JP2011029295A - 熱電変換モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱電変換モジュールの信頼性を向上させる。
【解決手段】p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bが直列に接続される熱電変換モジュール10において、一対のp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bを、例えばそれらの間に曲折した凹部14aを有する上側電極14によって、電気的に接続する。上側電極14は、熱電変換モジュール10の温度変化に起因した一対のp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの変位に伴って変形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱電変換モジュール及びその製造方法に関する。
基板に支持された複数の熱電変換素子を、電極を介して直列接続し、ゼーベック効果を利用して熱エネルギーを電気エネルギーに変換したり、ペルチェ効果を利用して外部からの電流供給により温度差を生じさせたりする熱電変換モジュールが知られている。
特許第4287262号公報 特許第4279594号公報 特開2007−266444号公報
熱電変換モジュールに含まれる熱電変換素子、基板及び電極等の部材は、それぞれ固有の熱膨張係数を有する。そのため、熱電変換モジュールには、その動作時に発生する熱により、部材間の熱膨張係数差に起因した応力、歪みが生じ得る。
しかし、これまでの熱電変換モジュールでは、このような応力、歪みにより、熱電変換素子と電極との接合部分に破壊が生じてしまう場合があった。複数の熱電変換素子を電極で直列接続している場合、熱電変換素子と電極との接合部分のうち、1箇所にでも破壊が生じれば、断線により、熱電変換モジュール全体が機能しなくなってしまう。
本発明の一観点によれば、一対の熱電変換素子と、前記一対の熱電変換素子を電気的に接続し、前記一対の熱電変換素子間に曲折部を有する電極と、を含む熱電変換モジュールが提供される。
開示の熱電変換モジュールによれば、熱電変換素子間の電気的な接続を確保することができ、熱電変換モジュールの信頼性を向上させることができる。
第1の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。 別例の熱電変換モジュールの説明図(その1)である。 別例の熱電変換モジュールの説明図(その2)である。 下側電極形成工程の一例の説明図である。 熱電変換素子配置工程の一例の説明図である。 金属板プレス加工工程の一例の説明図である。 金属板配置工程の一例の説明図である。 第2の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。 金属板配置工程の一例の説明図である。 プレス加工及び切断加工工程の一例の説明図である。 金属板プレス加工工程の一例の説明図である。 接合工程の一例の断面模式図である。 接合工程の別例の断面模式図である。 接合前の状態の一例の断面模式図である。 第1接合工程の一例の断面模式図である。 第2接合工程の一例の断面模式図である。 接合後の状態の一例の断面模式図である。 第4の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。 第5の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。 第6の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。 電極の一例の説明図である。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL1−L1断面模式図である。
図1(A),(B)に示す熱電変換モジュール10は、基板11並びに、複数のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを有している。ここで、基板11には、絶縁基板が用いられる。p型熱電変換素子12aには、例えば、p型半導体を用いることができ、n型熱電変換素子12bには、例えば、n型半導体を用いることができる。
複数のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bは、基板11の上方にp,nを交互に並べて配置されている。隣接する一対のp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bは、それらの基板11側の端部において第1の電極(下側電極)13により電気的に接続されている。また、一のn型熱電変換素子12bと基板11側の端部で下側電極13により接続されているp型熱電変換素子12aは、基板11側と反対側の端部において、隣接する別のn型熱電変換素子12bと、第2の電極(上側電極)14により電気的に接続されている。同様に、一のp型熱電変換素子12aと基板11側の端部で下側電極13により接続されているn型熱電変換素子12bは、基板11側と反対側の端部において、隣接する別のp型熱電変換素子12aと、別の上側電極14により電気的に接続されている。
各上側電極14には、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間隙に、例えば基板11側に断面円弧状に凹むように曲折した凹部14aが形成されている。尚、凹部14aとしては、例えば、基板11側に断面逆三角形状に凹むように曲折した形状のものを形成することも可能である。但し、ここではまず、断面円弧状の凹部14aを形成している場合を例にして説明する。
下側電極13及び上側電極14は、図1(B)に示すように、例えば、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに、半田等の接合部材15を用いて接合される。また、下側電極13と基板11とは、例えば、焼成ペースト等の接合部材16を用いて接合される。
このように、基板11上方には、複数のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bが、p,nを交互に並べて配置され、それらが下側電極13及び上側電極14を介して直列に接続されている。p型熱電変換素子12a、n型熱電変換素子12b、下側電極13及び上側電極14等によって形成されている直列回路の末端には、直列回路からの電流取り出しのための、又は当該直列回路への電流供給のためのリード線17,18が設けられている。
この熱電変換モジュール10は、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの一方の端部側にそれらを支持する基板11を設け、他方の端部側にはそのような基板を設けない、所謂スケルトンタイプの熱電変換モジュールである。
尚、上記熱電変換モジュール10の基板11には、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ,AlO)、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミック基板を用いることができる。
p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bには、例えば、それぞれBiTe系のp型半導体及びn型半導体を用いることができる。p型半導体には、例えば、ビスマス・アンチモン・テルル(Bi0.5Sb1.5Te3)を用いることができ、n型半導体には、例えば、ビスマス・テルル・セレン(Bi2Te2.85Se0.15)を用いることができる。
下側電極13及び上側電極14には、例えば、銅(Cu)又はCuを主体とするものを用いることができる。
接合部材15には、例えば、ビスマス(Bi)−スズ(Sn)合金半田(Bi:58%,Sn:42%)又は当該合金半田を主体とするものを用いることができる。この場合、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの端面には、半田との濡れ性を高め、それらの密着性を高めるために、ニッケル(Ni)めっきを形成しておいてもよい。
上記のような構成を有する熱電変換モジュール10において、上側電極14には、凹部14aを設けている。この凹部14aにより、上側電極14は、その端部が面と垂直な方向に変形可能なほか、上側電極14によって接続されている、隣接したp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの配列方向に、バネのように変形(伸縮)可能になっている。即ち、上側電極14は、それに接続されているp型熱電変換素子12a又はn型熱電変換素子12bの変位に伴い、その変位に応じた方向に変形可能になっている。
ここで、熱電変換モジュールの別例について、次の図2及び図3を参照して説明する。
図2及び図3は別例の熱電変換モジュールの説明図である。尚、図2及び図3において、(A)は別例の熱電変換モジュールの斜視模式図、(B)は別例の熱電変換モジュールのL2−L2,L3−L3断面模式図、(C)は熱電変換モジュールの動作時の説明図である。また、図2及び図3では、図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図2に示す熱電変換モジュール1000では、上記のような凹部が設けられていない、平板の上側電極1010が用いられている。更に、この熱電変換モジュール1000では、基板11に対向して、上側電極1010側にも、接合部材16を介して、基板1020が設けられている。
熱電変換モジュール1000では、構成上、基板11,1020、p型熱電変換素子12a、n型熱電変換素子12b、下側電極13及び上側電極1010等の各部材が、それぞれ異なる熱膨張係数を有している。また、熱電変換モジュール1000では、その動作時には、ゼーベック効果とペルチェ効果のいずれを利用する場合でも、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの一方の端部側が比較的高温になり、他方の端部側が比較的低温になる。
今、基板11側(下側)が比較的高温になり、基板1020側(上側)が比較的低温になることを想定する。この場合、図2(C)に示すように、高温側の基板11に引っ張り応力が発生し、低温側の基板1020に圧縮応力が発生すると、p型熱電変換素子12a又はn型熱電変換素子12bの上下両端部には、中央部に比べて大きい、異なる方向の応力が発生する。その結果、例えば図2(C)の点線Xで示したような接合部分に、破壊が生じる場合がある。即ち、p型熱電変換素子12a又はn型熱電変換素子12bと下側電極13との接合部分や、p型熱電変換素子12a又はn型熱電変換素子12bと上側電極1010との接合部分に、応力、歪みが発生し、それらの接合部分に破壊が生じる場合がある。
一方、図3に示す熱電変換モジュール2000は、上側電極1010側に基板を設けない、スケルトンタイプの熱電変換モジュールである。このような熱電変換モジュール2000では、図3(C)に示すように、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部(上側電極1010側の端部)の、側方への変位の自由度が増す。そのため、例えば図3(C)の点線Yで示したような接合部分に加わる力を減少させ、上記の熱電変換モジュール1000で見られるような応力、歪みの発生を、ある程度軽減することが可能になる。
しかし、隣接するp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bは、上端部側を一定寸法の平板の上側電極1010で接続され、同様に、下端部側を一定寸法の平板の下側電極13で接続されている。そのため、隣接するp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの変位は、平板の上側電極1010及び下側電極13の寸法により制限を受け、変位の程度によっては、上記のような接合部分の破壊を回避することができない場合がある。
複数の熱電変換素子を電極により直列に接続した熱電変換モジュールでは、熱電変換素子と電極との接合部分の1箇所にでも破壊が生じれば、断線により、熱電変換モジュール全体が機能しなくなってしまう。
これに対し、上記熱電変換モジュール10は、図1に示したように、1枚の基板11を用いたスケルトンタイプであり、更に、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bを接続する上側電極14に凹部14aを設ける。
熱電変換モジュール10は、スケルトンタイプであるため、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部(上側電極14側の端部)の変位自由度を増すことができる。
更に、熱電変換モジュール10では、上側電極14に凹部14aを設けることで、上側電極14がバネのように変形可能になっている。そのため、上側電極14は、熱電変換モジュール10の動作時に発生する温度差に起因してp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bが近付いたり離れたりしたとき等の変位に伴って変形する。その結果、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bにおける応力、歪みの発生が、効果的に抑制されるようになる。
従って、熱電変換モジュール10では、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bと下側電極13との接合部分、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bと上側電極14との接合部分の破壊が効果的に抑制されるようになる。その結果、信頼性の高い、熱電変換モジュール10を得ることが可能となる。
ここで、熱電変換モジュール10を、その上下に繰り返し温度差が発生するような条件で動作させ、発電モジュールとしての性能を調査した結果について述べる。
熱電変換モジュール10に繰り返し与える上側と下側の温度差は0℃から100℃とし、温度保持時間は10分、温度の変化時間は10分である。比較のため、上記図3に示した熱電変換モジュール2000についても、同条件でその性能を調査した。
まず、図3に示した熱電変換モジュール2000では、繰り返し回数が2000回を過ぎると、電力が全く得られなくなった。この熱電変換モジュール2000を調査した所、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bを接続する上側電極1010の1つにおいて、その接合部分に、クラックが発生していることが確認された。
一方、図1に示した熱電変換モジュール10では、繰り返し回数が3000回を過ぎても電力を得ることができ、繰り返し回数が3000回でも故障が発生していないことが確認された。上側電極14に凹部14aを設けた熱電変換モジュール10は、繰り返しの温度変化に対する耐久性が高く、高い信頼性を確保することができると言える。
続いて、上記熱電変換モジュールの形成方法の一例について説明する。
図4は下側電極形成工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL4−L4断面模式図である。
まず、所定サイズのアルミナ等の基板11上に、焼成ペースト等の接合部材16を用いて、複数の所定サイズの下側電極13を、所定位置に接合配置する。その際は、1つの下側電極13上に、一対のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12b、又はいずれか一方を配置し、基板11上全体ではp,nが交互に並ぶようにすることを考慮し、所定サイズの各下側電極13を基板11上に配置する。
ここで、基板11には、例えば、厚さ0.5mm、平面サイズ40mm角のものを用いることができる。接合部材16には、例えば、樹脂系エポキシ接着剤を用いることができる。また、下側電極13には、例えば、厚さ0.1mm、平面サイズ3.1mm×7.2mmの矩形状の、Cu又はCuを主体とする金属板を用いることができる。但し、リード線17,18を接続する下側電極13のみ、他のものと異なる平面サイズとしている。
図5は熱電変換素子配置工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL5−L5断面模式図である。
基板11上への下側電極13の配置後、各下側電極13の上に、接合部材15を介して、p型熱電変換素子12a、n型熱電変換素子12bを接合配置する。その際は、1つの下側電極13上に一対のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置し、リード線17,18を接続する下側電極13にはp型熱電変換素子12a又はn型熱電変換素子12bのいずれかを配置する。そして、基板11上全体で、p,nが交互に並ぶように、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置する。
p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bは、例えば、いずれも底面サイズが3mm角、高さが5mmの四角柱形状のものを用いることができ、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間隔は、例えば、2mmとすることができる。
下側電極13と、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとは、例えば、Bi−Sn又はBi−Snを主体とする合金半田を接合部材15に用いて、接合することができる。その場合、接合には、200℃〜250℃の加熱炉を用いることができ、接合部材15を溶融し、その後固化することで、下側電極13と、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとを接合する。尚、接合部材15と、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとの濡れ性を良好にするため、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの端面に、予め厚さ1μm程度のNiめっきを施しておいてもよい。
p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの配置後には、それらの上に、予め所定形状にプレス加工された金属板(電極用部材)を配置する。
ここで、図6は金属板プレス加工工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)の要部拡大模式図、(C)はプレス加工後の金属板の斜視模式図である。
プレス加工する金属板20(電極用部材)には、例えば、厚さ0.1mm、平面サイズ400mm×400mmの、例えばCu又はCuを主体とする大判のものを用いることができる。1個分の熱電変換モジュール10に使用する金属板20aのサイズが40mm角であるとした場合、この1枚の金属板20からは、100個分の熱電変換モジュール10に使用可能な上側電極14を得ることができる。
金属板20をプレス加工する際の金型30は、図6(A)に示すように、1個分の熱電変換モジュール10に使用される金属板20aのサイズに相当するユニット31が、縦に10個、横に10個、計100個連結されている。
個々のユニット31の、プレス加工時に金属板20と対向させる面側には、図6(B)に示すように、金属板20を、1個分の熱電変換モジュール10に使用される金属板20aのサイズに切断するためのエッジ部31bが設けられている。
また、エッジ部31bに囲まれた領域には、隣接する一対のp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間に対応する部分、即ち上側電極14に凹部14aを形成する部分に、凸部31aが設けられている。凸部31aとしては、例えば、図6(B)に示すように、a方向に見たときの形状が円弧状のものを形成することができる。凸部31aの曲率半径を0.75mmに設定した場合、曲率半径が0.8mmの凹部14aを形成することができる。
このようなユニット31が複数(ここでは100個)連結された金型30を用い、金属板20のプレス加工を行う。プレス加工は、例えば、温度650℃〜800℃、圧力数百kg/cm2程度の条件で行う。このプレス加工により、図6(C)に示すような、複数の凹部14aが形成された、平面サイズ40mm角の金属板20a(電極用部材)を、1枚の金属板20から、金型30のユニット31の個数分得る。
尚、ここでは、プレス加工する金属板20として、Cu又はCuを主体とするものを例示したが、電気抵抗が低く、且つ、熱伝導性の良いものであれば、Cu又はCuを主体とするもの以外の他の材料を用いることもできる。例えば、金属板20として、アルミニウム(Al)若しくはAlを主体するもの、銀(Ag)若しくはAgを主体とするもの、又は、ベリリウム銅(BeCu)若しくはBeCuを主体とするもの等を用いることもできる。例えば、金属板20に、Cu等に比べて材料コストの低いAlを用いる場合には、プレス加工条件を、温度370℃〜450℃、圧力数百kg/cm2程度とすることができる。
図7は金属板配置工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL7−L7断面模式図である。
大判の金属板20から切り取られた個々の金属板20aは、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを交互に並べて配置した基板11に対向させて配置する。
その際は、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部に、予め合金半田等の接合部材15を形成しておく。尚、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの端面に、厚さ1μm程度のNiめっきを施しておき、その上に接合部材15を形成してもよい。
そして、金属板20aに形成されている凹部14aが、隣接する一対のp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間隙に配置されるように、金属板20aを位置合わせして配置する。金属板20aをp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの側に押し付けながら、200℃〜250℃の加熱炉を用いて接合部材15を溶融し、その後固化することで、金属板20aと、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとを接合する。
尚、ここでは、予め接合部材15をp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部に形成する場合を例示したが、接合方法はこれに限定されるものではない。例えば、金属板20aの、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部に対応する位置に、予め選択的に接合部材15を形成しておき、このような金属板20aを位置合わせして配置し、接合を行うようにしてもよい。或いは、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部に予め接合部材15の一部を形成し、更に、当該上端部に対応する金属板20aの位置に予め選択的に接合部材15の一部を形成して、位置合わせ後、接合を行うようにしてもよい。
尚、いずれの接合方法を用いても、金属板20aとp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとを確実に接合することが可能である。
上記のようにして金属板20aを接合した後は、金属板20aを切断加工し、図1に示したような、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bを接続する上側電極14を形成する。金属板20aの切断加工には、プレス機等を利用することができる。その場合には、例えば、図7(B)に示すように、金属板20aの、凹部14aと、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの上方部分とを含む領域の外周に対応する部分にエッジ部201を備えた金型200を用いることができる。
これにより、p型熱電変換素子12a、n型熱電変換素子12b、下側電極13及び上側電極14等を含む直列回路が形成される。この直列回路の末端となる下側電極13には、図1に示したように、リード線17,18が接続される。
以上の工程により、図1に示したような、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間に凹部14aが設けられるように接合された上側電極14を備える熱電変換モジュール10が形成される。
尚、以上の説明では、主に、凹部14aとして断面円弧状のものを例にして説明したが、凹部14aの形状はこれに限定されるものではなく、例えば、断面逆三角形状とすることもできる。この場合には、上記図6のプレス加工工程において、a方向に見たときの形状が三角形状の凸部を形成した金型を用意し、そのような金型を用いて金属板20のプレス加工を行うようにすればよい。
また、以上の説明では、上側電極14を、断面円弧状又は断面逆三角形状の凹部14aの凸面側が基板11側になるように配置する場合を例示したが、上側電極14は、凹部14aの凸面側が基板11側と反対側になるように配置することもできる。この場合には、上記図7の金属板20aの配置工程において、金属板20aを表裏反転して配置し、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとの接合を行うようにすればよい。
また、以上の説明では、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに用いる熱電変換材料として、BiSbTe,BiTeSeといったBiTe系材料を用いる場合を例示したが、その他の材料を用いることもできる。
例えば、BiTe系(BiTe,SbTe,BiSe及びこれらの化合物)の材料のほか、PbTe系(PbTe,SnTe,AgSbTe,GeTe及びこれらの化合物)の材料を用いることもできる。また、SiGe系(Si,Ge,SiGe)の材料、シリサイド系(FeSi,MnSi,CrSi)の材料を用いることもできる。また、スクッテルダイト系(MX3又はRM412と表される化合物。M=Co,Rh,Ir;X=As,P,Sb;R=La,Yb,Ce)の材料を用いることもできる。また、遷移金属酸化物系(NaCoO,CaCoO,ZnInO,SrTiO,BiSrCoO,PbSrCoO,CaBiCoO,BaBiCoO)の材料を用いることもできる。また、亜鉛アンチモン系(ZnSn)の材料を用いることもできる。また、ホウ素化合物(CeB,BaB,SrB,CaB,MgB,VB,NiB,CuB,LiB)の材料を用いることもできる。また、クラスター固体(Bクラスター,Siクラスター,Cクラスター,AlRe,AlReSi)の材料を用いることもできる。また、酸化亜鉛系(ZnO)の材料を用いることもできる。また、カーボンナノチューブを用いることもできる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図8は第2の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL8−L8断面模式図である。尚、図8では、図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図8には、上側電極41に断面逆三角形状に曲折した凹部41aを設けている熱電変換モジュール40を例示している。このような熱電変換モジュール40は、例えば、次のようにして形成することができる。
図9は金属板配置工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL9−L9断面模式図である。
まず、上記同様、基板11上に接合部材16を介して下側電極13を配置し(図4)、下側電極13上に接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介してp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置する(図5)。
次いで、図9に示すように、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上に、接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介して、予め40mm角にカットされた、例えば厚さ0.1mmの金属板50(電極用部材)を接合する。
図10はプレス加工及び切断加工工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL10−L10断面模式図である。
金属板50の接合後は、金属板50を上側電極41のサイズに切断するためのエッジ部61bと、上側電極41の凹部41aを形成する部分に設けられた凸部61aとが形成された金型60を用い、金属板50のプレス加工及び切断加工を行う。尚、図10には、金型60によるプレス加工及び切断加工後の状態を例示している。
これにより、p型熱電変換素子12a、n型熱電変換素子12b、下側電極13及び上側電極41等を含む直列回路が形成される。この直列回路の末端となる下側電極13には、図8に示したように、リード線17,18が接続される。
以上の工程により、図8に示したような熱電変換モジュール40が形成される。このような方法により熱電変換モジュール40を形成する場合、図9の工程で用いる金属板50としては、Cu板又はCuを主体とする金属板、Al板又はAlを主体とする金属板等を用いることが可能である。中でもAl板又はAlを主体とする金属板は好適である。Al板は、銅板に比べて弾性率が小さい。そのため、図9に示すように金属板50をp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bと接合した後、図10に示すように金型60によるプレス加工及び切断加工を行っても、当該接合した部分に加わる力を抑えることが可能になる。
ここで、熱電変換モジュール40を、その上下に繰り返し温度差が発生するような条件で動作させ、発電モジュールとしての性能を調査した結果について述べる。
ここでは、上側電極14をAl板により形成した熱電変換モジュール40を用いた。熱電変換モジュール40に繰り返し与える上側と下側の温度差は0℃から80℃とした。比較のため、上記図3に示した熱電変換モジュール2000で、平板の上側電極1010にAl板を用いたものについても、同条件でその性能を調査した。その結果、熱電変換モジュール40は、熱電変換モジュール2000に比べ、約20%の寿命増加が認められた。上記の図9及び図10に示したような方法により形成された熱電変換モジュール40によっても、繰り返しの温度変化に対して高い信頼性を確保することができると言える。
次に、第3の実施の形態について説明する。
この第3の実施の形態では、予めプレス加工により所定形状の個々の上側電極14を形成し、それを用いて熱電変換モジュール10の組み立てを行う場合について説明する。
尚、基板11上に接合部材16を介して下側電極13を配置し(図4)、下側電極13上に接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介してp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置する(図5)工程は、上記と同様である。このように配置されるp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合する個々の上側電極14は、次のようなプレス加工により形成する。
図11は金属板プレス加工工程の一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)の要部拡大模式図、(C)はプレス加工後の金属板の斜視模式図である。
プレス加工する金属板70(電極用部材)には、例えば、厚さ0.1mm、平面サイズ400mm×400mmの、例えばCu又はCuを主体とする大判のものを用いることができる。
金属板70をプレス加工する際の金型80は、図11(A)に示すように、1個分の熱電変換モジュール10のサイズに相当するユニット81が、縦に10個、横に10個、計100個連結されている。
個々のユニット81の、プレス加工時に金属板70と対向させる面側には、図11(B)に示すように、金属板70を、1個分の熱電変換モジュール10に相当するサイズに切断するための第1エッジ部81bが設けられている。更に、個々のユニット81には、金属板70から1個分の熱電変換モジュール10に使用される個々の上側電極14(ここでは12枚)を切断するための第2エッジ部81cが設けられている。
また、第2エッジ部81cに囲まれた領域には、上側電極14の凹部14aを形成する部分に、例えば、図11(B)に示すように、a方向に見たときの形状が円弧状になる、凸部81aが設けられている。
尚、ここでは、第1,第2エッジ部81b,81c及び凸部81aを備える金型80を例示したが、第1,第2エッジ部81b,81c及び凸部81aのうち、第2エッジ部81cと凸部81aのみを備える金型80を用いてもよい。
このようなユニット81が複数(ここでは100個)連結された金型80を用い、金属板70のプレス加工を行う。プレス加工は、例えば、温度650℃〜800℃、圧力数百kg/cm2程度の条件で行う。このプレス加工により、凹部14aが形成された、平面サイズ約3mm×5mmの、複数の上側電極14を得る。
このようにして得られる個々の上側電極14を、それぞれ、隣接する一対のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上に、接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介して、接合する。
図12は接合工程の一例の断面模式図である。
上側電極14の接合にあたっては、例えば、図12に示すような治具90を用いることができる。この治具90には、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合する上側電極14の配置に対応した位置に、窪み91が設けられている。
治具90は、例えば、ステンレス等の金属を用いて形成することができる。また、治具90は、後に行う接合時の温度、例えば200℃〜250℃程度の耐熱温度があれば、その全部又は一部にガラスや樹脂を用いて形成することもできる。例えば、治具90の一部にガラスや樹脂を用いる場合には、窪み91を形成した上層部分、或いは、異なる窪み91の間の部分を、ガラスや樹脂で形成し、それを平板の金属上に設ける。
治具90を用いた上側電極14の接合では、まず、先のプレス加工によって個々に切断された上側電極14を、治具90の窪み91の中にそれぞれ配置する。このとき、上側電極14は、その凹部14aが上(窪み91の間口側)を向くようにして配置する。
そして、基板11上に接合部材16、下側電極13、接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介してp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置したものを、上下反転させた状態で治具90側に近付けていく。
尚、これに先立ち、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部には、予め接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を形成しておく。また、当該上端部と上側電極14上、或いは上側電極14上のみに、予め接合部材15を形成しておいてもよい。
その後、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを治具90の上側電極14側に押し付けながら、200℃〜250℃の加熱炉を用いて接合部材15を溶融し、その後固化する。それにより、上側電極14と、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとを接合する。
このような治具90を用いることにより、プレス加工によって個々に切断した上側電極14を形成した後、それらの上側電極14を一括でp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合することができる。
また、上側電極14の接合に用いる治具には、次の図13に示すようなものを用いることもできる。
図13は接合工程の別例の断面模式図である。
図13の接合工程に用いる治具100には、上記の治具90と同様に上側電極14が配置される複数の窪み101が設けられており、更に、各窪み101に、配置される上側電極14をその間口側に付勢する一対のバネ102が取り付けられている。各窪み101の一対のバネ102は、配置される上側電極14の凹部14aを挟んだ一方の側と他方の側に対応する位置に、それぞれ1つずつ取り付けられている。
このようなバネ102が取り付けられた各窪み101にそれぞれ、プレス加工によって切断された上側電極14を配置し、そこにp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを接合する。
このような治具100を用いた場合には、たとえ基板11上方に配置したp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに高さ方向Hのばらつきが生じていても、接合時には、それらのばらつきに応じた高さに上側電極14がバネ102で持ち上げられる。即ち、窪み101内の一方のバネ102は、上側電極14の凹部14aを挟んだ一方の側をp型熱電変換素子12aに押し付け、凹部14aを挟んだ他方の側をn型熱電変換素子12bに押し付ける。上側電極14は、凹部14aを設けているため、このような凹部14aを挟んだ両側の、高さばらつき程度の独立した変位が可能になっている。
このように、窪み101にバネ102を取り付けた治具100を用いることにより、高さばらつきのあるp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bにも、未接合部分を発生させず、確実に上側電極14を接合することができる。
例えば、先に例示したBiTe系の材料は、比較的脆いために、加工後に得られる個々のp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの高さに設計値からのずれ(例えば数μm〜数十μm程度)が生じる場合がある。このような場合にも、上記の治具100では、上側電極14を確実に接合することができるため、信頼性の高い熱電変換モジュール10を、歩留まり良く、形成することができる。
尚、第3の実施の形態における以上の説明においては、凹部14aが形成されている個々の上側電極14を予めプレス加工により形成し、それを、治具90又は治具100を用いて、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合するようにした。このほか、次の図14〜図17に示すように、凹部14aを形成しながら接合を行い、熱電変換モジュール10を組み立てることもできる。
図14は接合前の状態の一例の断面模式図である。
この方法では、図14に示すように、予め凹部14aを形成していない、平板の上側電極14(電極用部材)を用いる。このような上側電極14は、例えば、図11に示したような金属板70のプレス加工の段階で、第1エッジ部81b及び第2エッジ部81c(又は第2エッジ部81cのみ)を有しているが凸部81aを有していない金型を用いることで、得ることができる。
このような上側電極14の接合に用いる治具110には、図14に示すような、各窪み111内に凸部111aと、その凸部111aを挟んだ両側に1つずつバネ112が取り付けられたものを用いる。各窪み111の凸部111aは、配置される平板の上側電極14に形成する凹部14aに対応する位置に設けられる。
このような各窪み111に平板の上側電極14をそれぞれ配置した後、上側電極14と、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとの接合を行う。
図15は第1接合工程の一例の断面模式図、図16は第2接合工程の一例の断面模式図である。
まず、図15に示すように、基板11上に接合部材16、下側電極13、接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介してp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置したものを、上下反転させた状態で治具90側に近付けていく。その際、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの上端部には、予め接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を形成しておく。尚、当該上端部と上側電極14上、或いは上側電極14上のみに、予め接合部材15を形成しておいてもよい。
次いで、図16に示すように、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを治具110の上側電極14側に押し付けながら、200℃〜250℃の加熱炉を用いて接合部材15を溶融し、その後固化する。このとき、上側電極14には、窪み111に設けた凸部111aによって凹部14aが形成される。それと共に、上側電極14は、窪み111に設けた凸部111a両側のバネ112により、凸部111aを挟んだ一方の側がp型熱電変換素子12aに押し付けられ、他方の側がn型熱電変換素子12bに押し付けられる。
即ち、元々平板であった上側電極14は、この接合の段階で、凹部14aを有する形状に変形されると共に、その凹部14aを挟んだ両側がそれぞれp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合される。更に、バネ112により、たとえp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに高さのばらつきが生じていても、それらのばらつきに応じた高さに上側電極14がバネ112で持ち上げられるため、確実に上側電極14と接合することができる。
図17は接合後の状態の一例の断面模式図である。
上記のようにして上側電極14を、凹部14aを形成した状態でp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bと接合した後は、得られた熱電変換モジュール10を治具110から分離する。
このような治具110を用いた接合方法によっても、信頼性の高い熱電変換モジュール10を、歩留まり良く、形成することができる。
尚、ここでは、窪み111に凸部111a及びバネ112を設けた治具110を用いたが、凸部111a及びバネ112のうち、凸部111aのみを設けた治具110を用いても、上側電極14の接合段階で凹部14aを形成することは可能である。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図18は第4の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図であって、(A)は斜視模式図、(B)は(A)のL18−L18断面模式図である。尚、図18では、図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図18に示す熱電変換モジュール120は、基板11上方に配置したp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間を、可撓性を有する導電部材121(電極)によって電気的に接続している。導電部材121には、例えば、可撓性のベース材と、銅箔等を用いて形成した配線とを含む、フレキシブル配線を用いることができる。
このような熱電変換モジュール120は、例えば、次のようにして形成することができる。
まず、上記同様、基板11上に接合部材16を介して下側電極13を配置し(図4)、下側電極13上に接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介してp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを配置する(図5)。
その後、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bを、導電部材121によって電気的に接続する。例えば、導電部材121にフレキシブル配線を用いる場合には、予めフレキシブル配線をその両端部に配線が露出する状態に加工しておき、露出させた両端部を半田等の接合部材を用いてp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bにそれぞれ接合する。
このようにして導電部材121を接合する際には、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bの間隙部において、導電部材121が撓んで曲折した部分を有するように、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合する。
これにより、導電部材121で電気的に接続されたp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bとは、その導電部材121によっては拘束されることがない。そのため、熱電変換モジュール120の温度変化時の応力、歪みの発生を、効果的に抑制することができる。その結果、信頼性の高い熱電変換モジュール120が得られるようになる。
ここで、熱電変換モジュール120を、その上下に繰り返し温度差が発生するような条件で動作させ、発電モジュールとしての性能を調査した結果について述べる。
ここではフレキシブルCu配線を用いた熱電変換モジュール120を用い、そのフレキシブル配線の温度耐性に基づき、繰り返し与える上側と下側の温度差を0℃から40℃とした。比較のため、上記図3に示した熱電変換モジュール2000で、平板の上側電極1010にCu板を用いたものについても、同条件でその性能を調査した。その結果、熱電変換モジュール120では、少なくとも熱電変換モジュール2000で故障が認められない間は、故障が認められなかった。
尚、上記の説明では、導電部材121にフレキシブル配線を用いた場合を例示したが、このほか、導電部材121には、各接続箇所につき、少なくとも1本のリード線、少なくとも1本のボンディングワイヤ等の線状部材を用いることもできる。リード線は、上記フレキシブル配線と同様の手法を用いてp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに接合することが可能である。また、ボンディングワイヤは、例えば、ワイヤボンディング装置を用い、上端部に接合部材を形成したp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bにボンディングすることが可能である。
このような導電部材121を用いた熱電変換モジュール120では、例えば、p型熱電変換素子12a又はn型熱電変換素子12bとの接合部分で断線等の故障が発生した場合にも、板状の電極等に比べて容易にその故障箇所を修復することができる。
また、導電部材121として、薄いもの、細いもの、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとの接点が小さいもの等を選択することができるため、導電部材121での熱損失を抑えることができる。その結果、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bに効率的に熱が伝わるようになるため、熱電変換モジュール120の熱電変換効率を向上させることが可能になる。
次に、第5の実施の形態について説明する。
図19は第5の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。尚、図19では、図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図19に示す熱電変換モジュール130は、n型熱電変換素子12bのみを用いて形成されている。そして、電極131が、一のn型熱電変換素子12bの上端部と、そのn型熱電変換素子12bに隣接する別のn型熱電変換素子12bの下端部とを電気的に接続するように配置されている。尚、末端のn型熱電変換素子12bには、板状の電極132が接続されている。隣接するn型熱電変換素子12b間を電気的に接続する電極131は、一部を波状にすることにより、それに伸縮性(バネ性)を持たせている。熱電変換モジュール130では、このような電極131により、複数のn型熱電変換素子12bが直列に接続されている。
このような熱電変換モジュール130のn型熱電変換素子12bには、例えば、CaMnO3等の酸化物系の材料を用いて形成されるものを使用することができる。
上記のような波状の部分を有する電極131は、プレス加工により形成することができる。即ち、例えば、所定形状の上型と下型とを有する金型を使用し、金属板から、隣接するn型熱電変換素子12bの端部と接合する2つの平坦部131aと、それら平坦部131a間の波状部131bとを有する個々の電極131を形成する。
このようにして形成した電極131が用いられ、一のn型熱電変換素子12bの上端部と、そのn型熱電変換素子12bに隣接する別のn型熱電変換素子12bの下端部とが、接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介して電極131で接続される。このような接続状態の複数のn型熱電変換素子12bが、基板11上方に配置されている。基板11と電極131とは、接合部材16を用いて接合される。
このような熱電変換モジュール130によれば、温度変化時の応力、歪みの発生を、効果的に抑制することができる。
ここで、熱電変換モジュール130を、その上下に繰り返し温度差が発生するような条件で動作させ、発電モジュールとしての性能を調査した結果について述べる。
ここではn型熱電変換素子12bに酸化物系材料を用いた熱電変換モジュール130を用い、その酸化物系材料の温度耐性に基づき、繰り返し与える上側と下側の温度差を0℃から500℃とした。比較のため、上記のような波状部131bを形成していない熱電変換モジュールを形成し、その熱電変換モジュールについて、同条件でその性能を調査した。その結果、熱電変換モジュール130では、少なくとも比較用の熱電変換モジュールで故障が認められない間は、故障が認められず、約10%の寿命増加も認められた。
尚、ここではn型熱電変換素子12bのみを用いた熱電変換モジュール130の場合を例示したが、p型熱電変換素子12aのみを用い、上記のような電極131を用いて、熱電変換モジュールを形成することもできる。
また、ここでは電極131を用いる場合を例示したが、このような電極131に替えて、フレキシブル配線等の可撓性を有する導電部材を電極に用いることもできる。この場合には、一の熱電変換素子の上端部と、その熱電変換素子に隣接する別の熱電変換素子の下端部とを電気的に接続する可撓性導電部材に、撓み(曲折部)を持たせるようにすればよい。
次に、第6の実施の形態について説明する。
図20は第6の実施の形態に係る熱電変換モジュールの一例の説明図である。尚、図20では、図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図20に示す熱電変換モジュール140は、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bが、それらの中央部で基板142に支持されている。そして、隣接するp型熱電変換素子12aとn型熱電変換素子12bが、上端部側、下端部側共に、凹部141aを有する電極141によって電気的に接続されている。
基板142には、例えば、厚さ0.8mm、平面サイズ4mm角のアルミナ基板を用いることができる。基板142には、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bが貫通する貫通孔が設けられている。
電極141には、上記第1〜第3の実施の形態で述べた上側電極14,41と同様のものを用いることができる。また、電極141と、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bとは、上記第1〜第3の実施の形態で述べたような方法を用い、接合部材15(又はNiめっきと接合部材15)を介して接合することができる。
このような熱電変換モジュール140では、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bが、それらの中央部で基板142に支持されているため、動作時の温度変化に対する上端部側及び下端部側の自由度を確保することができる。更に、この熱電変換モジュール140では、電極141に凹部141aを設けているため、電極141が、温度変化によるp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの変位に伴って変形し、応力、歪みの発生が効果的に抑制される。
ここで、熱電変換モジュール140を、その上下に繰り返し温度差が発生するような条件で動作させ、発電モジュールとしての性能を調査した結果について述べる。
ここでは上記熱電変換モジュール140を用い、繰り返し与える上側と下側の温度差を0℃から80℃とした。比較のため、上記のような凹部141aを形成していない平板の電極を用いた熱電変換モジュールを形成し、その熱電変換モジュールについて、同条件でその性能を調査した。その結果、熱電変換モジュール140では、少なくとも比較用の熱電変換モジュールで故障が認められない間は、故障が認められなかった。
尚、ここではp型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bの両端部側に、凹部141aを設けた電極141を配置するようにしたが、一方の端部側にだけこのような電極141を配置した場合にも、一定の効果を得ることが可能である。
また、電極141に替えて、フレキシブル配線等の可撓性を有する導電部材を用い、そのような導電部材で少なくとも一方の端部側を接続し、p型熱電変換素子12a及びn型熱電変換素子12bを電気的に接続することもできる。また、一方の端部側をこのような可撓性導電部材で接続し、他方の端部側を上記の電極141を用いて形成することもできる。
尚、以上の説明において、個々の上側電極14及び電極141には、それぞれ凹部14a及び凹部141aを1つずつ設けるようにした。このほか、熱電変換モジュールの一対の熱電変換素子150a,150bの電気的接続には、図21(A)のように複数の凹部160aを設けた電極160を用いたり、図21(B)のように波状部170bを設けた電極170を用いたりすることもできる。このような電極160,170によっても、温度変化による熱電変換素子の変位に起因した応力、歪みの発生を効果的に抑制することが可能である。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 一対の熱電変換素子と、
前記一対の熱電変換素子を電気的に接続し、前記一対の熱電変換素子間に曲折部を有する電極と、
を含むことを特徴とする熱電変換モジュール。
(付記2) 前記電極は、板状部材であることを特徴とする付記1に記載の熱電変換モジュール。
(付記3) 前記電極は、少なくとも1本の線状部材を含むことを特徴とする付記1に記載の熱電変換モジュール。
(付記4) 前記一対の熱電変換素子は、n型熱電変換素子とp型熱電変換素子の対であることを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
(付記5) 前記一対の熱電変換素子は、n型熱電変換素子の対、又はp型熱電変換素子の対であることを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
(付記6) 一対の熱電変換素子を配置する工程と、
前記一対の熱電変換素子に、前記一対の熱電変換素子間に曲折部を有する電極を電気的に接続する工程と、
を含むことを特徴とする熱電変換モジュールの製造方法。
(付記7) 前記一対の熱電変換素子に前記電極を電気的に接続する工程は、
電極用部材に前記曲折部を形成する工程と、
前記電極用部材を、前記曲折部を前記一対の熱電変換素子間に配置して前記一対の熱電変換素子に電気的に接続する工程と、
前記電極用部材の、前記曲折部と、前記一対の熱電変換素子の上方部分とを含む領域の外周を切断し、前記電極を形成する工程と、
を含むことを特徴とする付記6に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記8) 前記一対の熱電変換素子に前記電極を電気的に接続する工程は、
電極用部材を前記一対の熱電変換素子の上方に配置して前記一対の熱電変換素子に電気的に接続する工程と、
前記電極用部材の前記一対の熱電変換素子間の部分に前記曲折部を形成すると共に、前記電極用部材の、前記曲折部と、前記一対の熱電変換素子の上方部分とを含む領域の外周を切断し、前記電極を形成する工程と、
を含むことを特徴とする付記6に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記9) 前記一対の熱電変換素子に前記電極を電気的に接続する工程は、
前記曲折部を有する前記電極を形成する工程と、
前記電極を、前記曲折部を前記一対の熱電変換素子間に配置して前記一対の熱電変換素子に電気的に接続する工程と、
を含むことを特徴とする付記6に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記10) 前記電極が配置される窪みを有する治具を用い、前記窪みに配置した前記電極に前記一対の熱電変換素子を押し付け、電気的に接続することを特徴とする付記9に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記11) 前記窪みには、配置される前記電極を付勢するバネが配置されていることを特徴とする付記10に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記12) 前記一対の熱電変換素子に前記電極を電気的に接続する工程は、
電極用部材を前記電極のサイズに切断する工程と、
切断された前記電極用部材の前記一対の熱電変換素子間に前記曲折部を形成して前記電極を形成すると共に、前記電極を前記一対の熱電変換素子に電気的に接続する工程と、
を含むことを特徴とする付記6に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記13) 切断された前記電極用部材が配置される窪みと、前記窪みに設けられた凸部とを有する治具を用い、前記窪みに配置した、切断された前記電極用部材に前記一対の熱電変換素子を押し付け、前記凸部によって前記曲折部を形成して前記電極を形成すると共に、前記電極を前記一対の熱電変換素子に電気的に接続することを特徴とする付記12に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
(付記14) 前記窪みには、配置される前記電極を付勢するバネが配置されていることを特徴とする付記13に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
10,40,120,130,140,1000,2000 熱電変換モジュール
11,142,1020 基板
12a p型熱電変換素子
12b n型熱電変換素子
13 下側電極
14,41,1010 上側電極
14a,41a,141a,160a 凹部
15,16 接合部材
17,18 リード線
20,20a,50,70 金属板
30,60,80,200 金型
31,81 ユニット
31a,61a,81a,111a 凸部
31b,61b,201 エッジ部
81b 第1エッジ部
81c 第2エッジ部
90,100,110 治具
91,101,111 窪み
102,112 バネ
121 導電部材
131,132,141,160,170 電極
131a 平坦部
131b,170b 波状部
150a,150b 熱電変換素子

Claims (6)

  1. 一対の熱電変換素子と、
    前記一対の熱電変換素子を電気的に接続し、前記一対の熱電変換素子間に曲折部を有する電極と、
    を含むことを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記電極は、板状部材であることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記電極は、少なくとも1本の線状部材を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記一対の熱電変換素子は、n型熱電変換素子とp型熱電変換素子の対であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記一対の熱電変換素子は、n型熱電変換素子の対、又はp型熱電変換素子の対であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  6. 一対の熱電変換素子を配置する工程と、
    前記一対の熱電変換素子に、前記一対の熱電変換素子間に曲折部を有する電極を電気的に接続する工程と、
    を含むことを特徴とする熱電変換モジュールの製造方法。
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