JP2011025354A - 生産システム - Google Patents

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智久 杉▲崎▼
Yoshiaki Ono
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Abstract

【課題】床面積の有効利用を図り生産性を向上させることができるとともにレイアウト変更や個々のメンテナンスを容易に行なうことが可能な生産装置及び生産システムを提供する。
【解決手段】ワークの生産処理を行う装置モジュール10を複数接続してなる生産システム1において、装置モジュール10に、生産処理を行う処理部30と、該処理部を保持するとともに水平面に沿った前後方向Xに延びる柱状をなす装置基体20とを設け、装置基体20の外周面に、前後方向Xに直交する互いに異なる方向を向く第1接続平面及び第2接続平面を設け、装置モジュール10同士が互いの第1接続平面又は第2接続平面を対向させて接続される際に、これら接続される装置モジュール10同士を前後方向Xに相対移動可能に連結する連結部材24を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークに対して加工工程や組立工程等の生産処理を行う生産装置を複数配列し、物品を生産する生産システムに関する。
複数の生産装置を水平面に沿った一のライン上に配列した生産システムが知られている。このような生産システムにおいては、隣り合う生産装置の相互間を搬送部で接続し、ワークを個々の生産装置に順に搬送させて連続的に処理を行っている。個々の生産装置は、加工機能や組立機能を有する処理部や該処理部の制御を行う制御部等が、筐体としての装置基体内に収納されることで構成されている。
従来、このような生産システムにおいては、個々の生産装置がその機能に応じて独自に設計されていた。したがって、各生産システムの外形寸法の大きさに一定の基準がなく、生産装置の入替え作業を行う場合、入れ替えた生産装置の設置スペースを前後の搬送部で調整する必要がある。また、ワークの変更により生産工程を変更する必要が生じた場合にも、ライン全体のレイアウト変更に伴う各生産装置の設置変更を行なう必要が生じ、生産システム全体の設置スペースを各生産装置に割り当てて設置変更する必要があった。
これに対し、特許文献1に開示された生産システムにおいては、水平面に沿った一のライン上に配置された複数の生産装置のうち、最小設置幅となる生産装置の設置幅を基準幅とし、各生産装置の設置幅を基準幅の整数倍となるように構成している。これにより、生産装置の入替えを容易に行うことを可能としている。
特開2007−245314号公報
ところで、上記特許文献1の生産システムを構成する生産装置においては、装置基体の前面カバー内に処理部及び制御部が搭載されているため、これら処理部及び制御部のメンテナンス等により生産装置にアクセスする際にアプローチ可能な領域が前面側のみに制限されている。よって、この領域を確保するためには、生産システムの生産ラインを単列あるいは生産装置を背面合わせにした2列に抑えなければならず、工程数の多い製品を生産する場合には単列又は2列の生産ラインを複数設置する必要があり、工場内の床面積を有効に活用することができなかった。
これに対し、生産ラインを3列以上とした生産システムや、生産装置を床面上にマトリックス状に配置した生産システムを構築して床面積の有効利用を図ることも考えられる。ところが、この場合、複数の列のうち内部に位置する列の生産装置やマトリックスの中央に配置された生産装置に対してのアクセスが困難となってしまい、生産システムのレイアウト変更やメンテナンスを行なうためには、周囲の生産装置を移動させる等の付帯作業が必要となる。したがって、レイアウト変更やメンテナンスに多くの時間と労力を要することになり、生産性の低下を招いてしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、床面積の有効利用を図り生産性を向上させることができるとともにレイアウト変更や個々のメンテナンスを容易に行なうことが可能な生産装置及び生産システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る生産システムは、ワークの生産処理を行う生産装置を複数接続してなる生産システムであって、前記生産装置は、前記生産処理を行う処理部と、該処理部を内部に保持するとともに、略箱状をなす装置基体とを備え、前記装置基体の外周面に形成された複数の接続平面と、前記生産装置同士が互いの前記接続平面を対向させて接続される際に、これら接続される前記生産装置同士を特定の一方向に相対移動可能に連結する連結手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る生産システムにおいては、前記装置基体が水平面に沿った特定の一方向に延びる四角柱状をなし、前記複数の接続平面が、前記特定の一方向に直交する第1方向を向き互いに平行な一対の第1接続平面と、前記特定の一方向に直交するとともに前記第1方向に交差する第2方向を向き、互いに平行な一対の第2接続平面とからなることが好ましい。
さらに、本発明に係る生産システムにおいては、前記装置基体が水平面に沿った特定の一方向に延びる六角柱状をなし、前記複数の接続平面が、前記特定の一方向に直交する互いに異なる方向を向く6つの接続平面からなるものであってもよい。
また、本発明に係る生産システムにおいては、前記装置基体が水平面に沿った特定の一方向に延びる三角柱状をなし、前記複数の接続平面が、前記特定の一方向に直交する互いに異なる方向を向く3つの接続平面からなることを特徴とするものであってもよい。
さらに、本発明に係る生産システムにおいては、前記連結手段が、互いに接続される前記生産装置の前記接続平面同士のうち一方の前記接続平面に設けられ、前記特定の一方向に沿って延びる突条と、他方の前記接続平面に設けられ、前記特定の一方向に沿って延びて前記突条と係合可能なガイド溝とからなることを特徴としている。
また、本発明に係る生産システムにおいては、前記連結手段が、互いに接続される前記生産装置の前記接続平面同士にそれぞれ設けられ、前記特定の一方向に向かって延びる凹溝と、これら凹溝が接続されることで形成される特定の一方向に沿って延びる孔部に嵌合可能なクサビ部材とからなるものであってもよい。
本発明の生産システムによれば、複数の生産装置を複数方向に接続することができるため、床面積の有効利用を図ることが可能となる。また、上記のように複数の生産装置が配列された場合でも個々の生産装置にアクセス可能であるため、個々のメンテナンスを容易に行なうことができる。さらに、各生産装置が特定の方向に相対移動可能に連結されており生産装置を自由に接続することができるため、レイアウト変更や個々のメンテナンスを容易に行なうことが可能となる。
実施形態に係る生産システムの概略構成を示す斜視図である。 実施形態に係る装置モジュールの概略構成を示す斜視図である。 第1の装置モジュールの連結部材の形状を示す正面図である。 第2の装置モジュールの連結部材の形状を示す正面図である。 実施形態に係る生産システムにおいて各装置モジュールを連結する連結手段の構成を示す正面図である。 実施形態に係る生産システムにおいて、一の装置モジュールを交換する状態を示す斜視図である。 実施形態に係る生産システムにおいて連結手段の第1の変形例を示す正面図である。 実施形態に係る生産システムにおいて連結手段の第2の変形例を示す正面図である。 第1の変形例の生産システムの概略構成を示す斜視図である。 第2の変形例の生産システムの概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る生産システムの実施形態について図1から図5を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の生産システム1は、例えばレンズ等の不図示のワークの生産処理を行う略直方体状の装置モジュール(生産装置)10が複数並設及び積層されて立体的に配列されることで構成されており、全体として略直方体状に形成されている。なお、ここで言う生産処理とは、加工、表面処理、洗浄、組立、検査、測定、修理、梱包等のワークを生産する過程における各種処理のことを意味する。
本実施形態においては、説明の便宜のため各装置モジュール10を略直方体の形状として示している。それぞれの装置モジュール10では、ワークの少なくとも1つの生産処理を行うことができるようになっている。
また、図1における装置モジュール10が積層される鉛直方向を第1方向Zとし、水平面に沿った装置モジュール10の並設方向を第2方向Yとし、さらに、該第1方向Z及び第2方向Yに直交する水平面に沿った方向を前後方向(特定の方向)Xとする。
さらに、生産システム1を構成する各装置モジュール10は、第1方向Z、第2方向Y及び前後方向Xの寸法が一定とされている。
装置モジュール10は、ワークに対して少なくとも一つの生産処理を行うことができるように構成されており、図2に示すように、装置モジュール10の筐体となる装置基体20と、内部において少なくとも一つの生産処理を施すことが可能な処理部30と、該処理部30の制御を行う制御部40とを備えており、全体として略直方体状をなしている。
装置基体20は、前後方向Xに延びる箱状をなし、一定の剛性を有しその厚さが十分薄く形成された筐体状に形成されており、モジュールシェルともみることができる。
この装置基体20の外周面のうち、第1方向Zを向く一対の面は、それぞれ第1接続平面(接続平面)22a,22bとされている。これら第1接続平面22a,22bは互いに並行な一対の平面とされており、第1方向Zに直交するようにそれぞれ配置されている。
また、装置基体20の外周面のうち第2方向Yを向く一対の面は、それぞれ第2接続平面(接続平面)23a,23bとされている。これら第2接続平面23a,23bは互いに並行な一対の平面とされており、第2方向Yに直交するようにそれぞれ配置されている。
なお、第1接続平面22a,22bと第2接続平面23a,23bとは互いに直交するように配置されている。
そして、本実施形態においては、上記第1接続平面22a,22b及び第2接続平面23a,23bには、それぞれ連結部材24が設けられている。なお、図2においては、第1接続平面22b及び第2接続平面23bにおける連結部材24は図示を省略している。
該連結部材24は、第1接続平面22a,22bの第2方向Y略中央部及び第2接続平面23a,23bの第1方向Z略中央部において、前後方向X前方側 (図2の紙面手前側)から前後方向X後方側(図2の紙面奥側)に向かってそれぞれ延在している。なお、この連結部材24の詳細な形状については後述する。
処理部30は、装置基体20の前後方向X前方側を向く面に保持されており、外形略直方体状をなしている。なお、本実施形態においては、処理部30の形状を便宜上直方体形状としているが、当該形状に限定されることはなく他の形状であってもよい。また、この処理部30の表面には、図示しない開口部が形成されており、該開口部を介して処理部30内にワークが搬出されるようになっている。
制御部40は、装置基体20の前後方向X後方側の面に保持されており、装置基体20の内部で上記処理部30と電気的に接続されている。これによって、制御部40から処理部30に対して電力供給及び制御指令の伝送が行われるようになっている。
次に、連結部材24の形状について図3及び図4を用いて説明する。
本実施形態においては、2種類の連結部材24A,24Bがあり、いずれの連結部材24A,24Bが設けられているかによって、装置モジュール10が2種類の装置モジュール10A,10Bに区別されている。また、この一対の連結部材24A,24Bによって、本実施形態の連結手段が構成されている。
第1の装置モジュール10Aには、図3に示すように、前後方向Xに沿って延びる突条25を備えた連結部材24Aが設けられている。この突条25は、該連結部材24Aが設けられた第1接続平面22a,22b及び第2接続平面23a,23bからそれぞれ第1方向Z及び第2方向Yに向かって突出しており、前後方向Xにわたって突出高さを一定とした同一形状で延在している。
また本実施形態においては、突条25の前後方向Xに直交する断面形状が矩形状とされているが、これに限定されることはなく、例えば半円状等の他の形状であってもよい。
第2の装置モジュール10Bには、図4に示すように、前後方向Xに沿って延びるガイド溝26を備えた連結部材24Bが設けられている。このガイド溝26は、該連結部材2BAが設けられた第1接続平面22a,22b及び第2接続平面23a,23b側に窪む凹溝であって、前後方向Xにわたって凹形状を一定として延在している。
また、本実施形態においては、ガイド溝26の前後方向Xに直交する断面形状が上記突条25の断面形状に対応する矩形状とされており、これによって、当該第2の装置モジュール10Bのガイド溝26は前後方向Xにわたって第1の装置モジュール10Aの突条25と嵌り合うことになる。即ち、第1の装置モジュール10A及び第2の装置モジュール10Bは、互いの第1接続平面22a,23b又は互いの第2接続平面23a,23bを対向させた状態で、連結部材24A,24Bによって係合可能とされているのである。
即ち、図5に示すように、本実施形態の生産システム1においては、装置モジュール10A及び10Bが、第1方向Z及び第2方向Yに沿って交互に配置され、その際に、装置モジュール10Aの連結部材24Aにおける突条25と、装置モジュール10Bの連結部材24Bにおけるガイド溝26とが前後方向Xにわたって係合するのである。
なお、ガイド溝26の前後方向Xに直交する断面形状は、上記突条25の断面形状に対応して、例えば半円状等の他の形状であってもよく、即ち、突条25と前後方向Xにわたって係合可能であればいかなる形状であってもよい。
また、互いに係合する突条25およびガイド溝26との前後方向Xにおける摩擦抵抗は小さくされており、これにより、第1の装置モジュール10Aと第2の装置モジュール10Bとが前後方向Xに沿って相対移動可能とされている。
以上のような構成の装置モジュール10(10A,10B)を複数配列して生産システム1を構築する際には、図1に示すように、各装置モジュール10の処理部30を前後方向X前方側に向けた状態で、第2方向Yに沿って複数の装置モジュール10をライン上に並設するとともに、このように並設された複数の装置モジュール10上にさらに複数の装置モジュール10を第1方向Z沿って積層配置する。これにより、各装置モジュール10は、その第1接続平面22a,22bが第1方向Zに接続される装置モジュール10の第1接続平面22a、22bと対向状態となり、第2接続平面23a,23bが第2方向Yに接続される装置モジュール10の第2接続平面23a,23bと対向状態となる。
ここで、上記のような第1方向Z及び第2方向Yの2方向に装置モジュール10を配列してなる生産システム1においては、図5に示すように、第1方向Z及び第2方向Yのいずれに方向においても、第1の装置モジュール10Aと第2の装置モジュール10Bとが交互に配列されている。即ち、第1の装置モジュール10Aは、第1方向Z及び第2方向Yにおいて必ず第2の装置モジュール10Bと隣り合うように配列されており、第2の装置モジュール10Bは、第1方向Z及び第2方向Yにおいて必ず第1の装置モジュール10Aと隣り合うように配列されている。
これにより、第1方向Z又は第2方向Yに隣接する装置モジュール10A,10Bが、第1の装置モジュール10Aの連結部材24Aの突条25と第2の装置モジュール10Bの連結部材24Bのガイド溝26とが係合し、各装置モジュール10(10A,10B)が上下左右に連結された生産システム1が構築される。
なお、当該生産システム1には、第2方向Yの両端に配置される装置モジュール10の第2接続平面23a,23bを支持するための一対のエンドプレート2,2が設けられていることが好ましい(図1参照、図6において図示省略)。
このような生産システム1においては、図示しない搬送手段によってワークが各装置モジュール10の処理部30間を順次搬送される。即ち、ワークは第1方向Z又は第2方向Yに沿って搬送されて各装置モジュール10の処理部30内に順次導入される。また、各処理部30においては、ワークに対して所定の生産処理が施され、この生産処理が各装置モジュール10にて順次連続的に行なわれることで、ワークに対しての一連の生産工程が完了する。
以上のような生産システム1によれば、複数の装置モジュール10により生産システム1を構築する際に、これら複数の装置モジュール10の第1接続平面22a,22b同士を対向させて接続することで第1方向Zに順次装置モジュール10を積層配列することができる。さらに、第2接続平面23a,23b同士を対向させて接続することで第2方向Yに順次装置モジュール10を配列することができる。即ち、装置モジュール10を互いに直交する第1方向Z及び第2方向Yの2つの方向にそれぞれ複数配列することができるため、レイアウトの自由度を高めることができる。したがって、生産システム1を全体としてコンパクトに配置することができ、これによって、床面積の有効利用を図り、生産性を向上させることが可能となる。
また、各装置モジュール10の前後方向Xに他の装置モジュール10が接続されることはないため、複数の装置モジュール10が接続して生産システム1を構築した後であっても、前後方向X前方側からは処理部30に対して、また、前後方向X後方側からは制御部40に対して、それぞれ容易にアクセスすることができる。
そして、本実施形態においては、各装置モジュール10が連結部材24A,24Bから構成される連結手段で連結されているため、生産システム1を頑強な構成とすることができる。したがって、第1方向Zに装置モジュール10を多数積層配置して生産システム1の高さ寸法が大きくなった場合であっても、例えば地震等により生産システム1が倒壊してしまうのを防ぐことができる。
また、連結部材24A,24Bからなる連結手段で連結された状態においても、連結された装置モジュール10A,10B同士は前後方向Xに沿って相対移動可能とされているため、図4に示すように、生産システム1から一の装置モジュール10のみを前後方向Xに沿ってスライドさせて引き出すことができる。
即ち、本実施形態の生産システム1においては、個々の装置モジュール10が前後方向Xにスライド可能な状態で連結されているため、当該生産システム1から各装置モジュール10を単独で離脱させることができる。
このように装置モジュール10を単独で離脱させることで、生産システム1から離れた他の場所において装置モジュール10をメンテナンス等することができるため、生産システム1を構築する際に個々の装置モジュール10のメンテナンス時のスペースを考慮することなく、該装置モジュール10を配列させることが可能となる。
また、図6に示すように、上下左右(第1方向Z及び第2方向Y)に装置モジュール10が積層・並設されている場合において、第1方向Z両方向及び第2方向Y両方向に他の装置モジュール10が連結されている一の装置モジュール10を生産システム1から離脱させた場合であっても、当該離脱させた装置モジュール10の上方に位置する装置モジュール10は、その第2方向Y両側において装置モジュール10と連結されているため落下してしまうことはない。即ち、生産システム1から装置モジュール10を単独で分離した場合であっても生産システム1の状態を維持することができるため、離脱させた装置モジュール10をメンテナンス後に元の配置箇所に戻す作業や、装置モジュール10を交換する作業を容易に行なうことができる。
以上、本発明の実施形態に係る生産システム1について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述の実施形態における連結手段は、突条25又はガイド溝26を備えた連結部材24A,24Bから構成されていたが、連結手段の第1の変形例として例えば図7に示すように、第1接続平面22a,22b及び第2接続平面23a,23bに突条25が突設され、また、ガイド溝26が刻設されているものであってもよい。即ち連結手段の第2変形例においては突条25とガイド溝26とから当該連結手段が構成されており、これら突条25とガイド溝26とが係合することにより装置モジュール10A,10Bが連結されるのである。
これによっても、装置モジュール10A,10Bを前後方向Xに沿ってスライド可能に連結することができる。さらに、この場合、第1接続平面22a,22b及び第2接続平面23a,23a同士が密着して接続されるため、生産システム1全体の体積をよりコンパクトにすることが可能となる。
また、連結手段の第2の変形例として、図8に示すようなものであってもよい。即ち、この連結手段は、図8(a)に示すように、各装置モジュール10の第1接続平面22a,22b及び第2接続平面23a,23bに形成された前後方向Xに向かって延びる凹溝27,27と、前後方向Xに向かって延びるクサビ部材28とから構成されている。
凹溝27は、第1接続平面22a,22bの第2方向Y中央、及び第2接続平面23a,23bの第1方向Z中央にそれぞれ形成されており、装置モジュール10,10を第1接続平面22a,22b同士又は第2接続平面23a,23b同士で接続した際に、凹溝27,27同士も接続されるように構成されている。これにより、装置モジュール10,10が接続された際には、一対の凹溝27によって、前後方向Xにわたって延びる孔部29が形成される。
そして、図8(b)に示すように、上記孔部29にクサビ部材28が嵌入されることにより、装置モジュール10同士が連結される構成とされている。なお、凹溝27は、それぞれ前後方向X前方側から後方側に向かうにしたがってその深さが漸次浅くなるように形成されていることが好ましく、これにともなって、クサビ部材28も、前後方向X前方側から後方側に向かうにしたがって漸次幅が狭くなるように構成されていることが好ましい。これによって、上記凹溝27,27からなる孔部29にクサビ部材28を挿入した際に、孔部29とクサビ部材28とが強固に嵌合されるため、装置モジュール10同士の連結をより強固なものとすることができる。
なお、クサビ部材28を孔部29から引き抜くことにより、容易に装置モジュール10同士の連結を解除することができるため、実施形態と同様に、生産システム1から装置モジュール10を単独で分離することもできる。
また、生産システム1の第1の変形例として、例えば図9に示すような生産システム50であってもよい。この生産システム50における装置モジュール60の装置基体70は、前後方向Xに延びる六角柱状をなしている。なお、図9においては、各装置モジュール60の処理部及び制御部の図示を省略している。
この装置基体70の外周面は、前後方向Xに直交する互いに異なる方向を向く6つの接続平面71a,71b,71c,71d,71e,71fから構成されている。このような装置基体70を備えた装置モジュール60を複数配列して生産システム1を構築する際には、各装置モジュール60の接続平面71a,71b,71c,71d,71e,71f同士が対向するように装置モジュール60を配列する。これにより、一の装置モジュール60に対して、その接続平面71a,71b,71c,71d,71e,71fの数に応じて最大6方向にそれぞれ装置モジュール60を接続することができる。したがって、装置モジュール60のレイアウトの自由度を高くして、当該生産システム80を構築することが可能となる。
なお、このように装置モジュール60同士が接続される際には、実施形態と同様の連結手段によって各装置モジュール60が連結される。したがって、生産システム50を頑強な構成とすることができる他、装置モジュール60を前後方向Xにスライド可能とすることができるため、当該装置モジュール60を単独で生産システム50から分離することが可能となる。
さらに、生産システム1の第2の変形例として、例えば図10に示すような生産システム80であってもよい。この生産システム80は、二種類の装置モジュール90A,90Bを備えており、各装置モジュール90A,90Bの装置基体100A,100Bは、前後方向Xに延びる三角柱状をなしている。なお、図10においては、各装置モジュール90A,90Bの処理部及び制御部の図示を省略している。
一方の装置モジュール90Aにおける装置基体100Aの外周面は、前後方向Xに直交する互いに異なる方向を向く3の接続平面101,102,103から構成されている。
また、他方の装置モジュール90Bにおける装置基体100Bの外周面は、前後方向Xに直交する互いに異なる方向を向く3の接続平面104,105,106から構成されている。
このような装置基体100A,100Bを備えた装置モジュール90A,90Bを複数配列して生産システム80を構築する際には、装置モジュール90Aの接続平面101,102,103のいずれかと装置モジュール90Bの接続平面104,105,106のいずれか同士を対向させるように装置モジュール90A,90Bを配列する。これよって、一の装置モジュール90A,90Bに対して最大3方向にそれぞれ装置モジュール90A,90Bを接続することが可能となる。したがって、装置モジュール90A,90Bのレイアウトの自由度を高くして、当該生産システム80を構築することが可能となる。
なお、このように装置モジュール90A,90B同士が接続される際には、実施形態と同様の連結手段によって各装置モジュール90A、90Bが連結される。したがって、生産システム80を頑強な構成とすることができる他、装置モジュール90A,90Bを前後方向Xにスライド可能とすることができるため、当該装置モジュール90A,90Bを単独で生産システム50から分離することが可能となる。
また、上述の前後方向Xは、本実施形態においては水平面に沿った方向とされているが、これに限定されることはなく、第1方向Z及び第2方向Yに交差する特定の方向を示すものであればよい。
1 生産システム
10 装置モジュール(生産装置)
10A 装置モジュール(生産装置)
10B 装置モジュール(生産装置)
20 装置基体
22a 第1接続平面
22b 第1接続平面
23a 第2接続平面
23b 第2接続平面
24 連結部材
24A 連結部材
24B 連結部材
25 突条
26 ガイド溝
27 凹溝
28 クサビ部材
29 孔部
30 処理部
40 制御部
50 生産システム
60 装置モジュール(生産装置)
70 装置基体
71 接続平面
80 生産システム
90A 装置モジュール(生産装置)
90B 装置モジュール(生産装置)
100A 装置基体
100B 装置基体
101 接続平面
102 接続平面
103 接続平面
104 接続平面
105 接続平面
106 接続平面
X 前後方向(特定の方向)
Y 第2方向
Z 第1方向

Claims (6)

  1. ワークの生産処理を行う生産装置を複数接続してなる生産システムであって、
    前記生産装置は、
    前記生産処理を行う処理部と、
    該処理部を内部に保持するとともに、略箱状をなす装置基体とを備え、
    前記装置基体の外周面に形成された複数の接続平面と、
    前記生産装置同士が互いの前記接続平面を対向させて接続される際に、これら接続される前記生産装置同士を特定の一方向に相対移動可能に連結する連結手段と、
    を備えたことを特徴とする生産システム。
  2. 前記装置基体が前記特定の一方向に延びる四角柱状をなし、
    前記複数の接続平面が、
    前記特定の一方向に直交する第1方向を向き互いに平行な一対の第1接続平面と、
    前記特定の一方向に直交するとともに前記第1方向に交差する第2方向を向き、互いに平行な一対の第2接続平面とからなることを特徴とする請求項1に記載の生産システム。
  3. 前記装置基体が水平面に沿った特定の一方向に延びる六角柱状をなし、
    前記複数の接続平面が、
    前記特定の一方向に直交する互いに異なる方向を向く6つの接続平面からなることを特徴とする請求項1に記載の生産システム。
  4. 前記装置基体が水平面に沿った特定の一方向に延びる三角柱状をなし、
    前記複数の接続平面が、
    前記特定の一方向に直交する互いに異なる方向を向く3つの接続平面からなることを特徴とする請求項1に記載の生産システム。
  5. 前記連結手段が、
    互いに接続される前記生産装置の前記接続平面同士のうち一方の前記接続平面に設けられ、前記特定の一方向に沿って延びる突条と、
    他方の前記接続平面に設けられ、前記特定の一方向に沿って延びて前記突条と係合可能なガイド溝とからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の生産システム。
  6. 前記連結手段が、
    互いに接続される前記生産装置の前記接続平面同士にそれぞれ設けられ、前記特定の一方向に向かって延びる凹溝と、
    これら凹溝が接続されることで形成される前記特定の一方向に沿って延びる孔部に嵌合可能なクサビ部材とからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の生産システム。
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