JP2011034499A - 配置決定装置及び配置決定プログラム - Google Patents

配置決定装置及び配置決定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011034499A
JP2011034499A JP2009182537A JP2009182537A JP2011034499A JP 2011034499 A JP2011034499 A JP 2011034499A JP 2009182537 A JP2009182537 A JP 2009182537A JP 2009182537 A JP2009182537 A JP 2009182537A JP 2011034499 A JP2011034499 A JP 2011034499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crew
route
ward
evaluation function
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009182537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5284901B2 (ja
Inventor
Rei Kato
怜 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2009182537A priority Critical patent/JP5284901B2/ja
Publication of JP2011034499A publication Critical patent/JP2011034499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5284901B2 publication Critical patent/JP5284901B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】既存の乗務員区所の配置箇所を白紙状態に戻し、乗務員区所の配置箇所をすべて新規とした上で、輸送量(列車ダイヤ)に基づいて、乗務員区所の最適な配置、及び乗務員の最適な行路を決定する配置決定装置及び配置決定プログラムを提供する。
【解決手段】配置決定装置100が、少なくとも起点及び終点により定まるデータを取得するデータ取得部111と、起点及び終点から候補を取得する候補取得部112と、コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数を取得する係数取得部113と、データを組み合わせた行路から起点及び終点が一致する行路を候補ごとに列挙する行路列挙部114と、係数を乗じた変数を含む評価関数を生成する評価関数生成部115と、評価関数に基づいて評価値が最小となる変数を算出する算出部117とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道事業者などの乗務員区所の配置及び乗務員の行路を決定する配置決定装置及び配置決定プログラムに関する。
鉄道事業において、乗務員区所の配置箇所を決定することは、乗務員の運用効率に直結する事項であり、コスト削減の観点から重要な問題である。このため、運用計画の作成者は、乗務員区所の配置箇所を決定する際、新規に乗務員区所を置くことはできないか、既存の乗務員区所を別の場所に移転することはできないか、既存の乗務員区所の一部を廃止することができないか等について手作業で検討し、乗務員区所の配置箇所を決定していた。あるいは、既存の乗務員区所の配置箇所を変更せずに、乗務員の運用効率化を図るに留まるのみであった。
そこで、乗務員区所の最適な配置の決定、及び乗務員の最適な行路の決定を、手作業でなく配置決定装置を用いて行うことが試みられている。
まず、乗務員区所の最適な配置箇所を決定するという観点からは、特許文献1に開示された方法及び装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された方法は、公共施設、防災設備、店舗などの施設を対象とし、利用者の利便性を踏まえ、既存施設の移設あるいは規模拡大により利便性の向上を図るためのものである。ここで、特許文献1における「施設」を「乗務員区所」と、「利用者(需要のある地点)」を「乗務」と読み替えるものとする。
また、乗務員の最適な行路を決定するという観点からは、特許文献2に開示されたプログラム及び装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平8−110916号公報 特開2007−188222号公報
乗務員の運用効率を向上させるためには、既存の乗務員区所の配置箇所を白紙状態に戻し、配置箇所をすべて新規とした上で、輸送量(列車ダイヤ)に基づいて、乗務員区所の最適な配置、及び乗務員の行路を決定することが望ましい。
しかしながら、乗務員区所の配置箇所、各乗務員区所に配置される乗務員数、各乗務員の行路など、組み合わせは膨大であり、その作業量が急激に増大してしまうため、運用計画の作成者が手作業で行うには限界があった。
また、鉄道事業では、乗務員が複数の乗務を担当するのに対し、特許文献1に開示された方法は、乗務員区所(乗務員)に対して乗務を割り当てる方法であり、乗務と乗務員の関係が逆であった。また、特許文献1に開示された装置は、乗務を考慮して乗務員区所の配置箇所を決定することはできても、乗務員の行路を決定することまではできなかった。さらに当該装置は、既存施設の移転や新設と、既存施設の現在の配置を前提としており、乗務員区所の配置箇所がすべて新規である場合に、乗務員区所の配置箇所を決定することができなかった。
一方、特許文献2に開示された装置は、既存の乗務員区所のみに基づいて乗務員の行路を決定することはできても、新規の乗務員区所を考慮した場合に、その行路が乗務員の最適な行路であるとは必ずしもいえないという問題があった。
本発明は、前記の諸点に鑑みてなされたものであり、既存の乗務員区所の配置箇所を白紙状態に戻し、乗務員区所の配置箇所をすべて新規とした上で、輸送量(列車ダイヤ)に基づいて、乗務員区所の最適な配置、及び乗務員の最適な行路を決定する配置決定装置及び配置決定プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、少なくとも起点及び終点により定まるデータを取得するデータ取得部と、該データ取得部により取得された前記起点及び前記終点の中から候補を取得する候補取得部と、コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数を取得する係数取得部と、前記データを組み合わせた行路の中から前記起点及び前記終点が一致する前記行路を前記候補ごとに列挙する行路列挙部と、該行路列挙部により列挙された前記行路のそれぞれについて前記係数を乗じた前記変数を含む評価関数を生成する評価関数生成部と、該評価関数生成部により生成された前記評価関数に基づいて前記評価値が最小となる前記変数を算出する算出部と、を備えることを特徴とする配置決定装置である。
また本発明は、前記評価関数生成部は、前記候補を採用するか否かを示す前記変数に前記係数を乗じた値と、前記列挙された行路を選択するか否かを示す前記変数に前記係数を乗じた値との総和を前記評価関数として生成することを特徴とする配置決定装置である。
また本発明は、前記候補及び前記列挙された行路に基づいて制約条件を生成する制約条件生成部をさらに備え、前記算出部は、前記評価関数生成部により生成された前記評価関数及び前記制約条件生成部により生成された前記制約条件に基づいて、前記評価値が最小となる前記変数を算出することを特徴とする配置決定装置である。
また本発明は、配置決定装置のコンピュータに、少なくとも起点及び終点により定まるデータを取得する手順と、該データ取得部により取得された前記起点及び前記終点の中から候補を取得する手順と、コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数を取得する手順と、前記データを組み合わせた行路の中から前記起点及び前記終点が一致する前記行路を前記候補ごとに列挙する手順と、該行路列挙部により列挙された前記行路のそれぞれについて前記係数を乗じた前記変数を含む評価関数を生成する手順と、該評価関数生成部により生成された前記評価関数に基づいて前記評価値が最小となる前記変数を算出する手順と、を実行させることを特徴とする配置決定プログラムである。
本発明によれば、配置決定装置が、評価関数に基づいてコストの評価値が最小となる変数を算出する。これにより、配置決定装置は、既存の乗務員区所の配置箇所を白紙状態に戻し、乗務員区所の配置箇所をすべて新規とした上で、輸送量(列車ダイヤ)に基づいて、乗務員区所の最適な配置、及び乗務員の最適な行路を決定することができる。
本発明の一実施形態における配置決定装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における列車ダイヤの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における図2の列車ダイヤのデータを示す図である。 本発明の一実施形態における3つの乗務員区所配置案を比較する表である。 本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークを示す図である。 本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークにおいて、終点ノードに達するまでを示す図である。 本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークにおいて、乗務8ノードに達するまでを示す図である。 本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークにおいて、乗務9ノードに達するまでを示す図である。 本発明の一実施形態における行路列挙手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるA区所の行路を示す図である。 本発明の一実施形態におけるB区所のネットワークを示す図である。 本発明の一実施形態におけるB区所の最初の行路ができるまでを示す図である。 本発明の一実施形態におけるB区所の行路を示す図である。 本発明の一実施形態におけるC区所のネットワークを示す図である。 本発明の一実施形態におけるC区所の行路を示す図である。 本発明の一実施形態における乗務と行路の関係を示す表である。 本発明の一実施形態における算出された最適な乗務員区所配置案を示す図である。 本発明の一実施形態における配置決定装置100の動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態において、乗務員区所配置コストを変更した場合における算出された最適な乗務員区所配置案を示す図である。 本発明の一実施形態において、乗務員の勤務条件を変更した場合におけるA区所の行路を示す図である。 本発明の一実施形態において、乗務員の勤務条件を変更した場合におけるC区所の行路を示す図である。 本発明の一実施形態において、乗務員の勤務条件を変更した場合における最適な乗務員区所配置案を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態における配置決定装置100の構成を示すブロック図である。配置決定装置100は、データベース200と、入力装置300と、表示装置400に接続される。
データベース200は、列車ダイヤのデータ(図3)を記憶し、配置決定装置100の要求に応じてデータを出力する。
入力装置300は、運用計画の作成者の操作に応じて、乗務員区所を配置する駅の候補を示すデータと、候補としない駅を示すデータと、勤務条件データ(乗務員勤務条件パラメータ)を配置決定装置100に出力する。
入力装置300は、乗務員区所を配置する駅の候補(以下、「候補駅」と称する)を配置決定装置100に出力する。ここで、乗務員区所とは、乗務員が勤務を開始及び終了する駅である。乗務員区所に配置された乗務員は、勤務において乗務を担当する。以下、乗務を開始する駅を「起点」と、乗務を終了する駅を「終点」と称する。
運用計画の作成者は、すべての駅を候補駅として、乗務員区所の最適な配置箇所を配置決定装置100に算出させてもよいが、例えば駅の大きさを考慮して、候補としない駅(以下、「非候補駅」と称する)を入力装置300から配置決定装置100に入力することができる。この処理により、候補駅の数を少なくすることができるが、以下ではすべての駅を候補駅として説明する。
また、運用計画の作成者は、勤務条件として、例えば乗務員の拘束時間を入力装置300から入力することができる。ここで拘束時間とは、乗務員の勤務の開始から終了までの時間である。運用計画の作成者は、例えば「拘束時間が12時間を越えないようにする」という勤務条件を入力装置300から配置決定装置100に入力することができる。なお、拘束時間に乗務員が担当する各乗務の間には、休憩時間が設けられてもよい。
さらに入力装置300は、運用計画の作成者の操作に応じて、コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数(評価値パラメータ)を配置決定装置100に出力する。
表示装置400は、配置決定装置100が算出した乗務員区所の最適な配置、及び乗務員の最適な行路を表示画面(不図示)に表示する。なお、乗務員が勤務を開始した駅で勤務を終了させるものとするため、行路は2つ以上の乗務の組み合わせとなる。
配置決定装置100は、列車ダイヤのデータ、候補駅、コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数(評価値パラメータ)、勤務条件(乗務員勤務条件パラメータ)等を取得し、そのデータの処理結果を表示装置400に表示させる。配置決定装置100は演算部110に、データ取得部111と、候補取得部112と、係数取得部113と、行路列挙部114と、評価関数生成部115と、制約条件生成部116と、算出部117を備える。
データ取得部111は、データベース200に列車ダイヤを要求し、データベース200から取得した列車ダイヤのデータを行路列挙部114及び制約条件生成部116に出力する。
図2は、本発明の一実施形態における列車ダイヤの一例を示す図である。一例として、本実施形態では、A駅、B駅、及びC駅があり、10個の乗務があるものとする。また、各乗務は、いずれかの乗務員(運転士)が担当しなければならないものとする。
図3は、本発明の一実施形態における図2の列車ダイヤのデータを示す図である。例えば、乗務1は、起点を「A駅」と、終点を「B駅」とする乗務であり、起点の出発時刻を「6:00」と、終点の到着時刻を「7:00」とする乗務であることが示されている。乗務2〜10についても同様のデータが示されている。このほか、列車ダイヤのデータには、その他のデータ、例えば乗務に使用される列車の列車番号が含まれていてもよい。
次に、候補取得部112(図1)について説明する。候補取得部112は、運用計画の作成者の操作により入力装置300から入力された候補駅データを取得し、取得した候補駅データを行路列挙部114と評価関数生成部115と制約条件生成部116に出力する。
係数取得部113は、運用計画の作成者の操作により入力装置300から入力された、コストの評価値を算出するための各変数の係数データ(評価値パラメータ)を取得する。係数取得部113は、コストの評価値を算出するための評価関数の各変数に乗じる係数として、取得した係数データ(評価値パラメータ)を評価関数生成部115に出力する。
コストについて説明する。図4は、本発明の一実施形態における3つの乗務員区所配置案を比較する表である。乗務員区所の最適な配置は、コストによって評価される。ここで、一例として、A駅に乗務員区所を配置した場合のコスト(乗務員区所配置コスト)を値「2」と、B駅に乗務員区所を配置した場合のコストを値「3」と、C駅に乗務員区所を配置した場合のコストを値「2」とする。また、乗務員1人あたりのコスト(乗務員コスト)は値「1」であるものとする。以下、A駅に配置された乗務員区所を「A区所」と、B駅に配置された乗務員区所を「B区所」と、C駅に配置された乗務員区所を「C区所」と称する。
図4に示す乗務員区所配置案の場合、図4(A)の配置を採用した場合の総コストは、乗務員区所のコスト「3」と乗務員のコスト「7」の合計である「10」となる。同様に、図4(B)の配置を採用した場合の総コストは「8」と、図4(C)の配置を採用した場合の総コストは「9」となることが示されている。したがって、図4に示す乗務員区所配置案では、乗務員区所の最適な配置は、総コスト(評価値)が最小となる図4(B)の配置であることが判る。
次に、行路列挙部114(図1)について説明する。行路列挙部114には、データ取得部111から列車ダイヤのデータと、候補取得部112から候補駅データと、運用計画の作成者の操作により入力装置300から勤務条件(乗務員勤務条件パラメータ)とが入力される。行路列挙部114は、これらのデータに基づき、起点及び終点が一致する行路を候補駅ごとに列挙し、列挙した行路データを評価関数生成部115及び制約条件生成部116に出力する。
行路の列挙手順について説明する。行路の列挙手順には、次のようにバックトラック法を用いてもよい。図5は、本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークを示す図である。行路列挙部114は、ノード及びアークで構成されるネットワークを各区所について作成する。以下、図において、ノードを丸印、アークを矢印で示す。
ノードには、始点ノード「s」、終点ノード「t」、乗務ノード「数字(番号)」の3種類がある。ここで、始点ノードは勤務を開始する駅を示す。また、終点ノードは勤務を終了する駅を示す。さらに、各乗務ノードの数字は、それぞれ乗務1〜10の番号を表す。
アークはノード間のつなぎを表す。例えば、図5において乗務ノード1から乗務ノード2につながっているアークは、乗務員が乗務1の次に乗務2を担当することができることを示す。また例えば、始点ノードsからは、乗務ノード1及び7につながっているが、これは、A区所において、勤務を乗務1又は乗務7から開始することができることを示す。同様に、終点ノードtには、乗務ノード4及び10からつながっているが、これは、乗務4又は乗務10を終了すれば、勤務が終了することを示す。
ここで、行路列挙部114は、明らかに無駄なアークをつなげなくてもよいものとする。例えば、乗務ノード1から10にアークを直接つなげることは可能ではあるが、「拘束時間が12時間を越えない」という勤務条件を考慮すれば、乗務ノード1から10にアークを直接つなげることは明らかに無駄である。このため、行路列挙部114は、図5の乗務ノード1から10にはアークをつなげていない。
また図2によれば、例えば乗務1を終了後に乗務5を担当した場合、乗務員がC駅からA駅に戻る時刻は「24:00」となるため、拘束時間が12時間を超えてしまう。しかし、行路列挙部114が行路を列挙する際にそのことを判明させるためには、乗務ノード1から5にアークをつなげておき、勤務時間を検討することが必要である。このため、明らかに無駄なアーク以外は、アークをつなげておくものとする。
行路列挙のための探索について説明する。原則は、始点ノードから探索を開始し、終了ノードにたどり着けば、その過程(経路)が行路となる。ただし、その探索の途中で、勤務条件(拘束時間が12時間を超えない等)を満たさないことが判明した場合、行路列挙部114は、1つ前のノードに戻る。行路列挙部114は、この手順を繰り返し、すべての探索を終了すると、A区所の行路をすべて列挙することができる。
図6は、本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークにおいて、終点ノードに達するまでを示す図である。行路列挙部114は、まず始点ノードsから探索を始める。以下では、終点ノードtを最優先とし、後続ノードに未選択(未探索)の乗務ノード(以下、「未選択ノード」と称する)が複数ある場合、小さい番号の乗務ノードを優先して選択し、その乗務ノードを探索するものとする。
始点ノードsからは、乗務ノード1又は7につながるアークがある。このため行路列挙部114は、乗務ノード1に進む。次に行路列挙部114は、勤務条件を満たすか否かを確認する。この場合、拘束時間は12時間を超えてないので、行路列挙部114は、乗務ノード2に進む。以下、同様の手順(探索)を繰り返すことで、行路列挙部114は、終点ノードtに達する。このようにして探索された過程(経路)「乗務1→乗務2→乗務3→乗務4」が1本の行路である。
終点ノードtに達した場合、行路列挙部114は、1つ前の乗務ノードに戻って、探索を続ける。図7は、本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークにおいて、乗務8ノードに達するまでを示す図である。終点ノードtに達したため、行路列挙部114は、乗務ノード4に戻り、乗務ノード7に進む。ここで、勤務条件を満たすか否かを確認する。乗務ノード7に進んだ段階で勤務条件を満たしているため、行路列挙部114は乗務ノード8に進む。さらに、乗務ノード8に進んだ段階で勤務条件を満たすか否かを確認した結果、拘束時間が12時間を超えることが判明する。このため行路列挙部114は、この過程(経路)における以降の探索を終了し、1つ前の乗務ノードに戻って、探索を続ける。
図8は、本発明の一実施形態におけるA区所のネットワークにおいて、乗務ノード9に達するまでを示す図である。次に、行路列挙部114は乗務ノード7に戻り、乗務ノード10に進む。ここで、勤務条件を満たすか否かを確認した結果、拘束時間が12時間を超えることが判明したため、行路列挙部114は、この過程(経路)における以降の探索を終了する。
次に、行路列挙部114は再び乗務ノード7に戻る。ここで行路列挙部114は、乗務ノード7から進むことのできる乗務ノードをすべて探索しているので、さらに乗務ノード4に戻る。同様の理由で、行路列挙部114は、さらに乗務ノード3に戻る。
次に、行路列挙部114は乗務ノード5に進み、勤務条件を満たすか否かを確認する。さらに、行路列挙部114は乗務ノード9に進む。ここで、勤務条件を満たすか否かを確認した結果、拘束時間が12時間を超えることが判明したため、行路列挙部114は、この過程(経路)における以降の探索を終了する。このようにして、行路列挙部114はA区所の行路を列挙する。
上記の行路列挙手順をまとめると、図9に示すフローチャートとなる。まず、行路列挙部114は、未探索の乗務員区所から乗務員区所を1つ選択する。未探索のA区所、B区所、C区所がある場合、例えば、A区所を選択する(ステップSa1)。行路列挙部114は、選択した乗務員区所のネットワークを作成する(ステップSa2)。また行路列挙部114は、作成したネットワークの始点ノード(初期ノード)を選択する(ステップSa3)。
次に、行路列挙部114は、後続ノードに未選択ノードがあるか否かを判定する(ステップSa4)。未選択ノードがある場合(Sa4:Yes)、後続ノードの未選択ノードから乗務ノードを選択する(ステップSa5)。
次に、行路列挙部114は、その乗務ノードを選択したことで、勤務条件を満たすか否かを判定する(ステップSa6)。勤務条件を満たす場合(Sa6:Yes)、行路列挙部114は、そのノードが終点ノードであるか否かを判定する(ステップSa7)。終点ノードである場合(Sa7:Yes)、行路列挙部114は、探索過程(経路)を新たな行路として追加(記憶)し(ステップSa8)、1つ前のノードに戻る(ステップSa9)。さらに、行路列挙部114はステップSa4に戻る(ステップSa9)。
ステップSa4において未選択ノードがない場合(Sa4:No)、行路列挙部114は、探索中のノードが始点ノードであるか否かを判定する(ステップSa10)。始点ノードである場合(Sa10:Yes)、行路列挙部114は、探索を終了する(ステップSa11)。
次に、行路列挙部114は、未探索の乗務員区所があるか否かを判定する(ステップSa12)。未探索の乗務員区所がある場合(Sa12:Yes)、行路列挙部114は、ステップSa1に戻る。一方、未探索の乗務員区所がない場合(Sa12:No)、行路列挙部114は探索を終了する。探索が終了すれば、すべての乗務員区所の行路が列挙される。
ステップSa6において勤務条件を満たさない場合(Sa6:No)、行路列挙部114は、ステップSa9に進む。また、ステップSa7において終点ノードでない場合(Sa7:No)、行路列挙部114は、ステップSa4に戻る。また、ステップSa10において始点ノードでない場合(Sa10:No)、行路列挙部114は、ステップSa9に進む。
図10は、本発明の一実施形態におけるA区所の行路を示す図である。ここで、丸印から始まり三角印で終わる1本の経路は、1本の行路を表す。ここで、丸印及び三角印のアルファベットは区所を表し、数字は行路の番号を表す。したがって、A区所にはA1〜A4の4本の行路があることが判る。また例えば、行路A1を担当する乗務員は、A駅から勤務を開始し、「乗務1→乗務2→乗務3→乗務4」の順に乗務を担当して、A駅で勤務を終了することが判る。
同様に、行路列挙部114は、B区所の行路を列挙する。図11は、本発明の一実施形態におけるB区所のネットワークを示す図である。ここで、乗務を開始する駅がB駅である各乗務ノードには、始点ノードsからアークがつながっている。また、乗務を終了する駅がB駅である各乗務ノードには、終点ノードtからアークがつながっている。さらに、乗務ノード間のアークは、A区所の場合(図5)と同じである。
図12は、本発明の一実施形態におけるB区所の最初の行路ができるまでを示す図である。その探索方法(行路の列挙手順)は、A区所の場合と同様である。
図13は、本発明の一実施形態におけるB区所の行路を示す図である。B区所にはB1〜B5の5本の行路があることが判る。また例えば、行路B1を担当する乗務員は、B駅から勤務を開始し、「乗務2→乗務3」の順に乗務を担当して、B駅で勤務を終了することが判る。
同様に、行路列挙部114は、C区所の行路を列挙する。図14は、本発明の一実施形態におけるC区所のネットワークを示す図である。ここで、乗務を開始する駅がC駅である各乗務ノードには、始点ノードsからアークがつながっている。また、乗務を終了する駅がC駅である各乗務ノードには、終点ノードtからアークがつながっている。さらに、乗務ノード間のアークは、A区所及びB区所の場合(図5、図11)と同じである。
図15は、本発明の一実施形態におけるC区所の行路を示す図である。C区所にはC1〜C4の4本の行路があることが判る。また例えば、行路C1を担当する乗務員は、C駅から勤務を開始し、「乗務3→乗務5」の順に乗務を担当して、C駅で勤務を終了することが判る。このようにして、行路列挙部114はA〜C区所(候補駅)の行路を列挙する。
次に、評価関数生成部115(図1)について説明する。評価関数生成部115には、候補取得部112から候補駅データ、及び係数データ(評価値パラメータ)と、行路列挙部114から行路データとが入力される。評価関数生成部115は、行路データ、候補駅データ、及び係数データに基づいて評価関数を生成し、生成した評価関数を算出部117に出力する。ここで、2種類の変数を次のように定義する。
候補駅に乗務員区所を配置する(候補を採用する)か否かを示す変数
「Y:A区所を 配置する=1,配置しない=0」
「Y:B区所を 配置する=1,配置しない=0」
「Y:C区所を 配置する=1,配置しない=0」
行路を選択するか否かを示す変数
「XA1:行路A1を 選択する=1,選択しない=0」
「XA2:行路A2を 選択する=1,選択しない=0」

「XC4:行路C4を 選択する=1,選択しない=0」
評価関数生成部115は、これらの変数を用い、評価関数の値(評価値)が「乗務員区所配置コスト及び乗務員コスト」の総和となるよう、評価関数を「2Y+3Y+2Y+XA1+XA2+XA3+XA4+XB1+XB2+XB3+XB4+XB5+XC1+XC2+XC3+XC4」と生成する。ここで、各変数には入力装置300から取得した係数データがそれぞれ乗算されている。例えば、「Y」には、A区所の乗務員区所配置コスト「2」が乗算されている。また例えば、「XA1」には、A区所に配置された乗務員の乗務員コスト「1」が乗算されている。したがって、評価関数の値(評価値)が最小であれば、総コストが最小となる。
次に、制約条件生成部116について説明する。制約条件生成部116には、データ取得部111から列車ダイヤのデータと、候補取得部112から候補駅データと、行路列挙部114から行路データが入力される。制約条件生成部116は、これらのデータに基づいて制約条件を生成し、制約条件を算出部117に出力する。
ここで、次の制約条件があるものとする。
第1の制約条件:すべての乗務について、1人以上の乗務員が担当する。
第2の制約条件:乗務員区所を配置した駅にのみ、乗務員を配置する。
第3の制約条件:各変数は、値「1」又は「0」のいずれかの値をとる。
図16は、本発明の一実施形態における乗務と行路の関係を示す表である。図16において、丸印のある箇所は、その乗務が含まれる行路を示す。例えば、乗務1〜4は行路A1に含まれることが示されている。制約条件生成部116は、乗務と行路の関係(図16)に基づいて、第1の制約条件を次のように生成する。
「XA1+XA2>=1」 ← 乗務1を含む行路は、行路A1、A2のみ
「XA1+XB1+XB2>=1」← 乗務2を含む行路は、行路A1、B1、B2のみ

「XA3+XA4>=1」 ← 乗務10を含む行路は、行路A3、A4のみ
制約条件生成部116は、全10乗務について同様に生成し、合計10個(乗務の数)の式を生成する。
また、制約条件生成部116は、乗務と行路の関係(図16)に基づいて、第2の制約条件を次のように生成する。
「Y−XA1>=0」 ← A区所を配置しない場合、行路A1を選択しない
「Y−XA2>=0」 ← A区所を配置しない場合、行路A2を選択しない
「Y−XA3>=0」 ← A区所を配置しない場合、行路A3を選択しない
「Y−XA4>=0」 ← A区所を配置しない場合、行路A4を選択しない
制約条件生成部116は、B区所及びC区所について同様に生成し、合計13個(行路の本数)の式を生成する。
また、制約条件生成部116は、第3の制約条件を次のように生成する。
「Y=1又は0」,「Y=1又は0」,「Y=1又は0」,「XA1=1又は0」,「XA2=1又は0」,…,「XC4=1又は0」
次に、制約条件生成部116は、各変数の組み合わせを少なくするため、制約条件を抽出する。上記の評価関数は、16個の項からなることが判る。したがって、評価関数の各変数が値「1」又は「0」の2値をとる場合、その組み合わせは、2の16乗=65536通りにもなる。
そこで、制約条件生成部116は、乗務と行路の関係(図16)に基づいて、制約条件を抽出し、これを生成する。上記の例では、次のように生成することができる。
「Y=1」 ← 乗務1を含む行路は、A区所の行路のみ(A区所は必要である)。
「YB+>=1」 ← 乗務5を含む行路は、B区所及びC区所のみ。

「Y=1」 ← 乗務10を含む行路は、A区所の行路のみ(A区所は必要である)。
制約条件生成部116は、この例では10個(乗務の数)の制約条件を新たに生成することができる。
なお、乗務員区所を必ず配置したい駅がある場合、及び必ず採用したい行路がある場合など、運用計画の作成者は、入力装置300を用いて各変数を値「1」又は「0」に設定することができるとしてもよい。
算出部117には、評価関数生成部115により生成された評価関数と、制約条件生成部116により生成された制約条件が入力される。算出部117は、これらに基づいて評価関数の値(評価値)を算出し、表示装置400に出力する。算出部117の演算処理は、第1〜3の制約条件と、抽出された制約条件を用いることで、各変数をすべて単純に組合せて演算処理した場合と比べ、大幅に高速化することができる。
上記の例において、評価値が最小となる場合の各変数の値「Y=1,Y=0,Y=1,XA1=1,XA2=0,XA3=1,XA4=0,XB1=0,XB2=0,XB3=0,XB4=0,XB5=0,XC1=1,XC2=0,XC3=0,XC4=1」が算出部117によって算出される。
図17は、本発明の一実施形態における算出された最適な乗務員区所配置案を示す図である。算出結果から、この乗務員区所配置案では、評価関数の値(評価値)は「9」となる。また、候補駅であったA〜C駅のうちA駅及びC駅が乗務員区所として採用され、それぞれにA区所及びC区所が配置されたことが判る。さらに、行路A1、A3、C1、C4が選択されたことも判る。
算出部117は、これらの算出結果を表示装置400に出力する。なお、乗務3には2人の乗務員が割り当てられているが(行路A1及びC1の重複部分)、いずれかの乗務員が乗務を担当し、残りの乗務員はその列車に同乗するとしてもよい。
図18は、本発明の一実施形態における配置決定装置100の動作を説明するフローチャートである。まず、データ取得部111は、列車ダイヤのデータを取得する(ステップS1)。次に候補取得部112は、乗務員区所の配置候補駅を取得する(ステップS2)。さらに、係数取得部113は、コストの評価値を算出するための評価関数の各変数に乗じる係数(評価値パラメータ)を取得する(ステップS3)。
行路列挙部114は、列車ダイヤのデータと勤務条件(乗務員勤務条件パラメータ)を取得し(ステップS4)、区所の候補ごとに行路を列挙する(ステップS5)。次に、評価関数生成部115は、評価関数を生成する(ステップS6)。さらに、制約条件生成部116は、制約条件を生成する(前処理)(ステップS7)。
算出部117は、評価値が最小となる変数を算出する(ステップS8)。表示装置400は、配置決定装置100が算出した乗務員区所の最適な配置(区所配置案)、及び乗務員の最適な行路を表示画面(不図示)に表示する(ステップS9)。
以上が配置決定装置100の一連の動作であるが、運用計画の作成者は、評価関数の各種パラメータを変更し、複数の区所配置案を算出させた上で、乗務員区所の配置箇所を決定してもよい。
例えば、運用計画の作成者は、乗務員区所配置コストを変更してもよい。一例として、A駅に乗務員区所を配置した場合のコスト(乗務員区所配置コスト)を値「2」と、B駅に乗務員区所を配置した場合のコストを値「1」と、C駅に乗務員区所を配置した場合のコストを値「3」と変更したものとする。
これにより、評価関数は「2Y+Y+3Y+XA1+XA2+XA3+XA4+XB1+XB2+XB3+XB4+XB5+XC1+XC2+XC3+XC4」と生成される。ここで、制約条件は上記と同じであるものとする。
したがって、評価値が最小となる場合の各変数の値「Y=1,Y=1,Y=0,XA1=1,XA2=0,XA3=1,XA4=0,XB1=0,XB2=1,XB3=0,XB4=1,XB5=0,XC1=0,XC2=0,XC3=0,XC4=0」が算出部117によって算出される。
図19は、本発明の一実施形態において、乗務員区所配置コストを変更した場合における算出された最適な乗務員区所配置案を示す図である。算出結果から、この乗務員区所配置案では、評価関数の値(評価値)は「7」となる。また、候補駅であったA〜C駅のうちA駅及びB駅が採用され、それぞれにA区所及びB区所が配置されたことが判る。さらに、行路A1、A3、B2、B4が選択されたことも判る。
また例えば、運用計画の作成者は、乗務員の勤務条件を変更してもよい。一例として、乗務員に休憩時間を取らせるために、「A駅からC駅」及び「C駅からA駅」にはそれぞれ連続して乗務できないものとする。
したがって、行路列挙部114は、行路A1、A3、及びC2を列挙することができなくなる。このためA区所及びC区所の行路は、図20及び21に示す行路のみとなる。ここで、図20は、本発明の一実施形態において、乗務員の勤務条件を変更した場合におけるA区所の行路を示す図である。また、図21は、本発明の一実施形態において、乗務員の勤務条件を変更した場合におけるC区所の行路を示す図である。
これにより、評価関数は「2Y+3Y+2Y+XA2+XA4+XB1+XB2+XB3+XB4+XB5+XC1+XC3+XC4」と生成される。
また第1の制約条件は、XA1、XA3、XC2をすべて消すことで、次のようになる。
「XA2>=1」 ← 乗務1を含む行路は、行路A2のみ
「XB1+XB2>=1」← 乗務2を含む行路は、行路B1、B2のみ

「XA4>=1」 ← 乗務10を含む行路は、行路A4のみ
さらに第2の制約条件は、XA1、XA3、XC2をすべて消すことで、次のようになる。
「Y−XA2>=0」 ← A区所を配置しない場合、行路A2を選択しない
「Y−XA4>=0」 ← A区所を配置しない場合、行路A4を選択しない
制約条件生成部116は、B区所及びC区所について同様に生成し、合計10個(行路の本数)の式を生成する。ここで、その他の制約条件は上記と同じであるものとする。
したがって、評価値が最小となる場合の各変数の値「Y=1,Y=1,Y=0,XA2=1,XA4=1,XB1=1,XB2=1,XB3=0,XB4=1,XB5=1,XC1=0,XC3=0,XC4=0」が算出部117によって算出される。
図22は、本発明の一実施形態において、乗務員の勤務条件を変更した場合における最適な乗務員区所配置案を示す図である。算出結果から、この乗務員区所配置案では、評価関数の値(評価値)は「11」となる。また、この乗務員区所配置案では、候補駅であったA〜C駅のうちA駅及びB駅が乗務員区所として採用され、それぞれにA区所及びB区所が配置されたことが判る。さらに、行路A2、A4、B1、B2、B4、B5が選択されたことも判る。
以上のように、配置決定装置が、評価関数に基づいてコストの評価値が最小となるパラメータを算出する。これにより、配置決定装置は、既存の乗務員区所の配置箇所を白紙状態に戻し、乗務員区所の配置箇所をすべて新規とした上で、輸送量(列車ダイヤ)に基づいて、乗務員区所の最適な配置、及び乗務員の最適な行路を決定することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、配置決定装置100は、記録媒体の読取部をさらに備え、データベース200の代わりに記録媒体から列車ダイヤのデータを取得し、上述の処理を実行してもよい。
また、図9、図18に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1〜10…乗務 100…配置決定装置 110…演算部 111…データ取得部 112…候補取得部 113…係数取得部 114…行路列挙部 115…評価関数生成部 116…制約条件生成部 117…算出部 200…データベース 300…入力装置 400…表示装置

Claims (4)

  1. 少なくとも起点及び終点により定まるデータを取得するデータ取得部と、
    該データ取得部により取得された前記起点及び前記終点の中から候補を取得する候補取得部と、
    コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数を取得する係数取得部と、
    前記データを組み合わせた行路の中から前記起点及び前記終点が一致する前記行路を前記候補ごとに列挙する行路列挙部と、
    該行路列挙部により列挙された前記行路のそれぞれについて前記係数を乗じた前記変数を含む評価関数を生成する評価関数生成部と、
    該評価関数生成部により生成された前記評価関数に基づいて前記評価値が最小となる前記変数を算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする配置決定装置。
  2. 前記評価関数生成部は、前記候補を採用するか否かを示す前記変数に前記係数を乗じた値と、前記列挙された行路を選択するか否かを示す前記変数に前記係数を乗じた値との総和を前記評価関数として生成することを特徴とする請求項1に記載の配置決定装置。
  3. 前記候補及び前記列挙された行路に基づいて制約条件を生成する制約条件生成部をさらに備え、
    前記算出部は、前記評価関数生成部により生成された前記評価関数及び前記制約条件生成部により生成された前記制約条件に基づいて、前記評価値が最小となる前記変数を算出することを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1つに記載の配置決定装置。
  4. 配置決定装置のコンピュータに、
    少なくとも起点及び終点により定まるデータを取得する手順と、
    該データ取得部により取得された前記起点及び前記終点の中から候補を取得する手順と、
    コストの評価値を算出するための各変数に乗じる係数を取得する手順と、
    前記データを組み合わせた行路の中から前記起点及び前記終点が一致する前記行路を前記候補ごとに列挙する手順と、
    該行路列挙部により列挙された前記行路のそれぞれについて前記係数を乗じた前記変数を含む評価関数を生成する手順と、
    該評価関数生成部により生成された前記評価関数に基づいて前記評価値が最小となる前記変数を算出する手順と、
    を実行させることを特徴とする配置決定プログラム。
JP2009182537A 2009-08-05 2009-08-05 配置決定装置及び配置決定プログラム Expired - Fee Related JP5284901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009182537A JP5284901B2 (ja) 2009-08-05 2009-08-05 配置決定装置及び配置決定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009182537A JP5284901B2 (ja) 2009-08-05 2009-08-05 配置決定装置及び配置決定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011034499A true JP2011034499A (ja) 2011-02-17
JP5284901B2 JP5284901B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=43763479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009182537A Expired - Fee Related JP5284901B2 (ja) 2009-08-05 2009-08-05 配置決定装置及び配置決定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5284901B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013177120A (ja) * 2012-02-27 2013-09-09 Ge Aviation Systems Llc 飛行計画を飛行中に調節するための方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079478A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Yoshiaki Mizutani 配送経路作成装置
JP2007188222A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Railway Technical Res Inst プログラム及び乗務行路計画装置
JP2009078573A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Railway Technical Res Inst プログラム、情報記憶媒体、運転整理案評価装置及び運転整理案作成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079478A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Yoshiaki Mizutani 配送経路作成装置
JP2007188222A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Railway Technical Res Inst プログラム及び乗務行路計画装置
JP2009078573A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Railway Technical Res Inst プログラム、情報記憶媒体、運転整理案評価装置及び運転整理案作成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013177120A (ja) * 2012-02-27 2013-09-09 Ge Aviation Systems Llc 飛行計画を飛行中に調節するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5284901B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5452352B2 (ja) 車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法
CN103020096A (zh) 检索装置和检索方法
CN109344513B (zh) 一种最短路线规划方法、系统及计算机存储介质
JP2021128803A (ja) 情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法
JP5058905B2 (ja) 地図表示装置およびシステム
WO2010058785A1 (ja) 経路計算順決定方法、プログラムおよび計算装置
JP5284901B2 (ja) 配置決定装置及び配置決定プログラム
JP3307843B2 (ja) ハイパーテキスト構造における地図表示装置
JP2007083800A (ja) 経路探索方法および経路探索プログラムおよび経路探索システム
CN102419910B (zh) 信息提供装置和信息提供方法
KR101023911B1 (ko) 추천 질의어 제공 방법 및 시스템
JP3534228B2 (ja) 目的地案内装置
Hanafiah et al. Itinerary recommendation generation using enhanced simulated annealing algorithm
JP5132694B2 (ja) データ生成装置、データ生成方法及び経路探索装置
JP6556660B2 (ja) 特性理解装置、方法、及びプログラム
JP2017073115A (ja) 路線図表示システム、路線図表示方法、コンピュータプログラム
CN109614465A (zh) 基于引证关系的数据处理方法、装置及电子设备
JP5139020B2 (ja) 施設検索装置、および、施設検索プログラム
JP2003060569A (ja) 光ケーブルネットワークにおけるケーブル敷設計画立案支援システム、ケーブル敷設計画立案支援方法及びケーブル敷設計画立案支援プログラム
KR20200077288A (ko) 여행 플랜 자동생성 시스템
KR101016519B1 (ko) 추천 질의어 제공 방법 및 시스템
KR102169108B1 (ko) 여행 경로 추천 서비스 제공 시스템 및 방법
KR100792307B1 (ko) 최빈 검색 경로 패턴 추출 시스템
KR102668821B1 (ko) 회전기반 최적경로 탐색 방법 및 시스템
JP2006163603A (ja) 画像生成装置、画像生成方法および画像生成プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5284901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees