JP2011024822A - 簡易消火器 - Google Patents

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Abstract

【課題】消火液の放出を任意に止めることができ、かつ消火液を容易に充填可能として繰り返し再利用可能な簡易消火器を提供する。
【解決手段】本体容器2と、本体容器に収容されたアキュームレータ25と、本体容器に接続された注入弁41と、注入弁からアキュームレータを圧縮させながら本体容器に注入されて加圧された消火液Wと、本体容器に接続され加圧された消火液の圧力により閉弁され、開弁されたときに消火液を放出させる放出弁42と、放出弁を開弁させるレバー48と、放出用バルブの出口側に接続され消火液を放出するノズル46を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、容易に再利用が可能な簡易消火器に関する。
一般家庭の台所等に置いてある畜圧式消火器は、粉末又は液体の消火薬剤と共にこの消火薬剤を噴出させるための圧縮空気或いは圧縮窒素ガス等の加圧用ガスが充填された本体容器、本体容器の口部に取付けたバルブ、バルブに取り付けられて消火薬剤を放出するためのサイホン管、バルブに接続された消火器ホース、消火器ホースの先端に取付けられたノズル、バルブに取付けられてその開閉操作をするための固定レバー及び可動レバー、これらの固定レバーと可動レバーとの間に取付けられた安全栓等により構成されている(例えば、特許文献1参照)。
平常状態(不使用時)においては、弁棒の下端に設けられた弁体がコイルばねにより弁棒と共に引き上げられてバルブのサイホン管側の開口端(弁座)に圧接して当該開口端を閉塞しており、弁棒の上端が可動レバーの押圧部と対抗している。
消火器を使用する場合には、安全栓を引き抜き、一方の手でノズルを掴んで本体容器から外し、他方の手で固定レバーと可動レバーを握って本体容器を持ち上げ、ノズルを消火すべき対象物に向けながら固定レバーと可動レバーを握り締めて押圧部で弁棒を押し下げてバルブの開口端を開口させる。これに伴い加圧用ガスが消火薬剤をサイホン管、ホースを通してノズルから放出させて前記消火すべき対象物を消火する。
特開2003−164539号公報(3頁、図1)
上記構成の畜圧式消火器においては、概ね一度安全栓を抜いて使用状態にすると加圧用ガスと消火薬剤が完全に放出されてしまうまで止めることができず、失火の初期段階で僅かな量の消火薬剤で簡単に消火が済んでしまった場合であっても加圧用ガスと消火薬剤の放出を止めることができない。このため、必要以上に放出された消火薬剤による周辺部の汚れ等により後処理が大変な場合がある。また、取り扱いを誤って不用意に安全栓を抜いてしまい、使用状態にしてしまったような場合でも上述と同様に消火薬剤の放出を止めることができず、消火薬剤による後処理が大変な場合もあり得る。
また、一方の手でノズルを掴み、他方の手で固定レバーと可動レバーを握って本体容器を持ち上げ、ノズルを消火すべき対象物に向けながら可動レバーを握り締めてバルブを開弁させるためにノズルを消火対象物に正確に向けることが困難である。このため、消火対象物に消火薬剤を有効に放出することができない。
更に、消火器を使用した後当該消火器を再利用する場合には、専門業者に依頼してオーバーホールをして消火薬剤や加圧用ガスを充填することが必要であり、費用が嵩むばかりでなく時間も掛かる。このため、実質的には使い捨てが殆どであり、不経済である。また、消火対象物によっては消火薬剤として単なる水でも十分な場合もある。
本発明の目的は、消火液の放出を任意に止めることができ、かつ消火液を容易に充填可能として繰り返し再利用可能な簡易消火器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る簡易消火器は、
本体容器と、
前記本体容器に収容されたアキュームレータと、
前記本体容器に接続された注入弁と、
前記注入弁から前記アキュームレータを圧縮させながら前記本体容器に注入されて加圧された消火液と、
前記本体容器に接続され、前記加圧された消火液の圧力により閉弁され、開弁されたときに前記消火液を放出させる放出弁と、
前記放出弁を開弁させるレバーと、
前記放出用バルブの出口側に接続され前記消火液を放出するノズルを備えたことを特徴としている。
本体容器内に充填されている消火液は、アキュームレータを圧縮させて加圧されている。使用者が消火器を使用する際、ノズルを消火すべき対象物に向けてレバーを操作して(引いて)放出弁を開弁すると、アキュームレータが膨張して消火液をノズルから放出する。使用者がレバーを戻して放出弁を閉弁すると消火液の放出が停止する。これにより、消火液を不必要に放出することを防止することができる。使用者は、消火器を使用した後、即ち消火液を放出させた後注入弁から消火液を注入(充填)する。消火器は、消火液を加圧する手段としてアキュームレータを使用し、かつ注入弁を介して消火液を注入(充填)可能とすることにより、繰り返して再使用することが可能となる。
また、本発明の請求項2に係る簡易消火器は、請求項1に記載の簡易消火器において、前記消火液は、水であることを特徴としている。
消火液として水を使用することにより、消火した後水を拭き取るだけでよく後処理が極めて容易である。また、消火液として水を使用することにより、水道水を利用することができ、安価にかつ容易に充填することができる。
また、本発明の請求項3に係る簡易消火器は、請求項1又は請求項2に記載の簡易消火器において、
前記注入弁は、外部から前記本体容器への消火液の注入のみを許容する一方向弁であり、前記放出弁は、前記本体容器から消火液の放出のみを許容する一方向弁であることを特徴としている。
消火液を本体容器に充填するための注入弁を一方向弁とすることにより、消火液である水の充填が容易であり、消火器の再利用が可能である。また、消火液として水を使用することにより使用後、粉末等の消火薬剤を使用した場合のように注入弁及び放出弁の弁体及び弁座に消火薬剤が付着する虞がなく、これらの注入弁及び放出弁の密閉性が確保され、本体容器内に充填した消火液(水)の漏出を防止することができる。また、消火液を放出するための放出弁を一方向弁とすることにより、使用時にレバーの操作により開弁するだけでよく操作性が向上する。
また、本発明の請求項4に係る簡易消火器は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の簡易消火器において、
前記放出弁と前記ノズルとの間に前記消火液の圧力に応じて前記ノズルから放出する前記消火液の流量を調節する絞り弁が設けられていることを特徴としている。
絞り弁は、本体容器内の消火液の圧力に応じて絞りが制御され、圧力の高い放出初期においては絞られて消火液の放出量を抑え、消火液の放出に伴い圧力が低下すると絞りが開いて消火液の放出量を増加させる。これにより、消火液の放出流量の急激な変化(低下)を抑えて放出させることが可能となる。
また、本発明の請求項5に係る簡易消火器は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の簡易消火器において、
前記本体容器には前記消火液の圧力を表示する圧力計が接続されていることを特徴としている。
使用者が本体容器にアキュームレータを圧縮させながら消火液(水)を注入するときに、圧力計の表示を見ながら注入することでアキュームレータ、即ち消火液の加圧力を検知することが可能となり、消火液の注入(充填)が容易となる。
また、本発明の請求項6に係る簡易消火器は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の簡易消火器において、
前記注入弁と前記放出弁と前記絞り弁と前記ノズルと前記レバーと前記圧力計が一体に設けられてハンドスプレーガンとされ、ホースにより前記本体容器に接続されていることを特徴としている。
注入用弁、放出弁、絞り弁、ノズル、レバー及び圧力計を一体に設けてハンドスプレーガンとすることにより、ノズルを消火すべき対象物に正確に向けることが可能となり、更に放出弁をレバーにより開弁操作することができ操作性が向上する。また、ハンドスプレーガンとすることにより、コンパクト化を図ることが可能となり操作性が向上する。更に、ハンドスプレーガンと本体容器とをホースで接続することにより、一方の手でハンドスプレーを握り、他方の手で本体容器を持つことができ、ハンドスプレーガンを消火対象物に正確に向けることができ、消化液を消火対象物に向けて有効に放出することが可能となる。
本発明によると、本体容器内に収容したアキュームレータにより消火液を加圧し、レバーの操作により放出弁を開弁することにより、消火液の放出を任意に止めることができる。そして、注入弁から本体容器に消火液を容易に注入することができ、消火器を繰り返して再利用することが可能となり経済的である。また、消火器の構成が簡単である。
本発明に係る簡易消火器の概略構成図である。 図1に示した簡易消火器の本体容器の断面図である。 図2に示した本体容器及び本体容器に収容されているアキュームレータの矢線III−IIIに沿う断面図で、図3(a)はアキュームレータの自然状態を示し、図3(b)はアキュームレータが1/2程度に圧縮された状態を示し、図3(c)はアキュームレータが1/4程度に圧縮された状態を示す。 図1に示したハンドスプレーガンの詳細断面図である。 図4に示したハンドスプレーガンに収容されている絞り弁の拡大図である。 図5に示した絞り弁の作動を示す説明図である。 図4に示したハンドスプレーガンのレバーの安全ピンの説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る簡易消火器について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の簡易消火器の概略構成を示し、簡易消火器1は、消火液Wが充填された本体容器2、本体容器2にホース4を介して接続され、当該本体容器2への消火液Wの注入(充填)及び本体容器2内の消火液Wを消火対象物に向けて放出(噴出)させるためのハンドスプレーガン3により構成されている。
本体容器2は、容器21、容器21内に充填された消火液Wを加圧して放出(噴出)させるためのアキュームレータ25、アキュームレータ25に圧縮ガスを注入(充填)するための給気弁26を備えている。
ハンドスプレーガン3の本体31は、消火液Wを注入するための注入弁41、消火液Wを放出するための放出弁42、消火液Wの圧力(液圧)に応じて放出する消火液Wの流量を調節する絞り弁45、消火液Wを放出するノズル46、消火液Wの圧力を検出表示する圧力計47、放出弁42を開弁操作するレバー(引金)48が一体に設けられている。
容器21は、図1及び図2に示すように縦長の円筒形の両端部が略半球状をなし、下部に当該容器21を立てて置くための円筒状のスタンド22が外周面に同心的に固定されている。容器21の上面21aの中央にホース4と接続するための円筒形状の接続金具23が設けられており、その内周面に雌ねじが刻設されている。容器21の底面21bの中央部に大径の孔21cが設けられている。孔21cは、周縁部が下方に延出して円筒形状の開口部21dとされており、開口内側端面に同心的に環状溝21eが形成され、外周面に雄ねじが刻設されている。また、上面21aの外周縁部に取手24が取り付けられている。
アキュームレータ25は、ブリーツ形ブラダ(ゴム製の袋)で容器21と略同じ形状の縦長形状をなし、外周面が当該容器21の内周面に当接する程度の大きさとされている(以下「単にブラダ25」という)。ブラダ25の開口部25aは、すぼめられて細口とされて容器21の開口部21dの内周面に当接可能、かつ開口部21dと略同じ長さとされ、外周面に開口部21dの環状溝21eに液密に圧入嵌合されるフランジ25bが設けられている。
尚、図1においてアキュームレータ(ブラダ)25は、分かり易くするために細長い袋状のブラダで示し、消火液Wを充填したときに2点鎖線で示す状態から実線で示すように圧縮されて丸く小さくなった状態を示している。
ブラダ25は、図2に示すように開口部21dから容器21内に挿入されて収容され、フランジ25bが環状溝21eに圧入され、開口部21dに螺合装着された給気弁26により液密に固定されている。給気弁26は、ブラダ25に圧縮空気或いは圧縮窒素ガス等の圧縮ガスを充填するためのもので、給気弁体27、空気弁むし28により構成された一方向弁である。
ブラダ25は、図3(a)に示すように内周面に周方向に等間隔で複数個所、例えば3箇所にかつ長手方向(軸方向)に沿ってブリーツ25cが設けられている。ブラダ25は、内外圧の差圧で変形し、図2の実線及び図3(a)に示す自然状態のときには円筒形状をなしており、1/2程度に圧縮されたときには図2の2点鎖線25’及び図3(b)に示すようにブリーツ25cにおいて長手方向(軸方向)に沿って断面が丸みのある湾曲三角形状に押し潰されて変形して細くなり、1/4程度に圧縮されたときには図2の2点鎖線25”及び図3(c)に示すように断面が丸みのある湾曲三角星形状に押し潰されて変形して更に細くなる。ブラダ25は、当該ブラダ25内で圧縮されたガスによって消火液Wを加圧して放出させる。ブラダ25内に封じ込める圧縮ガスとして、例えば圧縮空気或いは圧縮窒素ガス等がある。
ブラダ25内に封じ込める圧縮ガスの圧力(ガス圧)を、例えば約0.3MPa(第1の所定圧)とし、ブラダ25を1/3程度まで圧縮して当該ブラダ25の内圧が1MPa未満、例えば0.9〜0.95MPa(第2の所定圧)となるようにした場合、消火液を約0.95〜0.3MPaの圧力で放出させることが可能となる。
図4に示すようにハンドスプレーガン3の本体31は、グリップ32とバレル33が例えば120°程度をなして形成されており、これらの連設部に大径の孔34と小径の孔35が同心的に連通して貫設されている。孔34は、後方(図中右側)に開口し、孔35は前方(図中左側)に開口している。グリップ32には長手方向に沿って通路36が設けられており、一端(下端)がグリップ32の下端面に開口し、他端(上端)が孔34の孔35との連通部近傍に開口して連通されている。通路36の開口端部(グリップ32の下端面)の内周面には雌ねじが刻設されている。
バレル33には長手方向に沿って通路37が設けられており、一端(先端)がバレル33の先端に開口し、他端(後端)が孔35の孔34との連通部近傍に開口して連通されている。バレル33の先端部には通路37と同心的に大径の孔38が設けられており、当該孔38の開口側の内周面に雌ねじが刻設されている。
バレル33には通路37に沿って当該通路37よりもかなり小径の通路39が設けられており、その一端が孔34に開口して連通され、他端が孔38の略中央に開口して連通されている。通路39を通路37よりもかなり小径とすることにより、当該通路39に一種の絞り作用を持たせて孔34側の圧力変動を吸収するようにしている。また、バレル33の付け根近傍上部位置に一端が孔34に開口し、他端が上方に開口するねじ孔40が設けられている。
消火液の注入弁41と放出弁42は、共に一方向弁で、孔34内に収容されて背中合わせに配置されており、これらの注入弁41と放出弁42との間にスプリング43が縮設されている。注入弁41は、弁軸41aが孔34の開口部に液密に装着された弁ホルダ44の軸孔44aに摺動自在に嵌挿され、弁傘の弁当たり面が弁ホルダ44の弁座に液密に圧接している。弁軸41aには周方向に等間隔をなし、軸方向に沿って複数の溝41bが形成されており、外部から軸孔44a、溝41bを通して孔34内に消火液を注入することが可能とされている。
放出弁42は、弁軸42aが小径の孔35に軸方向に摺動自在に挿通され、先端部が当該孔35の開口端から僅かに突出し、弁傘の弁当たり面が孔34と35との連設部に形成された弁座に液密に圧接している。注入弁41、放出弁42の弁当たり面、放出弁42の弁軸42aには夫々Oリング61が装着されており、液密性が確保されている。
バレル33の孔38内には絞り弁45が収容されている。絞り弁45は、図5に示すようにパイプ51、パイプ51の両端部の外周面に同心的に取付けられたホルダ52、パイプ51の外側に同心的に配置され両端部がホルダ52に固定されたパイプ53により形成されている。パイプ51は、通路37よりも小径とされ、パイプ53は通路37よりも僅かに大径とされている。
ホルダ52は、円筒部52aの外周面略中央にフランジ52bを設けた形状とされ、内周面に設けられた複数のスポーク(輻)52cによりパイプ51の外周面の端部に固定されている。円筒部52aの内径は通路37と同径とされ、フランジ52bの外径は孔38の内径よりも僅かに小径とされている。パイプ53の両端部は円筒部52aに液密に外嵌固定されている。パイプ51は、剛性の高い部材例えば金属部材により形成されており、パイプ53は、弾性を有する部材例えばゴム部材により形成されている。
パイプ53は、外部から圧力が加わらないときには弾性力により図示のように円柱形状をなしており、内側のパイプ51と外側のパイプ53との間に環状の通路54が形成され、両側のホルダ52のスポーク52cの間を通して流体の流れが可能となる。従って、絞り弁45は、内側のパイプ51、環状の通路54を通して流体(消火液)の流れが確保される。パイプ53は、外部から圧力が加わると、これに応じて押し潰されて縮径し、環状の通路54が狭くなる。従って、環状の通路54を流れる消火液の流量が抑えられる。
パイプ53に加わる外力が大きくなり、2点鎖線で示すようにパイプ53の内周面が内側のパイプ51の外周面に密着すると環状の通路54が完全に閉塞される。この状態において消火液は、内側のパイプ51を通してのみ流れることとなる。パイプ53に加わる外圧が小さくなると、これに伴いパイプ53が弾性力により元の円筒形状に復帰して環状の通路54が形成される。これにより、絞り弁45は、パイプ53に外部から加わる圧力、即ち消化液の圧力に応じて消化液の流量を調節することが可能となる。
絞り弁45は、図6に示すように両端部のホルダ52がOリング55を介してバレル33の孔38内に液密に嵌挿されている。そして、当該バレル33の先端部にノズル(放出ノズル)46が液密に螺合装着されている。この状態において、絞り弁45は、内側のパイプ51及び環状の通路54が通路37に連通している。また、外側のパイプ53と通路37との間には環状の空間56が液密に形成され、通路39に連通されている。
圧力計47は、バレル33の付け根近傍上部位置に設けられたねじ孔40に液密に螺合装着されている。前述したようにブラダ25内に封じ込める圧縮ガスの圧力を約0.3MPaとし、ブラダ25を約1/3程度まで圧縮して当該ブラダ25の内圧が0.9〜0.95MPaとなるように設定した場合、圧力計47は、1MPaまで測定可能とされている。そして、圧力計47の目盛りは、例えば0から1.0MPaまで0.1MPa刻みで表示されており、0.95MPaの目盛りから1.0MPaの目盛りまでの間はレッドゾーンとされている。これにより、ブラダ25内の内圧を最大1.0MPa未満に抑えることを可能としている。この圧力計47としては、例えば安価なブルドン管式圧力計がある。
図4に示すようにハンドスプレーガン3のバレル33の付け根近傍下側に放出弁42を開弁するためのレバー(引金)48が設けられている。レバー48は、端面視略角形U字形状をなし、両側部の上端がバレル33の付け根近傍下側にピン63により回動自在に軸支されている。そして、底部にグリップ32とバレル33の連設部の孔35から突出している放出弁42の弁軸42aの端面と対向して押圧部48aが設けられている。
ストッパ49は、端面視略角形U字形状をなし、レバー48内に収容可能とされ、両側部の下端がレバー48の下端部にピン64により回動可能に軸支されており、両側部の上端がグリップ32の略中央位置に当該グリップ32と一体に形成されたブラッケト32aを挟んで安全ピンとしてのスナップピン65により係止されている。スナップピン65は、図7に示すように略ヘアピン形状をなし、一側のピン65aが真っ直ぐとされ、他側のピン65bの略中央部65cがストッパ49の幅及びピン65aの中心からブラケット32aの外周部までの距離分だけ離隔して外方に略凸状に屈曲されている。
このスナップピン65は、弾性を有するばね部材で形成されており、一側の真っ直ぐなピン65aがストッパ49とブラケット32aのピン孔に挿通され、他側のピン65bの先端部がばね性に抗して押し広げられてストッパ49の先端外周面及びブラケット32aの厚みを乗り越えた後、元の形状に復帰して中央部65cがストッパ49の先端外周面及びブラケット32aの外周面に係合して2点鎖線で示すように装着される。これにより、スナップピン65が不用意に外れることが防止される。スナップピン65を外す場合には使用者が付け根部65dを引っ張り、ばね性に抗してピン65bの中央部65cをストッパ49及びブラケット32aから外せばよい。
レバー48とストッパ49とグリップ32とバレル33は、ピン63,64、スナップピン65により固定連鎖を形成しており、グリップ32とバレル33(リンク1)が固定リンクとされていることで、レバー48(リンク2)とストッパ49(リンク3)は動くことができない。即ち、レバー48を図4の矢印A方向に引くことができない。これにより、簡単な構造でレバー48の安全機構を形成することができる。
そして、図2及び図4に示すようにホース4の一側端部の接続金具5を容器21の接続金具23に液密に接続し、他側端部の接続金具6をハンドスプレーガン3のグリップ32の下端面に開口する通路36の開口端部のねじ部に液密に螺合接続する。これにより、容器21とハンドスプレーガン3が接続される。尚、ハンドスプレーガン3のグリップ32の側部には図示しないリング状の掛け金が設けられており、容器21の側面に設けられた図示しないフックに掛けて容器21にハンドスプレーガン3を保持するようにしている。これにより、簡易消火器1の持ち運びが容易となると共に、容器21からハンドスプレーガン3を簡単に外すことができる。
図2に示す容器21が空の状態においては、ブラダ25は、給気弁26から例えば圧縮空気が封入されて内圧が0.3MPa(第1の所定圧)とされ、図2の実線及び図3(a)に示すように膨らんでいる。尚、この状態におけるブラダ25の状態を自然状態と称する。また、図4に示すように注入弁41、放出弁42が閉弁状態となっており、絞り弁45は、図6(a)に示すように開放状態となっている。
この状態において、ハンドスプレーガン3の注入弁41から消火液、例えば水道水を注入(充填)する。消火液としては家庭用の水道水を使用することが可能である。家庭用の水道水は、地域により水圧が異なり、略0.098MPa〜0.98MPa程度である。従って、水圧の高い地域においては水道の蛇口から直接水道水を充填することが可能である。また、水圧の極端に低い地域では簡易型の水ポンプ等を使用したり、或いは水圧の高い地域で充填したりすることが好ましい。
容器21内に消火液(水道水)を充填(注水)するに伴いその圧力により図2の2点鎖線25’,25”及び図3(b)、(c)で示すようにブラダ25が徐々に圧縮されて収縮する。そして、圧力計47の指針が0.9〜0.95MPaに達したときに充填を止める。このときの容器21内の圧力は、前記0.9〜0.95MPaとなる。そして、図1及び図3(c)に示すように消火液としての水Wが充填量相応の充填状態となる。
また、注水に伴い図4に示す通路37を通して絞り弁45が収容されている孔38の環状の空間56内に注水され、これに伴い外側のパイプ53が図6(b)、(c)に示すように加圧されて押し潰され、その内周面が内側のパイプ51の外周面に密着して環状の通路54が閉塞される。即ち、絞り弁45は、容器21内に消火液(水)Wが満杯に充填されている状態においては開口面積がパイプ51の太さとなっている。
さて、例えば、タバコの不始末等に起因した失火の初期段階において簡易消火器1を使用する場合、使用者がスナップピン65を引き抜き、ハンドスプレーガン3のグリップ32とストッパ49との係合を解除する。これにより、レバー48を操作することが可能となる。次いで、使用者が容器21の取手24を持ち、ハンドスプレーガン3のグリップ32を握り、レバー48に指を掛け、ノズル46を消火すべき対象物に向ける。この場合、ハンドスプレーガン3とすることでノズル46を対象物に容易にかつ正確に向けることができる。
次いで、使用者がレバー48を放出弁42のスプリング43のばね力に抗して引くと、放出弁42が開弁して容器21内の消火液(水)Wが、ホース4、ハンドスプレー3の通路36、通路37、絞り弁45のパイプ51を通してノズル46から例えばフルコーン状に水が放出(噴射)される。
消火液(水)Wの放出に伴い容器21内の圧力(水圧)が徐々に低下し、ノズル46からの放出量が少なくなる。容器21内の圧力が低下するに伴い絞り弁45のパイプ53に加わる圧力(水圧)が小さくなり、当該パイプ53が弾性力により図6(c)の状態から図6(b)、図6(a)の状態に拡径して元の管径(太さ)に復帰する。即ち、絞り弁45が徐々に開弁する。これに伴い絞り弁45の内側のパイプ51と外側のパイプ53との間の環状の通路54を通して消火液(水)Wがノズル46に供給される。この結果、ノズル46にパイプ51と環状の通路54から消火液(水)Wが供給され、放出する消火液Wの流量(水量)の減少が抑えられる。これにより、ノズル46から消火対象物に放出する消火液Wの流量(水量)の変化を少なく抑えることができる。
初期消火により消火対象物が消火したと確認した後レバー48を戻すとスプリング43のばね力により放出弁42が閉弁して通路37が閉塞され、ノズル46からの水の放出が停止する。即ち、使用者は、状況に応じて消火液(水)Wの放出を任意に止めることができる。また、必要に応じてレバー48を操作することにより、適当な流量(水量)ずつ放出することもできる。従って、必要以上の消火液、即ち水の放出を防止することが可能となる。また、消火液Wとして水を使用することにより消火後の後処理が容易となる。
使用者は、圧力計47の指示値により現在の容器21内の消火液Wの量(水量)を知ることが可能である。従って、使用により容器21内の消火液Wの量(水量)が減少し、或いは空になった場合、前述したように容器21に注入弁41から水を注水(充填)する。これにより、消火液としての水を容易に補充することができ、再利用が容易である。
消火液Wを加圧する手段としてブラダ(アキュームレータ)25を使用することにより、圧力変動を緩和することが可能となると共に、圧力制御手段の構成が簡単となり、更に再利用性が保持される。また、ブラダ25に封入した圧縮ガスの圧力が低下した場合には給気弁26から圧縮ガスを供給することにより、前記圧力に容易に設定することが可能である。
また、消火液Wとして水を使用することにより、粉末等の消化剤を使用したもののように注入弁41、放出弁42の弁当たり面と弁座との間に粉末が付着することがなく、シール性が確保される。従って、メンテナンスをすることなく容易に水を充填して再度使用することが可能である。これにより、簡易消火器1を繰り返して使用することが可能である。また、水は、人体や殆どの物品に対して無害であり、特に室内での使用後における後処理が容易である等の点において好ましい。また、充填が容易である。
尚、上記実施の形態においては、ブラダ(アキュームレータ)25として容器21と略同じ縦長形状をなすブリーツ形ブラダを使用した場合について記述したがこれに限るものではなく、従来から一般的に使用されている円形(球形)状或いは細長い袋状のブラダを使用しても良い。
また、ノズル46としては種々の噴射パターンのものを使用することができる。例えば、広角フルコーンスプレーノズルを使用することにより、初期消火はさることながら、退避口が少ない構造物等において非難時における低熱を確保する場合にも利用できる。また、簡易消火器1は、消火液(水)Wの充填が容易であることにより、他の目的、例えば自家用車の汚れを落とす場合等にも手軽に使用することができる。
また、上記実施形態においては、消火液として水道水を使用した場合について記述したが、水道水等の水に限るものではなく、皮膚や衣類、室内の物品等に対して無害或いは軽度な影響下で対応可能な、例えば腐食処理をした消火液を使用することもできる。
1 簡易消火器
2 本体容器
3 ハンドスプレーガン
4 ホース
5,6 接続金具
21 容器
21a 上面
21b 底面
21c 孔
21d 開口部
21e 環状溝
22 スタンド
23 接続金具
24 取手
25,25’,25” ブラダ(アキュームレータ)
25a 開口部
25b フランジ
25c ブリーツ
26 給気弁
27 給気弁体
28 空気弁むし
31 本体
32 グリップ
32a ブラケット
33 バレル
34,35 孔
36,37,39 通路
38 孔
40 ねじ孔
41 注入弁
41a 弁軸
41b 溝
42 放出弁
42a 弁軸
43 スプリング
44 弁ホルダ
44a 軸孔
45 絞り弁
46 ノズル
47 圧力計
48 レバー(引金)
48a 押圧部
49 ストッパ
51,53 パイプ
52 ホルダ
52a 円筒部
52b フランジ
52c スポーク(輻)
54 通路
55 Oリング
56 空間
61 Oリング
63,64 ピン
65 スナップピン
65a,65b ピン
65c 中央部
65d 付け根部
W 消火液(水)

Claims (6)

  1. 本体容器と、
    前記本体容器に収容されたアキュームレータと、
    前記本体容器に接続された注入弁と、
    前記注入弁から前記アキュームレータを圧縮させながら前記本体容器に注入されて加圧された消火液と、
    前記本体容器に接続され、前記加圧された消火液の圧力により閉弁され、開弁されたときに前記消火液を放出させる放出弁と、
    前記放出弁を開弁させるレバーと、
    前記放出用バルブの出口側に接続され前記消火液を放出するノズルを備えたことを特徴とする簡易消火器。
  2. 前記消火液は、水であることを特徴とする、請求項1に記載の簡易消火器。
  3. 前記注入弁は、外部から前記本体容器への消火液の注入のみを許容する一方向弁であり、前記放出弁は、前記本体容器から消火液の放出のみを許容する一方向弁であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の簡易消火器。
  4. 前記放出弁と前記ノズルとの間に前記消火液の圧力に応じて前記ノズルから放出する前記消火液の流量を調節する絞り弁が設けられていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の簡易消火器。
  5. 前記本体容器には前記消火液の圧力を表示する圧力計が接続されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の簡易消火器。
  6. 前記注入弁と前記放出弁と前記絞り弁と前記ノズルと前記レバーと前記圧力計が一体に設けられてハンドスプレーガンとされ、ホースにより前記本体容器に接続されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の簡易消火器。
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