JP2011017258A - 建設車両 - Google Patents

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象平 神谷
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昌紀 江沢
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Abstract

【課題】種々の作業に使用される建設車両であっても排気フィルタの再生時に排出された高温の排気ガスにより周囲の物体が熱影響を受けることを確実に防止すること。
【解決手段】旋回体3の上板部6aの下方でその上板部6aに近接して設けられ排気フィルタ31aにより粒子状物質を捕捉する排気後処理装置31、この排気後処理装置31の下流側から導出され上板部6aを上方向に貫通して延び上方向に交差する方向に開口した排気口30bを有する排気管30、排気フィルタ31aを目詰まりさせている粒子状物質を燃焼させて除去する再生手段、この再生手段を制御するコントローラ50を備え、排気口30bよりも後方に位置する旋回体3の部分に物体の存在を感知する感知センサ80が設けられ、この感知センサ80は排気口30b下流側で排気口30b近傍を感知領域とする。コントローラ50は感知センサ80が物体を感知すると再生手段による排気フィルタ31aの再生を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、排気ガス中に含まれる粒子状物質を排気フィルタにより捕捉する排気後処理装置を備えた建設車両に適用され、この排気フィルタの目詰まりを除去する再生制御を行なう際に排出される高温の排気ガスによって、周囲に存在する物体が熱影響を受けることを防止することができる建設車両に関する。
従来、ディーゼルエンジンが搭載された車両には、そのディーゼルエンジンの排気を車両外部に導く排気管に排気後処理装置を有するものがある。この排気後処理装置は、エンジンの排気に含まれる粒子状物質(いわゆるPM)を排気フィルタで捕捉するものである。その排気フィルタは捕捉した粒子状物質により目詰まりする。この目詰まりを解消して排気フィルタの機能を再生させるために、排気後処理装置には、排気フィルタを目詰まりさせている粒子状物質を燃焼させて除去する再生手段が付設されている。再生手段の一例としては、通常時よりもエンジン出力を上昇させて排気温度を高くし、その排気温度により粒子状物質を燃焼させるものがある。
排気フィルタを十分に再生させるための排気温度は、可燃物を発火させることが可能な程度に高温である。このため、排気管から車両の外部に吐き出された直後の熱気に物体がさらされると、変形や溶解等の熱影響を受けることが考えられる。
特許文献1に開示された車両は、この車両の後端部の下部から後方向に突出して位置した排気口を有し、この排気口の後方に位置する物体との距離が所定値以下のときに、排気フィルタの再生を禁止するようになっている。
特開2005−127206号公報
特許文献1に開示された車両は、排気管の排気口の後方に来る物体として停止した車両等を想定したものであるため、対象物体を特定しやすく物体との距離も把握しやすい。しかし油圧ショベル等の建設車両は、種々の作業に用いられるものであり、排気管の周囲に位置する物体の形状、材質も異なるものである。例えば廃棄物の分別作業では、樹脂等からなるスクラップであり、山林での伐採作業では樹木などである。また、作業中車両の姿勢(位置)が頻繁に変化するため、それらの物体と車両の後端位置との位置関係(距離、向きなど)も都度変化する。そのため排気管と周囲の物体との位置関係が都度変化するためにそれらとの距離が把握しにくく、把握できない状態で排気管の周囲に物体が存在するにもかかわらず排気フィルタの再生が行われると、それらの物体が排気管から排出される高温の排気さらされて熱影響を受けてしまう可能性がある。
また、油圧ショベルのような建設車両(自走式建設機械)は、運転室の後方に各種機器が収容される機械室が設けられ、エンジンとエンジンの排気を浄化する排気後処理装置もこの機械室内に設けられる。そのため機械室内にゴミなどの物体が侵入したときには、再生時に高温になった排気後処理装置によってこのゴミなどが熱影響を受け、この熱影響を受けたゴミなどが周囲の機器に悪影響を与える可能性がある。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、第1に種々の作業に使用される建設車両であっても排気フィルタの再生時に排出された高温の排気ガスにより周囲の物体が熱影響を受けることを確実に防止すること、第2に排気後処理装置の周囲にゴミなどが侵入しても、このゴミに熱影響を与えることを防止することにある。
前述の目的を達成するために本発明は次のように構成されている。
〔1〕 本発明に係る建設車両は、車両本体に設けられ、エンジンを含む機器が収容される機械室と、この機械室内に設けられ、前記エンジンから排出される排気ガスに含まれる粒子状物質を排気フィルタにより捕捉する排気後処理装置と、前記排気後処理装置によって浄化された排気ガスを前記機械室外に導く排気管と、前記排気フィルタに捕捉された粒子状物質を燃焼させて除去する再生手段と、この再生手段を制御する再生制御手段とを備えた建設車両において、前記排気管の排気口より排気方向で下流側となる前記機械室上または前記車両本体上の位置には、前記排気口の下流側でその排気口近傍の所定領域に侵入する物体の存在を感知する物体感知手段が設けられ、前記再生制御手段は、前記物体感知手段が物体を感知してないことを、前記再生手段によって前記排気フィルタを再生させることの条件とし、前記物体感知手段が物体を感知したときには前記再生手段による前記排気フィルタの再生を禁止することを特徴とする。
この「〔1〕」に記載の本発明に係る建設車両においては、物体感知手段の感知領域が排気口の後方でその排気口近傍の所定領域を含み、再生制御手段は物体感知手段により物体が感知されたときには、再生手段によって排気フィルタを再生させることを禁止する。これにより、排気フィルタの再生時に排気口から吐き出された直後の熱気に物体がさらされることを防止できる。したがって、種々の作業に使用される建設車両であっても排気フィルタの再生時に排出された高温の排気ガスにより周囲の物体が熱影響を受けることを確実に防止できる。
〔2〕 本発明に係る建設車両は、「〔1〕」に記載の建設車両において、前記排気後処理装置は、前記機械室内に設けられた台部に設けられ、前記機械室内には、前記排気後処理装置周囲の所定領域に侵入する物体の存在を感知する別の物体感知手段をさらに備え、前記再生制御手段は、前記別の物体感知手段が物体を感知してないことを前記再生手段を作動させる条件とし、前記物体感知手段が物体を感知したときには前記再生手段の作動を禁止することを特徴とする。
油圧ショベルやホイールローダなどの建設車両においては、機械室内の排気後処理装置の周囲にゴミなどが侵入しても、このゴミに熱影響を与えることを防止できる。
本発明によれば、前述のように、第1に種々の作業に使用される建設車両であっても排気フィルタの再生時に排出された高温の排気ガスにより周囲の物体が熱影響を受けることを確実に防止することができ、第2に排気後処理装置の周囲にゴミなどが侵入しても、このゴミに熱影響を与えることを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る建設車両の一例としての油圧ショベルの左側面図である。 図1に示した油圧ショベルに備えられた排気後処理装置の排気フィルタの再生に係る構成を示すブロック図である。 図1に示した油圧ショベルに設けられた物体感知手段としての感知センサの配置を簡略化して示す図である。 図2に示した排気後処理装置および排気管の終端部を後方から見た状態を示す図である。 図4に示したコントローラにおける処理のうち、自動的に再生制御を行う自動再生モードへの移行、および自動再生モードの解除に係る処理の流れを示すフローチャートである。 コントローラが自動制御モード時に行う処理の流れを示すフローチャートである。 図4に示したコントローラにおける処理のうち、再生指令ボタンの操作時に再生制御を行う手動再生モードへの移行、および手動再生モードの解除に係る処理の流れを示すフローチャートである。 コントローラが手動制御モード時に行う処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る建設車両について図1〜図8を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る建設車両の一例としての油圧ショベル1は、履帯を駆動して走行する走行体2と、油圧ショベル1の本体(車両本体)であって走行体2に旋回自在に結合している旋回体3と、旋回体3の前部の略中央に設けられたフロント作業装置7とを有する。
旋回体3は、フロント作業装置7の左側方に設けられた運転室4と、旋回体3の後端部を形成しているカウンタウェイト5と、運転室4の後方からカウンタウェイト5の間に亘って形成された機械室6とを有する。
フロント作業装置7はバックホウタイプであり、旋回体3の前部に上下方向に回動自在に結合しているブーム8と、このブーム8に回動自在に結合しているアーム9と、このアーム9に回動自在に結合しているバケット10とを有する。
図2に示すエンジン14はディーゼルエンジンであり、可変容量型油圧ポンプ15を駆動する。この可変容量型油圧ポンプ15は、前出の走行体2の駆動源である不図示の左走行モータ(油圧モータ)および右走行モータ(油圧モータ)と、旋回体3の駆動源である不図示の旋回モータ(油圧モータ)と、ブーム8を駆動するブームシリンダ11(油圧シリンダ)と、アーム9を駆動するアームシリンダ12(油圧シリンダ)と、バケット10を駆動するバケットシリンダ13(油圧シリンダ)とを駆動するための圧油を吐出するメインポンプである。
図示しないが、可変容量型油圧ポンプ15と左走行モータとの間、可変容量型油圧ポンプ15と右走行モータとの間、可変容量型油圧ポンプ15と旋回モータとの間、可変容量型油圧ポンプ15とブームシリンダ11との間、可変容量型油圧ポンプ15とアームシリンダ12との間、可変容量型油圧ポンプ15とバケットシリンダ13との間のそれぞれには、個別にコントロールバルブが設けられている。各コントロールバルブは、そのコントロールバルブに対応する1の油圧アクチュエータに、すなわち、左走行モータ、右走行モータ、旋回モータ、ブームシリンダ11、アームシリンダ12およびバケットシリンダ13のうちの1に供給される圧油の流量と流れの方向とを制御するものであり、その油圧アクチュエータへの圧油を遮断することができるものである。
エンジン14は可変容量型油圧ポンプ15とともに不図示のパイロットポンプ(固定容量型油圧ポンプ)も駆動している。
また、運転室4内には、左走行操作レバー装置16、右走行操作レバー装置17、旋回・アーム操作レバー装置18、ブーム・バケット操作レバー装置19が設けられている。
左走行操作レバー装置16は、予め設定された中立位置から前後方向に傾倒操作可能なペダル付操作レバー16aと、このペダル付操作レバー16aの操作方向および操作量に応じたパイロット圧をパイロットポンプの吐出圧から生成するパイロット圧生成部16bとを有する。パイロット圧生成部16bは、前方向へのペダル付操作レバー16aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、後方向へのペダル付操作レバー16aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁とが内蔵されている。右走行操作レバー装置17も左走行操作レバー装置16と同様に、ペダル付操作レバー17aとパイロット圧生成部17bとを有する。左走行操作レバー装置16により生成されるパイロット圧は、左走行モータに対応するコントロールバルブを操作する。右走行操作レバー装置17により生成されるパイロット圧は、右走行モータに対応するコントロールバルブを操作する。
旋回・アーム操作レバー装置18は、予め設定された中立位置から十字方向(前後左右方向)に傾倒操作可能な操作レバー18aと、この操作レバー18aの操作方向および操作量に応じたパイロット圧をパイロットポンプの吐出圧から生成するパイロット圧生成部18bとを有する。パイロット圧生成部18bは、前方向への操作レバー18aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、後方向への操作レバー18aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、左方向への操作レバー18aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、右方向への操作レバー18aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁とが内蔵されている。
前後方向への操作レバー18aの傾倒操作に伴って旋回・アーム操作レバー装置18により生成されるパイロット圧は、旋回モータに対応するコントロールバルブを操作する。
左右方向への操作レバー18aの傾倒操作に伴って旋回・アーム操作レバー装置18により生成されるパイロット圧は、アームシリンダ12に対応するコントロールバルブを操作する。
ブーム・バケット操作レバー装置19Dは、予め設定された中立位置から十字方向(前後左右方向)に傾倒操作可能な操作レバー19aと、この操作レバー19aの操作方向および操作量に応じたパイロット圧をパイロットポンプの吐出圧から生成するパイロット圧生成部19bとを有する。パイロット圧生成部19bは、前方向への操作レバー19aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、後方向への操作レバー19aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、左方向への操作レバー19aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁と、右方向への操作レバー19aの傾倒操作に応じてパイロット圧を生成するパイロット弁とが内蔵されている。
前後方向への操作レバー19aの傾倒操作に伴ってブーム・バケット操作レバー装置19Dにより生成されるパイロット圧は、ブームシリンダ11に対応するコントロールバルブを操作する。左右方向への操作レバー19aの傾倒操作に伴ってブーム・バケット操作レバー装置19Dにより生成されるパイロット圧は、バケットシリンダ13に対応するコントロールバルブを操作する。
パイロットポンプから左走行操作レバー装置16、右走行操作レバー装置17、旋回・アーム操作レバー装置18およびブーム・バケット操作レバー装置19Dのそれぞれに圧油を導くパイロット管路の始端部には、パイロットポンプから左走行操作レバー装置16への圧油、パイロットポンプから右走行操作レバー装置17への圧油、パイロットポンプから旋回・アーム操作レバー装置18への圧油、および、ブーム・バケット操作レバー装置19Dへの圧油をまとめて遮断する不図示のロックバルブが設けられている。このロックバルブ20は、運転室4内に設けられたゲートロックレバー21の姿勢に連動して、圧油を遮断する弁位置と、連通させる弁位置とに切り換わる。
運転室4内にはECダイヤル装置22が設けられている。このECダイヤル装置22はダイヤル22aの回動角度を、予め設定されたエンジン回転数の範囲内の値に相応する回転数指令信号(電気信号)に変換するものである。その回転数指令信号は、コントローラ50に入力されるようになっている。コントローラ50は、その回転数指令信号に応じてエンジン14の燃料噴射装置14aを制御するよう設定されている。
エンジン14からは排気管30が導出されている。この排気管30には、排気後処理装置31が設けられている。この排気後処理装置31はエンジン14の排気に含まれる粒子状物質を捕捉する排気フィルタ31aと、この排気フィルタ31aにおける粒子状物質の燃焼を促す酸化触媒31bと、これら排気フィルタ31aおよび酸化触媒31bを収容した円筒状のケース31c(図3,4参照)とを有する。
排気フィルタ31aは捕捉した粒子状物質により目詰まりする。この目詰まりを解消して排気フィルタ31aの機能(排気を通過させつつ粒子状物質を捕捉する機能)を再生させるために、排気後処理装置31には、排気フィルタ31aに堆積した粒子状物質を燃焼させて除去する再生手段が付設されている。本実施形態においては、その再生手段として、通常時よりもエンジン出力を上昇させて排気温度を高くし、その排気温度により粒子状物質を燃焼させるものが採用されている。
その再生手段は、可変容量型油圧ポンプ15の吐出圧を、管路を絞って上昇させる可変絞り弁40と、可変容量型油圧ポンプ15の押し退け容積の調整を可能にしている可変機構部15aと、エンジン14の燃料噴射装置14aとから構成されている。これら可変絞り弁40、可変機構部15aおよび燃料噴射装置14aは、コントローラ50により制御される。
コントローラ50は、CPU、ROMおよびRAMを有し、そのROMに書き込まれたコンピュータプログラムに従って動作するものである。このコントローラ50は、排気フィルタ31aが再生するよう可変絞り弁40、可変機構部15aおよび燃料噴射装置14aの制御を行う再生制御手段56として機能する。この再生制御手段56は、可変容量型油圧ポンプ15の吐出圧が予め設定された高さになるよう可変絞り弁40を制御し、かつ、最小押し退け容積が予め設定された大きさになるよう可変機構部15aを制御し、かつ、未燃の燃料が酸化触媒31bに達するタイミングで燃料噴射が行われる状態に燃料噴射装置14aを制御する。つまり可変絞り弁40、可変機構部15a、燃料噴射装置14aを制御することによってエンジン出力を上昇させるとともに、酸化触媒31bで生じた反応熱により燃料を燃焼させることによって、粒子状物質の燃焼に十分な排気温度が確保されるようになっている。
前出の左走行操作レバー装置16において、パイロット圧生成部16bには、ペダル付操作レバー16aの前方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号(電気信号)に変換して出力するパイロット圧センサ61A(圧力センサ)と、ペダル付操作レバー16aの後方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ61Bとが設けられている。これと同様に、右走行操作レバー装置17において、パイロット圧生成部17bには、ペダル付操作レバー17aの前方向の傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ62Aと、ペダル付操作レバー71aの後方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ62Bとが設けられている。パイロット圧センサ61A,61B,62A,62Bのそれぞれから出力されたパイロット圧信号はいずれもコントローラ50に入力されるようになっている。
また、旋回・アーム操作レバー装置18において、パイロット圧生成部18bには、操作レバー18aの前方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ63Aと、操作レバー18aの後方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ63Bと、操作レバー18aの左方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ63Cと、操作レバー18aの右方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ63Dとが設けられている。これらのパイロット圧センサ63A〜63Dのそれぞれから出力されたパイロット圧信号はいずれもコントローラ50に入力されるようになっている。
これと同様に、ブーム・バケット操作レバー装置19Dにおいて、パイロット圧生成部19bには、操作レバー19aの前方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ64Aと、操作レバー19aの後方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ64Bと、操作レバー19aの左方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ64Cと、操作レバー19aの右方向への傾倒操作により生成されたパイロット圧をパイロット圧信号に変換して出力するパイロット圧センサ64Dとが設けられている。これらのパイロット圧センサ64A〜64Dのそれぞれから出力されたパイロット圧信号はいずれもコントローラ50に入力されるようになっている。
前出のゲートロックレバー21にはロック検知スイッチ65が付設されている。このロック検知スイッチ65は、ゲートロックレバー21がパイロットポンプから操作レバー装置16〜19への圧油を遮断する姿勢になったこと、すなわち作動状態になったこと連動して、ロック検知信号(電気信号)を出力するようになっている。ロック検知信号もコントローラ50に入力されるようになっている。
運転室4内には、自己復帰型のプッシュスイッチから構成された再生指令装置66が設けられている。この再生指令装置66は、押釦66aの押圧操作により再生を行う旨の再生指令信号(電気信号)を出力するようになっている。再生指令信号もコントローラ50に入力されるようになっている。
排気後処理装置31には差圧センサ67が付設されている。この差圧センサ67は排気フィルタ31aの上流側と下流側との間の差圧を差圧信号(電気信号)に変換して出力するようになっている。この差圧信号もコントローラ50に入力されるようになっている。
図3,4に示すように、旋回体3内にはエンジン14が格納され設置されている。エンジン14の上方には、旋回体3に対して固定された板状の台部70が設けられている。排気後処理装置31は、旋回体3の上面を形成している上板部6aの下方で、その上板部6aに近接して位置するとともに、台部70の上方に位置する。台部70には2つの取付部材71,72が起立してネジ止めされている。取付部材71には円弧状の凹部71aが形成されていて、取付部材72にも同様の凹部が形成されている。排気後処理装置31の円筒状のケース31cはそれらの凹部71a等の両方に嵌め込まれた状態で、不図示の締結具により台部70に固定されている。エンジン14および排気後処理装置31の後方には、カウンタウェイト5が位置している。
排気後処理装置31の下流側からは、排気管30の終端部30aが導出されている。この排気管30の終端部30aは、上板部6aを上方向に貫通して延びていて、後方向に開口した排気口30bを有する。
排気口30bの排気方向の下流側(後方)に位置する旋回体3の部分、すなわちカウンタウェイト5の上面を形成している板部5aには、物体の存在を感知する物体感知手段としての感知センサ80がネジ止めにより取り付けられている。この感知センサ80の感知領域は排気口30bの後方で排気口30b近傍の所定領域を含む。この所定領域とは、排気フィルタ31aの再生時に排気口30bから吐き出される熱気が、枯葉等の可燃物の発火点よりも低い温度に冷却されていない領域として設定されたものである。
さらに、感知センサ80とは別の感知センサ81が、台部70にネジ止めにより取り付けられている。この感知センサ81の感知領域は、台部70と排気後処理装置31との間に形成された隙間73を含む。上板部6aは旋回体3に対して開閉可能に設けられていて、上板部6aを開けることによって排気後処理装置31等の機械室6内のエンジン14周辺の機器(不図示)に対するメンテナンスが可能になる。隙間73には、機械室6内にエンジン14の吸気を取り込むために設けた開口部(不図示)や、排気管30が挿通されている上板部6aの貫通孔から、枯葉等の可燃物から成るゴミが入り、隙間73に留まるおそれがある。
感知センサ80,81はいずれも、物体を感知したときに感知信号を出力するようになっている。これらの感知信号はコントローラ50に入力されるようになっている。
コントローラ50は、物体感知判定手段51、目詰まり判定手段52、作業一時中断状態判定手段53、非作業状態判定手段54、再生指令判定手段55および前出の再生制御手段56として機能し、図5〜図8に示す流れの処理を行うよう設定されている。また、再生制御手段56は、排気フィルタ31aの目詰まりを契機に自動的に再生制御を行う自動再生モードと、再生指令装置66からの再生指令信号の入力を契機に再生制御を手動再生モードとに選択的に移行するよう設定されている。
自動再生モードに係る処理ついて図2,図5および図6を用いて説明する。
図5に示す処理を行う際、はじめに、コントローラ50は作業一時中断状態判定手段53として機能する。この作業一時中断状態判定手段53としてのコントローラ50は、パイロット圧センサ61A,61B,62A,62B,63A〜63D,64A〜64Dのそれぞれから出力されたパイロット圧信号を全て入力し、それらのパイロット圧信号に示されたパイロット圧が全て最低値(タンク圧)であるか、すなわち、全ての操作レバー16a〜19aの中立状態が検知された状態かを判定する(図5中のステップS1)。これにより、油圧ショベル1の作業が一時的に中断されているかどうかが判定されることになる。
油圧ショベル1の作業が一時中断された状態と判定した場合(ステップS1でYES)、コントローラ50は、作業一時中断状態判定手段53と並行して自動再生モードで再生制御手段56として機能する状態に移行する(ステップS2)。その後、全ての操作レバー16a〜19aの中立状態が継続している限り、すなわち、油圧ショベル1の作業が一時的に中断されている状態が継続している限り(ステップS3でYES)、コントローラ50は自動再生モードで再生制御手段56として機能する状態を継続する(ステップS3の繰り返し)。
コントローラ50は自動再生モードで再生制御手段56として機能する状態に移行した後、操作レバー16a〜19aの1つでも操作されると(ステップS3でNO)、すなわち、油圧ショベル1の作業が再開されると、自動再生モードで再生制御手段56として機能する状態を解除し(ステップS4)、ルーチンをステップS1に戻す。
自動再生モードでは、図5に示した処理と並行して、図6に示す処理が行われる。
図6に示す処理を行う際、はじめに、コントローラ50は目詰まり判定手段52として機能する。この目詰まり判定手段52としてのコントローラ50は、差圧センサ67からの差圧信号に示された差圧、すなわち、排気フィルタ31aの下流側に対する上流側の圧力の高さを示す差圧が、所定値よりも大きいかどうかを判定する(ステップS11)。所定値は、再生制御の必要な目詰まりが生じたときの差圧の値として設定されている。
その差圧の値が所定値よりも大きい場合、すなわち、排気フィルタ31aが目詰まりしている場合(ステップS11でYES)、コントローラ50は物体感知判定手段51として機能する。この物体感知判定手段51は、感知センサ80,81のいずれからの感知信号も入力していないかどうか、すなわち感知センサ80,81が物体を感知していない非感知状態であるかどうかを判定する(ステップS12)。
感知センサ80,81がいずれも非感知状態であると判定したとき(ステップS12でYES)、コントローラ50は再生制御手段56として機能し、再生制御を開始する(ステップS13)。
コントローラ50は再生制御手段56としての機能中、物体感知判定手段51としても並行して機能している。これによって再生制御を行いながら、感知センサ80,81がいずれも非感知状態を継続しているどうかを判定する(ステップS14)。また、再生制御手段56としてのコントローラ50は、再生制御の開始から所定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS15)。これによりステップS14,S15は、感知センサ80,81がいずれも非感知状態を継続していれば、所定時間が経過するまでの間繰り返される(ステップS14でYES→ステップS15でNO→ステップS14→・・・)。なお、所定時間は、排気フィルタ31aの目詰まりが解消されるのに十分な時間として設定されている。
次に、コントローラ50は、所定時間が経過すると、再生制御を終了し(ステップS16)、ステップS11からのルーチンに戻る。
なお、ステップS11において、排気フィルタ31aの下流側に対する上流側の圧力の高さを示す差圧が所定値よりも大きくないと判定した場合(ステップS11でNO)、コントローラ50は、再生制御を開始することなく、ステップS11をやり直す(ステップS11でNO→ステップS11)。
ステップS12において、感知センサ80,81の一方または両方が非感知状態でないと判定した場合(ステップS12でNO)にも、コントローラ50は再生制御を開始することなく、ルーチンをステップS11に戻す。また、再生制御が開始された後、ステップS14において、感知センサ80,81の一方または両方が非感知状態でないと判定した場合(ステップS14でNO)には、コントローラ50は再生制御手段56としての機能を停止させて再生制御を中断し(ステップS17)、ルーチンをステップS11に戻す。コントローラ50は、自動再生モードにおいて、感知センサ80,81のいずれも物体を感知してないことを排気フィルタ31aを再生させる条件とし、感知センサ80,81の一方または両方が物体を感知したときには排気フィルタ31aを再生させるのを禁止する。
手動再生モードに係る処理について図2,図7および図8を用いて説明する。
図7に示す処理を行う際、はじめに、コントローラ50は非作業状態判定手段54として機能する。このとき、コントローラ50は前述の作業一時中断状態判定手段53と併行して非作業状態判定手段54としての機能する。非作業状態判定手段54としてのコントローラ50は、ロック検知スイッチ65から出力されたロック検知信号を入力したかどうか、すなわちゲートロックレバー21が作動状態になっているかどうかを判定する。(図7中のステップS21)。さらに非作業状態判定手段54としてのコントローラ50は、ECダイヤル装置22から出力された回転数指令信号が、予め設定された回転数よりも低くい範囲の低回転数を示している低回転数指令状態であるかどうかを判定する(同じくステップS21)。これらの判定によって、エンジン14は動作しているものの、左走行操作レバー装置16、右走行操作レバー装置17、旋回・アーム操作レバー装置18およびブーム・バケット操作レバー装置19のいずれを操作しても油圧ショベル1が動作しない非作業状態かどうかが判定されることになる。
油圧ショベル1が非作業状態にあると判定した場合(ステップS21でYES)、コントローラ50は非作業状態判定手段54と並行して手動再生モードで再生制御手段56として機能する状態に移行する(ステップS22)。その後、油圧ショベル1の非作業状態が継続している限り(ステップS23でYES)、コントローラ50は手動再生モードで再生制御手段56として機能する状態を継続する(ステップS23の繰り返し)。
コントローラ50は手動再生モードで再生制御手段56として機能する状態に移行した後、ロック検知スイッチ65からのロック検知信号が途絶えるか、ECダイヤル装置22からの回転数指令信号が低回転数指令状態でなくなるかすると、すなわち油圧ショベル1が非作業状態でなくなると(ステップS23でNO)、手動再生モードで再生制御手段56として機能する状態を解除し(ステップS24)、ルーチンをステップS1に戻す。
手段再生モードでは、図7に示した処理と並行して、図8に示す処理が行われる。
図8に示す処理を行う際、はじめに、コントローラ50は再生指令判定手段55として機能する。この再生指令判定手段55としてのコントローラ50は、再生指令装置66から出力された再生指令信号を入力したかどうか、すなわち再生開始が指令されたかどうかを判定する(ステップS31)。
再生開始が指令されたと判定した場合(ステップS31でYES)、コントローラ50は物体感知判定手段51として機能する。この物体感知判定手段51は、感知センサ80,81のいずれからの感知信号も入力していないかどうか、すなわち感知センサ80,81が物体を感知していない非感知状態であるかどうかを判定する(ステップS32)。
感知センサ80,81がいずれも非感知状態であると判定したとき(ステップS32でYES)、コントローラ50は再生制御手段56として機能し、再生制御を開始する(ステップS33)。
コントローラ50は再生制御手段56としての機能中、物体感知判定手段51としても並行して機能している。これによって再生制御を行いながら、感知センサ80,81がいずれも非感知状態を継続しているどうかを判定する(ステップS34)。また、再生制御手段56としてのコントローラ50は、再生制御の開始から所定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS35)。これによりステップS34,S35は、感知センサ80,81がいずれも非感知状態を継続していれば、所定時間が経過するまでの間繰り返される(ステップS34でYES→ステップS35でNO→ステップS34→・・・)。なお、所定時間は、自動再生モードの説明でも述べたように、排気フィルタ31aの目詰まりが解消されるのに十分な時間として設定されている。
次に、コントローラ50は、所定時間が経過すると、再生制御を終了する(ステップS36)。
なお、ステップS31において、再生開始が指令されてないと判定した場合、コントローラ50は、再生制御を開始することなく、ステップS31をやり直す(ステップS31でNO→ステップS31)。
ステップS32において、感知センサ80,81の一方または両方が非感知状態でないと判定した場合(ステップS32でNO)も、再生制御を開始することなく、ルーチンをステップS31に戻す。また、再生制御が開始された後、ステップS34において、感知センサ80,81の一方または両方が非感知状態でないと判定した場合(ステップS34でNO)には、コントローラ50は再生制御手段56としての機能を停止させて再生制御を中断し(ステップS37)、ルーチンを終了する。つまり、コントローラ50は、手動再生モード時においても、感知センサ80,81のいずれも物体を感知してないことを排気フィルタ31aを再生させる条件とし、感知センサ80,81の一方または両方が物体を感知したときには排気フィルタ31aを再生させるのを禁止する。
本実施形態に係る油圧ショベル1によれば次の効果を得られる。
油圧ショベル1においては、感知センサ80の感知領域が排気口30bの後方でその排気口近傍の所定領域を含み、再生制御手段56としてのコントローラ50は、感知センサ80が物体を感知したときには、排気フィルタ31aを再生させることを禁止する。これにより、排気フィルタ31aの再生時に排気口30bから吐き出された直後の熱気に物体がさらされることを防止できる。したがって、種々の作業に使用される油圧ショベルの排気フィルタの再生時に排出された高温の排気ガスにより周囲の物体が熱影響を受けることを確実に防止することができる。
油圧ショベル1においては、再生制御手段56としてのコントローラ50は、感知センサ80により物体が感知されたときに、排気フィルタ31aを再生させる再生制御を禁止するので、台部70と排気後処理装置31との間の隙間にゴミが留まっていた場合には、排気フィルタ31aの再生が行われない。これにより、排気後処理装置31から放射された熱の影響を受けたゴミが周囲の機器に悪影響を与える可能性を低減できる。
前述の実施形態において、再生手段は、可変容量型油圧ポンプ15および可変機構部15aが再生制御手段56を制御することによってエンジン出力を上昇させるとともに、酸化触媒31bで生じた反応熱により燃料を燃焼させることによって、粒子状物質の燃焼に十分な排気温度が確保されるようになっているものであったが、本発明における再生手段はそれに限定されるものではなく、排気後処理装置に設けられた電熱ヒータにより粒子状物質の燃焼に必要な熱を生じさせるものであってもよい。
前述の実施形態に係る建設車両は油圧ショベルであったが、本発明に係る建設車両は油圧ショベルに限定されるものではなく、車両本体の上面を形成している上板部の下方で、その上板部に近接して設けられ、エンジンの排気に含まれる粒子状物質を排気フィルタにより捕捉する排気後処理装置と、この排気後処理装置の下流側から導出され、上板部を上方向に貫通して延び上方向に交差する方向に開口した排気口を有する排気管の終端部とを備えたホイールローダおよびクレーンなどであってもよい。
1 油圧ショベル
2 走行体
3 旋回体
4 運転室
5 カウンタウェイト
5a 板部
6 機械室
6a 上板部
7 フロント作業装置
8 ブーム
9 アーム
10 バケット
11 ブームシリンダ
12 アームシリンダ
13 バケットシリンダ
14 エンジン
14a 燃料噴射装置
15 可変容量型油圧ポンプ
15a 可変機構部
16 左走行操作レバー装置
16a ペダル付操作レバー
16b パイロット圧生成部
17 右走行操作レバー装置
17a ペダル付操作レバー
17b パイロット圧生成部
18 旋回・アーム操作レバー装置
18a 操作レバー
18b パイロット圧生成部
19 ブーム・バケット操作レバー装置
19a 操作レバー
19b パイロット圧生成部
20 ロックバルブ
21 ゲートロックレバー
22 ECダイヤル装置
22a ダイヤル
30 排気管
30a 終端部
30b 排気口
31 排気後処理装置
31a 排気フィルタ
31b 酸化触媒
31c ケース
40 可変絞り弁
50 コントローラ
51 物体感知判定手段
52 目詰まり判定手段
53 作業一時中断状態判定手段
54 非作業状態判定手段
55 再生指令判定手段
56 再生制御手段
61A,61B パイロット圧センサ
62A,62B パイロット圧センサ
63A〜63D パイロット圧センサ
64A〜64D パイロット圧センサ
65 ロック検知スイッチ
66 再生指令装置
66a 押釦
67 差圧センサ
70 台部
71,72 取付部材
71a,72a 凹部
73 隙間
80,81 感知センサ

Claims (2)

  1. 車両本体に設けられ、エンジンを含む機器が収容される機械室と、この機械室内に設けられ、前記エンジンから排出される排気ガスに含まれる粒子状物質を排気フィルタにより捕捉する排気後処理装置と、前記排気後処理装置によって浄化された排気ガスを前記機械室外に導く排気管と、前記排気フィルタに捕捉された粒子状物質を燃焼させて除去する再生手段と、この再生手段を制御する再生制御手段とを備えた建設車両において、
    前記排気管の排気口より排気方向で下流側となる前記機械室上または前記車両本体上の位置には、前記排気口の下流側でその排気口近傍の所定領域に侵入する物体の存在を感知する物体感知手段が設けられ、
    前記再生制御手段は、前記物体感知手段が物体を感知してないことを、前記再生手段によって前記排気フィルタを再生させることの条件とし、前記物体感知手段が物体を感知したときには前記再生手段による前記排気フィルタの再生を禁止する
    ことを特徴とする建設車両。
  2. 請求項1に記載の建設車両において、
    前記排気後処理装置は、前記機械室内に設けられた台部に設けられ、
    前記機械室内には、前記排気後処理装置周囲の所定領域に侵入する物体の存在を感知する別の物体感知手段をさらに備え、
    前記再生制御手段は、前記別の物体感知手段が物体を感知してないことを前記再生手段を作動させる条件とし、前記物体感知手段が物体を感知したときには前記再生手段の作動を禁止する
    ことを特徴とする建設車両。
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