JP2011012481A - ハイブリッド型作業機械及びその効率係数の算出方法 - Google Patents

ハイブリッド型作業機械及びその効率係数の算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 所望のパワーを、動力源及び電力源に効率的に配分するために、動力から電力への変換、及び電力から動力への変換時の効率を精度よく算出することが望まれる。
【解決手段】 アシストモータが、発電運転とアシスト運転とを、選択的に行う。エンジンのトルク、アシストモータのトルク、及び外部負荷に印加されるトルクの相互授受を、トルク伝達機が行う。蓄電回路が、アシストモータで発電された電力により充電され、蓄積された電力を放電することによりアシストモータに電力を供給する。制御装置が、アシストモータをアシスト運転させ、アシストモータがアシスト運転されているときに蓄電回路の充放電電力、アシストモータの駆動電流、及び回転数を測定する。測定された充放電電力、駆動電流、及び回転数に基づいて、アシスト運転時におけるアシストモータの送受信電力、駆動電流、及び回転数の関係を示す効率係数を算出する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エンジンをアシストし、またはエンジンの動力を電力に変換するアシストモータを備えたハイブリッド型作業機械、及びその効率係数の算出方法に関する。
近年、建設作業機械等の動力発生機械に、地球環境に配慮した省燃費、低公害、低騒音等の性能が求められている。これらの要請を満たすために、油圧ポンプに代えて、または内燃機関等のエンジンの補助として電動機を利用した油圧ショベル等の作業機械が登場している。電動機を組み込んだ作業機械においては、電動機から発生する余剰の運動エネルギが電気エネルギに変換され、キャパシタ等に蓄積される。
油圧モータ等の機械的負荷に求められる動力の供給源が、動力源となるエンジン、電力源となるキャパシタに効率的に配分される。
特開2008−49761号公報
動力から電力への変換、及び電力から動力への変換時に、パワーの損失が発生する。所望のパワーを、動力源及び電力源に効率的に配分するために、動力から電力への変換、及び電力から動力への変換時の効率を精度よく算出することが望まれる。
本発明の一観点によると、
燃料の燃焼によってトルクを発生するエンジンと、
発電運転とアシスト運転とを、選択的に行うことができるアシストモータと、
前記エンジンのトルク、及び前記アシストモータのトルクの相互授受を行うトルク伝達機と、
前記アシストモータで発電された電力により充電され、蓄積された電力を放電することにより前記アシストモータに電力を供給する蓄電回路と、
制御装置と
を有し、
前記制御装置は、前記アシストモータをアシスト運転させ、該アシストモータがアシスト運転されているときに前記蓄電回路の充放電電力、前記アシストモータの駆動電流、及び回転数を測定し、
測定された前記充放電電力、前記駆動電流、及び回転数に基づいて、アシスト運転時における前記アシストモータの送受信電力、駆動電流、及び回転数の関係を示す第1の効率係数を算出するハイブリッド型作業機械提供される。
本発明の他の観点によると、
燃料の燃焼によってトルクを発生するエンジンと、
発電運転とアシスト運転とを、選択的に行うことができるアシストモータと、
前記エンジンのトルク、及び前記アシストモータのトルクの相互授受を行うトルク伝達機と、
前記アシストモータで発電された電力により充電され、蓄積された電力を放電することにより、前記アシストモータに電力を供給する蓄電回路と
を有するハイブリッド型作業機械において、
前記アシストモータをアシスト運転させ、該アシストモータがアシスト運転されているときに前記蓄電回路の充放電電力、前記アシストモータの駆動電流、及び回転数を測定する工程と、
測定された前記充放電電力、前記駆動電流、前記回転数に基づいて、アシスト運転時における前記アシストモータの送受信電力、回転数、及び駆動電流の関係を示す第1の効率係数を算出する工程と
を有するハイブリッド型作業機械の効率係数の算出方法が提供される。
上述の手順により、効率係数を算出することができる。算出された効率係数を用いることにより、動力及び電力の効率的な配分を行うことができる。
実施例によるハイブリッド型作業機械の側面図である。 実施例によるハイブリッド型作業機械のブロック図である。 実施例によるハイブリッド型作業機械の蓄電回路の等価回路図である。 動力及び電力の流れを説明するためのブロック図である。 制御装置の機能ブロック図である。 電気負荷出力指令値と電気負荷出力要求値との関係を示すグラフである。 油圧負荷出力指令値と油圧負荷出力要求値との関係を示すグラフである。 (8A)及び(8B)は、蓄電回路出力指令値と蓄電回路出力目標値との関係を示すグラフである。 実施例による効率係数の算出方法を示すフローチャートである。 (10A)及び(10B)は、それぞれ図9のステップSA1及びSA3のフローチャートである。 実施例による効率係数の他の算出方法を示すフローチャートである。
図1に、実施例によるハイブリッド型作業機械の側面図を示す。下部走行体(基体)1に、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。旋回機構2は、電動機(モータ)を含み、上部旋回体3を時計回り、または反時計周りに旋回させる。上部旋回体3に、ブーム4が取り付けられている。ブーム4は、油圧駆動されるブームシリンダ7により、上部旋回体3に対して上下方向に揺動する。ブーム4の先端に、アーム5が取り付けられている。アーム5は、油圧駆動されるアームシリンダ8により、ブーム4に対して前後方向に揺動する。アーム5の先端にバケット6が取り付けられている。バケット6は、油圧駆動されるバケットシリンダ9により、アーム5に対して上下方向に揺動する。上部旋回体3には、さらに運転者を収容するキャビン10が搭載されている。
図2に、ハイブリッド型作業機械のブロック図を示す。図2において、機械的動力系を二重線で表し、高圧油圧ラインを太い実線で表し、電気系統を細い実線で表し、パイロットラインを破線で表す。
エンジン11の駆動軸がトルク伝達機13のひとつの回転軸に連結されている。エンジン11には、燃料の燃焼によって駆動力を発生するエンジン、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン11は、作業機械の運転中は、常時駆動されている。
アシストモータ12の駆動軸が、トルク伝達機13の他の回転軸に連結されている。アシストモータ12は、アシスト(力行)運転と、発電(回生)運転との双方の運転動作を行うことができる。アシストモータ12には、例えば磁石がロータ内部に埋め込まれた内部磁石埋込型(IPM)モータが用いられる。
トルク伝達機13のもうひとつの回転軸に、メインポンプ14の駆動軸が連結されている。メインポンプ14が、エンジン11の外部負荷となる。
エンジン11に加わる負荷が大きい場合には、アシストモータ12がアシスト運転を行い、アシストモータ12が発生する動力がトルク伝達機13を介してメインポンプ14に伝達される。これにより、エンジン11に加わる負荷が軽減される。一方、エンジン11に加わる負荷が小さい場合には、エンジン11が発生する動力がトルク伝達機13を介してアシストモータ12に伝達されることにより、アシストモータ12が発電運転される。アシストモータ12のアシスト運転と発電運転との切り替えは、アシストモータ12に接続されたインバータ18により行われる。インバータ18は、制御装置30により制御される。
制御装置30は、表示装置35に、各種装置の劣化状態等を表示することにより、運転者の注意を喚起する。
メインポンプ14は、高圧油圧ライン16を介して、コントロールバルブ17に油圧を供給する。コントロールバルブ17は、運転者からの指令により、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に油圧を分配する。油圧モータ1A及び1Bは、それぞれ図1に示した下部走行体1に備えられた左右の2本のクローラを駆動する。
アシストモータ12の電気系統の入出力端子が、インバータ18を介して蓄電回路90に接続されている。蓄電回路90には、さらに、他のインバータ20を介して旋回用回生モータ21が接続されている。蓄電回路90は、キャパシタと、キャパシタの充放電を制御するコンバータを含む。キャパシタには、例えば電気二重層キャパシタが用いられる。蓄電回路90の詳細な構成については、図3を参照して後述する。蓄電回路90及びインバータ20は、制御装置30により制御される。
アシストモータ12がアシスト運転されている期間は、必要な電力が、蓄電回路90からアシストモータ12に供給され、アシストモータ12が機械的パワー(動力)を出力する。アシストモータ12が発電運転されている期間は、エンジン11から必要な動力が供給され、電気的パワー(電力)を出力する。アシストモータ12によって発電された電力が、蓄電回路90に供給される。インバータ18が、制御装置30からの指令を受けて、指令された動力または電力を出力するようにアシストモータ12の運転制御を行う。
旋回用回生モータ21は、インバータ20からのパルス幅変調(PWM)制御信号により交流駆動され、動力を発生する力行運転、及び電力を発生する回生運転が、選択的に行われる。インバータ20は、制御装置30からの指令を受け、指令された動力を発生するように、または指令された回生電力を発生するように、旋回用回生モータ21の運転制御を行う。旋回用回生モータ21には、例えばIPMモータが用いられる。IPMモータは、回生時に大きな誘導起電力を発生する。
旋回用回生モータ21の力行運転中は、蓄電回路90から旋回用回生モータ21に電力が供給される。旋回用回生モータ21の動力が減速機24を介して、図1に示した旋回機構2に伝達される。この際、減速機24は、回転速度を遅くする。これにより、旋回用回生モータ21で発生したトルクが増大して、旋回機構2に伝達される。また、回生運転時には、上部旋回体3の回転運動が、減速機24を介して旋回用回生モータ21に伝達されることにより、旋回用回生モータ21が回生電力を発生する。この回生電力により、旋回機構2に制動力が与えられる。この際、減速機24は、力行運転の時とは逆に、回転速度を速める。これにより、旋回用回生モータ21の回転数を上昇させることができる。回生電力は、蓄電回路90に供給される。
レゾルバ22が、旋回用回生モータ21の回転軸の回転方向の位置を検出する。検出結果は、制御装置30に入力される。旋回用回生モータ21の運転前と運転後における回転軸の回転方向の位置を検出することにより、旋回角度及び旋回方向が導出される。
メカニカルブレーキ23が、旋回用回生モータ21の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ23の制動状態と解除状態とは、制御装置30からの制御を受け、電磁的スイッチにより切り替えられる。
パイロットポンプ15が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン25を介して操作装置26に供給される。操作装置26は、レバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置26は、パイロットライン25から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて、2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン27を介してコントロールバルブ17に伝達されると共に、他の油圧ライン28を介して圧力センサ29に伝達される。
圧力センサ29で検出された圧力の検出結果が、制御装置30に入力される。これにより、制御装置30は、下部走行体1、旋回機構2、ブーム4、アーム5、及びバケット6の操作の状況を検知することができる。制御装置30は、圧力センサ29を介して、このレバーの操作量を高精度に検出することができる。
ブーム4を下降させるときに、ブームシリンダ7の油圧経路を流れる圧油がブーム回生油圧モータ42を駆動する。ブーム油圧モータ42は、圧油の流れを回転力に変換し、ブーム用回生モータ41に動力を供給する。ブーム用回生モータ41は、ブーム回生油圧モータ42から供給された動力を電力に変換する。ブーム用回生モータ41により回生された電力は、インバータ40を経由して蓄電回路90に供給される。
図3に、蓄電回路90の等価回路図を示す。蓄電回路90は、キャパシタ19、コンバータ100、及びDCバスライン110を含む。コンバータ100の一対の電源接続端子103A、103Bにキャパシタ19が接続されており、一対の出力端子104A、104BにDCバスライン110が接続されている。一方の電源接続端子103B、及び一方の出力端子104Bは接地されている。
DCバスライン110は、インバータ18、20、40を介して、アシストモータ12、旋回用回生モータ21、及びブーム用回生モータ41に接続されている。DCバスライン110に発生している電圧が、電圧計111により測定され、測定結果が制御装置30に入力される。
昇圧用の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)102Aのコレクタと、降圧用のIGBT102Bのエミッタとが相互に接続された直列回路が、出力端子104Aと104Bとの間に接続されている。昇圧用IGBT102Aのエミッタが接地され、降圧用IGBT102Bのコレクタが、高圧側の出力端子104Aに接続されている。昇圧用IGBT102Aと降圧用IGBT102Bの相互接続点が、リアクトル101を介して、高圧側の電源接続端子103Aに接続されている。
昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bに、それぞれダイオード102a、102bが、エミッタからコレクタに向かう向きが順方向になる向きで並列接続されている。出力端子104Aと104Bとの間に、平滑用のコンデンサ105が挿入されている。
電源接続端子103Aと103Bとの間に接続されたキャパシタ用電圧計106が、キャパシタ19の端子間電圧を測定する。リアクトル101に直列に挿入されたキャパシタ用電流計107が、キャパシタ19の充放電電流を測定する。電圧及び電流の測定結果は、制御装置30に入力される。
制御装置30が、昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bのゲート電極に、制御用のパルス幅変調(PWM)電圧を印加する。
以下、昇圧動作(放電動作)について説明する。昇圧用IGBT102Aのゲート電極にPWM電圧を印加する。昇圧用IGBT102Aのオフ時に、リアクトル101に、高圧側の電源接続端子103Aから昇圧用IGBT102Aのコレクタに向かって電流を流す向きの誘導起電力が発生する。この起電力が、ダイオード102bを介してDCバスライン110に印加される。これにより、DCバスライン110が昇圧される。
次に、降圧動作(充電動作)について説明する。降圧用IGBT102Bのゲート電極に、PWM電圧を印加する。降圧用IGBT102Bのオフ時に、リアクトル101に、降圧用IGBT102Bのエミッタから高圧側の電源接続端子103Aに向かって電流を流す向きの誘導起電力が発生する。この誘導起電力により、キャパシタ19が充電される。なお、キャパシタ19を放電する向きの電流を正とし、充電する向きの電流を負とする。
図4に、実施例によるハイブリッド型作業機械における動力と電力との流れを示す。エンジン11の出力動力をPg、アシストモータ12の出力動力をPMa、メインポンプ14に入力される動力をPhとする。アシストモータ12がアシスト運転されているときは、エンジン11の発生する動力Pg及びアシストモータ12の発生する動力PMaが、メインポンプ14に供給される。アシストモータ12が発電運転されているときは、エンジン11の動力Pgの一部が、アシストモータ12に供給される。アシストモータ12が発生する動力PMaを正とし、アシストモータ12に供給される動力PMaを負とする。
蓄電回路90のキャパシタ19の充放電電力をPsとする。放電電力Psを正とし、充電電力Psを負とする。蓄電回路90と、インバータ18、20、40との間で送受信される電力を、それぞれPsa、Psc、Psbとする。蓄電回路90からインバータ18、20、40に供給される電力Psa、Psc、Psbを正とし、インバータ18、20、40から蓄電回路90に供給される電力Psa、Psc、Psbを負とする。
インバータ18とアシストモータ12との間で送受信されるパワーをPCa(以下、「制御出力PCa」という。)とする。制御出力PCaは、アシストモータ12に流れる駆動電流Iaにトルク定数を乗じてトルクを求め、さらにアシストモータ12の回転数Naを乗じることにより算出される。アシストモータ12の回転数Naが速度センサ37で測定され、測定結果が制御装置30に入力される。アシストモータ12の駆動電流Iaがインバータ18で測定され、測定結果が制御装置30に入力される。アシストモータ12が発電運転されているときの駆動電流(発生する電流)Ia及び制御出力PCaを負と定義する。
アシストモータ12がアシスト運転されているときの効率係数ηa、及び発電運転されているときの効率係数ηaを、下記のように定義する。
インバータ20と旋回用回生モータ21との間で送受信されるパワーをPCc(以下、「制御出力PCc」という。)とする。制御出力PCcは、旋回用回生モータ21に流れる駆動電流Icにトルク定数を乗じてトルクを求め、さらに旋回用回生モータ21の回転数Ncを乗じることにより算出される。旋回用回生モータ21の回転数Ncが速度センサ38で測定され、測定結果が制御装置30に入力される。旋回用回生モータ21の駆動電流Icが、インバータ20で測定され、測定結果が制御装置30に入力される。旋回用回生モータ21が回生運転されているときの駆動電流(発生する電流)Ic及び制御出力PCcを負と定義する。
旋回用回生モータ21が力行運転されているときの効率係数ηc、及び回生運転されているときの効率係数ηcを、下記のように定義する。
インバータ40とブーム用回生モータ41との間で送受信されるパワーをPCb(以下、「制御出力PCb」という。)とする。制御出力PCbは、ブーム用回生モータ41に流れる駆動電流Ibにトルク定数を乗じてトルクを求め、さらにブーム用回生モータ41の回転数Nbを乗じることにより算出される。ブーム用回生モータ41の回転数Nbが速度センサ39で測定され、測定結果が制御装置30に入力される。ブーム用回生モータ41は、回生運転のみを行う。このときの駆動電流(発生する電流)Ib及び制御出力PCbを負と定義する。
ブーム用回生モータ41が回生運転されているときの効率係数ηbを、下記のように定義する。
これらの効率係数を求める方法については、後述する。アシストモータ12の回転軸に発生しているトルクTaと、回転数Naとの積で定義される機械出力PMaと、制御出力PCaとの関係は、予め決定されている。同様に、旋回用回生モータ21の制御出力PCcと機械出力PMcとの関係、及びブーム用回生モータ41の制御出力PCbと機械出力PMbとの関係も、予め算出されている。
数式1〜3に示した効率係数を適用することにより、機械出力PMa、PMb、PMcを、それぞれ制御出力PCa、PCb、PCcを介して、送受信電力Psa、Psb、Pscに換算し、逆に送受信電力Psa、Psb、Pscを、それぞれ機械出力PMa、PMb、PMcに換算することができる。
蓄電回路90の充放電電力Psは、アシストモータ12、旋回用回生モータ21、及びブーム用回生モータ41との間の送受信電力の合計であるから、以下の式が成り立つ。
図5に、制御装置30の機能のブロック図を示す。油圧負荷出力要求値Phr、ブーム負荷出力要求値PCbr、旋回負荷出力要求値PCcr、エンジン回転数Nact、及び蓄電回路90のキャパシタ電圧Vmが、制御装置30に入力される。
油圧負荷出力要求値Phrは、図2に示した油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9等の油圧により駆動される油圧機構に必要とされる動力の合計である。例えば、油圧負荷出力要求値Phrは、操作者が操作する操作レバーの操作量から算出される。
ブーム負荷出力要求値PCbrは、図2に示したインバータ40とブーム用回生モータ41との間で送受信される電力の要求値である。ブーム用回生モータ41は力行運転を行わないため、ブーム負荷出力要求値PCbrは、0または負の値をとる。ブーム負荷出力要求値PCbrは、操作者が操作する操作レバーの操作量から算出される。
旋回負荷出力要求値PCcrは、図2に示したインバータ20と旋回用回生モータとの間で送受信される電力の要求値である。旋回用回生モータ21が力行運転されるときに、旋回負荷出力要求値PCcrは正になり、回生運転されるときに、負になる。例えば、旋回負荷出力要求値PCcrは、操作者が操作する操作レバーの操作量から算出される。
エンジン回転数Nactは、図2に示したエンジン11の実際の回転数に相当する。エンジン11は、作業機械の運転時には常時駆動されており、その回転数Nactが検出されている。キャパシタ電圧Vmは、図3に示したキャパシタ19の端子間電圧に相当する。
エンジン回転数Nactが、エンジン出力範囲決定ブロック32に入力される。エンジン出力範囲決定ブロック32には、エンジン回転数Nactから、エンジン出力上限値Pgomax及びエンジン出力下限値Pgominを求めるためのマップまたは変換テーブルが記憶されている。エンジン出力範囲決定ブロック32は、入力されたエンジン回転数Nactから、エンジン出力上限値Pgomax及びエンジン出力下限値Pgominを算出し、動力分配ブロック35に与える。
キャパシタ電圧Vmが、SOC算出ブロック33Aに入力される。SOC算出ブロック33Aは、入力されたキャパシタ電圧Vmからキャパシタの充電率(SOC)を算出する。算出された充電率は、蓄電回路出力範囲決定ブロック33B及び蓄電回路出力目標値決定ブロック33Cに与えられる。
蓄電回路出力範囲決定ブロック33Bに、充電率から、蓄電回路出力上限値Psomax、及び蓄電回路出力下限値Psominを算出するためのマップまたは変換テーブルが記憶されている。蓄電回路出力範囲決定ブロック33Bは、充電率に基づいて、蓄電回路出力上限値Psomax及び蓄電回路出力下限値Psominを決定する。蓄電回路出力上限値Psomaxは、蓄電回路90から出力される電力の上限値に相当する。蓄電回路出力下限値Psominは負であり、その絶対値は、蓄電回路90に供給される電力の上限値に相当する。蓄電回路出力上限値Psomaxと蓄電回路出力下限値Psominとにより、蓄電回路90の入出力電力の適正範囲が定義される。決定された蓄電回路出力上限値Psomax及び蓄電回路出力下限値Psominは、動力分配ブロック35に入力される。
以下、蓄電回路出力上限値Psomax及び蓄電回路出力下限値Psominの算出方法の一例について説明する。蓄電回路90のキャパシタ19に、充放電電流の適正範囲、及び充電率の適正範囲が定められている。蓄電回路出力上限値Psomaxは、キャパシタの放電電流がその適正範囲の上限値を超えず、かつキャパシタの充電率がその適正範囲の下限値を下回らないように設定される。蓄電回路出力下限値Psominは、キャパシタの充電電流がその適正範囲の上限値を超えず、かつキャパシタの充電率がその適正範囲の上限値を上回らないように設定される。
蓄電回路出力目標値決定ブロック33Cに、充電率から蓄電回路出力目標値Psotを算出するためのマップまたは変換テーブルが記憶されている。蓄電回路出力目標値決定ブロック33Cは、充電率に基づいて、蓄電回路出力目標値Psotを決定する。決定された蓄電回路出力目標値Psotは、動力分配ブロック35に入力される。
以下、蓄電回路出力目標値Psotの算出方法の一例について説明する。蓄電回路90のキャパシタ19に、充電率の目標値が定められている。蓄電回路出力目標値Psotは、実際の充電率が、充電率の目標値に近づくように決定される。例えば、実際の充電率が、充電率の目標値よりも高い場合には、キャパシタを放電させることが好ましいため、蓄電回路出力目標値Psotは正になる。逆に、実際の充電率が、充電率の目標値よりも低い場合には、キャパシタを充電することが好ましいため、蓄電回路出力目標値Psotは負になる。蓄電回路出力目標値Psotの絶対値は、充電率の目標値を基準としたときの実際の充電率の偏差に比例する。
動力分配ブロック35は、油圧負荷出力指令値Pho、アシストモータ電力指令値Psao、旋回用回生モータ電力指令値Psco、ブーム用回生モータ電力指令値Psbo、及び蓄電回路出力指令値Psoを決定する。図6〜図9Bを参照して、これらの指令値の決定方法について説明する。
図6を参照して、旋回用回生モータ21の制御出力指令値PCco、ブーム用回生モータ41の制御出力指令値PCboの算出方法について説明する。まず、旋回負荷出力要求値PCcrを、旋回負荷電力要求値Pscrに換算する。具体的には、図4を参照して説明した方法により換算する。このとき、旋回負荷出力要求値PCcrが正、すなわち旋回を加速するとき、力行運転時の効率係数ηcを適用する。旋回負荷出力要求値PCcrが負、すなわち旋回を減速するとき、回生運転時の効率係数ηcを適用する。
次に、ブーム負荷出力要求値PCbrを、ブーム負荷電力要求値Psbrに換算する。旋回負荷電力要求値Pscrとブーム負荷電力要求値Psbrとの合計を、電気負荷の電力要求値Pserとする。
図6の横軸は、電気負荷の電力要求値Pserを表す。縦軸は、電気負荷の電力指令値Pseoを表す。動力源であるエンジン11の出力動力、及び電力源である蓄電回路90の出力電力が、電気負荷の電力指令値Pseoに分配される。分配方法を算出する際にエンジン出力上限値Pgomax、エンジン出力下限値Pgomin、及び油圧負荷出力要求値Phrを、それぞれ電力に換算する。この換算は、図4に示した機械出力PMaを電力Psaに換算する方法と同一の方法により行うことができる。
エンジン出力上限値Pgomaxを電力に換算する際には、発電時の換算係数ηaを適用する。エンジン出力下限値Pgomin及び油圧負荷出力要求値Phrを電力に換算する際には、油圧負荷出力要求値Phrとエンジン出力下限値Pgominとの大小関係によって、適用する換算係数が異なる。Phr>Pgominのとき、アシスト運転時の換算係数ηaを適用し、Phr<Pgominのとき、発電時の換算係数ηaを適用する。
電気負荷の電力要求値Pserが、エンジン出力上限値Pgomaxの電力換算値と蓄電回路出力上限値Psomaxとの合計値Pmaxよりも大きい場合、電気負荷の電力指令値Pseoを、この合計値Pmaxに等しくする。すなわち、
Pseo=(Pgomaxの電力換算値)+Psomax
とする。これは、電気負荷の電力指令値Pseoが、エンジン11と蓄電回路90とから取り出せる最大パワーを超えないことを意味する。
電気負荷の電力要求値Pserが、エンジン出力下限値Pgominの電力換算値から油圧負荷出力要求値Phrの電力換算値と蓄電回路出力下限値Psominの絶対値を減じた値Pminよりも小さい場合には、電気負荷の電力指令値Pseoを、この値Pminに等しくする。すなわち、
Pseo=(Pgominの電力換算値)−(Phrの電力換算値)+Psomin
とする。Psominは負の値であるため、上述の式において、Psominに付された演算子は「+」(プラス)である。
この式は、例えば、回生された電力の一部分しか蓄電回路90の充電電力として用いることができない場合に適用される。エンジン11から取り出す動力が最も小さくなるようにエンジン11を動作させ、過剰な回生電力を用いてアシストモータ12をアシスト運転させる。蓄電回路90からアシストモータ12にアシスト運転用の電力を供給することにより、蓄電回路90に供給される合計の電力が、充電電力の許容上限値を超えないように制御される。
電気負荷の電力要求値Pserが、PmaxとPminとの間である場合、電気負荷の電力指令値Pseoを、電気負荷の電力要求値Pserに等しくする。すなわち、
Pseo=Pser
とする。この式は、電気負荷に対して、要求どおりの出力が確保されることを意味する。このとき、旋回用の電力指令値Psao及びブーム用の電力指令値Psboのいずれにも、要求どおりの出力が確保される。
電力要求値Pserが、Pmaxを超えているか、Pminを下回っている場合、一例として、旋回用の電力指令値Pscoとブーム用の電力指令値Psboとの比率が、電力要求値PscrとPsbrとの比率に等しくなるように、電力指令値Pseoを両者に配分する。具体的には、
Psco=(Pscr/Pser)Pseo
Psbo=(Psbr/Pser)Pseo
とする。
図7を参照して、油圧負荷出力指令値Phoの決定方法について説明する。横軸は、油圧負荷出力要求値Phrを表し、縦軸は、油圧負荷出力指令値Phoを表す。油圧負荷出力要求値Phrが、エンジン出力上限値Pgomaxと、蓄電回路出力上限値Pbomaxの動力換算値との合計値から、電気負荷の電力指令値Pseoの動力換算値を減じた値Pmaxを超えた場合、油圧負荷出力指令値Phoを、この値Pmaxに等しくする。すなわち、
Pho=Pgomax+(Psomaxの動力換算値)−(Pseoの動力換算値)
とする。これは、油圧負荷出力指令値Phoが、エンジン11と蓄電回路90とから取り出せる最大パワーから、既に決定された電気負荷の電力指令値Pseo分のパワーを引き出した残りのパワーを超えないことを意味する。
油圧負荷出力要求値Phrが、Pmax以下である場合、油圧負荷出力指令値Phoを、油圧負荷出力要求値Phrと等しくする。すなわち、
Pho=Phr
とする。これは、油圧負荷に対して、要求どおりの出力が確保されることを意味する。
蓄電回路出力上限値Psomax及び電気負荷の電力指令値Pseoを動力に換算する際に、Psomax>Pseoのとき、アシストモータのアシスト運転時の効率係数ηaを適用し、Psomax<Pseoのとき、発電時の効率計数ηaを適用する。
図8A及び図8Bは、蓄電回路出力目標値Psotと蓄電回路出力指令値Psoとの関係を示す。図6に示したグラフに基づいて決定された電気負荷の電力指令値Pseoと、図7に示したグラフに基づいて決定された油圧負荷出力指令値Phoの電力換算値との合計値から、エンジン出力下限値Pgominの電力換算値を減じた値をPmaxとする。油圧負荷出力指令値Pho及びエンジン出力下限値Pgominを電力に換算する際に、Pho>Pgominのときアシスト運転時の効率係数ηaを適用し、Pho<Pgominのとき発電時の効率係数ηaを適用する。
電気負荷の電力指令値Pseoと油圧負荷出力指令値Phoの電力換算値との合計値から、エンジン出力上限値Pgomaxの電力換算値を減じた値をPminとする。油圧負荷出力指令値Pho及びエンジン出力上限値Pgomaxを電力に換算する際に、Pho>Pgomaxのときアシスト運転時の効率係数ηaを適用し、Pho<Pgomaxのとき発電時の効率係数ηaを適用する。
図8Aは、Pmaxが、図5の蓄電回路出力範囲決定ブロック33Bで決定された蓄電回路出力上限値Psomaxよりも小さく、かつPminが、蓄電回路出力下限値Psominよりも大きい場合を示す。蓄電回路出力目標値Psotが、Pmaxを超えた場合、蓄電回路出力指令値Psoを、Pmaxと等しくする。これは、蓄電回路90から取り出すことができる電力が十分大きいため、エンジン11をその出力下限値Pgominで動作させ、かつ蓄電回路90から必要以上の余分な電力は取り出さないことを意味する。蓄電回路出力目標値Psotが、Pminを下回った場合、蓄電回路出力指令値Psoを、Pminと等しくする。これは、蓄電回路90の充電率が十分ではないため、エンジン11をその出力上限値Pgomaxで動作させ、蓄電回路90に電力を供給することを意味する。
蓄電回路出力目標値Psotが、PmaxとPminとの間の場合には、蓄電回路出力指令値Psoを、蓄電回路出力目標値Psotと等しくする。これにより、蓄電回路90の充電率を、充電率の目標値に近づけることができる。
図8Bは、Pmaxが、図5の蓄電回路出力範囲決定ブロック33Bで決定された蓄電回路出力上限値Psomaxよりも大きく、かつPminが、蓄電回路出力下限値Psominよりも小さい場合を示す。この場合には、蓄電回路出力指令値Psoが、図5に示した蓄電回路出力範囲決定ブロック33Bで決定された適正範囲に収まるように、蓄電回路出力指令値Psoの上下限値が制限される。
このように、蓄電回路出力指令値Psoの上限は、PsomaxとPmaxとの小さい方の値で制限され、下限は、PsominとPminとの大きい方の値で制限される。
図6に示したグラフから、旋回用の電力指令値Pscoとブーム用の電力指令値Psboとが求まり、図8Aまたは図8Bに示したグラフから、蓄電回路90の出力電力指令値Psoが求まった。従って、数式4に基づいて、アシストモータの電力指令値Psaoを算出することができる。
アシストモータの電力指令値Psao、旋回用の電力指令値Psco、及びブーム用の電力指令値Psboを、それぞれアシストモータ12の制御出力PCa、旋回用回生モータ21の制御出力PCc、及びブーム用回生モータ41の制御出力PCbに換算する。アシストモータ12の電力指令値Psaoが正である場合、すなわちアシスト運転を指令する場合には、換算時に、アシスト時の効率係数ηaを適用する。アシストモータ12の電力指令値Psaoが負である場合、すなわち発電運転を指令する場合には、換算時に、発電時の効率係数ηaを適用する。旋回用の電力指令値Pscoが正である場合、すなわち力行運転を指令する場合には、換算時に、力行時の効率係数ηcを適用する。旋回用の電力指令値Pscoが負である場合、すなわち回生運転を指令する場合には、換算時に、回生時の効率係数ηcを適用する。
制御装置30は、決定された指令値に基づいて、インバータ18、20、40を制御する。
なお、上述の指令値の決定方法は一例であり、他のアルゴリズムに基づいて、指令値を決定してもよい。なお、指令値の決定に際し、油圧負荷出力要求値Phr、電気負荷出力要求値Peo、エンジン回転数Nact、及びキャパシタ電圧Vmが入力パラメータとなる。動力や電力の配分を決定する際には、上述の効率係数を用いて、動力と電力との換算を行うことが好ましい。これにより、換算の精度を高めることができる。
図9に、効率係数のキャリブレーション方法のフローチャートを示す。各効率係数には、初期値が設定されている。例えば、初期値は、1とする。ステップSA1において、図2に示したアシストモータ12をアシスト運転させる。図10Aに、ステップSA1の詳細なフローチャートを示す。まず、ステップSA11において、図5に示したエンジン出力上限値Pgomaxを、アーム5を単体でフルストローク動作させたときの油圧負荷出力要求値Phrの最大値よりも低くする。
ステップSA12において、アーム5(図1)を単体でフルストローク動作させ、動作中に、アシストモータ12の送受信電力Psa、駆動電流Ia、及び回転数Naを測定する。
アーム5を単体で動作させるため、図5に示したブーム負荷出力要求値PCbr及び旋回負荷出力要求値PCcrは、共に0である。このため、電気負荷の電力要求値Pserも0になる。図6において、電気負荷の電力要求値Pserが0であるため、電気負荷の電力指令値Pseoも0になる。図7において、油圧負荷出力要求値Phrが正であるため、油圧負荷出力指令値Phoも正になる。図8Aまたは図8Bにおいて、エンジン出力上限値Pgomaxよりも、アーム5を単体動作させるときの油圧負荷出力指令値Phoの方が大きく(Pgomax<Pho)、電気負荷の電力指令値Pseoが0であり、油圧負荷出力指令値Phoの電力換算値が正である。このため、図8AのPminは正になる。
蓄電回路出力目標値Pbotは充電率SOCに基づいて決定される。アーム5の単体動作開始時点で、蓄電回路90の充電率SOCが充電率の目標値に一致している場合、蓄電回路出力目標値Pbotは0になる。アーム5の単体動作中は、エンジン出力上限値Pgomaxよりも、油圧負荷出力指令値Phoの方が大きい(Pgomax<Pho)ため、エンジン出力の不足分を補うようにアシストモータ12がアシスト運転される。
アシストモータ12をアシスト運転させるため、蓄電回路90の充電率SOCが低下する。低下した充電率SOCを、充電率の目標値まで回復させるように、蓄電回路出力目標値Pbotが負に設定される。図8AのPminが負であるため、蓄電回路出力目標値Psotが負であっても、蓄電回路出力指令値Psoは正になる。
旋回用電力指令値Psco及びブーム用電力指令値Psboが共に0であり、蓄電回路出力指令値Psoが正であるため、数式4から、アシストモータの電力指令値Psaoが正になる。すなわち、アシストモータ12はアシスト運転される。
ステップSA2において、アシスト時の効率係数ηaを算出する。以下、算出方法について説明する。
図4において、蓄電回路90と旋回用回生モータ21との間の送受信電力Psc、及び蓄電回路90とブーム用回生モータ41との間の送受信電力Psbが共に0であるため、キャパシタ19の充放電電力Psとアシストモータ12の送受信電力Psaとが等しくなる。キャパシタ19の充放電電力Psは、図3に示したキャパシタ用電圧計106及びキャパシタ用電流計107により測定される端子間電圧と放電電流とにより算出することができる。算出された出力電力が、アシストモータ12の送受信電力Psaと等しい。
アシストモータ12の制御出力PCaは、回転数Na及びアシストモータ12の駆動電流Iaから算出される。アシストモータ12のトルクは、アシストモータ12の駆動電流と、トルク定数とから求まる。アシストモータ12の発生する動力PMaは、回転軸の回転数Naと、発生トルクTaの実測値との積となる。制御出力PCaの算出には、発生トルクTaの実測値ではなく、アシストモータ12の駆動電流が用いられる。
アシストモータ12の送受信電力Psaと、制御出力PCaとが測定されるため、数式1に基づいて、アシスト運転時の効率係数ηaが求まる。なお、キャパシタ19の充放電電力Ps、及びアシストモータ12の制御出力PCaとして、ある期間の平均値を採用することが好ましい。
ステップSA3において、アシストモータ12を発電運転させ、アシストモータ12の駆動電流Ia、発電電力Psa、及び回転数Naを測定する。図10Bに、ステップSA3の詳細なフローチャートを示す。
ステップSA31において、アーム5を単体でフルストローク動作させる。アーム5の動作終了後に、アシストモータ12の送受信電力Psa、駆動電流Ia、及び回転数Naを測定する。
ステップSA32において、エンジン出力上限値Pgomaxを通常の値に戻す。
ステップSA4において、発電時の効率係数ηaを算出する。以下、効率係数ηaの算出方法について説明する。
図8Aまたは図8Bにおいて、アーム5の単体動作終了後には、油圧の操作を行っていないため、油圧負荷出力指令値Phoは最小の値になる。従って、油圧負荷出力指令値Phoの電力換算値よりも、エンジン出力上限値Pgomaxの電力換算値の方が大きい。アーム5を単体動作させているとき、アシストモータ12をアシスト運転するために、蓄電回路90からアシストモータ12に電力が供給される。このため、アーム5の単体動作終了後は、充電率SOCが低下している。
蓄電回路出力目標値Psotは、充電率SOCに基づいて決定される。すなわち、蓄電回路出力目標値Psotは、充電率SOCを目標値まで回復させるために、負に設定される。このため、蓄電回路出力指令値Psoも負になる。これにより、アシストモータ12が発電運転を行う。アシストモータ12からキャパシタ19に供給される電力(送受信電力)Psaは、図3に示したキャパシタ用電圧計106及びキャパシタ用電流計107により測定することができる。アシストモータ12の制御出力PCaは、回転数Na及びアシストモータ12の駆動電流Iaにより、算出することができる。従って、数式1に基づいて、発電運転時の効率係数ηaを算出することができる。
ステップSA5において、ブーム4を単体でフルストローク動作させる。ブーム4が下降するときに、ブーム用回生モータ41が回生運転される。ブーム用回生モータ41の回生運転時に、充放電電力Ps、駆動電流Ib、及び回転数Nbを測定する。
ステップSA6において、ブーム用回生モータ41の回生時の効率係数ηbを算出する。以下、効率係数ηbの算出方法について説明する。
旋回動作は行われていないため、旋回用回生モータ21に供給される電力Pscは0である。従って、以下の数式が成立する。
キャパシタ19の充放電電力Psは、図3に示したキャパシタ用電圧計106及びキャパシタ用電流計107により測定可能である。アシストモータ12の制御出力PCaは、アシストモータ12の回転数Na及び駆動電流Iaから算出可能である。制御出力PCaを、アシストモータ12の送受信電力Psaに換算する。アシストモータ12がアシスト運転されている場合には、アシスト時の効率係数ηaを適用し、発電運転されている場合には、発電時の効率係数ηaを適用すればよい。これらの算出値、及び数式5から、ブーム用回生モータ41の送受信電力Psbが求まる。
さらに、ブーム用回生モータ41の駆動電流Ib、及び回転数Nbから、ブーム用回生モータ41の制御出力PCbが算出される。従って、数式3から、ブーム用回生モータ41の回生時の効率係数ηbが算出される。
ステップSA7において、例えば90°の往復旋回動作を行う。旋回動作時に旋回用回生モータ21が力行運転及び回生運転される。このとき、旋回用回生モータ21の駆動電流Ic、回転数Nc、及び充放電電力Psを測定する。
ステップSA8において、旋回用回生モータ21の力行時の効率係数ηc及び回生時の効率係数ηcを算出する。以下、効率係数ηc及び効率係数ηcの算出方法について説明する。
ブーム4は駆動されていないため、図4において、ブーム用回生モータ41に供給される電力Psbは0である。従って、以下の数式が成り立つ。
キャパシタ19の充放電電力Ps、及びアシストモータ12の送受信電力Pscは、ステップSA6で説明したように、算出可能である。従って、数式6から、旋回用回生モータ21の送受信電力Pscを算出することができる。旋回用回生モータ21の制御出力PCcは、旋回用回生モータ21の駆動電流Ic、及び回転数Ncから算出することができる。制御出力PCc及び供給される電力Pscは、力行運転時、及び回生運転時各々について算出される。算出されたこれらの値、及び数式2から、効率係数ηc及びηcを算出することができる。
図11に、ブーム用回生モータ41及び旋回用回生モータ21の効率係数を求める他の方法のフローチャートを示す。
ステップSB1において、アシストモータ12を非通電状態にする。例えば、図2において、インバータ18と蓄電回路90とを電気的に切り離す。このため、アシストモータ12と蓄電回路90との間の送受信電力Psaは0になる。
ステップSB2において、ブーム4を単体でフルストローク動作させる。動作時に、ブーム用回生モータ41の送受信電力Psb、駆動電流Ib、及び回転数Nbを測定する。送受信電力Psbは、充放電電力Psに等しいため、充放電電力Psを測定することにより、送受信電力Psbが決定される。ステップSB3において、ブーム用回生モータ41の効率係数ηbを算出する。図9に示した方法のステップSA6で用いた数式5において、アシストモータ12の送受信電力Psaを0とすることにより、効率係数ηbを算出することができる。
ステップSB4において、例えば90°の往復旋回動作を行う。旋回動作時に旋回用回生モータ21が力行運転及び回生運転される。このとき、旋回用回生モータ21の駆動電流Ic、回転数Nc、送受信電力Pscを測定する。送受信電力Pscは、充放電電力Psと等しい。従って、充放電電力Psを測定することにより、送受信電力Pscが決定される。
ステップSB5において、旋回用回生モータ21の力行時の効率係数ηc及び回生時の効率係数ηcを算出する。図9に示した方法のステップSA8で用いた数式6において、アシストモータ12の送受信電力Psaを0とすることにより、効率係数ηc及びηcを算出することができる。
ステップSB6において、アシストモータ12を、元の通電状態に戻す。
上述のように、効率係数のキャリブレーションを行うことにより、作動時の動力配分を適正に行うことができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体(第2の外部負荷)
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 アシストモータ
13 トルク伝達機
14 メインポンプ(第1の外部負荷)
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 キャパシタ
21 旋回用回生モータ
22 レゾルバ
23 メカニカルブレーキ
24 減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
27、28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 制御装置
32 エンジン出力範囲決定ブロック
33A SOC算出ブロック
33B 蓄電回路出力範囲決定ブロック
33C 蓄電回路出力目標値決定ブロック
35 動力分配ブロック
40 インバータ
41 ブーム用回生モータ
42 ブーム回生用油圧モータ
90 蓄電回路
100 コンバータ
101 リアクトル
102A 昇圧用IGBT
102B 降圧用IGBT
102a、102b ダイオード
103A、103B 電源接続端子
104A、104B 出力端子
105 平滑用コンデンサ
106 キャパシタ用電圧計
107 キャパシタ用電流計
110 DCバスライン
111 DCバス用電圧計

Claims (10)

  1. 燃料の燃焼によってトルクを発生するエンジンと、
    発電運転とアシスト運転とを、選択的に行うことができるアシストモータと、
    前記エンジンのトルク、及び前記アシストモータのトルクの相互授受を行うトルク伝達機と、
    前記アシストモータで発電された電力により充電され、蓄積された電力を放電することにより前記アシストモータに電力を供給する蓄電回路と、
    制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、前記アシストモータをアシスト運転させ、該アシストモータがアシスト運転されているときに前記蓄電回路の充放電電力、前記アシストモータの駆動電流、及び回転数を測定し、
    測定された前記充放電電力、前記駆動電流、及び回転数に基づいて、アシスト運転時における前記アシストモータの送受信電力、駆動電流、及び回転数の関係を示す第1の効率係数を算出するハイブリッド型作業機械。
  2. さらに、前記エンジンの機械的負荷となる第1の外部負荷を有し、
    前記トルク伝達機構は、エンジンの発生するトルク、及び前記アシストモータの発生するトルクを、前記第1の外部負荷に伝達し、
    前記制御装置は、前記アシストモータを発電運転させ、該アシストモータが発電運転されているときに、前記アシストモータの駆動電流及び回転数、及び前記蓄電回路の充放電電力を測定し、
    測定された前記駆動電流、前記回転数、及び前記充放電電力に基づいて、発電運転時におけるアシストモータの駆動電流、回転数、及び送受信電力の関係を示す第2の効率係数を算出する請求項1に記載のハイブリッド型作業機械。
  3. さらに、
    機械的な負荷となる第2の外部負荷と、
    前記第2の外部負荷から電力を回生することにより該第2の外部負荷に制動力を与える回生モータと
    を有し、
    前記第2の外部負荷は、前記回生モータによって駆動される機械的負荷であり、
    前記制御装置は、
    前記回生モータを回生運転させ、回生運転時に、前記蓄電回路の充放電電力を測定し、前記回生モータの駆動電流及び回転数を測定し、
    測定された前記充放電電力、前記駆動電流、及び前記回転数に基づいて、前記回生モータの回生運転時における送受信電力、駆動電流、及び回転数の関係を示す第3の効率係数を算出する請求項2に記載のハイブリッド型作業機械。
  4. 前記制御装置は、前記回生モータの回生運転時の前記第3の効率係数を算出する際に、前記アシストモータ第1の効率係数、または第2の効率係数を参酌して、前記回生モータの回生運転時の前記第3の効率係数を算出する請求項3に記載のハイブリッド型作業機械。
  5. 前記制御装置は、前記第3の効率係数を算出する際の前記回生モータの回生運転時に、前記アシストモータと前記蓄電回路との間で電力の送受信が行われない状態にする請求項3に記載のハイブリッド型作業機械。
  6. 燃料の燃焼によってトルクを発生するエンジンと、
    発電運転とアシスト運転とを、選択的に行うことができるアシストモータと、
    前記エンジンのトルク、及び前記アシストモータのトルクの相互授受を行うトルク伝達機と、
    前記アシストモータで発電された電力により充電され、蓄積された電力を放電することにより、前記アシストモータに電力を供給する蓄電回路と
    を有するハイブリッド型作業機械において、
    前記アシストモータをアシスト運転させ、該アシストモータがアシスト運転されているときに前記蓄電回路の充放電電力、前記アシストモータの駆動電流、及び回転数を測定する工程と、
    測定された前記充放電電力、前記駆動電流、前記回転数に基づいて、アシスト運転時における前記アシストモータの送受信電力、回転数、及び駆動電流の関係を示す第1の効率係数を算出する工程と
    を有するハイブリッド型作業機械の効率係数の算出方法。
  7. 前記作業機械は、さらに、前記エンジンの機械的負荷となる第1の外部負荷を有し、
    前記トルク伝達機構は、エンジンの発生するトルク、及び前記アシストモータの発生するトルクを、前記第1の外部負荷に伝達し、
    さらに、
    前記アシストモータを発電運転させ、該アシストモータが発電運転されているときに前記アシストモータの駆動電流、回転数、及び前記蓄電回路の充放電電力を測定する工程と、
    測定された前記駆動電流、回転数、及び前記充放電電力に基づいて、発電運転時における前記アシストモータの駆動電流、回転数、及び送受信電力との関係を示す第2の効率係数を算出する工程と
    を有する請求項6に記載のハイブリッド型作業機械の効率係数の算出方法。
  8. 前記ハイブリッド型作業機械は、さらに、
    機械的な負荷となる第2の外部負荷と、
    前記第2の外部負荷から電力を回生することにより該第2の外部負荷に制動力を与える回生モータと
    を有し、
    前記前記第2の外部負荷は、前記回生モータによって駆動される機械的負荷であり、
    前記効率係数の算出方法は、さらに、
    前記回生モータを回生運転させ、回生運転時に、前記蓄電回路の充放電電力、前記回生モータの駆動電流及び回転数を測定する工程と、
    測定された前記充放電電力、前記駆動電流、及び前記回転数に基づいて、前記回生モータの回生運転時における送受信電力、回転数、及び駆動電流の関係を示す第3の効率係数を算出する工程と
    を有する請求項7に記載のハイブリッド型作業機械の効率係数の算出方法。
  9. 前記第3の効率係数を算出する際に、前記アシストモータの駆動電流、回転数、及び前記第1または第2の効率係数を参酌して、前記第3の効率係数を算出する請求項8に記載のハイブリッド型作業機械の効率係数の算出方法。
  10. 前記第3の効率係数を算出する際の前記回生モータの回生運転時に、前記アシストモータと前記蓄電回路との間で電力の送受信が行われない状態にする請求項8に記載のハイブリッド型作業機械の効率係数の算出方法。
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