JP2011008766A - eポートフォリオを管理するための講座管理システム - Google Patents

eポートフォリオを管理するための講座管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】真正な課題に対する真正な活動について真正な評価を行うことを容易とし、また、eポートフォリオを有効に活用可能な講座管理システムを提供する。
【解決手段】講座で教師が生徒に課した課題に対して生徒が作成した成果物の提出を受け付け、またそれを閲覧した他の生徒からの評価である生徒間評価を受け付け、さらに生徒間評価を成果物作成者である生徒が閲覧できる構成とする。また、そのような評価は教師により作成された多段階評価項目について生徒が多段階の中から選択可能に構成する。
【選択図】図7

Description

本願発明は、通信回線を利用した遠隔教育のシステムに関するものであり、新しい教育理論に基づいた教育を、それについての知識や経験の乏しい教師であっても行うことを可能とする技術に関する。
通信回線を利用した遠隔教育のシステムが数多く提案されてきた。特許文献1もそのひとつであり、教師が生徒に対しで教材を与え、あるいは試験を課し、生徒は与えられた教材で学習し、あるいは試験を受け、教師がさらに試験結果に基づいて生徒に評価を与えるといった一連の作業を、オンラインにて行うことのできるシステムを提案している。このようなシステムは、絶対的な知識の伝達を重視し、生徒に対する評価は客観的能力評価法であるテストの結果を重視する伝統的な教育理論に基づく従来からの教育方法をシステム化したものと評価することが出来る。
特表2003−503780
しかし、前述のような伝統的な教育理論に対しては、新しい教育理論の立場から様々な批判検討が行われ、教育方法も変化の波に洗われている。新しい教育理論においては、学習活動や課題、評価方法等が現実的なものでなくてはならないという「真正性」が重視され、現実的な課題(真正な課題)と、現実的な文脈(真正な文脈)をもった学習内容のもと、現実に即した活動(真正な活動)によって進められる学習者による自律的な学習が求められる。真正な学習では、必要な知識を収集・総合し適切な判断を下しながら課題解決を図る力が必要とされるが、この能力をテストだけで評価することは不可能であり、継続的に学習者の学習を多面的に評価すること(真正な評価)が求められる。また、真正な学習・評価では学習の中に評価が埋め込まれていることが特徴である。
真正な評価においては、学習活動のプロセスを通した継続的な学習成果物や学習履歴データ等の記録(以下、学習の証拠)を重視し、これらを用いて学習者のパフォーマンスを評価する。この際に、学習の証拠となるものがポートフォリオであり、現在は電子化されたeポートフォリオが主流となっている。紙ベースのポートフォリオと比較すると、eポートフォリオはデータの収集、蓄積、分類、検索、閲覧等が格段に容易であり、新しい教育理論に則った教育を実践するには欠かせないものとなりつつある。
eポートフォリオは、電子的に扱うことが出来るため、学習のプロセスにおいて、学習者の成果物や記録をeポートフォリオとして収集し、ネットワーク等を介して直接それらを評価活動に用いることが出来る。つまりeポートフォリオを学習に取り入れることにより、学習者自身による自己評価、生徒相互間で行われる生徒間評価などの活動によって、より活発に学習者の内省を誘発できるようになる。
また新しい教育理論を実践する手法として「ルーブリック」が近年注目を集めている。ルーブリックは、学習成果の達成度の目安を数段階に分けて記述して、学習成果達成度を判断するための基準を示す教育評価法として盛んに用いられるようになった。従来の客観テストによる評価では絶対的な知識・理解を評価することは出来たが、真正な課題に対して主体的・創造的に行われる真正な活動を評価するための真正な評価には適さなかった。ルーブリックは真正な活動に対して行う評価に好適な手法であり、真正な評価を実践するための手法である。また、ルーブリックは教師が生徒に対して「予め」評価軸を示すものであることから、講座を通じて習得すべき目標である「ゴール」に到達するまでの学習のプロセスを表す道標として機能するとともに、何が評価されることであるのかを生徒に予め理解させることにより教師生徒間の認識の共有に資するものである。
しかし、このような新しい教育理論・教育方法を実践することは決して容易なことではない。第1に、このような新しい教育理論に則った教育方法を行うためには、教育を行う教師が新しい教育理論についての知識・経験を備えていなければならない。そして第2に、仮に教師がそのような知識・経験を持っていたとしても、新しい教育理論に則った教育を行うことは次のような困難を伴う。前述のように、新しい教育理論を実践するためには、eポートフォリオを有効に活用することが欠かせない。そこで、電子計算機等の助けを借りることとなるが、特許文献1が提案しているような従来の教育システムは概ね伝統的な教育方法をシステム化したものであって、新しい教育理論を実践できるように設計されていない。このようなシステムで新しい教育理論に則った教育を行おうとする場合には、各教師が独自の工夫を行う必要があった。
例えば、eポートフォリオの活用により生徒間での相互評価が容易になる点は既に述べた。しかし、前記特許文献1のものを含め、生徒間のチャットや掲示板の機能を提供する遠隔教育システムは従来から提案されているものの、ある生徒の成果物に対する評価を他の生徒が提供できるようなシステム構成は未だ提案されていない。
また、真正な評価を行うためにルーブリックが有効であるとしても、成果物に関連付けてルーブリックが容易に利用できるように構成された教育システムは未だ提案されていない。
本願発明は、発明者が以上の課題に鑑みて鋭意工夫した結果完成させたものである。
請求項1に記載の第1発明は、教師及び生徒がその端末装置を通信回線を介してサーバ装置に接続して利用可能となる講座管理システムであって、教師が生徒に課した課題に対して生徒がその成果物をオンラインにて提出し、その成果物を閲覧した他の生徒が成果物について評価を行うことが出来、また、成果物の作成者たる生徒が他の生徒による評価を閲覧することができることを特徴とする講座管理システムに関する。
請求項2に記載の第2発明は、さらに、生徒が講座の履修を通じて達成すべき項目であって、その達成度を多段階にて評価する項目である多段階評価項目を教師が編集出来、前記生徒間評価はその多段階評価項目について多段階の中から選択することによって行うことが出来ることを特徴とする第1発明の講座管理システムに関する。
請求項3に記載の第3発明は、さらに、前記成果物に対して教師及び成果物の作成者である生徒自身も評価を行うことが出来ることを特徴とする第1発明の講座管理システムに関する。
請求項4に記載の第4発明は、さらに、多段階評価項目を教師が編集出来、教師評価、自己評価及び生徒間評価は、その多段階評価項目について多段階の中から選択することによって行うことができることを特徴とする第3発明の講座管理システムに関する。
請求項5に記載の第5発明は、さらに、前記多段階評価項目は2、3、4又は5段階の評価項目であることを特徴とする第2発明又は第4発明の講座管理システムに関する。
請求項6に記載の第6発明は、さらに、教師評価の閲覧を評価の対象である成果物の作成者である生徒以外の生徒には閲覧させないことが可能な第3乃至第5発明の講座管理システムに関する。
請求項7に記載の第7発明は、さらに、自己評価の閲覧を、成果物の作成者である生徒以外の生徒には閲覧させないことが可能な第3乃至第6発明の講座管理システムに関する。
請求項8に記載の第8発明は、さらに、生徒間評価の閲覧を、成果物の作成者である生徒及び生徒間評価の作成者以外の生徒の全部又は一部には閲覧させないことが可能な第3乃至第7発明の講座管理システムに関する。
請求項9に記載の第9発明は、第1乃至第8発明の講座管理システムのサーバ装置に関する。
これらの講座管理システムは、真正な課題に対して真正な文脈のもと行われた真正な活動の証拠である成果物について真正な評価を行うことを、新しい教育理論について十分な知識経験を持たない教師でも実践可能にする画期的なものである。また、これらの講座管理システムのうちルーブリックを採用するものによれば、教師は、講座を通じて達成すべき成果についての評価軸と目標に到達するための時間軸を生徒に示すことが出来、教師と生徒の認識共有が容易になるとともに、教師や生徒はルーブリックを用いて真正な評価を容易に行うことが出来る。さらに、これらの講座管理システムによれば、成果物及びそれに対する評価が真正な学習の証拠として継続的に蓄積されてeポートフォリオを構成し、それらが時系列的・体系的に整理されて利用可能となる。
第1発明によれば、成果物について、その作成者である生徒以外の生徒が評価をすることが出来、作成者である生徒は、自己の成果物に対する他の生徒の評価を閲覧することにより、自己の成果物に対して内省を深めることが出来る講座管理システムが提供される。
第2発明によれば、講座の履修を通じて生徒が達成すべき項目を教師が生徒に対して示すことが出来、これにより生徒は講座の目的とするところやその目的の達成への道筋を容易に理解することが出来、また、前記評価はこれらの項目に対する多段階評価にて行うことが出来ることから容易かつ明確に目的の達成度合いを評価することが可能な講座管理システムが提供される。
第3発明によれば、成果物の作成者である生徒は、教師による評価を閲覧することにより、あるいは、自己の成果物に対して自分自身で評価を行うことにより、さらに内省を深めることが可能な講座管理システムが提供される。
第4発明により提供される講座管理システムによれば、講座の履修を通じて生徒が達成すべき項目を教師が生徒に対して示すことが出来、これにより生徒は講座の目的とするところやその目的の達成への道筋を容易に理解することが出来る。また、この講座管理システムによれば、成果物の作成者である生徒は、教師や他の生徒による評価を閲覧することにより、あるいは、自己の成果物に対して自分自身で評価を行うことにより内省をさらに深めることが可能となる。さらに、この講座管理システムによれば、そのような評価は教師により示された項目に対する多段階評価にて行うことが出来るため容易かつ明確に目的の達成度合いを評価することが可能となる。
第5発明によれば、前記多段階評価の段階数がルーブリックとして有効な2段階、3段階、4段階又は5段階である第2発明又は第4発明の講座管理システムが提供される。
第6発明によれば、成果物の作成者である生徒以外の生徒による前記教師評価の閲覧を教師が制限することの可能な第3乃至第5発明の講座管理システムが提供される。
第7発明によれば、成果物の作成者である生徒以外の生徒による前記自己評価の閲覧を教師が制限することの可能な第3乃至第6発明の講座管理システムが提供される。
第8発明によれば、成果物の作成者である生徒及び生徒間評価の作成者以外の生徒による前記生徒間評価の閲覧を教師が制限することの可能な第3乃至第7発明の講座管理システムが提供される。
第9発明によれば、第1乃至第8発明の講座管理システムのサーバ装置が提供される。
本願発明の講座管理システムの全体構成図。 実施例1の講座管理システムの概念を説明する図。 実施例1の講座管理システムの機能構成図。 実施例1の講座管理システムのサーバ装置における講座コンテナ保持部に保持されたデータのデータ構造を示す図。 実施例1の講座管理システムのサーバ装置における情報表示送信部が生徒用端末装置に生徒間評価を表示させた一例の図。 実施例1の講座管理システムのサーバ装置のハードウェア構成図。 成果物を作成した生徒が新しい成果物の追加をした場合の処理の流れの一例を表す図。 成果物を作成した生徒が既存の成果物の変更、削除をした場合の処理の流れの一例を表す図 成果物を作成した生徒以外の生徒が前記成果物に関して生徒間評価を新しく行った場合の処理の流れの一例を表す図 実施例2の講座管理システムの特徴である多段階評価の概念を表す図。 実施例2の講座管理システムの機能構成図。 実施例2の講座管理システムのサーバ装置における講座コンテナ保持部に保持されたデータのデータ構造を示す図。 成果物を作成した生徒以外の生徒がルーブリックを使って新しい生徒間評価の追加を行う場合の処理の流れの一例を表す図。 実施例3の講座管理システムの概念を説明する図。 実施例3の講座管理システムの機能構成図。 実施例3の講座管理システムのサーバ装置における講座コンテナ保持部に保持されたデータのデータ構造を示す図。 実施例4の講座管理システムの特徴であるルーブリックにより行う自己評価を表した図。 実施例4の講座管理システムの特徴であるルーブリックにより行う教師評価を表した図。 実施例4の講座管理システムの機能構成図。 実施例6の講座管理システムにおいて教師が教師評価の閲覧制限を行う際の教師用端末装置の画面の一例。
初めに、本願発明の講座管理システム全てに共通の概念を説明する。図 1は、本願発明の講座管理システムの全体構成図である。一台以上の教師用端末装置0150と、二台以上の生徒用端末装置0160と、一台以上のサーバ装置0130とが通信回線0170を介して相互に接続されている。生徒用端末装置及び教師用端末装置は、例えば、モニタ等の表示手段、キーボード等の入力手段及び通信ボード等の通信手段を備えたパーソナルコンピュータ、携帯電話・PHS、携帯情報端末、スマートフォン、ゲーム機等である。また、サーバ装置はサーバ用電子計算機である。通信回線は、例えば、インターネット等の広域通信網や、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)や、大学構内のローカルエリアネットワーク(LAN)である。インターネットへの接続にはダイヤルアップ接続を使ってもよい。生徒が自宅等から講座の履修を行う場合にはインターネットが多く利用されるであろうし、大学構内で履修する場合にはLANを利用することになろう。
通常講座管理システムの利用者は、講座管理システムにログインしてこれを利用するためのログインID及びパスワードを与えられる。ログインIDは講座管理システムの利用者を識別可能とするためその利用者にユニークな符号等で構成される。そして、特定の講座への参加が認められた利用者のログインIDは講座を識別するIDと関連付けられ、このような関連付けがされたログインIDを持つ利用者のみがその講座への参加を許される。そして、その講座の教師のログインIDには教師の属性が、生徒のログインIDには生徒の属性が関連付けられる。このような教師又は生徒の属性の関連付けは講座ごとに行われ、ある講座の講師が他の講座では生徒になることも可能に構成される。
「教師用端末装置」上では教師用端末装置用の実行プログラムが、生徒用端末装置上では生徒用端末装置用実行プログラムがそれぞれ実行される点において両端末は機能的に識別される。例えば、教師がある端末装置でインターネット用ブラウザを介して前記サーバ装置にその教師のログインIDでログインすると、その端末装置が教師用端末装置として機能するために必要な実行プログラムがサーバ装置からその端末装置にダウンロードされ、その端末装置上で動作を始める。あるいは、教師の端末装置のハードディスクに教師用端末装置として機能するために必要な実行プログラムが予めインストールされていてもよい。教師用端末装置に対してのみ、サーバ装置は課題の記録、変更、削除を許可する。
「生徒用端末装置」も同様に、生徒がある端末装置でインターネット用ブラウザを介して前記サーバ装置にその生徒のログインIDでログインすると、その端末装置が生徒用端末装置として機能するために必要な実行プログラムがサーバ装置からその端末装置にダウンロードされ、その端末装置上で動作を始める。あるいは、生徒の端末装置のハードディスクに生徒用端末装置として機能するために必要な実行プログラムが予めインストールされていてもよい。
サーバ装置は、通信手段のほか、ハードディスク等の記憶手段を有し、記憶手段にはeポートフォリオが記憶される。eポートフォリオには、課題、成果物及び評価が含まれる。
以下、発明ごとに具体的な実施例を紹介する。実施例1は、第1発明に関する。以下同様に、実施例n(nは2以上9以下の整数)は、第n発明に関する。
〈実施例1の概念〉
図 2は、実施例1の講座管理システムの概念を説明する図であり、以下の場面設定を使って説明を行う。鈴木一郎は、「基礎工学実験演習」という題名の講座0201を履修している生徒の一人である。図は、鈴木一郎の生徒用端末装置に表示された画面の一例を表している。ここでは、教師がある実験を主題とした「第一回レポート」と題する課題0202を生徒に課しており、鈴木一郎は「基礎工学実験演習01_01.doc」という名前のファイルで実験レポート0203を提出した。これが、成果物である。この成果物は、前記課題及び作成者である鈴木一郎のログインIDと関連付けてサーバ装置に記録される。この成果物は鈴木一郎以外の他の生徒も閲覧可能であり、他の生徒はこれについての評価をすることが出来る。画面右下の「生徒間評価」0204の欄は計8件の評価が他の生徒から提出されていることを表しており、評価ごとに、表題、提出者、提出日時が示されている。鈴木一郎は、他の生徒が提出した評価を閲覧することにより自己の成果物である提出レポートについて内省を深めることが出来る。
〈実施例1の構成〉
図 3は、実施例1の講座管理システムの機能構成図である。実施例1の講座管理システム0300は、サーバ装置0330と、教師用端末装置0350と、二以上の生徒用端末装置0361及び0362とを有する。サーバ装置は、講座コンテナ保持部0331と、成果物編集受付部0332と、生徒間評価編集受付部0333と、情報表示送信部0334とを有する。講座コンテナ保持部には、成果物0380と、生徒間評価0381とが保持される。以下、これらの構成を詳しく説明する。
実施例1の講座管理システムは、「一以上の教師用端末装置、及び、その教師の生徒が利用するための二以上の生徒用端末装置と、課題を保持するとともに、新規な課題の記録、変更、削除を、前記教師用端末装置に対してのみ許可するサーバ装置と, からなる」講座管理システムである。「教師用端末装置」、「生徒用端末装置」及び「サーバ装置」については、既にその概略を説明した。
講座管理システムにおける「講座」とは、一般的には大学で独立の専門領域の研究・教育のために設けるもので学部・学科を構成する単位をいうが、ここでは大学に限らず、一般人向けの公開講座や、初等・中等・高等教育機関で行われるまとまった単位の授業も含む。「課題」とは、そのような講座において教師が生徒に対して課す題・問題をいい、例えば、テストに対する解答や、実験レポートや、特定の主題についての論文等の提出についての指示をいう。
「成果物」は、前記「課題に対して生徒が作成する」ものであり、答案、レポート、論文等のことである。成果物を保持するデータの形式や規格は問わない。テキストデータ等として講座管理システム上で直接閲覧可能としてもよいし、特定のアプリケーションを起動することにより閲覧可能となるファイル形式としてもよい。例えば、図2の例において鈴木一郎が提出した成果物である「基礎工学実験演習01_01.doc」は文書作成ソフトのワード(マイクロソフト社の商標)を起動することにより閲覧・編集可能となる。このほか、インターネットのブラウザで閲覧可能なHTML文書の形式であってもよいし、動画や音声が再生可能なフォーマットであってもよい。
「生徒間評価」は、「前記成果物に関してその成果物の作成者以外の生徒が行う評価」である。成果物と同様、生徒間評価を保持するためのデータ形式や規格は問わず、テキストデータとして講座管理システム上に直接表示可能なものとしてもよいし、前記ワード等のアプリケーションにより閲覧可能なファイル・フォーマットとしてもよい。
「講座コンテナ保持部」は、成果物と、生徒間評価とを関連付けて保持する。図 4は実施例1の講座管理システムのサーバ装置における講座コンテナ保持部に保持されたデータのデータ構造を示す図である。相互に線で結ばれたデータは関連付けがされていることを表している(但し、関連付けの方法は直接・間接に様々な方法があり得、図の方法に限られない)。具体的には、成果物は、その成果物提出の原因である課題やその課題が出された講座の講座名に関連付けて保持されるとよい。また、成果物の作成者を識別するためのログインID、氏名等の情報が成果物と関連付けられて保持されるとよい。さらに、生徒間評価を行った生徒を識別するためのログインID、氏名等の情報が成果物と関連付けて保持されるとよい。図のように、成果物はひとつの課題に対して異なる生徒によるものが多数保持されうる。また、ひとつの成果物に対して異なる生徒による生徒間評価が多数保持されうる。さらに、図にはひとつしか示していないが、課題もひとつの講座に対して複数保持されうる。このようなリレーショナルデータベースは実用されている様々なデータベース管理システムにより実現することが出来る。なお、生徒間評価のデータ内容は図から省略した。
「成果物編集受付部」は、「前記成果物を作成した生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された成果物の記録、変更、削除を受付ける。」成果物を作成した生徒の生徒用端末の識別は既に述べたとおり、ログインIDで行われる。例えば、あるパソコンから鈴木一郎がそのログインIDであるS0123でログインすると、そのパソコンはS0123に関連付けられて前記講座コンテナ保持部に保持された成果物である「基礎工学実験演習01_01.doc」との関係において、「成果物を作成した生徒の生徒用端末」となる。
成果物が講座管理システム上に直接表示可能なテキストデータ等である場合には、成果物編集受付部は、前記生徒用端末上に表示された編集用画面上で行われた編集結果を随時講座コンテナ保持部に保持させるように構成してもよい。また、成果物がワード・ドキュメントのように他のアプリケーションによる編集を必要とするファイル・フォーマットである場合には、そのようなアプリケーションで編集済みのファイルを前記生徒用端末装置からダウンロードして前記講座コンテナ保持部に保持する構成としてもよい。
「生徒間評価編集受付部」は、「前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された前記生徒間評価の記録、変更、削除を受付ける。」前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置の識別と、生徒間評価との関連付けとにその生徒のログインIDを使用する構成や、生徒間評価の編集と講座コンテナ保持部への保持のための構成は、成果物編集受付部で述べたところと同様である。
「情報表示送信部」は、「前記成果物及び前記生徒間評価を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせる。」「表示させ、又はダウンロードさせる」というのは、これら端末装置の記憶媒体又は記憶装置にデータが記録できない方式と記録可能な方式の両方の再生方式を含むという意味である。図 5は、実施例1の講座管理システムのサーバ装置における情報表示送信部が生徒用端末装置に生徒間評価を表示させた一例の図である。図2において、鈴木一郎の生徒用端末装置上に8件の生徒間評価が一覧となって表示されていたが、図5は、これら8件中の一番目の生徒間評価を、その作成者である浅野浩一がその生徒用端末装置上で編集している様子を表したものである。画面上部には、評価を行う浅野浩一の名前、評価対象者である鈴木一郎の名前、及び評価対象物である成果物の名前が表示されている。また、画面下部は、生徒間評価のテキスト編集が可能に構成されており、テキストデータが前記講座コンテナ保持部に保持されるように構成される。
〈実施例1のハードウェア構成〉
図 6は、実施例1の講座管理システムのサーバ装置のハードウェア構成図である。サーバ装置0630は、各種演算処理及び検索処理を行う「CPU」0605と、プログラムやデータを保持するためのハードディスクドライブ装置、ROMなどの「外部記憶装置」0606と、プログラムやデータを一時的に記憶して保持する「メモリ」0607と、を備えている。また、「通信回線」を介して通信を行うための「通信インタフェイス」0608も備えている。そしてそれらがデータ通信経路である「システムバス」0609によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。教師用端末装置又は生徒用端末装置のハードウェア構成も同様である。
サーバ装置の外部記憶装置には、図4で説明したデータが保持されるほか、成果物編集受付部、生徒間評価編集受付部、情報表示送信部及び講座コンテナ保持部のそれぞれの機能を実現させるための実行プログラムが保持される。そしてこれら実行プログラムは必要に応じてその一部又は全部がサーバ装置のメモリに読みだされ、そのCPUは当該プログラムをメモリに参照することで各種演算処理を実行する。また、このメモリにはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、CPUの演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。さらに、サーバ装置の通信インタフェイスは演算処理の結果を教師用端末装置及び生徒用端末装置に送信し、あるいは、それら端末装置から情報を受信する。
〈実施例1の処理手順〉
図 7は、成果物を作成した生徒が新しい成果物の追加をした場合の処理の流れの一例を表す図である。成果物編集受付部は、端末上でログインに使用されたログインIDが生徒の属性に関連づけられているか否かを判断し(ステップ0701)、生徒の属性に関連付けられていると判断した場合には、その端末装置からの新しい成果物の記録の要求(ステップ0702)に対しこれを受付け(ステップ0703)、講座コンテナ保持部が成果物を前記ログインIDと関連付けて記録する(ステップ0704)。
図 8は、成果物を作成した生徒が既存の成果物の変更、削除をした場合の処理の流れの一例を表す図である。端末装置から既存の成果物の変更、削除の要求があると(ステップ0801)、成果物編集受付部は、端末上でログインに使用されたログインIDが前記成果物に関連づけられているログインIDと一致するか否かを判断し(ステップ0802)、一致すると判断した場合には、当該変更、削除を受付け(ステップ0803)、講座コンテナ保持部が成果物を変更、削除する(ステップ0804)。
図 9は、成果物を作成した生徒以外の生徒が前記成果物に関して生徒間評価を新しく行った場合の処理の流れの一例を表す図である。まず、端末装置上で、例えば、生徒から提出された成果物の一覧の中から一の成果物が選択されるなどして評価の対象となる成果物が特定され、それに対する生徒間評価の記録の要求があると(ステップ0901)、生徒間評価編集受付部は、前記端末上でログインに使用されたログインIDが生徒の属性をもち、かつ、前記成果物に関連づけられているログインIDと不一致であるかどうかを判断し(ステップ0902)、これが満たされる場合には、当該生徒間評価の記録を受付け(ステップ0903)、講座コンテナ保持部が生徒間評価を前記成果物及び端末のログインに使用された前記ログインIDと関連付けて記録する(ステップ0904)。
生徒間評価を行った生徒がその生徒間評価を変更、削除した場合の処理は、図8と同様である。但し、図及び図の説明中、「成果物」は「生徒間評価」と、「成果物編集受付部」は「生徒間評価編集受付部」と読み替える。また、情報表示送信部での処理は、各端末装置からの成果物又は生徒間評価の表示またはダウンロードの要求があると、これを受付け、講座コンテナ保持部からこれらのデータを得て、それぞれの端末装置にこれらを表示させ、又はダウンロードさせる。
〈実施例1の効果〉
実施例1の講座管理システムによれば、成果物について、その作成者である生徒以外の生徒が評価をすることが出来、作成者である生徒は、自己の成果物に対する他の生徒の評価を閲覧することにより、自己の成果物に対して内省を深めることが出来る。
〈実施例2の概念〉
図 10は、実施例2の講座管理システムの特徴である多段階評価の概念を表す図である。多段階評価とは、既に述べたルーブリックのことである。図の中央部の「学習成果物の評価」の下にある表が多段階評価である。表中の「大項目」及び「小項目」の列にある項目は、講座の履修を通じて達成すべきものとして教師が設定する「多段階評価項目」であり、これら項目に対して「A」から「E」までの五段階の中から選択するように設定されている。実際の選択を行うのは成果物の作成者である生徒以外の生徒であって、その選択された結果がその多段階評価項目に係る「多段階選択結果」である。多段階選択結果は生徒間評価に含まれる。生徒間評価は多段階選択結果以外の情報を含んでよい。例えば、図中下部の「自由記述欄」はテキスト形式の評価であり、前記多段階選択結果とともに生徒間評価に含まれる。
〈実施例2の構成〉
図 11は、実施例2の講座管理システムの機能構成図である。実施例2の講座管理システム1100は、サーバ装置1130と、教師用端末装置1150と、二以上の生徒用端末装置1161及び1162とを有する。サーバ装置は、講座コンテナ保持部1131と、成果物編集受付部1132と、生徒間評価編集受付部1133と、情報表示送信部1134と、多段階評価項目編集受付部1135とを有する。生徒間評価編集受付部は多段階生徒間評価編集受付手段1136を有する。講座コンテナ保持部には、成果物1180と、生徒間評価1181と、多段階評価項目1182とが保持される。生徒間評価には多段階選択結果1183が含まれる。これらの構成のうち実施例1に含まれるものは実施例1のそれと同様である。以下、実施例1に含まれない構成を詳しく説明する。
「前記講座コンテナ保持部」は、「多段階評価項目をさらに保持し、」また、「その保持する生徒間評価が」「多段階選択結果を含むように構成」される。図 12は、実施例2の講座管理システムのサーバ装置における講座コンテナ保持部に保持されたデータのデータ構造を示す図である。相互に線で結ばれたデータは関連付けがされていることを表している。ここでは図4で説明した点と異なる部分について説明する。多段階評価項目は課題に関連付けて保持するとよい。多段階評価項目は一以上の項目を含む。例えば、図にはその一部しか表わしていないが、「実験の目的を理解することが出来たか」という項目や、「ヤング率の意味を説明できるようになった」という項目を含む。生徒間評価は多段階選択結果を含み、多段階選択結果は前記多段階評価項目に対応する一以上の選択結果を含む。例えば図で、芦原瑞穂による生徒間評価2に含まれる多段階選択結果は、前記の実験の目的の理解に係る項目については五段階の「A」が、ヤング率に係る項目についても「A」が保持されている。なお、講座コンテナ保持部は課題や成果物を複数保持しうるが、図を簡単とするためにひとつずつ描いている。
図10では多段階評価項目は「大項目」と「小項目」との二層とし、分類のため前者が複数の後者を含むことが出来る例としているが、大項目、中項目及び小項目の三層としてもよく、あるいは、図12の例のように単層としてもよい。また、図12には表わしていないが、生徒間評価は多段階選択結果のほかにコメント形式の評価を含んでいてもよい。
多段階評価項目に係る多段階のそれぞれの段階には、例えば図10のように、「A」から「E」のような名称と、「できた」から「できない」といった簡単な説明を関連させて表示するように構成するとよい。名称としては、ABCDEの他に、SABCDや、12345がよく使われる。
「多段階評価項目編集受付部」は、「前記教師用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記多段階評価項目の記録、変更、削除を、受付ける。」教師用端末装置を識別するために教師のログインIDを使用する構成は実施例1の成果物編集受付部で述べたところと同様である。多段階評価項目は既に例示したような短い文章で表現可能な項目であることが望ましく、そうであれば多段階評価項目編集受付部は、多段階評価項目をテキストデータとして他のアプリケーションによらず直接編集可能に構成するのが望ましい。例えば、教師用端末装置に表示された画面上で特定の課題を選択した後に多段階評価項目追加ボタンのようなものを押すとテキスト入力用のウインドウが現れ、テキスト入力後にOKボタンを押すことにより、講座コンテナ保持部に保持されるといった構成が考えられる。
「多段階生徒間評価編集受付手段」は、「前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された生徒間評価に含まれる前記多段階選択結果についての記録、変更、削除を受付ける。」再び図10を用いて説明すると、芦原瑞穂は画面中央の多段階評価に係る部分でそれぞれの多段階評価項目についてAからEまでの五段階の中の一に対応するラジオボタンをクリックすることにより選択を行う。もちろん、ラジオボタンに限定するものではなく、プルダウンメニュー等であってもよい。多段階生徒間評価編集受付手段は以上のような選択が関連する成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置で可能となるように構成する。
「前記情報表示送信部」は、「さらに前記多段階評価項目を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせるよう構成されている。」多段階評価項目の表示例は、既に図10に示した。
〈実施例2のハードウェア構成〉
実施例2の講座管理システムのハードウェア構成は、実施例1の講座管理システムのハードウェア構成と同様である。
〈実施例2の処理手順〉
教師が新しい多段階評価項目の追加をした場合の処理の流れは、図7における新しい成果物の追加の場合と同様である。但し、図及び説明中、「生徒」は「教師」と、「成果物」は「多段階評価項目」と、「成果物編集受付部」は「多段階評価項目編集受付部」と読み替える。教師が既存の多段階評価項目を変更、削除した場合の処理の流れは、図8における既存の成果物の変更、削除の場合と同様である。但し、「成果物」は「多段階評価項目」と、「成果物編集受付部」は「多段階評価項目編集受付部」と読み替える。
図 13は成果物を作成した生徒以外の生徒がルーブリックを使って新しい生徒間評価の追加を行う場合の処理の流れの一例を表す図である。生徒が端末装置上で、評価を行おうとする成果物を選択するなどして特定すると(ステップ1301)、端末装置のログインIDが、生徒の属性を持ち、かつ、成果物に関連付けられたログインIDと不一致であるかどうかを生徒間評価編集受付部が判断する(ステップ1302)。これが満たされる場合、前記端末装置において多段階評価項目が特定され、前記端末装置からその多段階評価項目に係る多段階選択結果の記録の要求があると(ステップ1303)、多段階生徒間評価編集受付手段が多段階選択結果の記録を受け付け(ステップ1304)、講座コンテナ保持部が当該多段階選択結果を前記成果物と、多段階評価項目と、端末の前記ログインIDとに関連付けて記録する(ステップ1305)。
成果物の編集に係る処理の流れは実施例1の場合と同様である。
〈実施例2の効果〉
第2発明の講座管理システムによれば、講座の履修を通じて生徒が達成すべき項目を教師が生徒に対して示すことが出来、これにより生徒は講座の目的とするところやその目的の達成への道筋を容易に理解することが出来る。また、前記評価はこれらの項目に対する多段階評価にて行うことが出来ることから容易かつ明確に目的の達成度合いを評価することが可能となる。
〈実施例3の概念〉
図 14は、実施例3の講座管理システムの概念を説明する図である。図2と同様に成果物の作成者である鈴木一郎の生徒用端末装置に表示された画面の一例であるが、自己評価と教師評価の欄が新たに加わっている。「自己評価」は「成果物に関してその成果物を作成した生徒が行う評価」であり、「教師評価」は「成果物に関して前記教師が行う評価」である。
〈実施例3の構成〉
図 15は、実施例3の講座管理システムの機能構成図である。実施例3の講座管理システム1500は、サーバ装置1530と、教師用端末装置1550と、二以上の生徒用端末装置1561及び1562とを有する。サーバ装置は、講座コンテナ保持部1531と、成果物編集受付部1532と、自己評価編集受付部1537と、生徒間評価編集受付部1533と、教師評価編集受付部1538と、情報表示送信部1534とを有する。講座コンテナ保持部には、成果物1580と、自己評価1584と、生徒間評価1581と、教師評価1585とが保持される。これらの構成のうち実施例1に含まれるものは実施例1のそれと同様である。以下、実施例1に含まれない構成について詳しく説明する。
「講座コンテナ保持部」は、自己評価と教師評価とを前記成果物に関連付けてさらに保持するよう構成される。図 16は、実施例3の講座管理システムのサーバ装置における講座コンテナ保持部に保持されたデータのデータ構造を示す図である。自己評価及び教師評価が成果物と関連付けられて保持されている。図ではひとつずつしか描かれていないが、自己評価も教師評価もひとつの成果物について複数保持されうる。
「自己評価編集受付部」は「前記成果物を作成した生徒が利用する生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記自己評価の記録、変更、削除を受付ける。」また、「教師評価編集受付部」は、「前記教師用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記教師評価の記録、変更、削除を、受付ける。」これらの端末装置を識別するためにログインIDを使用する構成や、自己評価又は教師評価を端末上で編集させる構成については、実施例1の生徒間評価編集受付部で述べたところと同様である。
「前記情報表示送信部」は、「さらに前記自己評価及び前記教師評価を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせるよう構成されている。」自己評価及び教師評価が表示またはダウンロードの対象となる点を除けば、実施例1の情報表示送信部について述べたところと同様である。
〈実施例3のハードウェア構成〉
実施例3の講座管理システムのハードウェア構成は、実施例1の講座管理システムのハードウェア構成と同様である。
〈実施例3の処理手順〉
実施例3の自己評価に関する処理については実施例1で説明した生徒間評価の場合とほぼ同様である。但し、図9とその説明中「生徒間評価」は「自己評価」と、「不一致」は「一致」と、「生徒間評価編集受付部」は「自己評価編集受付部」と読み替える。実施例3の教師評価に関する処理についても実施例1で説明した生徒間評価の場合とほぼ同様である。但し、図9とその説明中「生徒間評価」は「教師評価」と、「端末のログインIDが、生徒の属性を有し、かつ、成果物に関連付けられたログインIDと不一致」は「端末のログインIDが教師の属性を有する」と、「生徒間評価編集受付部」は「教師評価編集受付部」と読み替える。その他の手順は実施例1と同様である。
〈実施例3の効果〉
第3発明の講座管理システムによれば、成果物の作成者である生徒は、教師による評価を閲覧することにより、あるいは、自己の成果物に対して自分自身で評価を行うことにより、さらに内省を深めることが可能となる。
〈実施例4の概念〉
図 17及び図 18は、実施例4の講座管理システムの特徴であるルーブリックにより行う自己評価又は教師評価をそれぞれ表した図である。実施例4の講座管理システムは、生徒評価のみならず自己評価及び教師評価も可能な実施例3の講座管理システムにおいて、さらにこれらの評価をルーブリックにより行うことが出来るように構成したものである。
〈実施例4の構成〉
図 19は、実施例4の講座管理システムの機能構成図である。実施例4の講座管理システム1900は、サーバ装置1930と、教師用端末装置1950と、二以上の生徒用端末装置1961及び1962とを有する。サーバ装置は、講座コンテナ保持部1931と、成果物編集受付部1932と、自己評価編集受付部1937と、生徒間評価編集受付部1933と、教師評価編集受付部1938と、情報表示送信部1934と、多段階評価項目編集受付部1935とを有する。自己評価編集受付部は多段階自己評価編集受付手段1939を、生徒間評価編集受付部は多段階生徒間評価編集受付手段1936を、教師評価編集受付部は多段階教師評価編集受付手段1940をそれぞれ有する。講座コンテナ保持部には、成果物1980と、自己評価1984と、生徒間評価1981と、教師評価1985と、多段階評価項目1982とが保持される。自己評価、生徒間評価及び教師評価にはそれぞれ多段階選択結果1983が含まれる。これらの構成は概ね実施例1又は3に含まれるものであり、それらと同様に解してよい。自己評価及び教師評価が多段階選択結果を含む点が新しいが、これも実施例2において生徒間評価が多段階選択結果を含むところと同様に解することが出来る。また、自己評価及び教師評価に含まれる多段階選択結果に係るデータ構造についても、図9を用いて説明した生徒間評価に含まれる多段階選択結果のデータ構造と同列に考えることが出来るから、実施例4のデータ構造図は省略する。
〈実施例4のハードウェア構成〉
実施例4の講座管理システムのハードウェア構成は、実施例1の講座管理システムのハードウェア構成と同様である。
〈実施例4の処理手順〉
実施例4におけるルーブリックを使った自己評価及び教師評価の処理の流れは実施例2で説明した生徒間評価における多段階評価に関する部分を実施例3における自己評価及び教師評価に組合せたものとなる。詳しい説明は省略する。その他の処理手順は実施例1又は3と同様である。
〈実施例4の効果〉
実施例4の講座管理システムによれば、講座の履修を通じて生徒が達成すべき項目を教師が生徒に対して示すことが出来、これにより生徒は講座の目的とするところやその目的の達成への道筋を容易に理解することが出来る。また、この講座管理システムによれば、成果物の作成者である生徒は、教師や他の生徒による評価を閲覧することにより、あるいは、自己の成果物に対して自分自身で評価を行うことにより内省を深めることが可能となる。さらに、この講座管理システムによれば、そのような評価は教師により示された項目に対する多段階評価にて行うことが出来るため容易かつ明確に目的の達成度合いを評価することが可能となる。
〈実施例5の概念〉
実施例5の講座管理システムは、ルーブリックの使用が可能な実施例2又は4の講座管理システムであって、これらの多段階評価が2、3、4又は5段階の評価であることを特徴とするものである。多段階評価を何段階の評価とするかは、評価を行うものの選択の自由に一定の制限を加えるものであり、結果内容に直接関係するものであるから重要である。教師は、その評価項目の目的に応じて何段階の評価にするかを慎重に決定しなければならない。
実施例5の講座管理システムはこれを2、3、4又は5段階とするものであるが、これらのうち2又は4段階の評価は評価する者に「良い」・「悪い」のいずれかの選択を迫り中間の評価を許さない点において、どちらでもない選択を許す3段階又は5段階の評価と大きく異なる。すなわち、3段階又は5段階評価においては評価する者が全部又は多くの項目について中間的な評価を行うことにより、評価項目についての真摯な評価を回避する態度を示す弊害が指摘されている。2又は4段階の評価にはこのような弊害はないが、中間的な評価も必要な場面では不適切となりうる。2段階評価は特に評価する者に2者択一を迫ることが有効な場面に使用できる。
〈実施例5の構成〉
実施例5の講座管理システムの構成は、第一に、その多段階評価項目編集受付部は、多段階評価の段階数が2、4又は5段階のいずれかを既定値として変更不可能な構成でもよいが、教師用端末装置を用いてこれらのなかから選択可能に構成するのが望ましい。これ以外の構成は実施例2又は4と同様である。
〈実施例5のハードウェア構成〉
実施例5の講座管理システムのハードウェア構成は、実施例1の講座管理システムのハードウェア構成と同様である。
〈実施例5の効果〉
実施例5の講座管理システムによれば、多段階評価について有効とされる2、4又は5段階による多段階評価が可能となる。
〈実施例6の概念〉
実施例1乃至5の講座管理システムは教師又は生徒が成果物について評価を行うことを可能にするものである。それらの評価は教師及び全ての生徒により閲覧可能なものであった。しかし、課題の性質によっては教師評価を成果物の作成者の生徒以外の生徒に閲覧させることが教育目的上適切でない場面もありうる。実施例6の講座管理システムはそのような閲覧制限を可能に構成したものである。図 20は実施例6の講座管理システムにおいて教師が教師評価の閲覧制限を行う際の教師用端末装置の画面の一例である。ここでは、教師評価の欄に「他学生に評価結果を公開する」との項目があり、そのチェックが外されている。これにより、教師評価は成果物の作成者である生徒及び教師のみが閲覧可能となり、他の生徒は閲覧できなくなる。
〈実施例6の構成〉
実施例6の講座管理システムは、サーバ装置の情報表示送信部が教師評価開示制限命令受付手段と教師評価開示制限手段とを有する。「教師評価開示制限命令受付手段」は、「前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置への前記教師評価の表示及びダウンロードを禁止する旨の教師評価開示制限命令を、前記教師用端末装置から受け付ける。」また、「教師評価開示制限手段」は「前記教師評価開示制限命令に従って前記教師評価の開示の制限を行う。」その他の構成は実施例1乃至5と同様であり、実施例6の講座管理システムの機能構成図は省略する。
〈実施例6のハードウェア構成〉
実施例6の講座管理システムのハードウェア構成は、実施例1の講座管理システムのハードウェア構成と同様である。
〈実施例6の効果〉
実施例6の講座管理システムは、成果物の作成者である生徒以外の生徒による前記教師評価の閲覧が不適切な場合に、教師がその閲覧を制限することが可能となる。
実施例6の講座管理システムは教師評価の閲覧を制限することのできるものであったが、実施例7のそれは自己評価について同様の制限を課すことが可能なものである。その機能構成、ハードウェア構成及び効果については、実施例6における教師評価を自己評価と置き換えて同様に解することが出来るので詳しい説明は省略する。
実施例8の講座管理システムは生徒間評価について閲覧制限を課すことが可能なものである。閲覧に制限が課される参加者は、前記成果物を作成した生徒及び前記生徒間評価を作成した生徒以外の生徒(以下、「その他生徒」という)である。教師は、その他生徒に対して一律に閲覧禁止又は閲覧許可を選択するものと構成してもよいし、その他生徒中、特定の生徒、例えば、成果物を作成した生徒と同じ実験グループに属する生徒には閲覧許可をし、それ以外の生徒は閲覧禁止にするといったふうに、選択的に閲覧制限可能なように構成してもよい。実施例8の講座管理システムは、その機能構成、ハードウェア構成及び効果については、実施例6における教師評価を生徒間評価と置き換えて同様に解することが出来るので詳しい説明は省略する。
実施例9は実施例1乃至8の講座管理システムのサーバ装置に関するものである。これらについては実施例1乃至8において既に詳しく説明した。

Claims (9)

  1. 一以上の教師用端末装置、及び、その教師の生徒が利用するための二以上の生徒用端末装置と、課題を保持するとともに、課題の記録、変更、削除を、前記教師用端末装置に対してのみ許可するサーバ装置と, からなる講座管理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    課題に対して生徒が作成する成果物を保持し、前記成果物に関してその成果物の作成者以外の生徒が行う評価である生徒間評価を前記成果物に関連付けて保持するための講座コンテナ保持部と、
    前記成果物を作成した生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された成果物の記録、変更、削除を受付ける成果物編集受付部と、
    前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された前記生徒間評価の記録、変更、削除を受付ける生徒間評価編集受付部と、
    前記成果物及び前記生徒間評価を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせる情報表示送信部と
    を有する講座管理システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    前記講座コンテナ保持部が、前記生徒が前記講座の履修を通じて達成すべき複数の多段階評価項目をさらに保持し、また、その保持する生徒間評価が前記多段階評価項目について多段階の中から選択される結果である多段階選択結果を含むように構成され、
    前記教師用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記多段階評価項目の記録、変更、削除を、受付ける多段階評価項目編集受付部をさらに有し、
    前記生徒間評価編集受付部が、前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された生徒間評価に含まれる前記多段階選択結果についての記録、変更、削除を受付ける多段階生徒間評価編集受付手段を有し、
    前記情報表示送信部が、さらに前記多段階評価項目を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の講座管理システム。
  3. 前記サーバ装置は、
    前記講座コンテナ保持部が、前記成果物に関してその成果物を作成した生徒が行う評価である自己評価と、前記成果物に関して前記教師が行う評価である教師評価とを、前記成果物に関連付けてさらに保持するよう構成され、
    前記成果物を作成した生徒が利用する生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記自己評価の記録、変更、削除を受付ける自己評価編集受付部と、
    前記教師用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記教師評価の記録、変更、削除を、受付ける教師評価編集受付部とをさらに有し、
    前記情報表示送信部が、さらに前記自己評価及び前記教師評価を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の講座管理システム。
  4. 前記サーバ装置は、
    前記講座コンテナ保持部が、前記生徒が前記講座の履修を通じて達成すべき複数の多段階評価項目をさらに保持し、また、その保持する生徒間評価、自己評価及び教師評価がそれぞれ前記多段階評価項目について多段階の中から選択される結果である多段階選択結果を含むように構成され、
    前記教師用端末装置から、前記講座コンテナ保持部へ保持された前記多段階評価項目の記録、変更、削除を、受付ける多段階評価項目編集受付部をさらに有し、
    前記生徒間評価編集受付部が、前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された生徒間評価に含まれる前記多段階選択結果についての記録、変更、削除を受付ける多段階生徒間評価編集受付手段を有し、
    前記自己評価編集受付部が、前記成果物を作成した生徒の生徒用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された自己評価に含まれる前記多段階選択結果についての記録、変更、削除を受付ける多段階自己評価編集受付手段を有し、
    前記教師評価編集受付部が、教師用端末装置から、前記講座コンテナ保持部に保持された教師評価に含まれる前記多段階選択結果についての記録、変更、削除を受付ける多段階教師評価編集受付手段を有し、
    前記情報表示送信部が、さらに前記多段階評価項目を前記教師用端末装置及び前記生徒用端末装置に表示させ、又はダウンロードさせるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の講座管理システム。
  5. 前記多段階評価項目は二段階、三段階、四段階又は五段階の評価項目であることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の講座管理システム。
  6. 前記情報表示送信部が、
    前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置への前記教師評価の表示及びダウンロードを禁止する旨の教師評価開示制限命令を、前記教師用端末装置から受け付ける教師評価開示制限命令受付手段と、
    前記教師評価開示制限命令に従って前記教師評価の開示の制限を行う教師評価開示制限手段と
    を有することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一に記載の講座管理システム。
  7. 前記情報表示送信部が、
    前記成果物を作成した生徒以外の生徒の生徒用端末装置への前記自己評価の表示及びダウンロードを禁止する旨の自己評価開示制限命令を、前記教師用端末装置から受け付ける自己評価開示制限命令受付手段と、
    前記自己評価開示制限命令に従って前記自己評価の開示の制限を行う自己評価開示制限手段と
    を有することを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか一に記載の講座管理システム。
  8. 前記情報表示送信部が、
    前記成果物を作成した生徒及び前記生徒間評価を作成して生徒以外の生徒の生徒用端末装置への前記生徒間評価の表示及びダウンロードを禁止する旨の生徒間評価開示制限命令を、前記教師用端末装置から受け付ける生徒間評価開示制限命令受付手段と、
    前記生徒間評価開示制限命令に従って前記生徒間評価の開示の制限を行う生徒間評価開示制限手段と
    を有することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか一に記載の講座管理システム。
  9. 前記請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の講座管理システムのサーバ装置。
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