JP2011035344A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放熱が十分でないと、発光素子の発光効率が低下する(輝度が低下する)、発光素子の寿命が短くなる等の問題がある。
【解決手段】 本発明に係る発光装置は、表面及び裏面に発光素子が配置された発光素子基板と、発光素子基板の表面と熱的に接続された第1の放熱板と、発光素子基板の裏面と熱的に接続された第2の放熱板と、を有する。第1の放熱板及び第2の放熱板は発光素子基板を介して対向しており、第1の放熱板及び第2の放熱板の少なくとも一方は、外部に固定可能な固定手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)などの発光素子を備え、両面方向に発光が可能な発光装置に関する。
今日、LEDなどの発光素子を光源とした各種文字や図柄等を表示する看板等が多用されている。例えば、特許文献1には、筐体内に、多数のLEDが配置された2枚の基板を背面同士が対向するように設置させることにより、表面側及び裏面側に発光可能な表示器が記載されている。
特許文献2には、1枚の基板の両面に多数のLEDを配置させることにより、表面側及び裏面側に発光可能な光源装置が記載されている。
特開2003−186428号公報 特開2006−310584号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された発光装置では、発光素子からの熱を効果的に放散させることができない。放熱が十分でないと、発光素子の発光効率が低下する(輝度が低下する)、発光素子の寿命が短くなる等の問題がある。
本発明に係る発光装置は、表面及び裏面に発光素子が配置された発光素子基板と、発光素子基板の表面と熱的に接続された第1の放熱板と、発光素子基板の裏面と熱的に接続された第2の放熱板と、を有する。第1の放熱板及び第2の放熱板は発光素子基板を介して対向しており、第1の放熱板及び第2の放熱板の少なくとも一方は、外部に固定可能な固定手段を有することを特徴とする。
第1の放熱板及び第2の放熱板は、互いにずれて配置されていることが好ましい。
第1の放熱板は、発光素子を内側に位置させるための開口部を有し、開口部の周囲にて発光素子基板と接続され、第2の放熱板は、発光素子を内側に位置させるための開口部を有し、開口部の周囲にて発光素子基板と接続されていることが好ましい。
発光装置を表面側から透過させて見たときに、発光素子基板の表面に配置された発光素子の位置は、発光素子基板の裏面に配置された発光素子の位置と一致していないことが好ましい。
所定の方向を上側としたときに、発光素子基板の表面には、第1の発光素子と、第1の発光素子の右上に位置する第2の発光素子と、第1の発光素子の右下に位置する第3の発光素子と、が配置され、発光素子基板の裏面には、第4の発光素子と、第4の発光素子の右上に位置する第5の発光素子と、第4の発光素子の右下に位置する第6の発光素子と、が配置可能である。この場合、表面側からの透過視において、第1の発光素子の右側に第4の発光素子が位置し、第2の発光素子の左側に第5の発光素子が位置し、第3の発光素子の左側に第6の発光素子が位置することが好ましい。
所定の方向を上側としたときに、発光素子基板の表面には、第1の発光素子と、第1の発光素子の右上に位置する第2の発光素子と、が配置され、発光素子基板の裏面には、第3の発光素子と、第3の発光素子の右上に位置する第4の発光素子と、が配置可能である。この場合、表面側からの透過視において、第1の発光素子の右側に第3の発光素子が位置し、第2の発光素子の左側に第4の発光素子が位置することが好ましい。
所定の方向を上側としたときに、発光装置全体において、表面側から見た発光素子の位置は、裏面側から見た発光素子の位置と同じであることが好ましい。
第1の放熱板は第1の固定手段を備え、第2の放熱板は第2の固定手段を備え、所定の方向を上側としたときに、発光装置全体において、表面側から見た第1の固定手段の位置は、裏面側から見た第2の固定手段の位置と同じであることが好ましい。
本発明によれば、放熱性を大幅に向上させることができるので、発光素子の発光効率が低下する(輝度が低下する)、発光素子の寿命が短くなる等の問題が軽減された両面発光の発光装置とすることができる。
実施の形態1に係る発光装置を斜めから見た模式図である。 実施の形態1に係る発光装置の分解図である。 実施の形態1に係る発光装置を表面側から見た模式図である。 実施の形態1に係る発光装置を裏面側から見た模式図である。 実施の形態1に係る発光装置を表面側から見た透視図である。 実施の形態2に係る発光装置を斜めから見た模式図である。 実施の形態2に係る発光装置の分解図である。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明を以下に限定するものではない。
また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる例示にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに説明を簡略化するために、同一もしくは同質の構成要素については同一の符号を付しており、その都度の説明は省略してある。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係る発光装置を斜めから見た模式図(斜視図)を示す。本実施の形態においては、図1において視認できる側を表面側、視認できない側を裏面側としている。理解を容易にするため、図1における発光装置の分解図を図2に示す。さらに、本実施の形態における発光装置を表面側から見た模式図を図3に、本実施の形態における発光装置を裏面側から見た模式図を図4に示す。
図1から図4に示されるように、本実施の形態における発光装置は、表面及び裏面に発光素子11が配置された発光素子基板10と、発光素子基板10の表面と熱的に接続された第1の放熱板30−1と、発光素子基板10の裏面と熱的に接続された第2の放熱板30−2と、を有する。ここで、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2は、発光素子基板10を介して対向している。さらに、第1の放熱板30−1は外部に固定可能な第1の固定手段32−1を有し、第2の放熱板30−2は外部に固定可能な第2の固定手段32−2を有する。
発光素子基板10の両面に発光素子が配置されていると、発光素子基板10の表面側と裏面側とから発熱するので、発光素子基板の片面に発光素子が配置されている場合に比較して、発光装置全体としての発熱量は飛躍的に大きくなる。その問題を解決するために本発明では、発光素子基板10を第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2で挟み込むように配置させることにより、発光素子基板10で生じた熱を効果的に放散させるようにしている。
つまり、表面側(又は裏面側)から見て、第1の放熱板30−1、発光素子基板10、第2の放熱板30−2の3つの部材を重ねることにより、発光素子基板10における熱を効果的に放散させることができる。これにより、発光素子の発光効率が低下する(輝度が低下する)、発光素子の寿命が短くなるといった熱による発光素子への悪影響を軽減させることができる。さらに発光装置を固定手段32で外部に接続すれば、固定手段32を介して外部への放熱も可能となる。
以下、本発明に係る発光装置の主な構成要素、各構成要素の関係等について説明する。
(発光素子基板10)
発光素子基板10は特に限定されるものではないが、本実施の形態では、多層構造で層間に所定の配線パターンが施された所謂プリント基板を用いている。プリント基板は汎用性が高く、複雑な配線パターンを比較的容易に施すことができるので好ましい。
(発光素子11)
発光素子11は特に限定されるものではないが、本実施の形態では、発光素子11a〜11f(まとめて「発光素子11」ともいう。)として表面実装型のLEDを用いている。また、白色発光の発光素子11とすれば、照明として適応範囲が広くなるので好ましい。
本実施の形態においては、表面側に3つの発光素子11a〜11cを用い、裏面側に3つの発光素子11d〜11fを用いている。ただし、発光素子基板10の一方の面に1つの発光素子を配置することもできるし、2又は4以上の発光素子を配置させることもできる。さらに、本実施の形態のように、各面において同じ数の発光素子を設けても良いし、異なる数の発光素子を設けても良い。
(放熱板30)
第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2(まとめて「放熱板30」ともいう。)の材料は特に限定されるものではないが、好ましくはアルミニウム、銅、ステンレス鋼(SUS)の少なくとも1つを含む材料、より好ましくはアルミニウム、ステンレス鋼の少なくとも1つを含む材料、更に好ましくはアルミニウムを主成分とする材料とすることができる。これにより放熱効果がより大きく且つ軽い(比重が小さい)放熱板30とすることができる。本実施の形態では、アルミニウムを主成分とする材料を放熱板30として用いている。
本発明に係る発光装置は、例えば看板の内側に設置される照明として利用することができる。この場合には、発光装置の放熱性だけでなくその重さも重要となる。つまり、万一発光装置が高所から落下した場合であっても、その重量が小さければ、それによる被害も小さくすることができるので軽さも重要な要素となる。
本実施の形態においては、固定手段32を含め、第1の放熱板30−1は第2の放熱板30−2と同じ構成としている。つまり、第1の放熱板30−1を裏返して第2の放熱板30−2として用いている。このようにすれば、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2を同じ金型で作製することができるので、製造性やコストの点で好ましい。
第1の放熱板30−1と第2の放熱板30−2との位置関係は特に限定されるものではないが、図1〜図4に示されるように、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2は互いにずれて配置されている。つまり、表面側(又は裏面側)から見て、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2が完全に一致していない。
これにより、発光装置全体としての放熱板の表面積を擬似的に大きくさせることができるので、より優れた放熱効果を得ることができる。つまり、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2が(発光素子基板10を介して)完全に重なって配置されている場合に比較して、外気と触れる表面積を擬似的に大きくすることができるので、発光装置全体としての重さはそのままで、放熱効果をより向上させることができる。
言い換えれば、第1の放熱板30−1と第2の放熱板30−2とが、発光素子基板10を介在せずに対向する領域を少なくすることにより、第1の放熱板30−1と第2の放熱板30−2との間に熱が溜まることを軽減させることができるので、より優れた放熱効果が期待できる。特に、本実施の形態のように、第1の放熱板30−1と第2の放熱板30−2とが、発光素子基板10を介在せずに対向する領域を実質的になくせば、放熱効果をさらに向上させることができる。
(固定手段32)
第1の放熱板30−1には第1の固定手段32−1が設けられており、第2の放熱板30−2には第2の固定手段32−2が設けられている(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2をまとめて「固定手段32」ともいう。)。固定手段32は特に限定されるものではないが、本実施の形態では、外部に固定するための2つビス穴を一組として固定手段32としている。より詳細には、表面側(又は裏面側)から見た場合、発光装置は全体として矩形であり、対向する一対の辺の近傍に固定手段32が設けられている。
本発明に係る発光装置を看板内の照明として用いる場合、例えば上下に延伸する支柱(図3及び図4において上下の方向に延伸する支柱)を看板内に設け、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2の少なくともいずれか一方の固定手段32にて、発光装置を支柱に固定させることができる。
第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2の一方に固定手段を設けるのか、両方に固定手段を設けるのかは任意に決定することができる。しかし、製造性やコスト、発光装置を外部に取り付ける作業性を考慮すれば、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2の両方に固定手段を設けることが好ましい。なお、第1の放熱板30−1及び第2の放熱板30−2の両方に固定手段を設けた場合であっても、必ずしも両方の固定手段で外部と固定する必要はなく、一方の固定手段のみを用いて外部と固定することもできる。
本実施の形態においては、発光装置全体において、所定の方向を上側にとしたときに(ここでは図3及び図4の上側を所定の方向(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2とが並ぶ方向に垂直となる一方向)としている)、表面側から見た第1の固定手段32−1の位置(図3参照)は、裏面側から見た第2の固定手段32−2の位置(図4参照)と同じである。これにより、どちらの面を正面にしても取り付け位置を同じとすることができるので、作業効率を向上させることができる。
特に、所定の方向を上側としたときに(ここでは図3及び図4の上側を所定の方向(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2とが並ぶ方向に垂直となる一方向)としている)、発光装置全体において、表面側から見た発光素子の位置(図3参照)が、裏面側から見た発光素子の位置(図4参照)と同じになるようにすれば、両面における発光箇所も同じとすることができるので作業効率を更に向上させることができる。
(発光素子基板10と放熱板30との関係)
本実施の形態では、表面側又は裏面側から見て、第1の放熱板30−1の一部と第2の放熱板30−2の一部とが重複した重複領域があり、その重複領域に発光素子基板10が介在している。そして、第1の放熱板30−1の重複領域ではない領域に第1の固定手段32−1が設けられ、第2の放熱板30−2の重複領域ではない領域に第2の固定手段32−2が設けられている。
さらに、図1〜4に示されるように、第1の放熱板30−1においては、発光素子11a〜11cを内側に位置させるための開口部31が設けられており、その開口部の周囲にて発光素子基板10と第1の放熱板30−1とが熱的に接続されている。同様に、第2の放熱板30−2においては、発光素子11d〜fを内側に位置させるための開口部31が設けられており、その開口部の周囲にて発光素子基板10と第2の放熱板30−2とが熱的に接続されている。つまり、発光素子近傍からの放熱が可能なように開口部31は表面側の複数の発光素子11a〜11c(又は表面側の複数の発光素子11d〜11f)が配置される領域形状の外縁に実質的に対応した形状をしている(本実施の形態では、各面において3つの発光素子11が三角形の各頂点に配置されているので、開口部31の形状も実質的にそれに対応した形状となる。)。これにより、熱源となる発光素子の近傍からの放熱を効果的に行うことができる。
本実施の形態では、発光素子基板10は、開口部31とコネクタ12が配置されている領域を除く他の領域において、放熱板30と接している。これにより、発光素子基板10と放熱板との接触面積を大きく取ることができるので、より良い放熱を得ることができる。
本実施の形態においては、発光素子基板10と第1の放熱板30−1とを接続させるための第1の接続手段20−1、発光素子基板10と第2の放熱板30−2とを接続させるための第2の接続手段20−2が設けられている(第1の接続手段20−1と第2の接続手段20−2とをまとめて「接続手段20」ともいう。)。接続手段20として、両面テープによる間接的な接続手段を用いている。発光素子基板10と放熱板30との間に、両面テープなどのシート部材を介在させることにより、発光素子基板10と放熱板30とをより確実に接触させることができるので、より確実な放熱性が期待できる。
放熱板30と同様に、接続手段20は発光素子11a〜11c又は発光素子11d〜11fを内側に位置させるための開口部21を有している。本実施の形態では、より大きな放熱効果を得るために、接続手段20の開口部21は放熱板30の開口部31に対応する大きさ及び形状である。これにより、発光素子基板10と接続手段20との接触面積及び接続手段20と放熱板30との接触面積を大きく確保することができるので、より優れた放熱性を得ることができる。さらに、接続手段20の開口部21及び放熱板30の開口部31は、可能な限り小さくすることが好ましい。これにより、発光素子基板10からの熱を、放熱板30に、より効果的に放散させることができる。
なお、接続手段20の開口部21、放熱板3の開口部31はそれぞれ、1つである必要はない。つまり、発光素子基板10に複数の発光素子が配置されている場合や発光素子以外にも後に説明する定電流回路などを構成する電子部品がある場合は、例えばそれぞれの部品に対応するように複数の開口部を設けることもできる。
(発光素子同士の位置関係)
表面側の発光素子11a〜11cと裏面側の発光素子11d〜11fとの位置関係を説明するために、本実施の形態の発光装置を表面側から透過させて見た図(透過視)を図6に示す。図6において、裏面側の発光素子11d〜11fは点線で示してある。
図6に示されるように、発光装置を表面側から透過させて見たときに、発光素子基板10の表面に配置された発光素子11a〜11cの位置は、発光素子基板10の裏面に配置された発光素子11d〜eの位置と一致していない。つまり、発光素子基板10の表面における発光素子の直下となる反対側(裏側)には、発光素子基板10の裏面における発光素子がなく、発光素子基板10の表面と裏面とで発光素子をずらせて配置させている。
これにより、発光素子基板10の表面側における発光素子11a〜11cによる発熱箇所と、発光素子基板10の裏面側における発光素子11d〜11fによる発熱箇所と、が完全に重なることを防止することができる。つまり、表面側の発光素子11a〜11cによる発熱と裏面側の発光素子11d〜11fによる発熱とを分散させることができる。
本実施の形態では、発光素子基板10の表面と裏面でそれぞれ発光素子を3つずつ用いている。所定の方向を上側としたときに(ここでは図3及び図4の上側を所定の方向(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2とが並ぶ方向に垂直となる一方向)としている)、発光素子基板10の表面には、図3に示すように、第1の発光素子11aと、第1の発光素子の右上に位置する第2の発光素子11bと、第1の発光素子の右下に位置する第3の発光素子11cと、を配置させている。発光素子基板10の裏面には、図4に示すように、第4の発光素子と、第4の発光素子の右上に位置する第5の発光素子と、第4の発光素子の右下に位置する第6の発光素子と、を配置させている。さらに、図6に示されるように、表面側からの透過視においては、第1の発光素子11aの右側に第4の発光素子11dが位置し、第2の発光素子11bの左側に第5の発光素子11eが位置し、第3の発光素子11cの左側に第6の発光素子11fが位置している。
これにより、表面側の発熱箇所と裏面側の発熱箇所が重なることを防止することができる。また、表面側において発光素子11a〜11cが配置される領域と裏面側において発光素子11d〜11fが配置される領域と、を重複させることにより、発光素子を配置させるためのスペースを小さくすることができるので、放熱性を維持しつつ発光装置全体として小型化が可能となる。
本実施の形態では、所定の方向を上側としたときに、発光装置全体において、表面側から見た発光素子の位置(図3参照)が、裏面側から見た発光素子の位置(図4参照)と同じになるように、各発光素子を配置させている。これにより、両面における発光箇所を同じとすることができるので、両面における配光特性を同じにすることが可能となる。
具体的には、本実施の形態においては、図3における発光素子11aと図4における発光素子11dとが発光装置全体において同じ位置に配置され、図3における発光素子11bと図4における発光素子11eとが発光装置全体において同じ位置に配置され、図3における発光素子11cと図4における発光素子11fとが発光装置全体において同じ位置に配置されている。
なお、本実施の形態においては、表面側に3つの発光素子を用い裏面側に3つの発光素子を用いる場合について説明したが、例えば、表面側に2つの発光素子を用い裏面側に2つの発光素子を用いることもできる。
つまり、所定の方向を上側(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2とが並ぶ方向に垂直となる一方向)としたときに、発光素子基板10の表面には、第1の発光素子と、第1の発光素子の右上に位置する第2の発光素子と、を配置させることができる。発光素子基板10の裏面には、第3の発光素子と、第3の発光素子の右上に位置する第4の発光素子と、を配置させることができる。ここで表面側からの透過視において、第1の発光素子の右側に前記第3の発光素子が位置し、第2の発光素子の左側に第4の発光素子が位置している。つまり、各面に発光素子を2つずつ用いる場合のこの形態は、図1〜図6に示される発光素子11a〜11fのうち、発光素子11a、11b、11d、11eの関係と同じである。このように構成した場合であっても、図1〜図6に示される本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(発光装置の接続形態)
発光素子基板10は、外部配線と接続するためのコネクタ12を備えることができる。本実施の形態では、図3における上下の方向(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2とが並ぶ方向と垂直をなす方向)に離れた2つのコネクタ12が設けられている。
前述したように、本発明に係る発光装置を看板内の照明として用いる場合、例えば上下に延伸する支柱(図3及び図4において上下に延伸する支柱)を看板内に設け、本発明の発光装置を固定手段32で支柱に固定することができる。この場合、1つの看板内に1つの発光装置を用いることも可能だが、1つの看板内に複数の発光装置を用いることもできる。
1つの看板内に複数の発光装置を用いる場合、支柱の上下に連なった複数の発光装置間を接続するために、例えば本実施の形態の発光装置のように、支柱の延伸する上下方向(第1の固定手段32−1と第2の固定手段32−2とが並ぶ方向と垂直をなす方向)に離れた2つのコネクタ12を設けることができる。例えば、1つの発光装置における上側に配置されたコネクタは、その上側に配置された他の発光装置からの配線と接続するためのものであり、1つの発光装置における下側に配置されたコネクタは、その下側に配置された他の発光装置への配線と接続するためのものとすることができる。これにより、支柱が邪魔になることなく配線の取り回しを容易に行うことができる。
(発光装置の駆動方法)
本発明に係る発光装置の駆動方法は特に限定されるものではないが、本実施の形態では、定電流にて駆動可能なように、発光素子基板10に定電流駆動回路を設けている。なお、一般に定電流回路にはトランジスタ13が含まれる。
ここでは、表面側の発光素子11a〜11cと裏面側の発光素子11d〜11fとが直列に接続されているので発光素子基板10の表面に1つの定電流回路を設けている。ただし、表面側の発光素子11a〜11cと裏面側の発光素子11d〜11fとが並列に接続されている場合には、発光素子基板10の表面及び裏面にそれぞれに対応する定電流回路を個々に設けることもできる。
(実施の形態2)
図6に、本実施の形態に係る発光装置を示す。理解を容易にするために、図6における発光装置の分解図を図7に示す。本実施の形態の発光装置は、発光素子からの光の配光を制御するためのレンズカバー50を放熱板30に備える点、防水手段40を備える点が、実施の形態1の発光装置と主に異なり、他は実施の形態1と同じである。
(レンズカバー50)
本実施の形態では、第1の放熱板30−1に第1のレンズカバー50−1が設けられ、第2の放熱板30−2に第2のレンズカバー50−2が設けられている(第1のレンズカバー50−1と第2のレンズカバー50−2とをまとめて「レンズカバー50」ともいう。)。レンズカバーは、発光素子11に対応する位置に設けられた3つのレンズを含む。
なお詳細には説明しないが、図7に示されるように、発光素子基板10、接続手段20、放熱板30には、レンズカバー50を装着させるための複数の装着口が設けられている。
(防水手段40)
第1の放熱板30−1と第1のレンズカバー50−1との間には第1の防水手段40−1が設けられ、第2の放熱板30−2と第2のレンズカバー50−2との間には第2の防水手段40−2が設けられている(第1の防水手段40−1と2の防水手段40−2とをまとめて「防水手段40」ともいう。)。防水手段40は特に限定されるものではないが、ここではOリングを用いている。
本実施の形態において、第1の接続手段20−1及び第2の接続手段20−2として、防水機能を有する両面テープを用いている。これにより、全体として防水機能を有する発光装置とすることができる。
つまり表面側においては、第1の接続手段20−1により発光素子基板10と第1の放熱板30−1との間が防水され、第1の防水手段40−1により第1の放熱板30−1と第1のレンズカバー50−1との間が防水されている。同様に、裏面側においては第2の接続手段20−2により発光素子基板10と第2の放熱板30−2との間が防水され、第2の防水手段40−2により第2の放熱板30−2と第2のレンズカバー50−2との間が防水されている。そして、表面側においては、発光素子11a〜11c及びトランジスタ13を含む定電流駆動回路が防水領域となる開口部21、31の内側に配置される。駆動時においてトランジスタ13は特に高温になる。
一方、前述したように、表面側においては、第1の接続手段20−1における開口部21及び第1の放熱板30−1における開口部31は、放熱性を考慮するとより小さくすることが好ましい(裏面側においても同様である。)。
そこで、本実施の形態では、表面側において、三角形の頂点にそれぞれ位置する3つの発光素子11a〜11cの重心近傍にトランジスタ13を配置している。これにより、各発光素子11からのトランジスタ13までの距離を大きくとることができるので、トランジスタ13の発熱が各発光素子に与える影響を最小限に抑えることができる。表面側に発光素子が2つ用いられる場合には、2つの発光素子の中間近傍にトランジスタ13を設けることで、同様の効果を得ることができる。
10・・・発光素子基板
11a〜11f・・・発光素子
12・・・コネクタ
13・・・トランジスタ
20−1・・・第1の接続手段
20−2・・・第2の接続手段
21・・・発光素子用の開口部
30−1・・・第1の放熱板
30−2・・・第2の放熱板
31・・・発光素子用の開口部
32−1・・・第1の固定手段
32−2・・・第2の固定手段
40−1・・・第1の防水手段
40−2・・・第2の防水手段
50−1・・・第1のレンズカバー
50−2・・・第2のレンズカバー

Claims (8)

  1. 表面及び裏面に発光素子が配置された発光素子基板と、
    前記発光素子基板の表面と熱的に接続された第1の放熱板と、
    前記発光素子基板の裏面と熱的に接続された第2の放熱板と、を有し、
    前記第1の放熱板及び前記第2の放熱板は、前記発光素子基板を介して対向しており、
    前記第1の放熱板及び前記第2の放熱板の少なくとも一方は、外部に固定可能な固定手段を有する、ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1の放熱板及び前記第2の放熱板は、互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1の放熱板は、前記発光素子を内側に位置させるための開口部を有し、前記開口部の周囲にて前記発光素子基板と接続され、
    前記第2の放熱板は、前記発光素子を内側に位置させるための開口部を有し、前記開口部の周囲にて前記発光素子基板と接続されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 発光装置を表面側から透過させて見たときに、
    前記発光素子基板の表面に配置された発光素子の位置は、前記発光素子基板の裏面に配置された発光素子の位置と一致していないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 所定の方向を上側としたときに、
    前記発光素子基板の表面には、第1の発光素子と、前記第1の発光素子の右上に位置する第2の発光素子と、前記第1の発光素子の右下に位置する第3の発光素子と、が配置され、
    前記発光素子基板の裏面には、第4の発光素子と、前記第4の発光素子の右上に位置する第5の発光素子と、前記第4の発光素子の右下に位置する第6の発光素子と、が配置されており、
    表面側からの透過視において、
    前記第1の発光素子の右側に前記第4の発光素子が位置し、
    前記第2の発光素子の左側に前記第5の発光素子が位置し、
    前記第3の発光素子の左側に前記第6の発光素子が位置している、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。
  6. 所定の方向を上側としたときに、
    前記発光素子基板の表面には、第1の発光素子と、前記第1の発光素子の右上に位置する第2の発光素子と、が配置され、
    前記発光素子基板の裏面には、第3の発光素子と、前記第3の発光素子の右上に位置する第4の発光素子と、が配置されており、
    表面側からの透過視において、
    前記第1の発光素子の右側に前記第3の発光素子が位置し、
    前記第2の発光素子の左側に前記第4の発光素子が位置している、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。
  7. 所定の方向を上側としたときに、
    発光装置全体において、表面側から見た前記発光素子の位置は、裏面側から見た前記発光素子の位置と同じであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の発光装置。
  8. 前記第1の放熱板は第1の固定手段を備え、
    前記第2の放熱板は第2の固定手段を備え、
    所定の方向を上側としたときに、
    発光装置全体において、表面側から見た前記第1の固定手段の位置は、裏面側から見た前記第2の固定手段の位置と同じであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の発光装置。
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