JP2011012729A - Disc brake - Google Patents
Disc brake Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011012729A JP2011012729A JP2009156309A JP2009156309A JP2011012729A JP 2011012729 A JP2011012729 A JP 2011012729A JP 2009156309 A JP2009156309 A JP 2009156309A JP 2009156309 A JP2009156309 A JP 2009156309A JP 2011012729 A JP2011012729 A JP 2011012729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- disk rotor
- mounting member
- spring
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両等を制動するためのディスクブレーキに関する。 The present invention relates to a disc brake for braking a vehicle or the like.
例えば、ディスクブレーキでは、ブレーキ性能を向上させる上で、ディスクロータの外径を大きく設定して熱容量を増大させることが有効である。そこで、特許文献1に記載されているように、ディスクロータの外径を大きく設定するために、キャリア(取付部材)のディスクロータを跨ぐ部分(以下、跨部という)の厚さ(ディスクロータの径方向の寸法)をできるだけ小さくすることが試みられている。この特許文献1に記載されているディスクブレーキには、インナ側パッドガイドとアウタ側パッドガイドとを連結部で連結して形成したパッドスプリングがキャリア(取付部材)のディスクロータ回転方向両側に設けられている。。 For example, in the case of a disk brake, it is effective to increase the heat capacity by setting the outer diameter of the disk rotor to be large in order to improve the brake performance. Therefore, as described in Patent Document 1, in order to increase the outer diameter of the disk rotor, the thickness of the portion (hereinafter referred to as the straddle) of the carrier (mounting member) straddling the disk rotor (disc rotor) Attempts have been made to minimize the radial dimension). In the disc brake described in Patent Document 1, pad springs formed by connecting an inner side pad guide and an outer side pad guide at a connecting portion are provided on both sides of a carrier (mounting member) in the disc rotor rotation direction. ing. .
上記の特許文献1のディスクブレーキにおいては、パッドスプリングの連結部の幅(ディスクロータの径方向の寸法)を小さく設定すると、パッドスプリングの剛性が不足してパッドスプリングにガタツキが発生する可能性がある。本発明は、ディスクロータの外径を大きく設定した場合のパッドスプリングのガタツキを防止したディスクブレーキを提供することを目的とする。 In the above-described disc brake of Patent Document 1, if the width of the connecting portion of the pad spring (the dimension in the radial direction of the disc rotor) is set small, there is a possibility that the pad spring will have insufficient rigidity and the pad spring may be rattled. is there. An object of the present invention is to provide a disc brake that prevents rattling of the pad spring when the outer diameter of the disc rotor is set large.
上記課題を解決するために、本発明のディスクブレーキは、取付部材は、ディスクロータ回転方向両側に一対で設けられディスクロータを挟んでディスクロータ軸方向両側に設けられるパッドガイドを有し、パッドガイドは、摩擦パッドの凸部が嵌合され底部に摩擦パッドからの制動トルクをパッドスプリングを介して支持するトルク支持部が形成される凹部を有し、パッドスプリングは、各パッドガイドにそれぞれ単独で設けられており、パッドガイドに嵌合される嵌合部と、該嵌合部におけるトルク支持部との対応位置のディスクロータ軸方向両側からそれぞれがパッドガイドのディスクロータ対向面と該ディスクロータ対向面と反対側の側面とに当接してディスクロータ回転方向で取付部材の外方へ延びる一対の係止部と、を有することを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems, the disc brake of the present invention has a pad guide provided with a pair of mounting members provided on both sides of the disc rotor in the rotational direction and provided on both sides of the disc rotor in the axial direction with the disc rotor interposed therebetween. Has a concave part in which a convex part of the friction pad is fitted and a torque support part is formed on the bottom part to support the braking torque from the friction pad via a pad spring. A pad rotor facing surface of the pad guide and the disk rotor facing each other from both sides in the disk rotor axial direction at corresponding positions of the fitting portion fitted to the pad guide and the torque support portion in the fitting portion. A pair of locking portions that contact the opposite side surface and extend outward of the mounting member in the direction of rotation of the disc rotor. The features.
本発明によれば、パッドスプリングのガタツキを防止したディスクブレーキを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the disc brake which prevented the rattle of the pad spring can be provided.
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。
図1および図2に示されるディスクブレーキ1は、車両に取付けられるディスクブレーキ1であり、ディスクロータ2の回転方向(図1および図2における左右方向。以下、ディスク回転方向という。)に延びてディスクロータ2をディスクロータ2の軸方向(図1における上下方向。以下、ディスク軸方向という。)へ跨ぐように設けられるキャリア3(取付部材)と、該キャリア3に取付けられディスクロータ2の各摩擦面2a,2bに対向配置される一対の摩擦パッド4,5と、ディスクパス部を介してディスクロータ2を跨ぐように設けられ車両のアウタ側(図1における下側)に爪部6が形成されるとともに車両のインナ側(図1における上側)にシリンダボアとピストンとからなるシリンダ部が構成されるキャリパ7と、を含む。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
A disc brake 1 shown in FIGS. 1 and 2 is a disc brake 1 attached to a vehicle, and extends in a rotation direction of a disc rotor 2 (left and right direction in FIGS. 1 and 2; hereinafter referred to as a disc rotation direction). A carrier 3 (attachment member) provided so as to straddle the
キャリパ7は、ディスク軸方向に延びてディスク回転方向に離間する一対のスライドピン8,9を有し、各スライドピン8,9は、キャリア3により摺動可能に支持される。これにより、キャリパ7は、一対のスライドピン8,9が案内されディスク軸方向へ移動可能である。キャリパ7の各スライドピン8,9の取付部とキャリア3との間における各スライドピン8,9の外周には、各スライドピン8,9の外表面を保護するためのブーツ10が設けられている。各摩擦パッド4,5のディスク回転方向両端部(図2における左右両側端部)には、後述するパッドスプリング15,16を介してキャリア3の対応する各パッドガイド11,12,13,14(図4参照)の各凹部21,22,23,24に係合される凸部17,18が設けられる。そして、各摩擦パッド4,5は、凸部17,18が対応する凹部21,22,23,24に案内されディスク軸方向へ移動可能に配置されている。
The
そして、アウタ側の摩擦パッド4制動時に、ディスクロータ2の回転力は、ディスクロータ2が正回転(図2に示されるA方向へ回転)している場合、各摩擦パッド4,5の図2における左側の各凸部17が、キャリア3の図2における左側の各パッドガイド11,13の凹部21,23の底部に形成された各トルク支持部21a,23aにより支持される。なお、ディスクロータ2が逆回転(図2に示されるA方向と逆回転)している場合、各摩擦パッド4,5の図2における右側の凸部18が、キャリア3の図2における右側の各パッドガイド12,14の凹部22,24の底部に形成された各トルク支持部22a,24aにより支持される。
When the
キャリア3(取付部材)は、例えばダクタイル鋳鉄により形成され、図4に示されるように、ディスク回転方向両側にディスクロータ2をディスク軸方向(図4における上下方向)へ跨ぐように設けられる一対の跨部19,20と、ディスク回転方向へ延びて一対の跨部19,20間を連結する一対の側板25,26と、を含む枠形状に形成されている。側板25の両端には、上述した一対のパッドガイド11,12が設けられ、該一対のパッドガイド11,12の各対向面(キャリア3のディスク回転方向中央へ向けられた面)には、それぞれ略コ字状に形成され底部がトルク支持部21a,22aとなる凹部21,22が設けられている。そして、一対のパッドガイド11,12のアウタ側の面(図4における下側の面で、ディスクロータ対向面11a,12aに対して反対側の側面)には突出部27が設けられている。この突出部27により、一対のパッドガイド11,12のアウタ側に、各パッドガイド11,12のディスクロータ対向面11a,12aに対してディスク軸方向外方(アウタ側)へ傾斜した傾斜部28と、該傾斜部28に連続し各パッドガイド11,12のディスクロータ対向面11a,12aに対して平行な頂部29が形成される。
The carrier 3 (mounting member) is formed of, for example, ductile cast iron, and as shown in FIG. 4, a pair of
また、側板26の両端には、上述した一対のパッドガイド13,14が設けられ、該一対のパッドガイド13,14の各対向面(キャリア3のディスク回転方向中央へ向けられた面)には、それぞれ略コ字状に形成され底部がトルク支持部23a,24aとなる凹部23,24が設けられている。そして、一対のパッドガイド13,14のインナ側の面(図4における上側の面で、ディスクロータ対向面13a,14aに対して反対側の側面)には突出部27が設けられている。この突出部27により、一対のパッドガイド13,14のインナ側に、各パッドガイド13,14のディスクロータ対向面13a,14aに対してディスク軸方向外方(インナ側)へ傾斜した傾斜部28と、該傾斜部28に連続し各パッドガイド13,14のディスクロータ対向面13a,14aに対して平行な頂部29が形成される。
Further, the pair of
パッドスプリング16は、ばね鋼により構成されており、パッドガイド12,13に取付けられる。図5乃至図7に示されるように、パッドスプリング16は、パッドガイド12,13の凹部22,23のトルク支持部22a,23a(底部)に当接されるトルク受け部31(嵌合部)と、該トルク受け部31のディスク軸方向両端からディスク回転方向外方(図6における上方)へ向けて延びる一対の係止部32,33と、トルク受け部31の上端からディスク回転方向内方へ延び略コ字状に形成された凹部22,23の上側の面に当接される嵌合片34(嵌合部)と、トルク受け部31の下端に接続されアウタ側の摩擦パッド4の凸部17およびインナパッド5の凸部18をディスクロータ2の径方向外方(図2における上方)へ付勢するパッド付勢部35とを含む。
The
一対の係止部32,33のうち、パッドガイド12,13のディスクロータ対向面12a,13aに当接される固定爪32は、先端に向けてディスクロータ2に対して離間する側へ僅かに内向するように傾斜し、その先端が当該パッドスプリング16の取付を容易にするためにディスクロータ2側(図6における左側)へ曲げられている。他方、パッドガイド12,13のディスクロータ対向面12a,13aに対して反対側の側面に当接される係止爪33は、平面視で略S字状に形成され、トルク受け部31からディスクロータ2に対して離間する方向(図6における右方向)へ延びる第1片33aと、第1湾曲部33bを介して第1片33aに連続し先端に向けてディスクロータ2側へ内向するように所定角度で傾斜する第2片33cと、該第2片33cの先端に設けられ第1湾曲部33bに対して反対側へ湾曲する第2湾曲部33dと、により構成される。なお、第2片33cは、固定爪32に対して長さが略等しく、かつ幅(図5における上下方向の寸法)が小さく形成されている。
Of the pair of
パッド付勢部35は、トング形状に形成され、トルク受け部31のディスク径方向内方端からディスク回転方向内方(図6における下方)へ延びる基片35aと、摩擦パッド4,5の対応する凸部18,17の下端面に当接される当接片35bと、一端が基片35aのディスクロータ2側に対して反対側の端部に接続されるとともに他端が当接片35bのディスクロータ2側に対して反対側の端部に接続される略C字形状に形成され周方向へ押し縮められることで付勢力を発生させるばね片35cとにより構成される。なお、図5および図7に示されるように、パッドスプリング16は、トルク受け部31とパッド付勢部35の基片35aとの間に切り起こし部36を有し、該切り起こし部36を対応するパッドガイド12、13のそれぞれ略コ字状に形成された凹部22,23の下側の面に当接させることで、当該パッドスプリング16がディスク回転方向に移動しないように保持している。
The
他方、パッドスプリング15は、対角上に位置するパッドガイド11,14に取付けられ、パッドスプリング16に対してミラー対称に形成されるので、ここでは、パッドスプリング15のパッドスプリング16に対する相当部分にパッドスプリング16と同一の名称および符号を付与して、パッドスプリング15の詳細な説明を省略する。
本実施形態では、アウタ側の摩擦パッド4は、その凸部17、18がそれぞれパッドスプリング15,16のパッド付勢部35,35によりディスク径方向外方(図2における上方)へ付勢されキャリア3に対するずれおよびガタツキが防止される。また、インナパッド5は、その凸部17、18がそれぞれパッドスプリング16,15のパッド付勢部35,35によりディスク径方向外方(図2における上方)へ付勢されキャリア3に対するずれやガタツキが防止される。
On the other hand, the
In the present embodiment, the
図2に示されるように、各摩擦パッド4,5には、凸部18のディスクロータ2側(パッドライニング側)とは反対側の面にそれぞれパッド戻しばね37(戻しばね)が設けられる。該パッド戻しばね37は、一端の固定部37aが対応する摩擦パッド4,5の凸部18に固定され他端がR部37bを介して外側へ曲げられた略V字状に形成される。そして、図3に示されるように、各摩擦パッド4,5がキャリア3に組み付けられた状態では、各パッド戻しばね37は、R部37bがそれぞれパッドガイド12,14に取付けられたパッドスプリング16,15の係止爪33、具体的には第2湾曲部33dに当接される。なお、パッド戻しばね37のR部37bの曲率半径は、各パッドスプリング15,16の係止爪33の第2湾曲部33dの曲率半径に対して小さく設定されている。なお、本実施形態においては、図2のA方向のディスク回転方向に対して回入側にのみパッド戻しばね37を設けるようにしているが、これに限らず、回出側にもパッド戻しばね37を設けるようにしてもよい。
As shown in FIG. 2, each of the
本実施形態では、パッドスプリング15がキャリア3(取付部材)の対角上に位置するパッドガイド11,14に取付けられ、パッドスプリング16が他方の対角上に位置するパッドガイド12,13に取付けられる。ここでは、パッドスプリング15をパッドガイド14に取付ける場合の手順を説明し、パッドスプリング15をパッドガイド11に取付ける手順、ならびにパッドスプリング16をそれぞれパッドガイド12,13に取付ける手順は、パッドスプリング15をパッドガイド14に取付ける手順と同一であるので、これらの説明を省略する。
In the present embodiment, the
まず、図8に示されるように、パッドスプリング15のトルク受け部31(嵌合部)をパッドガイド14の凹部24のトルク支持部24a(底部)に対向させ、パッドガイド14のディスクロータ対向面14aによりパッドスプリング15の固定爪32(係止部)の内側を案内しながら、パッドスプリング15をパッドガイド14に対してディスク回転方向外方(図8における右方向)へ移動させる。すると、図9に示されるように、パッドスプリング15を移動させる途中で、係止爪33(係止部)の第2湾曲部33dがパッドガイド14の傾斜部28に当接する。そして、第2湾曲部33dを引き続き傾斜部28により案内するとともに係止爪33の第1湾曲部33bを弾性変形させながら、パッドスプリング15をパッドガイド14に対してさらに押し込み、パッドスプリング15のトルク受け部31をパッドガイド14の凹部24のトルク支持部24aに当接させることにより、図10に示されるように、パッドスプリング15のパッドガイド14への取付けが完了する。
First, as shown in FIG. 8, the torque receiving portion 31 (fitting portion) of the
上述した手順で、各パッドガイド11,12,13,14にそれぞれ対応するパッドスプリング15,16を順次取付けた後、アウタ側の摩擦パッド4の各凸部17、18で各パッドガイド11,12に取り付けられた各パッドスプリング15,16のパッド付勢部35の当接片35bを押し下げるようにして、各凸部17、18を各パッドガイド11,12の凹部21,22に各パッドスプリング15,16を介してディスク軸方向へ移動可能に嵌合させる。これにより、アウタ側の摩擦パッド4がキャリア3に取付けられ、当該アウタ側の摩擦パッド4の凸部18に取付けられているパッド戻しばね37(戻しばね)のR部37bが、パッドガイド12に設けられた突出部27の頂部29に当接するパッドスプリング16の係止爪33、具体的には第2湾曲部33dにより受けられる。
After the pad springs 15 and 16 corresponding to the pad guides 11, 12, 13, and 14 are sequentially attached in the above-described procedure, the pad guides 11 and 12 are formed at the
同様に、インナパッド5の各凸部17、18で各パッドガイド13,14に取り付けられた各パッドスプリング16,15のパッド付勢部35の当接片35bを押し下げるようにして、各凸部17、18を各パッドガイド13,14の凹部23,24に各パッドスプリング16,15を介してディスク軸方向へ移動可能に嵌合させる。これにより、インナパッド5がキャリア3に取付けられ、当該インナパッド5の凸部18に取付けられているパッド戻しばね37のR部37bが、パッドガイド14に設けられた突出部27の頂部29に当接するパッドスプリング15の係止爪33の第2湾曲部33dにより受けられる。
Similarly, the
したがって、制動解除後、アウタ側の摩擦パッド4に取付けられたパッド戻しばね37により、キャリパ7をキャリア3に対してディスク軸方向外方(アウタ側)へ移動させてアウタ側の摩擦パッド4をディスクロータ2から離間させることができ、ディスクブレーキ1の引き摺りを抑止することができる。また、インナパッド5に取付けられたパッド戻しばね37により、アウタ側の摩擦パッド4に取付けられたパッド戻しばね37によるキャリパ7の戻し量が大き過ぎてインナパッド5がディスクロータ2に接触してしまうのを防止することができる。
Therefore, after the brake is released, the
本実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、キャリア3(取付部材)のアウタ側のディスク回転方向両側に一対のパッドガイド11,12を設け、キャリア3のインナ側のディスク回転方向両側に一対のパッドガイド13,14を設け、各パッドガイド11,12,13,14にそれぞれ対応するパッドスプリング15,16を単独で取付けている。このため、上記従来技術では、パッドスプリング15,16の剛性不足に起因するパッドスプリング15,16のずれおよびガタツキが問題となる可能性があるが、本実施形態では、各パッドスプリング15,16のトルク受け部31のディスク回転方向両側から延びる一対の係止部32,33により対応する各パッドガイド11,12,13,14のディスク軸方向両側を挟持したので、パッドスプリング15,16のずれやガタツキを解消することができる。そして、一対の係止部32,33を構成する固定爪32と係止爪33とのディスク回転方向外方へ延びる長さを等しく形成し、ディスク径方向の幅を変えて(係止爪33の幅を小さくする)、固定爪32のばね力と係止爪33のばね力とを相対して調節することにより、パッドスプリング15,16をディスク軸方向へずれ難くすることができる。
This embodiment has the following effects.
According to this embodiment, a pair of pad guides 11 and 12 are provided on both sides of the outer side of the carrier 3 (mounting member) in the disk rotation direction, and a pair of pad guides 13 and 14 are provided on both sides of the
また、ディスクロータ2の外径が大きくなるに伴いキャリア3の跨部19,20のディスク径方向の厚さが小さくなった場合であっても、ディスクロータ2を跨いでパッドスプリング11,13間およびパッドスプリング12、14間が連結されている従来技術のディスクロータ1(例えば、特許文献1参照)のように、パッドスプリング15,16に要求される精度が高まり製造コストが上昇することがない。
Further, even if the thickness of the straddling
さらに、各パッドガイド11,12,13,14のディスクロータ対向面11a,12a,13a,14aに対して反対側の側面に突出部27を設けている。このため、各パッドスプリング15,16の取付け時に、各突出部27に形成された傾斜部28により係止爪33の第2湾曲部33dを頂部29へ向けて案内されるので、各パッドスプリング15,16の各パッドガイド11,12,13,14への組み付け性を向上させることができる。
Furthermore, the
そして、制動解除後、アウタ側の摩擦パッド4に取り付けられたパッド戻しばね(戻しばね)37により、キャリパ7をキャリア3に対してディスク軸方向外方(アウタ側)へ移動させてアウタ側の摩擦パッド4をディスクロータ2から離間させることができ、ディスクブレーキ1の引き摺りを抑止することができる。また、インナパッド5に取付けられたパッド戻しばね37により、アウタ側の摩擦パッド4に取付けられたパッド戻しばね37によるキャリパ7の戻し量が大き過ぎてインナパッド5がディスクロータ2に接触してしまうのを防止することができる。さらに、各パッド戻しばね37のR部37bを対応する各パッドスプリング15,16の係止爪33の第2湾曲部33dに当接させたので、キャリア3(取付部材)側に、各パッド戻しばね37の受けを新たに設ける必要がない。
Then, after releasing the brake, the
また、パッド戻しばね(戻しばね)37の先端が、パッドスプリング16,15の係止爪33、具体的には第2湾曲部33dに当接するようになっているため、係止爪33は、パッドスプリング16の係止とパッド戻しばね37の受承との2つの機能を兼ねている。このため、特開2009−41769号公報に示されているように、パッドスプリングに別途、戻しばねための当接板部(受承部分)を形成する必要がなく、パッドスプリングの製造を容易にすることができる。
Further, since the tip of the pad return spring (return spring) 37 comes into contact with the locking
1 ディスクブレーキ、2 ディスクロータ、3 キャリア(取付部材)、4,5 摩擦パッド、7 キャリパ、11,12,13,14 パッドガイド、11a,12a,13a,14a ディスクロータ対向面、15,16 パッドスプリング、17,18 凸部、21,22,23,24 凹部、21a,22a,23a,24a トルク支持部、27 突出部、32 固定爪(係合部)、33 係止爪(係合部)、37 パッド戻しばね(戻しばね) 1 Disc brake, 2 Disc rotor, 3 Carrier (mounting member), 4, 5 Friction pad, 7 Caliper, 11, 12, 13, 14 Pad guide, 11a, 12a, 13a, 14a Disc rotor facing surface, 15, 16 Pad Spring, 17, 18 Convex part, 21, 22, 23, 24 Concave part, 21a, 22a, 23a, 24a Torque support part, 27 Protruding part, 32 Fixed claw (engaging part), 33 Locking claw (engaging part) 37 Pad return spring (return spring)
Claims (3)
前記取付部材は、前記ディスクロータ回転方向両側に一対で設けられ前記ディスクロータを挟んで前記ディスクロータ軸方向両側に設けられるパッドガイドを有し、
前記パッドガイドは、前記摩擦パッドの凸部が嵌合され底部に前記摩擦パッドからの制動トルクを前記パッドスプリングを介して支持するトルク支持部が形成される凹部を有し、
前記パッドスプリングは、各パッドガイドにそれぞれ単独で設けられており、前記パッドガイドに嵌合される嵌合部と、該嵌合部における前記トルク支持部との対応位置の前記ディスクロータ軸方向両側からそれぞれが前記パッドガイドのディスクロータ対向面と該ディスクロータ対向面と反対側の側面とに当接して前記ディスクロータ回転方向で前記取付部材の外方へ延びる一対の係止部と、を有することを特徴とするディスクブレーキ。 A mounting member that extends in the disk rotor rotation direction and straddles the disk rotor in the disk rotor axial direction on both sides of the disk rotor rotation direction, and has projections on both sides of the disk rotor rotation direction and slides on the mounting member in the disk rotor axial direction At least a pair of friction pads that can be mounted, a caliper that is provided on the mounting member and that is pressed against both surfaces of the disk rotor by movement of the mounting member in the axial direction of the disk rotor, and the mounting member A disc brake provided with a pad spring provided between the friction pad and biasing the friction pad outward in the radial direction of the disc rotor;
The mounting member has a pair of pad guides provided on both sides of the disk rotor rotation direction and provided on both sides of the disk rotor axial direction across the disk rotor,
The pad guide has a concave portion in which a convex portion of the friction pad is fitted and a torque support portion is formed on the bottom portion to support the braking torque from the friction pad via the pad spring.
The pad springs are individually provided in the respective pad guides, and both sides in the disc rotor axial direction of the corresponding positions of the fitting portion fitted to the pad guide and the torque support portion in the fitting portion. Each having a pair of locking portions that contact the disk rotor facing surface of the pad guide and the side surface opposite to the disk rotor facing surface and extend outward of the mounting member in the disk rotor rotation direction. Disc brake characterized by that.
各パッドスプリングの前記一対の係止部のうち前記取付部材のディスクロータ対向面に対して反対側の側面に当接する係止爪は、各パッドスプリングの前記嵌合部が対応する各パッドガイドの前記凹部に嵌合される途中で、各パッドガイドの前記突出部に当接することを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。 On the side surface opposite to the disk rotor facing surface of each pad guide, a protrusion that extends outward of the mounting member in the disk rotor rotation direction and protrudes outward of the mounting member in the disk rotor axial direction Is provided,
Of the pair of locking portions of each pad spring, the locking claw that abuts the side surface opposite to the disk rotor facing surface of the mounting member is provided on each pad guide to which the fitting portion of each pad spring corresponds. 2. The disc brake according to claim 1, wherein the disc brake comes into contact with the protruding portion of each pad guide while being fitted into the concave portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009156309A JP5488872B2 (en) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | Disc brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009156309A JP5488872B2 (en) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | Disc brake |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011012729A true JP2011012729A (en) | 2011-01-20 |
JP5488872B2 JP5488872B2 (en) | 2014-05-14 |
Family
ID=43591831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009156309A Expired - Fee Related JP5488872B2 (en) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | Disc brake |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5488872B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070652A (en) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Advics Co Ltd | Disc brake, and pad support |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57149337U (en) * | 1981-03-17 | 1982-09-20 | ||
JPH03100872U (en) * | 1990-01-31 | 1991-10-22 | ||
JP2002327780A (en) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Tokico Ltd | Disc brake |
-
2009
- 2009-06-30 JP JP2009156309A patent/JP5488872B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57149337U (en) * | 1981-03-17 | 1982-09-20 | ||
JPH03100872U (en) * | 1990-01-31 | 1991-10-22 | ||
JP2002327780A (en) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Tokico Ltd | Disc brake |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070652A (en) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Advics Co Ltd | Disc brake, and pad support |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5488872B2 (en) | 2014-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6189718B2 (en) | Disc brake pad and disc brake device | |
JP6261289B2 (en) | Disc brake pad spring | |
JP5855398B2 (en) | Disc brake pad assembly | |
JP2010236619A (en) | Disk brake for vehicle | |
JP6818098B2 (en) | Disc brake | |
JP2012189188A (en) | Apparatus for returning disk brake pad | |
JP2016098912A (en) | Shim assembly for disc brake | |
JP7110049B2 (en) | Disc brake pad spring and disc brake device | |
JP6746789B2 (en) | Disc brake | |
JP5488872B2 (en) | Disc brake | |
JP6745997B2 (en) | Disc brake | |
JP4286349B2 (en) | Disc brake | |
JP3964180B2 (en) | Disc brake | |
WO2023062843A1 (en) | Disk brake and cover component | |
JP6757592B2 (en) | Disc brake | |
JP6149273B2 (en) | Disc brake | |
WO2020105611A1 (en) | Disc brake, friction pad, and shim | |
JP2017150589A (en) | Disc brake | |
JP7361653B2 (en) | disc brake | |
JP7313295B2 (en) | disc brake | |
JP5607015B2 (en) | Vehicle disc brake | |
US20230010464A1 (en) | Pad clip for disc brake apparatus and disc brake apparatus | |
JP7356939B2 (en) | disc brake | |
JP5608149B2 (en) | Vehicle disc brake | |
JP7109954B2 (en) | disc brake pads |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130603 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131121 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20131129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5488872 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |