JP2011013784A - 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に高品質なポリゴンデータの生成することが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】格子生成部12は、3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割し、交点検出部13は、3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出し、ポリゴン生成部14は、立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関し、詳細には、NURBS曲面をポリゴンデータに変換する画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
工業製品の設計工程において利用される3次元形状モデルとして、ポリゴンメッシュ、NURBS(BezierとB−splineを含む)曲面がある。ポリゴンメッシュは、形状表現の厳密さを追及するのではなく、形状を多面体として簡略化し、表示を高速化するために用いられるとともに、解析用のモデルとしてCAE等において利用される。これに対して、NURBS曲面は、複雑な自由曲面を含む3次元形状を厳密に表現することを目的として利用される。これらの特徴の相違のため、NURBS曲面とポリゴンメッシュ間ではデータ変換がよく行われる。NURBS曲面をポリゴンメッシュに変換する方法として、例えば、特許文献1が公知である。
しかしながら、従来技術では、NURBS形状が複雑な場合、すなわち、複数のNURBS Surface(NURBS Surfaceとは、1Transformノードに複数のNurbs Surfaceが存在しているデータに対して、1Transformノードに属するSurfaceの複合体をオブジェクトと表現、すなわち、オブジェクトとは人間が見た目の1パーツとなる。)が接し合って一つの形状を成しているオブジェクトの場合は、NURBS Surface毎にポリゴン化する必要があるため、隙間や穴空きが発生し、レンダリングした際に滑らかな連続した表面にならないという問題がある。
また、従来技術では、NURBS Surface(曲面定義)毎にポリゴン化する必要があるため、図15に示すように、NURBS Surface毎に独立したポリゴンデータ(以下、「Meshデータ」と称する場合もある)が存在するという構造であり、NURBS Surface毎に、ポリゴンデータの3D空間上の位置を決定する行列(以下「Transformデータ」と称する)が存在することになるため(Mesh0,1,2,・・・毎に、Transform0,1,2・・・が必要)、データ構造が複雑な形態となっていた。
特開平8−138083号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、効率的に高品質なポリゴンデータの生成することが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置において、前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成手段と、前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出手段と、前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記ポリゴンデータの輪郭を補正する輪郭補正手段を備えることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記輪郭補正手段は、前記交点検出手段で検出された交点に対して、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがある場合には、輪郭として検出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記輪郭補正手段は、前記輪郭を検出した場合には、3D曲面式から輪郭線上に頂点を作成し、結線できなかった交点に当該頂点を加えて結線して、多角形平面を作成することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記3D曲面は、NURBS曲面、Bezier曲面、またはB−spline曲面であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記立方体格子の基本幅は、任意に設定可能であることが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置に搭載されるプログラムにおいて、コンピュータを、前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成手段と、前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出手段と、前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、さらに、コンピュータを、前記ポリゴンデータの輪郭を補正する輪郭補正手段として機能させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記輪郭補正手段は、前記交点検出手段で検出された交点に対して、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがある場合には、輪郭として検出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記輪郭補正手段は、前記輪郭を検出した場合には、3D曲面式から輪郭線上に頂点を作成し、結線できなかった交点に当該頂点を加えて結線して、多角形平面を作成することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記3D曲面は、NURBS曲面、Bezier曲面、またはB−spline曲面であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記立方体格子の基本幅は、任意に設定可能であることが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置において、前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成工程と、前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出工程と、前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置において、前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成手段と、前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出手段と、前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成手段と、を備えているので、効率的に高品質なポリゴンデータの生成することが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置の機能構成図である。 図2は、図1の画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、図1の画像処理装置のポリゴンデータを生成する処理を説明するためのフローチャートである。 図4−1は、球をポリゴン化する場合を説明するための図である。 図4−2は、球をポリゴン化する場合を説明するための図である。 図4−3は、球をポリゴン化する場合を説明するための図である。 図5は、立方体格子を生成する方法を説明するための図である。 図6は立方体格子に形成されるポリゴン面の形状を説明するための図である。 図7は、立方体格子でポリゴン面を生成する処理を説明するための図である。 図8は、本実施の形態の方法でNurbs球をポリゴン化した場合の一例を示す図である。 図9は、本実施の形態の方法でポリゴン化した場合に生じる輪郭を説明するための図である。 図10は、本実施の形態の方法でポリゴン化した場合に生じる輪郭を説明するための図である。 図11は、輪郭補正の方法を説明するための図である。 図12は、輪郭補正の方法を説明するための図である。 図13は、輪郭の再現サンプルの一例を示す図である。 図14は、ポリゴンデータのデータ構造の一例を示す図である。 図15は、従来技術を説明するための図である。
以下に、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置の機能構成図である。本実施の形態の画像処理装置は、3D曲面で表現されたモデルを、三角形等の多角形平面要素(ポリゴン)からなるポリゴンモデルに変換するポリゴン化機能を備えており、このポリゴン化機能では、隣接する複数の曲面要素を一体としてポリゴン化する機能を実装している。すなわち、本実施の形態では、複数の曲面要素を含むオブジェクトを一体としてポリゴン化することが可能となっており、これにより、効率的に筋や隙間のない高品質なポリゴンデータの生成でき、また、簡単なデータ構造にすることができる。
本実施の形態の画像処理装置は、図1に示すように、3D曲面モデル入力部11と、格子生成部12と、交点検出部13と、ポリゴン生成部14と、輪郭補正部15と、データ保存部16と、ポリゴン処理部17とを備えている。
3D曲面モデル入力部11は、対象となる3D曲面モデル(図4−1参照)を入力して、格子生成部12に出力する。ここで、3D曲面は、例えば、NURBS曲面、Bezier曲面、およびB−spline曲面である。以下の説明では、一例としてNURBS曲面について説明する。3D曲面モデル入力部11は、例えば、予めHDやUSBメモリ等の記憶装置に記憶されている3D曲面モデルを読み出したり、ネットワークを介して受信した3D曲面モデルを格子生成部12に出力することができる。
格子生成部12は、3D曲面モデル入力部11から入力される3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、生成したバウンディングボックスを、基本幅Wの複数の立方体格子(図4−2参照)に分割する。
交点検出部13は、3D曲面モデルと立方体格子の線分(辺)との交点を検出する。ポリゴン生成部14は、立方体格子毎に、検出された交点を結線して多角形平面要素(ポリゴン面)を生成する(図6,図7参照)。輪郭補正部15は、ポリゴンデータの輪郭を補正する(図11参照)。データ保存部16は、輪郭が補正されたポリゴンデータをメモリ格納する。ポリゴン処理部17は、データ保存部16に格納されたポリゴンデータに基づいてレンダリング表示を行ったり、ポリゴンデータを外部出力する等の各種データ処理を行う。
本発明の画像処理装置は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から構成される装置(ホストコンピュータ等)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、上述した画像処理装置の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(または、CPU、MPU、DSP)が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成することが可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した画像処理装置の機能を実現することになり、そのプログラムコードまたはそのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、FD、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ、ROMなどの光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体を使用することができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した画像処理装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれること言うまでもない。
図2は、図1の画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の画像処理装置は、上述したように、コンピュータシステムで構成することができる。同図に示すように、コンピュータシステムは、CPU21,ROM22,RAM23,表示装置24,印刷装置25、入力装置26,ハードディスク27,CD−ROMドライブ28、通信部29、USBポート30を備えており、各部はバスを介して互いに接続されている。
CPU21は、バスを介して接続されたハードディスク27に格納されたOSによりノート型パソコン全体の制御を行うとともに、ハードディスク27に格納された各種のプログラムに基づいて処理を実行する機能を司る。ROM22は、BIOSやデータ等を格納している。RAM23は、CPU21による各種プログラムの実行時にワークエリアとして利用されるメモリ機能を有している。
表示装置24は、例えば、LCD、プラズマ、有機EL、CRT等の表示デバイスであり、CPU21の制御に従って画面の表示制御を行い、画面に各種情報を表示する。印刷装置25は、インクジェット方式や電子写真方式のプリンタである。
入力装置26は、ユーザが入力操作を行うためのユーザインターフェースであり、文字、コマンド等を入力する各種キーより構成されるキーボードや、画面上のカーソルを移動させたり、各種メニューを選択するマウスおよびスライスパッド等を備えている。
ハードディスク27は、例えば、Windows(登録商標) OS(例えば、Windows(登録商標) XP、Windows(登録商標) VISTA等)のパソコン全体の制御を行うためのOS、各種ドライバ、上記図1の各部(3D曲面モデル入力部11と、格子生成部12と、交点検出部13と、ポリゴン生成部14と、輪郭補正部15と、データ保存部16と、ポリゴン処理部17)の機能を実現するためのアプリケーションプログラム等を記憶する機能を有している。
CD−ROMドライブ28は、CD−ROM31のデータをリードする。USBポート30は、USBデバイスを接続するためのポートであり、例えば、USBメモリ32に対して、データのリード/ライトを行う。通信部29は、インターネット等のネットワークに接続してデータ通信を行ったり、赤外線で他の機器と通信する機能を司る。
図3は、上記図1の画像処理装置のポリゴンデータを生成する処理を説明するためのフローチャート、図4−1〜図4−3は、NURBS球をポリゴン化する場合を説明するための図である。図5は、立方体格子を生成する方法を説明するための図である。図6は立方体格子に形成されるポリゴン面の形状を説明するための図である。図7は、立方体格子でポリゴン面を生成する処理を説明するための図である。図8は、本実施の形態の方法でNURBS球をポリゴン化した場合の一例を示す図である。図9および図10は、本実施の形態の方法でポリゴン化した場合に生じる輪郭を説明するための図である。図11および図12は、輪郭補正の方法を説明するための図である。図13は、輪郭の再現サンプルの一例を示す図、図14は、ポリゴンデータのデータ構造の一例を示す図である。
上記図1の画像処理装置のポリゴンデータの生成手順を図3のフローチャートに従って、図4−1〜図15を参照しつつ説明する。
図3において、3D曲面モデル入力部11は、3D曲面モデルとして、NURBS曲面100(例えば、図4−1に示す球モデル)を入力して、格子生成部12に出力する(ステップS1)。
格子生成部12は、立方体格子の基本幅Wを入力する(ステップS2)。立方体格子の基本幅Wは、任意に設定可能となっており、例えば、格子生成部12は、初期値の基本幅Wを入力したり、ユーザ操作に応答して、キーボードやマウス等の入力装置から立方体格子の基本幅Wを入力することができる。
格子生成部12は、NUBS曲面要素を一体化してポリゴン化するために、NURBS曲面100の全体を囲むバウンディングボックス200を生成し、例えば、図5に示すように、その8頂点の座標{a(x0,y0,z0)、b(x1,y1,z1)、c(x2,y2,z2)、d(x3,y3,z3)、e(x4,y4,z4)、f(x5,y5,z5)、g(x6,y6,z6)、h(x7,y7,z7)}を取得する(ステップS3)。格子生成部12は、バウンディングボックス200の各辺を基本幅Wで分割し、分割した格子の基本となる格子点(頂点)の座標を取得し(ステップS4)、全ての格子点をX,Y,Z軸と平行に結線し、立方体格子201(図4−2参照)を生成する(ステップS5)。
交点検出部13は、立方体格子201の線分(格子点間を結ぶ線分)とNURBS曲面との交点202を検出する(ステップS6)。ポリゴン生成部14は、交点202を有する全ての立方体格子201を抽出し(図4−3参照)し、抽出した立方体格子201毎に、検出した交点202を頂点として結線して、多角形平面要素(ポリゴン)を生成して、ポリゴンデータを生成する(ステップS7)。
立方体格子の線分とNURBS曲面との交点を結線した多角形平面は、例えば、図6(a)〜(e)に示すようなパターンとなる。同図に示す例では、多角形平面は、3角形、4角形(正方形、長方形、台形)、5角形、6角形となる。
ここで、多角形平面要素の具体的な生成方法を図7を参照して説明する。図7は、NURBS球に対して適用した例を示している。まず、(1)ある格子点からNURBS面との交点の検出する経路を定め、(2)8格子点を基準として同様の処理を行い、(3)検出された面が独立した複数の面であるか、重なった面であるかを判断し、重なったものは削除する。
図7を例にすると、Aを基準とした経路は、以下のようになる。
A−E−H−G (交点αを検出)
A−E−F−G (交点αを検出:同一の場合は重複登録しない)
A−B−F−G (交点βを検出)
A−B−C−G (交点βを検出:同一の場合は重複登録しない)
A−D−C−G (交点γを検出)
A−D−H−G (交点γを検出:同一の場合は重複登録しない)
交点として検出するのはNURBS表面との交点とする。検出した交点を結線すると表面からみて必ず反時計まわりの頂点順として検出することができる。基準点をB〜Gまで変化させて同様に、面を検出した場合は、各面を比較して重なっている場合は小さい方を削除する。
図8は、本実施の形態の方法で、NURBS球をポリゴン化した場合の一例を示しており、左側はポリゴン数小(立方体格子の基本幅W=大)の場合、真ん中はポリゴン数中(立方体格子の基本幅W=中)の場合、右側はポリゴン数大(立方体格子の基本幅W=小の場合を示している。
図9(a)および図10(a)は、CADデータを従来技術の方法でポリゴン化した場合を示しており、図9(b)および図10(b)は、CADデータを本実施の形態の方法でポリゴン化した場合を示している。従来技術の方法では、ポリゴン化はSurface毎に単独でポリゴン化しているため、図9(a)および図10(a)に示すように、筋や隙間が生じているのに対して、本実施の形態の方法では、複数の曲面要素を含むオブジェクトを一体としてポリゴン化しているため、図9(b)および図10(b)に示すように、筋や隙間が生じていない。しかしながら、同図に示すように、本実施の形態の方法でも、わずかに外側に輪郭が発生している。そこで、本実施の形態では、以下のようにして、輪郭を補正している。
図3に戻り、輪郭補正部15は、ポリゴンデータの輪郭処理を行う(ステップS8〜S11)。上記ステップS6で検出した全ての交点について以下の判定を行う。まず、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがあるか検出し(ステップS9、10)、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがある場合には(ステップS9、10の「Yes」)、その輪郭を補正する(ステップS11)。このステップS8〜S11の処理は、上記ステップS6で検出した全ての交点について行われる。
図11および図12を参照して、輪郭補正の具体例を説明する。図11に示すように、立方体格子のうち、多角形平面を構成できないNURBS面101との交点202を検出した場合(交点が2点以下の場合や全ての交点が同一直線上に存在する場合)には、立方格子点内で多角形平面が切れている、すなわち輪郭を含んでいることになる。そこで、図12に示すように、交点202を検出しているので、NURBS曲面式から直接輪郭線上に頂点204を作成する。結線できなかった交点202に頂点204を加えて結線して、多角形平面を作成する。また、抽出したNURBS輪郭線候補となる線分が立方体格子を通過する場合は、オブジェクトの輪郭となる。オブジェクトの輪郭は格子面と輪郭候補となる線分との交点を結んだものであり、この交点はどの格子内に所属するかは判別できているので、ポリゴン輪郭として結線して、多角形平面を生成することができる。
図13は、上記輪郭補正を行った場合の例(レンダリング結果)を示しており、aは上記輪郭補正を行わない場合を示しており、輪郭がきれいな線になっていない。これに対して、bは上記輪郭補正を行った場合を示しており、輪郭補正を行った場合は、綺麗な曲線となっている。
図3に戻り、データ保存部16は、輪郭が補正されたポリゴンデータをメモリに格納する(ステップS12)。図14は、本実施の形態により処理したポリゴンデータのデータ構造の一例を示している。同図に示すように、本実施の形態では、複数の曲面要素を一体としてポリゴン化しているので、処理対象のポリゴンデータは全て纏まったデータ構造となっており、すなわち、図15で示したMesh0,1,2,・・・・を全て含んだ1つのMeshデータとなるため、データ構造が簡潔で、ポリゴン形状の描画特性等の追加・修正が容易である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、格子生成部12は、3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割し、交点検出部13は、3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出し、ポリゴン生成部14は、立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成することとしたので、複数の曲面要素を一体にポリゴン化して、筋や隙間のない高品質なポリゴンデータを効率的に生成することが可能となる。また、これにより、ポリゴンデータのデータ構造を簡素化することが可能となる。
また、本実施の形態では、輪郭補正部15は、検出された交点に対して、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがある場合には、輪郭として検出し、輪郭を検出した場合には、3D曲面式から輪郭線上に頂点を作成し、結線できなかった交点に当該頂点を加えて結線して、多角形平面を作成することとしたので、輪郭のない高品質の曲線を再現することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムは、3D曲面をポリゴンデータに変換する場合に有用である。
11 3D曲面モデル入力部
12 格子生成部
13 交点検出部
14 ポリゴン生成部
15 輪郭補正部
16 データ保存部
17 ポリゴン処理部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 表示装置
25 印刷装置
26 入力装置
27 ハードディスク
28 CD−ROMドライブ
29 通信部
30 USBポート

Claims (13)

  1. 3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置において、
    前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成手段と、
    前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出手段と、
    前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ポリゴンデータの輪郭を補正する輪郭補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記輪郭補正手段は、前記交点検出手段で検出された交点に対して、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがある場合には、輪郭として検出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記輪郭補正手段は、前記輪郭を検出した場合には、3D曲面式から輪郭線上に頂点を作成し、結線できなかった交点に当該頂点を加えて結線して、多角形平面を作成することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記3D曲面は、NURBS曲面、Bezier曲面、またはB−spline曲面であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記立方体格子の基本幅は、任意に設定可能であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置に搭載されるプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成手段と、
    前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出手段と、
    前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成手段として機能させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
  8. さらに、コンピュータを、前記ポリゴンデータの輪郭を補正する輪郭補正手段として機能させることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  9. 前記輪郭補正手段は、前記交点検出手段で検出された交点に対して、立方体格子の交点の数が2以下または全ての交点が同一直線上に存在するものがある場合には、輪郭として検出することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  10. 前記輪郭補正手段は、前記輪郭を検出した場合には、3D曲面式から輪郭線上に頂点を作成し、結線できなかった交点に当該頂点を加えて結線して、多角形平面を作成することを特徴とする請求項9に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  11. 前記3D曲面は、NURBS曲面、Bezier曲面、またはB−spline曲面であることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれか1つに記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  12. 前記立方体格子の基本幅は、任意に設定可能であることを特徴とする請求項7〜請求項11のいずれか1つに記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  13. 3D曲面モデルをポリゴンデータに変換する画像処理装置において、
    前記3D曲面モデルの全体を囲むバウンディングボックスを生成し、当該バウンディングボックスを複数の立方体格子に分割する格子生成工程と、
    前記3D曲面モデルと各立方体格子の線分との交点を検出する交点検出工程と、
    前記立方体格子毎に、検出した交点を結線して多角形平面要素を生成して、ポリゴンデータを生成するポリゴン生成工程と、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
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