2として認識する。乳房領域g2には乳腺領域g4、胸筋領域g3が含まれる。
(2)胸筋領域の認識処理
次に、制御部31はX線画像に含まれる胸筋領域を認識する。
まず、前述のPrewittのフィルタ処理を用いる方法によって、図7に示すようにスキンラインg1を求める。フィルタ処理された画像のうち、スキンラインg1と胸壁g5間の領域において、斜め方向に直線をなすエッジ列を検出し、胸筋ラインg7として抽出する。抽出された胸筋ラインg7と胸壁g5間の領域を胸筋領域g3として認識する。また、撮影方向がCC(頭尾方向)の場合は、胸筋の写り込みが少ないため、胸筋領域認識処理を省いても良い。
(3)乳腺領域の認識処理
乳房領域、胸筋領域が認識されると、制御部31は乳房領域に含まれる乳腺の領域を認識する。
例えば、図7に示すように乳房領域g2内に局所領域g8を設定し、当該局所領域g8の信号値を用いて決定された閾値により、局所領域g8の信号値を2値化する。閾値としては、局所領域g8の信号値の平均値から一定値を差し引いた値、又は平均値に1未満の係数を乗算した値を用いればよい。このような2値化を、乳房領域g2内を走査して繰り返し行い、2値化された画像から信号値が小さい方の領域を抽出する。当該抽出された領域は、乳腺領域g4、胸筋領域g3が含まれた低信号領域である。抽出された低信号領域から上記(2)の認識処理で認識された胸筋領域g3を削除した残りの領域を乳腺領域g4として認識する。
若しくは、次の方法により乳腺領域g4及び胸筋領域g3を含む低信号領域を抽出してもよい。乳房領域g2に設定した局所領域g8のヒストグラムが、複数のピークを含む多峰性である場合、局所領域g8を4等分に分割する。この分割を、分割後の各領域のヒストグラムが1つのピークのみ含む単峰性を示すまで繰り返す。単峰性を示す各分割領域が得られたら、各分割領域とその隣接領域の信号値の平均値と分散を求め、当該平均値及び分散が所定値以下となる領域を統合する。統合を繰り返した結果、最終的に乳房領域g2を、脂肪領域と、乳腺領域g4及び胸筋領域g3を含む低信号領域とに分離することができる。抽出された低信号領域から上記(2)の認識処理で認識された胸筋領域g3を削除した残りの領域を乳腺領域g4として認識する。
さらに精度良く乳腺領域を認識する場合、上記のように認識された乳腺領域を候補領域として、モルフォロジーのオープン操作(膨張−収縮処理)を行い、オープン操作後の各領域のサイズ(画素数)が所定の閾値以上となる領域を抽出する。抽出された各領域に対し、信号値の分散及び各領域の輪郭画素の勾配の平均値が所定範囲内となる領域のみを乳腺領域として抽出する。このように抽出された乳腺領域をさらに候補領域として、候補領域のサイズや周辺の勾配情報等の特徴量を所定閾値と比較することで乳腺領域を抽出すれば、インプラントや圧迫板等の異物の画像領域を取り除くことができ、より正確な乳腺領域の認識が可能である。
上記(1)〜(3)の一連の処理によって得られた乳房領域、胸筋領域、乳腺領域、脂肪領域、スキンライン等の解析結果のデータは、記憶部35に記憶される。当該解析結果のデータは、本撮影によって得られたX線画像の画像処理に用いられる。
上記解析の対象となるX線画像の読取ゲインが小さいと、濃度分解能が低いX線画像となり、解析精度が低下する。例えば、図8(a)は小さい読取ゲインにより読み取られたX線画像を示し、図8(b)は当該X線画像の乳房領域に設定された局所領域(図8(a)に示す矩形領域)内の各信号値のヒストグラムを示す。図9(a)は、図8(a)に示すX線画像よりも大きい読取ゲインにより読み取られたX線画像を示し、図9(b)は図8(a)に示す局所領域と同じ位置の領域から求めたヒストグラムを示す。
図8(b)と図9(b)の2つのヒストグラムを比較して分かるように、読取ゲインが小さいと大きい場合に比べてヒストグラムの分解能が低い。図9(b)に示すヒストグラムによれば、乳腺領域と脂肪領域のそれぞれのピークが判別でき、2つのピーク間を境に乳腺領域と脂肪領域を精度良く分離することができる。これに対し、図8(b)に示すヒストグラムによれば、2つのピークが認められず、乳腺領域と脂肪領域の分離が困難である。
このように、解析精度の向上を図るため、解析に用いるX線画像はできるだけ大きい読取ゲインにより読み取ることが求められる。プレ撮影時のX線照射量は本撮影に比して非常に小さいため、プレ撮影時の読取ゲインを本撮影時と同じように設定するとX線画像の濃度分解能が低くなり、解析精度の低下を招き、ひいてはX線の照射条件を正確に決定することができなくなる。本実施形態によれば、プレ撮影時の読取ゲインを本撮影時よりも大きくすることにより、このような解析精度の低下をできるだけ回避するようにしている。
上記解析によって乳腺領域が求められると、制御部31は解析結果に基づいて、本撮影時のX線の照射条件を決定する。また、制御部31は本撮影時のX線画像の読取条件を決定する(ステップP3)。本撮影は位相コントラスト撮影であるので、X線の照射条件の1つとして、制御部31は位相コントラスト撮影用の焦点径の小さい焦点を用いることを決定する。また、制御部31は解析によって認識された乳腺領域の信号値のヒストグラムを作成し、ヒストグラムにおいて最小の信号値から累積度数が所定割合となるところの信号値を算出する。そして、制御部31は算出された信号値、プレ撮影時の撮影時間(X線照射時間)から、所望の乳腺領域の信号値が得られる本撮影時の撮影時間を算出する。例えば、プレ撮影時の乳腺領域の信号値、撮影時間及び本撮影時に求められる乳腺領域の信号値を変数として本撮影時の撮影時間を出力する関数を用意しておき、当該関数によって本撮影時の撮影時間を求める。
算出された撮影時間が閾値より大きく、長すぎる場合、制御部31はプレ撮影時よりも管電圧、管電流をより高くするようにX線の照射条件を決定する。或いは、制御部31はプレ撮影時よりも高エネルギーなX線を透過するフィルタを選択したり、小さい焦点径の焦点の中でもより高エネルギー分布のX線を照射する陽極を選択したりして、本撮影時のX線の照射条件を決定する。このように、管電圧、管電流、フィルタ、焦点径の条件をプレ撮影時から変更した場合、変更された条件で所望の乳腺領域の信号値が得られる撮影時間を再度算出すればよい。
また、病変部の可能性が高い異常陰影の候補領域の有無によって、本撮影時のX線の照射条件を決定してもよい。
例えば、特開2006−230910に開示されているように、プレ撮影によって得られたX線画像を解析し、異常陰影の候補領域が検出されれば、上記算出された本撮影時の撮影時間を所定割合だけ延長してもよい。撮影時間の延長によってX線照射量を増加させ、病変部の視認性が高いX線画像が得られるように図る。異常陰影の候補領域の検出方法としては、種々開示されているが、例えば腫瘤の検出方法としては、曲率フィルタにより濃度分布の曲面形状の曲率を画素毎に算出し、曲率が閾値以上となる領域を候補領域として求める方法が挙げられる。検出された候補領域の大きさ、円形度、コントラスト等の特徴量を所定閾値と比較することで、腫瘤の可能性が高い候補領域を判定する。
また、本撮影のX線画像の読取条件の1つとして、制御部31はX線画像の読取ゲインを本撮影用に予め定められた読取ゲインに決定する。プレ撮影では、少ないX線照射量に合わせてダイナミックレンジを狭め、濃度分解能を向上させて解析精度向上を図るため、大きい読取ゲインが求められた。しかし、本撮影ではプレ撮影に比べ4〜100倍のX線照射量で撮影されるため、本撮影時のFPDの出力信号値が飽和しないようにプレ撮影に比べダイナミックレンジを広げる必要がある。プレ撮影時の読取ゲインは本撮影時よりも大きい読取ゲインに決定されているので、本撮影時の読取ゲインはプレ撮影時よりも下げるように決定される。
決定された本撮影時のX線の照射条件、X線画像の読取条件は、通信部36を介して乳房撮影装置1の本体部12に送信される。
乳房撮影装置1の本体部12は、コントローラ3の決定に従い、本体部12の制御により、本撮影時のX線の照射条件及びX線画像の読取条件が設定される(ステップS9)。設定により、X線源14は使用する焦点を位相コントラスト撮影用の焦点径、つまりプレ撮影時より焦点径が小さい焦点に切り替える。
次いで、X線検出器18はリセットを行って、前回のX線撮影によって残存する不要な電荷を取り除き、初期状態に戻す(ステップS10)。その後、X線画像の読取条件の設定に従って、X線検出器18はスイッチB1をONし、読取ゲインを下げる。
撮影準備が整うと、乳房撮影装置1は本撮影を行う(ステップS11)。本撮影では、X線源14はプレ撮影時より焦点径が小さい焦点を使用してX線を照射する。X線を照射後、X線検出器18はプレ撮影時より小さい読取ゲインにより画像信号の読取を行う(ステップS12)。本体部12は、X線検出器18によって読み取られた画像信号を取得し、本撮影により得られたX線画像としてコントローラ3に送信する(ステップS13)。
コントローラ3の制御部31は、本撮影によって得られたX線画像を画像処理した後、撮影技師らがX線画像を確認できるように表示部33に表示する(ステップP4)。画像処理としては、例えば所望の階調特性に階調変換する階調処理、特定の周波数域を強調する周波数強調処理、特定周波数領域の信号値のレンジ(ダイナミックレンジ)を圧縮するダイナミックレンジ圧縮処理等が挙げられる。
このとき、記憶部35に記憶されたプレ撮影時のX線画像の解析結果のデータを用いて画像処理のパラメータを決定することができる。例えば、階調処理では、階調変換に用いる関数(階調変換曲線)の傾きがコントラストを調整するパラメータとなり、階調変換曲線の平行移動量が信号値のレンジを調整するパラメータとなる。そこで、乳腺領域の信号値を元に乳腺領域のコントラストが高くなるように階調変換曲線の傾きを決定したり、乳腺領域の信号値のレンジが予め定めた信号値のレンジに一致するように階調変換曲線の平行移動量を決定したりすることができる。また、周波数強調処理では、乳腺領域の信号範囲に対して所定の周波数成分を強調するように強調するパラメータを決定することができる。ダイナミックレンジ圧縮処理では、圧縮する濃度範囲の基準値として乳腺領域やスキンラインの信号値を用いることができる。
プレ撮影時の解析結果のデータを用いることにより、画像処理をする際のパラメータの決定が容易となり、処理時間の短縮を図ることができる。
以上のように、本実施形態の乳房撮影システムによれば、X線源14はX線を照射する。X線検出器18は、照射されたX線に応じて電気信号を生成する変換素子が2次元状に配置され、当該変換素子により生成された電気信号を画像信号として読み取る。コントローラ3の制御部31は本撮影時と本撮影に先立って行われるプレ撮影時の前記X線検出器による画像信号の読取条件を決定し、プレ撮影時の画像信号の読取ゲインを、本撮影時よりも大きい読取ゲインに決定する。
これにより、プレ撮影により得られたX線画像の濃度分解能を上げ、X線画像の解析精度を向上させることができる。プレ撮影時のX線照射量を増加させることなく、解析精度を向上させることができ、患者の被曝量増加を回避できる。
X線検出器18は、プレ撮影時は密着撮影位置に移動され、本撮影時は位相コントラスト撮影位置に移動される。密着撮影により大焦点径での撮影によるX線画像のボケを抑えることができるため、プレ撮影により得られるX線画像は鮮鋭性が向上し、解析精度を向上させることができる。また、プレ撮影時、X線検出器18へのX線照射範囲が本撮影時よりも小さくなるため、画像信号の読取範囲も小さくなり、画像信号の読み取りや、読み取られたX線画像の解析の処理時間を短縮することができる。本撮影時には位相コントラスト撮影によるエッジの強調効果を得ることができ、視認性の高いX線画像を提供することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、撮影位置を、プレ撮影時は密着撮影位置とし、本撮影時は位相コントラスト撮影位置としたが、プレ撮影時の撮影位置も位相コントラスト撮影位置とし、プレ撮影及び本撮影の撮影位置を固定することとしてもよい。この場合、撮影位置の変更に要する時間を省くことができるので、プレ撮影の後、本撮影に速やかに移行することができ、患者が本撮影を待機する負担を軽減することができる。
さらに、X線の照射条件として、プレ撮影時は被写体とX線検出器18間にグリッドを配置し、本撮影時はグリッドを除去することとしてもよい。本撮影では被写体とX線検出器18の間のエアギャップにより散乱線が除去されるが、プレ撮影では散乱線の影響が大きいため、グリッドの配置により散乱線をできるだけ除去してX線画像の解析精度の向上を図る。
また、コントローラ3の制御部31により実行されるプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、当該プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、乳房撮影システムの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 乳房撮影装置
11 撮影部
12 本体部
14 X線源
15 圧迫板
16 被写体台
18 X線検出器
51 制御手段
53 光電変換素子
54 TFT
C1、C2 コンデンサ
B1、B2 スイッチ
3 コントローラ
31 制御部
33 表示部
35 記憶部
36 通信部

Claims (2)

  1. X線を照射するX線源と、
    照射されたX線に応じて電気信号を生成する変換素子が2次元状に配置され、当該変換素子により生成された電気信号を画像信号として読み取るX線検出器と、
    本撮影時と本撮影に先立って行われるプレ撮影時の前記X線検出器による画像信号の読取条件を決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、プレ撮影時の画像信号の読取ゲインを、本撮影時よりも大きい読取ゲインに決定する乳房撮影システム。
  2. 前記X線源と前記X線検出器間に設けられる被写体台を備え、
    プレ撮影時は前記X線検出器を前記被写体台に密着させ、本撮影時は前記X線検出器と前記被写体台を離間させる請求項1に記載の乳房撮影システム。
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