JP2011006093A - 缶飲料のプルタブ - Google Patents

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Abstract

【課題】
隠蔽と露出が自在にでき、携帯端末等で読み取り操作性が良好な二次元コードを飲料用缶に表示するに当って、生産性が高いプルタブの製造方法、及び産業上有益なプルタブの利用方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
・ プルタブの裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設ける。
・ 印刻場1はプルタブ4と一体不可分に形成されている。
・ 二次元コード2は印刻場1に、レーザマーカ3で印刻する製造方法。
・ プルタブ4が缶蓋に取り付けられると、印刻場1は100%隠蔽される。
・ 購入者は缶飲料を購入後、100%隠蔽されていた二次元コード2を、プルタブ4を引起して100%露出させ、購入者の携帯端末5で、二次元コード2にエンコードされた情報を読み取り、デコードして、飲料メーカのサーバ6と交信する利用方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料缶等のプルタブ及びプルタブの製造方法及びプルタブの利用方法に関するものである。
過去の缶の開発の歴史は、まず、缶切りで開ける缶。次に、缶切り不要のプルタブ付の缶。
次に、プルタブが分離しない缶、と順時開発されて来たがこれは物理的な開発である。
近年、缶飲料の販売促進企画の為に、購入者の携帯端末5と飲料メーカのサーバ6間の情報交換システム構築が、顧客の囲い込み戦略として求められている。二次元コードが本戦略の重要な素材や技術の一つであると認められ始めてきた。
二次元コードは廉価で、手軽に、購入者と、購入した物品と、メーカのサーバとをインターネットを介して接続し、相互に情報交換のできるシステムの重要な技術要素である。
其の要素技術が提供するものは、「もの」でなく「権利」の「受け渡し機能」であると考えることもできる。
二次元コードが提供するは、購入者の携帯端末5と飲料メーカのサーバ6との間を手軽に結びつける情報交換機能であると考えることもできる。
更に、もう一つは、購入者と飲料メーカの権利の受け渡し機能であると考えることもできる。
その為に二次元コードにエンコードされている使用済の識別番号から未使用の識別番号を推測されてはならない。その為に二次元コードにエンコードされる識別番号を暗号化する必要が出てくる。但し、暗号化することによってエンコードされる情報量は増加する。二次元コードに暗号化を含めたセキュリティー管理を施せば、物理的な缶はアクセス履歴の証拠ともなる。
販売促進企画で提供された場合を例にすれば、二次元コードに与えられた機能は、二次元コードを読み取り、送信すれば、二次元コードにエンコードされた情報及びサーバに設定された条件によって、消費者とメーカの間で了解される企画の条件、オマケとして考案された場合であれ、抽選券で考案された場合であれ、引換券で考案された場合であれ、ポイントサービス券で考案された場合であれ、利用回数別サービス交換券で考案された場合であれ、これらは全て、ある権利の提供とその権利の引き受けや利用に付随した、権利の交換であると、考えることもできる。
つまり、プルタブを引き上げて開缶して、印刻場1記載の二次元コードを読み取ると言うことは、名称こそ違え、形を変えながら、メーカが1本1本単位の缶飲料に託して、消費者に上記のような色々な形で与えた企画の権利を二次元コードという形をした契約書で権利を与えること、を意味すると考えることもできる。
だから、二次元コードを利用するシステムでは、二次元コードは認証や有効性の確認や重複利用の排除やアクセス回数の制限やアクセスの形態の制限を、読み取る携帯端末でも同じく、認証や有効性の確認や重複利用の排除や重複使用の制限(それは携帯端末の使用者の特定を含む)やアクセス回数の制限やアクセスの形態の制限を行う。
更に、二次元コードにエンコードされている識別番号や携帯端末5の識別番号をサーバ6で設定管理されている情報と関連付けて管理しているのである。
これは、通常の商習慣における取引要件の管理と同じ趣旨の行為である。それ故に、二次元コードの不正使用を、まず、第一に防がねばならない。
そうでなければ、二次元コードを販売促進企画に採用したメーカの信用が傷つき、販促効果が半減するだけでなく、本来の業務や信用に支障が生じる。
つまり、二次元コードを使用するシステムが備えるべき二次元コードに関する必要条件は
・ 不正使用防止機能を備えている。
・ 購入した後でしか二次元コードにアクセスできない。
・ 手軽に読み取れ、使いやすい。
・ 採用した場合のコストが安い。
・ 権利の把握とその制限機能を持つこと、が必要とされる。
商品としての飲料缶に二次元コードを表示する場合は、ラベルを用いて缶胴に貼るのが一般的なものとして知られている。
しかし、缶胴に二次元コードが添付された缶飲料は、購入せずとも缶胴に添付されたラベルを剥がして読み取ることが出来、不正利用を防止する点で問題があった。また、滅失、毀損、汚損、変形、二次元コードを明示する素材の劣化などなどでキャンペーン期間中に正常に読み取れない問題もあった。
周知のように、飲料缶等に二次元コードを添付し、購入者の購入後の反応を収集するアンケートシステムは種々知られている。
例えば、実開平5−94121は、キャンペーン応募用のプルタブに関する。しかし、離脱片部の少なくとも一部は、指掛け部の下に位置する、とされているが、これは経済合理的に考えて実施できない。
特開2004−309885は、商品を購入しない者に二次元コードを読取られることを防止する目的の発明として知られる。しかし、開缶せずともラベルを剥ぐことが出来るという欠陥がある。本発明は物品の形状に非可逆的変化を起し、内容物の溢出と、「プシュー」又は「カパーッ」などの音響を伴う開缶行為の後でなければ二次元コードを読み取ることはできない構造になっている。例えば、店員の耳を盗んで二次元コードを読み取ることはできない等の不正を防止できる。
特開2006−58767は、2層の基材が剥離可能に積層し、上層基材を剥離し下層基材表面の二次元コードを携帯電話によって読み取るラベルについて記述されている。前記発明の図4には缶胴にラベルを添付している。上層基材を剥がすことは容易であり、下層基材ごと剥ぎ取ることも容易である。未購入者でも二次元コードを読み取ることが出来る欠陥がある。
特開2006−268763は、二次元コードを介し、携帯電話とサーバの情報交信によるアンケートシステムが開示されている。しかし、缶飲料などの単品ごとの飲用直後の評価を収集する場合についての言及は無い。
実開平5−40132は、プルタブの裏側にプロモーションツールを添付する事例を述べている。しかし、プルモーションツールを介して購入者へのリアルタイムなアンケート調査を実施する事には言及されていない。
実開平5−94121号公報 特開2004−309885号公報 特開2006−58767号公報 特開2006−268763号公報 実開平5−40132号公報
物としての課題。アンケート等に利用することを目的に飲料缶に表示されている2次元コードには、
・ 二次元コードは商品の未購入者に不正読み取りされないことが必要とされている。
・ 購入者でも、飲用の後しか缶飲料の評価ができないシステムが必要とされている。
・ なので、表示される二次元コードを、飲用のタイミングに合わせて隠蔽と開示を自在にしたい。
・ プルタブは省資源、省エネ、リサイクル性能などに配慮した環境負荷の少ないものが必要とされている。
製造方法としての課題。
・ 本発明の具現化に当っては、現行の缶飲料に関連する事業者の既存の設備の更新、工程の変更、素材、製造方法の変更などを極力少なくすることが必要とされている。
・ 従来から一般的に使用されている二次元コードの表示方法に較べて、表示方法のコストを安くすることが必要とされている。
利用方法としての課題
・ 缶飲料の単品管理が必要とされている。
・ 単品管理による、工場出荷から飲用までの時間推移統計が必要とされている。
・ 前記時間推移統計から、経過時間と味の相関関係の評価システムが必要とされている。
・ 顧客の囲い込みに有効なシステムを構築することが必要とされている。
・ 購入者とメーカ間に、購入商品を仲介とした情報交換システムが必要とされている。
・ 多くの購入者が手軽にシステムを利用できること、が必要とされている。
上記の目的を達成するために、
飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ。
飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ4であって
シール7が前記二次元コード2を隠蔽と開示が自在にできることを特徴とするプルタブ。
飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ
4であって
二次元コード2にエンコードされる二次元コードの識別番号が、1からNまでの連続した抜け番号のない自然数であって、前記識別番号で飲料缶の生産LOTを管理することを特徴とするプルタブ。
飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブの製造方法であって、
前記プルタブ4本体を上下から押圧する第1成形型部と、前記印刻場1を上下から押圧す
る第2成形型部とを、前記プルタブ本体の材料とされる板材に隣接させ、
第2成形型部に印刻場1を設け、二次元コード2を前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻をなし、
第1成形型部にプルタブ4本体を押圧して形成し、
第1成形型部下部に第2成形型部を折り曲げ、
第1成形型部と第2成形型部とを相対的に接近させて、
前記プルタブ4本体及び前記印刻場1を上下から拘束させながら押圧成形し、
第1成形型部と第2成形型部を一体不可分に形成する事を特徴とする。
飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ4と、
前記二次元コード2を読取る手段を備えたコンピュータ端末であってサーバコンピュータ
6と相互通信を行いアンケート設問の受信と回答の入力と回答の送信とを行う端末プログ
ラムを備えた携帯端末5と、
該携帯端末5とネットワークを介して接続されているコンピュータであってアンケート設
問を生成し前記携帯端末5に送信するとともにアンケート回答を受信するサーバプログラ
ムを備えたサーバ6と、
からなるアンケートシステムであって、
前記サーバ6は前記サーバプログラムにより、
前記携帯端末5からアンケート回答を受信した時刻を取得する手段と、
前記時刻と前記アンケート回答とを関連付けてデータベースに記録する手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、以下のような優れた効果を発揮する。これらはいずれも従来技術では不
可能であったことである。
物の発明としての本発明は、
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4で構成され、
・ 缶胴に二次元コードを隠蔽と露出を可能にした構造にしたラベルを添付する場合や、缶蓋上面側に二次元コードを設置し、プルタブで隠蔽すると言う方法の場合に較べて、リベットを回転の中心にしてプルタブを回転させて読み取ろうとしても、印刻場1がプルタブ4と一体不可分に形成されているので、開缶せずに二次元コードが露出することは無く、読み取ることは出来ない。
・ これは本発明の印刻場1がプルタブ4と一体不可分に形成されている効果である。
・ この発明によるプルタブによって、購入者以外は二次元コードが読み取れなくなった。
・ 購入者でも、開缶しなければ二次元コードを読み取れない構造になったので、購入者が確実に開缶し飲用した直後の購入者の評価をアンケート収集できるようになった。
・ 未購入者が店内で二次元コードだけを読み取る不正行為を確実に防止出来るようになった。
・ 印刻場1はプルタブ4と一体不可分に形成されてプルタブ裏に設置されているので、印刻場1は購入者に100%見えず、当然、二次元コードも100%購入者に見えない。
・ 少なくともプルタブを100度以上引き上げないと、スムーズに読み取ることは出来ない構造とした結果、表示される二次元コードは飲用のタイミングに合わせて隠蔽と露出が自在にできることになった。
・ 本発明の二次元コードは、開缶するまで二次元コードがあることすら購入者には解らず、購入者が口を接触する缶蓋に従来には無かった異物が表示されている、と気づくことへの違和感を持たせない、で済む効果がある。
・ 違和感は販売促進策上、顧客の反応として重要な反応である。
・ 無理にリベットの周りに回転させて読み取ろうとすると、本来のプルタブとして開缶させる機能が損なわれ、回転を元に戻しても開缶できない。
・ 印刻場1とプルタブ4を同一素材にすることで素材の利用の歩留まりがよくなり、資源が有効利用できるようになり、リサイクル性能が向上し製作コストの低減もできるようになった。
更に、もうひとつの物の発明の効果は、
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4とシール7で構成され、プルタブ4を引き上げて開缶した時に、最初に見えるシール7に明示された情報を利用する販売促進企画にまず参画させ、シール7を剥離した後に露出する二次元コードを使用した販売促進企画に参画させるように、時間差を持った2種の企画を並行して行うことができる。この仕組みにより、より複雑で販促効果の高い企画をローコストで実施できるようになった。
方法の発明としての本発明は、
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4とシール7で構成され、
二次元コード2にエンコードされる二次元コードの識別番号は1からNまでの連続した抜け番号のない自然数であって、前記識別番号で構成された単位LOTを、該単位LOTの1本目が開封され、サーバにアクセスした時刻から始まって、同一LOTの残缶のアンケートなどのアクセスや回答期限の制限などの自動設定ができる効果がある。又、このような数列の識別番号を使うことで、LOT単位で、1本目の回答開始時刻から始まる回答終了時刻の制限を残りの飲用者に告知し、回答制限を運用できるようになった。
製造方法の発明としての本発明は、
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4と
第1成形型部と第2成形型部又は、
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4とシール7と
第1成形型部と第2成形型部で構成され、
・ この発明によるプルタブに拠れば、飲料缶を構成する、缶胴、缶蓋、プルタブの3種類の構成品の製造と組み立て工程の組み換えや変更、新規設備の開発や更新や変更などを最小限に抑える効果がある。
・ 本発明の場合、飲料メーカは既設の工場設備に、更新、変更、工程の組み換えは不要である。
・ 本発明の場合、製缶メーカは既設の工場設備において、缶胴ラインに更新、変更、工程の組み換えは不要である。
・ 本発明の場合、製缶メーカは既設の工場設備において、プルタブを除く缶蓋本体ラインに更新、変更、工程の組み換えは不要である。
・ 本発明の場合、製缶メーカは既設の工場設備において、プルタブを缶蓋本体と合体させる工程に設備の更新、変更、工程の組み換えが生じるが、これは必要最小限の変更として抑えられる効果がある。
・ 本発明の場合、製缶機メーカはプルタブを作る機械だけの開発に専念すればよい、と言う効果がある。
7)印刻場1とプルタブ4の素材を同じにすることで、ラベルなどで二次元コードを表示する場合に較べて、製缶メーカは工場内での廃材の分別が不要であり、市場でも分別が不要となる。本発明を使用することによって、資源の有効利用、リサイクル性能が向上する効果がある。
8)資材の仕入れが纏めてできることとなり、製造コストが安くなる効果がある。
9)印刻場1をプルタブ4と同一素材とすることで工程が簡素化される効果もある。
利用方法としての本発明は、
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4と携帯端末5とサーバ6と、
又は
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4とシール7と携帯端末5とサーバ6とで構成され、
1)缶飲料を飲んだ時刻とアンケートに回答した際の時刻との差をより小さくすることが可能であり、飲んだ時点での商品の評価情報が得られる効果がある。
2)更に、LOT単位ではあるが、LOTの最初の1本を開缶し二次元コードを読み取って送信すれば、LOTの残りのアクセスを一定時間経過後はできなくする機能を備えることができる効果がある。
開缶後に、印刻場1がプルタブ4の裏であって、缶蓋上面に対向した位置に設置されたていることを示す斜視図である。 プルタブ4の平面図である。 プルタブ4を引き上げて、開口部に位置まで折り返した図であって、元のプルタブ4の位置も表示してある。 完成品のプルタブの平面図である。図4−Aは完成品のプルタブの表面の平面図である。図4−Bは完成品のプルタブの裏面の平面図である。 第1成形型部と第2成形型部とを上下に隣接させた事を示した図である。図5−Aは第1成形型部と第2成形型部とを上下に隣接させた事を示した図であって、印刻場境界線12はリベットの取り付け作業に支障ない位置に印刻場1があることも示す。図5−Bは第1成形型部と第2成形型部とを左右に隣接させた事を示した図であって、印刻場境界線12はリベットの取り付け作業に支障ない位置に印刻場1があることも示す。 印刻場1を加締めてプルタブに取り付ける場合のプルタブの図である。図6−Aは印刻場1を加締めてプルタブに取り付ける場合のプルタブの表面、図6−Bは印刻場1を加締めてプルタブに取り付ける場合のプルタブの裏面、図6−Cは印刻場1を加締めてプルタブに取り付けた場合のプルタブのB−B断面図、図6−Dは加締める前の印刻場1小片である。 印刻場1を電気スポット溶着でプルタブに取り付ける場合の図である。図7−Aは印刻場1を電気スポット溶着でプルタブに取り付ける場合の表面、図7−Bは印刻場1を電気スポット溶着でプルタブに取り付ける場合の裏面、図7−Cは印刻場1を電気スポット溶着でプルタブに取り付けた場合のB−B断面図、図7−Dは電気スポット溶着前の印刻場1小片である。 長尺コイルにプルタブが連続して完成している概念図。 第一次 二次元コード印字テスト報告書 第二次 二次元コード印字テスト報告書 第三次 二次元コード印字テスト報告書 本発明における隠蔽構造として缶飲料のプルトップ形状を用いた場合の平面図及び斜視図である。
以下、図面を参照し、この発明の第1の実施形態について説明する。
開缶に関する一連の動作を記述する。
購入者は、購入後、プルタブを引上げて開缶をなす。
プルタブ4は、プルタブ4下に指を入れて引起す動作を開始すれば、引き上げ角度が約15度程度でスコアー線に沿って缶蓋の裂断が始まり、同時に「プシュー」又は「カパーッ」などの音響を発する。
15度前後以上を越すと、内容物が溢出する。
この状態では、携帯端末で二次元コードを読み取ることは出来ない。
さらにプルタブを引き上げ、開缶をなして、充填物の飲用をなし、飲用後に二次元コードの全体像を露出させる。
二次元コードの全体像が露出成された後に、二次元コードを携帯端末5で読み取る。
携帯端末5は二次元コードにエンコードされた情報を読み取り、デコードして、飲料メーカのサーバ6に送り、交信を開始させることができる。
本発明の「開缶が先、二次元コードの読み取り開始可能は後という機能」は自然の法則に適い、購入者の行動はこれに準じて行われる。
これゆえに、確実に飲用後の購入者の評価をアンケート収集できる。
不正防止機構について記述する
例えば、缶飲料の内容物が、ビールや発泡酒や炭酸ガスを封入されたものの場合を考える。
二次元コードを遮蔽しているプルタブを引起し、二次元コードを露出させる動作は購入者及び非購入者(不正を働く人とする)いずれにとっても同じである。
本発明は非購入者に対して、プルタブの下にある二次元コードを読み取るためには、遮蔽物としてのプルタブを引起し、物品の形状に非可逆的変化を起しながら内容物の溢出と「プシュー」又は「カパーッ」などの音響を伴う自然の法則に適った現象を不正防止の抑止力としている。
二次元コードを表示する媒体について記述する。
飲料缶は、構成部品が缶胴、缶蓋、プルタブの3つである。
3つの構成部品のどれに二次元コードを表示しても、表示してあると言う点では同じであるが、不正防止や二次元コードの隠蔽と露出機能と不正防止機能を作るコストとその効果を考慮すると、どこに表示するかと言うことは重要な意味を持っている。
缶胴に印刻表示しても二次元コードを隠蔽できない。
缶蓋に表示するには、下記で詳細に述べているような、多くのトレードオフ(あちらを立てれば、こちらが立たず、こちらを立てれば身が立たずの様な関係)の関係が生じ場所として適切でない場合がある。
構成部品としての缶胴、缶蓋、プルタブの3者を作る場合は、順に、製造設備は小さくなり、製作工程は簡素化され、設備の調達コストも、ランニングコストも、要員数も低下する。
上記の課題を検討した結果がプルタブに表示させる理由である。
プルタブの製造方法について記述する。
飲料用のスチール製缶のプルタブの製造方法もアルミ缶に順じている。
缶蓋の製造工程とプルタブの製造工程と缶蓋にプルタブを取り付ける工程はhttp://www.showacan.co.jp/alumi_can/index.htmlに掲載される、本発明の図8が知られている。
図示されているように、0.3mm程度の長尺のアルミコイルをプレス加工し、長尺の形状のまま、リッベトで、スコア加工などが完了後の缶蓋に取り付けて、缶蓋完成となる。
完成したプルタブを単品に分離し、エンコードされている識別番号順に積層し、缶蓋に合体させる工程に挿入しても良い。
二次元コードの印刻とプルタブの形成について記述する。
図5−Aを製作する工程を主に記述し、図5−Bは折り曲げる方向が異なるだけであるので省略する。
最初に、図8のタブ成形レターリングに用いられているものと同様な長尺のアルミコイルをアンコイラーにセットする。
アンコイラーから作業台に繰り出しながら、プルタブの完成形状に見合った第1成形型部と第2成形型部とを同一のアルミコイルに隣接させて、後刻効率よくプレス加工できるように、プルタブの占める行と列の関係位置を計算しながら、後工程のプレス加工機のプレス加工場所の位置情報として割り付け、レーザマーカに位置情報として入力する。
一連の作業は、実際は流れ作業として行われ、前工程が終わるのと後工程が終わるのとは連動し同期する。レーザマーカが印刻し読み取り検査を行っている間は、作業は静止している。
位置情報に基づいた印刻場1に見合った場所を、印刻する二次元コードの読み取り性能が向上するように、黒色またはそれに準じた濃い色に塗装する。
この黒色は取り付けられたプルタブの上からは見ることはできない。なぜなら、後刻、第一成形型部の下に第二成形型部は折り込まれるからである。
この作業工程の有利な点は、アルミコイルを1面だけで作業が出来て、面を反転させる必要が無いことである。
二次元コードにエンコードされる識別番号は、単純な識別番号の論理で構成されても、1からNまでの連続した抜け番号のない自然数を基にした、LOT番号管理に適した数列であってもよい。
サーバ6はレーザマーカ3に、サーバ6で生成した二次元コードの識別番号と、携帯端末5がアクセスするURLとを合わせて情報として送り込む。
レーザマーカ3は、受信した情報を順次二次元コード化して、アルミコイル上の印刻場1の位置に印刻する。
次の工程で、印刻した二次元コードを、まず全数、二次元コード読み取り機で、読み取り可能か否かの検査を行う。
以上が、二次元コードの印刻工程の概略である。
プルタブの製作工程を記述する。
印刻場1が塗装され、印刻場1に二次元コード2が印刻されたアルミコイルがプルタブ4の製作工程に送り込まれてくる。
そこで、図5−Aに示されたプルタブのように加工前の図形の外郭線を基準に、アルミコイルに一端を接続した状態にして、プレス抜き型加工を行う。
この時、二次元コードは黒色塗装され、二次元コードも印刻済である。
次に、第1成形型部にプルタブ4本体を、押圧して形成する。
次に、プレス加工を加え、第1成形型部にプルタブの形状を完成させる。
次に、第一成形型部の下部に第二成形型部(印刻場1)を折り曲げる加工の前に、プルタブ完成後は第二成形型部(印刻場1)側の指又は爪をひっかける場所になる部分の加工として、この位置に充当する第二成形型部の部分を深く窪ませて、巻き込んで成形し、しかる後に印刻場1の部分をプルタブ裏に密接させて被せこむ、その後、第2成形型部(印刻場1)左右両端を、第1成形型部を包むように加締める。
こうすることで、従来のプルタブにあったプルタブ先端の指引掛部を同じ位置に同じ機能を提供する形状に形成する事ができる。この加工は、缶蓋の一部をリベット代わりに加工する現在のアルミ缶加工技術にとっては、容易である。
そうすると、図8に準じた長尺のアルミコイル上に印刻場1をプルタブ4の裏に形成したプルタブの連続したアルミコイルが完成する。
これで、第1成形型部と第2成形型部は一体不可分に形成された。つまり、プルタブ4と印刻場1(印刻場1には二次元コード2は印刻済)は一体不可分になった。
これで、図8と同様な意図の取り付け前のプルタブ4が長尺アルミコイルに並んだことになる。
次に、缶蓋にプルタブを合体させる。
図8のように、プルタブの連続体のまま、缶蓋の合体工程に移動させ、リベットにて合体させる。
長尺のコイルからプルタブを単体に切り離してから、取り付けるように工程を変更しても良い。
このように工程を編成することによって、本発明が飲料缶を構成する、缶胴、缶蓋、プルタブの各製造と組み立て工程の組み換えや変更、新規設備の開発や更新や変更などを最小限に抑える効果があることがわかる。もって、発明の課題が実現していることがわかる。
他のプルタブの形成方法について記述する。
図5−Bは、図5−Aに順じ、横方向から印刻場1をプルタブ4の裏に設置する方法である。プルタブの完成品を製作する工程は概同じである。省略する。
図6−Dは、従来のプルタブ製作機材と工程でプルタブを製作し、新しく別途製作した単体の二次元コードが印刻された印刻場1をプルタブ4に合体させて作る場合の記述である。
これは、単板又は長尺コイルに二次元コードを印刻し、小片に加工し、従来のプルタブ加工工程を経たプルタブ単品に小片を取り付けるという従来の製造方法と製作工程を組み合わせただけであるので技術的にも導入し易い方法である。但し、大量高速という生産の効率性に問題がある。以下省略する。
図7−Dの製造方法は図でわかる如く、印刻場1に使用するアルミ資材の量が更に少なく、省資源であることを示す。
これら、いずれの製作方法を選んでも、プルタブ4と印刻場1は一体不可分であることが保証される。
図6−D、図7−Dで使用する印刻場1の製造方法を記述する。
最初に、単板又は長尺のアルミ板を作業台にセットする。
印刻場1の形状に基づいて、印刻場1の割付位置を割りだす。
印刻する二次元コードの読み取り性能が向上するように、アルミ材を作業台に繰り出しながら、印刻場1の完成形状に見合った割り付けられた位置を黒色またはそれに準じた濃い色に塗装する。
塗装が終了した場所(印刻場1)の完成形状に見合って割り付けられた位置に二次元コードをレーザマーカで印刻する。
次の工程で、印刻した二次元コードを、まず全数、二次元コード読み取り機で読み取り検査を行う。
印刻されたアルミ材を、プレス抜き型加工と裁断加工をして、図6−D又は図7−Dの印刻場1の小片とする。
次に、図6−D又は図7−Dの印刻場1の小片を識別番号順に並べ、プルタブとの合体工程に送る。
合体する方法はプルタブ本体を包み込むように印刻場1の小片を加締めてなす。
図6−Cは合体後のプルタブの断面図である。
この場合の長所はプルタブ本体と印刻場1の小片とを別々に作れることにより、既存のプルタブを作る工程の変更を更に少なくすることができる。
又、印刻場1の小片を作る機器を作ることは更に容易となる。
図7−Cは合体後のプルタブの断面図である。
この場合の長所も図6−D同様に、プルタブ本体と印刻場1の小片とを別々に作れることにより、既存のプルタブを作る工程の変更を更に少なくすることができることである。
合体する方法はプルタブ本体と印刻場1を複数点で電気スポット溶着によって行う。
この場合の長所は印刻場1の小片を更に最小にする事ができ省資源とする事ができる。
プルタブに一体不可分に形成された印刻場1を利用すると、購入者以外は二次元コードが読み取れず、購入者でも、開缶しなければ二次元コードを読み取れず、購入者が確実に開缶し飲用した直後の購入者の評価を収集できる。
未購入者が働く不正行為を確実に防止出来る。
購入時点には二次元コードは100%見えないので違和感がない。
プルタブ4をリベットの周りに回転させて二次元コードを読み取ろうとして、元に回転させて戻してもプルタブが変形して開缶できない。
同一素材にすることで資源の有効利用とリサイクル性が向上しコストも低減する。
この効果は、二次元コードをプルタブの裏に一体成形するから出来ることで、他の方法では生じない。
レーザマーカと二次元コードと携帯端末の関係について記述する。
レーザマーカで二次元コードを描く、携帯端末で読み取ると言うことは如何なることか。
二次元コードを多数の点の数の集合体と見做し、レーザ光によって、印刻する対象物に二次元コードの原理に従って、多数の点の変性を起させ、携帯端末の画像処理機能で二次元コードとして認識させ、二次元コードにエンコードされている情報を、携帯端末はデコードし、携帯端末に求められた情報処理を行う関係を言う。
レーザマーカレーザマーカの特徴から、多数の二次元コードを印刻する場合に、高速で印字させるためには、いくつかの課題がある。
レーザマーカと二次元コードと携帯端末の間に起きる読み取り性能の関係は、トレードオフ(あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てれば身が立たず)の関係になっている。
・ 多数の二次元コードを高速で印刻するには、レーザマーカの仕事量を減らさねばならない。
・ 仕事量を減らすとは、多数の点の変性を起させないことである。
・ 仕事量を減少させるには、小さな二次元コードが望ましい。
・ 二次元コードの四周辺を、明確に二次元コードと隔離する白地の分離帯、を設けると
読み取り率は向上するが、印刻速度が極端に遅くなる。(以後、分離帯がある場合を陽モード、分離帯が無い場合を陰モードと呼ぶ)
5)これは、分離帯をレーザマーカで描くという仕事量が増えるからである。
6)しかし、この場合も携帯端末の読み取り性能に依存するので、小さな二次元コードは、読み取ることが出来ない場合が多くなる。
・ 携帯端末5には、陰モードの二次元コードは読み取り率が悪い。
二次元コードの特徴について記述する。
1)二次元コードは次のような特徴がある。
2)多数の情報をエンコードすれば、同一サイズならば表示される密度(レーザマーカで点の集合つまり密度として表現される)が高くなり、携帯端末での読み取りエラーが起き易くなる。
3)エラーをカバーする機能として、エラー補正率を加味した二次元コードの作成方法がある。
4)エラー補正率を上げると、エンコードされる情報の冗長度があがり、情報量が増加する。
5)情報量が増加すると同一サイズの二次元コードは印字密度が上がり携帯端末の読み取り率が低下する。
6)エラー補正率を上げ、情報量を増やさないためには、元々エンコードする情報量を少なくする必要がある。しかし、それは、二次元コードを開発した目的(沢山の情報量を1つの二次元コードに盛り込むことが出来る)と相反する。
7)利用済の識別番号から、未利用の識別番号を推測されてはいけないので、二次元コードにエンコードされる識別番号を暗号化する必要がある。但し、暗号化することによってエンコードされる情報量は更に増加し、レーザマーカの印字速度は遅くなる。
二次元コードの表示される場所について記述する。
・ 印字される場所によって、読み取りエラーが起き易くなる。
・ それは、表示される二次元コードに画像の歪みが生じるからである。
・ 歪みが生じる原因は、表示場所の物理的変形がある場所に印刻した二次元コードは変形している。
・ 更に、携帯端末が画像として二次元コードを撮影するので、光の当る加減で映像が歪んで見えたり、ハレーションを起こす結果、読み取り率が低下する現象が起きる。
・ 平坦な場所に印刻することが望ましい所以である。
・ 二次元コードは隣接する明暗さを認識して情報の読み取りをおこなっているので、印刻されている印刻場1の材質によっても読み取り率が減少するか、若しくは読み取れなくなる。
・ 二次元コードの表示サイズが大きすぎても、小さすぎても、携帯端末の読み取り性能が対応しきれない。
・ 撮影モードで「遠近」の切り替えが出来ないと、二次元コードの表示サイズが大きすぎても、小さすぎても、画像として適切な読み取り画像サイズに収まらず、携帯端末が二次元コードとして解析できない。
次に、特開2006−58767の図4に見られる2層の基材が剥離可能に積層された二次元コードが印刷されているラベルの製造価格を調べた。
Aパターン 乱数印字のみ2層シール
一千万枚 0.40円/枚
一億枚以上 0.30円/枚
Dパターン 可変QR+乱数印字2層シール
一千万枚 0.45円/枚
一億枚以上 0.35円/枚
仕様
サイズ 20mm×15mm
用紙 上 白PET50μ
下 ユポ80μ強粘着再剥離タイプ
印刷 上 1色/1色
下 1色+印字
仕上 ロール(1巻20000枚巻)
※ 印字データは支給いただくことが条件です。
B・Cパターン 単層シール
一千万枚 0.18円/枚
一億枚以上 0.16円/枚である。
次に、本発明による実施例9〜11を勘案したレーザマーカによる印刻能力を調べた。
調査目的は、使用目的に見合うデータ量をエンコードした二次元コードを如何に高速で印字するか。印刻した二次元コードは読み取れるか。その結果を参照して、二次元コード1個当りの表示に必要な費用を推測することにある。
調査の設定条件は、次のように設定した。
第1回はデータ量は、130桁と170桁。使用機器は、YVO4レーザマーカ。印刻サイズは、9x9mm、12x12mm、14x14mmの3種とした。
二次元コード一個あたりの印字速度と携帯端末で読み取れるかを計測した。
結果は図21の通りであった。
第2回はデータ量は、100桁と130桁。使用機器は、CO2レーザとYVO4レーザ。
印刻サイズは、8x8mm、9x9mm、10x10mm、11x11mm、12x12mmの5種とした。二次元コード一個あたりの印字速度と携帯端末で読み取れるかを計測した。結果は図22の通りであった。
第3回は
データ量は、80桁。使用機器は、YVO4レーザ。印刻サイズは、6x6mm、7x7mm、8x8mm、9x9mm、10x10mmの5種とした。二次元コード1個あたりの印字速度と携帯端末で読み取れるかを計測した。結果は図23の通りであった。
これら3次の実験の結果、9x9mmサイズで、0.63秒/個を製造計画の判断基準にすればいいことが判明した。
このレーザマーカの365日24時間稼動時の印字能力は
365x24x60x60/0.63=50,057,142個/年である。
レーザマーカ1台の価格は700万円である。
7000000/50057142=0.14円/個が、レーザマーカが印刻する二次元コード1個あたりのレーザマーカのコストである。
レーザマーカによる二次元コードの印刻コストは0.14円/個を価格構成の重要な要素としている。
紙ラベルの製作コストはDパターン。可変QR+乱数印字2層シール。
一億枚以上で0.35円/枚である。
この実験結果、飲料缶に二次元コードを表示するコストとしてはレーザマーカによる製作は従来の紙などによる製作よりはコストが安いと判断される。
二次元コードは9x9mmで必要十分なサイズである。
9x9mmの二次元コードを印刻した場合印字速度が速く、生産性が一番高い。
9x9mmで印刻するのが、印刻場1に印字するコストが一番安い。
プルタブ4の幅(短い方の辺)は12mm前後であり、9x9mmなら、本発明の印刻場1を十分収納する場所が確保できる。
9x9mmなら平滑な、歪のない平面スペースが印刻場1に確保でき、4種類の印刻場1の取り付け方法も支障なく実施できる。
二次元コードに添付したシール7を使って二重抽選機能を作ることを記述する。
プルタブ4を引き上げ、開缶した時に、二次元コードをシール7が覆っている。
シール7の二次元コード側ではない側には、抽選券としての機能であったり、引換券の機能であったりする情報が記載されている。
そこに記載の情報は、シール7が覆っている二次元コード2のアクセスのキーワードであったりする。
又は、単なる注意書きだったりもできる。
二次元コードが持っている、サーバ6の情報と組み合わせると新しい価値を生むような、情報同士の組み合わせとして使うことが望ましい。
シール7の二次元コード側にも、表と異なる情報を記載することが出来る。
3種の情報を組み合わせると、時間差や組み合わせは、多数の企画となる。
開缶しないと読み取れない二次元コードの機能を合わせて使うと、開缶後何時間後までにアンケートに回答すれば、他の応募者よりもより多くの特典がもたれることで、アンケートへの応募を促進することができる。
但し、これらの実施例は、似たものであれば、シール7がなくても類似なものを実現することはできる。
印刻場1と二次元コード2とレーザマーカ3とプルタブ4とシール7で構成され、二次元コード2にエンコードされる二次元コードの識別番号が1からNまでの連続した抜け番号のない自然数について記述する。
今、6本組みのビールを例にする。
6本のビールの二次元コードの識別番号が1から6の様に連続したものだとする。
販売されたN本のビールは6の整数倍である。サーバはLOTを把握しやすい。
サーバはN本のビールのLOT単位の各LOTの番号の管理が容易であって、サーバへの負荷が少なくなる。
同じ、容量のサーバならより多くのビールのLOT単位の管理が出来る。
同一LOTの6本の内のどれか一本を最初に飲んだとする。
二次元コードを読み取ってサーバ6にアクセスする。
サーバ6には、6本の識別番号は1つのLOTとして管理されている。
その1LOTの1本が飲まれ、アクセスされたその時刻を持って該LOTのアクセス開始時間とする。
サーバは残りの5本のビールからのアクセスを許可する時間を第一のアクセスビールの情報を送信した携帯端末に返信する。
こうすることで、LOT単位のアンケートなどの回答の促進を図ることが出来る。
例えば、LOTの最初の1本を飲んだら、残りの5本は24時間以内に飲んで応募しないと応募できない、ようにすることが容易にできる。
そうして、LOT単位の早期消費を促すことに貢献する仕組みとなる。
また、6本単位のLOTの場合、最初の1本目のアクセス時刻から6本目の最終のアクセス時刻までの回答に要した6本の累計時間でアンケート回答への協力度コンテストを行うことができる。こうすることで、集団で飲食する場合に、共通の話題と共通の体験を共同で行うことが出来るので、場は盛り上がり、飲食が進み、販促効果が増進する。過去に実現したことの無かったアンケート集計が可能となった。
このような数列の識別番号を使うことで、LOT単位での回答開始時刻から回答終了時刻の制限運用を飲用者に告知し、集団に対する新しいアンケートシステムを運用できる効果があった。
この結果、購入者とメーカの間に従来ないアンケートシステムへの関心が高まる効果があった。
更に、請求項5の発明によると、請求項4の発明に加えて物品8は隠蔽構造1Aにより二次元コードを露出させる操作によりその開封がなされる構造であるとした。例えば、二次元コード1の添付されている物品8が商品として販売されている缶飲料であり、前記隠蔽構造1Aが図2にあるようなプルトップ構造であったとする。すると、「缶飲料(物品8)を開封せずに二次元コード1を読取ってアンケートに回答する」という行為を行うことは不可能である。従って、前記請求項4の発明を用いた場合に比して、缶飲料を飲んだ時刻とアンケートに回答した際の時刻との差をより小さくすることが可能であり、飲んだ時点での商品の評価情報が得られる。従って、商品開発に対して極めて有用な情報を得ることが可能である。
隠蔽構造1Aの具体例について説明する。例えば、図3は飲料用缶のプルトップ部分を用いて隠蔽構造1Aを実現した例である。この場合、二次元コード1の添付された物品8に相当するのがこの飲料用缶である。
プルトップ部800の上部にあるプルタブ801を引き上げることによりリベット803を支点として開口部802を押開ける。この操作が容器の開封である。更に、それと同時に二次元コード1の全体が外部に露出するとともに二次元コード1の上部に覆いかぶさっていた透明なフィルムである801Aがプルタブ801とともに二次元コード1から剥離する。これにより、二次元コード1は外気に触れることとなり、その顔料若しくは印刷媒体若しくはその両方が酸化し変色をし始める。そして一定以上の変色が進行すると二次元コード1は読取不能となる。
飲料缶の販売促進企画の実施にあたって、消費者は商品を購入し、開口操作の度に、わくわくする期待感が起きるので、販売促進効果が増進する。
1・・・・・・印刻場
2・・・・・・二次元コード
3・・・・・・レーザマーカ
4・・・・・・プルタブ
4A・・・・・開缶前のプルタブの位置
5・・・・・・携帯端末
6・・・・・・サーバ
7・・・・・・開口部
8・・・・・・リベット
9・・・・・・缶蓋
10・・・・・缶胴
11・・・・・折り曲げ線
12・・・・・印刻場境界線
13・・・・・第1成形型部(プルタブ側)
14・・・・・第2成形型部(印刻場側)
800・・・・プルトップ部
801・・・・プルタブ
801A・・・フィルム
802・・・・開口部
803・・・・リベット

Claims (5)

  1. 飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
    該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
    二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
    前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ。
  2. 飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
    該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
    二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
    前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ4であって
    前記二次元コード2をシール7で隠蔽と開示が自在にできるようにしたことを特徴とするプルタブ。
  3. 飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
    該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
    二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
    前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ4にあって
    二次元コード2にエンコードされる二次元コードの識別番号が、1からNまでの抜け番号のない連続した自然数であって、前記識別番号で飲料缶のLOTを管理することを特徴とするプルタブ。
  4. 飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
    該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
    二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
    前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ4の製造方法であって、
    前記プルタブ4本体を上下から押圧する第1成形型部と、前記印刻場1を上下から押圧す
    る第2成形型部とを、前記プルタブ4本体の材料と同一の板材に隣接させ、
    第2成形型部に印刻場1を設け、
    二次元コード2を前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻をなし、
    第1成形型部にプルタブ4本体を押圧して形成し、
    第1成形型部下部に第2成形型部を折り曲げ、
    第1成形型部と第2成形型部とを相対的に隣接させて、
    前記プルタブ4本体及び前記印刻場1を上下から拘束させながら押圧成形し、
    第1成形型部と第2成形型部を一体不可分に形成する事を特徴とするプルタブの製造方法。
  5. 飲料用缶の缶蓋本体の上面にリベットで取り付けられるプルタブ4であって、
    該プルタブ4の裏面であって、缶蓋本体の上面と対向した位置に印刻場1を設け、
    二次元コード2は前記印刻場1に、レーザマーカ3でもって印刻され、
    前記印刻場1は前記プルタブ4と一体不可分に形成されていることを特徴とするプルタブ4と、
    前記二次元コード2を読取る手段を備えたコンピュータ端末であってサーバ6と相互通信を行いアンケート設問の受信と回答の入力と回答の送信とを行う端末プログラムを備えた携帯端末5と、
    該携帯端末5とネットワークを介して接続されているコンピュータであってアンケート設
    問を生成し前記携帯端末5に送信するとともにアンケート回答を受信するサーバプログラ
    ムを備えたサーバ6と、
    からなるアンケートシステムであって、
    前記サーバ6は前記サーバプログラムにより、
    前記携帯端末5からアンケート回答を受信した時刻を取得する手段と、
    前記時刻と前記アンケート回答とを関連付けてデータベースに記録する手段と、
    を有することを特徴とするアンケートシステム。
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