JP2011009165A - ナノ粒子遷移金属オキシナイトライド電極触媒 - Google Patents

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裕子 佐藤
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宏暢 南部
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Abstract

【課題】活性金属である4族、5族系遷移金属の使用量を従来の10分の1以下に軽減することのできる燃料電池用電極触媒の提供することを目的とする。
【解決手段】導電性多孔質担体の細孔内にTa、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドがナノ粒子状に形成されたクラスターとして担持されていることを特徴とする。触媒成分として用いられている遷移金属オキシナイトライドをナノ粒子状に成型し担持することで、活性表面が飛躍的に増加し、活性が向上するために、4族、5族系遷移金属の使用量を軽減することができることにより上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池用電極触媒に関するものであります。
固体高分子形燃料電池(PEFC)は、出力密度が高く、低温で作動し、有害物質を含む排気ガスをほとんど出さないので、従来の内燃機関に代わるエネルギー源として注目されている。
通常、固体高分子形燃料電池は単セルを多数積層した電池スタックと、それに反応ガスを必要量供給するためのガス供給装置、及び制御装置を基本として構成されている。固体高分子形燃料電池用のセルは、電解質膜を挟んでアノード(燃料極)触媒層とカソード(酸素極)触媒層が配されており、触媒層には白金、白金合金等がカーボン担体表面に高分散に担持されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
この様な構造を有する固体高分子形燃料電池では、電極触媒として使用する白金、白金合金等の触媒金属成分が高コストであることが問題となっており、その実用化においては、触媒金属の使用量の低減が重要な課題である。
例えば、固体高分子形燃料電池の触媒量の低減を可能とするために、白金微粒子を鉄などの金属を用いて合金化することによって触媒活性を向上させる方法が報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。しかしながら、この方法では、固体高分子形燃料電池の電解質が強酸性であるために、添加金属成分の溶出が生じるので、高活性化の効果を長期間持続させることができない。
これを解決するため、遷移金属元素のオキシナイトライドからなる電極触媒が酸性電解質中で安定的に効果を持続することが報告されている(例えば、特許文献3参照。)。
ここではタンタルオキシナイトライドを電極触媒とした場合、白金触媒と同程度の酸素還元触媒能を有することを示している。
ところがタンタルの推定埋蔵量は43キロトンと、推定埋蔵量39キロトンの白金と同様に希少な金属種であり、その使用量を軽減させる技術が望まれている。
特開2002−305000号公報 特開2003−157856号公報 特開2005−161203号公報
Journal of Electroanalytical Chemistry, 第460巻、1999年、258−262頁
本発明は、上述した従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、実用化に適した固体高分子形燃料電池を得るために、固体高分子形燃料電池において触媒成分として用いられている遷移金属オキシナイトライドの活性を向上させ、使用量を軽減できる方法を提供することである。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、遷移金属オキシナイトライドを導電性多孔質担体の細孔の中にナノ粒子状に成型し担持することで、従来の遷移金属オキシナイトライド触媒に比べ活性表面を飛躍的に増加させ、その使用量を10分の1以下に軽減させられることを見出した。
すなわち、本発明は下記の燃料電池用触媒及び該触媒を用いてなる固体高分子形燃料電池を提供するものである。
1.導電性多孔質担体の細孔内にTa、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドがナノ粒子状に形成されたクラスターとして担持されていることを特徴とする燃料電池用電極触媒。
2.導電性多孔質担体がメソポーラスカーボンである前記1記載の燃料電池用電極触媒。
3.導電性多孔質担体が平均細孔直径1〜10nmの平均細孔を有するメソポーラスカーボンであり、Ta、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドからなるナノ粒子が平均直径1〜10nmであることを特徴とする燃料電池用電極触媒。
4.前記1〜3のいずれか記載の燃料電池用電極触媒を含むことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
本発明のナノ粒子遷移金属オキシナイトライド触媒を用いることで、従来の遷移金属オキシナイトライド触媒に比べ活性金属の使用量を10分の1以下に低減することができる。
図1はメソポーラスシリカのXRD測定結果の図である。 図2はメソポーラスシリカの窒素吸着測定結果の図である。 図3はメソポーラスシリカの細孔径分布の図である。 図4はメソポーラスカーボンのXRD測定結果の図である。 図5はメソポーラスカーボンの窒素吸着測定結果の図である。 図6はメソポーラスカーボンの細孔径分布の図である。 図7は酸化タンタル担持メソポーラスカーボンのXRD測定結果の図である。 図8はナノ粒子タンタルオキシナイトライド担持メソポーラスカーボン触媒のXRD測定結果の図である。 図9はナノ粒子タンタルオキシナイトライド担持メソポーラスカーボン触媒の電子顕微鏡写真の図である。 図10は反応温度30℃での電流−電位曲線の図である。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明の燃料電池用電極触媒は導電性多孔質担体の細孔内にTa、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドがナノ粒子状に形成されたクラスターとして担持されていることを特徴とする触媒からなる。本発明に用いる導電性多孔質担体としては、活性炭、カーボンナノチューブ、メソポーラスカーボン或いはこれらの二種以上を含むものからなる多孔質担体を挙げることができる。中でも、メソポーラスカーボンが好ましい。メソポーラスカーボンは細孔径が小さく且つ均一に制御されているので、細孔内に担持されたナノ粒子遷移金属オキシナイトライドが効率よく機能する。
本発明において、上記のメソポーラスカーボンは細孔直径が1nmから10nmの間に細孔分布の極大値を有するものが好ましい。細孔直径10nmを超えるところに細孔分布の極大値があるメソポーラスカーボンを使用すると、担持した遷移金属オキシナイトライド触媒の粒子径が大きくなって活性点が少なくなる結果、触媒活性が低くなる場合がある。また、細孔直径1nm未満のところに細孔分布の極大値があるメソポーラスカーボンを使用すると、担持した遷移金属オキシナイトライド触媒の粒子径が小さくなり触媒活性が低くなる場合がある。上記の細孔分布は窒素吸着法で測定し、BJH(Barrett−Joyner−Halenda)法で解析したものである。
メソポーラスカーボンを製造する方法としては特に限定しない。例えば、目的の細孔分布を持つシリカ、チタニア等のメソポーラス物質に対して炭素含有分子、特に好ましくはショ糖、フルフリルアルコール、石油ピッチを吸着・含浸させた後に不活性雰囲気下で加熱し、炭化させることで鋳型となるメソポーラス物質の細孔内でナノ構造の炭素が形成される。鋳型のメソポーラス物質はフッ化水素酸や水酸化ナトリウムで取り除く。結果として溶解したシリカやチタニアの壁が細孔となるメソポーラスカーボンが得られる。合成は容易にできる為大量生産にも適している。
本発明においては、上記の導電性多孔質担体の細孔内に、ナノ粒子状に成型したTa、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドを担持処理する。金属ナイトオキシライドの担持量は特に限定されないが、通常、担体に対して遷移金属として0.05〜80質量%が好ましく、特に0.3〜40質量%の範囲が最適である。この担持量が少なすぎると、触媒活性が不十分となる場合があり、多すぎると、金属ナイトオキシライドの量に見合う触媒活性が得られず経済的に不利になる場合がある。
ナノ粒子遷移金属オキシナイトライドを導電性多孔質担体の細孔内に担持させるにはまず、担持すべき遷移金属のアルコキシドや塩を触媒前駆体として担持する。遷移金属アルコキシドの担持方法は特に限定されず、公知の方法及びその改良方法等が適用できる。例えば金属アルコキシドを水、エタノール等で希釈し触媒調製液として担体への担持処理に供する。担体への担持処理は、その触媒調製液を用いて、通常の含浸法、共沈法、競争吸着法により行えばよい。処理条件は、特に限定されないが、通常、室温〜90℃で1分〜10時間、担体を触媒調製液と接触させる。
担体に遷移金属アルコキシドを担持処理した後、乾燥させる。乾燥方法としては、例えば、自然乾燥、ロータリーエバポレーター、送風乾燥機を使用し50〜200℃で0.5〜24時間行えばよい。
次に上記調製された触媒前駆体を窒化し遷移金属オキシナイトライドとする。還元窒化処理は、通常、アンモニア気流下、700〜1000℃、好ましくは800〜950℃の温度で、1〜48時間行う。
このようにして調製される触媒の形状及びサイズとしては、特に制限はなく、例えば、粉末状、球状、粒状、ハニカム状、発泡体状、繊維状、布状、板状、リング状など、一般に使用されている各種の形状及び構造のものが利用可能である。
以下実施例をあげて本発明を具体的に説明するが本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
(メソポーラスシリカの調製)
メソポーラスカーボンの鋳型となるメソポーラスシリカは下記の方法で調製した。非イオン性の界面活性剤P123{poly−(ethylene glycol)−block−poly−(propylene glycol)−block−poly−(ethylene glycol); H(CO)20(CO)0(CO)20OH}を35℃に設定したウォーターバスを用いて塩酸水溶液に完全に溶解し、Si源のTEOS(tetraethyl orthosilicate; (CO)Si)を加え20時間撹拌した。これをポリテトラフルオロエチレン製のボトルに詰め100℃の恒温槽で20時間静置加熱を行った。合成ゲルの組成はモル比として、TEOS:P123:HCl:HO=1:0.017:6.40:165とした。生成物を吸引ろ過し純水とエタノールで洗浄、60℃で一晩乾燥させた。これを550℃で10時間焼成し、界面活性剤を除去することでメソポーラスシリカを合成した。
(メソポーラスシリカの特性評価)
XRD測定及び窒素吸着測定により、メソポーラスシリカの特性を調べた。XRD測定は(株)リガク製のRINT2000を用い、線源としてCuKαを用いた。窒素吸着測定はQuantachrome社製のQUADRASORB SIを用いた。
結果を図1(XRD)及び図2(窒素吸着測定)に示す。図1から明らかなように、周期的細孔の存在に基づくピークが観察された。図2の結果から比表面積は900m/g(BET解析)、細孔容積は1.284cc/g(αs解析)、平均細孔直径は9.6nm(αs解析)であることが分かった。細孔径分布を図3に示す。
(メソポーラスカーボンの調製)
スクロース1.25gを純水0.60gに完全に溶解させ、1M硫酸0.14gを加え調製した水溶液を1gのメソポーラスシリカに加えよくかき混ぜる。100℃で2時間、180℃で3時間乾燥させ、黒褐色になった生成物にスクロース0.80g、純水1.60g、1M硫酸0.09gを加え上記と同様にもう一度含浸、乾燥させた。次にサンプルを窒素雰囲気下、950℃で炭化した。これをテプロン性の容器に移し、6%のフッ化水素酸水溶液50mlを加えて一晩撹拌しシリカを溶出させた。吸引ろ過後、エタノールで洗浄し、60℃で一晩乾燥させメソポーラスカーボンを得た。
(メソポーラスカーボンの特性評価)
XRD測定及び窒素吸着測定により、メソポーラスカーボンの特性を調べた。XRD測定は(株)リガク製のRINT2000を用い、線源としてCuKαを用いた。窒素吸着測定はQuantachrome社製のQUADRASORB SIを用いた。
結果を図4(XRD)及び図5(窒素吸着測定)に示す。図4から明らかなように、周期的細孔の存在に基づくピークが観察された。図5の結果から比表面積は1,195m/g(BET解析)、細孔容積は0.963cc/g(αs解析)、平均細孔直径は2.9nm(αs解析)であることが分かった。細孔径分布を図6に示す。10nm以上の細孔は殆ど存在せず、その分布は2〜4nmに集中している。
(触媒前駆体の担持)
タンタル(V)エトキシド(Tantalum(V) Ethoxide ; Ta(OC))0.1225gを2−メトキシエタノール(2−Methoxyetanol; CHOCHCHOH)9mlに溶解させた触媒調整液を作成し、これを前述のメソポーラスカーボン1gに加えて室温で2時間撹拌した。
上記の分散液を50mlナス型フラスコに移し、60℃に加熱しながらロータリーエバポレーターを用いて溶媒を留去した。その後60℃、1X10−4mmHgの条件下で24時間真空脱気して溶媒を完全に除去した。
次に、得られた粉末をアルミナるつぼに移し、窒素雰囲気下900℃で2時間加熱しメソポーラスカーボン細孔内に導入したタンタル(V)エトキシドを酸化タンタルに変換した。
このようにして得られた酸化タンタル担持メソポーラスカーボンのXRD測定結果を図7に示す。五酸化二タンタル(Ta)に由来する回折ピークが確認された。
(ナノ粒子タンタルオキシナイトライド担持メソポーラスカーボン触媒の調製)
上記の酸化タンタル担持メソポーラスカーボンをアルミナるつぼに移し、アンモニア雰囲気下850℃で15時間加熱しメソポーラスカーボン細孔内に導入した酸化タンタルをタンタルオキシナイトライドに変換した。この触媒中に含まれるタンタルの含量は6.2重量%である。
このようにして得られたナノ粒子タンタルオキシナイトライド担持メソポーラスカーボン触媒のXRD測定結果を図8に示す。得られた触媒においては、酸化タンタルがタンタルオキシナイトライドの結晶に変換されていることが確認された。
また、上記触媒の電子顕微鏡写真を図9に示す。得られた触媒においては、平均直径3nmのタンタルオキシナイトライド粒子が均一にメソポーラスカーボンの細孔に沿って担持されていることが確認された。
比較例1
酸化タンタル粉末0.7gをアルミナるつぼに入れ、アンモニア雰囲気下850℃で15時間加熱しタンタルオキシナイトライド触媒を得た。この触媒を光学顕微鏡で観察したところ、タンタルオキシナイトライドの粒径は数百nmであった。
実施例2 酸素還元開始電位の測定
実施例1において作成したナノ粒子タンタルオキシナイトライド担持メソポーラスカーボン触媒を、直径5.2mmのグラッシカーボンの先端に0.19mg塗布し、ナフィオン(登録商標)でコーティングしたものを電極とした。0.1mol/dmの硫酸溶液に触媒を塗布したグラッシカーボン電極を浸漬し、30℃、大気圧で実験を行った。ガス雰囲気は窒素及び酸素とし、酸素雰囲気下での電流iOと、窒素雰囲気下での電流iNの差iO−iNを酸化還元電流とした。また、酸素還元開始電圧は0.04μAの酸素還元電流が流れた時とした。このときのタンタル使用量は0.011mgであった。
比較例2
ナノ粒子タンタルオキシナイトライド担持メソポーラスカーボン触媒に変えて、比較例1のタンタルオキシナイトライド粉末を使用したことを除いては、実施例2と同じ方法に従って酸素還元開始電位を測定した。このときのタンタル使用量は0.163mgであった。
比較例3
グラッシカーボンに塗布するタンタルオキシナイトライド粉末の量を1.85mgに変えたことを除いては、比較例2と同じ方法に従って酸素還元開始電位を測定した。このときのタンタル使用量は1.587mgであった。
図10に実施例2において、反応温度30℃にて50mV/sで走査したときの電流−電位曲線を示す。酸素還元開始電位は0.85Vであり、電位が0.6Vの時には230μAの酸素還元電流が観測された。
一方、実施例2の約15倍のタンタル使用量である比較例2では酸素還元開始電位は0.45Vで、電位が0.6Vの時には酸素還元電流は観測されなかった。
また、比較例3では酸素還元開始電位が0.80Vであり、電位が0.6Vの時には20μAの酸素還元電流が観測された。このときのタンタル使用量は実施例2の約140倍であった。
本発明を利用することで活性金属とする4族、5族系遷移金属の使用量を従来の10分の1以下に軽減しながらも高い触媒能を発揮する燃料電池用電極触媒及び固体高分子形燃料電池を提供することができる。

Claims (4)

  1. 導電性多孔質担体の細孔内にTa、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドがナノ粒子状に形成されたクラスターとして担持されていることを特徴とする燃料電池用電極触媒。
  2. 導電性多孔質担体がメソポーラスカーボンである請求項1記載の燃料電池用電極触媒。
  3. 導電性多孔質担体が平均細孔直径1〜10nmの平均細孔を有するメソポーラスカーボンであり、Ta、Nb、Ti、Zrからなる群から選択される少なくとも一つの遷移金属元素を含むオキシナイトライドからなるナノ粒子が平均直径1〜10nmであることを特徴とする燃料電池用電極触媒。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の燃料電池用電極触媒を含むことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
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