JP2011010201A - 通信制御方法および無線基地局 - Google Patents

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靖 松高
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Abstract

【課題】無線リソースの利用効率を低下させることなくユーザデータの転送遅延を抑制可能なハンドオーバを実現する通信制御方法を得ること。
【解決手段】無線移動局3が近隣の無線基地局2−2へハンドオーバを行う際に、無線移動局3と接続し、無線移動局3とゲートウェイとの間の経路を保持し、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局2−3が、無線基地局2−2を経路に追加すると当該無線基地局2−2が経路に重複して含まれることとなる場合には、経路短縮指示と無線移動局3の短縮経路情報とを含めたハンドオーバ要求を、無線基地局2−2に送信し、ハンドオーバ要求にて経路短縮指示を受けた無線基地局2−2は、短縮経路情報を用いて、以後の無線移動局3のユーザデータを転送する。
【選択図】図6

Description

本発明は、マルチホップセルラネットワークにおける通信制御方法に関する。
従来から、送信端末が、直接の無線通信が不可能な受信端末に対する送信データを、他の無線通信端末をマルチホップ転送することによって届ける、アドホックネットワークと呼ばれる技術がある。アドホックネットワークでは、DSR(Dynamic Source Routing)やAODV(Ad hoc On−Demand Distance Vector)といったルーティングプロトコルを用いて、ネットワークを構成する端末間の経路を確立することが知られている(下記、非特許文献1参照)。
一方、3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて標準化されたパケット交換制御では、通信用の個別チャネルに対して、最初の通信確立の際に使用した無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)をアンカーポイントとして、そこからデータのルーティング経路を延長する制御を行っている(下記、非特許文献2参照)。
また、3GPPにて標準化されたLTE(Long Term Evolution)では、RNC機能をeNodeBに移し、ハンドオーバ時にアンカーポイントを移動し、データ通信経路を切り替える方式を採っている(下記、非特許文献3参照)。
さらに、下記特許文献1では、特定の端末間に発生するデータ送受信のそれぞれにおいて、ルーティング経路のホップ数を比較し、ホップ数の増加によりルーティング経路が冗長になったことを検出し、この結果に基づいて、ルーティング経路の最適化,アンカールータの変更などを行う方法が開示されている。ホップ数は、IPv4におけるTTL(Time to Live)パラメータや、IPv6のホップリミットパラメータを使用してカウントする。
また、上記のアドホックネットワークの技術をセルラ無線システムに適用する形態として、たとえば、基地局間で無線中継を行う場合が考えられる。この場合、移動局が接続する基地局とコアネットワークとの間の通信は、他の基地局が無線中継により通信データをマルチホップ転送することで実現される。
特開2003−224589号公報
アドホックモバイルワイヤレスネットワーク −プロトコルとシステム− C−K.Toh著 構造計画研究所訳 共立出版 2003年 3GPP TS 25.832 "Manifestations of Handover and SRNS relocation" 3GPP TS 23.401 V8.3.0 "General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access"
しかしながら、アドホックネットワークをLTEや将来的なセルラ無線システムに適用する場合には、移動局のアンカーポイントとなる基地局をマルチホップ経路上の基地局の中から選択する必要がある。
このとき、たとえば、移動局が移動するたびに最も移動局に近い基地局にセルラネットワーク管理機能を提供させる場合、移動局のコンテキストを転送するための制御パケットが発生し、基地局間の無線リソースを消費する、という問題があった。
また、最もコアネットワークに近い基地局にセルラネットワーク管理機能を固定させる場合、コンテキスト転送にともなう問題は発生しないが、当該基地局は多くの移動局を扱うこととなるため負荷が集中する、という問題があった。一方、逆の方法、すなわち、移動局が最初に接続した基地局にセルラネットワーク管理機能を固定させ、移動時が経路を延長する方式をとる場合、転送用の無線リソースが必要となるため、基地局間の無線リソースを消費する、という問題があった。
また、移動局の移動にともなうハンドオーバにより、セルラネットワーク管理機能を基地局間で移動する場合、管理機能の切り替え,経路の再構築,経路追加、などが発生し、ユーザデータの転送が遅延する、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、マルチホップセルラシステムにおいて、無線リソースの利用効率を低下させることなくユーザデータの転送遅延を抑制可能なハンドオーバを実現する通信制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、コアネットワークに接続するゲートウェイと、無線移動局と、当該ゲートウェイと当該無線移動局との間の無線回線を中継可能な複数の無線基地局と、を備えるマルチホップセルラシステムにおける通信制御方法であって、前記無線移動局と接続する無線基地局である第1の基地局が、当該無線移動局と前記ゲートウェイとの間の経路を保持し、当該無線移動局に対してセルラネットワーク管理機能を提供する経路構築ステップと、前記無線移動局が前記第1の基地局から近隣の無線基地局である第2の基地局へハンドオーバを行う際に、当該第2の基地局を前記経路に追加すると当該第2の基地局が経路に重複して含まれることとなる場合に、当該第1の基地局が、経路短縮指示と短縮経路情報とを含めたハンドオーバ要求を、当該第2の基地局に送信する短縮転送指示ステップと、前記ハンドオーバ要求にて経路短縮指示を受けた第2の基地局が、前記短縮経路情報を用いて、以後の前記無線移動局のユーザデータを転送する短縮転送ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、効率のよい経路切り替えが可能となり、また、ユーザデータの転送遅延を低減可能となる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態におけるマルチホップセルラネットワークの構成例を示す図である。 図2は、ゲートウェイの構成例を示す図である。 図3は、無線基地局の構成例を示す図である。 図4は、無線移動局の構成例を示す図である。 図5は、無線移動局が無線基地局間をハンドオーバする場合の一例を示す図である。 図6は、図5の場合に行われるハンドオーバ動作を説明するシーケンス図である。 図7は、無線移動局と短縮経路とを関連付けて管理する短縮経路管理テーブルの構成例を示す図である。 図8は、無線基地局におけるU−Planeデータの処理を示すフローチャートである。 図9は、ハンドオーバ後に不要になったリソースを解放する処理を行う場合のシーケンス図である。 図10は、実施の形態2における経路統合処理を説明するためのシーケンス図である。 図11は、実施の形態2の変形例である経路統合処理を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明にかかる通信制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるマルチホップセルラネットワークの構成例を示す図である。図1のマルチホップセルラネットワークは、コアネットワークとの接続インタフェースを有するゲートウェイ1と、ゲートウェイ1と無線移動局3との無線中継を行う無線基地局2−1,2−2,2−3,2−4と、無線移動局3とを備える。4は、無線基地局2−1の無線通信エリアである。なお、ここでは無線移動局3のみを代表的に示すが、実際には複数の無線移動局が存在する。
各無線基地局は、マルチホップセルラネットワークに接続する無線移動局(ここでは無線移動局3)に対する無線リソースの管理および移動管理を実施するためのセルラネットワーク管理機能を有する。ただし、1つの無線移動局に対して全ての無線基地局がセルラネットワーク管理機能を提供する必要はなく、無線移動局からゲートウェイ1までの経路上に接続するいずれかの無線基地局が当該機能を提供すればよい。無線移動局3は、ここでは、無線基地局2−1〜2−4のいずれかに接続してデータ通信を行う。無線基地局2−1は、無線通信エリア4内に在圏するノード、すなわち、ここでは、無線基地局2−2およびゲートウェイ1との直接通信が可能である。また、各無線基地局は、それぞれ、既存のアドホックネットワークのルーティングプロトコルなどにより、ゲートウェイ1にデータ転送するための経路テーブルを管理している。
図1の例では、無線移動局3が無線基地局2−1と直接通信する場合、経路は、たとえば、無線基地局2−1〜ゲートウェイ1となる。また、無線移動局3が無線基地局2−2と直接通信する場合、経路は、たとえば、無線基地局2−2〜無線基地局2−1〜ゲートウェイ1となる。また、無線移動局3が無線基地局2−3と直接通信する場合、経路は、たとえば、無線基地局2−3〜無線基地局2−4〜ゲートウェイ1となる。
ここでは、無線移動局3に対するセルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局が、自局からゲートウェイ1までの経路、および自局から無線移動局3までの経路を管理する。また、本実施の形態では、複数の無線基地局間でデータが転送されるため、W−CDMAのような無線基地局間をまたがるソフトハンドオーバ処理は行われないとする。
また、通信開始前には、制御信号およびユーザデータの経路は、共通の経路にて最適化されているとする。
図2は、ゲートウェイ1の構成例を示す図である。図2に示すように、ゲートウェイ1は、コアネットワークと通信するための有線I/F部11と、無線基地局または無線移動局と通信するための無線I/F部12と、有線I/F部11または無線I/F部12を介して送受信するメッセージを処理するための制御メッセージ処理部13と、制御メッセージを送信する経路を決定する経路制御部14と、無線移動局のリソースを管理するリソース制御部15とを備える。
図3は、無線基地局2−M(Mは自然数)の構成例を示す図である。図3に示すように、無線基地局2−Mは、他の無線基地局または無線移動局と通信するための無線I/F部21と、無線I/F部21を介して送受信する制御メッセージを処理するための制御メッセージ処理部22と、制御メッセージ/ユーザデータを送信する経路を管理する経路制御部23と、自局が使用する無線リソースの管理を行うリソース制御部24と、無線移動局に対してセルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局となった場合に、その無線移動局にセルラネットワーク管理機能を提供するための移動局管理情報(位置登録情報など)を保持する移動制御部25と、無線I/F部21を介して送受信するユーザデータを処理し、また、必要に応じて経路短縮可否を確認実施する(詳細後述)U−Planeデータ処理部26と、を備える。なお、リソース制御部24は、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局となった場合に、ゲートウェイ1に対して要求する無線移動局の無線リソースを決定し、また、周辺無線基地局からの無線リソース要求/解放に対応した無線リソースの管理を行う。
図4は、無線移動局3の構成例を示す図である。図4に示すように、無線移動局3は、無線基地局と通信するための無線I/F部31と、無線I/F部31を介して送受信するメッセージを処理するための制御メッセージ処理部32と、周辺の無線基地局との通信品質を測定する品質測定部33と、を備える。
なお、図2〜図4には、本実施の形態の特徴的な構成のみを記載し、他の一般的な構成については記載を省略した。
つづいて、以上のように構成されたセルラネットワークにおけるユーザデータ転送の動作について説明する。まず、無線移動局がハンドオーバする際の動作について説明する。
図5は、無線移動局3が、無線基地局間をハンドオーバする場合の一例を示す図である。図5では、無線移動局3が、無線基地局2−3との通信中に移動し、無線基地局2−2の近傍へ移動する様子を示す。この場合、無線基地局2−3が、無線移動局3に対するセルラネットワーク管理機能を提供する。
図6は、図5の場合に行われるハンドオーバ動作を説明するシーケンス図である。無線移動局3の品質測定部33は、無線I/F部31を介して随時品質測定を行い、たとえば、無線基地局2−2からの通信品質の測定結果が、無線基地局2−3からの通信品質の測定結果よりも上となったことを検出する。品質測定部33は、その旨および測定結果を制御メッセージ処理部32に通知する。制御メッセージ処理部32は、無線I/F部31を介して、その旨を報告するための品質測定結果メッセージを、自局のセルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局2−3に向けて送信する(ステップS1)。
無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、当該品質測定結果メッセージを受信すると、受信した内容に基づいて、自局(無線基地局2−3)から無線基地局2−2への無線移動局3のハンドオーバを決定する。また、制御メッセージ処理部22は、無線移動局3がハンドオーバする旨およびハンドオーバ先を経路制御部23に通知する。経路制御部23は、自局とゲートウェイ1との経路に、ハンドオーバ先の無線基地局(無線基地局2−2)が含まれるかどうかを確認する(ステップS2)。ここでは、無線基地局2−2が上記経路に含まれ、中継の無線基地局が重複することとなるため、無線基地局2−3の経路制御部23は、その旨および短縮した場合の経路を制御メッセージ処理部22に通知する。これを受けた制御メッセージ処理部22は、当該経路の情報を無線移動局3に関するユーザデータの短縮経路情報とし、ハンドオーバ先(無線基地局2−2)に向けたハンドオーバ要求メッセージに、U−Planeデータに関する経路短縮指示,および当該短縮経路情報を含めて送信する(ステップS3)。
本実施の形態では、無線移動局3とゲートウェイ1との間の経路は、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局(無線基地局2−3)が管理するので、ここでは、短縮経路情報は経路そのものであるが、他の方法で通知することもできる。たとえば、上記経路を各無線基地局が管理する場合、短縮可能な経路箇所(自局と無線基地局2−2との間の経路)の情報を通知してもよい。
無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、無線I/F部21を介して上記ハンドオーバ要求を受信すると、経路短縮指示が含まれているかどうかチェックする。当該指示が含まれる場合には、制御メッセージ処理部22は、U−Planeデータ処理部26の「経路短縮機能」が起動していなければこれをONにし、また、ユーザデータの短縮経路情報に基づいて、U−Planeデータ処理部26が保持する短縮経路管理テーブルにデータを登録する。
図7は、無線移動局と短縮経路とを関連付けて管理する短縮経路管理テーブルの構成例を示す図である。図7の短縮経路管理テーブルは、「無線移動局」,「短縮経路」,「指示元無線基地局」,「タイムスタンプ」といった項目を備える。「無線移動局」は、短縮経路の対象である無線移動局である。「短縮経路」は、「無線移動局」が宛先である場合の短縮経路、および「無線移動局」が送信元である場合の短縮経路である。「指示元無線基地局」は、経路短縮を指示した無線基地局である。「タイムスタンプ」は、短縮経路を用いて転送を行った最新時刻である。
無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、ユーザデータの短縮経路情報に基づいて、短縮経路管理テーブルのデータを作成する。具体的には、「無線移動局」に短縮転送を行う対象である“無線移動局3”をセットし、「指示元無線基地局」に、ハンドオーバ要求送信元である“無線基地局2−3”をセットし、「短縮経路」に、無線移動局3からゲートウェイ1,および自局から無線移動局3への経路をセットしたデータを登録する。これにより無線移動局3についての短縮転送が可能となる。制御メッセージ処理部22は、無線I/F部21を介して、経路短縮を開始した旨を含めたハンドオーバ応答メッセージを、無線基地局2−3に返信する(ステップS4)。
なお、たとえば、経路短縮機能が使用できないといった場合には、無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、経路短縮指示を処理せずにハンドオーバ応答を返信し、通常のハンドオーバ処理を行う。また、本実施の形態では、無線基地局は図3の構成を備えるが、たとえば、ハンドオーバ先となる無線基地局(ここでいう無線基地局2−2)が、図3の構成ではなく従来の構成を備える場合、経路短縮指示を処理できないので、同様に、経路短縮指示を処理せずにハンドオーバ応答を返信し、通常のハンドオーバ処理を行う。
無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、無線I/F部21を介して上記ハンドオーバ応答メッセージを受信すると、無線移動局3について短縮転送を開始したことを経路制御部23内に保存する。そして、無線移動局3に対して、ハンドオーバを指示するためのハンドオーバ指示メッセージを送信する(ステップS5)。無線移動局3の制御メッセージ処理部32は、無線I/F部31を介して当該ハンドオーバ指示メッセージを受信すると、自局の接続先である無線基地局を、無線基地局2−3から無線基地局2−2に切り替える。そして、無線基地局2−2に対し、ハンドオーバが完了したことを伝えるハンドオーバ完了メッセージを送信する(ステップS6)。
つぎに、ハンドオーバ完了後におけるユーザデータの転送処理について説明する。図8は、無線基地局におけるU−Planeデータの処理を示すフローチャートである。ここでは、無線基地局2−2の処理を例に説明する。無線基地局2−2の無線I/F部21は、U−Planeデータを受信すると、U−Planeデータ処理部26に当該データを転送する(ステップS11)。
無線基地局2−2のU−Planeデータ処理部26は、自身内にて「経路短縮機能」が起動されているかどうかを確認する(ステップS12)。起動されている場合には(ステップS12:Yes)、U−Planeデータの宛先または転送元が、短縮経路管理テーブルに登録されているかどうかを確認する(ステップS13)。ここでは、図7に示すように、無線移動局3に対するデータが登録されているので、U−Planeデータ処理部26は、登録がなされていると判断する(ステップS13:Yes)。U−Planeデータ処理部26は、短縮経路管理テーブルの「短縮経路」にしたがって、U−Planeデータの経路情報につぎの宛先(ノード)を設定して更新する(ステップS14)。その後、U−Planeデータ処理部26は、短縮経路管理テーブルにて、転送に用いたデータ(無線移動局3のデータ)の「タイムスタンプ」を、システム時刻で更新する(ステップS15)。
一方、「経路短縮機能」が起動されていない場合(ステップS12:No),または短縮経路管理テーブルに登録がない場合(ステップS13:No)には、無線基地局2−2は短縮転送を行わない。この場合、U−Planeデータ処理部26は、経路制御部23より、予め設定されている通常の経路を読み出し、当該経路におけるつぎの宛先(ノード)を、U−Planeデータに設定する(ステップS16)。U−Planeデータ処理部26は、無線I/F部21に対し、U−Planeデータを転送するとともに転送要求を行う(ステップS17)。
図5を用いて、このような短縮転送を行う場合の経路を示す。上記処理により、無線移動局3は無線基地局2−2にハンドオーバするが、セルラネットワーク管理機能は無線基地局2−3から変更されない。トラヒックの少ない制御信号に関しては、短縮経路を用いずに、冗長な経路「無線基地局2−2〜無線基地局2−3〜無線基地局2−2〜無線基地局2−1〜ゲートウェイ1」を用いる。一方、トラヒックの多いユーザデータに関しては、冗長な転送処理を防ぎ、効率的な経路「無線基地局2−2〜無線基地局2−1〜ゲートウェイ1」を用いた転送を行う。
なお、本実施の形態における動作は、無線移動局が通信状態である場合のハンドオーバ時にのみ適用する。非通信状態である場合には、従来通りの経路切り替え処理を実施し、すなわち、PDPコンテキストなどを転送して、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局を切り替えることとする。
以上説明したように、本実施の形態では、無線移動局が移動したことによりハンドオーバが発生する場合には、当該無線移動局の移動元である無線基地局が、移動先となる無線基地局に対し、当該無線移動局に関する経路短縮機能の起動指示と、ユーザデータの短縮経路情報とを送信する構成とした。また、移動先となる無線基地局は、当該短縮経路情報を用いて短縮経路を設定し、当該無線移動局のユーザデータを短縮経路にて転送する構成とした。
これにより、ハンドオーバ時には、無線移動局のセルラネットワーク管理機能を変更する処理および時間を省略しつつ、トラヒックの多いユーザデータに関して短縮経路を用いた転送を行うので、効率のよい経路切り替えが可能となり、また、ユーザデータの転送遅延を低減可能となる。
なお、本実施の形態では、ハンドオーバ完了により処理を終了することとしたが、さらに、不要になったリソースを解放する処理を行ってもよい。
図9は、ハンドオーバ後に不要になったリソースを解放する処理を行う場合のシーケンス図である。上記図6の処理で述べた通りに、無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、無線移動局3からのハンドオーバ完了を受信する(ステップS6)。つづいて、無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、ハンドオーバ前に設定し無線基地局2−3との通信に用いた無線リソース(ユーザデータ転送が可能なリソース)を、制御信号の送受信を行うために必要な無線リソースに切り替えるための無線リソース切替要求を、無線基地局2−3に送信する(ステップS21)。
無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、リソース制御部24に対してリソースの切り替えを指示する。これを受けたリソース制御部24は、無線基地局2−2との通信に用いる無線リソースを、制御信号の送受信を行うために必要な程度の無線リソースに切り替え、その旨を制御メッセージ処理部22に報告する。制御メッセージ処理部22は、無線I/F部21を介して、当該無線リソース切替要求に対する応答である無線リソース切替応答にて、無線リソースの切り替えが完了した旨を無線基地局2−2に返信する(ステップS22)。
これを受けた無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、無線基地局2−3側のリソース切り替えが行われたと判断するので、同様に自局の切り替え処理を行う。すなわち、制御メッセージ処理部22は、上述同様にリソース制御部24に対してリソースの切り替えを指示する。その後の処理は上記同様である。
この場合には、経路を短縮した場合に、使用しなくなった経路に関する不要なリソースを解放することとなり、無線基地局の無線リソースを有効に活用できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、無線移動局がハンドオーバした場合には、ハンドオーバ先となる無線基地局が、当該無線移動局のユーザデータを短縮経路にて転送することとした。本実施の形態では、その後、無線移動局との無通信状態が一定時間続いた場合には、制御信号とユーザデータの経路が異なる状態を解消する場合を説明する。
図10は、本実施の形態における経路統合処理を説明するためのシーケンス図である。実施の形態1にて説明したように、図6の処理が行われ、ハンドオーバが完了した状態を考える。この状態では、上述のように、制御信号に関しては、冗長な経路にて「無線基地局2−2〜無線基地局2−3〜無線基地局2−2〜無線基地局2−1〜ゲートウェイ1」と転送され、ユーザデータに関しては、短縮経路にて「無線基地局2−2〜無線基地局2−1〜ゲートウェイ1」と転送される。
無線基地局2−2のU−Planeデータ処理部26は、短縮転送機能がONになっている場合、定期的に、短縮経路管理テーブルに登録される各エントリの「タイムスタンプ」と現在システム時刻とを比較する。その結果、タイムスタンプの時刻から所定の時間以上経過しているエントリが存在する場合には、U−Planeデータ処理部26は、該当する無線移動局についてユーザデータの転送がプリザベーション状態にあると判断する。U−Planeデータ処理部26は、制御信号とユーザデータの経路とが異なる状態を解消する経路統合処理を起動する(ステップS31)。ここでは、無線移動局3を対象に経路統合処理が起動される場合を説明する。
無線基地局2−2のU−Planeデータ処理部26は、無線基地局2−3に対し、無線移動局3を指定し無線移動局の移動局管理情報の引継ぎを要求するための移動局情報引継要求を、無線I/F部21を介して送信する(ステップS32)。無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、移動制御部25から移動局管理情報を受け取る。制御メッセージ処理部22は、移動局情報引継要求に対する応答である移動局情報引継確認に、当該移動局管理情報を含め、無線基地局2−2に返信する(ステップS33)。
無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、移動制御部25に対し、無線移動局3に対してセルラネットワーク管理機能を提供することを通知し、また、移動制御部25内に無線移動局3の移動局管理情報を登録する(ステップS34)。さらに、制御メッセージ処理部22は、リソース制御部24に対し、無線移動局3に対する経路の再設定を行うにあたり必要な無線リソースを問合せる。リソース制御部24は、ゲートウェイ1に対し要求する無線リソース割当量を決定し、制御メッセージ処理部22に通知する。制御メッセージ処理部22は、通知された無線リソース割当量を指定して、無線I/F部21を介して、無線基地局2−1経由により(ステップS35)、ゲートウェイ1に対し無線移動局3に対する無線リソース割当ておよび経路再設定の要求(経路再設定要求)を送信する(ステップS36)。
ゲートウェイ1の制御メッセージ処理部13は、無線I/F部12を介して経路再設定要求を受信すると、経路制御部14に対し、無線移動局3に対する経路の再設定を指示する。経路制御部14は、自身が保持する経路情報を参照して、無線移動局3との間の経路を再設定し、新たに設定した経路を制御メッセージ処理部13に通知する。ここでは、たとえば、“ゲートウェイ1〜無線基地局2−1〜無線基地局2−2〜無線移動局3”という経路が設定される。また、制御メッセージ処理部13は、リソース制御部15に対し、要求された無線リソースを指定して無線リソースの割当てを指示する。リソース制御部15は、当該指示にしたがって無線リソースの割当てを行い、割当ての結果を制御メッセージ処理部13に通知する。制御メッセージ処理部13は、再設定された経路および無線リソース割当てを含めて、無線I/F部12を介し、無線基地局2−1経由にて(ステップS37)、無線基地局2−2に対し経路再設定応答を返信する(ステップS38)。
無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、無線I/F部21を介して当該経路再設定応答を受信すると、当該経路再設定応答に含まれる経路を経路制御部23に保存する。また、無線リソース割当ての結果をリソース制御部24に保存する。そして、制御メッセージ処理部22は、無線移動局3に対し、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局の変更を要求するためのセルラネットワーク管理機能変更要求を送信する(ステップS39)。これを受けた無線移動局3の制御メッセージ処理部32は、自身が保持するセルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局を、無線基地局2−3から無線基地局2−2に変更する。
また、無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、U−Planeデータ処理部26に対し、無線移動局3への短縮経路管理テーブルをクリアすべき旨を指示する。これを受けたU−Planeデータ処理部26は、無線移動局3に関する短縮経路管理テーブルのエントリを削除する。ここでは、図7に示す、無線移動局3に対するエントリが削除される。また、他に登録エントリがない場合には、短縮経路転送機能をOFFとする。U−Planeデータ処理部26は、短縮経路管理テーブルをクリアした旨を制御メッセージ処理部22に報告し、これを受けた制御メッセージ処理部22は、無線基地局2−3に対し制御信号の解放を要求するためのリソース解放要求を送信する(ステップS40)。
当該リソース解放要求を受信した無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、リソース制御部24に対して、無線基地局2−2との通信に用いた無線リソース(制御信号転送が可能なリソース)の解放を指示する。これを受けたリソース制御部24は、無線基地局2−2との制御信号の転送に用いる無線リソースを解放し、その旨を制御メッセージ処理部22に報告する。
無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、上述同様に、移動制御部25に対し、無線移動局3へのセルラネットワーク管理機能の提供を終了する旨を通知し、登録している無線移動局3の移動局管理情報を削除する(ステップS41)。
また、リソース解放要求を送信した無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、上述同様に、リソース制御部24に対して無線基地局2−3との通信に用いた無線リソースの解放を指示する。
以上説明したように、本実施の形態では、無線移動局との無通信状態が一定時間続いた場合には、ハンドオーバ先の無線基地局が、制御信号とユーザデータの経路が異なる状態を解消する処理を起動することとした。当該処理では、ゲートウェイに経路の再設定を要求し、また、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局を変更する。これにより、ハンドオーバにともない一時的に制御信号とユーザデータの経路が異なる状態となった後には、無通信状態を検出することで、ユーザデータ転送に影響を与えずに経路の統合および適正化が可能となる。
なお、本実施の形態では、ハンドオーバ先である無線基地局が、経路の統合処理を起動することとしたが、移動元である無線基地局が、当該処理を起動してもよい。
図11は、本実施の形態の変形例である経路統合処理を説明するためのシーケンス図である。無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、無線I/F部21を介してゲートウェイ1と無線移動局3との制御メッセージ(制御信号)を受信し処理している。制御メッセージ処理部22は、たとえば、ゲートウェイ1からの制御メッセージにより、無線移動局3の通信が終了したことを検出する(ステップS51)。制御メッセージ処理部22は、経路制御部23を参照し、無線移動局3について短縮転送が行われていると認識すると、経路統合処理を実行する。制御メッセージ処理部22は、移動制御部25に対し、無線移動局3へのセルラネットワーク管理機能の提供を終了する旨を通知し、また、登録している無線移動局3の移動局管理情報を読み出す。そして、制御メッセージ処理部22は、無線基地局2−2に対し、セルラネットワーク管理機能の提供を引き継ぐ旨、および無線移動局3の移動局管理情報を含めた移動局情報引継要求を送信する(ステップS52)。
これを受けた無線基地局2−2の制御メッセージ処理部22は、移動局情報引継要求に基づいて、無線移動局3に対してセルラネットワーク管理機能を提供すると判断し、移動局情報引継確認に引継ぎを了解した旨を含め、無線基地局2−3に返信する(ステップS53)。また、制御メッセージ処理部22は、上述同様、移動制御部25に対し、無線移動局3に対してセルラネットワーク管理機能を提供することを通知し、また、取得した移動局管理情報を登録する(ステップS34)。
以降の処理は、上述同様である。ただし、既に通信が終了しているため、ステップS35,S36にて行う経路再設定の要求では、制御信号分の無線リソースのみを要求する。
この場合には、無線移動局との通信が終了した場合に、移動元の無線基地局が、制御信号とユーザデータの経路が異なる状態を解消する処理を起動することとした。この方法においても、上述同様の効果が得られる。
ところで、実施の形態1で述べたが、経路短縮指示を発行しても、実行されない場合もある。無線基地局2−3の制御メッセージ処理部22は、ハンドオーバ応答にて短縮転送が開始された旨が報告されない場合、経路制御部23内に、短縮転送が開始したことを保存する代わりに、無線移動局3について経路が異なった旨を記録する。そして、上述のように通信の終了を検出すると、経路制御部23を参照し、無線移動局3について制御信号とユーザデータの経路が異なっている旨が記録されていることを認識すると、図11の経路統合処理同様の処理を行う。
この場合には、経路の重複を検出したが、U−Planeの経路最適化ができずに制御信号(C−Plane)と同様に重複する状態となった場合にも、その旨を記憶しておき、通信終了時に、同様にC−PlaneおよびU−Planeの経路を最適化することが可能である。
以上説明したように、本発明にかかる通信制御方法では、無線移動局の移動にともなって経路の追加が発生したことで、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局が経路の冗長性を検出した場合、負荷の少ない制御信号の転送に関しては経路を追加し、負荷のかかるユーザデータの転送に関しては、本来セルラネットワーク管理機能を移行すべき無線基地局に経路の短縮指示を通知する。これにより、セルラネットワーク管理機能の移行および経路の再構築を実行する場合と比べて、無線リソースを節約でき、また、ユーザデータの転送遅延を低減可能である。
また、冗長な経路に割当てられていた無線リソースのうち、ユーザデータ用を解放して制御信号用のみを残すことで、無線リソースの有効活用が可能である。
また、通信が終了したことを検出した場合や、ユーザデータの転送が一定期間行われていないことを検出した場合には、無通信期間内に、制御信号の経路とユーザデータの経路とを統一するので、ユーザデータの転送に影響を与えることなく、制御信号とユーザデータの経路が異なる準正常状態を適正化することが可能である。
以上のように、本発明にかかる通信制御方法は、マルチホップセルラシステムに有用であり、特に、無線基地局が無線移動局の移動管理を行う場合に適している。
1 ゲートウェイ
2−M 無線基地局
3 無線移動局
4 無線通信エリア
11 有線I/F部
12 無線I/F部
13 制御メッセージ処理部
14 経路制御部
15 リソース制御部
21 無線I/F部
22 制御メッセージ処理部
23 経路制御部
24 リソース制御部
25 移動制御部
26 U−Planeデータ処理部
31 無線I/F部
32 制御メッセージ処理部
33 品質測定部

Claims (15)

  1. コアネットワークに接続するゲートウェイと、無線移動局と、当該ゲートウェイと当該無線移動局との間の無線回線を中継可能な複数の無線基地局と、を備えるマルチホップセルラシステムにおける通信制御方法であって、
    前記無線移動局と接続する無線基地局である第1の基地局が、当該無線移動局と前記ゲートウェイとの間の経路を保持し、当該無線移動局に対してセルラネットワーク管理機能を提供する経路構築ステップと、
    前記無線移動局が前記第1の基地局から近隣の無線基地局である第2の基地局へハンドオーバを行う際に、当該第2の基地局を前記経路に追加すると当該第2の基地局が経路に重複して含まれることとなる場合に、当該第1の基地局が、経路短縮指示と短縮経路情報とを含めたハンドオーバ要求を、当該第2の基地局に送信する短縮転送指示ステップと、
    前記ハンドオーバ要求にて経路短縮指示を受けた第2の基地局が、前記短縮経路情報を用いて、以後の前記無線移動局のユーザデータを転送する短縮転送ステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  2. ハンドオーバ完了後、前記第2の基地局が、前記第1の基地局との間に設定されているユーザデータ転送用の無線リソースを解放する無線リソース解放ステップ、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記無線移動局と前記ゲートウェイとの通信において制御信号の経路とユーザデータの経路とが異なる状態となり、かつ、前記無線移動局に対して所定の期間にわたりユーザデータの転送を行わなかったことを検出した場合に、前記第2の基地局が、前記第1の基地局に対し、セルラネットワーク管理機能を提供するための移動局管理情報の引継要求である移動局管理情報引継要求を送信する引継要求ステップと、
    前記第1の基地局が、移動局管理情報引継要求に対する応答である移動局管理情報引継確認に、前記無線移動局の移動局管理情報を含めて返信する引継確認ステップと、
    前記第2の基地局が、移動局管理情報引継確認に含まれる移動局管理情報を登録する管理情報登録ステップと、
    前記第2の基地局が、前記ゲートウェイに対して、前記無線移動局との間の経路の再設定を要求するための経路再設定要求を送信する再設定要求ステップと、
    前記第2の基地局が、前記ゲートウェイより経路再設定要求に対する応答である経路再設定応答を受信した場合に、再設定された経路を保存し、また、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局が自局に変更された旨の通知を前記無線移動局に送信する管理基地局変更ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
  4. 前記無線移動局と前記ゲートウェイとの通信において制御信号の経路とユーザデータの経路とが異なる状態となり、かつ、前記無線移動局の通信が終了したことを検出した場合に、前記第1の基地局が、前記第2の基地局に対し、セルラネットワーク管理機能を提供するための移動局管理情報の引継要求である移動局管理情報引継要求に、前記無線移動局の移動局管理情報を含めて送信する引継要求ステップと、
    前記第2の基地局が、移動局管理情報引継要求に対する応答である移動局管理情報引継確認を返信する引継確認ステップと、
    前記第2の基地局が、受信した移動局管理情報を登録する管理情報登録ステップと、
    前記第2の基地局が、前記ゲートウェイに対して、前記無線移動局との間の経路の再設定を要求するための経路再設定要求を送信する再設定要求ステップと、
    前記第2の基地局が、前記ゲートウェイより経路再設定要求に対する応答である経路再設定応答を受信した場合に、再設定された経路を保存し、また、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局が自局に変更された旨の通知を前記無線移動局に送信する管理基地局変更ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
  5. 前記第2の基地局が、前記第1の基地局に対し、自局との通信に用いた無線リソースを解放することを要求するためのリソース解放要求を送信するステップと、
    前記第1の基地局が、解放を要求された無線リソースを解放し、自局が保持する移動局管理情報を削除する管理情報削除ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項3または4に記載の通信制御方法。
  6. 前記無線移動局が無通信状態であるときにハンドオーバが発生した場合には、前記短縮転送指示ステップは行われないこととする、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信制御方法。
  7. マルチホップセルラシステムにおいて、コアネットワークに接続するゲートウェイと無線移動局との間の無線回線を中継可能な無線基地局であって、
    制御メッセージを処理する制御メッセージ処理手段と、
    前記無線移動局と前記ゲートウェイとの間の経路を管理する経路制御手段と、
    前記無線移動局に対してセルラネットワーク管理機能を提供する場合に、当該無線移動局を管理するための移動局管理情報を保持する移動制御手段と、
    ユーザデータを処理し、また、経路の短縮を実行するU−Planeデータ処理手段と、
    を備え、
    前記無線移動局がハンドオーバを行う場合であって、かつセルラネットワーク管理機能を提供する移動元の無線基地局として動作する場合、
    前記経路制御手段は、前記無線移動局と前記ゲートウェイとの間の経路を保持し、また、移動先の無線基地局を前記経路に追加すると当該移動先の無線基地局が経路に重複して含まれる場合に、短縮経路情報を作成して、重複がある旨および当該短縮経路情報を前記制御メッセージ処理手段に通知し、
    前記制御メッセージ処理手段は、重複がある旨の通知を受けると、経路短縮指示と前記短縮経路情報とを含めたハンドオーバ要求を前記移動先の無線基地局に送信し、
    一方、前記無線移動局がハンドオーバを行う場合であって、かつ前記移動先の無線基地局として動作する場合、
    ハンドオーバ要求にて経路短縮指示を受けた制御メッセージ処理手段は、前記U−Planeデータ処理手段に、前記無線移動局のユーザデータについての経路短縮を指示するとともに前記短縮経路情報を登録し、
    前記U−Planeデータ処理手段は、前記短縮経路情報を用いて、以後の前記無線移動局のユーザデータを転送するよう制御する、
    ことを特徴とする無線基地局。
  8. 前記移動先の無線基地局として動作する場合、
    前記制御メッセージ手段は、さらに、前記移動元の無線基地局との間に設定されているユーザデータ転送用の無線リソースを解放するための制御を行う、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線基地局。
  9. 前記移動先の無線基地局として動作する場合、
    前記U−Planeデータ処理手段は、さらに、前記無線移動局と前記ゲートウェイとの通信において制御信号の経路とユーザデータの経路とが異なる状態となり、かつ、当該無線移動局に対して所定の期間にわたりユーザデータの転送を行わなかったことを検出した場合に、前記移動元の無線基地局に対し、移動局管理情報の引継要求である移動局管理情報引継要求を送信する制御を行い、
    さらに、前記制御メッセージ処理手段は、
    移動局管理情報引継要求に対する応答である移動局管理情報引継確認を受信した場合に、当該移動局管理情報引継確認に含まれる移動局管理情報を前記移動制御手段に登録し、また、前記ゲートウェイに対して前記無線移動局との間の経路の再設定を要求するための経路再設定要求を送信し、
    経路再設定要求に対する応答である経路再設定応答を受信した場合には、再設定された経路を前記経路制御手段に保存し、また、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局が自局に変更された旨の通知を前記無線移動局に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の無線基地局。
  10. 前記移動元の無線基地局として動作する場合、
    前記制御メッセージ処理手段は、さらに、移動局管理情報引継要求を受信した場合に、前記移動制御手段より前記無線移動局の移動局管理情報を読み出し、当該移動局管理情報引継要求に対する応答である移動局管理情報引継確認に、読み出した移動局管理情報を含めて送信する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線基地局。
  11. 前記移動元の無線基地局として動作する場合、
    前記制御メッセージ処理手段は、さらに、前記無線基地局と前記ゲートウェイとの通信において制御信号の経路とユーザデータの経路とが異なる状態となり、かつ、前記無線移動局の通信が終了したことを検出した場合に、前記移動制御手段より前記無線移動局の移動局管理情報を読み出し、前記移動先の無線基地局に対し、移動局管理情報の引継要求である移動局管理情報引継要求に移動局管理情報を含めて送信する、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の無線基地局。
  12. 前記移動先の無線基地局として動作する場合、
    さらに、前記制御メッセージ処理手段は、
    移動局管理情報引継要求を受信すると、当該移動局管理情報引継要求に対する応答である移動局管理情報引継確認を返信し、当該移動局管理情報引継確認に含ませた前記移動局管理情報を前記移動制御手段に登録し、
    また、前記ゲートウェイに対して前記無線移動局との間の経路の再設定を要求する経路再設定要求を送信し、当該経路再設定要求に対する応答である経路再設定応答を受信すると再設定された経路を前記経路制御手段内に保存し、
    また、セルラネットワーク管理機能を提供する無線基地局が変更された旨の通知を前記無線移動局に送信する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線基地局。
  13. 前記移動先の無線基地局として動作する場合、
    前記制御メッセージ処理手段は、さらに、前記移動元の無線基地局に対し、自局との通信に用いた無線リソースを解放することを要求するリソース解放要求を送信する、
    ことを特徴とする請求項10または12に記載の無線基地局。
  14. 前記移動元の無線基地局として動作する場合、
    前記制御メッセージ処理手段は、前記リソース解放要求を受信すると、無線リソースを解放するための制御を行い、また、前記移動制御手段が保持する移動局管理情報を削除する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線基地局。
  15. 前記移動元の無線基地局として動作する場合、
    前記制御メッセージ処理手段は、前記無線移動局が無通信状態であるときにハンドオーバが発生した場合に、前記経路短縮指示を発行しない、
    ことを特徴とする請求項7〜14のいずれか1つに記載の無線基地局。
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