JP2011035857A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル放送を録画するとともにモバイル機器で再生するためのデータを録画する記録装置を提供する。
【解決手段】選局したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツを含むか、高階層のコンテンツのみを含むかを判定する判定部(204)と、各コンテンツのデータを記録部(105)に記録する記録処理部(206)と、高階層のコンテンツをエンコードして低階層のコンテンツ形式のデータを生成する手段(203)を具備し、選択したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツを含む場合は、高階層のコンテンツと低階層のコンテンツをともに記録し、高階層のコンテンツのみ含む場合は、高階層のコンテンツを記録するとともに、高階層のコンテンツをエンコードして生成した低階層のコンテンツ形式のデータを記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルテレビ放送などのテレビ信号を記録メディアに記録する装置に関する。
デジタルテレビ放送では、ハイビジョン映像をMPEG符号化方法で圧縮符号化した圧縮ストリームデータを伝送することで、限られた伝送容量に大量および高品質なハイビジョン映像を放送することが可能となっている。また、ブルーレイレコーダなど映像信号を記録する際も映像信号をMPEG符号化方法で圧縮してから記録することで、長時間、高画質な映像信号を記録することが可能である(非特許文献1参照)。また、ブルーレイでは、さらに低ビットレートで高画質な符号化方法としてH.264/MPEG4−AVC符号化方式も採用されている(非特許文献2、3参照)。
また、地上デジタル放送では、ハイビジョン映像の放送とともに携帯電話などモバイル機器で受信、再生することを目的としたテレビサービス(ワンセグ放送)も行われている。ワンセグ放送はMPEG4−AVCのベースラインプロファイルという符号化形式で圧縮符号化され伝送される(非特許文献4参照)。
ハイビジョン放送、ワンセグ放送の圧縮された映像、音声データ、およびストリーム情報はパケット化され、MPEG2トランスポートストリームとして伝送される(非特許文献5参照)。
デジタルテレビ放送を記録するレコーダの主な目的はハイビジョン映像を録画することであるが、ワンセグ放送を録画することが可能なレコーダも発売されている。録画したワンセグ放送をSDカードなどのメモリカードに転送し、このメモリカードを携帯電話などモバイル機器に装填して再生することで外出先でも録画した番組を視聴することができる。
ISO/IEC 13818−2(MPEG2ビデオ) ITU−T Rec.H.264 ISO/IEC 14496−10(MPEG4−AVC) ARIB TR−B14 第1分冊 第三編 第4部 Cプロファイルに関する運用規定 ISO/IEC 13818−1(MPEG2システム)
しかしながら、ワンセグ放送は地上デジタル放送でのみ運用されており、デジタルBS放送、CS放送、アナログ放送ではワンセグ放送は運用されていない。また、地上デジタル放送の番組によってはワンセグ放送がない番組もあり、これら番組に関してはモバイル機器で再生するためのデータを記録することができないという課題を有していた。
この発明に係る記録装置は、受信した放送信号を選局するチューナと、チューナで選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含むか、ハイビジョン番組のみを含むか判定するTS解析部と、チューナで選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含む場合にはそのハイビジョン番組とワンセグ番組とを分離して出力し、チューナで選局したチャンネルにハイビジョン番組のみを含む場合にはそのハイビジョン番組を出力する分離部と、前記分離部から出力されたハイビジョン番組及びワンセグ番組を記録可能な記録部と、ハイビジョン番組をワンセグ番組にエンコード可能なAVエンコーダとを、備え、TS解析部が、チューナで選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含むと判断した場合には、そのハイビジョン番組とワンセグ番組との両方が記録部に記録される一方、TS解析部が、チューナで選局したチャンネルにハイビジョン番組のみを含むと判断した場合には、そのハイビジョン番組が記録部に記録されるともに、そのハイビジョン番組はAVエンコーダによりワンセグ番組にエンコードされ、記録部に記録される。
以上のように本発明によれば、ワンセグ放送がない番組もワンセグデータを記録することが可能となる。
実施の形態1による記録装置を説明するためのブロック図 実施の形態1による記録装置の信号処理部を説明するためのブロック図 トランスポートストリームの構造を説明するための図 ハイビジョン放送とワンセグ放送の音声レベルの時間推移を示したグラフ 実施の形態1による記録処理を説明するためのフローチャート 実施の形態2による記録処理を説明するためのフローチャート
以下、実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1である記録装置を説明するためのブロック図である。
この記録装置は、チューナ100、信号処理部101、出力部102、リモコン受光部103、マイコン104、記録部105、メモリカードインタフェース106とから構成され、放送受信したテレビ信号を記録部105、およびメモリカード107に記録する記録装置である。
チューナ100は、アンテナで受信したテレビ信号を受信、復調処理を行い、トランスポートストリームを出力する。信号処理部101は入力されたトランスポートストリームを処理し、出力部102、記録部105、メモリカードインタフェース106に処理した信号を出力する。信号処理部101の詳細な動作は後述する。出力部102は入力されたオーディオビデオ信号をHDMIフォーマットに変換し、HDMIインターフェースを介してテレビへ出力する。記録部105は記録装置に内蔵された記録媒体である。メモリカードインタフェース106はメモリカード107へ記録再生するためのインターフェース部である。記録部105に記録されたデータを可換メディアであるメモリカード107に記録する。メモリカード107は携帯電話などモバイル機器に装填することで、モバイル機器でメモリカード107に記録されたデータを再生することができる。リモコン受光部103は使用者によるリモコン信号を受光する。マイコン104は使用者からのコマンドを受付処理、および、信号処理部101、記録部105、メモリカードインタフェース106の動作を制御する。
図2は信号処理部101を説明するためのブロック図である。信号処理部101は、TSデコーダ201、AVデコーダ202AVエンコーダ203、TS解析部204、ストリーム書込み処理部205、ストリーム読込み処理部206から構成される。まず、TS解析部204はトランスポートストリームの各パケットを解析し、解析結果によりTSデコーダ201を制御する。TSデコーダ201はトランスポートストリームの各パケットのパケット識別情報(PID)にしたがって、ハイビジョン番組データとワンセグ番組データとに分離する。
トランスポートストリームのパケット解析、およびストリームの分離について詳細に説明する。図3は、トランスポートストリームの構造の一例を示したものである。
トランスポートストリームは、PAT、PMT、EITといったストリーム情報パケットと、ビデオパケット(VPKT)、オーディオパケット(APKT)からなる。これらパケットに記述されたPIDを読むことでパケットの種類を識別することができる。
まず、PATパケットを検出する。PATパケットは固有のPID(0x0000)を持つため、トランスポートストリームの中から一意にPATパケットを検出することができる。PATパケットには、このトランスポートストリームに含まれる番組のPMTパケットのPIDが記載される。1つのトランスポートストリームの中に複数の番組が含まれる場合は、複数のPMTバケットのPIDが記載されている。
次に、検出したPMTパケットのPIDと一致するパケットを抽出することでPMTパケットを検出する。例えば、ハイビジョン番組のPMT パケットとして、PID(0x0100)をもつパケットを検出する。PMTパケットには、ビデオパケットのPID(例えば0x0101)、およびオーディオパケットのPID(例えば、0x0102)が記載されている。
以上のように、PATパケット、PMTパケットと順に解析することで、ハイビジョン番組のビデオパケットのPIDは(0x0101)、オーディオパケットのPIDは(0x102)であると認識することができる。
以下では、ハイビジョン番組の記録処理について説明する。TSデコーダ201は、ハイビジョン番組のビデオパケットとオーディオパケットとして、PID(0x0101)とPID(0x0102)であるパケットを抽出する。AVデコーダ202はビデオパケット、オーディオパケットをデコード処理し、ビデオ信号、オーディオ信号を生成する。AVエンコーダ203はビデオ信号、オーディオ信号を圧縮符号化する。圧縮データはパケット化し、MPEG2トランスポートストリームとしてストリーム書込み処理部205に出力する。
ストリーム書込み処理部205は暗号化処理および誤り訂正符号の付加を行い、記録部105に記録する。これにより、ハイビジョン番組のデータサイズをさらに圧縮することで長時間の録画を行うことができる。
なお、AVエンコーダ203はMPEG2符号化方式で圧縮してもよいし、MPEG4−AVC符号化方式で圧縮してもよい。また、ハイビジョン解像度から標準テレビ解像度に変換してから圧縮符号化してもよい。
なお、ハイビジョン番組の各パケットをストリーム書込み処理部205に直接入力して、圧縮処理することなく記録してもよい。
次にワンセグ番組の記録処理について説明する。地上デジタル放送のワンセグ番組のPMTパケットは固有のPID(0x1FC8)が割当てられている。すなわち、PATパケットの解析において、この固有PID(0x1FC8)をもつPMTの有無を検出することで、このトランスポートストリームにワンセグ放送が含まれるか否かを認識できる。
なお、ワンセグ番組の有無の判定方法は、これに限らず、PAT、PMTなどストリーム情報パケットに記載された情報にもとづいても構わない。
例えば、PMTパケット内に記載されたビデオ、オーディオの属性示す情報である識別情報(stream_identifier_descriptor)のcomponent_tagを検出する。地上デジタル放送では、ワンセグ番組の場合、ビデオのcomponent_tagは0x81、オーディオのcomponent_tagは0x83として運用されている。したがって、これらcomponent_tagを検出することでワンセグ番組の有無を認識してもよい。
また、オーディオパケット、ビデオパケットに記載されている属性情報からワンセグ放送の有無を検出してもよい。
例えば、ビデオパケットに記載されるビデオ信号が、画面サイズが320x180画素であることから判定してもよいし、MPEG4−AVCのベースラインプロファイルで符号化されたデータであることからワンセグ番組のデータであると判定してもよい。
ワンセグ番組が存在する場合、ハイビジョン番組のバケット解析と同様、TS解析部204はワンセグ番組のPMTパケット解析を行い、ワンセグ番組のビデオバケットのPID(例えば0x0201)、オーディオパケットのPID(0x0202)を認識する。TSデコーダ201はワンセグ番組のビデオバケット、オーディオパケットとして、0x0201、0x0202のPIDをもつパケットを抽出し、抽出したパケットをストリーム書込み処理部205に出力する。ストリーム書込み処理部205は暗号化処理および誤り訂正符号の付加を行い、記録部105に記録する。これにより、トランスポートストリームに含まれるワンセグ番組のビデオ、オーディオパケットが記録される。
次に、ワンセグ番組が存在しない場合について説明する。ハイビジョン番組の記録部105への記録が完了した後、ストリーム読込み処理部206は記録部105に記録されたハイビジョン番組の記録データを読み取る。AVデコーダ202は、読み取った記録データのデコード処理を行い、ハイビジョン番組のオーディオ信号、ビデオ信号を出力する。AVエンコーダ203はオーディオ信号およびビデオ信号をエンコード処理する。オーディオ信号はMPEG2−AAC符号化方式で約64kbps程度に圧縮符号化する。ビデオ信号は、フレーム周波数:15フレーム/秒、画面サイズ:320x180画素とし、MPEG4−AVCのベースラインプロファイルで300kbps程度に圧縮符号化する。オーディオ、ビデオの圧縮データはそれぞれパケット化し、ワンセグ番組と同じ形式のMPEG2トランスポートストリームとして出力する。
なお、オーディオ、ビデオの各ビットレートは一例に過ぎず、ワンセグ放送の形式を満足する範囲であればいくらでも構わない。
以下、説明を簡潔にするために、ハイビジョン番組から生成したワンセグ形式のストリームをワンセグ再エンコードストリームと呼ぶ。ワンセグ再エンコードストリームはストリーム書込み処理部205を介して記録部105に記録される。
図5は実施の形態1である記録装置の記録処理を示したフローチャートである。各ステップS1〜S7を順に説明する。
(S1)録画チャンネルの選択を行う。録画の対象とするトランスポートストリームを選択する。(S2)に進む。
(S2)トランスポートストリームのPATパケットを解析する。前述したようにPIDが0x0000のパケットを抽出して、パケット内のデータを解析する。解析によりトランスポートストリームに含まれるPMTパケットのPIDを検出する。(S3)に進む。
(S3)ワンセグ番組の有無を判断する。前述したように特定のPIDを持つPMTパケットの有無で判断するなどすればよい。ワンセグ番組がある場合はステップ(S4)に、ない場合はステップ(S5)に進む。
(S4)ハイビジョン番組とワンセグ番組を記録部105に記録する。記録完了後に終了する。
(S5)ハイビジョン番組を記録部105に記録する。(S6)に進む。
(S6)ハイビジョン番組の記録の終了を判断する。記録が終了すれば、ステップ(S7)に進む。
(S7)記録したハイビジョン番組をデコード、エンコード処理を実行し、ワンセグ再エンコードストリームを生成する。生成したワンセグ再エンコードストリームを記録部105に記録する。記録完了後に終了する。
ワンセグ再エンコードストリームはワンセグ番組と同じストリーム形式としたので、ワンセグ番組データと同様に扱うことができる。したがって、このワンセグ再エンコードストリームをメモリカード107に転送すれば、ワンセグ番組の再生対応をしたモバイル機器にて再生可能である。
以上のように、ワンセグ番組がある場合は、ワンセグ番組のストリームを直接記録する。一方、ワンセグ番組がない場合は、ハイビジョン番組をデコード、エンコード処理して生成した再エンコードワンセグストリームを記録することで、ワンセグ放送のない場合もモバイル機器で再生できるデータを記録することができる。
また、ワンセグ番組がある場合は、ワンセグ番組のストリームを直接記録することで、番組終了直後にメモリカード107に転送して持ち出すことができる。
ワンセグ番組がない場合は、ワンセグ再エンコードストリームを生成するためのデコード、エンコード資源をハイビジョン番組の圧縮処理に用いるデコード資源、エンコード資源と兼用できるため、回路規模を増加させる必要がなく、低価格の記録装置を提供することが可能となる。
なお、ワンセグ番組がない場合、放送受信時にハイビジョン番組をワンセグ形式に変換しながら記録してもよい。この場合、ハイビジョン番組のデータをデコード処理して生成したハイビジョンビデオ信号、オーディオ信号をワンセグ形式にエンコード処理して記録する。デコード処理、エンコード処理はハイビジョン番組を再圧縮することなく記録する場合は、AVデコーダ202、AVエンコーダ203を使用すればよい。また、ハイビジョン番組をAVデコーダ202、AVエンコーダ203により再圧縮して録画する場合は、ワンセグ形式にエンコード処理するための第2のエンコード処理部を具備してもよい。デコード処理はAVデコーダ202と兼用してもよいし、第2のデコード処理部を具備してもよい。
つまり、本実施の形態の記録装置は、受信した放送信号を選局するチューナ100と、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含むか、ハイビジョン番組のみを含むか判定するTS解析部204と、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含む場合にはそのハイビジョン番組とワンセグ番組とを分離して出力し、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組のみを含む場合にはそのハイビジョン番組を出力する分離部と、前記分離部から出力されたハイビジョン番組及びワンセグ番組を記録可能な記録部105と、ハイビジョン番組をワンセグ番組にエンコード可能なAVエンコーダ203とを、備え、TS解析部204が、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含むと判断した場合には、そのハイビジョン番組とワンセグ番組との両方が記録部105に記録される一方、TS解析部204が、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組のみを含むと判断した場合には、そのハイビジョン番組が記録部105に記録されるともに、そのハイビジョン番組はAVエンコーダ203によりワンセグ番組にエンコードされ、記録部105に記録される。
これにより、ワンセグ放送がない番組もワンセグデータを記録することが可能となる。
また、本実施の形態の記録装置は、AVエンコーダ203は、記録部105に記録される番組の記録が完了した後に、その番組の読み出し及びエンコードを開始する。
これにより、録画の完了後にワンセグデータの作成をするので、記録装置がエンコーダを一つしか備えていない場合であっても、圧縮したハイビジョン番組と再エンコードによる番組を記録部105に記録することができる。
また、メモリカードインタフェース106にメモリカード107が装填された場合に、記録部105に記録されているワンセグ番組を自動的に転送してもよい。自動転送するワンセグ番組は、使用者によりあらかじめ指定されたワンセグ番組であっても構わないし、メモリカード107に未転送のワンセグ番組であっても構わない。自動的に転送することで、使用者による操作を省くことができ優れたユーザーインターフェースを提供することができる。
また、本実施の形態の記録装置は、メモリカード107を挿入可能なメモリカードインタフェース106と、を備え、メモリカードインタフェース106にメモリカード107が挿入された場合に、記録部105に記録されているワンセグ番組の少なくとも一部を、メモリカード107に記録する。
これにより、メモリカード107にはワンセグ番組が記録されるため、ユーザは携帯端末等で記録部105に記録したハイビジョン番組に対応するワンセグ番組を容易に再生することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2である記録装置を説明する。構成要素は実施の形態1と同様であるが、ワンセグ番組を記録するか、再エンコードワンセグストリームを記録するかの判断が異なる。
図6は実施の形態2である記録装置の記録処理のフローチャートである。各ステップについて順に説明する。
(S1)録画チャンネルの選択を行う。録画の対象とするトランスポートストリームを選択する。(S2)に進む。
(S2)トランスポートストリームのPATパケットを解析する。前述したようにPIDが0x0000のパケットを抽出して、パケット内のデータを解析する。解析によりトランスポートストリームに含まれるPMTパケットのPIDを検出する。(S3)に進む。
(S3)ワンセグ番組の有無を判断する。前述したように特定のPIDを持つPMTパケットの有無で判断するなどすればよい。ワンセグ番組がある場合はステップ(S8)に、ない場合はステップ(S5)に進む。
(S8)EIT(イベント情報テーブル)パケットに記載されているハイビジョン番組の番組情報とワンセグ番組の番組情報とを比較する。番組情報は、番組名、出演者、番組内容、番組ジャンルなどが含まれる。(S9)に進む。
(S9)番組情報が同じの場合はステップ(S4)に進む。異なる場合はステップ(S5)に進む。なお、上記ステップ(S9)において同じかどうか判断する場合には、必ずしも番組名や番組情報の全てが一致する必要は無く、番組名もしくは番組情報などのいずれかが一致すれば同じと判断して良い。また、その一致を判断するときに、それぞれの番組名の文言が完全に一致した場合だけではなく、実質的に同じ番組名であれば、一致したと判断しても良い。
(S4)ハイビジョン番組とワンセグ番組を記録部105に記録する。記録完了後に終了する。
(S5)ハイビジョン番組を記録部105に記録する。(S6)に進む。
(S6)ハイビジョン番組の記録の終了を判断する。記録が終了すれば、ステップ(S7)に進む。
(S7)記録したハイビジョン番組をデコード、エンコード処理を実行し、ワンセグ再エンコードストリームを生成する。生成したワンセグ再エンコードストリームを記録部105に記録する。記録完了後に終了する。
同時刻に放送されるハイビジョン番組とワンセグ番組が異なることがある。この場合、ワンセグ番組を録画すると、使用者はハイビジョン番組と同内容の番組をモバイル機器に持ち出すことを意図しているにも関わらず、異なるワンセグ番組を持ち出すことになってしまう。そこで、ステップ(S8)にあるように、番組名、番組内容、出演者などの番組情報を比較することで、同番組であるか否かを判断する。同番組であればワンセグ番組を直接録画する。ワンセグ番組がハイビジョン番組と異なる番組であれば、ハイビジョン番組データから再エンコードワンセグストリームを生成して記録する。
以上のように、ハイビジョン番組とワンセグ番組と異なる場合も、ハイビジョン番組と同じ内容のデータをモバイル機器に持ち出すことが可能となる。
なお、同番組であるかの判断として番組情報を比較するとしたが、これに限られるものでなく、オーディオ、ビデオ信号を比較して同番組であるかの判断をしてもよい。
図4はハイビジョン番組の音声レベルの時間推移、および、ワンセグ番組の音声レベルの時間推移の一例を示したものである。図4のようにほぼ同じ時間推移をすることから、ハイビジョン番組とワンセグ番組が同じであると判断する。
なお、音声レベルに限られたものでなく、音声の周波数分布、映像信号の明るさ推移、周波数分布などハイビジョン番組、ワンセグ番組のデータを比較して、同番組であるか否かを判断すればよい。
なお、ハイビジョン番組とワンセグ番組が同番組であるかどうかの判定方法は、番組情報、オーディオ信号、ビデオ信号の特性などを比較してもよいし、ハイビジョン番組とワンセグ番組のデータを比較すればよい。
なお、上述の実施の形態1、2の記録装置では、ワンセグ番組を記録部105に記録した後にメモリカード107に転送するとしたが、これに限らず、メモリカード107に直接記録してもよい。
なお、モバイル機器への持ち出し方法としてメモリカード107によって記録データを持ち出すとしたが、USBインターフェースなどで直接モバイル機器の内部メモリにデータ転送してもよい。また、イーサネット(登録商標)などネットワークを介してモバイル機器の内部メモリにデータ転送してもよい。なお、ネットワークは有線でも構わないし、無線でも構わない。
つまり、本実施の形態の記録装置は、TS解析部204は、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含むと判定した場合において、更に、そのハイビジョン番組とワンセグ番組とが同一の番組であるか否かを判定し、同一の番組で無いと判断した場合においては、そのハイビジョン番組が記録部105に記録されるともに、その記録されたハイビジョン番組はAVエンコーダ203に読み出されてワンセグ番組にエンコードされ、記録部105に記録される。
同時刻に放送されているハイビジョン放送とワンセグ放送の多くは同じ番組を放送しているが、ハイビジョン放送の番組とは異なるワンセグ番組を放送していることもある。この場合であっても、使用者の意図しないワンセグ放送を録画してしまうことを防止することができる。
また、ワンセグ番組を記録する場合、このワンセグ番組がハイビジョン番組と同番組であるかどうかの判定を行い、この判定結果を記録部105に記録してもよい。ワンセグ番組を記録した後に、使用者のリモコン操作により、記録部105に記録されている番組の一覧を表示する要求を受け付ける。番組一覧の表示要求を受け付けると、記録部105に記録されているワンセグ番組の一覧を出力部102を介してテレビに出力する。この番組一覧の表示内容として、ワンセグ番組がハイビジョン番組と同じ内容かどうかの判定結果を表示する。
これにより、記録したワンセグ番組がハイビジョン番組と同番組か否かは番組一覧を見るだけで確認することが可能となる。同番組であれば、記録されているワンセグ番組をメモリカード107に転送して持ち出せばよい。記録されたワンセグ番組がハイビジョン番組と異なる番組であれば、ハイビジョン番組から再エンコードワンセグストリームを生成した後にメモリカード107に転送して持ち出せばよい。
つまり、本実施の形態の記録装置は、ユーザによる記録部105に記録されているコンテンツの一覧の表示要求を受け付けるリモコン受光部103と、リモコン受光部103がユーザによる記録部105に記録されているコンテンツの一覧の表示要求を受け付けた場合に、そのコンテンツの一覧情報を出力する出力部102とを備え、TS解析部204は、チューナ100で選局したチャンネルにハイビジョン番組とワンセグ番組との両方を含むと判定した場合において、更に、そのハイビジョン番組とワンセグ番組とが同一の番組であるか否かを判定し、その判定結果を記録部105に記録し、出力部102は、そのコンテンツの一覧情報とともにその判定結果を出力する。
これにより、同番組であれば、記録されているワンセグ番組をメモリカード107に転送して持ち出せばよいし、同番組でなければ、ユーザにその旨を報知することができる。
また、本実施の形態の記録装置は、リモコン受光部103は、更に、ユーザによるエンコードをするコンテンツの選択を受け付ける。
これにより、同番組であれば、記録されているワンセグ番組をメモリカード107に転送して持ち出せばよいし、同番組でなければ、ユーザの選択により、ワンセグ番組を作成することができる。
本発明にかかる記録装置は、デジタル放送の録画再生装置、あるいは、ネットワークを介して転送されるストリームデータを記録再生するといった用途にも適用できる。
100 チューナ
101 信号処理部
102 出力部
103 リモコン受光部
104 マイコン
105 記録部
106 メモリカードインタフェース
107 メモリカード
201 TSデコーダ
202 AVデコーダ
203 AVエンコーダ
204 TS解析部
205 ストリーム書込み処理部
206 ストリーム読込み処理部

Claims (6)

  1. 受信した放送信号を選局するチューナと、
    前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとの両方を含むか、高階層のコンテンツのみを含むか判定する判定部と、
    前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとの両方を含む場合にはその高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとを分離して出力し、前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツのみを含む場合にはその高階層のコンテンツを出力する分離部と、
    前記分離部から出力された高階層のコンテンツ及び低階層のコンテンツを記録可能な記録部と、
    高階層のコンテンツを低階層のコンテンツにエンコード可能なエンコーダとを、
    備え、
    前記判定部が、前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとの両方を含むと判断した場合には、その高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとの両方が前記記録部に記録される一方、
    前記判定部が、前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツのみを含むと判断した場合には、その高階層のコンテンツが前記記録部に記録されるともに、その高階層のコンテンツは前記エンコーダにより低階層のコンテンツにエンコードされ、前記記録部に記録される、記録装置。
  2. 前記エンコーダは、前記記録部に記録されるコンテンツの記録が完了した後に、そのコンテンツの読み出し及びエンコードを開始する、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記判定部は、前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとの両方を含むと判定した場合において、更に、その高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとが同一のコンテンツであるか否かを判定し、同一のコンテンツで無いと判断した場合においては、
    その高階層のコンテンツが前記記録部に記録されるともに、その記録された高階層のコンテンツは前記エンコーダに読み出されて低階層のコンテンツにエンコードされ、前記記録部に記録される、請求項1に記載の記録装置。
  4. ユーザによる前記記録部に記録されているコンテンツの一覧の表示要求を受け付ける受付部と、
    前記受付部がユーザによる前記記録部に記録されているコンテンツの一覧の表示要求を受け付けた場合に、そのコンテンツの一覧情報を出力する出力部とを備え、
    前記判定部は、前記チューナで選局したチャンネルに高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとの両方を含むと判定した場合において、更に、その高階層のコンテンツと低階層のコンテンツとが同一のコンテンツであるか否かを判定し、その判定結果を前記記録部に記録し、前記出力部は、前記コンテンツの一覧情報とともに前記判定結果を出力する、請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記受付部は、更に、ユーザによるエンコードをするコンテンツの選択を受け付ける、請求項4に記載の記録装置。
  6. メモリカードを挿入可能なメモリカード挿入部と、を備え、
    前記メモリカード挿入部にメモリカードが挿入された場合に、前記記録部に記録されている低階層のコンテンツの少なくとも一部を、前記メモリカードに記録する、請求項1に記載の記録装置。
JP2009183017A 2009-08-06 2009-08-06 記録装置 Pending JP2011035857A (ja)

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