JP2011007121A - 水平軸風車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の水平軸風車おけるヨー制御手段は、風速計測手段により計測される風速及び吹上角計測手段により計測される吹上角に応じて特定されるヨー角値を制御目標値としてヨー角計測手段により計測されるヨー角に基づきロータのヨー角を制御する。また、ヨー制御手段は、風速及び吹上角の変化に対して不変のヨー角値を制御目標値とする場合よりも、ロータによる仕事効率又は本風車の耐久性を高くするヨー角値変化に従ってヨー角値を特定し、この特定されたヨー角値を制御目標値とする。
【選択図】図2
Description
従来、水平軸風車は性能と耐久性の両面からヨー制御によりロータを風に正対させることが一般的であった。
しかし、特許文献1,2に記載されるように、ナセルに設置された風向計により計測されるヨー角は、流入する気流がロータやナセルの影響を受けるため、正確でないことが知られている。
特許文献1記載の発明にあっては、ナセルの左右に設置された風速計により計測された風速の差又は比に基づき、吹上角の有無に関わらずに正確にロータのヨー角を制御せんとする。
特許文献2記載の発明にあっては、各流入風速において発電出力等をピークとするヨー角にロータを制御せんとする。
したがって、特許文献1記載の発明のように、正確にヨー角を計測する手段を構成しても、ヨー角を0度に収束させるという制御基準だけで運用していては、性能や耐久性の観点で最適なヨー角に制御できるとは限らない。
また、特許文献2記載の発明にあっては、吹上角を考慮していないため、吹上角が生じ易い地形に設置される風車や、浮体式洋上風車のように風車全体が傾倒することにより相対的に吹上角が生じる風車にあっては、吹上角の値によっては最適なヨー角制御にならない場合がある。
前記ロータのヨー角を駆動制御するヨー制御手段と、
本風車に対する風速を計測する風速計測手段と、
本風車に対する風の吹上角を計測する吹上角計測手段と、
風向に対する前記ロータのヨー角を計測するヨー角計測手段とを備え、
前記ヨー制御手段は、前記風速計測手段により計測される風速及び前記吹上角計測手段により計測される吹上角に応じて特定されるヨー角値を制御目標値として前記ヨー角計測手段により計測されるヨー角に基づき前記ロータのヨー角を制御する水平軸風車である。
また本実施形態の水平軸風車は、図1に示すように、ナセル(従ってロータ)をタワーの軸回りに回転駆動(ヨー回転)させるとともに、その回転にブレーキを付与するヨー駆動手段としてのヨー駆動部1、ヨー駆動部1を駆動制御してロータのヨー角を制御するヨー制御手段としてのヨー制御部2、及び、後述する図2にグラフ化して示すヨー角目標値参照データを記憶保持する記憶部6を備える。
このナセルに設置された風速計3を、本風車に対する風速を計測する風速計測手段として適用し、このナセルに設置された風向計4を、風向に対するロータのヨー角を計測するヨー角計測手段として適用する。また本実施形態の水平軸風車は、本風車に対する風の吹上角を水平軸を基準として計測する吹上角計測手段を備える。吹上角計測手段としては、三次元風速計5が一般に利用されているので、これを適用する。近時、ブレードのピッチ角やロータ回転数、ブレードに付設した歪センサ等により検出したブレードの変形などから風速や風向、吹上角を推算することが考えられている。将来、そのような手段によりロータに吹き込む風の風速や風向、吹上角をより直接的、正確に計測する手段が構成されれば、これに置き換えて実施しても良い。
ヨー制御部2は、所定の時間毎に、風速計3により計測される風速を取得するとともに、三次元風速計5により計測される吹上角を取得し、図2に示すヨー角目標値参照データを記憶部6から読み出し参照することによって、取得した風速と吹上角に対応するヨー角の制御目標値を特定する。
次に、ヨー制御部2は、風向計4により計測されるヨー角値が図2に示す下閾値を下回れば、ナセルを正の方向にすなわちナセルを上空から見て時計周りに所定角度(例えば10[deg])だけ回転するようにしてロータのヨー角を変角制御する。また、風向計4により計測されるヨー角値が図2に示す上閾値を上回れば、ナセルを負の方向にすなわちナセルを上空から見て反時計周りに所定角度(例えば10[deg])だけ回転するようにしてロータのヨー角を変角制御する。これにより、実際のヨー角がヨー角目標値から許容差以上に外れないように制御する。
また例えば、吹上角計測値が0[deg]で風速計測値が15[m/s]であれば、図2(a)よりヨー角目標値−20[deg]、上閾値−10[deg]、下閾値−30[deg]として制御する。
吹上角計測値が8[deg]の場合は、図2(b)より風速によらずヨー角目標値0[deg]、上閾値10[deg]、下閾値−10[deg]として制御する。ここで、本実施例では、下閾値と上限値を、風速によらずにヨー角目標値から負の方向或いは正の方向に10[deg]だけオフセットした値に設定している。
本風況条件における風速は平均が10[m/s]で時間により変化する。図3(a)(b)は吹上角0[deg]の条件で、図3(c)(d)は吹上角8[deg]の条件であるが、その他は同一風況条件による。
疲労ダメージは、疲労寿命の逆数に相当する値であり、1.0で疲労破壊に達するダメージに相当する。
図3(b)は、図2(a)に示したヨー角目標値、上閾値及び下閾値を適用して制御した場合の計算結果を示すグラフである。
これら両グラフの比較にからわかるように、本実施形態の制御による場合(図3(b)の本発明例)の方が疲労ダメージは小さくなった。すなわち、吹上角0では、図2(b)に示すように風速によらずヨー角目標値を0[deg]で一定とするより、図2(a)に示すように風速に応じてヨー角目標値を変化させた方が疲労ダメージは小さくなった。
図3(c)は、図2(b)に示したヨー角目標値、上閾値及び下閾値を適用して制御した場合の計算結果を示すグラフである。
図3(d)は、図2(a)に示したヨー角目標値、上閾値及び下閾値を適用して制御した場合の計算結果を示すグラフである。
これら両グラフの比較にからわかるように、本実施形態の制御による場合(図3(c)の本発明例)の方が疲労ダメージは小さくなった。すなわち、吹上角8[deg]では、図2(a)に示すように風速に応じてヨー角目標値を変化させるより、図2(b)に示すように風速によらずヨー角目標値を0[deg]で一定とする方が疲労ダメージは小さくなった。
風速及び吹上角の変化に対して最適なヨー角目標値変化を求めることは、ヨー制御手段の設計段階で行っても良いし、風車に搭載される学習機能によって行わせても良い。また、その両者を実施しても良い。
Claims (2)
- ヨー回転自在に支持されたロータと、
前記ロータのヨー角を駆動制御するヨー制御手段と、
本風車に対する風速を計測する風速計測手段と、
本風車に対する風の吹上角を計測する吹上角計測手段と、
風向に対する前記ロータのヨー角を計測するヨー角計測手段とを備え、
前記ヨー制御手段は、前記風速計測手段により計測される風速及び前記吹上角計測手段により計測される吹上角に応じて特定されるヨー角値を制御目標値として前記ヨー角計測手段により計測されるヨー角に基づき前記ロータのヨー角を制御する水平軸風車。 - ヨー制御手段は、風速及び吹上角の変化に対して不変のヨー角値を制御目標値とする場合よりも、前記ロータによる仕事効率又は本風車の耐久性を高くするヨー角値変化に従ってヨー角値を特定し、この特定されたヨー角値を制御目標値とする請求項1に記載の水平軸風車。
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