JP2011035560A - 拡声装置 - Google Patents

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JP2011035560A JP2009178223A JP2009178223A JP2011035560A JP 2011035560 A JP2011035560 A JP 2011035560A JP 2009178223 A JP2009178223 A JP 2009178223A JP 2009178223 A JP2009178223 A JP 2009178223A JP 2011035560 A JP2011035560 A JP 2011035560A
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裕作 菊川
Masataka Osada
将高 長田
Takashi Sudo
隆 須藤
Akira Momose
章 百瀬
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Abstract

【課題】レシーバを耳に当て方がユーザによって異なっても、ユーザが聴きやすい音質で拡声出力することが可能な拡声装置を提供する。
【解決手段】レシーバ31から拡声出力された音声をマイクロホン332で集音して電気信号に変換し、この信号をA/D変換器333でA/D変換して、反射信号D(n)を得る。そして反射信号D(n)と音源信号X(n)に基づいて、信号処理部334が、レシーバ31とユーザの耳との距離S(耳穴の密閉度)を求め、補正パターン決定部335が、この距離Sに応じた補正パターンP(S)を出力する。そして、信号特性制御部336は、補正パターンP(S)にしたがって、音源信号X(n)の周波数特性を補正するようにしたものである。
【選択図】 図4

Description

この発明は、例えば携帯電話機のレシーバやイヤホンなどの拡声装置に関する。
従来の携帯電話機では、ユーザとの距離を検出し、レシーバを耳に当てて使用する使用形態か、机上に置くなどして使用する使用形態かを判定し、レシーバから拡声出力する音声の音量を制御していた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、レシーバを耳に当てて使用する使用形態であっても、人によりレシーバを密着させて使う人と、隙間を空けて使う人、また公衆的に共用されるものの場合には、衛生的な懸念から、耳から完全に離脱して使う人も存在する。
特許文献1に開示されるように、人体検知センサをマイクロホンの近傍に設けたとしても、これらの使用形態を把握することはできない。このため、従来の拡声装置では、必ずしも音声が聴きやすくならないという問題があった。
特開平11−305984公報
従来の拡声装置では、レシーバを耳に当てて使用する使用形態か、机上に置くなどして使用する使用形態かを判定して音量を制御するに過ぎないため、レシーバの耳への当て方の違いにより、必ずしも音声が聴きやすくならないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、レシーバの耳への当て方がユーザによって異なっても、ユーザが聴きやすい音量で拡声出力することが可能な拡声装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、耳に近接させて、音声を拡声出力する拡声装置において、音声を拡声する拡声手段と、この拡声手段と耳との距離を求める測距手段と、この測距手段が求めた距離に応じて、前記拡声手段から拡声出力する音声の所定の周波数帯域の音量を制御する音量制御手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、レシーバと耳との距離を求めて、この距離に応じて拡声音声の所定の周波数帯域の音量を制御するようにしている。
したがって、この発明によれば、レシーバを耳に当て方がユーザによって異なっても、ユーザが聴きやすい音量で拡声出力することが可能な拡声装置を提供できる。
耳穴の密閉度が高い状態で運用した場合のユーザが聴こえる音量の周波数特性を示す図。 耳穴の密閉度が低い状態で運用した場合のユーザが聴こえる音量の周波数特性を示す図。 この発明に関わる拡声装置を備えた移動無線端末装置の構成を示す回路ブロック図。 この発明に関わる拡声装置の構成例を示す回路ブロック図。 図4に示した補正パターン決定部が有する補正パターンを示す図。 図4に示した拡声装置の処理内容を説明するためのフローチャート。 この発明に関わる拡声装置の変形例の構成を示す回路ブロック図。 図7に示した拡声装置の処理内容を説明するためのフローチャート。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、ユーザがレシーバを隙間無く耳に当てるなど、耳穴の密閉度が高い状態で運用した場合において、ユーザが聴こえる音量の周波数特性FD(k)を示すものである。一方、図2は、図1の状態に比べて、耳穴の密閉度が低い状態で運用した場合の同周波数特性FD(k)を示すものである。
両状況を比較すると、距離の差はごくわずかであるにも関わらず、周波数特性FD(k)が大きく異なっている。すなわち、距離の差は、ユーザに聴こえる音量に影響し、詳細に検討すると、耳穴の密閉度が低下した場合には、周波数特性FD(k)が変化することがわかる。このため、本願発明では、距離に応じて単に音量を増大させるだけでなく、レシーバの耳穴の密閉度に応じて、拡声出力の周波数特性FD(k)を補正して、ユーザが認識する音質を改善する。
図3は、この発明の一実施形態に係わる拡声装置を備えた移動無線端末装置の構成を示すブロック図である。この移動無線端末装置は、携帯電話機などのモバイル機器であって、図3に示すように、主な構成要素として、制御部100と、無線通信部10と、表示部20と、通話部30と、操作部40と、記憶部50と、放送受信部60とを備え、基地局装置BSおよび移動通信網NWを介して通信する通信機能と、放送局BCから送信される地上デジタル放送信号を受信する放送受信機能とを備える。
無線通信部10は、制御部100の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSと無線通信を行うものであって、音声データや電子メールデータなどの送受信、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示部20は、制御部100の制御により、画像(静止画像および動画像)や文字情報などを表示して、視覚的にユーザに情報を伝達するものである。
通話部30は、レシーバ31やマイクロホン32を備え、マイクロホン32を通じて入力されたユーザの音声を制御部100にて処理可能な音声データに変換して制御部100に出力したり、無線通信部10を介して通話相手などから受信した音声データや記憶部50から読み出した音楽データ、放送受信部60が受信した音声データなどを復号してレシーバ31から拡声出力するものである。
また通話部30は、信号処理部33を備える。信号処理部33は、レシーバ31によりユーザの耳穴がどれくらい密閉されているかを示す密閉度を検出して、この密閉度に応じて、レシーバ31から拡声出力する音声の周波数特性や音量を制御するものである。その詳細については、後述する。
操作部40は、複数のキースイッチなどを備え、これを通じてユーザから指示を受け付けるものである。
記憶部50は、制御部100の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。なお、記憶部50は、HDD、RAM、ROM、ICメモリなどの1つまたは複数の記憶手段を含むものである。
放送受信部60は、放送局BCから送信される地上デジタル放送信号のうち、ワンセグメントを受信し、映像信号が、例えばH.264などの形式で符号化された放送データ(符号化ストリーム)を得る。なお、ここでは、低フレームレートのワンセグメントを例に挙げるが、これに限らず、より高いフレームレートのフルセグメントを受信するディジタルチューナであってもよい。
制御部100は、マイクロプロセッサを備え、記憶部50が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものであって、例えば音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する通信制御機能と、電子メールの作成や送受信を行うためのメールソフトウェアや、Webブラウジングを行うためのブラウザソフトウェア、ストリーミングデータのダウンロードや再生を行うためのメディア再生ソフトウェア、放送受信部60で得られた上記放送データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、放送される映像を表示部20に表示する放送受信制御を行う放送受信ソフトウェアなどを実行し、これらに係わる各部を制御するアプリケーション処理機能を備える。
次に、図4を参照して、信号処理部33について説明する。前述したように、信号処理部33は、レシーバ31によりユーザの耳穴がどれくらい密閉されているかを示す密閉度を検出して、この密閉度に応じて、レシーバ31から拡声出力する音声の周波数特性や音量を制御するものであって、例えば図4に示すように構成される。すなわち、信号処理部33は、A/D変換器(A/D)331と、マイクロホン332と、A/D変換器(A/D)333と、信号処理部334と、補正パターン決定部335と、信号特性制御部336と、D/A変換器(D/A)337とを備えている。
A/D変換器331は、通話部30により復号されたアナログ音声信号が音源信号として入力され、事前に決められた処理時間の単位(1フレーム=Nサンプル)ごとに、ディジタル信号X(n)(n=1,2,3,…N)に量子化する。ここで、Nは、一般的にN=1024,512などの2のべき乗して用いられるが、これに限定されない。
マイクロホン332は、レシーバ31の近傍に設けられ、レシーバ31から拡声される出力音声がユーザに反射した反射音や、上記出力音声が回り込んだエコー音を集音し、電気信号(アナログ音声信号)に変換する。このマイクロホンは、図1に示した通話用のマイクロホン32と共用するようにしてもよい。
A/D変換器333は、音源信号としてマイクロホン332の出力が入力され、A/D変換器331と同様にして、上記音源信号をA/D変換して、反射信号D(n)を得る。
信号処理部334は、ディジタル信号X(n)と反射信号D(n)に基づいて、レシーバ31によってユーザの耳穴がどれくらい密閉されているかを示す密閉度の指標となる距離Sを求めるもので、遅延推定部334aと、周波数比較部334bと、耳距離算出部334cとを備える。
遅延推定部334aは、反射信号D(n)とディジタル信号X(n)が入力され、両者を比較して反射信号D(n)の遅延量を検出し、これを遅延量D2として出力する。具体的には、例えば、有音判定を利用する。例えば、X(n)が、RフレームのX(n1)(1≦n1≦N)のときに有音判定され、D(n)が、R+r1(r1は0以上の整数)フレームのD(n2) (1≦n1≦N)のときに有音判定されたとすると、下式のように表わすことができる。
Figure 2011035560
なお、これに限定されるものではなく、他の手法であっても、ディジタル信号X(n)と反射信号D(n)との遅延量を検出できる方法であればよい。これによって、後段の周波数特性を精度よく比較することができる。
周波数比較部334bは、反射信号D(n)、ディジタル信号X(n)および遅延量D2が入力され、これらの周波数を比較し、比較特性FD(f)(f=1,2,3,…N)を得る。具体的には、まず、周波数比較部334bは、ディジタル信号X(n)を遅延量D2に相当する時間の間バッファしたバッファ信号B(n)を求める。例えば、D2がD2<Nの場合は、下式のように表すことができる。
Figure 2011035560
ここで、X1(n)は、x(n)の1フレーム前の信号である。もちろん、D2≧Nの場合でも同様にして求めることができる。
次に、周波数比較部334bは、バッファ信号B(n)と反射信号D(n)に、例えば高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform) (FFTポイント=2N)をそれぞれ施して、周波数領域の信号Bf(k), Df(k)(k=1,2,3, …N)に変換する。そして、周波数比較部334bは、これらの比較特性FD(k)(k=1,2,3,…N)を算出すると、FD(k)は、下式のように表わすことができる。
Figure 2011035560
上式では、FFTポイントは2Nとしたが、これに限定されるものではない。また、FFTの代用として、DFT(Discrete Fourier Transform)や離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)、ウォルシュ・アダマーン変換(WHT:Walsh Hadamard Transform)、ハーレ変換(HT:Harr Transform)、スラント変換(SLT:Slant Transform)、カルーネン・レーベ変換(KLT:Karhunen Loeve Transform)に代表される周波数領域に変換する他の直交変換を利用することも可能である。なお、αは重みであり、信号Bf(k)とDf(k)をそれぞれ正規化するための値である。これによって、Bf(n)かDf(n)のどちらかに影響が偏るのを抑えることができる。
耳距離算出部334cは、比較特性FD(f)が入力され、これに基づいて耳とレシーバ31との距離を推定し、これを距離Sとして出力する。ここで、耳とレシーバ31までの距離が近い場合(密閉度が高い場合)は、反射信号D(n)には、ユーザなどに反射される反射信号と、レシーバ31から直接回り込むエコー信号の両方が混在しており、図2に示すように比較特性FD(k)の低域成分が高くなる傾向がある。一方、耳とレシーバ31との距離が遠い場合(密閉度が低い場合)は、話者などに反射される反射信号の影響が弱まるため、比較特性FD(k)の低域成分が弱まる傾向がある。このことより、比較特性FD(k)から耳とレシーバ31との距離Sが推定できる。
具体的には、予め耳とレシーバ31との距離を可変させて取得しておいた周波数特性と比較特性FD(k)とのSD(スペクトル歪み)を計測しておき、この計測結果を耳距離算出部334cが記憶しておく。そして、耳距離算出部334cは、SDが近いほど、短い距離Sを出力するように設定しておく。なお、これ以外の手法でも、周波数特性から耳と音響出力デバイスまでの距離を推定できる手段あれば、これの手法に限定されるものではない。
なお、信号処理部334にて距離Sを求めるために用いられる音源信号として、通話相手から受信した受話音声の音声信号が考えられるが、これに限定されるものではない。例えば、記憶部50が記憶する楽曲データを制御部100が復号することによって得た音楽信号や、距離Sを測定するために適した所定の周波数の信号でもよい。あるいは、音声信号や音楽信号に、所定の周波数の信号を重畳して、この所定の周波数の信号を、信号処理部334が用いて、距離Sを測定するようにしてもよい。このように測定用の信号を重畳する場合には、ユーザが認識できない(人の可聴周波数範囲を超える)高い周波数あるいは低い周波数の信号を用いてもよい。
補正パターン決定部335は、距離Sと補正パターンP(S)とを対応づけた補正テーブルデータを予め記憶しており、距離Sが入力されると、これに対応する補正パターンP(S)を上記補正テーブルデータから検出し、出力する。距離Sと補正パターンの関係は、図5に示すように、距離Sが大きくなるほど、低域の補正が大きくなるように、補正テーブルデータが設定される。
ここで、補正パターンP(S)は、後段の信号特性制御部336が時間領域のIIRフィルタであれば、フィルタ係数を示すものとする。また、信号特性制御部336が周波数領域のFFTであれば、補正パターンP(S)は、FFTポイントに合わせたbin数を示すものとする。なお、補正パターンP(S)は、信号特性制御部336の補正方法に合わせた係数であればよく、上記の例に限定されない。
信号特性制御部336は、ディジタル信号X(n)と補正パターンP(S)が入力され、ディジタル信号X(n)の周波数特性を補正パターンP(a)に基づいて変更し、補正信号Y(n)として出力する。ここで、周波数特性を変更する手段は、前述したように、例えばFFTのような周波数域での変更手段や、IIRフィルタのような時間域での変更手段などが考えられる。
D/A変換器337は、補正信号Y(n)をD/A変換し、アナログ音声信号を出力する。このアナログ音声信号は、図示しない増幅器で増幅された後、レシーバ31から拡声出力される。
以上のように、上記構成の拡声装置では、レシーバ31から拡声出力された音声を集音して電気信号に変換し、この信号と音源信号に基づいて、レシーバ31とユーザの耳との距離S(耳穴の密閉度)を求め、この距離Sに応じた補正パターンで、音源信号の周波数特性を補正するようにしている。
したがって、上記構成の拡声装置によれば、レシーバ31の耳への当て方がユーザによって異なっても、当て方に応じて周波数特性が補正できるので、聴きやすい音質で拡声出力することができる。
なお、図4に示した信号処理部33の動作は、図6に示すフローチャートで説明することができる。すなわち、信号処理部33は、マイクロホン332を除いて、マイクロプロセッサで実現することができ、このマイクロプロセッサが図6に示す処理を実行することで実現できる。この場合、制御プログラムや制御データ(補正テーブルデータなど)は、記憶部50が記憶するようにする。また、この処理は、音声を拡声する場合に、所定の周期で繰り返し実行される。
ステップ6aにおいて信号処理部33は、音源信号に基づくアナログ音声信号をレシーバ31から拡声出力する処理を開始し、ステップ6bに移行する。
ステップ6bにおいて信号処理部33は、マイクロホン332を動作させ、レシーバ31から拡声される出力音声がユーザに反射した反射音や、上記出力音声が回り込んだエコー音の集音を開始し、ステップ6cに移行する。
ステップ6cにおいて信号処理部33は、音源信号およびマイクロホン332の出力を、それぞれA/D変換する処理を開始し、ステップ6dに移行する。これにより、ディジタル信号X(n)と反射信号D(n)が生成される。
ステップ6dにおいて信号処理部33は、ディジタル信号X(n)と反射信号D(n)を比較して反射信号D(n)の遅延量D2を検出し、ステップ6eに移行する。
ステップ6eにおいて信号処理部33は、ディジタル信号X(n)を遅延量D2に相当する時間だけ遅延させたバッファ信号B(n)を求め、このバッファ信号B(n)と反射信号D(n)の周波数を比較し、比較特性FD(f)(f=1,2,3,…N)を求める。そして、信号処理部33は、比較特性FD(f)に基づいて、耳とレシーバ31との距離Sを推定し、ステップ6fに移行する。
ステップ6fにおいて信号処理部33は、ステップ6eで求めた距離Sに対応する補正パターンP(S)を補正テーブルデータから検出し、ステップ6gに移行する。
ステップ6gにおいて信号処理部33は、ディジタル信号X(n)の周波数特性を補正パターンP(a)に基づいて変更し、補正信号Y(n)を得る。補正信号Y(n)は、信号処理部33にてD/A変換された後、レシーバ31から拡声出力される。
このように信号処理部33をプロセッサで構成した場合でも、同様の効果が得られる。
また、信号処理部33は、図7に示すように構成することもできる。すなわち、マイクロホン332、A/D変換器333および信号処理部334に代わって、センサ部338と信号処理部339を設ける。
センサ部338は、超音波や赤外線のような特定のセンサ信号H1を発信するとともに、この信号がユーザに反射した反射信号H2を受信する。そして反射信号H2の信号強度レベルDを信号処理部339に出力する。
信号処理部339は、信号強度レベルDに基づいて、ユーザの耳までの距離Sを推定する。すなわち、信号強度レベルDが小さいほど、距離Sを大きな値に推定する。
そして補正パターン決定部335は、予めユーザとの距離Sに補正パターンP(S)を補正テーブルデータを予め記憶しており、距離Sが入力されると、これに対応する補正パターンP(S)を上記補正テーブルデータから検出し、出力する。距離Sと補正パターンの関係は、図5に示すように、距離Sが大きくなるほど、低域の補正が大きくなるように、補正テーブルデータが設定される。
このような構成であっても、レシーバ31とユーザの耳との距離S(耳穴の密閉度)が推定でき、この推定した距離Sに応じた補正パターンで、音源信号の周波数特性を補正する。このため、レシーバ31の耳への当て方がユーザによって異なっても、当て方に応じて周波数特性が補正できるので、聴きやすい音質で拡声出力することができる。
なお、図7に示した信号処理部33の動作は、図8に示すフローチャートで説明することができる。すなわち、図7の信号処理部33は、センサ部338を除いて、マイクロプロセッサで実現することができ、このマイクロプロセッサが図8に示す処理を実行することで実現できる。この場合、制御プログラムや制御データ(補正テーブルデータなど)は、記憶部50が記憶するようにする。また、この処理は、音声を拡声する場合に、所定の周期で繰り返し実行される。
ステップ8aにおいて信号処理部33は、センサ部338を動作させ、センサ信号H1の発信と、反射信号H2の受信を行わせ、ステップ8bに移行する。
ステップ8bにおいて信号処理部33は、センサ部338が検出した信号強度レベルDを取得し、ステップ8cに移行する。
ステップ8cにおいて信号処理部33は、信号強度レベルDに基づいて、ユーザの耳までの距離Sを推定し、ステップ8dに移行する。
ステップ8dにおいて信号処理部33は、ステップ8cで求めた距離Sに対応する補正パターンP(S)を補正テーブルデータから検出し、ステップ8eに移行する。
ステップ8eにおいて信号処理部33は、ディジタル信号X(n)の周波数特性を補正パターンP(a)に基づいて変更し、補正信号Y(n)を得る。補正信号Y(n)は、信号処理部33にてD/A変換された後、レシーバ31から拡声出力される。
このように信号処理部33をプロセッサで構成した場合でも、同様の効果が得られる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
その一例として例えば、上記実施の形態では、携帯電話機に搭載する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、ヘッドホンなどに適用することも可能であり、同様の効果を得られる。
また補正パターン決定部335は、距離Sが予め設定した値を超える場合には、規定音がレシーバ31から拡声出力されるような補正パターンP(a)を出力するようにしてもよい。これによれば、レシーバ31が耳に正しく装着されておらず、距離Sが予め設定した値を超えると、これに伴って、ディジタル信号X(n)に対して規定音を拡声出力する補正が行われ、レシーバ31から規定音が拡声出力される。そして、この規定音を聴いたユーザは、レシーバ31が耳に正しく装着されていないことを認識できる。
そしてまた、センサ部338は、超音波や赤外線のような特定のセンサ信号H1を発信し、反射信号H2を受信するものとして説明したが、その他の手法で、ユーザとの距離を検出してもよい。例えば、接触センサや圧力センサやカメラセンサを用いてもよい。
接触センサを用いる場合には、ユーザに接触しているか否かを検出し、補正パターン決定部335は、接触しているか否かに応じて、補正パターンP(a)を切り替えるようにする。また圧力センサを用いる場合には、ユーザにどれくらいの圧力で接触しているかを検出し、信号処理部334が上記圧力に基づいて、レシーバ31による耳穴の密閉度を推定し、補正パターン決定部335は、上記密閉度に応じた補正パターンP(a)を出力するようにする。
カメラセンサを用いる場合は、取得される画像の輝度レベルから、ユーザに密着している度合いを検出する。ユーザが密着していると外光が入ってこず、カメラ画像の輝度レベルが低くなる。一方、ユーザが密着していなければ、外光が入ってきて、カメラ画像の輝度レベルが高くなる。補正パターン335は、上記の画像の輝度レベルの特徴に基づいて、補正パターンP(a)を切り替えるようにする。
ここで、外光は、時間や場所に応じて大きく変化するが、携帯電話機などのモバイル機器に内蔵されている時間情報やマイクロホンなどから得る周囲雑音の状況から、補正パターンP(a)を切り替えるための輝度レベルを調整することで対応可能である。いずれの手法でも、レシーバ31による耳穴の密閉度に応じた補正が行われるので、ユーザが聴きやすい音質で拡声出力することができる。
また、音楽を再生する場合、レシーバ31から音漏れがすると、周囲にはシャカシャカと不快な音に聴こえる。レシーバ31による耳穴の密閉度が低いと、このような不快音は大きく聴こえることになる。このため、上記実施の形態では、図5に示したように、密閉度が低い(距離Sが長い)場合に、低音域のレベルを上げるように補正したが、これに合わせ、もしくは代わりに、密閉度が低い(距離Sが長い)場合に、高音域のレベルを下げるように補正してもよい。このような補正によれば、シャカシャカとした高音域の音を抑制できるので、周囲にかかる迷惑を軽減できる。
また近時、ヘッドホンにおいて、これに搭載されるマイクロホンで周囲の雑音を集音し、雑音と逆位相の信号を再生信号に重畳して再生することで、雑音をキャンセルするノイズキャンセリング技術がある。この技術を適用したヘッドホンに本発明を適用することで、ユーザは、より高い音質で音楽などを聴取することができる。また雑音を集音するマイクロホンをマイクロホン332として利用することで、装置を小型化することができる。
また上記実施の形態では、信号処理部334は、ディジタル信号X(n)の周波数と反射信号D(n)の周波数を比較して比較特性FD(f)を求めるようにしているが、これに代わって例えば、補正信号Y(n)の周波数と反射信号D(n)の周波数を比較して比較特性FD(f)を求めるようにしてもよい。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
10…無線通信部、20…表示部、30…通話部、31…レシーバ、32…マイクロホン、33…信号処理部、40…操作部、50…記憶部、60…放送受信部、100…制御部、331…A/D変換器、332…マイクロホン、333…A/D変換器、334…信号処理部、334a…遅延推定部、334b…周波数比較部、334c…耳距離算出部、335…補正パターン決定部、336…信号特性制御部、337…D/A変換器、338…センサ部、339…信号処理部、BS…基地局装置、NW…移動通信網。

Claims (5)

  1. 耳に近接させて、音声を拡声出力する拡声装置において、
    音声を拡声する拡声手段と、
    この拡声手段と耳との距離を求める測距手段と、
    この測距手段が求めた距離に応じて、前記拡声手段から拡声出力する音声の所定の周波数帯域の音量を制御する音量制御手段とを具備したことを特徴とする拡声装置。
  2. 前記音量制御手段は、前記測距手段が求めた距離から、前記拡声手段による耳穴の密閉度を推定し、この推定した密閉度に応じて、前記拡声手段から拡声出力する音声の音量を制御することを特徴とする請求項1に記載の拡声装置。
  3. 前記音量制御手段は、前記測距手段が求めた距離が予め設定した値を超える場合に、規定音を発するように前記拡声手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の拡声装置。
  4. 前記測距手段は、前記拡声手段から拡声出力される音声を集音して電気信号に変換する手段を備え、この電気信号と、前記拡声手段から拡声出力される音声の元となる音声信号とを比較することで、前記拡声手段と耳との距離を求めることを特徴とする請求項1に記載の拡声装置。
  5. 前記測距手段は、前記拡声手段から所定の周波数の音声を拡声出力させ、この周波数の音声を集音した電気信号と、前記拡声手段から拡声出力される音声の元となる音声信号とを比較することで、前記拡声手段と耳との距離を求めることを特徴とする請求項4に記載の拡声装置。
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