JP2011035468A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】間欠受信を行うことで消費電力を低減して電池の寿命を延ばしつつ何れかの無線局が送信した無線信号を他の無線局が受信できるまでの遅延時間を短くする。
【解決手段】一の無線局(例えば、火災警報器TR1)から送信された通知メッセージ(火災警報メッセージ)を別の無線局(例えば、火災警報器TR2)で中継するマルチホップ通信を行う。そして、それぞれの無線局(火災警報器TR1,TR2)が通知メッセージ(火災警報メッセージ)を含む無線信号を送信する送信期間X,Yが連続するため、全ての無線局(火災警報器TR1〜TR3)が通知メッセージ(火災警報メッセージ)を含む無線信号を受信できるまでの遅延時間を短くすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の無線局からなる無線通信システムに関し、特に各無線局が電池を電源として動作する無線通信システムに関するものである。
我が国で使用する無線局については、占有周波数帯幅や隣接チャンネル漏洩電力などの使用電波の特性(RF特性)が電波法の規定を満たしていなくてはならない。また、電波法では使用目的ごとに異なる規格(通信規格)が規定されている。例えば、電波法第4条ただし書きにおいて免許を要しない無線局の一つとして規定される「小電力無線局」には、「コードレス電話の無線局」、「特定小電力無線局」、「小電力セキュリティシステム」、「小電力データ通信システムの無線局」などがあり、それぞれの無線局の無線設備について同法施行規則の設備規則によって規格が規定されている。例えば、電波法施行規則の無線設備規則第49条の17「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備」では、無線信号を連続して送信してもよい期間(送信期間)が3秒以下、送信期間と送信期間の間に設けられた、無線信号を送信してはいけない期間(休止期間)が2秒以上とすることが規定されている(同条第5号参照)。
従来、電池を電源として動作する複数の無線局からなる無線通信システムとして特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載されている従来システムでは、各無線局が間欠的に受信回路を起動して所望の電波(他の無線局が送信した無線信号)を受信できるか否かをチェックし、当該電波が捉えられなければ直ちに受信回路を停止して待機状態に移行することで平均消費電力を大幅に低減している。
特開2008−176515号公報
しかしながら、上述のように間欠受信動作を行うと、本来受信しなければならない無線信号を受信するタイミングが受信回路の間欠受信間隔の分だけ遅延することになる。したがって、消費電力の低減を目的として単純に間欠受信間隔を伸ばすことはできない。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、間欠受信を行うことで消費電力を低減して電池の寿命を延ばしつつ何れかの無線局が送信した無線信号を他の無線局が受信できるまでの遅延時間を短くすることができる無線通信システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数の無線局からなり、これら複数の無線局間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムであって、各無線局は、無線信号を送信する送信手段と、無線信号を受信する受信手段と、所定のイベントが発生したときに送信手段を起動し、所定の送信期間に前記イベントに対応した通知メッセージを含む無線信号を送信させるとともに所定の休止期間に無線信号の送信を休止させる動作を交互に繰り返し且つ前記イベントが発生していないときには送信手段を停止させる送信制御手段と、一定の間欠受信間隔を繰り返しカウントするタイマ手段と、タイマ手段による間欠受信間隔のカウント中は受信手段を停止させ、タイマ手段による間欠受信間隔のカウントが完了する度に受信手段を起動する受信制御手段と、電池を電源として各手段の動作電源を供給する給電手段とを備え、送信制御手段は、他の無線局より送信された前記通知メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該他の無線局の休止期間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、一の無線局から送信された通知メッセージを別の無線局で中継するマルチホップ通信を行うとともに、それぞれの無線局が通知メッセージを含む無線信号を送信する送信期間が連続するため、全ての無線局が通知メッセージを含む無線信号を受信できるまでの遅延時間を短くすることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各無線局の送信制御手段は、他の無線局より送信された前記通知メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該他の無線局に宛てて肯定応答メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させ、前記他の無線局の送信制御手段は、前記肯定応答メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該肯定応答メッセージの送信元である無線局のうちの少なくとも何れか1つの無線局に対して前記通知メッセージの送信を依頼する依頼メッセージを含む無線信号を送信手段から送信させ、当該依頼メッセージを受け取った前記無線局の送信制御手段のみが前記他の無線局の休止期間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、依頼メッセージを受け取った特定の無線局のみが通知メッセージを含む無線信号を中継するので、無線信号の衝突の機会を減らして遅延時間を短くすることができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記他の無線局を除く各無線局では、送信制御手段が前記肯定応答メッセージを含む無線信号を送信手段から送信させた後、当該他の無線局の次回以降の送信期間に受信制御手段が受信手段を起動することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、依頼メッセージを含む無線信号を確実に受信することができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記他の無線局の送信制御手段は、前記依頼メッセージを複数の無線局に送信する場合、当該依頼メッセージとともに前記通知メッセージを含む無線信号の送信区間を指定する送信区間指定メッセージを送信し、当該依頼メッセージ並びに送信区間指定メッセージを受け取った前記複数の無線局の送信制御手段は、前記他の無線局の休止期間内であり且つ前記送信区間指定メッセージで指定される送信区間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、通知メッセージを含む無線信号を中継する無線局が複数ある場合において、これら複数の無線局が送信する無線信号の衝突を回避することができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記他の無線局の送信制御手段は、前記依頼メッセージを含む無線信号を送信手段から送信させた送信期間と、当該送信期間以降の休止期間並びに送信期間との合計時間がタイマ手段でカウントする前記間欠受信間隔に達したら、送信手段に対して前記通知メッセージを含む無線信号の送信を停止させることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、他の無線局が無線信号を送信し続けることによる電池の消耗を抑えることができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、各無線局には固有の識別符号が割り当てられており、受信手段で無線信号が受信可能である無線局の識別符号を記憶する記憶手段を備え、前記他の無線局の送信制御手段は、送信手段に対して前記通知メッセージを含む無線信号の送信を停止させた後、当該他の無線局の識別符号以外の識別符号を記憶手段に記憶している1乃至複数の無線局に対して前記送信区間指定メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させ、当該送信区間指定メッセージを受け取った前記1乃至複数の無線局の送信制御手段は、前記他の無線局が送信を停止した後、前記送信区間指定メッセージで指定される送信区間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、全ての無線局に確実に通知メッセージを届けることができる。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記他の無線局を除く各無線局の送信制御手段は、前記他の無線局が前記通知メッセージを含む無線信号の送信を停止した後、記憶手段に記憶している、当該他の無線局の識別符号以外の別の識別符号を知らせるメッセージを含む無線信号を送信手段から送信させ、前記他の無線局の送信制御手段は、前記メッセージによって知らされた前記別の識別符号を記憶手段に記憶するとともに当該別の識別符号を記憶している無線局を前記送信区間指定メッセージの送信先の無線局とすることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記他の無線局を除く各無線局の送信制御手段は、記憶手段に記憶している、当該他の無線局の識別符号以外の別の識別符号を知らせるメッセージを前記通知メッセージとともに含む無線信号を送信手段から送信させ、前記他の無線局の送信制御手段は、前記メッセージによって知らされた前記別の識別符号を記憶手段に記憶するとともに当該別の識別符号を記憶している無線局を前記送信区間指定メッセージの送信先の無線局とすることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記他の無線局を除く各無線局の送信制御手段は、記憶手段に記憶している、当該他の無線局の識別符号以外の別の識別符号を知らせるメッセージを前記肯定応答メッセージとともに含む無線信号を送信手段から送信させ、前記他の無線局の送信制御手段は、前記メッセージによって知らされた前記別の識別符号を記憶手段に記憶するとともに当該別の識別符号を記憶している無線局を前記送信区間指定メッセージの送信先の無線局とすることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項6〜9の何れか1項の発明において、前記送信区間指定メッセージを受け取った無線局並びに前記通知メッセージの送信を停止した無線局を除く他の無線局の送信制御手段は、前記通知メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該通知メッセージの送信元である無線局の休止期間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする。
本発明によれば、間欠受信を行うことで消費電力を低減して電池の寿命を延ばしつつ何れかの無線局が送信した無線信号を他の無線局が受信できるまでの遅延時間を短くすることができる。
本発明の実施形態1を示し、(a)は火災警報器(無線局)のブロック図、(b)は火災警報システム(無線通信システム)のシステム構成図である。 同上における無線信号のフレームフォーマットである。 同上の火災感知時(イベント発生時)の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の実施形態2を示すシステム構成図である。 同上の火災感知時(イベント発生時)の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の実施形態3を示すシステム構成図である。 同上の火災感知時(イベント発生時)の動作を説明するためのタイムチャートである。 同上の火災感知時(イベント発生時)の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、火災を感知して警報音を鳴動するとともに電波を媒体とし且つ火災感知メッセージ(イベント<火災感知>を通知するための通知メッセージ)を含む無線信号を送信する火災警報器を無線局とした無線通信システム(火災警報システム)に本発明の技術思想を適用した実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1(b)は本実施形態のシステム構成図であり、複数台(図示例では3台)の火災警報器TRで火災警報システムが構成されている。なお、以下の説明では、火災警報器TRを個別に示す場合は火災警報器TR1,TR2,TR3と表記し、総括して示す場合は火災警報器TRと表記する。
火災警報器TRは、図1(a)に示すようにアンテナ3から電波を媒体とした無線信号を送信するとともに他の火災警報器TRが送信した無線信号をアンテナ3で受信する無線送受信部2と、音(ブザー音や音声メッセージなど)による火災警報(以下、「警報音」と呼ぶ。)を報知(スピーカから鳴動)する警報部5と、マイコンや書換可能な不揮発性の半導体メモリなどからなるメモリ部1aを主構成要素とし火災感知部4で火災を感知したときに警報部5に警報音を鳴動させるとともに他の火災警報器TRに対して火災警報を報知させるための火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる制御部1と、乾電池等の電池を電源として各部に動作電源を供給する電池電源部6とを具備している。なお、各火災警報器TRi(i=1,2,3)には固有の識別符号が割り当てられてメモリ部1aに格納されており、当該識別符号によって無線信号の宛先(送信先)並びに送信元の火災警報器TRiが特定できる。
無線送受信部2は、電波法施行規則第6条第4項第3号に規定される「小電力セキュリティシステムの無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。また火災感知部4は、例えば、火災に伴って発生する煙や熱、炎などを検出することで火災を感知するものである。但し、無線送受信部2並びに火災感知部4の詳細な構成については、従来周知であるから詳細な説明は省略する。
制御部1は、図示しないメモリ(ROMあるいはEEPROMなど)に格納されたプログラムをマイコンで実行することによって後述する各種の機能を実現しており、送信制御手段並びに受信制御手段に相当する。火災感知部4で火災の発生が感知されると、制御部1は警報部5が備えるブザーを駆動して警報音を鳴動させたり、あるいは予めメモリ(あるいはメモリ部1a)に格納されている警報用の音声メッセージ(例えば、「火事です」など)をスピーカに鳴動させることで火災警報を報知するとともに、他の火災警報器TRにおいても火災警報を報知させるため、火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる。また、他の火災警報器TRから送信された無線信号を無線送受信部2で受信することにより火災警報メッセージを受け取ったときも、制御部1が警報部5を制御して警報音を鳴動させる。つまり、制御部1では火災感知部4が火災を感知したときに警報部5から警報音を鳴動させて火災警報を報知するとともに火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる機能を有している。
ここで、電波法施行規則の無線設備規則第49条の17「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備」では、無線信号を連続して送信してもよい期間(送信期間)が3秒以下、送信期間と送信期間の間に設けられた、無線信号を送信してはいけない期間(休止期間)が2秒以上とすることが規定されている(同条第5号参照)。このために本実施形態における制御部1では、上記無線設備規則に適合する送信期間に無線信号を送信させるとともに休止期間に送信を停止し且つ受信可能な状態としている。
また電池電源部6の電池寿命をできるだけ長くするため、制御部1ではマイコンに内蔵するタイマ(タイマ手段)で所定の間欠受信間隔(但し、間欠受信間隔は前記送信期間よりも長い時間とする)を繰り返しカウントするとともに間欠受信間隔のカウントが完了する毎に無線送受信部2を起動して所望の電波(他の火災警報器TRが送信した無線信号)が受信できるか否かをチェックし、当該電波が捉えられなければ直ちに無線送受信部2を停止して待機状態に移行させることで平均消費電力を大幅に低減している。なお、電波の受信チェックは、無線送受信部2から出力される、受信信号強度の大小に比例した直流電圧信号である受信信号強度表示信号(Receiving Signal Strength Indication:RSSI信号)に基づいて制御部1が行っており、詳細については従来周知であるから省略する。
ここで、本実施形態の火災警報システムでは、一の火災警報器TRが送信する無線信号を他の火災警報器TRが中継することでマルチホップ通信を行っている。例えば、図1(b)では無線通信が可能な状態を矢印で表しており、火災警報器TR1とTR2並びに火災警報器TR2とTR3との間では直接無線通信が可能であるが、火災警報器TR1とTR3との間では直接無線通信することができない状況にある。このような状況下において、例えば、火災警報器TR1が火災を感知した場合、火元の火災感知器TR1から送信される火災感知メッセージは火災感知器TR2に直接届くが、火災感知器TR3へは火災感知器TR2を介したマルチホップ通信で中継された後に届くことになる。そして、全ての火災警報器TR2,TR3に火災警報メッセージが届けば、火災を感知した火元の火災警報器TR1だけでなく、火元以外の火災警報器TR2,TR3を含めた全ての火災警報器TR1〜TR3が連動して火災警報を報知することができる。
図2は火災警報器TRが送受信する無線信号のフレームフォーマットを示しており、同期ビット(プリアンブル:PA)、フレーム同期パターン(ユニークワード:UW)、宛先アドレスDA、送信元アドレスSA、メッセージM、CRC符号で1フレームが構成されている。ここで、宛先アドレスDAとして各火災警報器TRの識別符号を設定すれば当該識別符号の火災警報器TRのみが無線信号を受信してメッセージを取得することになるが、宛先アドレスDAとして何れの火災警報器TRにも割り当てられていない特殊なビット列(例えば、すべてのビットを1としたビット列)を設定することで無線信号を同報(マルチキャスト)して全ての火災警報器TRにメッセージを取得させることができる。例えば、火元の火災警報器TRから火災警報メッセージを含む無線信号が同報される。
次に、図3のタイムチャートを参照しながら、何れかの火災警報器TRで火災を感知してから全ての火災警報器TR1〜TR3が火災警報を連動して報知するまでの動作を説明する。
例えば、火災警報器TR1において火災感知部4が火災を感知すると、火災警報器TR1の制御部1は警報部5より警報音を鳴動させるとともに無線送受信部2を起動し、メッセージMとして火災警報メッセージ並びに火元である自己の識別符号及び火災警報メッセージを含む無線信号の送信を終了する時間を含み且つ宛先アドレスDAに同報用のマルチキャストアドレスを設定した無線信号を送信する。この際、送信元(火元)の火災警報器TR1の制御部1は、送信期間X内で送信可能なフレーム数だけ無線信号を連続して送信し、送信期間X後の休止期間(受信期間Y)には無線送受信部2を受信状態に切り換える。
ここで、火元以外の火災警報器TR2,TR3では、制御部1が間欠受信間隔Txのカウントが完了する毎に無線送受信部2を起動して無線信号の有無を確認している。そして、火災警報器TR2の無線送受信部2が起動しているときに前記火災警報メッセージを含む無線信号を受信すれば、火災警報器TR2の制御部1は当該無線信号のメッセージMに含まれている終了時間に達した時点で無線送受信部2を起動して火元の火災警報器TR1から受け取ったメッセージMの内容をそのままコピーした無線信号をマルチキャスト送信させる。つまり、火災警報器TR1の送信期間Xと火災警報器TR2の送信期間(=火災警報器TR1の受信期間Y)とが連続することになるため、3台目の火災警報器TR3で間欠受信間隔Txのカウントが完了するタイミングが無線信号の送信期間X,Yと一致する確率を大幅に増大させることができる。
而して本実施形態によれば、一の無線局(例えば、火災警報器TR1)から送信された通知メッセージ(火災警報メッセージ)を別の無線局(例えば、火災警報器TR2)で中継するマルチホップ通信を行うとともに、それぞれの無線局(火災警報器TR1,TR2)が通知メッセージ(火災警報メッセージ)を含む無線信号を送信する送信期間X,Yが連続するため、全ての無線局(火災警報器TR1〜TR3)が通知メッセージ(火災警報メッセージ)を含む無線信号を受信できるまでの遅延時間を短くすることができる。
(実施形態2)
本実施形態の火災警報システムのシステム構成図を図4に示す。但し、本実施形態における火災警報器TRは実施形態1と同一のものであるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
図4においても無線通信が可能な状態を矢印で表しており、本実施形態では、火災警報器TR1が火災警報器TR2〜TR4と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR2は火災警報器TR1,TR3〜TR5と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR3,TR4はそれぞれ火災警報器TR1,TR2と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR5は火災警報器TR2と相互に無線通信可能な状況にある。但し、各火災警報器TRi(i=1,2,…,5)においては、直接無線通信可能な他の火災警報器TRの識別符号と、他の火災警報器TRが中継可能な火災警報器TRの識別符号とをメモリ部1aに記憶している。
次に、図5のタイムチャートを参照しながら、何れかの火災警報器TR(以下の説明ではTR1)で火災を感知してから全ての火災警報器TR1〜TR5が火災警報を連動して報知するまでの動作を説明する。
火災警報器TR1において火災感知部4が火災を感知すると、火災警報器TR1の制御部1は警報部5より警報音を鳴動させるとともに無線送受信部2を起動し、メッセージMとして火災警報メッセージ並びに火元である自己の識別符号及び火災警報メッセージを含む無線信号の送信を終了する時間を含み且つ宛先アドレスDAに同報用のマルチキャストアドレスを設定した無線信号を送信する。
例えば、火災警報器TR2,TR3の無線送受信部2が起動しているときに前記火災警報メッセージを含む無線信号を受信すれば、火災警報器TR2,TR3の制御部1は肯定応答(ACK)メッセージを含み且つ火元である火災警報器TR1の識別符号を宛先アドレスDAに設定した無線信号を無線送受信部2から送信させる。但し、これら2台の火災警報器TR2,TR3が同時に無線信号を送信してしまうと衝突が生じるので、それぞれの火災警報器TR2,TR3の制御部1は、自己の識別符号に対応付けて設定されている待ち時間が経過した後、キャリアセンスを行った上で無線送受信部2から無線信号を送信させている。
火元の火災警報器TR1の制御部1は、火災警報器TR2,TR3からACKメッセージを受け取ると、当該ACKメッセージの送信元アドレスSAに設定されている識別符号(火災警報器TR2,TR3の識別符号)とメモリ部1aに記憶している識別符号(直接無線通信可能な火災警報器TRの識別符号)とを照合し、ACKメッセージを返信してきていない識別符号を抽出する。今の場合、火災警報器TR4,TR5の識別符号が抽出されるが、火災警報器TR1の制御部1は、中継可能な識別符号として火災警報器TR4,TR5の識別符号が登録されている他の火災警報器TR(今の場合はTR2)の識別符号をメモリ部1aから選出する。さらに火災警報器TR1の制御部1は、メモリ部1aから選出した前記識別符号(火災警報器TR2の識別符号)を宛先アドレスDAに設定するとともに火災警報メッセージの送信(中継)を依頼する依頼メッセージ並びに自らが火災警報メッセージを含む無線信号の送信を終了する時間をメッセージMに含む無線信号を無線送受信部2から送信させる。
火災警報器TR1から依頼メッセージを受け取った火災警報器TR2の制御部1は、当該無線信号のメッセージMに含まれている終了時間に達した時点で無線送受信部2を起動して火災警報メッセージを含む無線信号をマルチキャスト送信させる。つまり、実施形態1と同様に火災警報器TR1の送信期間Xと火災警報器TR2の送信期間(=火災警報器TR1の受信期間Y)とが連続することになる。そして、2台の火災警報器TR4,TR5は、火元の火災警報器TR1若しくは中継依頼先の火災警報器TR2の何れかより送信される無線信号を受信することができる。尚、火元の火災警報器TR1並びに中継依頼先の火災警報器TR2の制御部1では、連続する送信期間(火災警報器TR1,TR2の送信期間の合計期間)が間欠受信間隔Txに達したら無線信号の送信を停止する。尚、このように間欠受信間隔Txに達したときに無線信号の送信を停止するのは、これらの火災警報器TR1,TR2における電力消費を抑制して電池の消耗を防ぐ為である。
このように本実施形態では、火元の火災警報器TR1から依頼メッセージを受け取った特定の火災警報器TR2のみが火災警報メッセージを含む無線信号を中継するので、無線信号の衝突の機会を減らして遅延時間を短くすることができるという利点がある。
ここで、火元の火災警報器TR1から送信された無線信号(火災警報メッセージを含む無線信号)を直接受信した火災警報器TR2,TR3の制御部1では、ACKメッセージを含む無線信号を送信させた後、火元の火災警報器TR1の次回以降の送信期間Xに無線送受信部2を受信状態で起動しているので、火元の火災警報器TR1から送信される依頼メッセージを含む無線信号を確実に受信することができる。
(実施形態3)
本実施形態の火災警報システムのシステム構成図を図6に示す。但し、本実施形態における火災警報器TRは実施形態1と同一のものであるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
図6においても無線通信が可能な状態を矢印で表しており、本実施形態では、火災警報器TR1が火災警報器TR2〜TR4と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR2は火災警報器TR1,TR4と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR3は火災警報器TR1,TR4と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR4は他の全ての火災警報器TR1〜TR3,TR5,TR6と相互に無線通信可能であり、火災警報器TR5,TR6は何れも火災警報器TR4とのみ相互に無線通信可能な状況にある。但し、各火災警報器TRi(i=1,2,…,6)においては、直接無線通信可能な他の火災警報器TRの識別符号と、他の火災警報器TRが中継可能な火災警報器TRの識別符号とをメモリ部1aに記憶している。
次に、図7のタイムチャートを参照しながら、何れかの火災警報器TR(以下の説明ではTR1)で火災を感知してから全ての火災警報器TR1〜TR6が火災警報を連動して報知するまでの動作を説明する。
火災警報器TR1において火災感知部4が火災を感知すると、火災警報器TR1の制御部1は警報部5より警報音を鳴動させるとともに無線送受信部2を起動し、メッセージMとして火災警報メッセージ並びに火元である自己の識別符号及び火災警報メッセージを含む無線信号の送信を終了する時間を含み且つ宛先アドレスDAに同報用のマルチキャストアドレスを設定した無線信号を送信する。
例えば、火災警報器TR2,TR3の無線送受信部2が起動しているときに前記火災警報メッセージを含む無線信号を受信すれば、火災警報器TR2,TR3の制御部1はACKメッセージを含み且つ火元である火災警報器TR1の識別符号を宛先アドレスDAに設定した無線信号を無線送受信部2から送信させる。
火元の火災警報器TR1の制御部1は、火災警報器TR2,TR3からACKメッセージを受け取ると、当該ACKメッセージの送信元アドレスSAに設定されている識別符号(火災警報器TR2,TR3の識別符号)とメモリ部1aに記憶している識別符号(直接無線通信可能な火災警報器TRの識別符号)とを照合し、ACKメッセージを返信してきていない識別符号を抽出する。今の場合、火災警報器TR4の識別符号が抽出されるが、火災警報器TR1の制御部1は、中継可能な識別符号として火災警報器TR4の識別符号が登録されている他の火災警報器TR(今の場合はTR2,TR3)の識別符号をメモリ部1aから選出する。さらに火災警報器TR1の制御部1は、メモリ部1aから選出した前記識別符号(火災警報器TR2,TR3の識別符号)をそれぞれ宛先アドレスDAに設定するとともに火災警報メッセージの送信(中継)を依頼する依頼メッセージ並びに火災警報メッセージを中継する際の送信区間を指定する送信区間指定メッセージ及び自らが火災警報メッセージを含む無線信号の送信を終了する時間をメッセージMに含む無線信号を無線送受信部2から送信させる。尚、送信区間指定メッセージは、依頼先の火災警報器TR2,TR3が無線信号を送信する期間(=火元の火災警報器TR1の受信期間Y)を均等に分割した複数の時間帯(送信区間)の何れかを指定するものであって、例えば、一方の火災警報器TR2に対して前半の送信区間を指定し、他方の火災警報器TR3に対して後半の送信区間を指定する。
火災警報器TR1から依頼メッセージを受け取った火災警報器TR2,TR3のうち、送信区間指定メッセージで前半の送信区間が指定された火災警報器TR2の制御部1は、当該無線信号のメッセージMに含まれている終了時間に達した時点で無線送受信部2を起動して火災警報メッセージを含む無線信号をマルチキャスト送信させるとともに、指定された送信区間(送信期間Yの半分の時間)が経過したら当該無線信号の送信を停止させる。そして、送信区間指定メッセージで後半の送信区間が指定された火災警報器TR3の制御部1は、先に無線信号を送信した火災警報器TR2の送信が終了した時点で無線送受信部2を起動して火災警報メッセージを含む無線信号をマルチキャスト送信させるとともに、指定された送信区間(送信期間Yの半分の時間)が経過したら当該無線信号の送信を停止させる。つまり、実施形態1,2と同様に火災警報器TR1の送信期間Xと火災警報器TR2並びに火災警報器TR3の送信期間(=火災警報器TR1の受信期間Y)とが連続することになる。図7においては、火災警報器TR4が火災警報器TR2より送信される無線信号を受信し、火元の火災警報器TR1に対してACKメッセージを含む無線信号を送信している。尚、火元の火災警報器TR1並びに中継依頼先の火災警報器TR2,TR3の制御部1では、連続する送信期間(火災警報器TR1〜TR3の送信期間の合計期間)が間欠受信間隔Txに達したら無線信号の送信を停止する。
ここで、火災警報器TR4からACKメッセージを受け取った火元の火災警報器TR1では、制御部1が当該ACKメッセージの送信元アドレスSAに設定されている識別符号(火災警報器TR4の識別符号)とメモリ部1aに記憶している識別符号(直接無線通信可能な火災警報器TRの識別符号)とを照合し、ACKメッセージを返信してきていない識別符号を抽出する。今の場合、火災警報器TR5,TR6の識別符号が抽出されるが、火災警報器TR1の制御部1は、中継可能な識別符号として火災警報器TR5,TR6の識別符号が登録されている他の火災警報器TR(今の場合はTR4)の識別符号をメモリ部1aから選出する。さらに火災警報器TR1の制御部1は、メモリ部1aから選出した前記識別符号(火災警報器TR4の識別符号)を宛先アドレスDAに設定するとともに火災警報メッセージの送信(中継)を依頼する依頼メッセージ並びに自らが火災警報メッセージを含む無線信号の送信を終了する時間をメッセージMに含む無線信号を無線送受信部2から送信させる。
火元の火災警報器TR1から依頼メッセージを受け取った火災警報器TR4の制御部1は、火元の火災警報器TR1の制御部1に代わって、送信期間X内に火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2から送信させるとともに受信期間Yでは無線送受信部2を受信状態とする動作を繰り返しつつ他の火災警報器TR(今の場合はTR6)からACKメッセージを含む無線信号を受信するのを待つ。但し、火災警報器TR4の制御部1は、火元の火災警報器TR1の制御部1と同様に、必要に応じて他の火災警報器TRに依頼メッセージを送信して無線信号の中継を依頼する。このようにして火災警報器TR4から残り2台の火災警報器TR5,TR6に火災警報メッセージが届けられて全ての火災警報器TR1〜TR6で火災警報が報知されることになる。但し、図7においては火災警報器TR6が無線信号を受信してACKメッセージを送信するまでの動作を省略している。
最後に、自らの火災感知部4で火災を感知したときに各火災警報器TRの制御部1が実行する処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
火災感知部4で火災が感知されると(ステップS1)、制御部1は警報部5から火災警報を報知させるとともに、上述したように火災警報メッセージ等を含む無線信号を無線送受信部2からマルチキャスト送信し(ステップS2)、送信期間Xが終了したら無線送受信部2を受信状態として他の火災警報器TRから返信されるACKメッセージの受信を待つ(ステップS3)。
他の火災警報器TRから返信されるACKメッセージを受信したら、制御部1は、上述したように火災警報メッセージの中継を依頼する依頼先の火災警報器TRを選出するとともに、複数の火災警報器TRに依頼する場合においては各依頼先の火災警報器TRに対して火災警報メッセージの送信区間を割り当てる(ステップS4)。そして制御部1は、選出した依頼先の火災警報器TRに対して依頼メッセージ並びに区間指定メッセージ等を含む無線信号を無線送受信部2から送信させ(ステップS5)、その後、無線送受信部2を受信状態に切り換えて受信期間Yとする(ステップS6)。尚、この受信期間Yにおいては、中継を依頼した他の火災警報器TRが火災警報メッセージを含む無線信号を送信することになる。
制御部1は、自らの送信期間Xと中継を依頼した他の火災警報器TRの送信期間(=自らの受信期間Y)との合計が間欠受信間隔Tx未満の間は送信期間X毎に火災警報メッセージ等を含む無線信号を送信し(ステップS7〜S9)、前記合計が間欠受信間隔Tx以上となれば、火災警報メッセージの送信を終了し、無線送受信部2を受信状態として他の火災警報器TRから返信されるACKメッセージの受信を待つ(ステップS10)。
そして、制御部1では、他の火災警報器TRからACKメッセージを受信するか否かで新たに火災警報メッセージの中継を依頼する必要があるかを判断し(ステップS11)、必要が無ければ処理を終了し(ステップS13)、必要があれば依頼メッセージ並びに送信区間指定メッセージ等を含む無線信号を新たな依頼先の火災警報器TRに対して無線送受信部2から送信させ(ステップS12)、その後に処理を終了する(ステップS13)。
ところで、各火災警報器TRの制御部1は、直接無線通信できる他の火災警報器TRの識別符号については事前(例えば、施工時)の初期設定において無線通信を行うことによりその識別符号を知ってメモリ部1aに記憶しておくことができる。一方、自らは直接無線通信することができず、他の火災警報器TRに中継して貰わなければ無線通信することができない火災警報器TRの識別符号並びに当該中継元の火災警報器TRの識別符号については、各制御部1は以下のような方法で取得すればよい。
例えば、火災警報メッセージを受け取った際に火元の火災警報器TRへ返信するACKメッセージとともにメモリ部1aに記憶している当該火元の火災警報器TR以外の識別符号を知らせるメッセージを送信すればよい(請求項9の発明に対応)。あるいは、火元の火災警報器TRからの依頼で火災警報メッセージを中継する際に当該火元の火災警報器TR以外の識別符号を知らせるメッセージも併せて送信すればよい(請求項8の発明に対応)。若しくは、火元の火災警報器TRが火災警報メッセージの送信を終了した後に当該火元の火災警報器TR以外の識別符号を知らせるメッセージを送信してもよい(請求項7の発明に対応)。
TR 火災警報器(無線局)
1 制御部(送信制御手段,受信制御手段,タイマ手段)
2 無線送受信部(送信手段,受信手段)
3 アンテナ(送信手段,受信手段)
6 電池電源部(給電手段)

Claims (10)

  1. 複数の無線局からなり、これら複数の無線局間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムであって、
    各無線局は、無線信号を送信する送信手段と、無線信号を受信する受信手段と、所定のイベントが発生したときに送信手段を起動し、所定の送信期間に前記イベントに対応した通知メッセージを含む無線信号を送信させるとともに所定の休止期間に無線信号の送信を休止させる動作を交互に繰り返し且つ前記イベントが発生していないときには送信手段を停止させる送信制御手段と、一定の間欠受信間隔を繰り返しカウントするタイマ手段と、タイマ手段による間欠受信間隔のカウント中は受信手段を停止させ、タイマ手段による間欠受信間隔のカウントが完了する度に受信手段を起動する受信制御手段と、電池を電源として各手段の動作電源を供給する給電手段とを備え、
    送信制御手段は、他の無線局より送信された前記通知メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該他の無線局の休止期間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする無線通信システム。
  2. 各無線局の送信制御手段は、他の無線局より送信された前記通知メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該他の無線局に宛てて肯定応答メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させ、
    前記他の無線局の送信制御手段は、前記肯定応答メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該肯定応答メッセージの送信元である無線局のうちの少なくとも何れか1つの無線局に対して前記通知メッセージの送信を依頼する依頼メッセージを含む無線信号を送信手段から送信させ、
    当該依頼メッセージを受け取った前記無線局の送信制御手段のみが前記他の無線局の休止期間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記他の無線局を除く各無線局では、送信制御手段が前記肯定応答メッセージを含む無線信号を送信手段から送信させた後、当該他の無線局の次回以降の送信期間に受信制御手段が受信手段を起動することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記他の無線局の送信制御手段は、前記依頼メッセージを複数の無線局に送信する場合、当該依頼メッセージとともに前記通知メッセージを含む無線信号の送信区間を指定する送信区間指定メッセージを送信し、
    当該依頼メッセージ並びに送信区間指定メッセージを受け取った前記複数の無線局の送信制御手段は、前記他の無線局の休止期間内であり且つ前記送信区間指定メッセージで指定される送信区間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 前記他の無線局の送信制御手段は、前記依頼メッセージを含む無線信号を送信手段から送信させた送信期間と、当該送信期間以降の休止期間並びに送信期間との合計時間がタイマ手段でカウントする前記間欠受信間隔に達したら、送信手段に対して前記通知メッセージを含む無線信号の送信を停止させることを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
  6. 各無線局には固有の識別符号が割り当てられており、受信手段で無線信号が受信可能である無線局の識別符号を記憶する記憶手段を備え、
    前記他の無線局の送信制御手段は、送信手段に対して前記通知メッセージを含む無線信号の送信を停止させた後、当該他の無線局の識別符号以外の識別符号を記憶手段に記憶している1乃至複数の無線局に対して前記送信区間指定メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させ、
    当該送信区間指定メッセージを受け取った前記1乃至複数の無線局の送信制御手段は、前記他の無線局が送信を停止した後、前記送信区間指定メッセージで指定される送信区間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 前記他の無線局を除く各無線局の送信制御手段は、前記他の無線局が前記通知メッセージを含む無線信号の送信を停止した後、記憶手段に記憶している、当該他の無線局の識別符号以外の別の識別符号を知らせるメッセージを含む無線信号を送信手段から送信させ、
    前記他の無線局の送信制御手段は、前記メッセージによって知らされた前記別の識別符号を記憶手段に記憶するとともに当該別の識別符号を記憶している無線局を前記送信区間指定メッセージの送信先の無線局とすることを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
  8. 前記他の無線局を除く各無線局の送信制御手段は、記憶手段に記憶している、当該他の無線局の識別符号以外の別の識別符号を知らせるメッセージを前記通知メッセージとともに含む無線信号を送信手段から送信させ、
    前記他の無線局の送信制御手段は、前記メッセージによって知らされた前記別の識別符号を記憶手段に記憶するとともに当該別の識別符号を記憶している無線局を前記送信区間指定メッセージの送信先の無線局とすることを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
  9. 前記他の無線局を除く各無線局の送信制御手段は、記憶手段に記憶している、当該他の無線局の識別符号以外の別の識別符号を知らせるメッセージを前記肯定応答メッセージとともに含む無線信号を送信手段から送信させ、
    前記他の無線局の送信制御手段は、前記メッセージによって知らされた前記別の識別符号を記憶手段に記憶するとともに当該別の識別符号を記憶している無線局を前記送信区間指定メッセージの送信先の無線局とすることを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
  10. 前記送信区間指定メッセージを受け取った無線局並びに前記通知メッセージの送信を停止した無線局を除く他の無線局の送信制御手段は、前記通知メッセージを含む無線信号を受信手段で受信した場合、当該通知メッセージの送信元である無線局の休止期間に前記通知メッセージを含む無線信号を送信手段より送信させることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の無線通信システム。
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