JP2011004803A - しゃもじ - Google Patents

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Fumio Yoshimura
二三夫 吉村
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Abstract

【課題】食材のかき混ぜ性能を向上しつつ耐久性を向上できるとともに、衛生的に管理し易く、かつ、安価なしゃもじを提供する。
【解決手段】しゃもじ1は、柄2と、金属製の掬い部4と、金属製の縁材6を具備する。掬い部4は、柄2に支持されていて、柄2の幅よりも広い幅を有している。縁材6は、掬い部4の先端側部位4aの縁形状に対応した形状で、かつ、丸まった外面を有して形成されているとともに、外面に開放された溝を有している。この溝を先端側部位4aの縁部4cに嵌合させて掬い部4に縁材6が溶接止されていて、この縁材6は掬い部4の幅方向に対向する両側部位6cを有していることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、学校給食用の調理場等で調理用の釜や鍋内の食材をかき混ぜるのに使用されるしゃもじに関する。
柄部と頭部からなるステンレス製のしゃもじにおいて、その頭部の先端部は金属製の釜や鍋との接触により摩耗するので、この摩耗の進行に伴うバリの発生及びバリの欠落による食材への混入を防止するために、頭部の先端部に回転体を取付けた技術が、従来知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来技術では、頭部の先端に1又は2個の凹みが形成され、この凹みの両端を仕切った軸受けにわたって軸が支持されている。この軸にゴム材やステンレス鋼製の回転体が回転可能に取付けられている。こうして頭部の先端に支持された回転体は頭部の幅方向に延びるように設けられている。
実用新案登録第3126505号公報
前記従来技術に係るしゃもじは、その使用の際に頭部先端の回転体が釜等の内面を転がりながら食材をかき混ぜるので、頭部の先端の摩耗が起こらない点で好ましい。
しかし、このしゃもじは、回転体の軸方向両端に頭部の先端部をなす軸受けが位置されているので、これら軸受が、しゃもじのかき混ぜ操作に伴って釜等に擦り付けられるように接して、摩耗することは否定できない。頭部はさほど厚くないので、釜等との接触による軸受けの磨耗の進行は比較的早い。これとともに、既述のように頭部が厚くないことに伴い、軸受けを堅牢に形成することは困難である。加えて、回転体の直径は、頭部の厚みより大径であるので、かき混ぜ性能は向上するが、その反面で軸受けにかき混ぜの際の負荷が集中し易い。こうした事情により、従来技術に係るしゃもじは、軸受けが損傷する恐れが高く、耐久性がよくない、という課題がある。
更に、前記しゃもじは、回転体を必要とするので、その製造上での組立てに手間がかかり、コスト高である、という課題もある。
加えて、回転体と軸受けとの間の隙間、回転体と軸との間の隙間、及び回転体の一部が収まる頭部の凹みと回転体との間の隙間等に食材が付着し易いので、しゃもじを衛生的に管理するには手間が掛かり易い、という課題もある。
前記課題を解決するために、本発明のしゃもじは、柄と、この柄の幅よりも広い幅を有して前記柄に支持された金属製の掬い部と、この掬い部の先端側部位の縁形状に対応した形状で、かつ、丸まった外面を有して形成されているとともに、この外面に開放された溝を有していて、この溝を前記先端側部位の縁部に嵌合させて前記掬い部に溶接止めされているとともに前記掬い部の幅方向に対向する両側部位を有した金属製の縁材と、を具備したことを特徴としている。
この発明で、掬い部及び縁材をなす金属は、溶接が可能であれば異種金属でも、同種金属でも差し支えず、異種金属の場合には、縁材を耐摩耗が高い金属製とし、掬い部には縁材より耐摩耗性が低い金属とすることができ、又、溶接が容易な同種金属の場合、強度、摩耗、及び防錆等の観点からステンレス製とすることが好ましいが、これには制約されない。この発明で、柄は、掬い部と異種又は同種の金属、或いは合成樹脂や木等で形成することができる。この発明で、掬い部の先端側部位の縁形状の内で先端縁形状は、直線状であっても丸まっていてもよく、同様に、この先端縁に連続する前記先端側部位の側縁形状も、直線状であっても丸まっていてもよい。この発明で、縁材が丸まった外面を有するとは、縁材が延びる方向に直交する方向に沿う縁材断面の形状が円形又は楕円形であることを指している。又、この発明で、溝の深さは、縁材の磨耗進行に伴い、その摩耗した面に掬い部の先端縁が露出する時期を遅くするために、縁材の外面から縁材の中心(縁材の断面形状が円形である場合は中心、縁材の断面形状が楕円形である場合には、楕円の長軸と短軸の交点を指している。)に達する深より短くすることが好ましい。
本発明によれば、食材のかき混ぜ性能を向上しつつ耐久性を向上できるとともに、衛生的に管理し易く、かつ、安価なしゃもじを提供できる、という効果がある。
(A)は本発明の一実施の形態に係るしゃもじをその柄の一部を省略して示した斜視図である。(B)は図1(A)のしゃもじの掬い部まわり示す正面図である。 図1(B)中矢印F2−F2線に沿う断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るしゃもじの掬い部まわり示す正面図である。
以下、図1及び図2を参照して本発明の一実施の形態について、詳細に説明する。
図1(A)中符号1は一実施形態に係るしゃもじを示している。このしゃもじ1は、学校給食用の調理場等で調理用の釜や鍋内の食材をかき混ぜるのに使用されるものであって、柄2と、掬い部4と、縁材6を備えている。
柄2は、真っ直ぐな棒状部2aと、この棒状部2aの上端に固定された手掛け棒部2bを有している。手掛け棒部2bは横方向に延びており、その長手方向中央部に棒状部2aの上端が連結されている。これら棒状部2a及び手掛け棒部2bは、金属製例えばステンレス製であり、互いに溶接により連結されている。
掬い部4は、金属製例えば柄2と同じくステンレス製であり、図1(A)(B)に示すように正面視略卵形で、かつ、その周縁から中央部に行くに従い図2に示すように裏側に向け次第に窪んだ形状、言い換えれば、スプーンの頭部と同様な形状及び構造をなしている。なお、掬い部4は平板で形成することもでき、この場合、表裏の区別がない点で使用上好ましい。
掬い部4の下部をなした先端側部位4aの縁形状は、本実施形態においては円弧状、具体的には略半円状をなしている。この掬い部4は柄2に支持されている。具体的には、掬い部4の上端部4bに柄2が有した棒状部2aが連続されている。つまり、棒状部2aの下端部が溶接により掬い部4の上端部4bに固定されている。
縁材6は、金属製例えば掬い部4と同じステンレス製であって、この掬い部4の先端側部位4aの縁形状に対応した形状、例えば円弧形状具体的には略半円状に曲げられている。図2に示すように縁材6は、掬い部4の厚み(板厚)の数倍以上に相当する直径を有した丸棒材からなるので、丸まった外面6aを有している。これとともに、縁材6は、それが単独の状態において、外面6aに開放する溝6bを有している。溝6bは、スリット状であり、縁材6の全長にわたって延びていて、その両端は縁材6の長手方向の端に開放されている。この溝6bの深さD(図2参照)は外面6aから縁材6の中心に達する深より短い。
縁材6は、その溝6bを掬い部4の先端側部位4aの縁部4c(図1(B)参照)に嵌合させて掬い部4に溶接止めされている。この場合、溝6bの開口縁が掬い部4の表裏両面に溶接止めされている。図2中符号7は溶接跡を示しており、この溶接跡7は溝6bの開口縁に沿って略円弧状に延びている。こうして先端側部位4aに溶接止めされた縁材6は、図1(B)に示すように掬い部4の幅方向に対向する両側部位6cを有している。
これとともに、溶接は、縁材6の長手方向両端、言い換えれば、両側部位6cの柄側の端についても施されており、それにより、溝6bの長手方向両端は夫々溶接により閉じられている。このような端への溶接は、掬い部4に対する縁材6の固定強度を一層高めるだけではなく、縁材6と掬い部4との嵌合箇所への食材の侵入をなくす上で有効である。
以上の構成のしゃもじ1は図示しない釜等の調理容器に入った食材をかき混ぜるのに使用され、その際に調理容器に接する部分は縁材6に対して薄い掬い部4の縁部4cではなく、この縁部4cに被着されている縁材6である。この縁材6は丸まった外面6aを有しているので、縁材6の外面6aに対して調理容器の内面が様々な角度から接触し、調理容器に対する縁材6の接触の仕方が一定にならない。
そのため、調理容器との接触によるしゃもじ1の下部の縁部の摩耗の進行を遅くできる。しかも、しゃもじ1の継続使用により、例えば、掬い部4の縁部4cが露出する程度にまで縁材6の摩耗が進んで、極端な場合図3中直線Cで示す線の下側部分が摩耗したとしても、その段階で残っている縁材6の厚み、つまり、前記直線Cを境に上半分の厚みが残っていて、その部分の厚みは掬い部4の厚みより大であるので、摩耗を原因とするバリの発生が起こり難い。したがって、耐久性が向上されるとともに、バリの発生及びその欠落による食材への混入を防止できる。なお、縁材6の摩耗により掬い部4の縁部4cが露出して、この縁部4cが視認されるようになった場合、それ以上使用すると、バリが発生する可能性が増えることを知らせる目安とすることができる。
掬い部4の先端側部位4aの縁部4cに被着された縁材6によって、食材のかき混ぜに伴って掬い部4の表面又は裏面上に位置された食材が、これらの面が広がる方向に沿って逃げ動こうとすることを抑制できる。この場合、縁材6は掬い部4の幅方向に対向する両側部位6cを有しているので、下方向だけではなく、掬い部4の幅方向への食材の逃げ動きを抑制できる。したがって、こうした食材に対するグリップ性能の向上に伴い、食材のかき混ぜ性能を向上できる。
そして、前記構成のしゃもじ1は、それを用いて食材をかき混ぜる際に、負荷が特定の箇所に集中し難いことに加えて、既述のように摩耗を遅らせるとともに食材のグリップ性能を高める縁材6は溶接止めされているので、このしゃもじ1は、構造が簡素であり、かつ、高い強度を確保できる。このことによっても、しゃもじ1の耐久性を向上できる。
更に、前記構成のしゃもじ1は、既述のように摩耗を遅らせる縁材6を備えているが、この縁材6の周りに、食材が付着する可能性のある隙間がないとともに、縁材6の周りの形状的に複雑となる箇所がない。そのため、しゃもじ1を衛生的に管理する上で、縁材6の周りを容易に掃除できる利点がある。
又、前記構成のしゃもじ1は、摩耗防止のために従来技術のように回転体を要しないので、その製造上組立てが容易であり、安価に製造できる。
図4を参照して本発明の他の実施の形態を説明する。他の実施形態は所謂熊手型のしゃもじに適用した例を示しており、以下説明する事項以外は前記一実施形態と同じであるので、前記一実施形態と同様箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
掬い部4は、平板状をなした先端側部位4aと、二本の棒材8と、枠体を兼ねた縁材6とで形成されている。輪2に掬い部4を支持させる棒材8は、その上端部を柄2の棒状部2aの下端部に溶接止めするとともに、下端部を先端側部位4aに溶接止めして設けられている。縁材6の両側部位6cは、棒材8と平行に上方に延びており、その上端部が棒状部2aに向けて折れ曲がっている。この縁材上端部6dは棒状部2aの下端部に溶接止めされている。したがって、掬い部4は、棒材8同士の間、及び棒材8と縁材6との間に、食材をかき混ぜる際の抵抗を減らすための空隙Gを夫々有している。
以上説明した以外の構成は図3に示されない構成を含めて前記一実施形態と同じである。そのため、図3の実施形態においても、前記一実施形態で既に説明した理由によって、食材のかき混ぜ性能を向上しつつ耐久性を向上できるとともに、衛生的に管理し易く、かつ、安価なしゃもじ1を提供できる。なお、他の実施形態で、縁材6は図3中のニ点鎖線から上側部位を省略するとともに、この省略部位に相当する棒材を設けて掬い部4を柄2に支持させることもでき、この場合、掬い部4の幅方向に対向する両側部位6cは、縁材6の前記二点鎖線に下側から接する部位からなり、このような形態でも実施可能である。
1…しゃもじ、2…柄、4…掬い部、4a…先端側部位、4c…縁部、6…縁材、6a…縁材の外面、6b…縁材の溝、6c…縁材の両側部位、7…溶接跡

Claims (2)

  1. 柄と、
    この柄の幅よりも広い幅を有して前記柄に支持された金属製の掬い部と、
    この掬い部の先端側部位の縁形状に対応した形状で、かつ、丸まった外面を有して形成されているとともに、この外面に開放された溝を有していて、この溝を前記先端側部位の縁部に嵌合させて前記掬い部に溶接止めされているとともに前記掬い部の幅方向に対向する両側部位を有した金属製の縁材と、
    を具備したことを特徴とするしゃもじ。
  2. 前記掬い部の先端側部位の縁形状及び前記縁材が円弧状をなしていて、前記溝の開口縁が前記掬い部の表裏両面に溶接止めされているとともに、前記両側部位の前記柄側の端において前記溝の端が溶接により閉じられていることを特徴とする請求項1に記載のしゃもじ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016116935A (ja) * 2016-02-26 2016-06-30 株式会社レーベン販売 縁に傾斜を有する杓子

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