JP2011023747A - 光半導体素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光層の材料としてAlGaInN系の材料、特に、AlGaN系の材料を用いつつ、深紫外光の発光強度を高めるための要素技術を提供する。
【解決手段】まず、サファイア面上にAlN層を成長する。このAlN層はNHリッチな条件下で成長を行う。TMAlのパルス供給のシーケンスは、AlGaN層の成長を10秒間行った後に、NHを除くために5秒の成長中断を行い、その後にTMAlを1sccm、5秒間導入した。その後は、再び5秒の成長中断を行った。以上のシーケンスを1周期として合計で5周期分だけ成長を行った。このように成長を行うことにより、Alがリッチの極性を持たせることができる。尚、上記シーケンスは例示であり、種々の変形が可能であるが、基本的に、成長中断と、Alソースの供給とを繰り返す工程により、Al極性を実現することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光半導体素子及びその製造方法に関し、特に、III−V族化合物半導体を用いた深紫外発光素子技術に関する。
近年、V族元素に窒素を含む窒化物半導体がpn接合を利用した発光ダイオードやレーザダイオードなどの半導体発光素子の分野で脚光を浴び、研究開発が行われている。AlN、GaN、InNをはじめとする窒化物半導体は直接遷移型の半導体であり、さらに、三元混晶や四元混晶では組成を適宜設定してバンドギャップを変化させることにより赤外から深紫外までの光を放射できるという特徴を有する。
さらに、AlGaInN四元混晶を発光層の材料として用い紫外領域の光を放射する半導体発光素子が注目されている(例えば、特許文献1参照)。AlGaInN層は、Inを含んでいるにもかかわらず、360nm以下の波長域に発光ピーク波長を設定することが可能であり、内部量子効率もInGaN層と同程度まで改善できることが報告されている。
特開平9−64477号公報
しかしながら、窒化物半導体を用いた半導体発光素子の製造にあたっては、窒化物半導体からなる高品質かつ大面積のエピタキシャル成長用基板の作製が困難かつ可能であっても高価になるため、例えばサファイア基板をエピタキシャル成長用基板として用いる必要がある。図14は、InAlGaAs系4元混晶の格子定数とバンドギャップエネルギー(波長に対応)との関係を示す図である。あわせて、紫外ガスレーザの発光波長についても示している。図14に示すように、短波長側での固体発光素子をつくるためには、AlGaNのAl組成を増加させてバンドギャップエネルギーを大きくする必要がある。従って、サファイア基板との格子定数の差は大きくなる方向である。そのため、格子定数の不整合が大きくなることから、窒化物半導体薄膜中の貫通転位の密度が高くなるという問題がある。貫通転位の存在は、半導体発光素子の内部量子効率を低下させる原因となるため、半導体発光素子の内部量子効率を向上させる必要がある。
本発明は、発光層の材料としてAlGaInN系の材料、特に、AlGaN系の材料を用いつつ、深紫外光の発光強度を高めるための要素技術を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基板に形成された第1のIII−V族層であって、III族リッチになる成長条件により形成された極性制御層と、該極性制御層上に形成された第1のIII−V族層と、を有することを特徴とする半導体構造が提供される。
また、サファイア基板に形成された第1のIII族窒化物層であって、III族リッチになる成長条件により形成された極性制御層と、該極性制御層上に形成された第1のIII族窒化物層と、を有することが好ましい。前記III族ソースを断続的に供給したIII族リッチ層を5周期以上設けると良い。前記III族ソースがTMAlであることが好ましい。
前記極性制御層において、下地から延びた貫通転位が前記第1のIII−V族層との界面近傍でUターンした構造を有する。前記基板と前記第1のIII−V族層との間に形成された高温成長AlN層を有する。前記III−V族結晶層が、InAlGaN系半導体結晶からなることを特徴とする。
本発明は、上記に記載の半導体構造に形成された光半導体素子であっても良い。例えば、250nmから350nmまでの間の波長領域で発光する光半導体素子である。
本発明の他の観点によれば、基板を準備する工程と、該基板側から順番に、III族ソースとV族ソースとを供給する第1の期間と、III族シースとV族ソースとの供給を停止する第2の期間と、V族ソースを供給せずにIII族ソースのみを供給する第3の期間と、前記第2、第3の期間を繰り返すことにより表面をIII族極性に極性制御する期間とを工程を有することを特徴とする半導体構造の形成方法が提供される。
また、サファイア基板を準備する工程と、該サファイア基板に第1のAlソースとGaソースとNソースとを供給する第1の期間と、前記全てのソースの供給を停止する第2の期間と、第2のAlソースのみを供給する第3の期間と、前記第2、第3の期間を繰り返すことにより表面がAl極性となる極性制御層を形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体構造の形成方法が提供される。
また、サファイア基板を準備する工程と、該サファイア基板に第1のAlソースとGaソースとNソースとを供給する第1の期間と、全てのソースの供給を停止する第2の期間と、第2のAlソースのみを供給する第3の期間と、前記第2、第3の期間を繰り返すことにより極性制御層を形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体構造の形成方法が提供される。前記サファイア基板と前記極性制御層との間に、高温でAlNのバッファ層を形成する工程を含むことが好ましい。
さらに、前記極性制御層上に、InAlGaAsからなる光半導体素子を形成する工程を有することが好ましい。
本発明によれば、紫外LED用の高品質AlGaNバッファを作製することができる。TMAlのパルス供給により、III族極性を得ることができる。また、TMAlのパルス供給により、貫通転位を減少させる効果がある。
TMAlパルス供給法により形成した高品質AlGaNバッファ層を用いることにより形成したテンプレートを使用することにより、紫外LEDの最高出力が従来よりも大幅に向上した。
サファイア基板上に形成したIII族原子とV族原子との原子構造の断面図である。 図2(A)及び(B)は、本実施の形態によるTMAパルス供給有り(A)、パルス供給無し(B)の構成例を示す図である。 TMAl層の成長シーケンス図である 図4(A)、(B)は、図2(A)、(B)に対応する表面を光学顕微鏡により観察した表面写真である。 本実施の形態による半導体構造の一構成例を示す断面構造である。 TMAlのパルス供給の周期依存性を調べるために、図3においてTMAl層を0周期、5周期、10周期とパラメータを変更して成長させた結果を示す図である。 図7は、貫通転位に対応するTDDのTMAl層の成長周期依存性を示す図である。 図5に示す構造の、断面TEM写真である。 図8Aの部分拡大写真である。 本実施の形態による半導体構造の一構成例を示す図である。 図9に示す半導体構造の成長のシーケンス図である。 貫通転位TDDのAlGaN成長時間依存性を示す図である。 TMAlパルス供給構造と、その上に作成したLED素子と、を示す模式的な断面図である。 LED素子のELスペクトル特性を示す図である。 InAlGaAs系4元混晶の格子定数とバンドギャップエネルギー(波長に対応)との関係を示す図である。
本発明の実施の形態について説明する前に、深紫外発光デバイスに関する発明者の考察について説明する。発明者は、AlGaN系などのIII族窒化物における極性制御が非常に重要であることに想到した。例えば、サファイア基板上にAlNを成長する場合に、極性が安定しにくく、いかにして安定なIII族極性に制御するかが重要である。そして、TMAlをパルス供給することにより安定したIII族極性が実現できることを見いだした。
以下に、本発明の一実施の形態による光半導体素子及びその製造方法について図面を参照しながら説明を行う。図1は、サファイア基板上に形成したIII族原子とV族原子との原子構造の断面図である。図1に示すように、V族極性の試料にTMAlパルス供給層を入れることにより、Alリッチな層をつくり、極性をIII族極性に反転させることができる。このようにして、表面をIII族極性で安定化させることが可能となる。
次に、極性制御に関する半導体構造とその成長方法について説明する。図2(A)及び(B)は、本実施の形態によるTMAパルス供給有り(A)、パルス供給無し(B)の構成例を示す図である。図2(A)に示す構造は、サファイア(0001)基板1と、その上に形成されたHT−AlN層3と、その上に形成されたAlGaN/TMAlパルス供給層との周期構造5と、AlGaN層7と、を有している。一方、図2(B)に示す構造においては、サファイア(0001)基板1と、その上に形成されたAlN層3と、その上に形成されたAlGaN層11と、を有している。すなわち、AlGaN/TMAlパルス供給層との周期構造5をもたない構造である。尚、AlGaN/TMAlパルス供給層は表面の極性をIII族極性とするように制御する極性制御層である。また、周期構造5HT−AlNとは、High Temperature AlNのことであり、高温で成長したAlNを指す。この場合の高温とは、通常1100℃以上のことであり、今回の実施例では1270℃で成長している。
表1は、AlGaNとTMAlパルス供給層との成長条件を示す表である。表1に示すように、減圧横型MOCVD装置により、成長温度を例えば1270℃とし、成長時の圧力を76Torr(133.32 Pa = 1 Torr)とし、供給量を、TMGが1sccm、TMAが50sccm(1sccm=1.667x10−5 l/s)、NHが40sccm、TMAパルスが1sccmである。
尚、用いたMOCVD装置の詳細に関しては、例えば発明者らの特許文献である、特開2004−228489号の図2、図7から9及びその記載を参照することにより実施可能であるため、ここでは説明を省略する。
図3は、TMAl層の成長シーケンス図である。図3に示すシーケンス図によれば、まず、サファイア面1上にAlN層3を成長する。このAlN層3はNHリッチな条件下で成長を行う。例えば、TMAlのパルス供給のシーケンスは、AlGaN層の成長を10秒間行った後に、NHを除くために5秒の成長中断を行い、その後にTMAlを1sccm、5秒間導入した。その後は、再び5秒の成長中断を行った。以上のシーケンスを1周期として合計で5周期分だけ成長を行った。このように成長を行うことにより、Alがリッチの極性を持たせることができる。尚、上記シーケンスは例示であり、種々の変形が可能であるが、基本的に、成長中断と、Alソースの供給とを繰り返す工程により、Al極性を実現することができる。成長中断には、NHの流量を大きく減少させるような方法も含まれるものとする。
図4(A)、(B)は、図2(A)、(B)に対応する表面を光学顕微鏡により観察した表面写真である。表面モフォロジーが図4(A)の方が格段に良好であることから、TMAlのパルス供給によりIII族極性が得られたことが確認できる。さらに、これらの2つの試料についてKOHにより例えば10分間の表面処理を行うとラフな表面のV族極性面ではなくスムーズな表面を有するIII族極性面を得ることができていることを確認できた。
次に、AlGaN層の貫通転位の低減技術について説明を行う。図5は、本実施の形態による半導体構造の一構成例を示す断面構造である。図5に示す半導体構造は、サファイア基板21と、AlN層23と、AlGaN/TMAlパルス供給層25と、n型AlGaN層27と、n型AlGaN層31と、を有している。
表2は、AlGaN及びTMAlパルス層の成長条件を示すものであり、表1と同じ条件である。
図6は、TMAlのパルス供給の周期依存性を調べるために、図3においてTMAl層を0周期、5周期、10周期とパラメータを変更して成長させたシーケンス図に基づく実験結果を示す図である。図7は、シーケンス図に基づく成長により貫通転位に対応するTDDのTMAl層の成長周期依存性を示す図である。図7に示すように、TMAlの周期が5周期程度よりも多い周期のパルス供給を行うと、貫通転位が約半分まで減少することがわかる。
図8A、図8Bは、上記図5に示す構造の、断面TEM写真である。図8Aに示すように、サファイア基板21上にHT−AlN層23と、TMAlパルス供給層及びAlGaN層25、27と、nAlGaN層31とを積層している。図8Bの拡大写真でも示されるように、サファイア基板21上のHT−AlN層23に形成されている貫通転位は、TMAlパルス供給層及びAlGaN層25、27(超格子状の層が観察されている)内でループ33を形成し(nAlGaN層31までは延びないでUターンしている)、再びHT−AlN層23内に戻ってきていることがわかる。このループ構造により、上部のn−AlGaN層31における貫通転位密度は大きく低減していることがわかる。また、表面観察の結果、TMAl層を導入することで表面モフォロジーが良好になることがわかっており、このことから、表面が安定なGa(III)族極性に制御されていることがわかる。
以下に、TMAlのパルス供給の間隔依存性について説明する。図9は、半導体構造の一構成例を示す図である。図9に示すように、サファイア基板41上に、AlN層43、AlGaN/TMAl層45、AlGaN層47を成長した構造を有している。成長条件は表3に示すように、表1、2と同様である。
図10は、図9に示す半導体構造の成長のシーケンス図である。ここでは、TMAl層の導入シーケンスを替えずにAlGaN層の供給時間を、5秒、10秒、20秒と変化させた例を示している。このような場合には、図11に示すように、貫通転位TDDのAlGaN成長時間依存性は、10秒程度で最小になっており、AlGaN成長時間が10秒程度で貫通転位が最小になることがわかる。
以上に説明したように貫通転位に関しては以下のようにまとめることができる。
1)TMAlのパルス供給により貫通転位が減少する(例えば、5周期、10周期)。
2)TMAlパルスの供給間隔として10秒程度で貫通転位が最小になる。ここで、貫通転位が減少した理由について推測すると、TMAlのパルス供給層とAlGaN層との格子定数の差により貫通転位が曲がり、近くにある貫通転位同士が衝突し消失するものと推測できる。
また、なぜ周期数依存性があるかについては、転位を低減するためには、ある程度の周期構造が必要であると考えられ、それはあるところで飽和してしまうと推定される。これは、近くにある貫通転位同士が消失してしまったためであると考えられる。
さらに、なぜTMAlパルス供給に最適値があるかについては、AlGaN成長時間が5秒のときは、格子定数の変化が急になりすぎ、結晶構造を乱すことが原因であると予想される。AlGaN成長時間が20秒になると、格子定数変化の間隔が長いため、転位の曲がりが不十分になったことが予想される。
以下に、上記TMAl供給技術により作成したテンプレート上にLEDを形成する技術について説明する。
図12は、上記TMAlパルス供給構造と、その上に作成したLED素子と、を示す模式的な断面図である。図12に示すように、サファイア基板51上に順番に、HT−AlN層53と、TMAlパルス供給AlGaN層55と、n−AlGaN層57とからなるTMAlパルス供給構造を形成し、その上に、n−AlGaN層59と、InAlGaNバリア層61a/InAlkGaN量子井戸層63aとの組みが複数周期にわたって形成された量子井戸構造、この量子井戸構造の最終のInAlGaNバリア65の上に形成されたInAlGaNキャップ層67と、p−InAlGaN電子ブロック層71と、p−AlGaN組成傾斜層73と、を有している。さらに、n−AlGaN層にはIn電極77が、p−AlGaNグレーデッド層73に対してはNi/Au電極75が形成されている。このような量子井戸構造とp−n接合とによりLED素子が構成される。上記のように、極性制御と貫通転位密度の低減とにより、良好なLED特性が期待できる。
図13は、上記LED素子のELスペクトル特性を示す図である。図13に示すように、室温において、波長約351nmにピークを有し、最高出力が1.95mWのシングルピーックが得られた。尚、TMAl層が無い場合には、最高出力は、約1.14mWであり、出力が大幅に大きくなっていることがわかる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、TMAlのパルス供給層を導入し、紫外LED用高品質AlGaNバッファーを作製することができた。TMAlのパルス供給により、III属極性を得ることができた。
また、TMAlのパルス供給により、貫通転位を減少させる効果(TDDが約1/2)を確認した。さらに、TMAlパルス供給テンプレートを使用することにより、最高出力が約1.71倍(1.14mWから1.95mW)になり、高性能化が可能になった。
尚、上記実施の形態では、TMAlのパルス供給層を導入することで、サファイア基板上のInAlGaN化合物層を利用したデバイスとしてLEDを例にしてその特性向上について説明したが、その他の光デバイス、電子デバイスを作成する場合においても、特性が向上することは言うまでもない。また、その他のIII族窒化物などのIII−V族化合物にも適用可能である。
本発明は、InAlGaN系光りデバイスに利用可能である。
1…サファイア(0001)基板、3…HT−AlN層、5…AlGaN/TMAlパルス供給層の周期構造、7…AlGaN層。

Claims (15)

  1. 基板に形成された第1のIII−V族層であって、III族リッチになる成長条件により形成された極性制御層と、該極性制御層上に形成された第1のIII−V族層と、を有することを特徴とする半導体構造。
  2. サファイア基板に形成された第1のIII族窒化物層であって、III族リッチになる成長条件により形成された極性制御層と、該極性制御層上に形成された第1のIII族窒化物層と、を有することを特徴とする半導体構造。
  3. 前記極性制御層は、窒素ソースを供給しない状態でIII族ソースを断続的に供給することにより形成したIII族リッチ層を含み、前記基板と前記III族リッチ層との間には、第2のIII族窒化物層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体構造。
  4. 前記極性制御層において、前記III族リッチ層が5層以上設けられていることを特徴とする請求項3に記載の半導体構造。
  5. 前記III族ソースがTMAlであることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の半導体構造。
  6. 前記極性制御層において、下地から延びた貫通転位が前記第1のIII−V族層との界面近傍でUターンした構造を有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の半導体構造。
  7. 前記基板と前記第1のIII−V族層との間に形成された高温成長AlN層を有することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の半導体構造。
  8. 前記III−V族結晶層が、InAlGaN系半導体結晶からなることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の半導体構造。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載の半導体構造に形成された光半導体素子。
  10. 250nmから350nmまでの間の波長領域で発光する光半導体素子であることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子。
  11. 基板を準備する工程と、
    該基板側から順番に、III族ソースとV族ソースとを供給する第1の期間と、III族シースとV族ソースとの供給を停止する第2の期間と、V族ソースを供給せずにIII族ソースのみを供給する第3の期間と、前記第2、第3の期間を繰り返すことにより表面をIII族極性に極性制御する期間とを工程を有することを特徴とする半導体構造の形成方法。
  12. 基板を準備する工程と、
    該基板側から順番に、第1のAlソースとGaソースとNソースとを供給する第1の期間と、前記全てのソースの供給を停止する第2の期間と、第2のAlソースのみを供給する第3の期間と、前記第2、第3の期間を繰り返すことにより表面をAl極性に極性制御する期間とを工程を有することを特徴とする半導体構造の形成方法。
  13. サファイア基板を準備する工程と、
    該サファイア基板に第1のAlソースとGaソースとNソースとを供給する第1の期間と、前記全てのソースの供給を停止する第2の期間と、第2のAlソースのみを供給する第3の期間と、前記第2、第3の期間を繰り返すことにより表面がAl極性となる極性制御層を形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体構造の形成方法。
  14. 前記サファイア基板と前記極性制御層との間に、高温でAlNのバッファ層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体構造の形成方法。
  15. さらに、前記極性制御層上に、InAlGaAsからなる光半導体素子を形成する工程を有することを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体構造の形成方法。
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