JP2011028697A - 手書き文字入力用情報交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台のタブレットやデジタイザを着座位置の異なる複数の記入者が利用することを可能に、記入者を判別し、書いた順番に記録し、表示を揃えることにより、手書を利用した情報交換を円滑にする方法。また、縦書きや横書きが混在しても、同一方向に表示方向を揃え、記録を詰め合わせ表示させることにより、多くの手書イメージを閲覧可能とする。
【解決手段】手書座標のストロークや記入時刻を利用し、記入者や記入方向を切り分け、履歴保存し表示する。
【選択図】図8

Description

本願発明は、デジタイザやタブレットなどの座標入力装置を用いた手書き情報入力装置を利用した情報入力装置であり、複数人が異なった位置からデジタイザやタブレットなどを使用して手書き入力された手書文字の座標データをパーソナルコンピュータで読み取り、筆記座標のデータを加工し、手書き入力と同等な手書き軌跡として表示する手書き筆跡入力装置を利用した手書き文字入力用情報交換装置。
手書き情報入力装置としては、前記したデジタイザやタブレットなどの座標入力装置を用い、当該座標入力装置の手書き座標データをパーソナルコンピュータで捕捉し、手書座標を表示装置向けのグラフィクスデータに変換し、表示用グラフィクスイメージ(記入者がデジタイザやタブレット等の座標入力装置で筆記した筆記軌跡データ)に加工するソフトウエアを利用し、当該図形データを表示する従来技術が知られている。
特願2004−116468号
特開2002−132436号
しかしながら上記したような手書き入力を行う従来方式を用いた手書き用ソフトウエアにおいて、手書き入力時にデジタイザやタブレットは、入力を行おうとしている人に対して入力装置正面よりの手書き記入を前提として設計されており、着座位置の異なる複数の記入者が、1台のデジタイザやタブレット等の手書き情報入力装置を利用し、交互に手書き文字入力する際は、毎回、記入者に入力装置を手渡し、入力装置を記入者の正面に設置し直し操作するか、或いは、記入者が移動し、入力装置の正面に着座し直して入力する必要があった。
また、複数の記入者による手書き情報入力装置を利用した情報交換には、手書きイメージを入力順に整列させ保持する必要があり、ある記入者が手書き入力をした後、他の記入者が手書き入力する場合、前者が入力した手書きイメージと重ならないように配慮し、且つ、入力順序が判別できるような入力場所を準備し、当該領域に筆記入力する必要があり、情報交換時の入力操作が煩雑であるという課題があった。
同様に、ある記入者が縦書きと横書きという運筆方向の異なった手書き入力をおこなった場合、これらのイメージを重畳させずにイメージ記録するには、広い表示空間や記録空間が必要であり、これらをより小さい表示領域に収納する方式が必要であった。
デジタイザやタブレットなどの座標入力装置と、該座標入力装置によって記入された手書きイメージの表示を可能とするグラフィクスデータ表示装置と、前記座標入力装置とグラフィクスデータ表示装置とを制御するパーソナルコンピュータを用い、着座位置の異なる複数の記入者が同一の座標入力装置を用いて、交互に手書き文字による情報交換をする状況において、手書き文字入力の運筆方向からパーソナルコンピュータに内蔵された入力制御プログラムが、記入者の着座位置を判別し、手書きイメージの方向が前回の手書き方向と異なった場合、これまでの手書きイメージを記入者の手書き書き込み方向と同一となるよう前記入力制御プログラムが座標回転させ、且つ、これまでの手書きイメージが現記入者の手書きイメージと重畳せぬよう、前記入力制御プログラムによりこれまでの手書きイメージを常に一定方向に、記入順序が判別できるように並べることにより、入力順番を明確にし、現入力中の手書きイメージをパーソナルコンピュータに接続したグラフィクスデータ表示装置に表示する文字入力用情報交換装置を提案するものである。
同様に、同一記入者が同一入力装置を用いて、縦書きと横書きをおこなった場合、手書き文字入力の運筆方向から本願発明の入力制御プログラムが、これまでの入力イメージを記入者の手書き入力イメージと重畳せぬよう座標回転させ、本願プログラムにより、現入力中の手書き文字イメージとを、パーソナルコンピュータに接続した表示装置に表示させることを特徴とする入力制御方式を提案するものである。
当該手書き文字入力用情報交換装置を用いると、着座位置の異なる複数の手書き文字記入者が、当該情報交換装置に接続されたデジタイザやタブレットに手書き文字入力する際、記入者が装置の正面へ着座位置を移動したり、デジタイザやタブレット装置の設置方向を記入者の方向にその設置向きを変えることなく、着座位置のまま、手書き文字入力をすることができる。また、手書き文字の情報交換時、手書き順序が判別できるよう、他者の記入位置をずらし自分の入力場所を準備したり、他者が記入した入力イメージの座標回転などの操作が一切不要になり、手書き文字情報を利用した情報交換が円滑にできる。
また、当該手書き文字入力用情報交換装置を用いると、縦書きと横書きとが混在しても、常に同一方向に手書イメージを回転させ、イメージが重畳表示されず、且つ、表示領域に詰めて表示されるので、情報閲覧時、一時に多くの手書イメージの表示が可能となる。
PC(パーソナルコンピュータ) デジタイザやタブレットから送られてくるデータ 表示装置の座標 記入者着座位置呼称と手書文字の入力方向 仮想用紙領域 座標テーブル 制御変数 正面入力と右入力による手書文字情報交換 正面入力例 右入力例1 右入力例2 横書きと縦書きによる手書文字情報交換 横書き入力例 縦書きの追記例 横書き追記例 フローチャート1 フローチャート2 フローチャート3 フローチャート4
本願発明はデジタイザやタブレットより入力される手書き文字の筆跡座標より作成される手書きイメージの表示動作を制御するプログラムであり、本願発明プログラムは、デジタイザやタブレットなどの手書き入力装置より送出された手書き文字の筆跡座標データを読み出し、当該座標データから手書き文字の表示用筆跡イメージの変換をおこない、当該イメージの表示を制御するものである。
図1は本願発明プログラムによって動作する装置構成図である。参照符号1はパーソナルコンピュータ(以下、PCと記載する)の本体であり、本願発明のプログラムが実行される。参照符号2は表示装置である。参照符号3はデジタイザやタブレットと呼ばれる手書き入力装置である。参照符号4は手書き入力装置用ペンである。なお、デジタイザやタブレットの種類によっては特別なペンを用意せず、指先で入力面に触れただけで入力可能な形態の装置もあり、参照符号4が無くとも、本願発明の動作には影響はない。また、近年、デジタイザやタブレットの入力面を透明にし、当該入力面の下側に表示装置を置き、デジタイザやタブレットの入力面からペンや指先で入力した座標を、透明入力面の下側に置かれた表示装置に報告させる仕組みのものもあり、当該構成の装置構成も本願構成に含める。つまり、参照符号2と3が一体化したものも本願発明の構成に含める。
図2はデジタイザやタブレットより送出される、手書き文字の筆跡記入時の座標データを示している。デジタイザやタブレットは、機器のメーカーや接続インタフェースに応じ様々な形式があるが、ここでは、全ての装置が必須に出力する情報を模擬的に示している。図2の参照符号5はペン状態フラグを示し、装置のペンの操作状態を示している。入力装置のペン状態フラグとは、
(a)入力面より離されていたペンが入力面上に押された(以降ペンダウンと呼ぶ。)
(b)ペンは押されたまま移動している(以降ペンムーブと呼ぶ。)
(c)ペンが入力面より離された(以降ペンアップと呼ぶ。)
に大別される。なお機種によっては、上記3種類の情報を出力せず、「ペンが押された」と「ペンが離された」の2種類の情報を出すものが知られているが、1回目の座標、および、前回のペン状態フラグがペンアップの場合は、ペンダウンと同等に扱うことができる。また、ペンの筆圧を報告するものもあるが、これらの情報も、筆圧値が一般的な筆記圧以上の場合はペンダウンやペンムーブと同等に扱える。また一般に、(a)〜(c)の一連の文字の手書入力は、手書き文字の入力に限定すると、「字画」と呼ばれることがある。以降、画や画数という表現を用いることもある。
図2の参照符号6、および参照符号7はデジタイザやタブレットが捕捉した横方向座標(以下X座標)と縦方向座標(以下Y座標)の座標値を示している。デジタイザやタブレットの種類により当該二次元座標の座標原点と座標値の増減方向(座標系)は様々であるが、一般的な表示装置の座標系と合わせることとする。つまり、左上を原点とし、右方向にX座標が増加し、下方向にY座標が増加する座標系として以降説明する。
また、デジタイザやタブレットから送られてくる入力座標の報告値は、表示座標系と同等なものとする。つまり左上を原点とし、右方向にX座標が増加し、下方向にY座標が増加し、これらの表示位置と入力位置の関係は、表示画面のピクセル位置と同等とする。つまり、デジタイザやタブレットの左上原点位置をペン入力すると、その際の座標は表示装置の左上座標と同等であり、図3の参照符号8のように(0,0)となる。またデジタイザやタブレットの縦横の中央位置をペンや指で入力すると、表示装置の画面ピクセルの中央座標値を送出する。このときは、図3参照符号9にあるよう(W/2、H/2)の座標となる。またデジタイザやタブレットの右下位置をペン入力すると、表示装置の右下ピクセル位置の座標を送出する。これは、図3の参照符号10になり、(W−1,H−1)の座標値となる。図3の参照符号11のWはデジタイザやタブレットの最大幅に相当する座標値であり、当該Wは図1の参照符号2の表示装置の表示幅のピクセル値に一致する。同様に、図3の参照符号12のHはデジタイザやタブレットの高さに相当する座標値であり、当該Hは図1参照符号2の表示装置の表示高のピクセル値に一致する。
異なった着座位置から書き込まれる手書き文字入力の入力方向は横書きとし、おのおの正面入力(図4参照符号13)、右入力(図4参照符号14)、対面入力(図4参照符号15)、左入力(図4参照符号16)と呼ぶこととする。
おのおの着座位置から入力された手書き文字座標は、本願プログラムが着座位置向けに座標変換し、図5の参照符号17で示される仮想用紙領域に描画される。この仮想用紙領域はPC内部に作成された座標データ描画領域であり、横幅は前記のWで、縦方向サイズはPCのプログラムメモリ等で許された、取りうる最大値とし、例えば図1の参照符号2の表示装置画面サイズの数十〜数百枚分に相当する表示データ領域である。当該仮想用紙領域は、表示装置と同様の座標系で構成される。(左上が原点で右方向に向かいX座標が増加、下方向に向かいY座標が増加。)なお各着座入力から仮想用紙領域への座標変換は後述の計算式(1)〜(4)が利用される。また、仮想用紙領域から着座位置向けに手書文字イメージを変換して表示する際は、後述した計算式の(5)〜(8)が利用される。なお、図5の参照符号18のWは仮想用紙の幅であり、先に示したデジタイザやタブレットの最大幅に相当している。後述した式のHは表示装置の高さである。つまり図3の参照符号12のHと同様な値である。またBIASやbiasは、記入履歴表示をおこなうための、縦方向に表示位置をずらしたり、部分切り取り時に利用する変数である。
(1) 正面入力を仮想用紙領域へ
X座標 = 正面入力のX座標
Y座標 = 正面入力のY座標 + BIAS
(2) 右入力を仮想用紙領域へ
X座標 = H − 右入力のY座標
Y座標 = 右入力のX座標 + BIAS
(3) 対面入力を仮想用紙領域へ
X座標 = W − 対面入力のX座標
Y座標 = H − 対面入力のY座標 + BIAS
(4) 左入力を仮想用紙領域へ
X座標 = 左入力のY座標
Y座標 = W − 右入力のX座標 + BIAS
(5) 仮想用紙領域を正面入力へ
X座標 = 仮想用紙領域のX座標
Y座標 = 仮想用紙領域のY座標 − bias
(6) 仮想用紙領域を右入力へ
X座標 = 仮想用紙領域のY座標 − bias
Y座標 = H − 仮想用紙領域のX座標
(7) 仮想用紙領域を対面入力へ
X座標 = W − 仮想用紙領域のX座標
Y座標 = H − 仮想用紙領域のY座標 − bias
(8) 仮想用紙領域を左入力へ
X座標 = W − 仮想用紙領域のY座標 − bias
Y座標 = 仮想用紙領域のX座標
既に示したように図1の構成装置上で本願発明の手書き文字入力用情報交換装置の処理プログラムが実行される。図1の参照符号1はPC本体であり、市販されている一般的なPCで、本体1のメモリ(図示せず)に本願発明のプログラムが読み込まれ、PC本体1のCPU(図示せず)で実行される。参照符号2はPC本体1に接続された表示装置である。参照符号3はデジタイザやタブレットの手書き入力装置で、XY座標とペン状態フラグをPCに送る。
図16より図19は本願発明のプログラムフローチャートである。以下、本願発明の詳細を図示実施例に基づいて説明する。本願発明プログラムが開始すると制御変数の初期化が行われる。これは図7参照符号23座標格納インデックス、図7参照符号24の描画開始インデックスに0を代入する。図6の座標テーブルは2次元の配列変数として構成され、インデックス値が配列へのアクセス位置を示す番号になる。最初の配列位置は0である。図7参照符号26の着座方向、図7参照符号25の前回捕捉時刻、図7参照符号27の記入者変化フラグを0にする。また、図7参照符号28の記入者変化捕捉時間の値にS秒(S秒は仮に3秒としておく。)を格納しておく。また、図7参照符号29の記入者変化開始インデックスを0にする。図7参照符号30の記入者変化捕捉ストローク数にN個(N個は仮に15とする。当該数は画数に相当する数値である。)更に図7参照符号33の仮想用紙領域格納位置と図7参照符号34のY座標ストローク量の座標値を0にする。<S1>
手書き入力があると、本願発明プログラムは筆跡入力装置より当該手書文字入力の座標データ(図2の参照符号5,6,7)を読み出す。<S2>
読み出した座標を図6の座標テーブルの座標データ欄に格納する。格納方法は、座標格納場所を示すインデックス(図7参照符号23)が示す格納番号の場所に座標データ(図2の参照符号5,6,7)を図6参照符号19、20、21の各欄に格納する。また、パーソナルコンピュータが保持する時計データ(図示せず。当該計時データはシステムタイムなどと称される時分秒の時計データである。)を図6の参照符号22の欄に保存する。計時データの刻み値は様々であるが、ここでは秒単位までの計時データを保存する。<S3>
座標格納インデックス(図7参照符号23)を1増分させ、次の格納場所とする。<S4>
ペン状態フラグ(図2の参照符号5)を参照し各処理へ分岐する。<S5>
「ペンダウン」の場合は、図7の参照符号27の記入者変化フラグを参照し各処理へ分岐する。<S6>
記入者変化フラグが0の場合は、図7参照符号25の前回補足時刻が0か調べる。<S7>
図7参照符号25の前回捕捉時刻が0以外の場合の場合、図7の参照符号25の前回捕捉時刻と<S3>で格納した計時データとの差を計算する。これは前回入力開始時刻から今回入力開始時刻との経過時間を求めることに相当する。<S8>その後図7の参照符号25の前回捕捉時刻へ<S3>で代入した時刻(今回の捕捉時刻)を格納する。<S9>
前記で求めた経過時間と図7参照符号28の記入者変化捕捉時間とを比較する。<S10>
経過時間が図7参照符号28の記入者変化捕捉時間より大きい場合は、図7参照符号27の記入者変化フラグを1にする<S11>さらに、図7参照符号23の座標格納インデックス値を図7参照符号29の記入者変化開始インデックスに格納する。<S12>
ペン状態フラグ(図2の参照符号5)を参照し、「ペンアップ」の場合は、図7参照符号24で示される描画開始インデックスの指す場所より、座標格納インデックス(図7参照符号23)の指すインデックス番号の1つ前までの座標テーブルに格納された座標データを実際の表示装置(図2参照符号2)に描画する。<S13>この時の描画動作は次の様になる。まず、描画開始インデックスの場所のX座標とY座標(図6の参照符号20と参照符号21)を描画開始点とし、図7参照符号24の描画開始インデックスを+1する。図7参照符号24の描画開始インデックスの指すX座標とY座標(図6の参照符号20と参照符号21)を読みだし、描画開始位置と今読んだX座標とY座標とを直線で結ぶ。今回のX座標とY座標を描画開始位置とし、図7参照符号24の描画開始インデックスを+1する。当該動作を繰り返す。なお図7参照符号24の描画開始インデックスが図7参照符号23の座標格納インデックスと同値となったら描画処理を終了し、図7参照符号24の描画開始インデックスに図7参照符号23の座標格納インデックス値を代入する。<S14>
図7参照符号27の記入者変化フラグが1か調べ<S15>、1の場合は図7参照符号29の記入者変化開始インデックスを開始点として、図7参照符号23の座標格納インデックス値の1つ前までの図6参照符号19のペンフラグを参照しながら、「ペンダウン」のフラグ数を数え上げる。(当該所作は、手書入力の入力画数を調べる動作に相当する。)<S16>
数え上げた「ペンダウン」数が、図7参照符号30の記入者変化捕捉ストローク数を超えたか調べる。<S17>
超えた場合、図7参照符号29の記入者変化開始インデックスが指す図6参照符号20のX座標、および図6参照符号21Y座標と、図7参照符号23の座標格納インデックスの値の1つ前に記録されたインデックス値の指す座標テーブルを読み出し、読み出した図6参照符号20のX座標、および図6参照符号21のY座標の2つの座標の組を参照し、差を取る。それぞれ、図7参照符号31のX座標変化量と図7参照符号32のY座標変化量に格納する<S18>
図7参照符号31のX座標変化量と図7参照符号32のY座標変化量の絶対値を求め、どちらの座標が大きいか調べる。大きいほうのXYや、そのときの変化量の正負から、以下のテーブルに従い着座方向を求める。<S19>
大きい座標系 変化量 方向 意味
X 正 0 正面入力
X 負 2 対面入力
Y 負 1 右入力
Y 正 3 左入力
図7参照符号26の着座方向の値に従い座標変換をかける。座標変換式は前述したが、方向に従った(1)〜(4)の変換式を割り当てればよい。つまり方向が0なら(1)式を、方向が1なら(2)、方向が2なら(3)、方向が3なら(4)の各座標変換式を利用する。なお前記変換式に示されたBIASには、図7参照符号33の仮想用紙領域格納位置の値を利用する。座標変換する対象は、座標テーブルの最初の座標(インデックスが0の場所である)から、図7参照符号29の記入者変化開始インデックス値−1までの図7参照符号20のX座標、同の図7参照符号21のY座標である。<S20>
図6の座標テーブルの最初の座標(インデックスが0の場所)から、図7参照符号29の記入者変化開始インデックス値−1の、図6参照符号21のY座標(当該値は<S20>で座標変換済のものである。)の最大値と最小値を求め、その差を図7参照符34のY座標ストローク量に格納する。<S21>
図6座標テーブルの最初の座標(インデックスが0の場所)から、図7参照符号29の記入者変化開始インデックス値−1までの、図6参照符号21のY座標を、先に求めたY座標最小値を減算する。これはYの入力座標の最小値を0とし、他の座標系に貼りこむ際に有用なように変換するためである。これは、相対座標変換に相当する。<S22>
座標変換された図6座標テーブルの最初の座標(インデックス0の場所)から、図7参照符号29の記入者変化開始インデックス値−1までの、図6参照符号19のペン状態フラグ、図6参照符号20のX座標、図6参照符号21のY座標を読み出しながら、図5参照符号17の仮想用紙領域に描画をおこなう。描画方法はすでに示したが、ペン状態フラグを参照し、ペンが押されたXY座標を開始点とし、ペンが離されるまでのXY座標を順次直線で結ぶものである。つまり、「ペンダウン」で示された座標を開始点とし、次の「ペンムーブ」で示される座標までを直線で結び、次に今の「ペンムーブ」で示される座標を開始点とし、次の座標フラグを判別しながら「ペンアップ」が見つかるまで直線で結んでいく。<S23>
図7参照符号33の仮想用紙領域格納位置の値に図7参照符34のY座標ストローク量を加算する。<S24>
<S18>で求めた方向を図7参照符号26の着座方向に格納する。<S25>
図2参照符号2の表示装置の画面を消去する。<S26>
<S18>で求めた座標方向と、図7参照符号29の記入者変化開始インデックスが指す図6参照符号20のX座標や図6参照符号21のY座標とから、現在記入中の手書き座標の若い上側領域の表示可能な空白サイズを求める。空白サイズは下記テーブルから求める。<S27>
方向 空白サイズ
正面入力 Y座標
対面入力 H − Y座標
右入力 X座標
左入力 W − X座標
図5参照符号17の仮想用紙画面で、図7参照符号33の仮想用紙領域格納位置から<S27>で求めた空白サイズ分の若い座標イメージを切り取り、<S18>で求めた座標方向に回転させる。より具体的には、仮想用紙領域格納位置から求めた空白サイズを減算した位置を前記座標変換式の(5)から(8)のbias変数に割り当て、当該位置を基点とした座標変換(座標回転)をおこなうことである。<S28>
変換された座標イメージを、図1参照符号2の表示装置に、左上原点より表示する。<S29>
図7参照符号29の記入者変化開始インデックスが指す座標テーブル上の座標位置から、図7参照符号23の座標格納インデックス値−1までの、図6参照符号19のペンフラグ、図6参照符号20のX座標、図6参照符号21のY座標を、図6描画テーブルの最初の位置(インデックス値が0の場所)へ順次移動させる。つまり、図7参照符号29の記入者変化開始インデックスの指すフラグ、X座標、Y座標をインデックス0番に移動させ、記入者変化開始インデックス+1のフラグ、X座標、Y座標を1番。+2を2番...といったふうに移動させる。移動の終わりは、図7参照符号23の座標格納インデックス値−1までの座標である。<S30>
図7参照符号27の記入者変化フラグを0にする。また、図7参照符号29の記入者変化開始インデックスを0にする。図7参照符号23の座標格納インデックス値は、<S29>で座標移動した座標数+1を格納する。図7参照符号24の描画インデックス値を0とする。<S31>
<S2>の処理アドレスへ分岐し、処理を続ける。
図8から図11は、本発明プログラムの実際の入力例である。図8参照符号35は正面入力が図1参照符号3の座標入力装置上でなされた(手書記入された)ことを示している。正面記入者は「価格は?」と記入した様子を示している。図1参照符号3の座標入力装置に手書き軌跡が示されているが、実際の装置に当該表示が現れるのではなく、あくまでも入力した様子を模擬的に図示したに過ぎない。同様に、図8参照符号36の右入力は、正面入力後、図7参照符号28の記入者変化捕捉時間以上の間隔を置き(前記説明では3秒とした。)記入した様子を示している。こちらも、前記同様「¥500/LOT」と記入しているが、入力した様子を模擬的に図示したに過ぎない。
図9参照符号37は正面入力して書き終えた際の、図1参照符号2の表示装置の表示の様子を示している。(前記と異なり、今回は実際に表示された例である。)このときは、まだ右入力はされていない。(3秒経過前である。)
図10参照符号38の右入力1は正面入力終了後、3秒以上経過したあと、右入力を開始した際の、図1参照符号2の表示装置の表示の様子を示している。このときは、まだ図7参照符号30の記入者変化捕捉ストローク数に達しない入力状況なので(15画以下なので)、表示装置には正面入力と右入力の一部が重畳して表示されている。
図11参照符号39の右入力2は、図7参照符号30の記入者変化捕捉ストローク数以上の入力をした際の、図1参照符号2の表示装置の表示の様子を示している。正面入力の手書き文字イメージが右入力にあわせた方向に回転表示させられ、且つ、右入力の上側に表示され、記入履歴を示しながら、現右入力の位置に手書を画面表示をしている。本構成システムで、図1参照符号3のタブレットやデジタイザが透明なもので、下側に図1参照符号2の表示装置を置いたシステム構成では、右入力をおこなっている記入者は、反時計方向で90度傾いた「価格?」を見ながら、「¥500/LOT」の記入をおこなうと、手書き入力イメージが(ペン入力した手書軌跡が表示装置に)そのまま表示されながら、記入の途中で(15画の手書文字入力をおこなうと。)、正面入力の手書イメージ(反時計方向で90度傾いた「価格?」)が、現在の手書文字入力中の上側に、自分の着座位置にあわせ、座標回転して表示されるのを見ることになる。
なお、本例では一定時間経過後、着座位置が異なる記入者筆記入力時、これまでの入力が回転表示され、かつ、記入順に表示される様子を示したが、同一者が一定時間経過後に、既記入領域に重畳させて記入しても座標変換、座標回転、表示移動がおこなわれ(この際は回転表示無し)前回記入が今回記入の上に表示される。一般に表示スクロールと呼ばれる動作であるが、当該動作が自動発生することになる。
図12から図15は、本発明プログラムの縦書きと横書きを混在させた実際の入力例である。図12参照符号40横書き(1)は、横書きの入手書き力が図1参照符号3の座標入力装置上でなされた(手書記入された)ことを示している。記入者は「こんにちは」と記入した様子を示している。図1参照符号3の座標入力装置に手書き軌跡が示されているが、実際の装置に当該表示が現れるのではなく、あくまでも入力した様子を模擬的に図示したに過ぎない。同様に、図12参照符号41の縦書きは、横入力後、図7参照符号28の記入者変化捕捉時間以上の間隔を置き(前記説明では3秒とした。)記入した様子を示している。こちらも、前記同様縦書きで「本日は晴天なり」と記入している。さらに図12参照符号42横書き(2)は「お元気ですか」と記入しているが、これらを入力した位置を模擬的に図示したに過ぎない。この際の入力では、本願発明プログラムは、正面記入者が縦書き入力した場合、左入力と同等に扱われることとなる。
図13参照符号43横書き1は、横書き入力して書き終えた際の、図1参照符号2の表示装置の表示の様子を示している。(実際に表示された例である。)このときは、縦書き入力はされていない。(3秒経過前である。)
図14参照符号44縦書きは、横書き入力終了後、3秒以上経過したあと、縦書きを書き終えた際の、図1参照符号2の表示装置の表示の様子を示している。
図15参照符号45横書き2は、縦書き入力終了後、3秒以上経過したあと、横書きを書き終えた際の、図1参照符号2の表示装置の表示の様子を示している。これまでの入力が、入力順に、表示装置上方に、表示方向を合せ、且つ、詰めて表示され手いる様子を示している。
すでに示したよう、同一記入者の縦書きは、常に左側の着座位置記入者の横書きと同等である。全ての着座位置でこれらの法則は成り立つ。
このように、複数の手書文字入力が、重畳されることなく連続に隙間無く詰めて表示され、手書入力時における情報交換が円滑に進められることとなる。
1 本体装置
2 表示装置
3 座標入力装置(デジタイザ・タブレット)
4 入力ペン(ペン無しのものある)
5 ペン状態フラグ
6 X座標
7 Y座標
8 左上座標(0,0)
9 中心座標(W/2、H/2)
10 右下座標(W-1,H-1)
11 画面の幅(W)
12 画面の高さ(H)
13 正面入力
14 右入力
15 対面入力
16 左入力
17 仮想用紙領域
18 仮想領域の幅(W)
19 ペンフラグ
20 X座標
21 Y座標
22 捕捉時刻
23 座標格納インデクス
24 描画開始インデクス
25 前回捕捉時刻
26 着座方向
27 記入者変化フラグ
28 記入者変化捕捉時間
29 記入者変化開始インデクス
30 記入者変化捕捉ストローク数
31 X座標変化量
32 Y座標変化量
33 仮想用紙領域格納位置
34 Y座標ストローク量
35 正面入力
36 右入力
37 正面入力例
38 右入力1
39 右入力2
40 横書き(1)
41 縦書き
42 横書き(2)
43 横書き1
44 縦書き
45 横書き2

Claims (2)

  1. デジタイザやタブレットなどの座標入力装置と、該座標入力装置によって記入された手書きイメージの表示を可能とするグラフィクスデータ表示装置と、前記座標入力装置とグラフィクスデータ表示装置とを制御するパーソナルコンピュータを用い、着座位置の異なる複数の記入者が同一の座標入力装置を用いて、交互に手書き文字による情報交換をする状況において、手書き文字入力の運筆方向からパーソナルコンピュータに内蔵された入力制御プログラムが、記入者の着座位置を判別し、手書きイメージの方向が前回の手書き方向と異なった場合、これまでの手書きイメージを記入者の手書き書き込み方向と同一となるよう前記入力制御プログラムが座標回転させ、且つ、これまでの手書きイメージが現記入者の手書きイメージと重畳せぬよう、前記入力制御プログラムによりこれまでの手書きイメージを常に一定方向に、記入順序が判別できるように並べることにより、入力順番を明確にし、現入力中の手書きイメージをパーソナルコンピュータに接続したグラフィクスデータ表示装置に表示することを特徴とする文字入力用情報交換装置。
  2. 請求項1において,前記記入者が横書き入力と縦書き入力を実施した場合、常に書き手からみて同一方向に手書きイメージを入力順に表示することを特徴とする手書き文字入力用情報交換装置。
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