JP2011017155A - 取水路点検装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取水路を容易かつ迅速に点検できる取水路点検装置を提供すること。
【解決手段】暗渠式の取水路5のピット7から取水路5に搬入され、取水路5の内部の画像を取得する水中カメラ12を備えた取水路点検装置10であって、下端部に水中カメラ12が連結され水中カメラ12を取水路5に配置する長尺状のカメラ固定パイプ20と、上端部及び下端部が開口された筒状に形成され、水中カメラ12及びカメラ固定パイプ20を挿通可能に構成されるガイドパイプ24と、ピット7に固定されガイドパイプ24を支持するガイドパイプ支持部材40と、を備える。カメラ固定パイプ20は、ガイドパイプ24に対する下方への挿通位置を規制すると共にカメラ固定パイプ20をガイドパイプ24の中心軸回りに回動操作する操作部材50を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電所において海水を取り込む暗渠式の取水路を点検する取水路点検装置に関する。
従来より、火力発電所等では、蒸気冷却用に多量の海水を利用している。海水は、取水路から取り入れられ、循環ポンプによって復水器に通水している。図5に示すように、火力発電所の取水路は、地下に形成される暗渠式のものが多い。図5は、暗渠式の取水路及びピットを示す部分断面図である。
図5に示すように、取水路5は、海水を取り込むために地中に略水平に設けられている。また、取水路5の点検用開口部としてのピット7が、地上と当該取水路5とを連通するように略垂直に設けられている。ピット7は、所定間隔(例えば、約100m間隔)で複数設けられている。なお、図5中の符号6は地面を示し、7aはピット7の開口部を示している。
このような取水路5では、海水を通している取水路5内の壁面等に多種の海生生物(例えば、ムラサキイガイやアカフジツボ等の貝類や藻等)が付着する。付着物の量が多くなると取水量が減少し、冷却水量を十分に確保できなくなる虞がある。
そこで、従来は、取水路内に清掃用の水中ロボットを定期的(通常、1〜2年間に1回程度)に搬入し、上記付着物を除去していた。このような清掃ロボットは、取水路内を撮影し、当該撮影画像を地上のモニタ画面に送るカメラを備えている。地上のオペレータは、当該カメラからの画像をモニタ画面で見ながら清掃ロボットを遠隔操作し、清掃を行っていた。
このような従来の清掃ロボットを取水路に搬出入する装置として、例えば、特許文献1に係るものが提供されている。この清掃ロボットの搬出入装置は、清掃ロボットを巻き上げるケーブルに沿って立設され清掃ロボットを案内するガイドレールを、架台に固定された固定ガイドレールと、駆動源により固定ガイドレールの幅域内に、少なくともその一部が収納可能に往復動される可動ガイドレールとに分割された二分割構造で構成されたものである。
この装置によれば、清掃ロボット本体の搬出時の最上位置でガイドレールが上方に突出するようなことがなく、ガイドレールは常時安定状態に保持され、作業性及び安全性が向上する、としている。
特開平11−148170号公報
ところで、上記海生生物の付着量は、気象条件等、種々の条件によって変動(増減)するため、適切な時期を見極めて清掃するのは容易ではない。そこで、従来は、上記清掃ロボットをピットから取水路内に搬入し、当該清掃ロボットのカメラを用いて取水路内の画像を取得し、清掃時期を判断していた。
しかしながら、上記清掃ロボットを用いて点検を行う場合、搬出入する装置が大掛かりであるため、多大な手間(コスト)と時間を要していた。このため、取水路を容易かつ迅速に点検できる手段の提供が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、取水路を容易かつ迅速に点検できる取水路点検装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、以下のような取水路点検装置を提供する。
(1) 本発明は、地中に略水平に設けられた取水路の点検用開口部として地上と当該取水路とを連通するように略垂直に設けられたピットから当該取水路に搬入され、当該取水路の内部の画像を取得する水中カメラを備えた取水路点検装置であって、下端部に前記水中カメラが連結され当該水中カメラを前記取水路に配置する長尺状のカメラ配置部材と、上端部及び下端部が開口された筒状に形成され前記水中カメラ及び前記カメラ配置部材を挿通可能に構成されるガイドパイプと、前記ピットに固定され前記ガイドパイプを支持するガイドパイプ支持部材と、を備えることを特徴とする。
(1)の発明によれば、水中カメラを取水路内に容易かつ迅速に搬入することができるので、従来のような清掃ロボットを用いた点検が不要であり、当該清掃ロボットを搬出入する大掛かりな装置も不要である。したがって、取水路を容易かつ迅速に点検することができる。
(2) (1)の発明においては、前記ガイドパイプ支持部材による前記ガイドパイプを支持する位置を変更する位置決め手段を備えることが好ましい。
(2)の発明によれば、ガイドパイプに支持されるカメラ配置部材の上下方向の位置を変更することができるので、水中カメラの上下方向の位置を変更することができる。したがって、取水路内の様子を上下方向に沿って段階的に点検することができる。
(3) (1)又は(2)に記載の発明においては、前記ガイドパイプ支持部材は、前記ガイドパイプを支持する区画部を前記ピットの幅方向に複数備えることが好ましい。
(3)の発明によれば、ガイドパイプの配設位置をピットの幅方向に変更することができるので、取水路内の様子をピットの幅方向に沿って段階的に点検することができる。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の発明においては、前記カメラ配置部材は、前記ガイドパイプに対する下方への挿通位置を規制すると共に当該カメラ配置部材を当該ガイドパイプの中心軸回りに回動操作する操作部材を備えることが好ましい。
(4)の発明によれば、操作部材によって、取水路内に配置される水中カメラの下限位置を規制できると共に、水中カメラを回動させることにより取水路内の様子を広範囲に点検することができる。
(5) (1)から(4)のいずれかに記載の発明においては、前記ガイドパイプ及び前記カメラ配置部材は、複数のパイプを長手方向に分割自在に連結して構成されていることが好ましい。
(5)の発明によれば、ガイドパイプ及びカメラ配置部材は、長手方向に複数に分割でき、使用時には容易に連結できるので、運搬及び保管に便利である。
本発明によれば、従来のような清掃ロボットを用いた点検が不要であり、取水路を容易かつ迅速に点検できる。
本発明の実施形態に係る取水路点検装置を示す部分断面図である。 図1のA−A断面を示す断面図である。 位置決め板による位置決め構造を示す断面図である。 ガイドパイプの連結部を示す断面図である。 暗渠式の取水路及びピットを示す部分断面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る取水路点検装置を示す部分断面図、図2は、図1のA−A断面を示す断面図である。図3は、位置決め板による位置決め構造を示す断面図、図4は、ガイドパイプの連結部を示す断面図である。なお、以下の説明において、既に説明した部材と同一若しくは相当する部材には、同一の符号を付して重複説明を省略又は簡略化する。
上述した図5に示すように、取水路5は、海水を取り込むために地中に略水平に設けられている。また、取水路5の点検用開口部としてのピット7が、地上と当該取水路5とを連通するように略垂直に設けられている。ピット7は、所定間隔(例えば、約100m間隔)で複数設けられている。
図1に示すように、取水路点検装置10は、上記のように構成された取水路5の内部を、ピット7から搬入される水中カメラ12を用いて容易に観察できるように構成したものである。
すなわち、取水路点検装置10は、図1及び図2に示すように、取水路5の内部の画像を取得する小型の水中カメラ12と、水中カメラ12を取水路5の中に配置するカメラ固定パイプ(カメラ配置部材)20と、水中カメラ12及びカメラ固定パイプ20を挿通するガイドパイプ24と、ガイドパイプ24を支持するガイドパイプ支持部材40と、を備える。
水中カメラ12は、防水構造を備えて構成され、取水路5の内部の画像を取得(撮像)する。水中カメラ12は、カメラ固定パイプ20の下端部に連結されている。カメラ固定パイプ20の内部には、水中カメラ12と電気的に接続されたケーブル14が挿通されている。なお、水中カメラ12は、撮像対象物を照明する照明装置(図示せず)を備えている。
ケーブル14は、電源ケーブルや信号ケーブル等の各種電気ケーブルを含む。カメラ固定パイプ20に挿通されたケーブル14は、図1に示すように、後述する操作部材50の貫通穴50a(図3参照)から地上に引き出され、地上のモニタ16と接続される。水中カメラ12によって取得された画像は、このケーブル14を介してモニタ16(図1参照)に送信される。
なお、水中カメラ12によって撮像する画像は、動画であっても静止画であってもよい。また、モニタ16に送信された画像は、録画装置によって適宜録画できるように構成されていてもよい。
カメラ固定パイプ20は、図1〜図3に示すように、円筒パイプとして構成されている。カメラ固定パイプ20の下端部には、上述した水中カメラ12が連結されている。カメラ固定パイプ20の上端部には、操作部材50が固定されている。
また、カメラ固定パイプ20は、図1に示すように、取水路5から略鉛直上方に延びるピット7の高さよりも長い寸法を有している。カメラ固定パイプ20は、水中カメラ12をガイドパイプ24の下端部の開口部から取水路5内に露出させる必要があるので、ガイドパイプ24よりも若干長めに形成されている。
カメラ固定パイプ20の素材は、所定の強度(剛性)が確保できれば、特に限定されないが、ハンドリングのし易さから、できるだけ軽量であることが好ましい。例えば、カメラ固定パイプ20の素材として、アルミ合金や合成樹脂等を用いることができる。
また、カメラ固定パイプ20は、後述するガイドパイプ24と同様に、複数のパイプを長手方向に分割自在に連結して構成されている。この分割構造は、後述するガイドパイプ24の分割構造と共に説明する。
ガイドパイプ24は、図1に示すように、上端部及び下端部が開口された円筒パイプとして構成されている。ガイドパイプ24の長手方向の寸法は、カメラ固定パイプ20の長手方向の寸法よりも短い。ガイドパイプ24の素材は、所定の強度(剛性)が確保できれば特に限定されないが、例えば、鉄、アルミ合金、ステンレス合金等を用いることができる。
また、ガイドパイプ24は、水中カメラ12及びカメラ固定パイプ20を挿通可能に構成されている。すなわち、ガイドパイプ24の内径は、水中カメラ12及びカメラ固定パイプ20の最大径(例えば、水中カメラ12の長さ)よりも大きく形成されている。
ガイドパイプ24は、カメラ固定パイプ20の上端部に固定された操作部材50を支持することで、カメラ固定パイプ20を支持する。操作部材50及び当該操作部材50による支持構造の詳細については、後述する。
また、ガイドパイプ24は、図3に示すように、位置決め板(位置決め手段)44を介してガイドパイプ支持部材40に支持されている。位置決め板44は、図2及び図3に示すように、ガイドパイプ支持部材40の外径よりも大きな直径を有する円環状に構成されている。位置決め板44は、例えば、鉄等の金属素材により形成されている。
また、位置決め板44の中心には、ガイドパイプ24を上下動自在に挿通する貫通穴44aが設けられている。位置決め板44は、ガイドパイプ支持部材40の上端部に対して固定されておらず、当該上端部に載置されるようになっている。
また、図3に示すように、位置決め板44の上面の貫通穴44aの近傍には、一対の立設片(位置決め手段)45,45が対向して立設されている。それぞれの立設片45には、ボルト(位置決め手段)46を螺合するためのボルト穴(位置決め手段)47が形成されている。
一方、ガイドパイプ24の両側部には、ガイドパイプ24の長手方向に沿って複数の位置調節穴26(位置決め手段)が所定ピッチで設けられている。位置調節穴26は、ボルト46の先端部を挿通可能な貫通穴として形成されている。なお、位置調節穴26の数と位置は、所望する水中カメラ12の配設位置に応じて設定すればよい。
位置決め板44は、ガイドパイプ24の長手方向に設けられた、いずれかの位置調節穴26にボルト46を挿通することによってガイドパイプ24と一体化される。また、位置決め板44は、ガイドパイプ支持部材40の外径よりも大きな直径を有する円環状に構成されているので、ガイドパイプ支持部材40の上面に載置可能となっている。
ガイドパイプ支持部材40は、図2及び図1に示すように、ガイドパイプ24を支持する矩形の枠体として構成され、ピット7の開口部7aに着脱自在に固定されている。ガイドパイプ支持部材40は、ガイドパイプ24を支持する矩形の区画部41をピット7の幅方向(海水の流れ方向に対して直角な方向)に複数(例えば、5つ)備えている。
すなわち、ガイドパイプ24は、ガイドパイプ支持部材40によって支持される位置を、ピット7の幅方向に対して順次変更可能となっている。なお、ガイドパイプ支持部材40は、例えば、鉄製のアングル材等を縦横及び高さ方向に組み合わせて構成される。
操作部材50は、図1〜図3に示すように、カメラ固定パイプ20のガイドパイプ24に対する下方への挿通位置を規制すると共に、カメラ固定パイプ20をガイドパイプ24の中心軸回りに回動操作するためのものである。
操作部材50は、例えば円板状に形成され、カメラ固定パイプ20の上端部に固定されている。なお、操作部材50は、カメラ固定パイプ20と同一の金属素材等によって構成することができ、カメラ固定パイプ20の上端部に、例えば、溶接により固定することができる。
操作部材50の外径は、ガイドパイプ24の外径よりも大きく形成されている。すなわち、カメラ固定パイプ20は、操作部材50がガイドパイプ24の上端部に載置された状態では、操作部材50がストッパとなり、下方への移動が規制されるようになっている。このとき水中カメラ12は、ガイドパイプ24の下端部の開口部から取水路5内の適宜の位置に露出される。なお、図1においては、説明の便宜上、操作部材50がガイドパイプ24の上端部から浮いた状態で示してある。
次に、ガイドパイプ24の分割構造について図4を参照して説明する。図4に示すように、ガイドパイプ24は、2つのガイドパイプ24a,24bにより構成され、連結部25において連結されている。すなわち、ガイドパイプ24aの下端部の外周面には雄ねじ部27が設けられ、ガイドパイプ24bの上端部の内周面には、雄ねじ部27が螺合可能な雌ねじ部28が設けられている。
また、ガイドパイプ24aの雄ねじ部27が形成されている部分には、ボルト29を挿通する貫通穴31が設けられている。一方、ガイドパイプ24bの雌ねじ部28が形成されている部分には、ボルト29を螺合するボルト穴30が設けられている。
すなわち、ガイドパイプ24aとガイドパイプ24bとを螺合させた状態で、ボルト穴30及び貫通穴31は同軸となるように構成され、このボルト穴30にボルト29を螺合させ貫通穴31に挿通することで、ガイドパイプ24aとガイドパイプ24bの螺合状態が解除されないようになっている。
ガイドパイプ24をガイドパイプ24aとガイドパイプ24bとに分割する場合には、ボルト29を緩めて取り外し、ガイドパイプ24aとガイドパイプ24bの螺合を解除すればよい。なお、図示例を省略するが、カメラ固定パイプ20もガイドパイプ24と同様に、2つのパイプを長手方向に分割自在に連結して構成されている。
次に、取水路点検装置10の使用方法について図1を参照して説明する。なお、カメラ固定パイプ20及びガイドパイプ24は、それぞれ1本のパイプとして組み立てられているものとする。また、ガイドパイプ24の所定位置には、位置決め板44がボルト46によって固定されているものとする(図3参照)。
先ず、ガイドパイプ支持部材40を所定のピット7の開口部7aに固定する。次に、ガイドパイプ支持部材40のいずれかの区画部41の中にガイドパイプ24を挿通し、ガイドパイプ24と一体化している位置決め板44をガイドパイプ支持部材40の上端面に載置する。これにより、ガイドパイプ24は、ガイドパイプ支持部材40によって支持される。
このガイドパイプ24をガイドパイプ支持部材40に支持させる作業は、作業員がガイドパイプ24を把持して行うか、或いは簡易なクレーン手段を用いてガイドパイプ24を吊り下げること等により容易に行うことができる。
次に、このガイドパイプ24に対して、ガイドパイプ24の上端部の開口部からカメラ固定パイプ20の水中カメラ12を挿通し、カメラ固定パイプ20をガイドパイプ24の内部に挿通していく。
すると、やがて操作部材50が、ガイドパイプ24の上端部に載置され、操作部材50がストッパとなり、カメラ固定パイプ20の下方への移動(挿通)が規制される。このとき、水中カメラ12は、ガイドパイプ24の下端部の開口部から取水路5内の適宜の位置に露出する。
このカメラ固定パイプ20をガイドパイプ24内に挿通する作業は、作業員がカメラ固定パイプ20を把持して行うか、或いは簡易なクレーン手段を用いてカメラ固定パイプ20を吊り下げること等により容易に行うことができる。
そして、操作部材50を所定方向に回動することによりカメラ固定パイプ20及び水中カメラ12を回動し、取水路5内の任意の箇所を撮像する。このとき、ガイドパイプ24の下端部から露出しているのは、僅かな長さのカメラ固定パイプ20と水中カメラ12のみである。
このため、取水路5内の水流による圧力を主に受けるのは、取水路5内に突出したガイドパイプ24及び小型の水中カメラ12であり、カメラ固定パイプ20が受ける圧力は小さい。したがって、カメラ固定パイプ20の取水路5内への搬入作業と取水路5内での水中カメラ12の回動作業とを、水流の影響をほとんど受けることなく、円滑に行うことができる。
また、水中カメラ12によって撮像された画像は、ケーブル14を介してモニタ16に送信される。モニタ16に送信された画像を分析することによって、取水路5内の壁面の状況を把握することができ、清掃時期を判断することができる。
以上のように、この実施形態に係る取水路点検装置10によれば、水中カメラ12を取水路5内に容易かつ迅速に搬入することができるので、従来のような清掃ロボットを用いた点検が不要であり、当該清掃ロボットを搬出入する大掛かりな装置も不要である。したがって、取水路5を容易かつ迅速に点検することができる。
また、位置決め板44のガイドパイプ24に対する固定位置を変更可能に構成したので、ガイドパイプ24のガイドパイプ支持部材40に対する上下方向の配設位置を変更することができ、ガイドパイプ24に支持されるカメラ固定パイプ20の上下方向の位置、すなわち、水中カメラ12の上下方向の位置を変更することができる。したがって、取水路5内の様子を上下方向に段階的に点検することができる。
また、ガイドパイプ支持部材40は、ガイドパイプ24を支持する区画部41をピット7の幅方向に5つ備えているので、ガイドパイプ24の配設位置をピット7の幅方向に5段階変更することができる。したがって、取水路5内の様子をピット7の幅方向に沿ってより詳細に点検することができる。
また、取水路点検装置10は、操作部材50を備えるので、取水路5内に配置される水中カメラ12の下限位置を容易に規制(水中カメラ12の落下防止)できると共に、水中カメラ12を回動させることにより取水路5内の様子を広範囲に点検することができる。
また、ガイドパイプ24は、2つのガイドパイプ24a,24bに分割でき、使用時に容易に連結できるので、運搬及び保管に便利である。また、カメラ固定パイプ20もガイドパイプ24と同様に2つに分割でき、使用時にそれらを容易に連結できるので、運搬及び保管に便利である。
なお、上記実施形態においては、カメラ固定パイプ20を円筒パイプとして構成するものとして説明したが、これに限定されず、その他の形状のパイプとして構成し、或いは棒状に構成してもよい。
また、上記実施形態においては、位置決め板44をガイドパイプ24に固定するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、位置決め板44をガイドパイプ支持部材40の上端部に固定してもよい。この場合もガイドパイプ24のガイドパイプ支持部材40に対する上下方向の配設位置を変更することができ、水中カメラ12の上下方向の位置を変更することができる。
また、上記実施形態においては、ガイドパイプ24及びカメラ固定パイプ20を長手方向に2分割できるものとして説明したが、これに限定されず、取水路5の深さ及び運搬等のし易さに応じて分割数を定めれば良く、3つ以上に分割できるように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、操作部材50を円板状に形成するものとして説明したが、これに限定されず、その他の形状であっても良い。
また、上記実施形態においては、水中カメラ12が取得した取水路5の内部の画像をケーブル14によって地上のモニタ16に送信するものとして説明したが、これに限定されず、無線通信によって送信するように構成してもよい。
5 取水路
7 ピット
7a 開口部
10 取水路点検装置
12 水中カメラ
20 カメラ固定パイプ(カメラ配置部材)
24、24a、24b ガイドパイプ
25 連結部
26 位置調節穴(位置決め手段)
29 ボルト
30 ボルト穴
31 貫通穴
40 ガイドパイプ支持部材
41 区画部
44 位置決め板(位置決め手段)
45 立設片(位置決め手段)
46 ボルト(位置決め手段)
47 ボルト穴(位置決め手段)
50 操作部材

Claims (5)

  1. 地中に略水平に設けられた取水路の点検用開口部として地上と当該取水路とを連通するように略垂直に設けられたピットから当該取水路に搬入され、当該取水路の内部の画像を取得する水中カメラを備えた取水路点検装置であって、
    下端部に前記水中カメラが連結され当該水中カメラを前記取水路に配置する長尺状のカメラ配置部材と、
    上端部及び下端部が開口された筒状に形成され前記水中カメラ及び前記カメラ配置部材を挿通可能に構成されるガイドパイプと、
    前記ピットに固定され前記ガイドパイプを支持するガイドパイプ支持部材と、
    を備えることを特徴とする取水路点検装置
  2. 前記ガイドパイプ支持部材による前記ガイドパイプを支持する位置を変更する位置決め手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の取水路点検装置。
  3. 前記ガイドパイプ支持部材は、前記ガイドパイプを支持する区画部を前記ピットの幅方向に複数備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の取水路点検装置。
  4. 前記カメラ配置部材は、前記ガイドパイプに対する下方への挿通位置を規制すると共に当該カメラ配置部材を当該ガイドパイプの中心軸回りに回動操作する操作部材を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の取水路点検装置。
  5. 前記ガイドパイプ及び前記カメラ配置部材は、複数のパイプを長手方向に分割自在に連結して構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の取水路点検装置。
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