JP2011007101A - 再生サイクルガスタービンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外気を吸い込み圧縮する遠心圧縮機と、圧縮空気と燃料とを燃焼させる燃焼器と、燃焼器で発生する燃焼ガスによって駆動される半径流タービンと、半径流タービンの排気が通過する第1の熱交換部と燃焼器に導入される圧縮空気が通過する第2の熱交換部とが熱交換する再生熱交換器と、半径流タービンの膨張仕事を電力に変える発電機とを有する再生サイクルガスタービンシステムにおいて、燃焼器の着火前に半径流タービンの入口における圧縮空気のエンタルピーを、半径流タービン内で発生する遠心力の昇圧作用に打ち勝って流体をタービン入口から出口に膨張させるのに要するエンタルピー以上に増加させるエンタルピー増加手段を更に備えた。
【選択図】図1
Description
(1)圧縮空気のタービン入口圧力は、遠心圧縮機の吐出圧力により定まり、これは、遠心圧縮機の翼車の半径に依存する。
(2)半径流タービンでは、タービン翼車の遠心力による昇圧作用は、タービン翼車の半径に依存する。
(3)半径流タービンでは、回転数が同一であれば、タービン翼車の半径が大きい方が発電機出力は増加する。
まず、タービン起動前に、送風機17とヒータ18を作動させ、また、遮断弁19を開放して加熱した外気を再生熱交換器6の熱交換部16に送風して、再生熱交換器6を加温する。
本実施の形態においては、第1のタービンシステムと第2のタービンシステムとの起動において、順次起動を行うことを特徴とする。つまり、第1のタービンシステムが起動した後に、第1のタービンシステムのタービン排気を第2のタービンシステムの第2再生熱交換器36に導入して、第2再生熱交換器36を加熱して第2のタービンシステムを起動するものである。
第2の実施の形態においては、第2エンタルピー増加手段として、第1のタービンシステムのタービン排気が、直接第2のタービンシステムの第2熱交換器36に導入される構成であったのに対し、本実施の形態においては、第1のタービンシステムのタービン排気が、第2のタービンシステムの第2熱交換器36を外部から加熱する構成である点が異なる。
本実施の形態においては、第1のタービンシステムと第2のタービンシステムとの起動において、順次起動を行うことを特徴とする。つまり、第1のタービンシステムが起動した後に、第1のタービンシステムのタービン排気を第2のタービンシステムの外周熱交換部23を通して排気することにより、第2再生熱交換器36を外部から加熱して第2のタービンシステムを起動するものである。
2 遠心圧縮機
3 半径流タービン
4 タービンロータ
5 燃焼器
6 再生熱交換器
7 管路
8 管路
9 外気
13 排気
14 燃料供給ライン
15 第2の熱交換部
16 第1の熱交換部
17 送風機
18 ヒータ
19 遮断弁
20 管路
21 減圧弁
23 外周熱交換部
31 第2発電機
32 第2遠心圧縮機
33 第2半径流タービン
35 第2燃焼器
36 第2再生熱交換器
Claims (10)
- 外気を吸込み圧縮する遠心圧縮機と、
圧縮された空気と燃料とを燃焼させる燃焼器と、
前記燃焼器で発生する燃焼ガスによって駆動される半径流タービンと、
この半径流タービンの排気が通過する第1の熱交換部と前記燃焼器に導入される圧縮空気が通過する第2の熱交換部とが相互に熱交換する再生熱交換器と、
前記半径流タービンの膨張仕事を電力に変える発電機とを有する再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記燃焼器の着火前に前記半径流タービンの入口における前記圧縮空気のエンタルピーを、前記半径流タービン内で発生する遠心力の昇圧作用に打ち勝って流体をタービン入口から出口に膨張させるのに要するエンタルピー以上に増加させるエンタルピー増加手段を更に備える
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項1に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記エンタルピー増加手段は、ヒータで加熱昇温した外気を前記再生熱交換器の第1の熱交換部に配管を介して送風する送風機と、前記配管の連通を遮断する遮断弁とを備え、前記燃焼器の着火前に前記再生熱交換器の第2の熱交換部を通過する前記圧縮空気を加温する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項1または2に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記エンタルピー増加手段は、
前記再生熱交換器の第1の熱交換部に一端を接続した配管と、
前記配管内における流体の連通を遮断する遮断弁と、
前記配管を加熱するヒータと、
前記配管の他端に設けられ、外気を前記配管内に送風する送風機とを備える
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の再生サイクルガスタービンシステムからなる第1のタービンシステムと、
外気を吸込み圧縮する第2遠心圧縮機と、圧縮された空気と燃料とを燃焼させる第2燃焼器と、前記第2燃焼器で発生する燃焼ガスによって駆動される第2半径流タービンと、この第2半径流タービンの排気が通過する第1の熱交換部と前記第2燃焼器に導入される圧縮空気が通過する第2の熱交換部とが相互に熱交換する第2再生熱交換器と、前記第2半径流タービンの膨張仕事を電力に変える第2発電機とを有する再生サイクルガスタービンシステムからなる第2のタービンシステムと、
前記第1のタービンシステムと前記第2のタービンシステムとを備える再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記第2のタービンシステムは、前記第2燃焼器の着火前に前記第2半径流タービンの入口における前記圧縮空気のエンタルピーを、前記第2半径流タービン内で発生する遠心力の昇圧作用に打ち勝って流体をタービン入口から出口に膨張させるのに要するエンタルピー以上に増加させる第2エンタルピー増加手段を備える
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項4に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記第2エンタルピー増加手段は、前記第1のタービンシステムの半径流タービンの排気を前記第2のタービンシステムの前記第2再生熱交換器の第1の熱交換部に減圧弁を介して導入する管路から構成され、前記第2燃焼器の着火前に前記第2再生熱交換器の第2の熱交換部を通過する前記圧縮空気を加温する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項4又は5に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記第2エンタルピー増加手段は、
前記第1のタービンシステムの再生熱交換器の第1の熱交換部に一端を接続した配管と、
前記配管内における流体の圧力を減圧可能とする減圧弁とを備え、
前記配管の他端を前記第2のタービンシステムの前記第2再生熱交換器の第1の熱交換部に接続する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項4に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記第2エンタルピー増加手段は、前記第1のタービンシステムの半径流タービンの排気を前記第2のタービンシステムの前記第2再生熱交換器の外部を加熱する熱交換部に減圧弁を介して導入する管路から構成され、前記第2燃焼器の着火前に前記第2再生熱交換器の第2の熱交換部を通過する前記圧縮空気を加温する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項4又は7に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
前記第2エンタルピー増加手段は、
前記第1のタービンシステムの再生熱交換器の第1の熱交換部に一端を接続した配管と、
前記配管内における流体の圧力を減圧可能とする減圧弁と、
前記第2のタービンシステムの前記第2再生熱交換器を外部から加熱する外周熱交換部とを備え、
前記配管の他端を前記外周熱交換部に接続する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項4乃至8のいずれか1項に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
外気を吸込み圧縮する第3遠心圧縮機と、圧縮された空気と燃料とを燃焼させる第3燃焼器と、前記第3燃焼器で発生する燃焼ガスによって駆動される第3半径流タービンと、この第3半径流タービンの排気が通過する第1の熱交換部と前記第3燃焼器に導入される圧縮空気が通過する第2の熱交換部とが相互に熱交換する第3再生熱交換器と、前記第3半径流タービンの膨張仕事を電力に変える第3発電機とを有する再生サイクルガスタービンシステムからなる第3のタービンシステムをさらに並設し、
前記第2のタービンシステムと前記第3のタービンシステムの間には、前記第2のタービンシステムの第2半径流タービンの排気を前記第3のタービンシステムの前記第3再生熱交換器の第1の熱交換部に減圧弁を介して導入する管路を設け、
前記第3のタービンシステムにおける、前記第3燃焼器の着火前に前記第3再生熱交換器の第2の熱交換部を通過する前記圧縮空気を加温する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。 - 請求項4乃至8のいずれか1項に記載の再生サイクルガスタービンシステムにおいて、
外気を吸込み圧縮する第3遠心圧縮機と、圧縮された空気と燃料とを燃焼させる第3燃焼器と、前記第3燃焼器で発生する燃焼ガスによって駆動される第3半径流タービンと、この第3半径流タービンの排気が通過する第1の熱交換部と前記第3燃焼器に導入される圧縮空気が通過する第2の熱交換部とが相互に熱交換する第3再生熱交換器と、前記第3半径流タービンの膨張仕事を電力に変える第3発電機とを有する再生サイクルガスタービンシステムからなる第3のタービンシステムをさらに並設し、
前記第2のタービンシステムと前記第3のタービンシステムの間には、前記第2のタービンシステムの第2半径流タービンの排気を前記第3のタービンシステムの前記第3再生熱交換器の外部を加熱する熱交換部に減圧弁を介して導入する管路を設け、
前記第3のタービンシステムにおける、前記第3燃焼器の着火前に前記第3再生熱交換器の第2の熱交換部を通過する前記圧縮空気を加温する
ことを特徴とする再生サイクルガスタービンシステム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101575511B1 (ko) | 2014-08-01 | 2015-12-08 | 현대중공업 주식회사 | 초임계 이산화탄소 발전시스템 및 이를 포함하는 선박 |
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