JP2011030277A - 移動通信システムにおけるデータを送受信するための装置及び方法 - Google Patents

移動通信システムにおけるデータを送受信するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高速移動通信システムにおける多重スロット送信方式を用いてブロードキャスト/マルチキャストサービス(BCMCS)を提供する際に、周辺環境に従ってデータを適応的に送信するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの第1のスロット期間の間に、固定送信形式に従ってブロードキャスト物理層パケットを初期送信するステップと、少なくとも1つの第2のスロット期間の間に、第1のスロット期間で使用された送信形式とは異なる可変送信形式を用いてブロードキャスト物理層パケットを再送信するステップと、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、移動通信システムにおけるデータを送受信するための装置及び方法に関し、特に、移動通信システムにおけるブロードキャストデータを送受信するための装置及び方法に関する。
通常、移動通信システムは、ユニキャストサービスを支援するために開発された。“ユニキャストサービス”は、基地局と1つの端末との間の通信を遂行することを意味する。すなわち、ユニキャストサービスにおいて、基地局は、同一のデータを複数の端末へ送信する代わりに、データを1つの端末のみへ送信する。音声サービス及び各種データサービスは、典型的なユニキャストサービスである。
一方、無線通信システム技術の急速な発展とともに、最近では、移動しつつブロードキャストサービスの提供を受けることができる技術が続々と開発されて、サービスが提供されている中であるか、あるいは、サービスの開始が差し迫っている状況にある。ここで、当該“ブロードキャストサービス”とは、ある基地局から複数の端末へ同一のサービスデータを送信する過程を意味する。かかるブロードキャストサービスは、一般空中波ブロードキャストサービスだけでなく複数の私設ブロードキャストサービスを提供でき、デジタルマルチメディアブロードキャスティング(DMB)サービスの開始が差し迫っている。
また、移動通信システムでも、このようなブロードキャストサービスを提供するために多様な試みが行われており、これまで多くの方案が提案されている。3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)で提案された高速パケットデータ(High Rate Packet Data;以下、“HRPD”と称する)システムは、これまで提案された移動通信システムのうち、ブロードキャストサービスを支援することができるシステムの典型的な一例である。
HRPDシステムは、基本送信方法としてユニキャスト送信方法を採用し、ハイブリッド自動再送要求(hybrid Automatic Repeat Request;以下、“H−ARQ”と称する。)方法を採用している。また、符号分割多重化(Code Division Multiplexing;CDM)に基づく送信方法及び直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;以下、“OFDM”と称する。)に基づく送信方法は、説明の便宜上、移動通信システムで最近論議されているブロードキャスト/マルチキャストサービス(Broadcast/Multicast Service;BCMCS)のための送信方法の例で提案された。ここで、“BCMCS”は、説明の便宜上、HRPDシステムで提供されたブロードキャストサービスを意味する。H−ARQ方式を用いてブロードキャスト信号を送信する方法は、ユニキャスト方式のように、複数のスロットを用いて1つの符号化パケット(encoder packet;EP)を複数のサブパケット(sub-packet)に分割して送信する方式を使用する。上記複数のサブパケットを受信した受信器は、増分冗長(Incremental Redundancy;以下、“IR”と称する。)方式を用いて上記複数のサブパケットを結合することにより復号を遂行する。すなわち、ブロードキャスト/マルチキャスト(Broadcast/Multicast;BCMC)送信方式とユニキャスト送信方式との差は、端末が受信されたデータに応じて基地局へ送信する応答信号(ACK/NACK)がなく、基地局が所定のスロット数だけ所定の時間の間に符号化パケットを構成する複数のサブパケットを送信するという点にある。また、HRPDシステムにおいて、上記ユニキャスト方式及びBCMC方式は、共通のエンコーディング及びデコーディング方法を使用し、エンコーディング方法は、よく知られているターボエンコーディング方式を使用することができる。
一方、HRPDシステムを始めて大部分のパケットを送信する移動通信システムは、マルチスロットインターレース(multi-slot interlacing)方式を用いてデータを送信する。上記マルチスロットインターレース方式のうちで、4-スロットインターレース方式が代表的な方式である。
図1を参照して、4-スロットインターレース方式について説明する。
図1は、HRPDシステムで使用された4-スロットインターレース方式を説明するためのタイミング図である。
図1に示すように、送信器は、4スロットの単位でデータを受信器へ送信する。すなわち、時点t0〜t1で、送信器は、1番目の送信(1st TX)100を遂行する。上記送信された信号は、時点t2の前に、受信器で受信された後に処理される。その後、受信器は、上記1番目に受信された信号100に応じた応答信号(ACK/NACK)105を送信する。当該応答信号は、時点t4の前に送信器に到達する。このとき、受信器が送信した応答信号がACK(良好な受信)を示す場合には、送信器は、次のデータを送信する。しかしながら、受信器が送信した応答信号がNACK(良好でない受信)を示す場合には、送信器は、1番目に送信されたデータを再送信する。再送信のために、送信器は、受信器からの応答信号に応じて、時点t5〜t6で、2番目の送信(2nd TX)110を遂行する。同様に、上記送信された信号は、時点t7の前に、受信器で受信された後に処理される。受信器は、上記受信された信号に応じた応答信号(ACK/NACK)115を送信する。該応答信号は、時点t9の前に、送信器に到達する。
上述したように、受信器からの応答信号に基づいて、送信器は、送信データの初期送信を行うものであるか、或いは再送信を行うものであるかを決定する。すなわち、送信器は、4つのスロット単位で送信を遂行する。従って、受信器への送信が遂行されない残りの3つのスロットの間には、送信器は、残りのスロットを用いて他の端末へデータを送信するか、または受信器へ現在送信されているデータでない他のデータを送信することもできる。このような方式を4-スロットインターレース方式と呼ぶ。
前記4-スロットインターレース方式は、次のような理由のために使用される。送信器が1つのパケットを用いて生成された符号化シンボルの一部又は全てを送信した後に、受信器が上記送信された符号化シンボルの受信に失敗した場合には、送信器は、対応するパケットの符号化シンボルの一部又は全てを再送信して、受信器の受信性能を増加させなければならない。HRPDシステムにおいて、再送信の最大回数は、所定の値で制限される。
一方、4-スロットインターレース方式を使用すれば、所定数のスロット単位で相互に異なるブロードキャストサービスを提供することができる。これについては、図2を参照して説明する。
図2は、4-スロットインターレース方式を支援するHRPDシステムにおける各スロット単位で相互に異なるブロードキャストサービスが提供される場合を説明するためのタイミング図である。
図2において、各斜めの斜線部分の一部は、4の倍数(4n)に該当するスロットを示し、各水平の斜線部分の一部は、4の倍数に該当するスロットの次のスロットを示すと仮定する。斜めの斜線スロットと水平の斜線スロットとは、特定のブロードキャストサービスのために割り当てられたスロットである。4-スロットインターレース方式は、当該ブロードキャストサービスのために割り当てられたスロットにも適用されていることを理解することができる。当該ブロードキャストサービスのために割り当てられた各スロットを介してパケットデータを送信するための方法の例について説明する。
図2において、参照符号211は、第1のパケットP1の初期送信を示し、参照符号212は、第1のパケットP1の1番目の再送信を示し、参照符号213は、第1のパケットP1の2番目の再送信を示す。この後、上記インターレース方式の同一のスロットでは、次のパケット、つまり、第3のパケットP3 231が送信される。1つのデータパケットが最大3回まで送信されることができるように送信回数が設定されるとしても、該送信回数は、これに限定されない。同様に、第2のパケットP2に対しても、初期送信221、1番目の再送信222、及び2番目の再送信223が遂行された後に、次のパケットである第4のパケットP4 241が送信される。第3のパケットP3及び第4のパケットP4に対しても、初期送信231及び241と、1番目の再送信232及び242と、2番目の再送信233及び243とが遂行される。
下記では、ブロードキャストサービスを提供するために、システムで提供された各種メッセージ及びブロードキャストサービスを提供するための方法についての詳細について説明する。HRPDシステムは、オーバーヘッドシグナリングメッセージを用いてBCMCSのためのブロードキャスト物理層パケット(Broadcast Physical Layer Packet)(以下、“パケット”と略称する。)の受信のためのパケット送信情報を送信する。かかるオーバーヘッド信号メッセージは、セルで送信されたBCMCフローIDと、各BCMCSパケットを送信するための周波数割当(Frequency Allocation;FA)情報、送信スロットの位置情報、送信率、送信スロットの数、及びリードソロモン(Reed-Solomon;RS)符号化情報を具備する。端末は、BCMCSオーバーヘッドメッセージを受信した後に、ユーザーが受信することを希望するBCMCSパケットの送信情報を用いて対応するスロットで対応するパケットを受信する。
一般的に、BCMCSが複数の端末へ同一の情報を送信するので、全ての基地局は、移動通信システムにおけるBCMCSを提供するために、BCMCSスロットで同一のパケットを送信する。端末は、各基地局からのパケットを1回に受信し、ソフト結合(soft combing)を介して端末の受信性能を高め、これにより、1つのセルから受信された信号を用いてパケットを受信する方法に比べて、性能を著しく増加させることができる。
一方、BCMCSは、各スロットで同一の送信形式を用いて複数のスロットを介してデータを送信する。この場合には、BCMCSは、受信性能がさらに低い地域に対しては再送信回数を増加させる。このように、BCMCSは、送信スロットの数が増加する地域でも、同一のOFDMシンボルの構成又は変調方式を使用する。
他方、BCMCSで使用されたOFDMシンボルの構成は、受信器が位置した地域での最大信号遅延のような周辺環境を考慮して設計される。従って、再送信時点では、隣接した一部のセルだけが再送信に参加するので、受信器が受信することを希望するOFDM信号の最大信号遅延値が減少する。一般的に、最大信号遅延を考慮して、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix;CP)をOFDMシンボルに挿入する。CPのサイズは、送信データの量によって決まる。すなわち、CPのサイズの増加は、送信データの量を減少させ、CPのサイズの減少は、送信データの量を増加させる。しかしながら、現在のBCMCS方式は、再送信の間には、変化した周辺環境を考慮せず、固定送信形式を使用する。その結果、CPを不必要に長く設定して、無線資源を浪費するという短所があった。
従って、移動通信システムにおけるブロードキャストデータを送受信するための向上した装置及び方法が必要とされた。
米国特許出願公開第2005/0018633号
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、高速移動通信システムにおける多重スロット送信方式を用いてブロードキャスト/マルチキャストサービス(BCMCS)を提供する際に、周辺環境に従ってデータを適応的に送信するための装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、高速移動通信システムにおける再送信回数に従って可変送信形式でデータを送信することによってBCMCSを提供するための装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、高速移動通信システムにおけるBCMCSを提供する際に、無線資源の効率を増加させるための送受信装置及び方法を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の一方の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを送信するための方法が提供される。かかる方法は、少なくとも1つの第1のスロット期間の間に、第1の送信形式に従って当該ブロードキャスト物理層パケットを送信するステップと、少なくとも1つの第2のスロット期間の間に、当該ブロードキャスト物理層パケットを上記第1のスロット期間で使用された上記第1の送信形式とは異なる第2の送信形式を用いて再送信するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを受信するための方法が提供される。かかる方法は、当該ブロードキャスト物理層パケットの送信形式情報をブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して受信するステップと、上記送信形式情報に従って、少なくとも1つの第1のスロット期間の間に、固定送信形式で初期送信される当該ブロードキャスト物理層パケットを受信するステップと、上記送信形式情報に従って、少なくとも1つの第2のスロット期間の間に、上記第1のスロット期間で使用された送信形式とは異なる可変送信形式で再送信される当該ブロードキャスト物理層パケットを受信するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを送信するための装置が提供される。かかる装置は、初期送信及び再送信の際の送信形式が相互に異なるようにブロードキャスト物理層パケットを生成する送信部と、該送信部で生成された上記ブロードキャスト物理層パケットを無線周波数信号に周波数アップコンバートする無線周波数(RF)部と、少なくとも1つの第1のスロット期間の間に、固定送信形式に従って上記ブロードキャスト物理層パケットを初期送信し、少なくとも1つの第2のスロット期間の間に、上記第1のスロット期間で使用された送信形式とは異なる可変送信形式を用いて上記ブロードキャスト物理層パケットを再送信するように、上記送信部及び上記RF部の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを送信するための装置が提供される。かかる装置は、無線上で受信されたブロードキャスト物理層パケットを基底帯域信号に変換するための無線周波数(RF)部と、当該ブロードキャスト物理層パケットを初期送信及び再送信の際に使用された対応する送信形式に従って受信し、該受信されたブロードキャスト物理層パケットを元来の信号に復元する受信部と、当該ブロードキャスト物理層パケットの送信形式情報を具備するブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信した場合には、上記送信形式情報に従って、少なくとも1つの第1のスロット期間の間に、固定送信形式で初期送信される上記ブロードキャスト物理層パケットを受信し、上記送信形式情報に従って、少なくとも1つの第2のスロット期間の間に、上記第1のスロット期間で使用された送信形式とは異なる可変送信形式で再送信される上記ブロードキャスト物理層パケットを受信するように、上記RF部及び上記受信部の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援してブロードキャストサービスを提供する移動通信システムが提供される。かかるシステムは、少なくとも1つの第1のスロット期間の間に、固定送信形式に従ってブロードキャスト物理層パケットを初期送信し、少なくとも1つの第2のスロット期間の間に、上記第1のスロット期間で使用された送信形式とは異なる可変送信形式を用いて上記ブロードキャスト物理層パケットを再送信する少なくとも1つの基地局と、該基地局から上記ブロードキャスト物理層パケットの送信形式情報を具備するブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信すると、対応する送信形式に従って、上記第1及び第2のスロット期間で初期送信されて再送信される上記ブロードキャスト物理層パケットを受信する少なくとも1つの端末と、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムの送信方法は、送信スロットに少なくとも1つのOFDMシンボルを内部シンボルとして割り当て、上記内部シンボルの左側及び右側の各々に上記少なくとも1つのOFDMシンボルを境界シンボルとして割り当てるステップと、初期送信が遂行される第1のスロット期間及び再送信が遂行される第2のスロット期間で、上記境界シンボル及び上記内部シンボルのパイロット対データトーン電力比(PDR)が相互に異なるように、上記OFDMシンボルを送信するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを受信する方法が提供される。かかる方法は、当該ブロードキャスト物理層パケットの初期送信が遂行される少なくとも1つの第1のスロット期間及び再送信が遂行される少なくとも1つの第2のスロット期間のパイロット対データトーン電力比(PDR)情報を具備する送信形式情報をブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して受信するステップと、上記PDR情報に基づいて、対応するスロット期間のチャンネル推定を遂行することにより上記ブロードキャスト物理層パケットを受信するステップと、を有する。上記第1及び第2のスロット期間の各々で、少なくとも1つのOFDMシンボルが内部シンボルとして割り当てられ、上記少なくとも1つのOFDMシンボルが上記内部シンボルの左側及び右側の各々に境界シンボルとして割り当てられ、上記第1のスロット期間で設定されたPDRが上記第2のスロット期間で設定されたPDRと異なることを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムの送信装置が提供される。かかる装置は、送信スロットに少なくとも1つのOFDMシンボルを内部シンボルとして割り当て、当該内部シンボルの左側及び右側の各々に上記少なくとも1つのOFDMシンボルを境界シンボルとして割り当てて、当該OFDMシンボルを送信し、当該OFDMシンボルにパイロットトーンを挿入するパイロットトーン挿入器を具備する送信部と、初期送信が遂行される第1のスロット期間及び再送信が遂行される第2のスロット期間で、上記境界シンボル及び上記内部シンボルのパイロット対データトーン電力比(PDR)が相互に異なるように、上記パイロットトーン挿入器の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを受信する装置は、上記ブロードキャスト物理層パケットの初期送信が遂行される少なくとも1つの第1のスロット期間及び再送信が遂行される少なくとも1つの第2のスロット期間のパイロット対データトーン電力比情報を具備する送信形式情報をブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して受信し、上記ブロードキャスト物理層パケットを受信して、上記PDR情報に基づいて、対応するスロット期間のチャンネル推定を遂行するチャンネル推定器を具備する受信部と、上記ブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信した場合には、上記PDR情報に従って、上記チャネル推定器の動作を制御し、上記送信形式情報に従って上記受信部の全般的な動作を制御する制御部と、を有し、上記第1及び第2のスロット期間の各々で、少なくとも1つのOFDMシンボルが内部シンボルとして割り当てられ、上記少なくとも1つのOFDMシンボルが上記内部シンボルの左側及び右側の各々に境界シンボルとして割り当てられ、上記第1のスロット期間で設定されたPDRが上記第2のスロット期間で設定されたPDRと異なることを特徴とする。
本発明の実施形態による移動通信システムは、ブロードキャストデータを送信する際に、初期送信及び再送信に対する送信方式を変更することにより、無線資源の効率性を高めることができ、ブロードキャストデータの送信をさらに容易にすることができるという長所を有する。
HRPDシステムで使用される4-スロットインターレース方式を説明するためのタイミング図である。 4-スロットインターレース方式を支援するHRPDシステムにおける各スロットの単位で相互に異なるブロードキャストサービスが提供される場合を説明するためのタイミング図である。 本発明の実施形態によるブロードキャストサービスを提供するためのシステムの構成を示す図である。 本発明の実施形態によるHRPDシステムにおけるブロードキャストサービスのための1つのスロットを構成するパケットデータの一例を示す図である。 本発明の実施形態よる移動通信システムにおける各基地局のセル領域でブロードキャストサービスを同期方式で提供する際の送信成功率に基づくセル分布を示す図である。 本発明の実施形態よる移動通信システムにおける各基地局のセル領域でブロードキャストサービスを同期方式で提供する際の送信成功率に基づくセル分布を示す図である。 本発明の実施形態よる移動通信システムにおける各基地局のセル領域でブロードキャストサービスを同期方式で提供する際の送信成功率に基づくセル分布を示す図である。 本発明の実施形態によるBCMCSトラフィックを送信するための基地局送信器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるOFDMシンボルを受信するための受信器の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による基地局におけるブロードキャストサービストラフィックを送信する過程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による端末におけるブロードキャストサービストラフィックを受信する過程を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による4-スロットインターレース方式で2回の再送信を遂行する場合を示すタイミング図である。
以下、本発明の好適な一実施形態を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。また、下記の説明において、特定事項が示されるが、これは、本発明のより全般的な理解のために提供されたもので、このような特定事項なしにも本発明が実施されることができることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。なお、本発明を説明するに際して、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明は、適宜省略する。
図3は、本発明の実施形態によるブロードキャストサービスを提供するためのシステムの構成を示す図である。図3を参照して、本発明の実施形態によるブロードキャストサービスシステムについて説明する。
図3において、基地局(基地局送受信器(BTSs))311及び312は、ブロードキャスト/マルチキャストサービス(BCMCS)を端末301に提供する最終ノードである。基地局311及び312は、関連するシステムのブロードキャスト方式に従って、ブロードキャストサービスを提供する。本発明では、基地局311及び312が高速パケットデータ(HRPD)システムに関連すると仮定する。ブロードキャストサービスを提供するための基地局の具体的な構成及び動作については、添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。基地局は、従来技術で説明した通りに、例えば、4-スロットインターレース方式を用いてブロードキャストサービスを提供し、最大送信回数内でデータを送信する。送信データの形式についての詳細な説明は、後述する。基地局311及び312の各々は、ユニキャスト基地局制御器(BSC/PCF)313及びマルチキャスト基地局制御器(BSC/PCF)314に接続され、対応する基地局制御器313及び314の制御によって動作する。
基地局制御器(BSCs/PCFs)313及び314は、基地局311及び312の動作を制御し、上位層からブロードキャスト/マルチキャスト(Broadcast/Multicast;BCMC)データを受信し、BCMCデータを対応する基地局311及び312へ送信する。ユニキャストBSC/PCF313は、シグナリング情報を送信する機能を遂行し、マルチキャストBSC/PCF314は、ブロードキャストコンテンツを送信する機能を遂行する。この際、ユニキャストBSC/PCF313は、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージとともに、ブロードキャストサービスデータの送信回数、送信スロットの数、及び送信スロットの位置を基地局311及び312に提供することができる。ユニキャストBSC/PCF313は、上位層又は同一層のパケット制御機能部(Packet Control Function;PCF)に接続されて1つの個体で表現されている。
ユニキャストBSC/PCF313内のPCFは、パケットデータサービスに対する各種制御を担当する。パケットデータサービスノード(PDSN)315に接続されたユニキャストBSC/PCF313の上位層は、BCMC制御器317と連動することができる。BCMC制御器317は、コンテンツプロバイダー(Content provider)319からブロードキャストトラフィックデータ又はマルチキャストトラフィックデータの制御情報を受信することができる。一方、マルチキャストBSC/PCF314は、ブロードキャストサービスノード(BSN)316に接続される。BSN316は、BCMCコンテンツを中継して役割をする。BSN316は、コンテンツサーバ318からブロードキャストコンテンツを受信する。コンテンツサーバ318は、コンテンツプロバイダー319からブロードキャストコンテンツを受信する。図3において、太い線は、ブロードキャストコンテンツが送信されるベアラー経路(bearer path)を示し、実線は、シグナリング経路を示す。上述した装置は、論理的な装置であるが、これらは、実際の実現に際して、1つの物理的な装置で実現されることもできる。
BCMCが上述したシステムでなされる際における基地局311及び端末301の動作についての詳細な説明は、後述する。
まず、基地局311について説明する。基地局311は、可能なブロードキャストサービスに関する情報をブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して端末301へ提供する。ブロードキャストオーバーヘッドメッセージは、周期的に送信され、端末301が特定のブロードキャストサービスの送信を要求する場合には、基地局311は、該当するブロードキャストサービスの送信のための動作を遂行する。すなわち、基地局311が要求されたブロードキャストトラフィックを上位層から現在受信している場合には、ブロードキャストトラフィックをマルチキャスト方式で送信する。他方、基地局311が要求されたブロードキャストトラフィックを上位層から現在受信していない場合には、当該要求されたブロードキャストトラフィックを上位層から受信し、該受信されたブロードキャストトラフィックをマルチキャストするように準備する。かかる準備が完了すると、基地局311は、当該要求されたブロードキャストトラフィックをマルチキャストして、端末301がこれを受信することができるようにする。
一般的に、ブロードキャスト信号は、幾つかの基地局によって同時に送信される。基地局311及び312は、周期的にブロードキャストオーバーヘッドメッセージをブロードキャストする。基地局311及び312がカバーすることができる地域に位置した全ての端末がブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信することができ、BCMCSを受信することを希望する端末は、まず、周期的に送信されたブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信しなければならない。従って、基地局は、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージの使用とともに、BCMCフローID、ブロードキャストサービスを現在提供しているか否かを示す情報、ブロードキャストスロットの期間、拡張された(Extended)BCMC(EBCMC)送信形式、パイロット対データトーン電力比(PDR)、デュアルPDRが設定されるか否かを示す情報、及び変調方法などのような多様なブロードキャスト受信情報を端末に提供する。
基地局は、本発明の実施形態によるブロードキャストトラフィックのEBCMC送信形式をブロードキャストオーバーヘッドメッセージとともに送信する。EBCMC送信形式は、特定の送信形式を示すフィールドである。すなわち、端末301及び基地局311は、予め定義された送信形式を具備するか、又は、初期登録の間に、EBCMC送信形式を端末301に提供して、端末301と基地局311とは、相互に約束された送信形式を認識することができる。従って、基地局311は、端末301が初期動作の際に必要とする場合に、EBCMC送信形式情報を端末301へ送信する。本発明の実施形態による基地局311及び端末301は、これらの内部にEBCMC送信形式セットを有しているので、EBCMC送信形式だけでもどんな形式を使用するものであるかを判定することができる。また、端末の認証が必要とされる場合には、該当する端末から認証要求信号を受信すると、基地局は、当該認証要求信号を上位層に伝達して、認証に必要とされる手順を遂行することができる。
次いで、端末301は、基地局311が送信したユニキャスト又はBCMC信号を受信するための装置である。従って、従来技術で説明した通り、ユニキャストサービスを受信した場合には、端末301は、受信されたデータに応じた応答信号(ACK/NACK)を基地局311へ送信することができる。しかしながら、BCMCSを受信した場合には、端末301は、基地局311からブロードキャストオーバーヘッドメッセージ及びブロードキャストトラフィック信号を受信し、該受信されたブロードキャストオーバーヘッドメッセージ及びブロードキャストトラフィック信号を処理する。ブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信した後に、端末301は、自身が受信することを希望するブロードキャストサービスに関する情報だけを用いて、ブロードキャスト信号の受信を試みる。認証又はブロードキャスト送信要求(Registration)が必要とされる場合には、別途のチャンネルを用いて、当該認証又はブロードキャスト送信要求を遂行する。端末301は、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージに基づいて、該当するブロードキャストが送信される期間、マルチスロット送信の間における送信形式を示すEBCMC送信形式、PDR、デュアルPDR設定情報などを受信して、BCMCSを受信することができる。
HRPDシステムにおいて、1つのスロットを通して送信されたブロードキャストトラフィックのパケット構成について説明する。
図4は、本発明の実施形態によるHRPDシステムにおけるブロードキャストサービスのための1つのスロットを構成するパケットデータの一例を示す図である。
図4を参照すると、1つのスロット400は、半分のスロット(half slot)に分けられる。スロットの前半及び後半は、同一の構成を有するので、前半のスロット410について説明する。前半のスロット410は、総1024個のチップで構成される。1024個のチップのうち、最初400個のチップがデータを構成し、次の64個のチップがメディアアクセス制御(MAC)のために使用され、その次の96個のチップが中央に位置したパイロットシンボルを構成する。そして、次の64個のチップがMACを構成し、最後の400個のチップがデータを構成する。このように、400個のチップのデータがユニキャスト形式のデータである場合には、CDMで送信され、400個のチップのデータがBCMCSデータである場合には、OFDMで送信されると仮定する。図4では、ブロードキャストサービスタイプがBCMCSであるので、400個のチップのデータが1つのOFDMシンボルを構成すると仮定する。
当該1つのOFDMシンボルは、有効データ(payload)のうちの最後の一部分をコピー(copy)し、該コピーされた一部分を有効データの前半部に付け加えることにより生成されたサイクリックプレフィックス(CP)を有する。従来技術で説明した通り、CPは、シンボル間の干渉(ISI)を除去するために、最大送信遅延時間に該当する長さを有しなければならない。本発明の実施形態において、CP長は、送信回数に従って可変である。CP長が送信回数に従って可変でなければならない理由については、図5A乃至図5Cを参照して説明する。
図5A乃至図5Cは、本発明の実施形態よる移動通信システムにおける各基地局のセル領域でブロードキャストサービスを同期方式で提供する際の送信成功率に基づくセル分布を示す図である。
図5A乃至図5Cにおいて、各六角形セル{は、1つの基地局の領域又は1つのセクターの領域を意味する。説明の便宜上、1つの六角形セルが1つの基地局の領域を示すと仮定する。この場合に、初期送信が遂行されると、図5Aに示すように、BCMCS受信性能がよくない度複数のセル500、510、520、530、及び540が存在する。BCMCS受信性能がよくない複数のセルが存在するため、受信性能がよくない複数のセル及びこれらの隣接セルのみが4-スロットインターレース方式に従って、次の4番目のスロットで同一のデータをさらに送信するか、又は他のインターレース方式を用いて同一のデータを再送信する。その結果、図5Bに示すように、BCMCS受信性能がよくないセル510及び540の数が著しく減少する。これは、端末が2回にわたって受信されたデータをIR方式で結合することにより、復号成功確率を高めることができるためである。
受信性能がよくない複数のセル及びこれらの隣接セルのみが4-スロットインターレース方式に従って、次の4番目のスロットで3番目の送信を遂行する場合には、図5Cに示すように、受信性能がよくないセルが存在しない。このような方式で再送信を遂行する場合には、初期送信がなされた後の時点で、BCMCSを提供しなければならない基地局の数が減少する。その結果、2番目の送信からは、CP長が減少しても、シンボル間の干渉を減少させることができる。従って、2番目の送信からは、初期送信に使用された形式とは異なる形式でデータを送信しても、受信成功確率を高めることができ、これにより、CP長を自由に可変させることができる。
図6は、本発明の実施形態によるBCMCSトラフィックを送信するための基地局送信器の構成を示すブロック図である。図6の送信器は、本発明の実施形態で提案されたEBCMC送信形式に従って、ブロードキャスト物理層パケット、すなわち、ブロードキャストトラフィックを用いてOFDMシンボルを生成する送信部と、スロット期間の間に、EBCMC送信形式に基づくブロードキャストトラフィックを無線周波数(RF)信号に周波数アップコンバートするRF部と、EBCMC送信形式に基づくOFDMシンボルの生成を制御し、初期送信及び再送信動作の間に、ブロードキャストトラフィックが該当するスロット期間の間に送信されるように、送信部及びRF部の動作を制御する制御部と、を有する。
まず、制御部631は、基地局の全般的な動作を制御する。特に、本発明の実施形態では、制御部631は、BCMCSトラフィック送信の間に、送信回数に基づく形式インデックス及びパケットサイズと、最大送信スロットの数に関する情報とを上位ノード(図示せず)又はスケジューラ(図示せず)から受信する。制御部631は、該受信された情報に基づいて図6に示す各ブロックを制御する。すなわち、制御部631は、符号化器627の符号化率を制御し、インターリーバ625のインターリービング過程及び送信ブロック生成器621の送信ブロックサイズを制御し、変調器619の変調を制御し、ガードトーン挿入器617により挿入されるガードトーンを制御し、パイロットトーン挿入器615で遂行されたパイロットトーン挿入を制御し、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理器613で遂行されたIFFTを制御し、CP挿入器611で遂行されたCP挿入を制御する。
図6において、メモリ629は、上位層から受信された送信データを一時的に記憶するための領域であり、一般的に、キュー(Queue)を有するか、又は、バッファの形態で構成されることができる。メモリ629は、各サービスデータに対応して記憶する領域を有し、送信時点がスケジューラ(図示せず)により到達するまで、送信データを一時的に記憶する機能を遂行する。この送信時点がスケジューラにより到来する場合には、各サービス別又はユーザ別にメモリ629に記憶されているデータは、制御部631から出力された制御信号に従って符号化器627へ出力される。
符号化器627は、制御部631の制御によってメモリ629から受信されたデータをチャンネル符号化する。代表的なチャンネル符号化装置は、ターボ符号化器を具備し、パケットサイズに従って符号化率が異なることができる。符号化器627から出力された信号は、インターリーバ625へ入力される。インターリーバ625は、制御部631から受信されたパケットサイズ情報に従って符号化されたシンボルをインターリービングする。このようなインターリービングは、チャンネルのバーストエラーを防止するために、符号化されたシンボルの位置を変更する過程である。上記インターリービングされたシンボルは、1つのパケット単位でバッファ623に一時的に記憶される。送信ブロック生成器621は、送信時点、すなわち、現在の送信スロットで、ビット単位でバッファ623に一時的に記憶されたパケットを抽出することにより送信ブロックを生成する。このように、送信ブロック生成器621により抽出された送信ブロックは、変調器619へ入力される。変調器619は、制御部631から受信された変調次数情報に従って入力された符号化ビットを変調する。
変調器619により変調されたビットは、ガードトーン挿入器617へ入力される。ガードトーン挿入器617は、制御部631の制御下に、挿入されるガードトーンの数及び位置情報を取得して、変調シンボル間のガードトーンを挿入し、該ガードトーンが挿入されたシンボルをパイロットトーン挿入器615へ出力する。パイロットトーン挿入器615は、制御部631からパイロットトーンの数及び位置情報、PDR、及びデュアルPDR設定情報を受信し、PDR値に合せて、送信パイロットトーンを挿入した後に、パイロットトーンが挿入されたシンボルをIFFT処理器613へ出力する。パイロットトーン挿入器615は、EBCMC送信形式又は送信スロット番号に従って、PDR値を変えることができる。IFFT処理器613は、制御部631から受信された高速フーリエ変換(FFT)サイズ値に従ってIFFTを遂行する。このように、IFFT処理されたシンボルは、CP挿入器611へ入力される。CP挿入器611は、制御部631により送信回数に従って異なって設定されるCP長をコピーすることにより、OFDMシンボルを生成する。
当該生成されたOFDMシンボルは、送信帯域にアップコンバート(図示せず)された後に、アンテナANTを介して無線チャンネル上に送信される。
図7は、本発明の実施形態によるOFDMシンボルを受信するための受信器の内部構成を示すブロック図である。図7の受信器は、ブロードキャストトラフィック、すなわち、ブロードキャスト物理層パケットを受信して周波数ダウンコンバートするための、図示していないRF部と、該当するスロットの送信形式に従って、当該ブロードキャスト物理層パケットを受信し、該受信されたパケットを元来の信号に復元する受信部と、初期送信及び再送信動作の間に、当該ブロードキャスト物理層パケットが該当するスロット期間に従って受信されるように、RF部及び受信部の動作を制御する制御部と、を有する。
図7において、制御部731は、受信器の全般的な動作を制御し、特に、本発明の実施形態によるOFDMシンボルを受信するために必要とされる動作を遂行する。本発明の実施形態によるOFDMシンボルがHRPDシステムの場合に4-スロットインターレース方式を使用するので、制御部731は、4つのスロット単位でOFDMシンボルを受信し、図4と関連して説明した通り、1つのスロットで4つのOFDMシンボルを抽出する。また、OFDMシンボル内のCP長が送信回数に従って異なって設定されることができるので、制御部731は、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージからCP長を確認して、該CP長に従ってデータを復元するための制御動作を遂行する。すなわち、特定のBCMCSが特定の形式で受信される場合には、制御部731は、形式インデックス、パケットサイズ、及び最大送信スロットの数に基づいて受信されたOFDM信号がBCMC送信形式に該当するOFDMシンボルとして受信されるように、他の構成要素を制御する。
CP除去器711は、制御部731から受信された情報に基づいて、受信されたOFDMシンボルからISIにより汚染されたCPを除去する。CPが除去されたOFDMシンボルは、高速フーリエ変換(FFT)処理器713へ入力される。FFT処理器713は、制御部731から受信されたFFTサイズ情報に従ってIFFTの逆過程を遂行する。このようにFFT処理された信号は、図7に示すように、2つの経路に分岐され、チャンネル推定器717及びチャンネル補償器715へ入力される。チャンネル推定器717は、FFT処理されたOFDMシンボルからパイロットトーンを抽出して、トラフィックシンボルを補償するためのチャンネル推定値を生成する。かかるチャンネル推定のために、チャンネル推定器717は、制御部731からパイロットトーンの数及び位置、ガードトーンの数及び位置、及びPDR値を受信する。チャンネル補償器715は、チャンネル推定器717から受信されたチャンネル推定値を用いて、FFT処理器713から受信されたトラフィックシンボルに対するチャンネル補償を遂行する。
上記したようにチャンネル補償されたシンボルは、復調器719へ入力される。復調器719は、制御部731から取得された変調次数に関する情報に従って送信器で変調された信号を復調し、該復調された信号をバッファ721へ入力する。バッファ721は、該復調された信号のログ尤度比(Log-Likelihood Ratio:LLR)値を記憶する。本発明の実施形態で説明した通りに、複数のスロットを通してデータを送信する場合には、バッファ721は、複数のサブパケットを介して送信されたデータを記憶する。従って、1つのパケットに対する復号が終了すると、バッファ721に記憶されている全ての値は、‘0’にリセットされなければならない。特定のスロットが受信された後には、バッファ721に記憶されているデータは、デインターリーバ723へ出力される。デインターリーバ723は、チャンネルデインターリーバであり、制御部731から受信された、現在送信されたスロットのユニークな番号及びブロックのユニークな番号に従ってデインターリービングを遂行する。かかるデインターリービングは、送信の間に、送信器で遂行されたインターリービングの逆過程を遂行する過程である。すなわち、このデインターリービングは、入れ替えられたビットをさらに正常に配列する過程である。デインターリーバ723でデインターリービングされた信号は、復号器725へ入力される。復号器725は、デインターリービングされた信号を復号して情報ビットを出力する。この際、ユニキャストデータである場合には、復号器725は、復号誤り結果を制御部731へ出力する。その理由は、再送信を要求するためには、制御部731が復号誤り結果を受信しなければならないためである。また、BCMCSに対しても、復号器725は、復号誤り結果を送信することができ、これにより、制御部731が誤り訂正動作を遂行することができるようにする。
本発明の実施形態によるBCMCSが送信される間に、各装置で遂行される動作について説明する。
図8は、本発明の実施形態による基地局におけるブロードキャストサービストラフィックを送信する過程を示すフローチャートである。
図8を説明するに先立って、図8の過程が各ブロードキャストサービスのトラフィックごとに遂行される動作であることに留意しなければならない。また、基地局がブロードキャストサービストラフィックを上位層から受信し、該受信されたブロードキャストサービストラフィックを端末にブロードキャストしなければならないと仮定する。ステップ800で、基地局は、該当するブロードキャストサービスに対して、現在の送信パケットのユニークな番号、すなわち、送信回数を示すNの値を‘1’に設定する。その後、ステップ802で、基地局は、Nが1であるか否かを検査する。Nの値を最初に設定した後に、基地局は、ステップ802を飛ばして進むことができる。しかしながら、説明の便宜上、基地局がステップ802を遂行すると仮定する。該検査の結果、ステップ802で、N=1の場合には、基地局は、ステップ808へ進む。そうでない場合には、基地局は、ステップ804へ進む。ステップ808で、基地局は、Nの値に関連した形式で、パケットデータを用いてOFDMシンボルを生成し、1つのスロットの間にOFDMシンボルを送信するように制御する。このような制御動作については、下記の表を参照してさらに詳細に説明する。このようにパケットデータを送信した後に、基地局は、ステップ810で、Nの値を1増加させ、ステップ802へ戻る。
ステップ804で、基地局は、Nの値が最大値より小さいか又は同一であるか否かを検査する。上記最大値は、最大送信回数を示す。例えば、最大送信回数が3である場合には、最大値は3である。このように、Nの値が最大送信回数に達した後に、ステップ810で、Nの値が1増加した場合には、基地局は、ステップ806で、Nの値を‘1’に設定した後に、ステップ808へ進む。しかしながら、Nの値が最大値より大きくない場合には、ステップ808で、基地局は、該当する送信回数Nに関連した形式でパケットデータを送信する。例えば、基地局は、N=1の場合には、OFDMシンボルに対する初期送信を遂行し、N=2の場合には、1番目の再送信を遂行し、N=3の場合には、2番目の再送信を遂行する。
一方、基地局が送信したブロードキャストオーバーヘッドメッセージは、図8に図示されなかった。このようなオーバーヘッドに対して、基地局は、所定の期間で、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージを生成して送信する。上述したようなブロードキャストオーバーヘッドメッセージは、OFDMシンボルの構成形式に関する情報を具備する。かかる形式情報は、CP長、有効なチップの数、パイロットトーンの数、ガードトーンの数、PDR、デュアルPDR設定値、及び変調次数などで定義されることができる。
図9は、本発明の実施形態による端末におけるブロードキャストサービストラフィックを受信する過程を示すフローチャートである。
図9を説明するに先立って、端末で遂行される前提条件について説明する。端末のユーザーがブロードキャストサービスの受信を希望しなければならず、端末が基地局から周期的に受信されたブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信して、所望のブロードキャストトラフィックに関する情報を取得しなければならない。また、最初のブロードキャストサービスを受信するためには、必要であれば、端末が認証及び登録過程を行った後でなければならない。かかる過程を通して、端末は、上記受信されたブロードキャストオーバーヘッドメッセージから所望のブロードキャストサービスに関する情報を抽出する。該抽出された情報は、ユーザーが所望するブロードキャストサービスに対するBCMCフローID、所望のブロードキャストサービスが送信されるチャンネルの送信速度、ブロードキャストサービスが送信される論理チャンネルを構成する物理チャンネルに関する情報、形式インデックス、及びブロードキャスト送信スロットの数を具備する。端末は、形式インデックスに基づいて、端末と基地局との間で定義されたOFDMシンボル構成及び変調次数を認識することができる。その後、スロットごとに、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージを検査する。
上記した前提条件を満足した状態で、本発明の実施形態による端末の動作について説明する。ステップ900で、端末は、現在のスロットが所望のブロードキャストサービスを受信するためのスロットであるか否かを検査する。該検査の結果、現在のスロットが所望のブロードキャストサービスを受信するためのスロットである場合には、端末は、ステップ904へ進む。そうでない場合には、端末は、ステップ902へ進んで、受信メッセージを処理する動作を遂行する。
かかる受信メッセージ処理モードは、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信する過程を具備する。ステップ904で、端末は、現在の受信スロットの順序を計算し、すなわち、現在の受信スロットが何番目に送信されるスロットであるかを検査する。現在の受信スロットが何番目のスロットであるかを計算した後に、端末は、ステップ906で、現在のスロットのフォーマットに従ってOFDMシンボルを受信する。例えば、現在受信されたスロットの送信回数がMである場合には、端末は、M番目の受信に関連した形式で、受信信号をOFDMシンボルと解釈して、受信過程を遂行する。端末は、M番目の受信形式に該当するPDRを用いてチャンネル推定を遂行する。その後、端末は、M番目の受信形式に該当する変調次数に従って復調を遂行する。ステップ908で、端末は、図7に示したバッファ721の所定の領域に上記受信されたデータを記憶する。端末は、上記復調されたシンボルをバッファ721で現在のパケットのためのM番目のスロットに該当する領域に記憶する。その後、ステップ910で、端末は、受信回数がシステムで定められた最大送信回数に達したか否かを検査する。該検査の結果、受信回数が最大送信回数に達した場合には、端末は、ステップ912で、バッファ721に記憶されたデータを復号する。しかしながら、受信回数が最大送信回数に達していない場合には、端末は、受信回数が最大送信回数に達するまで待機する。端末は、端末の構成により、受信回数が最大値に到達する前でも、復号を試みることができることに留意しなければならない。端末が復号に失敗した場合には、次のブロードキャスト送信スロットでサブパケットを受信した後に、該受信されたサブパケットをバッファ721の該当領域に記憶する。その後、端末は、復号をさらに試みることができる。
本発明の実施形態では、各送信回数に従ってOFDM形式を異ならせてブロードキャストデータを送信する方法について詳細に説明する。
ここでは、複数のOFDM信号送信形式を使用するシステムで信号送信形式を定義するための方法について詳細に説明する。本発明の実施形態による送信形式の構成要素は、上述したように、変調次数及びPDR値を具備することができる。また、PDR値は、1つのスロットで送信された4個のOFDMシンボルの各々が内部シンボル(例えば、図4での2番目及び3番目のシンボル)であるか、又は境界シンボル(例えば、図4での1番目及び4番目のシンボル)であるかによって設定されることができる。
一般的に、単一周波数網(SFN)方式のOFDMブロードキャストシステム(通信システムに基づくブロードキャストシステムを具備する)は、SFN利得を得るために、OFDMシンボルのCP長を比較的長く設定する。上述したように、CPは、OFDMシンボルの前段に付加された信号であり、CP期間は、受信器が多重経路信号を受信する際に発生するISIを抑制するために提供された信号期間である。受信器で最初に受信した信号に基づいて、CP期間よりさらに遅延して到着したOFDMシンボルは、受信器でISIを引き起こして、受信性能を減少させる。従って、伝搬遅延が大きいSFN通信システムは、できるだけ、干渉を抑制し、信号の強度を十分に大きく作ることができるように、保護期間、すなわち、CPを比較的長く設定する。これは、CDMA2000 HRPDシステムで提供されたBCMCSにも適用される。CDMA2000 HRPDシステムにおいては、特定の領域でのセルが同一のブロードキャスト信号を送信し、干渉を減少させ、受信品質を向上させるためには、受信器が可能な多くの信号を合わせることが好ましい。従って、上述したように、システムは、OFDMシンボルのCP期間を長く設定する。
しかしながら、他のブロードキャスト領域との境界地点に位置したセル、又は、陰影領域に位置したセルが単一送信で受信率を減少させるため、かかる受信率の減少を補償するためには、ユニキャストスロットを用いてBCMCパケットを再送信する。一般的に、再送信は、受信環境が悪い領域のみで遂行される。このように、同一の信号が送信されるセル領域の減少は、受信器に到着する信号の遅延時間を減少させ、その結果、OFDMシンボルのCP期間を長く設定する必要がない。すなわち、再送信時点でSFN利得を得ることができない。特定のセルで、再送信が2回以上発生する場合には、再送信回数の増加が再送信が発生するセルの数を減少させるため、信号の遅延時間も減少させる。すなわち、上述したように、図5A乃至図5Cに関連して説明した通り、再送信が継続して発生する場合には、再送信が遂行されるセルの数は、再送信が発生する度に減少する。
このように、再送信の間に、ブロードキャスト受信特性が変わる点を考慮すれば、再送信の間に、受信環境に従ってOFDM信号の形式を変更することができる。すなわち、再送信の間には、CP期間の長さを減少させることにより、データシンボルの比重を増加させることができ、その結果、符号化率を減少させ、受信性能を向上させることができる。
<表1>は、送信可能なOFDMシンボルの形式の例を示す。
Figure 2011030277
当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、送信形式が変更されることができることをわかる。上記の<表1>において、CP長が長いフォーマットであるほど、さらに長い多重経路遅延を許容する。CP長が長いフォーマットを使用すれば、さらに多くのSFN利得を得る。それとは逆に、CP長が短いフォーマットを使用すれば、データ送信量を増加させる。上記の<表1>で使用された用語は、下記のように定義される。
(1)CP期間(すなわち、保護期間):HRPDシステムにおいて、1/2スロット内に挿入された1つのOFDMシンボルのうち、CP期間で使用可能なチップの数を示す。
(2)有効データ:HRPDシステムにおいて、1/2スロット内に挿入された1つのOFDMシンボルのうち、保護期間、すなわち、CP期間を除いて、データ送信に使用可能なチップの数を示す。
(3)パイロットトーンの個数:HRPDシステムにおいて、1/2スロット内に挿入された1つのOFDMシンボルのうち、有効データ期間内に挿入されたパイロットトーンの個数を示す。
(4)ガードトーンの個数:HRPDシステムにおいて、1/2スロット内に挿入された1つのOFDMシンボルのうち、有効データ期間内に挿入されたガードトーンの個数を示す。
図10は、本発明の他の実施形態による4-スロットインターレース方式で2回の再送信を遂行する場合を示すタイミング図である。
図10では、1つの符号化器パケットを構成する第1のパケット(パケット#1)、第2のパケット(パケット#2)、第3のパケット(パケット#3)、及び第4のパケット(パケット#4)が2回再送信され、隣接したタイムスロットでは、送信がなされない。第1のパケット(パケット#1)及び第2のパケット(パケット#2)が送信されるタイムスロット1001及び1003とユニキャスト送信がなされるタイムスロット1002及び1004とが4-スロットインターレース方式を採用していることをわかる。従って、パケット#1及びパケット#2の初期送信では、シンボル構成-0タイプのOFDMシンボルが16QAMで変調されて送信され、2番目の送信、すなわち、1番目の再送信のタイムスロット1011及び1013では、2番目の送信でもユニキャスト送信がなされるスロット1012及び1014は、同一の方法で送信される。最後の3番目の送信、すなわち、2番目の再送信では、初期送信とは異なり、シンボル構成-1タイプのOFDMシンボルがQPSKで変調されて送信される。このように、送信スロットの順序に該当するシンボル構成及び変調方法を用いて、3回の送信が全て完了した後に、次のパケットが送信される。すなわち、パケット#3及びパケット#4の初期送信がなされる期間は、参照符号1031及び参照符号1033で示される。
図10の例において、基地局が1つのパケットを送信する方法は、次のような要素を具備する。
(1)符号化器パケットサイズ
(2)スパン(すなわち、送信スロット数)
(3)スロット別OFDMシンボル構成(すなわち、送信スロット別OFDMシンボル構成)
(4)スロット別変調次数(すなわち、送信スロット別変調次数)
(5)PDR別(すなわち、送信スロット別PDR)
このようなパケット送信方式を簡素に示すために、上記の要素のうち、スロット別OFDMシンボル構成及びスロット別変調次数を1つのフォーマットで示す。3通りのシンボル構成及び2通りの変調次数だけを考慮した場合には、下記の<表2>に示すように、総6種類の組合せが可能であり、可能な6種類の組合せの各々は、形式Aから形式Fと名づけられる。可能な構成の数は、シンボル構成の数及び変調次数の数に従って拡張可能である。
Figure 2011030277
本発明の実施形態を効率的に適用するために、基地局は、状況に合う適切なスロット数及び個々のスロットに対する送信形式(スロット別送信形式)を予め定義し、適切な方法を用いて、当該スロット数及びスロット別送信形式に関する情報を端末に提供する必要がある。あるいは、端末は、当該スロット数及びスロット別送信形式に関する情報を予め有することもできる。以下では、当該スロット数及びスロット別送信形式が形式インデックス値で示されるように、端末と基地局との間で約束したと仮定する。
上記の<表2>に示したように、OFDMシンボル構成と変調次数との組合せが1つのフォーマットで定義された場合には、下記の<表3>で定義された多様な送信方法(スパン及び送信形式)が存在する。多様な送信形式の組合せが存在しても、下記の<表3>の送信形式の組合せは、次の2つの条件を満足する。
(A)送信回数の増加は、変調次数を保持するか、または減少させる。
(B)送信回数の増加は、有効データチップの数を保持するか、または減少させる。
上記2つの条件は、再送信回数が増加するにつれて、BCMC信号が送信される領域の数が減少する点を考慮することにより得られることができる。
下記の<表3>は、3回の送信を行うシステムが各スロット別に使用する送信形式を示す。それぞれの場合は、形式インデックスを示す数で表現されることができる。例えば、形式インデックス値‘1’は、3つのスロットの各々が送信形式A、送信形式B、及び送信形式Cで送信されることを示す。
Figure 2011030277
上記の<表3>に示したように、スロット別送信形式を予め定義しておく場合には、基地局は、形式インデックス、例えば、ブロードキャストオーバーヘッドメッセージだけでも、該当する領域で使用されたブロードキャストタイプ及び送信形式を示す情報を端末に提供することができる。3つのスロット未満が送信される場合のために、基地局は、スパン及び形式インデックスをともに端末に提供する必要がある。また、これら2つのパラメータ、すなわち、スパン及び形式インデックスを1つのパラメータにまとめて、この1つのパラメータをEBCMC送信形式で示すことができる。
また他の方法では、基地局は、形式インデックスだけを端末に提供することができる。すなわち、基地局がスパン(すなわち、送信スロットの総数)を提供しないとしても、端末は、全ての可能な場合を考慮して復号を試みることにより復号を遂行することができる。基地局は、形式インデックスだけを提供して、実際のスパンを自発的に決定することができる。この実際のスパンが形式インデックスを通して決定されたスパンより小さい場合には、基地局は、残りのスロットの間にはユニキャストパケットを送信することができる。
上述した方法を使用するためのブロードキャストオーバーヘッドメッセージの構成を下記の<表4>に示す。
Figure 2011030277
上記の<表4>のメッセージは、各BCMCSフロー別にパケットを付加的に送信するか否かを示し、この場合には、OFDM形式インデックスを用いてスロット別送信形式を提供することができる。また、隣接セルでの送信情報を提供するためには、このメッセージは、同一の方式で、隣接セルでのパケットを付加的に送信するか否かを示し、この場合には、形式インデックスフィールドを用いてスロット別送信形式を提供する。上記の<表4>で使用される各フィールドは、次のような目的のために使用される。
(1)Neighbor Count:このメッセージに具備されているブロードキャスト送信情報を具備する隣接セルの数を示す。
(2)NumExtendedSlotIncluded:定められた送信スロット及び送信方法の他に追加的な送信を示すフィールドを具備しているか否かを示す指示子である。この定められた送信スロット及び送信方法は、このメッセージに具備されている全ての隣接セルに同一に適用されるが、この指示子により具備された情報は、セルごとに変わることができる。
(3)BCMCSFlowCount:このメッセージに具備されているBCMCSフローの数を示す。
(4)BCMCSFlowID:該当するブロードキャストサービスの識別子である。
(5)NumExtendedSlot:パケット単位で追加的に送信されるスロットの数を示し、上記の<表4>において、このフィールドは、“NumExtendedSlotIncluded”が‘1’である場合のみに具備される。
(6)FormatIndex:送信のために使用される送信形式を示す。上記の<表4>において、このフィールドは、“NumExtendedSlotIncluded”=‘1’及び“NumExtendedSlot”=‘0’の場合のみに具備される。
上記の<表3>は、本発明の実施形態に従って構成可能な送信形式の組合せを示す。実際の移動通信システムにおいては、システム設計及び検証を簡素化するために、上記の<表3>に示した送信形式のうちの一部だけを選択して使用することができる。
下記の<表5>乃至<表8>は、送信可能な全ての組合せのうちで、一部の送信形式だけを選択して使用する場合に選択可能な組合せの実施形態を示す。すなわち、下記の<表5>乃至<表8>の実施形態は、パケットサイズ別/送信スロット別に相互に異なるOFDMシンボル形式/スロット別変調次数を定義して、OFDMシンボル形式/スロット別変調次数の全てを1つの送信形式組合せと見なす。この送信形式組合せをモードと定義する。すなわち、基地局又は端末は、送信/受信パケットサイズ、スロットに該当するOFDMシンボル、及び変調次数を送信(基地局)/受信(端末)のために使用する。
Figure 2011030277
上記の<表5>は、予め定められたデフォールトモード又は固定されたモードに対する送信形式の例を示す。上記の<表5>において、パケットサイズが2048、3072、4096、及び5120である場合には、初期送信及びその後に行われる送信が同一の変調次数(すなわち、変調方式)及び同一のOFDM形式を有する。また、上記の<表5>に明示されたモードに対する送信は、本発明が適用されない従来技術に基づいて構成される。
Figure 2011030277
上記の<表6>は、本発明の実施形態によって構成された領域基盤モードの送信形式を示す。上記の<表6>の送信形式は、次のような基準に基づいて決定される。
(1)チャンネル符号化率が1以下となる送信までは、送信形式に関連した変調次数及びOFDM形式を使用する。
(2)チャンネル符号化率が1より小さくなった後の送信からは、OFDM形式を1ステップずつ変更する。例えば、OFDM形式は、320トーンから360トーンに、360トーンから384トーンに1ステップずつ変更される。
(3)上記の(2)で説明した通り、OFDM形式が変更される場合には、16QAMもQPSKに変更される。
Figure 2011030277
上記の<表7>は、本発明の実施形態によって構成された領域基盤モードの他の送信形式を示す。上記の<表7>の送信形式は、次のような基準に基づいて決定される。
(1)1回の送信が1.6667msの送信期間で遂行されるという仮定下に、所定のモードに関連した送信形式は、1Mbpsの基準送信速度よりさらに高いデータ送信速度で使用される。OFDM形式は、基準送信速度よりさらに低いデータ送信速度では、上記の<表6>で説明したように、1ステップずつ変更される。
(2)上記の(1)で説明した通り、OFDM形式が変更される場合には、16QAMもQPSKに変更される。
上記の<表7>の送信形式を決定するのに使用された基準の適用例であり、2048ビットに対する2番目の送信である場合には、データ送信速度が614.4kbps(=2048/(1.6667ms*2))であるので、2番目の送信からは、360トーンのOFDM形式及びQPSK変調を使用する。1Mbpsの特定のデータ送信速度に基づくモードで、上記の<表7>の送信形式を変更するか否かを決定する。他のデータ送信速度が使用されても、このような方式が同一の方法で適用されることができることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には、自明であろう。
Figure 2011030277
上記の<表8>は、本発明の他の実施形態によって構成された領域基盤モードの送信形式を示す。上記の<表8>の送信形式は、次のような基準に基づいて決定される。
(1)最後の送信では、OFDM形式は、常に1ステップずつ変更される。例えば、OFDM形式は、320トーンから360トーンに、360トーンから384トーンに変更される。
(2)OFDM形式が変更される場合には、16QAMもQPSKに変更される。
Figure 2011030277
上記の<表9>は、本発明の他の実施形態によって構成された領域基盤モードの送信形式を示す。上記の<表9>の送信形式は、次のような基準に基づいて決定される。
(1)チャンネル符号化率が1以下となる送信までは、送信形式に関連した変調次数及びOFDM形式を使用する。
移動通信システムは、上記の<表5>に示した所定のモードに対する送信形式を基本的に支援して、上記の<表6>乃至<表9>に示した領域基盤モードの送信形式のうちの1つを追加的に支援することができる。従って、各モードは、上記の<表3>に示した通り、送信形式インデックスでインデキシングされて、シグナリングメッセージ又はブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して基地局から端末へ送信されることができる。この場合には、該当するフィールドは、モードインデックスと名付けられることができる。端末は、モードインデックスではないフィールドを用いて、基地局が送信するパケットのサイズ情報を直接的又は間接的に提供することができるので、モードインデックス及び現在のブロードキャストサービスのパケットサイズ情報を用いて、受信のために使用されるスロット及びOFDM形式を決定することができる。このように支援された送信形式の種類を減少させることは、移動通信システムの送受信器の実現を簡素化することができる。
Figure 2011030277
上記の<表10>は、上記の<表9>で言及したモードインデックス、符号化器パケットサイズ、及びスパンの組合せを1つのインデックスEBCMCS送信形式で表現する。
上記の<表10>は、上記の<表5>及び<表9>に提示されたモードをまとめて作られた1つのモードを示す。EBCMCS送信形式の最上位ビット(MSB)がモードインデックスの役割をする。すなわち、MSBが‘0’である場合には、送信器は、OFDMシンボル形式を変更することなく送信を継続し、MSBが‘1’である場合には、送信器は、上記の<表9>で言及したモードで動作する。すなわち、MSB=1は、2番目のスロット(符号化器パケットサイズが2048、3072、及び4096である場合)又は3番目のスロット(符号化器パケットサイズが5120である場合)からOFDMシンボル形式を変更するモードを示す。
“スパン1のトーン数”は、OFDMシンボル形式が変更されない期間で使用されたOFDM形式のトーン数を示し、“スパン2のトーン数”は、OFDMシンボル形式が変更される期間で使用されたOFDM形式のトーン数を示す。“物理層パケットサイズ”は、符号化器パケットのサイズを示す。“スパン1”及び“スパン2”は、OFDMシンボル形式が変更されないスロット数及びOFDMシンボル形式が変更されるスロット数をそれぞれ示す。上記の<表9>に示したように、最大スパンが3つのスロットであるか、又は4つのスロットであるかに無関係に、形式の変更は1回のみ発生する。
次いで、上記提示されたインデキシング方法がどのようにブロードキャストオーバーヘッドメッセージに適用されることができるかについて説明する。下記の<表11>に示すメッセージは、0番目及び3番目のOFDMブロックのPDRは、1番目及び2番目のOFDMブロックのPDRと異なって設定されることができるように構成される。また、下記の<表11>は、可変形式が適用される場合には、デュアルPDRを設定するための方法の例を示す。
Figure 2011030277
上記の<表11>に示した各フィールドの詳細について説明する。
(1)DualPDREnabled:アクセスネットワーク、すなわち、基地局又は基地局制御器は、デュアルパイロット対データ利得(dual pilot-to-data gain)を使用する場合には、このフィールドを‘1’に設定する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを‘0’に設定する。
(2)BCMCSFlowCount:アクセスネットワークが送信した上記の<表11>のメッセージに具備されているBCMCSフロー識別子の数を示す。
(3)BCMCSFlowID:アクセスネットワークが設定し、特定のBCMCフローのBCMCSフロー識別子で設定される値である。
(4)LogicalChannelSameAsPreviousBCMCSFlow:BCMCフローがこのメッセージに記録された以前のBCMCフローと同一の論理チャンネルを介して送信される場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを‘1’に設定する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを‘0’に設定する。
(5)PhysicalChannelCount:上記の(4)で説明したLogicalChannelSameAsPreviousBCMCSFlowが‘1’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを省略する。そうでない場合には、このフィールドは、0〜64の範囲内で、論理チャンネルを構成するインターレースマルチプレクス対の個数を設定する。
(6)EBCMCSTransmissionFormat:上記の(4)で説明したLogicalChannelSameAsPreviousBCMCSFlowが‘1’に設定される場合、あるいは、上記の(5)で説明したPhysicalChannelCountが‘0’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを省略する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、上記の<表10>に従って、この論理チャンネルを送信するために使用された拡張された(Extended)ブロードキャスト送信形式を設定する。

(7)DCPilotToDataGain:上記の(4)で説明したLogicalChannelSameAsPreviousBCMCSFlowが‘1’に設定される場合、あるいは、上記の(5)で説明したPhysicalChannelCountが‘0’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを省略する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドをゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドが‘10000’に設定される場合には、このフィールド値は、線形領域で‘0’と解釈される。そうでない場合には、このフィールド値は、0.5dBステップサイズで2の補数と解釈される。
(8)DualPDREnabledForThisLogicalChannel:DualPDREnabledが‘0’に設定される場合、上記の(4)で説明したLogicalChannelSameAsPreviousBCMCSFlowが‘1’に設定される場合、あるいは、上記の(5)で説明したPhysicalChannelCountが‘0’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを省略する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを次の通りに設定する。すなわち、アクセスネットワークは、デュアルPDRがこの論理チャンネルに使用される場合には、このフィールドを‘1’に設定する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを‘0’に設定する。
(9)ACPilotToDataGainRecord:上記の(8)で説明したDualPDREnabledForThisLogicalChannelがこのメッセージに具備されていない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを省略する。そうでない場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを次の通りに設定する。
-DualPDREnabledForThisLogicalChannelが‘0’に設定され、上記の(6)で説明したEBCMCSTransmissionFormatのMSBが‘0’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このレコードを下記の<表12>に定義された通りに設定する。
-上記の(8)で説明したDualPDREnabledForThisLogicalChannelが‘0’に設定され、上記の(6)で説明したEBCMCSTransmissionFormatのMSBが‘1’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このレコードを下記の<表13>に定義された通りに設定する。
-上記の(8)で説明したDualPDREnabledForThisLogicalChannelが‘1’に設定され、このMSBが‘0’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このフィールドを下記の<表14>に定義された通りに設定する。
-DualPDREnabledForThisLogicalChannelが‘1’に設定され、上記の(6)で説明したEBCMCSTransmissionFormatのMSBが‘1’に設定される場合には、アクセスネットワークは、このレコードを下記の<表15>に定義された通りに設定する。
上述した条件は、下記の<表12>乃至<表15>で定義され、下記の<表12>乃至<表15>に示す各フィールドについての詳細を説明する。
Figure 2011030277
上記の<表12>において、アクセスネットワークは、ACPilotToDataGainフィールドを非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
Figure 2011030277
上記の<表13>において、アクセスネットワークは、ACPilotToDataGain1フィールドをスパン1のスロットに対する非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。また、アクセスネットワークは、ACPilotToDataGain2フィールドをスパン2のスロットに対する非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
Figure 2011030277
上記の<表14>において、アクセスネットワークは、ACInternalPilotToDataGainフィールドをOFDMブロック1及びOFDMブロック2の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。また、アクセスネットワークは、ACBoundaryPilotToDataGainフィールドをOFDMブロック0及びOFDMブロック3の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
Figure 2011030277
上記の<表15>において、アクセスネットワークは、ACInternalPilotToDataGain1フィールドをスパン1のOFDMブロック1及びOFDMブロック2の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
また、アクセスネットワークは、ACBoundaryPilotToDataGain1フィールドをスパン1のOFDMブロック0及びOFDMブロック3の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。OFDMブロック0及びOFDMブロック3の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
アクセスネットワークは、ACInternalPilotToDataGain2フィールドをスパン2のOFDMブロック1及びOFDMブロック2の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
終わりに、アクセスネットワークは、ACBoundaryPilotToDataGain2フィールドをスパン2のOFDMブロック0及びOFDMブロック3の各々の非ゼロ周波数のパイロットトーン対非ゼロ周波数のデータトーンの電力比に設定する。このフィールドは、0.5dBステップサイズで2の補数で表現されることができる。
なお、本発明の詳細な説明においては、具体的な実施の形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内であれば、種々な変形が可能であることは言うまでもない。よって、本発明の範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲とその均等物によって定められるべきである。
301 端末
311、312 基地局(基地局送受信器(BTSs))

Claims (16)

  1. 多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムの送信方法であって、
    送信スロットに少なくとも1つのOFDMシンボルを内部シンボルとして割り当て、前記内部シンボルの左側及び右側の各々に前記少なくとも1つのOFDMシンボルを境界シンボルとして割り当てるステップと、
    初期送信が遂行される第1のスロット期間及び再送信が遂行される第2のスロット期間で、前記境界シンボル及び前記内部シンボルのパイロット対データトーン電力比(PDR)が相互に異なるように、前記OFDMシンボルを送信するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記境界シンボルのPDRが前記内部シンボルのPDRより高いことを特徴とする請求項1に記載の送信方法。
  3. 前記第2のスロット期間で、前記OFDMシンボルのサイクリックプレフィックス(CP)長を再送信ごとに可変するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の送信方法。
  4. 前記第2のスロット期間で、前記OFDMシンボルの変調次数を再送信ごとに可変するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の送信方法。
  5. 前記移動通信システムがブロードキャストシステムである場合には、前記第1及び第2のスロット期間の各々に適用された送信形式情報を具備するブロードキャストオーバーヘッドメッセージをブロードキャストするステップをさらに有し、前記送信形式情報は、前記PDRの設定に関連した情報を具備することを特徴とする請求項1に記載の送信方法。
  6. 前記移動通信システムは、ブロードキャスト物理層パケットを送信する高速パケットデータ(HRPD)システムであることを特徴とする請求項1に記載の送信方法。
  7. 多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを受信する方法であって、
    当該ブロードキャスト物理層パケットの初期送信が遂行される少なくとも1つの第1のスロット期間及び再送信が遂行される少なくとも1つの第2のスロット期間のパイロット対データトーン電力比(PDR)情報を具備する送信形式情報をブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して受信するステップと、
    前記PDR情報に基づいて、対応するスロット期間のチャンネル推定を遂行することにより前記ブロードキャスト物理層パケットを受信するステップと、を有し、
    前記第1及び第2のスロット期間の各々で、少なくとも1つのOFDMシンボルが内部シンボルとして割り当てられ、前記少なくとも1つのOFDMシンボルが前記内部シンボルの左側及び右側の各々に境界シンボルとして割り当てられ、前記第1のスロット期間で設定されたPDRが前記第2のスロット期間で設定されたPDRと異なることを特徴とする方法。
  8. 前記境界シンボルのPDRが前記内部シンボルのPDRより高いことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムの送信装置であって、
    送信スロットに少なくとも1つのOFDMシンボルを内部シンボルとして割り当て、当該内部シンボルの左側及び右側の各々に前記少なくとも1つのOFDMシンボルを境界シンボルとして割り当てて、当該OFDMシンボルを送信し、当該OFDMシンボルにパイロットトーンを挿入するパイロットトーン挿入器を具備する送信部と、
    初期送信が遂行される第1のスロット期間及び再送信が遂行される第2のスロット期間で、前記境界シンボル及び前記内部シンボルのパイロット対データトーン電力比(PDR)が相互に異なるように、前記パイロットトーン挿入器の動作を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  10. 前記制御部は、前記境界シンボルのPDRが前記内部シンボルのPDRより高いように、前記パイロットトーン挿入器の動作を制御することを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  11. 前記制御部は、前記第2のスロット期間で、前記OFDMシンボルのサイクリックプレフィックス(CP)長を再送信ごとに可変するように、前記送信部の動作を制御することを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  12. 前記制御部は、前記第2のスロット期間で、前記OFDMシンボルの変調次数を再送信ごとに可変するように、前記送信部の動作をさらに制御することを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  13. 前記制御部は、前記送信部を用いて前記第1及び第2のスロット期間の各々に適用された送信形式情報を具備するブロードキャストオーバーヘッドメッセージを生成してブロードキャストし、前記送信形式情報は、前記PDRの設定に関連した情報を具備することを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  14. 前記移動通信システムは、ブロードキャスト物理層パケットを送信する高速パケットデータ(HRPD)システムであることを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  15. 多重スロット送信及びハイブリッド自動再送要求(H-ARQ)を支援して直交周波数分割多重(OFDM)送信方式を使用する移動通信システムにおけるブロードキャスト物理層パケットを受信する装置であって、
    当該ブロードキャスト物理層パケットの初期送信が遂行される少なくとも1つの第1のスロット期間及び再送信が遂行される少なくとも1つの第2のスロット期間のパイロット対データトーン電力比(PDR)情報を具備する送信形式情報をブロードキャストオーバーヘッドメッセージを介して受信し、前記ブロードキャスト物理層パケットを受信して、前記PDR情報に基づいて、対応するスロット期間のチャンネル推定を遂行するチャンネル推定器を具備する受信部と、
    前記ブロードキャストオーバーヘッドメッセージを受信した場合には、前記PDR情報に従って、前記チャネル推定器の動作を制御し、前記送信形式情報に従って前記受信部の全般的な動作を制御する制御部と、を有し、
    前記第1及び第2のスロット期間の各々で、少なくとも1つのOFDMシンボルが内部シンボルとして割り当てられ、前記少なくとも1つのOFDMシンボルが前記内部シンボルの左側及び右側の各々に境界シンボルとして割り当てられ、前記第1のスロット期間で設定されたPDRが前記第2のスロット期間で設定されたPDRと異なることを特徴とする装置。
  16. 前記境界シンボルのPDRが前記内部シンボルのPDRより高いことを特徴とする請求項15に記載の装置。
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