JP2011033502A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作が制限されているハードスイッチをユーザが認識できるようにする。
【解決手段】車両等に搭載されるナビゲーション装置において、目的地設定、ルート変更、地図検索、電話などの機能を実行するための押しボタンスイッチとして、ユーザの押下操作による助けなしで押下状態を維持可能な機構を有する押しボタンスイッチ300を用いる。押しボタンスイッチ300は、ボタントップ310に設けられた磁性体324が、電流が流された電磁石326に引き寄せられることにより、ボタントップ310が押下方向Pに移動し、押下状態が維持されるように構成されている。ナビゲーション装置1は、車速などの車両の状況に応じて、所定の機能が割り当てられた押しボタンスイッチ300が押下状態になるように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ナビゲーション装置に関する。
表示画面上に重ねられたタッチパネルを用いたソフトスイッチや、押しボタンスイッチなどの各種ハードスイッチを備えるナビゲーション装置が知られている。
また、上記のようなナビゲーション装置において、車両の走行中には、ソフトスイッチやハードスイッチの操作のうち、例えばナビゲーションにおける地図検索、目的地設定、電話番号入力等の操作を制限する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、車両走行中には、表示画面に表示しているタッチスイッチによる入力操作ができないように制御する技術が記載されている。
特開平11−198745号公報
ところで、上記のようなナビゲーション装置は、ソフトスイッチによる操作を制限するために、例えば、表示画面上のボタンを消去したり、ボタンの色をトーンダウンしたりして、入力操作が不能となるように構成することができる。
また、上記のようなナビゲーション装置は、ハードスイッチによる操作を制限するために、例えば、ハードスイッチから出力される操作信号を停止したり、その操作信号の受信を受信側において拒むようにしたりして、入力操作が不能となるように構成することができる。
しかしながら、ハードスイッチによる操作が制限される場合、ハードスイッチは、ソフトスイッチのように、表示が消えたり、外観が変化したりしない。そのため、ユーザは、どのハードスイッチの操作が制限されているのか否かを容易に判断することができない。
本発明は、その操作が制限されているハードスイッチをユーザが認識できるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための装置に係る発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置であって、特定の信号を受け付けたことを条件に、ユーザの操作を制限する機構を有するハードスイッチと、前記ハードスイッチの操作を検出する操作検出手段と、操作が検出されたハードスイッチに割り当てられた機能を実行する制御手段と、前記車両に関する車両情報を取得する取得手段と、前記車両情報を用いて、前記ハードスイッチの操作を制限するための所定の条件が成立するか否かを判定し、前記条件が成立すると判定した場合に、前記特定の信号を前記機構に送る操作制限手段と、を有することを特徴とする。
ここで、上記のナビゲーション装置において、前記ハードスイッチは、押下状態を維持して押下操作を制限する機構を有する押しボタンスイッチであることを特徴とするものであってもよい。
また、上記のいずれかのナビゲーション装置において、前記車両情報は、車速を示す情報であり、前記操作制限手段は、前記車速が所定の速度を超える場合に前記所定の条件が成立したと判定することを特徴とするものであってもよい。
本発明によれば、その操作が制限されているハードスイッチをユーザが認識できる。
本発明の一実施形態が適用されたナビゲーション装置のハードウェア構成の概要を示すブロック図。 ナビゲーション装置の表示装置および入力装置の外観例を示す図。 押しボタンスイッチの構成例を示す断面図。 ナビゲーション装置の機能構成を示すブロック図。 各種スイッチの操作を禁止する処理の流れを示すフロー図。 各種スイッチの操作の禁止前後の状態を説明するための図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されたナビゲーション装置のハードウェア構成の概要を示すブロック図である。
ナビゲーション装置1は、車両などに搭載され、地図情報、経路情報、渋滞情報などの交通情報を表示してユーザを誘導するナビゲーション処理を行うための装置である。
もちろん、ナビゲーション装置1は、車両に備え付けられたものでなくてもよく、例えば、持ち運び可能なPND(Personal Navigation Device)などであってもよい。また、車内LAN(Local Area Network)、CAN(Controller Area Network)などの車内通信回線を介して他の車載機器やセンサなどの車両機器と通信を行ってもよい。
ナビゲーション装置1は、演算処理部10、表示装置20、入力装置30(タッチパネル31、各種ハードスイッチ32)、音声入出力装置40(スピーカ41、マイクロフォン42)、記憶装置50、車速センサ60、ジャイロセンサ62、GPS(Global Positioning System)受信装置64、FM多重放送受信装置66、ビーコン受信装置68を有する。
もちろん、ナビゲーション装置1は、上記の構成に限られず、例えば、地上デジタル放送用のチューナーや、携帯電話回線やインターネットなどの通信ネットワークと接続する通信装置を有していてもよい。
演算処理部10は、上記の各装置を制御し、様々な処理を行う中心的ユニットである。演算処理部10は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)11と、実行するプログラムや必要なデータを格納するRAM(Random Access Memory)12やROM(Read Only Memory)13などのメモリと、他の装置を通信により制御するためのインタフェース(I/F)14とが、信号線15により接続されて構成される。
演算処理部10は、例えば、車速センサ60、ジャイロセンサ62、GPS受信装置64から出力される情報を用いて現在地を算出する。また、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図情報を記憶装置50から読み出す。
また、演算処理部10は、読み出した地図情報をグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねて表示装置20へ表示する。また、地図情報を用いて、ユーザから指示された出発地(現在地)と目的地とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を算出して、表示装置20へ表示する。
また、演算処理部10は、例えば、スピーカ41を介してユーザを誘導するための音声や操作音を出力する。また、マイクロフォン42や入力装置30を介してユーザの要求を受け付け、要求に対応する処理を実行する。
また、演算処理部10は、例えば、FM多重放送受信装置66やビーコン受信装置68を介して、情報センターから交通情報などを受信して表示装置20へ表示する。
表示装置20は、演算処理部10で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどで構成される。
入力装置30は、ユーザの指示をユーザの操作により受け付けるための装置である。入力装置30は、タッチパネル31、各種ハードスイッチ32などで構成される。
タッチパネル31は、表示装置20の表示面に貼られた透過性のある操作パネルである。タッチパネル31は、表示装置20に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して演算処理部10に出力する。タッチパネル31は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
各種ハードスイッチ32は、例えば、押しボタンスイッチ、ダイヤルスイッチ、スクロールホイール、スライドバー(スライドスイッチ)、ジョイスティックなどである。
押しボタンスイッチは、例えば、メニュー表示、ルート探索、決定、取り消しなど、予め割り当てられた所定の機能を実行するために使用される。また、文字などを入力するために使用される。各押しボタンスイッチは、押下された状態で所定の信号を発生し、演算処理部10に出力する。演算処理部10では、出力された信号から、押下された押しボタンスイッチを検知する。
ダイヤルスイッチは、例えば、ナビゲーション装置1が実行する各種機能のメニュー選択などに使用される。ダイヤルスイッチは、時計回り及び反時計回りに回転可能に構成され、所定の角度の回転ごとにパルス信号を発生し、演算処理部10に出力する。演算処理部10では、パルス信号の数から、ダイヤルスイッチの回転角度を求める。
スクロールホイールは、例えば、表示装置20に表示される地図のスクロールなどに使用される。地図の拡大や縮小に使用されてもよい。スクロールホイールは、ダイヤルスイッチと同様に構成されることができる。
スライドバーは、例えば、表示装置20に表示される地図の拡大や縮小に使用される。スライドバーは、レバーを所定の2方向にスライド可能に構成され、レバーの位置に応じた信号(例えば、電圧)を発生し、演算処理部10に出力する。演算処理部10では、出力された信号から、レバーの位置を検知する。
ジョイスティックは、例えば、表示装置20に表示される地図のスクロールなどに使用される。地図の拡大や縮小に使用されてもよい。また、各種機能のメニュー選択などに使用されてもよい。ジョイスティックは、レバーが傾けられた所定の方向ごとに所定の信号を発生し、演算処理部10に出力する。演算処理部10では、出力された信号から、レバーが傾けられた方向を検知する。
もちろん、各種ハードスイッチ32は上記に限られない。また、各種ハードスイッチ32の構成は上記に限られない。
音声入出力装置40は、音声出力装置としてスピーカ41と、音声入力装置としてマイクロフォン42とを備える。スピーカ41は、演算処理部10で生成された音声信号を出力する。マイクロフォン42は、ユーザその他の搭乗者から発せられた音声などの、ナビゲーション装置100の外部の音声を取得する。
スピーカ41とマイクロフォン42とは、車両の所定の部位に、別個に配置されている。もちろん、スピーカ41とマイクロフォン42とは、一体の筐体に収納されていてもよい。また、ナビゲーション装置100は、スピーカ41およびマイクロフォン42を、それぞれ複数備えることができる。
記憶装置50には、演算処理部10が各種処理を実行するために必要な、プログラムやデータ、ナビゲーション処理に使用される地図情報、音声認識に使用される音声辞書などが格納される。演算処理部10のCPU11によってRAM12上に読み出されて使用される。記憶装置50は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM、DVD-ROMなどにより構成される。
車速センサ60、ジャイロセンサ62、及び、GPS受信装置64は、移動体(ナビゲーション装置1)の現在位置(自車位置)などを検出するために使用される。
車速センサ60は、車速を算出するために用いる車速データを出力するセンサである。ジャイロセンサ62は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体の回転による角速度を検出するものである。GPS受信装置64は、GPS衛星からの信号を受信し、移動体とGPS衛星間の距離とその距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定することで、移動体の現在位置や進行速度を測定する。
上記のようにして検出されたデータは、演算処理部10に送られて、ナビゲーション処理に使用される。もちろん、各種センサは、車内LANやCANを介してナビゲーション装置1と接続されていてもよい。
FM多重放送受信装置66は、FM多重放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報などや、FM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などがある。
ビーコン受信装置68は、ビーコンから送られてくる渋滞情報、規制情報、SA/PA情報、駐車場情報などを受信する。
次に、ナビゲーション装置1の表示装置および入力装置の構成例について説明する。
図2は、ナビゲーション装置の表示装置および入力装置の外観例を示す図である。
本図に示すように、押しボタンスイッチ300(300a〜e)は、表示装置20と同じ筐体に設けられている。押しボタンスイッチ300は、表示領域200の周辺に配置されている。表示領域200には、地図画面201が表示される。地図画面201は、例えば、地図情報、現在地情報、経路情報などを示す画像から構成される。
もちろん、押しボタンスイッチ300の他に、ダイヤルスイッチやスライドバーなどの各種ハードスイッチ32が設けられていても良い。また、表示装置20および各種ハードスイッチ32の構成、配置などは上記に限られない。例えば、各種ハードスイッチ32は、表示装置20と別の筐体に設けられていてもよい。また、各種ハードスイッチ32は、ナビゲーション装置1を操作するためのリモコンに設けられていてもよい。
次に、本実施形態に用いられる押しボタンスイッチについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、ユーザの押下操作による助けなしで押下状態を維持可能な機構を有する押しボタンスイッチを用いる。
図3は、押しボタンスイッチの構成例を示す断面図である。図3(A)は、押下されていない状態の押しボタンスイッチを示している。図3(B)は、ユーザにより押下された状態、もしくは押下状態を維持している押しボタンスイッチを示している。
図3(A)に示すように、押しボタンスイッチ300(310〜326を含む)は、表示装置20の筐体の内側に設けられた基板304上に、例えばネジなど(図示せず)により固定されている。もちろん、固定の方法はネジに限られない。
また、押しボタンスイッチ300は、そのボタントップ310の上面3101が、表示装置20の筐体であるフェースプレート302の外側に露出するように、フェースプレート302に開けられた穴303に挿入されている。また、押しボタンスイッチ300は、そのボタントップ310の上面3101の頂点が、フェースプレート302の最も外側の上面3201の高さHよりも外側に出っ張るように設置されている。
押しボタンスイッチ300は、ボタントップ310、ボタンケース312、ロッド部314、バネ316、突起部320、スイッチ部322、磁性体324、電磁石326などから構成される。
ボタントップ310は、押下方向Pもしくはその反対方向に往復移動可能に、ガイド部材としてのボタンケース312に収められている。ボタントップ310は、例えば、その側壁に突出した爪(図示せず)などを備える。そして、ボタントップ310は、当該爪がボタンケース312の内面の側壁に押下方向Pと平行に形成された溝状の切り欠き部に往復移動可能に挿入されていることにより、ボタンケース312から外れないように構成されている。
また、ボタントップ310の底面3102には、複数のロッド部314がボタンケース312側に延びるように設けられている。また、ボタンケース312には、それぞれのロッド部314が挿入され、押下方向Pもしくはその反対方向に案内するガイド部としての穴が設けられている。また、ボタントップ310を押下方向Pの反対方向に移動するように作用するコイル状のバネ316が、それぞれのロッド部314に同軸状に装着されている。
また、ボタントップ310の底面3102には、突起部320が設けられている。また、ボタンケース312の上面3121には、スイッチ部322が設けられている。突起部320およびスイッチ部322は互いに向かい合う位置に設けられている。
そして、ボタントップ310が押下方向Pに移動すると、突起部320によりスイッチ部322が押下されて作動される。スイッチ部322から出力される信号、例えば、スイッチのON/OFFを示す信号は、演算処理部10に送られ、その処理に使用される。
また、ボタントップ310の底面3102には、磁性体324が設けられている。また、ボタンケース312の上面3121には、電磁石326が設けられている。磁性体324および電磁石326は互いに向かい合う位置に設けられている。電磁石326は、例えば、電源回路(図示せず)に接続されており、演算処理部10の電源回路の制御により電源がONになると、電流が流される。
そして、演算処理部10の制御により電磁石326に電流が流されると、磁性体324は電磁石326の磁力に引き寄せられる。これにより、ユーザの押下操作なしに、ボタントップ310は押下方向Pに移動し、スイッチ部322が押下された状態となる。また、電流が流されている間、押下された状態が維持される。なお、電流を流している間、演算処理部10は、例えば、スイッチ部322から出力される信号を拒むように、もしくは停止するようにしてもよい。
図3(B)に示すように、演算処理部10の制御により電磁石326に電流が流された場合、もしくは、ボタントップ310がユーザに押下された場合、押しボタンスイッチ300は、ボタントップ310の上面3101の頂点が高さHと同じ位置、もしくは、より低い位置になるように設置されている。
もちろん、押しボタンスイッチ300の構成は上記に限られない。例えば、ロッド部314やコイル状のバネ316に替えて、板バネを用いるようにしてもよい。また、例えば、磁性体324の替えて、永久磁石や電磁石を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、バネ316を用いずに、操作を禁止しない通常の状態では、電磁石326と永久磁石もしくは電磁石が反発するように電流を流し、操作を禁止する状態では、引き合うように電流を流すようにすることができる。
また、磁性体324や電磁石326に替えて、ワイヤーおよびモーターを用いるようにしてもよい。この場合、例えば、操作を禁止する状態では、演算処理部10の制御によりモーターを動作させてワイヤーを引っ張り、ワイヤーと接続されたボタントップ310を押下状態にする。
以上のような押しボタンスイッチを用いることにより、車両の状況などに関する所定の条件に応じて、押しボタンスイッチを自動的に押下状態にし、また、その状態を維持することができる。また、ユーザは、押しボタンスイッチの状態を目で容易に把握することができるので、操作可能であるか否かを直感的に判断することができる。また、ユーザは、押しボタンスイッチを視認しなくても、触ることで押しボタンスイッチを操作可能であるか否かを直感的に判断することができる。
次に、図4を参照して、ナビゲーション装置1の機能構成について説明する。図4は、ナビゲーション装置の機能構成を示すブロック図である。
本図に示すように、ナビゲーション装置1は、主制御部110、現在地算出部120、経路探索部130、表示制御部140、操作検出部150、操作禁止部160、記憶部170を有する。記憶部170は、地図情報51を有する。
主制御部110、現在地算出部120、経路探索部130、表示制御部140、操作検出部150、操作禁止部160は、演算処理部10のCPU11が、記憶装置50やROM13から、所定のプログラムやデータをRAM12上にロードして実行することにより構築される。記憶部170は、記憶装置50やRAM12により構築される。
主制御部110は、ナビゲーション装置1の本来の基本動作であるナビゲーション処理(例えば、交通情報の表示、現在位置の表示、経路の表示、経路誘導等)を行う。
具体的には、主制御部110は、現在地算出部120が算出した現在地周辺の地図情報を記憶部170から読み出す。そして、読み出した地図情報に現在地情報を重ねて表示するように表示制御部140に指示する。
また、主制御部110は、経路探索部130が算出した経路情報がある場合は、その経路を表示するように表示制御部140に指示する。FM多重放送受信装置66やビーコン受信装置68を介して取得した交通情報を表示するようにしてもよい。また、主制御部110は、スピーカ41を用いてユーザを案内する音声を出力する。
また、主制御部110は、操作検出部150を介して受け付けたユーザの操作に対応する処理を行う。すなわち、主制御部110は、タッチパネル31やハードスイッチ32の操作を操作検出部150を介して受け付け、選択されたメニューやアイコン、ハードスイッチ32に対応付けられた各種機能を実行する。そして、実行結果を表示するように表示制御部140に指示する。例えば、主制御部110は、メニュー階層の移行、地図のスクロール、地図の拡大縮小、経路探索などを制御する。
現在地算出部120は、所定の間隔毎(例えば、所定距離毎、所定時間毎)に、車速センサ60、ジャイロセンサ62、GPS受信装置64から出力される情報を用いて現在地を算出する。算出された現在地情報は、主制御部110、経路探索部130などに送られてそれらの処理に使用される。
経路探索部130は、指定された2地点(現在地、目的地)間を結ぶ推奨経路の探索を行う。
具体的には、経路探索部130は、まず、操作検出部150を介してユーザにより指定された目的地を取得する。また、現在地算出部120から現在地を取得する。また、地図情報51を記憶部170から読み出す。そして、ダイクストラ法等を用いて、2地点(現在地と目的地)間を結ぶ経路を、所定の地点(ノード)を結ぶ道路(リンク)をリンクコスト(例えば、距離や旅行時間)に換算して、経路上の総コストが他の経路に対して最少となる経路を探索する。
なお、FM多重放送受信装置66やビーコン受信装置68を介して取得した交通情報を用いて最適な経路を探索するようにしてもよい。
表示制御部140は、他の機能部の指示を受け付け、表示装置20に画面を表示させるための描画コマンドを生成して出力する。例えば、指定されたスケール、描画方式で、道路、その他の地図構成物や、現在地、経由地、目的地、推奨経路のための矢印といったマークを描画するように地図描画コマンドを生成する。また、ユーザの指示を受け付けるためのボタン、アイコンやメニューなどの画像を描画するように描画コマンドを生成する。
操作検出部150は、入力装置30を介して入力されたユーザの操作を受け付け、その操作内容を解析し、その操作内容に対応する処理が実行されるように他の機能部を制御する。また、マイクロフォン42を介して入力された音声から、音声認識により対応する操作内容を解析して、その操作内容に対応する処理が実行されるように他の機能部を制御する。
操作禁止部160は、車両の状況に応じて、所定の機能を実行するためのソフトスイッチやハードスイッチ32の操作を禁止(制限)する。
具体的には、操作禁止部160は、車両の状況に関する情報を定期的に取得し、ソフトスイッチやハードスイッチ32の操作を禁止する条件と合致するかを判定する。本実施形態では、操作禁止部160は、車速センサ60から車速データを定期的に取得し、車速を示す所定値(例えば、時速5km)と比較する。そして、取得した車速が所定値以上の場合、すなわち、条件が成立する場合、車両が走行中と判断して所定のスイッチの操作を禁止するための制御を行う。一方、条件が成立しない場合、車両が走行中でないと判断して、禁止している所定のスイッチの操作を有効にする(禁止を解除する)ための制御を行う。
所定のスイッチは、走行中の操作を制限することが予め定められた機能、例えば、目的地設定、ルート変更、地図検索、電話などの機能が割り当てられたソフトスイッチ、若しくは、ハードスイッチ32である。
ソフトスイッチの入力操作を禁止する場合、操作禁止部160は、例えば、ソフトスイッチの表示を消去したり、色をトーンダウンして表示したりするように表示制御部140に指示する。また、ソフトスイッチをタッチするタッチパネル31上の操作を無視するように、主制御部110を制御する。もちろん、ソフトスイッチをタッチするタッチパネル31上の操作を無視するように、操作検出部150を制御するようにしてもよい。
ハードスイッチ32の入力操作を禁止する場合、操作禁止部160は、例えば、操作されたハードスイッチ32から出力される信号を無視するように、主制御部110を制御する。もちろん、操作されたハードスイッチ32から出力される信号を無視するように、操作検出部150を制御するようにしてもよい。
ここで、上記の押しボタンスイッチ300(図2、3参照)の入力操作を禁止する場合、操作禁止部160は、押しボタンスイッチ300を押下状態にし、また、押下状態を維持するための制御を行う。すなわち、押しボタンスイッチ300の電磁石326に電流を流す制御を行う。また、押しボタンスイッチ300から出力される信号を無視するように、主制御部110もしくは操作検出部150を制御する。
なお、ソフトスイッチやハードスイッチ32の操作を禁止するための条件は、車速に限られない。例えば、車両が走行中の道路状況(混雑度)などを用いて、渋滞中でない場合にスイッチの操作を禁止してもよい。また、車速を条件として用いる場合、例えば、複数の速度範囲ごとに、操作を禁止する機能を異ならせるようにしてもよい。また、例えば、地図情報および現在地情報を用いて、交差点に接近した場合や交差点付近で右左折レーンに車両が進入した場合に、スイッチの操作を禁止してもよい。
次に、上述のハードウェアおよび機能部により実現される処理について、図5を参照して説明する。
図5は、各種スイッチの操作を禁止する処理の流れを示すフロー図である。本フローは、ナビゲーション装置1の起動後開始される。
本フローが開始されると、操作禁止部160は、車両が走行中であるか否かを監視する(S110)。具体的には、操作禁止部160は、車速センサ60から車速データを取得し、車速を示す所定値(例えば、時速5km)と比較する。そして、取得した車速が所定値未満である場合(S110でNO)、車両が走行中でないと判定して、S120に進む。一方、取得した車速が所定値以上である場合(S110でYES)、車両が走行中であると判定してS130に進む。
車両が走行中でないと判定した場合(S110でNO)、操作禁止部160は、S130において禁止した所定のスイッチの操作を有効にする(S120)。そして、S110に戻る。
車両が走行中でない場合、例えば、図6(A)に示すように、各種機能を実行するためのソフトスイッチ230が表示領域201に表示される。また、押しボタンスイッチ300は、押下されていない状態が維持されている。いずれのスイッチの操作も禁止されていない。すなわち、ユーザは、ソフトスイッチ230をタッチしたり、押しボタンスイッチ300を押下したりすることにより、各スイッチに割り当てられた機能をナビゲーション装置1に実行させることができる。
図5に戻って、車両が走行中であると判定した場合(S110でYES)、操作禁止部160は、所定のスイッチの操作を禁止する(S130)。具体的には、操作禁止部160は、例えば、目的地設定、ルート変更、地図検索、電話などの機能を実行するためのソフトスイッチや押しボタンスイッチ300の入力操作を禁止する。すなわち、ソフトスイッチをタッチするタッチパネル31上の操作を無視するように、主制御部110を制御する。また、押しボタンスイッチ300の電磁石326に電流を流す制御を行うとともに、押しボタンスイッチ300から出力される信号を無視するように、主制御部110を制御する。
車両が走行中の場合、例えば、図6(B)に示すように、各種機能を実行するためのソフトスイッチ230が表示領域201に表示される。ただし、操作が禁止されているソフトスイッチ230は、トーンダウンされて表示される。また、操作が禁止されている押しボタンスイッチ300a〜c、dは、押下状態が維持されている。
以上のように、所定のスイッチの操作を禁止された後、S110に戻る。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。第1の実施形態によれば、車両の状況に応じてハードスイッチによる操作を制限するとともに、その操作が制限されているハードスイッチをユーザが容易に認識できる。
すなわち、押しボタンスイッチとして押下状態を維持可能なスイッチを用いることにより、所定の条件に応じて押下状態を維持するように制御されるので、ユーザは、操作可能なスイッチと操作不可能なスイッチを直感的に見分けることができる。また、ユーザは、押しボタンスイッチを視認しなくても、触ることで操作可能なスイッチと操作不可能なスイッチを直感的に区別することができる。
以上、本発明について、例示的な実施形態と関連させて記載した。多くの代替物、修正および変形例が当業者にとって明らかであることは明白である。したがって、上に記載の本発明の実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。
1:ナビゲーション装置、10:演算処理部、11:CPU、12:RAM、13:ROM、14:I/F、15:信号線、20:表示装置、30:入力装置、31:タッチパネル、32:ハードスイッチ、40:音声入出力装置、41:スピーカ、42:マイクロフォン、50:記憶装置、51:地図情報、60:車速センサ、62:ジャイロセンサ、64:GPS受信装置、66:FM多重放送受信装置、68:ビーコン受信装置、
110:主制御部、120:現在地算出部、130:経路探索部、140:表示制御部、150:操作検出部、160:操作禁止部、170:記憶部、
200:表示領域、201:地図画面、230:ソフトスイッチ、300(a〜e):押しボタンスイッチ、
300:押しボタンスイッチ、302:フェースプレート、3201:上面、303:穴、304:基板、310:ボタントップ、3101:上面、3102:底面、312:ボタンケース、3121:上面、314:ロッド部、316:バネ、320:突起部、322:スイッチ部、324:磁性体、326:電磁石

Claims (3)

  1. 車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
    特定の信号を受け付けたことを条件に、ユーザの操作を制限する機構を有するハードスイッチと、
    前記ハードスイッチの操作を検出する操作検出手段と、
    操作が検出されたハードスイッチに割り当てられた機能を実行する制御手段と、
    前記車両に関する車両情報を取得する取得手段と、
    前記車両情報を用いて、前記ハードスイッチの操作を制限するための所定の条件が成立するか否かを判定し、前記条件が成立すると判定した場合に、前記特定の信号を前記機構に送る操作制限手段と、を有すること、
    を特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記ハードスイッチは、押下状態を維持して押下操作を制限する機構を有する押しボタンスイッチであること、
    を特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1または2に記載のナビゲーション装置であって、
    前記車両情報は、車速を示す情報であり、
    前記操作制限手段は、
    前記車速が所定の速度を超える場合に前記所定の条件が成立したと判定すること、
    を特徴とするナビゲーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012239613A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015093568A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 株式会社デンソー 車載装置

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