JP2011024333A - 充電スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】充電待ち時間の目安をドライバに提示できる充電スタンドを提供する。
【解決手段】電気自動車5のバッテリを充電する電力を出力する充電器1と、充電器から出力される電力を計量する充電量計2と、充電量計による計量値が所定値になった場合に充電器の出力を停止させる充電器制御装置3と、待ち台数検出装置で検出された台数に基づき待ち時間の目安を算出して表示装置に表示させる待ち時間演算部を備える。
【選択図】図1
【解決手段】電気自動車5のバッテリを充電する電力を出力する充電器1と、充電器から出力される電力を計量する充電量計2と、充電量計による計量値が所定値になった場合に充電器の出力を停止させる充電器制御装置3と、待ち台数検出装置で検出された台数に基づき待ち時間の目安を算出して表示装置に表示させる待ち時間演算部を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気自動車のバッテリに充電を行う充電スタンドに関する。
電気自動車の普及に伴い、電気自動車のバッテリに充電を行う充電スタンドの整備が必要になってくる。しかしながら、電気自動車のバッテリへの充電は、ガソリンの給油に比べて時間がかかる。
このような電気自動車の充電時間に関連する技術として、特許文献1は、必要な電力量を一時的に供給できる充電器を開示している。この充電器は、バッテリに電力を供給するコネクタと、硬貨投入口と、機器に接続された制御装置とを備え、該制御装置はコネクタが自動車のバッテリに接続されたとき、硬貨投入口に投入された金額に基づいた電力を供給する。
一般に、充電時間は、車に搭載されたバッテリの種類、充電残量およびスタンドでの充電希望量などによって大きく変化する。このため、充電スタンドで充電待ちをしている車の台数によって自分の車の充電開始時刻の目安を得ることは難しい。
また、充電コネクタを電気自動車に接続することにより、充電コネクタに設けられた情報用端子を介して、これらの情報を通信により充電スタンドの制御部に送信することも考えられるが、充電コネクタを未接続で順番待ちしている車の充電に要する時間については充電スタンドにおいて把握できない。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、充電待ち時間の目安をドライバに提示できる充電スタンドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、電気自動車のバッテリを充電する電力を出力する充電器と、充電器から出力される電力を計量する充電量計と、充電量計による計量値が所定値になった場合に充電器の出力を停止させる充電器制御装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、1回の充電量を一定にしたので、1台の充電に要する時間がほぼ一定になり、待ち台数と待ち時間がほぼ比例するようになる。その結果、充電スタンドに入ろうとする電気自動車のドライバは充電待ちの車の台数を数えることで待ち時間の目安(概略値)を知ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る充電スタンドの構成を示す図である。この充電スタンドは、充電器1、充電量計2、充電器制御装置3および充電出力端子4を備えている。なお、図1において、符号5は充電中の電気自動車を示し、符号6は充電待ちの電気自動車を示している。
充電器1は、電気自動車5または6に搭載されているバッテリを充電するための電力を出力する。この充電器1の出力は、充電量計2を経由して充電出力端子4に送られる。充電出力端子4は、電気自動車5に接続される。この接続された状態で、充電器1から電気自動車5のバッテリが充電される。
充電量計2は、充電器1から出力される電力を計量する。この充電量計2で計量することにより得られた計量値は、充電器制御装置3に送られる。
充電器制御装置3は、充電量計2から送られてくる計量値が、予め設定されている所定値になった場合に、充電器1に制御信号を送って、その出力を停止させる。
次に、上記のように構成される実施例1に係る充電スタンドの動作を説明する。充電スタンドにおいては、まず、充電出力端子4が電気自動車5のコネクタ(図示しない)に接続される。この状態で充電制御装置3は、充電器1に制御信号を送って、電力の出力を開始させる。充電が開始されると、充電量計2は、充電器1から出力される電力を計量し、計量値を充電器制御装置3に送る。
充電器制御装置3は、充電量計2から送られてくる計量値が所定値になったか否かを調べ、所定値になったことを判断した場合に、充電器1に制御信号を送って、その出力を停止させる。これにより、充電器1から電気自動車5のバッテリへの充電が停止される。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る充電スタンドによれば、充電器制御装置3は、予め設定された値に充電量計2からの計量値が到達したときに充電器1を停止させるので、この動作によって1回の充電量が一定となる。充電時間は、車に搭載されたバッテリの種類、充電残量、充電スタンドでの充電量によって大きく変化するが、1回の充電量を一定値に制限することにより、1回の充電時間をほぼ一定時間とすることができる。その結果、ドライバは充電スタンドで充電を待っている電気自動車の台数を数えることにより、自車が充電可能になるまでの大まかな待ち時間を知ることができる。
なお、上述した実施例1に係る充電スタンドでは、充電量が一定値になった場合に、充電を停止させて1回の充電を終了するように構成したが、充電器制御装置3は、充電量計2による計量値が所定価格に相当する値になった場合に充電器1の出力を停止させて、充電を終了するように構成できる。
この場合、所定価格(1回の充電料金)を100円または500円などといった硬貨1枚分のワンコイン、または、1000円などといった紙幣1枚分とすることができる。これにより、ユーザによる充電料金の支払いを簡略化することができる。
図2は、本発明の実施例2に係る充電スタンドの構成を示す図である。この充電スタンドは、図1に示した実施例1に係る充電スタンドが2セット配置されて構成されている。すなわち、実施例2に係る充電スタンドは、例えば100円に相当する電力量が充電された場合に充電を終了する第1系統の充電スタンドと、例えば500円に相当する電力量が充電された場合に充電を終了する第2系統の充電スタンドとから構成されている。
第1系統の充電スタンドは、充電器1a、充電量計2a、充電器制御装置3a、充電出力端子4aおよび料金投入検出器7aを備えている。なお、符号5aは充電中の電気自動車を示し、符号6aは充電待ちの電気自動車を示している。充電器1a、充電量計2aおよび充電出力端子4aは、上述した実施例1に係る充電スタンドの充電器1、充電量計2および充電出力端子4とそれぞれ同じである。
料金投入検出器7aは、100円硬貨の投入を検出し、その旨を表す信号を充電器制御装置3aに送る。充電器制御装置3aは、料金投入検出器7aから100円硬貨の投入が検出された旨の信号が送られてきた場合に、充電器1aに制御信号を送って、電力の出力を開始させ、充電量計2aから送られてくる計量値が、100円に相当する値になった場合に、充電器1aに制御信号を送って、電力の出力を停止させる。
この第1系統の充電スタンドの動作は、以下の通りである。すなわち、第1系統の充電スタンドにおいては、まず、充電出力端子4aが電気自動車5aのコネクタ(図示しない)に接続される。この状態で充電制御装置3aは、料金投入検出器7aから100円硬貨の投入が検出された旨の信号が送られてきた場合に、充電器1aに制御信号を送って、電力の出力を開始させる。充電が開始されると、充電量計2aは、充電器1aから出力される電力を計量し、計量値を充電器制御装置3aに送る。
充電器制御装置3aは、充電量計2aから送られてくる計量値が所定値になったか否かを調べ、所定値になったことを判断した場合に、充電器1aに制御信号を送って、その出力を停止させる。これにより、充電器1aから電気自動車5aのバッテリへの充電が停止される。
第2系統の充電スタンドは、充電器1b、充電量計2b、充電器制御装置3b、充電出力端子4bおよび料金投入検出器7bを備えている。なお、符号5bは充電中の電気自動車を示し、符号6bは充電待ちの電気自動車を示している。充電器1b、充電量計2b、充電器制御装置3bは、本発明の他の充電器、他の充電量計および他の充電器制御装置に対応する。
充電器1b、充電量計2bおよび充電出力端子4bは、上述した実施例1に係る充電スタンドの充電器1、充電量計2および充電出力端子4とそれぞれ同じである。料金投入検出器7bは、500円硬貨の投入を検出し、その旨を表す信号を充電器制御装置3bに送る。充電器制御装置3bは、料金投入検出器7bから500円硬貨の投入が検出された旨の信号が送られてきた場合に、充電器1bに制御信号を送って、電力の出力を開始させ、充電量計2bから送られてくる計量値が、500円に相当する値になった場合に、充電器1bに制御信号を送って、電力の出力を停止させる。
この第2系統の充電スタンドの動作は、以下の通りである。すなわち、第2系統の充電スタンドにおいては、まず、充電出力端子4bが電気自動車5bのコネクタ(図示しない)に接続される。
この状態で充電制御装置3bは、料金投入検出器7bから500円硬貨の投入が検出された旨の信号が送られてきた場合に、充電器1bに制御信号を送って、電力の出力を開始させる。充電が開始されると、充電量計2bは、充電器1bから出力される電力を計量し、計量値を充電器制御装置3bに送る。
充電器制御装置3bは、充電量計2bから送られてくる計量値が所定値になったか否かを調べ、所定値になったことを判断した場合に、充電器1bに制御信号を送って、その出力を停止させる。これにより、充電器1bから電気自動車5bのバッテリへの充電が停止される。
以上説明したように、この発明の実施例2に係る充電スタンドによれば、多くの待ち時間をかけても大量の充電を行いたいドライバおよび少量であるが待ち時間を短く済ませたいドライバの各々は、充電待ちの電気自動車の台数を見て、所望の系統を選択することができる。
図3は、本発明の実施例3に係る充電スタンドの構成を示す図である。この充電スタンドは、図1に示した実施例1に係る充電スタンドに、カメラ8、待ち台数検出装置9および表示装置10が追加されて構成されている。以下においては、実施例1に係る充電スタンドと相違する部分を中心に説明する。
カメラ8は、充電待ちの電気自動車を撮影する。このカメラ8で撮影することにより得られた画像信号は、待ち台数検出装置9に送られる。なお、このカメラ8は、例えば、防犯用のカメラと兼用することもできる。
待ち台数検出装置9は、カメラ8から送られてきた画像信号を画像処理し、充電待ちしている電気自動車の台数を算出する。この待ち台数検出装置9で算出された台数は、表示装置10に送られる。
表示装置10は、例えば、比較的大型の電光表示器から構成されており、待ち台数検出装置9から送られてきた充電待ちしている電気自動車の台数を表示する。
次に、上記のように構成される実施例3に係る充電スタンドの動作を説明する。なお、充電器1から電気自動車5へ充電する充電動作は、上述した実施例1に係る充電スタンドの動作と同じであるので説明は省略する。この充電動作と並行して、カメラ8は、充電待ちの電気自動車6を撮影しており、この撮影により得られた画像信号を、待ち台数検出装置9に送る。
待ち台数検出装置9は、カメラ8から送られてきた画像信号を画像処理し、充電待ちしている電気自動車の台数を算出し、表示装置10に送る。表示装置10は、待ち台数検出装置9から送られてきた充電待ちしている電気自動車の台数を表示する。
以上説明したように、本発明の実施例3に係る充電スタンドによれば、ドライバは、充電スタンドで充電待ちしている電気自動車の台数を数えなくても、表示装置を見ることにより充電待ちの台数を速やかに知ることができるので、自車が充電可能になるまでの大まかな待ち時間を知ることができる。
図4は、本発明の実施例4に係る充電スタンドの構成を示す図である。この充電スタンドは、図3に示した実施例3に係る充電スタンドに、待ち時間演算部11が追加されて構成されている。以下においては、実施例3に係る充電スタンドと相違する部分を中心に説明する。
待ち台数検出装置9は、カメラ8から送られてきた画像信号を画像処理し、充電待ちしている電気自動車の台数を算出し、待ち時間演算部11に送る。
待ち時間演算部11は、待ち台数検出装置9から送られてくる、充電待ちしている電気自動車の台数に所定の定数を乗算して待ち時間を算出する。この場合、定数は、1回の充電に必要な時間の平均値とすることができる。この待ち時間演算部11で算出された待ち時間は、表示装置10に送られる。
次に、上記のように構成される実施例4に係る充電スタンドの動作を説明する。なお、充電器1から電気自動車5へ充電する充電動作は、上述した実施例1に係る充電スタンドの動作と同じであるので説明は省略する。この充電動作と並行して、カメラ8は、充電待ちの電気自動車6を撮影しており、この撮影により得られた画像信号を、待ち台数検出装置9に送る。
待ち台数検出装置9は、カメラ8から送られてきた画像信号を画像処理し、充電待ちしている電気自動車の台数を算出し、待ち時間演算部11に送る。待ち時間演算部11は、待ち台数検出装置9から送られてくる台数に所定の定数を乗算して待ち時間を算出し、表示装置10に送る。これにより、表示装置10には、待ち時間が表示される。
以上説明したように、本発明の実施例4に係る充電スタンドによれば、電気自動車の台数に、1台の電気自動車の充電に必要な時間の平均値を乗算することによって充電待ち時間の目安が求められて表示されるので、ドライバは、充電スタンドで充電待ちしている電気自動車の台数を数えなくても、自車が充電可能になるまでの大まかな待ち時間を知ることができる。
本発明は、電気自動車のバッテリを充電する充電施設に利用することができる。
1、1a、1b 充電器
2、2a、2b 充電量計
3、3a、3b 充電器制御装置
4、4a、4b 充電出力端子
5、5a、5b 充電中の電気自動車
6、6a、6b 充電待ちの電気自動車
7a、7b 料金投入検出器
8 カメラ
9 待ち台数検出装置
10 表示装置
11 待ち時間演算部
2、2a、2b 充電量計
3、3a、3b 充電器制御装置
4、4a、4b 充電出力端子
5、5a、5b 充電中の電気自動車
6、6a、6b 充電待ちの電気自動車
7a、7b 料金投入検出器
8 カメラ
9 待ち台数検出装置
10 表示装置
11 待ち時間演算部
Claims (5)
- 電気自動車のバッテリを充電する電力を出力する充電器と、
前記充電器から出力される電力を計量する充電量計と、
前記充電量計による計量値が所定値になった場合に前記充電器の出力を停止させる充電器制御装置と、
を備えることを特徴とする充電スタンド。 - 前記充電器制御装置は、前記充電量計による計量値が所定価格に相当する値になった場合に前記充電器の出力を停止させることを特徴とする請求項1記載の充電スタンド。
- 電気自動車のバッテリを充電する電力を出力する他の充電器と、
前記他の充電器から出力される電力を計量する他の充電量計と、
前記他の充電量計による計量値が前記所定価格と異なる他の価格に相当する値になった場合に前記他の充電器の出力を停止させる他の充電器制御装置と、
を備えることを特徴とする請求項2記載の充電スタンド。 - 充電待ちをしている電気自動車の台数を検出する待ち台数検出装置と、
前記待ち台数検出装置で検出された台数を表示する表示装置と、
とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の充電スタンド。 - 前記待ち台数検出装置で検出された台数に基づき待ち時間の目安を算出して前記表示装置に表示させる待ち時間演算部を備えることを特徴とする請求項4記載の充電スタンド。
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- 2009-07-15 JP JP2009166741A patent/JP2011024333A/ja active Pending
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