JP2011028717A - 治療支援プログラム、その記録媒体および治療支援システム - Google Patents

治療支援プログラム、その記録媒体および治療支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援し得るコンピュータプログラム、その記録媒体およびシステムを提供する。
【解決手段】登録システム20では、スレーブコンピュータ21による蓄尿分析データ取込処理により保冷24時間蓄尿60を分析して得られた蓄尿分析データの入力を受け付け、スレーブコンピュータ21による演算処理により蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い、患者の生活習慣に関する生活指導情報として、食事摂取に関するものや身体運動に関するものを生成する。また、演算処理により蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者の腎疾患に関する治療指針情報を生成する。そして、ディスプレイ表示処理や前所定回分印刷処理により生活指導情報および治療指針情報をディスプレイ22やプリンタ24に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、腎疾患、腎疾患に関係する生活習慣病(糖尿病、心臓疾患、高血圧症、脂質異常症等)およびその予備軍の治療を支援するプログラム、その記録媒体およびシステムに関するもので、特に、糖尿病、腎疾患、高脂血症、高血圧症、虚血性心疾患、虚弱症、筋力低下、悪性腫瘍、脳血管障害、認知症等の原疾患を有する患者に有効なものである。
一般に、在宅中の患者が24時間の間に排泄する尿を全量蓄尿することは煩雑かつ困難であるとの誤解がある。即ち、温度管理のされていない24時間蓄尿では、その温度環境によっては尿中で細菌が繁殖し得るため尿中の窒素化合物が細菌繁殖の窒素源として消費されたり、またウレアーゼが尿素をアンモニア等に分解することから、尿素が減量してしまい本来全量蓄尿により得られるべきデータを取得することは難しいとされている。
このため、腎臓病の診断に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される「ヒト腎臓疾患の診断」があるが、この開示技術に代表されるように、医療現場では、一時期にのみ採取される「スポット尿」を用いて「尿中クレアチニン1g当たりの尿蛋白量」や「スポット尿の蛋白濃度をクレアチニン濃度により除した値」を1日尿蛋白量に代用する方式が採られている。
ところが、昼間と夜間とでは尿蛋白の排泄量が大きく異なり、また尿細管によりクレアチニンの排泄状況は個人差が大きいことから、必ずしも尿蛋白の排泄量がクレアチニンの排泄状況と一致しない。そこで、本願発明者は、下記特許文献2に開示される「貯尿保冷ボックス」の開発を依頼して在宅中の患者が24時間の間に排泄した尿を細菌等の繁殖が抑制される10℃以下に保たれる保冷24時間蓄尿を可能にした。
特表2002−543386号公報 特開2006−162532号公報
ところで、前述のように、これまでは一般に、在宅中の患者による24時間全量蓄尿は煩雑かつ困難であるとされてきたことから、24時間蓄尿により得られる生活習慣に関する有用なデータがあるにもかかわらず、それに基づいた個々の患者に対する生活指導等は十分には行われていなかった。即ち、在宅中の患者においては、日常的な採血は当該患者の負担を考慮すると困難であるため、一時期的な採血による血液データに基づいて治療方針が決定されるのが一般的で、本来は患者ごとに異なるはずである生活習慣についてはあまり考慮された治療は多くはなされていなかった。
また、保冷24時間蓄尿を分析したデータを数千症例以上蓄積することができれば、これまで解析されていない患者ごとに多様な生活習慣の違いをも解析パラメータに含めた多変量解析が可能となろうが、患者が採取した保冷24時間蓄尿を分析しそのデータ等をホストコンピュータに収集可能なコンピュータプログラムを各医療施設に配布したとしても、分析データを収集するには、各医療施設におけるデータ入力の作業等、多大な労力の負担を強いることになる。その反面、集計されたデータは一旦ホストコンピュータで解析された後に各医療施設にフィードバックされるため、臨床現場では即時的には役立ち難い。このため、このようなホストコンピュータによるデータの収集協力を各医療施設に要請しても賛同は得られ難い。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、医師や医療関係者(以下「医師等」)による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援し得るコンピュータプログラム、その記録媒体およびシステムを提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、各医療施設において保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの収集を促進し得るコンピュータプログラム、その記録媒体およびシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載された請求項1,4,7の技術的手段を採用する。これらの手段によると、蓄尿データ取得手段により、患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データを取得し、識別情報取得手段により患者に固有の識別情報を取得し、日付情報取得手段により患者が蓄尿または検診した年月日に関する日付情報を取得する。また、生活指導情報生成手段により蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成し、さらに、治療指針情報生成手段により蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者に関する治療指針情報を生成して、データ登録手段により、生活指導情報と治療指針情報とに、識別情報および日付情報をそれぞれ付加してデータベースに登録する。そして、表集計編集手段によって、データベースに登録されて蓄積された複数の生活指導情報および治療指針情報の中から、患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の生活指導情報および治療指針情報を当該患者に固有の識別情報に基づいて読み出し時系列に並べて集計表に編集して、この集計表をデータ出力手段により出力装置に出力する。このような生活指導情報には、1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度の少なくとも一つ以上が含まれており、また治療指針情報には、24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量の少なくとも一つ以上が含まれている。
また、特許請求の範囲に記載された請求項2,5,8の技術的手段を採用する。これらの手段によると、データ登録手段は、蓄尿分析データに識別情報および日付情報を付加してデータベースに登録する。
さらに、特許請求の範囲に記載された請求項3,6,9の技術的手段を採用する。これらの手段によると、血液データ取得手段により、患者の採血を分析して得られた血液分析データを取得し、データ登録手段により、血液分析データに識別情報および日付情報を付加してデータベースに登録する。そして、表集計編集手段により、データベースに登録されて蓄積された複数の血液分析データの中から、患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の血液分析データを当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出して、複数の生活指導情報および治療指針情報に加えて前記集計表に編集し、この血液分析データを含む集計表をデータ出力手段により出力装置に出力する。
請求項1,4,7の各発明では、出力装置から出力される集計表には、当該患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の生活指導情報および治療指針情報が時系列に並べて編集されており、生活指導情報には、1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度の少なくとも一つ以上が含まれており、また治療指針情報には、24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量の少なくとも一つ以上が含まれている。このため、腎疾患等の患者に対して、臨床現場で当該患者に個別対応した即時的に役立つ有用な情報として時系列的に並べられたものを提供することができる。したがって、例えば、当該患者の担当医は、臨床現場でこれら時系列的な変化がわかる情報に基づいて生活習慣に対する生活指導等を当該患者に行うことができるので、医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援することができる。
請求項2,5,8の各発明では、蓄尿分析データに識別情報および日付情報を付加してデータベースに登録するので、当該患者に個別に対応した臨床現場では即時的に役立つ有用な情報を提供する一方で、当該蓄尿分析データの収集もそれに付随して行われる。したがって、生活習慣の改善指針や治療指針の提案をサポートする臨床支援ツールとしても機能するととにもに当該蓄尿分析データの収集ツールとしても機能するので、各医療施設において保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの収集を促進することができる。
請求項3,6,9の各発明では、出力装置から出力される集計表には、当該患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の血液分析データも、複数の生活指導情報および治療指針情報に加えて、時系列に並べて編集されているので、これらの血液分析データから得られる情報(例えば、尿素窒素(血清),血清クレアチニン,血清アルブミン濃度,尿酸(血清),ナトリウム(血清),カリウム(血清),無機リン(血清),カルシウム(血清),インタクトPTH(血清),重炭酸イオン,ヘマトクリット(全血),ヘモグロビンA1C(全血))も、臨床現場で当該患者に個別対応した即時的に役立つ有用な情報として時系列的に並べられたものを提供することができる。
本発明の実施形態に係る腎疾患データベース登録システムの構成例を示す説明図である。 本システムを構成するスレーブコンピュータにより実行される腎疾患データベース登録処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示す各サブルーチン(診療データ管理処理、検査データ取込処理、診療データ取込処理)による処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示す各サブルーチン(集計表操作処理、同意書/手順書印刷処理、薬剤データ管理処理)による処理の流れを示すフローチャートである。 図3(A)に示す診療データ管理処理の患者の新規登録処理による入力例を示す説明図である。 図3(B)に示す検査データ取込処理の蓄尿分析データ取込処理による入力例を示す説明図である。 図3(B)に示す検査データ取込処理の血液分析データ取込処理による入力例を示す説明図である。 図3(B)に示す検査データ取込処理の関連データ取込処理による入力例を示す説明図である。 図8に示す関連データ取込処理による入力例の続きを示す説明図である。 図4(A)に示す集計表操作処理の前所定回数分印刷処理による出力例を示す説明図である。
以下、本発明の治療支援プログラム、その記録媒体および治療支援システムの実施形態について図を参照して説明する。本実施形態では、本発明の治療支援システムを、腎疾患データベース登録システム(以下「登録システム」)に適用した例を主に説明することとし、その中で本発明の治療支援プログラムやその記録媒体の適用例を併せて説明する。
なお、本実施形態では、腎疾患、腎疾患に関係する生活習慣病(糖尿病、心臓疾患、高血圧症、脂質異常症等)およびその予備軍の患者の例として、「腎疾患の患者」を想定して説明するが、糖尿病、心臓疾患、高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患、虚弱症、筋力低下、悪性腫瘍、脳血管障害、認知症等の原疾患を有する各患者やその予備軍の患者等についても同様に適用することができる。
[登録システム20の構成]
まず、登録システム20の構成例を図1に基づいて説明する。なお、図1には、登録システム20の構成例を示す説明図が図示されている。
図1に示すように、登録システム20は、腎疾患の患者が通う医療施設αに設けられるコンピュータシステムで、例えば、スレーブコンピュータ21、ディスプレイ22、データベース23、プリンタ24、通信装置26、分析装置28等により構成されている。なお、図1に示すように、医療施設β,γにおいても、登録システム20等が同様に構成されるが、ここでは医療施設αの登録システム20を代表して説明する。
スレーブコンピュータ21は、本発明の腎疾患データ登録プログラムを実行し得る情報処理装置(コンピュータ)で、例えば、汎用仕様のパーソナルコンピュータが用いられ、それに付随したディスプレイ22やキーボード、マウス等の入力装置(図略)を備えている。このスレーブコンピュータ21には、MS-Windows(登録商標)やMac-OS(登録商標)等の汎用OSがインストールされており、さらにその上で動作する汎用の表計算ソフトウェア、例えばエクセル(Excel;登録商標)もインストールされている。また、後述する登録プログラム30もインストールされている。
ディスプレイ22は、スレーブコンピュータ21に接続される出力装置で、当該スレーブコンピュータ21による情報処理の結果等を画面にカラー表示可能に構成されている。本実施形態では、例えば、TFT型の一般的な液晶表示装置が用いられている。
データベース23は、スレーブコンピュータ21に内蔵または外付けされて当該スレーブコンピュータ21に接続されるハードディスク装置、DVD装置、光ディスク装置等の大容量情報記憶装置で、後述するように、腎疾患や当該患者に関連した各種データを登録や格納し得るように構成されている。
プリンタ24は、スレーブコンピュータ21に接続される出力装置で、当該スレーブコンピュータ21による情報処理の結果等を所定用紙にカラー印刷可能に構成されている。本実施形態では、例えば、レーザカラープリンタが用いられている。
通信装置26は、スレーブコンピュータ21とISP(Internet Services Provider;インターネット接続事業者)等との間に介在して当該スレーブコンピュータ21をインターネット100に接続可能にするもので、例えば、ISPがサポートし得るADSLモデムやゲートウェイ等がこれに相当する。
分析装置28は、当該患者の蓄尿サンプル70や血液サンプル80に含まれる成分を分析し得る蓄尿分析手段で、本実施形態では、USB等の汎用インタフェイスを介してスレーブコンピュータ21に接続されている。このため、分析装置28で分析された蓄尿サンプル70の分析データ(蓄尿分析データ)や血液サンプル80の分析データ(血液分析データ)は、スレーブコンピュータ21の取込みソフトウェアによりスレーブコンピュータ21による自動的取込みを可能にしている。つまり、これら蓄尿サンプル70や血液サンプル80の分析データの入力を可能にする入力装置としても機能している。
登録プログラム30は、後述する腎疾患データベース登録処理をスレーブコンピュータ21において実行し得るコンピュータプログラムで、汎用の表計算ソフトウェアをベースに構成されている。本実施形態では、例えば、マイクロソフト社製のエクセル(Excel;登録商標)を用いて使用できるように構成されている。これにより、各医療施設α等で所有するパーソナルコンピュータ上でそのまま使用することができ、また表計算ソフトウェアの特性を活かしてデータベース用のデータ収集を簡易な操作で可能にすることができる。
なお、スレーブコンピュータ21には、例えば、登録プログラム30の販売業者(供給元)から当該医療施設αに配布されたCD−ROMを介してインストールされる。この登録プログラム30は、本発明の腎疾患データ登録プログラムの実施形態の一例であり、また当該CD−ROMは、本発明の腎疾患データ登録プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
貯尿保冷ボックス50は、例えば発泡スチロールからなり、内部にチャック付きのポリエチレン製の蓄尿袋と保冷剤とを収容することで、蓄尿袋中の尿の温度を最初の採尿時を除き10℃以下(平均7℃以下)に保ち得るように構成されている。この貯尿保冷ボックス50は、[背景技術]の欄で述べたように、本願発明者が発泡スチロール製品の設計・製造業者に開発を依頼したもので、その詳細は、特開2006−162532号公報に開示されている。
当該患者は、所定日(蓄尿日)にこの貯尿保冷ボックス50を用いて24時間(所定時間)の間に排泄した尿を10℃以下(平均7℃以下)の保冷環境で蓄尿し、蓄尿終了後に蓄尿袋内の保冷24時間蓄尿60を撹拌、均質化した後、スポイトにより尿を約10ml(ミリリットル)だけ試験管に採取しそれを蓄尿サンプル70として本人が医療施設αに持参する。なお、この試験管には、当該患者名と蓄尿日を記入できるラベルが貼付されているので、これらを記入する。また、このとき医療施設αにより採血されて血液サンプル80を採る。
このように各医療施設α,β,γ等で構成される登録システム20は、インターネット100を介して、データセンタXのセンタシステム10に接続されているので、ここで、センタシステム10の構成を簡単に説明する。
図1に示すように、データセンタX内に構成されるセンタシステム10は、主に、ホストコンピュータ12とデータベース14とからなり、通信装置16を介してインターネット100に接続可能に構成されている。このホストコンピュータ12は、スレーブコンピュータ21よりも情報処理能力が高めに設定された、例えば、ベクトル演算が可能なアレイプロセッサを備えたコンピュータで、またこれに接続されるデータベース14には、例えば、数百テラバイトの大容量ハードディスク装置が用いられる。
このようにデータセンタXのセンタシステム10を構成することで、後述するように、医療施設α,β,γ等の千箇所以上の各医療施設から送られて来る患者ごとの蓄尿分析データや血液分析データをデータベース14に蓄積することができるとともに、蓄積された数千症例以上のデータを多変量解析するにあたってホストコンピュータ12による高速な演算処理が可能となる。なお、このような高速な演算処理を特に必要としない場合には、スレーブコンピュータ21と同様に、例えば、汎用仕様のパーソナルコンピュータをホストコンピュータ12に用いても良い。
[登録システム20による情報処理]
次に、腎疾患データベース登録処理の流れを図2〜図10に基づいて説明する。なお、この処理は、前述した登録プログラム30をスレーブコンピュータ21のエクセルソフトで実行することにより実現される。
図2に示すように、スレーブコンピュータ21で腎疾患データベース登録処理を起動すると、まずステップS101によりメニュー画面(図略)がディスプレイ22に表示される。この画面では、例えば、「診療データ管理」,「検査データ取込み」,「診療データ取込み」,「集計表操作」,「同意書/手順書印刷」,「薬剤データ管理」,「終了」からなる7つのボタンがディスプレイ22に表示されるので、マウス等のポインティングデバイスにより希望する処理内容のボタンを選択する。
続くステップS103では、選択ボタン判断処理が行われる。即ち、ステップS101により選択されたボタンの種類をこの処理で判断し、対応する処理を呼び出して処理を移行する。「診療データ管理」が選択された場合にはステップS200、「検査データ取込み」が選択された場合にはステップS300、「診療データ取込み」が選択された場合にはステップS400、「集計表操作」が選択された場合にはステップS500、「同意書/手順書印刷」が選択された場合にはステップS600、「薬剤データ管理」が選択された場合にはステップS700、にそれぞれ処理を移行する。なお、「終了」が選択された場合には当該腎疾患データベース登録処理を終了する。ここでは、例えば「診療データ管理」が選択されたと仮定して説明を進める。
ステップS103により「診療データ管理」が選択されたと判断すると(S103;「診療データ管理」)、図3(A)に示す診療データ管理処理(S200)に処理を移行する。この処理では、まずステップS201によりカルテ番号(カルテNo)の入力と検診年月日を受け付けるカルテ番号受付処理が行われる。この処理は、受診する当該患者に固有のカルテ番号(識別情報)の入力を受け付けるもので、例えば、キーボード等の入力装置により当該患者に該当するカルテ番号や検診日を入力する(識別情報取得手段、日付情報取得手段、年月日情報取得手段)。
次のステップS202では、ステップS201により入力されたカルテ番号が新規であるか否か、つまり過去に使用されていないかを判断する処理が行われる。例えば、データベース23に格納されているカルテ番号リストを検索し当該番号が存在するか否かを判断する。そして、存在していない場合には(S202;Yes)、続くステップS203に処理を移行して当該患者の新規登録処理を行う。一方、既に存在している場合には(S202;No)、新規登録処理を行う必要はないので、ステップS206に移行する。
ステップS203では、当該患者の新規登録処理が行われる。この処理では、例えば、図5に示すような入力画面がディスプレイ22に表示されるので、これに従って所定の必要事項をキーボード等の入力装置により入力する。図5の表示例では、当該患者の漢字、片仮名等による氏名の入力や、生年月日(年齢)、性別、居住地の都道府県名等の当該患者に関する個人情報や、さらには記入日、記入者、検査日等の付随情報、といった腎疾患の診療等の基礎となるデータ(診療データ)を入力し得るように構成されている。なお、カルテ番号はステップS201で入力したものが予め入力されている。また、医療施設の情報として、病・医院施設情報を入力する欄もあるが、これらの各入力枠内はカルテ番号と同様、既入力の状態で表示されている。また、生年月日から記入日に至るまでの年月数を算出することにより年齢(○○歳△△ヶ月)が得られる。
続くステップS204では、ステップS203により入力された当該患者の新規登録情報をデータベース23に登録するデータベース登録処理が行われる。これにより、カルテ番号リストに当該番号が登録されるとともに、当該新規登録情報が当該カルテ番号に関連付けられてデータベース23に格納される。
ステップS206は、ステップS202により、既に存在していると判断された場合(S202;No)に行われる登録情報読出処理で、当該患者に関する個人情報等をデータベース23から読み出される。これら当該患者の診療データは、図2に示す「検査データ取込み」や「診療データ取込み」等に用いられる。
このような一連の診療データ管理処理が終了すると、図2に示すステップS101に戻ってディスプレイ22にメニュー画面を表示して選択ボタンの入力を待つ。今度は、例えば「検査データ取込み」が選択されたと仮定して説明を続ける。
ステップS103により「検査データ取込み」が選択されたと判断すると(S103;「検査データ取込み」)、図3(B)に示す検査データ取込処理(S300)に移行する。この処理では、まずステップS301により診察番号を取得する診察番号取得処理が行われる。この診察番号は、例えば5桁(00001〜99999)で管理されており、連続またはランダムに発生させて全番号を使い切らない限り同一番号は発生しないように管理されている。なお、カルテ番号の取得は、先ほど説明した診療データ管理処理(S200)により既に取得されているので、それを参照する。
続くステップS302では、蓄尿分析データを取り込む蓄尿分析データ取込処理(蓄尿データ取得手段、蓄尿データ受付手段)が行われる。本実施形態では、分析装置28とスレーブコンピュータ21とが汎用インタフェイスを介して接続されているので、当該患者が持参した蓄尿サンプル70を分析装置28にセットすると、分析装置28により保冷24時間蓄尿60の成分分析が自動的にされてその分析結果として蓄尿分析データがスレーブコンピュータ21に出力される。つまり、スレーブコンピュータ21では、当該患者の蓄尿分析データを分析装置28から自動的に取り込むことができる。このとき、蓄尿サンプル70が入った試験管のラベルから、当該患者名と蓄尿日を読み取ってこれらの情報をスレーブコンピュータ21に入力する(日付情報取得手段、年月日情報取得手段)。目視による場合にはキーボード等の入力装置により入力され、また画像認識デバイスによる場合には所定の入力インタフェイスを介して自動入力される。
分析装置28から自動的に取り込まれた結果として、例えば、図6に示す入力画面中の尿中成分(Cre(クレアチニン),UN(尿素窒素),Na(ナトリウム),K(カリウム),P(隣),Mg(マグネシウム),蛋白)が入力済みとしてディスプレイ22に表示される。つまり、蓄尿分析データとして、これら各成分の尿中濃度が得られる。なお、尿量や肉魚摂取量は、例えば、調査票や問診等により得られた情報をキーボード等の入力装置を介して入力する。
次のステップS303では、血液分析データを取り込む血液分析データ取込処理(血液データ取得手段)が行われる。この処理も、ステップS302と同様に、当該患者から採血した血液サンプル80を分析装置28にセットすると、分析装置28により当該血液の成分分析が自動的にされてその分析結果として血液分析データがスレーブコンピュータ21に出力される。つまり、スレーブコンピュータ21では、当該患者の血液分析データも分析装置28から自動的に取り込むことができる。
分析装置28から自動的に取り込まれた結果として、例えば、図7に示す入力画面中の血中成分(Cre(クレアチニン))が入力済みとしてディスプレイ22に表示される。なお、血中成分、Hb(ヘモグロビン)、Ht(ヘマトクリット)、血清Fe(鉄)、フェリチン、TIBC(総鉄結合能)、Alb(アルブミン)、各コレステロール、UN(尿素窒素)、BUN(血中尿素窒素)、Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)、P(隣)、Mg(マグネシウム)、CRP(C−反応性蛋白質)、血糖、HbA1C(グリコヘモグロビンA1C)、インタクトPTH(副甲状腺ホルモン)、HBs(B型肝炎)、HCV(C型肝炎ウイルス)、シスタチンC精密検査、ペントシジンの欄があり、分析装置28により測定されていればこれらの各欄に数値が入る。
なお、このように分析装置28によることなく、蓄尿サンプル70や血液サンプル80の分析作業を外部の分析センター等に外注する場合(外注検査を依頼する場合)には、当該分析センターで分析した結果が蓄尿分析データや血液分析データとして、情報記録媒体(例えばフレキシブルディスクやCD−ROM)に格納されて依頼元の医療施設に届く。そのため、このような場合には、当該情報記録媒体をスレーブコンピュータ21(または情報記録媒体の読取装置)にセットし、そこから蓄尿分析データや血液分析データを読み出すことで、スレーブコンピュータ21に取り込んでも良い。また、このような情報記録媒体の代わりに、インターネット等の電気通信回線を情報伝送媒体として用いる場合には、分析センターのコンピュータ等からスレーブコンピュータ21に蓄尿分析データや血液分析データをダウンロードしても良い。
続くステップS304では、尿や血液の分析により付随して得られる関連データ、例えば、図8に示す酸塩基平衡、随時尿、現症、エリスロポエチン、腎生検、ネスプ(登録商標)、既往症や、図9に示す現在の合併症、投薬情報等を、取得する(受け付ける)処理が行われる。例えば、次の表1に挙がられるデータ(情報)で、既にステップS302,S303により取り込まれたデータを除いたものが入力の対象となる。これらのデータ入力は、例えば、投薬情報については、スレーブコンピュータ21にネットワーク接続された図略のレセプトコンピュータ(診療報酬明細書を作成するコンピュータ、以下「レセコン」と略す)から自動的取り込みされ、その他のものついては、キーボード等の入力装置を介して行われる。なお、下記表1の表題において、「データベース作成ソフトウェア」とあるのは「腎疾患データ登録プログラム」と読み替える。
Figure 2011028717
ステップS305では、ステップS302,S303により得られた分析データを用いて所定項目について演算データを算出する演算処理が行われる。例えば、蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行う。ここでいう「生活習慣指標データ」とは、より具体的には、食事摂取に関する食事指標データ(例えば尿中UN(尿素窒素))と身体運動に関する運動指標データ(例えば尿中血清Cre(クレアチニン))である。
即ち、適正な食事を摂っているか否かの判断は1日蛋白摂取量により可能であるため、この1日蛋白摂取量を保冷24時間蓄尿の蓄尿分析データから得られるUN(尿素窒素)に基づいて推定する。つまり、蓄尿分析データから得られるUN(尿素窒素)は1日尿素窒素排泄量であることから、これに基づいて1日蛋白摂取量を推定することで、腎疾患症例の適正な食事摂取指導の指標とすることができる。通常の生活では体蛋白の著しい異化亢進は考えられないため、理想体重に対する蛋白異化率(normalized PCR;nPCR)を求め、この値を1日蛋白摂取量の推定値とする。
蛋白異化率(PCRg/kg/day)は、Maroniの式(次式(1))により算出し、理想体重に対する蛋白異化率(normalized PCR;nPCR)を求める。
nPCR(g/kg/day) = 6.25[単位理想体重あたりの24時間尿中尿素窒素排泄量(g/kg/day)+0.031] … (1)
理想体重(kg) = 22×身長(m)2 … (2)
一方、クレアチニンは筋肉で作られ、24時間クレアチニン尿中排泄量は、筋肉量や運動量により決まる値であることから、適正な運動をしているか否かの判断は%クレアチニン産生速度(%)により可能となる。
保冷24時間蓄尿の蓄尿分析データから得られるCre(クレアチニン)が24時間クレアチニン尿中排泄量であることから、これに基づいて次式(3)により%クレアチニン産生速度(%)を求める。
%クレアチニン産生速度(%) = 24時間クレアチニン尿中排泄量(g/kg/day)÷健常者の性別・年齢別24時間クレアチニン産生速度の平均値×100 … (3)
また、ステップS305では、蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行う。腎機能低下症例において24時間内因性クレアチニンクリアランスは、糸球体濾過値を正確に表しているわけではないが、古くからの検査によるデータの蓄積があり、また保冷24時間蓄尿では尿中のクレアチニン濃度が安定に保たれて安定した成績が得られるため、各症例のデータの経時的比較が可能である。このため、ここでは、各症例の経過観察時の指標、つまり臨床指標として有用なeGFR(推算式による糸球体濾過量)を次式(4),(5)により求める(成人の場合)。
男性の場合:eGFR(ml/min/1.73m2
= 194×血清クレアチニン-1.094×年齢-0.287 … (4)
女性の場合:eGFR(ml/min/1.73m2
= eGFR(男性)×0.739 … (5)
このほか、保冷24時間蓄尿の蓄尿分析データから演算で求められるものとして、食事摂取に関する指導情報(食事指導情報)としては、1日食塩尿中排泄量(g/day)、1日カリウム尿中排泄量(mg/day)や1日燐尿中排泄量(mg/day)があり、これらは分析装置28により得られた各尿中濃度に1日の尿量を乗算することにより算出することができる。
また、同様に、保冷24時間蓄尿の蓄尿分析データから演算で求められる所定疾患に関する指導情報(治療指針情報)としては、%マグネシウムクリアランス(%Fractional Excretion of Mg)があり、マグネシウムクリアランスをクレアチニンクリアランスで除算してその百分率を求めたもの(単位:%)がある。また、1日尿中蛋白排泄量も、分析装置28により得られた尿中蛋白濃度に1日の尿量を乗算することにより算出することができる。
これらをまとめると、次のようになる。
*食事摂取に関する指導情報(食事指導情報)
・1日摂取蛋白量(上式(1),(2)で算出する)
・1日食塩尿中排泄量
・1日カリウム尿中排泄量
・1日燐尿中排泄量
*身体運動に関する指導情報(運動指導情報)
・%クレアチニン産生速度(上式(3)で算出する)
*所定疾患に関する指導情報(治療指針情報)
・24時間内因性クレアチニンクリアンランス(上式(4),(5)で算出する)
・%マグネシウムクリアランス
・1日尿中蛋白排泄量
このようにステップS305により演算処理された結果は、後述する集計表操作処理(S500)により情報処理することができるように、スレーブコンピュータ21のハードディスク装置やメモリ装置に所定の作業ファイルや所定の作業領域に記憶されている。
ステップS306では、ステップS302,S303により取り込んだ分析データおよびステップS304により入力された分析データに当該患者のカルテ番号と診察番号を付与し、所定のデータフォーマットでデータベース23に格納するデータベース格納処理が行われる。これにより、データベース23において、カルテ番号ごと、つまり患者ごとに分析データを管理することが可能となり、一人の患者に複数の分析データが存在する場合には、診察番号でそれを区別することが可能となる。なお、診察番号に代えて、カルテ番号受付処理(S201)で入力した検診年月日あるいは蓄尿分析データ取込処理(S302)で入力した蓄尿日(蓄尿年月日)等の日付情報を、当該患者に固有の識別情報として付加しても良い。
また、ステップS305による演算処理で求めた生活習慣指標データや疾患関連指標データをステップS302,S303により取り込んだ分析データ等とともに、または別個に所定のデータフォーマットでデータベース23に格納しても良い。これにより、かかる演算処理を再度行う必要がないので、情報処理の負担を軽減できる。
なお、このステップS306における分析データの格納先を、インターネット100に接続されたセンタシステム10のホストコンピュータ12に設定することにより、医療施設α等で採取された蓄尿分析データや血液分析データ等を遠隔のセンタシステム10のデータベース14に格納することが可能となる。
また、一旦、ローカルのデータベース23に格納した後、深夜時間帯等の比較的スレーブコンピュータ21のジョブが空いている時間帯に情報処理を行うバッチ処理によって複数患者分の分析データをまとめてセンタシステム10に転送しても良い。さらに、このようなバッチ処理の起動時間を医療施設α、β、γごとにタイムシフトさせることによってインターネット100とセンタシステム10との接続回線のトラフィック負荷を軽減することもでき、ホストコンピュータ12によるデータベース14への格納処理をスムースに行うことが可能となる。
このような一連の検査データ取込処理が終了すると、図2に示すステップS101に再び戻ってディスプレイ22にメニュー画面を表示して選択ボタンの入力を待つ。次は、例えば「診療データ取込み」が選択されたと仮定して説明を続ける。
ステップS103により「診療データ取込み」が選択されたと判断すると(S103;「診療データ取込み」)、図3(C)に示す診療データ取込処理(S400)に処理を移行する。この処理では、まずステップS401により取り込み対象となるカルテ番号を取得しさらにステップS403により当該カルテ番号に対応する診療データをデータベース23から読み込む。なお、ここでいう「診療データ」は、データベース23に格納されている分析データ等を含むものである。
診療データ取込処理が終了すると、図2に示すステップS101に再び戻ってディスプレイ22にメニュー画面を表示して選択ボタンの入力を待つ。次は、例えば「集計表操作」が選択されたと仮定して説明をさらに続ける。
この処理は、これまで説明した分析データを表形式でディスプレイ22の画面に表示したり、プリンタ24の所定用紙に帳票形式で印刷したりするもので、その流れは図4(A)に図示されている。まずステップS501により、表形式で集計する対象となるカルテ番号を取得する。なお、カルテ番号の取得は、先ほど説明した診療データ管理処理(S200)により既に取得されているので、それを参照する。
続くステップS502では、データベース23に格納されている分析データのうち、ステップS501により取得したカルテ番号に対応するものを全て読み込んで、それらを所定の表形式に集計・編集する。例えば、図10に示すように、縦(行)の並びを検査項目等、横(列)の並びを検診月日による時系列順とする。なお、表の下側には、各検査値が前回値に比べて増加していることを示す「↑」(赤色表示)や前回値に比べて減少していることを示す「↓」(青色表示)が記載されている。また、表の下側において、当該患者が検査項目等の内容を理解し得るように、各項目に対する説明文を表示しても良い。
本実施形態の場合、図10に示すように、体重、尿量、血圧を表示し、それ以下を血液サンプル80から得られた情報(尿素窒素(血清),血清クレアチニン,血清アルブミン濃度,尿酸(血清),ナトリウム(血清),カリウム(血清),無機リン(血清),カルシウム(血清),インタクトPTH(血清),重炭酸イオン,ヘマトクリット(全血),ヘモグロビンA1C(全血))と、蓄尿サンプル70から得られた情報(内因性クレアチニンクリアランス,蛋白摂取量,%クレアチニン生産率,食塩摂取量,尿蛋白,尿中カリウム,FEMg、リン総排出量)と、それ以外のもの(総コレステロール,中性脂肪)とにより項目を分けて表示している。なお、eGFRを蓄尿サンプル70から得られた情報の項目に加えて表示しても良い。
なお、これらのうち、蛋白摂取量、食塩摂取量、尿中カリウムおよびリン総排出量は、生活指導情報として食事摂取に関するものであり、また%クレアチニン生産率は、生活指導情報として身体運動に関するものである。さらに、内因性クレアチニンクリアランスは、当該患者の腎疾患に関する治療指針情報である。
ステップS503では、ステップS502により編集された表をディスプレイ22に表示する処理を行い、続くステップS504ではそれをさらにプリンタ24に印刷するか否かを問い、印刷する場合には(S204;Yes)、続くステップS505に移行する。
ステップS505では、今回の検診から所定回数分(例えば10回)のデータを時系列的に並べて印刷する前所定回分印刷処理が行われる。また、プリンタ24による印刷の必要がない場合には(S504;No)、ステップS503による表示の終了指示を待って一連の集計表操作処理を終了する。
このように、本実施形態ではステップS503によるディスプレイ22の表示処理や、S505によるプリンタ24の印刷処理において、図10に示すように、特に、当該患者の生活習慣に関する生活指導情報や当該患者の腎疾患に関する治療指針情報を表示したり(表示例)、印刷する(帳票例)。また、その経時的な変化を把握し得るように、前回値との増減比較を上下方向に指し示す矢印(増:↑(赤色)、減:↓(青色))で表示や印刷をする。これにより、前回検査時に対する各値の増減や過去の9回分の変化等を視覚的に把握することができるので、例えば、担当医は、当該患者に対して治療や改善の効果を明確に示すことができ、またこれに基づいて、生活習慣の改善指針や治療指針に関してより適切な提案をすることが可能となる。
また、前回検査時に対する各値の増減が所定割合(例えば50%)を超えた場合には、数値自体を太文字表記や赤色文字表記にするなど、その旨を告知可能な表記態様に該当数値の表示を変更しても良い。さらに、数値や矢印表示に代えて、または加えて、数値の増減を一目で判別可能なグラフ表示(折線グラフや棒グラフ等)にして表しても良い。
このように、視覚的に改善状態を即時把握可能な表示や印刷の態様を採ることで、担当医師のみならず、当該患者にもそれを知らせることが可能になるので、改善方向に向けた当該患者のモチベーションの向上にも大いに役立てることができる。即ち、生活習慣の改善は、日常生活における当該患者自身の心がけによってその効果の度合いが大きく変わるので、当該患者にも容易に理解可能な表示等をすることにより、当該患者に対する改善に向けての動機付けを比較的容易に行うことができ、またその効果の高低を容易に知らせることができる。
なお、図10に示す表示例や帳票例では、投薬情報を載せていないが、例えば、縦(行)の並びである検査項目に薬剤名称項目を追加して、各検査時において投薬されている薬剤の有無および投与量を表示や印刷するようにしても良い。これにより、治療や改善の効果を投薬情報と併せて確認することができるので、生活習慣の改善指針や治療指針に関して薬剤処方の側面からも、より適切な提案をすることが可能となる。
また、図10に示す表示例や帳票例では、合併症に関する情報を載せていないが、例えば、縦(行)の並びである検査項目に合併して発症の可能性のある疾病名称項目を追加して、各検査時においてその可能性の有無やリスク度合い等を表示や印刷するようにしても良い。これにより、治療や改善の効果を合併症情報と併せて確認することができるので、生活習慣の改善指針や治療指針に関して合併症の側面からも、より適切な提案をすることが可能となる。
ここで再び図2に示すステップS101に戻って、例えば「同意書/手順書印刷」が選択されたと判断すると(S103;「同意書/手順書印刷」)、図4(B)に示す同意書/手順書印刷処理(S600)に移行する。この処理は、当該患者に対して個人を特定できない状態で検査成績や治療内容等を当該データベース23に登録したり学会発表したりすることに同意を求める文書(同意書)や、貯尿保冷ボックス50により保冷24時間蓄尿を適切に実施し得る手順や要領を記載した文書(手順書)をプリンタ24により印刷するものである。
まずステップS601によるカルテ番号取得処理によって、同意書や手順書を渡す当該患者のカルテ番号を取得する。このカルテ番号は、当該患者の氏名等を特定するためにステップS605等に用いられる。
続くステップS602では、印刷の対象となる文書を選択する処理が行われる、例えば、ディスプレイ22の画面に表示されるボタンをマウス等によりクリックすることで、同意書または手順書のいずれか一方を選択する。
そして、ステップS603によりいずれを選択したのかを判断し、同意書を選択している場合にはステップS605により当該患者の氏名が記載された同意書をプリンタ24により印刷する。また、ステップS603により手順書を選択していると判断された場合には、ステップS606により当該患者の氏名が記載された手順書をプリンタ24により印刷する。
なお、同意書等に当該患者の氏名等を印刷する必要がない場合には、ステップS601によるカルテ番号の取得処理は不要となる。プリンタ24による印刷が完了すると、一連の同意書/手順書印刷を終了する。
また、図2に示すステップS101に再び戻って、例えば「薬剤データ管理」が選択されたと判断すると(S103;「薬剤データ管理」)、ステップS700の薬剤データ管理処理に移行する。この処理は、スレーブコンピュータ21に接続されている図略のレセコンからロードされてデータベース23に格納されている薬剤マスタデータについて行うもので、その処理の流れは図4(C)に図示されている。
まずステップS701により、データベース23に格納されている薬剤マスタデータを参照して、マスタデータに登録されている登録薬剤の一覧表をディスプレイ22に表示する処理が行われる。この一覧表が表示される画面では、薬剤マスタデータの「取込み」(更新)ボタンと当該一覧表示の「終了」ボタンとが表示されているので、そのいずれかをマウス等によりクリックして選択することにより、続くステップS703に移行する。
ステップS703では、ステップS701により選択されたボタンが「取込み」ボタンであるか否かを判断する処理が行われる。そして、「取込み」ボタンが選択されていると判断した場合には(S703;Yes)、ステップS705に移行してレセコンから薬剤マスタデータをロード(取り込みを)する処理を行う。また、「取込み」ボタンが選択されていないと判断した場合には(S703;No)、選択されたボタンは「終了」であるので、ステップS705をジャンプして本薬剤データ管理処理を終了する。ステップS705により薬剤マスタデータのロードが完了した場合にも、本薬剤データ管理処理を終了する。
なお、ステップS701において、登録薬剤の一覧表をプリンタ24により印刷するための「印刷」ボタンを設けて、ステップS703による判断処理に「印刷」ボタンの選択判断を加えて、それを選択したと判断された場合には、現在、データベース23に格納されている薬剤マスタデータの一覧表をプリンタ24で印刷するように構成しても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る登録システム20によると、スレーブコンピュータ21による蓄尿分析データ取込処理(S302)により患者が24時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷24時間蓄尿60を分析して得られた蓄尿分析データの入力を受け付け、スレーブコンピュータ21による演算処理(S305)により蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い、患者の生活習慣に関する生活指導情報として、食事摂取に関するものや身体運動に関するものを生成する。また、スレーブコンピュータ21による演算処理(S305)により蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者の腎疾患に関する治療指針情報を生成する。そして、スレーブコンピュータ21によるディスプレイ表示処理(S503)や前所定回分印刷処理(S505)により生活指導情報および治療指針情報をディスプレイ22やプリンタ24に出力する。
これにより、蓄尿分析データから得られた当該患者の生活習慣に関する生活指導情報や腎疾患に関する治療指針情報を生成してディスプレイ22やプリンタ24に出力するので、臨床現場で当該患者に個別対応した即時的に役立つ有用な情報を提供することができる。したがって、例えば、当該患者の担当医は、臨床現場でこれらの情報に基づいて生活習慣に対する生活指導等を当該患者に行うことができるので、医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援することができる。
また、本実施形態に係る登録システム20によると、スレーブコンピュータ21によるカルテ番号受付処理(S201)等により患者に固有のカルテ番号を取得し、スレーブコンピュータ21によるカルテ番号受付処理(S201)により検診した年月日に関する年月日情報(日付情報)を取得して、カルテ番号と検診年月日とが付加された蓄尿分析データをスレーブコンピュータ21によるデータベース格納処理(S306)によりデータベース23に格納(登録)する。
これにより、カルテ番号と検診年月日とが付加された蓄尿分析データをデータベース23に登録するので、当該患者に個別に対応した臨床現場では即時的に役立つ有用な情報を提供する一方で、当該蓄尿分析データの収集もそれに付随して行われる。したがって、生活習慣の改善指針や治療指針の提案をサポートする臨床支援ツールとしても機能するととにもに当該蓄尿分析データの収集ツールとしても機能するので、各医療施設において保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの収集を促進することができる。
さらに、本実施形態に係る登録システム20によると、スレーブコンピュータ21による表集計編集処理(S502)によりデータベース23に登録されて蓄積された複数の生活指導情報および治療指針情報の中から、患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の生活指導情報および治療指針情報を当該患者に固有のカルテ番号に基づいて読み出し時系列に並べて集計表に編集して、ディスプレイ22やプリンタ24に出力する。そして、このような生活指導情報には、1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度の少なくとも一つ以上が含まれており、また治療指針情報には、24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量の少なくとも一つ以上が含まれている。
これにより、臨床現場で当該患者に個別対応した即時的に役立つ有用な情報として、生活指導情報(1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度)や、治療指針情報(24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量)を、時系列的に並べて提供することができる。したがって、例えば、当該患者の担当医は、臨床現場でこれら時系列的な変化がわかる情報に基づいて生活習慣に対する生活指導等を当該患者に行うことができるので、医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援することができる。
なお、以上説明した実施形態では、当該患者が「24時間」の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を例に説明したが、本発明の適用はこれに限られることはなく、スポット尿の場合でなければ、例えば、8時間や12時間等の任意の所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿にも、本発明を適用することができ、上述した本発明に特有の作用および効果を得ることができる。
また、以上説明した実施形態では、本発明の治療支援システムを登録システム20に適用したため、図3(B)に示すように、ステップS305により演算処理をした後、ステップS306によるデータベース格納処理を行う機能(蓄尿分析データをスレーブコンピュータ21のデータベース23またはインターネット100を介してスレーブコンピュータ21に接続されたホストコンピュータ12のデータベース14に登録する機能)を有するが、このような機能は必ずしも必要ではなく、ステップS305により演算処理の結果を直ちにステップS502により表集計編集処理をしてステップS503によりディスプレイ22に表示したり、またステップS505によりプリンタ24に印刷(前所定回数分印刷)を行っても良い。これにより、システムの構成をシンプルにすることができる。また、本発明の治療支援プログラムやその記録媒体の適用例についても同様で、ステップS305により演算処理をした後、ステップS306によるデータベース格納処理を行う機能を除外しても良い。
さらに、以上説明した実施形態では、ステップS302により蓄尿サンプル70を分析装置28によって分析しその蓄尿分析データを取り込んだ後、さらにステップS303により血液サンプル80を分析装置28によって分析しその血液分析データを取り込んだが、両者の処理順序は逆でも良く、また蓄尿分析データだけで可能な項目については、血液分析データの必要はないことから、ステップS303による血液分析データ取込処理は、必ずしも必要な情報処理ではない。
このため、例えば、図10に示す血液に関する項目(尿素窒素(血清),血清クレアチニン,血清アルブミン濃度,尿酸(血清),ナトリウム(血清),カリウム(血清),無機リン(血清),カルシウム(血清),インタクトPTH(血清),重炭酸イオン,ヘマトクリット(全血),ヘモグロビンA1C(全血))を表示や印刷する必要がなく、当該患者の生活習慣に関する生活指導情報や腎疾患に関する治療指針情報(同図中、内因性クレアチニンクリアランス,蛋白摂取量,%クレアチニン生産率,食塩摂取量,尿蛋白,尿中カリウム,FEMg、リン総排出量)だけを生成してディスプレイ22やプリンタ24に出力する場合には、図3(B)に示す検査データ取込処理(S300)から、血液分析データ取込処理(S303)を削除した構成となる。
また、以上説明した実施形態では、ステップS302により蓄尿サンプル70を分析装置28によって分析しその蓄尿分析データに基づいて、演算処理(S305)により、「蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する情報処理(生活指導情報生成手段)」と「蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者に関する治療指針情報を生成する情報処理(治療指針情報生成手段)」とを行ったが、必ずしもこれらの情報処理を両方とも備える必要はなく、いずれか一方でも良い。これにより、当該患者に必要な指標や情報だけを提示することができるので、不要な項目の表示を避けることによって視覚的に煩雑な印象を与え難くすることができる。
また、以上説明した実施形態では、本発明の腎疾患データ登録プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体としてCD−ROMを例示して説明したが、DVD、フレキシブルディスク装置や半導体メモリ装置に記録しても良い。また、このような記録媒体に代えて、インターネットを情報伝送媒体として、当該インターネットに接続されたサーバー(サーバ機能を備えたコンピュータ)から本発明の腎疾患データ登録プログラムをダウンロードすることによりインストール可能にしても良い。
また、以上説明した実施形態では、本発明の治療支援プログラム、その記録媒体および治療支援システムを、腎疾患、腎疾患に関係する生活習慣病(糖尿病、心臓疾患、高血圧症、脂質異常症等)の患者やその予備軍の患者に適用する例を説明したが、これに限れられることはなく、例えば、糖尿病、心臓疾患、高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患、虚弱症、筋力低下、悪性腫瘍、脳血管障害、認知症等の原疾患を有する各患者やその予備軍の患者等についても適用することができる。さらに、本発明の治療支援プログラム、その記録媒体および治療支援システムを、居宅療養管理における治療効果・療養効果の確認や筋力低下や虚弱体質の改善を目的とした様々なリハビリテーション効果の確認等にも適用することができる。また、食事や運動を含めた人の生活習慣の改善効果を確認し得るシステムにも適用することができる。
なお、以上説明した各発明は、技術的思想の創作として把握すると、次のように表現することができる。
<治療支援プログラム>
(1) コンピュータを、
患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの入力を受け付ける蓄尿データ受付手段、
前記蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い前記患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する生活指導情報生成手段、
前記蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い前記患者に関する治療指針情報を生成する治療指針情報生成手段、
前記生活指導情報および前記治療指針情報を前記コンピュータに接続された出力装置に出力するデータ出力手段、として機能させること。
(2) (1)に記載のコンピュータをさらに、
前記患者に固有の識別情報を取得する識別情報取得手段、
蓄尿または検診した年月日に関する年月日情報を取得する年月日情報取得手段、
前記識別情報と前記年月日情報とが付加された前記蓄尿分析データを前記コンピュータのデータベースまたは、電気通信回線を介して前記コンピュータに接続されたホストコンピュータのデータベースに登録する分析データ登録手段、
として機能させること。
(3) (1)または(2)について、
前記生活習慣指標データは、食事摂取に関する食事指標データと、身体運動に関する運動指標データと、を含んでおり、
前記生活指導情報は、「前記食事指標データに基づいた演算処理により生成される前記患者の食事摂取に関する食事指導情報」および「前記運動指標データに基づいた演算処理により生成される前記患者の日常運動に関する運動指導情報」であること。
<コンピュータ読取可能な記録媒体>
(4) コンピュータを、
患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの入力を受け付ける蓄尿データ受付手段、
前記蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い前記患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する生活指導情報生成手段、
前記分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い前記患者に関する治療指針情報を生成する治療指針情報生成手段、
前記生活指導情報および前記治療指針情報を前記コンピュータに接続された出力装置に出力するデータ出力手段、として機能させるための治療支援プログラムを記録したこと。
(5) (4)のコンピュータをさらに、
前記患者に固有の識別情報を取得する識別情報取得手段、
蓄尿または検診した年月日に関する年月日情報を取得する年月日情報取得手段、
前記識別情報と前記年月日情報とが付加された前記蓄尿分析データを前記コンピュータのデータベースまたは、電気通信回線を介して前記コンピュータに接続されたホストコンピュータのデータベースに登録する分析データ登録手段、として機能させるための治療支援プログラムを記録したこと。
(6) (4)または(5)について、
前記生活習慣指標データは、食事摂取に関する食事指標データと、身体運動に関する運動指標データと、を含んでおり、
前記生活指導情報は、「前記食事指標データに基づいた演算処理により生成される前記患者の食事摂取に関する食事指導情報」および「前記運動指標データに基づいた演算処理により生成される前記患者の日常運動に関する運動指導情報」であること。
<治療支援システム>
(7) 患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析し蓄尿分析データを得る蓄尿分析手段と、
前記蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データを抽出しこのデータに基づいた演算処理を行い前記患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する生活指導情報生成手段と、
前記蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データを抽出しこのデータに基づいた演算処理を行い前記患者に関する治療指針情報を生成する治療指針情報生成手段と、
前記生活指導情報および前記治療指針情報を出力装置に出力するデータ出力手段と、
を備えること。
(8) (7)の治療支援システムについて、
前記患者に固有の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
蓄尿または検診した年月日に関する年月日情報を取得する年月日情報取得手段と、
前記識別情報と前記年月日情報とが付加された前記蓄尿分析データをデータベースまたは、電気通信回線を介してホストコンピュータのデータベースに登録する分析データ登録手段と、を備えること。
(9) (6)または(7)について、
前記生活習慣指標データは、食事摂取に関する食事指標データと、身体運動に関する運動指標データと、を含んでおり、
前記生活指導情報は、「前記食事指標データに基づいた演算処理により生成される前記患者の食事摂取に関する食事指導情報」および「前記運動指標データに基づいた演算処理により生成される前記患者の日常運動に関する運動指導情報」であること。
上記(1)または(4)に記載の技術的思想によると、蓄尿データ受付手段により患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの入力を受け付け、生活指導情報生成手段により蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成し、さらに、治療指針情報生成手段により蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者に関する治療指針情報を生成して、データ出力手段により生活指導情報および治療指針情報をコンピュータに接続された出力装置に出力する。
これにより、蓄尿分析データから得られた当該患者の生活習慣に関する生活指導情報や当該患者に関する治療指針情報を生成して出力装置に出力するので、臨床現場で当該患者に個別対応した即時的に役立つ有用な情報を提供することができる。したがって、例えば、当該患者の担当医は、臨床現場でこれらの情報に基づいて生活習慣に対する生活指導等を当該患者に行うことができるので、医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援することができる。
上記(7)に記載の技術的思想によると、蓄尿分析手段により患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析し蓄尿分析データを得て、生活指導情報生成手段により蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成し、さらに、治療指針情報生成手段により蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者に関する治療指針情報を生成して、データ出力手段により生活指導情報および治療指針情報をコンピュータに接続された出力装置に出力する。
これにより、蓄尿分析データから得られた当該患者の生活習慣に関する生活指導情報や当該患者に関する治療指針情報を生成して出力装置に出力するので、臨床現場で当該患者に個別対応した即時的に役立つ有用な情報を提供することができる。したがって、例えば、当該患者の担当医は、臨床現場でこれらの情報に基づいて生活習慣に対する生活指導等を当該患者に行うことができるので、医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施を支援することができる。
上記(2)、(5)または(8)に記載の技術的思想によると、識別情報取得手段により患者に固有の識別情報を取得し、年月日情報取得手段により蓄尿または検診した年月日に関する年月日情報を取得して、分析データ登録手段により識別情報と年月日情報とが付加された蓄尿分析データをコンピュータのデータベースまたは、電気通信回線を介してコンピュータに接続されたホストコンピュータのデータベースに登録する。
これにより、識別情報と年月日情報とが付加された蓄尿分析データをデータベースに登録するので、当該患者に個別に対応した臨床現場では即時的に役立つ有用な情報を提供する一方で、当該蓄尿分析データの収集もそれに付随して行われる。したがって、生活習慣の改善指針や治療指針の提案をサポートする臨床支援ツールとしても機能するととにもに当該蓄尿分析データの収集ツールとしても機能するので、各医療施設において保冷蓄尿を分析して得られた蓄尿分析データの収集を促進することができる。
上記(3)、(6)または(9)に記載の技術的思想によると、生活習慣指標データは、食事摂取に関する食事指標データと、身体運動に関する運動指標データと、を含んでおり、生活指導情報は、「食事指標データに基づいた演算処理により生成される患者の食事摂取に関する食事指導情報」および「運動指標データに基づいた演算処理により生成される患者の日常運動に関する運動指導情報」であることから、データ出力手段により、食事指導情報、運動指導情報および治療指針情報をコンピュータに接続された出力装置に出力する。
これにより、データ出力手段により、食事指導情報、運動指導情報および治療指針情報をコンピュータに接続された出力装置に出力するので、腎疾患に関連した生活習慣として、特に重要である食事指導情報と運動指導情報について改善指針の提案を臨床現場でサポートすることができる。したがって、医師等による患者の生活習慣に対する生活指導等の実施をより具体的に支援することができ、また各医療施設における蓄尿分析データの収集を一層促進することができる。
10…センタシステム
12…ホストコンピュータ(コンピュータ)
14…データベース
20…登録システム
21…スレーブコンピュータ(コンピュータ、蓄尿データ取得手段、蓄尿データ受付手段、識別情報取得手段、日付情報取得手段、年月日情報取得手段、データ登録手段、分析データ登録手段、生活指導情報生成手段、治療指針情報生成手段、データ出力手段、血液データ取得手段)
22…ディスプレイ(出力装置)
23…データベース
24…プリンタ(出力装置)
26…通信装置
28…分析装置(入力装置、蓄尿分析手段、血液分析手段)
30…登録プログラム(腎疾患データ登録プログラム)
50…貯尿保冷ボックス
60…保冷24時間蓄尿
70…蓄尿サンプル
80…血液サンプル
100…インターネット(電気通信回線)
X…データセンタ
α、β、γ…医療施設
S201(識別情報取得手段、日付情報取得手段、年月日情報取得手段)、S203(識別情報取得手段)、S302(蓄尿データ取得手段、蓄尿データ受付手段)、S303(血液データ取得手段)、S305(生活指導情報生成手段,治療指針情報生成手段)、S306(データ登録手段、分析データ登録手段)、S502(表集計編集手段)、S503(データ出力手段)、S505(データ出力手段)

Claims (9)

  1. 糖尿病、腎疾患、高脂血症、高血圧症、虚血性心疾患、虚弱症、筋力低下、悪性腫瘍、脳血管障害、認知症等の原疾患を有する患者の治療を支援する治療支援プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた、蓄尿分析データを取得する蓄尿データ取得手段、
    前記患者に固有の識別情報を取得する識別情報取得手段、
    前記患者が蓄尿または検診した年月日に関する日付情報を取得する日付情報取得手段、
    前記蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い前記患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する生活指導情報生成手段、
    前記蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い前記患者に関する治療指針情報を生成する治療指針情報生成手段、
    前記生活指導情報と前記治療指針情報とに、前記識別情報および前記日付情報をそれぞれ付加してデータベースに登録するデータ登録手段、
    前記データベースに登録されて蓄積された複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報の中から、前記患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報を当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出し時系列に並べて集計表に編集する表集計編集手段、
    前記集計表を出力装置に出力するデータ出力手段、
    として機能させる治療支援プログラムであって、
    前記生活指導情報には、1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度の少なくとも一つ以上が含まれており、
    前記治療指針情報には、24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量の少なくとも一つ以上が含まれていることを特徴とする治療支援プログラム。
  2. 前記データ登録手段は、前記蓄尿分析データに前記識別情報および前記日付情報を付加して前記データベースに登録することを特徴とする請求項1記載の治療支援プログラム。
  3. 請求項1または2に記載の治療支援プログラムにおいて、前記コンピュータをさらに、
    前記患者の採血を分析して得られた血液分析データを取得する血液データ取得手段として機能させ、
    前記データ登録手段は、前記血液分析データに前記識別情報および前記日付情報を付加して前記データベースに登録し、
    前記表集計編集手段は、前記データベースに登録されて蓄積された複数の前記血液分析データの中から、前記患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の前記血液分析データを当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出して、前記複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報に加えて前記集計表に編集し、
    前記データ出力手段は、前記血液分析データを含む前記集計表を前記出力装置に出力することを特徴とする治療支援プログラム。
  4. 糖尿病、腎疾患、高脂血症、高血圧症、虚血性心疾患、虚弱症、筋力低下、悪性腫瘍、脳血管障害、認知症等の原疾患を有する患者の治療を支援する治療支援プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    コンピュータを、
    患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた、蓄尿分析データを取得する蓄尿データ取得手段、
    前記患者に固有の識別情報を取得する識別情報取得手段、
    前記患者が蓄尿または検診した年月日に関する日付情報を取得する日付情報取得手段、
    前記蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い前記患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する生活指導情報生成手段、
    前記蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い前記患者に関する治療指針情報を生成する治療指針情報生成手段、
    前記生活指導情報と前記治療指針情報とに、前記識別情報および前記日付情報をそれぞれ付加してデータベースに登録するデータ登録手段、
    前記データベースに登録されて蓄積された複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報の中から、前記患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報を当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出し時系列に並べて集計表に編集する表集計編集手段、
    前記集計表を前記コンピュータに接続された出力装置に出力するデータ出力手段、
    として機能させる治療支援プログラムであって、
    前記生活指導情報には、1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度の少なくとも一つ以上が含まれており、
    前記治療指針情報には、24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量の少なくとも一つ以上が含まれていることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  5. 前記データ登録手段は、前記蓄尿分析データに前記識別情報および前記日付情報を付加して前記データベースに登録することを特徴とする請求項4記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  6. 請求項4または5に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体において、前記コンピュータをさらに、
    前記患者の採血を分析して得られた血液分析データを取得する血液データ取得手段として機能させ、
    前記データ登録手段は、前記血液分析データに前記識別情報および前記日付情報を付加して前記データベースに登録し、
    前記表集計編集手段は、前記データベースに登録されて蓄積された複数の前記血液分析データの中から、前記患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の前記血液分析データを当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出して、前記複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報に加えて前記集計表に編集し、
    前記データ出力手段は、前記血液分析データを含む前記集計表を前記出力装置に出力することを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  7. 糖尿病、腎疾患、高脂血症、高血圧症、虚血性心疾患、虚弱症、筋力低下、悪性腫瘍、脳血管障害、認知症等の原疾患を有する患者の治療を支援する治療支援システムであって、
    患者が所定時間の間に排泄した尿で10℃以下の保冷環境で蓄えられた保冷蓄尿を分析して得られた、蓄尿分析データを取得する蓄尿データ取得手段と、
    前記患者に固有の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記患者が蓄尿または検診した年月日に関する日付情報を取得する日付情報取得手段と、
    前記蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い前記患者の生活習慣に関する生活指導情報を生成する生活指導情報生成手段と、
    前記蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い前記患者に関する治療指針情報を生成する治療指針情報生成手段と、
    前記生活指導情報と前記治療指針情報とに、前記識別情報および前記日付情報をそれぞれ付加してデータベースに登録するデータ登録手段と、
    前記データベースに登録されて蓄積された複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報の中から、前記患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報を当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出し時系列に並べて集計表に編集する表集計編集手段と、
    前記集計表を出力装置に出力するデータ出力手段と、
    を備え、
    前記生活指導情報には、1日摂取蛋白量、1日食塩尿中排泄量、1日カリウム尿中排泄量、1日燐尿中排泄量、%クレアチニン産生速度の少なくとも一つ以上が含まれており、
    前記治療指針情報には、24時間内因性クレアチニンクリアンランス、%マグネシウムクリアランス、1日尿中蛋白排泄量の少なくとも一つ以上が含まれていることを特徴とする治療支援システム。
  8. 前記データ登録手段は、前記蓄尿分析データに前記識別情報および前記日付情報を付加して前記データベースに登録することを特徴とする請求項7記載の治療支援システム。
  9. 請求項7または8に記載の治療支援システムにおいて、さらに、
    前記患者の採血を分析して得られた血液分析データを取得する血液データ取得手段を備え、
    前記データ登録手段は、前記血液分析データに前記識別情報および前記日付情報を付加して前記データベースに登録し、
    前記表集計編集手段は、前記データベースに登録されて蓄積された複数の前記血液分析データの中から、前記患者に対応するもので過去から現在に至るまでの複数の前記血液分析データを当該患者に固有の前記識別情報に基づいて読み出して、前記複数の前記生活指導情報および前記治療指針情報に加えて前記集計表に編集し、
    前記データ出力手段は、前記血液分析データを含む前記集計表を前記出力装置に出力することを特徴とする治療支援システム。
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