JP2011013820A - 情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラム - Google Patents

情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ホットスポットの発生を低減するように事前に複数の情報機器の動作状態を制御する。
【解決手段】所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報処理装置10の動作を制御する制御部102と、各情報処理装置10の配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶部104と、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得部106と、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定する過不足判定部108と、を備え、制御手段は、過不足判定結果および配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10の位置が互いに分散するように、各情報処理装置10の動作を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラムに関し、特に、複数の情報機器で分散処理を行う情報システムにおいて、情報機器の動作を制御する制御装置、そのデータ処理方法およびプログラムに関する。
単一の情報機器で対応できない大量の処理要求は、複数の情報機器に振り分けて対応することが一般的に行われている。ここで、最低限必要な数の情報機器にのみ処理要求を振り分けて残りの情報機器の電源を切れば電力を節約することができる。特に、昼間は使用されるが夜間はほとんど使用されない業務システムなど、使用状況が大きく変化するシステムでは電力節約の効果が大きい。前記電力を節約する手法は、サーバ仮想化技術を用いて物理サーバに仮想マシンを集約する技術などに応用されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、少ない数の情報機器に処理要求を振り分け当該情報機器を高負荷にした場合、当該情報機器の消費電力が大きくなり多くの熱が発生する。多くの熱が発生する複数の情報機器が近接していると局所的に高温となり、このような点はホットスポットや熱だまりと呼ばれる。ホットスポットが発生すると情報機器の誤動作が起きることや寿命が短くなることがあり、情報システムの信頼性が低下する。また、信頼性を確保するために室温を下げることは空調コストの増大につながる。
一方、情報機器周辺に複数の温度センサを設置し、当該温度センサから得られる温度分布データを参照して発熱量の大きい情報機器から発熱量の小さい情報機器に処理を引き継ぐことでホットスポットを解消する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、各ノードコンピュータの排熱の余裕に応じた負荷分散を図ることができるグリッドコンピューティングの一例が特許文献3に記載されている。特許文献3のグリッドコンピューティングは、ネットワークに接続された複数のノードコンピュータの余剰CPU能力を用いて巨大な仮想コンピュータを構築するグリッドコンピューティングにおいて、各ノードコンピュータに、周囲温度を取得する周囲温度取得部と、内部温度を取得する内部温度取得部とを設けるとともに、ネットワーク上に、各ノードコンピュータから周囲温度及び内部温度をCPU負荷とともに取得し、これらに基づいて各ノードコンピュータ固有の限界温度を超えない許容処理量をノードコンピュータ毎に算出する処理配分計算装置と、処理配分計算装置からノードコンピュータ毎の許容処理量を取得し、該許容処理量以内の作業を各ノードコンピュータへ配分する処理配分装置と、各ノードコンピュータからその作業結果を取得する処理結果取りまとめ装置とを設けている。
また、複数の表示装置により一の画像を分割表示させる場合に、各表示装置の配置や数に応じて、適切な分割画像を作成して表示させることが可能なサーバ装置、表示装置及びその表示方法の一例が特許文献4に記載されている。特許文献4のサーバ装置は、一の画像情報を複数に分割して表示する互いに隣接した複数の表示装置を識別するための識別情報と、当該表示装置と隣接する他の表示装置との隣接関係を示す隣接情報とを、各表示装置からそれぞれ受信する受信手段と、受信手段により受信された識別情報及び隣接情報を基に、各表示装置の位置関係情報を作成する作成手段と、作成手段により作成された位置関係情報を基に、一の画像情報を、各識別情報と対応付けて複数に分割する分割手段と、分割手段により分割された各分割画像情報を複数の表示装置にそれぞれ表示させるために、当該各分割画像情報を、識別情報を基に各表示装置に出力する出力手段とを具備する。
ここで、上記隣接情報とは、例えば上記表示装置から見てどの位置にどの表示装置が隣接しているかといった情報であり、また上記位置関係情報とは、上記各表示装置がどのような隣接関係で配置されているかといった情報である。
特表2007−536657号公報 特開2007−179437号公報 特開2005−141669号公報 特開2005−301131号公報
しかしながら、上述した温度分布データを用いる技術は、ホットスポットが発生してから処理の引き継ぎを行うものであり、処理の引き継ぎの発生を未然に防ぐことができないという問題点があった。このため、引き継ぎ先の情報機器の電源が切られている場合、処理を引き継ぐときに電源を入れて起動するための時間を要する。また、物理サーバ間で仮想マシンを引き継ぐときにはCPUとネットワークに負荷がかかるという問題点があった。
たとえば、上記特許文献3および特許文献4に記載された技術を用いて、測定または推定した温度分布情報に基づいて負荷分散する処理配分装置を実現しようとすると、当該処理配分装置に特許文献4の配置位置情報をそのまま入力することはできない。したがって、配置位置情報および負荷情報から温度分布情報を推定する必要が生じ、熱伝導シミュレーションと呼ばれる膨大な数値計算が必要となるという問題点がある。
また、温度分布データを用いてホットスポットを解消する場合には温度センサが必要となる。当該技術は物理的にまたはコスト上の問題で温度センサの設置ができない場合には適用できないという問題点があった。
このため、ホットスポットが発生しないように事前に複数の情報機器の動作状態を制御する技術が求められている。
また、上述した技術では、機器が高温になってしまってから高温状態を解消するために、コンピュータが高温となる時間が長く、処理の引き継ぎによる効率低下が大きいという問題点があった。
本発明の目的は、上述した課題であるホットスポットの発生を低減するように、事前に複数の情報機器の動作状態を制御することが可能な情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第一の制御装置は、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の動作を制御する制御手段と、
各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶手段と、
各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する。
本発明の第二の制御装置は、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の動作を制御する制御手段と、
各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する。
本発明の第三の制御装置は、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの動作を制御する制御手段と、
各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置記憶手段と、
各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する。
本発明の第四の制御装置は、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの動作を制御する制御手段と、
各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する。
本発明の第一の情報システムは、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器と、
複数の前記情報機器とネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
複数の前記情報機器の動作を制御する制御手段と、
各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置記憶手段と、
各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する。
本発明の第二の情報システムは、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器と、
複数の前記情報機器とネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
複数の前記情報機器の動作を制御する制御手段と、
各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する。
本発明の第三の情報システムは、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバと、
複数の前記物理サーバとネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
前記制御装置が、
複数の前記物理サーバの動作を制御する制御手段と、
各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置記憶手段と、
各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する。
本発明の第四の情報システムは、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバと、
複数の前記物理サーバとネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
前記制御装置が、
複数の前記物理サーバの動作を制御する制御手段と、
各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する。
本発明の第一の制御装置のデータ処理方法は、制御装置のデータ処理方法であって、
前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
前記制御装置が、複数の前記情報機器の動作を制御し、
前記制御装置が、各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
前記制御装置が、複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定し、
前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果および、前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する。
本発明の第二の制御装置のデータ処理方法は、前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
前記制御装置が、複数の前記情報機器の動作を制御し、
前記制御装置が、各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
前記制御装置が、複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定し、
前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する。
本発明の第三の制御装置のデータ処理方法は、前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
前記制御装置が、複数の前記物理サーバの動作を制御し、
前記制御装置が、各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
前記制御装置が、少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定し、
前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果、および前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する。
本発明の第四の制御装置のデータ処理方法は、前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
前記制御装置が、複数の前記物理サーバの動作を制御し、
前記制御装置が、各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
前記制御装置が、少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定し、
前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する。
本発明の第一のコンピュータプログラムは、制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
コンピュータに、
複数の前記情報機器の動作を制御する制御手順と、
各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手順と、
複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手順と、
前記過不足判定手順における判定結果および、前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する手順と、を実行させるためのものである。
本発明の第二のコンピュータプログラムは、制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
コンピュータに、
複数の前記情報機器の動作を制御する制御手順と、
各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手順と、
複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手順と、
前記過不足判定手順における判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する手順と、を実行させるためのものである。
本発明の第三のコンピュータプログラムは、制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
コンピュータに、
複数の前記物理サーバの動作を制御する手順と、
各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する手順と、
少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する手順と、
前記過不足判定の判定結果、および前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する手順と、を実行させるためのものである。
本発明の第四のコンピュータプログラムは、制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
コンピュータに、
複数の前記物理サーバの動作を制御する手順と、
各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する手順と、
少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する手順と、
前記過不足判定の判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する手順と、を実行させるためのものである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
ホットスポットの発生を低減するように事前に複数の情報機器の動作状態を制御することが可能な情報システム、制御装置、そのデータ処理方法、およびプログラムが提供される。
本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの複数の情報処理装置の配置の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの制御装置の配置位置情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの制御装置の配置位置情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの制御装置の配置位置情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの制御装置の配置位置情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの複数の情報処理装置の稼働状況情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置の過不足判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける始動装置選択処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける停止装置選択処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの制御装置の優先順位情報記憶部に記憶される情報処理装置の優先順位の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける優先順位決定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおいて、優先順位に応じて設定されたIPアドレスの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおいて、優先順位順の情報処理装置の装置リストの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置の稼働状況を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置の稼働状況を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置の稼働状況を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置の稼働状況を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置の稼働状況を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける情報処理装置および冷却装置の配置の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る情報処理装置および冷却装置の配置を記憶する具体例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける始動サーバ選択処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムにおける停止サーバ選択処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムの仮想マシンの移動を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムのブレードエンクロージャおよびブレードサーバの配置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムのブレードサーバの配置位置情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの優先順位とIPアドレスの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムのIPアドレスのリストの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムのブレードサーバの稼働状況情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムの監視動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムの監視動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの仮想マシンの配置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの仮想マシンの配置の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報システムは、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器(図1では、n台の情報処理装置10(A1、A2、...、Anと示す。)nは自然数。)と、複数の情報処理装置10とネットワーク3を介して接続された制御装置100と、を備え、制御装置100は、複数の情報処理装置10の動作を制御する制御部102と、各情報処理装置10の配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶部104と、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得部106と、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定する過不足判定部108と、を備え、制御装置100の制御部102(および選択部110)は、過不足判定部108における判定結果、および配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10の位置が互いに分散するように、各情報処理装置10の動作を制御する。
本実施形態において、情報処理装置10は、たとえば、コンピュータ、ネットワークスイッチ、ルータ、ストレージ、ディスク装置、プロセッサ、記憶装置などの情報機器のいずれかを含むことができる。
制御装置100は、複数の情報処理装置10にネットワーク3を介して接続され、複数の情報処理装置10の間に発生するホットスポットの発生を低減するよう複数の情報処理装置10を制御する。ネットワーク3は、たとえば、インターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。
制御装置100は、図示しないCPUやメモリ、ハードディスク、および通信装置を備え、キーボードやマウス等の入力装置やディスプレイやプリンタ等の出力装置と接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。そして、CPUが、ハードディスクに記憶されるプログラムをメモリに読み出して実行することにより、後述する各ユニットの各機能を実現することができる。
また、本実施形態の情報システムの各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
図2は、情報システムの複数の情報処理装置の配置の一例を示す図である。同図に示すように、本実施形態では、情報処理装置10を収容する2つの収容筐体5(H1およびH2)が並べて配置されている。一方の収容筐体H1には3台の情報処理装置A1〜A3が収容されている。同様に、他方の収容筐体H2には3台の情報処理装置A4〜A6が収容されている。本図の物理的配置は一例であり、情報処理装置10は収容筐体5に収容されなくともよい。また、収容筐体5はなくとも、1つでも、3つ以上でもよい。さらに、一列に情報処理装置10を並べた一次元の配置でもよく、奥行き方向にも情報処理装置10を配置した三次元の配置でもよい。また、図では上下に垂直方向に並べて配置されているが、左右または前後に水平方向に並べて配置されても、他の方向でも、あるいは、それらの組み合わせでもよい。
例えば、図2における収容筐体5はサーバラックであり、情報処理装置10はラックマウント型のサーバである。一般的に、ラックマウント型のサーバは上下にほぼ密着した状態で設置され、サーバから発生する熱は周囲のサーバに伝わる。例えば、処理要求に対応するために3つの情報処理装置10が最低限必要なとき、電力を節約するために情報処理装置A4〜A6の電源を切り情報処理装置A1〜A3を高負荷にすると、情報処理装置A1とA3に挟まれた情報処理装置A2が高温となる。
図1に戻り、具体的には、制御装置100は、制御部102と、配置位置情報記憶部104と、稼働状況情報取得部106と、過不足判定部108と、選択部110と、稼働状況情報記憶部112と、を備えている。
制御部102は、複数の情報処理装置10の動作を制御する。配置位置情報記憶部104は、収容筐体5と情報処理装置10の収容筐体5内の配置位置を示す配置位置情報を記憶する。配置位置情報記憶部104は、たとえば、図3〜図6に示すような構造とすることができる。
図3は、配置位置情報記憶部104に記憶される図2の物理的配置の例に対応する配置位置情報の構造の一例である。図3の例は、例えば、情報処理装置10が二次元配列で表現されている。また、図4に示す配置位置情報記憶部104の例では、収容筐体5と情報処理装置10の収容筐体5内の配置段数を対応付けて配置位置を示した配置位置情報を記憶している。
また、図5に示す配置位置情報記憶部104の例では、情報処理装置10の配置位置を示す座標で表現した配置位置情報を記憶している。図5の表現形式では、情報処理装置10が等間隔に配置されていくとも配置位置を表現できる利点がある。また、図5では二次元座標の例を示しているが、一次元あるいは三次元座標でもよい。また、図6に示す配置位置情報記憶部104の例では、情報処理装置10間の相対的な位置関係、たとえば、上下左右前後などで示した配置位置情報を記憶している。配置位置情報記憶部104では、各情報処理装置10は、識別情報や名称、IPアドレスなどで示すことができる。各収容筐体5も、識別情報や名称などで示すことができる。
図1に戻り、稼働状況情報取得部106は、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する。たとえば、稼働状況情報取得部106は、各情報処理装置10が稼働しているかどうかの情報と、各情報処理装置10の使用率などの稼働状況情報を取得する。本実施形態では、ネットワーク3を介して各情報処理装置10の稼働状況を稼働状況情報取得部106が監視して取得する構成とするが、これに限定されるものではなく、情報処理装置10を管理する他の装置から稼働情報を取得してもよい。
稼働状況情報取得部106が取得した稼働状況情報は、稼働状況情報記憶部112に記憶される。図7に稼働状況情報記憶部112に記憶される稼働状況情報の構造の一例を示す。なお、稼働状況情報取得部106が、過不足判定部108や選択部110に稼働状況情報を直接伝えるときは、稼働状況情報記憶部112はなくともよい。
稼働状況情報取得部106が稼働状況情報を取得する具体的な手段は情報処理装置10に依存する。例えば、コンピュータ、ネットワークスイッチ、ルータなどには標準であるSNMP(Simple Network Management Protocol)が使用できる。スタンバイモードを備えたコンピュータなど低消費電力での待機状態を持つ情報処理装置10については、待機状態であるか否かを稼働状況情報に含めてもよい。
稼働状況情報に含まれる使用率は情報処理装置10に依存する。例えば、コンピュータであればCPUの使用率を含めることができる。コンピュータで処理する内容によっては、メモリ、ネットワーク、ハードディスクなど複数の使用率を考慮する必要がある。
図1に戻り、過不足判定部108は、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定する。
また、稼働状況情報取得部106により取得される稼働状況情報は、各情報処理装置10の処理能力に対する処理量の情報(使用率)を含むことができる。制御装置100は、稼働状況情報記憶部112を参照し、稼働状況情報の各情報処理装置10の処理量に基づいて、要求処理量を推定する推定部(不図示)をさらに備えることができ、過不足判定部108は、複数の情報処理装置10の処理能力の総量に対する要求処理量に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定してもよい。
推定部は、たとえば、過去1分間のCPUの使用率に基づいて、今後の処理量を推定し、要求処理量とすることができる。あるいは、予め決められているスケジュールに従って実行されるバッチ処理など、予め処理量が予測可能なものについて、要求処理量に反映させることもできる。あるいは、利用者から処理の実行要求を受け付けた時に、処理に対応する処理量が予想可能なものについても同様に要求処理量に反映させることができる。
選択部110は、過不足判定部108により、稼働中の情報処理装置10の数が不足していると判定された場合、配置位置情報に基づいて、停止中の情報処理装置10の中から始動する情報処理装置10を決定する。一方、過不足判定部108により、稼働中の情報処理装置10の数が過剰であると判定された場合、選択部110は、配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10の中から停止する情報処理装置10を決定する。制御部102は、選択部110によって決定された情報処理装置10を始動または停止する。
本実施形態では、選択部110は、過不足判定部108の判定結果、および配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10間の距離が大きくなるように、始動または停止する情報処理装置10を選択する。そして、制御部102が選択部110によって決定された情報処理装置10を始動または停止する。すなわち、熱源となる情報処理装置10の距離が互いに離れるように動作させる情報処理装置10を配置する。
制御部102は、各情報処理装置10に始動、停止、あるいは、省電力状態での待機、のコマンドを送信することで、各情報処理装置10を制御する。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置100を実現するコンピュータに、複数の情報処理装置10の動作を制御する制御手順と、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手順と、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定する過不足判定手順と、過不足判定手順における判定結果および、配置位置情報記憶部104を参照し、配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10の位置が互いに分散するように、各情報処理装置10の動作を制御する手順と、を実行させるように記述されている。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について以下に説明する。図8は、本発明の実施の形態に係る情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1および図8を用いて説明する。
本実施形態の制御装置100のデータ処理方法は、制御装置100が、複数の情報処理装置10の動作を制御し(ステップS106)、制御装置100が、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し(ステップS102)、制御装置100が、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定し(ステップS103)、制御装置100が、過不足判定の判定結果(ステップS103の適切、過剰、不足)および、配置位置情報記憶部104を参照し、配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10の位置が互いに分散するように、各情報処理装置10の動作を制御する(ステップS104、ステップS105、ステップS106)。
まず、選択部110が、配置位置情報記憶部104から配置位置情報を読み出す(ステップS101)。次に、稼働状況情報取得部106が、情報処理装置10の現在の稼働状況を取得し、過不足判定部108に伝達する(ステップS102)。その後、過不足判定部108が、稼働している情報処理装置10の数が処理要求量に対して過不足しているかを判定する(ステップS103)。稼働している情報処理装置10の数に過不足がない場合(ステップS103の適切)、選択部110は、情報処理装置10を選択せず、処理を終了する。
一方、稼働している情報処理装置10の数が不足している場合(ステップS103の不足)、選択部110が、周囲に熱源が少ない情報処理装置10を始動させる対象として選択する(ステップS104)。使用中の情報処理装置10の数が過剰の場合(ステップS103の過剰)、選択部110が、周囲に熱源が多い情報処理装置10を停止させる対象として選択する(ステップS105)。
このようにして選択された情報処理装置10を制御部102が、始動または停止させるコマンドを該当する情報処理装置10に送信する(ステップS106)。
次に、過不足判定部108の実行する図8のステップS103の過不足判定処理の一例を、図9を用いて説明する。図9の例では説明の簡単化のために全ての情報処理装置10の性能が同じであると仮定している。
図9に示すように、過不足判定部108が、稼働している情報処理装置10の使用率から80%を引いた数の合計を求める(ステップS201)。その後、過不足判定部108が、求めた合計が0%以上で、かつ、稼働していない情報処理装置10があるかを判断する(ステップS202)。ステップS202の条件を満たせば(YES)、過不足判定部108は、情報処理装置10が不足と判断して(ステップS203)、本処理終了し、図8のメイン処理に戻る。
ステップS202の条件を満たさない場合(NO)、過不足判定部108が、求めた合計がマイナス120%以下であるかを判断する(ステップS204)。ステップS204の条件を満たせば(YES)、過不足判定部108は、情報処理装置10は過剰と判断して(ステップS205)、本処理を終了し、図8のメイン処理に戻る。ステップS204の条件を満たさなければ(NO)、過不足判定部108は、情報処理装置10は適切と判断して(ステップS206)、本処理を終了し、図8のメイン処理に戻る。
次に、選択部110の実行する図8のステップS104の始動装置選択処理の一例を、図10を用いて説明する。周囲に熱源が少ない情報処理装置10を始動させる対象として選択するために、選択部110は、例えば、全ての稼働していない情報処理装置10について上下左右に隣接する情報処理装置10のうち稼働しているものの数を求める(ステップS301)。そして、選択部110は、求めた数が最小の情報処理装置10を始動させる対象として選択する(ステップS302)。図10のフローチャートは一例であり、例えば、左右にあまり熱が伝わらないことが分かっている場合は、上下に隣接する情報処理装置10のみを考慮してもよい。また、隣接する情報処理装置10だけでなく、いくつか離れた情報処理装置10まで考慮してもよい。
次に、選択部110の実行する図8のステップS105の停止装置選択処理の一例を、図11を用いて説明する。周囲に熱源が多い情報処理装置10を停止させる対象として選択するために、選択部110は、例えば、全ての稼働している情報処理装置10について上下左右に隣接する情報処理装置10のうち稼働しているものの数を求める(ステップS401)。そして、選択部110は、求めた数が最も大きい情報処理装置10を停止させる対象として選択する(ステップS402)。図11のフローチャートは一例であり、例えば、左右にあまり熱が伝わらないことが分かっている場合は、上下に隣接する情報処理装置10のみを考慮してもよい。
なお、図10のステップS301と図11のステップS401において、隣接する情報処理装置10の消費電力の合計値を用いれば、より正確に発熱量を選択結果に反映させることができる。消費電力は稼働状況情報に含めるか、取得ができない場合は利用率から推定してもよい。例えば、コンピュータの消費電力Pをおおまかに推定するためには、下記の式(1)を用いて算出してもよい。ここで、Pmaxはコンピュータの最大消費電力、Pminはコンピュータの最小消費電力、UはCPU使用率である。なお、ここでは、コンピュータの消費電力Pは、CPU使用率のみに依存すると仮定するが、これに限定されず、様々な要因を考慮することができる。たとえば、コンピュータの消費電力Pは、GPU(Graphics Processing Unit)の使用率、ハードディスクの回転速度、冷却ファンの回転速度、電源ユニットの変換効率などに依存すると仮定することもできる。
P=Pmin+(Pmax−Pmin)×U ・・・式(1)
また、図10のステップS301で求めた数に同じ数が複数ある場合に、選択部110は、空調装置に近い情報処理装置10から選択してもよく、図11のステップS401で求めた数に同じ数が複数ある場合に、選択部110は、空調装置から遠い情報処理装置10から選択してもよい。このように選択することで、温度の低い空気を使用して効果的に情報処理装置10を冷却することができる。
本実施形態において、配置位置情報記憶部104に記憶される配置位置情報は、情報処理装置10周辺の温度変化の要因と、その配置位置を示す情報をさらに含むことができる。選択部110は、過不足判定部108の判定結果に加え、温度変化の要因を含む配置位置情報に基づいて、始動または停止させる対象となる情報処理装置10を選択し、制御部102が選択された情報処理装置10を始動または停止させることができる。温度変化の要因とは、たとえば、冷却源か熱源かを示す情報である。冷却源としては、たとえば、空調装置、扇風機、冷風機、換気扇、換気口、通風口、解放窓、出入口などによって情報処理装置10周辺の温度を冷却するものを含む。熱源としては、たとえば、空調装置、電源装置のような熱を発生する装置、照明、日の当たる窓など情報処理装置10周辺の温度を上昇させるものを含む。
たとえば、温度変化の要因が、情報処理装置10周辺の温度を下げる冷却源である場合、選択部110は、過不足判定部108の判定結果、および配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10間の距離が大きくなり、かつ、稼働中の情報処理装置10と冷却源との距離が小さくなるように、始動または停止させる対象となる情報処理装置10を選択し、制御部102が選択された情報処理装置10を始動または停止させることができる。
また、温度変化の要因が、情報処理装置10周辺の温度を上げる熱源である場合、選択部110は、過不足判定部108の判定結果、および配置位置情報に基づいて、稼働中の情報処理装置10および熱源との距離が大きくなるように、始動または停止させる対象となる情報処理装置10を選択し、制御部102が選択された情報処理装置10を始動または停止させることができる。
以上説明したように、本実施形態の情報システムによれば、情報処理装置10の物理的な配置位置情報に基づき、情報処理装置10を始動させるときには周囲に熱源の少ない情報処理装置10を選択し、情報処理装置10を停止させるときには周囲に熱源の多い情報処理装置10を選択する。これによって、熱を発生させる情報処理装置10が局所化することを防ぎ、ホットスポットの発生を未然に防止することができる。
本実施形態では、温度を計測する必要がなく、温度センサが不要である。また、温度変化を推定する必要もないため、簡単な構成でホットスポットの発生を未然に防止することができる。また、温度上昇を検知してから高温状態を解消するのではなく、情報処理装置10の温度の上昇を事前に防ぐことができるので、装置への高温状態による負荷を回避できる。
(第2の実施の形態)
図12は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態とは、優先順位情報に基づいて始動または停止させる情報処理装置を選択する点で相違する。本実施形態の情報システムにおいて、本実施形態の制御装置200は、上記実施形態の制御装置100と同じ、制御部102と、配置位置情報記憶部104と、稼働状況情報取得部106と、過不足判定部108と、稼働状況情報記憶部112と、を備えるとともに、優先順位決定部202と、優先順位情報記憶部204と、選択部206と、を備える。上記実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の情報システムにおいて、制御装置200は、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報処理装置10の動作を制御する制御部102と、各情報処理装置10の配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報処理装置10同士が連続する優先順位を持たないように設定された各情報処理装置10の優先順位を記憶する優先順位情報記憶部204と、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得部106と、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定する過不足判定部108と、を備え、制御部102(および選択部206)は、過不足判定部108における判定結果、および各情報処理装置10の優先順位に基づいて、各情報処理装置10の動作を制御する。
優先順位決定部202は、配置位置情報記憶部104を参照し、配置位置情報に基づいて優先順位を決定する。本実施形態では、優先順位決定部202は、配置位置情報に基づいて、近接する情報処理装置10同士が連続する優先順位を持たないように、各情報処理装置10の優先順位を決定する。優先順位情報記憶部204は、優先順位決定部202が決定した優先順位情報を記憶する。選択部206は、優先順位情報に基づいて始動または停止させる情報処理装置10を選択する。
本実施形態では、配置位置情報記憶部104と優先順位決定部202は、制御装置200の外部にあってもよい。
本実施形態において、配置位置情報記憶部104に記憶される配置位置情報は、情報処理装置10周辺の温度変化の要因と、その配置位置を示す情報をさらに含むことができる。優先順位決定部202は、過不足判定部108の判定結果に加え、温度変化の要因を含む配置位置情報に基づいて、近接する情報処理装置10同士が連続する優先順位を持たないように、各情報処理装置10の前記優先順位を決定することができる。
たとえば、温度変化の要因が、情報処理装置10周辺の温度を下げる冷却源である場合、優先順位決定部202は、配置位置情報は、過不足判定部108の判定結果、および配置位置情報に基づいて、近接する情報処理装置10同士が連続する優先順位を持たず、かつ、温度変化の要因である冷却源の配置位置に近い情報処理装置10が高い優先順位を持つように、各情報処理装置10の優先順位を決定することができる。または、温度変化の要因である冷却源の配置位置に遠い情報処理装置10が低い優先順位を持つように、各情報処理装置10の優先順位を決定することができる。
また、温度変化の要因が、情報処理装置10周辺の温度を上げる熱源である場合、優先順位決定部202は、過不足判定部108の判定結果、および配置位置情報に基づいて、近接する情報処理装置10同士が連続する優先順位を持たず、かつ、温度変化の要因の配置位置に遠い情報処理装置10が高い優先順位を持つように、各情報処理装置10の優先順位を決定する。または、温度変化の要因である熱源の配置位置に近い情報処理装置10が低い優先順位を持つように、各情報処理装置10の優先順位を決定することができる。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置200を実現するコンピュータに、複数の情報処理装置10の動作を制御する制御手順と、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手順と、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定する過不足判定手順と、過不足判定手順における判定結果、および各情報処理装置10の優先順位に基づいて、各情報処理装置10の動作を制御する手順と、を実行させるように記述されている。
また、本実施形態のコンピュータプログラムは、配置位置情報に基づいて、近接する情報処理装置10同士が連続する優先順位を持たないように、各情報処理装置10の優先順位を決定する手順をさらにコンピュータに実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。
図13は、優先順位情報記憶部204に記憶される、図2に示した物理配置の例に対応する優先順位情報の構造の一例を示す図である。図13の例では、優先順位が小さい情報処理装置10が優先される。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について、以下に説明する。図14は、本実施形態の情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図12乃至図14を用いて説明する。以下、上記実施形態と同様なステップは同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態の制御装置200のデータ処理方法は、制御装置200が、複数の情報処理装置10の動作を制御し(ステップS106)、制御装置200が、各情報処理装置10が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し(ステップS503)、制御装置200が、複数の情報処理装置10全体に対して要求される処理の要求処理量、および各情報処理装置10の稼働状況に基づいて、稼働中の情報処理装置10の数の過不足を判定し(ステップS502)、制御装置200が、過不足判定の判定結果、および各情報処理装置10の優先順位に基づいて、各情報処理装置10の動作を制御する(ステップS503、S106)。
まず、優先順位決定部202が、配置位置情報記憶部104から配置位置情報を読み出し、優先順位を決めて、優先順位情報を優先順位情報記憶部204に書き込む(ステップS501)。そして、上記実施形態の図9のフローチャートの過不足判定処理と同様な過不足判定を行う(ステップS502)。その後、選択部206が、優先順位情報記憶部204から優先順位情報を読み出し、優先順位情報に基づいて始動または停止させる情報処理装置10を選択する(ステップS503)。そして、上記実施形態の図8のフローチャートのステップS106と同様に、選択された情報処理装置10を制御部102が、始動または停止させるコマンドを該当する情報処理装置10に送信する。
次に、優先順位決定部202の実行する図14のステップS501の優先順位決定処理の一例を、図15を用いて説明する。優先順位決定部202は、まず配置位置情報記憶部104から配置位置情報を読み出す(ステップS701)。続いて、優先順位決定部202が、全ての情報処理装置10の優先順位を0に初期化し(ステップS702)、変数pに1を代入する(ステップS703)。そして、ループAとして、以下のステップS705〜ステップS708を、優先順位決定部202が、優先順位が0の情報処理装置10がなくなるまで繰り返す(ステップS704)。ステップS705では、ループBとして、優先順位決定部202が、全ての優先順位が0の情報処理装置10についてステップS706を繰り返す。
ステップS706では、優先順位決定部202が、上下左右に隣接する情報処理装置10のうち、優先順位が0以外のものの数を求める。そして、優先順位決定部202が、ループBで求めた数が最も小さい情報処理装置10の優先順位を変数pの値にする(ステップS707)。さらに、優先順位決定部202が、変数pの値に1を加える(ステップS708)。最後に、優先順位決定部202が、決まった優先順位を優先順位情報として優先順位情報記憶部204に保存する(ステップS709)。
上記実施形態と同様に、ステップS706では隣接する情報処理装置10の消費電力の合計を用いてもよい。また、上下のみや左右のみなど、上下左右の情報処理装置10の組み合わせ以外を用いてもよい。
次に、図14のフローチャートのステップS502以降の処理の一例を、図16に示す。選択部206が、優先順位情報を読み出す(ステップS801)。そして、稼働している情報処理装置10の数の過不足を判断し(ステップS103)、稼働している情報処理装置10の数が不足している場合(ステップS103の不足)、選択部206が、優先順位が最小の未使用の情報処理装置10を始動させる対象として選択する(ステップS804)。稼働している情報処理装置10の数が過剰である場合(ステップS103の過剰)、選択部206が、優先順位が最大の稼働している情報処理装置10を停止させる対象として選択する(ステップS805)。
図2に示した物理配置に、図14と図15と図16の例を適用すると例えば図13に示した優先順位情報が得られる。ステップS707において、ループBで求めた数に同じものが複数あった場合、どれを選択するかによって優先順位は変わるため必ずしも図13の優先順位情報にはならない。
優先順位情報は優先順位情報記憶部204に明示的に記憶されてなくてもよい。例えば、図17に示すように情報処理装置10に優先順位に応じたIPアドレスをIPアドレス一覧210に設定して記憶部(不図示)に記憶しておき、IPアドレス順に情報処理装置10を選択することで同等の効果が得られる。IPアドレスは例示であり、それ以外の識別情報を用いてもよい。また、図18に示すように情報処理装置10を優先順位に基づいて並べた装置リスト212を記憶部(不図示)に記憶しておき、装置リスト212の先頭から順に情報処理装置10を選択することでも同様の効果が得られる。情報処理装置10は、たとえば、情報処理装置10の識別情報で示される。すなわち、情報処理装置10のリストそのものが優先順位を示すことができる。
図19は、水平方向に10列、鉛直方向に8段、合計80台の情報処理装置10が設置された二次元の配置の例を表している。1つの正方形は1台の情報処理装置10を表す。図20は、図19の例に図14と図15と図16で示した例を適用したとき、40台の情報処理装置10を稼働させた例である。稼働している情報処理装置10は正方形が塗りつぶされている。この例では上下左右に隣接する情報処理装置10は稼働してない。
図20の例から情報処理装置10を2台始動させ、42台を稼働させると図21となる。同様に56台を稼働させた時は図22となる。このように、稼働している情報処理装置10の局所化を回避することで、ホットスポットの発生を低減できる。68台を稼働させた時は図23となり、ホットスポットの発生は回避できない。図20から図23の例においてはステップS707で同じ数が複数あった場合、上方の情報処理装置10を優先し、さらに、同段であれば左の情報処理装置10を優先している。
以上説明したように、本実施形態の情報システムでは、情報処理装置10の優先順位情報を物理的な配置位置情報に基づいて作成しておき、前記優先順位情報に基づいて始動または停止させる情報処理装置10を選択する。これによって熱を発生させる情報処理装置10が局所化することを防ぎ、ホットスポットの発生を低減することができる。本実施形態は、上記実施形態と同様の効果を奏することとなる。
(第3の実施の形態)
図24は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係る情報システムは、図1の上記実施形態をWWW(World Wide Web)サーバに応用する例である。利用者Uが、図示されない利用者端末などからネットワーク3を介してHTTP(Hyper−text Transfer Protocol)でWWWコンテンツを要求すると、負荷分散装置300が複数のWWWサーバ30の中から1つを選んで利用者UのHTTP要求を転送し、要求を受けたWWWサーバ30はHTTPでWWWコンテンツを利用者Uに負荷分散装置300経由で返送する。負荷分散装置300はWWWサーバ30の使用率に応じてWWWサーバ30を始動または停止させる。
具体的には、負荷分散装置300は、図1の上記実施形態の制御装置100と同様な制御部102と、配置位置情報記憶部104と、稼働状況情報取得部106と、過不足判定部108と、選択部110と、稼働状況情報記憶部112と、を備えるとともに、さらに利用者UからのHTTP要求を受け付けるHTTP要求受付部302と、ラウンドロビンで稼働中のWWWサーバ30に均等に割り振るHTTP転送部304と、を備える。
各WWWサーバ30は、CPU使用率を送信するCPU使用率送信部322と、要求に応じて電源オン状態と電源オフ状態またはサスペンド状態を切り替える電源制御部324と、HTTP要求に応じてWWWコンテンツを返信するHTTP応答部326と、を備える。負荷分散装置300と複数のWWWサーバ30はネットワーク3を介して接続される。上記実施形態と同様な構成要素については図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図25に、本実施形態における情報処理装置の配置の一例を示す。ラックマウント型の複数のWWWサーバ30(S1〜S6)と、ラックマウント型の負荷分散装置300が、サーバラック20に収容されている。サーバラック20の前方の床には穴あき床タイル50が設置されており、ここから空調装置によって冷やされた空気が噴き上げ情報処理装置を冷却する。説明の簡単化のため、以下の説明ではWWWサーバS1〜S6は同じ性能であると仮定する。
図25の配置の例において、配置位置情報記憶部104に記憶される配置位置情報は例えば図26に示すように表すことができる。穴あき床タイル50は情報処理装置ではないが、配置がホットスポットの発生に関係するため配置位置情報に含めている。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について以下に説明する。図27は、本発明の実施の形態に係る情報システムの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図24乃至図27を用いて説明する。
まず、負荷分散装置300において、選択部110が、配置位置情報記憶部104から配置位置情報を読み出す(ステップS901)。次に、過不足判定部108が、稼働状況情報記憶部112から全てのWWWサーバ30について稼働情報とCPU使用率を読み出す(ステップS902)。そして、稼働しているWWWサーバ30の数が過剰であるか、不足しているか、または、適切であるかを判断する(ステップS903)。
ステップS903において、適切であると判断した場合は(適切)、本処理を終了する。ステップS903において、不足していると判断した場合は(不足)、周囲に情報処理装置が少ないWWWサーバ30を始動させる(ステップS904)。ステップS903において、過剰であると判断した場合は(過剰)、周囲に情報処理装置が多いWWWサーバ30を停止させる(ステップS905)。
ステップS903での過不足判定処理の手順の例は、図9の上記実施形態における手順と同様のため、詳細な説明は省略する。但し、ステップS903では情報処理装置としてWWWサーバ30のみを考慮し、負荷分散装置300は考慮しない。
図28は、選択部110の実行する図27のステップS904の始動サーバ選択処理の一例を示すフローチャートである。選択部110は、全ての稼働していないWWWサーバ30について、上下に隣接する情報処理装置のうち稼働しているものの数を求めるステップS1001を繰り返す。ここで、情報処理装置はWWWサーバ30と負荷分散装置300である。
次に、選択部110が、求めた数が最も小さいWWWサーバ30を選択し、制御部102かが選択されたWWWサーバ30を始動させる(ステップS1002)。このとき、同じ数が複数あれば、最も穴あき床タイル50に近いWWWサーバ30を始動させる。始動させるためには、制御部102が、始動させるWWWサーバ30の電源制御部324に当該WWWサーバ30を電源オン状態にするコマンドを送信する。
図29は、選択部110の実行する図27のステップS905の停止サーバ選択処理の一例を示すフローチャートである。選択部110は、全ての稼働しているWWWサーバ30について、上下に隣接する情報処理装置のうち稼働しているものの数を求めるステップS1101を繰り返す。ここで、情報処理装置はWWWサーバ30と負荷分散装置300である。
次に、選択部110が、求めた数が最も大きいWWWサーバ30を選択し、制御部102が選択されたWWWサーバ30を停止させる(ステップS1102)。このとき、同じ数が複数あれば、最も穴あき床タイル50から遠いWWWサーバ30を停止させる。停止させるためには、制御部102が、停止させるWWWサーバ30の電源制御部324に当該WWWサーバ30を電源オフ状態またはサスペンド状態にするコマンドを送信する。
以上説明したように、本実施形態の情報システムによれば、情報処理装置と穴あき床タイルの物理的な配置位置情報に基づいて、WWWサーバ30のCPU使用率に応じてWWWサーバ30を始動または停止させる。これによって熱を発生させる情報処理装置が局所化することを防ぎ、ホットスポットの発生を低減することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報システムは、図12の上記実施形態を仮想マシンの自律配置に応用する例である。図30に示すように、仮想化技術によってそれぞれの物理サーバ60は複数の仮想マシン62をホストすることができる。また、物理サーバ60は仮想マシン62を別の物理サーバ60にネットワーク3を介して移動させることができる。全ての仮想マシン62をホストするために最低限必要な数の物理サーバ60に仮想マシン62を移動させて集め、仮想マシン62をホストしていない物理サーバ60を電源オフ状態またはサスペンド状態にすることで電力を節約することができる。
図31は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報システムにおいて、制御装置(自律配置装置400およびIPアドレス設定装置420)は、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバ(ブレードサーバ70)の動作を制御する制御部406と、各ブレードサーバ70の配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接するブレードサーバ70同士が連続する優先順位を持たないように設定された各ブレードサーバ70の優先順位を記憶する優先順位情報記憶部(IPアドレス記憶部404)と、各ブレードサーバ70が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得部106と、少なくとも1つの仮想マシン440が動作して複数のブレードサーバ70全体に対して要求される要求処理量、およびブレードサーバ70の稼働状況に基づいて、稼働中のブレードサーバ70の数の過不足を判定する過不足判定部(仮想マシン配置部408)と、を備え、制御部406は、仮想マシン配置部408における判定結果、および各ブレードサーバ70の優先順位に基づいて、各ブレードサーバ70の動作を制御する。
具体的には、本実施形態の情報システムは、物理サーバ(ブレードサーバ70)にIPアドレスを設定するIPアドレス設定装置420と、仮想マシン440を自律配置して電力を節約する自律配置装置400と、仮想マシン440をホストするための物理サーバであるブレードサーバを含む複数のブレードサーバ70と、から構成される。自律配置装置400とそれぞれの物理サーバはネットワーク3を介して接続される。
IPアドレス設定装置420は、ブレードサーバ70の配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶部104と、ブレードサーバ70の優先順位とブレードサーバ70のIPアドレスを決定する優先順位決定部202と、を備える。優先順位決定部202は、配置位置情報に基づいて、近接するブレードサーバ70同士が連続する優先順位を持たないように、各ブレードサーバ70の優先順位を決定する。
自律配置装置400は、ブレードサーバおよび仮想マシンの稼働情報を取得する稼働状況情報取得部106と、稼働状況情報取得部106が取得した稼働状況情報を記憶する稼働状況情報記憶部412と、利用者Uからの仮想マシン440の追加要求などを受け付ける要求受付部402と、仮想マシン440の移動要求およびブレードサーバ70の電源制御要求によって電力を削減する仮想マシン440の配置を行う制御部406および仮想マシン配置部408と、優先順位決定部202で設定されるIPアドレスのリストを記憶するIPアドレス記憶部404と、を備える。
制御部406は、各ブレードサーバ70に始動、停止、省電力状態での待機、あるいは、仮想マシン440の移動、のコマンドを送信することで、各ブレードサーバ70を制御する。
ブレードサーバ70は、IPアドレス設定装置420からのIPアドレスの設定要求に応じてブレードサーバ70のIPアドレスを設定するIPアドレス設定部432と、ブレードサーバ70がホストしている仮想マシン440の数およびブレードサーバ70がホストできる最大の仮想マシン440の数を自律配置装置400に送信する稼働状況情報送信部434と、を備え、0ヶ以上の仮想マシン440をホストする。各ブレードサーバ70は、それぞれ同様の構成であり、0ヶ以上の仮想マシン440をホストする。
図32は、本実施形態の情報システムの物理サーバの配置の例を示す。図32のブレードエンクロージャ80は複数のブレードサーバ70(S11〜S20)を収容できる筐体である。ブレードサーバ70はブレードエンクロージャ80内部に高密度に配置するために設計された小型の物理サーバである。図32の例では、ブレードエンクロージャ80に長方形で表わされる10台のブレードサーバS11〜S20が収容されている。
図31のIPアドレス設定装置420が、図32に示した10台のブレードサーバ70にIPアドレスを設定する例について以下に説明する。IPアドレス設定装置420の優先順位決定部202が、配置位置情報記憶部104から配置位置情報を読み出し、図15で示した例を適用すると例えば図33に示す優先順位情報が得られる。この優先順位情報の優先順位に基づいてブレードサーバ70のIPアドレスを決定すると、例えば図34に示すようになる。優先順位決定部202はそれぞれのブレードサーバ70のIPアドレス設定部432にIPアドレスを設定するコマンドを送信する。IPアドレスの設定には、例えばDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を使用することができる。また、可能な規模であれば人手でIPアドレスを設定してもよい。
図35は、図31の本実施形態の自律配置装置400のIPアドレス記憶部404が記憶するIPアドレスのリストの例である。IPアドレス設定装置420の優先順位決定部202によって設定されるIPアドレスが記憶される。優先順位決定部202で決定された優先順位の数値は明示的に記憶されずIPアドレスとして設定されるため、IPアドレス記憶部404はIPアドレス順にソートされたIPアドレスのリストを記憶する。
図36は、図31の自律配置装置400の稼働状況情報取得部106がブレードサーバS11〜S20の稼働状況情報送信部434から収集した稼働状況情報の例である。ここでは利用率の代わりに、現在ブレードサーバ70がホストしている仮想マシン440の数と、ブレードサーバ70がホスト可能な最大の仮想マシン440の数を取得している。稼働状況情報取得部106は取得した稼働状況情報を稼働状況情報記憶部412に記憶させる。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について、以下に説明する。利用者Uから仮想マシン440の追加要求があったときの、自律配置装置400の動作の一例を図37のフローチャートに示す。まず、自律配置装置400において、仮想マシン配置部408が、稼働状況情報取得部106から稼働状況情報を取得し(ステップS1201)、IPアドレス記憶部404からIPアドレスのリストを読み出す(ステップS1202)。
次に、仮想マシン配置部408が、IPアドレス順にブレードサーバ70を走査して(ステップS1203)、現在のホスト数が最大ホスト数に達していないブレードサーバ70を探索する(ステップS1204)。探索によって条件を満たすブレードサーバ70がない場合(ステップS1204のNO)、仮想マシン440をホストできる物理サーバが存在しないため仮想マシン追加要求の処理を終了する。
探索によって条件を満たすブレードサーバがある場合(ステップS1204のYES)、仮想マシン配置部408が、当該ブレードサーバ70が電源オフ状態またはサスペンド状態であるかを判定する(ステップS1205)。電源オフ状態かサスペンド状態の場合(ステップS1205のYES)、制御部406が、当該ブレードサーバ70の電源制御部436に電源オン状態にするコマンドを送信し(ステップS1206)、当該ブレードサーバ70が電源オン状態になるまで待機する(ステップS1207)。そして、当該ブレードサーバ70の仮想マシン制御部438に仮想マシン440を追加するコマンドを送信する(ステップS1208)。一方、電源オン状態の場合(ステップS1205のNO)、ステップS1208に進む。ステップS1208の後、本処理を終了する。
仮想マシン配置部408は、図37の例で示した動作とは別に稼働状況情報取得部106の稼働情報状況を定期的に監視する。仮想マシン配置部408が稼働状況情報を監視する動作の例を図38のフローチャートに示す。まず、仮想マシン配置部408は、稼働状況情報取得部106から稼働状況情報を取得し(ステップS1301)、IPアドレス記憶部404からIPアドレスのリストを読み出す(ステップS1302)。
次に、仮想マシン配置部408が、IPアドレス順に(ループA)ブレードサーバ70を走査し(ステップS1303)、ホストしている仮想マシン440の数がホスト可能な最大の仮想マシンの数より小さいものを探索する(ステップS1304)。見つからなければ(ステップS1304のNO)、探索を終了する。見つかれば(ステップS1304のYES)、さらに、仮想マシン配置部408が、IPアドレスの逆順に(ループB)ブレードサーバ70を走査し(ステップS1305)、ホストしている仮想マシン440の数が0より大きいブレードサーバ70を探索する(ステップS1306)。見つからなければ(ステップS1306のNO)、走査を終了する。
見つかれば(ステップS1306のYES)、仮想マシン配置部408が、ステップS1304(ループA)で見つけたブレードサーバ70が、ステップS1306(ループB)で見つけたブレードサーバ70と、同一であるかを比較する(ステップS1307)。同一であれば(ステップS1307のYES)、終了する。同一でなければ(ステップS1307のNO)、仮想マシン配置部408が、ステップS1306(ループB)で見つけたブレードサーバ70からステップS1304(ループA)で見つけたブレードサーバ70に仮想マシンを1つ移動する(ステップS1308)。
以上の手順を移動が発生しなくなるまで繰り返す。この繰り返しにより、優先順位の小さいブレードサーバ70に仮想マシン440が集約される。移動が発生しなくなると、仮想マシン配置部408は仮想マシン440をホストしていないブレードサーバ70の電源制御部436に当該ブレードサーバ70を電源オフ状態にするコマンドを送信する。以上の手順により、電力を削減しかつホットスポットを防止することができる。
図38に示した動作の具体例を図39に示す。図38のループAでは、図39に示すようにIPアドレス順に仮想マシン440の稼働数が最大数に達していない物理サーバを探索する。図39の例ではIPアドレスが10.0.0.3の物理サーバが見つかる。図39のループBでは、図39に示すようにIPアドレスの逆順に仮想マシンが1つ以上稼働している物理サーバを探索する。図39の例ではIPアドレスが10.0.0.5の物理サーバが見つかる。そして、IPアドレス10.0.0.5の物理サーバからIPアドレス10.0.0.3の物理サーバに1つの仮想マシンが移動される。
仮想マシンが優先順位の小さい物理サーバに集まっていない例を図40に示す。図40の各長方形は物理サーバを表し、各長方形内の数値は左が当該物理サーバがホストしている仮想マシン440の数、右は当該物理サーバがホストできる仮想マシン440の最大数である。この物理サーバに対して図38で示した動作を繰り返し実行すると優先順位の小さい物理サーバに仮想マシン440が集められ、例えば、図41に示す仮想マシン440の数となる。
仮想マシン配置部408の監視の手順において、全てのブレードサーバ70を電源オフ状態にせず、優先順位の小さいもののいくつかを電源オン状態またはサスペンド状態にしておいてもよい。このようにしておくことで電源オフ状態からの時に比べて早くブレードサーバ70を電源オン状態にでき、利用者Uからの要求に早く対応できる。
第4の実施の形態は、ブレードサーバ70に設定された優先順位に基づいて、仮想マシン440を自律的にブレードサーバ70に配置し仮想マシン440をホストしていないブレードサーバ70を電源オフ状態またはサスペンド状態にすることで電力を節約する。熱を発生させるブレードサーバ70が局所化することは防がれ、ホットスポットの発生を低減することができる。
以上、各実施の形態について説明したが、これらの実施の形態によれば、ホットスポットの発生を低減するように事前に複数の情報機器の動作状態を制御することが可能となる。
これにより例えば、ホットスポットの発生を防止し情報システムの信頼性を高め空調コストを低減することが可能となる。その理由は、近接する情報機器が稼働することを回避するためである。
また、ホットスポットの発生を防止するための温度センサ設置にかかわる制約を排除することもできる。その理由は、既知の配置位置情報に基づいてホットスポットの発生を防止するためである。
また、動作中の情報機器から発生する熱が局所集中しないようにすることが可能となる。
本発明の情報システムは、高密度に配置された情報機器の消費電力を削減する負荷分散装置の実現といった用途に適用できる。また、高密度に配置された物理サーバに仮想マシンを自律的に集約して消費電力を削減する制御装置の実現といった用途にも適用できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
3 ネットワーク
5 収容筐体
10 情報処理装置
20 サーバラック
30 WWWサーバ
50 穴あき床タイル
60 物理サーバ
62 仮想マシン
70 ブレードサーバ
80 ブレードエンクロージャ
100 制御装置
102 制御部
104 配置位置情報記憶部
106 稼働状況情報取得部
108 過不足判定部
110 選択部
112 稼働状況情報記憶部
200 制御装置
202 優先順位決定部
204 優先順位情報記憶部
206 選択部
210 アドレス一覧
300 負荷分散装置
302 要求受付部
304 転送部
322 使用率送信部
324 電源制御部
326 応答部
400 自律配置装置
402 要求受付部
404 アドレス記憶部
406 制御部
408 仮想マシン配置部
412 稼働状況情報記憶部
420 アドレス設定装置
432 アドレス設定部
434 稼働状況情報送信部
436 電源制御部
438 仮想マシン制御部
440 仮想マシン

Claims (36)

  1. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の動作を制御する制御手段と、
    各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶手段と、
    各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
    複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記制御手段は、前記過不足判定手段の前記判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器間の距離が大きくなるように、各前記情報機器の動作を制御する制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制御装置において、
    前記配置位置情報は、前記情報機器周辺の温度変化の要因と、その配置位置を示す情報をさらに含み、
    前記制御手段は、前記過不足判定手段の前記判定結果に加え、前記温度変化の要因を含む前記配置位置情報に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する制御装置。
  4. 請求項3に記載の制御装置において、
    前記温度変化の要因が、前記情報機器周辺の温度を下げる冷却源である場合、前記制御手段は、前記過不足判定手段の前記判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器間の距離が大きくなり、かつ、稼働中の前記情報機器と前記冷却源との距離が小さくなるように、各前記情報機器の動作を制御する制御装置。
  5. 請求項3または4に記載の制御装置において、
    前記温度変化の要因が、前記情報機器周辺の温度を上げる熱源である場合、前記制御手段は、前記過不足判定手段の前記判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器および前記熱源との距離が大きくなるように、各前記情報機器の動作を制御する制御装置。
  6. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の動作を制御する制御手段と、
    各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
    各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
    複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する制御装置。
  7. 請求項6に記載の制御装置において、
    前記配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように、各前記情報機器の前記優先順位を決定する優先順位決定手段をさらに備える制御装置。
  8. 請求項7に記載の制御装置において、
    前記配置位置情報は、前記情報機器周辺の温度変化の要因と、その配置位置を示す情報をさらに含み、
    前記優先順位決定手段は、前記過不足判定手段の前記判定結果に加え、前記温度変化の要因を含む前記配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように、各前記情報機器の前記優先順位を決定する制御装置。
  9. 請求項8に記載の制御装置において、
    前記温度変化の要因が、前記情報機器周辺の温度を下げる要因である場合、前記優先順位決定手段は、前記配置位置情報は、前記過不足判定手段の前記判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たず、かつ、前記温度変化の要因の前記配置位置に近い情報機器が高い優先順位を持つように、各前記情報機器の前記優先順位を決定する制御装置。
  10. 請求項8または9に記載の制御装置において、
    前記温度変化の要因が、前記情報機器周辺の温度を上げる要因である場合、前記優先順位決定手段は、前記過不足判定手段の前記判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たず、かつ、前記温度変化の要因の前記配置位置に遠い情報機器が高い優先順位を持つように、各前記情報機器の前記優先順位を決定する制御装置。
  11. 請求項6乃至10いずれかに記載の制御装置において、
    前記優先順位情報記憶手段は、前記優先順位に従って並べられた各前記情報機器の識別情報を記憶する制御装置。
  12. 請求項1乃至11いずれかに記載の制御装置において、
    前記稼働状況取得手段により取得される前記稼働状況情報は、各前記情報機器の処理能力に対する処理量の情報を含み、
    前記制御装置は、
    前記稼働状況情報取得手段により取得された前記稼働状況情報を記憶する稼働状況情報記憶手段と、
    前記稼働状況情報記憶手段を参照し、前記稼働状況情報の各前記情報機器の前記処理量に基づいて、前記要求処理量を推定する推定手段と、をさらに備え、
    前記過不足判定手段は、複数の前記情報機器の前記処理能力の総量に対する前記要求処理量に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する制御装置。
  13. 請求項1乃至12いずれかに記載の制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記過不足判定手段により、前記稼働中の情報機器の数が不足していると判定された場合、前記配置位置情報に基づいて、停止中の前記情報機器の中から始動する情報機器を決定し、
    前記過不足判定手段により、前記稼働中の情報機器の数が過剰であると判定された場合、前記配置位置情報に基づいて、前記稼働中の前記情報機器の中から停止する情報機器を決定し、
    決定された前記情報機器を始動または停止する制御装置。
  14. 請求項13に記載の制御装置において、
    前記制御手段は、各前記情報機器に始動、停止、あるいは、省電力状態での待機、のコマンドを送信することで、各前記情報機器を制御する制御装置。
  15. 請求項1乃至14いずれかに記載の制御装置において、
    前記情報機器は、コンピュータ、ネットワークスイッチ、ルータ、ストレージ、ディスク装置、プロセッサ、記憶装置のいずれかを含む制御装置。
  16. 請求項1乃至15いずれかに記載の制御装置において、
    前記配置位置情報は、前記情報機器の座標、前記情報機器間の相対的な位置、複数の前記情報機器を収容できる筐体内の前記情報機器の位置、のいずれかを識別する情報を含む制御装置。
  17. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの動作を制御する制御手段と、
    各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置記憶手段と、
    各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する制御装置。
  18. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの動作を制御する制御手段と、
    各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
    各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する制御装置。
  19. 請求項18に記載の制御装置において、
    前記配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように、各前記物理サーバの前記優先順位を決定する優先順位決定手段をさらに備える制御装置。
  20. 請求項17乃至19いずれかに記載の制御装置において、
    前記制御手段は、各前記物理サーバに始動、停止、省電力状態での待機、あるいは、仮想マシンの移動、のコマンドを送信することで、各前記物理サーバを制御する制御装置。
  21. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器と、
    複数の前記情報機器とネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    複数の前記情報機器の動作を制御する制御手段と、
    各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置記憶手段と、
    各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
    複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する情報システム。
  22. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器と、
    複数の前記情報機器とネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    複数の前記情報機器の動作を制御する制御手段と、
    各前記情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
    各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
    複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する情報システム。
  23. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバと、
    複数の前記物理サーバとネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    複数の前記物理サーバの動作を制御する制御手段と、
    各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置記憶手段と、
    各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手段と、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する情報システム。
  24. 所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバと、
    複数の前記物理サーバとネットワークを介して接続された制御装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    複数の前記物理サーバの動作を制御する制御手段と、
    各前記物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶手段と、
    各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況取得手段と、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する過不足判定手段と、を備え、
    前記制御装置の前記制御手段は、前記過不足判定手段における判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する情報システム。
  25. 制御装置のデータ処理方法であって、
    前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
    前記制御装置が、複数の前記情報機器の動作を制御し、
    前記制御装置が、各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
    前記制御装置が、複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定し、
    前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果および、前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する制御装置のデータ処理方法。
  26. 制御装置のデータ処理方法であって、
    前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
    前記制御装置が、複数の前記情報機器の動作を制御し、
    前記制御装置が、各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
    前記制御装置が、複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定し、
    前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する制御装置のデータ処理方法。
  27. 請求項26に記載の制御装置のデータ処理方法において、
    前記制御装置が、前記配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように、各前記情報機器の前記優先順位を決定する制御装置のデータ処理方法。
  28. 制御装置のデータ処理方法であって、
    前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
    前記制御装置が、複数の前記物理サーバの動作を制御し、
    前記制御装置が、各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
    前記制御装置が、少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定し、
    前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果、および前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する制御装置のデータ処理方法。
  29. 制御装置のデータ処理方法であって、
    前記制御装置が、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
    前記制御装置が、複数の前記物理サーバの動作を制御し、
    前記制御装置が、各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得し、
    前記制御装置が、少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定し、
    前記制御装置が、前記過不足判定の判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する制御装置のデータ処理方法。
  30. 請求項29に記載の制御装置のデータ処理方法において、
    前記制御装置が、前記配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように、各前記物理サーバの前記優先順位を決定する制御装置のデータ処理方法。
  31. 制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
    コンピュータに、
    複数の前記情報機器の動作を制御する制御手順と、
    各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手順と、
    複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手順と、
    前記過不足判定手順における判定結果および、前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記情報機器の位置が互いに分散するように、各前記情報機器の動作を制御する手順と、を実行させるためのプログラム。
  32. 制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の情報機器の前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記情報機器の優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
    コンピュータに、
    複数の前記情報機器の動作を制御する制御手順と、
    各前記情報機器が稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する稼働状況情報取得手順と、
    複数の前記情報機器全体に対して要求される処理の要求処理量、および各前記情報機器の前記稼働状況に基づいて、稼働中の情報機器の数の過不足を判定する過不足判定手順と、
    前記過不足判定手順における判定結果、および各前記情報機器の前記優先順位に基づいて、各前記情報機器の動作を制御する手順と、を実行させるためのプログラム。
  33. 請求項32に記載のプログラムにおいて、
    前記配置位置情報に基づいて、近接する情報機器同士が連続する優先順位を持たないように、各前記情報機器の前記優先順位を決定する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  34. 制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報を記憶する配置位置情報記憶装置を備え、
    コンピュータに、
    複数の前記物理サーバの動作を制御する手順と、
    各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する手順と、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する手順と、
    前記過不足判定の判定結果、および前記配置位置情報記憶装置を参照し、前記配置位置情報に基づいて、稼働中の前記物理サーバの位置が互いに分散するように、各前記物理サーバの動作を制御する手順と、を実行させるためのプログラム。
  35. 制御装置を実現するコンピュータが、所定の配置位置で配置された、要求される処理を分散して実行可能な複数の物理サーバの前記配置位置を示す配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように設定された各前記物理サーバの優先順位を記憶する優先順位情報記憶装置を備え、
    コンピュータに、
    複数の前記物理サーバの動作を制御する手順と、
    各前記物理サーバが稼働中か否かを示す稼働状況情報を取得する手順と、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作して複数の前記物理サーバ全体に対して要求される要求処理量、および前記物理サーバの前記稼働状況に基づいて、稼働中の物理サーバの数の過不足を判定する手順と、
    前記過不足判定の判定結果、および各前記物理サーバの優先順位に基づいて、各前記物理サーバの動作を制御する手順と、を実行させめためのプログラム。
  36. 請求項35に記載のプログラムにおいて、
    前記配置位置情報に基づいて、近接する物理サーバ同士が連続する優先順位を持たないように、各前記物理サーバの前記優先順位を決定する手順をさらにコンピュータに実行させめためのプログラム。
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