JP2011030018A - 移動通信端末及びその制御方法 - Google Patents

移動通信端末及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動通信端末において、RFIDタグを設けた医療機器との接近を回避する行動をとることができることを目的とする。
【解決手段】無線通信部を備えた移動通信端末であって、識別情報と状態情報を設定された内部RFIDタグと、自端末から所定範囲にあるRFIDタグの情報を読み取るRFIDタグ読み取り部と、前記RFIDタグ読み取り部で読み取ったRFIDタグの状態情報に基づいて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換えるRFIDタグ書き換え部と、警報を提示する警報部と、前記RFIDタグ書き換え部で書き換えられた前記内部RFIDタグの状態情報に基づいて前記無線通信部の出力電波強度を変更し前記警報部に警報を提示させる制御部と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信部を備えた移動通信端末及びその制御方法に関する。
近年、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)等の無線通信機能を備えた移動通信端末が増大している。
従来から、無線通信機能を備えた移動通信端末が医療機器等の他の電子機器に影響を与えるために使用を禁止された病院等に立ち入る場合には、ユーザは自ら移動通信端末の電源を遮断することが求められている。
建物の出入り口付近に信号発信器を設けておき、携帯型情報機器において信号発信器からの受信情報を監視し、受信情報が電源オン/オフや受信音オフ等を示す場合、予め設定した制御方法に基づき電波受発信部を制御して携帯型情報機器の電源オン/オフや受信音オフを行うことが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、ペースメーカと一体化したタグ等の発信器からの電波信号を移動電話装置で検出すると、移動電話装置からの電波出力強度を低減させ、また、例えば警告音を出力して携帯電話の持ち主や周囲に警告を行う提案がされている(例えば特許文献2参照)。
また、施設やエリアの入り口にICタグリーダ/ライタを設け、入り口を通る際に携帯通信端末のICタグのモードをマナーモードやオフモードに書き換え、施設やエリアに入る携帯通信端末を自動的にマナーモードやオフモードとすることが提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開平10−98765号公報 特開2003−169381号公報 特開2005−277973号公報
ペースメーカ等の医療機器はこれを利用する人と共に移動する。このような医療機器に対して、無線通信機能を備えた移動通信端末が不用意に接近し、当該医療機器に影響を及ぼす危険があった。このため、電車等においては優先席を明示し、その近傍で移動通信端末の電源をオフにするようアナウンスすることで対応している。しかし、医療機器利用者は、優先席付近にだけいるとは限らず、乗降や、席の確保のために車内を移動する場合があり、移動通信端末が当該医療機器に影響を及ぼす危険があった。
また、従来のペースメーカと一体化したタグ等の発信器からの電波信号を移動電話装置で検出する方法では、図1(A)に示すように、タグを一体化したペースメーカPから所定範囲にある移動電話装置C1,D1,E1において電波信号が検出される。この結果、C1,D1,E1は電波出力強度を低減させ、警告音を出力する。この後、図1(B)に示すように、ペースメーカPが移動すると、移動電話装置C1,B1において電波信号が検出され、移動電話装置C1,B1は電波出力強度を低減し警告音を出力する。
図1(A)に示す状態では、移動電話装置B1はペースメーカPが移動して接近することを知ることができず、図1(B)に示す状態になって初めて移動電話装置B1はペースメーカPが接近したことを知ることができる。このとき、移動電話装置B1は電波出力強度が低減するため通話が切れることになり、通話を維持するためにペースメーカとの接近を回避する行動をとることができないという問題があった。
開示の移動通信端末は、RFIDタグを設けた医療機器との接近を回避する行動をとることができることを目的とする。
開示の一実施形態による移動通信端末は、
無線通信部を備えた移動通信端末であって、
識別情報と状態情報を設定された内部RFIDタグと、
自端末から所定範囲にあるRFIDタグの情報を読み取るRFIDタグ読み取り部と、
前記RFIDタグ読み取り部で読み取ったRFIDタグの状態情報に基づいて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換えるRFIDタグ書き換え部と、
警報を提示する警報部と、
前記RFIDタグ書き換え部で書き換えられた前記内部RFIDタグの状態情報に基づいて前記無線通信部の出力電波強度を変更し前記警報部に警報を提示させる制御部と、を有する。
本実施形態によれば、RFIDタグを設けた医療機器との接近を回避する行動をとることができる。
従来技術を説明するための図である。 移動通信端末の一実施形態の構成図である。 RFIDタグのデータ構成の一実施形態を示す図である。 移動通信端末が実行する近隣状態認識処理の一実施形態のフローチャートである。 リード要求信号と応答信号の一実施形態のフォーマットを示す図である。 RFIDタグ情報テーブルのデータ構成の一実施形態を示す図である。 警報及び出力切り替え処理の一実施形態のフローチャートである。 RFIDタグネットワークの一実施形態の構成図である。 図8の状態で移動通信端末が実行する近隣状態認識シーケンスである。 図8の状態で移動通信端末が実行する近隣状態認識シーケンスである。 図8の状態で移動通信端末が実行する近隣状態認識シーケンスである。 RFIDタグネットワークの一実施形態の構成図である。 図12の状態で移動通信端末が実行する近隣状態認識シーケンスである。 図12の状態で移動通信端末が実行する近隣状態認識シーケンスである。 図12の状態で移動通信端末が実行する近隣状態認識シーケンスである。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<移動通信端末の構成>
図2は移動通信端末の一実施形態の構成図を示す。図2において、移動通信端末10の無線通信部11は、移動通信網20と無線接続して無線通信を行う。
RFIDタグ読み取り部12は、移動通信端末10の外部にあるRFID(Radio Frequency IDentification)タグ30の読み取りを行って読み取ったRFIDタグ情報を制御部16に供給する。なお、本実施形態では、RFIDタグ30としては心臓ペースメーカ等の医療機器に設けられたRFIDタグや、他の移動通信端末に内蔵されたRFIDタグ等が挙げられる。
RFIDタグ書き換え部13は、制御部16の制御によって自らの移動通信端末10の内部に搭載している内部RFIDタグ14の書き換えを行う。
記憶部15は、制御部16で実行するプログラム、及びRFIDタグ情報テーブル等を格納するデータベースを記憶する。
制御部16は、記憶部15に記憶されたプログラムを実行し、無線通信部11、RFIDタグ読み取り部12、RFIDタグ書き換え部13、警報部17等の制御を行う。警報部17は、制御部16の指示により警報を所有者に対し提示する。警報は例えば警報メッセージを音声出力することやディスプレイ表示することで提示する。
ところで、移動通信端末10の外部に配置されているRFIDタグリーダ40は、移動通信端末10の外部のRFIDタグ30及び移動通信端末10の内部RFIDタグ14の情報を読み取ることができる。
なお、RFIDタグ読み取り部12及びRFIDタグリーダ40それぞれは自装置から数cmから数m程度の所定範囲に存在するRFIDタグの情報を読み取ることができ、所定範囲を超えるとRFIDタグの情報を読み取ることはできない。
なお、上記実施形態では、RFIDタグ14,30としてパッシブタグを用いているが、アクティブタグを用いるものであっても良い。
図3に内部RFIDタグ14及びRFIDタグ30のデータ構成の一実施形態を示す。RFIDタグ14,30は、RFID部と、状態部とを有している。RFID部には「1234567890」等の固有の識別番号情報が設定されており、状態部には状態情報として電波許容又は接近許容の許容程度を表すステータス「◎」,「○」,「△」,「×」が設定される。ペースメーカに設けられたRFIDタグ30ではステータス「×」が設定される。
なお、ステータス「◎」の代りに電波許容又は接近許容の許容程度を表すステータス番号#5、ステータス「○」の代りにステータス番号#4、「○」の代りにステータス番号#3、ステータス「△」の代りにステータス番号#2、ステータス「×」の代りにステータス番号#1を設定しても良い。
<近隣状態認識処理のフローチャート>
図4は移動通信端末が実行する近隣状態認識処理の一実施形態のフローチャートを示す。この処理は、所定時間間隔で定期的に実行される。なお、移動通信端末10は電源投入時にRFIDタグ書き換え部13により内部RFIDタグ14にステータス「◎」又はステータス番号#5を書き込んで初期設定している。
図4において、ステップS1でRFIDタグ読み取り部12はリード要求信号を報知する。移動通信端末10から所定範囲に一又は複数のRFIDタグが存在する場合には、当該RFIDタグはRFID部に自タグの識別番号を格納した応答信号を返送する。この場合には状態部にステータスを格納していなくても良い。移動通信端末10のRFIDタグ読み取り部12は、一又は複数のRFIDタグからの応答信号を受信し、各応答信号の識別番号を記憶部15のRFIDタグ情報テーブルに格納する。
次のステップS2からS8までは、記憶部15のRFIDタグ情報テーブルに格納されている識別番号の数だけ繰り返すループ処理が実行される。ステップS3ではRFIDタグ情報テーブルに格納されている識別番号を1つ読み出し、RFIDタグ読み取り部12は読み出した識別番号を宛先とするリード要求信号を生成して送信する。図5(A)にリード要求信号の一実施形態のフォーマットを示す。リード要求信号は、信号コード部に「リード要求」を示すコードが設定され、読み出し対象RFID部に読み出し対象RFIDタグの識別番号「1234567890」が設定されている。
上記リード要求信号を受信したRFIDタグは、リード要求信号の宛先の識別番号と自RFIDタグの識別番号が一致する場合、RFID部に自タグの識別番号を格納し、状態部にステータス又はステータス番号を格納した応答信号を返送する。図5(B)に応答信号の一実施形態のフォーマットを示す。応答信号は、信号コード部に「応答」を示すコードが設定され、送信元RFID部に送信元RFIDタグの識別番号「1234567890」が設定され、状態部にステータス「△」又はステータス番号#4が設定されている。
RFIDタグ読み取り部12はステップS4でリード要求信号を送信した相手から応答信号を受信したか否かを判別する。応答信号を受信した場合、RFIDタグ読み取り部12はステップS5で応答信号の状態部からステータス又はステータス番号を取り出して、取得状態(ステータス又はステータス番号)として制御部16に供給する。
次にステップS6で制御部16は、(1)式により、前回のループ時に設定された[近隣状態]とステップS5で応答信号から取り出した[取得状態]とを比較し、近隣状態と取得状態のうち小さい方の状態を新たな近隣状態に設定して更新する。ここで、ステータスは「◎」>「○」>「△」>「×」の順で小さくなるものとし、ステータス番号は#4>#3>#2>#1の順で小さくなるものとする。
[近隣状態]=min([近隣状態],[取得状態]) …(1)
ステップS7で制御部16は、ステップS5で応答信号から取り出した取得状態(ステータス又はステータス番号)を記憶部15のRFIDタグ情報テーブルの中で送信元RFIDタグの識別番号に対応するエントリの状態部に格納する。
図6にRFIDタグ情報テーブルのデータ構成の一実施形態を示す。RFIDタグ情報テーブルはRFID部に応答信号から得た識別番号が格納され、状態部に応答信号から得たステータス又はステータス番号が格納される。
ステップS4でリード要求信号を送信した相手から応答信号を受信できなかった場合にはステップS8に進み、次のループ処理を実施形態する。
これにより、ループ処理が終了したとき、応答信号を返送したRFIDタグのうち最もステータスが小さいRFIDタグのステータス又はステータス番号が近隣状態に設定されている。
ループ処理が終了すると、ステップS9で制御部16は、(2)式により、[近隣状態]から次の[状態]を決定し、RFIDタグ書き換え部13によって内部RFIDタグ14の状態部の値を、次の[状態]の内容に書き換え、この処理を終了する。
[状態]=next([近隣状態]) …(2)
ここで、近隣状態がステータス「◎」のとき次の状態はステータス「◎」であり、近隣状態がステータス「○」のとき次の状態はステータス「◎」であり、近隣状態がステータス「△」のとき次の状態はステータス「○」であり、近隣状態が「×」のとき次の状態はステータス「△」である。また、近隣状態がステータス番号#4のとき次の状態はステータス番号#4であり、近隣状態がステータス番号#3のとき次の状態はステータス番号#4であり、近隣状態がステータス番号#2のとき次の状態はステータス番号#3であり、近隣状態がステータス番号#1のとき次の状態はステータス番号#2である。つまり、次の状態は近隣状態に対し一つだけ大きいステータス又はステータス番号を設定する。
<近隣状態認識処理のフローチャート>
図7は移動通信端末が実行する警報及び出力切り替え処理の一実施形態のフローチャートを示す。この処理は、移動通信端末の内部RFIDタグ14の状態部の値が書き換えられたときに実行される。
図7において、ステップS11で制御部16は内部RFIDタグ14の状態部の値がステータス「△」又はステータス番号#2であるか否かを判別する。ステータス「△」又はステータス番号#2であればステップS12で制御部16は無線通信部11が出力する送信信号の電波強度を通常の電波強度からペースメーカPが誤動作を生じない程度に低下させる。また、ステップS13で制御部16は警報部17を用いて「ペースメーカ使用者が隣にいます。」等の警報メッセージを音声及び/又はディスプレイ表示等により移動通信端末の所有者に提示して、この処理を終了する。
ステップS11で内部RFIDタグ14の状態部の値がステータス「△」又はステータス番号#2でなければ、ステップS14で制御部16は無線通信部11が出力する送信信号の電波強度を通常の電波強度とする。そして、ステップS15で制御部16は内部RFIDタグ14の状態部の値がステータス「○」又はステータス番号#3であるか否かを判別する。ステータス「○」又はステータス番号#3であればステップS16で制御部16は警報部17を用いて「ペースメーカ使用者が近付いてきました。」等の警報メッセージを音声及び/又はディスプレイ表示等により移動通信端末の所有者に提示する。
このステップS15の実行後、又はステップS14で内部RFIDタグ14の状態部の値がステータス「○」又はステータス番号#3でなければ、この処理を終了する。
<RFIDタグネットワーク構成>
図8はRFIDタグネットワークの一実施形態の構成図を示す。図8においては、ペースメーカPに併設されたRFIDタグと、図1に示す構成の移動通信端末A,B,C,D,E,F,G,H,Iそれぞれの内部RFIDタグ14とによってRFIDタグネットワークが構成されている。
ここで、ペースメーカPから所定範囲内に移動通信端末C,D,Eが存在し、移動通信端末Cから所定範囲内に移動通信端末Bが存在し、移動通信端末Dから所定範囲内に移動通信端末Fが存在し、移動通信端末Eから所定範囲内に移動通信端末Gが存在している。また、移動通信端末Bから所定範囲内に移動通信端末Aが存在し、移動通信端末Fから所定範囲内に移動通信端末Iが存在している。移動通信端末Hは他の全ての移動通信端末から所定範囲を超えた場所にある。
図9は、図8の状態で移動通信端末Cが実行する近隣状態認識シーケンスを示す。図9において、移動通信端末Cは所定範囲内の移動通信端末BとペースメーカPに対しリード要求信号を送信する。移動通信端末Bからはステータス「◎」又はステータス番号#4の応答信号が返送され、ペースメーカPからはステータス「×」又はステータス番号#1の応答信号が返送される。
このため、移動通信端末Cにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが小さいRFIDタグのステータス又はステータス番号はペースメーカPのステータス「×」又はステータス番号#1であり、移動通信端末Cの次の状態はステータス「△」又はステータス番号#2となる。
なお、図9においては、移動通信端末Cは移動通信端末BとペースメーカPに対しリード要求信号を送信しているが、移動通信端末Cは自端末の内部RFIDタグ14に対してもリード要求を送信して、自端末の内部RFIDタグ14から応答信号を受信する構成であっても良い。これについては以降の図10、図11、図13乃至図15についても同様である。
図10は、図8の状態で移動通信端末Bが実行する近隣状態認識シーケンスを示す。図10において、移動通信端末Bは所定範囲内の移動通信端末A,Cに対しリード要求信号を送信する。移動通信端末Aからはステータス「◎」又はステータス番号#4の応答信号が返送され、移動通信端末Cからはステータス「△」又はステータス番号#2の応答信号が返送される。
このため、移動通信端末Bにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが小さいRFIDタグのステータス又はステータス番号は移動通信端末Cのステータス「△」又はステータス番号#2であり、移動通信端末Bの次の状態はステータス「○」又はステータス番号#3となる。
図11は、図8の状態で移動通信端末Aが実行する近隣状態認識シーケンスを示す。図11において、移動通信端末Aは所定範囲内の移動通信端末Bに対しリード要求信号を送信する。移動通信端末Bからはステータス「○」又はステータス番号#3の応答信号が返送される。
このため、移動通信端末Aにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが低いRFIDタグのステータス又はステータス番号は移動通信端末Bのステータス「○」又はステータス番号#3であり、移動通信端末Aの次の状態はステータス「◎」又はステータス番号#4となる。
<ペースメーカPが移動したときのRFIDタグネットワーク構成>
図12はペースメーカPが移動したときのRFIDタグネットワークの一実施形態の構成図を示す。図12においては、移動通信端末A,B,C,D,E,F,G,H,Iそれぞれの位置関係に変化がなく、ペースメーカPが移動してペースメーカPから所定範囲内に移動通信端末B,Cが存在する状態となっている。このため、移動通信端末D,EはペースメーカPから所定範囲を超えた位置に存在する状態となっている。
図13は、図12の状態で移動通信端末Bが実行する近隣状態認識シーケンスを示す。図13において、移動通信端末Bは所定範囲内の移動通信端末AとペースメーカPと移動通信端末Cに対しリード要求信号を送信する。移動通信端末Aからはステータス「◎」又はステータス番号#4の応答信号が返送され、ペースメーカPからはステータス「×」又はステータス番号#1の応答信号が返送され、移動通信端末Cからはステータス「△」又はステータス番号#2の応答信号が返送される。
このため、移動通信端末Bにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが低いRFIDタグのステータス又はステータス番号はペースメーカPのステータス「×」又はステータス番号#1であり、移動通信端末Bの次の状態はステータス「△」又はステータス番号#2となる。
図14は、図12の状態で移動通信端末B,Aが実行する近隣状態認識シーケンスを示す。図14において、移動通信端末Bは所定範囲内の移動通信端末AとペースメーカPと移動通信端末Cに対しリード要求信号を送信する。そして、図13と同一シーケンスにより、移動通信端末Aからはステータス「◎」又はステータス番号#4の応答信号が返送され、ペースメーカPからはステータス「×」又はステータス番号#1の応答信号が返送され、移動通信端末Cからはステータス「△」又はステータス番号#2の応答信号が返送される。移動通信端末Bにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが低いRFIDタグのステータス又はステータス番号はペースメーカPのステータス「×」又はステータス番号#1であり、移動通信端末Bの次の状態はステータス「△」又はステータス番号#2となる。ここまでは図13と同一である。
その後、移動通信端末Aは所定範囲内の移動通信端末Bに対しリード要求信号を送信する。移動通信端末Bからはステータス「△」又はステータス番号#2の応答信号が返送される。
このため、移動通信端末Aにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが低いRFIDタグのステータス又はステータス番号は移動通信端末Bのステータス「△」又はステータス番号#2であり、移動通信端末Aの次の状態はステータス「○」又はステータス番号#3となる。
図15は、図12の状態で移動通信端末B,Dが実行する近隣状態認識シーケンスを示す。図14において、移動通信端末Bは所定範囲内のペースメーカPと移動通信端末Cに対しリード要求信号を送信する。そして、図13と同様のシーケンスにより、ペースメーカPからはステータス「×」又はステータス番号#1の応答信号が返送され、移動通信端末Cからはステータス「△」又はステータス番号#2の応答信号が返送される。移動通信端末Bにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが低いRFIDタグのステータス又はステータス番号はペースメーカPのステータス「×」又はステータス番号#1であり、移動通信端末Bの次の状態はステータス「△」又はステータス番号#2となる。ここまでは図13と同様である。
その後、移動通信端末Dは、図8の状態で所定範囲内であった移動通信端末FとペースメーカPに対しリード要求信号を送信する。移動通信端末Fからはステータス「○」又はステータス番号#3の応答信号が返送される。しかし、図12の状態となってペースメーカPは移動通信端末Fから所定範囲を超えているために応答信号が返送されない。
このため、移動通信端末Dにおいて応答信号を受信したRFIDタグのうち最もステータスが低いRFIDタグのステータス又はステータス番号は移動通信端末Fのステータス「○」又はステータス番号#3であり、移動通信端末Dの次の状態はステータス「◎」又はステータス番号#4となる。
このように、複数の移動通信端末がRFIDタグネットワークを構成し、ペースメーカPが特定の移動通信端末Bに近付いてくる場合、図8の状態で移動通信端末Bは送信信号の電波強度を通常とし、「ペースメーカ使用者が近付いてきました。」等の警報メッセージを提示する。その後、図12の状態で移動通信端末Bは送信信号の電波強度を低下させ、「ペースメーカ使用者が隣にいます。」等の警報メッセージを提示する。
このため、移動通信端末Bの所有者は図8の状態でまわりの人間から遠ざかる等の通話を維持するための回避行動をとることが可能となる。また、移動通信端末BはペースメーカPの接近により送信信号の電波強度を低下させたのち、ペースメーカPが遠ざかったときには移動通信端末Bは自動的に送信信号の電波強度を通常に戻すことができる。
ところで、電車等の公共交通において、優先席の近傍に移動通信端末10を固定配置しても良い。この場合、ペースメーカPの使用者が優先席に着くと、固定配置した移動通信端末10の内蔵RFIDタグ14はステータス「△」又はステータス番号#2となる。この固定配置した移動通信端末10から所定範囲に近付いた他の移動通信端末の内蔵RFIDタグ14はステータス「○」又はステータス番号#3となって、「ペースメーカ使用者が近付いてきました。」等の警報メッセージを提示することができる。
(付記1)
無線通信部を備えた移動通信端末であって、
識別情報と状態情報を設定された内部RFIDタグと、
自端末から所定範囲にあるRFIDタグの情報を読み取るRFIDタグ読み取り部と、
前記RFIDタグ読み取り部で読み取ったRFIDタグの状態情報に基づいて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換えるRFIDタグ書き換え部と、
警報を提示する警報部と、
前記RFIDタグ書き換え部で書き換えられた前記内部RFIDタグの状態情報に基づいて前記無線通信部の出力電波強度を変更し前記警報部に警報を提示させる制御部と、
を有することを特徴とする移動通信端末。
(付記2)
付記1記載の移動通信端末において、
前記自端末から所定範囲にあるRFIDタグは、医療機器又は他の移動通信端末に設けられている
ことを特徴とする移動通信端末。
(付記3)
付記2記載の移動通信端末において、
前記RFIDタグ書き換え部は、前記RFIDタグ読み取り部で読み取ったRFIDタグの状態情報のうち最も許容程度が小さい値の状態情報に対し1つだけ大きい値の状態情報を用いて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換える
ことを特徴とする移動通信端末。
(付記4)
付記3記載の移動通信端末において、
前記制御部は、前記内部RFIDタグの状態情報の値が所定値であるとき前記無線通信部の出力電波強度を低下させる
ことを特徴とする移動通信端末。
(付記5)
無線通信部と、識別情報と状態情報を設定された内部RFIDタグと、警報を提示する警報部とを備えた移動通信端末の制御方法であって、
自端末から所定範囲にあるRFIDタグの情報を読み取り、
前記自端末から所定範囲にあるRFIDタグから読み取ったRFIDタグの状態情報に基づいて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換え、
書き換えられた前記内部RFIDタグの状態情報に基づいて前記無線通信部の出力電波強度を変更し前記警報部に警報を提示させる
ことを特徴とする制御方法。
(付記6)
付記5記載の制御方法において、
前記自端末から所定範囲にあるRFIDタグは、医療機器又は他の移動通信端末に設けられている
ことを特徴とする制御方法。
(付記7)
付記6記載の制御方法において、
前記前記内部RFIDタグの状態情報を書き換えは、前記自端末から所定範囲にあるRFIDタグから読み取ったRFIDタグの状態情報のうち最も許容程度が小さい値の状態情報に対し1つだけ大きい値の状態情報を用いて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換える
ことを特徴とする制御方法。
(付記8)
付記7記載の制御方法において、
前記前記無線通信部は、前記内部RFIDタグの状態情報の値が所定値であるとき出力電波強度を低下する
ことを特徴とする制御方法。
(付記9)
付記4記載の移動通信端末において、
前記制御部は、前記内部RFIDタグの状態情報の値が所定値であるときと、前記所定値より1つだけ大きい値であるときに前記警報部に警報を提示させる
ことを特徴とする移動通信端末。
(付記10)
付記8記載の制御方法において、
前記前記警報部は、前記内部RFIDタグの状態情報の値が所定値であるときと、所定値より1つだけ大きい値であるときに警報を提示する
ことを特徴とする制御方法。
10 移動通信端末
11 無線通信部
12 RFIDタグ読み取り部
13 RFIDタグ書き換え部
14,30 RFIDタグ
15 記憶部
16 制御部
17 警報部
20 移動通信網

Claims (6)

  1. 無線通信部を備えた移動通信端末であって、
    識別情報と状態情報を設定された内部RFIDタグと、
    自端末から所定範囲にあるRFIDタグの情報を読み取るRFIDタグ読み取り部と、
    前記RFIDタグ読み取り部で読み取ったRFIDタグの状態情報に基づいて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換えるRFIDタグ書き換え部と、
    警報を提示する警報部と、
    前記RFIDタグ書き換え部で書き換えられた前記内部RFIDタグの状態情報に基づいて前記無線通信部の出力電波強度を変更し前記警報部に警報を提示させる制御部と、
    を有することを特徴とする移動通信端末。
  2. 請求項1記載の移動通信端末において、
    前記自端末から所定範囲にあるRFIDタグは、医療機器又は他の移動通信端末に設けられている
    ことを特徴とする移動通信端末。
  3. 請求項2記載の移動通信端末において、
    前記RFIDタグ書き換え部は、前記RFIDタグ読み取り部で読み取ったRFIDタグの状態情報のうち最も許容程度が小さい値の状態情報に対し1つだけ大きい値の状態情報を用いて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換える
    ことを特徴とする移動通信端末。
  4. 請求項3記載の移動通信端末において、
    前記制御部は、前記内部RFIDタグの状態情報の値が所定値であるとき前記無線通信部の出力電波強度を低下させる
    ことを特徴とする移動通信端末。
  5. 無線通信部と、識別情報と状態情報を設定された内部RFIDタグと、警報を提示する警報部とを備えた移動通信端末の制御方法であって、
    自端末から所定範囲にあるRFIDタグの情報を読み取り、
    読み取ったRFIDタグの状態情報に基づいて前記内部RFIDタグの状態情報を書き換え、
    書き換えられた前記内部RFIDタグの状態情報に基づいて前記無線通信部の出力電波強度を変更し前記警報部に警報を提示させる
    ことを特徴とする移動通信端末の制御方法。
  6. 請求項5記載の制御方法において、
    前記自端末から所定範囲にあるRFIDタグは、医療機器又は他の移動通信端末に設けられている
    ことを特徴とする制御方法。
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